JPH11166825A - 測距装置 - Google Patents
測距装置Info
- Publication number
- JPH11166825A JPH11166825A JP33430097A JP33430097A JPH11166825A JP H11166825 A JPH11166825 A JP H11166825A JP 33430097 A JP33430097 A JP 33430097A JP 33430097 A JP33430097 A JP 33430097A JP H11166825 A JPH11166825 A JP H11166825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- distance measuring
- temperature
- light receiving
- measuring unit
- camera
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 10
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 17
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 30
- 238000012937 correction Methods 0.000 abstract description 20
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 15
- 230000008859 change Effects 0.000 description 28
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 11
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 9
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 230000008569 process Effects 0.000 description 6
- 238000013461 design Methods 0.000 description 4
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
系の光学部品の温度変化が考慮されていてもレンズの温
度変化を直接的に検出して温度補正を施していないた
め、補正自体が不適当な場合があり、正確な測距ができ
なかった。 【解決手段】本発明は、カメラ11に搭載された測距ユ
ニット4を実装する基板14上に実装され、測距ユニッ
ト4に接し若しくは近接して温度変化を検出する温度検
出部6を配置することにより、測距時に大きな温度特性
の原因となる測距ユニットの光学系等の材質に作用する
温度変化を測定して、正確な補正値を算出し、演算され
る距離を補正する測距装置である。
Description
(AF)カメラ等に搭載され、周囲の温度変化に対して
安定して測距を行う測距装置に関する。
のスキー場まで温度差にすれば、数十度も変化するよう
な様々環境下で使用されているため、搭載されている測
距装置には大きな温度変化に対しても、安定した測距が
得られることが要求される。
7004号公報に記載されているような回路構成上でコ
ンパレータの基準電圧を絶対温度に比例して変化させて
周囲温度の影響を受けない測距装置が開示されている。
おいては、測距装置にプラスチックにより一体成形され
た一対の結像レンズを使用し、その結像レンズの温度変
化に関する種々のデータを内蔵して、回路から求めた絶
対温度に従う電圧と、温度変化による抵抗値の変化に従
う温度に依存した電圧とを比較し、記憶するデータに照
らし合わせて、ピントずれ量分を補正し、周囲の温度に
よる影響をキャンセルする技術が開示されている。
27004号公報に記載された技術は、カメラの電気回
路部品の温度特性に対する発明であるため、回路部品以
外の例えばレンズ系などの光学部品の温度変化などにつ
いては対応されてない。従って、近年多用されるように
なった樹脂で結像レンズを成形した場合や枠を樹脂で成
形した場合には、周囲の温度変化による変形に対して、
何等補正することはできなかった。
おいては、本来検出すべき温度変化は、測距装置の一対
の結像レンズの温度であるが、この技術では、回路素子
の温度変化に基づいて補正値を決定しているため、温度
変化の検出を行う箇所により補正自体が不適当な場合も
発生し、必ずしも正確に補正された測距が行われている
とは限らなかった。
る構成部位の温度変化を直接的に検出し、正確な温度補
償を可能とし、小型及び低コストで正確に被写体に焦点
合せができる測距装置を提供することを目的とする。
するために、被写体からの像信号を受光するための受光
レンズ及びイメージセンサと、該イメージセンサの出力
信号を処理する処理回路とからなる測距装置において、
上記イメージセンサの端子部と上記処理回路端子部とを
接続するための電気回路基板と、上記受光レンズと上記
イメージセンサとを保持する保持部とを備え、上記電気
回路基板に延長部を設け、この延長部に温度検出素子を
配すると供に、上記保持部に沿った形で上記延長部を配
置するユニットを提供する。
光光学及び受光素子を所定の位置関係に保持する保持部
材とを備え、上記受光光学系、保持部材の少なくともい
ずれか一方が樹脂材料で形成され、上記保持部材の外形
に沿うように延長された延長部を設けた可撓性回路基板
上に上記受光素子を実装すると供に、この延長部上であ
って、上記保持部材の外形に密着可能な位置に温度セン
サを実装した測距ユニットを提供する。
搭載された測距ユニットに接し若しくは近接して温度検
出部を配置することにより、測距時に大きな温度特性の
原因となる測距ユニットの光学系等の材質に作用する温
度変化を測定して、正確な補正値を算出し、演算される
距離を補正する。
基板に配置し、信号ラインを測距ユニット用の信号ライ
ンを扱う回路基板を有効に活用して配線し、余分な接続
作業や配線材が不要で簡易な構成で実現され、且つ測距
ユニットに最も近接させた配置となり、製造コストアッ
プや原価アップが抑制され、低コストで実施でされる。
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
るカメラに搭載される測距装置の概念的な構成を示し説
明する。
プラスチック素材等の樹脂材から成形された1対の受光
レンズ1a,1bを備え、それぞれの光路による視差を
もって、被写体8の像の明暗に従った光電変換信号を出
力する例えばイメージセンサと称されるセンサアレイ2
a,2b上に結像させるように配置される。この視差に
よる受像位置の相対位置差xが、距離Lを求める情報と
なる。
された1対の像信号に基づき、CPUやA/D変換部を
有するワンチップマイクロコンピュータからなる演算部
10で上記相対像位置差xを求める。
て、それらのパターンの一致度を調べることにより、相
対像位置差xが求められるが、それらの関係は受光レン
ズの視差をB、受光レンズの焦点距離をfとする時、距
離Lは、三角測距の原理による次(1)式
ると、視差B、焦点距離fも縮小されていくこととなる
が、例えば、温度変化で受光レンズ1a,1bを構成す
る樹脂材が僅かに延び縮みするものと考えると、視差B
が正しい値から変化し、視差B1 となることが想定さ
れ、相対像位置差xは、次式のように変化する。
と、
とする時、
る。これは測距装置が小型になる程、温度変化に影響を
受けやすいこと意味する。
い測距ができなくなることを対策するために、本実施形
態では、この光学系に接し、若しくは隣接して温度検出
部6を設け、光学系の温度変化を検出し、演算部10の
演算の際に測距結果を補正するものである。
に搭載する場合、モータやドライバ回路からなるレンズ
制御部7bを演算部10が制御して、撮影レンズ鏡胴7
aを駆動して焦点調整するように構成する。また、サー
ミスタ等からなる温度検出部6の特性を予め調べてお
き、バラつきがある時には、電気的に書き換え可能なE
EPROM等からなるメモリ9に、そのバラつき特性を
データとして記憶させておき、カメラで撮影した毎に、
検出温度に基づくバラつきを焦点距離の演算に補正をか
ける。
に搭載したレイアウトの一例を示し説明する。図2
(a)は、図1に示した測距ユニット4及びその周辺機
器を示し、図2(b)は、カメラに搭載した場合の外観
を示す。
aと、チップ化された演算部10と、受光レンズ1と、
その保持部4aとセンサアレイ2を含むIC部3の配置
関係を示している。これらの構成部位をカメラに組み付
けた場合には、図2(b)に示すように、カメラ外装1
1aの内側にそれぞれ収納され、ファインダ対物レンズ
13の隣に測距ユニットの受光レンズ1、その下方に撮
影レンズ銅鏡7aが配置されている。また上面にはシャ
ッタボタン12が配置されている。
測距ユニット4はカメラの最上部に配置される場合が多
く、この最上部は日差し等に直接晒されており、温度変
化の影響を受けやすい。
メラ内部側に配置すると、実際の温度とは差が生じてく
るため、測距誤差の発生を防止できない。そのため、温
度検出部6は測距ユニットに近接させて配置しなければ
ならない。
的な配置構成例を示す。図3は、一体的に構成された測
距ユニット4と温度検出部6をカメラ本体に組付ける際
の外観を示し、図4は組み付け後の断面構造を示す。
をフレキシブル基板14に実装してある。このフレキシ
ブル基板14は、コネクタ部15が設けられ、カメラ本
体11に取り付けられた硬質な基板17のコネクタ部1
6に接続可能である。これらの接続によって、基板17
に配置された演算部10に像信号が入力され、ピント合
せ距離の演算を行うことができる。この基板17には、
演算部10の他、カメラの測距機能以外の機能を制御す
るための回路や前述したEEPROMからなるメモリ9
が実装される。
テープ18a,18bによって測距ユニット4の上面に
密着させ、重なり合った上記コネクタ部15,16は、
圧力が均一にかかるようにワッシャ19bを挟んでビス
19aで留めてもよい。
ト4と、ファインダ13が組みつけられる構造を示して
いるが測距ユニットの光学系の温度特性を測定するため
のサーミスタ等の温度検出部6が、測距ユニットと同じ
フレキシブル基板上の非常にユニットに近接若しくは接
触して実装されている。この構成により、測距ユニット
に作用を及ぼす温度を正確に測定することができる。
基板の自由に曲げられる特徴を生かし、測距ユニット上
面に回り込むように形成された延長部分に温度検出部6
を実装して、測距ユニットに密着させることにより、測
距ユニット自体の温度を直接的に検出し、温度変化によ
る補正を行うための正確な温度を検出することが容易に
できる。
を測定する回路の一例を示す。AFユニットのIC部3
が実装された基板14上に、温度に対して変化する抵抗
6aと変化しない抵抗6bを実装する。これらの両端に
電源電圧を加え、抵抗両端の電圧V1 ,V2 をコネクタ
を介して、演算部10に内蔵されたA/D変換部10a
によって検出する。
温度変化ΔTに対し、ΔT・γ1 +γ2 という関係で変
化し、抵抗6bの抵抗値が温度にかかわらず、γ3 であ
るとすると、
ることができる。この構成において、コネクタ部の接触
抵抗の影響を受けることなく、正しいΔTを求めること
ができる。
抗6a,6bの精度によって、バラつきを生じるので、
この正確な値を予めメモリ9に記憶させておけば、図6
に示すフローチャートで、常に正しい距離Lの算出が可
能となる。
圧V1 ,V2 を測定し(ステップS1)、像信号を入力
し(ステップS2)、像ずれ量xを算出し(ステップS
3)、さらにメモリ9から読み出された温度係数γ1 ,
γ2 ,γ3 を演算部10に出力し、演算部10では
(6)式によりΔTを算出し(ステップS5)、このΔ
Tによって、変化する上記視差Bの変化率βを加味して
距離算出を行う(ステップS6,S7)。ΔTが測定さ
れた時、Bは
システムを加えたカメラの製造工程について説明する。
図7は、カメラを調整するための調整装置の外観を示し
ている。
の上方には、ヒータ24をとりつけた移動機構25が固
定台29に対して鉛直方向(矢印A)に移動可能に設け
られている。また固定されたカメラの測距ユニットに近
接して、温度検出用センサ27が取り付けられている。
算部等の回路と通信するためのコネクタ28が接続さ
れ、インターフェース部23を介して、パーソナルコン
ピュータ22と通信可能となっている。
1をセットし、パーソナルコンピュータ22を操作し
て、所定のプログラムに基づき自動的に調整を行い、そ
の状態をモニタ21に表示させて、カメラ内のメモリ
(EEPROM)9に正しくデータが書きこまれたか及
び、測定された温度係数γ1 ,γ2 ,γ3 が正常な値で
あるか等を確認する。
して表したものである。本実施形態では、カメラを調整
装置にセットすることは作業者が行うが、その後の処理
はパーソナルコンピュータ22の制御によって自動的に
行われる。
ップS11)、ヒータ24を上昇させた状態、つまり室
温の時の温度検出部6の検出温度T1 の測定を行ない
(ステップS12)、この時、カメラ内部の温度測定部
を構成する抵抗の電圧V11,V21をカメラ11内部の演
算部10で検出し、パーソナルコンピュータ22に入力
する(ステップS1)。
これは、ヒータ24に流れる電流を多くしてもよいし、
ヒータ24の上下動機構25を駆動して、下方に移動さ
せてヒータ24をカメラ11に近づけてもよい(ステッ
プS14)。
10℃の温度上昇を観測すると(ステップS15)、こ
の状態で再度、カメラ11内部の温度測定抵抗の電圧V
12,V22を検出する(ステップS16)。
V12,V22から、γ1 ,γ2 ,γ3を求め(ステップS
17)、記憶する(ステップS18)。その後、ヒータ
24への通電を停止若しくは上昇退避を行う(ステップ
S19)。
常変化せず、γ1 のみが変化するため、V11がV12に、
V21がV22に変化したのは、このγ1 の変化によるもの
である。検出温度T1 が設計温度であるとすると、
記(9)式、(11)式によって求められる。これをカ
メラ毎に書き込めば、温度補正用の値がそのカメラ1台
毎にきめ細かく入力されることとなる。
って、正しく補正が行われているかを確認したり、AF
ユニットの持つ誤差をメモリ9に入力させるようにすれ
ばより効率的である。
の変形例を示し、説明する。図9(a),(b)は、測
距ユニット4の側面にくるフレキシブル基板14a上に
サーミスタ等の温度検出部6を配置した例である。この
ような配置の場合には、その横側に配置されるファイン
ダ対物レンズ13に切り欠き部を設け、温度検出部6が
収納できるスペースを確保している。
測距ユニット4の下側に配置した例を示している。ここ
ではフレキシブル基板14aの延長部分14aを測距ユ
ニット4の下側に密着するように回り込ませて、その延
長部分14aに温度検出部6を取り付けて、カメラ11
側に切り欠き部を設け、温度検出部6が収納できるスペ
ースを確保している。
4のIC部3と演算部10をつなぐためのフレキシブル
基板14を延長した部分14aを折り曲げて、これらの
素子を実装し、かつ、測距ユニット4に密着させてい
る。
る温度をそのままモニタできるので、正確な補正が可能
となる。また、フレキシブル基板を延長させて単に折り
曲げた部分を利用しているため、コストアップがなく、
簡易な構成になる。
インダ13の一部または、カメラ本体11の一部に切り
欠き部を設け、温度検出部6が収納できるスペースを確
保した。この工夫によって、カメラの小型化を実現して
いる。
形態として、カメラに搭載される測距装置の概略的な構
成を示し説明する。本実施形態は、演算部10と測距ユ
ニット4を1つの硬質基板の表裏に実装したものであ
る。
測距ユニット4及びIC部3を実装し、その裏面側に演
算部10を実装する。そして、測距ユニット4の温度変
化を測定するため、測距ユニット4の下方で保持部4a
に近接させて、リード部を硬質基板14bに差込み実装
するサーミスタからなる温度検出部6を配置する。
ユニットの下方で、カメラ本体11に切り欠き部を設け
て、ユニットの保持部と並行して配置しているが、下方
に限定されるものではなく、両側面及び上面であっても
よい。
たフレキシブル基板に比べて、安価な硬質基板を用い
て、正確な温度検出を可能ているため、より低コストで
測距が温度変化に影響を受けないAFカメラが提供でき
る。
態として、カメラに搭載される測距装置の概略的な構成
を示し説明する。図12(a)は、カメラ本体11と、
カメラに組み付けるべき、測距ユニット4が実装された
フレキシブル基板14との様子を示し、同図(b)は、
組み付けられた状態を示している。
演算部10と、例えばEEPROMからなるメモリ9、
さらに温度検出部6が実装されたフレキシブル基板17
が取り付けられて、測距ユニット4が取り付けられたフ
レキシブル基板14が組み付けられ、コネクタ部15と
コレクタ部16によって接続される。
は、測距ユニット4の保持部下方に近接して配置される
ため、測距ユニット4の温度変化を検出することが可能
である。
上に、温度検出部6を実装ているため、そのバラつきを
カメラに組み付ける前の基板17だけの状態で検査し、
補正することが可能である。つまり、基板17だけを図
7で示したような温度補正システムを用いた温度補正工
程により補正することができる。
た場合など、カメラに組み付ける前に、チェックできる
ので修理や部品交換の作業性が高まる。図13には、こ
の基板17単体での調整作業の様子を示す。
実装された基板17が固定され、その上方には、ヒータ
24をとりつけた移動機構25がカメラに対して鉛直方
向(矢印A)に移動可能に取り付けられている。また基
板17に近接して、温度検出用センサ27が取り付けれ
ている。
タ28が接続され、インターフェース部23を介して、
パーソナルコンピュータ22と通信可能となっている。
この構成において、作業者20は、基板17をセット
し、所定のプログラムに基づき調整し、その状態をパー
ソナルコンピュータ22のモニタにて表示し、メモリ9
に正しくデータが書きこまれたか及び、測定された温度
係数γ1 ,γ2 ,γ3 が正常な値であるか等を確認でき
る。
0は、簡単に基板17をセッティングしてコネクタを接
続することができ、工程における作業性も図7の形式に
比べて向上する。
作により、図8に示したようなフローチャートにて、各
機能を制御して、メモリ9に、温度検出部6のバラつき
を記憶させる。
を正しい温度として、基板17上の温度検出部6の出力
値より、上記(9),(11)式を用いて、図5で説明
した温度係数γ1 ,γ2 ,γ3 等を求めて、メモリ9に
記憶させればよい。
に直接接触でき、抵抗両端にチェック端子をあてて抵抗
値を検出してもよい。この場合、コネクタ部16ではな
く、抵抗両端の電極部にチェック端子をあてるものとす
る。
抵抗を考慮して、温度検出部の抵抗6a,6bの両端の
電圧を3本の端子でモニタしたが、この実施例の場合温
度検出部と演算部10が同一の基板上に実装されている
ので、このような要因は排除した設計が可能となる。
みをA/D変換部10a(図5)に入力すればよく、配
線の単純化が可能となる。図14には、第3の実施形態
の変形例を示す。
が実装された基板17に温度検出部6用の延長部17a
を設け、AFユニット用基板14とコネクタ部15にて
接続した後、上記延長部17aをAFユニット上面に温
度検出部6が配置されるようにして折り曲げるている。
ト用基板14とはコネクタ部15にて接続されるだけの
基板であった演算部10及びメモリ9用の基板17上に
設けられた温度検出部6をAFユニット4に近接させて
配置させることができ、測距の温度誤差の主要因となる
ユニット光学系の温度変化を正確に検出することができ
る。
を必要とせず、ハンダづけも不要なので、低コストで実
施可能である。次に図15には、本発明による第4の実
施形態として、カメラに搭載される測距装置の概略的な
構成を示し説明する。
上方で近接し且つ、カメラの外装側に設けられた第1の
温度検出部6aと、測距ユニット4に対し、温度検出部
6aとは反対側、つまり内部側に設けられた第2の温度
検出部6bとを有する構成である。
られた第1の温度検出部6aだけでは、温度検出部と測
距ユニットを構成するモールド部材の位置関係によっ
て、生じた空間的な温度の勾配の影響をモニタすること
ができない。カメラ内部が、アクチュエータ等の駆動に
よって熱を発生する時、さらにこの温度勾配が影響す
る。そこで本実施形態では、カメラ内部に熱源が存在
し、温度変化がカメラ内部の場所によって異なる場合に
も正確な温度補正による測距を可能としている。
測距時のフローチャートを示し説明する。まず、2つの
温度検出部6a,6bの検出信号より、2ケ所の検出温
度T1 ,T2 を測定する(ステップS21,S22)。
測定位置と、測距ユニット4との位置関係から、測距ユ
ニット4の温度を割り出す演算を行う(ステップS2
3)。ここでは、温度検出部と測距ユニット間の距離を
考慮して、検出温度T1 ,T2の加重平均をとり、これ
を測距ユニットの温度T3 として求め、この温度T3 よ
り求められた視差の変化を加味し、測距ユニット4によ
り求められた像の相対位置xから(ステップS25)、
上記(1)式に基づく距離Lの算出を行う(ステップS
26)。
メラ内に熱源がある場合においても、カメラ内の温度勾
配にかかわらず、正しい測距が可能となる。図17に
は、第4の実施形態の変形例を示す。
測距ユニット4の両側に近接して配置し、その近傍に
は、ランプ30及び投光レンズ31からなる補助光装置
を設けられている。
常暗い被写体を撮影する場合には、被写体像が低輝度で
あるため測距ができない。しかし、この補助光装置から
の光によって、被写体に濃淡の陰影ができ、このパター
ンによって測距を行うことができる。
等を用いると、点灯時にはランプが発熱し、近接する測
距センサに悪影響を与えることがある。本実施形態で
は、この対策として、2つの温度検出部6a,6bを熱
源となるランプ30と、測距ユニットの並び方向に並
べ、ランプの発熱によるカメラ内の温度変化を検出でき
るようにした。
られた温度勾配から、測距ユニット4に影響する温度と
推測して補正をかければ、補助光による発熱の影響をな
くした測距装置を提供することができる。
タやドライバ等、熱を発する構成部位がカメラ内にある
場合の温度補正に有効である。以上のような構成の測距
装置は、測距時に大きな温度特性の原因となる測距ユニ
ットの光学系等の材質に作用する温度を正確に測定する
ために、測距ユニットに接し若しくは近接して温度検出
部を配置することにより、確実に温度をモニタする。
の信号ラインを扱う回路基板を有効に活用して配線した
ので、余分な接続作業や配線材を必要とせず、製造コス
トや原価の上積みをする必要がなく、低コストでの提供
を可能としている。
細書には以下のような発明も含まれている。 (1) 被写体からの像信号を受光するための受光レン
ズ及びイメージセンサと、該イメージセンサの出力信号
を処理する処理回路とからなる測距装置において、上記
イメージセンサの端子部と上記処理回路端子部とを接続
するための電気回路基板と、上記受光レンズと上記イメ
ージセンサとを保持する保持部と、を具備し、上記電気
回路基板に延長部を設け、この延長部に温度検出素子を
配すると供に、上記保持部に沿った形で上記延長部を配
置することを特徴とする測距ユニット。 (2) 上記温度検出素子はチップ形状であり、この温
度検出素子を上記保持部に密着保持させたことを特徴と
する上記(1)項に記載の測距ユニット。 (3) 上記温度検出素子は、サーミスタと抵抗とから
なり、両者の直列体にバイアス電圧を印加し、サーミス
タの両端電圧をディジタル変換するAD変換手段と、上
記ディジタル変換された電圧値に基づいて温度を演算す
る手段と、をさらに具備したことを特徴とする上記
(1)項に記載の測距ユニット。 (4) 上記温度検出手段の特性ばらつきを補償するた
めの調整データを上記測距装置の製造過程において記憶
させる記憶手段を具備することを特徴とする上記(1)
項に記載の測距ユニット。 (5) 被写体からの像信号を受光するための受光レン
ズ、及びイメージセンサと、該イメージセンサの出力信
号を処理する処理回路とからなる測距装置において、上
記イメージセンサの端子部を上記処理回路用のコネクタ
に導く第1の基板と、上記コネクタからの像信号を上記
処理回路用の端子部に導く第2の基板と、を具備し、上
記第2の基板上に温度検出素子を実装し、上記測距装置
の製造過程において上記温度検出素子を上記イメージセ
ンサの近傍に配するための延長部が上記第2の基板に設
けられていることを特徴とする測距ユニット。 (6) 上記第2の基板にはさらに調整データを記憶す
るための記憶手段を実装していることを特徴とする上記
(5)項に記載の測距ユニット。 (7) 上記測距装置の製造課程における上記第2の基
板の実装検査工程において、上記温度検出素子の特性を
測定し、ばらつきを補償するための調整データを上記記
載手段に記憶することを特徴とする上記(5)項に記載
の測距ユニット。 (8) 測距装置を搭載したカメラにおいて、上記測距
装置を中央に挟んで配置した複数の温度検出部と、上記
複数の温度検出部の出力に基づいて上記測距装置の出力
の温度特性を補償する補正手段と、を具備したことを特
徴とする測距ユニット。 (9) 被写体からの像信号を受光するための受光レン
ズ、およびイメージセンサと、該イメージセンサの出力
信号を処理する処理回路とからなる測距装置において、
上記イメージセンサの端子部と上記処理回路の端子部と
を接続するフレキシブル基板と、上記受光レンズとイメ
ージセンサとを保持する保持部と、を具備し、上記フレ
キシブル基板はサーミスタを搭載した延長部を有し、こ
の延長部を上記保持部の外形に沿って張り付けたことを
特徴とする測距ユニット。 (10) 受光光学系及び受光素子と、この受光光学系
及び受光素子を所定の位置関係に保持する保持部材と、
この保持部材の外形に可及的に近接させて配された温度
検出部と、を備え、上記受光光学系、保持部材の少なく
ともいずれか一方が樹脂材料で形成されていることを特
徴とする測距ユニット。
純な構成で、小型、低コストで測距装置の持つ温度特性
をきめ細かく補正し、環境変化に強い高精度の測距装置
を提供することができる。
念的な構成を示す図である。
ットをカメラに搭載した構成例を示す図である。
態の外観を示す図である。
態の断面構成を示す図である。
温度を測定する回路の一例を示す図である。
説明するためのフローチャートである。
外観を示す図である。
るためのフローチャートである。
の側面にくるフレキシブル基板上に温度検出部を配置し
た例である。
を測距ユニットの下側に配置した例である。
に搭載される測距装置の概略的な構成を示す図である。
に搭載される測距装置の概略的な構成を示す図である。
いて説明するための図である。
に搭載される測距装置の概略的な構成を示す図である。
て説明するためのフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 被写体からの像信号を受光するための受
光レンズ及びイメ−ジセンサと、該イメージセンサの出
力信号を処理する処理回路とからなる測距装置におい
て、 上記イメージセンサの端子部と上記処理回路端子部とを
接続するための電気回路基板と、 上記受光レンズと上記イメージセンサとを保持する保持
部と、を具備し、 上記電気回路基板に延長部を設け、この延長部に温度検
出素子を配すると供に、上記保持部に沿った形で上記延
長部を配置することを特徴とする測距ユニット。 - 【請求項2】 受光光学及び受光素子と、 この受光光学及び受光素子を所定の位置関係に保持する
保持部材と、を備え、 上記受光光学系、保持部材の少なくともいずれか一方が
樹脂材料で形成され、上記保持部材の外形に沿うように
延長された延長部を設けた可撓性回路基板上に上記受光
素子を実装すると供に、この延長部上であって、上記保
持部材の外形に密着可能な位置に温度センサを実装した
ことを特徴とする測距ユニット。 - 【請求項3】 上記可撓性回路基板上には、上記温度検
出部の出力に基づいて上記受光素子出力を温度補償する
ための調整データを記憶する記憶素子がさらに実装され
ていることを特徴とする請求項2に記載の測距ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33430097A JP4087934B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 測距装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33430097A JP4087934B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 測距装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11166825A true JPH11166825A (ja) | 1999-06-22 |
JP4087934B2 JP4087934B2 (ja) | 2008-05-21 |
Family
ID=18275811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33430097A Expired - Fee Related JP4087934B2 (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | 測距装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4087934B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009128437A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Olympus Imaging Corp | 焦点検出装置 |
JP2016215310A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | 日本精工株式会社 | 近接覚センサを備えたワーク搬送用ハンド |
WO2025062861A1 (ja) * | 2023-09-21 | 2025-03-27 | 株式会社デンソー | 制御装置、光学センサ、制御方法、制御プログラム |
-
1997
- 1997-12-04 JP JP33430097A patent/JP4087934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009128437A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Olympus Imaging Corp | 焦点検出装置 |
JP2016215310A (ja) * | 2015-05-19 | 2016-12-22 | 日本精工株式会社 | 近接覚センサを備えたワーク搬送用ハンド |
WO2025062861A1 (ja) * | 2023-09-21 | 2025-03-27 | 株式会社デンソー | 制御装置、光学センサ、制御方法、制御プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4087934B2 (ja) | 2008-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102620533B1 (ko) | 카메라 모듈 | |
JP4510930B2 (ja) | 撮像装置及び半導体回路素子 | |
JP5549230B2 (ja) | 測距装置、測距用モジュール及びこれを用いた撮像装置 | |
CN110463181B (zh) | 包括液体透镜模块的摄像机模块以及控制摄像机模块的方法 | |
KR102500653B1 (ko) | 액체 렌즈 제어 회로, 카메라 모듈 및 액체 렌즈 제어 방법 | |
US10162149B1 (en) | Methods and apparatus for focus control in an imaging system | |
KR101832606B1 (ko) | 선형 액추에이터의 센서리스 제어 장치 | |
JPS60235110A (ja) | 焦点検出装置の温度補償装置 | |
JP3958055B2 (ja) | 測距及び測光装置 | |
US10802244B2 (en) | Methods and apparatus for focus control in an imaging system | |
JP4087934B2 (ja) | 測距装置 | |
JPH11305112A (ja) | 光電変換装置 | |
CN110398297B (zh) | 驱动器模块以及用于确定驱动器模块的环境空气温度的方法 | |
KR102645131B1 (ko) | 액체 렌즈를 포함하는 카메라 모듈 및 그의 제어 방법 | |
EP0573990B1 (en) | Optical device for detecting inclination and variations in inclination for a photographic camera | |
JP2002357762A (ja) | ズームレンズ付きカメラ | |
JP2880821B2 (ja) | 測距用光学モジュール | |
CN113330335B (zh) | 包括液体透镜的摄像机模块及其控制方法 | |
JP3745056B2 (ja) | 測距位置調節装置 | |
JP3798866B2 (ja) | 測距装置 | |
JP2005316187A (ja) | 焦点調節装置 | |
JP2024063309A (ja) | 測距カメラシステム、それを備える移動装置、校正方法、およびプログラム | |
JPS61165711A (ja) | プラスチックレンズの取り付け構造 | |
JP2000137159A (ja) | カメラ | |
JPS61165712A (ja) | プラスチックレンズの取り付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070717 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080222 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |