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JPH11179548A - 溶接トーチ - Google Patents

溶接トーチ

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Publication number
JPH11179548A
JPH11179548A JP36376297A JP36376297A JPH11179548A JP H11179548 A JPH11179548 A JP H11179548A JP 36376297 A JP36376297 A JP 36376297A JP 36376297 A JP36376297 A JP 36376297A JP H11179548 A JPH11179548 A JP H11179548A
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JP
Japan
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wire
welding
roller
guide roller
bending portion
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JP36376297A
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English (en)
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JP3770720B2 (ja
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Yuuichi Maki
雄一 萬來
Ikuo Mibu
生男 壬生
Kenichi Maeda
謙一 前田
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ヘッドの高さを低くすることができかつ
溶接ワイヤの送りがスムーズな溶接トーチ提供する。 【解決手段】 本発明の溶接トーチ1は、供給される溶
接ワイヤ2を屈曲させて溶接チップの軸芯に沿う方向に
曲げるワイヤ屈曲部13、ワイヤを真直に矯正する矯正
ローラー19、ワイヤを引っ張って溶接チップに送るプ
ルローラ25を具備する。ワイヤ屈曲部は、多数のガイ
ドローラ15、17により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ円周自動溶
接装置等の溶接ヘッドにおける溶接トーチに関する。特
には、溶接ヘッドの高さを低くすることができかつ溶接
ワイヤの送りがスムーズな溶接トーチに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】溶接ワ
イヤをコンジットケーブルを介して自動的に溶接トーチ
に送る機構を有する溶接ヘッドにおいては、ワイヤリー
ルから溶接トーチまでのワイヤ送り方式に2つの方式が
ある。1つはプッシュ方式であり、他の1つはプル方式
である。プッシュ方式では、リールからほぐしたワイヤ
を矯正した後、コンジットケーブルの手前でプッシュロ
ーラによりワイヤをコンジットケーブルに押し込む。プ
ル方式では、コンジットケーブル出側の溶接トーチにプ
ルローラを付設して、コンジットケーブル内のワイヤを
引っ張る。
【0003】プッシュ方式は、トーチの構造が簡単で小
型軽量とできるが、ワイヤがコンジットケーブル中で座
屈しやすいためワイヤの送りにスムーズさが欠けやす
い。プル方式は、その逆に、トーチの構造が複雑で重く
なりやすいが、ワイヤがコンジットケーブル中で座屈し
ないのでワイヤ送りがスムーズになるとともにアークへ
のワイヤ供給も安定する。
【0004】ところでワイヤ供給のスムーズさが損なわ
れることにより、アークの不安定や溶融池の乱れ等が引
き起こされ、様々な溶接不良につながることが指摘され
ている(溶接学会誌、第41巻、第9号、1055
〜)。したがって、安定的に高品質の溶接を行うにはワ
イヤ送給機構のさらなる改良が求められている。特に、
コンジットケーブルのアール部におけるワイヤとケーブ
ルとの摩擦が大きく、アールを小さくしようとするとこ
の摩擦は急に顕著となる。
【0005】ところで、トンネル中に敷設される都市ガ
ス等のパイプライン用のパイプ円周自動溶接装置の場
合、溶接ヘッドの高さを極力低くすることが求められ
る。パイプ敷設のために掘削すべきトンネルの径が、パ
イプの径に溶接ヘッドの高さの2倍を加えた値によって
規定されるが、工事費を安くするためには、トンネルの
径をできるだけ小さくする必要があるからである。
【0006】溶接ヘッドの高さを低くしようとすると、
溶接トーチへの入口部におけるワイヤ屈曲部のアールを
小さくする必要がある。溶接トーチは基本的にパイプの
外周面に対して直角であるが、このトーチの真上にワイ
ヤ供給リールを配置すると溶接ヘッドの高さが著しく高
くなるのでそのようにはできない。したがって、どこか
別の所に置いたリールから導いてきたワイヤを、パイプ
外周面に直角に立っている溶接ヘッドに屈曲させながら
供給してやる必要がある。このワイヤ屈曲部のアールに
トーチの長さを足した寸法が直接的に溶接ヘッドの高さ
を規定する寸法となる。そこで、ワイヤ屈曲部における
コンジットケーブルのアールをできるだけ小さくしよう
とするのであるが、そうすると前述のようにコンジット
ケーブル内におけるワイヤの摩擦が著しく大きくなっ
て、ワイヤ送りのスムーズさを阻害する要因となる。こ
のように、溶接ヘッドの高さ低減とワイヤ送りのスムー
ズさを増進することは互いに矛盾する要因をはらむテー
マなのである。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、溶接ヘッドの高さを低くすることができか
つ溶接ワイヤの送りがスムーズな溶接トーチを提供する
ことを目的とする。特に、パイプラインの敷設のために
必要なスペースを小さくすることができ、パイプライン
敷設工事費用を低減するのに貢献できるパイプ円周自動
溶接装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1態様のパイプ円周自動溶接装置は、供
給される溶接ワイヤを屈曲させて溶接チップの軸芯に沿
う方向に曲げるワイヤ屈曲部と、 このワイヤ屈曲部を
出たワイヤを真直に矯正するストレートナーと、 この
ストレートナーを出たワイヤを引っ張って溶接チップに
送るプルローラと、を具備し、 上記ワイヤ屈曲部が、
多数のガイドローラにより構成されていることを特徴と
する。
【0009】また、本発明の第2態様のパイプ円周自動
溶接装置は、 供給される溶接ワイヤを屈曲させて溶接
チップの軸芯に沿う方向に曲げる多数ガイドローラによ
り構成されたワイヤ屈曲部と、 このワイヤ屈曲部の出
側寄りに配置された、このストレートナーを出たワイヤ
を引っ張って溶接チップに送るプルローラと、 このワ
イヤ屈曲部を出たワイヤを真直に矯正するストレートナ
ーと、 を具備することを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明のパイプ円周自動溶接装
置ではワイヤ屈曲部を多数のガイドローラにより構成し
たので、摩擦が転がり摩擦となって摩擦力を格段に小さ
くすることができる。また、プル方式としたので、コン
ジットケーブル中やワイヤ屈曲部での溶接ワイヤの座屈
を防止できスムーズなワイヤ送りを実現できる。その結
果、ワイヤ屈曲部のアールを小さくして溶接ヘッドの高
さを低く抑えながら、スムーズなワイヤ送りによる高い
溶接品質を確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の第1態様の1実施例に係る溶接ト
ーチの一部断面正面図である。図2は、図1の溶接トー
チの一部断面側面図である。図3は、図1の溶接トーチ
のガイドローラの詳細断面図である。図4は、図1の溶
接トーチのプルローラの詳細断面図である。この溶接ト
ーチ1においては、右上のコンジットケーブル3から供
給された溶接ワイヤ2は、ワイヤ屈曲部13で下向きに
屈曲され、矯正ローラ19、プルローラ25を通って、
溶接チップ37から下に突き出される。
【0012】ワイヤ屈曲部13は、ワイヤ屈曲の経路の
外側に沿って配置された8個の外ガイドローラ15−1
〜8と、同経路の内側に沿って配置された7個の内ガイ
ドローラ17−1〜7により構成されている。各ローラ
15、17は、図2や図3に示すように、溶接トーチ1
の絶縁材であるベークライト製の上部フレーム61に回
転自在に支持されている。
【0013】より詳細には、図3に示すように、ベーク
ライトフレーム61に横方向に平行に2本のボルト6
5、67が植設されている。ボルト65の外周には、フ
レーム61側から順にスペーサ69、ベアリング72
(内輪)、スペーサ73が外挿されており、ボルト頭7
5とナット62の間に挟まれている。一方、ボルト67
の外周には、フレーム61側から順にスペーサ71、ベ
アリング17(内輪)が外挿されており、ボルト頭77
とナット64の間に挟まれている。なお、ナット62、
64の端面は、ベークライト製のキャップ63で隠され
ている。ベークライトフレーム61は各ローラを絶縁す
る。また、キャップ63は、ボルト及びナットの絶縁の
ためのものである。
【0014】外ガイドローラ15は、材質SK3(表面
焼入れ)であり、ベアリング72の外輪に固定されてお
り自由に回転できる。内ガイドローラ17はベアリング
の外輪をそのまま使用しており、同じく自由に回転でき
る。外ガイドローラ15の外周には、ワイヤ2を中央に
ガイドするためのグルーブ15aが形成されている。な
お、一番入側の外ガイドローラ15−1のみはグルーブ
のないローラである。
【0015】矯正ローラ19は、最も出側のガイドロー
ラ15−8の直下で、押えローラ22及びプルローラ2
5の直上に設けられている。この矯正ローラ19の右側
外周面は、ワイヤ2を右側に押すようにやや突出してお
り、ワイヤ屈曲部13で付けられたワイヤの曲りグセを
反対方向に曲げて矯正する。矯正ローラ19は、図4に
示す押えローラ22と同様の構造により、矯正ローラヨ
ーク21dに回転自在に支持されている。
【0016】矯正ローラ19の突出量は、矯正ローラ調
整機構21によって調整可能である。すなわち矯正ロー
ラヨーク21dは、ブロック21bに連結されている。
このブロック21bは、調整ボルト21aとバネ21c
に左右から挟まれており、ボルト21aのフレーム20
に対する締め込み量を変えることにより、ブロック21
bを、ヨーク21dを介してローラ19の左右位置を調
整できる。
【0017】プルローラ25は、押えローラ22と対向
して、矯正ローラ19の直下に置かれている。押えロー
ラ22はワイヤ2をプルローラ25に押し付け、プルロ
ーラ25は回転駆動されて、ワイヤ2をワイヤ屈曲部1
3から引き出すとともに、後述する溶接チップ37に押
し込む役割を果す。なお、このプルローラ25の材質は
SK3(表面焼入れ)である。
【0018】まず押えローラ22の具体的構造を説明す
る。図4の下部に示すように、押えローラ22はベアリ
ングを利用して構成されており、ベアリングの外輪がワ
イヤ2を押さえるローラの役割を果す。ベアリングの内
輪には、ベークライト製の絶縁カラー95が嵌合してお
り、溶接電圧の印加されているワイヤ2とトーチのフレ
ーム48との間を絶縁している。絶縁カラー95は、軸
93を介して二又状のヨーク23dに支持されている。
【0019】押えローラ22の押し付け圧力は、図1に
示す押えローラ調整機構23によって調整可能である。
すなわち、押えローラヨーク23dはブロック23cに
連結されており、同ブロック23cはバネ23bによっ
て右方向(プルローラ25方向)に付勢されている。さ
らに、バネ23bは、調整ボルト23aによって、その
左端がピン23eの頭を介して押されている。ここで、
ピン23eはブロック23cに案内されている。したが
って、ボルト23aをフレーム20に締め込むと、ピン
23eの頭が右に進んでバネ23bを押し、バネ23b
は縮んで、ブロック23c、ヨーク23dを介しての押
えローラ22への押圧力が増加する。
【0020】次にプルローラ25の詳細構造について説
明する。図4に示すように、プルローラ25は、外周に
ワイヤ案内用のグルーブ25aを有するリング状のもの
である。このプルローラ25の内周及び左右端面は、ベ
ークライト製の絶縁カラー83及び87に囲まれてい
る。絶縁カラー87は、穴開き円板状であり、シャフト
43の外周に嵌め込まれており、プルローラ25の右端
面に、スプリングピン85でセットされている。このセ
ットにスプリングピン85を使用しているのは、絶縁カ
ラー83、87とプルローラ25の廻り止めのためであ
る。
【0021】絶縁カラー83は、つば付きスリーブ状で
あり、プルローラ25の内面と左端面に当接している。
絶縁カラー83の内面は、シャフト43の外周に嵌合し
ており、左端面はスペーサ81を介してベアリング45
の内輪で位置決めされている。絶縁カラー83とシャフ
ト43との間はスプリングピン89、91でセットされ
ている。このセットにスプリングピンを使用しているの
は上述のスプリングピン85の場合と同じ理由による。
【0022】次に、プルローラの駆動機構について説明
する。図2に示すように、プルローラ25のシャフト4
3は、左方向に延びて、2つのベアリング45によって
保持され、左端においてギア47と連結されている。こ
のギア47は、下方のギア49と噛み合っている。ギア
49はさらにもう一本のシャフト51と連結されてい
る。このシャフト51は、左方に延びるトーチアーム5
3内を通ってプルローラ駆動サーボモータ(図示され
ず)まで延びている。したがって、プルローラ25は任
意の回転数で回転駆動される。なお、ギア49と47は
同じ歯数であり、減速のためのものではなく、シャフト
の位置をオフセットさせるためのものである。シャフト
43の右端に接続されている符号41は、ワイヤ初期設
定及びギア調整用の手動回転ノブである。
【0023】プルローラ25を出たワイヤ2は、ロート
口部26からシールドガスノズル35内に入り、同ノズ
ル内下端の溶接チップ37を通って下方に突き出され、
パイプ5の開先6内に供給される。ノズル35とチップ
37の間にはシールドガス通路36が形成されており、
図1に示すように、シールドガス供給部33から図中の
矢印の経路で、突き出されたワイヤ2の周囲にシールド
ガスが供給される。図中符号28は、シールドガスノズ
ル35を支えるフレームである。また符号31は、ワイ
ヤ2に溶接電流を供給する給電部である。
【0024】図1〜4に示す第1実施例の特徴は、以下
である。 ワイヤ屈曲部13をローラ列で構成し、溶接ワイヤ
の曲げアールが小さくても(この例ではR=30mm、ワ
イヤ線径1mm)、摩擦抵抗が小さい。 ワイヤ屈曲部13の出側でプルローラ25でワイヤ
を引張り駆動するのでワイヤ送りがスムーズで、溶接池
へのワイヤの送給が安定する。
【0025】 矯正ローラの突き出し量を可変とし
て、ワイヤ径等が変化した場合もワイヤの直進性を保証
できるようにした。 ワイヤのチップからの突き出し長さを30mmとして
も、トーチの全高が208mmと従来よりも相当低くなっ
ている。 送給ローラ及び矯正ローラ以降にワイヤ屈曲部が無
いため、ワイヤの直進性が向上した。
【0026】図5は、本発明の第2態様の1実施例に係
る溶接トーチの一部断面正面図である。図6は、図5の
溶接トーチのガイドローラの詳細を示す側面断面図であ
る。図中において、図1〜4の符号に100を足した符
号の部位は、以下に特記するものを除いて、図1〜4の
溶接トーチと同様の部位である。
【0027】この実施例の溶接トーチの特長は以下であ
る。 (1)プルローラ125及び押えローラ122がワイヤ
屈曲部113内に設けられている。 すなわち、プルローラ125は、ワイヤ屈曲部113の
内ガイドローラ117と並んで設けられている。プルロ
ーラ125の入側には3個の内ガイドローラ117−
1、2、3が、出側には1個の内ガイドローラ117−
4が配置されている。同様に、押えローラ122は、外
ガイドローラ113と並んで設けられている。押えロー
ラ122の入側には5個の外ガイドローラ115−1〜
5が、出側には2個の外ガイドローラ115−6、7が
配置されている。なお、各ガイドローラ及び押えローラ
の径は約8mmであり、プルローラの径は約20mmであ
る。このように構成することにより、トーチ101の高
さを、ワイヤ突き出し30mmでも136mmと、図1の実
施例よりも一層低く抑えている。しかし、プルローラ1
25の出側に、3個のガイドローラと、矯正ローラ11
9、その出側の最終ガイドローラ120−1、2が存在
するため、ワイヤ送りにプッシュ方式の色彩が出て、ワ
イヤ送給速度の変動が少し大きくなるおそれがある。
【0028】(2)各ガイドローラ115、117は、
内外ともにグルーブ115a、117aが付いている。
【0029】(3)溶接チップ137の左右にシールド
ガスを供給する2個のノズル133−1、2が配置され
ている。図1の実施例のような溶接チップ外周をシール
ドガスノズルが囲んでワイヤの全周にシールドガスが供
給される方式と比較して、本実施例のような方式は、管
表面での溶接部においてシールド性が不充分という欠点
があるが、一方、狭い開先にも対応できるという利点が
ある。
【0030】(4)給電ケーブル130が上方から急角
度に給電部131に向かっている。これは、シールドガ
スノズルと干渉を避けるためである。なお、図中符号1
32は給電のための給電ターミナルであり、134は給
電及び溶接ワイヤのガイドのためのチップボディアダプ
ターであり、136は溶接ワイヤのガイドのために円錐
状に加工したものである。
【0031】(5)絶縁の構成が図1の実施例と異な
る。ワイヤ屈曲部113の入側では絶縁ブロック112
により、ワイヤ屈曲部出側では絶縁板128により、ワ
イヤ屈曲部113のフレーム114が絶縁される。各ガ
イドローラ115、117は、図6に示すように、セッ
トボルト165、167とベアリング内輪との間に嵌め
込まれた絶縁カラー169、171によって、ワイヤ屈
曲部フレーム114と絶縁されている。これは、ワイヤ
屈曲部113がプルローラ125を含んでいて強度を必
要とするため、図1の実施例のようなベークライト製と
はできず鋼製とせざるをえなかったためである。
【0032】(6)押えローラ122にワイヤ送給速度
検出用のパルスジェネレータ(PG)が設置されてい
る。このため、ワイヤ送り量やノンアーク時の溶接チッ
プからのワイヤ突き出し量を正確に検出することができ
る。
【0033】以上説明した実施例については以下のよう
な変形や追加構成を加えることができる。 (1)ガイドローラ位置をクロソイド曲線上に配置して
極力摩擦抵抗を小さくすることもできる。 (2)溶接ワイヤ径、材質によりローラ径、ローラ位置
を調整できる。 (3)溶接ワイヤを最初に送り出すためのガイドを設け
ることもできる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のパイプ円周自動溶接装置ではワイヤ屈曲部を多数のガ
イドローラにより構成したので、摩擦が転がり摩擦とな
って摩擦力を格段に小さくすることができる。また、プ
ル方式としたので、コンジットケーブル中やワイヤ屈曲
部での溶接ワイヤの座屈を防止できスムーズなワイヤ送
りを実現できる。したがって、ワイヤ屈曲部のアールを
小さくして溶接ヘッドの高さを低く抑えながら、かつス
ムーズなワイヤ送りによる高い溶接品質を確保できる。
その結果、パイプラインの敷設のために必要なスペース
を小さくすることができ、パイプライン敷設工事費用を
低減するのに貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1態様の1実施例に係る溶接トーチ
の一部断面正面図である。
【図2】図1の溶接トーチの一部断面側面図である。
【図3】図1の溶接トーチのガイドローラの詳細断面図
である。
【図4】図1の溶接トーチのプルローラの詳細断面図で
ある。
【図5】本発明の第2態様の1実施例に係る溶接トーチ
の一部断面正面図である。
【図6】図5の溶接トーチのガイドローラの詳細を示す
側面断面図である。
【符号の説明】
1 溶接トーチ 2 溶接ワイヤ 3 コンジットケーブル 5 パイプ 6 溶接開先 11 フレキジョイ
ント 13 ワイヤ屈曲部 15 外ガイドロ
ーラ 17 内ガイドローラ 19 矯正ローラ 20 フレーム 21 矯正ローラ
調整機構 22 押えローラ 23 押えローラ
調整機構 25 プルローラ 26 ロート口部 27 フレーム 28 フレーム 31 給電部 33 シールドガ
ス供給部 35 シールドガスノズル 36 シールドガ
ス通路 37 溶接チップ 41 43 シャフト 45 ベアリング 47、49 歯車 48 フレーム 51 シャフト 53 トーチアー
ム 61 フレーム 62、64 ナッ
ト 63 キャップ 65、67 ボル
ト 69、71、73 スペーサ 72 ベアリング 75、77 ボルト頭 81 スペーサ 83、87、95 絶縁カラー 85、89、91
スプリングピン 93 軸 112 絶縁ブロック 114 フレーム 128 絶縁板 165、167
セットボルト 169、171 絶縁カラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される溶接ワイヤを屈曲させて溶接
    チップの軸芯に沿う方向に曲げるワイヤ屈曲部と、 このワイヤ屈曲部を出たワイヤを真直に矯正するストレ
    ートナーと、 このストレートナーを出たワイヤを引っ張って溶接チッ
    プに送るプルローラと、を具備し、 上記ワイヤ屈曲部が、多数のガイドローラにより構成さ
    れていることを特徴とする溶接トーチ。
  2. 【請求項2】 上記ガイドローラが、ワイヤ屈曲経路の
    内側に沿って配置された内ガイドローラ及び外側に沿っ
    て配置された外ガイドローラの組み合わせからなること
    を特徴とする請求項1記載の溶接トーチ。
  3. 【請求項3】 上記外ガイドローラ外周にワイヤ案内用
    のグルーブが形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の溶接トーチ。
  4. 【請求項4】 供給される溶接ワイヤを屈曲させて溶接
    チップの軸芯に沿う方向に曲げる多数ガイドローラによ
    り構成されたワイヤ屈曲部と、 このワイヤ屈曲部の出側寄りに配置された、このストレ
    ートナーを出たワイヤを引っ張って溶接チップに送るプ
    ルローラと、 このワイヤ屈曲部を出たワイヤを真直に矯正するストレ
    ートナーと、 を具備することを特徴とする溶接トーチ。
  5. 【請求項5】 上記ガイドローラが、ワイヤ屈曲経路の
    内側に沿って配置された内ガイドローラ及び外側に沿っ
    て配置された外ガイドローラの組み合わせからなること
    を特徴とする請求項4記載の溶接トーチ。
  6. 【請求項6】 上記外ガイドローラ及び内ガイドローラ
    の外周にワイヤ案内用のグルーブが形成されていること
    を特徴とする請求項5記載の溶接トーチ。
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