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JPH11166420A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置

Info

Publication number
JPH11166420A
JPH11166420A JP10150406A JP15040698A JPH11166420A JP H11166420 A JPH11166420 A JP H11166420A JP 10150406 A JP10150406 A JP 10150406A JP 15040698 A JP15040698 A JP 15040698A JP H11166420 A JPH11166420 A JP H11166420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
passage
load passage
low load
partition wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10150406A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Isaka
義治 井坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP10150406A priority Critical patent/JPH11166420A/ja
Publication of JPH11166420A publication Critical patent/JPH11166420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/48Tumble motion in gas movement in cylinder
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストアップを招くことなく、低負荷時の混
合気の燃焼の安定化を図って燃費や排ガス特性の改善を
長期に亘って安定的に実現することができるエンジンの
吸気装置を提供すること。 【構成】 吸気通路32の途中に摺動式スロットルバル
ブ26を備えるエンジン1の吸気装置において、前記ス
ロットルバルブ26の下流の吸気通路32を隔壁33に
よってスロットルバルブ26の摺動方向に上下に仕切っ
て高負荷通路32−1と低負荷通路32−2とし、前記
スロットルバルブ26の開度が小さな低負荷時には吸気
を前記低負荷通路32−2からシリンダヘッド6の吸気
ポート7の上壁7aに沿ってシリンダ3内に導くように
する。本発明によれば、シリンダ3内には混合気による
タンブルが発生し、このタンブルによってシリンダ3内
の混合気が十分撹拌されてその燃焼の安定化が図られ、
混合気のリーン化が実現されて燃費と排ガス特性の改善
が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気通路の途中に
摺動式スロットルバルブを備えるエンジンの吸気装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】吸気通路の途中にスロットルバルブを備
えるエンジンにおいては、スロットルバルブの開度が小
さい低負荷時には吸気通路内の吸気流速が低いために燃
焼室での混合気の流動撹拌が不十分となり、燃焼室での
混合気の燃焼が不安定となって燃費や排ガス特性が悪化
するという問題があった。
【0003】そこで、コントロールバルブや吸気ボック
ス等を設けて吸気の流れを制御し、燃焼室内に吸気のス
ワールやタンブルを誘起させて混合気の燃焼を安定化さ
せる提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記提案に
係る方法においては、コントロールバルブを駆動制御す
るための手段が必要となってコストアップを免れず、
又、吸気ボックスを設ける方法においては残留ガスの増
加による排ガス特性の悪化を招くという問題があった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、コストアップを招くことな
く、低負荷時の混合気の燃焼の安定化を図って燃費や排
ガス特性の改善を長期に亘って安定的に実現することが
できるエンジンの吸気装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、吸気通路の途中に摺動式スロットルバル
ブを備えるエンジンの吸気装置において、前記スロット
ルバルブの下流の吸気通路を隔壁によってスロットルバ
ルブの摺動方向に上下に仕切って高負荷通路と低負荷通
路とし、前記スロットルバルブの開度が小さな低負荷時
には吸気を前記低負荷通路からシリンダヘッドの吸気ポ
ート上壁に沿ってシリンダ内に導くようにしたことを特
徴とする。
【0007】従って、本発明によれば、スロットルバル
ブの開度が小さい低負荷時においては吸気は主に低負荷
通路を流れ、この吸気は低負荷通路を構成するシリンダ
ヘッドの吸気ポートの上壁に沿ってシリンダ内に流入す
るため、シリンダ内には吸気によるタンブルが発生し、
このタンブルによってシリンダ内の混合気が十分流動撹
拌されてその燃焼の安定化が図られ、混合気のリーン化
が実現されて燃費と排ガス特性の改善が図られる。そし
て、本発明によれば、吸気装置に可動部を付加しないた
め、装置の構成が単純化してコストアップを防ぐことが
できるとともに、長期に亘って前記効果を安定的に維持
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0009】<実施の形態1>図1は本発明に係る吸気
装置を備えるエンジンの部分側断面図、図2は図1のA
−A線拡大断面図である。
【0010】図1に示すエンジン1は自動二輪車用の空
冷4サイクルエンジンであって、そのシリンダボディ2
に略水平に形成されたシリンダ3にはピストン4が摺動
自在に嵌装されている。尚、ピストン4はコンロッド5
を介して不図示のクランク軸に連結されており、該ピス
トン4のシリンダ3内での往復直線運動はコンロッド5
によってクランク軸の回転運動に変換される。
【0011】又、上記シリンダボディ2の一端面に被着
されたシリンダヘッド6には燃焼室Sと吸気ポート7及
び排気ポート8が形成されており、吸気ポート7と排気
ポート8は吸気バルブ9と排気バルブ10によってそれ
ぞれ適当なタイミングで開閉されて所要のガス交換がな
される。
【0012】即ち、上記吸気バルブ9と排気バルブ10
はシリンダヘッド6に結着された筒状のバルブガイド1
1,12にそれぞれ摺動自在に挿通保持されており、こ
れらはバルブスプリング13,14によってそれぞれ閉
じ側に付勢されている。
【0013】又、シリンダヘッド6の吸気バルブ9と排
気バルブ10の間には、図1の紙面垂直方向に長いカム
軸15が回転自在に配されており、このカム軸15に一
体に形成された吸気カム15aと排気カム15bの各外
周面にはロッカーアーム16,17の各一端が当接して
いる。ここで、各ロッカーアーム16,17はその中間
部がロッカーアーム軸18,19によってそれぞれ回動
自在に支持されており、これらの他端は前記吸気バルブ
9と排気バルブ10の各頂部にそれぞれ当接している。
尚、図1において、20はヘッドカバーである。
【0014】而して、エンジン1が作動して不図示のク
ランク軸が回転駆動されると、このクランク軸の回転は
前記カム軸15に伝達されて該カム軸15がクランク軸
の1/2の速度で回転駆動され、このカム軸15に一体
に形成された前記吸気カム15aと排気カム15bに当
接する前記ロッカーアーム16,17がロッカーアーム
軸18,19を中心として揺動するため、吸気バルブ9
と排気バルブ10が駆動されて前述のように吸気ポート
7と排気ポート8がそれぞれ適当なタイミングで開閉さ
れる。尚、シリンダヘッド6の底面には、前記排気ポー
ト8に連なる排気管21が接続されている。
【0015】次に、本発明に係る吸気装置について説明
する。
【0016】前記シリンダヘッド6の上面に開口する前
記吸気ポート7には吸気管22が取り付けられており、
この吸気管22にはエンジン1の上方に配置されたキャ
ブレタ23が連結されている。
【0017】ところで、上記キャブレタ23は所謂VM
キャブレタであって、これのベンチュリ管状のミキシン
グチャンバー24内に形成された吸気通路25の一部に
は断面積が急縮小するベンチュリ部が形成されている。
又、このミキシングチャンバー24の上部にはボス部2
4aが一体に形成されており、該ボス部24aにはピス
トン状の摺動式スロットルバルブ26が上下摺動自在に
嵌装されている。
【0018】上記スロットルバルブ26は不図示のスプ
リングによって常時下方(絞り側)に付勢されており、
その下端には下方に向かって先細のジェットニードル2
7が結着されている。そして、このスロットルバルブ2
6はリンク機構28及びスロットルワイヤー29を介し
て自動二輪車のハンドル部に設けられた不図示のスロッ
トルグリップに接続されている。
【0019】一方、前記ミキシングチャンバー24の下
部にはフロートチャンバー30が設けられており、この
フロートチャンバー30内には燃料が収容されるととも
に、メインノズル31が前記ジェットニードル27と同
軸的に設けられている。尚、メインノズル31の上端部
はミキシングチャンバー24の吸気通路25のベンチュ
リ部に開口しており、その内部にはジェットニードル2
7が進退自在に臨んでいる。
【0020】而して、本実施の形態においては、キャブ
レタ23の吸気通路25と前記吸気管22及びシリンダ
ヘッド6に形成された吸気ポート7は1つの連続した吸
気通路32を構成しており、この吸気通路32の前記ス
ロットルバルブ26よりも下流の部分は隔壁33によっ
てスロットルバルブ26の摺動方向に上下に仕切られて
おり、隔壁33の上側部分は断面積の大きな高負荷通路
32−1、同隔壁33の下側部分は断面積の小さな低負
荷通路32−2として構成されている。
【0021】次に、本発明に係る吸気装置の作用を説明
する。
【0022】エンジン1が作動してピストン4がシリン
ダ3内で下動する吸気行程においては、図1に示すよう
に吸気バルブ9が開き、シリンダ3内に発生する負圧に
引かれて新気がキャブレタ23の吸気通路25内を流
れ、フロートチャンバー30に収容された燃料は吸気通
路25のベンチュリ部に発生する負圧に引かれてメイン
ジェット31から吸気通路25へと流出し、そこを流れ
る新気と混合され、これによって所定の空燃比の混合気
が形成される。
【0023】ところで、上述のようにキャブレタ23に
おいて形成される混合気の流量は不図示のスロットルグ
リップによるスロットル操作によってスロットルバルブ
26を上下動させることによって調整されるが、スロッ
トルバルブ26の開度が小さく、その下端面が前記隔壁
33よりも下方に位置する低負荷時においては、混合気
の大部分は低負荷通路32−2へと流れる。そして、低
負荷通路32−2に流れ込んだ混合気は断面積の小さな
低負荷通路32−2を高速で流れ、シリンダヘッド6の
吸気ポート7の上壁7aに沿って吸気バルブ9の排気側
からシリンダ3内に流入し、シリンダ軸心に沿って下っ
た後、ピストン4の頂面で反転するため、図1に矢印に
て示すようにシリンダ3内には混合気によるタンブルが
発生する。その後、吸気バルブ9が閉じてピストン4が
シリンダ3内を上動する圧縮行程においてタンブルの崩
壊に伴って混合気の流れが乱れ易くなり、シリンダ3内
の混合気が十分撹拌され、不図示の点火プラグによって
着火された混合気は乱れによって速やかに燃焼する。
【0024】而して、以上のようにスロットルバルブ2
6の開度が小さい低負荷時にはシリンダ3内には混合気
によるタンブルが発生し、このタンブルによってシリン
ダ3内の混合気が十分撹拌されてるために混合気の偏在
がなく、リーンな混合気であってもその燃焼が急速且つ
安定化し、エンジン1のリーン混合気での運転が実現で
き、燃費と排ガス特性の改善が図られる。又、低負荷時
のトルクが高められて自動二輪車の運転性能(ドライバ
ビリティ)が改善される。
【0025】そして、本発明によれば、吸気装置に隔壁
を設けただけであり、特別な可動部を付加しないため、
装置の構成が単純化してコストアップを防ぐことができ
るとともに、長期に亘って上記効果を安定的に維持する
ことができる。
【0026】その後、スロットル操作によってスロット
ルバルブ26が徐々に開けられてその開度が次第に大き
くなり、該スロットルバルブ26の下端面が隔壁33を
越えてこれの上方に位置すると、混合気は高負荷通路3
2−1と低負荷通路32−2の双方を流れてシリンダ3
内に導入され、圧縮後に不図示の点火プラグによって着
火燃焼される。尚、この場合は、低負荷通路32−2か
らシリンダ3内に流入する混合気の量が多くなるため、
吸気の流速が速くなるが、高負荷通路を流れる吸気の割
合が徐々に多くなることによって過大なタンブルの発生
を抑えている。又、圧縮圧力も上昇するため、従来通り
混合気の良好な燃焼が維持される。
【0027】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3乃至図5に基づいて説明する。尚、図3は本
発明の実施の形態2に係る吸気装置を示すエンジンの吸
気系の部分側断面図、図4は図3のB−B線断面図、図
5は図3のC−C線断面図であり、これらの図において
は図1及び図2に示したと同一要素には同一符号を付し
ており、以下、それらについての説明は省略する。
【0028】本実施の形態においては、低負荷通路32
−2の入口側断面積S2i(図4参照)を出口側断面積S
2d(図5参照)よりも小さく(S2i<S2d)設定すると
ともに、吸気通路32の入口側における高負荷通路32
−1の断面積S1i(図4参照)と低負荷通路32−2の
断面積S2iとの比率S1i/S2iと出口側における高負荷
通路32−1の断面積S1d(図4参照)と低負荷通路3
2−2の断面積S2dとの比率S1d/S2dとを略同一(S
1i/S2i≒S1d/S2d)に設定している。
【0029】而して、本実施の形態によれば、上述のよ
うに低負荷通路32−2の入口側断面積S2iを出口側断
面積S2dよりも小さく(S2i<S2d)設定することによ
って、低負荷通路32−1における混合気の流速は入口
側で最大となるため、圧力は入口側で最低(負圧値とし
て最大)となり、この結果、スロットルバルブ26と隔
壁33との距離を離しても、スロットルバルブ26を通
過した混合気が低負荷通路32−2に流入し易くなり、
高負荷通路32−1側へ分岐して流れる混合気量を少な
くしてシリンダ3内に強いタンブルを誘起せしめること
ができる。そして、入口側はバルブオーバーラップ時の
吹き返し等によって汚されることが少ないため、長期に
亘って安定した性能を維持することができる。
【0030】又、前述のように吸気通路32の高負荷通
路32−1と低負荷通路32−2の入口側での断面積の
比率とS1i/S2iを出口側での断面積の比率S1d/S2d
とを略同一(S1i/S2i≒S1d/S2d)に設定したた
め、スロットルバルブ26の開度が大きな高負荷時の吸
気通路32での混合気の流れが隔壁33が無い場合のそ
れと同等となり、混合気の流動抵抗を最小に抑えてエン
ジン出力の向上を図ることができる。
【0031】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図6乃至図8に基づいて説明する。尚、図6は本
発明の実施の形態3に係る吸気装置のキャブレタ部分の
平断面図、図7及び図8は図6の矢視D方向の図であ
る。
【0032】本実施の形態においては、図6に示すよう
にキャブレタ23にスロットルバルブ26をバイパスす
る平面視くの字状を成す小径の始動用混合気通路34が
形成されている。
【0033】上記始動用混合気通路34は、その一端が
吸気通路25のスロットルバルブ26よりも上流側に開
口しており、他端は図7に示すように隔壁33よりも下
方の低負荷通路32−2に開口している。
【0034】而して、エンジン始動時には混合気が前記
始動用混合気通路34を通って断面積の小さな低負荷通
路32−2に導入されるため、混合気は始動用混合気の
分だけ増量され、低負荷通路32−2を高速で流れてシ
リンダ内に偏向流となって流入し、シリンダ内にタンブ
ルを誘起するためにシリンダ内の混合気が十分撹拌さ
れ、混合気の偏在がなく、リーンな混合気であってもそ
の燃焼が安定化し、リーン混合気での始動が実現して燃
費と排気ガス特性の改善が図られる。
【0035】尚、図8に示すように、隔壁33の一部3
3aに段部を形成して始動用混合気通路34の低負荷通
路32−2への開口部を吸気通路32の中心に近づける
ことも可能であり、低負荷通路32−2へ流れ出る混合
気の霧化を更に促進することができる。
【0036】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図9に基づいて説明する。尚、図9は本発明の実
施の形態4に係る吸気装置のキャブレタ部分の側断面図
であり、本図においては図1に示したと同一要素には同
一符号を付しており、以下、それらについての説明は省
略する。
【0037】本実施の形態は、キャブレタ23と吸気管
22との間に介設された断熱板35に隔壁33の一部を
構成する隔壁35aを一体に形成したものであって、断
熱板35は成形が容易な耐熱樹脂で構成されている。
【0038】従って、本実施の形態によれば、キャブレ
タ23の構造変更が不要となり、該キャブレタ23とし
て従来のものをそのまま使用することができる。又、仕
様によって隔壁33の位置や高さを変更しても、成形が
容易な断熱板の変更だけで済み、コストダウンと部品管
理の容易化が図られる。
【0039】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5を図10に基づいて説明する。尚、図10は本発明
の実施の形態5に係る吸気装置を示すエンジンの部分側
断面図であり、本図においては図1に示したと同一要素
には同一符号を付しており、以下、それらについての説
明は省略する。
【0040】本実施の形態においては、低負荷通路32
−2を構成する吸気ポート7の隔壁33よりも下流の上
壁7aを低負荷通路32−2の内方に膨出させるととも
に、該上壁7aの高さが下流方向に低くなるよう構成し
ている。
【0041】而して、本実施の形態によれば、低負荷時
において低負荷通路32−2を流れる混合気の流速は吸
気ポート7の隔壁33よりも下流の上壁7a側が最大と
なり、膨出部からバルブシートまでの上壁7aの高さが
抑えられることによって混合気は吸気バルブ9をかすめ
てシリンダ3内に流入し易くなるため、上壁7aに沿っ
てシリンダ3内に流れる混合気によってシリンダ3内に
強いタンブルが誘起され、混合気の燃焼が安定化して燃
費と排ガス特性の改善が図られる。
【0042】<実施の形態6>次に、本発明の実施の形
態6を図11に基づいて説明する。尚、図11は本発明
の実施の形態6に係る吸気装置を備えるエンジンの吸気
系の側断面図であり、本図においても図1に示したと同
一要素には同一符号を付しており、以下、それらについ
ての説明は省略する。
【0043】本実施の形態は、隔壁33にその終端から
上流に所定長さLのストレート部33aを形成したこと
を特徴とする。
【0044】而して、低負荷時においては混合気は低負
荷通路32−2を流れるが、低負荷通路32−2の曲が
り部においては混合気の流速は曲がりの外側(隔壁に高
い側)が最大となり、曲がりの内側では最小となる。従
って、本実施の形態のように隔壁33にストレート部3
3aを形成しない場合には、低負荷通路32−2を流れ
る混合気の流速分布は不均一となり、吸気ポート7aの
上壁7aに沿って流れる混合気によってシリンダ3内に
誘起されるタンブルは弱いものになってしまう。
【0045】然るに、本実施の形態では、前述のように
隔壁33にその終端から上流に所定長さLのストレート
部33aを形成したため、低負荷通路32−2を流れる
混合気の流速は隔壁33のストレート部33aにおいて
略均一に整えられ、混合気は吸気ポート7の上壁7aに
沿って十分大きな流速でシリンダ3内に流入するために
シリンダ3内には強いタンブルが発生し、この強いタン
ブルによって混合気の燃焼が安定化し、燃費と排ガス特
性の改善が図られる。
【0046】<実施の形態7>次に、本発明の実施の形
態7を図12乃至図15に基づいて説明する。尚、図1
2は本発明の実施の形態7に係る吸気装置を備えるエン
ジンの吸気系の側断面図、図13は図12のE−E線断
面図、図14は図12のF−F線断面図、図15は図1
2のG−G線断面図であり、これらの図においては図1
及び図2に示したと同一要素には同一符号を付してお
り、以下、それらについての説明は省略する。
【0047】本実施の形態は、シリンダヘッド6に形成
された吸気ポート7の上壁7a側を低負荷通路32−2
とし、隔壁33の下流側をシリンダヘッド6に形成され
たバルブガイドボス部6aまで延長するとともに、図1
3乃至図15に示すように吸気ポート7の断面形状を下
壁側よりも上壁側が幅広の略逆三角形又は略逆台形とし
たことを特徴とする。
【0048】而して、本実施の形態によれば、隔壁33
をシリンダヘッド6のバルブガイドボス部6aまで延長
したため、隔壁33の終端から吸気バルブ9までの距離
が短縮され、従って、吸気は吸気バルブ9の直前まで高
い流速を保ったままシリンダ3内に流入することができ
るため、シリンダ3内により強いタンブルを発生させる
ことができ、燃焼の安定化が図られて燃費と排ガス特性
の改善が実現される。
【0049】又、バルブガイドボス部6aによって低負
荷通路32−2の断面積が絞られることへの対応として
吸気ポート7の断面形状を下壁側よりも上壁側が幅広の
略逆三角形又は略逆台形としたため、所要の混合気流量
が確保され、混合気は吸気ポート7の上壁7aに沿って
流れて前述のようにシリンダ3内に強いタンブルを発生
させる。そして、バルブガイド11の吸気ポート7aへ
の突き出しが可能となり、エンジンの小型化が可能とな
る。
【0050】<実施の形態8>次に、本発明の実施の形
態8を図16乃至図18に基づいて説明する。尚、図1
6は本発明の実施の形態8に係る吸気装置を備えるエン
ジンの吸気系の側断面図、図17は図16のH−H線断
面図、図18は図16のI−I線断面図であり、これら
の図においても図1及び図2に示したと同一要素には同
一符号を付しており、以下、それらについての説明は省
略する。
【0051】本実施の形態は、シリンダヘッド6に形成
された吸気ポート7の上壁7a側を低負荷通路32−2
とし、図17及び図18に示すように、点火プラグ36
は吸気ポート7の軸方向視(図17)で一方向側に偏位
しており、低負荷通路32−2及び吸気ポート7の点火
プラグ36に近い側(図17及び図18の鎖線よりも下
の領域)の面積S1 ,S1 ’が遠い側(図17及び図1
8の一点鎖線よりも上の領域)の面積S2 ,S2 ’より
も大きくなる(S1 >S2 ,S1 ’>S2 ’)ようにし
たことを特徴とする。
【0052】而して、本実施の形態によれば、吸気バル
ブ9を通過する混合気量がS2 ’側よりS1 ’側が多く
なり、混合気は吸気バルブ9の軸に対して斜めに流れる
ことになる。このため、シリンダ3の中心からオフセッ
トして取り付けられた点火プラグ36側に向かって混合
気がシリンダ3内に流入するため、シリンダ3内には点
火プラグ36の電極36aに向かうタンブルが形成さ
れ、このタンブルによって点火プラグ36の電極36a
周りが掃気されるとともに、混合気の燃焼が安定化して
燃費と排ガス特性の改善が図られる。
【0053】<実施の形態9>次に、本発明の実施の形
態9を図19乃至図22に基づいて説明する。尚、図1
9は本発明の実施の形態9に係る吸気装置を備えるエン
ジンの吸気系の側断面図、図20は図19のJ−J線断
面図、図21は図19のK−K線断面図、図22は図1
9のL−L線断面図であり、これらの図においても図1
及び図2に示したと同一要素には同一符号を付してお
り、以下、それらについての説明は省略する。
【0054】本実施の形態は、シリンダヘッド6に形成
された吸気ポート7の上壁7a側を低負荷通路32−2
とし、該低負荷通路32−2の点火プラグ36に近い側
の上壁を遠い側の上壁よりも凹ませるとともに、バルブ
ガイドボス部6aを吸気ポート7の上壁7aに沿って吸
気の流れ方向に連なる形状としてバルブシート37の直
前まで延長したことを特徴とする。
【0055】而して、本実施の形態によれば、低負荷通
路32−2の点火プラグ36に近い側の上壁を遠い側の
上壁よりも凹ませたため、特に混合気量の少ないアイド
リング等の低負荷時に低負荷通路32−2の下壁に沿っ
て流れる燃料を点火プラグ36側に集めてタンブルとし
てシリンダ3内に流入させることができるため、混合気
をリーン化しても着火の確率が向上し、混合気の火燃焼
が確実に安定して行われる。
【0056】又、本実施の形態では、バルブガイドボス
部6aをバルブシート37の直前まで延長したため、吸
気ポート7内を出口まで仕切ったことになり、点火プラ
グ36側への燃料供給量を確実に増量することができ
る。
【0057】<実施の形態10>次に、本発明の実施の
形態10を図23に基づいて説明する。尚、図23は本
発明の実施の形態10に係る吸気装置を備えるエンジン
の吸気系の側断面図であり、本図においても図1に示し
たと同一要素には同一符号を付しており、以下、それら
についての説明は省略する。
【0058】本実施の形態においては、隔壁33の入口
側付近に高負荷通路32−1と低負荷通路32−2を連
通させるための連通孔33bが形成されている。
【0059】ところで、低負荷時にスロットルバルブ2
6を流れる空気によってスロットルバルブ26の下流に
負圧が発生するため、隔壁33とスロットルバルブ26
との隙間から高負荷通路32−1側の空気が流れ込むた
めに燃料が逆流する現象が発生する。この現象を防ぐに
は隔壁33とスロットルバルブ26との隙間を詰めれば
良いが、隙間を0とすることは構造的に不可能である。
【0060】然るに、本実施の形態では、前述のように
隔壁33の入口側付近に高負荷通路32−1と低負荷通
路32−2を連通させるための連通孔33bを形成した
ため、図23に矢印にて示すように高負荷通路32−1
からの逆流が隔壁33の連通孔33bから隔壁33とス
ロットルバルブ26との隙間に戻るショートサーキット
が形成され、これによって隔壁の下流から高負荷通路3
2−1に戻る流れが少なくなり、この結果、全体として
高負荷通路32−1を逆流する燃料を少なく抑えること
ができ、シリンダ3に流入する燃料の量が安定して過渡
時の混合気の空燃比(A/F)の変動が小さく抑えられ
るとともに、低負荷通路32−2を流れ燃焼室へと流入
する混合気の流れに乱れを生じさせないため、混合気の
リーン化が可能となって燃費と排ガス特性の改善が図ら
れる。
【0061】<実施の形態11>次に、本発明の実施の
形態11を図24に基づいて説明する。尚、図24は本
発明の実施の形態11に係る吸気装置を備えるエンジン
の吸気系の側断面図であり、本図においても図1に示し
たと同一要素には同一符号を付しており、以下、それら
についての説明は省略する。
【0062】本実施の形態は、隔壁33の下流側端部3
3cを低負荷通路32−2側へ折り曲げて低負荷通路3
2−2の出口面積を絞ったことを特徴とする。
【0063】而して、本実施の形態によれば、低負荷通
路32−2の出口面積を絞ったため、低負荷時の混合気
の流速が低負荷通路32−2の出口部において高めら
れ、その部分に負圧が発生する。この結果、隔壁33と
スロットルバルブ26との隙間に発生する負圧が低減さ
れ、前記実施の形態10と同様に、全体として高負荷通
路32−1を逆流する燃料を少なく抑えることができ、
混合気のリーン化を実現して燃費と排ガス特性の改善を
図ることができる。
【0064】<実施の形態12>次に、本発明の実施の
形態12を図25に基づいて説明する。尚、図25は本
発明の実施の形態12に係る吸気装置を備えるエンジン
の吸気系の側断面図であり、本図においても図1に示し
たと同一要素には同一符号を付しており、以下、それら
についての説明は省略する。
【0065】本実施の形態は、低負荷通路32−2の入
口側にスロットルバルブ26に近接する第2の隔壁38
を隔壁33とは別に、且つ、隔壁33に対して略平行に
形成したことを特徴とする。
【0066】而して、本実施の形態によれば、低負荷時
において両隔壁33,38との間に流れの循環が生じ、
高負荷通路32−1に逆流が発生しないため、前記実施
の形態10及び図11と同様に高負荷通路32−1を逆
流する燃料を少なく抑えることができ、混合気のリーン
化を実現して燃費と排ガス特性の改善を図ることができ
る。尚、新たに設けた隔壁38は長さが短いため、これ
が燃料流量の変動を引き起こすことはない。
【0067】<実施の形態13>次に、本発明の実施の
形態13を図26乃至図29に基づいて説明する。尚、
図26は本発明の実施の形態13に係る吸気装置を備え
るエンジンの吸気系の側断面図、図27は図26のM−
M線断面図、図28は図26のN−N線断面図、図29
は図26のO−O線断面図であり、これらの図において
も図1に示したと同一要素には同一符号を付しており、
以下、それらについての説明は省略する。
【0068】本実施の形態は、キャブレタ23において
は隔壁33aの上側を高負荷通路32−1A、下側を低
負荷通路32−2Aとし、シリンダヘッド6の吸気ポー
ト7においては隔壁33bの上側(図26においては右
側)を低負荷通路32−2B、下側を高負荷通路32−
1Bとし、前記キャブレタ23の低負荷通路32−2A
を前記高負荷通路32−1Aの下側から横を通って上側
に回り込んで前記吸気ポート7の低負荷通路32−2B
に接続せしめたことを特徴とする。
【0069】而して、本実施の形態によれば、スロット
ルバルブ26の開度が小さな低負荷時に低負荷通路32
−2A,32−2Bを流れる混合気をシリンダヘッド6
の吸気ポート7の上壁7aに沿ってシリンダ3内に偏向
流として流入させることによってシリンダ3内に強いタ
ンブルを発生させることができ、このタンブルによって
シリンダ3内での混合気の霧化を促進して燃焼の安定化
を図ることができる。この結果、混合気のリーン化が可
能となって燃費と排ガス特性の改善を図ることができ
る。
【0070】又、キャブレタ23をシリンダ3の上方に
配置することができるため、キャブレタ23を含んだエ
ンジン1全体をコンパクト化することができ、このよう
なエンジン1をシリンダが略直立し、且つ、吸気系が車
体後方に配置された自動二輪車に適用することができ
る。
【0071】<実施の形態14>次に、本発明の実施の
形態14を図30及び図31に基づいて説明する。尚、
図30は本発明の実施の形態14に係る吸気装置を備え
るエンジンのキャブレタ部分の側断面図、図31は図3
0のP−P線断面図であり、これらの図においても図1
に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、
それらについての説明は省略する。
【0072】本実施の形態においては、吸気通路25を
構成するキャブレタ23のベンチュリ部の隔壁33より
も下側の低負荷通路32−2の横断面形状は図31に示
すように略逆三角形とされ、該低負荷通路32−2の下
端中央部(逆三角形の頂点部分)の曲げR部の曲率半径
rはベンチュリ部の幅寸法Bの1/2よりも小さく(r
<B/2)設定されている。つまり、キャブレタ23の
ベンチュリ部の低負荷通路32−2の横断面は下方に向
かって尖った形状を有している。
【0073】ところで、エンジン1において低負荷時の
燃焼改善を行うと同一吸入空気量では出力が増大するた
めに自動二輪車の同一速度での走行時にはスロットルバ
ルブ26を閉じることになり、結果的に燃費が改善され
る。
【0074】燃焼改善の対象としている領域は低負荷域
であり、このために従来に比してスロットル開度に対す
る出力の変化が大きくなり、自動二輪車のドライバビリ
ティは改善される反面、定常状態で走行している際の僅
かなスロットル開度の変化によって出力が変化すること
があり、走行が円滑になされないという問題が発生す
る。
【0075】又、本実施の形態のように隔壁によって吸
気通路を仕切った構成ではスロットルバルブの下流にお
いて隔壁で整流されるために流量係数が改善され、隔壁
がないものに比して、同一スロットル開度では空気量が
増大することが分かっている。従って、同一速度、即ち
同一出力で運転するときのスロットル開度は更に小さな
ものとなる。
【0076】このため、低速走行時とアイドリング時の
スロットル開度の差が小さくなり、キャブレタのセッテ
ィングが困難となる。即ち、アイドリング時では若干の
リッチセットによって燃焼の安定化を図ることが燃費を
悪化させることなく回転を安定化するために有効であ
り、走行時には燃費を改善するためにリーンセットする
ことが有効である場合、僅かなスロットル開度の差の中
でこのようなセッティングを行うことはキャブレタにと
って極めて難しい。
【0077】又、キャブレタのスロットルバルブの隙間
等の僅かな製造公差のバラツキによっても個々に空気流
量や空燃比の違いが生じるため、厳密な公差管理や最終
工程での調整を必要とする等の量産での問題もあった。
【0078】然るに、本実施の形態では、前述のように
キャブレタ23のベンチュリ部における低負荷通路32
−2の下端中央部の曲げR部の曲率半径rをベンチュリ
部の幅寸法Bの1/2よりも小さく(r<B/2)設定
したため、低負荷通路32−2の横断面は下方に向かっ
て尖った形状となり、スロットルバルブ26のベンチュ
リ部下端からの開き量に対する低負荷通路32−2の面
積変化が小さくなる。この結果、低負荷通路32−2に
同量の空気を流すときのスロットルバルブ26の開度が
大きくなり、アイドリング時と走行時におけるスロット
ル開度の差が大きくなり、アイドリング時と走行時とで
空燃比に差を付けることができ、キャブレタ23のセッ
ティングが容易化する。尚、隔壁33の上側の高負荷通
路32−1に対してはベンチュリ部の幅Bを従来よりも
拡大してスロットル開度の変化に伴う断面積変化を大き
くすることができるため、自動二輪車のドライバビィリ
ティの改善と出力向上を図ることができる。
【0079】<実施の形態15>次に、本発明の実施の
形態15を図32乃至図35に基づいて説明する。尚、
図32は本発明の実施の形態15に係る吸気装置を備え
るエンジンの吸気系の側断面図、図33は図32のQ−
Q線断面図、図34はスロットル開度に対するタンブル
強度の変化を示す図、図35は正味平均有効圧力に対す
る燃費の変化を示す図であり、これらの図においても図
1に示したと同一要素には同一符号を付しており、以
下、それらについての説明は省略する。
【0080】本実施の形態においては、吸気通路25を
構成するキャブレタ23のベンチュリ部の隔壁33より
も下側の低負荷通路32−2の横断面積A(mm2
(図33参照)のエンジン行程容積V(mm3 )(図3
2参照)に対する比率V/Aを1.7以上(V/A≧
1.7)に設定している。
【0081】ところで、本実施の形態のように、吸気通
路を隔壁によって仕切ってタンブル強化による燃焼改善
によって低負荷域における燃費改善を図る際、隔壁位置
の設定によっては図35に示すように中負荷域において
燃費が悪化する場合がある。これは必要以上に筒内流動
を付けることによる冷却損失の増加に起因するものであ
る。
【0082】低負荷通路32−2の横断面積Aはタンブ
ルによる筒内流動の効果を得る際の出力範囲を決定する
ものと考えられるため、この値Aを大きく設定すると不
必要な範囲にまで筒内流動が生じて燃費が悪化する。逆
に横断面積Aを小さく設定すると燃焼改善の効果が限定
された運転領域でのみしか得られないため、この値Aは
出来るだけ大きく設定することが望ましい。実験によれ
ば、低負荷通路32−2の横断面積Aのエンジン行程容
積Vに対する比率V/Aを1.7以上(V/A≧1.
7)に設定すると中負荷域での燃費の悪化を抑えること
ができることが分かった。
【0083】ここで、隔壁なしの場合と隔壁を設けた場
合のスロットル開度に対するタンブル強度をV/Aをパ
ラメータとして図34に示すが、本実施の形態のように
V/A≧1.7に設定すると、中負荷域(スロットル中
開度)におけるタンブル強度を必要以上に大きくするこ
となく、結果として中負荷域での燃費の悪化を抑えるこ
とができる。
【0084】<実施の形態16>次に、本発明の実施の
形態16を図36乃至図39に基づいて説明する。尚、
図36は本発明の実施の形態16に係る吸気装置を備え
るエンジンの吸気系の側断面図、図37は図36のR−
R線断面図、図38は図37のS−S線断面図、図39
は図37のT−T線断面図であり、これらの図において
も図1に示したと同一要素には同一符号を付しており、
以下、それらについての説明は省略する。
【0085】本実施の形態においては、キャブレタ23
の吸気通路25のスロットルバルブ26よりも下流側を
上下に仕切る隔壁33aを図38及び図39に示すよう
に横断面V字状の板金で構成し、この隔壁33aをキャ
ブレタ23の出口側から挿入して固定し、これよりも下
流側の隔壁33の前端面から所定長さLの部分を横断面
V字状に成形して該隔壁33の前端面と前記隔壁33a
とを接続する構成を採用している。
【0086】ところで、吸気通路を隔壁によって仕切っ
たエンジンにおいては、隔壁による抵抗の低減が重要と
なる。キャブレタのスロットルバルブ下流に設けられる
隔壁としては、ベンチュリ面積縮小の影響を小さく抑え
るために特に薄いものが望ましい。又、該隔壁とスロッ
トルバルブとの隙間を詰めることも重要である。
【0087】而して、本実施の形態においては、隔壁3
3aを横断面V字状の板金で構成し、この隔壁33aを
キャブレタ23の出口側から挿入して固定するようにし
たため、該隔壁33aを薄くすることができ、キャブレ
タを流れる空気の流動抵抗を小さく抑えることができる
とともに、隔壁33aの整流効果によって所要の空気流
量を確保することができる。
【0088】又、隔壁33aよりも下流側の隔壁33の
前端面から所定長さの部分を横断面V字状に成形して該
隔壁33の前端面と前記隔壁33aとを接続したため、
隔壁33の断面形状が滑らかに変化し、隔壁33の整流
効果によって該隔壁33に伴う流動抵抗の増加が相殺さ
れる。尚、隔壁33aは板金を折り曲げて成形され、隔
壁33は鋳造によって吸気管22と共に一体成形される
ため、これらの隔壁33a,33を容易に製造すること
ができる。
【0089】<実施の形態17>次に、本発明の実施の
形態17を図40に基づいて説明する。尚、図40は本
発明の実施の形態17に係る吸気装置を備えるエンジン
の吸気系の部分側断面図であり、本図においても図1に
示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、そ
れらについての説明は省略する。
【0090】本実施の形態においては、シリンダヘッド
6と吸気管22との間に断熱板40を介設し、両者を断
熱板40によって遮熱する構成を採用している。
【0091】而して、本実施の形態においては、吸気管
22がシリンダヘッド6側からの燃伝導の影響を受けな
いため、スロットルバルブ26を開けた瞬間でも熱によ
って通路32−1の吸気の充填効率が低下することがな
く、このため、過渡時のエンジン性能が向上する。尚、
低負荷時には吸気管22の加熱による効果は通路32−
2での混合気の流速が大きいために霧化が良く、吸気管
22を断熱しても燃料の気化への影響は殆どなく、燃焼
は良好に維持される。
【0092】又、吸気管22がシリンダヘッド6側から
の燃焼熱の影響を受けない結果、冷機時においてもキャ
ブレタ23のリーンセットが可能となり、排ガス特性と
燃費の改善が図られる。
【0093】尚、以上の実施の形態では、本発明を特に
自動二輪車用の空冷4サイクルエンジンに対して適用し
た場合について述べたが、本発明は吸気通路の途中に摺
動式スロットルバルブを備える他の任意のエンジンの吸
気装置に対しても同様に適用し得ることは勿論である。
【0094】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、吸気通路の途中に摺動式スロットルバルブを備
えるエンジンの吸気装置において、前記スロットルバル
ブの下流の吸気通路を隔壁によってスロットルバルブの
摺動方向に上下に仕切って高負荷通路と低負荷通路と
し、前記スロットルバルブの開度が小さな低負荷時には
吸気を前記低負荷通路からシリンダヘッドの吸気ポート
上壁に沿ってシリンダ内に導くようにしたため、スロッ
トルバルブの開度が小さい低負荷時においては吸気は主
に低負荷通路を流れ、この吸気は低負荷通路を構成する
シリンダヘッドの吸気ポートの上壁に沿ってシリンダ内
に流入し、シリンダ内には吸気によるタンブルが発生
し、このタンブルによってシリンダ内の混合気が十分撹
拌されてその燃焼の安定化が図られ、混合気のリーン化
が実現されて燃費と排ガス特性の改善が図られる。そし
て、本発明によれば、吸気装置に可動部を付加しないた
め、装置の構成が単純化してコストアップを防ぐことが
できるとともに、長期に亘って前記効果を安定的に維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る吸気装置を備える
エンジンの部分断面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る吸気装置を示すエ
ンジンの吸気系の部分側断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図3のC−C線断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る吸気装置のキャブ
レタ部分の平断面図である。
【図7】図6の矢視D方向の図である。
【図8】図6の矢視D方向の図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係る吸気装置のキャブ
レタ部分の側断面図である。
【図10】本発明の実施の形態5に係る吸気装置を示す
エンジンの部分側断面図である。
【図11】本発明の実施の形態6に係る吸気装置を備え
るエンジンの吸気系の側断面図である。
【図12】本発明の実施の形態7に係る吸気装置を備え
るエンジンの吸気系の側断面図である。
【図13】図12のE−E線断面図である。
【図14】図12のF−F線断面図である。
【図15】図12のG−G線断面図である。
【図16】本発明の実施の形態8に係る吸気装置を備え
るエンジンの吸気系の側断面図である。
【図17】図16のH−H線断面図である。
【図18】図16のI−I線断面図である。
【図19】本発明の実施の形態9に係る吸気装置を備え
るエンジンの吸気系の側断面図である。
【図20】図19のJ−J線断面図である。
【図21】図19のK−K線断面図である。
【図22】図19のL−L線断面図である。
【図23】本発明の実施の形態10に係る吸気装置を備
えるエンジンの吸気系の側断面図である。
【図24】本発明の実施の形態11に係る吸気装置を備
えるエンジンの吸気系の側断面図である。
【図25】本発明の実施の形態12に係る吸気装置を備
えるエンジンの吸気系の側断面図である。
【図26】本発明の実施の形態13に係る吸気装置を備
えるエンジンの吸気系の側断面図である。
【図27】図26のM−M線断面図である。
【図28】図26のN−N線断面図である。
【図29】図26のO−O線断面図である。
【図30】本発明の実施の形態14に係る吸気装置を備
えるエンジンのキャブレタ部分の側断面図である。
【図31】図30のP−P線断面図である。
【図32】本発明の実施の形態15に係る吸気装置を備
えるエンジンの吸気系の側断面図である。
【図33】図32のQ−Q線断面図である。
【図34】スロットル開度に対するタンブル強度の変化
を示す図である。
【図35】正味平均有効圧力に対する燃費の変化を示す
図である。
【図36】本発明の実施の形態16に係る吸気装置を備
えるエンジンの吸気系の側断面図である。
【図37】図36のR−R線断面図である。
【図38】図37のS−S線断面図である。
【図39】図37のT−T線断面図である。
【図40】本発明の実施の形態17に係る吸気装置を備
えるエンジンの吸気系の部分側断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 23 キャブレタ 6 シリンダヘッド 6a バルブガイドボス部 7 吸気ポート 7a 吸気ポートの上壁 26 スロットルバルブ 32 吸気通路 32−1 高負荷通路 32−2 低負荷通路 33 隔壁 33a ストレート部 33b 連通孔 34 始動用混合気通路 35 断熱板 36 点火プラグ 37 バルブシート 38 隔壁 40 断熱板

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路の途中に摺動式スロットルバル
    ブを備えるエンジンの吸気装置において、 前記スロットルバルブの下流の吸気通路を隔壁によって
    スロットルバルブの摺動方向に上下に仕切って高負荷通
    路と低負荷通路とし、前記スロットルバルブの開度が小
    さな低負荷時には吸気を前記低負荷通路からシリンダヘ
    ッドの吸気ポート上壁に沿ってシリンダ内に導くように
    したことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記低負荷通路の入口側断面積を出口側
    断面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項1記載
    のエンジンの吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気通路の高負荷通路と低負荷通路
    の断面積の比率を入口側と出口側とで略等しくしたこと
    を特徴とする請求項2記載のエンジンの吸気装置。
  4. 【請求項4】 キャブレタに形成された始動用混合気通
    路を前記低負荷通路に開口せしめたことを特徴とする請
    求項1記載のエンジンの吸気装置。
  5. 【請求項5】 キャブレタと吸気管との間に介設された
    断熱板に前記隔壁の一部を一体に形成したことを特徴と
    する請求項1記載のエンジンの吸気装置。
  6. 【請求項6】 前記低負荷通路を構成する吸気ポートの
    前記隔壁よりも下流の上壁を低負荷通路内方に膨出させ
    たことを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気装
    置。
  7. 【請求項7】 前記吸気ポートの前記隔壁よりも下流の
    上壁の高さが下流方向に低くなるようにしたことを特徴
    とする請求項6記載のエンジンの吸気装置。
  8. 【請求項8】 前記隔壁にその終端から上流にストレー
    ト部を形成したことを特徴とする請求項1記載のエンジ
    ンの吸気装置。
  9. 【請求項9】 シリンダヘッドに形成された吸気ポート
    の上壁側を前記低負荷通路とし、前記隔壁をバルブガイ
    ドボス部まで延長するとともに、前記吸気ポートの断面
    形状を下壁側よりも上壁側が幅広の略逆三角形又は略逆
    台形としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの
    吸気装置。
  10. 【請求項10】 吸気通路の軸方向から見て一方向に偏
    心した位置に点火プラグを取り付けるとともに、シリン
    ダヘッドに形成された吸気ポートの上壁側を前記低負荷
    通路とし、該低負荷通路及び吸気ポートの断面積が点火
    プラグに近い側が遠い側よりも大きくなるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気装置。
  11. 【請求項11】 吸気通路の軸方向から見て一方向に偏
    心した位置に点火プラグを取り付けるとともに、シリン
    ダヘッドに形成された吸気ポートの上壁側を前記低負荷
    通路とし、該低負荷通路の点火プラグに近い側の上壁を
    遠い側の上壁よりも凹ませたことを特徴とする請求項1
    記載のエンジンの吸気装置。
  12. 【請求項12】 バルブガイドボス部を吸気ポートの上
    壁に沿って吸気の流れ方向に連なる形状としてバルブシ
    ートの直前まで延長したことを特徴とする請求項11記
    載のエンジンの吸気装置。
  13. 【請求項13】 前記隔壁に前記高負荷通路と低負荷通
    路を連通させるための連通孔を形成したことを特徴とす
    る請求項1記載のエンジンの吸気装置。
  14. 【請求項14】 前記低負荷通路の出口面積を上流部の
    面積よりも絞ったことを特徴とする請求項1記載のエン
    ジンの吸気装置。
  15. 【請求項15】 前記低負荷通路の入口側に前記スロッ
    トルバルブに近接する別の隔壁を前記隔壁に対して略平
    行に形成したことを特徴とする請求項1記載のエンジン
    の吸気装置。
  16. 【請求項16】 キャブレタにおいては前記隔壁の上側
    を高負荷通路、下側を低負荷通路とし、シリンダヘッド
    の吸気ポートにおいては前記隔壁の上側を低負荷通路、
    下側を高負荷通路とし、前記キャブレタの低負荷通路を
    前記高負荷通路の下側から横を通って上側に回り込んで
    前記吸気ポートの低負荷通路に接続せしめたことを特徴
    とする請求項1記載のエンジンの吸気装置。
  17. 【請求項17】 前記吸気通路を構成するキャブレタの
    ベンチュリ部の隔壁よりも下側の低負荷通路の横断面形
    状を略逆三角形とするとともに、該低負荷通路の下端中
    央部の曲率半径をベンチュリ部の幅よりも小さくしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気装置。
  18. 【請求項18】 前記吸気通路を構成するキャブレタの
    ベンチュリ部の隔壁よりも下側の低負荷通路の横断面積
    A(mm2 )のエンジンの行程容積V(mm3 )に対す
    る比率V/Aを1.7以上に設定したことを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの吸気装置。
  19. 【請求項19】 キャブレタのスロットルバルブよりも
    下流の吸気通路を上下に仕切る隔壁を横断面V字状の板
    金で構成してこれをキャブレタの出口側から挿入して固
    定し、これよりも下流側の隔壁の前端面から所定長さの
    部分を横断面V字状に成形して該隔壁の前端面と前記キ
    ャブレタ側の隔壁とを接続したことを特徴とする請求項
    1記載のエンジンの吸気装置。
  20. 【請求項20】 シリンダヘッドと吸気管との間に断熱
    板を介設したことを特徴とする請求項1記載のエンジン
    の吸気装置。
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