JPH11185886A - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- JPH11185886A JPH11185886A JP9365598A JP36559897A JPH11185886A JP H11185886 A JPH11185886 A JP H11185886A JP 9365598 A JP9365598 A JP 9365598A JP 36559897 A JP36559897 A JP 36559897A JP H11185886 A JPH11185886 A JP H11185886A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- terminals
- terminal
- terminal set
- electrical connector
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】100MHz程度の高速伝送にも対応可能でク
ロストークが少なく、しかも小型な電気コネクタを提供
する。 【解決手段】各端子1は平行な2本の直線L1,L2の
上に6個ずつ配列され、異なる直線L1,L2に配置さ
れて隣接している各一対の端子1がそれぞれ送受信対2
を形成する。各送受信対2を形成する各一対の端子1間
の距離aは、隣合う送受信対2との距離bよりも小さく
設定されている。各送受信対2を形成する各一対の端子
1間の距離は他の送受信対2を形成する端子1との距離
よりも小さくなり、結果的に他の送受信対2への信号電
流の漏洩量は少なくなる。
ロストークが少なく、しかも小型な電気コネクタを提供
する。 【解決手段】各端子1は平行な2本の直線L1,L2の
上に6個ずつ配列され、異なる直線L1,L2に配置さ
れて隣接している各一対の端子1がそれぞれ送受信対2
を形成する。各送受信対2を形成する各一対の端子1間
の距離aは、隣合う送受信対2との距離bよりも小さく
設定されている。各送受信対2を形成する各一対の端子
1間の距離は他の送受信対2を形成する端子1との距離
よりも小さくなり、結果的に他の送受信対2への信号電
流の漏洩量は少なくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばLANに
用いられ、100MHz程度の高速な平衡伝送にも適用
可能な電気コネクタに関するものである。
用いられ、100MHz程度の高速な平衡伝送にも適用
可能な電気コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、近接する信号伝送路では、一方
の回路の信号電流が、容量結合や電磁結合によって他方
の回路に電流を生じさせることによってクロストークを
生じることが知られている。クロストークは、信号電流
の周波数が高くなるほど(つまり、伝送速度が高速にな
るほど)増大し、著しく大きなクロストークが生じると
信号が正しく伝送されなくなる。したがって、クロスト
ークを低減することは重要な課題である。
の回路の信号電流が、容量結合や電磁結合によって他方
の回路に電流を生じさせることによってクロストークを
生じることが知られている。クロストークは、信号電流
の周波数が高くなるほど(つまり、伝送速度が高速にな
るほど)増大し、著しく大きなクロストークが生じると
信号が正しく伝送されなくなる。したがって、クロスト
ークを低減することは重要な課題である。
【0003】そこで、従来より、高周波に適用すること
のできる多心の電気コネクタとして、実開平2−137
774号公報に記載されているように、信号間をグラン
ドプレートにより分離することでクロストークを低減さ
せるものが知られている。つまり、グランドプレートを
用いて信号用のコンタクトを囲み、信号漏洩を抑制する
ことで、高速伝送に対応させるものである。
のできる多心の電気コネクタとして、実開平2−137
774号公報に記載されているように、信号間をグラン
ドプレートにより分離することでクロストークを低減さ
せるものが知られている。つまり、グランドプレートを
用いて信号用のコンタクトを囲み、信号漏洩を抑制する
ことで、高速伝送に対応させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、信号用
のコンタクトをグランドプレートで囲うことによってク
ロストークを抑制するものでは、コンタクトのほかにグ
ランドプレートが必要であるから、全体として嵩高にな
るという問題がある。本発明は上記事由に鑑みて為され
たものであり、その目的は、100MHz程度の高速伝
送にも対応可能でクロストークが少なく、しかも小型な
電気コネクタを提供することにある。
のコンタクトをグランドプレートで囲うことによってク
ロストークを抑制するものでは、コンタクトのほかにグ
ランドプレートが必要であるから、全体として嵩高にな
るという問題がある。本発明は上記事由に鑑みて為され
たものであり、その目的は、100MHz程度の高速伝
送にも対応可能でクロストークが少なく、しかも小型な
電気コネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、1つの回路
を形成する一対の端子からなる端子組(以下では送受信
対という)同士のクロストークを抑制するために、以下
のいずれかの技術を採用している。すなわち、各送受信
対から他の送受信対への信号電流の漏れ量自身を低減す
る技術と、信号電流の漏れ量を少なくするのではなく位
相が逆になるようにして漏れた信号電流を相殺する技術
との少なくとも一方を用いる。なお、本発明における端
子という用語は、コネクタに含まれる線路を意味し、コ
ンタクト、電線接続部(成端部)、電線を含む。
を形成する一対の端子からなる端子組(以下では送受信
対という)同士のクロストークを抑制するために、以下
のいずれかの技術を採用している。すなわち、各送受信
対から他の送受信対への信号電流の漏れ量自身を低減す
る技術と、信号電流の漏れ量を少なくするのではなく位
相が逆になるようにして漏れた信号電流を相殺する技術
との少なくとも一方を用いる。なお、本発明における端
子という用語は、コネクタに含まれる線路を意味し、コ
ンタクト、電線接続部(成端部)、電線を含む。
【0006】請求項1の発明は、それぞれ1つの回路に
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組の中心が1つの基準線上に並ぶととも
に基準線に直交する方向に各端子組を形成する各一対の
端子が配置され、各端子組を形成する各一対の端子の一
方が基準線に平行な1つの直線上に配列されかつ他方が
基準線に平行な別の直線上に配列され、各端子組を形成
する各一対の端子間の距離が他の端子間の距離よりも小
さく設定されているものである。この構成によれば、端
子組を形成する各一対の端子間の結合が強くなり、外部
からの影響を受けにくくなる。また、各端子組間の距離
が比較的大きいから、端子組間の結合度が小さく、クロ
ストークが低減される。しかも、各端子組ごとにシール
ドを設ける必要がないから、比較的小型に形成すること
ができる。
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組の中心が1つの基準線上に並ぶととも
に基準線に直交する方向に各端子組を形成する各一対の
端子が配置され、各端子組を形成する各一対の端子の一
方が基準線に平行な1つの直線上に配列されかつ他方が
基準線に平行な別の直線上に配列され、各端子組を形成
する各一対の端子間の距離が他の端子間の距離よりも小
さく設定されているものである。この構成によれば、端
子組を形成する各一対の端子間の結合が強くなり、外部
からの影響を受けにくくなる。また、各端子組間の距離
が比較的大きいから、端子組間の結合度が小さく、クロ
ストークが低減される。しかも、各端子組ごとにシール
ドを設ける必要がないから、比較的小型に形成すること
ができる。
【0007】請求項2の発明は、それぞれ1つの回路に
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組の中心が互いに平行な2本の基準線の
いずれか一方を基準線として並ぶとともに各基準線に直
交する方向に各端子組を形成する各一対の端子が配置さ
れ、基準線に沿う方向において隣合う各端子組の中心は
互いに異なる基準線上に位置して各端子組が千鳥状に配
列され、各端子組を形成する各一対の端子間の距離が他
の端子間の距離よりも小さく設定されているものであ
る。この構成では、端子組が千鳥状に配列されているか
ら、端子組間の距離が大きくなり、端子組間での結合度
が小さくなって、クロストークが低減することになる。
しかも、端子組間の距離を比較的小さくしながらも端子
組間の距離を大きくとることができるから、小型化にも
寄与する。
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組の中心が互いに平行な2本の基準線の
いずれか一方を基準線として並ぶとともに各基準線に直
交する方向に各端子組を形成する各一対の端子が配置さ
れ、基準線に沿う方向において隣合う各端子組の中心は
互いに異なる基準線上に位置して各端子組が千鳥状に配
列され、各端子組を形成する各一対の端子間の距離が他
の端子間の距離よりも小さく設定されているものであ
る。この構成では、端子組が千鳥状に配列されているか
ら、端子組間の距離が大きくなり、端子組間での結合度
が小さくなって、クロストークが低減することになる。
しかも、端子組間の距離を比較的小さくしながらも端子
組間の距離を大きくとることができるから、小型化にも
寄与する。
【0008】請求項3の発明は、それぞれ1つの回路に
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組の中心が1つの基準線上に並ぶように
配置され、基準線に沿う方向において隣合う各端子組は
各一対の端子を通る方向が交互に直交し、端子組を形成
する各一対の端子を通る方向が基準線に平行である端子
組の端子が、端子組を形成する各一対の端子を通る方向
が基準線に直交する端子組の各一対の端子の中間位置に
配置されているものである。この構成によれば、各端子
組を形成する各一対の端子が交互に異なる向きの配列に
なるから、隣接する端子組の一方の端子に対する他方の
端子組を形成する各端子の距離の差を小さくすることが
でき(つまり、上記他方の端子組の各端子から上記一方
の端子組の端子までの距離がほぼ等しくなり)、隣接す
る端子組間では各端子による影響が相殺されてクロスト
ークが低減される。
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組の中心が1つの基準線上に並ぶように
配置され、基準線に沿う方向において隣合う各端子組は
各一対の端子を通る方向が交互に直交し、端子組を形成
する各一対の端子を通る方向が基準線に平行である端子
組の端子が、端子組を形成する各一対の端子を通る方向
が基準線に直交する端子組の各一対の端子の中間位置に
配置されているものである。この構成によれば、各端子
組を形成する各一対の端子が交互に異なる向きの配列に
なるから、隣接する端子組の一方の端子に対する他方の
端子組を形成する各端子の距離の差を小さくすることが
でき(つまり、上記他方の端子組の各端子から上記一方
の端子組の端子までの距離がほぼ等しくなり)、隣接す
る端子組間では各端子による影響が相殺されてクロスト
ークが低減される。
【0009】請求項4の発明は、それぞれ1つの回路に
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組を形成する各一対の端子は互いに平行
な2つの直線のいずれか一方の上に配列されるととも
に、前記直線に沿う方向において互いに他方の直線上の
端子組の位置が一致し、各端子組を形成する各一対の端
子間の距離が他の端子間の距離よりも小さく設定されて
いるものである。この構成によれば、各端子組を形成す
る各一対の端子間の綜合は強くなるので、外部からの影
響を受けにくく、かつ、異なる端子組間の結合が小さく
なってクロストークが小さくなる。
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組を形成する各一対の端子は互いに平行
な2つの直線のいずれか一方の上に配列されるととも
に、前記直線に沿う方向において互いに他方の直線上の
端子組の位置が一致し、各端子組を形成する各一対の端
子間の距離が他の端子間の距離よりも小さく設定されて
いるものである。この構成によれば、各端子組を形成す
る各一対の端子間の綜合は強くなるので、外部からの影
響を受けにくく、かつ、異なる端子組間の結合が小さく
なってクロストークが小さくなる。
【0010】請求項5の発明は、それぞれ1つの回路に
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組を形成する各一対の端子は互いに平行
な2つの直線のいずれか一方の上に配列されるととも
に、前記直線に沿う方向において一方の直線上の端子組
の間に他方の直線上の端子組が位置し、各端子組を形成
する各一対の端子間の距離が他の端子間の距離よりも小
さく設定されているものである。この構成によれば、各
端子組間の距離が大きくなり、結果的に端子組間の結合
が小さくなってクロストークが低減される。
含まれる複数の端子組を備える電気コネクタであって、
各端子組を形成する各一対の端子はそれぞれ隣接して配
置され、各端子組を形成する各一対の端子は互いに平行
な2つの直線のいずれか一方の上に配列されるととも
に、前記直線に沿う方向において一方の直線上の端子組
の間に他方の直線上の端子組が位置し、各端子組を形成
する各一対の端子間の距離が他の端子間の距離よりも小
さく設定されているものである。この構成によれば、各
端子組間の距離が大きくなり、結果的に端子組間の結合
が小さくなってクロストークが低減される。
【0011】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、順に並んだ端子組のうちの1つおき
の端子組について、互いに接続される2組の外部電線の
間の線路の一部を交差させるものである。この構成によ
れば、交差部位の前後で漏洩電流が逆位相になり、結果
的に漏洩電流が相殺されてクロストークが低減する。請
求項7の発明は、請求項1ないし請求項5の発明におい
て、各端子組について互いに接続される2組の外部電線
の間の線路の一部を交差させ、かつ隣接する端子組につ
いては線路の交差部位を異ならせているものである。こ
の構成によれば、請求項6の発明と同様の効果を奏す
る。また、交差部位を適宜に異ならせることによって、
さらに隣接する端子組だけではなく、さらに離れた端子
組との間のクロストークも低減することができる。
5の発明において、順に並んだ端子組のうちの1つおき
の端子組について、互いに接続される2組の外部電線の
間の線路の一部を交差させるものである。この構成によ
れば、交差部位の前後で漏洩電流が逆位相になり、結果
的に漏洩電流が相殺されてクロストークが低減する。請
求項7の発明は、請求項1ないし請求項5の発明におい
て、各端子組について互いに接続される2組の外部電線
の間の線路の一部を交差させ、かつ隣接する端子組につ
いては線路の交差部位を異ならせているものである。こ
の構成によれば、請求項6の発明と同様の効果を奏す
る。また、交差部位を適宜に異ならせることによって、
さらに隣接する端子組だけではなく、さらに離れた端子
組との間のクロストークも低減することができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、各端子組について互いに接続される
2組の外部電線の間の線路の一部を交差させ、かつ各端
子組ごとに交差回数を異ならせるものである。この構成
も、請求項6の発明と同様の効果を奏する。請求項9の
発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、隣接
する端子組との結合により生じる信号電流の位相が端子
の他の部位と逆相になる逆相電流生成部を各端子に形成
し、逆相電流生成部の信号電流と他の部位の信号電流と
が相殺されるものである。この構成によれば、逆相電流
生成部を形成していることによって、一つの端子に対し
て互いに逆相の漏洩電流を生じさせることができ、結果
的に両漏洩電流が相殺されてクロストークが低減する。
5の発明において、各端子組について互いに接続される
2組の外部電線の間の線路の一部を交差させ、かつ各端
子組ごとに交差回数を異ならせるものである。この構成
も、請求項6の発明と同様の効果を奏する。請求項9の
発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、隣接
する端子組との結合により生じる信号電流の位相が端子
の他の部位と逆相になる逆相電流生成部を各端子に形成
し、逆相電流生成部の信号電流と他の部位の信号電流と
が相殺されるものである。この構成によれば、逆相電流
生成部を形成していることによって、一つの端子に対し
て互いに逆相の漏洩電流を生じさせることができ、結果
的に両漏洩電流が相殺されてクロストークが低減する。
【0013】請求項10の発明は、請求項1ないし請求
項5の発明において、隣接する端子組に含まれる端子間
に容量成分を付加する容量付加部材を設けたものであ
る。この構成によれば、異なる端子組を形成する端子間
の結合度を平衡させることが可能になり、これによって
クロストークを低減することが可能になる。
項5の発明において、隣接する端子組に含まれる端子間
に容量成分を付加する容量付加部材を設けたものであ
る。この構成によれば、異なる端子組を形成する端子間
の結合度を平衡させることが可能になり、これによって
クロストークを低減することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に説明する実施形態は、コネ
クタにおける端子でのクロストークを低減する技術に関
するものである。また、以下の実施形態では送受信対
(端子組)を6対備えているが、送受信対の数はこれに
限定されるものではない。 (実施形態1)本実施形態は、図1に示すように、各端
子1は平行な2本の直線L1,L2の上に6個ずつ配列
され、異なる直線L1,L2に配置されて隣接している
各一対の端子1がそれぞれ送受信対(端子組)2を形成
する。つまり、送受信対2の中心は1つの基準線(図示
せず)上に配置されている。また、図1において一点鎖
線で囲んだ各一対の端子1が送受信対2を形成してい
る。各送受信対2を形成する各一対の端子1は上記直線
L1,L2に直交する方向(図1では上下方向)の一直
線上に配置される。また、各端子1は上記直線L1,L
2に沿う方向(図1では左右方向)が上下方向よりも長
い断面長方形状に形成されている。さらに、送受信対2
は上記直線L1,L2に沿って等間隔に配置されてい
る。
クタにおける端子でのクロストークを低減する技術に関
するものである。また、以下の実施形態では送受信対
(端子組)を6対備えているが、送受信対の数はこれに
限定されるものではない。 (実施形態1)本実施形態は、図1に示すように、各端
子1は平行な2本の直線L1,L2の上に6個ずつ配列
され、異なる直線L1,L2に配置されて隣接している
各一対の端子1がそれぞれ送受信対(端子組)2を形成
する。つまり、送受信対2の中心は1つの基準線(図示
せず)上に配置されている。また、図1において一点鎖
線で囲んだ各一対の端子1が送受信対2を形成してい
る。各送受信対2を形成する各一対の端子1は上記直線
L1,L2に直交する方向(図1では上下方向)の一直
線上に配置される。また、各端子1は上記直線L1,L
2に沿う方向(図1では左右方向)が上下方向よりも長
い断面長方形状に形成されている。さらに、送受信対2
は上記直線L1,L2に沿って等間隔に配置されてい
る。
【0015】ここにおいて、クロストークを低減するた
めに、各送受信対2を形成する各一対の端子1間の距離
aは、隣合う送受信対2との距離bよりも小さく設定さ
れている(端子1の中心間の距離A,Bについても上下
方向が左右方向よりも小さい)。このような寸法関係に
設定することによって、各送受信対2を形成する各一対
の端子1間の距離は他の送受信対2を形成する端子1と
の距離よりも小さくなり、結果的に他の送受信対2への
信号電流の漏洩量は少なくなる。
めに、各送受信対2を形成する各一対の端子1間の距離
aは、隣合う送受信対2との距離bよりも小さく設定さ
れている(端子1の中心間の距離A,Bについても上下
方向が左右方向よりも小さい)。このような寸法関係に
設定することによって、各送受信対2を形成する各一対
の端子1間の距離は他の送受信対2を形成する端子1と
の距離よりも小さくなり、結果的に他の送受信対2への
信号電流の漏洩量は少なくなる。
【0016】(実施形態2)本実施形態は、図2に示す
ように、実施形態1の構成と同様の送受信対2を有して
いるが、各送受信対2を形成する各一対の端子1が互い
に平行な4本の直線L11〜L14上に3個ずつ配列さ
れている点が実施形態1と相違する。つまり、本実施形
態では各送受信対2の中心が2本の基準線(図示せず)
のいずれかの上に配置されている。いま、直線L11〜
L14が図2における上から並んでいるものとして、左
端の送受信対2は直線L11,L13の上に端子1が配
置され、左から2番目の送受信対2は直線L12,L1
4の上に端子1が配置され、左から3番目の送受信対2
は直線L11,L13の上に端子1が配置される。4本
の直線L11〜L14は等間隔に設定されている。ま
た、各送受信対2は図2の左右方向における間隔が等し
く設定されている。
ように、実施形態1の構成と同様の送受信対2を有して
いるが、各送受信対2を形成する各一対の端子1が互い
に平行な4本の直線L11〜L14上に3個ずつ配列さ
れている点が実施形態1と相違する。つまり、本実施形
態では各送受信対2の中心が2本の基準線(図示せず)
のいずれかの上に配置されている。いま、直線L11〜
L14が図2における上から並んでいるものとして、左
端の送受信対2は直線L11,L13の上に端子1が配
置され、左から2番目の送受信対2は直線L12,L1
4の上に端子1が配置され、左から3番目の送受信対2
は直線L11,L13の上に端子1が配置される。4本
の直線L11〜L14は等間隔に設定されている。ま
た、各送受信対2は図2の左右方向における間隔が等し
く設定されている。
【0017】送受信対2を形成する一対の端子1は実施
形態1と同様に上記直線L11〜L14に直交する方向
(図2の上下方向)に配置されている。ただし、上述の
ように隣合う送受信対2が上下方向にずれて位置してお
り、隣合う各一対の送受信対2の一方を形成する各一対
の端子1の上下方向の中間位置に他方の送受信対2の一
方の端子1が位置するように配置されて千鳥状の配列に
なっている。このような配列を採用すれば左右方向の幅
が実施形態1と等しいとすれば、隣接する送受信対2の
間の距離を実施形態1よりも大きくとることができ、結
果的にクロストークをより低減することが可能になる。
形態1と同様に上記直線L11〜L14に直交する方向
(図2の上下方向)に配置されている。ただし、上述の
ように隣合う送受信対2が上下方向にずれて位置してお
り、隣合う各一対の送受信対2の一方を形成する各一対
の端子1の上下方向の中間位置に他方の送受信対2の一
方の端子1が位置するように配置されて千鳥状の配列に
なっている。このような配列を採用すれば左右方向の幅
が実施形態1と等しいとすれば、隣接する送受信対2の
間の距離を実施形態1よりも大きくとることができ、結
果的にクロストークをより低減することが可能になる。
【0018】上述した配置において直線L12,L13
の上に配置されている各端子1は、その周囲の他の端子
1からの影響ないし他の端子1への影響が等しくなるよ
うに配置されていることになる。他の構成は実施形態1
と同様である。 (実旛形態3)本実施形態は、図3に示すように、実施
形態1と同様の送受信対2を用い、左右方向の直線(基
準線)L0の上に送受信対2の中心を配置している(各
送受信対2の中心が一直線上に存在する)。ただし、隣
合う各一対の送受信対2では送受信対2を形成する各一
対の端子1を通る直線が互いに直交している。言い換え
ると、隣合う各一対の送受信対2の一方において図3の
上下方向に一対の端子1が配置されているとすれば、他
方においては図3の左右方向に一対の端子1が配置され
るのである。また、一対の端子1が左右方向に配置され
ている送受信対2は、一対の端子1が上下方向に配置さ
れている各送受信対2の中心を通る直線L0の上に位置
し、上下方向に配置された一対の端子1から左右方向に
配置されている各端子1までの距離がそれぞれ等しくな
っている。したがって、送受信対2を形成する各一対の
端子1が左右方向に配置されているものは、周囲の他の
端子1から受ける影響および他の端子1に及ぼす影響が
ほぼ等しくなる。他の構成は実施形態1と同様である。
の上に配置されている各端子1は、その周囲の他の端子
1からの影響ないし他の端子1への影響が等しくなるよ
うに配置されていることになる。他の構成は実施形態1
と同様である。 (実旛形態3)本実施形態は、図3に示すように、実施
形態1と同様の送受信対2を用い、左右方向の直線(基
準線)L0の上に送受信対2の中心を配置している(各
送受信対2の中心が一直線上に存在する)。ただし、隣
合う各一対の送受信対2では送受信対2を形成する各一
対の端子1を通る直線が互いに直交している。言い換え
ると、隣合う各一対の送受信対2の一方において図3の
上下方向に一対の端子1が配置されているとすれば、他
方においては図3の左右方向に一対の端子1が配置され
るのである。また、一対の端子1が左右方向に配置され
ている送受信対2は、一対の端子1が上下方向に配置さ
れている各送受信対2の中心を通る直線L0の上に位置
し、上下方向に配置された一対の端子1から左右方向に
配置されている各端子1までの距離がそれぞれ等しくな
っている。したがって、送受信対2を形成する各一対の
端子1が左右方向に配置されているものは、周囲の他の
端子1から受ける影響および他の端子1に及ぼす影響が
ほぼ等しくなる。他の構成は実施形態1と同様である。
【0019】(実旛形態4)本実施形態は、図4に示す
ように、送受信対2を形成する各一対の端子1を平行な
2本の直線L1,L2の上に6個ずつ配列しているもの
であって、この点では実施形態1と同様であるが、各直
線L1,L2の上で送受信対2が形成されている点で実
施形態1と相違している。つまり、各直線L1,L2に
は3個ずつの送受信対2がそれぞれ配列される。端子1
は実施形態1と同様に断面形状が左右方向に長い長方形
に形成されており、左右一対の端子1が送受信対2を形
成する。また、各直線L1,L2の上の送受信対2は上
下方向の直線上に配置されている(つまり、一方の直線
L1の上の各送受信対2の中心を通る上下方向の直線の
上に他方の直線L2の上の送受信対2が位置する)。
ように、送受信対2を形成する各一対の端子1を平行な
2本の直線L1,L2の上に6個ずつ配列しているもの
であって、この点では実施形態1と同様であるが、各直
線L1,L2の上で送受信対2が形成されている点で実
施形態1と相違している。つまり、各直線L1,L2に
は3個ずつの送受信対2がそれぞれ配列される。端子1
は実施形態1と同様に断面形状が左右方向に長い長方形
に形成されており、左右一対の端子1が送受信対2を形
成する。また、各直線L1,L2の上の送受信対2は上
下方向の直線上に配置されている(つまり、一方の直線
L1の上の各送受信対2の中心を通る上下方向の直線の
上に他方の直線L2の上の送受信対2が位置する)。
【0020】ここにおいて、各送受信対2を形成する各
一対の端子1間の距離Aは、他の送受信対2を形成する
端子1との距離B,Cよりも小さく設定されている。し
たがって、実施形態1と同様にクロストークが少なくな
る。また、本実施形態の場合に送受信対2が偶数個でな
ければ、1つの送受信対2は一対の端子1を上下方向に
配置するとともに、その送受信対2の中心が上記両直線
L1,L2の中間に位置するように配置する。他の構成
は実施形態1と同様である。
一対の端子1間の距離Aは、他の送受信対2を形成する
端子1との距離B,Cよりも小さく設定されている。し
たがって、実施形態1と同様にクロストークが少なくな
る。また、本実施形態の場合に送受信対2が偶数個でな
ければ、1つの送受信対2は一対の端子1を上下方向に
配置するとともに、その送受信対2の中心が上記両直線
L1,L2の中間に位置するように配置する。他の構成
は実施形態1と同様である。
【0021】(実施形態5)本実施形態は、図5に示す
ように、実施形態4と同様に互いに平行な2本の直線L
1,L2の上に各端子1が配置され、各直線L1,L2
の上に3個ずつの送受信対2が配置されている。ただ
し、一方の直線L1の上の隣合う一対の送受信対2の間
に対応する位置に他方の直線L2の上の送受信対2が配
置されるようにして各送受信対2を千鳥状に配置してあ
る。この構成によって、送受信対2を形成していない端
子1間の距離が実施形態4よりも大きくなり、クロスト
ークが一層低減される。他の構成は実施形態4と同様で
ある。
ように、実施形態4と同様に互いに平行な2本の直線L
1,L2の上に各端子1が配置され、各直線L1,L2
の上に3個ずつの送受信対2が配置されている。ただ
し、一方の直線L1の上の隣合う一対の送受信対2の間
に対応する位置に他方の直線L2の上の送受信対2が配
置されるようにして各送受信対2を千鳥状に配置してあ
る。この構成によって、送受信対2を形成していない端
子1間の距離が実施形態4よりも大きくなり、クロスト
ークが一層低減される。他の構成は実施形態4と同様で
ある。
【0022】(実施形態6)本実施形態は、図6に示す
ように、外部電線としての2本のツイストペアケーブル
3同士を接続する電気コネクタであって、ツイストペア
ケーブル3のシース3aから引き出した電線3bをほぼ
平行になるように保持するケーブル保持部4と、互いに
相手側の電気コネクタと電気的に接続されるコンタクト
5と、電線3bをコンタクト5に結合して電線3bとコ
ンタクト5とを電気的に接続する成端部6とを備えてい
る。成端部6はどのようなものを用いてもよいが、たと
えば端子片に設けたスリットに、絶縁被覆した電線3b
をスリットに沿って圧入することによって絶縁被覆を切
り込んで端子片への電線3bの保持と接続とを同時に行
なうようにした圧接端子型のものが用いられる。互いに
他方のコネクタに設けたコンタクト5の接触部位には各
種の形態があるが、たとえば、モジュラジャックとモジ
ュラプラグとのように、一方のコンタクトを板材とし、
他方のコンタクトを板材に弾接する線ばねとするような
構成を採用することができる。
ように、外部電線としての2本のツイストペアケーブル
3同士を接続する電気コネクタであって、ツイストペア
ケーブル3のシース3aから引き出した電線3bをほぼ
平行になるように保持するケーブル保持部4と、互いに
相手側の電気コネクタと電気的に接続されるコンタクト
5と、電線3bをコンタクト5に結合して電線3bとコ
ンタクト5とを電気的に接続する成端部6とを備えてい
る。成端部6はどのようなものを用いてもよいが、たと
えば端子片に設けたスリットに、絶縁被覆した電線3b
をスリットに沿って圧入することによって絶縁被覆を切
り込んで端子片への電線3bの保持と接続とを同時に行
なうようにした圧接端子型のものが用いられる。互いに
他方のコネクタに設けたコンタクト5の接触部位には各
種の形態があるが、たとえば、モジュラジャックとモジ
ュラプラグとのように、一方のコンタクトを板材とし、
他方のコンタクトを板材に弾接する線ばねとするような
構成を採用することができる。
【0023】ところで、ツイストペアケーブル3の電線
3bをコンタクト5に接続するには、電線3bの撚りを
ほどかなければならず、この部分ではクロストークが大
きくなる可能性がある。そこで、本実施形態では、ケー
ブル保持部4においてほぼ平行に配置されている電線3
bの一部を交差(交差部位を3cで示す)させることに
よって、クロストークの増加を抑制している。具体的に
は、各対を形成している電線3bがケーブル保持部4の
上で順に配列され、しかも隣合う対の一方は交差させ他
方は平行を保って成端部6に接続されるようにしてあ
る。電線3bが交差する対については、各電気コネクタ
においてそれぞれ1回ずつ交差させてある。言い換える
と、ケーブル保持部4の上では電線3bを横並びとし
(図6は縦方向に並べてある)、対になる電線3bが隣
合うように配置する。ここで、各電気コネクタにおいて
電線3bを交差させた対と、電線3bを交差させない対
3bとを交互に配置するのである。電線3bを交差させ
る対では互いに接続されるツイストペアケーブル3の間
で交差部位3cが2箇所あるから、上記構成では両コネ
クタにおける電線3bの配列は逆順になるがその順番は
変わらない。
3bをコンタクト5に接続するには、電線3bの撚りを
ほどかなければならず、この部分ではクロストークが大
きくなる可能性がある。そこで、本実施形態では、ケー
ブル保持部4においてほぼ平行に配置されている電線3
bの一部を交差(交差部位を3cで示す)させることに
よって、クロストークの増加を抑制している。具体的に
は、各対を形成している電線3bがケーブル保持部4の
上で順に配列され、しかも隣合う対の一方は交差させ他
方は平行を保って成端部6に接続されるようにしてあ
る。電線3bが交差する対については、各電気コネクタ
においてそれぞれ1回ずつ交差させてある。言い換える
と、ケーブル保持部4の上では電線3bを横並びとし
(図6は縦方向に並べてある)、対になる電線3bが隣
合うように配置する。ここで、各電気コネクタにおいて
電線3bを交差させた対と、電線3bを交差させない対
3bとを交互に配置するのである。電線3bを交差させ
る対では互いに接続されるツイストペアケーブル3の間
で交差部位3cが2箇所あるから、上記構成では両コネ
クタにおける電線3bの配列は逆順になるがその順番は
変わらない。
【0024】上述のように構成し、電線3bを交差させ
る(入れ換える)か否かの条件以外は各対で等しいもの
とすれば、交差させる前後の平行部分の長さが等しくな
るときクロストークがもっとも小さくなる。ただし、電
線3bを交差させる位置や回数は上述のものに限定され
るわけではない。また、本実施形態における端子1の配
列は実施形態4と同様の配列になっているが、これもと
くに限定されるものではない。
る(入れ換える)か否かの条件以外は各対で等しいもの
とすれば、交差させる前後の平行部分の長さが等しくな
るときクロストークがもっとも小さくなる。ただし、電
線3bを交差させる位置や回数は上述のものに限定され
るわけではない。また、本実施形態における端子1の配
列は実施形態4と同様の配列になっているが、これもと
くに限定されるものではない。
【0025】(実施形態7)図7に示す本実施形態では
実施形態1と同様にケーブル保持部4の厚み方向(図7
(b)の上下方向)の電線3bがそれぞれ対になってい
る。本実施形態では、対になる各電線3bは両電気コネ
クタのうちの一方でのみ交差する(交差部位を3cで示
している)。また、隣合う各対(実施形態1の送受信対
2に相当する)では交差部位3cが異なっている。図示
例では隣合う対において交差部位3cを形成する電気コ
ネクタを異ならせている。交差部位3cの個数や位置は
図7に示すものに限定されない。また、本実施形態にお
ける端子1の配列は実施形態1と同様になるが、これも
とくに限定されるものではない。
実施形態1と同様にケーブル保持部4の厚み方向(図7
(b)の上下方向)の電線3bがそれぞれ対になってい
る。本実施形態では、対になる各電線3bは両電気コネ
クタのうちの一方でのみ交差する(交差部位を3cで示
している)。また、隣合う各対(実施形態1の送受信対
2に相当する)では交差部位3cが異なっている。図示
例では隣合う対において交差部位3cを形成する電気コ
ネクタを異ならせている。交差部位3cの個数や位置は
図7に示すものに限定されない。また、本実施形態にお
ける端子1の配列は実施形態1と同様になるが、これも
とくに限定されるものではない。
【0026】(実施形態8)本実施形態は、図8に示す
ように、対になる電線3bの交差回数を各対ごとに異な
らせたものである。すなわち、電線3bを実施形態4の
端子1と同様に配列してあり、左右(図8の上下)に並
ぶ各一対の電線3bが対になるように配列されている。
ここで、図8に示す上段の対では各コネクタのケーブル
保持部4においてそれぞれ1回ずつ電線3bを交差さ
せ、中段の対では電線3bを交差させず、下段の対では
電線3bではなくコンタクト5を交差させている(交差
部位は3cで示している)。このように、交差する回数
を各対で異ならせることによって隣接する対だけではな
く、その他の対とも結合が生じにくくなっている。つま
りクロストークをさらに低減することができる。しか
も、本実施形態では、交差部位3cの位置が各対で異な
っており、この点もクロストークの低減に効果を有して
いる。なお、交差部位3cの位置や個数は適宜に選択さ
れる。また、電線3bの配列として実施形態4と同様の
配列を採用しているが、これもとくに限定されるもので
はない。
ように、対になる電線3bの交差回数を各対ごとに異な
らせたものである。すなわち、電線3bを実施形態4の
端子1と同様に配列してあり、左右(図8の上下)に並
ぶ各一対の電線3bが対になるように配列されている。
ここで、図8に示す上段の対では各コネクタのケーブル
保持部4においてそれぞれ1回ずつ電線3bを交差さ
せ、中段の対では電線3bを交差させず、下段の対では
電線3bではなくコンタクト5を交差させている(交差
部位は3cで示している)。このように、交差する回数
を各対で異ならせることによって隣接する対だけではな
く、その他の対とも結合が生じにくくなっている。つま
りクロストークをさらに低減することができる。しか
も、本実施形態では、交差部位3cの位置が各対で異な
っており、この点もクロストークの低減に効果を有して
いる。なお、交差部位3cの位置や個数は適宜に選択さ
れる。また、電線3bの配列として実施形態4と同様の
配列を採用しているが、これもとくに限定されるもので
はない。
【0027】(実旛形態9)本実施形態は、図9に示す
ように、各コネクタに設けられ互いに接触するコンタク
ト5の一方の先端部に略U字形に折り返して延長した逆
相電流生成部5aを形成したものである。図9(b)の
ように逆相電流生成部5aを形成したことによって、隣
接する他の対のコンタクト5(図9(b)の上のコンタ
クト5)から漏れた信号電流がコンタクト5(図9
(b)の下のコンタクト5)の他の部位に流す電流と、
逆相電流生成部5aに流す電流とが逆相になるから、逆
相電流生成部5aの位置、寸法、形状を適宜に調節すれ
ば、漏れ電流を相殺してクロストークを低減することが
できる。なお、本実施形態では電線3bの配列として実
施形態4の端子1と同様の配列を採用しているが、他の
配列を採用してもよい。
ように、各コネクタに設けられ互いに接触するコンタク
ト5の一方の先端部に略U字形に折り返して延長した逆
相電流生成部5aを形成したものである。図9(b)の
ように逆相電流生成部5aを形成したことによって、隣
接する他の対のコンタクト5(図9(b)の上のコンタ
クト5)から漏れた信号電流がコンタクト5(図9
(b)の下のコンタクト5)の他の部位に流す電流と、
逆相電流生成部5aに流す電流とが逆相になるから、逆
相電流生成部5aの位置、寸法、形状を適宜に調節すれ
ば、漏れ電流を相殺してクロストークを低減することが
できる。なお、本実施形態では電線3bの配列として実
施形態4の端子1と同様の配列を採用しているが、他の
配列を採用してもよい。
【0028】(実施形態10)本実施形態は、図10に
示すように、コンタクト5を保持している絶縁基板であ
るコンタクト保持部材7に容量付加部材8を埋設したも
のである。コンタクト5はコンタクト保持部材7の表裏
に配列され、本実施形態では実施形態1と同様にコンタ
クト保持部材7の表裏のコンタクト5が対になってい
る。容量付加部材8は金属板により形成され、コンタク
ト保持部材7に埋設されるとともに、隣接する対のコン
タクト5のうち表裏の異なる面に配置されたコンタクト
5間に跨がるように配置されている。ただし、容量付加
部材8の各端部とコンタクト5とは絶縁層を介して対向
する。したがって、コンタクト5と容量付加部材8との
間には容量成分が形成され、コンタクト保持部材7の表
裏の異なる面に配置されている隣接する対のコンタクト
5の間の容量成分を容量付加部材8によって調節するこ
とが可能になる。ここにおいて、容量付加部材8は隣接
する対のコンタクト5に対して2個ずつ設けられてい
る。つまり、コンタクト保持部材7の一面に配置された
一方の対のコンタクト5とコンタクト保持部材7の他面
に配置された他方の対のコンタクト5との間に1つの容
量付加部材8が配置され、コンタクト保持部材7の上記
他面に配置された上記一方の対のコンタクト5とコンタ
クト保持部材7の上記一面に配置された上記他方の対の
コンタクト5との間にもう1つの容量付加部材8が配置
される。したがって、各送受信対2を形成する端子1間
で図11にコンデンサC1,C2として示している位置
の容量成分を、容量付加部材8で調節することが可能に
なる。
示すように、コンタクト5を保持している絶縁基板であ
るコンタクト保持部材7に容量付加部材8を埋設したも
のである。コンタクト5はコンタクト保持部材7の表裏
に配列され、本実施形態では実施形態1と同様にコンタ
クト保持部材7の表裏のコンタクト5が対になってい
る。容量付加部材8は金属板により形成され、コンタク
ト保持部材7に埋設されるとともに、隣接する対のコン
タクト5のうち表裏の異なる面に配置されたコンタクト
5間に跨がるように配置されている。ただし、容量付加
部材8の各端部とコンタクト5とは絶縁層を介して対向
する。したがって、コンタクト5と容量付加部材8との
間には容量成分が形成され、コンタクト保持部材7の表
裏の異なる面に配置されている隣接する対のコンタクト
5の間の容量成分を容量付加部材8によって調節するこ
とが可能になる。ここにおいて、容量付加部材8は隣接
する対のコンタクト5に対して2個ずつ設けられてい
る。つまり、コンタクト保持部材7の一面に配置された
一方の対のコンタクト5とコンタクト保持部材7の他面
に配置された他方の対のコンタクト5との間に1つの容
量付加部材8が配置され、コンタクト保持部材7の上記
他面に配置された上記一方の対のコンタクト5とコンタ
クト保持部材7の上記一面に配置された上記他方の対の
コンタクト5との間にもう1つの容量付加部材8が配置
される。したがって、各送受信対2を形成する端子1間
で図11にコンデンサC1,C2として示している位置
の容量成分を、容量付加部材8で調節することが可能に
なる。
【0029】しかして、容量付加部材8により生じる容
量成分を適当な値に設定すれば、送受信対2を形成する
各一対の端子1間の容量と、図11にコンデンサC1,
C2として示す容量成分とが等しくなる。その結果、一
方の送受信対2を信号源とみなし、他方の送受信対2に
生じる電圧を考察するとすれば、上述の容量によるブリ
ッジ回路を平衡させることができて、上記他方の送受信
対2には上記一方の送受信対2の信号による電圧が発生
せず、したがって、静電結合によるクロストークを抑制
することができる。本実施形態ではコンタクト5を実施
形態1の端子1と同様に配列しているが、他の配列を採
用してもよい。なお、上述した各実施形態を適宜に組み
合わせてもよいのはもちろんのことである。
量成分を適当な値に設定すれば、送受信対2を形成する
各一対の端子1間の容量と、図11にコンデンサC1,
C2として示す容量成分とが等しくなる。その結果、一
方の送受信対2を信号源とみなし、他方の送受信対2に
生じる電圧を考察するとすれば、上述の容量によるブリ
ッジ回路を平衡させることができて、上記他方の送受信
対2には上記一方の送受信対2の信号による電圧が発生
せず、したがって、静電結合によるクロストークを抑制
することができる。本実施形態ではコンタクト5を実施
形態1の端子1と同様に配列しているが、他の配列を採
用してもよい。なお、上述した各実施形態を適宜に組み
合わせてもよいのはもちろんのことである。
【0030】
【発明の効果】本発明の構成によれば、対間のシールド
を行なうことなくクロストークを低減することができ、
その結果、100MHz程度の高速伝送に適用するのに
十分な性能を持つ小形の電気コネクタを提供することが
できるという効果を奏する。
を行なうことなくクロストークを低減することができ、
その結果、100MHz程度の高速伝送に適用するのに
十分な性能を持つ小形の電気コネクタを提供することが
できるという効果を奏する。
【図1】実施形態1を示す概略構成図である。
【図2】実施形態2を示す概略構成図である。
【図3】実施形態3を示す概略構成図である。
【図4】実施形態4を示す概略構成図である。
【図5】実施形態5を示す概略構成図である。
【図6】実施形態6を示す概略構成図である。
【図7】実施形態7を示し、(a)は概略平面図、
(b)は概略断面図である。
(b)は概略断面図である。
【図8】実施形態8を示す概略構成図である。
【図9】実施形態9を示し、(a)は概略平面図、
(b)は概略断面図である。
(b)は概略断面図である。
【図10】実施形態10を示し、(a)は概略平面図、
(b)は概略断面図である。
(b)は概略断面図である。
【図11】実施形態10の動作説明図である。
1 端子 2 送受信対 3 ツイストペアケーブル 3a シース 3b 電線 3c 交差部位 4 ケーブル保持部 5 コンタクト 5a 逆相電流生成部 6 成端部 7 コンタクト保持部材 8 容量付加部材
Claims (10)
- 【請求項1】 それぞれ1つの回路に含まれる複数の端
子組を備える電気コネクタであって、各端子組を形成す
る各一対の端子はそれぞれ隣接して配置され、各端子組
の中心が1つの基準線上に並ぶとともに基準線に直交す
る方向に各端子組を形成する各一対の端子が配置され、
各端子組を形成する各一対の端子の一方が基準線に平行
な1つの直線上に配列されかつ他方が基準線に平行な別
の直線上に配列され、各端子組を形成する各一対の端子
間の距離が他の端子間の距離よりも小さく設定されてい
ることを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項2】 それぞれ1つの回路に含まれる複数の端
子組を備える電気コネクタであって、各端子組を形成す
る各一対の端子はそれぞれ隣接して配置され、各端子組
の中心が互いに平行な2本の基準線のいずれか一方を基
準線として並ぶとともに各基準線に直交する方向に各端
子組を形成する各一対の端子が配置され、基準線に沿う
方向において隣合う各端子組の中心は互いに異なる基準
線上に位置して各端子組が千鳥状に配列され、各端子組
を形成する各一対の端子間の距離が他の端子間の距離よ
りも小さく設定されていることを特徴とする電気コネク
タ。 - 【請求項3】 それぞれ1つの回路に含まれる複数の端
子組を備える電気コネクタであって、各端子組を形成す
る各一対の端子はそれぞれ隣接して配置され、各端子組
の中心が1つの基準線上に並ぶように配置され、基準線
に沿う方向において隣合う各端子組は各一対の端子を通
る方向が交互に直交し、端子組を形成する各一対の端子
を通る方向が基準線に平行である端子組の端子が、端子
組を形成する各一対の端子を通る方向が基準線に直交す
る端子組の各一対の端子の中間位置に配置されているこ
とを特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項4】 それぞれ1つの回路に含まれる複数の端
子組を備える電気コネクタであって、各端子組を形成す
る各一対の端子はそれぞれ隣接して配置され、各端子組
を形成する各一対の端子は互いに平行な2つの直線のい
ずれか一方の上に配列されるとともに、前記直線に沿う
方向において互いに他方の直線上の端子組の位置が一致
し、各端子組を形成する各一対の端子間の距離が他の端
子間の距離よりも小さく設定されていることを特徴とす
る電気コネクタ。 - 【請求項5】 それぞれ1つの回路に含まれる複数の端
子組を備える電気コネクタであって、各端子組を形成す
る各一対の端子はそれぞれ隣接して配置され、各端子組
を形成する各一対の端子は互いに平行な2つの直線のい
ずれか一方の上に配列されるとともに、前記直線に沿う
方向において一方の直線上の端子組の間に他方の直線上
の端子組が位置し、各端子組を形成する各一対の端子間
の距離が他の端子間の距離よりも小さく設定されている
電気コネクタ。 - 【請求項6】 順に並んだ端子組のうちの1つおきの端
子組について、互いに接続される2組の外部電線の間の
線路の一部を交差させることを特徴とする請求項1ない
し請求項5記載の電気コネクタ。 - 【請求項7】 各端子組について互いに接続される2組
の外部電線の間の線路の一部を交差させ、かつ隣接する
端子組については線路の交差部位を異ならせていること
を特徴とする請求項1ないし請求項5記載の電気コネク
タ。 - 【請求項8】 各端子組について互いに接続される2組
の外部電線の間の線路の一部を交差させ、かつ各端子組
ごとに交差回数を異ならせることを特徴とする請求項1
ないし請求項5記載の電気コネクタ。 - 【請求項9】 隣接する端子組との結合により生じる信
号電流の位相が端子の他の部位と逆相になる逆相電流生
成部を各端子に形成し、逆相電流生成部の信号電流と他
の部位の信号電流とが相殺されることを特徴とする請求
項1ないし請求項5記載の電気コネクタ。 - 【請求項10】 隣接する端子組に含まれる端子間に容
量成分を付加する容量付加部材を設けたことを特徴とす
る請求項1ないし請求項5記載の電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9365598A JPH11185886A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9365598A JPH11185886A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 電気コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11185886A true JPH11185886A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18484668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9365598A Withdrawn JPH11185886A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11185886A (ja) |
Cited By (29)
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