JPH11164291A - 映像情報表示システム - Google Patents
映像情報表示システムInfo
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- JPH11164291A JPH11164291A JP20045298A JP20045298A JPH11164291A JP H11164291 A JPH11164291 A JP H11164291A JP 20045298 A JP20045298 A JP 20045298A JP 20045298 A JP20045298 A JP 20045298A JP H11164291 A JPH11164291 A JP H11164291A
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Links
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Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置価格が安価で,保守点検等の維持コスト
やランニングコストが安価であり,装置寿命の長い,映
像情報表示システムを提供すること。 【解決手段】 透明部材10と該透明部材10に貼付け
られたホログラムスクリーン11と該ホログラムスクリ
ーン11に映像情報を照射する照射装置12とよりな
る。そして,通信回線を介して接続された中央制御装置
により制御するよう構成されている。
やランニングコストが安価であり,装置寿命の長い,映
像情報表示システムを提供すること。 【解決手段】 透明部材10と該透明部材10に貼付け
られたホログラムスクリーン11と該ホログラムスクリ
ーン11に映像情報を照射する照射装置12とよりな
る。そして,通信回線を介して接続された中央制御装置
により制御するよう構成されている。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,動画あるいは静止画等の映像情
報を提示する映像情報表示システムに関する。
報を提示する映像情報表示システムに関する。
【0002】
【従来技術】従来,静止画,動画等から構成した映像情
報をショールーム等で広く通行人,観察者に提示する手
段として,スクリーンと該スクリーンに映像情報を供給
する供給装置とよりなる映像情報表示システムが利用さ
れている。具体的には,ビデオテープ,光ディスク,ス
ライド等に記録された映像情報をビデオデッキ,LDプ
レイヤー,プロジェクター等の各種再生装置に接続され
たCRT,液晶パネル等の表示装置を用いて再生,提示
していた。
報をショールーム等で広く通行人,観察者に提示する手
段として,スクリーンと該スクリーンに映像情報を供給
する供給装置とよりなる映像情報表示システムが利用さ
れている。具体的には,ビデオテープ,光ディスク,ス
ライド等に記録された映像情報をビデオデッキ,LDプ
レイヤー,プロジェクター等の各種再生装置に接続され
たCRT,液晶パネル等の表示装置を用いて再生,提示
していた。
【0003】
【解決しようとする課題】ところで,広域展開した店舗
や支店,営業所等において情報提供を行うために映像情
報表示システムを使用する場合について考える。この場
合,各店舗等の映像情報表示システムを運用するに当
り,例えば各店舗等に運用上のノウハウを伝え,作業員
の研修を行う必要がある。これは映像情報表示システム
の設置範囲が狭く,設置台数が少なく,作業員の人数が
少ない場合には問題なく実行できる。しかし,映像情報
表示システムの設置範囲が広範囲にわたり,台数が多
く,作業員の人数が非常に多い場合,手間とコストのか
かる非常に面倒な研修やマニュアルの配布等を実施する
必要がある。
や支店,営業所等において情報提供を行うために映像情
報表示システムを使用する場合について考える。この場
合,各店舗等の映像情報表示システムを運用するに当
り,例えば各店舗等に運用上のノウハウを伝え,作業員
の研修を行う必要がある。これは映像情報表示システム
の設置範囲が狭く,設置台数が少なく,作業員の人数が
少ない場合には問題なく実行できる。しかし,映像情報
表示システムの設置範囲が広範囲にわたり,台数が多
く,作業員の人数が非常に多い場合,手間とコストのか
かる非常に面倒な研修やマニュアルの配布等を実施する
必要がある。
【0004】従来技術において,広範囲に多数のシステ
ムを設置する場合の各システムの管理や運用等(上述の
教育,研修等はこの一例である)にかかるコストの削減
について充分に考慮された映像情報表示システムは見当
たらなかった。
ムを設置する場合の各システムの管理や運用等(上述の
教育,研修等はこの一例である)にかかるコストの削減
について充分に考慮された映像情報表示システムは見当
たらなかった。
【0005】また,映像情報表示システムを商品コマー
シャル等の表示に使用する場合,映像表示システム上を
ただ漫然と流れる映像情報だけでは通行人や観察者の注
意と関心を引くことは困難であり,効果的な広告,宣伝
を行うことは困難であった。つまり,アイキャッチ効果
が小さかった。
シャル等の表示に使用する場合,映像表示システム上を
ただ漫然と流れる映像情報だけでは通行人や観察者の注
意と関心を引くことは困難であり,効果的な広告,宣伝
を行うことは困難であった。つまり,アイキャッチ効果
が小さかった。
【0006】このため,映像情報表示システムの使用の
際には,通行人や観察者が最も見やすくなるように,よ
り通行人や観察者の注意を喚起するように,映像情報を
適宜調整する必要がある。なお,この調整には映像を見
やすくするために輝度を調整することや,色ズレの補
正,色合いを適当なものとする調整,また映像表示位置
の調整等が考えられる。調整不足で映像情報が認識し難
い状態では,通行人や観察者にアピールする力が弱く,
高いアイキャッチ効果を得ることが困難となるおそれが
ある。
際には,通行人や観察者が最も見やすくなるように,よ
り通行人や観察者の注意を喚起するように,映像情報を
適宜調整する必要がある。なお,この調整には映像を見
やすくするために輝度を調整することや,色ズレの補
正,色合いを適当なものとする調整,また映像表示位置
の調整等が考えられる。調整不足で映像情報が認識し難
い状態では,通行人や観察者にアピールする力が弱く,
高いアイキャッチ効果を得ることが困難となるおそれが
ある。
【0007】以上の問題に対処し,より高いアイキャッ
チ効果を得るために,各映像情報表示システムに対し映
像情報の調整を行う調整装置を設置することが考えられ
るが,この調整装置のコスト分,映像情報表示システム
の価格が高くなってしまう。その上,調整装置の保守点
検等に用する維持コスト,調整装置のランニングコスト
が加わりコスト高となるという問題が生じるおそれがあ
った。
チ効果を得るために,各映像情報表示システムに対し映
像情報の調整を行う調整装置を設置することが考えられ
るが,この調整装置のコスト分,映像情報表示システム
の価格が高くなってしまう。その上,調整装置の保守点
検等に用する維持コスト,調整装置のランニングコスト
が加わりコスト高となるという問題が生じるおそれがあ
った。
【0008】また,上記映像情報表示システムは常時映
像情報が提示された状態で使用されることから,再生装
置,表示装置は常に作動状態にある。従って,これらの
各装置が消費する電力も大きく,省エネルギー,ランニ
ングコスト削減の点において問題があった。また,再生
装置,表示装置の作動時間が長くなるため,これら装置
の寿命が短くなるという問題もあった。
像情報が提示された状態で使用されることから,再生装
置,表示装置は常に作動状態にある。従って,これらの
各装置が消費する電力も大きく,省エネルギー,ランニ
ングコスト削減の点において問題があった。また,再生
装置,表示装置の作動時間が長くなるため,これら装置
の寿命が短くなるという問題もあった。
【0009】本発明は,かかる問題点に鑑み,装置価格
が安価で,保守点検等の維持コストやランニングコスト
が安価であり,装置寿命の長い,映像情報表示システム
を提供しようとするものである。
が安価で,保守点検等の維持コストやランニングコスト
が安価であり,装置寿命の長い,映像情報表示システム
を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】請求項1記載の発明は,透明部材と
該透明部材に貼付けられたホログラムスクリーンと該ホ
ログラムスクリーンに映像情報を照射する照射装置とよ
りなる映像情報表示システムにおいて,上記映像情報表
示システムは通信回線を介して接続された中央制御装置
により制御するよう構成されていることを特徴とする映
像情報表示システムにある。
該透明部材に貼付けられたホログラムスクリーンと該ホ
ログラムスクリーンに映像情報を照射する照射装置とよ
りなる映像情報表示システムにおいて,上記映像情報表
示システムは通信回線を介して接続された中央制御装置
により制御するよう構成されていることを特徴とする映
像情報表示システムにある。
【0011】上記中央制御装置は,例えば大型コンピュ
ーター,各種ワークステーション等より構成することが
できる。更に本発明の効果を一層得るためには上記中央
制御装置の一台に対し非常に多数の映像情報装置を接続
することが好ましい。
ーター,各種ワークステーション等より構成することが
できる。更に本発明の効果を一層得るためには上記中央
制御装置の一台に対し非常に多数の映像情報装置を接続
することが好ましい。
【0012】上記通信回線としては,例えば公衆回線,
専用線等の音声通信用の回線(電話回線)の他,ケーブ
ルテレビ等に利用されている動画配信用の光ケーブル等
の回線,衛星通信を利用したCSデジタル等の電波を利
用した回線等,有線,無線を問わず各種の通信回線を利
用することができる。また,インターネット等のコンピ
ュータネットワークを利用することもできる。
専用線等の音声通信用の回線(電話回線)の他,ケーブ
ルテレビ等に利用されている動画配信用の光ケーブル等
の回線,衛星通信を利用したCSデジタル等の電波を利
用した回線等,有線,無線を問わず各種の通信回線を利
用することができる。また,インターネット等のコンピ
ュータネットワークを利用することもできる。
【0013】上記ホログラムスクリーンとしては透過型
ホログラムスクリーンを使用することができる。また,
上記ホログラムスクリーンとしては反射型ホログラムス
クリーンを使用することができる。
ホログラムスクリーンを使用することができる。また,
上記ホログラムスクリーンとしては反射型ホログラムス
クリーンを使用することができる。
【0014】また,上記ホログラムスクリーンとして
は,アイキャッチ効果をより高めるために透明なものを
使用することが好ましい。これにより,観察者がホログ
ラムスクリーンを通して該ホログラムスクリーンの背後
にある展示商品,背景等を見ることができるよう構成す
ることができる。また,一見何もない空間(実際には透
明部材とホログラムスクリーンが設置されている)に突
然映像情報が現れたように見せかけることができるた
め,大いに観察者の注意と関心を引くことができる。ま
た,観察者の視界を遮らぬよう構成することが可能とな
るため,映像情報表示システム設置の自由度を高くする
ことができる。
は,アイキャッチ効果をより高めるために透明なものを
使用することが好ましい。これにより,観察者がホログ
ラムスクリーンを通して該ホログラムスクリーンの背後
にある展示商品,背景等を見ることができるよう構成す
ることができる。また,一見何もない空間(実際には透
明部材とホログラムスクリーンが設置されている)に突
然映像情報が現れたように見せかけることができるた
め,大いに観察者の注意と関心を引くことができる。ま
た,観察者の視界を遮らぬよう構成することが可能とな
るため,映像情報表示システム設置の自由度を高くする
ことができる。
【0015】上記透明部材としては各種ガラス類,樹脂
類により構成されたショーウインドのウィンドウガラ
ス,各種移動体(自動車,船舶,飛行機,電車等)のリ
アガラスやフロントガラス,営業所,小売店等の建築物
の窓ガラス,接客室等の部屋の周囲に配設されたガラス
やプラスチック製の透明壁等を挙げることができる。
類により構成されたショーウインドのウィンドウガラ
ス,各種移動体(自動車,船舶,飛行機,電車等)のリ
アガラスやフロントガラス,営業所,小売店等の建築物
の窓ガラス,接客室等の部屋の周囲に配設されたガラス
やプラスチック製の透明壁等を挙げることができる。
【0016】上記照射装置としては,スライド投影機,
OHP(オーバー・ヘッド・プロジェクタ),液晶プロ
ジェクター,映写機等の静止画,動画等を照射可能な各
種装置を使用することができる。また,上記照射装置に
対し外部から映像情報を供給することもできる。この場
合の供給装置としては,ビデオテープ,光ディスク等の
再生装置,インターネット接続されたパソコン等の情報
機器を挙げることができる。また,中央制御装置から映
像情報を配信することもできる。
OHP(オーバー・ヘッド・プロジェクタ),液晶プロ
ジェクター,映写機等の静止画,動画等を照射可能な各
種装置を使用することができる。また,上記照射装置に
対し外部から映像情報を供給することもできる。この場
合の供給装置としては,ビデオテープ,光ディスク等の
再生装置,インターネット接続されたパソコン等の情報
機器を挙げることができる。また,中央制御装置から映
像情報を配信することもできる。
【0017】本発明の作用効果について説明する。本発
明の映像情報表示システムは通信回線を介して接続され
た中央制御装置により制御するよう構成されている。こ
れにより,映像情報表示システムを管理・運用するに当
たり,中央制御装置側で一括して管理・運用することが
できるため,映像情報表示システム側での管理・運用コ
ストを削減することができる。この点で,省力化,省人
化を図ることができる。
明の映像情報表示システムは通信回線を介して接続され
た中央制御装置により制御するよう構成されている。こ
れにより,映像情報表示システムを管理・運用するに当
たり,中央制御装置側で一括して管理・運用することが
できるため,映像情報表示システム側での管理・運用コ
ストを削減することができる。この点で,省力化,省人
化を図ることができる。
【0018】また,映像情報表示システムの管理・運用
は中央制御装置に任せることができるため,各映像情報
表示システムの構造を単純なものとすることができ,そ
の分装置価格を安価とすることができる。つまり,映像
情報表示システムを,映像を表示する機能と,中央制御
装置の制御を受容する機能とよりなるといった単純な構
造とすることができる。
は中央制御装置に任せることができるため,各映像情報
表示システムの構造を単純なものとすることができ,そ
の分装置価格を安価とすることができる。つまり,映像
情報表示システムを,映像を表示する機能と,中央制御
装置の制御を受容する機能とよりなるといった単純な構
造とすることができる。
【0019】そして,映像情報表示システムの構造が単
純であるため,装置コストを安価とすることができる。
また,構造が単純であるため保守点検等の維持コストや
ランニングコストを安価とすることができる。また,構
造が単純であるため,装置故障が起こり難い。
純であるため,装置コストを安価とすることができる。
また,構造が単純であるため保守点検等の維持コストや
ランニングコストを安価とすることができる。また,構
造が単純であるため,装置故障が起こり難い。
【0020】更に,映像情報表示システムの各部の様々
な調整についても,中央制御装置側で行うことができる
ため,システムの操作法等を易しくすることができ,作
業員の教育・研修の手間を省くことができる。更に,装
置構造が単純であるため,非熟練の作業員にとって扱い
やすい映像表示システムを得ることができる。
な調整についても,中央制御装置側で行うことができる
ため,システムの操作法等を易しくすることができ,作
業員の教育・研修の手間を省くことができる。更に,装
置構造が単純であるため,非熟練の作業員にとって扱い
やすい映像表示システムを得ることができる。
【0021】上記管理・運用のための機構として,例え
ば,故障や劣化を早期に発見するための診断機構等が挙
げられる。このような診断機構を中央制御装置側に設け
ることで装置寿命を長くすることが可能となり,更に診
断機構を設けることで映像情報表示システムの構造が複
雑になることや,価格が高くなることを防止することが
できる。
ば,故障や劣化を早期に発見するための診断機構等が挙
げられる。このような診断機構を中央制御装置側に設け
ることで装置寿命を長くすることが可能となり,更に診
断機構を設けることで映像情報表示システムの構造が複
雑になることや,価格が高くなることを防止することが
できる。
【0022】また,例えば,予め設定した時間に映像情
報表示システムを起動,終了させること,システムに対
し休止期間を設け,連続運転を防止する等の制御を中央
制御装置から行うこともでき,この場合には,映像情報
表示システムを必要時のみ稼働するというきめ細かい制
御が可能となるため,装置寿命を長くしたり,ランニン
グコストを削減することができる。その他,表示する映
像情報を選択すること,緊急情報,新聞の号外情報を選
択すること等の管理を行うことができる。
報表示システムを起動,終了させること,システムに対
し休止期間を設け,連続運転を防止する等の制御を中央
制御装置から行うこともでき,この場合には,映像情報
表示システムを必要時のみ稼働するというきめ細かい制
御が可能となるため,装置寿命を長くしたり,ランニン
グコストを削減することができる。その他,表示する映
像情報を選択すること,緊急情報,新聞の号外情報を選
択すること等の管理を行うことができる。
【0023】また,ホログラムスクリーンは映像情報を
照射することで,この映像情報よりなる照射光を回折,
散乱することにより映像を表示している。よって,ホロ
グラムスクリーンは電源や駆動装置等の必要がないた
め,本発明にかかる映像情報表示システムはランニング
コストが安価で,省エネルギーである。
照射することで,この映像情報よりなる照射光を回折,
散乱することにより映像を表示している。よって,ホロ
グラムスクリーンは電源や駆動装置等の必要がないた
め,本発明にかかる映像情報表示システムはランニング
コストが安価で,省エネルギーである。
【0024】また,後述するごとくホログラムスクリー
ンに対し,観察者に対し強い印象を与えることができる
ような鮮明でインパクトある正常な映像を表示させるた
めにはある程度の補正や調整作業を行う必要がある。本
発明にかかる映像情報表示システムにおいては,これら
の調整や補正を中央制御装置側で行うことができるた
め,映像情報表示システム側で面倒で手間のかかる各種
調整,補正作業を行う必要がなくなり,全体として管理
コストや管理の手間を削減することができる。
ンに対し,観察者に対し強い印象を与えることができる
ような鮮明でインパクトある正常な映像を表示させるた
めにはある程度の補正や調整作業を行う必要がある。本
発明にかかる映像情報表示システムにおいては,これら
の調整や補正を中央制御装置側で行うことができるた
め,映像情報表示システム側で面倒で手間のかかる各種
調整,補正作業を行う必要がなくなり,全体として管理
コストや管理の手間を削減することができる。
【0025】また,照射する映像情報のデータは映像情
報表示システム側に置くこともできるが,上記中央制御
装置側に置くこともできる。この場合には,映像情報の
管理を中央制御装置側で一括して行うことができるた
め,管理コストを削減することができる。
報表示システム側に置くこともできるが,上記中央制御
装置側に置くこともできる。この場合には,映像情報の
管理を中央制御装置側で一括して行うことができるた
め,管理コストを削減することができる。
【0026】例えば,新製品発表会を各支店,営業所等
で同時に開催する場合に,本発明にかかる映像情報表示
システムを各支店,営業所等に配置し,中央制御装置を
本社等に配置して,ここから各地に新製品情報を配信す
ることができる。この場合,予め新製品情報を各地に配
送する手間を省くことができる。
で同時に開催する場合に,本発明にかかる映像情報表示
システムを各支店,営業所等に配置し,中央制御装置を
本社等に配置して,ここから各地に新製品情報を配信す
ることができる。この場合,予め新製品情報を各地に配
送する手間を省くことができる。
【0027】また,例えばチェーン店で各系列店舗等に
映像情報表示システムを設置し,中央制御装置を本社に
設置することもできる。これにより,上記と同様の効果
を得ることができ,更に,商品情報の更新も中央制御装
置に置いた映像情報のデータを更新するだけでよく,各
系列店舗側で更新する手間を省くことができる。なお,
映像情報を中央制御装置側に置く場合には通信回線とし
て高速な回線(広帯域専用線等)を使用することが好ま
しい。
映像情報表示システムを設置し,中央制御装置を本社に
設置することもできる。これにより,上記と同様の効果
を得ることができ,更に,商品情報の更新も中央制御装
置に置いた映像情報のデータを更新するだけでよく,各
系列店舗側で更新する手間を省くことができる。なお,
映像情報を中央制御装置側に置く場合には通信回線とし
て高速な回線(広帯域専用線等)を使用することが好ま
しい。
【0028】以上,本発明によれば,装置価格が安価
で,保守点検等の維持コストやランニングコストが安価
であり,装置寿命の長い,映像情報表示システムを提供
することができる。
で,保守点検等の維持コストやランニングコストが安価
であり,装置寿命の長い,映像情報表示システムを提供
することができる。
【0029】次に,請求項2記載の発明のように,上記
中央制御装置は上記映像情報の補正処理を行うか,また
は,上記中央制御装置と上記映像情報表示システムとの
間には中継装置が設けてあり,上記中央制御装置または
上記中継装置は上記映像情報の補正処理を行うよう構成
されていることが好ましい。
中央制御装置は上記映像情報の補正処理を行うか,また
は,上記中央制御装置と上記映像情報表示システムとの
間には中継装置が設けてあり,上記中央制御装置または
上記中継装置は上記映像情報の補正処理を行うよう構成
されていることが好ましい。
【0030】中継装置を設けることで,中央制御装置で
行うべき処理の一部を中継装置に移譲することができ
る。このため,中央制御装置と中継装置とによって分散
処理を行うことができ,中央制御装置及び映像情報シス
テムとを合わせたネットワーク全体の処理の安定性と処
理速度を高めることができる。この他,中継装置を設け
ることにより,それを基点としたローカルエリアネット
ワークを形成し,地域密着型のきめの細かい制御が可能
となる。
行うべき処理の一部を中継装置に移譲することができ
る。このため,中央制御装置と中継装置とによって分散
処理を行うことができ,中央制御装置及び映像情報シス
テムとを合わせたネットワーク全体の処理の安定性と処
理速度を高めることができる。この他,中継装置を設け
ることにより,それを基点としたローカルエリアネット
ワークを形成し,地域密着型のきめの細かい制御が可能
となる。
【0031】また,ホログラムスクリーンの一般的な性
質として次のようなことが知られている。ホログラムス
クリーンから出射する散乱光は,入射光が白色光である
場合であっても特定波長域にピークをもつことが多く,
ホログラムスクリーンで再生される映像の色調が照射光
の色調と異なるという現象がしばしば発生する。このた
め,ホログラムスクリーンの使用に当たっては,映像の
色調整,色補正作業が重要である。
質として次のようなことが知られている。ホログラムス
クリーンから出射する散乱光は,入射光が白色光である
場合であっても特定波長域にピークをもつことが多く,
ホログラムスクリーンで再生される映像の色調が照射光
の色調と異なるという現象がしばしば発生する。このた
め,ホログラムスクリーンの使用に当たっては,映像の
色調整,色補正作業が重要である。
【0032】この色補正,色調整を作業員が行う場合に
ついて考える。各地に点在する各映像情報表示システム
はそれぞれ別の作業員によって調整される。人間の色に
対する感覚には個人差があるため,この方法では全ての
映像情報表示システムにおいて表示される映像を同じ状
態に調整,補正することは大変困難であった。
ついて考える。各地に点在する各映像情報表示システム
はそれぞれ別の作業員によって調整される。人間の色に
対する感覚には個人差があるため,この方法では全ての
映像情報表示システムにおいて表示される映像を同じ状
態に調整,補正することは大変困難であった。
【0033】本請求項に示すように中央制御装置で一括
制御することで,広範囲に設置された多数のシステムで
表示される映像情報を同じような状態に維持することが
できる。また,作業員の労力を軽減し,省力化を図るこ
とができ,全体として管理コストや管理の手間を削減す
ることができる。
制御することで,広範囲に設置された多数のシステムで
表示される映像情報を同じような状態に維持することが
できる。また,作業員の労力を軽減し,省力化を図るこ
とができ,全体として管理コストや管理の手間を削減す
ることができる。
【0034】また,中央制御装置や中継装置において映
像情報の補正処理を行うことができるため,照射光と表
示される映像との間の色ズレのない,正しい映像を常時
表示することができる。また,映像情報表示システム側
で補正,調整を行う必要がないため,個々の映像情報表
示システムについて映像情報の補正を行うための装置類
を省くことができ,よって映像情報表示システムの装置
コストを安価とすることができる。更に,補正装置の保
守点検費用等の維持コスト,補正装置のランニングコス
ト等も不要であるため,その分コスト安とすることがで
きる。
像情報の補正処理を行うことができるため,照射光と表
示される映像との間の色ズレのない,正しい映像を常時
表示することができる。また,映像情報表示システム側
で補正,調整を行う必要がないため,個々の映像情報表
示システムについて映像情報の補正を行うための装置類
を省くことができ,よって映像情報表示システムの装置
コストを安価とすることができる。更に,補正装置の保
守点検費用等の維持コスト,補正装置のランニングコス
ト等も不要であるため,その分コスト安とすることがで
きる。
【0035】更に,例えば映像情報として商品コマーシ
ャル等を表示する場合,コマーシャルを提供するスポン
サーは商品イメージを大切にするため,映像情報の細か
な色あい等の再現を要求することがある。本請求項にか
かる映像情報表示システムは,映像情報を中央制御装置
において一元的に補正することができるため,前記のよ
うな要求にも容易に応えることができる。
ャル等を表示する場合,コマーシャルを提供するスポン
サーは商品イメージを大切にするため,映像情報の細か
な色あい等の再現を要求することがある。本請求項にか
かる映像情報表示システムは,映像情報を中央制御装置
において一元的に補正することができるため,前記のよ
うな要求にも容易に応えることができる。
【0036】なお,映像情報を中央制御装置側に置き,
この映像情報に対し補正処理を施した後,各映像情報表
示システムに配信して,映像情報を表示するよう構成す
ることもできるし,映像情報表示システム側においてあ
る映像情報に対し補正処理を施すこともできる。
この映像情報に対し補正処理を施した後,各映像情報表
示システムに配信して,映像情報を表示するよう構成す
ることもできるし,映像情報表示システム側においてあ
る映像情報に対し補正処理を施すこともできる。
【0037】次に,請求項3記載の発明のように,上記
補正処理は台形歪み補正処理であることが好ましい。と
ころで,照射装置は照射光がホログラムスクリーンを観
察する観察者の目に直接入ることを防ぐために,角度を
つけて設置される場合が一般的である。このため上記照
射装置は,後述の図1等に示すごとく,ホログラムスク
リーンの斜上,斜下等に設置されることが多い。このよ
うな位置に照射装置を設置することで,表示される映像
に図17(a)に示すごとき台形歪みが生じることがあ
る。
補正処理は台形歪み補正処理であることが好ましい。と
ころで,照射装置は照射光がホログラムスクリーンを観
察する観察者の目に直接入ることを防ぐために,角度を
つけて設置される場合が一般的である。このため上記照
射装置は,後述の図1等に示すごとく,ホログラムスク
リーンの斜上,斜下等に設置されることが多い。このよ
うな位置に照射装置を設置することで,表示される映像
に図17(a)に示すごとき台形歪みが生じることがあ
る。
【0038】本請求項においては,図17(b)に示す
ごとく,予め中央制御装置において映像情報に対し逆台
形歪み補正を施すため,図17(c)に示すごとき,映
像情報表示システムにおいて,正常な映像を表示するこ
とができる。
ごとく,予め中央制御装置において映像情報に対し逆台
形歪み補正を施すため,図17(c)に示すごとき,映
像情報表示システムにおいて,正常な映像を表示するこ
とができる。
【0039】そして,請求項2と同様に,映像情報表示
システム側で台形歪みの補正を行う必要がないため,映
像情報表示システムから台形歪みの補正装置を省くこと
ができ,よって映像情報表示システムの装置コストを安
価とすることができる。その他詳細は請求項2と同様で
ある。
システム側で台形歪みの補正を行う必要がないため,映
像情報表示システムから台形歪みの補正装置を省くこと
ができ,よって映像情報表示システムの装置コストを安
価とすることができる。その他詳細は請求項2と同様で
ある。
【0040】次に,請求項4記載の発明のように,上記
補正処理は色調整処理,色補正処理,映像の位置調整処
理,映像の明るさ調整処理,映像のコントラスト調整処
理より選ばれる1種以上であることが好ましい。これに
より,観察者に対し強い印象を与えることができるよう
な鮮明でインパクトある映像を表示することができる。
補正処理は色調整処理,色補正処理,映像の位置調整処
理,映像の明るさ調整処理,映像のコントラスト調整処
理より選ばれる1種以上であることが好ましい。これに
より,観察者に対し強い印象を与えることができるよう
な鮮明でインパクトある映像を表示することができる。
【0041】次に,請求項5記載の発明のように,上記
映像情報表示システムは音声情報を提供する装置を有し
てなり,上記中央制御装置または上記中継装置は上記音
声情報の補正処理を行うことができるよう構成されてい
ることが好ましい。音声情報を提供する装置を設けるこ
とで,映像情報と共に音声情報を提示することができ
る,よりアイキャッチ効果に優れた映像情報システムを
得ることができる。
映像情報表示システムは音声情報を提供する装置を有し
てなり,上記中央制御装置または上記中継装置は上記音
声情報の補正処理を行うことができるよう構成されてい
ることが好ましい。音声情報を提供する装置を設けるこ
とで,映像情報と共に音声情報を提示することができ
る,よりアイキャッチ効果に優れた映像情報システムを
得ることができる。
【0042】また,請求項2と同様に,映像情報表示シ
ステム側で音声情報の補正作業を行う必要がないため,
映像情報表示システムから音声情報の補正装置を省くこ
とができ,よって映像情報表示システムの装置コストを
安価とすることができる。その他詳細は請求項2と同様
である。なお,音声情報の補正処理としては,装置の自
動起動,自動終了,音量,音質の調整,音声情報の選
択,切り替え等が挙げられる。なお,音声情報を提供す
る装置としては,例えばスピーカーを挙げることができ
る。
ステム側で音声情報の補正作業を行う必要がないため,
映像情報表示システムから音声情報の補正装置を省くこ
とができ,よって映像情報表示システムの装置コストを
安価とすることができる。その他詳細は請求項2と同様
である。なお,音声情報の補正処理としては,装置の自
動起動,自動終了,音量,音質の調整,音声情報の選
択,切り替え等が挙げられる。なお,音声情報を提供す
る装置としては,例えばスピーカーを挙げることができ
る。
【0043】次に,請求項6記載の発明のように,上記
ホログラムスクリーンの視野角内の環境状態を感知する
センサと,該センサからの信号に基づいて上記照射装置
を制御するよう構成された照射制御装置とが設けてある
ことが好ましい。
ホログラムスクリーンの視野角内の環境状態を感知する
センサと,該センサからの信号に基づいて上記照射装置
を制御するよう構成された照射制御装置とが設けてある
ことが好ましい。
【0044】前述した通り,映像情報表示システムを商
品コマーシャル等の表示に使用する場合,映像表示シス
テム上をただ漫然と流れる映像情報だけでは通行人や観
察者の注意と関心を引くことは困難であり,効果的な広
告,宣伝を行うことが困難であった。つまり,アイキャ
ッチ効果が小さかった。
品コマーシャル等の表示に使用する場合,映像表示シス
テム上をただ漫然と流れる映像情報だけでは通行人や観
察者の注意と関心を引くことは困難であり,効果的な広
告,宣伝を行うことが困難であった。つまり,アイキャ
ッチ効果が小さかった。
【0045】このため,映像情報表示システムの使用の
際には,通行人や観察者が最も見やすくなるように,よ
り通行人や観察者の注意を喚起するように,映像情報を
調整する必要がある。調整不足で映像情報が認識し難い
状態では,通行人や観察者にアピールする力が弱く,高
いアイキャッチ効果を得ることが困難となるおそれがあ
る。なお,この調整には映像を見やすくするために輝度
を調整することや,色ズレの補正,色合いを適当なもの
とする調整,また映像表示位置の調整等が考えられる。
際には,通行人や観察者が最も見やすくなるように,よ
り通行人や観察者の注意を喚起するように,映像情報を
調整する必要がある。調整不足で映像情報が認識し難い
状態では,通行人や観察者にアピールする力が弱く,高
いアイキャッチ効果を得ることが困難となるおそれがあ
る。なお,この調整には映像を見やすくするために輝度
を調整することや,色ズレの補正,色合いを適当なもの
とする調整,また映像表示位置の調整等が考えられる。
【0046】そして,効果的な映像情報の調整値は映像
情報表示システムの設置環境に依存するため,映像情報
表示システムに対しプリセットする等して予め設定して
おくことは困難であった。特に屋外や屋外に面する部分
に設置された映像情報表示システムでは,時刻,気象状
態,季節によって最適な調整値が時々刻々と変化すると
いう問題もあった。
情報表示システムの設置環境に依存するため,映像情報
表示システムに対しプリセットする等して予め設定して
おくことは困難であった。特に屋外や屋外に面する部分
に設置された映像情報表示システムでは,時刻,気象状
態,季節によって最適な調整値が時々刻々と変化すると
いう問題もあった。
【0047】このように,本請求項にかかる映像情報表
示装置によれば,視野角内の時々刻々と変化するさまざ
まな環境条件に対応して映像情報の状態,種類を自動的
に変更したり,あるいは映像情報の提供の開始及び停止
を行なうことができる。
示装置によれば,視野角内の時々刻々と変化するさまざ
まな環境条件に対応して映像情報の状態,種類を自動的
に変更したり,あるいは映像情報の提供の開始及び停止
を行なうことができる。
【0048】例えば,視野角内の照度が高い場合には,
映像情報の輝度を高めたり,映像情報を輝度の高いもの
に変更する等して,観察者に見やすい映像情報を提供す
ることができる。例えば,視野角内に人声が感知された
場合には,視野角内に観察者が存在すると見なして,こ
の観察者に対し映像情報を提供すべく照射装置を起動す
ることができる。よって,観察者の注意を充分引くこと
ができるような高いアイキャッチ効果を有する映像情報
を提供することができる。
映像情報の輝度を高めたり,映像情報を輝度の高いもの
に変更する等して,観察者に見やすい映像情報を提供す
ることができる。例えば,視野角内に人声が感知された
場合には,視野角内に観察者が存在すると見なして,こ
の観察者に対し映像情報を提供すべく照射装置を起動す
ることができる。よって,観察者の注意を充分引くこと
ができるような高いアイキャッチ効果を有する映像情報
を提供することができる。
【0049】また,本請求項にかかる映像情報表示装置
によれば,必要に応じて自動的に照射装置が作動するよ
う構成することができるため,照射装置の実質的な作動
時間を短くすることができる。よって,照射装置の消費
電力を節約することができ,ランニングコストを小さく
することができる。また,照射装置の作動時間を短くす
ることができることから,装置寿命を長くすることがで
きる。
によれば,必要に応じて自動的に照射装置が作動するよ
う構成することができるため,照射装置の実質的な作動
時間を短くすることができる。よって,照射装置の消費
電力を節約することができ,ランニングコストを小さく
することができる。また,照射装置の作動時間を短くす
ることができることから,装置寿命を長くすることがで
きる。
【0050】以上,本請求項にかかる発明によれば,ア
イキャッチ効果に優れ,ランニングコストが安価であ
り,装置寿命の長い,映像情報表示システムを提供する
ことができる。
イキャッチ効果に優れ,ランニングコストが安価であ
り,装置寿命の長い,映像情報表示システムを提供する
ことができる。
【0051】また,本発明にかかる映像情報表示システ
ムを複数個設置し,これらを中央制御装置により連携さ
せて使用することもできる。この場合,各映像情報表示
システムのセンサは別々に設けることもできるし(実施
形態例2),センサを互いに共有することもできる。
ムを複数個設置し,これらを中央制御装置により連携さ
せて使用することもできる。この場合,各映像情報表示
システムのセンサは別々に設けることもできるし(実施
形態例2),センサを互いに共有することもできる。
【0052】次に,請求項7記載の発明のように,上記
視野角は輝度がK0/4以上(K0はホログラムスクリ
ーンの中央正面における輝度の値)となる領域であるこ
とが好ましい。上記視野角内から観察したホログラムス
クリーンの輝度は高いため,視野角内に立つ観察者はホ
ログラムスクリーンの映像情報を明るく,くっきりした
映像として認識することができる。このため,本請求項
にかかる映像情報表示装置によれば,高いアイキャッチ
効果を持った映像情報を提示することができる。
視野角は輝度がK0/4以上(K0はホログラムスクリ
ーンの中央正面における輝度の値)となる領域であるこ
とが好ましい。上記視野角内から観察したホログラムス
クリーンの輝度は高いため,視野角内に立つ観察者はホ
ログラムスクリーンの映像情報を明るく,くっきりした
映像として認識することができる。このため,本請求項
にかかる映像情報表示装置によれば,高いアイキャッチ
効果を持った映像情報を提示することができる。
【0053】輝度がK0/4未満となる範囲では観察者
が映像情報を確認することは可能であるが,映像情報の
内容を確認することが困難となるおそれがある。このた
め,アイキャッチ効果が低下するおそれがある。
が映像情報を確認することは可能であるが,映像情報の
内容を確認することが困難となるおそれがある。このた
め,アイキャッチ効果が低下するおそれがある。
【0054】なお,ホログラムスクリーンには,照射装
置から発せられた映像情報(照射光)がホログラムスク
リーンに当たり,回折・拡散することにより形成される
円錐状の空間内からでないと映像情報を見ることができ
ない,という特徴がある。従って,ホログラムスクリー
ンの映像情報は,映像情報(照射光)がホログラムスク
リーンの各部に当たって形成される個々の円錐状の空間
を重ねあわせた領域でのみ見ることができる。この領域
が視野角となる。なお,視野角の詳細については後述す
る。また,ホログラムスクリーンの輝度は中央の値が最
も高くなる。
置から発せられた映像情報(照射光)がホログラムスク
リーンに当たり,回折・拡散することにより形成される
円錐状の空間内からでないと映像情報を見ることができ
ない,という特徴がある。従って,ホログラムスクリー
ンの映像情報は,映像情報(照射光)がホログラムスク
リーンの各部に当たって形成される個々の円錐状の空間
を重ねあわせた領域でのみ見ることができる。この領域
が視野角となる。なお,視野角の詳細については後述す
る。また,ホログラムスクリーンの輝度は中央の値が最
も高くなる。
【0055】次に,請求項8記載の発明のように,上記
センサは照度センサであることが好ましい。これによ
り,視野角内の明るさに対応した最適な映像情報を提示
できる映像情報表示システムを得ることができる。
センサは照度センサであることが好ましい。これによ
り,視野角内の明るさに対応した最適な映像情報を提示
できる映像情報表示システムを得ることができる。
【0056】また,請求項9記載の発明のように,上記
センサは音量センサであることが好ましい。音量センサ
によって視野角内の音量を感知することができるため,
映像情報共々音声情報についても環境状態に最適な音量
として提供したり,また不要の際には音声情報を提供す
るスピーカー等の装置の作動を停止して機器のランニン
グコストを下げたり,装置寿命を長くすることができ
る。
センサは音量センサであることが好ましい。音量センサ
によって視野角内の音量を感知することができるため,
映像情報共々音声情報についても環境状態に最適な音量
として提供したり,また不要の際には音声情報を提供す
るスピーカー等の装置の作動を停止して機器のランニン
グコストを下げたり,装置寿命を長くすることができ
る。
【0057】また,請求項10の発明のように,上記セ
ンサは視野角内に対する観察者の進入を感知するよう構
成されていることが好ましい。これにより,ホログラム
スクリーンの視野角内に観察者が進入した時に照射装置
を起動して映像情報を照射したり,あるいは映像情報を
切り替えることができる映像情報表示システムを得るこ
とができる。
ンサは視野角内に対する観察者の進入を感知するよう構
成されていることが好ましい。これにより,ホログラム
スクリーンの視野角内に観察者が進入した時に照射装置
を起動して映像情報を照射したり,あるいは映像情報を
切り替えることができる映像情報表示システムを得るこ
とができる。
【0058】また,ホログラムスクリーンは目立たず,
映像情報が表示されていない状態のスクリーンは観察者
に認識し難い。このため,本発明を利用することで何も
ない空間に突然映像情報が現れたかのように見せかける
ことが可能となり,高いアイキャッチ効果を得ることが
できる。
映像情報が表示されていない状態のスクリーンは観察者
に認識し難い。このため,本発明を利用することで何も
ない空間に突然映像情報が現れたかのように見せかける
ことが可能となり,高いアイキャッチ効果を得ることが
できる。
【0059】また,上述したごとく本発明によれば,観
察者が視野角内に進入したときに照射装置を作動させる
ことが可能となる。よって,照射装置の作動時間を短く
することができ,消費電力及びランニングコストを節約
することができる。また,装置寿命を長くすることがで
きる。
察者が視野角内に進入したときに照射装置を作動させる
ことが可能となる。よって,照射装置の作動時間を短く
することができ,消費電力及びランニングコストを節約
することができる。また,装置寿命を長くすることがで
きる。
【0060】上記センサとしては,赤外線センサ,音声
感知センサ,振動センサ,また床等に設けた重量センサ
を利用することができる。これらのセンサは単体で使用
することもできるが,複数個,複数種類を組合わせて使
用することもできる。
感知センサ,振動センサ,また床等に設けた重量センサ
を利用することができる。これらのセンサは単体で使用
することもできるが,複数個,複数種類を組合わせて使
用することもできる。
【0061】また,上記センサは視野角内に観察者が進
入することを感知する他,視野角内より観察者が離脱し
たことを感知できることが好ましい。そして,上記照射
制御装置は該センサからの信号に基づいて,視野角内に
観察者が進入した際に照射装置より映像情報を照射さ
せ,視野角内から観察者が離脱した際に照射装置を停止
させるよう構成することが好ましい。これにより,本発
明の効果をより確実に得ることができる。
入することを感知する他,視野角内より観察者が離脱し
たことを感知できることが好ましい。そして,上記照射
制御装置は該センサからの信号に基づいて,視野角内に
観察者が進入した際に照射装置より映像情報を照射さ
せ,視野角内から観察者が離脱した際に照射装置を停止
させるよう構成することが好ましい。これにより,本発
明の効果をより確実に得ることができる。
【0062】請求項11記載の発明のように,上記映像
情報表示システムは移動体に設置されていることが好ま
しい。上述したごとく,ホログラムスクリーンとして透
明なものを使用することで視界を遮らない透明な映像情
報表示システムを得ることができる。このような映像情
報システムには,運転等のじゃまになりにくく,また移
動体外部の状態を見るに邪魔になりにくいという効果が
ある。このため,本発明にかかる映像情報表示システム
は移動体に設置するに好適である。
情報表示システムは移動体に設置されていることが好ま
しい。上述したごとく,ホログラムスクリーンとして透
明なものを使用することで視界を遮らない透明な映像情
報表示システムを得ることができる。このような映像情
報システムには,運転等のじゃまになりにくく,また移
動体外部の状態を見るに邪魔になりにくいという効果が
ある。このため,本発明にかかる映像情報表示システム
は移動体に設置するに好適である。
【0063】上記移動体に設置した映像情報表示システ
ムは,カーナビ等の運転支援情報の表示,移動体外部へ
の警告情報の表示等に使用することができる。また,移
動体が自動車である場合には,例えば後部座席の乗員向
けの表示装置として利用することができる。
ムは,カーナビ等の運転支援情報の表示,移動体外部へ
の警告情報の表示等に使用することができる。また,移
動体が自動車である場合には,例えば後部座席の乗員向
けの表示装置として利用することができる。
【0064】請求項12記載の発明のように,上記映像
情報表示システムは,移動体に設けた少なくとも2つの
座席の間に設置されていることが好ましい(後述の図1
3参照)。これにより,ホログラムスクリーンが直射日
光に直接曝されることを防止できるため,ホログラムス
クリーンの早期劣化を防止することができる。具体的に
は,紫外線による変色及び性能低下,直射日光の熱によ
る劣化を防止することができる。
情報表示システムは,移動体に設けた少なくとも2つの
座席の間に設置されていることが好ましい(後述の図1
3参照)。これにより,ホログラムスクリーンが直射日
光に直接曝されることを防止できるため,ホログラムス
クリーンの早期劣化を防止することができる。具体的に
は,紫外線による変色及び性能低下,直射日光の熱によ
る劣化を防止することができる。
【0065】請求項13記載の発明のように,上記ホロ
グラムスクリーンは未使用時には収納可能に構成されて
いることが好ましい。これにより,移動体内部の限られ
たスペースを有効活用することができる。また,未使用
時に収納することで,上述した紫外線による変色及び性
能低下,直射日光の熱による劣化をより一層防止するこ
とができる。また,移動体に対する施工作業を容易とす
ることができる。具体的には,上記ホログラムスクリー
ンを巻取り式,折り畳み式,脱着式に構成することが好
ましい。
グラムスクリーンは未使用時には収納可能に構成されて
いることが好ましい。これにより,移動体内部の限られ
たスペースを有効活用することができる。また,未使用
時に収納することで,上述した紫外線による変色及び性
能低下,直射日光の熱による劣化をより一層防止するこ
とができる。また,移動体に対する施工作業を容易とす
ることができる。具体的には,上記ホログラムスクリー
ンを巻取り式,折り畳み式,脱着式に構成することが好
ましい。
【0066】また,上記ホログラムスクリーンをサンル
ーフ面に配置することもできる。この場合には,フルフ
ラットシートの状態で映像情報を観察できるよう構成可
能である。また,別の構成例としてホログラムスクリー
ンを運転席,助手席のシートやヘッドレストと一体化
(あるいは埋設)することも可能である(後述の図14
参照)。
ーフ面に配置することもできる。この場合には,フルフ
ラットシートの状態で映像情報を観察できるよう構成可
能である。また,別の構成例としてホログラムスクリー
ンを運転席,助手席のシートやヘッドレストと一体化
(あるいは埋設)することも可能である(後述の図14
参照)。
【0067】請求項14の記載の発明のように,上記セ
ンサは振動センサであり,上記照射制御装置は上記振動
センサからの信号に基づいて上記移動体の振動による上
記照射映像情報のぶれを補正するように構成されている
ことが好ましい(図15参照)。また,請求項15記載
の発明のように,上記センサは振動センサであり,上記
照射制御装置は上記振動センサからの信号に基づいて上
記移動体の振動による上記照射装置自体の振動を抑制す
るように構成されていることが好ましい(図16参
照)。
ンサは振動センサであり,上記照射制御装置は上記振動
センサからの信号に基づいて上記移動体の振動による上
記照射映像情報のぶれを補正するように構成されている
ことが好ましい(図15参照)。また,請求項15記載
の発明のように,上記センサは振動センサであり,上記
照射制御装置は上記振動センサからの信号に基づいて上
記移動体の振動による上記照射装置自体の振動を抑制す
るように構成されていることが好ましい(図16参
照)。
【0068】移動体に各種の表示装置を設置する場合,
特に映像情報を照射装置にて投影する構造のものは移動
体の振動により映像がぶれるという問題が生じる。そし
て,バス,トラック等の大型車においてはこの問題が顕
著に現れる。本発明によれば,振動センサを用いて振動
を検出し,この検出した信号に基づいて映像情報を構成
するデータを電気的に補正した後,照射装置から照射さ
せ,これによって映像のぶれを補正することができる。
特に映像情報を照射装置にて投影する構造のものは移動
体の振動により映像がぶれるという問題が生じる。そし
て,バス,トラック等の大型車においてはこの問題が顕
著に現れる。本発明によれば,振動センサを用いて振動
を検出し,この検出した信号に基づいて映像情報を構成
するデータを電気的に補正した後,照射装置から照射さ
せ,これによって映像のぶれを補正することができる。
【0069】または,照射装置の振動そのものを抑制す
る機構を設け,これを上記振動センサからの信号に基づ
いて駆動し,映像のぶれを補正することができる。これ
らによれば,移動体においてぶれが少ない映像情報を見
ることができる映像情報表示装置を得ることができる。
なお,照射装置の振動を吸収する装置としては,ダンパ
ー,ピエゾアクチュエータ等が挙げられる。
る機構を設け,これを上記振動センサからの信号に基づ
いて駆動し,映像のぶれを補正することができる。これ
らによれば,移動体においてぶれが少ない映像情報を見
ることができる映像情報表示装置を得ることができる。
なお,照射装置の振動を吸収する装置としては,ダンパ
ー,ピエゾアクチュエータ等が挙げられる。
【0070】次に,請求項16記載の発明のように,上
記中央制御装置または上記中継装置は上記通信回線を介
して上記センサからの信号を収得し,該信号に基づいて
上記照射制御装置を制御するよう構成されていることが
好ましい。
記中央制御装置または上記中継装置は上記通信回線を介
して上記センサからの信号を収得し,該信号に基づいて
上記照射制御装置を制御するよう構成されていることが
好ましい。
【0071】本請求項にかかる映像情報表示装置では,
後述する実施形態例1に示すごとく,例えば,センサが
ホログラムスクリーンの視野角内の環境状態を感知し,
この環境状態を示す信号がセンサから中央制御装置また
は中継装置に送られる。中央制御装置または中継装置は
このセンサからの信号を得て,この信号に基づいて,つ
まり視野角内の環境状態と対応するよう照射制御装置を
制御することができる。
後述する実施形態例1に示すごとく,例えば,センサが
ホログラムスクリーンの視野角内の環境状態を感知し,
この環境状態を示す信号がセンサから中央制御装置また
は中継装置に送られる。中央制御装置または中継装置は
このセンサからの信号を得て,この信号に基づいて,つ
まり視野角内の環境状態と対応するよう照射制御装置を
制御することができる。
【0072】これにより,例えば中央制御装置または中
継装置は視野角内の環境状態に応じて,照射装置の起動
や終了を行ったり,照射装置から照射する映像情報を切
り替えたり,映像情報を補正したり,調整したりといっ
た各種制御を行うことができる。つまり,本例によれ
ば,映像情報表示装置側において殆ど人手による操作を
必要とせず,その上で映像情報表示装置側の環境状態を
考慮した制御を施すことができる。また,省力化に優れ
た映像情報表示装置を得ることができる。
継装置は視野角内の環境状態に応じて,照射装置の起動
や終了を行ったり,照射装置から照射する映像情報を切
り替えたり,映像情報を補正したり,調整したりといっ
た各種制御を行うことができる。つまり,本例によれ
ば,映像情報表示装置側において殆ど人手による操作を
必要とせず,その上で映像情報表示装置側の環境状態を
考慮した制御を施すことができる。また,省力化に優れ
た映像情報表示装置を得ることができる。
【0073】次に,請求項17記載の発明のように,上
記ホログラムスクリーンには拡散体が記録されているこ
とが好ましい。これによりフルカラー映像を映し出すこ
とができる映像情報表示システムを得ることができる。
よって,よりアイキャッチ効果を高めることができる。
なお,上記拡散体としては,例えばすりガラス等の光拡
散体を使用することができる。
記ホログラムスクリーンには拡散体が記録されているこ
とが好ましい。これによりフルカラー映像を映し出すこ
とができる映像情報表示システムを得ることができる。
よって,よりアイキャッチ効果を高めることができる。
なお,上記拡散体としては,例えばすりガラス等の光拡
散体を使用することができる。
【0074】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる映像情報表示システムにつ
き,図1〜図4を用いて説明する。図1に示すごとく,
本例の映像情報表示システム1は,透明部材10と該透
明部材10に貼付されたホログラムスクリーン11と該
ホログラムスクリーン11に映像情報を照射する照射装
置12とよりなる。
き,図1〜図4を用いて説明する。図1に示すごとく,
本例の映像情報表示システム1は,透明部材10と該透
明部材10に貼付されたホログラムスクリーン11と該
ホログラムスクリーン11に映像情報を照射する照射装
置12とよりなる。
【0075】また,図2,図3に示すごとく,上記ホロ
グラムスクリーン11の視野角15内に観察者8が進入
することを感知するセンサ13と,該センサ13からの
信号に基づいて,上記ホログラムスクリーン11に対し
映像情報を照射するよう上記照射装置12を制御するよ
う構成する照射制御装置14とよりなる。
グラムスクリーン11の視野角15内に観察者8が進入
することを感知するセンサ13と,該センサ13からの
信号に基づいて,上記ホログラムスクリーン11に対し
映像情報を照射するよう上記照射装置12を制御するよ
う構成する照射制御装置14とよりなる。
【0076】図1は本例にかかる映像情報表示システム
1を設置したショールーム20である。ホログラムスク
リーン11は透過型であり,該ホログラムスクリーン1
1の貼付された透明部材10はショールーム20におけ
るウィンドガラスである。ホログラムスクリーン11の
背後には展示商品21が陳列されている。また,映像情
報が表示されていない場合には,上記ホログラムスクリ
ーン11を通じて,展示商品21を見ることができる。
1を設置したショールーム20である。ホログラムスク
リーン11は透過型であり,該ホログラムスクリーン1
1の貼付された透明部材10はショールーム20におけ
るウィンドガラスである。ホログラムスクリーン11の
背後には展示商品21が陳列されている。また,映像情
報が表示されていない場合には,上記ホログラムスクリ
ーン11を通じて,展示商品21を見ることができる。
【0077】上記透過型ホログラムスクリーンの原理を
簡単に説明する。ホログラム素子よりなるスクリーン
(ホログラムスクリーン)の背面側に照射装置を配置
し,該照射装置から映像情報を照射する。この映像情報
は,ホログラムスクリーンにおいて結像し,実像を形成
する。この実像から散乱透過する透過光が観察者の目に
入ることにより,観察者は実像を確認することができ
る。
簡単に説明する。ホログラム素子よりなるスクリーン
(ホログラムスクリーン)の背面側に照射装置を配置
し,該照射装置から映像情報を照射する。この映像情報
は,ホログラムスクリーンにおいて結像し,実像を形成
する。この実像から散乱透過する透過光が観察者の目に
入ることにより,観察者は実像を確認することができ
る。
【0078】上記ショールーム20外の天井29にはセ
ンサ13が固定され,ショールーム20内の天井29に
は照射装置12がアーム126によって固定されてい
る。上記照射装置12の映像情報を照射するレンズ部1
25は稼動可能に構成されている。上記センサ13は赤
外線センサである。上記照射装置12は液晶プロジェク
ターである。
ンサ13が固定され,ショールーム20内の天井29に
は照射装置12がアーム126によって固定されてい
る。上記照射装置12の映像情報を照射するレンズ部1
25は稼動可能に構成されている。上記センサ13は赤
外線センサである。上記照射装置12は液晶プロジェク
ターである。
【0079】そして,上記ショールーム20の天井裏2
90には照射制御装置14が配置されている。上記照射
制御装置14はセンサ13と照射装置12との双方に接
続されている。
90には照射制御装置14が配置されている。上記照射
制御装置14はセンサ13と照射装置12との双方に接
続されている。
【0080】また,上記ホログラムスクリーン11の視
野角について説明する。図2はこのショールーム20と
映像情報表示システム1を上から見下ろした状態を示し
(平面図),図3は横からみた状態を示す(側面図)。
上記ホログラムスクリーン11の視野角15は同図に記
載した扇形の範囲内である。この範囲内では,輝度がK
0/4以上である。ここにK0は,ホログラムスクリー
ン11の中央正面Gの輝度である。なお,視野角の形状
は円錐形状である。
野角について説明する。図2はこのショールーム20と
映像情報表示システム1を上から見下ろした状態を示し
(平面図),図3は横からみた状態を示す(側面図)。
上記ホログラムスクリーン11の視野角15は同図に記
載した扇形の範囲内である。この範囲内では,輝度がK
0/4以上である。ここにK0は,ホログラムスクリー
ン11の中央正面Gの輝度である。なお,視野角の形状
は円錐形状である。
【0081】以下,上記視野角について詳細に説明す
る。図2において,照射装置12より発せられた照射光
17(映像情報が含まれている)は扇形に広がりつつホ
ログラムスクリーン11に到達する。ホログラムスクリ
ーン11の端部Eに当たった照射光17はここにおいて
散乱透過されて扇形に広がっていく。この時に形成され
た扇形が符号161である。また,ホログラムスクリー
ン11のもう一方の端部Fに当たって形成された扇形が
符号162である。両扇形161,162の重なり合っ
た部分によって形成された新しい扇形が視野角15とな
る。
る。図2において,照射装置12より発せられた照射光
17(映像情報が含まれている)は扇形に広がりつつホ
ログラムスクリーン11に到達する。ホログラムスクリ
ーン11の端部Eに当たった照射光17はここにおいて
散乱透過されて扇形に広がっていく。この時に形成され
た扇形が符号161である。また,ホログラムスクリー
ン11のもう一方の端部Fに当たって形成された扇形が
符号162である。両扇形161,162の重なり合っ
た部分によって形成された新しい扇形が視野角15とな
る。
【0082】図3においても同様にホログラムスクリー
ン11の端部Hに当たった照射光17が散乱透過されて
扇形163に広がっていく。端部Iに当たった場合は扇
形164に広がっていく。両扇形163,164の重な
り合った部分によって形成された新しい扇形が視野角1
5となる。なお,これらの説明は平面状の図2,図3に
おいて行ったため,照射光17の拡散する状態を扇形と
表現したが,実際は空間に対して拡散していくため視野
角15は円錐状となる。
ン11の端部Hに当たった照射光17が散乱透過されて
扇形163に広がっていく。端部Iに当たった場合は扇
形164に広がっていく。両扇形163,164の重な
り合った部分によって形成された新しい扇形が視野角1
5となる。なお,これらの説明は平面状の図2,図3に
おいて行ったため,照射光17の拡散する状態を扇形と
表現したが,実際は空間に対して拡散していくため視野
角15は円錐状となる。
【0083】次に,K0,視野角について,図2,図3
を用いて更に具体的に示す。同図においてG点とはホロ
グラムスクリーン11の中央正面における一点であり,
ここの輝度がK0となる。そして,G点がホログラムス
クリーン11において最も明るい部分である。
を用いて更に具体的に示す。同図においてG点とはホロ
グラムスクリーン11の中央正面における一点であり,
ここの輝度がK0となる。そして,G点がホログラムス
クリーン11において最も明るい部分である。
【0084】図2,図3において視野角15とは同図に
示す扇状の切片であり,この視野角15内においてはホ
ログラムスクリーン11に映る映像情報を見ることがで
きる。そして,距離と共にホログラムスクリーン11の
輝度は低下する。以上,映像情報表示システム1につい
て説明した。
示す扇状の切片であり,この視野角15内においてはホ
ログラムスクリーン11に映る映像情報を見ることがで
きる。そして,距離と共にホログラムスクリーン11の
輝度は低下する。以上,映像情報表示システム1につい
て説明した。
【0085】次に,上記映像情報表示システム1を制御
するよう構成された中央制御装置30について説明す
る。図4に示すごとく,映像情報表示システム1は各種
の通信回線を介して接続された大型コンピューター,各
種ワークステーション等よりなる中央制御装置30によ
り制御される。
するよう構成された中央制御装置30について説明す
る。図4に示すごとく,映像情報表示システム1は各種
の通信回線を介して接続された大型コンピューター,各
種ワークステーション等よりなる中央制御装置30によ
り制御される。
【0086】中央制御装置30と各映像情報表示システ
ム1とを接続する通信回線について説明する。図4に示
すごとく,中央制御装置30と中継装置31との間が光
ファイバーケーブルよりなる回線310にて接続されて
いる。この中継装置31はCATVの番組配信用の制御
装置でもある。そして,上記中継装置31と各映像情報
表示システム1との間はCATV用の回線311にて接
続されている。
ム1とを接続する通信回線について説明する。図4に示
すごとく,中央制御装置30と中継装置31との間が光
ファイバーケーブルよりなる回線310にて接続されて
いる。この中継装置31はCATVの番組配信用の制御
装置でもある。そして,上記中継装置31と各映像情報
表示システム1との間はCATV用の回線311にて接
続されている。
【0087】図4に示すごとく,中央制御装置30と映
像情報表示システム1との間は公衆回線で接続されてい
る。この場合,中央制御装置30は回線320を通じて
公衆回線32に対し接続され,公衆回線32から更に内
線網35を経由して,各映像情報表示システム1が接続
されている。回線320についても公衆回線を利用する
ことができる。なお,これらの公衆回線32,内線網3
5とは電話に利用される音声電送用の(アナログまたは
デジタルの)回線である。
像情報表示システム1との間は公衆回線で接続されてい
る。この場合,中央制御装置30は回線320を通じて
公衆回線32に対し接続され,公衆回線32から更に内
線網35を経由して,各映像情報表示システム1が接続
されている。回線320についても公衆回線を利用する
ことができる。なお,これらの公衆回線32,内線網3
5とは電話に利用される音声電送用の(アナログまたは
デジタルの)回線である。
【0088】図4に示すごとく,中央制御装置30を電
波による回線330にて衛星放送用の通信衛星33に対
し接続し,更に該通信衛星33から衛星放送用の電波に
よる回線331を利用して各映像情報表示システム1が
接続されている。
波による回線330にて衛星放送用の通信衛星33に対
し接続し,更に該通信衛星33から衛星放送用の電波に
よる回線331を利用して各映像情報表示システム1が
接続されている。
【0089】次に,映像情報表示システム1と中央制御
装置30の作動について説明する。図1に示すごとく,
各映像情報表示システム1において,センサ13が視野
角15内に観察者が進入したことを感知し,信号を照射
制御装置14に送る。この信号を受けた照射制御装置1
4は回線311,中継装置31,回線310を経て,ま
たは内線網35,公衆回線32,回線320を経て,ま
たは回線331,通信衛星33,回線330を経て映像
情報を配信するよう中央制御装置30に要求を出す。こ
れを受けて中央制御装置30は各映像情報システム1に
対して映像情報を送出する。
装置30の作動について説明する。図1に示すごとく,
各映像情報表示システム1において,センサ13が視野
角15内に観察者が進入したことを感知し,信号を照射
制御装置14に送る。この信号を受けた照射制御装置1
4は回線311,中継装置31,回線310を経て,ま
たは内線網35,公衆回線32,回線320を経て,ま
たは回線331,通信衛星33,回線330を経て映像
情報を配信するよう中央制御装置30に要求を出す。こ
れを受けて中央制御装置30は各映像情報システム1に
対して映像情報を送出する。
【0090】映像情報を受信した照射制御装置14は照
射装置12を起動すると共に受信した映像情報を照射装
置12に送出する。こうして照射装置12は映像情報を
ホログラムスクリーン11に照射し,該ホログラムスク
リーン11に映像情報が表示される。
射装置12を起動すると共に受信した映像情報を照射装
置12に送出する。こうして照射装置12は映像情報を
ホログラムスクリーン11に照射し,該ホログラムスク
リーン11に映像情報が表示される。
【0091】その後,観察者8が視野角15内より離脱
したことを各映像情報システム1のセンサ13が感知す
る。センサ13からの信号を受けて照射制御装置14は
照射装置12を停止させると共に中央制御装置30に映
像情報の停止を要求する。これを受けた中央制御装置3
0は映像情報の送出を停止する。
したことを各映像情報システム1のセンサ13が感知す
る。センサ13からの信号を受けて照射制御装置14は
照射装置12を停止させると共に中央制御装置30に映
像情報の停止を要求する。これを受けた中央制御装置3
0は映像情報の送出を停止する。
【0092】以上のように,各映像情報表示システム1
を管理するに当たり,中央制御装置30側で一括して管
理・運用することができるため,省力化,省人化を図る
ことができる。また,映像情報の管理を中央制御装置3
0側で一括して行うことができるため,管理コストを削
減することができる。
を管理するに当たり,中央制御装置30側で一括して管
理・運用することができるため,省力化,省人化を図る
ことができる。また,映像情報の管理を中央制御装置3
0側で一括して行うことができるため,管理コストを削
減することができる。
【0093】本例の映像情報表示システム1の作用効果
について説明する。センサ13がショールーム20前を
通過する観察者8が視野角15内に進入したことを感知
して,信号を照射制御装置14に送る。これを受けて照
射制御装置14は再生装置及び照射装置12を起動し,
映像情報を照射装置12に送出する。上記ホログラムス
クリーン11に映像情報が表示される。
について説明する。センサ13がショールーム20前を
通過する観察者8が視野角15内に進入したことを感知
して,信号を照射制御装置14に送る。これを受けて照
射制御装置14は再生装置及び照射装置12を起動し,
映像情報を照射装置12に送出する。上記ホログラムス
クリーン11に映像情報が表示される。
【0094】そして,上記ホログラムスクリーン11は
透明であり,更に透明部材10であるウィンドガラスに
貼付されているため,映像情報が表示されていない状態
では目立たず,観察者8の注意を引き難い。
透明であり,更に透明部材10であるウィンドガラスに
貼付されているため,映像情報が表示されていない状態
では目立たず,観察者8の注意を引き難い。
【0095】ところが,観察者8が視野角15内に進入
することで,上記照射装置12が起動するため,観察者
8から何も無かったように見えるウィンドガラス(透明
部材10)に突然映像情報が表示されることとなる。こ
のため観察者8の注意と関心は映像情報に対して大いに
引き付けられることとなる。つまり,高いアイキャッチ
効果を得ることができる。
することで,上記照射装置12が起動するため,観察者
8から何も無かったように見えるウィンドガラス(透明
部材10)に突然映像情報が表示されることとなる。こ
のため観察者8の注意と関心は映像情報に対して大いに
引き付けられることとなる。つまり,高いアイキャッチ
効果を得ることができる。
【0096】その後,観察者8が立ち去り,視野角15
内より離脱する。これを感知して,センサ13は信号を
照射制御装置14に送る。照射制御装置14は再生装置
及び照射装置12を停止する。このため,照射装置12
の作動時間は観察者8が視野角15内に存在する間のみ
となり,常時映像情報を流す場合と比較して大幅に短縮
することができる。このため,装置の消費電力を節約す
ることができ,ランニングコストを小さくすることがで
きる。また,装置の作動時間を短くすることができるこ
とから,装置寿命を長くすることができる。
内より離脱する。これを感知して,センサ13は信号を
照射制御装置14に送る。照射制御装置14は再生装置
及び照射装置12を停止する。このため,照射装置12
の作動時間は観察者8が視野角15内に存在する間のみ
となり,常時映像情報を流す場合と比較して大幅に短縮
することができる。このため,装置の消費電力を節約す
ることができ,ランニングコストを小さくすることがで
きる。また,装置の作動時間を短くすることができるこ
とから,装置寿命を長くすることができる。
【0097】以上のように,本例によれば,アイキャッ
チ効果に優れ,省エネルギーでランニングコストが小さ
く,装置寿命の長い,映像情報表示システムを提供する
ことができる。
チ効果に優れ,省エネルギーでランニングコストが小さ
く,装置寿命の長い,映像情報表示システムを提供する
ことができる。
【0098】なお,本例においては透過型のホログラム
スクリーンを利用したが,以下に示す反射型のホログラ
ムスクリーンを利用することもできる。上記反射型ホロ
グラムスクリーンの原理を簡単に説明する。ホログラム
スクリーンの前面側に照射装置を配置し,該照射装置か
ら映像情報を照射する。この映像情報はホログラムスク
リーンにおいて結像し,実像を形成する。この実像から
散乱反射される反射光が観察者の目に入ることにより,
観察者は実像を確認することができる。
スクリーンを利用したが,以下に示す反射型のホログラ
ムスクリーンを利用することもできる。上記反射型ホロ
グラムスクリーンの原理を簡単に説明する。ホログラム
スクリーンの前面側に照射装置を配置し,該照射装置か
ら映像情報を照射する。この映像情報はホログラムスク
リーンにおいて結像し,実像を形成する。この実像から
散乱反射される反射光が観察者の目に入ることにより,
観察者は実像を確認することができる。
【0099】また,ホログラムスクリーンは,例えばす
りガラス等の光拡散体を通した拡散光を物体光とし,被
拡散光を参照光として感光部材に干渉縞を形成させるこ
とにより作製することができる。透過型ホログラムスク
リーンは同じ方向から参照光と物体光とを照射すること
により,反射型ホログラムスクリーンは反対方向から照
射することにより作製する。この場合も本例と同様の映
像情報表示システムを得ることができる。
りガラス等の光拡散体を通した拡散光を物体光とし,被
拡散光を参照光として感光部材に干渉縞を形成させるこ
とにより作製することができる。透過型ホログラムスク
リーンは同じ方向から参照光と物体光とを照射すること
により,反射型ホログラムスクリーンは反対方向から照
射することにより作製する。この場合も本例と同様の映
像情報表示システムを得ることができる。
【0100】実施形態例2 本例は,図5,図6に示すごとく,3台の映像情報表示
システム31〜33をショールーム20に設置した構成
例について説明するものである。図5,図6に示すごと
く,本例にかかる3台の映像情報表示システム31〜3
3は,ウインドガラスである透明部材10と該透明部材
10に貼付された3枚のホログラムスクリーン111〜
113と各ホログラムスクリーン111〜113に対し
て映像情報を照射する3台の照射装置121〜123と
よりなる。なお,上記ホログラムスクリーン111〜1
13は透明部材10に対し,横方向(観察者8の移動方
向)に3枚並べて貼付されている。
システム31〜33をショールーム20に設置した構成
例について説明するものである。図5,図6に示すごと
く,本例にかかる3台の映像情報表示システム31〜3
3は,ウインドガラスである透明部材10と該透明部材
10に貼付された3枚のホログラムスクリーン111〜
113と各ホログラムスクリーン111〜113に対し
て映像情報を照射する3台の照射装置121〜123と
よりなる。なお,上記ホログラムスクリーン111〜1
13は透明部材10に対し,横方向(観察者8の移動方
向)に3枚並べて貼付されている。
【0101】図5に示すごとく,各照射装置121〜1
23は架台128に載置され,床置きされている。また
図示を略したセンサ及び照射制御装置が設置され,各照
射装置121〜123に接続されている。また,符号1
51〜153は各ホログラムスクリーン111〜113
に対応する視野角である。その他は実施形態例1と同様
である。
23は架台128に載置され,床置きされている。また
図示を略したセンサ及び照射制御装置が設置され,各照
射装置121〜123に接続されている。また,符号1
51〜153は各ホログラムスクリーン111〜113
に対応する視野角である。その他は実施形態例1と同様
である。
【0102】本例の作用効果につき説明する。図6に示
すごとく,観察者8が図面上方から下方に向かって移動
する。観察者8が視野角151内に進入する。符号81
にかかる位置に観察者が進入したことをセンサが感知
し,照射制御装置に信号を送る。これを受けて照射制御
装置は照射装置121を起動して,映像情報をホログラ
ムスクリーン111に照射する。
すごとく,観察者8が図面上方から下方に向かって移動
する。観察者8が視野角151内に進入する。符号81
にかかる位置に観察者が進入したことをセンサが感知
し,照射制御装置に信号を送る。これを受けて照射制御
装置は照射装置121を起動して,映像情報をホログラ
ムスクリーン111に照射する。
【0103】そのまま観察者8が移動を続けて視野角1
51内より離脱し,視野角152に進入し,位置82に
達する。これをセンサが感知して,照射制御装置に信号
を送る。これにより照射制御装置は照射装置121を停
止し,照射装置122を起動し,映像情報をホログラム
スクリーン112に照射する。
51内より離脱し,視野角152に進入し,位置82に
達する。これをセンサが感知して,照射制御装置に信号
を送る。これにより照射制御装置は照射装置121を停
止し,照射装置122を起動し,映像情報をホログラム
スクリーン112に照射する。
【0104】更に観察者8が移動し,視野角152内よ
り離脱し,視野角153内に進入し,位置83に到達す
る。これをセンサが感知して信号を照射制御装置に送
り,これを受けて照射制御装置は照射装置122を停止
し,照射装置123を起動する。そして,映像情報がホ
ログラムスクリーン113に照射される。その後,観察
者8が,視野角153内を離脱する。センサはこれを感
知して信号を照射制御装置に送る。照射制御装置は照射
装置123を停止させる。
り離脱し,視野角153内に進入し,位置83に到達す
る。これをセンサが感知して信号を照射制御装置に送
り,これを受けて照射制御装置は照射装置122を停止
し,照射装置123を起動する。そして,映像情報がホ
ログラムスクリーン113に照射される。その後,観察
者8が,視野角153内を離脱する。センサはこれを感
知して信号を照射制御装置に送る。照射制御装置は照射
装置123を停止させる。
【0105】以上により,本例にかかる映像情報表示シ
ステム31〜33は観察者8の動きと連動した位置に映
像情報を表示させることができる。このため,観察者8
の移動と共に映像情報が現れては消えるという動的な効
果を得ることができる。よって,本例にかかる映像情報
表示システム31〜33は観察者の注意や関心を呼び易
く,高いアイキャッチ効果を得ることができる。
ステム31〜33は観察者8の動きと連動した位置に映
像情報を表示させることができる。このため,観察者8
の移動と共に映像情報が現れては消えるという動的な効
果を得ることができる。よって,本例にかかる映像情報
表示システム31〜33は観察者の注意や関心を呼び易
く,高いアイキャッチ効果を得ることができる。
【0106】なお,各照射装置121〜123から照射
される映像情報は同じものを続けて表示させてもよいし
(照射装置121が照射した残りの続きを照射装置12
2が照射する等),違う映像情報を表示することもでき
る。
される映像情報は同じものを続けて表示させてもよいし
(照射装置121が照射した残りの続きを照射装置12
2が照射する等),違う映像情報を表示することもでき
る。
【0107】実施形態例3 本例は,図7に示すごとく,視野角内に観察者が進入し
たことを感知するためのセンサとして重量センサを利用
した映像情報表示システムである。図7に示すごとく,
本例の映像情報表示システム1は,実施形態例1と同様
に透明部材10とホログラムスクリーン11,照射装置
12,照射制御装置14等より構成されて,ショールー
ム20に設置されてある。
たことを感知するためのセンサとして重量センサを利用
した映像情報表示システムである。図7に示すごとく,
本例の映像情報表示システム1は,実施形態例1と同様
に透明部材10とホログラムスクリーン11,照射装置
12,照射制御装置14等より構成されて,ショールー
ム20に設置されてある。
【0108】上記ショールーム20正面の床面209に
は,重量を感知できる重量センサ139が埋めこみ配置
されている。また,上記重量センサ139が重量を感知
できる範囲は前述した視野角を床面209に投影した領
域に設定されている。その他の構成は実施形態例1と同
様であり,また実施形態例1と同様の作用効果を有す
る。
は,重量を感知できる重量センサ139が埋めこみ配置
されている。また,上記重量センサ139が重量を感知
できる範囲は前述した視野角を床面209に投影した領
域に設定されている。その他の構成は実施形態例1と同
様であり,また実施形態例1と同様の作用効果を有す
る。
【0109】なお,本例において,上記照射制御装置1
4にタイマを設け,時間帯に応じて照射装置12を自動
起動,終了させることもできる。また,タッチスイッチ
等を設けて,観察者8が自由に照射装置12を起動,終
了させるよう構成することもできる。
4にタイマを設け,時間帯に応じて照射装置12を自動
起動,終了させることもできる。また,タッチスイッチ
等を設けて,観察者8が自由に照射装置12を起動,終
了させるよう構成することもできる。
【0110】実施形態例4 本例は,図8〜図11に示すごとく,上記センサとして
視野角内の光量を感知可能な照度センサを使用した映像
情報表示システムについて説明する。図8に示すごと
く,本例の映像情報表示システム1は,透明部材10と
これに貼付されたホログラムスクリーン11,映像情報
を照射する照射装置12とよりなり,上記ホログラムス
クリーン11の視野角内の環境状態を感知する照度セン
サ131,132が設けてあり,照射装置12より発せ
られた照射光17の光量を該照度センサ131,132
からの信号に基づいて調整可能に構成した照射制御装置
14とよりなる。
視野角内の光量を感知可能な照度センサを使用した映像
情報表示システムについて説明する。図8に示すごと
く,本例の映像情報表示システム1は,透明部材10と
これに貼付されたホログラムスクリーン11,映像情報
を照射する照射装置12とよりなり,上記ホログラムス
クリーン11の視野角内の環境状態を感知する照度セン
サ131,132が設けてあり,照射装置12より発せ
られた照射光17の光量を該照度センサ131,132
からの信号に基づいて調整可能に構成した照射制御装置
14とよりなる。
【0111】上記映像情報表示システム1は室内灯20
8にて照らされたショールーム20と太陽49で照らさ
れた屋外40との間に設置されている。つまり,ショー
ルーム20を屋外40と区切るウィンドウガラスが上記
透明部材10となる。上記照度センサ131は透明部材
10の屋外側の視野角内に設置されている。また,照度
センサ132はショールーム20内に設置されている。
また,上記ホログラムスクリーン11は透過型である。
8にて照らされたショールーム20と太陽49で照らさ
れた屋外40との間に設置されている。つまり,ショー
ルーム20を屋外40と区切るウィンドウガラスが上記
透明部材10となる。上記照度センサ131は透明部材
10の屋外側の視野角内に設置されている。また,照度
センサ132はショールーム20内に設置されている。
また,上記ホログラムスクリーン11は透過型である。
【0112】次に,本例にかかるホログラムスクリーン
11の製造方法について図9を用いて説明する。レーザ
ー光源51から放射されたコヒーレントな光61をミラ
ー52で光路を曲げたのち,ハーフミラー53で物体光
621用の光路と参照光631用の光路に分割する。そ
して,一方(図面左方)を出た光62は,ミラー54
1,対物レンズ542,軸外し放物面鏡543を経て平
行光とした後,板状の拡散板56を透過して物体光62
1を形成し,ハーフミラー57を経て感光材58に入射
する。
11の製造方法について図9を用いて説明する。レーザ
ー光源51から放射されたコヒーレントな光61をミラ
ー52で光路を曲げたのち,ハーフミラー53で物体光
621用の光路と参照光631用の光路に分割する。そ
して,一方(図面左方)を出た光62は,ミラー54
1,対物レンズ542,軸外し放物面鏡543を経て平
行光とした後,板状の拡散板56を透過して物体光62
1を形成し,ハーフミラー57を経て感光材58に入射
する。
【0113】一方,ハーフミラー53を出た他方の光6
3は,ミラー551,552を経て対物レンズ553で
発散光に変換された後,ハーフミラー57を経て参照光
631として感光材58に入射する。
3は,ミラー551,552を経て対物レンズ553で
発散光に変換された後,ハーフミラー57を経て参照光
631として感光材58に入射する。
【0114】その結果,感光材58には,板状の拡散板
56を記録した透過型のホログラムが形成され,これが
本例にかかるホログラムスクリーン11となる。得られ
たホログラムスクリーン11に対して図9の参照光63
1の方向から照射装置12を用いて照射光171を照射
すれば,ホログラムスクリーン11を透過した回折光1
72は,板状の拡散板56による拡散光と同様の光とす
ることができるのである。
56を記録した透過型のホログラムが形成され,これが
本例にかかるホログラムスクリーン11となる。得られ
たホログラムスクリーン11に対して図9の参照光63
1の方向から照射装置12を用いて照射光171を照射
すれば,ホログラムスクリーン11を透過した回折光1
72は,板状の拡散板56による拡散光と同様の光とす
ることができるのである。
【0115】なお,このような製造方法にて作製するこ
とができるホログラムスクリーンの代わりに,視野選択
機能を有する透明基板(例えば,日本板硝子(株)製の
アングル21,または住友化学工業(株)製のルミステ
ィー等)のスクリーンを用いてもよい。
とができるホログラムスクリーンの代わりに,視野選択
機能を有する透明基板(例えば,日本板硝子(株)製の
アングル21,または住友化学工業(株)製のルミステ
ィー等)のスクリーンを用いてもよい。
【0116】次に,本例のホログラムスクリーン11と
透明部材10との間は,図10(a),(b)に示すご
とく,ポリエステルよりなるフィルム102を介して透
明粘着剤101により接合されている。更に,図10
(a)に示すごとく,ハードコート104付きポリエス
テル偏光フィルム103をホログラムスクリーン11の
最外層に透明粘着剤101を用いて接着することができ
る。
透明部材10との間は,図10(a),(b)に示すご
とく,ポリエステルよりなるフィルム102を介して透
明粘着剤101により接合されている。更に,図10
(a)に示すごとく,ハードコート104付きポリエス
テル偏光フィルム103をホログラムスクリーン11の
最外層に透明粘着剤101を用いて接着することができ
る。
【0117】上記ハードコート104を設けることによ
り,ホログラムスクリーン11が清掃等によって傷着く
ことを防止できる(耐傷性の向上効果を得ることができ
る)。また,ハードコート104は上記の目的を達成す
るため,鉛筆硬度1H以上が必要である。なお,上記ポ
リエステルフィルム102は厚さ140μm,ポリエス
テル偏向フィルム103は厚さ90μmである。
り,ホログラムスクリーン11が清掃等によって傷着く
ことを防止できる(耐傷性の向上効果を得ることができ
る)。また,ハードコート104は上記の目的を達成す
るため,鉛筆硬度1H以上が必要である。なお,上記ポ
リエステルフィルム102は厚さ140μm,ポリエス
テル偏向フィルム103は厚さ90μmである。
【0118】また,図10(b)は,反射防止膜105
とハードコート104付きのポリエステルフィルム10
2をホログラムスクリーン11の最外層に透明粘着剤1
01を用いて設けた構成である。ハードコート104を
反射防止膜105の外に付けると耐傷性は向上するが,
反射防止効果がなくなるため反射防止膜105の内側に
設ける必要がある。上記反射防止膜105は,ホログラ
ムスクリーン11の裏面側での界面反射によるノイズ光
を低減する効果がある。
とハードコート104付きのポリエステルフィルム10
2をホログラムスクリーン11の最外層に透明粘着剤1
01を用いて設けた構成である。ハードコート104を
反射防止膜105の外に付けると耐傷性は向上するが,
反射防止効果がなくなるため反射防止膜105の内側に
設ける必要がある。上記反射防止膜105は,ホログラ
ムスクリーン11の裏面側での界面反射によるノイズ光
を低減する効果がある。
【0119】また,図10(a)におけるハードコート
104付きポリエステル偏光フィルム104の最外層に
反射防止膜を設けることもできる。また,図10
(a),(b)に関わらず,反射防止膜105の外側に
汚れ付着を低減できる防汚膜を設けてもよい。
104付きポリエステル偏光フィルム104の最外層に
反射防止膜を設けることもできる。また,図10
(a),(b)に関わらず,反射防止膜105の外側に
汚れ付着を低減できる防汚膜を設けてもよい。
【0120】本例の作用効果について説明する。図8に
示すごとく,ホログラムスクリーン11に照射された映
像情報を観察した場合,(1)ホログラムスクリーン1
1の表裏面での観察者側背景48の写り込み光481,
(2)ホログラムスクリーン11の裏面側背景となる展
示商品21からの光211,この二者により,映像情報
を構成する光以外のノイズ光が観察される。
示すごとく,ホログラムスクリーン11に照射された映
像情報を観察した場合,(1)ホログラムスクリーン1
1の表裏面での観察者側背景48の写り込み光481,
(2)ホログラムスクリーン11の裏面側背景となる展
示商品21からの光211,この二者により,映像情報
を構成する光以外のノイズ光が観察される。
【0121】本例においては,上記照度センサ131は
透明部材10の屋外40側の視野角内に設置されてい
る。また,照度センサ132はショールーム20内に設
置されている。この二つの照度センサ131,132に
より屋外40側とショールーム20内との照度をそれぞ
れ検出することができる。これを利用して,照度センサ
131,132からの信号を照射制御装置14に入力
し,両センサによって感知された照度が高い場合には,
照射装置12から発せられる照射光の光量を大きくし
て,ホログラムスクリーンに映し出される映像の輝度を
高くする。これにより,ノイズ光を目立たなくして,映
像の視認性を高めることができる。
透明部材10の屋外40側の視野角内に設置されてい
る。また,照度センサ132はショールーム20内に設
置されている。この二つの照度センサ131,132に
より屋外40側とショールーム20内との照度をそれぞ
れ検出することができる。これを利用して,照度センサ
131,132からの信号を照射制御装置14に入力
し,両センサによって感知された照度が高い場合には,
照射装置12から発せられる照射光の光量を大きくし
て,ホログラムスクリーンに映し出される映像の輝度を
高くする。これにより,ノイズ光を目立たなくして,映
像の視認性を高めることができる。
【0122】また,両センサによって感知された照度が
低い場合に照射光の光量が大きいと映像が明るくなり,
ハレーションが発生するおそれがある。この場合には,
照射装置12からの照射光17の光量を低下させ,映像
の視認性を高めることができる。なお,光量を最大にし
てもノイズ光の影響を回避できないと予想される照度以
上の値を照度センサ131,132が感知した場合に
は,照射装置12を停止させることもできる。
低い場合に照射光の光量が大きいと映像が明るくなり,
ハレーションが発生するおそれがある。この場合には,
照射装置12からの照射光17の光量を低下させ,映像
の視認性を高めることができる。なお,光量を最大にし
てもノイズ光の影響を回避できないと予想される照度以
上の値を照度センサ131,132が感知した場合に
は,照射装置12を停止させることもできる。
【0123】以上のように本例によれば,視野角内の環
境状態に応じて照射装置からの映像情報を最適なものに
変更したり,あるいは照射装置からの映像情報の照射を
停止させたりすることができる。
境状態に応じて照射装置からの映像情報を最適なものに
変更したり,あるいは照射装置からの映像情報の照射を
停止させたりすることができる。
【0124】なお,本例においては照射光の光量を調整
したが,映像の輝度は照射光の照射面積に反比例するた
め,照射装置12のレンズ部の位置調節による拡大,縮
小機構の使用により,照射光の照射面積を代えて映像の
輝度を調整することもできる。また,映像情報の中には
周囲が明るくとも充分な視認性を有するものがあるた
め,映像情報そのものを切り換えてアイキャッチ効果を
確保することもできる。また,上記照度センサは視野角
内の後方の背景48が映像の後方の展示商品21の輝度
を検出できる輝度計であってもよい。
したが,映像の輝度は照射光の照射面積に反比例するた
め,照射装置12のレンズ部の位置調節による拡大,縮
小機構の使用により,照射光の照射面積を代えて映像の
輝度を調整することもできる。また,映像情報の中には
周囲が明るくとも充分な視認性を有するものがあるた
め,映像情報そのものを切り換えてアイキャッチ効果を
確保することもできる。また,上記照度センサは視野角
内の後方の背景48が映像の後方の展示商品21の輝度
を検出できる輝度計であってもよい。
【0125】また,図11に示すごとく,ホログラムス
クリーン11に向けて他の照度センサ135を設置し,
太陽49からの直射日光490の照度を感知させ,これ
が一定以上の値となった場合には直射日光490を遮断
するための日除け45を稼動するよう構成することもで
きる。この日除け45としては,ひさし,すだれ,カー
テン等を使用できる。
クリーン11に向けて他の照度センサ135を設置し,
太陽49からの直射日光490の照度を感知させ,これ
が一定以上の値となった場合には直射日光490を遮断
するための日除け45を稼動するよう構成することもで
きる。この日除け45としては,ひさし,すだれ,カー
テン等を使用できる。
【0126】実施形態例5 本例は音声情報を提供するスピーカーを有する映像情報
表示システムについて説明する。上記映像情報表示シス
テムは,実施形態例1と同様に,透明部材と該透明部材
に貼付されたホログラムスクリーンと該ホログラムスク
リーンに映像情報を照射する照射装置とよりなる。そし
て,上記ホログラムスクリーンの視野角内の音量を感知
する音量センサと,該センサからの信号に基づいて上記
照射装置及びスピーカーを制御するよう構成された制御
装置とよりなる。
表示システムについて説明する。上記映像情報表示シス
テムは,実施形態例1と同様に,透明部材と該透明部材
に貼付されたホログラムスクリーンと該ホログラムスク
リーンに映像情報を照射する照射装置とよりなる。そし
て,上記ホログラムスクリーンの視野角内の音量を感知
する音量センサと,該センサからの信号に基づいて上記
照射装置及びスピーカーを制御するよう構成された制御
装置とよりなる。
【0127】上記制御装置は音量センサによって感知さ
れた視野角内の音量に応じて照射装置の起動及び停止,
スピーカーの音量の調整を行うことができるよう構成さ
れている。
れた視野角内の音量に応じて照射装置の起動及び停止,
スピーカーの音量の調整を行うことができるよう構成さ
れている。
【0128】そして,音量センサにより視野角内におい
てある程度の大きさの音が感知された場合,視野角内及
びその周辺に観察者が到来したと見なして,上記制御装
置は照射装置及びスピーカーを起動する。また,音量セ
ンサが視野角内においてある程度の大きさの音を感知で
きない場合,視野角内に及びその周辺に観察者が存在し
ないと見なして,上記制御装置は照射装置及びスピーカ
ーを停止させる。
てある程度の大きさの音が感知された場合,視野角内及
びその周辺に観察者が到来したと見なして,上記制御装
置は照射装置及びスピーカーを起動する。また,音量セ
ンサが視野角内においてある程度の大きさの音を感知で
きない場合,視野角内に及びその周辺に観察者が存在し
ないと見なして,上記制御装置は照射装置及びスピーカ
ーを停止させる。
【0129】更に,音量センサが視野角内において,所
定の大きさ以上の騒音を感知した場合には,視野角内に
おいてスピーカーの音がはっきりと観察者に聞こえるよ
うに上記制御装置はスピーカーのボリュームをより大へ
と調整する。反対に,音量センサが視野角内において,
所定の大きさ以下の音しか感知できない場合には,視野
角内が静寂な状態にあると見なし,観察者が不快になら
ぬように上記制御装置はスピーカーのボリュームをより
小さく調整する。その他は実施形態例1と同様である。
定の大きさ以上の騒音を感知した場合には,視野角内に
おいてスピーカーの音がはっきりと観察者に聞こえるよ
うに上記制御装置はスピーカーのボリュームをより大へ
と調整する。反対に,音量センサが視野角内において,
所定の大きさ以下の音しか感知できない場合には,視野
角内が静寂な状態にあると見なし,観察者が不快になら
ぬように上記制御装置はスピーカーのボリュームをより
小さく調整する。その他は実施形態例1と同様である。
【0130】本例の映像情報表示システムは映像情報と
共に音声情報を提供することができる,また音声情報の
音量を視野角内の状態に応じた音量で提供することがで
きるため,一層高いアイキャッチ効果を得ることができ
る。また,音量センサは視野角内の音量をより検出しや
すくするため,視野角内の音を集音できる反射板を設け
たりした指向性のある音量センサを用いた方が効果が大
きくなる。
共に音声情報を提供することができる,また音声情報の
音量を視野角内の状態に応じた音量で提供することがで
きるため,一層高いアイキャッチ効果を得ることができ
る。また,音量センサは視野角内の音量をより検出しや
すくするため,視野角内の音を集音できる反射板を設け
たりした指向性のある音量センサを用いた方が効果が大
きくなる。
【0131】実施形態例6 本例は,図12〜図16に示すごとく,移動体である自
動車に情報表示システムを設置する場合について説明す
る。図12,図13に示すごとく,移動体7の天井から
透明部材10とホログラムスクリーン11とよりなる表
示部100を運転席71と助手席72との間に吊り具7
0を用いてぶら下げ,後部座席73の観察者8が映像情
報を見れるように配置する。
動車に情報表示システムを設置する場合について説明す
る。図12,図13に示すごとく,移動体7の天井から
透明部材10とホログラムスクリーン11とよりなる表
示部100を運転席71と助手席72との間に吊り具7
0を用いてぶら下げ,後部座席73の観察者8が映像情
報を見れるように配置する。
【0132】そして,図12に示すごとく,本例の情報
表示システム1には振動センサ133が設けてあり,上
記振動センサ133からの信号に基づいて照射制御装置
14は移動体の振動による映像情報のぶれを補正するよ
うに構成されている。
表示システム1には振動センサ133が設けてあり,上
記振動センサ133からの信号に基づいて照射制御装置
14は移動体の振動による映像情報のぶれを補正するよ
うに構成されている。
【0133】この構成についての詳細を図15を用いて
説明する。振動センサ133からの信号は照射制御装置
14中の電気補正回路に入力される。また,映像情報は
ビデオデッキ等のソース120から照射装置12に入力
される。上記照射制御装置14の電気補正回路は照射装
置12に入力された映像情報に対し振動の逆補正を加
え,その後照射装置12より表示部100に対し映像情
報を照射する。その他は実施形態例1と同様である。
説明する。振動センサ133からの信号は照射制御装置
14中の電気補正回路に入力される。また,映像情報は
ビデオデッキ等のソース120から照射装置12に入力
される。上記照射制御装置14の電気補正回路は照射装
置12に入力された映像情報に対し振動の逆補正を加
え,その後照射装置12より表示部100に対し映像情
報を照射する。その他は実施形態例1と同様である。
【0134】映像情報表示システム1は移動体7に搭載
されているため,そのままでは移動体7が走行する際の
振動で映像情報がぶれて観察者8に見えてしまう。しか
し,本例においては振動センサ133からの信号を基に
映像情報を補正した後,照射装置12より照射している
ため,振動の影響はキャンセルされ,ぶれのない正しい
映像を見ることができる。その他は実施形態例1と同様
の作用効果を有する。
されているため,そのままでは移動体7が走行する際の
振動で映像情報がぶれて観察者8に見えてしまう。しか
し,本例においては振動センサ133からの信号を基に
映像情報を補正した後,照射装置12より照射している
ため,振動の影響はキャンセルされ,ぶれのない正しい
映像を見ることができる。その他は実施形態例1と同様
の作用効果を有する。
【0135】また,本例の情報表示システム1の異なる
構成について説明する。この場合,図16に示すごと
く,上記振動センサ133からの信号に基づいて照射制
御装置14は移動体7の振動による照射装置12の振動
を抑制するように構成されている。
構成について説明する。この場合,図16に示すごと
く,上記振動センサ133からの信号に基づいて照射制
御装置14は移動体7の振動による照射装置12の振動
を抑制するように構成されている。
【0136】振動センサ133からの信号は照射制御装
置14より照射装置12に設けられた振動制御機構14
9に入力される。また,映像情報は上述と同様にビデオ
デッキ等のソース120から照射装置12に入力され
る。上記照射制御装置14が振動センサ133の信号を
基に振動制御機構149を作動させることにより,照射
装置12における移動体7の振動の影響がキャンセルさ
れる。この構成においても上記と同様の効果を得ること
ができ,ぶれのない正しい映像を観察者8はみることが
できる。なお,本例の構成において,図14に示すごと
く,運転席71の背面に表示部100を埋設することも
できる。
置14より照射装置12に設けられた振動制御機構14
9に入力される。また,映像情報は上述と同様にビデオ
デッキ等のソース120から照射装置12に入力され
る。上記照射制御装置14が振動センサ133の信号を
基に振動制御機構149を作動させることにより,照射
装置12における移動体7の振動の影響がキャンセルさ
れる。この構成においても上記と同様の効果を得ること
ができ,ぶれのない正しい映像を観察者8はみることが
できる。なお,本例の構成において,図14に示すごと
く,運転席71の背面に表示部100を埋設することも
できる。
【0137】実施形態例7 本例は中央制御装置における映像情報の補正について説
明する。本例の映像情報表示システムは,実施形態例1
と同様の構成であり,ホログラムスクリーンと照射装置
とよりなる。照射装置は液晶プロジェクタである。中央
制御装置から配信される映像は液晶プロジェクタのLC
D上までは正常な状態である。この正常な状態の映像1
90を図17(c)に示す。
明する。本例の映像情報表示システムは,実施形態例1
と同様の構成であり,ホログラムスクリーンと照射装置
とよりなる。照射装置は液晶プロジェクタである。中央
制御装置から配信される映像は液晶プロジェクタのLC
D上までは正常な状態である。この正常な状態の映像1
90を図17(c)に示す。
【0138】ところで,照射装置12はホログラムスク
リーン11の斜下に位置するよう固定されており,この
ため照射装置12からの照射光はホログラムスクリーン
11に対し斜め方向から入射する。従って,多くの場
合,図17(a)に示すごとく,映像情報は台形状に変
形し,歪んだ映像191が映ってしまう。これが台形歪
みである。
リーン11の斜下に位置するよう固定されており,この
ため照射装置12からの照射光はホログラムスクリーン
11に対し斜め方向から入射する。従って,多くの場
合,図17(a)に示すごとく,映像情報は台形状に変
形し,歪んだ映像191が映ってしまう。これが台形歪
みである。
【0139】この台形歪みの歪み量は照射装置12とホ
ログラムスクリーン11との位置関係等から予め演算に
て求めることができる。従って,本例においては予め中
央制御装置に対し,ホログラムスクリーン11と照射装
置12との位置関係を入力しておき,この入力に基づい
た演算を行い,この演算の結果に基づいて,中央制御装
置から照射装置12である液晶プロジェクタのLCD信
号に対し均等圧縮補完補正を施す。この結果,LCD信
号は図17(b)に示すごとき歪みを持った映像192
となる。
ログラムスクリーン11との位置関係等から予め演算に
て求めることができる。従って,本例においては予め中
央制御装置に対し,ホログラムスクリーン11と照射装
置12との位置関係を入力しておき,この入力に基づい
た演算を行い,この演算の結果に基づいて,中央制御装
置から照射装置12である液晶プロジェクタのLCD信
号に対し均等圧縮補完補正を施す。この結果,LCD信
号は図17(b)に示すごとき歪みを持った映像192
となる。
【0140】この映像192よりなる照射光をホログラ
ムスクリーン11に照射することで,台形歪みによる変
形と予め演算結果によって加えられた歪みとが打ち消し
あう。以上により,ホログラムスクリーンに対し図17
(c)に示すごとき正常な映像190が表示される。そ
の他は実施形態例1と同様である。
ムスクリーン11に照射することで,台形歪みによる変
形と予め演算結果によって加えられた歪みとが打ち消し
あう。以上により,ホログラムスクリーンに対し図17
(c)に示すごとき正常な映像190が表示される。そ
の他は実施形態例1と同様である。
【0141】以上,本例によれば,台形歪みのない正常
な映像を表示できる映像情報表示システムを得ることが
できる。そして,映像情報表示システム側で台形歪み補
正を行う必要がないため,映像情報表示システムから台
形歪み補正を行う装置を省くことができる。よって映像
情報表示システムの装置コストを安価とすることができ
る。その他は実施形態例1と同様の作用効果を有する。
な映像を表示できる映像情報表示システムを得ることが
できる。そして,映像情報表示システム側で台形歪み補
正を行う必要がないため,映像情報表示システムから台
形歪み補正を行う装置を省くことができる。よって映像
情報表示システムの装置コストを安価とすることができ
る。その他は実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【図1】実施形態例1にかかる映像情報表示システムの
構成説明図。
構成説明図。
【図2】実施形態例1にかかる映像情報表示システムの
ホログラムスクリーンの視野角の平面説明図。
ホログラムスクリーンの視野角の平面説明図。
【図3】実施形態例1にかかる映像情報表示システムの
ホログラムスクリーンの視野角の側面説明図。
ホログラムスクリーンの視野角の側面説明図。
【図4】実施形態例1にかかる中央制御装置に接続され
た多数の映像情報表示システムの説明図。
た多数の映像情報表示システムの説明図。
【図5】実施形態例2にかかる映像情報表示システムの
側面説明図。
側面説明図。
【図6】実施形態例2にかかる映像情報表示システムの
平面説明図。
平面説明図。
【図7】実施形態例3にかかる重量センサを用いた映像
情報表示システムの説明図。
情報表示システムの説明図。
【図8】実施形態例4にかかる照度センサを用いた映像
情報表示システムの説明図。
情報表示システムの説明図。
【図9】実施形態例4にかかるホログラムスクリーンの
製造方法の説明図。
製造方法の説明図。
【図10】実施形態例4にかかる(a)ポリエステル偏
向フィルムを設けたホログラムスクリーンの断面説明
図,(b)反射防止膜を設けたホログラムスクリーンの
断面説明図。
向フィルムを設けたホログラムスクリーンの断面説明
図,(b)反射防止膜を設けたホログラムスクリーンの
断面説明図。
【図11】実施形態例4にかかる,ホログラムスクリー
ンに日除けを設けた映像情報表示システムの説明図。
ンに日除けを設けた映像情報表示システムの説明図。
【図12】実施形態例6にかかる,移動体に映像情報表
示システムを設けた説明図。
示システムを設けた説明図。
【図13】実施形態例6にかかる,映像情報表示システ
ムの表示部設置状態についての説明図。
ムの表示部設置状態についての説明図。
【図14】実施形態例6にかかる,映像情報表示システ
ムの他の表示部設置状態についての説明図。
ムの他の表示部設置状態についての説明図。
【図15】実施形態例6にかかる,映像情報表示システ
ムのシステム構成を示す説明図。
ムのシステム構成を示す説明図。
【図16】実施形態例6にかかる,照射装置に振動制御
機構を設けた映像情報表示システムのシステム構成を示
す説明図。
機構を設けた映像情報表示システムのシステム構成を示
す説明図。
【図17】実施形態例7における,(a)台形歪みが生
じた映像,(b)均等圧縮補完補正を施した映像,
(c)台形歪み補正が施された映像の説明図。
じた映像,(b)均等圧縮補完補正を施した映像,
(c)台形歪み補正が施された映像の説明図。
1,31,32,33...映像情報表示システム, 10...透明部材, 11...ホログラムスクリーン, 12...照射装置, 13...センサ, 131,132...照度センサ, 133...振動センサ, 14...照射制御装置, 15...視野角, 3...中央制御装置,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 泰弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内
Claims (17)
- 【請求項1】 透明部材と該透明部材に貼付けられたホ
ログラムスクリーンと該ホログラムスクリーンに映像情
報を照射する照射装置とよりなる映像情報表示システム
において,上記映像情報表示システムは通信回線を介し
て接続された中央制御装置により制御するよう構成され
ていることを特徴とする映像情報表示システム。 - 【請求項2】 請求項1において,上記中央制御装置は
上記映像情報の補正処理を行うか,または,上記中央制
御装置と上記映像情報表示システムとの間には中継装置
が設けてあり,上記中央制御装置または上記中継装置は
上記映像情報の補正処理を行うよう構成されていること
を特徴とする映像情報表示システム。 - 【請求項3】 請求項2において,上記補正処理は台形
歪み補正処理であることを特徴とする映像情報表示シス
テム。 - 【請求項4】 請求項2において,上記補正処理は色調
整処理,色補正処理,映像の位置調整処理,映像の明る
さ調整処理,映像のコントラスト調整処理より選ばれる
1種以上であることを特徴とする映像情報表示システ
ム。 - 【請求項5】 請求項1〜4において,上記映像情報表
示システムは音声情報を提供する装置を有してなり,上
記中央制御装置または上記中継装置は上記音声情報の補
正処理を行うことができるよう構成されていることを特
徴とする映像情報表示システム。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
上記ホログラムスクリーンの視野角内の環境状態を感知
するセンサと,該センサからの信号に基づいて上記照射
装置を制御するよう構成された照射制御装置とが設けて
あることを特徴とする映像情報表示システム。 - 【請求項7】 請求項6において,上記視野角は輝度が
K0/4以上(K0はホログラムスクリーンの中央正面
における輝度の値)となる領域であることを特徴とする
映像情報表示システム。 - 【請求項8】 請求項6または7において,上記センサ
は照度センサであることを特徴とする映像情報表示シス
テム。 - 【請求項9】 請求項6〜8のいずれか一項において,
上記センサは音量センサであることを特徴とする映像情
報表示システム。 - 【請求項10】 請求項6〜9のいずれか一項におい
て,上記センサは視野角内に対する観察者の進入を感知
するよう構成されていることを特徴とする映像情報表示
システム。 - 【請求項11】 請求項6〜10のいずれか一項におい
て,上記映像情報表示システムは移動体に設置されてい
ることを特徴とする映像情報表示システム。 - 【請求項12】 請求項11において,上記映像情報表
示システムは,移動体に設けた少なくとも2つの座席の
間に設置されていることを特徴とする映像情報表示シス
テム。 - 【請求項13】 請求項11または12において,上記
ホログラムスクリーンは未使用時には収納可能に構成さ
れていることを特徴とする映像情報表示システム。 - 【請求項14】 請求項11〜13のいずれか一項にお
いて,上記センサは振動センサであり,上記照射制御装
置は上記振動センサからの信号に基づいて上記移動体の
振動による上記照射映像情報のぶれを補正するように構
成されていることを特徴とする映像情報表示システム。 - 【請求項15】 請求項11〜13のいずれか一項にお
いて,上記センサは振動センサであり,上記照射制御装
置は上記振動センサからの信号に基づいて上記移動体の
振動による上記照射装置自体の振動を抑制するように構
成されていることを特徴とする映像情報表示システム。 - 【請求項16】 請求項6〜15において,上記中央制
御装置または上記中継装置は上記通信回線を介して上記
センサからの信号を収得し,該信号に基づいて上記照射
制御装置を制御するよう構成されていることを特徴とす
る映像情報表示システム。 - 【請求項17】 請求項1〜16のいずれか一項におい
て,上記ホログラムスクリーンには拡散体が記録されて
いることを特徴とする映像情報表示システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20045298A JPH11164291A (ja) | 1997-09-26 | 1998-07-15 | 映像情報表示システム |
DE19843902A DE19843902A1 (de) | 1997-09-26 | 1998-09-24 | Bildinformations-Anzeigesystem und Hologramm-Anzeigevorrichtung |
US09/160,358 US6522311B1 (en) | 1997-09-26 | 1998-09-25 | Image information displaying system and hologram display apparatus |
FR9812105A FR2769101B1 (fr) | 1997-09-26 | 1998-09-28 | Systeme de visualisation d'information d'image et dispositif de visualisation d'hologramme |
US10/184,659 US20020171637A1 (en) | 1997-09-26 | 2002-06-27 | Image information displaying system and hologram display apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27964197 | 1997-09-26 | ||
JP9-279641 | 1997-09-26 | ||
JP20045298A JPH11164291A (ja) | 1997-09-26 | 1998-07-15 | 映像情報表示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164291A true JPH11164291A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=26512197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20045298A Pending JPH11164291A (ja) | 1997-09-26 | 1998-07-15 | 映像情報表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11164291A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001134225A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-05-18 | Toppan Printing Co Ltd | 広告提供装置及び広告提供装置用の記憶媒体、展示具、表示パネル、表示ケース |
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WO2006033245A1 (ja) * | 2004-09-21 | 2006-03-30 | Nikon Corporation | 電子機器 |
WO2006085385A1 (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-17 | Fujitsu Limited | 販売支援装置 |
KR101137343B1 (ko) | 2011-04-06 | 2012-04-19 | (주)린소프트 | 상호 작용형 윈도우를 이용한 상품정보 표시장치 그의 표시방법 |
KR101427057B1 (ko) * | 2004-12-23 | 2014-08-05 | 씨리얼 테크놀로지스 게엠베하 | 홀로그램 계산 방법 |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP20045298A patent/JPH11164291A/ja active Pending
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