JPH11194032A - 座標住所表示システムおよび当該システムを用いたナビゲーションマップ装置 - Google Patents
座標住所表示システムおよび当該システムを用いたナビゲーションマップ装置Info
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- JPH11194032A JPH11194032A JP36787297A JP36787297A JPH11194032A JP H11194032 A JPH11194032 A JP H11194032A JP 36787297 A JP36787297 A JP 36787297A JP 36787297 A JP36787297 A JP 36787297A JP H11194032 A JPH11194032 A JP H11194032A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 住所変換データベースを必要とせず、コンピ
ュータ可読形式で統一的に表現された各国の目的所在地
をナビゲーション表示する。 【解決手段】 緯度を北緯および南緯を先頭桁数の異な
る3桁の数字で表記し、分および秒をそれぞれ2桁、3
桁の数字によって表記する。経度を東経および西経を先
頭桁数の異なる3桁の数字で表記し、分および秒をそれ
ぞれ2桁、3桁の数字によって表記する。階数を地上階
数および地下階数を先頭桁数の異なる3桁の数字で表記
する。地球上のすべての地点を20桁の数字で表記し、
これをナビゲーションシステムに応用する。
ュータ可読形式で統一的に表現された各国の目的所在地
をナビゲーション表示する。 【解決手段】 緯度を北緯および南緯を先頭桁数の異な
る3桁の数字で表記し、分および秒をそれぞれ2桁、3
桁の数字によって表記する。経度を東経および西経を先
頭桁数の異なる3桁の数字で表記し、分および秒をそれ
ぞれ2桁、3桁の数字によって表記する。階数を地上階
数および地下階数を先頭桁数の異なる3桁の数字で表記
する。地球上のすべての地点を20桁の数字で表記し、
これをナビゲーションシステムに応用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緯度経度および階数を
用いて住所を表示するシステムに係り、とくに3次元の
座標住所データに基づくナビゲーションシステムに関す
る。
用いて住所を表示するシステムに係り、とくに3次元の
座標住所データに基づくナビゲーションシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーション装置は、GPSを利用し
た自己の現在地データ(緯度、経度データ)とマップデ
ータに基づき、目的地までの最適ルートを確認可能とす
る装置である。最も簡単には、モニタ画面に適当スケー
ルで表示したマップ上にGPSデータ(自位置データ)
を点滅表示し、住所データに基づいて目的地を指定し、
両者の離間距離や、最適ルートを指示する構成が採られ
る。
た自己の現在地データ(緯度、経度データ)とマップデ
ータに基づき、目的地までの最適ルートを確認可能とす
る装置である。最も簡単には、モニタ画面に適当スケー
ルで表示したマップ上にGPSデータ(自位置データ)
を点滅表示し、住所データに基づいて目的地を指定し、
両者の離間距離や、最適ルートを指示する構成が採られ
る。
【0003】このようなナビゲーション装置を利用する
と、例えば宅配便の車両のように目的地が複数ある場合
にも、目的地の住所データを予め複数指定し、メモリに
格納してあるマップ情報に基づいて当該住所ポイントを
一定範囲で特定し、最短となる道順を自動決定するとい
う運行管理システムが可能となる(特開平5−3135
83号公報)。
と、例えば宅配便の車両のように目的地が複数ある場合
にも、目的地の住所データを予め複数指定し、メモリに
格納してあるマップ情報に基づいて当該住所ポイントを
一定範囲で特定し、最短となる道順を自動決定するとい
う運行管理システムが可能となる(特開平5−3135
83号公報)。
【0004】ナビゲーション装置は、GPSデータと住
所データとを整合させる装置を備える。GPSデータは
緯度経度データであり、住所データは都道府県、市町
村、番地、号といった表記方式であるため、記述方式の
異なる二つのデータを一義的に関係づける処理回路が必
要となるからである。かかる装置として例えば特開平4
−168317号がある。これは、ナビゲーション装置
に予め両者の関係をテーブル形式で格納したメモリ(住
所データベース)を設けておき、いずれか一方のデータ
に基づいて他方のデータを呼び出せるようにしたもので
ある。ルート(道順)選択の場合は、例えばキーボード
等を介して入力した住所データを緯度経度データに変換
し、緯度経度に基づいて直線距離の演算処理を行う。ま
た自位置を確認(表示)するときにはGPSで測定され
ている自位置データを住所データに変換し、モニタ画面
に点灯表示する等の方式が採られる。
所データとを整合させる装置を備える。GPSデータは
緯度経度データであり、住所データは都道府県、市町
村、番地、号といった表記方式であるため、記述方式の
異なる二つのデータを一義的に関係づける処理回路が必
要となるからである。かかる装置として例えば特開平4
−168317号がある。これは、ナビゲーション装置
に予め両者の関係をテーブル形式で格納したメモリ(住
所データベース)を設けておき、いずれか一方のデータ
に基づいて他方のデータを呼び出せるようにしたもので
ある。ルート(道順)選択の場合は、例えばキーボード
等を介して入力した住所データを緯度経度データに変換
し、緯度経度に基づいて直線距離の演算処理を行う。ま
た自位置を確認(表示)するときにはGPSで測定され
ている自位置データを住所データに変換し、モニタ画面
に点灯表示する等の方式が採られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
システムは、緯度経度で記述されるGPSデータと、市
区町村、番地(および号)で特定される一般住所表記と
が混在使用される結果、両者を一義的に関係づける住所
変換データベースを必要とする。
システムは、緯度経度で記述されるGPSデータと、市
区町村、番地(および号)で特定される一般住所表記と
が混在使用される結果、両者を一義的に関係づける住所
変換データベースを必要とする。
【0006】ところが、全国のすべてのエリアにわたっ
て住所変換データベースを作成するのは現実的ではな
い。すべてのエリアにわたって住所変換のデータベース
を作成するのであれば、むしろ、記述方式を緯度経度デ
ータに統一したほうがナビゲーション装置の利用という
点では効率的である。
て住所変換データベースを作成するのは現実的ではな
い。すべてのエリアにわたって住所変換のデータベース
を作成するのであれば、むしろ、記述方式を緯度経度デ
ータに統一したほうがナビゲーション装置の利用という
点では効率的である。
【0007】また従来のナビゲーション装置では、例え
ば宅配貨物だけをとっても全世界的な規模での住所変換
データベースを必要とすることになる。伝統的な住所表
現は各国において異なるため、わが国独自の住所データ
ベース変換システムだけでは他国におけるナビゲーショ
ンシステムに対応できないからである。またインターネ
ットによる通信連絡の瞬時性、商品購入契約の即時性、
あるいは交通の発達による人的移動の広がりという今日
的状況に鑑みれば、都道府県、市町村、番地および号を
基本とするわが国独自の住所表現だけでは、商品流通の
効率化やコンピュータ装置を利用したナビゲーションシ
ステムにも一定の限界を生ずる。これは、概ね次の通り
である。
ば宅配貨物だけをとっても全世界的な規模での住所変換
データベースを必要とすることになる。伝統的な住所表
現は各国において異なるため、わが国独自の住所データ
ベース変換システムだけでは他国におけるナビゲーショ
ンシステムに対応できないからである。またインターネ
ットによる通信連絡の瞬時性、商品購入契約の即時性、
あるいは交通の発達による人的移動の広がりという今日
的状況に鑑みれば、都道府県、市町村、番地および号を
基本とするわが国独自の住所表現だけでは、商品流通の
効率化やコンピュータ装置を利用したナビゲーションシ
ステムにも一定の限界を生ずる。これは、概ね次の通り
である。
【0008】近時、コンピュータ装置は格段に高性能小
型化し、ポケットサイズの所謂モバイルコンピュータも
普及しているが、従来のナビゲーション装置では例えば
海外旅行時にもまったく用をなさないのが現状である。
各国において住所表記が異なるため、たとえ当該国のマ
ップデータをコンピュータ格納していたとしても、当該
国の住所変換データベースが本体装置に内蔵されていな
ければ自位置と目的地の距離計算もルート選択も、演算
処理/表示できないからである。
型化し、ポケットサイズの所謂モバイルコンピュータも
普及しているが、従来のナビゲーション装置では例えば
海外旅行時にもまったく用をなさないのが現状である。
各国において住所表記が異なるため、たとえ当該国のマ
ップデータをコンピュータ格納していたとしても、当該
国の住所変換データベースが本体装置に内蔵されていな
ければ自位置と目的地の距離計算もルート選択も、演算
処理/表示できないからである。
【0009】またインターネットを通して海外から商品
を購入する場合でも、現在は各国の郵便システムと同じ
伝統的な住所表記を相手方に送信する。しかし各国にお
ける住所表記はそれぞれ伝統的なものであり、当然なが
ら相手方コンピュータは受信された住所データを瞬時確
認できない。結局は住所の読み取りに人間が介在し、キ
ーボードや手書き作業によって発送伝票を記述するが、
この際にタイプミス等の発送事故が生ずる可能性があ
り、配達遅延等の問題を生じる。
を購入する場合でも、現在は各国の郵便システムと同じ
伝統的な住所表記を相手方に送信する。しかし各国にお
ける住所表記はそれぞれ伝統的なものであり、当然なが
ら相手方コンピュータは受信された住所データを瞬時確
認できない。結局は住所の読み取りに人間が介在し、キ
ーボードや手書き作業によって発送伝票を記述するが、
この際にタイプミス等の発送事故が生ずる可能性があ
り、配達遅延等の問題を生じる。
【0010】そこで本発明の目的は、住所変換データベ
ースを必要とせず、少なくとも、コンピュータ可読形式
で統一的に表現された各国の目的所在地をナビゲーショ
ンシステムのモニタ画面上に表示可能とし、自位置と目
的地との関係を演算処理または容易に視認可能とする点
にある。
ースを必要とせず、少なくとも、コンピュータ可読形式
で統一的に表現された各国の目的所在地をナビゲーショ
ンシステムのモニタ画面上に表示可能とし、自位置と目
的地との関係を演算処理または容易に視認可能とする点
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る座標住所表示システムは、緯度経度お
よび階数を数字表記し、緯度を北緯および南緯を先頭桁
数の異なる3桁の数字で表記し、分および秒をそれぞれ
2桁、3桁の数字によって表記する一方、経度を東経お
よび西経を先頭桁数の異なる3桁または4桁の数字で表
記し、分および秒をそれぞれ2桁、3桁の数字によって
表記し、階数を地上階数および地下階数を先頭桁数の異
なる2桁または3桁の数字で表記する。
め、本発明に係る座標住所表示システムは、緯度経度お
よび階数を数字表記し、緯度を北緯および南緯を先頭桁
数の異なる3桁の数字で表記し、分および秒をそれぞれ
2桁、3桁の数字によって表記する一方、経度を東経お
よび西経を先頭桁数の異なる3桁または4桁の数字で表
記し、分および秒をそれぞれ2桁、3桁の数字によって
表記し、階数を地上階数および地下階数を先頭桁数の異
なる2桁または3桁の数字で表記する。
【0012】また、例えば宅配便の輸送のように複数の
目的地をもったナビゲーション装置に利用するため、請
求項1記載の座標住所の記述方式を前提として、所定桁
数で表示された緯度、経度、階数からなる前記座標住所
をコンピュータの可読形式(バーコード等)で表示した
アドレス票を前提とし、当該アドレス票に示された住所
データをナビゲーション装置に入力するアドレス入力手
段と、自己の現在地を表示できるマップ表示手段とを備
えるとともに、入力された前記座標住所と自己の現在地
との位置関係を、少なくとも、車両通行可能な最短道順
で表示するルート表示手段を備える場合がある。
目的地をもったナビゲーション装置に利用するため、請
求項1記載の座標住所の記述方式を前提として、所定桁
数で表示された緯度、経度、階数からなる前記座標住所
をコンピュータの可読形式(バーコード等)で表示した
アドレス票を前提とし、当該アドレス票に示された住所
データをナビゲーション装置に入力するアドレス入力手
段と、自己の現在地を表示できるマップ表示手段とを備
えるとともに、入力された前記座標住所と自己の現在地
との位置関係を、少なくとも、車両通行可能な最短道順
で表示するルート表示手段を備える場合がある。
【0013】さらに、海外旅行時の地下鉄/バス/鉄道
のような公共輸送車両に基づく移動時のナビゲーション
(下車位置案内サービス)のため、所定桁数で表示され
た緯度、経度、階数からなる前記座標住所をコンピュー
タの可読形式で表示できるアドレス票に基づき、当該ア
ドレス票に示された住所データをナビゲーション装置に
入力するアドレス入力手段と、公共輸送車両の移動ルー
トおよび停車ポイントを予め座標位置データ形式で格納
してなるマップ手段と、アドレス入力装置を介して指示
入力された前記座標住所と、該マップ手段に記録された
当該公共輸送車両の停車ポイントの座標データに基づ
き、指示入力された座標住所と各停車ポイントの直線距
離を演算する距離演算手段と、該手段に基づいて演算さ
れた直線距離値が最小となる停車ポイントを画像/音声
表示する停車位置表示手段とを備える場合がある。
のような公共輸送車両に基づく移動時のナビゲーション
(下車位置案内サービス)のため、所定桁数で表示され
た緯度、経度、階数からなる前記座標住所をコンピュー
タの可読形式で表示できるアドレス票に基づき、当該ア
ドレス票に示された住所データをナビゲーション装置に
入力するアドレス入力手段と、公共輸送車両の移動ルー
トおよび停車ポイントを予め座標位置データ形式で格納
してなるマップ手段と、アドレス入力装置を介して指示
入力された前記座標住所と、該マップ手段に記録された
当該公共輸送車両の停車ポイントの座標データに基づ
き、指示入力された座標住所と各停車ポイントの直線距
離を演算する距離演算手段と、該手段に基づいて演算さ
れた直線距離値が最小となる停車ポイントを画像/音声
表示する停車位置表示手段とを備える場合がある。
【0014】
【作用】請求項1記載の座標住所表示システムは、住所
を、経度、経度、フロア階数をもって表わす記述方式に
関する。この場合、経度を東経および西経に分け、先頭
桁数の異なる3桁(または4桁)の数字で表記し、分お
よび秒をそれぞれ2桁、3桁の数字によって表記する一
方、緯度を北緯および南緯に分け、先頭桁数の異なる3
桁の数字で表記し、分および秒をそれぞれ2桁、3桁の
数字によって表記する。また階数を地上階数および地下
階数を先頭桁数の異なる3桁(経度表記に4桁を使用す
る場合は2桁)の数字で表記すると、すべての住所が1
9桁、チェックサムを加えて20桁で表示することが出
来る。
を、経度、経度、フロア階数をもって表わす記述方式に
関する。この場合、経度を東経および西経に分け、先頭
桁数の異なる3桁(または4桁)の数字で表記し、分お
よび秒をそれぞれ2桁、3桁の数字によって表記する一
方、緯度を北緯および南緯に分け、先頭桁数の異なる3
桁の数字で表記し、分および秒をそれぞれ2桁、3桁の
数字によって表記する。また階数を地上階数および地下
階数を先頭桁数の異なる3桁(経度表記に4桁を使用す
る場合は2桁)の数字で表記すると、すべての住所が1
9桁、チェックサムを加えて20桁で表示することが出
来る。
【0015】例えば対象となる住所所在地が、 ・東経138度45分47.4秒、 ・北緯35度41分11.2秒、 ・75階 の場合は、座標住所は、経度表示を優先させるとして、
例えば 「13845474035411120752」 と表記することができ、または、緯度表記を優先させる
として、例えば 「03541112138454740752」 として記述することが出来る。尚、地下を表示する必要
がある場合、例えば地下75階の場合には、例えば先頭
に地下を識別させる「2」を使用し「275」と表記す
れば良い。地下階数が100の桁数になる場合は例え
ば、先頭に「3」を使用し「375」(地下175階)
等の記述方法を採ることが出来る。末尾「2」は適宜の
計算方式に従って作成すべきチェックサムである。この
場合は単純に数値を加算して1桁の数字を得たものであ
る。
例えば 「13845474035411120752」 と表記することができ、または、緯度表記を優先させる
として、例えば 「03541112138454740752」 として記述することが出来る。尚、地下を表示する必要
がある場合、例えば地下75階の場合には、例えば先頭
に地下を識別させる「2」を使用し「275」と表記す
れば良い。地下階数が100の桁数になる場合は例え
ば、先頭に「3」を使用し「375」(地下175階)
等の記述方法を採ることが出来る。末尾「2」は適宜の
計算方式に従って作成すべきチェックサムである。この
場合は単純に数値を加算して1桁の数字を得たものであ
る。
【0016】また対象となる住所所在地が、例えば ・西経47度20分18.4秒、 ・南緯27度16分30.3秒、 ・屋外 の場合は、座標住所は、経度表記を優先させるとして、
例えば、 「24720184227163030007」 と記述できる。この例では先頭の「247」は西経を示
す「2」と「47度」の組み合わせで表記したものであ
る。サンフランシスコのように西経が100桁台、例え
ば西経122度のような場合は、先頭数字は例えば「3
22」「422」の如く表示することが出来る。東経、
西経を区別するための先頭数字、例えばこの例では
「0」「1」「2」「3」「4」や、北緯、南緯を区別
する先頭数字、例えばこの例では「0」「2」はあくま
で例示にすぎず、これらに限定する意味ではない。任意
の数字を標準化し、使用しても同じ結果を得るからであ
る。
例えば、 「24720184227163030007」 と記述できる。この例では先頭の「247」は西経を示
す「2」と「47度」の組み合わせで表記したものであ
る。サンフランシスコのように西経が100桁台、例え
ば西経122度のような場合は、先頭数字は例えば「3
22」「422」の如く表示することが出来る。東経、
西経を区別するための先頭数字、例えばこの例では
「0」「1」「2」「3」「4」や、北緯、南緯を区別
する先頭数字、例えばこの例では「0」「2」はあくま
で例示にすぎず、これらに限定する意味ではない。任意
の数字を標準化し、使用しても同じ結果を得るからであ
る。
【0017】本発明に係る座標住所の記述方式は、全体
を19桁または20桁で表現するのであるが、限られた
数の数字で正確で汎用性のある記述を行うためには、緯
度および経度における秒の位の表記を小数点以下まで記
述することが望ましい。一方で、階数(フロア階数)の
表記を2桁表記とするならば、100桁台となる経度表
記、例えば東経135度、西経135度などの表記は、
例えば「0135」「2135」など、先頭数字を東経
は「0」、西経は「2」など統一して使用することが出
来る。勿論「0」「2」は便宜的な数であり、逆の意味
(東経が2、西経が0)を附しても構わないし、他の数
字を使用しても構わない。
を19桁または20桁で表現するのであるが、限られた
数の数字で正確で汎用性のある記述を行うためには、緯
度および経度における秒の位の表記を小数点以下まで記
述することが望ましい。一方で、階数(フロア階数)の
表記を2桁表記とするならば、100桁台となる経度表
記、例えば東経135度、西経135度などの表記は、
例えば「0135」「2135」など、先頭数字を東経
は「0」、西経は「2」など統一して使用することが出
来る。勿論「0」「2」は便宜的な数であり、逆の意味
(東経が2、西経が0)を附しても構わないし、他の数
字を使用しても構わない。
【0018】かかる記述方式によれば、地球上のあらゆ
る場所を統一された形式の、19桁または20桁アラビ
ア数字で表示でき、例えばバーコード入力やテンキー操
作により、住所データベースを介在させずにコンピュー
タ装置に即時入力し、当該ポイントをマップ上に即時表
示することが可能となる。この場合、マップ装置は、す
べての地点を緯度経度で認識可能とするだけで良く、国
ごとに異なる住所表記方式を採る必要がない。例えば東
京、パリ、ニューヨーク等、多数の観光客が訪れる都市
だけでなく、人口密度の薄い地方都市や山間部も、緯度
経度データさえあれば、目的地となる一点ポイントを即
時表示することが出来る。
る場所を統一された形式の、19桁または20桁アラビ
ア数字で表示でき、例えばバーコード入力やテンキー操
作により、住所データベースを介在させずにコンピュー
タ装置に即時入力し、当該ポイントをマップ上に即時表
示することが可能となる。この場合、マップ装置は、す
べての地点を緯度経度で認識可能とするだけで良く、国
ごとに異なる住所表記方式を採る必要がない。例えば東
京、パリ、ニューヨーク等、多数の観光客が訪れる都市
だけでなく、人口密度の薄い地方都市や山間部も、緯度
経度データさえあれば、目的地となる一点ポイントを即
時表示することが出来る。
【0019】かかる住所記述は、例えば観光や宅配貨物
の配達に特に有益である。請求項2は、コンピュータマ
ップの存在を前提としての、観光または宅配業務のため
の装置構成を例示するものである。住所(目的地)を表
すアドレス票は、例えば名刺、観光ガイドブック、貨物
伝票等に、コンピュータの可読形式、例えばバーコード
方式や磁気記録方式で表示しておく。本発明に係るアド
レス票によれは、行先をコンピュータマップ上で一点表
示できる。この場合、当該コンピュータは必ずしもGP
Sを搭載している必要はない。
の配達に特に有益である。請求項2は、コンピュータマ
ップの存在を前提としての、観光または宅配業務のため
の装置構成を例示するものである。住所(目的地)を表
すアドレス票は、例えば名刺、観光ガイドブック、貨物
伝票等に、コンピュータの可読形式、例えばバーコード
方式や磁気記録方式で表示しておく。本発明に係るアド
レス票によれは、行先をコンピュータマップ上で一点表
示できる。この場合、当該コンピュータは必ずしもGP
Sを搭載している必要はない。
【0020】観光時にはGPSを持たないのが通常であ
る。しかしながら自位置の確認は、マップに表示された
ストリートや建物名に基づいて比較的容易に行うことが
出来る。自位置の確認さえ出来れば、アドレス票に基づ
き目的地(美術館等)の位置をマップ上に一点表示し、
距離と方向を瞬時に理解することができる。海外旅行時
に多くの観光客が苦労するのは、有名な観光ポイントを
除きレストランや小さなホテル、画廊等の位置確認が難
しいという点にある。請求項2記載のナビゲーション装
置は、自位置を表示できるコンピュータマップ上に目的
地ポイントを表示(例えば点滅表示)し、自位置と目的
地の位置関係を明確に表示することによって、かかる問
題を解消する。
る。しかしながら自位置の確認は、マップに表示された
ストリートや建物名に基づいて比較的容易に行うことが
出来る。自位置の確認さえ出来れば、アドレス票に基づ
き目的地(美術館等)の位置をマップ上に一点表示し、
距離と方向を瞬時に理解することができる。海外旅行時
に多くの観光客が苦労するのは、有名な観光ポイントを
除きレストランや小さなホテル、画廊等の位置確認が難
しいという点にある。請求項2記載のナビゲーション装
置は、自位置を表示できるコンピュータマップ上に目的
地ポイントを表示(例えば点滅表示)し、自位置と目的
地の位置関係を明確に表示することによって、かかる問
題を解消する。
【0021】また請求項2記載のナビゲーション装置
は、特に宅配便貨物の配達に便ならしめるため、自位置
と目的ポイントとの関係を、車両通行可能な道順をもっ
てルート表示する。この場合も、当該コンピュータマッ
プはGPSを必要としない。配達車両のマップに、人為
的な適宜操作によって自位置を入力すれば良いからであ
る。自位置は、道路標識、通り名、交差点、建物名など
に基づき、比較的容易にわかる。モニタ画面に表示され
たマップに、自位置を指定することは仮令GPSがなく
とも難しいことではない。本発明に係るナビゲーション
装置は、GPSを利用できない諸外国でも、より容易に
目的地と自位置の位置関係を認識できるようにすること
を前提とするため、装置として過度に複雑な構成を採る
ことを望まない。勿論、GPSを搭載する宅配便車両で
あれば、自位置入力は自動的に行うことが出来、より効
率的な車両運行が可能となる。
は、特に宅配便貨物の配達に便ならしめるため、自位置
と目的ポイントとの関係を、車両通行可能な道順をもっ
てルート表示する。この場合も、当該コンピュータマッ
プはGPSを必要としない。配達車両のマップに、人為
的な適宜操作によって自位置を入力すれば良いからであ
る。自位置は、道路標識、通り名、交差点、建物名など
に基づき、比較的容易にわかる。モニタ画面に表示され
たマップに、自位置を指定することは仮令GPSがなく
とも難しいことではない。本発明に係るナビゲーション
装置は、GPSを利用できない諸外国でも、より容易に
目的地と自位置の位置関係を認識できるようにすること
を前提とするため、装置として過度に複雑な構成を採る
ことを望まない。勿論、GPSを搭載する宅配便車両で
あれば、自位置入力は自動的に行うことが出来、より効
率的な車両運行が可能となる。
【0022】尚、請求項2に記載した車両通行可能な道
順の選択表示は、第一義的には、自位置と目的地を連絡
する道路を距離数に応じて選択し、ルート上に車両通行
できない道がデータ格納されているときには距離数の少
ない次善のルートを演算選択して表示すれば良い。観光
目的として使用する場合は、必ずしも車両通行可能な道
順を示す必要もないが、車で移動するときには便利であ
るし、徒歩で移動しているとき(裏道を歩ける場合)で
も道順や方向の大きな指針となる。また近時、タクシー
車両にはGPS搭載のナビゲーション装置が普及しつつ
あるが、海外旅行時にタクシーを利用する場合などに
は、目的地までの最短ルートを瞬時に表示確認できるの
でルート選択に伴う無用なトラブルを避けることが期待
できる。
順の選択表示は、第一義的には、自位置と目的地を連絡
する道路を距離数に応じて選択し、ルート上に車両通行
できない道がデータ格納されているときには距離数の少
ない次善のルートを演算選択して表示すれば良い。観光
目的として使用する場合は、必ずしも車両通行可能な道
順を示す必要もないが、車で移動するときには便利であ
るし、徒歩で移動しているとき(裏道を歩ける場合)で
も道順や方向の大きな指針となる。また近時、タクシー
車両にはGPS搭載のナビゲーション装置が普及しつつ
あるが、海外旅行時にタクシーを利用する場合などに
は、目的地までの最短ルートを瞬時に表示確認できるの
でルート選択に伴う無用なトラブルを避けることが期待
できる。
【0023】請求項3は、例えば海外旅行時に地下鉄や
バスを利用するときの、公共ナビゲーションシステムに
関する。地下鉄やバスなどの公共車両は、停車ポイント
が予め決まっており、その地点の緯度経度は容易に特定
することが出来る。そこでナビゲーション装置に停車ポ
イントの緯度経度を予め格納し、乗客が読み取らせたア
ドレス票のポイントとの関係で、直線距離の演算を行
う。これにより最短距離となる停車ポイントを表示し、
下車すべき停車ポイント(または乗換ポイント)を乗客
に知らせることが可能となる。乗客は、観光ガイドブッ
クや名刺などに表示された、目的地を表すバーコードア
ドレスをナビゲーション装置に読み取らせるだけで良
い。地下鉄やバスの停車位置および乗客の目的地は、そ
れぞれ緯度経度によって一義的に決められ、直線距離の
演算も容易であるから、見知らぬ土地に旅行した場合で
あっても、地下鉄やバスを気軽に乗り降りできる自由性
が生まれる。尚、緯度経度データに基づく二点間の距離
演算は、地球が楕円球体であることなど厳密な高精度計
算はきわめて難しいが、誤差数メートル以内を前提とす
る近似計算は容易であり、請求項2および請求項3の発
明目的から云えば複雑な演算を要しない簡易距離計算方
式を用いて構わない。
バスを利用するときの、公共ナビゲーションシステムに
関する。地下鉄やバスなどの公共車両は、停車ポイント
が予め決まっており、その地点の緯度経度は容易に特定
することが出来る。そこでナビゲーション装置に停車ポ
イントの緯度経度を予め格納し、乗客が読み取らせたア
ドレス票のポイントとの関係で、直線距離の演算を行
う。これにより最短距離となる停車ポイントを表示し、
下車すべき停車ポイント(または乗換ポイント)を乗客
に知らせることが可能となる。乗客は、観光ガイドブッ
クや名刺などに表示された、目的地を表すバーコードア
ドレスをナビゲーション装置に読み取らせるだけで良
い。地下鉄やバスの停車位置および乗客の目的地は、そ
れぞれ緯度経度によって一義的に決められ、直線距離の
演算も容易であるから、見知らぬ土地に旅行した場合で
あっても、地下鉄やバスを気軽に乗り降りできる自由性
が生まれる。尚、緯度経度データに基づく二点間の距離
演算は、地球が楕円球体であることなど厳密な高精度計
算はきわめて難しいが、誤差数メートル以内を前提とす
る近似計算は容易であり、請求項2および請求項3の発
明目的から云えば複雑な演算を要しない簡易距離計算方
式を用いて構わない。
【0024】
【実施例】図1は、請求項2に係るナビゲーション装置
例を示すものである。このナビゲーション装置10は、
請求項1記載の記述方式で座標住所を表示したアドレス
票11を用いる。符号12は、アドレス票11を読み取
るためのリーダ装置、14はマップ操作を行うためのマ
ップコントローラ(例えばテンキー/矢印キー)であ
る。尚、このナビゲーション装置10は、いわゆるモバ
イルコンピュータ等の小型携帯装置を使用することが望
ましい。
例を示すものである。このナビゲーション装置10は、
請求項1記載の記述方式で座標住所を表示したアドレス
票11を用いる。符号12は、アドレス票11を読み取
るためのリーダ装置、14はマップ操作を行うためのマ
ップコントローラ(例えばテンキー/矢印キー)であ
る。尚、このナビゲーション装置10は、いわゆるモバ
イルコンピュータ等の小型携帯装置を使用することが望
ましい。
【0025】16は、リーダ装置12で読み取った座標
住所をモニタ表示するための座標点ドライバ、17は、
観光地や宅急便配達地域のマップデータを記録したマッ
プデータ格納部、18は、自位置を指定する自位置指定
部である。マップデータは、宅配便、タクシー、観光局
など、当該エリアを担当する機関や会社の必要に応じて
準備するのが望ましい。自分と関係のない地域のマップ
まで備えても、応答性を低下させるだけで実益はないか
らである。また自位置指定部18は、GPSを利用して
も良い。
住所をモニタ表示するための座標点ドライバ、17は、
観光地や宅急便配達地域のマップデータを記録したマッ
プデータ格納部、18は、自位置を指定する自位置指定
部である。マップデータは、宅配便、タクシー、観光局
など、当該エリアを担当する機関や会社の必要に応じて
準備するのが望ましい。自分と関係のない地域のマップ
まで備えても、応答性を低下させるだけで実益はないか
らである。また自位置指定部18は、GPSを利用して
も良い。
【0026】20は、指定された自位置とリーダ装置1
2によって読み取った座標住所との直線距離を演算する
直線距離演算部、21は、自位置、目的地の座標住所、
およびマップデータに基づいて幾つか(例えば2〜3)
のルート候補を選択し、候補ルートの道のり距離を計算
するルート演算部である。すべてのルートを演算比較す
れば必ずしも直線距離計算は必要ではないが、二値化演
算処理では最短距離を基準値として、比較演算する方が
応答性が格段に向上する。また直線距離を知ることは、
ユーザにとっても移動時間の計算目安となる。尚、ルー
ト候補の選択にあたっては、二点間を結ぶ直線ライン上
に近い(または交差する)主要道を優先する等、選択優
先順位をマップデータ上に設ける。例えば国道、県道、
市道、私道、住宅街路地などの順である。車両通行でき
ない道(一方通行を含む)は、ルート候補の対象外とし
て除外する。
2によって読み取った座標住所との直線距離を演算する
直線距離演算部、21は、自位置、目的地の座標住所、
およびマップデータに基づいて幾つか(例えば2〜3)
のルート候補を選択し、候補ルートの道のり距離を計算
するルート演算部である。すべてのルートを演算比較す
れば必ずしも直線距離計算は必要ではないが、二値化演
算処理では最短距離を基準値として、比較演算する方が
応答性が格段に向上する。また直線距離を知ることは、
ユーザにとっても移動時間の計算目安となる。尚、ルー
ト候補の選択にあたっては、二点間を結ぶ直線ライン上
に近い(または交差する)主要道を優先する等、選択優
先順位をマップデータ上に設ける。例えば国道、県道、
市道、私道、住宅街路地などの順である。車両通行でき
ない道(一方通行を含む)は、ルート候補の対象外とし
て除外する。
【0027】24は、二点間の直線距離と候補ルートの
距離を減算比較する残差比較部、26は、減算結果に基
づいて最短ルートを選択するルート決定部である。決定
されたルートは、モニタ装置28に表示する。表示方式
は問わない。例えばルートの明滅表示、色彩変更表示等
である。また選択ルートの総距離を同時表示できること
は勿論である。
距離を減算比較する残差比較部、26は、減算結果に基
づいて最短ルートを選択するルート決定部である。決定
されたルートは、モニタ装置28に表示する。表示方式
は問わない。例えばルートの明滅表示、色彩変更表示等
である。また選択ルートの総距離を同時表示できること
は勿論である。
【0028】かかる装置構成によれば、マップコントロ
ーラ14(またはGPS)によって自位置を入力し、ま
たリーダ装置12を介して目的地住所を読み取らせるこ
とにより、現在地から目的地までの道順を自動表示する
ことが可能となり、例えば宅配便配達車両の運行および
管理がきわめて効率的となる。また海外旅行における観
光時のように、見知らぬ土地で散歩やタクシー移動する
場合も、統一された形式のアドレス票を所持することに
よって、自位置と目的地の位置関係および距離を明確に
判断することが可能となる。徒歩移動するときには必ず
しも選択ルートを選ぶ必要はなく、ルートに沿って随時
散策する等の利用も出来、利用上の自由性が高まること
が特徴である。
ーラ14(またはGPS)によって自位置を入力し、ま
たリーダ装置12を介して目的地住所を読み取らせるこ
とにより、現在地から目的地までの道順を自動表示する
ことが可能となり、例えば宅配便配達車両の運行および
管理がきわめて効率的となる。また海外旅行における観
光時のように、見知らぬ土地で散歩やタクシー移動する
場合も、統一された形式のアドレス票を所持することに
よって、自位置と目的地の位置関係および距離を明確に
判断することが可能となる。徒歩移動するときには必ず
しも選択ルートを選ぶ必要はなく、ルートに沿って随時
散策する等の利用も出来、利用上の自由性が高まること
が特徴である。
【0029】図2は、請求項3に係るナビゲーション装
置の一例を示すものである。このナビゲーション装置3
0は、前記実施例と同様、座標住所を記録したアドレス
票11を前提として、アドレス票11を読み取るリーダ
装置12、および必要エリアのマップデータを記録した
マップデータ格納部17を備える。19は、座標点確認
部である。この座標点確認部19は、前記実施例の場合
と異なり、マップデータ格納部17から読みだしたマッ
プ上における正確な座標位置を特定することを必ずしも
要求されない。マップデータにある複数の停車場のう
ち、最も近いステーションを選択(または確認)できれ
ば十分だからである。但し、前記実施例における座標点
ドライバ16と同一機能に構成しても構わない。
置の一例を示すものである。このナビゲーション装置3
0は、前記実施例と同様、座標住所を記録したアドレス
票11を前提として、アドレス票11を読み取るリーダ
装置12、および必要エリアのマップデータを記録した
マップデータ格納部17を備える。19は、座標点確認
部である。この座標点確認部19は、前記実施例の場合
と異なり、マップデータ格納部17から読みだしたマッ
プ上における正確な座標位置を特定することを必ずしも
要求されない。マップデータにある複数の停車場のう
ち、最も近いステーションを選択(または確認)できれ
ば十分だからである。但し、前記実施例における座標点
ドライバ16と同一機能に構成しても構わない。
【0030】このナビゲーション装置30は、地下鉄、
私鉄、バス、路面電車等の公共輸送機関の停車ポイント
(電車駅、バス停)を予め座標形式で記録した停車ポイ
ントメモリ31を備える。公共輸送車両は、始発駅と終
着駅、および中間の停車駅が明確であり、座標も特定し
やすい。
私鉄、バス、路面電車等の公共輸送機関の停車ポイント
(電車駅、バス停)を予め座標形式で記録した停車ポイ
ントメモリ31を備える。公共輸送車両は、始発駅と終
着駅、および中間の停車駅が明確であり、座標も特定し
やすい。
【0031】33は、アドレス票11によって指定され
た座標ポイントと停車ポイントの二点間を直線距離で演
算する直線距離演算部、34は、演算された直線距離が
最短となる停車ポイントを指定できる停車ポイント選択
部である。この停車ポイント選択部34は、直線距離が
最短となる停車ポイントだけをひとつだけ指定する手段
ではない。その理由は次の通りである。
た座標ポイントと停車ポイントの二点間を直線距離で演
算する直線距離演算部、34は、演算された直線距離が
最短となる停車ポイントを指定できる停車ポイント選択
部である。この停車ポイント選択部34は、直線距離が
最短となる停車ポイントだけをひとつだけ指定する手段
ではない。その理由は次の通りである。
【0032】例えば図3に示すように、複数の地下鉄ラ
インがあり、現在、ターミナルT1が自位置であって、
目的地の座標がAの場合を想定する。この場合はそのま
まのラインに乗って最寄りのターミナルT3で下車すれ
ば良い。ところが、自位置がターミナルT1にあり目的
地がBの場合、最寄り駅はターミナルT5であるが、タ
ーミナルT5まで行くにはターミナルT2とT4で二回
の乗り換えを要する。このような場合、ターミナルT4
からの距離と、ターミナルT5からの距離がそれほど相
違ない場合は、直線距離で演算された厳格な結果に拘ら
ず、乗り換えをせずターミナルT4で下車して歩いたほ
うが時間的にも料金的にも効率的なことが少なくない。
インがあり、現在、ターミナルT1が自位置であって、
目的地の座標がAの場合を想定する。この場合はそのま
まのラインに乗って最寄りのターミナルT3で下車すれ
ば良い。ところが、自位置がターミナルT1にあり目的
地がBの場合、最寄り駅はターミナルT5であるが、タ
ーミナルT5まで行くにはターミナルT2とT4で二回
の乗り換えを要する。このような場合、ターミナルT4
からの距離と、ターミナルT5からの距離がそれほど相
違ない場合は、直線距離で演算された厳格な結果に拘ら
ず、乗り換えをせずターミナルT4で下車して歩いたほ
うが時間的にも料金的にも効率的なことが少なくない。
【0033】このため、停車ポイント選択部34は、ひ
とつ又はふたつの駅(バス停)を指定し、必要に応じて
ルート選択部36および距離表示部37を介してモニタ
装置28にその旨(駅名と距離等)を切換表示し、利用
者に下車駅を自由選択させることが望ましい。地下鉄と
バスの乗り継ぎなどでは料金負担も予想外に増えること
もあるし、乗り継ぎの待ち時間も無駄なことがあるの
で、ルート指示部36および距離表示部37を目安とす
れば、公共輸送機関の利用者にとっても無駄のない移動
が出来るわけである。
とつ又はふたつの駅(バス停)を指定し、必要に応じて
ルート選択部36および距離表示部37を介してモニタ
装置28にその旨(駅名と距離等)を切換表示し、利用
者に下車駅を自由選択させることが望ましい。地下鉄と
バスの乗り継ぎなどでは料金負担も予想外に増えること
もあるし、乗り継ぎの待ち時間も無駄なことがあるの
で、ルート指示部36および距離表示部37を目安とす
れば、公共輸送機関の利用者にとっても無駄のない移動
が出来るわけである。
【0034】尚、請求項3に係るモニタ装置28は、請
求項2に係るモニタ装置と異なり、必ずしも近隣マップ
の子細を画像表示するまでもない。公共輸送車両の停車
ポイントと利用者の下車ポイントを簡単に表示できれば
良いからである。
求項2に係るモニタ装置と異なり、必ずしも近隣マップ
の子細を画像表示するまでもない。公共輸送車両の停車
ポイントと利用者の下車ポイントを簡単に表示できれば
良いからである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る、座
標住所表示システムおよび当該システムを用いたナビゲ
ーションマップ装置によれば、住所変換データベースを
必要とせず、コンピュータ可読形式で統一的に表現され
た各国の目的所在地をナビゲーションシステムのモニタ
画面上に表示し、自位置と目的地との関係を演算処理す
でき、当該結果を容易に視認することが出来る。
標住所表示システムおよび当該システムを用いたナビゲ
ーションマップ装置によれば、住所変換データベースを
必要とせず、コンピュータ可読形式で統一的に表現され
た各国の目的所在地をナビゲーションシステムのモニタ
画面上に表示し、自位置と目的地との関係を演算処理す
でき、当該結果を容易に視認することが出来る。
【図1】請求項2に係るナビゲーション装置の一例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】請求項3に係るナビゲーション装置の一例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】請求項3に係る停車ポイント選択部の機能を例
示するための図である。
示するための図である。
10,30 ナビゲーション装置 11 アドレス票 12 リーダ装置 14 マップコントローラ 16 座標点ドライバ 17 マップデータ格納部 18 自位置指定部 20 直線距離演算部 21 ルート演算部 24 残差比較部 26 ルート決定部 28 モニタ装置 33 直線距離演算部 34 停車ポイント選択部 36 ルート指示部 37 距離表示部
Claims (3)
- 【請求項1】住所を緯度、経度、階数によって数字表記
する座標住所表示システムであって、 緯度は、北緯および南緯を先頭桁数の異なる3桁の数字
で表記し、分および秒をそれぞれ2桁、3桁の数字によ
って表記する一方、 経度は、東経および西経を先頭桁数の異なる3桁または
4桁の数字で表記し、分および秒をそれぞれ2桁、3桁
の数字によって表記し、 階数は、地上階数および地下階数を先頭桁数の異なる2
桁または3桁の数字で表記することを特徴とする座標住
所表示システム。 - 【請求項2】所定桁数で表示された緯度、経度、階数か
らなる前記座標住所をコンピュータの可読形式で表示で
きるアドレス票に基づき、 当該アドレス票に示された住所データをナビゲーション
装置に入力するアドレス入力手段と、 自己の現在地を表示できるマップ表示手段とを備えると
ともに、 入力された前記座標住所と自己の現在地との位置関係
を、少なくとも、車両通行可能な最短道順で表示するル
ート表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
座標住所表示システムを用いたナビゲーションマップ装
置。 - 【請求項3】所定桁数で表示された緯度、経度、階数か
らなる前記座標住所をコンピュータの可読形式で表示で
きるアドレス票に基づき、 当該アドレス票に示された住所データをナビゲーション
装置に入力するアドレス入力手段と、 公共輸送車両の移動ルートおよび停車ポイントを予め座
標位置データ形式で格納してなるマップ手段と、 アドレス入力装置を介して指示入力された前記座標住所
と、該マップ手段に記録された当該公共輸送車両の停車
ポイントの座標データに基づき、指示入力された座標住
所と各停車ポイントの直線距離を演算する距離演算手段
と、 該手段に基づいて演算された直線距離値が最小となる停
車ポイントを画像/音声表示する停車位置表示手段とを
備えることを特徴とする請求項1記載の座標住所システ
ムを用いたナビゲーションマップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36787297A JPH11194032A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 座標住所表示システムおよび当該システムを用いたナビゲーションマップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36787297A JPH11194032A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 座標住所表示システムおよび当該システムを用いたナビゲーションマップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11194032A true JPH11194032A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18490417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36787297A Withdrawn JPH11194032A (ja) | 1997-12-29 | 1997-12-29 | 座標住所表示システムおよび当該システムを用いたナビゲーションマップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11194032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007041189A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Tadao Ueda | 地理的座標変換方法、装置、プログラム、ならびに地理的座標コードを記した情報担持体および地図 |
-
1997
- 1997-12-29 JP JP36787297A patent/JPH11194032A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007041189A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Tadao Ueda | 地理的座標変換方法、装置、プログラム、ならびに地理的座標コードを記した情報担持体および地図 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |