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JPH11190982A - 電気機器の表示制御装置 - Google Patents

電気機器の表示制御装置

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Publication number
JPH11190982A
JPH11190982A JP35903497A JP35903497A JPH11190982A JP H11190982 A JPH11190982 A JP H11190982A JP 35903497 A JP35903497 A JP 35903497A JP 35903497 A JP35903497 A JP 35903497A JP H11190982 A JPH11190982 A JP H11190982A
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JP
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display
time
display control
electric device
standby state
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Application number
JP35903497A
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Kenji Furuhashi
憲治 古橋
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH11190982A publication Critical patent/JPH11190982A/ja
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  • Electric Clocks (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部を備えた電気機器において、待機状態
において常時何らかの表示を行っているものにあって
は、表示部に無駄な電力が消費されることとなり、表示
を行わないと不便な場合がある。 【解決手段】 スイッチ入力判定部2、時計カウント部
3、各種のスイッチ操作を行った時刻を検知する操作時
刻検知部4、該操作時刻を記憶しておく操作時刻記憶部
5、記憶された操作時刻から待機状態において表示を行
う時間帯を算出する待機表示算出部6、算出された時間
帯に応じて待機時の表示を行ったり、その他状態に応じ
て表示を制御する表示制御部7、表示部17、18を備
えている。表示部17には現在時刻を表示する。この待
機状態において、運転スイッチ11を押すと、運転が始
まる。記憶された操作時刻から、使用者が通常使用する
時間帯を推定し、待機表示算出部6により待機時に表示
を行う時間帯を算出して表示制御部7により実際に表示
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計機能を有する
電気機器の表示制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、様々な電気機器において、各
種のタイマー機能を実現するために、時計機能を有する
ものが実用化されているが、このような電気機器には、
現在時刻やタイマー設定時刻等を表示するための表示部
が配設されており、さらにその他該電気機器が必要とす
る各種の情報、たとえば室温や設定モードといった情報
を表示するための表示部が配設されていることも多い。
このような電気機器の表示部は、待機状態、すなわち該
電気機器が本来の目的のために使用されていない非運転
状態において、現在時刻や室温等の情報を表示したり、
全く何も表示しなかったり、あるいは、切換スイッチに
より、使用者が表示の有無を選択できるもの等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような電気機器では、まず、待機状態において常時何ら
かの表示を行っているものにあっては、使用者がその情
報を必要としていないときは、表示部に無駄な電力が消
費されることとなり、またその表示部に蛍光表示管や発
光ダイオード等の比較的明るい表示素子が使用されてい
る場合は、使用者の就寝時等に不快な明るさをもたらす
ことにもなる。次に、待機状態において全く表示を行わ
ないものにあっては、該電気機器に電源が投入されてい
て非運転の状態にあるのか、電源も投入されていないの
か判別することができず、また、使用者が待機状態に現
在時刻や室温等の情報を必要と考えてもその情報を得る
ことができないという使い勝手の悪さがあった。そこ
で、上記のような問題点を解決するために、切換スイッ
チ等により、待機状態において表示を行うかどうかを選
択することができる電気機器が実用化されている。しか
し、このような電気機器でさえ、表示部に消費される電
力をなるべく節約し、就寝時等の不快な明るさをなくす
とともに、待機状態でも現在時刻や室温といった情報を
使用者が必要と考えたときに表示させるためには、この
切換スイッチ等を頻繁に操作しなければならず、非常に
使い勝手が悪いという問題点があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
もので、使用者が頻繁にスイッチ操作等を行うことな
く、待機状態において表示部に消費される電力を節約
し、就寝時等の不快な明るさをなくすとともに、待機状
態でも現在時刻や室温といった情報を使用者が必要とす
ると考えられるときに、表示を行うことができる電気機
器の表示制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】また、電気機器の操作時刻を当該電気機器
に記憶し、この操作時刻の日々、若しくは1日における
時間の傾向を算出して、使用者の当該電気機器を使用す
る時間帯、当該電気機器における各種表示例えば時刻表
示、温度表示等を必要とする時間帯等、使用者の生活パ
ターンを類推し、この生活パターンに応じた表示を行う
電気機器を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気機器の表示制御装置は、次のような構
成としている。まず本発明では、時計機能を有し表示部
を備えた電気機器において、使用者がスイッチ等の操作
を行った時刻を検知する時刻検知手段と、該検知時刻に
基づき使用者の当該電気機器を用いた生活パターンを導
き出す類推手段と、この類推手段の類推出力に基づき当
該電気機器の表示状態を制御する表示制御手段とを設け
ている。
【0007】また、この電気機器は検知時刻から判断し
て、待機状態における表示を自動的に入切する、すなわ
ち使用者が待機状態での表示を必要としている可能性の
高い時間帯には待機状態でも表示を行い、そうでない時
間帯は待機状態では表示を行わないという制御をする表
示制御手段とを備えている。
【0008】また、その他の発明は待機状態での表示を
入切する手段を備えた電気機器において、使用者が意図
的に待機状態での表示を入切した時刻、すなわち表示入
切スイッチ等の操作を行った時刻を検知することを、前
記時刻検知手段とする電気機器の表示制御装置である。
また、別の発明は、記憶された複数の検知時刻におい
て、所定の時間より離れているものは別々のものとみな
し、そうでないものは同一とみなして、待機状態での表
示を行う時間帯を算出することを特徴とする。
【0009】また、別の発明では、前記表示制御手段に
おいて、使用者が待機状態での表示を必要としていない
可能性の高い時間帯に、表示を全く行わないのではな
く、表示部に流れる電流を制限して明るさを抑えるとい
う制御をするものである。また、別の発明では、前記記
憶手段として、EEPROMやフラッシュメモリー等の
不揮発性記憶手段や、電池等でバックアップされた記憶
手段を用いるものである。
【0010】これらの発明は、使用者が電気機器を操作
した時刻データ等をもとに算出された生活パターン例え
ば時間帯に合わせて各種表示例えば待機状態での表示を
自動的に入切することにより、頻繁なスイッチ操作等を
行うことなく、待機状態における表示部での必要な表示
を行うことができる。これにより、例えば、消費電力を
節約し、就寝時等の不快な明るさをなくすと同時に、待
機状態でも現在時刻や室温といった情報を使用者が必要
とする可能性の高い時間帯には、これらを表示すること
ができる。また、使用者が電気機器を使用したいと考え
たときは、現在時刻や室温といった情報を必要としてい
る可能性が高いものとして、使用者が実際に電気機器を
使用した時刻データをもとに算出した時間帯に合わせ
て、待機状態での表示を自動的に入切するものである。
【0011】また、運転操作をしてもすぐ取り消した
り、誤って操作を行った場合など、実際には電気機器を
使用していない場合は、その操作時刻データを無効と
し、使用者の使用時間帯を判定するための判断材料とし
ないようにしたものである。また、使用者が長期間外出
したり、特定の季節のみ使用する電気機器等で意図的に
使用しなくなった場合などにいつまでも待機時の表示を
行うことのないよう、使用なしのデータも待機時の表示
を制御する判断材料としたものである。
【0012】さらに、使用者が意図的に待機状態での表
示を入切した時刻は使用者の意志が忠実に反映されたも
のとして、これらの時刻データをもとに算出した時間帯
に合わせて待機状態での表示を自動的に入切するもので
ある。ただし、この場合は待機状態での表示を入切する
手段は、物理的にその状態を保持するものであってはな
らず、また自動的に待機状態での表示を入切していて
も、使用者の意志による表示の入切は可能となり、この
ときの時刻データは、その後の表示制御の判断材料に加
えられることになる。
【0013】また、使用者が1日のうち朝と夜の2回該
電気機器を使用するような場合、検知した複数の操作時
刻をその間隔によって区別することにより、きめ細かい
使用時間帯を判定することができるようにしたものであ
る。使用者が通常とは異なった時間帯に電気機器を使用
したいと考えたり、使用はしないけれども現在時刻や室
温といった情報のみを得たいと考えたときは、上記のよ
うに待機状態において表示を入切してしまうと不都合が
生じるので、使用者が待機状態での表示を必要としてい
ない可能性の高い時間帯においても、表示を全く行わな
いのではなく、表示部に流れる電流を制限して明るさを
抑えるに止めることで、消費電力を極力節約しつつ、常
時現在時刻や室温といった情報を表示するものである。
ただし、この場合の表示素子は、流す電流により明るさ
を変えることのできる蛍光表示管や発光ダイオード等に
限られる。
【0014】更に、部屋を移動して使用するような電気
機器や、限定されたシーズンのみに使用するような電気
機器であっても、それまでに記憶した上記検知時刻のデ
ータを利用して、待機状態における表示を適切に制御す
ることができるようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る電気機器の表示制御
装置の一実施形態を、図1から図3を用いて以下、詳細
に説明する。図1は電気機器の表示制御装置のブロック
図であり、図2は該電気機器の操作表示部概略図であ
り、図3は該電気機器の表示制御装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0016】図1において、1は各種の制御を行うマイ
クロコンピュータ(以下「マイコン」と称す)であり、
この内部には各種のスイッチ操作を判定するスイッチ入
力判定部2、現在時刻をカウントする時計カウント部
3、各種のスイッチ操作を行った時刻を検知する操作時
刻検知部4、該操作時刻を記憶しておく操作時刻記憶部
5、記憶された1回もしくは複数回の操作時刻から待機
状態において表示を行う時間帯を算出する待機表示算出
部(使用者の生活パターンを導き出す類推手段に相当す
る)6、算出された時間帯に応じて待機時の表示を行っ
たり、その他状態に応じて表示を制御する表示制御部
7、運転動作を行うために各種の負荷を制御する負荷制
御部8、入タイマー運転の制御を行う入タイマー制御部
9、サーミスタにより室温を検知する室温検知部10を
備えている。
【0017】また、11は運転スイッチ、12は運転切
換スイッチ、13は入タイマースイッチ、14は時刻合
わせスイッチ、15は時刻設定スイッチ、16は分刻設
定スイッチであり、いずれも前記スイッチ入力判定部2
に接続されている。また、17は現在時刻や入タイマー
設定時刻を表示するための4桁デジタル表示部、18は
温度表示用の2桁デジタル表示部であり、いずれも前記
表示制御部7に接続されている。また、19は運転動作
を行うための負荷であり、前記負荷制御部8に接続され
ている。また、20は室温を検知するためのサーミスタ
であり前記室温検知部10に接続されている。図2にお
いて、11〜16のスイッチ、および17・18の表示
部は、図1の説明で記載したとおりである。
【0018】次に、図1と図2を用いて通常の動作につ
いて説明する。まず、コンセントに電源プラグを差し込
むと電気機器は待機状態となり、4桁デジタル表示部1
7には「18:88」を点滅表示し、2桁デジタル表示
部18には室温サーミスタ20により検知した室温を表
示する。時刻合せスイッチ14を押すと、4桁デジタル
表示部17には現在時刻の初期値が表示され、時刻設定
スイッチ15と分刻設定スイッチ16を操作することに
より現在時刻を合わせて、再度時刻合せスイッチ14を
押すと時計のカウントが始まり、4桁デジタル表示部1
7は、現在時刻を表示する。
【0019】この待機状態において、運転スイッチ11
を押すと、負荷制御部8により負荷19が動作して運転
が始まる。この運転中に、運転切換スイッチ12を操作
することにより、負荷19の状態を切り換えることがで
きる。また、入タイマースイッチ13を押すと、4桁デ
ジタル表示部17には入タイマー設定時刻の初期値が表
示され、時刻設定スイッチ15と分刻設定スイッチ16
を操作することにより入タイマー設定時刻を変更するこ
とができる。しばらくして設定が完了すると、運転が停
止してタイマーのカウントが開始され、4桁デジタル表
示部17は現在時刻を表示する。運転中や入タイマーカ
ウント中に、運転スイッチ11を押すと、運転を直ちに
停止する。また、運転中や入タイマーカウント中は、待
機状態ではないので、現在時刻や室温の表示は常時行わ
れている。
【0020】次に、図1〜図3を用いて、本発明の一実
施形態である電気機器の表示制御装置の動作について詳
細に説明する。まず、前記通常の動作の説明のとおり、
コンセントに電源プラグを差し込み、電気機器を待機状
態とし、時計合せを行って、4桁デジタル表示部17に
は現在時刻を、2桁デジタル表示部18には室温を表示
させる。この待機状態において、運転スイッチ11を押
すと、負荷制御部8により負荷19が動作して運転が始
まるとともに、操作時刻検知部4により操作された時刻
を検知しこの時刻を運転操作時刻として操作時刻記憶部
5に記憶する。ここで記憶する操作時刻は、運転スイッ
チ操作に限定するものではなく、その電気機器の機能を
実現するスイッチ操作であれば何でもよい。
【0021】次に、記憶された操作時刻から、使用者が
通常使用する時間帯を推定し、待機表示算出部6により
待機時に表示を行う時間帯を算出して表示制御部7によ
り実際に表示を行う。具体的には、図3のフローチャー
トに示すように、1時間以上運転動作が継続した場合の
運転操作、または入タイマー運転が行われたときの運転
操作を有効な運転操作と判断し(以下、このような運転
操作を「有効な運転操作」と称す)、その操作時刻を操
作時刻記憶部5に記憶し、そのような操作が、5回以上
行われると、待機表示自動制御モードとなって、過去5
回の操作時刻より使用者の通常の使用時間帯を推定しそ
の時間帯の始まりの時刻より30分前から、待機状態に
おいて4桁デジタル表示部17の現在時刻表示、および
2桁デジタル表示部18の室温表示(以下、この2つの
表示を「待機表示」と称す)をオンする。
【0022】その後、実際に有効な運転操作が行われれ
ば、その時刻を新しい運転操作時刻として記憶蓄積する
とともに、最も古いデータを消去する。この場合は、運
転が終了して30分が経過したら、使用が終了したもの
とみなして待機表示をオフする。また、待機表示をオン
した後、判定した使用時間帯をすぎても運転操作が行わ
れなかった場合は、使用時間帯の終わりの時刻を30分
経過した時点で、その日は使用なきものと判断して待機
表示をオフするとともに、使用なしのデータを記憶す
る。この使用なしの状態が5日間続いた場合は、使用期
間の終了、もしくは中断とみなして、それ以降待機表示
を全く行わないようにする。もちろん、判定された使用
時間帯以外や5日間以上使用なしの状態が続いた後に、
有効な運転操作が行われた場合は、待機表示をオンする
とともに、その時刻を新しい運転操作時刻として記憶蓄
積し、新たな使用時間帯の算出の判断材料とする。
【0023】また、前記の過去の操作時刻から使用者の
使用時間帯を判定する方法としては、例えば4時間以上
離れた操作時刻は、使用者の用途は別のものと判断し、
区別して使用時間帯を設定し、4時間未満のものは同一
とみなす。すなわち、1日のうち、複数の使用時間帯が
設定されることもある。
【0024】前記においては、運転スイッチの操作に基
づいて待機時に例えば時間表示を行う必要のある使用者
の生活パターン(例えば就寝時間帯、外出時間帯等)を
類推しているが、この場合に、同じ待機状態であっても
その時刻が昼か、夜かを判断材料としても良い。また、
スイッチとしては、運転スイッチだけではなく、待機状
態に操作される表示部の明るさ変更スイッチ(図示せ
ず)の操作、入りタイマー中の残時間確認操作などを利
用して、その生活パターンを類推するようにしても良
い。
【0025】電気機器に対する操作から運転開始時間を
電気機器自体が予測し、日々の生活に対応して、その開
始時間の変化に対応した動作を行うことも、本発明の一
つの特徴である。これにより、使い勝手の良い電気機器
を得ることができる。例えば、石油ファンヒータなどで
は、タイマーをセット忘れしても、運転開始予測時間の
例えば30分前になると、予熱を開始し、運転スイッチ
が操作されるとすぐに運転を行うことも可能となる。も
し、予測時間に運転スイッチが操作されなければ、予熱
を中止して単なる待機状態に戻る構成にすることもでき
る。
【0026】続いて、本発明の別の一実施形態を、図4
から図6を用いて以下、詳細に説明する。なお、図4は
本発明に係る電気機器の表示制御装置のブロック図であ
り図5は該電気機器の操作表示部概略図であり、図6は
該電気機器の表示制御装置の動作を示すフローチャート
である。
【0027】図4および図5において、1〜20は図1
および図2と全く同じもので、21は待機状態における
表示を使用者が入切するための表示入切判定部、22は
表示入切スイッチであり、このスイッチは、物理的にそ
の状態を保持しないタイプのタクトスイッチが用いられ
ている。通常の動作については、前記のとおりである。
【0028】次に、図4〜図6を用いて、本発明に係る
一実施形態である電気機器の表示制御装置の動作につい
て詳細に説明する。まず、前記通常の動作の説明のとお
り、コンセントに電源プラグを差し込み、電気機器を待
機状態とし、時計合せを行って、4桁デジタル表示部1
7には現在時刻を、2桁デジタル表示部18には室温を
表示させる。この待機状態において、表示入切スイッチ
22を押すと、待機表示、すなわち現在時刻と室温の表
示が消えるとともに、操作時刻検知部4により操作され
た時刻を検知し、表示オフ時刻として記憶される。ま
た、この表示オフの状態で再度表示入切スイッチ22を
押すと、待機表示が再び点灯するとともに、操作時刻検
知部4により操作された時刻を検知し、表示オン時刻と
して記憶される。
【0029】次に、記憶された1回もしくは複数回の操
作時刻から、使用者が待機状態での表示を必要とする時
間帯と、そうでない時間帯を推定し、待機表示算出部6
により待機時に表示を行う時間帯を算出して表示制御部
7により実際に表示を行う。具体的には、図6のフロー
チャートに示すように、表示オフ時刻と表示オン時刻が
ともに5回以上記憶されると、待機表示自動制御モード
となって、過去5回の操作時刻より、待機時の表示時間
帯を算出する。ただし、待機表示自動制御モード中であ
っても、表示入切スイッチは有効で、この操作時刻デー
タは、その後の待機表示時間帯の判断材料となる。ちな
みに、使用者が待機状態での表示を入切する手段として
は、上記のような表示入切スイッチを押すもの以外に、
同様のスイッチを所定の時間押し続けるものや、時刻合
せスイッチ等、他の機能を果たすスイッチを所定の時間
押し続けるなどして兼用するものなどが考えられる。
【0030】続いて、本発明の別の一実施形態を、図7
を用いて以下、詳細に説明する。なお、図7は電気機器
の表示制御装置のブロック図である。図7において、1
〜20は図1と全く同じもので、23はEEPROMや
フラッシュメモリー等の不揮発性の記憶装置、または電
池等でバックアップされた記憶装置であり、外部記憶装
置としてマイコンに接続されるものと、マイコンに内蔵
されるものとがある。通常の動作については、前記のと
おりである。
【0031】次に、図7を用いて、本発明の一実施形態
である電気機器の表示制御装置の動作について詳細に説
明する。前記のように、操作時刻検知部4により検知さ
れた操作時刻、およびそれまで記憶された操作時刻を元
に算出された待機状態での表示時間帯を操作時刻記憶部
5に記憶するとき、それと同時に不揮発性、または電池
等でバックアップされた記憶装置23にも同じデータを
記憶しておくことによって、電源プラグがコンセントか
ら抜かれても、また停電が起こったとしても、記憶され
た操作時刻データや算出された待機状態での表示時間帯
のデータが失われることはなくなる。このため、該電気
機器は、再び電源が投入されたとき、マイコンが記憶装
置23からデータを読み出し、電源投入直後から待機状
態での表示を自動的に制御することが可能となる。ただ
し、マイコン自体が電池等によりバックアップされてい
ない場合は、時計合わせを正しく行うことが前提とな
る。
【0032】
【発明の効果】本発明の電気機器の表示制御装置は上記
のような構成であるから、本発明によれば、使用者が頻
繁なスイッチ操作等を行うことなく、使用者の意志や生
活パターンに合わせて、各種表示状態例えば待機状態で
の表示が自動的に制御されるので、表示部に消費される
電力を節約することができ、また就寝時等の不快な明る
さもなくすことができるとともに、使用者が現在時刻や
室温といった情報を必要とする可能性の高い時間帯に
は、これらを表示して、使い勝手が悪くならないように
することができる。
【0033】また、本発明によれば、表示入切スイッチ
等の待機時の表示を入切するための手段を必要とせず、
使用者は待機時の表示のことは全く意識することなく、
通常の運転操作やタイマー運転操作をするだけで、使用
者の生活パターンに基づく該電気機器の使用時間帯を認
識して、自動的に待機時の表示を制御することができ
る。
【0034】また、本発明によれば、使用者が通常の運
転操作やタイマー運転操作をするとき、操作をすぐ取り
消したり、誤って操作を行った場合など、実際には電気
機器を使用していない場合は、その操作時刻データを無
効とし、使用者の生活パターンに基づく該電気機器の使
用時間帯を判定するための判断材料としないようにする
ことで、より的確な精度で、待機時の表示を制御するこ
とができる。
【0035】また、本発明によれば、待機表示を行って
いる時間帯での使用なしのデータも、使用者の生活パタ
ーンの1つとして、待機時の表示を制御する判断材料と
することにより、使用者が長期間外出したり、特定の季
節のみ使用する電気機器等で意図的に使用しなくなった
場合など、使用者が不在であったり該電気機器を使用す
る意志が全くないにもかかわらず、いつまでも待機時の
表示を行って無駄な電力を消費してしまうということを
防止することができる。
【0036】また、本発明によれば、使用者が意図的に
待機状態での表示を入切した時刻データをもとに算出し
た時間帯に合わせて待機表示を自動的に入切することに
より、使用者の意志をより忠実に反映した待機表示の制
御パターンを得ることができる。また、自動的に待機表
示を制御していても、表示入切スイッチ等の待機表示入
切手段は有効であり、使用者が通常とは異なった時間帯
に、現在時刻や室温といった情報を得たいと考えたとき
でも、自由に表示を入切することができる。
【0037】また、本発明によれば、使用者が1日のう
ち朝と夜の2回該電気機器を使用するような場合でも、
検知した複数の操作時刻をその間隔によって区別するこ
とにより、きめ細かい使用時間帯を判定することができ
る。
【0038】また、本発明によれば、使用者が待機状態
での表示を必要としていない可能性の高い時間帯におい
ても、表示を全く行わないのではなく、表示部に流れる
電流を制限して明るさを抑えるに止めることで、消費電
力を極力節約しつつ、常時、現在時刻や室温といった情
報を表示することを可能とし、使用者が通常とは異なっ
た時間帯に電気機器を使用したいと考えたり、使用はし
ないけれども現在時刻や室温といった情報のみを得たい
と考えたときでも、不都合を生じないようにすることが
できる。
【0039】更に、本発明によれば、電源プラグがコン
セントから抜かれても、また停電が起こったとしても、
記憶された操作時刻データや、算出された待機状態での
表示時間帯のデータが失われることはなく、再び電源が
投入された時、電源投入直後から待機状態での表示を自
動的にかつ適切に制御することができるので、部屋を移
動して使用するような電気機器や、限定されたシーズン
のみに使用するような電気機器であっても、不都合なく
前記の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気機器の表示制御
装置のブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係る電気機器の表示制御
装置の操作表示部概略図。
【図3】本発明の一実施形態に係る電気機器の表示制御
装置の動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の他の一実施形態に係る電気機器の表示
制御装置のブロック図。
【図5】本発明の他の一実施形態に係る電気機器の表示
制御装置の操作表示部概略図。
【図6】本発明の他の一実施形態に係る電気機器の表示
制御装置の動作を示すフローチャート。
【図7】本発明の更に他の一実施形態に係る電気機器の
表示制御装置のブロック図。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ(マイコン) 4 操作時刻検知部 5 操作時刻記憶部 6 待機表示算出部 11 運転スイッチ 13 入タイマースイッチ 14 時刻合せスイッチ 17 4桁デジタル表示部 18 2桁デジタル表示部 22 表示入切スイッチ 23 不揮発性、または電池等でバックアップされた記
憶装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計機能を有し表示部を備えた電気機器
    において、機器の動作制御を指示する操作スイッチと、
    この操作スイッチが操作された時刻を検知する時刻検知
    手段と、該検知時刻に基づき使用者の当該電気機器を用
    いた生活パターンを導き出す類推手段と、この類推手段
    の類推出力に基づき当該電気機器の表示状態を制御する
    表示制御手段とを設けた電気機器の表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記類推手段は複数回の検知時刻に基づ
    き生活パターンを導き出す請求項1記載の電気機器の表
    示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記類推手段は少なくとも操作スイッチ
    の操作時刻と前記電気機器の動作時間とを含めて前記生
    活パターンを類推する請求項1又は請求項2記載の電気
    機器の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記類推手段は前記電気機器の使用開始
    時刻を類推するものである請求項1、請求項2又は請求
    項3記載の電気機器の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御装置は前記類推手段の出力
    を受けて、前記電気機器の待機状態における表示状態を
    制御する請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記
    載の電気機器の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記類推手段は前記電気機器の待機状態
    において表示部での表示を必要とする時間帯を算出し、
    前記表示制御は前記電気機器の待機状態において、表示
    を必要とする時間帯に表示することを特徴とする請求項
    5記載の電気機器の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記操作スイッチの操作を有効とする判
    定は、所定の時間以上運転動作が継続した場合の運転ス
    イッチ操作、またはタイマー運転動作に至る操作である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5又は請求項6記載の電気機器の表示制御
    装置。
  8. 【請求項8】 前記表示制御手段は、待機状態での表示
    を行っている時間帯に、有効な運転操作が行われなかっ
    た場合、この時間帯での使用なしのデータを記憶蓄積
    し、この状態が所定の日数以上続いたとき、この時間帯
    での待機状態での表示を行わないようにすることを特徴
    とする請求項5、請求項6又は請求項7記載の電気機器
    の表示制御装置。
  9. 【請求項9】 待機状態での表示を入切する手段と、使
    用者が待機状態での表示を意図的に入切した時刻を検知
    する前記時刻検知手段とを有する請求項1、請求項2又
    は請求項3記載の電気機器の表示制御装置。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、記憶された複数
    の検知時刻において、所定の時間より離れているものは
    別々のものとみなし、そうでないものは同一とみなし
    て、待機状態での表示を行う時間帯を算出することを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の電気機器の表示制
    御装置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段は、前記待機状態に
    おける表示を必要としない時間帯の表示部の表示を明る
    さを抑えた表示とするものであることを特徴とする請求
    項5、請求項6又は請求項7記載の電気機器の表示制御
    装置。
  12. 【請求項12】 前記時刻検知手段により検知された時
    刻の記憶手段として、不揮発性記憶手段又は電池等でバ
    ックアップされた記憶手段を用いることを特徴とする電
    気機器の表示制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006179619A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Sharp Corp 待機状態表示装置及びその待機状態制御方法
JP2007534022A (ja) * 2004-04-20 2007-11-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 常夜灯モードを備えたディスプレイプロダクト

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