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JPH11190399A - ローエッジベルトの製造方法およびその製造装置 - Google Patents

ローエッジベルトの製造方法およびその製造装置

Info

Publication number
JPH11190399A
JPH11190399A JP9356458A JP35645897A JPH11190399A JP H11190399 A JPH11190399 A JP H11190399A JP 9356458 A JP9356458 A JP 9356458A JP 35645897 A JP35645897 A JP 35645897A JP H11190399 A JPH11190399 A JP H11190399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped
roll
belt
ring
main spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9356458A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Hashino
清治 端野
Noboru Hasegawa
登 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP9356458A priority Critical patent/JPH11190399A/ja
Priority to MYPI98005551A priority patent/MY114832A/en
Priority to US09/213,609 priority patent/US6213850B1/en
Priority to IDP981679A priority patent/ID21610A/id
Publication of JPH11190399A publication Critical patent/JPH11190399A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B5/00Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor
    • B24B5/50Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground, e.g. strings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/02Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D29/00Producing belts or bands
    • B29D29/10Driving belts having wedge-shaped cross-section

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2軸間で幅の広い加硫スリーブを懸回して砥
石群を切り込んでV溝を形成する製造方法では、加硫ス
リーブの蛇行による製品寸法精度のバラツキが大きくな
り、又ズレを生じる。一本ごとV形状に研磨する方法で
は生産性が悪く、コストアップとなる。本発明は品質、
生産性両面の向上を図る。 【解決手段】 複数本のスケアカットされたリング状ベ
ルト2を主軸ロール1とテンションロール5との間に懸
回し循環走行させながらV形に研削してローエッジベル
トを製造する方法であって、前記リング状ベルト2を主
軸ロール1上で外周部断面にV形状を有する荒砥石3に
よりほぼV形に粗研削した後、続けてその粗研削された
リング状ベルト2を更に仕上げ砥石4により仕上げ研磨
をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ローエッジベル
トの製造方法及び製造装置に関するものである。ローエ
ッジベルトは図3にその断面及び部分を斜視図で示すよ
うに、断面が逆台形(V形ともいう)をなし、上部ゴム
層31、抗張体32、下部ゴム層33を備えたリング状
の伝動ベルトである。この製造手順は図4に示すよう
に、1)これらの構成材料を内側よりこの順序に円筒状に
積層し、加硫してスリーブ(加硫スリーブともいう、図
4(a)にその断面を示す)を形成する、2)このスリーブ
を所定幅(ベルトの幅)に点線xの位置で輪切りして断
面四角形のリング状ベルト(スケアカットベルトとい
う、図4(b))とし、3)このスケアカットベルトを点線
yの位置で斜めにカットして断面V形のローエッジベル
ト(図4(c))とする。本発明は、このスケアカットベ
ルトをV形にカットしてローエッジベルトとする工程に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公平5−28978号公報に
は、「加硫スリーブを2軸間に懸回し、循環走行させ、
外周部断面がV形状である円盤状の砥石を複数個一体と
した砥石群を回転させながらその加硫スリーブの外周面
より切り込むことにより、複数本のV溝を研削し、その
V溝に位置決め部材を嵌合させながら個々のローエッジ
Vベルトにカットする製造方法」が開示されている。
【0003】他のローエッジVベルトの製造方法とし
て、加硫スリーブを設計されたベルト幅にスケアカット
(断面長方形のリングに輪切りすることをいう)した
後、一本づつ断面V形に研削・研磨する方法がある。V
形状に研削する一つの製造装置として、特開平8−16456
8号には、2枚のフライスカッターをそれらの刃先がベ
ルト側面をV形に切削する傾斜角となるように組み合わ
せたV形カット装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平5-28978号
に開示された方法では、幅の広い加硫スリーブを2軸間
に循環走行させることにより蛇行を生じ易く、また、多
くの砥石群を同時に切り込んでV溝を形成するために、
圧縮により断面形状が歪み、形状不良(断面の斜面形状
に窪み、ズレという)が生じることがある。一本ごとに
スケアカットした後でV形に研磨する方法では、生産性
が悪くコストアップにつながる。また、刃物によるフラ
イスカット(切削)方式によれば刃物寿命が短く、刃物
交換時間やコストアップの問題を生じる。
【0005】本発明は蛇行、ズレ等による品質上の課題
を解決すると共に、スケアカット後一本ごとに仕上げる
方法における加工時間の増加、コストアップを解決する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明のローエッジベルトの製造方法は、複数本
のスケアカットされたリング状ベルトを主軸ロールとテ
ンションロールとの間に懸回し、循環走行させながらそ
の断面がほぼV形となるように研磨してローエッジベル
トを製造する方法であって、前記リング状ベルトを前記
主軸ロール上で外周部断面にV形状を有する荒砥石によ
りほぼV形に粗研削した後、続けてその粗研削された前
記リング状ベルトを、更に仕上げ砥石により仕上げ研磨
する。
【0007】上記した構成を有する本発明のローエッジ
ベルトの製造方法は、複数本のスケアカットされたリン
グ状ベルトを同時に研削するので、一本ごと研削する方
法に比して効率よく研削することができる。先ず、外周
部断面にV形状を有する荒砥石(粒度が大きい)によ
り、スケアカットされたリング状ベルトを断面がほぼV
形となるように粗研削することにより効率の良い研削が
可能となる。続けて、その粗研削されたリング状ベルト
を、荒砥石と同様に成形され荒砥石より粒度の小さい仕
上げ砥石により仕上げ研磨をすることにより、リング状
ベルトに大きな力を掛けることがなく、歪みや、ズレを
生じることがない。これによって寸法精度の高い仕上げ
を効率よく行うことができる。
【0008】請求項2に記載のローエッジベルトの製造
装置は、スケアカットされたリング状ベルトを懸回する
水平に設けられた主軸ロール及びその下方にあって前記
主軸ロールに平行でありかつ昇降可能に取り付けられた
テンションロールと、前記主軸ロールに近接・離間可能
であって、前記主軸ロールの回転方向の上流側に取り付
けられた第1回転砥石と、前記主軸ロールに近接・離間
可能であって、前記主軸ロールの回転方向の下流側に取
り付けられた第2回転砥石とを備えている。
【0009】本発明の主軸ロールは、水平に設けられる
ことにより、リング状ベルトを容易に懸吊することがで
きる。昇降可能なテンションロールは、上昇することに
より、前記主軸ロールとの間にリング状ベルトを容易に
着脱することができると共に、下降することにより、懸
回したリング状ベルトに所定の張力を付与して主軸ロー
ルでの滑りを防止する。また、テンションロールは主軸
ロールと平行に取り付けられているのでリング状ベルト
を循環走行しても蛇行することがない。
【0010】第1回転砥石は主軸ロールに近接・離間可
能であり、回転しながら主軸ロールに接近し、それに懸
回され循環走行されるリング状ベルトに当接してこれを
粗研削する。この第1回転砥石をリング状ベルトより離
間することにより、リング状ベルトの取り替え作業が容
易となる。また、近接速度を調整することによりリング
状ベルトに係る抵抗を調整することができ、主軸ロール
とリング状ベルトのズレの生じない設計が可能となる。
第2回転砥石を前記主軸ロールの回転方向下流側に取り
付けることにより、第1回転砥石により粗研削されたリ
ング状ベルトを、掛け替えることなく連続して仕上げ研
磨することができる。第1回転砥石でほぼ形成されたリ
ング状ベルトのV形を、設計されたV形に正確に仕上げ
る。
【0011】請求項3に記載のローエッジベルトの製造
装置は、前記テンションロールの端部に複数本のリング
状ベルトを固定する鍔部を設けている。この鍔部によ
り、個々に輪切りされているスケアカットベルトを、一
体として主軸ロールとの間に懸回し、蛇行を防止し、同
時に研削、研磨加工が可能となる。
【0012】請求項4に記載のローエッジベルトの製造
装置は、第1回転砥石が外周部断面がV形状である円盤
状砥石を複数個一体とした荒砥石であり、第2回転砥石
が外周部断面がV形状の円盤状砥石を複数個一体とした
仕上げ砥石であり、かつ、前記荒砥石より細かい粒度で
ある。本発明では外周部断面がV形状の円盤状砥石を一
体として使用することにより、複数本のスケアカットさ
れたリング状ベルトを同時にV形に粗研削することがで
き、その荒砥石の粗さを調整することにより、効率よく
研削できる。粗研削した後に粒度の細かい仕上げ砥石に
より、V形を高精度の仕上げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るローエッジベ
ルトの製造方法及び装置の実施の形態を、図面に基づい
て説明する。
【0014】図1はこの本実施例にかかる装置を示す正
面図であり、図2は図1の装置の左側面図である。本実
施例に係る製造装置は、図1,図2に示すように、スケ
アカットされたリング状ベルト2(図2では見やすくす
るためにVカット後を示す)を懸回する水平に設けられ
た主軸ロール1とその下方にあって昇降可能なテンショ
ンロール5と、主軸ロール1に近接・離間可能に取り付
けられた第1回転砥石3と、主軸ロール1の回転方向
(矢印y)下流側に近接・離間可能に取り付けられた第
2回転砥石4とを備えている。
【0015】スケアカットされたリング状ベルト2は、
前述のとおり加硫スリーブを断面四角形に輪切りされた
ベルトである。主軸ロール1は、通常、懸回されるリン
グ状ベルト1との滑りを防止するために外周面をゴム弾
性体に被覆され、主軸モータ11により回転される。V
形の精度を更に向上させるために、主軸ロール1を金属
ロールとし、テンションロール5に回転手段を付し、テ
ンションロール5には滑り止めのカバー材を巻くことも
ある。
【0016】テンションロール5は、主軸ロール1と平
行であって昇降可能に支持され、リング状ベルト2を装
着するときには上昇し、研削加工する時は下降してリン
グ状ベルト2に所定の張力を付与する。リング状ベルト
2の蛇行や滑りを防止するためである。テンションロー
ル5を昇降させる手段は図1に示すように、テンション
ロール5は、テンションロール支持板26に取り付けら
れた補助板27に回転自在に取り付けられ、テンション
ロール支持板26は緩衝バネ25を介して昇降ベース2
4に支持されている。この緩衝バネ25(例えば、コイ
ルバネ)の強さを調整することによりリング状ベルト2
に付与される張力を調整する。昇降ベース24は昇降ネ
ジ23に支持され、昇降ガイド22に沿って昇降され
る。昇降範囲は研削対象であるリング状ベルト2の長さ
により設定される。リング状ベルト2が短いときは、テ
ンションロール5を補助板27の上端部5’に取り付け
ることもできる。
【0017】そのテンションロール5には、その端部に
鍔部20(図2)を設けており、その間に仕切りリング
29(図6)を所定数を備えている。個々に輪切りされ
た複数本のスケアカットベルト2は、鍔部20と仕切り
リング29に案内されて懸回され、研削作業においても
ばらばらとなることなく同時に研削可能となる。テンシ
ョンロール5にリング状ベルト2が懸回された状態を図
6に部分断面で示し、テンションロール5の両端部に鍔
部20が設けられ、その間に2個の仕切りリング29
(本実施例では、リング状ベルト2を3本同時に研削す
る)が備えられている。懸回されたリング状ベルト2の
内側には、テンションロール5に対応する鍔部を有する
位置調整プーリ8(詳細図示せず)が押しつけられ、リ
ング状ベルト2が循環走行する時の蛇行を防止する。
【0018】第1回転砥石3は、第1砥石移動手段6に
よって主軸ロール1に近接・離間される。第1砥石移動
手段6は、第1回転砥石3を支持する第1ベース14
と、その第1ベース14を第1スライダー16を介して
摺動可能に支持する第1支持フレーム18に支持された
第1レール15と、前記第1ベース14を第1ピン19
を介して移動させる第1支持フレーム18に支持された
第1エアシリンダ17とを備えている。
【0019】第1回転砥石3は、第1モータ12により
矢印xの方向に回転され、第1ベース14を主軸ロール
1に接近することによりリング状ベルト2に当接し、こ
れを断面V形に荒研削加工する。第1回転砥石をリング
状ベルト2の循環走行方向(矢印y)に対抗する方向に
回転させることにより研削効率を向上する。研削加工を
終了すると第1回転砥石を離間し、つづけて説明する第
2回転砥石による研磨を終了した後、懸回されたリング
状ベルト2を取り外し、次に加工するベルトを懸回す
る。
【0020】第2回転砥石4は、第2モータ13により
回転され、第2砥石移動手段7により第1回転砥石3と
同様の機構で主軸ロール1に近接・離間する。近接する
位置は、第1回転砥石3の下流側に位置してリング状ベ
ルト2の循環走行方向(矢印y方向)に順方向(矢印z
方向)に回転することにより仕上げ面が細かく正確にな
る。なお、図示しないが、この第2回転砥石4がリング
状ベルト2に当接する位置の裏側(リング状ベルト2の
内側)に接して「ベルト受け」を取付け、第2回転砥石
4により押さえられてリング状ベルト2が逃げることを
防止する。寸法精度を向上させるためである。
【0021】本実施例の第1回転砥石3は外周部断面が
V形状である円盤状砥石を複数個一体とした荒砥石(外
周部断面のV形状の数は、同時に懸回されるリング状ベ
ルト2の本数により設計される)であり、第2回転砥石
4は外周部に荒砥石と同数のV形状の突起を備え、か
つ、第1回転砥石より細かい粒度である仕上げ砥石を用
いる。第1回転砥石4によりリング状ベルト2を荒研削
し離間した状態を図5に側面図により示す。この実施例
では、ほぼV形に荒研削されたリング状ベルト2が3
本、主軸ロール1に懸回され、外周部断面がV形状19
である円盤状砥石を4個一体とした第1回転砥石3が離
間されている。
【0022】回転砥石の材質、粒度の選択は研削効率、
仕上がり精度に大きく影響し、多くの検討がなされ、こ
の実施例では第1回転砥石3(荒砥石)として粒度#3
0〜#60のグラファイトカーボン(GCともいう)砥
石を使用する。その回転速度を周速500〜1500m/
minとした。第2回転砥石4(仕上げ砥石)として粒度
#46〜#80のGC砥石を使用し、回転速度を周速5
00〜1500m/minとした。荒砥石の粒度と仕上
げ砥石の粒度との組あわせは、例えば、前者/後者が#
30/#46、#45/#80の組み合わせが用いら
れ、通常10番手以上の差を付ける。なお、回転砥石と
してダイヤ砥石又はGC砥石を使用すると、従来のフラ
イス刃による研削に比して、単位当たり切削コストが約
3割程度に低減でき、仕上げ状態(品質)は従来と変わ
らない。ダイヤ砥石、GC砥石の使い分けは後者がイニ
シャルコストが高くランニングコストが低いことを考慮
した選択する。
【0023】この製造装置を使用してローエッジベルト
2を製造する方法は、複数本のスケアカットされたリン
グ状ベルト2を、主軸ロール1とテンションロール5と
の間に懸張し循環走行させながら、主軸ロール1上で外
周部断面にV形状を有する荒砥石(第1回転砥石3)に
よりリング状ベルト2の断面がほぼV形になるように粗
研削(リング状ベルト2が1〜2周回転する間研削す
る)した後、この粗研削されたリング状ベルト2を更に
仕上げ砥石(第2回転砥石4)を当接してリング状ベル
ト2が1〜2周回転する間研磨して仕上げを完了する。
複数本のリング状ベルト2を同時に研削・研磨すること
ができるので従来の一本ごとに研削・研磨するより大幅
に効率が向上する。リング状ベルト2を研削する他の方
法として、主軸ロール1の回転速度を低速とし、第1回
転砥石3をリング状ベルト2に深く当接して一回で所定
寸法のV形状を切り込み、その切り込みが第2回転砥石
4の位置に来たときその第2回転砥石4もリング状ベル
ト2に当接して、リング状ベルト2が一回転+α回転す
る間に研削・研磨作業を完了することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のローエッジベルトの製造方法及び製造装置に
は、次のような優れた効果がある。即ち、請求項1の製
造方法によれば、2軸間にスケアカット後のリング状ベ
ルトを懸回するので幅の広い加硫スリーブを循環走行さ
せる場合のように蛇行を生じることがない。複数本同時
に研削・研磨できるので効率よくコストダウンが図れ
る。また、第1回転砥石と第2回転砥石による2段階の
研削により、第1回転砥石で効率よく研削し、第2回転
砥石で精度良く研削することにより、リング状ベルトを
V形に研削・研磨する際の効率、品質両面で大きく改善
される。
【0025】請求項2に記載の装置によれば、請求項1
に記載の製造方法を容易に実施することができる。
【0026】請求項3に記載の装置によれば、テンショ
ンロールに鍔部を設けることにより、個々に分離された
スケアカットベルト複数本を一体として懸回できるの
で、能率が良く且つズレ等を生じることなく研削でき
る。
【0027】請求項4に記載の装置によれば、回転砥石
をダイヤ砥石、GC砥石としその粒度を適正に選択する
ことにより、フライス方式よりも砥石寿命が長く、砥石
交換回数が減少し、コスト低減がはかれると共に、寸法
精度も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるローエッジベルトの製
造装置を示す正面図(一部省略)である。
【図2】図1の装置を示す左側面図(一部省略)であ
る。
【図3】ローエッジベルトの構造、外観を示す部分斜視
図である。
【図4】図4(a)〜(c)は加硫スリーブよりスケアカッ
トベルト、ローエッジベルトに成形される過程を順に示
す概念図である。
【図5】第1回転砥石と主軸ロールに懸回されたリング
状ベルトとの関係を示す部分拡大図である。
【図6】テンションロールの一部とこれに懸回されたリ
ング状ベルトを示す断面図である。
【符号の説明】
1:主軸ロール 2:リング状ベルト 3:第1回転砥石 4:第2回転砥石 5:テンションロール 6:第1砥石移動手段 7:第2砥石移動手段 8:位置調整プーリ 31:上部ゴム層 32:抗張体 33:下部ゴム層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のスケアカットされたリング状ベ
    ルトを主軸ロールとテンションロールとの間に懸回し、
    循環走行させながらその断面がほぼV形となるように研
    磨してローエッジベルトを製造する方法であって、 前記リング状ベルトを前記主軸ロール上で外周部断面に
    V形状を有する荒砥石によりほぼV形に粗研削した後、
    続けてその粗研削された前記リング状ベルトを、更に外
    周部断面にV形状を有する仕上げ砥石により仕上げ研磨
    することを特徴とするローエッジベルトの製造方法。
  2. 【請求項2】 スケアカットされたリング状ベルトを懸
    回する水平に設けられた主軸ロール及びその下方にあっ
    て前記主軸ロールに平行でありかつ昇降可能に取り付け
    られたテンションロールと、 前記主軸ロールに近接・離間可能であって、前記主軸ロ
    ールの回転方向の上流側に取り付けられた第1回転砥石
    と、 前記主軸ロールに近接・離間可能であって、前記主軸ロ
    ールの回転方向の下流側に取り付けられた第2回転砥石
    とを備えたことを特徴とするローエッジベルトの製造装
    置。
  3. 【請求項3】 前記テンションロールの端部に複数本の
    リング状ベルトを固定する鍔部を設けている請求項2に
    記載のローエッジベルトの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記第1回転砥石が外周部断面がV形状
    である円盤状砥石を複数個一体とした荒砥石であり、前
    記第2回転砥石が外周部断面がV形状である円盤状砥石
    を複数個一体とし、かつ、前記荒砥石より細かい粒度で
    ある仕上げ砥石を用いた請求項2又は3に記載のローエ
    ッジベルトの製造装置。
JP9356458A 1997-12-25 1997-12-25 ローエッジベルトの製造方法およびその製造装置 Pending JPH11190399A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9356458A JPH11190399A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 ローエッジベルトの製造方法およびその製造装置
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Applications Claiming Priority (1)

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JP9356458A JPH11190399A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 ローエッジベルトの製造方法およびその製造装置

Publications (1)

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ID=18449117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9356458A Pending JPH11190399A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 ローエッジベルトの製造方法およびその製造装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6213850B1 (ja)
JP (1) JPH11190399A (ja)
ID (1) ID21610A (ja)
MY (1) MY114832A (ja)

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