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JPH11169233A - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

Info

Publication number
JPH11169233A
JPH11169233A JP36354297A JP36354297A JPH11169233A JP H11169233 A JPH11169233 A JP H11169233A JP 36354297 A JP36354297 A JP 36354297A JP 36354297 A JP36354297 A JP 36354297A JP H11169233 A JPH11169233 A JP H11169233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
bristles
toothbrush
base
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP36354297A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujiko Arimura
不二子 有村
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Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP36354297A priority Critical patent/JPH11169233A/ja
Publication of JPH11169233A publication Critical patent/JPH11169233A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯間の隙間が大きい場合にも充分なブラッシ
ング効果を期待できるとともに、取り扱いが容易で、し
かも、寿命が長い歯ブラシを提供する。 【解決手段】 ブラシ毛5の先端部がほぼ一つの平面に
沿うように第一の台部3に植設形成した第一のブラシ部
6と、ブラシ毛の先端部が三角山形に沿うようにして、
第二の台部4に植設成形した第二のブラシ部7とを備
え、上記第一のブラシ部と上記第二のブラシ部が、一方
のブラシ部を使用したときに他方のブラシ部が歯と干渉
しないように離間して設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、歯ブラシに関す
る。詳しくは、歯間部をブラッシングするのに好適な歯
ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、実公昭36─10649号公
報や実開昭58─14733号公報に記載されているも
ののように、植毛部の先端に他の部分より長いブラシ毛
を植毛した歯ブラシが考案されている。ブラシ部の先端
部を突出させることにより奥歯のブラッシングに都合が
よいとされる。また、上記先端部を用いて歯間凹部を効
率よくブラッシングすることができるとされている。
【0003】また、特公昭62─26007号公報に記
載されているもののように、柄とブラシ部との間に角度
をつけ、歯並びに沿ってブラッシングを行うことができ
るように構成したものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載されて
いる歯ブラシは、歯と歯の間、すなわち歯間の隙間がな
いか、ほとんどない場合には、有効なブラッシング効果
を期待できる。
【0005】ところが、高齢者の歯並びは歯間に大きな
隙間があることが多く、上記従来の歯ブラシでは、充分
なブラッシング効果を期待することができなかった。
【0006】また、先端に長いブラシ部を設けたものに
おいては、上記先端部以外の部分を用いてブラッシング
を行う場合に、先端部の長いブラシ毛が、歯と干渉して
ブラッシングの邪魔になることが多い。このため、ブラ
ッシングの効率が低下するばかりでなく、取り扱いが容
易であるとはいえなかった。
【0007】しかも、上記先端部は、歯と接触して曲折
される頻度が高いため、先端部がすぐにへたって変形し
てしまうといったことも多い。このため、一般的な平型
の歯ブラシに比べて寿命が短いといった問題がある。
【0008】本願発明は、上記従来の問題を解決し、歯
間の隙間が大きい場合にも充分なブラッシング効果を期
待できるとともに、取り扱いが容易で、しかも、寿命が
長い歯ブラシを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。本願
の請求項1に記載した発明は、柄の先端部に設けた台部
にブラシ毛を植毛した歯ブラシであって、ブラシ毛の先
端部がほぼ一つの平面に沿うように第一の台部に植設形
成した第一のブラシ部と、ブラシ毛の先端部が三角山形
に沿うようにして、第二の台部に植設成形した第二のブ
ラシ部とを備え、上記第一のブラシ部と上記第二のブラ
シ部が、一方のブラシ部を使用したときに他方のブラシ
部が歯と干渉しないように離間して設けられているもの
である。
【0010】すなわち、本願発明は、ブラシ毛の先端を
平面に沿わせて形成した通常の平型歯ブラシの構成に、
歯間をブラッシングするのに好適な三角山形の第二のブ
ラシ部を、上記第一のブラシ部と独立した状態で設けた
ものである。
【0011】上記第一のブラシ部は、ブラシ毛の先端部
が平面に沿うように形成されているため、歯の側面や噛
み合い面を効率よくブラッシングすることができる。一
方、上記第二のブラシ部が三角山形形状に形成されてい
るため、歯間凹部を効率よくブラッシングすることがで
きる。
【0012】しかも、本願発明においては、上記第一の
ブラシ部と上記第二のブラシ部とを一方のブラシ部を使
用したときに他方のブラシ部が歯と干渉しないように離
間して設けている。このため、各々のブラシ部を選択的
に使用することにより、各ブラシ部の機能を充分に発揮
させることが可能となり、高い清掃効果を期待すること
ができる。
【0013】また、歯間に大きな隙間のある場合にも、
上記第二のブラシ部を独立して使用することができるた
め、充分にブラッシングすることが可能となる。
【0014】さらに、上記第一のブラシ部と上記第二の
ブラシ部の一方を使用しているときに、他方のブラシ部
が歯と干渉することがないため使用に違和感がなく、ま
た、ブラシ部が短期間にへったって変形することもな
い。
【0015】上記第二のブラシ部の三角山形形状は、少
なくとも歯ブラシの側面視において三角山形状に形成さ
れていればよく、柄の幅方向に同じ形状で形成すること
ができる。また、三角錐状に形成することもできる。
【0016】本願の請求項2に記載した発明は、上記第
二の台部が、上記第一の台部の先端側に一体形成されて
いるものである。
【0017】上記第一の台部と上記第二の台部を隣接し
て設けることにより、柄を握持する角度を変えるだけ
で、二つのブラシ部を使い分けることができる。したが
って、これらブラシ部を使い分ける際に歯ブラシを持ち
替える必要がなくなる。この場合にも、上記第一の台部
に形成される第一のブラシ部と、上記第二の台部に形成
される第二のブラシ部とは離間した状態で配置されてお
り、一方のブラシ部を使用するときに他方のブラシ部が
歯に干渉することはない。したがって、使用していない
方のブラシ部がブラッシングの邪魔になったり、早くへ
たることはない。
【0018】ブラシ毛と歯との干渉を避ける手段とし
て、第一のブラシ部と第二のブラシ部との間に植毛を施
していない領域を設けることが考えられる。本願発明に
係る第二のブラシ部は外形が三角山形に形成されている
ため、上記領域をブラシの植毛ピッチの1ピッチ分開け
れば充分な効果を期待できる。
【0019】また、請求項3に記載した発明のように、
上記第二の台部を、第二のブラシ部のブラシ毛が第一の
ブラシ部のブラシ毛から離れる方向に、10度〜40度
の角度をもって上記第一の台部の先端部から一体延出形
成することができる。
【0020】上記第一の台部と第二の台部とを角度をも
って形成することにより、第一のブラシ部と第二のブラ
シ部の間の角度間隔が大きくなり、これらブラシ部の隙
間が実質的に広がる。このため、一方のブラシ部を使用
しているときに他方のブラシ部が歯と干渉するのをさら
に緩和できる。上記角度は、第二のブラシ部の三角山形
形状、使用目的等に応じて上記の範囲内で変更すること
ができるが、たとえば、自分でブラッシングを行う場合
は、10度から30度の範囲に設定するのが好ましい。
一方、大人が磨くことを前提とした幼児用の歯ブラシ等
においては、20度から40度の範囲に設定することが
できる。
【0021】本願の請求項4に記載した発明は、上記第
一のブラシ部を柄の一端部に形成する一方、上記第二の
ブラシ部を柄の他端部に形成したものである。
【0022】第一のブラシ部と第二のブラシ部とを柄の
両端部に離間して設けることにより、一方のブラシ部を
使用しているときに他方のブラシ部が歯と干渉すること
はない。
【0023】なお、上記第一のブラシ部及び/又は第二
のブラシ部を柄の軸線に対して角度をもって形成すると
好適である。この角度も上述したように、10度から4
0度の範囲に設定するのが好ましい。
【0024】本願の請求項5に記載した発明は、上記第
一の台部及び上記第二の台部を柄の一端部に形成する一
方、柄の他端部に第三の台部を形成し、この第三の台部
に、ブラシ毛の先端部が三角山形に沿う第三のブラシ部
を設けたものである。すなわち、本願発明においては、
三角山形形状のブラシ部を二箇所に設けている。
【0025】歯並び及び歯の形状は使用者によって大き
く異なる。このため、一つの形状ですべての歯間を充分
にブラッシングするできるとは限らない。また、前歯、
奥歯等の歯の位置によって台部の延出角度を異ならせた
方がよい場合もある。
【0026】たとえば、本願の請求項6に記載した発明
のように、上記第三の台部を、第三のブラシ部のブラシ
毛が第一のブラシ部のブラシ毛に近づく方向に、10度
〜40度の角度をもって柄から一体延出形成することが
できる。
【0027】上記角度を採用すると、第二のブラシ部に
よって歯列の外側の歯間部を容易にブラッシングするこ
とができる一方、第三のブラシ部によって歯列の内側を
容易にブラッシングすることができる。
【0028】本願の請求項7に記載した発明は、上記第
二の台部及び/又は第三の台部に、略V字状に折れ曲が
った植毛面を形成し、この略V字の内側角度を挟んで対
向する一対の植毛面の一方に植設したブラシ毛と他方に
植設したブラシ毛とが、互いに交差しつつ、これらブラ
シ毛の先端部が略三角山状を構成しているものである。
【0029】通常、ブラシ毛が歯面に当接する角度が直
角からずれるほど、ブラシ毛の先端が歯の表面からそれ
てブラッシング効果が低下する。特に、歯間凹部をブラ
ッシングする場合には、同じ方向に植設されたブラシ毛
を備えるブラシ部の先端を三角山形状にカットしても、
ブラシ毛が歯面に対して寝た状態となり、充分なブラッ
シング効果を期待することはできない。
【0030】本願発明においては、略V字状の内側角度
を挟んで対向する一対の植毛面を形成して、ブラシ毛を
上記V字の角度に応じて交差するように植毛し、これら
ブラシ毛の先端部が三角山形を形成するようにカットす
る。
【0031】上記構成する採用することにより、歯間部
分の歯面に、直角に近い大きな角度を持ってブラシ毛を
接触させることが可能となる。しかも、輪郭形状が三角
山形に形成されているため、三角頂点近傍のブラシ毛が
歯間の奥深くまで入り込むことができる。このため、ブ
ラッシング効果が飛躍的に向上する。
【0032】本願の請求項8に記載した発明は、ブラシ
毛を植毛したブラシ台及び/又は柄の一又は二以上の部
位を所望の角度で曲折させることができるとともに、上
記角度を保持した状態で使用できるものである。
【0033】従来から、柄あるいは台部に所定の角度を
もたせた歯ブラシが提供されている。ところが、歯並
び、年令等に応じて最適な角度は異なる。
【0034】本願発明は、使用者が、柄あるいは台部
を、自分で最も適当な折れ曲がり角度に設定することが
できるように構成したものである。上記折れ曲がりの態
様は歯ブラシの全体を連続的に湾曲させることができる
ように構成してもよいし、所定の位置において曲折させ
るように構成してもよい。
【0035】また、曲折させた後にブラッシング時に作
用する力に耐えるように、形状保持機能を付加する必要
がある。形状を保持させる手段として、自在曲線定規の
ように、外側を変形可能な樹脂材料で形成する一方、芯
部に鉛等の塑性変形可能でかつ形状保持能力のある材料
を埋め込むことが考えられる。
【0036】本願の請求項9に記載した発明は、変形可
能な樹脂材料で形成された柄及び/又は台部に、塑性変
形可能で形状保持能力のある材料を埋め込むとともに、
曲折させる部位に、柄を所定の方向に向けて曲折させる
切欠き凹部を形成したものである。
【0037】上記組成変形可能で形状保持能力のある材
料はして、鉛等の金属材料が上げられる。上記材料を線
状あるいは棒状に形成して、柄の軸に沿って埋め込むこ
とができる。また、埋め込む部位も、柄の全長にわたっ
て埋め込んでもよいし、曲折させる部位に埋め込んでも
よい。
【0038】上記切欠き凹部を設けると、その部分で集
中的に曲折させることが可能となる。特に、柄の外周両
側に切欠き凹部を形成することにより、その部分で柄を
容易に曲折させることができる。
【0039】曲折させる部位は、特に限定されることは
ないが、第一の台部、第二の台部、第三の台部を各々自
由に曲折できるように構成するのが望ましい。
【0040】本願の請求項10に記載した発明は、略V
字状に折れ曲がった植毛面を備える台部を形成し、この
略V字の内側角度を挟んで対向する一対の植毛面の一方
に植設したブラシ毛と他方に植設したブラシ毛とが、互
いに交差しつつ、これらブラシ毛の先端部が三角山状を
構成しているものである。
【0041】本願の請求項11に記載した発明は、略V
字状に折れ曲がって連続する複数の植毛面を設けた台部
を形成し、これら植毛面に植設されたブラシ毛が、植毛
面の角度に応じて互いに交差しつつ、これらブラシ毛の
先端部が、連続した複数の略三角山形状を構成している
ことを特徴とするものである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
に基づいて具体的に説明する。
【0043】図1及び図2に本願発明に係る第一の実施
の形態を示す。図1は歯ブラシを側方たら見た図、図2
は図1の平面図である。
【0044】本実施の形態に係る歯ブラシ1は、断面矩
形状の柄2と、この柄2の一端部に一体的に設けた複数
の台部3,4と、この台部3,4にブラシ毛5を複数列
状に植設して構成される複数のブラシ部6,7とを備え
て構成される。
【0045】上記ブラシ部は、第一の台部3に植設形成
され、ブラシ毛5の先端部が柄2に並行な平面に沿うよ
うにカットされた第一のブラシ部6と、第二の台部4に
植設形成され、ブラシ毛の先端部が三角山形に沿うよう
にしてカットされた第二のブラシ部7とを備える。上記
第二の台部4は、上記第一の台部3の先端側に一体形成
されているとともに、上記第一のブラシ部6と第二のブ
ラシ部7との間には、ブラシ毛のほぼ1植毛ピッチ分の
隙間8が設けられている。
【0046】上記第一のブラシ部6は、先端部が平面に
沿うように形成されているため、歯の側面や噛み合い面
を効率よくブラッシングすることができる。一方、上記
第二のブラシ部7は、先端部が三角山形形状に形成され
ているため、歯間凹部を効率よくブラッシングすること
ができる。
【0047】しかも、本願発明においては、上記第一の
ブラシ部6と上記第二のブラシ部7とがブラシ毛の1植
毛ピッチ分の隙間8を開けて形成されているため、一方
のブラシ部を使用したときに他方のブラシ部が歯と干渉
することはない。したがって、各々のブラシ部を選択的
に使用することにより、各ブラシ部の機能を充分に発揮
させることが可能となり、高い清掃効果を期待すること
ができる。
【0048】また、歯間に大きな隙間のある場合にも、
上記第二のブラシ部7を独立して使用することができる
ため、高いブラッシング効果を期待することができる。
【0049】さらに、一方のブラシ部を使用していると
きに、他方のブラシ部が歯と干渉することがないため使
用に違和感がなく、また、ブラシ部が短期間にへったっ
て変形することもない。
【0050】図3に本願発明の第二の実施の形態を示
す。なお、ブラシ毛の植毛態様は、上記第一の実施の形
態の平面図と同様である。
【0051】この図に示すように、本実施の形態に係る
歯ブラシ11においては、第二の台部14を、第二のブ
ラシ部17のブラシ毛が第一のブラシ部16のブラシ毛
から離れる方向に、ほぼ30度の角度18をもって、上
記第一の台部13の先端部から一体延出形成している。
【0052】上記第一の台部13と第二の台部14とを
角度18をもって形成することにより、第一のブラシ部
16と第二のブラシ部17との間に形成される隙間が実
質的に大きくなる。このため、一方のブラシ部を使用し
ているときに、他方のブラシ部が歯と干渉することがほ
とんどなくなる。上記角度は、第二のブラシ部17の三
角山形形状、使用目的等に応じて10度から40度の範
囲で設定することができる。
【0053】図4に本願発明の第三の実施の形態を示
す。この実施の形態に示す歯ブラシ21は、第一の台部
13及び第二の台部14を柄12の一端部に形成する一
方、柄12の他端部に第三の台部25を形成し、この第
三の台部25に、ブラシ毛の先端部が三角山形に沿う第
三のブラシ部19を設けたものである。
【0054】上記第一の台部13及び第二台部14に
は、図3に示したと同様にブラシ部16、17がそれぞ
れ形成されている。一方、上記第三の台部25は、第三
のブラシ部19のブラシ毛が第一のブラシ部16のブラ
シ毛に近づく方向に、30度の角度20をもって柄12
の端部から一体延出形成されている。
【0055】二つの三角山形状のブラシ部17,19
を、異なる角度で柄12に設けることにより、ブラッシ
ングする歯の位置に最適なブラシ部を選択することがで
きる。上記角度を採用すると、第二のブラシ部17によ
って歯列の外側の歯間部を容易にブラッシングすること
ができる一方、第三のブラシ部19によって歯列の内側
を容易にブラッシングすることができる。
【0056】図5に本願発明の第四の実施の形態を示
す。この実施の形態に係る歯ブラシ31は、第一のブラ
シ部36を柄32の一端部に形成する一方、第二のブラ
シ部37を柄32の他端部に形成したものである。
【0057】第一のブラシ部36と第二のブラシ部37
とを柄32の両端部に分割して設けることにより、一方
のブラシ部を使用しているときに他方のブラシ部が歯と
干渉することは全くない。
【0058】なお、図4に示した第三のブラシ部19と
同様に、第二のブラシ部37を柄32の軸線に対して角
度をもって形成すると好適である。
【0059】図6に本願発明の第五の実施の形態を示
す。本実施の形態においては、第二の台部44及び第二
のブラシ部47以外の部分は、上述した実施の形態と同
様であるので、その説明は省略する。
【0060】上記第二の台部44は、図7に示すよう
に、中央部分で曲折した略V字状に形成されており、V
字内側に一対の植毛面44a,44bが設けられてい
る。これら植毛面44a,44bは、ほぼ120度の角
度をあけて対向している。
【0061】上記植毛面44a,44bには、図8に示
すように、幅方向に交互にブラシ毛5a,5bが植毛さ
れている。このため、図7に示すように、植毛面の一方
に植設したブラシ毛5aと他方に植設したブラシ毛5b
とが、側面視において互いに交差させられている。ま
た、各ブラシ毛の先端は、側面視が略三角山状を構成す
るようにカットされている。
【0062】上記構成する採用することにより、歯間部
分の歯面に、直角に近い大きな角度を持ってブラシ毛の
先端を接触させることが可能となる。しかも、ブラシ部
47の輪郭形状が三角山形に形成されているため、三角
頂点近傍のブラシ毛が歯間の奥深くまで入り込むことが
できる。このため、ブラッシング効果が飛躍的に向上す
る。
【0063】また、高齢者等の歯間の隙間が大きい場合
のみならず、歯間隙間がほとんどない場合においても、
V字状の歯間にたまった歯垢を効率よく清掃することが
できる。
【0064】図10から図12に、本願発明の第6の実
施の形態を示す。本実施の形態に係る歯ブラシ51は、
ブラシ毛5を植毛した台部及び/又は柄の一又は二以上
の部位を所望の角度で曲折させることができるように構
成したものである。
【0065】図10に示すように、本実施の形態に係る
歯ブラシ51は、柄52及び台部53,54を備えて構
成される。これら柄及び台部は、図11に示すように、
外周部が変形可能な樹脂材料59で形成されているとと
もに、軸方向に線状ないし棒状の鉛60を埋め込んで構
成されている。また、上記柄及び台部の外周部には、上
記鉛60を挟んで対向する一対の切欠き部58a,58
bが、複数箇所に設けられている。
【0066】図12に示すように、上記構成の歯ブラシ
51においては、上記切欠き部58a,58bの部分で
所望の角度で曲折させることができる。しかも、形状保
持能力のある鉛が軸方向に埋め込まれているため、所望
の角度に曲折させた状態で使用することができる。
【0067】したがって、使用者は、柄あるいは台部
を、自分の歯並びに応じた最も適当な折れ曲がり角度に
設定することが可能となり、ブラッシング効率を向上さ
せることができる。
【0068】本願発明の範囲は上述した実施の形態に限
定されることはない。実施の形態においては、第二ある
いは第三のブラシ部を幅方向に同一の三角山形形状を備
えるように形成したが、円錐外面状に形成してもよい。
【0069】また、図6に示す台部のV字形状も、台部
の幅方向に同じ断面を備えるように形成したが、台部の
幅方向にV字形状を形成するように構成することもでき
る。
【0070】また、ブラシ部の三角山形形状、V字状植
毛面の角度も実施の形態に限定されることはなく、使用
者、歯並び等に応じて変更することができる。
【0071】さらに、各台部に植設されるブラシ毛の硬
度を変えたブラシ部を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施の形態を示す図であり、
歯ブラシを側方から見た図を表している。
【図2】図1に示す歯ブラシの平面図である。
【図3】本願の第二の実施の形態を示す図である。
【図4】本願の第三の実施の形態を示す図である。
【図5】本願の第四の実施の形態を示す図である。
【図6】本願の第五の実施の形態を示す図である。
【図7】図6の要部の拡大図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】本願の第六の実施の形態を示す図である。
【図11】図10の要部の拡大断面図である。
【図12】図10に示す歯ブラシを曲折させた状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 歯ブラシ 2 柄 3 第一の台部 4 第二の台部 5 ブラシ毛 6 第一のブラシ部 7 第二のブラシ部 11 歯ブラシ 12 柄 13 第一の台部 14 第二の台部 16 第一のブラシ部 17 第二のブラシ部 19 第三のブラシ部 21 歯ブラシ 24 第三の台部 31 歯ブラシ 32 柄 33 第一の台部 34 第二の台部 36 第一のブラシ部 37 第二のブラシ部 41 歯ブラシ 42 柄 43 第一の台部 44 第二の台部 44a 植毛面 44b 植毛面 46 第一のブラシ部 47 第二のブラシ部 51 歯ブラシ 52 柄 53 第一の台部 54 第二の台部 56 第一のブラシ部 57 第二のブラシ部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄の先端部に設けた台部にブラシ毛を植
    毛した歯ブラシであって、 ブラシ毛の先端部がほぼ一つの平面に沿うように第一の
    台部に植設形成した第一のブラシ部と、 ブラシ毛の先端部が三角山形に沿うようにして、第二の
    台部に植設成形した第二のブラシ部とを備え、 上記第一のブラシ部と上記第二のブラシ部の一方のブラ
    シ部を使用したときに他方のブラシ部が歯と干渉しない
    ように離間して設けられている、歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 上記第二の台部を、上記第一の台部の先
    端側に一体形成した、請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 上記第二の台部を、第二のブラシ部のブ
    ラシ毛が第一のブラシ部のブラシ毛から離れる方向に、
    10度〜40度の角度をもって上記第一の台部の先端部
    から一体延出形成した、請求項2に記載の歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 上記第一のブラシ部を柄の一端部に形成
    する一方、上記第二のブラシ部を柄の他端部に形成し
    た、請求項1に記載の歯ブラシ。
  5. 【請求項5】 上記第一の台部及び上記第二の台部を柄
    の一端部に形成する一方、柄の他端部に第三の台部を形
    成し、 この第三の台部に、ブラシ毛の先端部が三角山形に沿う
    第三のブラシ部を設けた、請求項1から請求項3のいず
    れかに記載の歯ブラシ。
  6. 【請求項6】 上記第三の台部は、第三のブラシ部のブ
    ラシ毛が第一のブラシ部のブラシ毛に近づく方向に、1
    0度〜40度の角度をもって柄の端部から一体延出形成
    した、請求項5に記載の歯ブラシ。
  7. 【請求項7】 上記第二の台部及び/又は第三の台部
    に、略V字状に折れ曲がった植毛面を形成し、この略V
    字の内側角度を挟んで対向する一対の植毛面の一方に植
    設したブラシ毛と他方に植設したブラシ毛とが、互いに
    交差しつつ、これらブラシ毛の先端部が略三角山状を構
    成している、請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    歯ブラシ。
  8. 【請求項8】 ブラシ毛を植毛したブラシ台及び/又は
    柄の一又は二以上の部位を所望の角度で曲折させること
    ができるとともに、上記角度を保持した状態で使用でき
    る、歯ブラシ。
  9. 【請求項9】 変形可能な樹脂材料で形成された柄及び
    /又は台部に、塑性変形可能で形状保持能力のある材料
    を埋め込むとともに、 曲折させる部位に、柄を所定の方向に向けて曲折させる
    切欠き凹部を形成したことを特徴とする、請求項8に記
    載の歯ブラシ。
  10. 【請求項10】 略V字状に折れ曲がった植毛面を備え
    る台部を形成し、この略V字の内側角度を挟んで対向す
    る一対の植毛面の一方に植設したブラシ毛と他方に植設
    したブラシ毛とが、互いに交差しつつ、これらブラシ毛
    の先端部が三角山状を構成していることを特徴とする、
    歯ブラシ。
  11. 【請求項11】 略V字状に折れ曲がって連続する複数
    の植毛面を設けた台部を形成し、 これら植毛面に植設されたブラシ毛が、互いに交差しつ
    つ、これらブラシ毛の先端部が、連続した複数の略三角
    山形状を構成していることを特徴とする、歯ブラシ。
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JP2013128751A (ja) * 2011-11-25 2013-07-04 Hideya Hashizume 歯磨き方法及びそれに用いる歯ブラシ
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