JPH11167365A - 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体Info
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- JPH11167365A JPH11167365A JP33167197A JP33167197A JPH11167365A JP H11167365 A JPH11167365 A JP H11167365A JP 33167197 A JP33167197 A JP 33167197A JP 33167197 A JP33167197 A JP 33167197A JP H11167365 A JPH11167365 A JP H11167365A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image signal
- setting
- procedure
- phase
- sampling clock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像信号のA/D変換に用いるサンプリング
クロックの位相を精度高く調整する。 【解決手段】 ドットクロックCsに沿った画像信号の
理想的な波形Vtは伝送される間に波形Vpのように歪
む。また水平同期信号から作られたサンプリングクロッ
クCr1はジッタΔtを含み、これで波形VpをA/D
変換するとΔV1のバラツキ生じる。そこで波形Vpの
オフセットを下げると共にゲインを上げると、Vpの最
大変化部がA/D変換されて波形Vc1のZ点のBのよ
うに拡大される。1ラインにおける最初と最後のZ点の
ような大きな変化部分のレベルの平均値をとり、この平
均値に応じて上記Cr1を位相調整してCr2を得、こ
れをサンプリングクロックとして用いことによって、バ
ラツキをΔV2のように小さくすることができる。
クロックの位相を精度高く調整する。 【解決手段】 ドットクロックCsに沿った画像信号の
理想的な波形Vtは伝送される間に波形Vpのように歪
む。また水平同期信号から作られたサンプリングクロッ
クCr1はジッタΔtを含み、これで波形VpをA/D
変換するとΔV1のバラツキ生じる。そこで波形Vpの
オフセットを下げると共にゲインを上げると、Vpの最
大変化部がA/D変換されて波形Vc1のZ点のBのよ
うに拡大される。1ラインにおける最初と最後のZ点の
ような大きな変化部分のレベルの平均値をとり、この平
均値に応じて上記Cr1を位相調整してCr2を得、こ
れをサンプリングクロックとして用いことによって、バ
ラツキをΔV2のように小さくすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットマトリクス
ディスプレイ等による表示を制御する表示制御装置に用
いて好適な画像処理装置、画像処理方法及びコンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
ディスプレイ等による表示を制御する表示制御装置に用
いて好適な画像処理装置、画像処理方法及びコンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パソコン、ワークステーションと
いったホストコンピュータ装置の表示装置として、ラス
タスキャン型のいわゆるCRT表示装置が広く使用され
ている。これらのホストコンピュータ装置では、表示す
べき画像データをコンピュータ内で生成されるドットク
ロックに基づいてD/A変換してアナログ信号と成し、
また、上記ドットクロックに基づいて垂直あるいは水平
の同期信号を生成し、これらのアナログ信号と同期信号
を合成していわゆるビデオ信号として出力するようにし
ている。
いったホストコンピュータ装置の表示装置として、ラス
タスキャン型のいわゆるCRT表示装置が広く使用され
ている。これらのホストコンピュータ装置では、表示す
べき画像データをコンピュータ内で生成されるドットク
ロックに基づいてD/A変換してアナログ信号と成し、
また、上記ドットクロックに基づいて垂直あるいは水平
の同期信号を生成し、これらのアナログ信号と同期信号
を合成していわゆるビデオ信号として出力するようにし
ている。
【0003】これらのビデオ信号には非常に多くの仕様
があり、特にバーソナルコンピュータでは複数の解像度
を有する場合がある。例えば、IBM社のPC互換機な
どでは、320*200、640*400、720*4
00、640*350、640*480、800*60
0、1024*768、1280*1024などの各表
示が可能な機器がある。また、一つの解像度のなかにも
各社各様の規格があり、それぞれドットクロック、同期
信号の周波数といったパラメータも非常に多くの仕様が
存在する。
があり、特にバーソナルコンピュータでは複数の解像度
を有する場合がある。例えば、IBM社のPC互換機な
どでは、320*200、640*400、720*4
00、640*350、640*480、800*60
0、1024*768、1280*1024などの各表
示が可能な機器がある。また、一つの解像度のなかにも
各社各様の規格があり、それぞれドットクロック、同期
信号の周波数といったパラメータも非常に多くの仕様が
存在する。
【0004】これらのビデオ信号を表示するためのCR
T表示装置として、いわゆるマルチシンクCRT表示装
置と呼ばれるものが存在し、各ビデオ信号の同期信号を
測定し、走査線の駆動期間と振れ幅とをそのビデオ信号
の同期信号に合わせることで、ほとんどの仕様のビデオ
信号が入力されても表示できるように対応している。こ
れはCRT表示装置の最小表示画素を決定するシャドー
マスクのピッチがビデオ信号の表示解像度からくる画素
ピッチより小さいために可能なことである。
T表示装置として、いわゆるマルチシンクCRT表示装
置と呼ばれるものが存在し、各ビデオ信号の同期信号を
測定し、走査線の駆動期間と振れ幅とをそのビデオ信号
の同期信号に合わせることで、ほとんどの仕様のビデオ
信号が入力されても表示できるように対応している。こ
れはCRT表示装置の最小表示画素を決定するシャドー
マスクのピッチがビデオ信号の表示解像度からくる画素
ピッチより小さいために可能なことである。
【0005】しかしながら、昨今、省スペース、省エネ
ルギー、エルゴノミクスなどの点から注目されている液
晶パネルやプラズマパネルといったドットマトリクス表
示装置は、性能的に「1画素がCRTのシャドーマスク
に比べて大きい」ため、CRT表示装置と同じ方法で表
示すると、画質上の問題がでてくる。また、「制御がデ
ジタルに向いている」ため、入力されたアナログビデオ
信号を入力の解像度(ドットクロック)に同期してA/
D変換し、その後水平、垂直ともドットマトリクスディ
スプレイの出力解像度に合わせて補間処理を施し、表示
するという方法がとられている。
ルギー、エルゴノミクスなどの点から注目されている液
晶パネルやプラズマパネルといったドットマトリクス表
示装置は、性能的に「1画素がCRTのシャドーマスク
に比べて大きい」ため、CRT表示装置と同じ方法で表
示すると、画質上の問題がでてくる。また、「制御がデ
ジタルに向いている」ため、入力されたアナログビデオ
信号を入力の解像度(ドットクロック)に同期してA/
D変換し、その後水平、垂直ともドットマトリクスディ
スプレイの出力解像度に合わせて補間処理を施し、表示
するという方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記C
RT表示装置向けのビデオ信号は、通常はドットクロッ
クは含まれておらず、A/D変換のためのサンプリング
クロックは、表示装置内で水平同期信号からPLL/V
COを用いて生成している。しかしながらPLL/VC
Oより得られるドットクロックは、本来のドットクロッ
クに対して位相ずれを伴ったものとなり、自動的に最良
値に調整することは困難であり、最後はユーザが表示装
置を見ながら、手動で調整することが多かった。
RT表示装置向けのビデオ信号は、通常はドットクロッ
クは含まれておらず、A/D変換のためのサンプリング
クロックは、表示装置内で水平同期信号からPLL/V
COを用いて生成している。しかしながらPLL/VC
Oより得られるドットクロックは、本来のドットクロッ
クに対して位相ずれを伴ったものとなり、自動的に最良
値に調整することは困難であり、最後はユーザが表示装
置を見ながら、手動で調整することが多かった。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みなされたもの
で、自動的に精度の高いサンプリングクロックの位相調
整を行うことができ、これによってユーザの調整作業を
簡便化し、より使いやすく、高品位な画質を得るように
することを目的とする。
で、自動的に精度の高いサンプリングクロックの位相調
整を行うことができ、これによってユーザの調整作業を
簡便化し、より使いやすく、高品位な画質を得るように
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による画像処理装
置は、アナログ画像信号に含まれる同期信号に同期して
サンプリングクロックを発生する発生手段と、上記サン
プリングクロックの位相を調整する調整手段と、上記位
相調整されたサンプリングクロックに基づいて上記アナ
ログ画像信号をデジタル画像信号にA/D変換するA/
D変換手段と、上記アナログ画像信号の上記A/D変換
可能な範囲を設定する設定手段と、上記範囲が通常より
狭く設定されるように上記設定手段を制御し、このとき
得られるデジタル画像信号の変化の大きな部分に基づい
て上記調整手段による位相調整量を決定する制御手段と
を設けている。
置は、アナログ画像信号に含まれる同期信号に同期して
サンプリングクロックを発生する発生手段と、上記サン
プリングクロックの位相を調整する調整手段と、上記位
相調整されたサンプリングクロックに基づいて上記アナ
ログ画像信号をデジタル画像信号にA/D変換するA/
D変換手段と、上記アナログ画像信号の上記A/D変換
可能な範囲を設定する設定手段と、上記範囲が通常より
狭く設定されるように上記設定手段を制御し、このとき
得られるデジタル画像信号の変化の大きな部分に基づい
て上記調整手段による位相調整量を決定する制御手段と
を設けている。
【0009】本発明による画像処理方法は、アナログ画
像信号に含まれる同期信号に同期してサンプリングクロ
ックを発生する発生手順と、上記サンプリングクロック
の位相を調整する調整手順と、上記位相調整されたサン
プリングクロックに基づいて上記アナログ画像信号をデ
ジタル画像信号にA/D変換するA/D変換手順と、上
記アナログ画像信号の上記A/D変換可能な範囲を設定
する設定手順と、上記範囲が通常より狭く設定されるよ
うに上記設定手順を制御し、このとき得られるデジタル
画像信号の変化の大きな部分に基づいて上記調整手順に
よる位相調整量を決定する制御手順とを設けている。
像信号に含まれる同期信号に同期してサンプリングクロ
ックを発生する発生手順と、上記サンプリングクロック
の位相を調整する調整手順と、上記位相調整されたサン
プリングクロックに基づいて上記アナログ画像信号をデ
ジタル画像信号にA/D変換するA/D変換手順と、上
記アナログ画像信号の上記A/D変換可能な範囲を設定
する設定手順と、上記範囲が通常より狭く設定されるよ
うに上記設定手順を制御し、このとき得られるデジタル
画像信号の変化の大きな部分に基づいて上記調整手順に
よる位相調整量を決定する制御手順とを設けている。
【0010】本発明によるコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体は、アナログ画像信号に含まれる同期信号に同
期してサンプリングクロックを発生する発生処理と、上
記サンプリングクロックの位相を調整する調整処理と、
上記位相調整されたサンプリングクロックに基づいて上
記アナログ画像信号をデジタル画像信号にA/D変換す
るA/D変換処理と、上記アナログ画像信号の上記A/
D変換可能な範囲を設定する設定処理と、上記範囲が通
常より狭く設定されるように上記設定処理を制御し、こ
のとき得られるデジタル画像信号の変化の大きな部分に
基づいて上記調整処理による位相調整量を決定する制御
処理とを実行するためのプログラムを記憶している。
記憶媒体は、アナログ画像信号に含まれる同期信号に同
期してサンプリングクロックを発生する発生処理と、上
記サンプリングクロックの位相を調整する調整処理と、
上記位相調整されたサンプリングクロックに基づいて上
記アナログ画像信号をデジタル画像信号にA/D変換す
るA/D変換処理と、上記アナログ画像信号の上記A/
D変換可能な範囲を設定する設定処理と、上記範囲が通
常より狭く設定されるように上記設定処理を制御し、こ
のとき得られるデジタル画像信号の変化の大きな部分に
基づいて上記調整処理による位相調整量を決定する制御
処理とを実行するためのプログラムを記憶している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態による表示制御装置のブロック図である。本表
示制御装置は、PC(パソコン)、WS(ワークステー
ション)等のアナログコンピュータ信号を入力して受け
取り、ドットマトリクスディスプレイで表示することが
できるように制御する装置である。
施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態による表示制御装置のブロック図である。本表
示制御装置は、PC(パソコン)、WS(ワークステー
ション)等のアナログコンピュータ信号を入力して受け
取り、ドットマトリクスディスプレイで表示することが
できるように制御する装置である。
【0012】図1において、11は、PC(パソコ
ン)、WS(ワークステーション)等ホストコンピュー
タのアナログ画像信号を処理する画像処理部であって、
同期信号分離部111、同期信号測定部112、アナロ
グ調整部113、A/D変換部114、クロック発生部
115からなる。
ン)、WS(ワークステーション)等ホストコンピュー
タのアナログ画像信号を処理する画像処理部であって、
同期信号分離部111、同期信号測定部112、アナロ
グ調整部113、A/D変換部114、クロック発生部
115からなる。
【0013】次に上記各部について詳細に説明する。同
期信号分離部111は、前記ホストコンピュータ等から
のRGB画像信号s112とコンポジットシンク、水
平、垂直同期信号s111とを入力し、同期信号を分離
する。さらに分離された同期信号から負極性の水平、並
びに垂直信号cs113と同期信号極性信号cs114
を出力する。そして画像信号s112はアナログ調整部
113へ入力される。また、同期信号cs113は同期
信号測定部112、クロック発生部115、後述する補
間処理部12及びシステム制御部191へ入力される。
また上記同期信号極性判別信号cs114は、入力され
た同期信号s111の極性を示すものであり、同期信号
測定部112及びシステム制御部191へ入力される。
期信号分離部111は、前記ホストコンピュータ等から
のRGB画像信号s112とコンポジットシンク、水
平、垂直同期信号s111とを入力し、同期信号を分離
する。さらに分離された同期信号から負極性の水平、並
びに垂直信号cs113と同期信号極性信号cs114
を出力する。そして画像信号s112はアナログ調整部
113へ入力される。また、同期信号cs113は同期
信号測定部112、クロック発生部115、後述する補
間処理部12及びシステム制御部191へ入力される。
また上記同期信号極性判別信号cs114は、入力され
た同期信号s111の極性を示すものであり、同期信号
測定部112及びシステム制御部191へ入力される。
【0014】同期信号測定部112は、水平、垂直同期
信号cs113、同期信号極性判別信号cs114を入
力し、その測定結果を制御バスcs191を通してシス
テム制御部191へ出力する。アナログ調整部113
は、入力されたRGB画像信号s112のオフセット、
ゲイン調整、波形整形を行う。A/D変換部114は、
アナログ調整部113で調整されたアナログRGB信号
s113を、クロック発生部115よりのドットクロッ
クcs116によりサンプリングして、デジタル信号s
121に変換し補間処理部12へ出力する。
信号cs113、同期信号極性判別信号cs114を入
力し、その測定結果を制御バスcs191を通してシス
テム制御部191へ出力する。アナログ調整部113
は、入力されたRGB画像信号s112のオフセット、
ゲイン調整、波形整形を行う。A/D変換部114は、
アナログ調整部113で調整されたアナログRGB信号
s113を、クロック発生部115よりのドットクロッ
クcs116によりサンプリングして、デジタル信号s
121に変換し補間処理部12へ出力する。
【0015】クロック発生部115は、アナログで入力
された画像信号をデジタル信号に変換するための、また
その直後の補間処理部12の動作のためのクロックcs
116を、入力水平同期信号に同期したPLL/VCO
回路によって生成する。このクロックcs116は、シ
ステム制御部191がビデオ信号の機種、表示モードを
判定後、本クロック発生部115の制御レジスタにセッ
トされる1水平ライン中のドットクロック数(PLLの
VCO分周比)、水平表示開始ドット数、等の各種パラ
メータによって制御される。またこのクロックcs11
6のほかに水平、垂直表示開始位置信号の制御も行われ
る。
された画像信号をデジタル信号に変換するための、また
その直後の補間処理部12の動作のためのクロックcs
116を、入力水平同期信号に同期したPLL/VCO
回路によって生成する。このクロックcs116は、シ
ステム制御部191がビデオ信号の機種、表示モードを
判定後、本クロック発生部115の制御レジスタにセッ
トされる1水平ライン中のドットクロック数(PLLの
VCO分周比)、水平表示開始ドット数、等の各種パラ
メータによって制御される。またこのクロックcs11
6のほかに水平、垂直表示開始位置信号の制御も行われ
る。
【0016】12は補間処理部であって、A/D変換部
114より得られるデシタル化されたRGB画像信号s
121の水平ブランキング期間を減少して画像信号のド
ットクロックを遅くするFIFOを用いたスピード変換
用ラインメモリ部121、それに続く縦補間演算部12
3、横補間演算部125が設けられ、さらにラインメモ
リ部121の出力並びに縦補間演算部123の入力クロ
ックの生成のためのクロック発生部122、縦補間演算
部123の出力クロック並びにその後段の横補間演算部
125の入力クロック生成のためのクロック発生部12
4、横補間演算部125並びに後述するOSD制御部1
93の入力クロックの生成のためのクロック発生部12
6が設けられている。
114より得られるデシタル化されたRGB画像信号s
121の水平ブランキング期間を減少して画像信号のド
ットクロックを遅くするFIFOを用いたスピード変換
用ラインメモリ部121、それに続く縦補間演算部12
3、横補間演算部125が設けられ、さらにラインメモ
リ部121の出力並びに縦補間演算部123の入力クロ
ックの生成のためのクロック発生部122、縦補間演算
部123の出力クロック並びにその後段の横補間演算部
125の入力クロック生成のためのクロック発生部12
4、横補間演算部125並びに後述するOSD制御部1
93の入力クロックの生成のためのクロック発生部12
6が設けられている。
【0017】13はOSDデータ付加部であって、OS
D制御部193からの制御信号cs196によって、上
記補間処理後の画像データs124とOSD表示用デー
タS195との切り替えを行い、データs131を出力
している。14はデジタル画像処理部であって、補間処
理部12よりのデジタル画像データs124を後述する
表示部15のドットマトリクスパネルが表示するための
各種、処理、制御を行う。
D制御部193からの制御信号cs196によって、上
記補間処理後の画像データs124とOSD表示用デー
タS195との切り替えを行い、データs131を出力
している。14はデジタル画像処理部であって、補間処
理部12よりのデジタル画像データs124を後述する
表示部15のドットマトリクスパネルが表示するための
各種、処理、制御を行う。
【0018】続いてこのデジタル画像処理部14の構成
及び処理について、図3を用いて詳細に説明する。補間
処理部12で補間され出力されたデジタルR、G、B画
像信号s124は、OSDデータ付加部13を介してデ
ータs131となり、コントラスト調整部501におい
てガンマ補正処理及び階調調整処理される。ガンマ補正
及び階調調整されたデータs501は、中間調処理部5
02により、例えばED(誤差拡散)法やディザ法等の
中間調処理が施される。
及び処理について、図3を用いて詳細に説明する。補間
処理部12で補間され出力されたデジタルR、G、B画
像信号s124は、OSDデータ付加部13を介してデ
ータs131となり、コントラスト調整部501におい
てガンマ補正処理及び階調調整処理される。ガンマ補正
及び階調調整されたデータs501は、中間調処理部5
02により、例えばED(誤差拡散)法やディザ法等の
中間調処理が施される。
【0019】動き検出部504は、中間調処理される前
の表示データをスチールして、一定値以上変化のあった
水平ラインを検出し、この結果をシステム制御部191
(図1のシステム制御部191)に転送し、システム制
御部191はフレームバッファ503に格納されている
フレーム表示データの内、上記動き検出されたライン表
示データのみをラインアドレスデータと共に後述する表
示部15の表示制御部505に出力する。
の表示データをスチールして、一定値以上変化のあった
水平ラインを検出し、この結果をシステム制御部191
(図1のシステム制御部191)に転送し、システム制
御部191はフレームバッファ503に格納されている
フレーム表示データの内、上記動き検出されたライン表
示データのみをラインアドレスデータと共に後述する表
示部15の表示制御部505に出力する。
【0020】次に再び図1において、15は画像表示用
の液晶等を用いたいわゆるドットマトリクスディスプレ
イを行う表示部であって、図3のごとく表示制御部50
5、ドットマトリクスパネル506からなり、上記デジ
タル画像処理部14で処理された画像信号s503を表
示する。すなわち、図3の表示制御部505がドットマ
トリクスパネル506の前記ラインアドレスデータで指
定された垂直位置に上記ライン表示データを表示するも
のである。
の液晶等を用いたいわゆるドットマトリクスディスプレ
イを行う表示部であって、図3のごとく表示制御部50
5、ドットマトリクスパネル506からなり、上記デジ
タル画像処理部14で処理された画像信号s503を表
示する。すなわち、図3の表示制御部505がドットマ
トリクスパネル506の前記ラインアドレスデータで指
定された垂直位置に上記ライン表示データを表示するも
のである。
【0021】18は電源部であって、本表示制御装置へ
の電源の供給を行っている。191はシステム制御部で
あって、いわゆるマイクロコンピュータ等で構成され、
制御バスcs191〜cs194を通して、図1の各部
を全般にわたって統括的に制御している。192は、キ
ー入力部であって、後述するように、OSD制御部19
3で行われる各部調整機能を操作する操作キー等を有
し、システム制御部191によって制御されている。
の電源の供給を行っている。191はシステム制御部で
あって、いわゆるマイクロコンピュータ等で構成され、
制御バスcs191〜cs194を通して、図1の各部
を全般にわたって統括的に制御している。192は、キ
ー入力部であって、後述するように、OSD制御部19
3で行われる各部調整機能を操作する操作キー等を有
し、システム制御部191によって制御されている。
【0022】193は、OSD(on screen display )
制御部であって、制御バスcs194を通じてシステム
制御部191によって制御され、OSD信号s195を
出力して、データ付加部13により画像信号s124と
切り替えている。194は不揮発性メモリ部であって、
システム制御バスcs191を通じシステム制御191
によって制御され、前記各種ホスト装置の同期信号等各
種パラメータの表示モードテーブル、後述のOSD操作
で行われる各種機能のイニシャルデータ、及びユーザプ
リセットデータ等を格納している。
制御部であって、制御バスcs194を通じてシステム
制御部191によって制御され、OSD信号s195を
出力して、データ付加部13により画像信号s124と
切り替えている。194は不揮発性メモリ部であって、
システム制御バスcs191を通じシステム制御191
によって制御され、前記各種ホスト装置の同期信号等各
種パラメータの表示モードテーブル、後述のOSD操作
で行われる各種機能のイニシャルデータ、及びユーザプ
リセットデータ等を格納している。
【0023】200は本発明による記憶媒体を構成する
ROMであり、後述する図5のフローチャートに示す処
理等を実行するためのプログラムを記憶している。この
記憶媒体としては、半導体メモリ、光ディスク、光磁気
ディスク、磁気媒体等を用いることができる。
ROMであり、後述する図5のフローチャートに示す処
理等を実行するためのプログラムを記憶している。この
記憶媒体としては、半導体メモリ、光ディスク、光磁気
ディスク、磁気媒体等を用いることができる。
【0024】次に、図2を用いて画像処理部11のう
ち、本発明に直接係わる部分を詳しく説明する。同期分
離部111は、図1と全く同じものである。アナログ調
整部113は、1131、1132、1133の3つか
ら成る。1131はビデオアンプであって、入力ビデオ
信号s112のバッファリング、レベル調整のための増
幅とともに、後述するクランプ部1132の出力cs1
13b及びHPF1133の出力s112aを入力s1
12と加算してs113として出力する。また、このビ
デオアンプ1131は、後述する制御信号cs191c
で増幅率を変化されるようになされている。
ち、本発明に直接係わる部分を詳しく説明する。同期分
離部111は、図1と全く同じものである。アナログ調
整部113は、1131、1132、1133の3つか
ら成る。1131はビデオアンプであって、入力ビデオ
信号s112のバッファリング、レベル調整のための増
幅とともに、後述するクランプ部1132の出力cs1
13b及びHPF1133の出力s112aを入力s1
12と加算してs113として出力する。また、このビ
デオアンプ1131は、後述する制御信号cs191c
で増幅率を変化されるようになされている。
【0025】1132は直流再生用クランプ部であっ
て、上記ビデオアンプの出力s113と、後述するオフ
セット値信号cs191aを、クランプパルスのcs1
14aのタイミングに基づいてクランプレベル出力cs
112bとして出力する。1133は高域通過フィルタ
(HPF)であって、ビデオ入力信号s112の高域成
分のみを増幅し、ビデオアンプ1131に加えることに
よって、このビデオ信号の高域成分を補正することで、
ビデオ波形の整形を行っている。
て、上記ビデオアンプの出力s113と、後述するオフ
セット値信号cs191aを、クランプパルスのcs1
14aのタイミングに基づいてクランプレベル出力cs
112bとして出力する。1133は高域通過フィルタ
(HPF)であって、ビデオ入力信号s112の高域成
分のみを増幅し、ビデオアンプ1131に加えることに
よって、このビデオ信号の高域成分を補正することで、
ビデオ波形の整形を行っている。
【0026】クロック発生部115は、1151、11
52から成る。1151はPLL/VCO回路であっ
て、前記水平同期信号(HD)cs113に位相同期し
た整数逓倍のクロックをcs116pとして出力する。
その逓倍値はPLL/VCOの分周比として制御バスc
s191cを通じて制御される。1152は遅延部(De
lay Line)であって、上記クロックcs116pを遅延
させてcs116として出力する。この遅延値は、制御
バスcs191cによって制御マイコン1911よりデ
ジタル的に可変制御でき、サンプリングクロックの1周
期分以上の遅延ができる。この出力がA/D変換器11
4のサンプリングクロックになる。
52から成る。1151はPLL/VCO回路であっ
て、前記水平同期信号(HD)cs113に位相同期し
た整数逓倍のクロックをcs116pとして出力する。
その逓倍値はPLL/VCOの分周比として制御バスc
s191cを通じて制御される。1152は遅延部(De
lay Line)であって、上記クロックcs116pを遅延
させてcs116として出力する。この遅延値は、制御
バスcs191cによって制御マイコン1911よりデ
ジタル的に可変制御でき、サンプリングクロックの1周
期分以上の遅延ができる。この出力がA/D変換器11
4のサンプリングクロックになる。
【0027】A/D変換部114は、図1と全く同じも
のである。ラインメモリ部121は、図1と同じもので
あり、A/D変換器114より出力される1水平同期期
間のデータ数以上が格納できる容量を有する。
のである。ラインメモリ部121は、図1と同じもので
あり、A/D変換器114より出力される1水平同期期
間のデータ数以上が格納できる容量を有する。
【0028】次に、制御部191は、1911、191
2からなる。1911は、制御用マイクロコンピュータ
であり、その制御バスとしては、同期信号測定部112
の制御、測定データの転送、ラインメモリ部121の制
御、このラインメモリ部121に格納されたビデオデー
タ等の収集のための制御線cs119dと、ビデオアン
プ1131、PLL/VCO回路1152、遅延部11
52へ各種制御データを転送するための制御バスcs1
91cの2系統がある。
2からなる。1911は、制御用マイクロコンピュータ
であり、その制御バスとしては、同期信号測定部112
の制御、測定データの転送、ラインメモリ部121の制
御、このラインメモリ部121に格納されたビデオデー
タ等の収集のための制御線cs119dと、ビデオアン
プ1131、PLL/VCO回路1152、遅延部11
52へ各種制御データを転送するための制御バスcs1
91cの2系統がある。
【0029】次に、本装置各部及び本装置に接続される
ホストコンピュータのビデオ信号関係の波形とタイミン
グの概略を図4を用いて説明する。図4の波形Csは、
ホストコンピュータのビデオ信号のドットクロックであ
り、ジッタ等も少なく、比較的高品位な波形である。そ
の下の波形Vtは、上記ドットクロックCsの立ち上が
りに同期してD/A変換器より出力されたアナログ画像
信号のD/A変換直後の理想的な波形を示している。こ
の波形Vtがノイズフィルタ、ケーブルなどによって高
域が損失し、本装置へ図1のs112として入力される
際は、波形Vpのようになまった波形として入力され
る。また図示の波形Vp上では表現されていないが、こ
れに多少のノイズ、ジッタが加わる。
ホストコンピュータのビデオ信号関係の波形とタイミン
グの概略を図4を用いて説明する。図4の波形Csは、
ホストコンピュータのビデオ信号のドットクロックであ
り、ジッタ等も少なく、比較的高品位な波形である。そ
の下の波形Vtは、上記ドットクロックCsの立ち上が
りに同期してD/A変換器より出力されたアナログ画像
信号のD/A変換直後の理想的な波形を示している。こ
の波形Vtがノイズフィルタ、ケーブルなどによって高
域が損失し、本装置へ図1のs112として入力される
際は、波形Vpのようになまった波形として入力され
る。また図示の波形Vp上では表現されていないが、こ
れに多少のノイズ、ジッタが加わる。
【0030】一方、水平、垂直の同期信号は、上記ドッ
トクロックCsを分周した形で生成され伝送されるが、
これも多少のノイズ、ジッタが加わる。従って、この水
平同期信号に基づいてPLL/VCO回路1151によ
って再生されたA/D変換部114用のサンプリングク
ロックも、波形Cr1のごとくジッタΔtを含んだもの
となっており、かつ位相が上記画像信号波形Vpとずれ
たものとなっている。
トクロックCsを分周した形で生成され伝送されるが、
これも多少のノイズ、ジッタが加わる。従って、この水
平同期信号に基づいてPLL/VCO回路1151によ
って再生されたA/D変換部114用のサンプリングク
ロックも、波形Cr1のごとくジッタΔtを含んだもの
となっており、かつ位相が上記画像信号波形Vpとずれ
たものとなっている。
【0031】従って、このままのサンプリングクロック
でA/D変換を行うと、なまった波形Vpの側部をサン
プリングすることになり、同じ画像入力であってもΔv
1のバラツキが生じ、表示画質が悪化する。しかし波形
Cr1を位相調整してCr2のように、サンプリングク
ロックに多少のジッタがあったとしても、位相が合って
いれば、Δv2のバラツキですみ画像が向上することに
なる。
でA/D変換を行うと、なまった波形Vpの側部をサン
プリングすることになり、同じ画像入力であってもΔv
1のバラツキが生じ、表示画質が悪化する。しかし波形
Cr1を位相調整してCr2のように、サンプリングク
ロックに多少のジッタがあったとしても、位相が合って
いれば、Δv2のバラツキですみ画像が向上することに
なる。
【0032】次に本発明に直接かかわる自動位相調整に
関して、図5を用いてその動作の流れを説明する。図5
において、まずステップst401において、システム
制御部191のマイクロコンピュータは、同期信号測定
部112を制御して、水平、垂直同期信号の周波数、1
垂直同期信号内水平同期信号の数、等を測定し、また両
同期信号の極性を判別する。
関して、図5を用いてその動作の流れを説明する。図5
において、まずステップst401において、システム
制御部191のマイクロコンピュータは、同期信号測定
部112を制御して、水平、垂直同期信号の周波数、1
垂直同期信号内水平同期信号の数、等を測定し、また両
同期信号の極性を判別する。
【0033】次に、st402において、st401の
測定結果より、テーブルサーチを行う。そして、st4
03で表示モードが決定できるかどうかを判別する。モ
ードが判別可能であれば、st404へ進み、入力され
たビデオ信号の縦、横の解像度、画像の開始位置、PL
L/VCO回路1151の分周値、その他の制御パラメ
ータをテーブルより参照し決定し、st450へ進む。
測定結果より、テーブルサーチを行う。そして、st4
03で表示モードが決定できるかどうかを判別する。モ
ードが判別可能であれば、st404へ進み、入力され
たビデオ信号の縦、横の解像度、画像の開始位置、PL
L/VCO回路1151の分周値、その他の制御パラメ
ータをテーブルより参照し決定し、st450へ進む。
【0034】モードが完全に決定できない場合は、st
405へ進み、解像度及び適当な分周値を設定する。こ
の場合も解像度に関してはあまり多くの種類がないた
め、上記測定結果より決定できる。これに対応するビデ
オ信号の縦、横の画像の開始位置、PLL/VCO回路
1151の分周値は非常に多くの種類が存在し、バラツ
キ等も考慮すると完全には決定できない。そこで、上記
測定結果に最も近いモードを仮モードとし、その他の制
御パラメータを含めてテーブルを参照して仮決定する。
次に制御マイコン1911は、制御バスcs191d、
cs191cを通じて、上記仮決定値をPLL/VCO
回路1151をはじめとる各部へ転送し、A/D変換動
作を開始する。
405へ進み、解像度及び適当な分周値を設定する。こ
の場合も解像度に関してはあまり多くの種類がないた
め、上記測定結果より決定できる。これに対応するビデ
オ信号の縦、横の画像の開始位置、PLL/VCO回路
1151の分周値は非常に多くの種類が存在し、バラツ
キ等も考慮すると完全には決定できない。そこで、上記
測定結果に最も近いモードを仮モードとし、その他の制
御パラメータを含めてテーブルを参照して仮決定する。
次に制御マイコン1911は、制御バスcs191d、
cs191cを通じて、上記仮決定値をPLL/VCO
回路1151をはじめとる各部へ転送し、A/D変換動
作を開始する。
【0035】そして、st406へ進み、ラインメモリ
部121より制御バス191dを通じて1水平同期信号
ごとにA/D変換されたデジタルビデオデータをマイコ
ンへ読み込む。この際、1水平同期周期内で最初に黒以
外のデータが出現した点から最後に黒以外のデータが出
現したところまでを、有効データ数として覚えておく。
通常の表示であれば、画面上のどこかのラインは最初と
最後のドットが、黒レベルでないという可能性が高いの
で、上記採取したラインのうち、有効データ数の最も多
いラインのデータ数を数え、最大有効データ数とし、こ
れを横解像度とする。
部121より制御バス191dを通じて1水平同期信号
ごとにA/D変換されたデジタルビデオデータをマイコ
ンへ読み込む。この際、1水平同期周期内で最初に黒以
外のデータが出現した点から最後に黒以外のデータが出
現したところまでを、有効データ数として覚えておく。
通常の表示であれば、画面上のどこかのラインは最初と
最後のドットが、黒レベルでないという可能性が高いの
で、上記採取したラインのうち、有効データ数の最も多
いラインのデータ数を数え、最大有効データ数とし、こ
れを横解像度とする。
【0036】次にst407へ進み、最大有効データ数
が上記決定解像度と等しかったなら、仮決定値が正しい
として、これらより他の制御パラメータも決定し、これ
らを正式決定値としてst405へ進む。一方、最大有
効データ数が前記決定解像度と異なる場合は、まず、最
大有効データ数が上記仮決定した横解像度より大きけれ
ば、A/D変換のサンプリングクロック周波数が本来の
ビデオ信号のドットクロックより大きいことになり、反
対に小さければ、A/D変換のサンプリングクロック周
波数が本来のビデオ信号のドットクロックより小さいこ
とになる。
が上記決定解像度と等しかったなら、仮決定値が正しい
として、これらより他の制御パラメータも決定し、これ
らを正式決定値としてst405へ進む。一方、最大有
効データ数が前記決定解像度と異なる場合は、まず、最
大有効データ数が上記仮決定した横解像度より大きけれ
ば、A/D変換のサンプリングクロック周波数が本来の
ビデオ信号のドットクロックより大きいことになり、反
対に小さければ、A/D変換のサンプリングクロック周
波数が本来のビデオ信号のドットクロックより小さいこ
とになる。
【0037】前者の場合、st405で仮決定したPL
L/VCOの分周値を小さくし、後者の場合、st40
5で仮決定したPLL/VCOの分周値を大きくしてs
t406へ戻り、再度A/D変換のデータを読み込む。
st407で、最大有効データ数が上記決定解像度と等
しくなるまでこれを続け、等しい場合にこれを正式決定
値としてst450へ進む。
L/VCOの分周値を小さくし、後者の場合、st40
5で仮決定したPLL/VCOの分周値を大きくしてs
t406へ戻り、再度A/D変換のデータを読み込む。
st407で、最大有効データ数が上記決定解像度と等
しくなるまでこれを続け、等しい場合にこれを正式決定
値としてst450へ進む。
【0038】st450では、上記正式決定値によっ
て、A/D変換されたデジタルビデオデータをマイコン
で再度読み込む。まず適当なドットを選び、遅延部11
52の遅延量を変化させ、そのドットのレベルが最大に
なるように遅延量を仮決定する。次に、黒−白−黒と1
ドットでできるだけ大きく変化するところを検出する。
て、A/D変換されたデジタルビデオデータをマイコン
で再度読み込む。まず適当なドットを選び、遅延部11
52の遅延量を変化させ、そのドットのレベルが最大に
なるように遅延量を仮決定する。次に、黒−白−黒と1
ドットでできるだけ大きく変化するところを検出する。
【0039】そして、st451でライン中で最も最初
に変化の現れたドットと最後に変化の現れた白点のドッ
トとの2点を位相調整用ドットとする。この際、もし白
−黒−白のレベル変化する場合は、R、B、Gの一つが
0から最大値付近まで変化する点を見つける。
に変化の現れたドットと最後に変化の現れた白点のドッ
トとの2点を位相調整用ドットとする。この際、もし白
−黒−白のレベル変化する場合は、R、B、Gの一つが
0から最大値付近まで変化する点を見つける。
【0040】次に、st452へ進み、クランプ部11
32への制御電圧を変化させ、入力ビデオ信号をマイナ
ス方向にシフトさせると共に、ビデオアンプ1131の
ゲインを大きくする。今、図4のZ点を上記位相調整用
ドットとすると、入力画像波形がVpであり、これを上
述のようにマイナス方向にシフトさせ、ゲインを大きく
した場合の波形がVc1である。このようにすること
で、図4で明らかなように、Z点でΔdだけサンプリン
グクロックの位相を変化させた場合の画像信号のレベル
変化は、AからBと大きくなる。なお、ここで遅延部1
152の設定値を0に戻す。
32への制御電圧を変化させ、入力ビデオ信号をマイナ
ス方向にシフトさせると共に、ビデオアンプ1131の
ゲインを大きくする。今、図4のZ点を上記位相調整用
ドットとすると、入力画像波形がVpであり、これを上
述のようにマイナス方向にシフトさせ、ゲインを大きく
した場合の波形がVc1である。このようにすること
で、図4で明らかなように、Z点でΔdだけサンプリン
グクロックの位相を変化させた場合の画像信号のレベル
変化は、AからBと大きくなる。なお、ここで遅延部1
152の設定値を0に戻す。
【0041】次にst453へ進み、上記決定した2つ
の位相調整用ドットのレベルを測定し、これをマイコン
内のメモリ部に一時格納する。次にst454へ進み、
制御マイコン1911によって上記遅延量を1ステップ
変化させる。そしてst455で、遅延量がサンプリン
グクロックの1周期以内かどうかを判定し、1周期以内
ならばst453へもどり、再度位相調整用ドットのレ
ベルを測定し、マイコン内に読み込む。
の位相調整用ドットのレベルを測定し、これをマイコン
内のメモリ部に一時格納する。次にst454へ進み、
制御マイコン1911によって上記遅延量を1ステップ
変化させる。そしてst455で、遅延量がサンプリン
グクロックの1周期以内かどうかを判定し、1周期以内
ならばst453へもどり、再度位相調整用ドットのレ
ベルを測定し、マイコン内に読み込む。
【0042】遅延量がサンプリングクロック1周期以上
になったらst456へ進み、測定された2つの位相調
整用ドットについて、レベル変化が少ない箇所の遅延量
を2つの調整点でそれぞれ求め、この2つ平均の遅延量
を最適位相として採用する。そしてst457へ進み、
st452で変化させたクランプ部1132への制御電
圧とビデオアンプ1131のゲインをもとに戻す。
になったらst456へ進み、測定された2つの位相調
整用ドットについて、レベル変化が少ない箇所の遅延量
を2つの調整点でそれぞれ求め、この2つ平均の遅延量
を最適位相として採用する。そしてst457へ進み、
st452で変化させたクランプ部1132への制御電
圧とビデオアンプ1131のゲインをもとに戻す。
【0043】次に第2の実施の形態による画像処理部1
1を図16に示す。図6において、同期分離部111、
同期信号測定部112は、図2の第1の実施の形態と同
じである。また、ビデオアンプ1131、クランプ部1
132は、ゲイン、クランプレベルを制御マイコン19
1から制御しない点を除いて図2と同じである。
1を図16に示す。図6において、同期分離部111、
同期信号測定部112は、図2の第1の実施の形態と同
じである。また、ビデオアンプ1131、クランプ部1
132は、ゲイン、クランプレベルを制御マイコン19
1から制御しない点を除いて図2と同じである。
【0044】遅延部1152は、同期分離部111より
出力される水平同期信号(HD)cs113を入力し、
制御マイコン1911、D/A変換器1912を通じて
その遅延量を制御することでPLL/VCO回路115
1より出力されるA/D変換器用のサンプリングクロッ
ク(ドットクロック)cs116の位相を制御してい
る。
出力される水平同期信号(HD)cs113を入力し、
制御マイコン1911、D/A変換器1912を通じて
その遅延量を制御することでPLL/VCO回路115
1より出力されるA/D変換器用のサンプリングクロッ
ク(ドットクロック)cs116の位相を制御してい
る。
【0045】1141、1142、1143はA/D変
換部114の詳細な構成であって、いわゆる並列型A/
Dコンバータである。1142は比較用のコンパレータ
群であって、N−bit出力の場合、2のn乗個のコン
パレータを必要とし、これらの比較入力は抵抗群114
1により抵抗分割され、cs191a1、cs191a
2の2つのリファレンス電圧間の電圧が入力され、この
電圧内でA/D変換が行われる。1143はラッチエン
コード部で、1142コンパレータで比較された結果
を、サンプリングクロックcs116によってラッチ
し、エンコードしてs121として出力する。
換部114の詳細な構成であって、いわゆる並列型A/
Dコンバータである。1142は比較用のコンパレータ
群であって、N−bit出力の場合、2のn乗個のコン
パレータを必要とし、これらの比較入力は抵抗群114
1により抵抗分割され、cs191a1、cs191a
2の2つのリファレンス電圧間の電圧が入力され、この
電圧内でA/D変換が行われる。1143はラッチエン
コード部で、1142コンパレータで比較された結果
を、サンプリングクロックcs116によってラッチ
し、エンコードしてs121として出力する。
【0046】この第2の実施の形態では、第1の実施の
形態のように、ゲインとオフセットの調整のためにアナ
ログアンプのゲインとオフセットを調整するのではな
く、図6のように、A/D変換部114の基準電圧のリ
ファレンス電圧を変えることによってゲインとオフセッ
トを調整するようにしている。
形態のように、ゲインとオフセットの調整のためにアナ
ログアンプのゲインとオフセットを調整するのではな
く、図6のように、A/D変換部114の基準電圧のリ
ファレンス電圧を変えることによってゲインとオフセッ
トを調整するようにしている。
【0047】また第1の実施の形態では、A/D変換器
のサンプリングクロックそのものを遅延部1152によ
って位相調整を行ったが、第2の実施の形態では、図6
のように、PLL/VCO回路1151の位相比較入力
端子に入力されているHD(水平同期信号)cs113
を遅延部1152によっても位相調整を行うようにして
いる。
のサンプリングクロックそのものを遅延部1152によ
って位相調整を行ったが、第2の実施の形態では、図6
のように、PLL/VCO回路1151の位相比較入力
端子に入力されているHD(水平同期信号)cs113
を遅延部1152によっても位相調整を行うようにして
いる。
【0048】また図1では、表示部に強誘電液晶パネル
(FLCD)を使用したが、表示部としてA/D変換及
び位相調整が必要となるような他のドットマトリクス型
パネル(TFT液晶パネル、プラズマ表示パネル等)を
用いてもよく。またアナログビデオ信号をデジタルデー
タとして、より正確にサンプリングするような機器にも
応用できる。さらに上述した自動位相調整は、ある1ド
ットに関して位相を変化させてサンプリングし、複数点
のレベルのうち変化の少ない点を最適位相とするという
方法で行ったが、その他に例えば複数点での変化の少な
い点をとるといった方法やレベル変化の少ない点ではな
く、山の頂点になるような点を最適点とするような方法
も考えられる。
(FLCD)を使用したが、表示部としてA/D変換及
び位相調整が必要となるような他のドットマトリクス型
パネル(TFT液晶パネル、プラズマ表示パネル等)を
用いてもよく。またアナログビデオ信号をデジタルデー
タとして、より正確にサンプリングするような機器にも
応用できる。さらに上述した自動位相調整は、ある1ド
ットに関して位相を変化させてサンプリングし、複数点
のレベルのうち変化の少ない点を最適位相とするという
方法で行ったが、その他に例えば複数点での変化の少な
い点をとるといった方法やレベル変化の少ない点ではな
く、山の頂点になるような点を最適点とするような方法
も考えられる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、位
相調整時のビデオ信号を適当にレベルシフトして増幅
し、検出部付近のレベル変化を大きく調整することによ
り、自動的に精度の高い位相調整を行うことができ、こ
れによってユーザの調整作業を簡便化することができ、
より使いやすく、高品位な画像表示を行うことができ
る。
相調整時のビデオ信号を適当にレベルシフトして増幅
し、検出部付近のレベル変化を大きく調整することによ
り、自動的に精度の高い位相調整を行うことができ、こ
れによってユーザの調整作業を簡便化することができ、
より使いやすく、高品位な画像表示を行うことができ
る。
【図1】本発明の実施の形態による表示制御装置の全体
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による画像処理部を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】デジタル画像処理部を示すブロック図である。
【図4】動作を示す波形のタイミングチャートである。
【図5】動作の流れを表すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態による画像処理部の
ブロック図である。
ブロック図である。
11 画像処理部 111 同期分離部 1131 ビデオアンプ 1132 クランプ部 114 A/D変換部 121 ラインメモリ部 1151 PLL/VCO回路 1152 遅延部 1141 抵抗群 1142 コンパレータ 1143 ラッチ&エンコーダ部 1911 制御マイコン
Claims (12)
- 【請求項1】 アナログ画像信号に含まれる同期信号に
同期してサンプリングクロックを発生する発生手段と、 上記サンプリングクロックの位相を調整する調整手段
と、 上記位相調整されたサンプリングクロックに基づいて上
記アナログ画像信号をデジタル画像信号にA/D変換す
るA/D変換手段と、 上記アナログ画像信号の上記A/D変換可能な範囲を設
定する設定手段と、 上記範囲が通常より狭く設定されるように上記設定手段
を制御し、このとき得られるデジタル画像信号の変化の
大きな部分に基づいて上記調整手段による位相調整量を
決定する制御手段とを備えた画像処理装置。 - 【請求項2】 上記設定手段は、上記アナログ画像信号
のオフセットとゲインを上記制御手段により設定される
ものであり、上記範囲を通常より狭く設定する場合は、
オフセットレベルを下げると共にゲインを大きくするこ
とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 上記設定手段は、上記制御手段により上
記A/D変換手段に与えるリファレンス電圧を設定され
るものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理
装置。 - 【請求項4】 上記制御手段は、上記変化の大きな部分
の複数個を用い、それらの平均値に基づいて上記位相調
整量を決定することを特徴とする請求項1記載の画像処
理装置。 - 【請求項5】 アナログ画像信号に含まれる同期信号に
同期してサンプリングクロックを発生する発生手順と、 上記サンプリングクロックの位相を調整する調整手順
と、 上記位相調整されたサンプリングクロックに基づいて上
記アナログ画像信号をデジタル画像信号にA/D変換す
るA/D変換手順と、 上記アナログ画像信号の上記A/D変換可能な範囲を設
定する設定手順と、 上記範囲が通常より狭く設定されるように上記設定手順
を制御し、このとき得られるデジタル画像信号の変化の
大きな部分に基づいて上記調整手順による位相調整量を
決定する制御手順とを備えた画像処理方法。 - 【請求項6】 上記設定手順は、上記アナログ画像信号
のオフセットとゲインを上記制御手順により設定される
ものであり、上記範囲を通常より狭く設定する場合は、
オフセットレベルを下げると共にゲインを大きくするこ
とを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。 - 【請求項7】 上記設定手順は、上記制御手順により上
記A/D変換手順に与えるリファレンス電圧を設定され
るものであることを特徴とする請求項5記載の画像処理
方法。 - 【請求項8】 上記制御手順は、上記変化の大きな部分
の複数個を用い、それらの平均値に基づいて上記位相調
整量を決定することを特徴とする請求項5記載の画像処
理方法。 - 【請求項9】 アナログ画像信号に含まれる同期信号に
同期してサンプリングクロックを発生する発生処理と、 上記サンプリングクロックの位相を調整する調整処理
と、 上記位相調整されたサンプリングクロックに基づいて上
記アナログ画像信号をデジタル画像信号にA/D変換す
るA/D変換処理と、 上記アナログ画像信号の上記A/D変換可能な範囲を設
定する設定処理と、 上記範囲が通常より狭く設定されるように上記設定手順
を制御し、このとき得られるデジタル画像信号の変化の
大きな部分に基づいて上記調整処理による位相調整量を
決定する制御処理とを実行するためのプログラムを記憶
したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - 【請求項10】 上記設定処理は、上記アナログ画像信
号のオフセットとゲインを上記制御処理により設定され
るものであり、上記範囲を通常より狭く設定する場合
は、オフセットレベルを下げると共にゲインを大きくす
ることを特徴とする請求項9記載のコンピュータ読み取
り可能な記憶媒体。 - 【請求項11】 上記設定処理は、上記制御処理により
上記A/D変換処理に与えるリファレンス電圧を設定さ
れるものであることを特徴とする請求項9記載のコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体。 - 【請求項12】 上記制御処理は、上記変化の大きな部
分の複数個を用い、それらの平均値に基づいて上記位相
調整量を決定することを特徴とする請求項9記載のコン
ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33167197A JPH11167365A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33167197A JPH11167365A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11167365A true JPH11167365A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18246291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33167197A Pending JPH11167365A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11167365A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002540475A (ja) * | 1999-03-26 | 2002-11-26 | フジツウ シーメンス コンピューターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 平面スクリーンの位相調整用の方法及び装置 |
-
1997
- 1997-12-02 JP JP33167197A patent/JPH11167365A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002540475A (ja) * | 1999-03-26 | 2002-11-26 | フジツウ シーメンス コンピューターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 平面スクリーンの位相調整用の方法及び装置 |
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