JPH11179362A - 電解イオン水生成装置 - Google Patents
電解イオン水生成装置Info
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- JPH11179362A JPH11179362A JP9358486A JP35848697A JPH11179362A JP H11179362 A JPH11179362 A JP H11179362A JP 9358486 A JP9358486 A JP 9358486A JP 35848697 A JP35848697 A JP 35848697A JP H11179362 A JPH11179362 A JP H11179362A
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- electrolytic
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- electrolysis
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の電解イオン水生成装置では、原水の水
温、水質により、生成イオン水の水質がスペック外にな
りやすく、また、自動制御を行う電解イオン水生成装置
は高価であるという問題点があり、安価な構成で適切な
電解条件を設定でき、目的のスペックを満たすイオン水
を生成することができる電解イオン水生成装置を提供す
る。 【解決手段】 制御部8が、モデム9を介して通信回線
に接続され、原水及びイオン水を分析した装置供給者が
送信した電解条件を通信回線から受信し、当該電解条件
に基づいて電源部7、定量ポンプ2、定量ポンプ4を制
御して、電極に供給する電圧又は電流、電解質濃度を調
節する電解イオン水生成装置である。
温、水質により、生成イオン水の水質がスペック外にな
りやすく、また、自動制御を行う電解イオン水生成装置
は高価であるという問題点があり、安価な構成で適切な
電解条件を設定でき、目的のスペックを満たすイオン水
を生成することができる電解イオン水生成装置を提供す
る。 【解決手段】 制御部8が、モデム9を介して通信回線
に接続され、原水及びイオン水を分析した装置供給者が
送信した電解条件を通信回線から受信し、当該電解条件
に基づいて電源部7、定量ポンプ2、定量ポンプ4を制
御して、電極に供給する電圧又は電流、電解質濃度を調
節する電解イオン水生成装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩素イオンを含む
電解質溶液を隔膜を介在させて電気分解して電解イオン
水を生成する電解イオン水生成装置に係り、特に適切な
電解条件を設定して、スペック(規格)を満たすイオン
水を供給することができる電解イオン水生成装置の制御
方法に関する。
電解質溶液を隔膜を介在させて電気分解して電解イオン
水を生成する電解イオン水生成装置に係り、特に適切な
電解条件を設定して、スペック(規格)を満たすイオン
水を供給することができる電解イオン水生成装置の制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電解イオン水生成装置は、隔膜を備えた
電解槽で塩素イオンを含んだ原水を電気分解して、酸性
イオン水とアルカリイオン水とを生成するものである。
酸性イオン水は、殺菌力が強く、消毒用として利用さ
れ、アルカリイオン水は、飲用として利用されている。
電解槽で塩素イオンを含んだ原水を電気分解して、酸性
イオン水とアルカリイオン水とを生成するものである。
酸性イオン水は、殺菌力が強く、消毒用として利用さ
れ、アルカリイオン水は、飲用として利用されている。
【0003】従来の電解イオン水生成装置では、生成す
るイオン水のpH(水素イオン濃度)、ORP(Oxidati
on-Reduction Potential,酸化還元電位)、残留塩素濃
度、導電率等の水質は、電極に印加する電流又は電圧、
電解質の種類や濃度といった電解条件によって左右され
る。
るイオン水のpH(水素イオン濃度)、ORP(Oxidati
on-Reduction Potential,酸化還元電位)、残留塩素濃
度、導電率等の水質は、電極に印加する電流又は電圧、
電解質の種類や濃度といった電解条件によって左右され
る。
【0004】しかし、生成するイオン水がスペックを満
たすよう、適切な電解条件を設定しておいても、原水の
水温の変化、水質の変化、配管交換等の原因によりイオ
ン水の水質がスペック外となってしまうことがある。
たすよう、適切な電解条件を設定しておいても、原水の
水温の変化、水質の変化、配管交換等の原因によりイオ
ン水の水質がスペック外となってしまうことがある。
【0005】そこで、従来の電解イオン水生成装置で
は、利用者が、生成したイオン水の水質検査を行って、
イオン水がスペックを満たしているかどうかをチェック
し、スペックを満たしていない場合は、メーカーが現場
で、電極に供給する電流、電圧、又は電解質濃度等の電
解条件を決定し、装置の電源部やポンプを調節して所望
の電解条件を得るようになっていた。尚、利用者が、水
質チェックをする手段を持っていない場合には、イオン
水がスペックを満たしているかどうか知らずに使用して
いるということもあった。
は、利用者が、生成したイオン水の水質検査を行って、
イオン水がスペックを満たしているかどうかをチェック
し、スペックを満たしていない場合は、メーカーが現場
で、電極に供給する電流、電圧、又は電解質濃度等の電
解条件を決定し、装置の電源部やポンプを調節して所望
の電解条件を得るようになっていた。尚、利用者が、水
質チェックをする手段を持っていない場合には、イオン
水がスペックを満たしているかどうか知らずに使用して
いるということもあった。
【0006】そして、常にスペックを満たすイオン水を
生成するためには、このような条件出しの作業を定期的
に行う必要があった。
生成するためには、このような条件出しの作業を定期的
に行う必要があった。
【0007】また、最近では、イオン水のpH、OR
P、残留塩素濃度、導電率等をモニタしながら、一定の
スペックを満たすイオン水を生成するよう、電圧、電
流、電解質濃度といった電解条件を自動制御する装置も
考案されている。
P、残留塩素濃度、導電率等をモニタしながら、一定の
スペックを満たすイオン水を生成するよう、電圧、電
流、電解質濃度といった電解条件を自動制御する装置も
考案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電解イオン水生成装置では、水温や水質等により生
成イオン水の水質がスペック外になりやすいという問題
点があった。
来の電解イオン水生成装置では、水温や水質等により生
成イオン水の水質がスペック外になりやすいという問題
点があった。
【0009】また、イオン水の水質をモニタして、自動
制御を行う電解イオン水生成装置は高価であり、一般の
利用者が購入するのは困難であるという問題点があっ
た。
制御を行う電解イオン水生成装置は高価であり、一般の
利用者が購入するのは困難であるという問題点があっ
た。
【0010】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、安価に適切な電解条件を設定でき、常に目的のスペ
ックを満たすイオン水を生成することができる電解イオ
ン水生成装置を提供することを目的とする。
で、安価に適切な電解条件を設定でき、常に目的のスペ
ックを満たすイオン水を生成することができる電解イオ
ン水生成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、塩素イオンを含ん
だ水を電気分解する電解イオン水生成装置において、通
信回線に接続し、前記通信回線から受信した電解条件に
従って前記電気分解を行うことを特徴としており、安価
な構成で、利用者が複雑な調整を行わなくても適切な電
解条件を容易に得ることができ、スペックを満たすイオ
ン水を生成することができる。
決するための請求項1記載の発明は、塩素イオンを含ん
だ水を電気分解する電解イオン水生成装置において、通
信回線に接続し、前記通信回線から受信した電解条件に
従って前記電気分解を行うことを特徴としており、安価
な構成で、利用者が複雑な調整を行わなくても適切な電
解条件を容易に得ることができ、スペックを満たすイオ
ン水を生成することができる。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、原水を一定の流量で流す第1の定量
ポンプ又は流量調節弁と、電解質を一定の流量で流す第
2の定量ポンプと、前記原水と前記電解質とを混合して
得られる電解液を電気分解する電解槽と、前記電解槽に
設けられた電極に電圧又は電流を供給する電源部と、前
記第1の定量ポンプ又は流量調節弁と、前記第2の定量
ポンプと、前記電源部を制御する制御部とを備えた電解
イオン水生成装置において、前記制御部と通信回線とを
接続し、前記通信回線から受信した信号を復調して得ら
れる電解条件のデータを前記制御部に出力するモデムを
備え、前記制御部が、前記モデムから入力された電解条
件のデータに従って、前記第1の定量ポンプ又は流量調
節弁における原水の流量と、前記第2の定量ポンプにお
ける電解質の流量と、前記電源部から前記電極に供給す
る電圧又は電流とを選択的に若しくは組み合わせて調節
する制御部であることを特徴としており、原水及び生成
したイオン水を分析した装置供給者が通信回線を介して
適切な電解条件を送信できるため、安価な構成で、利用
者が複雑な調整を行わなくても適切な条件を容易に設定
することができ、スペックを満たすイオン水を生成する
ことができる。
項2記載の発明は、原水を一定の流量で流す第1の定量
ポンプ又は流量調節弁と、電解質を一定の流量で流す第
2の定量ポンプと、前記原水と前記電解質とを混合して
得られる電解液を電気分解する電解槽と、前記電解槽に
設けられた電極に電圧又は電流を供給する電源部と、前
記第1の定量ポンプ又は流量調節弁と、前記第2の定量
ポンプと、前記電源部を制御する制御部とを備えた電解
イオン水生成装置において、前記制御部と通信回線とを
接続し、前記通信回線から受信した信号を復調して得ら
れる電解条件のデータを前記制御部に出力するモデムを
備え、前記制御部が、前記モデムから入力された電解条
件のデータに従って、前記第1の定量ポンプ又は流量調
節弁における原水の流量と、前記第2の定量ポンプにお
ける電解質の流量と、前記電源部から前記電極に供給す
る電圧又は電流とを選択的に若しくは組み合わせて調節
する制御部であることを特徴としており、原水及び生成
したイオン水を分析した装置供給者が通信回線を介して
適切な電解条件を送信できるため、安価な構成で、利用
者が複雑な調整を行わなくても適切な条件を容易に設定
することができ、スペックを満たすイオン水を生成する
ことができる。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項2記載の電解イオン水生成装
置において、モデムが、通信回線からの要求に従って前
記通信回線に対して装置状態を送信し、前記通信回線か
ら電解条件のデータを受信して制御部に出力するモデム
であり、制御部が、前記モデムから入力された電解条件
のデータに従って第1の定量ポンプ又は流量調節弁にお
ける原水の流量と、第2の定量ポンプにおける電解質の
流量と、電源部から電極に供給する電圧又は電流とを選
択的に若しくは組み合わせて調節する制御部であること
を特徴としており、装置状態のデータを迅速且つ容易に
送ることができ、また、通信回線に接続している装置供
給者は、装置状態を監視しながら電解条件を決定するこ
とができ、より適切な条件を設定することができる。
項3記載の発明は、請求項2記載の電解イオン水生成装
置において、モデムが、通信回線からの要求に従って前
記通信回線に対して装置状態を送信し、前記通信回線か
ら電解条件のデータを受信して制御部に出力するモデム
であり、制御部が、前記モデムから入力された電解条件
のデータに従って第1の定量ポンプ又は流量調節弁にお
ける原水の流量と、第2の定量ポンプにおける電解質の
流量と、電源部から電極に供給する電圧又は電流とを選
択的に若しくは組み合わせて調節する制御部であること
を特徴としており、装置状態のデータを迅速且つ容易に
送ることができ、また、通信回線に接続している装置供
給者は、装置状態を監視しながら電解条件を決定するこ
とができ、より適切な条件を設定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る電
解イオン水生成装置(本装置)は、電解条件を制御する
制御部をモデムを介して通信回線に接続し、制御部が、
装置供給者から通信回線を介して送信される電解条件を
受信して、当該条件に基づいて電源部や定量ポンプを制
御して電気分解を行うようにしており、安価に且つ容易
に適切な電解条件を設定して、スペックを満たすイオン
水を生成することができるものである。
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る電
解イオン水生成装置(本装置)は、電解条件を制御する
制御部をモデムを介して通信回線に接続し、制御部が、
装置供給者から通信回線を介して送信される電解条件を
受信して、当該条件に基づいて電源部や定量ポンプを制
御して電気分解を行うようにしており、安価に且つ容易
に適切な電解条件を設定して、スペックを満たすイオン
水を生成することができるものである。
【0015】まず、本発明の実施の形態に係る電解イオ
ン水生成装置の構成について図1を用いて説明する。図
1は、本発明の実施の形態に係る電解イオン水生成装置
の構成ブロック図である。図1に示すように、本発明の
実施の形態に係る電解イオン水生成装置の基本的な構成
は、従来とほぼ同様であり、原水を取り入れる原水パイ
プ1と、原水パイプ1上に設けられ原水を一定の流量で
流す定量ポンプ2と、電解質を取り入れる電解質パイプ
3と、電解質を一定の流量で流す定量ポンプ4と、原水
と電解質とを混合して電解液を生成する混合槽5と、電
解液の電気分解を行う電解槽6と、電力を供給する電源
部7と、更に、電解槽6には、陽極61と、陰極62
と、陽極61及び陰極62を隔てる隔膜63とが設けら
れ、本装置の特徴として、定量ポンプ2と、定量ポンプ
4と、電源部7を制御する制御部8と、制御部8と通信
回線とを接続するモデム9が設けられている。尚、定量
ポンプ2は、流量調節弁であっても構わない。
ン水生成装置の構成について図1を用いて説明する。図
1は、本発明の実施の形態に係る電解イオン水生成装置
の構成ブロック図である。図1に示すように、本発明の
実施の形態に係る電解イオン水生成装置の基本的な構成
は、従来とほぼ同様であり、原水を取り入れる原水パイ
プ1と、原水パイプ1上に設けられ原水を一定の流量で
流す定量ポンプ2と、電解質を取り入れる電解質パイプ
3と、電解質を一定の流量で流す定量ポンプ4と、原水
と電解質とを混合して電解液を生成する混合槽5と、電
解液の電気分解を行う電解槽6と、電力を供給する電源
部7と、更に、電解槽6には、陽極61と、陰極62
と、陽極61及び陰極62を隔てる隔膜63とが設けら
れ、本装置の特徴として、定量ポンプ2と、定量ポンプ
4と、電源部7を制御する制御部8と、制御部8と通信
回線とを接続するモデム9が設けられている。尚、定量
ポンプ2は、流量調節弁であっても構わない。
【0016】次に、本装置の特徴部分について具体的に
説明する。本装置のモデム9は、装置供給者が通信回線
を介して送信する電解条件のデータを受信、復調して、
データを制御部8に送出するものである。
説明する。本装置のモデム9は、装置供給者が通信回線
を介して送信する電解条件のデータを受信、復調して、
データを制御部8に送出するものである。
【0017】本装置の特徴として、電解条件のデータ
は、例えば、電解イオン水生成装置の装置供給者が送信
するようにしており、利用者の元にある電解イオン水生
成装置に適した電解条件を決定して通信回線を介して送
信するようになっている。尚、通信回線は有線に限ら
ず、携帯電話、PHS等の無線通信回線であっても構わ
ない。
は、例えば、電解イオン水生成装置の装置供給者が送信
するようにしており、利用者の元にある電解イオン水生
成装置に適した電解条件を決定して通信回線を介して送
信するようになっている。尚、通信回線は有線に限ら
ず、携帯電話、PHS等の無線通信回線であっても構わ
ない。
【0018】また、本装置の制御部8は、モデム9から
入力されたデータを復号化して得られた電解条件のデー
タに従って電源部7、定量ポンプ2、定量ポンプ4を制
御するものである。具体的には、制御部8は、電源部7
に対しては、陽極61及び陰極62に供給する電圧又は
電流を特定し、定量ポンプ2及び定量ポンプ4に対して
は、流量を特定するものである。
入力されたデータを復号化して得られた電解条件のデー
タに従って電源部7、定量ポンプ2、定量ポンプ4を制
御するものである。具体的には、制御部8は、電源部7
に対しては、陽極61及び陰極62に供給する電圧又は
電流を特定し、定量ポンプ2及び定量ポンプ4に対して
は、流量を特定するものである。
【0019】つまり、本装置では、電解分解の電圧又は
電流を制御することにより反応速度を調節し、また、定
量ポンプ2又は4における流量を制御することにより混
合槽5で生成する電解液の濃度を調節するようにしてお
り、これにより、生成するイオン水の水質をスペック内
に保持することができるものである。
電流を制御することにより反応速度を調節し、また、定
量ポンプ2又は4における流量を制御することにより混
合槽5で生成する電解液の濃度を調節するようにしてお
り、これにより、生成するイオン水の水質をスペック内
に保持することができるものである。
【0020】次に、本装置の動作及び運用方法について
具体的に説明する。本装置の利用者が、生成したイオン
水と原水のサンプルを装置供給者に送ると、装置供給者
は、サンプルの水質検査を行い、イオン水の水質がスペ
ック内かどうかをチェックし、スペック外であれば更に
詳細に検査結果を解析して、新しい電解条件を決定す
る。
具体的に説明する。本装置の利用者が、生成したイオン
水と原水のサンプルを装置供給者に送ると、装置供給者
は、サンプルの水質検査を行い、イオン水の水質がスペ
ック内かどうかをチェックし、スペック外であれば更に
詳細に検査結果を解析して、新しい電解条件を決定す
る。
【0021】そして、装置供給者は、パーソナルコンピ
ュータ等から通信回線を介して本装置に対して新しい電
解条件のデータを送信し、本装置では、上述したよう
に、制御部8が、受信した電解条件に基づいて電源部
7、定量ポンプ2、定量ポンプ4を制御して新しい電解
条件でイオン水の生成を行うようになっている。
ュータ等から通信回線を介して本装置に対して新しい電
解条件のデータを送信し、本装置では、上述したよう
に、制御部8が、受信した電解条件に基づいて電源部
7、定量ポンプ2、定量ポンプ4を制御して新しい電解
条件でイオン水の生成を行うようになっている。
【0022】ここで、装置供給者から送信される電解条
件としては、電圧又は電流、電解質流量、原水流量を利
用者の電解イオン水生成装置に合わせて具体的に特定し
たものが考えられる。また、装置供給者が複数の電解イ
オン水生成装置と通信回線を介して接続して同様のサー
ビスを行うようにすれば、データが蓄積され、より適切
な条件出しを行うことができる。
件としては、電圧又は電流、電解質流量、原水流量を利
用者の電解イオン水生成装置に合わせて具体的に特定し
たものが考えられる。また、装置供給者が複数の電解イ
オン水生成装置と通信回線を介して接続して同様のサー
ビスを行うようにすれば、データが蓄積され、より適切
な条件出しを行うことができる。
【0023】そして、上述した動作を定期的に繰り返す
ことにより、高価な自動制御機能を備えた電解イオン水
生成装置でなくても、常に適切な電解条件でイオン水の
生成を行うことができ、スペック内のイオン水を生成す
ることができるものである。
ことにより、高価な自動制御機能を備えた電解イオン水
生成装置でなくても、常に適切な電解条件でイオン水の
生成を行うことができ、スペック内のイオン水を生成す
ることができるものである。
【0024】本発明の実施の形態に係る電解イオン水生
成装置(本装置)によれば、制御部8が、モデム9を介
して通信回線に接続され、装置供給者の通信回線から送
信される電解条件を受信して、この条件に基づいて電源
部7、定量ポンプ2、定量ポンプ4を制御するようにし
ているので、自動制御の装置でなくても、安価な構成で
適切な電解条件を設定でき、陽極61及び陰極62に供
給される電圧又は電流、原水の流量、電解質の流量を適
切な状態に保ち、生成するイオン水の水質をスペック内
に保持することができる効果がある。
成装置(本装置)によれば、制御部8が、モデム9を介
して通信回線に接続され、装置供給者の通信回線から送
信される電解条件を受信して、この条件に基づいて電源
部7、定量ポンプ2、定量ポンプ4を制御するようにし
ているので、自動制御の装置でなくても、安価な構成で
適切な電解条件を設定でき、陽極61及び陰極62に供
給される電圧又は電流、原水の流量、電解質の流量を適
切な状態に保ち、生成するイオン水の水質をスペック内
に保持することができる効果がある。
【0025】また、本装置によれば、本装置で生成され
たイオン水と原水と現状の電解条件とを定期的に装置供
給者に送り、装置供給者がイオン水と原水の水質検査を
行ってその結果を解析して新しい電解条件を決定し、通
信回線によって本装置に送信し、本装置が、電解条件を
受信してこれに従って電気分解を行うようにしているの
で、電解イオン水生成装置は常にスペック内のイオン水
を生成することができる効果がある。
たイオン水と原水と現状の電解条件とを定期的に装置供
給者に送り、装置供給者がイオン水と原水の水質検査を
行ってその結果を解析して新しい電解条件を決定し、通
信回線によって本装置に送信し、本装置が、電解条件を
受信してこれに従って電気分解を行うようにしているの
で、電解イオン水生成装置は常にスペック内のイオン水
を生成することができる効果がある。
【0026】また、複数の本装置と装置供給者とを通信
回線によって接続して、装置供給者が各々の電解イオン
水生成装置に合わせて電解条件を設定するサービスを行
うことも可能であり、このようにすれば、装置供給者側
において水質や電解条件のデータを蓄積して、より適切
な条件出しを行うことができる効果がある。
回線によって接続して、装置供給者が各々の電解イオン
水生成装置に合わせて電解条件を設定するサービスを行
うことも可能であり、このようにすれば、装置供給者側
において水質や電解条件のデータを蓄積して、より適切
な条件出しを行うことができる効果がある。
【0027】次に、別の実施の形態に係る電解イオン水
生成装置(別の電解イオン水生成装置)について説明す
る。別の電解イオン水生成装置の構成は図1に示した電
解イオン水生成装置とほぼ同様の構成であるが、モデム
を送受信可能な構成として、双方向通信ができるように
している点が異なっている。
生成装置(別の電解イオン水生成装置)について説明す
る。別の電解イオン水生成装置の構成は図1に示した電
解イオン水生成装置とほぼ同様の構成であるが、モデム
を送受信可能な構成として、双方向通信ができるように
している点が異なっている。
【0028】別の電解イオン水生成装置の動作について
説明する。別の電解イオン水生成装置では、装置供給者
側からの要求に従って、通信回線を介して装置供給者に
装置状態のデータを送信し、装置供給者が、受信したデ
ータに基づいて適切な電解条件を決定して、通信回線を
介して電解イオン水生成装置に送信する。そして、電解
イオン水生成装置が、通信回線から受信した電解条件に
従って電気分解を行う。
説明する。別の電解イオン水生成装置では、装置供給者
側からの要求に従って、通信回線を介して装置供給者に
装置状態のデータを送信し、装置供給者が、受信したデ
ータに基づいて適切な電解条件を決定して、通信回線を
介して電解イオン水生成装置に送信する。そして、電解
イオン水生成装置が、通信回線から受信した電解条件に
従って電気分解を行う。
【0029】別の電解イオン水生成装置が通信回線を介
して送信する装置状態としては、装置に設定してある情
報、動作履歴、各種測定値等があり、モデムに通信回線
から装置状態を要求するデータが入力されると、制御部
が、要求に従って装置状態をモニタしてデータをモデム
に出力し、モデムが、装置状態のデータを変調し通信回
線を介して装置供給者に装置状態のデータを送信するよ
うになっている。電解条件受信後の動作は、上述した電
解イオン水生成装置と同様である。
して送信する装置状態としては、装置に設定してある情
報、動作履歴、各種測定値等があり、モデムに通信回線
から装置状態を要求するデータが入力されると、制御部
が、要求に従って装置状態をモニタしてデータをモデム
に出力し、モデムが、装置状態のデータを変調し通信回
線を介して装置供給者に装置状態のデータを送信するよ
うになっている。電解条件受信後の動作は、上述した電
解イオン水生成装置と同様である。
【0030】別の実施の形態に係る電解イオン水生成装
置によれば、装置状態のデータを通信回線を介して装置
供給者に送信し、装置状態に合わせて決定された適切な
電解条件を通信回線を介して受信して、この条件に従っ
て電源部及びポンプの制御を行う電解イオン水生成装置
としているので、装置状態のデータを迅速且つ容易に送
ることができ、また、装置供給者側は、新たに設定した
電解条件による装置状態のデータを要求することによ
り、装置状態の変化を把握しながら電解条件を決定する
ことができ、より適切な電解条件を設定することができ
る効果がある。
置によれば、装置状態のデータを通信回線を介して装置
供給者に送信し、装置状態に合わせて決定された適切な
電解条件を通信回線を介して受信して、この条件に従っ
て電源部及びポンプの制御を行う電解イオン水生成装置
としているので、装置状態のデータを迅速且つ容易に送
ることができ、また、装置供給者側は、新たに設定した
電解条件による装置状態のデータを要求することによ
り、装置状態の変化を把握しながら電解条件を決定する
ことができ、より適切な電解条件を設定することができ
る効果がある。
【0031】また、別の装置によれば、装置供給者が、
装置状態のデータを容易に蓄積することができ、適切な
メンテナンスを行うことができる効果がある。
装置状態のデータを容易に蓄積することができ、適切な
メンテナンスを行うことができる効果がある。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、通信回線
に接続し、通信回線から受信した電解条件に従って電気
分解を行う電解イオン水生成装置としているので、安価
な構成で適切な電解条件を容易に得ることができ、目的
のスペックを満たすイオン水を生成することができる効
果がある。
に接続し、通信回線から受信した電解条件に従って電気
分解を行う電解イオン水生成装置としているので、安価
な構成で適切な電解条件を容易に得ることができ、目的
のスペックを満たすイオン水を生成することができる効
果がある。
【0033】請求項2記載の発明によれば、制御部が、
モデムを介して通信回線から入力された電解条件のデー
タに従って、第1の定量ポンプ又は流量調節弁における
原水の流量と、第2の定量ポンプにおける電解質の流量
と、電源部から電極に供給される電圧又は電流とを選択
的に若しくは組み合わせて調節する電解イオン水生成装
置としているので、原水及び生成したイオン水を分析し
た装置供給者が通信回線を介して適切な電解条件を送信
できるため、安価な構成で適切な条件を容易に設定する
ことができ、スペックを満たすイオン水を生成すること
ができる効果がある。
モデムを介して通信回線から入力された電解条件のデー
タに従って、第1の定量ポンプ又は流量調節弁における
原水の流量と、第2の定量ポンプにおける電解質の流量
と、電源部から電極に供給される電圧又は電流とを選択
的に若しくは組み合わせて調節する電解イオン水生成装
置としているので、原水及び生成したイオン水を分析し
た装置供給者が通信回線を介して適切な電解条件を送信
できるため、安価な構成で適切な条件を容易に設定する
ことができ、スペックを満たすイオン水を生成すること
ができる効果がある。
【0034】請求項3記載の発明によれば、モデムが、
通信回線からの要求に従って装置状態を送信し、制御部
が、モデムを介して通信回線から入力された装置状態に
対応した電解条件のデータに従って第1の定量ポンプ又
は流量調節弁における原水の流量と、第2の定量ポンプ
における電解質の流量と、電源部から電極に供給される
電圧又は電流とを選択的に若しくは組み合わせて調節す
る請求項2記載の電解イオン水生成装置としているの
で、装置状態のデータを迅速且つ容易に送ることがで
き、また、通信回線に接続している装置供給者は、装置
状態を監視しながら電解条件を決定することができ、よ
り適切な条件を設定することができる効果がある。
通信回線からの要求に従って装置状態を送信し、制御部
が、モデムを介して通信回線から入力された装置状態に
対応した電解条件のデータに従って第1の定量ポンプ又
は流量調節弁における原水の流量と、第2の定量ポンプ
における電解質の流量と、電源部から電極に供給される
電圧又は電流とを選択的に若しくは組み合わせて調節す
る請求項2記載の電解イオン水生成装置としているの
で、装置状態のデータを迅速且つ容易に送ることがで
き、また、通信回線に接続している装置供給者は、装置
状態を監視しながら電解条件を決定することができ、よ
り適切な条件を設定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電解イオン水生成装
置の構成ブロック図である。
置の構成ブロック図である。
1…原水パイプ、 2…定量ポンプ、 3…電解質パイ
プ、 4…定量ポンプ、 5…混合槽、 6…電解槽、
7…電源部、 8…制御部、 9…モデム、61…陽
極、 62…陰極、 63…隔膜
プ、 4…定量ポンプ、 5…混合槽、 6…電解槽、
7…電源部、 8…制御部、 9…モデム、61…陽
極、 62…陰極、 63…隔膜
Claims (3)
- 【請求項1】 塩素イオンを含んだ水を電気分解する電
解イオン水生成装置において、通信回線に接続し、前記
通信回線から受信した電解条件に従って前記電気分解を
行うことを特徴とする電解イオン水生成装置。 - 【請求項2】 原水を一定の流量で流す第1の定量ポン
プ又は流量調節弁と、電解質を一定の流量で流す第2の
定量ポンプと、前記原水と前記電解質とを混合して得ら
れる電解液を電気分解する電解槽と、前記電解槽に設け
られた電極に電圧又は電流を供給する電源部と、前記第
1の定量ポンプ又は流量調節弁と、前記第2の定量ポン
プと、前記電源部を制御する制御部とを備えた電解イオ
ン水生成装置において、 前記制御部と通信回線とを接続し、前記通信回線から受
信した信号を復調して得られる電解条件のデータを前記
制御部に出力するモデムを備え、 前記制御部が、前記モデムから入力された電解条件のデ
ータに従って、前記第1の定量ポンプ又は流量調節弁に
おける原水の流量と、前記第2の定量ポンプにおける電
解質の流量と、前記電源部から前記電極に供給する電圧
又は電流とを選択的に若しくは組み合わせて調節する制
御部であることを特徴とする電解イオン水生成装置。 - 【請求項3】 モデムが、通信回線からの要求に従って
前記通信回線に対して装置状態を送信し、前記通信回線
から電解条件のデータを受信して制御部に出力するモデ
ムであり、 制御部が、前記モデムから入力された電解条件のデータ
に従って第1の定量ポンプ又は流量調節弁における原水
の流量と、第2の定量ポンプにおける電解質の流量と、
電源部から電極に供給する電圧又は電流とを選択的に若
しくは組み合わせて調節する制御部であることを特徴と
する請求項2記載の電解イオン水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9358486A JPH11179362A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 電解イオン水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9358486A JPH11179362A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 電解イオン水生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179362A true JPH11179362A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18459570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9358486A Pending JPH11179362A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 電解イオン水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11179362A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002336861A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-26 | Tousui:Kk | 電極式スケール成分の析出抑制装置 |
WO2017043407A1 (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置、及びその管理システム |
JP6249200B1 (ja) * | 2016-11-04 | 2017-12-20 | 昌也 城井 | 電解セル及びそれを用いたオゾン水噴出装置 |
JP2018051497A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | マクセルホールディングス株式会社 | 水処理システム |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP9358486A patent/JPH11179362A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002336861A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-26 | Tousui:Kk | 電極式スケール成分の析出抑制装置 |
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JP2017051891A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置、及びその管理システム |
CN107614443A (zh) * | 2015-09-08 | 2018-01-19 | 日本多宁股份有限公司 | 电解水生成装置及其管理系统 |
CN107614443B (zh) * | 2015-09-08 | 2021-01-15 | 日本多宁股份有限公司 | 电解水生成装置及其管理系统 |
JP2018051497A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | マクセルホールディングス株式会社 | 水処理システム |
JP6249200B1 (ja) * | 2016-11-04 | 2017-12-20 | 昌也 城井 | 電解セル及びそれを用いたオゾン水噴出装置 |
WO2018083788A1 (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | ソマール株式会社 | 電解セル及びそれを用いたオゾン水噴出装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |