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JPH11165809A - 自動搬送設備 - Google Patents

自動搬送設備

Info

Publication number
JPH11165809A
JPH11165809A JP33547497A JP33547497A JPH11165809A JP H11165809 A JPH11165809 A JP H11165809A JP 33547497 A JP33547497 A JP 33547497A JP 33547497 A JP33547497 A JP 33547497A JP H11165809 A JPH11165809 A JP H11165809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
transport
storage device
objects
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33547497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Kobayashi
安正 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP33547497A priority Critical patent/JPH11165809A/ja
Publication of JPH11165809A publication Critical patent/JPH11165809A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば半導体プロセスの生産ラインにおける半
導体ウエハカセットの搬送に使用される自動搬送設備に
関する。送り元の保管装置と送り先の保管装置が同一の
場合しか、搬送台車は同時に複数のカセットを搭載でき
なかった。そのため必要な搬送台車の数が増えてしまっ
ていた。 【解決手段】搬送設備制御装置8は、搬送指令Dhを受
け取ると、実行前の搬送指令で組み合わせて同時に実行
できるものがあればそれらを組み合わせて、自動搬送設
備7の各構成要素に対して搬送実行の指示を出す。搬送
指令Dh1、Dh2による被搬送物のカセット3a、3
bは、両方とも保管装置1aにありFROM装置が同一
であるため、この二つの指令が組み合わされて同時に実
行される。 【効果】必要な搬送台車の数を減らすことができ、搬送
所要時間が短くなることで、効率の良い搬送を行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体プロ
セスの生産ラインにおける半導体ウエハカセットの搬送
に使用される自動搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に半導体ウエハカセットの搬送に
使用される自動搬送設備で、特に工程間搬送やベイ間搬
送に使用されるものは、被搬送物であるカセットを保管
する複数の保管装置と、これらの保管装置の間に敷設さ
れた搬送路と、この搬送路上をカセットを搭載して走行
する搬送台車と、保管装置と搬送路に接続して設けられ
保管装置と搬送台車の間でカセットの受け渡しを行う受
け渡し装置から構成される。この自動搬送設備は、上位
の搬送指令指示装置から与えられた搬送指令に基づい
て、被搬送物であるカセットの搬送を行うものである。
そして、特に搬送量が多い場合には、搬送台車は荷台に
複数のカセットを搭載し、同時に搬送するカセット数を
増やす構造がとられている。また、受け渡し装置は、同
時に搬送する複数のカセットの受け渡しを同時に行う構
造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した自
動搬送設備においては、搬送台車は同時に複数のカセッ
トを搭載できるが、送り元の保管装置と送り先の保管装
置が同一、つまり同一FROM−TOのカセットだけを
搭載して搬送するものである。従って、同一FROM−
TOのカセットが複数存在しない場合には、搬送台車は
一つのカセットのみの搬送を行うため、必要な搬送台車
の数は増えてしまう。搬送台車の数が増えることによ
り、複数の搬送台車の干渉による渋滞が発生し、搬送所
要時間が長くなり、搬送効率が悪くなるという課題を有
していた。
【0004】また、前述した自動搬送設備においては、
場合によっては搬送量を増やすために、一つのカセット
のみでは搬送を行わず、同時に搬送できるカセットが発
生するまで、つまり同一FROM−TOの搬送指令が発
生するまでは搬送の実行を待たせたりしている。このよ
うな場合には、搬送指令が実行開始されるまでの待ち時
間が非常に長くなってしまうという課題を有していた。
【0005】また、前述した自動搬送設備においては、
搬送台車は現在実行中の搬送が完了してから、つまり搬
送台車上に搭載したカセットを送り先であるTO装置に
搬入して搬送台車が空になってから、次の搬送を実行開
始する。ある搬送台車が搬送を実行完了した時点で、そ
の搬送台車が停止している位置が次に実行する搬送の送
り元であるFROM装置の位置であるとは限らない。搬
送台車が停止している位置がFROM装置と異なる場合
には、搬送台車は次に搬送するカセットを搭載するため
に、次のFROM装置まで空の状態で走行しなければな
らない。そのため、搬送台車の無駄な走行が多くなり、
走行距離、走行時間が長くなってしまうという課題を有
していた。
【0006】また、前述した自動搬送設備においては、
搬送台車は現在実行中の搬送指令の実行完了後に、次の
搬送指令が割り付けられるものである。従って、次の搬
送指令を実行開始してから、搬送可能な搬送台車が到着
するまでの時間は、搬送されるカセットはFROM装置
で待たされることになってしまう。そのため、搬送台車
が到着するまでの待ち時間を含めた搬送時間が長くなっ
てしまうという課題を有していた。
【0007】また、前述した自動搬送設備においては、
受け渡し装置は同時に搬送する複数のカセット、つまり
同一FROM−TOの複数のカセットを同時に受け渡し
する構造であるため、FROM−TOが異なるカセット
を同一の搬送台車に搭載したり、取り外したりすること
はできない。従って、FROM−TOが異なる複数の搬
送指令を同時に実行することが不可能であるという課題
を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、被搬送物を保管する複数の保管装置と、複数の
前記保管装置の間に敷設された搬送路と、前記搬送路上
を被搬送物を搭載して走行する搬送台車と、前記保管装
置と前記搬送路に接続して設けられ前記保管装置と前記
搬送台車の間で被搬送物の受け渡しを行う受け渡し装置
からなる自動搬送設備であって、前記搬送台車は複数の
被搬送物を搭載する荷台を有し、送り元の保管装置およ
び送り先の保管装置の少なくとも一方が異なる複数の被
搬送物を同時に搬送することを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記自動搬送設備は、上位の搬送指令指示装置から与えら
れた実行前の搬送指令であって、送り元の保管装置およ
び送り先の保管装置の少なくとも一方が異なる複数の搬
送指令を組み合わせて同時に実行し、複数の被搬送物の
搬送を同時に行うことを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記搬送台車は、搬送実行中で荷台に空きがある場合に、
搬送途中で別の保管装置から別の被搬送物を搭載し、同
時に搬送することを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記自動搬送設備は、上位の搬送指令指示装置から与えら
れた搬送指令を実行中に、別の実行前の搬送指令を組み
合わせて実行し、複数の被搬送物の搬送を同時に行うこ
とを特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の発明によれば、前
記受け渡し装置は、複数の被搬送物の受け渡しを行うも
のであって、前記搬送台車に搭載された複数の被搬送物
を同時に取り外し、同一の保管装置に同時に搬入する機
能と、前記搬送台車に搭載された複数の被搬送物を一つ
一つ選択して取り外し、別々の保管装置にそれぞれ搬入
する機能とを有することを特徴とする。
【0013】また、請求項6に記載の発明によれば、前
記受け渡し装置は、複数の被搬送物の受け渡しを行うも
のであって、同一の保管装置に収納されている複数の被
搬送物を同時に搬出し、同一の搬送台車に搭載する機能
と、別々の保管装置にそれぞれ収納されている複数の被
搬送物を一つ一つ選択して搬出し、同一の搬送台車に搭
載する機能とを有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の一実施例である自動搬
送設備の概略構成を示す構成図である。図において、1
a〜1dは半導体ウエハカセットの保管装置であり、通
常半導体プロセス工場においては複数台あって工程毎ま
たはベイ毎に設置される。2はこれらの保管装置1a〜
1dの間に敷設された搬送路であり、本実施例では各保
管装置1a〜1dを結びループ状に敷設されている。こ
の搬送路2は、一般的に半導体プロセス工場においては
天井下に軌道として設置されている。3a〜3fは被搬
送物であるカセットであり、保管装置1に収納保管され
ている。4a〜4dは搬送路2上をカセット3を搭載し
て走行する搬送台車であり、本実施例では同時に二つの
カセット3を搭載することができる荷台を有している。
この搬送台車4は、ループ状に敷設された搬送路2上を
一方向に走行する。
【0015】5a〜5dは保管装置1と搬送台車4の間
でカセット3の受け渡しを行う受け渡し装置である。こ
の受け渡し装置5は、本実施例ではカセット3を一対の
カセット把持腕6にて挟んで把持することによって受け
渡しを行うものである。このカセット把持腕6を二対設
けることにより、同時に二つのカセット3の受け渡しが
できるし、また、二対のカセット把持腕6a、6bをそ
れぞれ独立して動作させることにより、一つずつのカセ
ット3の受け渡しも可能である。以上の要素から構成さ
れるのが自動搬送設備7である。
【0016】8はこの自動搬送設備7の制御を行う搬送
設備制御装置であり、自動搬送設備7の各構成要素の管
理および搬送実行の制御を行うものである。9は搬送設
備制御装置8に搬送指令を与える搬送指令指示装置であ
り、通常は半導体プロセス工場においてシステム各部の
監視および制御を行う上位のホストコンピュータの一部
分である。搬送指令指示装置9と搬送設備制御装置8
は、通信回線により接続されている。また、搬送設備制
御装置8は、自動搬送設備7の各構成要素と通信し制御
を行っている。
【0017】Dhは搬送指令指示装置9から搬送設備制
御装置8に通信回線を介して与えられる搬送指令であ
る。搬送設備制御装置8は、この搬送指令Dhに基づい
て自動搬送設備7の各構成要素の制御を行い搬送を実行
する。また、この搬送指令Dhは、通常少なくとも搬送
するカセット3と、送り元の保管装置1a〜1d、送り
先の保管装置1a〜1dとが認識できるデータ、つまり
被搬送物とFROM−TOの情報からなる搬送指令デー
タから構成される。
【0018】次に上記構成による実施例の動作について
説明する。まず、送り元であるFROM装置が同一で、
送り先であるTO装置が異なる二つのカセット3a、3
bの搬送を組み合わせて同時に実行した場合の例につい
て説明する。搬送指令指示装置9から二つの搬送指令D
h1とDh2が、あまり時間差がないタイミングで搬送
設備制御装置8に与えられたとする。つまり、搬送指令
Dh1がまだ実行される前に別の搬送指令Dh2が与え
られたとする。搬送指令Dh1は、被搬送物:カセット
3a、FROM:保管装置1a、TO:保管装置1bの
搬送指令データである。搬送指令Dh2は、被搬送物:
カセット3b、FROM:保管装置1a、TO:保管装
置1cの搬送指令データである。すなわち、この二つの
搬送指令Dh1、Dh2は、FROM装置が同一で、T
O装置が異なる搬送指令である。
【0019】搬送設備制御装置8は、搬送指令Dhを受
け取ると、実行前の搬送指令で組み合わせて同時に実行
できるものがあればそれらを組み合わせて、自動搬送設
備7の各構成要素に対して搬送実行の指示を出す。搬送
指令Dh1、Dh2による被搬送物のカセット3a、3
bは、両方とも保管装置1aにありFROM装置が同一
であるため、この二つの指令が組み合わされて同時に実
行される。
【0020】まず、搬送路2上にある空の搬送台車4a
に搬送指令が割り付けられ、搬送台車4aはFROM装
置である保管装置1aの受け渡し位置まで走行して停止
する。そこで、保管装置1aにある被搬送物のカセット
3a、3bは、受け渡し装置5aによって空の搬送台車
4aの荷台に積み込まれる。この時、受け渡し装置5a
は、二つのカセット3a、3bを二対のカセット把持腕
6a、6bにて同時に把持して保管装置1aから搬出す
る。
【0021】カセット3a、3bを搭載した搬送台車4
aは、搬送路2を走行してカセット3aのTO装置であ
る保管装置1bの受け渡し位置で停止する。ここで保管
装置1bの受け渡し装置5bは、搬送台車4a上にある
二つのカセット3a、3bのうち、保管装置1bに収納
されるべきカセット3aを選択して、片側のカセット把
持腕6のみを動作させて保管装置1bに搬入する。この
時点で搬送指令Dh1は完了する。
【0022】次に、搬送台車4aは、荷台に残ったカセ
ット3bを搭載したまま、そのTO装置である保管装置
1cの受け渡し位置まで走行する。そこで同様に保管装
置1cの受け渡し装置5cは、保管装置1cに収納され
るべきカセット3bを選択して保管装置1cに搬入す
る。この時点で搬送指令Dh2は完了する。
【0023】続いて、FROM装置が異なり、TO装置
が同一である二つのカセット3c、3dの搬送を組み合
わせて同時に実行した場合の例について説明する。搬送
指令指示装置9から搬送設備制御装置8に対して搬送指
令Dh3が与えられ、搬送指令Dh3がまだ実行される
前に別の搬送指令Dh4が与えられたとする。搬送指令
Dh3は、被搬送物:カセット3c、FROM:保管装
置1b、TO:保管装置1dの搬送指令データである。
搬送指令Dh4は、被搬送物:カセット3d、FRO
M:保管装置1c、TO:保管装置1dの搬送指令デー
タである。すなわち、この二つの搬送指令Dh3、Dh
4は、FROM装置が異なり、TO装置が同一である搬
送指令である。従って、TO装置が同一であるため、こ
の二つの搬送指令を組み合わせて同時に実行する。
【0024】まず、搬送路2上にある空の搬送台車4b
に搬送指令が割り付けられ、搬送台車4bはカセット3
cのFROM装置である保管装置1bの受け渡し位置ま
で走行して停止する。そこで、保管装置1bにあるカセ
ット3cは、受け渡し装置5bによって空の搬送台車4
bの荷台に積み込まれる。この時、受け渡し装置5b
は、カセット3cを片側のカセット把持腕6にて把持し
て保管装置1bから搬出する。
【0025】カセット3cを搭載した搬送台車4bは、
搬送路2を走行して次のカセット3dのFROM装置で
ある保管装置1cの受け渡し位置で停止する。そこで、
保管装置1cにある被搬送物のカセット3dは、同様に
受け渡し装置5cによって搬送台車4bの空いている荷
台に積み込まれる。
【0026】次に、カセット3c、3dを搭載した搬送
台車4bは、搬送路2を走行してカセット3c、3dの
TO装置である保管装置1dの受け渡し位置で停止す
る。ここで搬送台車4b上のカセット3c、3dは、保
管装置1dの受け渡し装置5dによって降ろされ保管装
置1dに収納される。この時、受け渡し装置5dは、二
つのカセット3c、3dを二対のカセット把持腕6a、
6bにて同時に把持して保管装置1cに搬入する。この
時点で搬送指令Dh3およびDh4は完了する。
【0027】以上の説明は、TO装置のみが異なる二つ
搬送指令の場合と、FROM装置のみが異なる二つの搬
送指令の場合の実施例であるが、FROM装置とTO装
置の両方が異なる搬送指令の場合でも、同様に搬送指令
を組み合わせて実行することは可能である。また、搬送
台車4の荷台が三つ以上のカセットを搭載できる構造で
あれば、三つ以上の搬送指令を組み合わせて実行するこ
とも可能である。
【0028】以上のように、本発明の搬送台車4は、送
り元の保管装置1a〜cおよび送り先の保管装置1b〜
dの少なくとも一方が異なる複数のカセット3a、3b
または3c、3dを搭載し、同時に搬送することができ
る。従って、搬送台車4は一つのカセットのみを搭載し
て搬送を行うことが極めて少ないため、必要な搬送台車
4の数を減らすことができ、複数の搬送台車4a〜dの
干渉による渋滞がなくなる。また、搬送可能な搬送台車
4が到着するまでの待ち時間が短くなり、搬送時間を短
くすることができる。
【0029】さらに、本発明の自動搬送設備7は、上位
の搬送指令指示装置9から与えられた実行前の搬送指令
であって、送り元の保管装置1a〜cおよび送り先の保
管装置1b〜dの少なくとも一方が異なる複数の搬送指
令Dh1、Dh2またはDh3、Dh4を組み合わせて
同時に実行し、複数のカセット3a、3bまたは3c、
3dの搬送を同時に行うことができる。従って、搬送指
令Dhが実行されるまでの待ち時間を含めた搬送時間を
短くすることができる。
【0030】次に別の実施例の動作について説明する。
搬送指令指示装置9から搬送指令Dh5が搬送設備制御
装置8に与えられたとする。搬送指令Dh5は、被搬送
物:カセット3e、FROM:保管装置1c、TO:保
管装置1aの搬送指令データである。この時、他に組み
合わせて同時に実行できる搬送指令がなければ、搬送設
備制御装置8は搬送指令Dh5を単独で実行する。
【0031】まず、搬送路2上にある空の搬送台車4c
に搬送指令が割り付けられ、搬送台車4cはFROM装
置である保管装置1cの受け渡し位置まで走行して停止
する。そこで、保管装置1cにある被搬送物のカセット
3eは、受け渡し装置5cによって保管装置1cから搬
出され、空の搬送台車4cの荷台に積み込まれる。カセ
ット3eを搭載した搬送台車4cは、荷台にまだ空きが
ある状態でカセット3eのTO装置である保管装置1a
に向けて走行を開始する。
【0032】この時、搬送指令指示装置9から別の搬送
指令Dh6が搬送設備制御装置8に与えられたとする。
搬送指令Dh6は、被搬送物:カセット3f、FRO
M:保管装置1d、TO:保管装置1aの搬送指令デー
タである。搬送設備制御装置8は、搬送指令Dh6を受
け取ると、現在実行中の搬送指令も含めて同時に実行で
きる搬送指令があれば、それを組み合わせて実行する。
この場合、搬送指令Dh5による搬送を実行している搬
送台車4cは、その荷台にまだ空きがあるため、まだ保
管装置1dを通過していなければ、搬送指令Dh6を組
み合わせて同時実行可能である。
【0033】搬送指令Dh5とDh6が組み合わせて同
時実行可能な時、搬送路2上を走行してきた搬送台車4
cに搬送指令Dh6が割り付けられ、搬送台車4cは搬
送指令Dh6のFROM装置である保管装置1dの受け
渡し位置まで走行して停止する。そこで、保管装置1d
にある被搬送物のカセット3fは、受け渡し装置5dに
よって搬送台車4cの空いている荷台に積み込まれる。
【0034】カセット3e、3fを搭載した搬送台車4
cは、搬送路2を走行してカセット3e、3fのTO装
置である保管装置1aの受け渡し位置で停止する。ここ
で保管装置1aの受け渡し装置5aによって、搬送台車
4c上のカセット3e、3fは降ろされ保管装置1aに
収納される。この時、受け渡し装置5aは、二つのカセ
ット3e、3fを二対のカセット把持腕6a、6bにて
同時に把持して保管装置1aに搬入する。この時点で搬
送指令Dh5およびDh6は完了する。
【0035】この実施例では、搬送指令Dh5、Dh6
は、TO装置が保管装置1aで同一の場合であるが、T
O装置が異なる二つの搬送指令の場合であっても、同様
に一つの搬送指令実行中に別の搬送指令を組み合わせて
同時実行することは可能である。また、搬送台車4の荷
台に空きが発生すれば、三つ以上の搬送指令を連続的に
組み合わせて実行することも可能である。
【0036】以上のように、本発明の搬送台車4は、搬
送指令Dh5による搬送実行中に荷台に空きがあるた
め、搬送途中で別の保管装置1dから別のカセット3f
を搭載し、同時に搬送することができる。従って、搬送
台車4は荷台に空きがある状態で搬送を行うことが少な
いため、必要な搬送台車4の数を減らすことができ、搬
送可能な搬送台車4が到着するまでの待ち時間を含めた
搬送時間を短くすることができる。
【0037】また、本発明の自動搬送設備7は、上位の
搬送指令指示装置9から与えられた搬送指令Dh5を実
行中に、別の実行前の搬送指令Dh6を組み合わせて実
行し、複数のカセット3e、3fの搬送を同時に行うこ
とができる。従って、搬送指令Dhが実行されるまでの
待ち時間を含めた搬送時間を短くすることができる。
【0038】また、各保管装置1a〜dに設けられた受
け渡し装置5a〜dは、同一の搬送台車4に搭載された
複数のカセット3を一つ一つ選択して取り外し、別々の
保管装置1a〜dにそれぞれ搬入する機能と、逆に別々
の保管装置1a〜dにそれぞれ収納されている複数のカ
セット3を一つ一つ選択して搬出し、同一の搬送台車4
に搭載する機能とを有することにより、これまでに説明
したFROM−TOが異なる複数の搬送指令Dhを同時
に実行することが可能となる。
【0039】さらに、この受け渡し装置5a〜dは、T
O装置が同一である複数の搬送指令Dhを同時に実行す
る場合には、搬送台車4に搭載された複数のカセット3
を同時に取り外し、同一の保管装置1に同時に搬入する
機能を有し、逆にFROMが同一である複数の搬送指令
Dhを同時に実行する場合には、同一の保管装置1に収
納されている複数のカセット3を同時に搬出し、同一の
搬送台車4に同時に搭載する機能を有するために、カセ
ット3の受け渡しに要する時間を短縮することができ、
さらに効率の良い搬送を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送台車は、FROM−TOの少なくとも一方が異なる
複数のカセットを搭載し同時に搬送するので、搬送台車
は一つのカセットのみを搭載して搬送を行うことが極め
て少なくなる。従って、全体として必要な搬送台車の数
を減らすことができ、複数の搬送台車の干渉による渋滞
をなくすことができる。それにより、実際の搬送所要時
間を短くすることができ、効率の良い搬送を行うことが
できる。
【0041】さらに、本発明の自動搬送設備は、FRO
M−TOの少なくとも一方が異なる複数の搬送指令を組
み合わせて同時に実行するので、同一FROM−TOの
搬送指令が発生するまで搬送指令の実行を待たせる必要
がなくなり、搬送指令が実行開始されるまでの待ち時間
を含めた搬送時間を短くすることができる。
【0042】また、本発明の搬送台車は、搬送実行中で
荷台に空きがある場合に、搬送途中で別の保管装置から
別のカセットを搭載し同時に搬送するので、別の搬送台
車がカセットを搭載するためにFROM装置まで空の状
態で走行するといった無駄な走行が少なくなる。従っ
て、搬送台車1台あたりの走行距離、走行時間を短くす
ることができる。
【0043】さらに、本発明の自動搬送設備は、上位の
搬送指令指示装置から与えられた搬送指令を実行中に、
別の実行前の搬送指令を組み合わせて実行するので、別
の搬送可能な搬送台車が到着するまで待たされることが
なく、搬送台車が到着するまでの待ち時間を含めた搬送
時間を短くすることができる。
【0044】また、各保管装置に設けられた受け渡し装
置は、同一の搬送台車に搭載された複数のカセットを一
つ一つ選択して取り外し、別々の保管装置にそれぞれ搬
入する機能と、逆に別々の保管装置にそれぞれ収納され
ている複数のカセットを一つ一つ選択して搬出し、同一
の搬送台車に搭載する機能とを有するので、FROM−
TOが異なる複数の搬送指令を同時に実行し、効率の良
い搬送を行うことが可能となる。
【0045】さらに、この受け渡し装置は、TO装置が
同一である複数の搬送指令を同時に実行する場合には、
搬送台車に搭載された複数のカセットを同時に取り外
し、同一の保管装置に同時に搬入する機能を有し、逆に
FROMが同一である複数の搬送指令を同時に実行する
場合には、同一の保管装置に収納されている複数のカセ
ットを同時に搬出し、同一の搬送台車に同時に搭載する
機能を有するので、カセットの受け渡しに要する時間を
短縮することができ、さらに効率の良い搬送を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示す構成図。
【符号の説明】
1a〜1d…保管装置 2…搬送路 3a〜3f…カセット 4a〜4d…搬送台車 5a〜5d…受け渡し装置 6a〜6b…カセット把持腕 7…自動搬送設備 8…搬送設備制御装置 9…搬送指令指示装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被搬送物を保管する複数の保管装置と、複
    数の前記保管装置の間に敷設された搬送路と、前記搬送
    路上を被搬送物を搭載して走行する搬送台車と、前記保
    管装置と前記搬送路に接続して設けられ前記保管装置と
    前記搬送台車の間で被搬送物の受け渡しを行う受け渡し
    装置からなる自動搬送設備であって、前記搬送台車は複
    数の被搬送物を搭載する荷台を有し、送り元の保管装置
    および送り先の保管装置の少なくとも一方が異なる複数
    の被搬送物を同時に搬送することを特徴とする自動搬送
    設備。
  2. 【請求項2】前記自動搬送設備は、上位の搬送指令指示
    装置から与えられた実行前の搬送指令であって、送り元
    の保管装置および送り先の保管装置の少なくとも一方が
    異なる複数の搬送指令を組み合わせて同時に実行し、複
    数の被搬送物の搬送を同時に行うことを特徴とする請求
    項1記載の自動搬送設備。
  3. 【請求項3】前記搬送台車は、搬送実行中で荷台に空き
    がある場合に、搬送途中で別の保管装置から別の被搬送
    物を搭載し、同時に搬送することを特徴とする請求項1
    記載の自動搬送設備。
  4. 【請求項4】前記自動搬送設備は、上位の搬送指令指示
    装置から与えられた搬送指令を実行中に、別の実行前の
    搬送指令を組み合わせて実行し、複数の被搬送物の搬送
    を同時に行うことを特徴とする請求項1記載の自動搬送
    設備。
  5. 【請求項5】前記受け渡し装置は、複数の被搬送物の受
    け渡しを行うものであって、前記搬送台車に搭載された
    複数の被搬送物を同時に取り外し、同一の保管装置に同
    時に搬入する機能と、前記搬送台車に搭載された複数の
    被搬送物を一つ一つ選択して取り外し、別々の保管装置
    にそれぞれ搬入する機能とを有することを特徴とする請
    求項1記載の自動搬送設備。
  6. 【請求項6】前記受け渡し装置は、複数の被搬送物の受
    け渡しを行うものであって、同一の保管装置に収納され
    ている複数の被搬送物を同時に搬出し、同一の搬送台車
    に搭載する機能と、別々の保管装置にそれぞれ収納され
    ている複数の被搬送物を一つ一つ選択して搬出し、同一
    の搬送台車に搭載する機能とを有することを特徴とする
    請求項1記載の自動搬送設備。
JP33547497A 1997-12-05 1997-12-05 自動搬送設備 Withdrawn JPH11165809A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100950625B1 (ko) * 2005-09-14 2010-04-01 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 이송 스테이션용 장치 및 방법
JP2020203787A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 オムロン株式会社 搬送制御システム、搬送制御方法、および制御プログラム。

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