JPH11170501A - 画像形成装置およびそのレジストレーション調整方法並びにレジストレーション調整制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
画像形成装置およびそのレジストレーション調整方法並びにレジストレーション調整制御プログラムを記録した記録媒体Info
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- JPH11170501A JPH11170501A JP34544697A JP34544697A JPH11170501A JP H11170501 A JPH11170501 A JP H11170501A JP 34544697 A JP34544697 A JP 34544697A JP 34544697 A JP34544697 A JP 34544697A JP H11170501 A JPH11170501 A JP H11170501A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レジストレーション(レジ)調整のための使
用しない記録素子をできるだけ少なくし、また記録媒体
にテストパターンをプリントせずに、レジずれ量を自動
検出し、レジ調整を自動化する。 【解決手段】 複数の記録素子を配列した記録へッドを
2個以上用いて画像形成を行う画像形成装置において、
あらかじめ決められた基準の記録ヘッドに対してその他
のへッドのずれを調整するのではなく、すべての記録へ
ッドの装着状態から、相対的にずれ量を算出し、その最
大、または最小のずれ位置にある記録へッドを基準とし
てその他の記録へッドのずれ量を調整する。これによ
り、各記録へッドに備わっている複数の記録素子のうち
共通位置にある記録素子を全て使って印字することがで
きる。また、各記録へッド上に基準位置を示す基準マー
カを設け、読取センサによりこの基準マーカの位置を読
み取る。
用しない記録素子をできるだけ少なくし、また記録媒体
にテストパターンをプリントせずに、レジずれ量を自動
検出し、レジ調整を自動化する。 【解決手段】 複数の記録素子を配列した記録へッドを
2個以上用いて画像形成を行う画像形成装置において、
あらかじめ決められた基準の記録ヘッドに対してその他
のへッドのずれを調整するのではなく、すべての記録へ
ッドの装着状態から、相対的にずれ量を算出し、その最
大、または最小のずれ位置にある記録へッドを基準とし
てその他の記録へッドのずれ量を調整する。これによ
り、各記録へッドに備わっている複数の記録素子のうち
共通位置にある記録素子を全て使って印字することがで
きる。また、各記録へッド上に基準位置を示す基準マー
カを設け、読取センサによりこの基準マーカの位置を読
み取る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置およ
びそのレジストレーション調整方法並びにレジストレー
ション調整制御プログラムを記録した記録媒体に関し、
特に複数の記録素子を配列してなる記録へッドを複数個
用いて画像形成を行う画像形成装置のレジストレーショ
ン調整に関する。
びそのレジストレーション調整方法並びにレジストレー
ション調整制御プログラムを記録した記録媒体に関し、
特に複数の記録素子を配列してなる記録へッドを複数個
用いて画像形成を行う画像形成装置のレジストレーショ
ン調整に関する。
【0002】本発明は、インクジェット記録方式の記録
へッドを用いて、カラー画像を色インク滴の重ねによっ
てそれぞれの色を形成する装置に特に好適である。な
お、本発明の画像形成装置はプリンタに限らず、記録機
能を有する複写装置、ファクシミリ装置、ワードプロセ
ッサ、その他の複合装置等も含まれる。
へッドを用いて、カラー画像を色インク滴の重ねによっ
てそれぞれの色を形成する装置に特に好適である。な
お、本発明の画像形成装置はプリンタに限らず、記録機
能を有する複写装置、ファクシミリ装置、ワードプロセ
ッサ、その他の複合装置等も含まれる。
【0003】
【従来の技術】一般に、インクジェットプリンタでは、
記録素子であるインクジェットノズルを複数配列した記
録へッドを用いて、画像形成を行う。さらに、カラーイ
ンクジェットプリンタでは、この記録へッドを色成分毎
に複数用いて、記録媒体上にそれぞれのインク滴を重ね
あわせて、さまざまな色の画像を形成している。このよ
うな構成をした画像形成装置においては、カラー画像を
形成するにあたり、各色ごとの記録へッドにより形成さ
れた画像を重ねあわせているために、良好なカラー画像
を得るためには、各色ごとの画像が正確に重ね合わされ
なければならない。そのためには、複数個備えた記録へ
ッドの位置が、正確に調整されなければならない。この
調整をレジストレーション調整というが、以下、レジ調
整と略称する。
記録素子であるインクジェットノズルを複数配列した記
録へッドを用いて、画像形成を行う。さらに、カラーイ
ンクジェットプリンタでは、この記録へッドを色成分毎
に複数用いて、記録媒体上にそれぞれのインク滴を重ね
あわせて、さまざまな色の画像を形成している。このよ
うな構成をした画像形成装置においては、カラー画像を
形成するにあたり、各色ごとの記録へッドにより形成さ
れた画像を重ねあわせているために、良好なカラー画像
を得るためには、各色ごとの画像が正確に重ね合わされ
なければならない。そのためには、複数個備えた記録へ
ッドの位置が、正確に調整されなければならない。この
調整をレジストレーション調整というが、以下、レジ調
整と略称する。
【0004】しかしながら、インクジェットプリンタの
ようなプリンタにおいては、記録へッドは半永久的に使
用できるわけではなく、複数個配列した記録素子の破壊
や不吐出等により良好な画像形成ができなくなることが
あり、このために記録へッドを交換する必要がある。複
数個備えた記録へッドのうちの一部、または全部を交換
した際、あるいは、何らかの影響により、複数個備えた
記録へッドの位置関係がずれた際には、各色ごとに形成
された画像がずれてしまい、良好な画像が得られなくな
るという重大な解決すべき点がある。
ようなプリンタにおいては、記録へッドは半永久的に使
用できるわけではなく、複数個配列した記録素子の破壊
や不吐出等により良好な画像形成ができなくなることが
あり、このために記録へッドを交換する必要がある。複
数個備えた記録へッドのうちの一部、または全部を交換
した際、あるいは、何らかの影響により、複数個備えた
記録へッドの位置関係がずれた際には、各色ごとに形成
された画像がずれてしまい、良好な画像が得られなくな
るという重大な解決すべき点がある。
【0005】このようなことから、インクジェットプリ
ンタにおいては、ヘッド交換時、あるいは、何らかの影
響により色ずれ(レジストレーションずれ、以下、レジ
ずれという)が起こった際には、それぞれの記録へッド
のレジあわせを行うレジ調整が必要となる。
ンタにおいては、ヘッド交換時、あるいは、何らかの影
響により色ずれ(レジストレーションずれ、以下、レジ
ずれという)が起こった際には、それぞれの記録へッド
のレジあわせを行うレジ調整が必要となる。
【0006】従来、この種のレジ調整は、記録媒体(一
般には紙)上にレジずれ量を検出し易い特定のテストパ
ターンをプリントし、このテストパターンのプリント結
果を人間が見て、マニュアル(手作業)によってレジず
れ量を検出する方法と、そのプリントされたテストパタ
ーンを読取センサによって読み取り、レジずれ量を自動
的に検出する方法とのいずれかを用いて行われていた。
この際、複数ある記録へッドのうちの基準となるへッド
(例えば、第1へッド)に対してそれぞれのへッドがど
の程度ずれているかを検出し、検出したずれの程度にし
たがってレジ調整が行われていた。また、この際のレジ
ずれに対する許容量(最大調整範囲)もきまっていた。
般には紙)上にレジずれ量を検出し易い特定のテストパ
ターンをプリントし、このテストパターンのプリント結
果を人間が見て、マニュアル(手作業)によってレジず
れ量を検出する方法と、そのプリントされたテストパタ
ーンを読取センサによって読み取り、レジずれ量を自動
的に検出する方法とのいずれかを用いて行われていた。
この際、複数ある記録へッドのうちの基準となるへッド
(例えば、第1へッド)に対してそれぞれのへッドがど
の程度ずれているかを検出し、検出したずれの程度にし
たがってレジ調整が行われていた。また、この際のレジ
ずれに対する許容量(最大調整範囲)もきまっていた。
【0007】また、従来では、上記テストパターンのプ
リント結果を人間が見て、マニュアルよって調整値を入
力するか、あるいはテストパターンを読取センサによっ
て読み取り、レジずれ量を検出してレジ調整を自動で行
うのいずれかで、レジ調整を実行していた。
リント結果を人間が見て、マニュアルよって調整値を入
力するか、あるいはテストパターンを読取センサによっ
て読み取り、レジずれ量を検出してレジ調整を自動で行
うのいずれかで、レジ調整を実行していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、基準へッド(例えば、第1へッ
ド)を設け、これに対するずれ量を検出し、調整しよう
としたときに、それぞれの記録へッドの機械的な装着精
度が±nドット分であるとすると(nは1以上の整
数)、その基準へッドから見たその他のへッドのずれ量
は、±2nドット分となり、レジずれに対する許容量
(最大調整範囲)もまた基準へッドに対して±2nドッ
トと設定されることになる。
ような従来技術では、基準へッド(例えば、第1へッ
ド)を設け、これに対するずれ量を検出し、調整しよう
としたときに、それぞれの記録へッドの機械的な装着精
度が±nドット分であるとすると(nは1以上の整
数)、その基準へッドから見たその他のへッドのずれ量
は、±2nドット分となり、レジずれに対する許容量
(最大調整範囲)もまた基準へッドに対して±2nドッ
トと設定されることになる。
【0009】このように各記録へッドのレジずれに対す
る許容量を基準へッド±2nドットとした時に、この許
容量に相当する記録素子(4n個)を未使用記録素子と
すると、各記録へッドが持っている記録素子のうち、実
際に印字に使用する記録素子の数が大幅に限定されてし
まう。
る許容量を基準へッド±2nドットとした時に、この許
容量に相当する記録素子(4n個)を未使用記録素子と
すると、各記録へッドが持っている記録素子のうち、実
際に印字に使用する記録素子の数が大幅に限定されてし
まう。
【0010】また、上記のような従来技術では、マニュ
アルであれ自動であれ、いずれの場合においても、記録
媒体にテストパターンをプリントするため、記録媒体、
インク共に無駄にしなければならないこと、更に、人間
にとって、数10ミクロンの精度を要求されるレジ調整
を行うのは非常な困難が伴うこと、自動調整にしても、
それぞれの記録へッドによりそれぞれのインクでテスト
パターンをプリントするわけであり、インクの色により
反射率が大きく違うこと、また、記録媒体により、テス
トパターンをプリントしたときのにじみなどが変わり、
これを読取センサを使い、レジずれ量を精度よく検出す
るのは実際上困難であった等の解決すべき点があった。
アルであれ自動であれ、いずれの場合においても、記録
媒体にテストパターンをプリントするため、記録媒体、
インク共に無駄にしなければならないこと、更に、人間
にとって、数10ミクロンの精度を要求されるレジ調整
を行うのは非常な困難が伴うこと、自動調整にしても、
それぞれの記録へッドによりそれぞれのインクでテスト
パターンをプリントするわけであり、インクの色により
反射率が大きく違うこと、また、記録媒体により、テス
トパターンをプリントしたときのにじみなどが変わり、
これを読取センサを使い、レジずれ量を精度よく検出す
るのは実際上困難であった等の解決すべき点があった。
【0011】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、レジストレーション(レジ)調
整のための使用しない記録素子をできるだけ少なくし、
さらには、マルチパス印字を行う際にも記録ヘッドの装
着状態の中で、最大限の数の吐出ノズルを用いてパス制
御を行える画像形成装置およびそのレジストレーション
調整方法並びにレジストレーション調整制御プログラム
を記録した記録媒体を提供することにある。
で、その第1の目的は、レジストレーション(レジ)調
整のための使用しない記録素子をできるだけ少なくし、
さらには、マルチパス印字を行う際にも記録ヘッドの装
着状態の中で、最大限の数の吐出ノズルを用いてパス制
御を行える画像形成装置およびそのレジストレーション
調整方法並びにレジストレーション調整制御プログラム
を記録した記録媒体を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、記録媒体にテスト
パターンをプリントせずに、レジずれ量を自動的に検出
し、レジ調整を自動化することを可能とし、これにより
記録媒体、インクの無駄を無くし、かつレジずれ量を精
度よく検出し、レジストレーション調整を高精度で実現
できるように図った画像形成装置およびそのレジストレ
ーション調整方法を提供することにある。
パターンをプリントせずに、レジずれ量を自動的に検出
し、レジ調整を自動化することを可能とし、これにより
記録媒体、インクの無駄を無くし、かつレジずれ量を精
度よく検出し、レジストレーション調整を高精度で実現
できるように図った画像形成装置およびそのレジストレ
ーション調整方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数の記録素子を配列した記録
へッドを複数個用いて画像形成を行う画像形成装置にお
いて、前記複数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読
み取る読取手段と、該読取手段の読取り結果に基づいて
前記複数の記録へッドの相対的な位置関係を求め、この
相対的な位置関係によりレジストレーションの調整を行
うレジストレーション調整手段とを具備することを特徴
とする。
め、請求項1の発明は、複数の記録素子を配列した記録
へッドを複数個用いて画像形成を行う画像形成装置にお
いて、前記複数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読
み取る読取手段と、該読取手段の読取り結果に基づいて
前記複数の記録へッドの相対的な位置関係を求め、この
相対的な位置関係によりレジストレーションの調整を行
うレジストレーション調整手段とを具備することを特徴
とする。
【0014】ここで、前記レジストレーションの調整を
行う方向は、それぞれの前記記録へッドにおいて、前記
複数の記録素子を配列した方向に関して行うとすること
ができる。
行う方向は、それぞれの前記記録へッドにおいて、前記
複数の記録素子を配列した方向に関して行うとすること
ができる。
【0015】また、主走査方向と副走査方向の2次元走
査を行うための主走査手段及び副走査手段を有し、前記
レジストレーション調整手段は、前記副走査方向に関し
て前記レジストレーションの調整を行うとすることがで
きる。
査を行うための主走査手段及び副走査手段を有し、前記
レジストレーション調整手段は、前記副走査方向に関し
て前記レジストレーションの調整を行うとすることがで
きる。
【0016】更に、前記レジストレーション調整手段
は、前記読取手段の読取り結果に基づいて前記複数の記
録へッドの相対位置を求め、前記各記録へッドの相対位
置により、その相対位置の最大値、および最小値を算出
し、該最大値、または最小値のいずれかを基準に各記録
へッドの相対値を求め、該相対値により各記録へッドの
レジストレーションの調整を行うとすることができる。
は、前記読取手段の読取り結果に基づいて前記複数の記
録へッドの相対位置を求め、前記各記録へッドの相対位
置により、その相対位置の最大値、および最小値を算出
し、該最大値、または最小値のいずれかを基準に各記録
へッドの相対値を求め、該相対値により各記録へッドの
レジストレーションの調整を行うとすることができる。
【0017】更に、前記レジストレーション調整手段
は、前記算出された最大値、および最小値に基づいて、
それぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素子の
うちで印字に使用する記録素子を決定するとすることが
できる。
は、前記算出された最大値、および最小値に基づいて、
それぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素子の
うちで印字に使用する記録素子を決定するとすることが
できる。
【0018】更に、前記レジストレーション調整手段
は、前記算出された最大値、および最小値に基づいて、
それぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素子の
うちで印字に使用する記録素子の数を、複数回の走査を
もって画像を形成するマルチパス制御を行う際には、こ
のパルス数(n)の倍数に決定するとすることができ
る。
は、前記算出された最大値、および最小値に基づいて、
それぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素子の
うちで印字に使用する記録素子の数を、複数回の走査を
もって画像を形成するマルチパス制御を行う際には、こ
のパルス数(n)の倍数に決定するとすることができ
る。
【0019】請求項7の発明は、複数の記録素子を配列
した記録へッドを複数個用いて画像形成を行う画像形成
装置において、前記複数の記録へッドに取付けられそれ
ぞれの記録ヘッドの基準位置を示す基準マーカと、該基
準マーカを読み取る読取手段と、該読取手段の読取り結
果に基づいて、前記複数の記録へッドのレジストレーシ
ョンの調整を行うレジストレーション調整手段とを具備
することを特徴とする。
した記録へッドを複数個用いて画像形成を行う画像形成
装置において、前記複数の記録へッドに取付けられそれ
ぞれの記録ヘッドの基準位置を示す基準マーカと、該基
準マーカを読み取る読取手段と、該読取手段の読取り結
果に基づいて、前記複数の記録へッドのレジストレーシ
ョンの調整を行うレジストレーション調整手段とを具備
することを特徴とする。
【0020】ここで、前記基準マーカは、前記記録素子
を配列した面上に設けたとすることができる。
を配列した面上に設けたとすることができる。
【0021】また、前記記録へッドを一定方向に搬送さ
せる記録へッド搬送手段を有し、該記録へッド搬送手段
により前記記録へッドを搬送させ、前記読取手段により
それぞれの記録へッドに設けられた前記基準マーカを読
み取るとすることができる。
せる記録へッド搬送手段を有し、該記録へッド搬送手段
により前記記録へッドを搬送させ、前記読取手段により
それぞれの記録へッドに設けられた前記基準マーカを読
み取るとすることができる。
【0022】更に、前記読取手段は、ラインセンサであ
るとすることができる。
るとすることができる。
【0023】更に、前記読取手段は、エリアセンサであ
るとすることができる。
るとすることができる。
【0024】更に、前記読取手段による読み取り解像度
は、画像形成を行う解像度よりも高いとすることができ
る。
は、画像形成を行う解像度よりも高いとすることができ
る。
【0025】請求項13の発明は、複数の記録素子を配
列した記録へッドを複数個用いて画像形成を行う画像形
成装置のレジストレーション調整方法において、前記複
数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読み取るステッ
プと、該読取り結果に基づいて前記複数の記録へッドの
相対的な位置関係を求めるステップと、該相対的な位置
関係によりレジストレーションの調整を行うステップと
を有することを特徴とする。
列した記録へッドを複数個用いて画像形成を行う画像形
成装置のレジストレーション調整方法において、前記複
数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読み取るステッ
プと、該読取り結果に基づいて前記複数の記録へッドの
相対的な位置関係を求めるステップと、該相対的な位置
関係によりレジストレーションの調整を行うステップと
を有することを特徴とする。
【0026】ここで、前記レジストレーションの調整を
行なうステップは、前記各記録へッドの相対位置によ
り、その相対位置の最大値、および最小値を算出し、該
最大値、または最小値のいずれかを基準に各記録へッド
の相対値を求め、該相対値により各記録へッドのレジス
トレーションの調整を行うとすることができる。
行なうステップは、前記各記録へッドの相対位置によ
り、その相対位置の最大値、および最小値を算出し、該
最大値、または最小値のいずれかを基準に各記録へッド
の相対値を求め、該相対値により各記録へッドのレジス
トレーションの調整を行うとすることができる。
【0027】また、前記レジストレーションの調整を行
なうステップは、前記算出された最大値、および最小値
に基づいて、それぞれの記録へッドに備わっている複数
の記録素子のうちで印字に使用する記録素子を決定する
とすることができる。
なうステップは、前記算出された最大値、および最小値
に基づいて、それぞれの記録へッドに備わっている複数
の記録素子のうちで印字に使用する記録素子を決定する
とすることができる。
【0028】更に、前記レジストレーションの調整を行
なうステップは、前記算出された最大値、および最小値
に基づいて、それぞれの記録へッドに備わっている複数
の記録素子のうちで印字に使用する記録素子の数を、複
数回の走査をもって画像を形成するマルチパス制御を行
う際には、このパルス数(n)の倍数に決定するとする
ことができる。
なうステップは、前記算出された最大値、および最小値
に基づいて、それぞれの記録へッドに備わっている複数
の記録素子のうちで印字に使用する記録素子の数を、複
数回の走査をもって画像を形成するマルチパス制御を行
う際には、このパルス数(n)の倍数に決定するとする
ことができる。
【0029】請求項17の発明は、複数の記録素子を配
列した記録へッドを複数個用いて画像形成を行う画像形
成装置のレジストレーション調整方法において、前記複
数の記録へッドに取付けられそれぞれの記録ヘッドの基
準位置を示す基準マーカを読み取るステップと、該読取
り結果に基づいてレジストレーションの調整を行うステ
ップとを有することを特徴とする。
列した記録へッドを複数個用いて画像形成を行う画像形
成装置のレジストレーション調整方法において、前記複
数の記録へッドに取付けられそれぞれの記録ヘッドの基
準位置を示す基準マーカを読み取るステップと、該読取
り結果に基づいてレジストレーションの調整を行うステ
ップとを有することを特徴とする。
【0030】請求項18の発明は、コンピュータによっ
て複数の記録素子を配列した記録へッドを複数個用いて
画像形成を行う画像形成装置のレジストレーション調整
を行なうための制御プログラムを記録した記録媒体であ
って、該制御プログラムはコンピュータに、前記複数の
記録へッドのそれぞれの基準位置を読み取らせ、該読取
り結果に基づいて前記複数の記録へッドの相対的な位置
関係を求めさせ、前記各記録へッドの相対位置により、
その相対位置の最大値、および最小値を算出させ、該最
大値、または最小値のいずれかを基準に各記録へッドの
相対値を求めさせ、該相対値により各記録へッドのレジ
ストレーションの調整を行わせることを特徴とする。
て複数の記録素子を配列した記録へッドを複数個用いて
画像形成を行う画像形成装置のレジストレーション調整
を行なうための制御プログラムを記録した記録媒体であ
って、該制御プログラムはコンピュータに、前記複数の
記録へッドのそれぞれの基準位置を読み取らせ、該読取
り結果に基づいて前記複数の記録へッドの相対的な位置
関係を求めさせ、前記各記録へッドの相対位置により、
その相対位置の最大値、および最小値を算出させ、該最
大値、または最小値のいずれかを基準に各記録へッドの
相対値を求めさせ、該相対値により各記録へッドのレジ
ストレーションの調整を行わせることを特徴とする。
【0031】ここで、前記制御プログラムはコンピュー
タに、前記算出された最大値、および最小値に基づい
て、それぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素
子のうちで印字に使用する記録素子を決定させるとする
ことができる。
タに、前記算出された最大値、および最小値に基づい
て、それぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素
子のうちで印字に使用する記録素子を決定させるとする
ことができる。
【0032】また、前記制御プログラムはコンピュータ
に、前記算出された最大値、および最小値に基づいて、
それぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素子の
うちで印字に使用する記録素子の数を、複数回の走査を
もって画像を形成するマルチパス制御を行う際には、こ
のパルス数(n)の倍数に決定させるとすることができ
る。
に、前記算出された最大値、および最小値に基づいて、
それぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素子の
うちで印字に使用する記録素子の数を、複数回の走査を
もって画像を形成するマルチパス制御を行う際には、こ
のパルス数(n)の倍数に決定させるとすることができ
る。
【0033】更に、前記制御プログラムはコンピュータ
に、前記複数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読み
取らせるに際し、前記複数の記録へッドに取付けられそ
れぞれの記録ヘッドの基準位置を示す基準マーカを読み
取らせるとすることができる。
に、前記複数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読み
取らせるに際し、前記複数の記録へッドに取付けられそ
れぞれの記録ヘッドの基準位置を示す基準マーカを読み
取らせるとすることができる。
【0034】前記複数の記録ヘッドは、記録液を吐出し
て記録を行なうヘッドであることを特徴とすることがで
きる。
て記録を行なうヘッドであることを特徴とすることがで
きる。
【0035】また、前記複数の記録ヘッドは、熱エネル
ギーを利用して記録液を吐出して記録を行なうヘッドで
あるとすることができる。
ギーを利用して記録液を吐出して記録を行なうヘッドで
あるとすることができる。
【0036】本発明の第1の形態では、複数の記録素子
を配列した記録へッドを2個以上用いて画像形成を行う
画像形成装置において、あらかじめ決められた基準の記
録ヘッドに対してその他のへッドのずれを調整するので
はなく、すべての記録へッドの装着状態から、相対的に
ずれ量を算出し、その最大、または最小のずれ位置にあ
る記録へッドを基準としてその他の記録へッドのずれ量
を調整するので、各記録へッドに備わっている複数の記
録素子のうち共通位置にある記録素子を全て使って印字
することができ、そのため全体の画像の印刷時間を短縮
する。さらに、マルチパス印字を行う際にも記録ヘッド
の中で使用する吐出ノズルの数をパス数の倍数に設定す
ることで、記録ヘッドの装着状態の中で、最大限の数の
吐出ノズルを用いて、かつ、マルチパス印字においてパ
ス制御を簡単に行える。
を配列した記録へッドを2個以上用いて画像形成を行う
画像形成装置において、あらかじめ決められた基準の記
録ヘッドに対してその他のへッドのずれを調整するので
はなく、すべての記録へッドの装着状態から、相対的に
ずれ量を算出し、その最大、または最小のずれ位置にあ
る記録へッドを基準としてその他の記録へッドのずれ量
を調整するので、各記録へッドに備わっている複数の記
録素子のうち共通位置にある記録素子を全て使って印字
することができ、そのため全体の画像の印刷時間を短縮
する。さらに、マルチパス印字を行う際にも記録ヘッド
の中で使用する吐出ノズルの数をパス数の倍数に設定す
ることで、記録ヘッドの装着状態の中で、最大限の数の
吐出ノズルを用いて、かつ、マルチパス印字においてパ
ス制御を簡単に行える。
【0037】本発明の第2の形態では、複数の記録素子
を配列した記録へッドを2個以上用いて画像記録を行う
画像形成装置において、この記録へッドに、基準位置を
示す基準マーカを設け、この基準マーカを読取手段で読
み取り、この読取り結果に基づき2個以上ある記録へッ
ドのレジ調整を自動的に行うようにしたので、記録媒体
およびインクを無駄に消費することなく、また、記録媒
体やインクによらずに、容易かつ正確にレジ調整が行え
るようになり、高品位の画像を形成できるようになる。
を配列した記録へッドを2個以上用いて画像記録を行う
画像形成装置において、この記録へッドに、基準位置を
示す基準マーカを設け、この基準マーカを読取手段で読
み取り、この読取り結果に基づき2個以上ある記録へッ
ドのレジ調整を自動的に行うようにしたので、記録媒体
およびインクを無駄に消費することなく、また、記録媒
体やインクによらずに、容易かつ正確にレジ調整が行え
るようになり、高品位の画像を形成できるようになる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0039】[第1の実施の形態]図1は、本発明に係
るシリアルプリンタ形態のインクジェット記録装置の概
略構成を示す。記録へッド201Bk、201Y,20
1M,201C(総括番号は201)はインクタンク
(図示しない)からインクチューブ(インク供給管)を
通じて、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色のインクが供給される。記
録へッド201Bk、201Y,201M,201Cへ
供給されたインクは、主制御部からの記録情報(画像デ
ータや各種指令)に基づく記録信号に対応して、記録へ
ッドドライバ等によって駆動され、各記録へッドからイ
ンク滴が吐出されて記録媒体202上に文字・画像等の
記録がなされる。
るシリアルプリンタ形態のインクジェット記録装置の概
略構成を示す。記録へッド201Bk、201Y,20
1M,201C(総括番号は201)はインクタンク
(図示しない)からインクチューブ(インク供給管)を
通じて、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色のインクが供給される。記
録へッド201Bk、201Y,201M,201Cへ
供給されたインクは、主制御部からの記録情報(画像デ
ータや各種指令)に基づく記録信号に対応して、記録へ
ッドドライバ等によって駆動され、各記録へッドからイ
ンク滴が吐出されて記録媒体202上に文字・画像等の
記録がなされる。
【0040】搬送モータ208は記録媒体202を間欠
送りするための駆動源であり、送りローラ204、搬送
ローラ205を駆動する。主走査モータ206は、主走
査キャリッジ203を主走査べルト210を介して矢印
のA,Bの方向に走査させるための駆動源である。記録
媒体202が給送ローラ205に到達すると、給送ロー
ラクラッチ211および搬送モータ208がオンし、記
録媒体202を搬送ローラ204に至るまでプラテン2
07上を搬送する。記録媒体202はプラテン207上
に設けられた検知センサ212によって検知され、その
センサ情報は位置制御、ジャム制御等に利用される。記
録媒体202が搬送ローラ204に到達すると、搬送モ
ータ208をオフし、記録媒体202の給送は停止され
る。記録媒体202への画像記録動作に先立って、ホー
ムポジションセンサ209の位置に走査キャリッジ20
3を移動し、次に、矢印Aの方向に往路走査を行い、所
定の位置よりブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの
インクを記録へッド201Bk〜201Cから吐出し画
像記録を行う。所定の長さ分の画像記録を終えたら、走
査キャリッジ203を停止し、逆に、矢印Bの方向に復
路走査を開始し、ホームポジションセンサ209の位置
まで走査キャリッジ203を戻す。復路走査の間、記録
へッド201Bk〜201Cで記録した長さ分の紙送り
を搬送モータ208により搬送モータ204を駆動する
ことにより矢印Cの方向に行う。
送りするための駆動源であり、送りローラ204、搬送
ローラ205を駆動する。主走査モータ206は、主走
査キャリッジ203を主走査べルト210を介して矢印
のA,Bの方向に走査させるための駆動源である。記録
媒体202が給送ローラ205に到達すると、給送ロー
ラクラッチ211および搬送モータ208がオンし、記
録媒体202を搬送ローラ204に至るまでプラテン2
07上を搬送する。記録媒体202はプラテン207上
に設けられた検知センサ212によって検知され、その
センサ情報は位置制御、ジャム制御等に利用される。記
録媒体202が搬送ローラ204に到達すると、搬送モ
ータ208をオフし、記録媒体202の給送は停止され
る。記録媒体202への画像記録動作に先立って、ホー
ムポジションセンサ209の位置に走査キャリッジ20
3を移動し、次に、矢印Aの方向に往路走査を行い、所
定の位置よりブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの
インクを記録へッド201Bk〜201Cから吐出し画
像記録を行う。所定の長さ分の画像記録を終えたら、走
査キャリッジ203を停止し、逆に、矢印Bの方向に復
路走査を開始し、ホームポジションセンサ209の位置
まで走査キャリッジ203を戻す。復路走査の間、記録
へッド201Bk〜201Cで記録した長さ分の紙送り
を搬送モータ208により搬送モータ204を駆動する
ことにより矢印Cの方向に行う。
【0041】走査キャリッジ203がホームポジション
センサ209で検知されるホームポジションに停止する
と、回復装置220により記録へッド201の回復動作
を行う。この回復動作は安定した記録動作を行うための
処理であり、記録へッド201の吐出口内に残留してい
るインクの粘度変化等から生じる吐出開始時のむらを防
止するために休止時、装置内温度、吐出時間等のあらか
じめプログラムされた条件により、記録ヘッド201に
対する回復装置220による吸引動作、インクの予備吐
出動作等を行う処理である。
センサ209で検知されるホームポジションに停止する
と、回復装置220により記録へッド201の回復動作
を行う。この回復動作は安定した記録動作を行うための
処理であり、記録へッド201の吐出口内に残留してい
るインクの粘度変化等から生じる吐出開始時のむらを防
止するために休止時、装置内温度、吐出時間等のあらか
じめプログラムされた条件により、記録ヘッド201に
対する回復装置220による吸引動作、インクの予備吐
出動作等を行う処理である。
【0042】本実施の形態では、記録へッド201Bk
〜201Cは熱により気泡を形成してその圧力でインク
滴を吐出する形式のインクジェット記録へッドであり、
例えば300ドット/インチの密度で256個の吐出口
がそれぞれアッセンブリされたものを4本使う。
〜201Cは熱により気泡を形成してその圧力でインク
滴を吐出する形式のインクジェット記録へッドであり、
例えば300ドット/インチの密度で256個の吐出口
がそれぞれアッセンブリされたものを4本使う。
【0043】それぞれの記録へッドの装着状態、すなわ
ち、レジずれ検出方法はいくつかの方法がある。例え
ば、記録媒体(用紙)にレジずれ検出パターンを印字さ
せ、これを人間が見て最適なパターンを選択してレジず
れ調整値を入力する従来の方法、同じく、記録媒体にレ
ジずれ検出パターンを印字し、キャリッジにつけたセン
サを使ってこのレジずれ検出パターンを読み取る従来の
方法が知られている。
ち、レジずれ検出方法はいくつかの方法がある。例え
ば、記録媒体(用紙)にレジずれ検出パターンを印字さ
せ、これを人間が見て最適なパターンを選択してレジず
れ調整値を入力する従来の方法、同じく、記録媒体にレ
ジずれ検出パターンを印字し、キャリッジにつけたセン
サを使ってこのレジずれ検出パターンを読み取る従来の
方法が知られている。
【0044】本実施の形態においては、記録ヘッド20
1Bk〜20lCのそれぞれに基準マーカ(図3の30
3を参照)を設け、この基準マーカを読取センサを用い
て読み取り、その読取り結果によりレジずれ量を検出す
る方法を採用している。そのため、ホームポジションの
反対側の走査端部には、読取センサ217が配置され、
4本の記録へッド201Bk〜20lCのそれぞれに設
けられた基準マーカが読取センサ217により読み取ら
れる。記録へッドの交換後、または、何らかの影響でレ
ジ調整が必要になった際に、走査キャリッジ203を移
動させて、読取センサ2l7の前を通過させる。走査キ
ャリッジ203が読取センサ217の前を通過した際
に、記録へッド20lBk〜20lCのそれぞれに設け
られた基準マーカを読み取り、その読取信号をA/D変
換器(アナログ・ディジタルコンバータ)236により
ディジタル信号化した後、そのディジタルデータを一時
的に読取データメモリ235に記憶するようにしてい
る。
1Bk〜20lCのそれぞれに基準マーカ(図3の30
3を参照)を設け、この基準マーカを読取センサを用い
て読み取り、その読取り結果によりレジずれ量を検出す
る方法を採用している。そのため、ホームポジションの
反対側の走査端部には、読取センサ217が配置され、
4本の記録へッド201Bk〜20lCのそれぞれに設
けられた基準マーカが読取センサ217により読み取ら
れる。記録へッドの交換後、または、何らかの影響でレ
ジ調整が必要になった際に、走査キャリッジ203を移
動させて、読取センサ2l7の前を通過させる。走査キ
ャリッジ203が読取センサ217の前を通過した際
に、記録へッド20lBk〜20lCのそれぞれに設け
られた基準マーカを読み取り、その読取信号をA/D変
換器(アナログ・ディジタルコンバータ)236により
ディジタル信号化した後、そのディジタルデータを一時
的に読取データメモリ235に記憶するようにしてい
る。
【0045】ここで、読取センサ217がラインセンサ
であるとして説明を行う。ラインセンサを用いて画像を
2次元的に読み込む際には、ラインセンサのラインに沿
ってデータを読み出すと同時に、ラインセンサ、また
は、読み取る対象物をライン方向と直行する方向へ動か
す必要がある。この場合には、基準マーカを読み取るラ
インセンサを副走査方向(Y方向、垂直方向)に平行に
設置、固定し、各記録へッド201を装着した走査キャ
リッジ203を主走査方向(X方向、水平方向)に移動
させながら、各記録へッド201に設けた基準マーカを
読み取る。
であるとして説明を行う。ラインセンサを用いて画像を
2次元的に読み込む際には、ラインセンサのラインに沿
ってデータを読み出すと同時に、ラインセンサ、また
は、読み取る対象物をライン方向と直行する方向へ動か
す必要がある。この場合には、基準マーカを読み取るラ
インセンサを副走査方向(Y方向、垂直方向)に平行に
設置、固定し、各記録へッド201を装着した走査キャ
リッジ203を主走査方向(X方向、水平方向)に移動
させながら、各記録へッド201に設けた基準マーカを
読み取る。
【0046】図2は、本実施の形態の制御系の一構成例
を示す。ここで、Hは本例装置に対して記録にかかる画
像データや各種指令(記録信号)を供給するホスト装置
であり、コンピュータ、イメージリーダ(画像読取装
置)、その他の形態を有する。101は本例装置の制御
部をなすCPU(中央演算処理装置)であり、マイクロ
コンピュータの形態を有し、後述する図11の処理手順
にしたがって各部を制御する。102はその処理手順に
対応したプログラムその他の固定データを格納したRO
M(リードオンリメモリ)、219は画像データの一時
保存領域や各種制御の過程で作業用に用いられる領域を
有するRAM(ランダムアクセスメモリ)である。10
6はホスト装置Hとのオンラインスイッチや、記録開始
の指令入力、記録媒体の種類の情報入力等を与えるため
の指示入力部であり、操作部、操作パネルとも称され、
また一般的なキーボードであってもよい。108は記録
媒体の有無や搬送状態、インク残量の有無、へッド装着
の有無、その他の動作状態を検知するセンサ類である。
110は表示部であり、装置の動作状態や設定状態、異
常発生の有無を報知するのに用いられ、CRT(陰極線
管)やLC(液晶)等のディスプレイ装置、モニタが適
用できる。111は上記記録に係る画像データに対し、
対数変換、マスキング、UCR,色バランス調整を施す
ための画像処理部である。
を示す。ここで、Hは本例装置に対して記録にかかる画
像データや各種指令(記録信号)を供給するホスト装置
であり、コンピュータ、イメージリーダ(画像読取装
置)、その他の形態を有する。101は本例装置の制御
部をなすCPU(中央演算処理装置)であり、マイクロ
コンピュータの形態を有し、後述する図11の処理手順
にしたがって各部を制御する。102はその処理手順に
対応したプログラムその他の固定データを格納したRO
M(リードオンリメモリ)、219は画像データの一時
保存領域や各種制御の過程で作業用に用いられる領域を
有するRAM(ランダムアクセスメモリ)である。10
6はホスト装置Hとのオンラインスイッチや、記録開始
の指令入力、記録媒体の種類の情報入力等を与えるため
の指示入力部であり、操作部、操作パネルとも称され、
また一般的なキーボードであってもよい。108は記録
媒体の有無や搬送状態、インク残量の有無、へッド装着
の有無、その他の動作状態を検知するセンサ類である。
110は表示部であり、装置の動作状態や設定状態、異
常発生の有無を報知するのに用いられ、CRT(陰極線
管)やLC(液晶)等のディスプレイ装置、モニタが適
用できる。111は上記記録に係る画像データに対し、
対数変換、マスキング、UCR,色バランス調整を施す
ための画像処理部である。
【0047】217はレジずれ検出を行うための読取セ
ンサ、236は読取センサ217からの信号をデジタル
化するA/D変換器、235はA/D変換されたデータ
を保存する読取データメモリ(レジデータメモリ)であ
る。
ンサ、236は読取センサ217からの信号をデジタル
化するA/D変換器、235はA/D変換されたデータ
を保存する読取データメモリ(レジデータメモリ)であ
る。
【0048】112は記録へッド201のインク吐出エ
ネルギー発生素子(図示しない)を駆動するためのへッ
ドドライバである。113は記録ヘッド201の温度制
御を行うための温度制御部であり、具体的には、へッド
201に対して設置された加熱用ヒータおよび冷却用フ
ァンを含むものとする。114は回復装置220の駆動
機構、115は記録へッドを走査するためのモータ20
6等を含む記録ヘッド走査機構、116は記録媒体搬送
系を駆動するモータ208の駆動部である。
ネルギー発生素子(図示しない)を駆動するためのへッ
ドドライバである。113は記録ヘッド201の温度制
御を行うための温度制御部であり、具体的には、へッド
201に対して設置された加熱用ヒータおよび冷却用フ
ァンを含むものとする。114は回復装置220の駆動
機構、115は記録へッドを走査するためのモータ20
6等を含む記録ヘッド走査機構、116は記録媒体搬送
系を駆動するモータ208の駆動部である。
【0049】レジずれ検出に関しては、走査キャリッジ
203をホームポジションの反対側の読取センサ217
の前に移動させ、一定速度ですべての記録へッド201
を読取センサ217の前を通過させ、読取センサ217
に記録へッド201の吐出面上に設けられた基準マーカ
を読み取らせる。
203をホームポジションの反対側の読取センサ217
の前に移動させ、一定速度ですべての記録へッド201
を読取センサ217の前を通過させ、読取センサ217
に記録へッド201の吐出面上に設けられた基準マーカ
を読み取らせる。
【0050】図3は、記録へッド201Bk〜201C
のそれぞれに設けられた基準マーカの一例を示す。本例
では、各記録へッド201Bk〜201Cのインク吐出
面(ヘッドフェース面)301上の四隅の4個所にそれ
ぞれ基準マーカ(ヘッド基準マーカ)303を設けてい
る。302は記録ヘッド201のノズル部である。
のそれぞれに設けられた基準マーカの一例を示す。本例
では、各記録へッド201Bk〜201Cのインク吐出
面(ヘッドフェース面)301上の四隅の4個所にそれ
ぞれ基準マーカ(ヘッド基準マーカ)303を設けてい
る。302は記録ヘッド201のノズル部である。
【0051】図4は、4個の記録ヘッド201Bk〜2
01Cをキャリッジ203上に装着した時のヘッドフェ
ース面301から見た状態を示す。図面で右端の記録へ
ッド201Bk(ブラックヘッド)の装着位置を基準と
し、その他のそれぞれの記録へッド201Y、201
M,201Cのそれぞれのずれ量を読取センサ217を
使って検出する。
01Cをキャリッジ203上に装着した時のヘッドフェ
ース面301から見た状態を示す。図面で右端の記録へ
ッド201Bk(ブラックヘッド)の装着位置を基準と
し、その他のそれぞれの記録へッド201Y、201
M,201Cのそれぞれのずれ量を読取センサ217を
使って検出する。
【0052】4個の記録へッド201の理想的な装着位
置としては、各記録へッド201が記録媒体202の搬
送方向(Y方向)に対して正しく揃い、かつ、主走査方
向(X方向)に所定の間隔で配列されていることであ
る。しかしながら、実際に各記録へッド201の着脱を
行うと、この理想的な位置に装着されずに、わずかにず
れた位置に装着されてしまう。レジずれ検出では、この
理想的な装着位置に対して、各記録へッド201の実際
の装着位置が、記録媒体202の搬送方向(Y方向)に
ついてどの程度ずれているか、また、主走査方向(X方
向)について所定の間隔に対しどの程度ずれているかを
検出する。各記録へッド201には256個の吐出ノズ
ルが縦(Y方向)に設けられており、各記録へッド20
1の位置が、ブラックインクの記録へッド20lBkを
基準として、縦方向にそれぞれ吐出ノズルにして何ノズ
ル分ずれているかを検出する。
置としては、各記録へッド201が記録媒体202の搬
送方向(Y方向)に対して正しく揃い、かつ、主走査方
向(X方向)に所定の間隔で配列されていることであ
る。しかしながら、実際に各記録へッド201の着脱を
行うと、この理想的な位置に装着されずに、わずかにず
れた位置に装着されてしまう。レジずれ検出では、この
理想的な装着位置に対して、各記録へッド201の実際
の装着位置が、記録媒体202の搬送方向(Y方向)に
ついてどの程度ずれているか、また、主走査方向(X方
向)について所定の間隔に対しどの程度ずれているかを
検出する。各記録へッド201には256個の吐出ノズ
ルが縦(Y方向)に設けられており、各記録へッド20
1の位置が、ブラックインクの記録へッド20lBkを
基準として、縦方向にそれぞれ吐出ノズルにして何ノズ
ル分ずれているかを検出する。
【0053】従来では、図4に示すように装着された4
個の記録ヘッド201Bk〜201CのY方向のずれ量
を第1記録へッドであるブラックインクの記録ヘッド2
01Bkを基準として残りの各記録へッド201Y〜2
01Cのそれぞれのずれ量(312〜314)を検出し
ていた。
個の記録ヘッド201Bk〜201CのY方向のずれ量
を第1記録へッドであるブラックインクの記録ヘッド2
01Bkを基準として残りの各記録へッド201Y〜2
01Cのそれぞれのずれ量(312〜314)を検出し
ていた。
【0054】各記録へッド201に設けられた256個
の吐出ノズルのうち実際に画像形成に用いられるのは2
40個であり、残りの16個のノズルはレジ調整のため
に用いられる。すなわち、基準の位置に対して±8ノズ
ル分のレジずれ補正能力を持っている。実際には、基準
とするブラックインクの記録へッド201Bkでは、両
端8ノズル分を使用せず、中央の240ノズルのみを使
用して画像形成を行い、その他の記録へッド201Y〜
201Cでは、記録へッドそれぞれに検出された縦方法
のずれ分だけ画像形成するノズルを±8ノズル分の範囲
内でずらして画像形成を行い、レジ調整を行っていた。
の吐出ノズルのうち実際に画像形成に用いられるのは2
40個であり、残りの16個のノズルはレジ調整のため
に用いられる。すなわち、基準の位置に対して±8ノズ
ル分のレジずれ補正能力を持っている。実際には、基準
とするブラックインクの記録へッド201Bkでは、両
端8ノズル分を使用せず、中央の240ノズルのみを使
用して画像形成を行い、その他の記録へッド201Y〜
201Cでは、記録へッドそれぞれに検出された縦方法
のずれ分だけ画像形成するノズルを±8ノズル分の範囲
内でずらして画像形成を行い、レジ調整を行っていた。
【0055】図5は、記録へッド201Bk〜201C
のレジずれ量が検出された時に、実際にレジ調整を行っ
て印字する際の印字領域( 実印字領域) 330を示す。
各記録へッド201Bk〜201Cの全吐出口331〜
334のうち、各へッド共通の領域(網かけ部)のみを
使って印字を行なっていた。
のレジずれ量が検出された時に、実際にレジ調整を行っ
て印字する際の印字領域( 実印字領域) 330を示す。
各記録へッド201Bk〜201Cの全吐出口331〜
334のうち、各へッド共通の領域(網かけ部)のみを
使って印字を行なっていた。
【0056】これに対し、本実施の形態では、まず従来
と同様に、図4に示すように装着された4個の記録ヘッ
ド201Bk〜201CのY方向のずれ量を第1記録へ
ッドであるブラックへッド201Bkを基準として残り
の各記録へッド201Y〜201Cのそれぞれのずれ量
(312〜314)を検出する。
と同様に、図4に示すように装着された4個の記録ヘッ
ド201Bk〜201CのY方向のずれ量を第1記録へ
ッドであるブラックへッド201Bkを基準として残り
の各記録へッド201Y〜201Cのそれぞれのずれ量
(312〜314)を検出する。
【0057】次に、この各記録へッドのY方向のずれ量
の最小値と最大値を求める。この場合、シアン用記録へ
ッド201Cがマイナス方向に一番大きく、マゼンタ用
記録へッド201Mがプラス方向に最大であることがわ
かる。このため、シアン用記録へッド201CをY方向
の基準へッドと考え、図6に示すように、この基準ヘッ
ド201Cの基準位置から各記録へッドがY方向にどの
程度ずれているかを計算し直す。
の最小値と最大値を求める。この場合、シアン用記録へ
ッド201Cがマイナス方向に一番大きく、マゼンタ用
記録へッド201Mがプラス方向に最大であることがわ
かる。このため、シアン用記録へッド201CをY方向
の基準へッドと考え、図6に示すように、この基準ヘッ
ド201Cの基準位置から各記録へッドがY方向にどの
程度ずれているかを計算し直す。
【0058】これにより、シアン用記録へッド20lC
を基準(414)として最大のずれであるマゼンタ用記
録ヘッド201Mまでのずれ量(411〜413)が分
る。例えば、この時の両者のY方向のずれが6ノズル
(ドット)分であったとする。各記録へッド201Bk
〜201Cに設けられた256個の吐出ノズルのうち最
大のずれ量である6ノズルを引いた数、すなわち250
個の吐出ノズルが、4個の記録ヘッドのY方向に共通し
ている吐出ノズルとなる。各記録へッドの共通の印字領
域(図7の430で示す実印字領域)にある吐出ノズル
(図7の斜線部)を使って、実際の印字を行う。
を基準(414)として最大のずれであるマゼンタ用記
録ヘッド201Mまでのずれ量(411〜413)が分
る。例えば、この時の両者のY方向のずれが6ノズル
(ドット)分であったとする。各記録へッド201Bk
〜201Cに設けられた256個の吐出ノズルのうち最
大のずれ量である6ノズルを引いた数、すなわち250
個の吐出ノズルが、4個の記録ヘッドのY方向に共通し
ている吐出ノズルとなる。各記録へッドの共通の印字領
域(図7の430で示す実印字領域)にある吐出ノズル
(図7の斜線部)を使って、実際の印字を行う。
【0059】図8に、本実施の形態における画像メモリ
(図2のRAM219の一部)の使い方の一例を示す。
ここでは、説明を分かり易くするために、印字する画像
に合せて2次元的に表現して説明を行う。本実施の形態
において説明しているインクジェット記録へッドを用い
た画像形成装置においては、縦(Y方向)に複数の吐出
ノズルを設けた記録へッド201をこの方向と直角な横
方向(X方向)に移動させながらインクの吐出を行う。
X方向に印字を終了した後、Y方向に記録媒体を移動さ
せ、かつ、記録へッドを最初の位置(ホームポジション
という)に戻す。
(図2のRAM219の一部)の使い方の一例を示す。
ここでは、説明を分かり易くするために、印字する画像
に合せて2次元的に表現して説明を行う。本実施の形態
において説明しているインクジェット記録へッドを用い
た画像形成装置においては、縦(Y方向)に複数の吐出
ノズルを設けた記録へッド201をこの方向と直角な横
方向(X方向)に移動させながらインクの吐出を行う。
X方向に印字を終了した後、Y方向に記録媒体を移動さ
せ、かつ、記録へッドを最初の位置(ホームポジション
という)に戻す。
【0060】1回のX方向への走査によって印字を行っ
た記録へッドの印字幅分(または、その1/n)だけ記
録媒体をY方向に移動させる。この走査を繰返して1枚
の画像の印字を行う。この時、ホスト装置Hからは、印
字するための画像信号が、図8の(1)のように、X方
向を主走査、Y方向を副走査として二次元方向に送信さ
れてきて、画像メモリに書込まれる。
た記録へッドの印字幅分(または、その1/n)だけ記
録媒体をY方向に移動させる。この走査を繰返して1枚
の画像の印字を行う。この時、ホスト装置Hからは、印
字するための画像信号が、図8の(1)のように、X方
向を主走査、Y方向を副走査として二次元方向に送信さ
れてきて、画像メモリに書込まれる。
【0061】これに対し、縦(Y方向)に複数の吐出ノ
ズルを設けた記録へッド201を用いて印字を行う場合
には、図8の(2)に示すように、まず、複数の吐出ノ
ズルの方向に、吐出ノズルに見合うだけのデータをY方
向に読み出し、これを図2の記録へッド走査機構115
を制御しながら、この走査に合せてX方向に読み出す。
次に、図2の記録媒体搬送系駆動部116を制御し、記
録へッド201の印字幅分(または、その1/n)だけ
記録媒体をY方向に移動させるのに合せて、画像メモリ
から読み出す位置もずらして、上記と同様に画像データ
を読み出す。
ズルを設けた記録へッド201を用いて印字を行う場合
には、図8の(2)に示すように、まず、複数の吐出ノ
ズルの方向に、吐出ノズルに見合うだけのデータをY方
向に読み出し、これを図2の記録へッド走査機構115
を制御しながら、この走査に合せてX方向に読み出す。
次に、図2の記録媒体搬送系駆動部116を制御し、記
録へッド201の印字幅分(または、その1/n)だけ
記録媒体をY方向に移動させるのに合せて、画像メモリ
から読み出す位置もずらして、上記と同様に画像データ
を読み出す。
【0062】印字の終った画像データはとっておく必要
がないため、次にホスト装置Hから送られてくる画像デ
ータを上書きで書込んでも構わない。すなわち、RAM
219の中で、画像メモリとして確保されている領域を
最後に到達した後は、また、画像メモリとして確保され
ている領域の先頭に戻ってデータを書込む。この画像メ
モリの領域は、最低1回の主走査において印字するデー
タが記憶できればよく、2回の主走査において印字する
データ量が確保されていれば、十分といえる。
がないため、次にホスト装置Hから送られてくる画像デ
ータを上書きで書込んでも構わない。すなわち、RAM
219の中で、画像メモリとして確保されている領域を
最後に到達した後は、また、画像メモリとして確保され
ている領域の先頭に戻ってデータを書込む。この画像メ
モリの領域は、最低1回の主走査において印字するデー
タが記憶できればよく、2回の主走査において印字する
データ量が確保されていれば、十分といえる。
【0063】ここで、本実施の形態のように、各記録へ
ッド201の装着状態によって、そのずれ量を検出し、
これに合せて、記録へッドでの実印字領域430を最大
限に確保した時には、使用する吐出ノズルの数が変るわ
けであり、これに合せて、画像メモリから読み出すデー
タ量が、使用する吐出ノズルに見合うだけのデータを読
出さなくてはならない。また、記録媒体搬送系駆動部1
16を制御して記録媒体の送り量も、これに合せなけれ
ばならないのは当然のこととなる。この調整は図2のC
PU101で実行される。
ッド201の装着状態によって、そのずれ量を検出し、
これに合せて、記録へッドでの実印字領域430を最大
限に確保した時には、使用する吐出ノズルの数が変るわ
けであり、これに合せて、画像メモリから読み出すデー
タ量が、使用する吐出ノズルに見合うだけのデータを読
出さなくてはならない。また、記録媒体搬送系駆動部1
16を制御して記録媒体の送り量も、これに合せなけれ
ばならないのは当然のこととなる。この調整は図2のC
PU101で実行される。
【0064】[第1の実施の形態の変形例]本発明の第
1の実施の形態で説明してきたようなインクジェット記
録装置においては、記録媒体搬送系での搬送むら、記録
へッドにある各記録素子のよれや吐出むらなどが、印字
した画像の品位を劣化させる要因となっている。このた
め、この種の装置においては、同一領域に対して記録へ
ッドを複数回走査させ、これによって、印字を完了させ
るマルチパス制御が行われている。例えば、2回の走査
を行う2パス印字制御の場合は、1回の走査において、
実際に印字するべき画像のうち1/2の画像(X方向の
間引き等を行う)を印字し、記録媒体を印字領域の1/
2搬送させ、次の走査を行う。すなわち、記録へッドの
印字領域のうち、1/2の領域は、第1パスとして印字
するべき画像のうち1/2の画像を印字し、記録へッド
の印字領域のうち、残りの1/2の領域は、第2パスと
して印字するべき画像のうち残りの1/2の画像を印字
し、これを繰返すことにより全画像の印字を行う。
1の実施の形態で説明してきたようなインクジェット記
録装置においては、記録媒体搬送系での搬送むら、記録
へッドにある各記録素子のよれや吐出むらなどが、印字
した画像の品位を劣化させる要因となっている。このた
め、この種の装置においては、同一領域に対して記録へ
ッドを複数回走査させ、これによって、印字を完了させ
るマルチパス制御が行われている。例えば、2回の走査
を行う2パス印字制御の場合は、1回の走査において、
実際に印字するべき画像のうち1/2の画像(X方向の
間引き等を行う)を印字し、記録媒体を印字領域の1/
2搬送させ、次の走査を行う。すなわち、記録へッドの
印字領域のうち、1/2の領域は、第1パスとして印字
するべき画像のうち1/2の画像を印字し、記録へッド
の印字領域のうち、残りの1/2の領域は、第2パスと
して印字するべき画像のうち残りの1/2の画像を印字
し、これを繰返すことにより全画像の印字を行う。
【0065】また、マルチパス制御を行う際に、記録ヘ
ッドの吐出ノズルのピッチが、実際に印字する解像度と
同じ場合と、それよりも低い場合とがある。前者の場合
は、基本的には1パスで印字可能であるものの、画質を
良くするためにマルチパスを行うのであり、後者の場合
は、吐出ノズルを印字する解像度に合せて狭ピッチに並
べられないために、複数回の主走査で印字する解像度を
出すものである。この後者の場合も、前者と同様に画質
を良くするために、更に、パス数を増やして、同一ライ
ンを複数の主走査で印字を行うこともある。本発明でい
うマルチパスにおけるパス数とは、後者も含めて考え、
同一ライン上を何回の主走査によって印字を完了するか
というパス数をいうものとする。
ッドの吐出ノズルのピッチが、実際に印字する解像度と
同じ場合と、それよりも低い場合とがある。前者の場合
は、基本的には1パスで印字可能であるものの、画質を
良くするためにマルチパスを行うのであり、後者の場合
は、吐出ノズルを印字する解像度に合せて狭ピッチに並
べられないために、複数回の主走査で印字する解像度を
出すものである。この後者の場合も、前者と同様に画質
を良くするために、更に、パス数を増やして、同一ライ
ンを複数の主走査で印字を行うこともある。本発明でい
うマルチパスにおけるパス数とは、後者も含めて考え、
同一ライン上を何回の主走査によって印字を完了するか
というパス数をいうものとする。
【0066】図9はこのマルチパス制御を行うための各
記録へッド201Bk〜201Cの実際の印字領域を示
し、図10はこのための画像メモリの書込み、読み出し
方法を示す。図9において、マルチパス制御を行うため
には、同一領域(あるいは、同一ライン)をn回の走査
で印字を完了させるために、それぞれの走査を終了した
後で記録媒体を搬送させる際に、この搬送距離がすべて
同じである方が制御がしやすい。すなわち、記録へッド
201にある複数の吐出ノズルのうち、実際に使用する
吐出ノズルの数が、マルチパス制御を行う際のパス数の
倍数であることが望ましい。このことにより、一回の走
査終了後、記録媒体搬送系駆動部116により記録媒体
を搬送する距離が、実際に印字する領域の1/nにする
ことが可能となる。
記録へッド201Bk〜201Cの実際の印字領域を示
し、図10はこのための画像メモリの書込み、読み出し
方法を示す。図9において、マルチパス制御を行うため
には、同一領域(あるいは、同一ライン)をn回の走査
で印字を完了させるために、それぞれの走査を終了した
後で記録媒体を搬送させる際に、この搬送距離がすべて
同じである方が制御がしやすい。すなわち、記録へッド
201にある複数の吐出ノズルのうち、実際に使用する
吐出ノズルの数が、マルチパス制御を行う際のパス数の
倍数であることが望ましい。このことにより、一回の走
査終了後、記録媒体搬送系駆動部116により記録媒体
を搬送する距離が、実際に印字する領域の1/nにする
ことが可能となる。
【0067】図11に本実施の形態における制御手順の
流れ(フロー)を示す。最初に読取センサ217を用い
て各記録へッド201Bk〜201Cのずれ量を検出す
る(S101)。
流れ(フロー)を示す。最初に読取センサ217を用い
て各記録へッド201Bk〜201Cのずれ量を検出す
る(S101)。
【0068】次に、Y方向のずれ量のうち最大、最小値
を算出し(S102)、Y方向の基準となる記録へッド
を決定する(S103)。
を算出し(S102)、Y方向の基準となる記録へッド
を決定する(S103)。
【0069】この決定された記録へッドを基準として、
各記録へッドのY方向のずれ量を改めて算出し直す(S
l04)。
各記録へッドのY方向のずれ量を改めて算出し直す(S
l04)。
【0070】次は、マルチパスであるか否かによって一
部処理が変る(S105)。
部処理が変る(S105)。
【0071】マルチパス制御を行わない時には、各記録
へッドにある吐出ノズル数と、Y方向の基準へッドから
の最大ずれ量により、使用するノズル数を決定する(S
106)。この使用ノズル数により画像メモリからY方
向に読み出すデータ量および、1主走査毎のYアドレス
のシフト量が決定される(S107)。また同時に、記
録媒体搬送系駆動部により1主走査毎に記録媒体を搬送
すべき量も決定される(S108)。この後、印字をス
タートさせる(S109)。
へッドにある吐出ノズル数と、Y方向の基準へッドから
の最大ずれ量により、使用するノズル数を決定する(S
106)。この使用ノズル数により画像メモリからY方
向に読み出すデータ量および、1主走査毎のYアドレス
のシフト量が決定される(S107)。また同時に、記
録媒体搬送系駆動部により1主走査毎に記録媒体を搬送
すべき量も決定される(S108)。この後、印字をス
タートさせる(S109)。
【0072】また、マルチパス制御を行う時には、各記
録へッドにある吐出ノズル数と、Y方向の基準へッドか
らの最大ずれ量、およびマルチパスを行うパス数により
使用するノズル数を決定する(S116)。具体的に
は、各記録へッドにある吐出ノズル数からY方向の基準
へッドからの最大ずれ量を引いた数の内側で、かつパス
数の倍数の最大値を使用ノズル数とする。この使用ノズ
ル数により画像メモリからY方向に読み出すデータ量が
決定され、Y方向に読み出すデータ量をパス数で割った
値が、1主走査毎のYアドレスのシフト量として決定さ
れる(S117)。また同時に、記録媒体搬送系駆動部
により1主走査毎に記録媒体を搬送すべき量もまた、画
像メモリからY方向に読み出すデータ量と同様に決定さ
れる(S118)。この後、印字をスタートさせる(S
109)。
録へッドにある吐出ノズル数と、Y方向の基準へッドか
らの最大ずれ量、およびマルチパスを行うパス数により
使用するノズル数を決定する(S116)。具体的に
は、各記録へッドにある吐出ノズル数からY方向の基準
へッドからの最大ずれ量を引いた数の内側で、かつパス
数の倍数の最大値を使用ノズル数とする。この使用ノズ
ル数により画像メモリからY方向に読み出すデータ量が
決定され、Y方向に読み出すデータ量をパス数で割った
値が、1主走査毎のYアドレスのシフト量として決定さ
れる(S117)。また同時に、記録媒体搬送系駆動部
により1主走査毎に記録媒体を搬送すべき量もまた、画
像メモリからY方向に読み出すデータ量と同様に決定さ
れる(S118)。この後、印字をスタートさせる(S
109)。
【0073】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態に
おいては、上述の本発明の第1の実施の形態と説明が重
複する点については省略して、相違する部分、補足説明
を必要とする部分にのみ以下に詳述する。
の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態に
おいては、上述の本発明の第1の実施の形態と説明が重
複する点については省略して、相違する部分、補足説明
を必要とする部分にのみ以下に詳述する。
【0074】第2の実施の形態は、前述の図1から図5
まで、第1の実施の形態と共通である。ここで、第2の
実施の形態では、各記録へッド201Bk、201Y,
201M,201C(総括番号は201)は、300ド
ット/インチで配列された吐出ノズルをもち、300ド
ット/インチの解像度で、記録媒体上に画像を形成する
のであり、この時に要求されるレジ調整精度はこれより
高いことは言うまでもない。このため、本実施の形態で
は、読取センサ217の解像度は、600ドット/イン
チで読み取ることが可能なように設定されている。
まで、第1の実施の形態と共通である。ここで、第2の
実施の形態では、各記録へッド201Bk、201Y,
201M,201C(総括番号は201)は、300ド
ット/インチで配列された吐出ノズルをもち、300ド
ット/インチの解像度で、記録媒体上に画像を形成する
のであり、この時に要求されるレジ調整精度はこれより
高いことは言うまでもない。このため、本実施の形態で
は、読取センサ217の解像度は、600ドット/イン
チで読み取ることが可能なように設定されている。
【0075】図3は、記録へッド201Bk〜201C
に設けられた基準マーカを示すが、本実施の形態では、
記録へッド201Bk〜201Cのインク吐出面上の四
隅に4ヶの基準マーカを設けている。基準マーカの形状
は、特に規定するものではないが、十字マーク等が一般
的である。点、四角マーク等でも検出は可能である。基
準マーカの数は、各記録へッド201に最低1個必要
で、2個、4個と増やしていくことで、位置の検出精度
が上がるとともに、回転方向のずれ等も検出可能とな
る。
に設けられた基準マーカを示すが、本実施の形態では、
記録へッド201Bk〜201Cのインク吐出面上の四
隅に4ヶの基準マーカを設けている。基準マーカの形状
は、特に規定するものではないが、十字マーク等が一般
的である。点、四角マーク等でも検出は可能である。基
準マーカの数は、各記録へッド201に最低1個必要
で、2個、4個と増やしていくことで、位置の検出精度
が上がるとともに、回転方向のずれ等も検出可能とな
る。
【0076】また、基準マーカは、記録へッドの吐出ノ
ズル面に直接印刷あるいは刻印等したものであり、気泡
を形成させるヒータ、吐出ノズル等を作るプロセス上
で、作り込むことができる。実際に画像形成を行う際の
解像度が300ドット/インチであることを考えれば、
600ドット/インチ相当以上の記録精度が要求され
る。これは、約40μmに相当する精度である。本実施
の形態で説明している記録へッドの気泡を形成させるヒ
ータ、吐出ノズル等は、半導体製造プロセスを使って作
っているために、高精度で基準マーカを記録することは
比較的容易である。画像形成を行う際の解像度が更に上
がっていっても、半導体プロセスでもって基準マーカを
作成できるために、基準マーカの位置精度は、十分高精
度を保つことが可能である。
ズル面に直接印刷あるいは刻印等したものであり、気泡
を形成させるヒータ、吐出ノズル等を作るプロセス上
で、作り込むことができる。実際に画像形成を行う際の
解像度が300ドット/インチであることを考えれば、
600ドット/インチ相当以上の記録精度が要求され
る。これは、約40μmに相当する精度である。本実施
の形態で説明している記録へッドの気泡を形成させるヒ
ータ、吐出ノズル等は、半導体製造プロセスを使って作
っているために、高精度で基準マーカを記録することは
比較的容易である。画像形成を行う際の解像度が更に上
がっていっても、半導体プロセスでもって基準マーカを
作成できるために、基準マーカの位置精度は、十分高精
度を保つことが可能である。
【0077】図4は、4個の記録ヘッド201Bk〜2
01Cを装着した時のフェース面から見た状態を示して
いるが、本実施の形態では、記録へッド201Bkの装
着位置を基準とし、それぞれの記録へッド201Y、2
01M,201Cのそれぞれのずれ量を読取センサ21
7を使って検出する。このときの主走査方向(X方向)
についてのレジ調整は、各記録へッド201が装着され
ている間隔を調べ、各記録へッドの間隔にしたがって、
画像形成をするためのインク滴の吐出タイミングを制御
している。具体的には、各記録へッド201が所定の位
置に装着されているものとして、この位置での各記録へ
ッド201のそれぞれの吐出タイミングの遅延量が上記
各記録へッドの間隔(X方向のずれ量)に基づいて計算
される。この装着されるべき位置に対して、記録ヘッド
が実際に装着された状態でX方向にどの程度ずれている
かを読取センサ2l7を使って調べ、この検出結果を基
に、各記録へッド201の吐出タイミングを変えること
で、X方向のレジ調整を行っている。
01Cを装着した時のフェース面から見た状態を示して
いるが、本実施の形態では、記録へッド201Bkの装
着位置を基準とし、それぞれの記録へッド201Y、2
01M,201Cのそれぞれのずれ量を読取センサ21
7を使って検出する。このときの主走査方向(X方向)
についてのレジ調整は、各記録へッド201が装着され
ている間隔を調べ、各記録へッドの間隔にしたがって、
画像形成をするためのインク滴の吐出タイミングを制御
している。具体的には、各記録へッド201が所定の位
置に装着されているものとして、この位置での各記録へ
ッド201のそれぞれの吐出タイミングの遅延量が上記
各記録へッドの間隔(X方向のずれ量)に基づいて計算
される。この装着されるべき位置に対して、記録ヘッド
が実際に装着された状態でX方向にどの程度ずれている
かを読取センサ2l7を使って調べ、この検出結果を基
に、各記録へッド201の吐出タイミングを変えること
で、X方向のレジ調整を行っている。
【0078】図12に、図3に示すような十字マーカを
使った時のレジずれ検出の仕方を示す。十字マーカを読
取センサ217を用いてデータを読込み、読取データメ
モリ235に記憶する。この読取データメモリ235の
データを各マーカ毎にX軸、Y軸にそれぞれ投影を行
い、X軸投影図、Y軸投影図を得る。このX軸投影図、
Y軸投影図のデータ(パルス)を基に、それぞれの記録
ヘッド201の基準となるレジ位置を検出する。
使った時のレジずれ検出の仕方を示す。十字マーカを読
取センサ217を用いてデータを読込み、読取データメ
モリ235に記憶する。この読取データメモリ235の
データを各マーカ毎にX軸、Y軸にそれぞれ投影を行
い、X軸投影図、Y軸投影図を得る。このX軸投影図、
Y軸投影図のデータ(パルス)を基に、それぞれの記録
ヘッド201の基準となるレジ位置を検出する。
【0079】図13は、図12の十字マーカとは別の形
のマーカである四角マーカを使った時のレジずれ検出の
仕方を示す。四角マーカの読取を上記と同様にマーカ毎
にX軸、Y軸にそれぞれ投影を行い、X軸投影図、Y軸
投影図を得る。この時には、この四角マーカが90度傾
いているために、図13に示すように三角形の形をした
投影データをそれぞれ得ることができる。この投影デ−
タのピーク位置をとることで、それぞれの記録へッドの
基準となるレジ位置を検出することができる。
のマーカである四角マーカを使った時のレジずれ検出の
仕方を示す。四角マーカの読取を上記と同様にマーカ毎
にX軸、Y軸にそれぞれ投影を行い、X軸投影図、Y軸
投影図を得る。この時には、この四角マーカが90度傾
いているために、図13に示すように三角形の形をした
投影データをそれぞれ得ることができる。この投影デ−
タのピーク位置をとることで、それぞれの記録へッドの
基準となるレジ位置を検出することができる。
【0080】[第2の実施形態の変形例]上記の本発明
の第2の実施の形態においては、各記録へッド201B
k、201Y,201M,201Cに設けた基準マーカ
を読み取る読取センサとして、本体に設置したラインセ
ンサを使うものとして説明を行ってきた。このほかに、
エリアセンサを用いて各記録へッド201に設けた基準
マーカを読み取ることも可能である。この場合には、ま
ず、走査キャリッジ203を移動させ、ブラックインク
用の記録へッド201Bkを読取センサ217の前に停
止させ、ブラックインク用の記録へッド201Bkの基
準マーカを読み取り、次に、各記録ヘッド201の装着
間隔である所定の長さ分だけ走査キャリッジを移動、停
止させて、イェローインク用記録へッド201Yの基準
マ―カを読み取る。同様に、マゼンタインク用記録へッ
ド20lM、シアンインク用の記録へッド201Cに設
けられた各基準マーカを、走査キャリッジの移動停止を
繰り返し、順次読取センサ217により読み込んでい
く。
の第2の実施の形態においては、各記録へッド201B
k、201Y,201M,201Cに設けた基準マーカ
を読み取る読取センサとして、本体に設置したラインセ
ンサを使うものとして説明を行ってきた。このほかに、
エリアセンサを用いて各記録へッド201に設けた基準
マーカを読み取ることも可能である。この場合には、ま
ず、走査キャリッジ203を移動させ、ブラックインク
用の記録へッド201Bkを読取センサ217の前に停
止させ、ブラックインク用の記録へッド201Bkの基
準マーカを読み取り、次に、各記録ヘッド201の装着
間隔である所定の長さ分だけ走査キャリッジを移動、停
止させて、イェローインク用記録へッド201Yの基準
マ―カを読み取る。同様に、マゼンタインク用記録へッ
ド20lM、シアンインク用の記録へッド201Cに設
けられた各基準マーカを、走査キャリッジの移動停止を
繰り返し、順次読取センサ217により読み込んでい
く。
【0081】走査キャリッジ203を所定の長さ移動し
たときの各記録へッド201に設けられた基準マーカを
読み込んだデータにより、基となるブラックインク用記
録へッド201Bkの基準位置から、各記録へッドに設
けられた基準マーカの位置がX方向、Y方向共にどの程
度ずれているかを検出することができる。
たときの各記録へッド201に設けられた基準マーカを
読み込んだデータにより、基となるブラックインク用記
録へッド201Bkの基準位置から、各記録へッドに設
けられた基準マーカの位置がX方向、Y方向共にどの程
度ずれているかを検出することができる。
【0082】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0083】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0084】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0085】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0086】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0087】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0088】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0089】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0090】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0091】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0092】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記憶媒体(記録媒体ともいう)を、システムあ
るいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出し、実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記憶媒体(記録媒体ともいう)を、システムあ
るいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出し、実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0093】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
【0094】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記憶媒体としては、例え
ばフロッピディスク(FD)、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
ブル等の変数データを記録する記憶媒体としては、例え
ばフロッピディスク(FD)、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0095】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の形
態によれば、複数の記録素子を配列した記録へッドを2
個以上用いて画像形成を行う画像形成装置において、あ
らかじめ決められた基準の記録ヘッドに対してその他の
へッドのずれを調整するのではなく、すべての記録へッ
ドの装着状態から、相対的にずれ量を算出し、その最
大、または最小のずれ位置にあるへッドを基準としてそ
の他のへッドのずれ量を調整するようにしたので、機械
的な装着精度と、電気的に調整する調整範囲の最大値を
同じにすることができる。
態によれば、複数の記録素子を配列した記録へッドを2
個以上用いて画像形成を行う画像形成装置において、あ
らかじめ決められた基準の記録ヘッドに対してその他の
へッドのずれを調整するのではなく、すべての記録へッ
ドの装着状態から、相対的にずれ量を算出し、その最
大、または最小のずれ位置にあるへッドを基準としてそ
の他のへッドのずれ量を調整するようにしたので、機械
的な装着精度と、電気的に調整する調整範囲の最大値を
同じにすることができる。
【0097】このように、本発明の第1の形態では、相
対的なずれ量の最大、または最小のずれ位置にある記録
ヘッドを基準としたので、それぞれの記録へッドに備わ
っている複数の記録素子のうち共通位置にある記録素子
を全て使って印字することができ、その結果として全体
の画像の印刷時間を短縮する。
対的なずれ量の最大、または最小のずれ位置にある記録
ヘッドを基準としたので、それぞれの記録へッドに備わ
っている複数の記録素子のうち共通位置にある記録素子
を全て使って印字することができ、その結果として全体
の画像の印刷時間を短縮する。
【0098】さらに、本発明の第1の形態では、マルチ
パス印字を行う際にも記録ヘッドの中で使用する吐出ノ
ズルの数をパス数の倍数に設定することで、記録ヘッド
の装着状態の中で、最大限の数の吐出ノズルを用いて、
かつ、マルチパス印字においてパス制御を簡単に行え
る。
パス印字を行う際にも記録ヘッドの中で使用する吐出ノ
ズルの数をパス数の倍数に設定することで、記録ヘッド
の装着状態の中で、最大限の数の吐出ノズルを用いて、
かつ、マルチパス印字においてパス制御を簡単に行え
る。
【0099】更に、本発明の第2の形態によれば、複数
の記録素子を配列した記録へッドを2個以上用いて画像
形成を行う画像形成装置において、各記録へッド上に基
準位置を示す基準マーカを設け、また、読取センサによ
りこの基準マーカの位置を読み取るようにしたので、記
録媒体にレジ調整用のテストパターンを印字することな
く、レジ調整を行うことができる。このことは、テスト
パターンを印字するためのインクや記録媒体を無駄に消
費しないばかりではなく、レジずれ量の検出精度が、イ
ンク色、記録媒体の違いに影響されないという利点があ
る。
の記録素子を配列した記録へッドを2個以上用いて画像
形成を行う画像形成装置において、各記録へッド上に基
準位置を示す基準マーカを設け、また、読取センサによ
りこの基準マーカの位置を読み取るようにしたので、記
録媒体にレジ調整用のテストパターンを印字することな
く、レジ調整を行うことができる。このことは、テスト
パターンを印字するためのインクや記録媒体を無駄に消
費しないばかりではなく、レジずれ量の検出精度が、イ
ンク色、記録媒体の違いに影響されないという利点があ
る。
【0100】すなわち、テストパターンを印字し、これ
を読取センサにより読み取る際には、インク色の違いに
よりテストパターンを読み取るためのセンサの出力レべ
ルが変わるため、読取センサ部の調整が複雑になった
り、検出精度を落としたりしてしまう。また、記録媒体
の違いによりインクのにじみ等が違うが、本発明によれ
ば、これらの影響を受けることなく、レジずれ量を検出
することができる。
を読取センサにより読み取る際には、インク色の違いに
よりテストパターンを読み取るためのセンサの出力レべ
ルが変わるため、読取センサ部の調整が複雑になった
り、検出精度を落としたりしてしまう。また、記録媒体
の違いによりインクのにじみ等が違うが、本発明によれ
ば、これらの影響を受けることなく、レジずれ量を検出
することができる。
【0101】また、本発明の第2の形態によれば、基準
位置を示す基準マーカを、記録へッドの記録素子を複数
配列した面上に設けるようにしたので、各記録素子との
位置関係が、製造、組み立て上で変わる要因を無くし、
正確にレジずれ量を検出できる。さらに、各記録素子を
作る過程で同時に基準マーカを作り込めるので、基準マ
ーカの精度を容易に、かつ高精度で作ることができる。
位置を示す基準マーカを、記録へッドの記録素子を複数
配列した面上に設けるようにしたので、各記録素子との
位置関係が、製造、組み立て上で変わる要因を無くし、
正確にレジずれ量を検出できる。さらに、各記録素子を
作る過程で同時に基準マーカを作り込めるので、基準マ
ーカの精度を容易に、かつ高精度で作ることができる。
【0102】更に、本発明によれば、読取センサ部にラ
インセンサを用いることにより、比較的廉価なセンサ、
およびセンサ駆動部により、読み取り部を構成できるよ
うになった。読取センサ部にエリアセンサを用いること
により、レジずれ検出時に、主走査キャリッジを走行さ
せながら基準マーカを読み取るのではなく、所定位置に
停止させ、読み取ることが可能となった。このことは、
基準マーカの読み取り精度を向上させ、さらに、読み取
り部が記録媒体の外側に設けられた際に、走査キャリッ
ジを高速で動かす必要が無く、キャリッジの加速減速領
域として余分な領域をとる必要が無く、本体を小さく構
成できる。
インセンサを用いることにより、比較的廉価なセンサ、
およびセンサ駆動部により、読み取り部を構成できるよ
うになった。読取センサ部にエリアセンサを用いること
により、レジずれ検出時に、主走査キャリッジを走行さ
せながら基準マーカを読み取るのではなく、所定位置に
停止させ、読み取ることが可能となった。このことは、
基準マーカの読み取り精度を向上させ、さらに、読み取
り部が記録媒体の外側に設けられた際に、走査キャリッ
ジを高速で動かす必要が無く、キャリッジの加速減速領
域として余分な領域をとる必要が無く、本体を小さく構
成できる。
【0103】また、読取センサによる基準マーカの読み
取り解像度を、画像形成を行う解像度よりも高くするこ
とで、各記録へッドのレジ検出精度が上がり、この結果
としてレジ合せ精度も向上する。
取り解像度を、画像形成を行う解像度よりも高くするこ
とで、各記録へッドのレジ検出精度が上がり、この結果
としてレジ合せ精度も向上する。
【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態であるイ
ンクジェット記録装置の構成を示す模式的斜視図であ
る。
ンクジェット記録装置の構成を示す模式的斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態におけるインクジェット
記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の記録へッドに設けた基準マーカの一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるインクジェット
記録装置に4個の記録へッドを装着した時の状態を示す
正面図である。
記録装置に4個の記録へッドを装着した時の状態を示す
正面図である。
【図5】図4の4個のへッドを用いて従来方法で印字を
行う時の印字領域の一例を示す状態図である。
行う時の印字領域の一例を示す状態図である。
【図6】図4のシアンへッドをY方向の基準にした時の
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図7】本発明の一実施の形態において4個のへッドを
用いて印字を行う時の印字領域の―例を示す状態図であ
る。
用いて印字を行う時の印字領域の―例を示す状態図であ
る。
【図8】本発明の一実施の形態において画像メモリの使
い方を説明する説明図である。
い方を説明する説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態においてマルチパス制御
時での4個のへッドを用いて印字を行う時の印字領域の
一例を示す状態図である。
時での4個のへッドを用いて印字を行う時の印字領域の
一例を示す状態図である。
【図10】本発明の一実施の形態においてマルチパス制
御時での画像メモリの使い方を説明する説明図である。
御時での画像メモリの使い方を説明する説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態における制御手順を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図12】本発明の他の実施の形態において、十字マー
カを用いた時のX軸、Y軸の投影図である。
カを用いた時のX軸、Y軸の投影図である。
【図13】本発明の他の実施の形態において、四角マー
カを用いた時のX軸、Y軸の投影図である。
カを用いた時のX軸、Y軸の投影図である。
101 CPU 102 ROM 108 センサ類 112 ヘッドドライバ 115 記録ヘッド走査機構 116 記録媒体搬送系駆動部 201 記録ヘッド 202 記録媒体(用紙) 203 走査キャリッジ 206、208 モータ 217 読取センサ 235 読取データメモリ 236 A/D変換器 237 濃度むら補正・レジ調整部 301 ヘッドフェース面 302 ノズル部 303 ヘッド基準マーカ 311 Bk Y基準線 312、313、314 Yずれ量 321 Bk X基準線 322、323、324 Xずれ量 330 実印字領域 331〜334 吐出口 411,412,413 Yずれ量 414 C Y基準線 430 実印字領域 431〜434 吐出口 530 実印字領域 531〜534 吐出口
Claims (27)
- 【請求項1】 複数の記録素子を配列した記録へッドを
複数個用いて画像形成を行う画像形成装置において、 前記複数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読み取る
読取手段と、 該読取手段の読取り結果に基づいて前記複数の記録へッ
ドの相対的な位置関係を求め、この相対的な位置関係に
よりレジストレーションの調整を行うレジストレーショ
ン調整手段とを具備することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記レジストレーションの調整を行う方
向は、それぞれの前記記録へッドにおいて、前記複数の
記録素子を配列した方向に関して行うことを特徴とする
請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 主走査方向と副走査方向の2次元走査を
行うための主走査手段及び副走査手段を有し、 前記レジストレーション調整手段は、前記副走査方向に
関して前記レジストレーションの調整を行うことを特徴
とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記レジストレーション調整手段は、前
記読取手段の読取り結果に基づいて前記複数の記録へッ
ドの相対位置を求め、前記各記録へッドの相対位置によ
り、その相対位置の最大値、および最小値を算出し、該
最大値、または最小値のいずれかを基準に各記録へッド
の相対値を求め、該相対値により各記録へッドのレジス
トレーションの調整を行うことを特徴とする請求項1な
いし3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記レジストレーション調整手段は、前
記算出された最大値、および最小値に基づいて、それぞ
れの記録へッドに備わっている複数の記録素子のうちで
印字に使用する記録素子を決定することを特徴とする請
求項4に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記レジストレーション調整手段は、前
記算出された最大値、および最小値に基づいて、それぞ
れの記録へッドに備わっている複数の記録素子のうちで
印字に使用する記録素子の数を、複数回の走査をもって
画像を形成するマルチパス制御を行う際には、このパル
ス数(n)の倍数に決定することを特徴とする請求頂5
に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 複数の記録素子を配列した記録へッドを
複数個用いて画像形成を行う画像形成装置において、 前記複数の記録へッドに取付けられそれぞれの記録ヘッ
ドの基準位置を示す基準マーカと、 該基準マーカを読み取る読取手段と、 該読取手段の読取り結果に基づいて、前記複数の記録へ
ッドのレジストレーションの調整を行うレジストレーシ
ョン調整手段とを具備することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項8】 前記基準マーカは、前記記録素子を配列
した面上に設けたことを特徴とする請求項7に記載の画
像形成装置。 - 【請求項9】 前記記録へッドを一定方向に搬送させる
記録へッド搬送手段を有し、 該記録へッド搬送手段により前記記録へッドを搬送さ
せ、前記読取手段によりそれぞれの記録へッドに設けら
れた前記基準マーカを読み取ることを特徴とする請求項
7または8に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記読取手段は、ラインセンサである
ことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の
画像形成装置。 - 【請求項11】 前記読取手段は、エリアセンサである
ことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の
画像形成装置。 - 【請求項12】 前記読取手段による読み取り解像度
は、画像形成を行う解像度よりも高いことを特徴とする
請求項10または11に記載の画像形成装置。 - 【請求項13】 複数の記録素子を配列した記録へッド
を複数個用いて画像形成を行う画像形成装置のレジスト
レーション調整方法において、 前記複数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読み取る
ステップと、 該読取り結果に基づいて前記複数の記録へッドの相対的
な位置関係を求めるステップと、 該相対的な位置関係によりレジストレーションの調整を
行うステップとを有することを特徴とするレジストレー
ション調整方法。 - 【請求項14】 前記レジストレーションの調整を行な
うステップは、前記各記録へッドの相対位置により、そ
の相対位置の最大値、および最小値を算出し、該最大
値、または最小値のいずれかを基準に各記録へッドの相
対値を求め、該相対値により各記録へッドのレジストレ
ーションの調整を行うことを特徴とする請求項13に記
載のレジストレーション調整方法。 - 【請求項15】 前記レジストレーションの調整を行な
うステップは、前記算出された最大値、および最小値に
基づいて、それぞれの記録へッドに備わっている複数の
記録素子のうちで印字に使用する記録素子を決定するこ
とを特徴とする請求項14に記載のレジストレーション
調整方法。 - 【請求項16】 前記レジストレーションの調整を行な
うステップは、前記算出された最大値、および最小値に
基づいて、それぞれの記録へッドに備わっている複数の
記録素子のうちで印字に使用する記録素子の数を、複数
回の走査をもって画像を形成するマルチパス制御を行う
際には、このパルス数(n)の倍数に決定することを特
徴とする請求頂15に記載のレジストレーション調整方
法。 - 【請求項17】 複数の記録素子を配列した記録へッド
を複数個用いて画像形成を行う画像形成装置のレジスト
レーション調整方法において、 前記複数の記録へッドに取付けられそれぞれの記録ヘッ
ドの基準位置を示す基準マーカを読み取るステップと、 該読取り結果に基づいてレジストレーションの調整を行
うステップとを有することを特徴とするレジストレーシ
ョン調整方法。 - 【請求項18】 コンピュータによって複数の記録素子
を配列した記録へッドを複数個用いて画像形成を行う画
像形成装置のレジストレーション調整を行なうための制
御プログラムを記録した記録媒体であって、該制御プロ
グラムはコンピュータに、 前記複数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読み取ら
せ、 該読取り結果に基づいて前記複数の記録へッドの相対的
な位置関係を求めさせ、 前記各記録へッドの相対位置により、その相対位置の最
大値、および最小値を算出させ、 該最大値、または最小値のいずれかを基準に各記録へッ
ドの相対値を求めさせ、 該相対値により各記録へッドのレジストレーションの調
整を行わせることを特徴とするレジストレーション調整
制御プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項19】 前記制御プログラムはコンピュータ
に、 前記算出された最大値、および最小値に基づいて、それ
ぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素子のうち
で印字に使用する記録素子を決定させることを特徴とす
る請求項18に記載のレジストレーション調整制御プロ
グラムを記録した記録媒体。 - 【請求項20】 前記制御プログラムはコンピュータ
に、 前記算出された最大値、および最小値に基づいて、それ
ぞれの記録へッドに備わっている複数の記録素子のうち
で印字に使用する記録素子の数を、複数回の走査をもっ
て画像を形成するマルチパス制御を行う際には、このパ
ルス数(n)の倍数に決定させることを特徴とする請求
項18または19に記載のレジストレーション調整制御
プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項21】 前記制御プログラムはコンピュータ
に、 前記複数の記録へッドのそれぞれの基準位置を読み取ら
せるに際し、前記複数の記録へッドに取付けられそれぞ
れの記録ヘッドの基準位置を示す基準マーカを読み取ら
せることを特徴とする請求項18ないし20のいずれか
に記載のレジストレーション調整制御プログラムを記録
した記録媒体。 - 【請求項22】 前記複数の記録ヘッドは、記録液を吐
出して記録を行なうヘッドであることを特徴とする請求
項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項23】 前記複数の記録ヘッドは、熱エネルギ
ーを利用して記録液を吐出して記録を行なうヘッドであ
ることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記
載の画像形成装置。 - 【請求項24】 前記複数の記録ヘッドは、記録液を吐
出して記録を行なうヘッドであることを特徴とする請求
項13ないし17のいずれかに記載のレジストレーショ
ン調整方法。 - 【請求項25】 前記複数の記録ヘッドは、熱エネルギ
ーを利用して記録液を吐出して記録を行なうヘッドであ
ることを特徴とする請求項13ないし17のいずれかに
記載のレジストレーション調整方法。 - 【請求項26】 前記複数の記録ヘッドは、記録液を吐
出して記録を行なうヘッドであることを特徴とする請求
項18ないし21のいずれかに記載のレジストレーショ
ン調整制御プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項27】 前記複数の記録ヘッドは、熱エネルギ
ーを利用して記録液を吐出して記録を行なうヘッドであ
ることを特徴とする請求項18ないし21のいずれかに
記載のレジストレーション調整制御プログラムを記録し
た記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34544697A JPH11170501A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 画像形成装置およびそのレジストレーション調整方法並びにレジストレーション調整制御プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34544697A JPH11170501A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 画像形成装置およびそのレジストレーション調整方法並びにレジストレーション調整制御プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11170501A true JPH11170501A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18376653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34544697A Pending JPH11170501A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 画像形成装置およびそのレジストレーション調整方法並びにレジストレーション調整制御プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH11170501A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-12-15 JP JP34544697A patent/JPH11170501A/ja active Pending
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