JPH11167682A - 熱感知器 - Google Patents
熱感知器Info
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- JPH11167682A JPH11167682A JP33397397A JP33397397A JPH11167682A JP H11167682 A JPH11167682 A JP H11167682A JP 33397397 A JP33397397 A JP 33397397A JP 33397397 A JP33397397 A JP 33397397A JP H11167682 A JPH11167682 A JP H11167682A
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡単な構成で熱感知素子の検出感
度が向上し、高精度な熱感知器を実現することを目的と
する。 【解決手段】 本発明は、熱による電気的特性の変化を
利用して火災を感知する熱感知素子を容器カバーにおけ
る取付面の熱の感知方向に立設した感熱部を有する熱感
知器において、熱感知素子を金属の保護管の先端部に封
入し、この保護管に集熱機構を設けた熱感知器を構成し
た。
度が向上し、高精度な熱感知器を実現することを目的と
する。 【解決手段】 本発明は、熱による電気的特性の変化を
利用して火災を感知する熱感知素子を容器カバーにおけ
る取付面の熱の感知方向に立設した感熱部を有する熱感
知器において、熱感知素子を金属の保護管の先端部に封
入し、この保護管に集熱機構を設けた熱感知器を構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱感知器に係り、さ
らに詳しくはサーミスタのような熱感知素子の熱による
電気的特性の変化を利用して火災の発生を感知する熱感
知器に関するものである。
らに詳しくはサーミスタのような熱感知素子の熱による
電気的特性の変化を利用して火災の発生を感知する熱感
知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のこの種の感知器の断面
図、図12は素子ユニットの断面図で、特開平5−21
0791号公報記載の図面と数字符号が示されている。
図11において、11は素子ユニット、12は嵌合金
具、12aと12dは嵌合金具12の水平部と垂直部、
13は外カバー、14は上記素子ユニット11を中央に
突出させたモールド本体、15は回路収納部、16は回
路基板、17は蓋部材、24はOリング、25は保護カ
バーである。また、図12において、1は測温素子、1
1は前記と同じ素子ユニット、20はリードフレーム、
21はユニット本体、22はリード線、23は素子ユニ
ット11の回りを覆うコーティング材である。
図、図12は素子ユニットの断面図で、特開平5−21
0791号公報記載の図面と数字符号が示されている。
図11において、11は素子ユニット、12は嵌合金
具、12aと12dは嵌合金具12の水平部と垂直部、
13は外カバー、14は上記素子ユニット11を中央に
突出させたモールド本体、15は回路収納部、16は回
路基板、17は蓋部材、24はOリング、25は保護カ
バーである。また、図12において、1は測温素子、1
1は前記と同じ素子ユニット、20はリードフレーム、
21はユニット本体、22はリード線、23は素子ユニ
ット11の回りを覆うコーティング材である。
【0003】上述のような従来の感知器の製作には、図
12に示された素子ユニット11と所定の形に折り曲げ
られた嵌合金具12が予め準備されている。準備された
素子ユニット11と一対の嵌合金具12が、モールド本
体14を樹脂成形する金型にセットされる。この状態で
インサート成形を行って、素子ユニット11と嵌合金具
12を埋め込んだモールド本体14が作られる。作られ
たモールド本体14の回路収納部15に、回路部品の実
装済みの回路基板16が配置される。配置された回路基
板16の所定の位置に、素子ユニット11のリードフレ
ーム20と嵌合金具12の垂直部12dを挿入して回路
パターンに半田付けする。
12に示された素子ユニット11と所定の形に折り曲げ
られた嵌合金具12が予め準備されている。準備された
素子ユニット11と一対の嵌合金具12が、モールド本
体14を樹脂成形する金型にセットされる。この状態で
インサート成形を行って、素子ユニット11と嵌合金具
12を埋め込んだモールド本体14が作られる。作られ
たモールド本体14の回路収納部15に、回路部品の実
装済みの回路基板16が配置される。配置された回路基
板16の所定の位置に、素子ユニット11のリードフレ
ーム20と嵌合金具12の垂直部12dを挿入して回路
パターンに半田付けする。
【0004】次に、回路収納部15の隙間にOリング2
4を入れて蓋部材17を被せ、図示されていない4本の
ビスで外カバー13を固定してモールド本体14が外カ
バー13に組み付けられる。4本のビスで結合された外
カバー13とモールド本体14とからなる感知器本体
は、嵌合金具12の水平部12aを図示しない感知器ベ
ースの嵌合金具に嵌着して天井面等に取り付けられる。
そして、素子ユニット11内のサーミスタ等の測温素子
1が火災発生時の温度を電気的に検出して、火災が感知
されるようになっている。
4を入れて蓋部材17を被せ、図示されていない4本の
ビスで外カバー13を固定してモールド本体14が外カ
バー13に組み付けられる。4本のビスで結合された外
カバー13とモールド本体14とからなる感知器本体
は、嵌合金具12の水平部12aを図示しない感知器ベ
ースの嵌合金具に嵌着して天井面等に取り付けられる。
そして、素子ユニット11内のサーミスタ等の測温素子
1が火災発生時の温度を電気的に検出して、火災が感知
されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、火災の発生に
伴って生じる熱気流は、周辺部の気流を巻き込みながら
流速を増加させて急上昇する。したがって、火災時の熱
気流には温度ムラが生じ易くなると共に、火災発生時の
熱気流の時間に対する温度勾配が著しく大きくなる傾向
がある。これに対して、従来の感知器の感熱部を構成す
る素子ユニット11は、上記のように外カバー13から
単純に外部に突出させた素子ユニット11の先端の測温
素子1で火災の熱を感知するようになっている。したが
って、火災の発生に伴って周囲の空気を巻き込みながら
上昇する熱気流に温度にムラがあると、熱の感知の応答
性が低下することが多い。しかも、測温素子1の全体が
コーティング材23で覆われているので、火災時の熱の
応答性が一層低下する等の問題点があった。
伴って生じる熱気流は、周辺部の気流を巻き込みながら
流速を増加させて急上昇する。したがって、火災時の熱
気流には温度ムラが生じ易くなると共に、火災発生時の
熱気流の時間に対する温度勾配が著しく大きくなる傾向
がある。これに対して、従来の感知器の感熱部を構成す
る素子ユニット11は、上記のように外カバー13から
単純に外部に突出させた素子ユニット11の先端の測温
素子1で火災の熱を感知するようになっている。したが
って、火災の発生に伴って周囲の空気を巻き込みながら
上昇する熱気流に温度にムラがあると、熱の感知の応答
性が低下することが多い。しかも、測温素子1の全体が
コーティング材23で覆われているので、火災時の熱の
応答性が一層低下する等の問題点があった。
【0006】本発明は、上述のような従来の感知器の問
題点を解消するためになされたもので、簡単な構成で火
災の熱を熱感知素子にムラなく感知させると共に、急激
に変化する熱気流を感知して応答性を高める共に、堅牢
で故障が少なく長期の使用に耐える熱感知器を実現する
ことを目的とするものである。
題点を解消するためになされたもので、簡単な構成で火
災の熱を熱感知素子にムラなく感知させると共に、急激
に変化する熱気流を感知して応答性を高める共に、堅牢
で故障が少なく長期の使用に耐える熱感知器を実現する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱による電気
的特性の変化を利用して火災を感知する熱感知素子を容
器カバーにおける取付面の熱の感知方向に立設した感熱
部を有する熱感知器において、熱感知素子を金属の保護
管の先端部に封入し、この保護管に集熱機構を設けた熱
感知器を構成したものである。また、集熱機構を、保護
管に直交する方向に取り付けた円板で構成した熱感知器
を構成したものである。また、集熱機構に通気部を設け
た熱感知器を構成したものである。また、集熱機構に三
次元方向の受熱面を設けた熱感知器を構成したものであ
る。また、集熱機構を着脱可能に構成した熱感知器を構
成したものである。さらに、集熱機構を保護管に固着し
た熱感知器を構成したものである。
的特性の変化を利用して火災を感知する熱感知素子を容
器カバーにおける取付面の熱の感知方向に立設した感熱
部を有する熱感知器において、熱感知素子を金属の保護
管の先端部に封入し、この保護管に集熱機構を設けた熱
感知器を構成したものである。また、集熱機構を、保護
管に直交する方向に取り付けた円板で構成した熱感知器
を構成したものである。また、集熱機構に通気部を設け
た熱感知器を構成したものである。また、集熱機構に三
次元方向の受熱面を設けた熱感知器を構成したものであ
る。また、集熱機構を着脱可能に構成した熱感知器を構
成したものである。さらに、集熱機構を保護管に固着し
た熱感知器を構成したものである。
【0008】回りを充填材で充填された熱感知素子を封
入した保護管が中空ボルトの貫通孔に挿入されてから、
先端部を突出させてろう付けによって中空ボルトに固着
される。中空ボルトに固着された保護管に集熱機構を組
み付けた感熱部は、中空ボルトをネジ孔に螺入して容器
カバーの中心部に立設される。次に、スペーサが容器カ
バーの内面に固定され、その上にプリント基板が取り付
けられる。取り付けられたプリント基板の挿通孔から引
き出された熱感知素子のリード線の心線は、プリント基
板の接続点に半田付けされる。心線の半田付け接続で、
熱感知素子がプリント基板上に実装された感知器回路に
接続される。
入した保護管が中空ボルトの貫通孔に挿入されてから、
先端部を突出させてろう付けによって中空ボルトに固着
される。中空ボルトに固着された保護管に集熱機構を組
み付けた感熱部は、中空ボルトをネジ孔に螺入して容器
カバーの中心部に立設される。次に、スペーサが容器カ
バーの内面に固定され、その上にプリント基板が取り付
けられる。取り付けられたプリント基板の挿通孔から引
き出された熱感知素子のリード線の心線は、プリント基
板の接続点に半田付けされる。心線の半田付け接続で、
熱感知素子がプリント基板上に実装された感知器回路に
接続される。
【0009】引き続いて、プリント基板から引き出され
た内部配線を端子台のネジ端子に接続してから、仕切板
を容器カバーに結合してプリント基板が収容室内に収容
される。その後、容器カバーに取り付けられた仕切板の
外周に切欠部で形成された溝内に、Oリングをやや引き
延ばしながら嵌め合わせる。そして、仕切板の外周を容
器ベースの開口部に嵌入して六角レンチでボルトを締め
付けて、容器カバーを容器ベースに固定して熱感知器が
組み立てられる。組み立てられた熱感知器が天井面に設
置されて、監視領域内の火災を監視する。万一、火災が
発生すると、集熱機構が火災の熱をムラなく速やかに感
知して熱感知素子に伝達する。
た内部配線を端子台のネジ端子に接続してから、仕切板
を容器カバーに結合してプリント基板が収容室内に収容
される。その後、容器カバーに取り付けられた仕切板の
外周に切欠部で形成された溝内に、Oリングをやや引き
延ばしながら嵌め合わせる。そして、仕切板の外周を容
器ベースの開口部に嵌入して六角レンチでボルトを締め
付けて、容器カバーを容器ベースに固定して熱感知器が
組み立てられる。組み立てられた熱感知器が天井面に設
置されて、監視領域内の火災を監視する。万一、火災が
発生すると、集熱機構が火災の熱をムラなく速やかに感
知して熱感知素子に伝達する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を用いて説明する。 実施形態1 図1は本発明の実施形態1の感熱部の構造を示す拡大断
面図、図2は実施形態1の感熱部の付近の構造を示す分
解斜視図、図3は実施形態1の熱感知器の断面図、図4
は実施形態1の熱感知器の側面図、図5は実施形態1の
熱感知器の底面図、図6は端子台の上面図である。図3
〜6において、1は天井面、2は天井面1に取り付けら
れた熱感知器である。3は熱感知器2の容器カバー、4
は中空円板状の仕切板、5は薄い有蓋円筒形の容器ベー
スである。容器カバー3と容器ベース5により、熱感知
器2の容器10が構成されている。
を用いて説明する。 実施形態1 図1は本発明の実施形態1の感熱部の構造を示す拡大断
面図、図2は実施形態1の感熱部の付近の構造を示す分
解斜視図、図3は実施形態1の熱感知器の断面図、図4
は実施形態1の熱感知器の側面図、図5は実施形態1の
熱感知器の底面図、図6は端子台の上面図である。図3
〜6において、1は天井面、2は天井面1に取り付けら
れた熱感知器である。3は熱感知器2の容器カバー、4
は中空円板状の仕切板、5は薄い有蓋円筒形の容器ベー
スである。容器カバー3と容器ベース5により、熱感知
器2の容器10が構成されている。
【0011】容器カバー3と仕切板4および容器ベース
5には金属材が用いられ、例えばアルミニウムをダイカ
スト成型して製作される。成型後、工作機械等の加工工
程を経て、接合面の粗さ等が仕上げられて複数本のネジ
で結合されている。容器カバー3において、31は容器
カバー3の底面側に突出した保護枠、32は保護枠31
の裏面に形成された円形の凹欠部、33は容器カバー3
の中心部を貫通するネジ孔である。保護枠31は図示の
ように、突出端を環状部34で連結した6本の傾斜柱3
5で擂り鉢型に形成されている。36は確認灯の表示
窓、37は外周の耳部に設けられた連結孔である。仕切
板4において、41は仕切板4の中心部を貫通する取付
孔、42は上面の取付台、43は底面側に突出して円周
方向の接合面を有する環状壁、44は外周面、45は外
周面44の周縁部に一巡して形成されたL形の切欠部、
46は切欠部45に介装されたOリングである。
5には金属材が用いられ、例えばアルミニウムをダイカ
スト成型して製作される。成型後、工作機械等の加工工
程を経て、接合面の粗さ等が仕上げられて複数本のネジ
で結合されている。容器カバー3において、31は容器
カバー3の底面側に突出した保護枠、32は保護枠31
の裏面に形成された円形の凹欠部、33は容器カバー3
の中心部を貫通するネジ孔である。保護枠31は図示の
ように、突出端を環状部34で連結した6本の傾斜柱3
5で擂り鉢型に形成されている。36は確認灯の表示
窓、37は外周の耳部に設けられた連結孔である。仕切
板4において、41は仕切板4の中心部を貫通する取付
孔、42は上面の取付台、43は底面側に突出して円周
方向の接合面を有する環状壁、44は外周面、45は外
周面44の周縁部に一巡して形成されたL形の切欠部、
46は切欠部45に介装されたOリングである。
【0012】容器ベース5において、51は容器ベース
5の底面側に形成された円形の開口部、52は外部配線
が左右から挿通されるネジ孔、53と54は内部と外部
に設けられた接地ネジ、55は4箇所の耳部に設けられ
たボルト孔、57は連結孔である。4箇所のボルト孔5
5には図示されていないボルトが挿入されて、容器ベー
ス5が天井面1等に固定される。左右のネジ孔52には
電線管ねじ結合式等によりシーリングが施されて、渡り
配線や電源線等が容器ベース5に導入および導出され
る。また、連結孔57はボルト孔55より小さい径で形
成され、前記容器カバー3の連結孔37に対応する位置
に設けられている。
5の底面側に形成された円形の開口部、52は外部配線
が左右から挿通されるネジ孔、53と54は内部と外部
に設けられた接地ネジ、55は4箇所の耳部に設けられ
たボルト孔、57は連結孔である。4箇所のボルト孔5
5には図示されていないボルトが挿入されて、容器ベー
ス5が天井面1等に固定される。左右のネジ孔52には
電線管ねじ結合式等によりシーリングが施されて、渡り
配線や電源線等が容器ベース5に導入および導出され
る。また、連結孔57はボルト孔55より小さい径で形
成され、前記容器カバー3の連結孔37に対応する位置
に設けられている。
【0013】6は感熱部である。感熱部6の構造が、図
1と図2に拡大して示されている。60はサーミスタか
らなる熱感知素子、61は2本のリード線、62はステ
ンレスのような強度を有する金属の保護管、63は充填
材である。また、64は軸心に貫通孔65を設けた感熱
部6の取付用の中空ボルト、66はパッキン、67はら
う付け部である。熱感知素子60は保護管62の内部の
先端部に接触して封入され、封入空間に充填材63が充
填されている。また、68は感熱部6の留め金具、69
は留め金具68を緩み止めする止めネジである。
1と図2に拡大して示されている。60はサーミスタか
らなる熱感知素子、61は2本のリード線、62はステ
ンレスのような強度を有する金属の保護管、63は充填
材である。また、64は軸心に貫通孔65を設けた感熱
部6の取付用の中空ボルト、66はパッキン、67はら
う付け部である。熱感知素子60は保護管62の内部の
先端部に接触して封入され、封入空間に充填材63が充
填されている。また、68は感熱部6の留め金具、69
は留め金具68を緩み止めする止めネジである。
【0014】熱感知素子60を封入した保護管62は貫
通孔65に基部が挿入されて、先端部を突出させてらう
付け部67でらう付けや半田付けにより中空ボルト64
に固着される。このようにして組み付けられた感熱部6
は、中空ボルト64をネジ孔33に螺入して図2のよう
に容器カバー3の中心部に立設される。
通孔65に基部が挿入されて、先端部を突出させてらう
付け部67でらう付けや半田付けにより中空ボルト64
に固着される。このようにして組み付けられた感熱部6
は、中空ボルト64をネジ孔33に螺入して図2のよう
に容器カバー3の中心部に立設される。
【0015】7は感熱部6に設けられた集熱機構であ
る。集熱機構7はここではアルミニウムのような熱伝導
率の高い金属の環状の円板71で集熱板が構成され、溶
着により保護管62の先端付近に固着されている。そし
て、中空ボルト64を容器カバー3の中心のネジ孔33
に螺合して立設された感熱部6は、保護枠31に包囲さ
れて機械的に保護されるようになっている。8はプリン
ト基板で、図7に示すように81は中心付近に貫設され
た挿通孔、82はリード線61の接続点、83はプリン
ト基板8の内部配線、84は樹脂で作られた六角スペー
サ、85は樹脂ネジである。六角スペーサ84は脚部に
ネジを設け、頭部に樹脂ネジ85が螺入されるネジ孔が
設けられている。
る。集熱機構7はここではアルミニウムのような熱伝導
率の高い金属の環状の円板71で集熱板が構成され、溶
着により保護管62の先端付近に固着されている。そし
て、中空ボルト64を容器カバー3の中心のネジ孔33
に螺合して立設された感熱部6は、保護枠31に包囲さ
れて機械的に保護されるようになっている。8はプリン
ト基板で、図7に示すように81は中心付近に貫設され
た挿通孔、82はリード線61の接続点、83はプリン
ト基板8の内部配線、84は樹脂で作られた六角スペー
サ、85は樹脂ネジである。六角スペーサ84は脚部に
ネジを設け、頭部に樹脂ネジ85が螺入されるネジ孔が
設けられている。
【0016】9は仕切板4に複数のネジ21によって固
定された端子台である。90は断面T字型の絶縁台、9
1は4本の導電柱、92は端子ネジ、93は端子ネジ9
2等を仕切る絶縁壁である。絶縁台90には導電柱91
がインサートされて、ジアリル樹脂等で成型されてい
る。端子台9を固定した仕切板4は外周面44と環状壁
43を容器ベース5の開口部51と容器カバー3の凹欠
部32の内周面にそれぞれ接合させて、ネジ22により
容器カバー3の内側に固定される。また、ネジ95は、
内部配線83を導電柱91に接続している。
定された端子台である。90は断面T字型の絶縁台、9
1は4本の導電柱、92は端子ネジ、93は端子ネジ9
2等を仕切る絶縁壁である。絶縁台90には導電柱91
がインサートされて、ジアリル樹脂等で成型されてい
る。端子台9を固定した仕切板4は外周面44と環状壁
43を容器ベース5の開口部51と容器カバー3の凹欠
部32の内周面にそれぞれ接合させて、ネジ22により
容器カバー3の内側に固定される。また、ネジ95は、
内部配線83を導電柱91に接続している。
【0017】そして、仕切板4は容器カバー3と容器ベ
ース5とを仕切る裏蓋を構成し、プリント基板8を収納
する回路収納室R1と外部導線端子を収納する端子収納
室R2とを上下2室に分離する。21は端子台9を仕切
板4に固定するネジ、22は仕切板4を容器カバー3に
固定するネジ、23は容器カバー3を容器ベース5に固
定するボルトで、ボルト23には六角レンチが嵌合され
る六角穴付ボルトが用いられている。
ース5とを仕切る裏蓋を構成し、プリント基板8を収納
する回路収納室R1と外部導線端子を収納する端子収納
室R2とを上下2室に分離する。21は端子台9を仕切
板4に固定するネジ、22は仕切板4を容器カバー3に
固定するネジ、23は容器カバー3を容器ベース5に固
定するボルトで、ボルト23には六角レンチが嵌合され
る六角穴付ボルトが用いられている。
【0018】上述のような構成の本発明の熱感知器の組
立要領の一例を示せば、次の通りである。組立要領の一
部の説明に、図7も併用する。予め、端子台9を仕切板
4にネジ21で固定し、幾分余裕を持たせた内部配線8
3をプリント基板8に接続しておく。また、環状の円板
71を固着した保護管62の内部に熱感知素子60を封
入して充填材53が充填されて、図1に示されたような
リード線61を導出した感熱部6が組み付けられている
ものとする。
立要領の一例を示せば、次の通りである。組立要領の一
部の説明に、図7も併用する。予め、端子台9を仕切板
4にネジ21で固定し、幾分余裕を持たせた内部配線8
3をプリント基板8に接続しておく。また、環状の円板
71を固着した保護管62の内部に熱感知素子60を封
入して充填材53が充填されて、図1に示されたような
リード線61を導出した感熱部6が組み付けられている
ものとする。
【0019】先ず最初に、2つの六角スペーサ84の脚
部のネジを、容器カバー3の凹欠部32に設けられたネ
ジ孔に螺合して取り付ける。次に、上述した組付け済み
の感熱部6のリード線61を容器カバー3のネジ孔33
に通してから、パッキン66を嵌めた中空ボルト64を
ネジ孔33に螺合する。螺合により背面側の凹欠部32
に露出した中空ボルト64の先端のネジ部に、留め金具
68を螺合してから止めネジ69で回り止めをする。こ
うして取付面に突出した細い感熱部6が容器カバー3の
中心部に立設されて、周辺部を保護枠31に囲まれて外
力等から保護される。
部のネジを、容器カバー3の凹欠部32に設けられたネ
ジ孔に螺合して取り付ける。次に、上述した組付け済み
の感熱部6のリード線61を容器カバー3のネジ孔33
に通してから、パッキン66を嵌めた中空ボルト64を
ネジ孔33に螺合する。螺合により背面側の凹欠部32
に露出した中空ボルト64の先端のネジ部に、留め金具
68を螺合してから止めネジ69で回り止めをする。こ
うして取付面に突出した細い感熱部6が容器カバー3の
中心部に立設されて、周辺部を保護枠31に囲まれて外
力等から保護される。
【0020】引き続いて、容器カバー3の凹欠部32に
引き出された熱感知素子60のリード線61をプリント
基板8の挿通孔81に挿通してから、プリント基板8を
六角スペーサ84上に載置して2本の樹脂ネジ85を用
いてプリント基板8を固定する。固定されたプリント基
板8の接続点82に、リード線61の先端を貫通させる
小孔を通してリード線61の心線を個別に半田付けす
る。リード線61の心線の半田付け接続で、熱感知素子
60がプリント基板8上に実装された感知器回路に接続
される。リード線61の接続後、プリント基板8から引
き出されたやや長めの内部配線83(図3では先端に圧
着端子が設けられている)を端子台9の導電柱91にネ
ジ95によって接続する。そして、環状壁43を凹欠部
32に嵌め合わせて、ネジ22で仕切板4を容器カバー
3に結合してプリント基板8が室R1に収容される。
引き出された熱感知素子60のリード線61をプリント
基板8の挿通孔81に挿通してから、プリント基板8を
六角スペーサ84上に載置して2本の樹脂ネジ85を用
いてプリント基板8を固定する。固定されたプリント基
板8の接続点82に、リード線61の先端を貫通させる
小孔を通してリード線61の心線を個別に半田付けす
る。リード線61の心線の半田付け接続で、熱感知素子
60がプリント基板8上に実装された感知器回路に接続
される。リード線61の接続後、プリント基板8から引
き出されたやや長めの内部配線83(図3では先端に圧
着端子が設けられている)を端子台9の導電柱91にネ
ジ95によって接続する。そして、環状壁43を凹欠部
32に嵌め合わせて、ネジ22で仕切板4を容器カバー
3に結合してプリント基板8が室R1に収容される。
【0021】その後、組み付け前の1組の容器カバー3
と容器ベース5が、設置場所に運ばれて最初に容器ベー
ス5がボルト孔55を利用して建造物の天井面に取り付
けられる。ここで、図示されていない接地用の導線を、
容器ベース5の内部と外部の接地ネジ53,54に接続
する。続いて、容器ベース5の両側のネジ孔52から引
き込まれた外部配線を端子台9の4個の端子ネジ92に
接続する。さらに、容器カバー3に取り付けられた仕切
板4の外周に切欠部45で形成された溝内に、Oリング
46をやや引き延ばしながら嵌め合わせる。そして、仕
切板4の外周44を容器ベース5の開口部51に嵌入し
て、六角レンチをボルト23の頭の六角孔に合わせて締
め付ける。
と容器ベース5が、設置場所に運ばれて最初に容器ベー
ス5がボルト孔55を利用して建造物の天井面に取り付
けられる。ここで、図示されていない接地用の導線を、
容器ベース5の内部と外部の接地ネジ53,54に接続
する。続いて、容器ベース5の両側のネジ孔52から引
き込まれた外部配線を端子台9の4個の端子ネジ92に
接続する。さらに、容器カバー3に取り付けられた仕切
板4の外周に切欠部45で形成された溝内に、Oリング
46をやや引き延ばしながら嵌め合わせる。そして、仕
切板4の外周44を容器ベース5の開口部51に嵌入し
て、六角レンチをボルト23の頭の六角孔に合わせて締
め付ける。
【0022】六角レンチの締め付けで容器カバー3が容
器ベース5に一体に固定され、回路収納室R1と端子収
納室R2内にそれぞれプリント基板8と端子台9が収納
されて熱感知器2が組み立てられる。而して、前述のよ
うに容器カバー3と容器ベース5で構成する熱感知器2
の容器10は、全ての接合面のスキWとスキの奥行きL
が防爆規定に適合して作られている。したがって、たと
えこの熱感知器2が化学工場にような爆発性の雰囲気内
に設置されていても、侵入したガスの爆発で熱感知器2
を構成する容器10が破壊したり、内部の爆発で発生し
た火炎が接合面のスキを通過できずに消失されることに
なる。
器ベース5に一体に固定され、回路収納室R1と端子収
納室R2内にそれぞれプリント基板8と端子台9が収納
されて熱感知器2が組み立てられる。而して、前述のよ
うに容器カバー3と容器ベース5で構成する熱感知器2
の容器10は、全ての接合面のスキWとスキの奥行きL
が防爆規定に適合して作られている。したがって、たと
えこの熱感知器2が化学工場にような爆発性の雰囲気内
に設置されていても、侵入したガスの爆発で熱感知器2
を構成する容器10が破壊したり、内部の爆発で発生し
た火炎が接合面のスキを通過できずに消失されることに
なる。
【0023】感熱部6を感熱方向に立設させて天井面1
等に設置された熱感知器2は、監視領域内の火災の発生
を常時監視する。そして、図8に示されたような水平気
流が天井面1に沿って流れると、円板71が気流内の熱
を集めて感熱部6の熱感知素子60に伝導する。万一、
火災が発生すると、火災の熱が円板71によりムラなく
速やかに集められて、熱感知素子60に伝えられる。火
災時の熱を感知した熱感知素子60の感知信号は、リー
ド線61を介してプリント基板8上に実装された感知器
回路に出力される。そして、感熱部6からの入力信号は
感知器回路で処理されて、火災信号が端子台9と容器ベ
ース5から導出された渡り配線を通して火災受信機等に
送られて必要な防火・防災処理が成される。同時に、確
認灯が点灯して表示窓36を照射し、監視領域における
発報場所が確認される。
等に設置された熱感知器2は、監視領域内の火災の発生
を常時監視する。そして、図8に示されたような水平気
流が天井面1に沿って流れると、円板71が気流内の熱
を集めて感熱部6の熱感知素子60に伝導する。万一、
火災が発生すると、火災の熱が円板71によりムラなく
速やかに集められて、熱感知素子60に伝えられる。火
災時の熱を感知した熱感知素子60の感知信号は、リー
ド線61を介してプリント基板8上に実装された感知器
回路に出力される。そして、感熱部6からの入力信号は
感知器回路で処理されて、火災信号が端子台9と容器ベ
ース5から導出された渡り配線を通して火災受信機等に
送られて必要な防火・防災処理が成される。同時に、確
認灯が点灯して表示窓36を照射し、監視領域における
発報場所が確認される。
【0024】図10は実施形態1の集熱機構7の2つの
変形例で、(a),(b)にそれぞれの構成が示されて
いる。図10(a),(b)において、74は気流を通
す円形の多数の通気孔75を設けた孔空き円板、76は
三角形状の集熱片である。図10の(b)では、複数の
三角形状の集熱片75の下部が一様にスカート状に角度
θを傾けて広げられ、頂点部を図示のように保護管62
の先端内部の熱感知素子60に対応する位置に連結した
集熱機構6が構成されている。図10(a),(b)の
ように構成すると、何れも気流との接触面積が増加して
集熱効果が高められる。
変形例で、(a),(b)にそれぞれの構成が示されて
いる。図10(a),(b)において、74は気流を通
す円形の多数の通気孔75を設けた孔空き円板、76は
三角形状の集熱片である。図10の(b)では、複数の
三角形状の集熱片75の下部が一様にスカート状に角度
θを傾けて広げられ、頂点部を図示のように保護管62
の先端内部の熱感知素子60に対応する位置に連結した
集熱機構6が構成されている。図10(a),(b)の
ように構成すると、何れも気流との接触面積が増加して
集熱効果が高められる。
【0025】図9は集熱板の取付動作を示す斜視図で、
図9(a)の72はらう付け用の半田、図9(b)の7
3は取付溝である。図9の(a)は、円板71を半田付
けで感熱部の先端付近に固着したものである。また、保
護管62に取付溝73を設けた図9(b)では、円板7
1を着脱可能に構成したものである。図9(b)のよう
に着脱可能な構造にすれば、組立時や保守・点検時の任
意の時期に円板71を着脱できるので都合がよい。
図9(a)の72はらう付け用の半田、図9(b)の7
3は取付溝である。図9の(a)は、円板71を半田付
けで感熱部の先端付近に固着したものである。また、保
護管62に取付溝73を設けた図9(b)では、円板7
1を着脱可能に構成したものである。図9(b)のよう
に着脱可能な構造にすれば、組立時や保守・点検時の任
意の時期に円板71を着脱できるので都合がよい。
【0026】図10(a)の矢印のような上昇する気流
が孔空き円板74に到達すると、気流が通気孔75の隙
間を通って熱感知素子60に熱を伝えながら通過するこ
とになる。したがって、前述のように火災の発生時の温
度勾配の高い熱気流が次々に通気孔75を通過しながら
接触して熱を伝達するので、火災の感知の応答性を一層
高めることができる。特に、図10(b)の角度θ傾い
た集熱片76を備えたスカート状の集熱機構7によれ
ば、集熱片76が破線矢印に示すような直交方向の気流
に対面している。よって、傾斜角θを選定して、スカー
ト間の隙間で通気性を持ち、且つ気流の方向性に影響の
ない熱感知器を実現できる。
が孔空き円板74に到達すると、気流が通気孔75の隙
間を通って熱感知素子60に熱を伝えながら通過するこ
とになる。したがって、前述のように火災の発生時の温
度勾配の高い熱気流が次々に通気孔75を通過しながら
接触して熱を伝達するので、火災の感知の応答性を一層
高めることができる。特に、図10(b)の角度θ傾い
た集熱片76を備えたスカート状の集熱機構7によれ
ば、集熱片76が破線矢印に示すような直交方向の気流
に対面している。よって、傾斜角θを選定して、スカー
ト間の隙間で通気性を持ち、且つ気流の方向性に影響の
ない熱感知器を実現できる。
【0027】なお、上述の本発明の実施形態ではサーミ
スタの熱感知素子を利用した熱感知器の場合を例示して
説明したが、その他の熱感知素子の場合にも本発明を適
用することができる。また、実施形態では防爆構造の場
合で説明したが、普通の熱感知器にも本発明は適用でき
る。また、変形例では円形の通気孔を設けた場合を示し
て説明したが、扇形や楕円形等の通気孔を穿設した集熱
板を保護管に多段に取り付けてもよい。さらに、集熱板
を保護管に取り外し可能にした着脱自在型や回転する風
車型或いは3軸方向の受熱面を持つ3次元型等を構成し
てもよく、集熱片の形状や材質等についても必ずしも実
施形態に限定するものではない。
スタの熱感知素子を利用した熱感知器の場合を例示して
説明したが、その他の熱感知素子の場合にも本発明を適
用することができる。また、実施形態では防爆構造の場
合で説明したが、普通の熱感知器にも本発明は適用でき
る。また、変形例では円形の通気孔を設けた場合を示し
て説明したが、扇形や楕円形等の通気孔を穿設した集熱
板を保護管に多段に取り付けてもよい。さらに、集熱板
を保護管に取り外し可能にした着脱自在型や回転する風
車型或いは3軸方向の受熱面を持つ3次元型等を構成し
てもよく、集熱片の形状や材質等についても必ずしも実
施形態に限定するものではない。
【0028】
【発明の効果】本発明は、熱による電気的特性の変化を
利用して火災を感知する熱感知素子を容器カバーにおけ
る取付面の熱の感知方向に立設した感熱部を有する熱感
知器において、熱感知素子を金属の保護管の先端部に封
入し、この保護管に集熱機構を設けた熱感知器を構成し
た。また、集熱機構を、保護管に直交する方向に取り付
けた円板で構成した熱感知器を構成した。また、集熱機
構に通気部を設けた熱感知器を構成した。また、集熱機
構に三次元方向の受熱面を設けた熱感知器を構成した。
また、集熱機構を着脱可能に構成した熱感知器を構成し
た。さらに、集熱機構を保護管に固着した熱感知器を構
成した。
利用して火災を感知する熱感知素子を容器カバーにおけ
る取付面の熱の感知方向に立設した感熱部を有する熱感
知器において、熱感知素子を金属の保護管の先端部に封
入し、この保護管に集熱機構を設けた熱感知器を構成し
た。また、集熱機構を、保護管に直交する方向に取り付
けた円板で構成した熱感知器を構成した。また、集熱機
構に通気部を設けた熱感知器を構成した。また、集熱機
構に三次元方向の受熱面を設けた熱感知器を構成した。
また、集熱機構を着脱可能に構成した熱感知器を構成し
た。さらに、集熱機構を保護管に固着した熱感知器を構
成した。
【0029】この結果、突出した感熱部に集熱機構が設
けられているので、集熱効果を高めることができる。ま
た、受熱面の広い集熱板が火災の熱を集熱しながら保護
管内の熱感知素子に伝達するので、火災の発生時の熱気
流の熱のムラが補償され熱感知素子の検出感度と応答性
を向上することができる。特に、通気部を設けて3軸方
向の受熱面を有する集熱機構によれば、気流の方向に無
関係になるばかりか、集熱動作が温度勾配の大きい熱気
流の変化に追随するので、熱感知素子の応答性を一層向
上することができる。
けられているので、集熱効果を高めることができる。ま
た、受熱面の広い集熱板が火災の熱を集熱しながら保護
管内の熱感知素子に伝達するので、火災の発生時の熱気
流の熱のムラが補償され熱感知素子の検出感度と応答性
を向上することができる。特に、通気部を設けて3軸方
向の受熱面を有する集熱機構によれば、気流の方向に無
関係になるばかりか、集熱動作が温度勾配の大きい熱気
流の変化に追随するので、熱感知素子の応答性を一層向
上することができる。
【0030】よって、本発明によれば、簡単な構成で熱
感知素子の検出感度が向上し、高精度な熱感知器を提供
することができる。
感知素子の検出感度が向上し、高精度な熱感知器を提供
することができる。
【図1】本発明の実施形態1の感熱部の構成を示す断面
図である。
図である。
【図2】実施形態1の感熱部付近の構成を示す分解斜視
図である。
図である。
【図3】実施形態1の熱感知器の断面図である。
【図4】実施形態1の熱感知器の側面図である。
【図5】実施形態1の熱感知器の底面図である。
【図6】実施形態1の端子台の上面図である。
【図7】実施形態1の組立動作を示す斜視図である。
【図8】気流の感知動作を示す斜視図である。
【図9】集熱板の取付動作を示す斜視図である。
【図10】変形例の気流の感知動作を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】従来の感知器の断面図である。
【図12】従来の感知器の素子ユニットの断面図であ
る。
る。
1 天井面 2 熱感知器 3 容器カバー 4 仕切板 5 容器ベース 6 感熱部 7 集熱機構 8 プリント基板 9 端子台 10 容器 31 保護枠 36 表示窓 60 熱感知素子 61 リード線 62 保護管 63 充填材 64 中空ボルト 65 貫通孔 66 パッキン 67 らう付け部 68 留め金具 69 止めネジ 71 円板 72 半田 73 取付溝 74 孔空き円板 75 通気孔 76 集熱片 R1 回路収納室 R2 端子収納室 θ 傾斜角
Claims (6)
- 【請求項1】 熱による電気的特性の変化を利用して火
災を感知する熱感知素子を容器カバーにおける取付面の
熱の感知方向に立設した感熱部を有する熱感知器におい
て、 前記熱感知素子を金属の保護管の先端部に封入し、該保
護管に集熱機構を設けたことを特徴とする熱感知器。 - 【請求項2】 前記集熱機構を、保護管に直交する方向
に取り付けた円板で構成したことを特徴とする請求項1
記載の熱感知器。 - 【請求項3】 前記集熱機構に通気部を設けたことを特
徴とする請求項1または2に記載の熱感知器。 - 【請求項4】 前記集熱機構に三次元方向の受熱面を設
けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
の熱感知器。 - 【請求項5】 前記集熱機構を着脱可能に構成したこと
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の熱感知
器。 - 【請求項6】 前記集熱機構を保護管に固着したことを
特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の熱感知
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33397397A JPH11167682A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 熱感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33397397A JPH11167682A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 熱感知器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11167682A true JPH11167682A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18272069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33397397A Pending JPH11167682A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 熱感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11167682A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007052708A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Nohmi Bosai Ltd | 火災感知器 |
JP2011117913A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 温度センサ |
FR2975488A1 (fr) * | 2011-05-19 | 2012-11-23 | Ngk Spark Plug Co | Capteur |
EP2614493A4 (en) * | 2010-09-07 | 2018-01-17 | UTC Fire & Security Corporation | Detector assembly |
-
1997
- 1997-12-04 JP JP33397397A patent/JPH11167682A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007052708A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Nohmi Bosai Ltd | 火災感知器 |
JP2011117913A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 温度センサ |
EP2614493A4 (en) * | 2010-09-07 | 2018-01-17 | UTC Fire & Security Corporation | Detector assembly |
FR2975488A1 (fr) * | 2011-05-19 | 2012-11-23 | Ngk Spark Plug Co | Capteur |
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