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JPH11167165A - マイクロフィルム検索装置のコマ検出部位置合せ方法および位置合せ用マイクロフィルム - Google Patents

マイクロフィルム検索装置のコマ検出部位置合せ方法および位置合せ用マイクロフィルム

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Publication number
JPH11167165A
JPH11167165A JP34730197A JP34730197A JPH11167165A JP H11167165 A JPH11167165 A JP H11167165A JP 34730197 A JP34730197 A JP 34730197A JP 34730197 A JP34730197 A JP 34730197A JP H11167165 A JPH11167165 A JP H11167165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
microfilm
width direction
frame
mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34730197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouichi Tatsuzuki
祥一 田續
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP34730197A priority Critical patent/JPH11167165A/ja
Publication of JPH11167165A publication Critical patent/JPH11167165A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバによりフィルム幅方向の所定位置
でフィルム濃度を検出するコマ検出部とフィルムの幅方
向位置との相対位置ずれを検出してこの相対位置ずれを
修正し、検索精度を高める。 【解決手段】 位置合せ用のマークを写し込んだマイク
ロフィルムをコマ検出部に通し、フィルム幅方向所定位
置の光ファイバによりフィルム濃度を検出し、この検出
結果を用いてフィルムとコマ検出部とのフィルム幅方向
の相対位置ずれを検出し修正する。求めた相対位置ずれ
を修正するためには、コマ検出部の位置をフィルム幅方
向に移動させたり、フィルムの幅方向の位置決めをする
ガイドを移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロフィル
ムの走行方向の濃度変化からコマの有無を判定するマイ
クロフィルム検索装置のコマ検出部位置合せ方法と、こ
の方法の実施に直接使用するコマ検出部位置合せ用マイ
クロフィルムとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムの検索を行うために、
各コマごとにコマの走行軌跡幅と重ならない位置に検索
用マーク(ブリップ)を付しておき、このブリップを検
出して検索する装置が公知である。
【0003】一方このブリップに代えてコマの有無を検
出することにより検索を行うことが考えられている。す
なわちコマの走行軌跡幅内に濃度センサを配設してお
き、この濃度センサが検出するフィルム濃度の変化から
コマの有無を判定するものである。
【0004】
【従来技術の問題点】このようにコマの有無を検出する
場合は、フィルムを挟んで一対の光ファイバの端面を対
向させ、一方の光ファイバに入射した光をフィルムに導
き、フィルムを透過した光を他方の光ファイバで受光
し、この受光量を光センサで検出することが考えられ
る。
【0005】この場合光ファイバがフィルム上の濃度を
検出する位置は、フィルム上のコマの走行軌跡上に正し
く位置合わせすることが必要である。例えばフィルム幅
方向に並べた複数対の光ファイバで同一コマのフィルム
幅方向の異なる位置の濃度変化を検出し、複数の検出結
果を用いてコマの有無を判別することによりコマ検索精
度を高めることが考えられている。このような場合に全
ての光ファイバのフィルム濃度検出位置がコマの走行軌
跡から外れないように光ファイバとフィルムとの位置合
せを正確に行っておくことが必要である。
【0006】
【発明の目的】この発明はこのような事情に鑑みなされ
たものであり、光ファイバによりフィルム幅方向の所定
位置でフィルム濃度を検出するコマ検出部とフィルムの
幅方向位置との相対位置ずれを検出してこの相対位置ず
れを修正し、検索精度を高めることができるようにする
コマ検出部の位置合せ方法を提供することを第1の目的
とする。またこの方法の実施に直接使用する位置合せ用
のマイクロフィルムを提供することを第2の目的とす
る。
【0007】
【発明の構成】この発明によれば第1の目的は、マイク
ロフィルムを幅方向に横断してマイクロフィルムの両面
に対向する一対の光ファイバ保持ブロックと、両ブロッ
クにそれぞれ貫通し保持され一端の端面がマイクロフィ
ルムを挟んで互いに対向する複数の光ファイバと、一方
のブロックに保持された光ファイバに光を導く光源と、
他方のブロックに保持された光ファイバに入射する光量
を検出する光センサとを有するコマ検出部を備え、前記
光センサの出力を2値化した2値化信号に基づいてコマ
の有無を判定してコマの検索を行うマイクロフィルム検
索装置に適用されるコマ検出部の位置合せ方法であっ
て、位置合せ用のマークを写し込んだマイクロフィルム
を前記コマ検出部に通し、フィルム幅方向所定位置の光
ファイバによりフィルム濃度を検出し、この検出結果を
用いてフィルムとコマ検出部とのフィルム幅方向の相対
位置ずれを検出し修正することを特徴とするマイクロフ
ィルム検索装置のコマ検出部位置合せ方法、により達成
される。
【0008】ここに相対位置ずれ量は種々のアルゴリズ
ムにより検出可能である。この方法については後記の原
理の項で説明する。求めた相対位置ずれを修正するため
には、コマ検出部の位置をフィルム幅方向に移動させた
り、フィルムの幅方向の位置決めをするガイドを移動さ
せればよい。位置合わせ用マイクロフィルムを通して停
止させたままあるいは走行させながら相対位置ずれが0
になる位置を手動または自動で決めることができる。一
度このフィルムを通すことにより相対位置ずれ量を演算
により求め、自動または手動で位置ずれを修正するよう
にしてもよい。
【0009】
【原理】図12は第1の方法を説明する図である。この
図12において位置決め用マイクロフィルム200に
は、幅方向中央を境界202としてその一側を黒とし他
側を透明にした位置検出用マーク204が写し込まれて
いる。206(206A、206B、206C)はフィ
ルム濃度検出用の光センサであるが、実際にはこの光セ
ンサに接続された光ファイバの端面がこの位置にある。
しかし光センサ206がこの位置にあるのと等価である
から、以下この位置に光センサ206があるものとして
説明する。
【0010】光センサ206は3個あってフィルム幅方
向に一定間隔だけ離れて保持されている。このような状
態でフィルム200が図12で左方向へ走行すれば、光
センサ206は相対的に右方向へ移動しながら、フィル
ム濃度を検出する。今中央の光センサ206Bが境界2
02の走行軌跡上に位置するものとすれば、透明部分の
濃度を検出する光センサ206Aの出力は白、黒部分の
濃度を検出する光センサ206Cの出力は黒を示すこと
になる。また中央の光センサ206Bの出力は灰色を示
すことになる。この時フィルム200は停止していても
走行していてもよい。
【0011】従ってこの光センサ206Bの出力レベル
が、他の光センサ206A、206Cの出力レベルの中
間値に等しくなれば中央の光センサ206Bが境界20
2上すなわちフィルム200の幅方向の中央に正しく位
置合せされたことが解る。また光センサ206Bの出力
レベルがこの中間値より光センサ206Aの出力レベル
に近ければ、光センサ206Bは正しい位置より透明側
(図12上で上側)に位置ずれしていることが解る。反
対に光センサ206Bの出力レベルがこの中間値よりも
光センサ206Cの出力レベルに近ければ、光センサ2
06Bは黒側(図12上で下側)に位置ずれがあること
が解る。このようにして光センサ206Bの位置を境界
202(フィルム幅方向中央)に正しく位置合せするこ
とができる。
【0012】図13は第2の方法を説明する図である。
ここで用いるマイクロロールフィルム210には、その
幅方向中央に一定幅の帯状の位置合せマーク212がフ
ィルム長さ方向に沿って写し込まれている。214(2
14A、214B、214C)は光センサであり、両端
の光センサ214A、214Cの間隔はマーク212の
帯の幅と同一であり、中央の光センサ214Bはこれら
の光センサ214A、214Cの中間にある。
【0013】従って中央の光センサ214Bがフィルム
210の中央に位置する時には、両側の光センサ214
A、214Cがマーク212の帯の両縁上に位置するか
ら、両光センサ214A、214Cの出力レベルは等し
くなる。また光センサ214Bがフィルム210の中央
からずれると、両側の光センサ214A、214Cの出
力レベルが不揃いになる。この出力レベルの差の符号と
大きさによって位置ずれ方向と位置ずれ量とを知ること
ができるから、この差が0になるように光センサ214
とフィルム210との相対位置ずれの修正を行えばよ
い。
【0014】図14は第3の方法を説明する図である。
ここで用いるマイクロフィルム220には、その幅方向
の中央線222を中心としてフィルム長さ方向に周期的
に変化する線、例えばサイン曲線(正弦曲線)からなる
位置合せ用マーク224が写し込まれている。光センサ
226はこの中央線222上に位置している時には、光
センサ226がマーク224のサイン線を検出する間隔
が等しくなる。しかし光センサ226が中央線222か
らずれると、サイン曲線を検出する間隔が不均等にな
る。従ってこの間隔が等しくなるように光センサ226
とフィルム220との相対位置を修正すればよい。
【0015】フィルム幅方向に一定距離だけ離れた2つ
あるいは複数の光センサを用いてサイン曲線を検出すれ
ば、相対位置ずれの方向およびずれ量が演算により求め
られる。従ってこのようにして求めたずれ量を自動また
は手動で修正してもよい。この方法によれば、光センサ
226の出力を2値化した信号を用いて位置合せを行う
ことができる。
【0016】
【実施態様】図1は本発明を適用するマイクロフィルム
の検索装置の一実施態様の使用状態を示す図、図2はこ
こに用いるスキャナの内部を透視した斜視図、図3はそ
の要部の配置を示す側面図、図4はラインセンサ駆動部
を示す斜視図、図5は要部を示す図、図6は光センサの
配置を説明する図である。
【0017】図1において符号10はコンピュータ本体
であり、CPUなどを内蔵する。12はCRTや液晶板
などの表示手段、14はキーボードであり、これらは机
16に載せられている。18はこの机16の下に収納さ
れたスキャナであり、本発明のマイクロフィルム検索装
置を内蔵する。20は机16の横に置かれたプリンタで
ある。
【0018】スキャナ18はその前面上部にカートリッ
ジ挿入口22を持ち、ここに挿入されたカートリッジ2
4(図2、3参照)に入っている16mm幅のマイクロ
ロールフィルム26の画像を低密度で読取る。読取った
画像はコンピュータ本体10内のCPUなどにより所定
の画像処理を施された後、表示手段12に表示される。
【0019】この画像読取りは後記ラインセンサ96を
静止させ、フィルム26だけを走行させながら行われ、
その間にCRTの表示手段12は読取った画像をフィル
ム26の走行に同期させて連続的に変化させながら表示
する。従って表示手段12の表示はフィルム26の走行
に同期して移動することになり、スクリーンに画像を投
影するものとほぼ同様な画像を表示手段12に表示させ
ることができる。
【0020】手動検索の時には、オペレータは表示手段
12の画像を見て、プリント出力が必要な画像に対し出
力を指示する。この出力指示に基づいてスキャナ18は
そのコマの位置を正しい位置にしてその画像全体を高密
度画質により読取る。この高密度画像はプリンタ20に
プリント出力されたり、光磁気ディスクなどにメモリさ
れたり、外部処理装置へ転送される。
【0021】また自動検索の時には、目標コマのアドレ
スをキーボード14から入力する。この自動検索ではコ
マを検出し、コマの数をカウントすることにより目標コ
マを検索する。このコマの検索は、コマの有無を示す後
記する判定部112の判定結果を用いて、後記検索部1
16で行う。
【0022】次にスキャナ18の構成を説明する。スキ
ャナ18は縦長の筐体28を持ち、この筐体28内の前
部上方に供給側リール駆動部30が、前部下方に巻取り
側リール駆動部32が配設されている。供給側リール駆
動部30は、カートリッジ挿入口22にカートリッジ2
4が挿入されると、カートリッジ24を自動的に移動さ
せて回転軸にリール24Aを係合させる。またフィルム
26の先頭を引き出して下方へ送り、巻取り側リール駆
動部32の巻取りリール32Aに導く。
【0023】ここにフィルム26は、図2、3に示すよ
うに、各リール駆動部30、32の間隙の後側すなわち
筐体28の前からみて奥側を通る。図3で34、34、
36、36はフィルム26のガイドローラである。従っ
てこの間隙と筐体28の正面パネル28Aとの間に空間
38が形成され、ここに後記する光源部52が収容され
る。
【0024】巻取り側リール駆動部32は、図3に示す
ようにリール32Aに接触して走行するドライブベルト
40を持つ。このドライブベルト40はガイドローラ4
2、44、駆動ローラ46、エンコーダ48、テンショ
ンローラ50に巻掛けられ、駆動ローラ46によりフィ
ルム巻取り方向(矢印方向)に走行駆動される。エンコ
ーダ48はフィルム26の一定送り量(例えば0.1m
m)ごとにサンプリング信号を出力する。
【0025】52は、前記両リール駆動部30、32の
間の空間38に収容される光源部であり、ランプ54、
反射鏡56、コンデンサーレンズ58や適宜のフィルタ
ー等を有する。図2で60は電源回路部、62はモータ
などの電力制御回路部である。
【0026】次にラインセンサ駆動部64を説明する。
ラインセンサ駆動部64は投影レンズ66と一体化され
ている。すなわち図3,4に示すように、ラインセンサ
駆動部64のフレーム(回転フレーム)68には、投影
レンズ66を保持する筒部70が一体形成されている。
この筒部70に保持される投影レンズ66は固定焦点で
約2倍の倍率を持つ。筒部70は、筐体28に固定され
たフレーム(固定フレーム)72に回動自在に保持さ
れ、読取る画像の傾きを修正できるようにしている。こ
こに筒部70はフィルム26に垂直な光軸74を中心と
して回転する。
【0027】回転フレーム68の筒部70と、固定フレ
ーム72に取付けられたサーボモータ76のプーリ76
Aとには、ベルト78が巻掛けられている。そしてモー
タ76の回転により回転フレーム68は光軸74を中心
にして回動可能である。
【0028】回転フレーム68には、図4に示すように
筒部70と反対の面に可動台80が取付られている。す
なわちこの可動台80は一対のガイドロッド82、82
に摺動自在に保持され、筒部70の開口付近を光軸74
に直交する方向へ往復動可能である。
【0029】回転フレーム68には可動台80の往復方
向と平行に、プーリ84、84に巻き掛けたベルト86
が設けられ、このベルト86に可動台80の一側が固定
されている。また一方のプーリ84にはサーボモータ8
8の回転がベルト90を介して伝えられる。この結果サ
ーボモータ88を正逆転させることによって、可動台8
0を光軸74に直交する平面上で往復動させることがで
きる。
【0030】可動台80には、ガイドロッド82、82
に直交する方向、すなわち可動台80の往復方向に直交
する方向に、長窓92が形成されている。この長窓92
はその長さ方向の中心が光軸74上に位置する。この可
動台80の後面すなわち筒部70と反対側の面には、プ
リント配線基板94が光軸74に直交するように固定さ
れている。
【0031】この基板94には長窓92に臨むCCDラ
インセンサ96が固定されている(図3)。なおこの基
板94には、このラインセンサ96の出力を増幅するプ
リアンプなども搭載されている。CCDラインセンサ9
6の受光面は、投影レンズ66の投影画像の結像面に一
致させるのは勿論である。
【0032】次にコマを検出する装置すなわちコマ検出
部98を図5を用いて説明する。マイクロフィルム26
の画像読取り位置すなわち光軸74の位置よりも上流側
(供給リール24A側)には、フィルム26を幅方向に
横断しかつフィルム26の両面に僅かな間隙を持って対
向する一対の光ファイバ保持ブロック100,102が
配設されている。これらのブロック100,102には
フィルム幅方向に並べた9本づつの光ファイバ104,
106が貫挿されている。
【0033】これら光ファイバ104,106はフィル
ム26に対して垂直になるようにブロック100、10
2に保持され、これらの端面はフィルム26を挟んで対
向している。すなわち9本の光ファイバ104の端面
は、それぞれ9本の光ファイバ106の端面に対向す
る。この結果端面がフィルム26を挟んで互いに対向す
る組合せが9組できることになる。
【0034】ブロック100に保持された9本の光ファ
イバ104は束ねられて光源部52のランプ54の近傍
へ導かれている。このためランプ54から9本の光ファ
イバ104に光が入射し、この光がフィルム26の一方
の面(ブロック100側の面)に導かれる。
【0035】ブロック102に保持された9本の光ファ
イバ106には、それぞれに対向する9本の光ファイバ
104が射出する光がフィルム26を経て入射する。9
本の光ファイバ106はブロック102からそれぞれ光
センサ108に導かれる。9つの光センサ108の出力
である濃度信号は2値化部110に別々に入力され、こ
こで前記エンコーダ48が出力するサンプリング信号に
同期して2値化される。
【0036】9つの2値化信号はそれぞれ判定部112
に入力され、ここで各光センサ108の出力に基づいて
コマの有無の判定結果が求められる。この判定部112
にはまたセンサ選択部114の信号が入力される。この
センサ選択部114は、フィルムの撮影方式に対応する
コマの走行軌跡幅内に端面が位置する光ファイバ106
と、これに接続される光センサ108とを選択する。判
定部112では、これら9つの判定結果のうち、センサ
選択部114が選択したセンサ108の判定結果だけを
選択して、シンプレックスやデュオやデュープレックス
などの撮影方式に従ってコマの有無を判定する。
【0037】9本の光ファイバ104,106の端面
は、図6の(A)に示すようにフィルム26の走行方向
に対して直交する直線上にあり、かつフィルム26の幅
方向の異なる位置にある。この実施態様では、光センサ
108が光ファイバ106の入射光量を検出するので、
実質的には光ファイバ106の端面がフィルム26に対
向する位置に光センサ108が位置するのと同じであ
る。従ってこの図6では、光ファイバ106のフィルム
26側の端面位置に光センサ108が位置するものとし
て表現している。
【0038】これら9つの光センサ108は、フィルム
撮影方式が異なる場合にも常に複数の光センサ108が
1つのコマを通過するように、フィルム幅方向の位置決
めがなされている。図6で(A)はシンプレックス方式
の場合であり、この時は判定部112はセンサ選択部1
14の出力に基づいて8つの光センサ108(A)でコ
マを検出し、他の1つの光センサ108Bでブリップ1
18を検出する。
【0039】従って判定部112では、8つの2値化部
110の出力である2値化信号を用いてコマの有無を判
定する。例えば判定結果の過半数あるいは一定割合以上
が黒ならコマ有りと判定する。判定結果の論理積や論理
和を用いてコマの有無を判定してもよい。またこの場合
にはブリップ118を検出する光センサ108Bの出力
を用いて検索するようにすることも可能である。
【0040】図6の(B)はデュープレックス方式の場
合であり、原稿の表と裏を上下のチャネルに同時撮影し
ているから、両チャネルの間にコマを検出しない光セン
サ108Cが存在する。従ってこの場合には判定部11
2は、センサ選択部114の出力に基づいて、この光セ
ンサ108Cを除いて上・下チャネルの幅内を通る3つ
づつの光センサの108D、108Eの出力を用いて各
チャネルのコマを検出する。
【0041】図6の(C)はデュオ方式の場合であり、
中央の光センサ108Fがコマを検出しない。このため
判定部112では、センサ選択部114の出力に基づい
て、その上と下に分けられた2つのグループに含まれる
4つづつの光センサ108G、108Hで各チャネルの
コマを検出する。検索部116では判定部112が出力
する判定信号を積算することにより、目標のコマを検索
する。
【0042】この発明では前記のようにコマの検索を始
める前に、コマ検出部98とフィルム26との位置合せ
を行う。この位置合せは図7〜9に基づいて説明した方
法により行う。すなわち位置合せ用のマイクロフィルム
200,210または220を検索装置にセットしてこ
のフィルム200,210または220を走行させる。
【0043】フィルム200を用いる場合には9つの光
センサ108のうち中央の3つの光センサを選択して用
いる。フィルム210を用いる場合には中央の3つの光
センサを用いるが、外側の光センサの間隔を図8に示す
マーク412の帯の幅に一致させておく。フィルム22
0を用いる場合は中央の光センサだけを用いたり、その
両側の光センサを組合せて用いることができる。
【0044】このようにフィルム200,210または
220を走行させた時の光センサ108の出力レベル
は、図5に示す位置ずれ検出部300に入力される。こ
の位置ずれ検出部300では、使用するフィルム20
0,210または220に対応する光センサ108の出
力を用いて、コマ検出部98とフィルム200,21
0,220との相対位置ずれを検出する。この位置ずれ
を表示器302に表示したり、この位置ずれが許容範囲
を超えた時には警告ランプ304を点灯してもよい。
【0045】図5で306は移動手段であり、コマ検出
部98をフィルム幅方向に移動させて相対位置ずれを修
正するものである。この移動手段306は手動式であっ
てもよいしモータを用いて自動式としてもよい。手動式
とする場合は、フィルム200,210,220を走行
させながらあるいは停止させて位置ずれ量を表示器30
2に表示させ、この位置ずれ量を確認しながらこの移動
手段306を操作し、表示器302が表示する位置ずれ
量が0になるようにする。自動式とする場合は、位置ず
れ検出部300が出力する位置ずれ量を減少させる方向
にコマ検出部98を移動させるように制御すればよい。
【0046】以上のように、コマ検出部98を移動する
ことにより、コマ検出部98とフィルム200,21
0,または220とのフィルム幅方向の相対位置ずれを
修正してから、コマを撮影したマイクロフィルム26の
検索を行うことにより、光センサ108がコマの走行軌
跡上に正しく位置合せされ、検索精度を高めることがで
きる。なお相対位置ずれの修正は、コマ検出部98を移
動させる代わりに、フィルム200,210または22
0の幅方向の位置決めを行うガイド(図示せず)の位置
を変化させることによっても可能である。
【0047】以上説明した実施態様では画像撮影用の光
源部52を用いて各光ファイバ104に光を導いている
ので、光源を簡素化できる利点がある。しかしこの発明
は他の1つの光源を用いたり、複数の光源を用いて各光
ファイバ104に光を導いてもよい。
【0048】この発明ではこのように光ファイバ10
4,106を用いているから、幅の狭いフィルム26の
幅方向にこれらの光ファイバ104,106の端面を互
いに接近させて配設することが可能になる。しかし本発
明はブロック100,102に1本ずつの光ファイバを
保持したものも包含する。この場合に2値化部110の
出力が直接コマの有無を示す判定信号となるから、判定
部112は不用になる。
【0049】またこの実施態様では複数の濃度センサ
(光センサ)をフィルム走行方向に直交する直線上に並
べているから時間的に同一のタイミングでコマの有無を
検出することができる。このため複数の濃度センサ(光
センサ)をフィルムの走行方向にずらして配置する場合
のように、各濃度センサ(光センサ)の出力タイミング
のずれを補正する必要が無くなり、回路構成が単純にな
る。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、位置合
せ用のマークを写し込んだマイクロフィルムをコマ検出
部に通し、フィルム幅方向の所定位置でフィルム濃度を
検出することにより、コマ検出部とフィルムとのフィル
ム幅方向の相対位置ずれを検出し修正するから、検索精
度を高めることができる。
【0051】この場合、位置合せ用のフィルムには、幅
方向の所定位置に境界を持ちその一側を黒に他側を透明
にした位置合せ用マークを写し込んでおき、この境界上
とその両側でフィルム濃度を少くとも3対の光ファイバ
で検出し、この結果境界の位置を検出して相対位置ずれ
を修正することができる(請求項2)。
【0052】フィルムの幅方向所定位置に所定幅で長い
帯状の位置合せマークを写し込んでおき、このマークの
両縁上のフィルム濃度を少くとも2対の光ファイバで検
出し、これら検出したフィルム濃度が等しくなるように
相対位置ずれを修正することが可能である(請求項
3)。またフィルムの長手方向にサイン曲線などの周期
的に変化する曲線を写し込んでおき、この曲線をフィル
ム幅方向所定位置で検出した時の検出間隔から相対位置
ずれを検出し、修正することもできる(請求項4)。
【0053】請求項5の発明によれば、請求項2の方法
の実施に直接使用するコマ検出部位置合せ用マイクロフ
ィルムが得られる。請求項6の発明によれば、請求項3
の方法の実施に直接使用するコマ検出部位置合せ用マイ
クロフィルムが得られる。また請求項7の発明によれ
ば、請求項4の方法の実施に直接使用するコマ検出部位
置合せ用マイクロフィルムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するマイクロフィルム検索装置の
一実施態様の使用状態を示す図
【図2】ここに用いるスキャナの内部を透視した斜視図
【図3】その要部の配置を示す側面図
【図4】ラインセンサ駆動部を示す斜視図
【図5】要部を示す図
【図6】光センサの配置を説明する図
【図7】本発明の方法を説明する図
【図8】本発明の他の方法を説明する図
【図9】本発明の他の方法を説明する図
【符号の説明】
26 マイクロフィルム 98 コマ検出部 100、102 光ファイバ保持ブロック 104、106 光ファイバ 108 光センサ 200、211、220 位置合せ用マイクロフィルム 204、212、224 マーク 206、214、226 光センサ(光ファイバ端面) 300 位置ずれ検出部 302 表示器 304 警告ランプ 306 移動手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムを幅方向に横断してマ
    イクロフィルムの両面に対向する一対の光ファイバ保持
    ブロックと、両ブロックにそれぞれ貫通し保持され一端
    の端面がマイクロフィルムを挟んで互いに対向する複数
    の光ファイバと、一方のブロックに保持された光ファイ
    バに光を導く光源と、他方のブロックに保持された光フ
    ァイバに入射する光量を検出する光センサとを有するコ
    マ検出部を備え、前記光センサの出力を2値化した2値
    化信号に基づいてコマの有無を判定してコマの検索を行
    うマイクロフィルム検索装置に適用されるコマ検出部の
    位置合せ方法であって、 位置合せ用のマークを写し込んだマイクロフィルムを前
    記コマ検出部に通し、フィルム幅方向所定位置の光ファ
    イバによりフィルム濃度を検出し、この検出結果を用い
    てフィルムとコマ検出部とのフィルム幅方向の相対位置
    ずれを検出し修正することを特徴とするマイクロフィル
    ム検索装置のコマ検出部位置合せ方法。
  2. 【請求項2】 位置合わせ用マークはフィルム幅方向の
    所定位置を境界としてその一側を黒とし他側を透明とし
    てフィルム長さ方向に沿って写し込まれ、このマークの
    前記境界およびその両側の3ヶ所のフィルム濃度を少な
    くとも3対の光ファイバで検出する一方、これら3ヶ所
    のフィルム濃度から前記境界のフィルム幅方向の位置を
    検出し前記相対位置ずれを修正する請求項1のマイクロ
    フィルム検索装置のコマ検出部位置合せ方法。
  3. 【請求項3】 位置合せ用マークはフィルム幅方向の所
    定位置に所定幅でフィルム長さ方向に沿って帯状に写し
    込まれ、このマークの両縁のフィルム濃度を少なくとも
    2対の光ファイバで検出する一方、前記マークの両縁で
    検出したフィルム濃度が等しくなるように前記相対位置
    ずれを修正する請求項1のマイクロフィルム検索装置の
    コマ検出部位置合せ方法。
  4. 【請求項4】 位置合せ用マークはフィルム幅方向の所
    定位置を中心としてフィルム長さ方向に周期的に変化す
    る曲線として写し込まれ、フィルム幅方向の所定位置で
    検出した前記位置合せ用マークのフィルム送り方向の検
    出位置間隔を用いて前記マークのフィルム幅方向中心を
    検出し、前記相対位置ずれを修正する請求項1のマイク
    ロフィルム検索装置のコマ検出部位置合せ方法。
  5. 【請求項5】 請求項2の方法に用いられ、ロールフィ
    ルムの幅方向の所定位置を境界としてその一側を黒ベタ
    とし他側を透明とした位置合わせ用マークがフィルム長
    さ方向に沿って写し込まれていることを特徴とするコマ
    検出部位置合せ用マイクロフィルム。
  6. 【請求項6】 請求項3の方法に用いられ、ロールフィ
    ルムの幅方向の所定位置に所定幅で帯状の位置合せ用マ
    ークがフィルムの長さ方向に沿って写し込まれているこ
    とを特徴とするコマ検出部位置合せ用マイクロフィル
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項4の方法に用いられ、ロールフィ
    ルムの幅方向所定位置を中心としてフィルム長さ方向に
    周期的に変化するサイン曲線が写し込まれていることを
    特徴とするコマ検出部位置合せ用マイクロフィルム。
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