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JPH11160951A - 両面カラー画像形成装置 - Google Patents

両面カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH11160951A
JPH11160951A JP9330087A JP33008797A JPH11160951A JP H11160951 A JPH11160951 A JP H11160951A JP 9330087 A JP9330087 A JP 9330087A JP 33008797 A JP33008797 A JP 33008797A JP H11160951 A JPH11160951 A JP H11160951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
image forming
toner
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9330087A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP9330087A priority Critical patent/JPH11160951A/ja
Priority to US09/199,826 priority patent/US6064848A/en
Publication of JPH11160951A publication Critical patent/JPH11160951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/23Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 specially adapted for copying both sides of an original or for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • G03G15/231Arrangements for copying on both sides of a recording or image-receiving material
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0167Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
    • G03G2215/017Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member single rotation of recording member to produce multicoloured copy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像濃度や色味が整った両面画像の形成が行
われる両面カラー画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 第1及び第2のカラー画像形成ユニット
により形成される黒のトナー及びカラートナーによるカ
ラー画像形成順が全て逆に設定されていることを特徴と
する両面カラー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式によっ
て画像を形成する複写機、プリンタ、FAX等の画像形
成装置、特に転写材の両面にカラー画像を形成する両面
カラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面コピーにおいては、像担持体
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像担持
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面コピー装置は、上記の如く、両面
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特
公昭49−37538号公報、特公昭54−28740
号公報や特開平1−44457号公報や特開平4−21
4576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成
後、1回で定着を行うものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案による両面カラー画像形成は、転写材の搬送性は向
上するが、像担持体から転写材への1回の転写で済む表
面画像形成に比べ、裏面画像形成は像担持体から中間転
写体、中間転写体から転写材へと2回の転写を行うた
め、裏面画像の画像濃度が低くなる。これは転写の際に
転写率が90%程度であることから10%程トナー付着
量が低下することから起こる。更に、トナー像の2回の
転写により散り(網点が広がり一般にγが高くなる)、
階調性が変化する。特に、モノクロ画像に比べ、カラー
画像については色調の問題が新たに生じる。図13にカ
ラートナー像の問題点を示すが、図13(A)に示すよ
うに、転写材の表と裏とでカラートナーの重ね合わせ順
が反転してしまうため、最上層に形成されるトナーの色
が強調されたり、再転写による付着量の低下により色味
が異なってしまい、良好なカラー画像形成が行われない
という問題が生じる。またこれを補正し、図13(B)
に示すように、表面でのY、M、Cのカラートナーと黒
トナーとによるY、M、C、Kのトナー像の形成順序に
対し、裏面での重ね合わせるトナー像の順序を黒トナー
とY、M、Cのカラートナーとの順序でK、Y、M、C
としてカラー画像形成を行っても色味が異なってしま
い、良好なカラー画像形成が行われないという問題が生
じる。
【0005】本発明は上記の問題点を解決し、画像濃度
や色味が整った両面画像の形成が行われる両面カラー画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像担持体と
前記像担持体の外周縁に複数のカラー現像器ユニットと
を有する第1及び第2のカラー画像形成ユニットの間に
ベルト状の中間転写体を張架し、前記中間転写体の移動
方向下流側に前記第1のカラー画像形成ユニットを、上
流側に第2のカラー画像形成ユニットを並列配置すると
共に、前記第1のカラー画像形成ユニットと前記第2の
カラー画像形成ユニットとの間を通して前記中間転写体
上に転写材を搬送し、前記第2のカラー画像形成ユニッ
トにより形成されるトナー像を前記中間転写体を介して
前記転写材の一方の面に転写し、前記第1のカラー画像
形成ユニットにより形成されるトナー像を前記転写材の
他方の面に直接転写する両面カラー画像形成装置におい
て、前記第1及び第2のカラー画像形成ユニットにより
形成される黒のトナー及びカラートナーによるカラー画
像形成順が全て逆に設定されていることを特徴とする両
面カラー画像形成装置によって達成される(第1の発
明)。
【0007】また、上記目的は、像担持体と現像器とを
設けた複数のカラープロセスユニットよりなる第1及び
第2のカラープロセスユニット群を平面状に張架される
中間転写体上に設け、前記中間転写体の移動方向下流側
に前記第1のカラープロセスユニット群を、上流側に第
2のカラープロセスユニット群をそれぞれ並列配置する
と共に、前記第1のカラープロセスユニット群と前記第
2のカラープロセスユニット群との間を通して前記中間
転写体上に転写材を搬送し、前記第2のカラープロセス
ユニット群により形成されるトナー像を前記中間転写体
を介して前記転写材の一方の面に転写し、前記第1のカ
ラープロセスユニット群により形成されるトナー像を前
記転写材の他方の面に直接転写する両面カラー画像形成
装置において、前記第1及び第2のカラープロセスユニ
ット群により形成される黒のトナー及びカラートナーに
よるカラー画像形成順が全て逆に設定されていることを
特徴とする両面カラー画像形成装置によって達成される
(第2の発明)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。また、以下の実施形態の説明にお
いて、カラートナー像の転写材への転写の際に、転写域
において像担持体に対向する側の転写材の面(一方の
面)に転写する画像を表面画像、転写材の他方の側の面
に転写する画像を裏面画像という。
【0009】実施形態1 本発明の両面画像形成装置の第1の実施形態の画像形成
プロセスおよび各機構について、図1〜図4を用いて説
明する。図1は、本発明の両面画像形成装置の第1の実
施形態を示すカラー画像形成装置としてのカラープリン
タの断面構成図であり、図2は、図1の像担持体の側断
面図であり、図3は、図1の要部拡大図で電位測定時の
状態を示す図であり、図4は、色再現のためのディジタ
ル画像処理系の一例を示す図である。
【0010】図1ないし図3によれば、像担持体である
感光体ドラム10と、該感光体ドラム10の外周辺に帯
電手段であるスコロトロン帯電器11、現像手段である
カラー現像器ユニット13及び感光体ドラム10の内周
辺に露光ユニット12とを、感光体ドラム10の回転方
向上流側よりイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および黒色(K)(Y、M、C及びK)の順に、
帯電、露光、現像のプロセス順で各色毎に配設する表面
画像形成用の第1のカラー画像形成ユニット300a
と、感光体ドラム10の周辺にスコロトロン帯電器1
1、露光ユニット12及びカラー現像器ユニット13を
感光体ドラム10の回転方向上流側よりK、C、M及び
Yの順に各色毎に配設する裏面画像形成用の第2のカラ
ー画像形成ユニット300bとが、それぞれの感光体ド
ラム10に当接或いは近接して張架される中間転写体で
ある中間転写ベルト14a上に設けられる。第1、第2
のカラー画像形成ユニット300a,300bには、そ
の他像担持体のクリーニング手段であるクリーニング装
置19と後述するセンサユニット100とがそれぞれ設
けられる。中間転写ベルト14aの移動方向下流側に第
1のカラー画像形成ユニット300aが、上流側に第2
のカラー画像形成ユニット300bが並列配置される。
【0011】第1、第2のカラー画像形成ユニット30
0a,300bに設けられる像担持体である感光体ドラ
ム10は、例えば、ガラスや透明アクリル樹脂の透明部
材によって形成される円筒状の基体を内側に設け、透明
の導電層、a−Si層あるいは有機感光層(OPC)等
の感光層を該基体の外周に形成したものである。
【0012】感光体ドラム10は前フランジ10aと後
フランジ10bとにより挟持され、前フランジ10aが
装置本体の前側板501に取付けられるカバー503に
設けられたガイドピン10P1によって軸受支持され、
後フランジ10bが装置本体の後側板502に取付けら
れる複数のガイドローラ10Rに外嵌して感光体ドラム
10が保持される。後フランジ10bの外周に設けられ
た歯車10Gを駆動用の歯車G1に噛合し、その動力に
より透明の導電層を接地された状態で図1の矢印で示す
時計方向に感光体ドラム10が回転される。
【0013】本実施形態では、感光体ドラムの光導電体
層において適切なコントラストを付与できる露光光量を
有していればよい。従って、本実施形態における感光体
ドラムの透明基体の光透過率は、100%である必要は
なく、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収される
ような特性であっても構わない。透光性基体の素材とし
ては、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエステル
モノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精度、
表面性等において優れており好ましく用いられるが、そ
の他一般光学部材などに使用されるアクリル、フッ素、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフ
タレート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。ま
た、露光光に対し透光性を有していれば、着色していて
もよい。透光性導電層としては、インジウム・スズ・酸
化物(ITO)、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨ
ウ化銅や、Au、Ag、Ni、Alなどからなる透光性
を維持した金属薄膜が用いられ、成膜法としては、真空
蒸着法、活性反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種
CVD法、浸漬塗工法、スプレー塗布法などが利用され
る。また、光導電体層としては、アモルファスシリコン
(a−Si)合金感光層、アモルファスセレン合金感光
層や、各種有機感光層(OPC)が使用可能である。
【0014】第1、第2のカラー画像形成ユニット30
0a,300bに設けられる帯電手段としてのスコロト
ロン帯電器11はイエロー(Y),マゼンタ(M),シ
アン(C)および黒色(K)の各色の画像形成プロセス
に用いられ、像担持体である感光体ドラム10の移動方
向に対して直交する方向に感光体ドラム10と対峙して
取り付けられ、感光体ドラム10の前述した有機感光体
層に対し所定の電位に保持された制御グリッド115
と、コロナ放電電極111として、例えば鋸歯状電極を
用いトナーと同極性のコロナ放電とによって帯電作用
(本実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体
ドラム10に対し一様な電位を与える。コロナ放電電極
111としては、その他ワイヤ電極を用いることも可能
である。
【0015】スコロトロン帯電器11は、図3に示すよ
うに、支持部材112に、シールド部材であるコの字状
のサイドプレート113と、鋸歯状の電極を有するコロ
ナ放電電極111とが取付けられ、更に、支持部材11
2に、コロナ放電電極111とに対応して、制御グリッ
ド115が取付けられスコロトロン帯電器11が構成さ
れている。
【0016】第1、第2のカラー画像形成ユニット30
0a,300bに設けられる各色毎の像露光手段として
の露光ユニット12は、感光体ドラム10上での露光位
置を、スコロトロン帯電器11のコロナ放電電極111
とカラー現像器ユニット13の現像位置との間で、現像
スリーブ131に対して感光体ドラムの回転方向上流側
に設けた状態で配置される。
【0017】露光ユニット12は、感光体ドラム10の
軸と平行に主走査方向に配列された像露光光の発光素子
としてのLED(発光ダイオード)121を複数個アレ
イ状に並べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子と
してのセルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダ
に取付けられた露光用ユニットとして構成される。装置
本体の後側板502に設けられたガイドピン10P2
と、前側板501に取付けられるカバー503に設けら
れたガイドピン10P1と、を案内として固定される円
柱状の保持部材20に、各色毎の露光ユニット12、一
様露光器12c及び転写同時露光器12dが取付けられ
て感光体ドラム10の基体内部に収容される。別体の画
像読み取り装置によって読み取られ、メモリに記憶され
た各色の画像データがメモリより順次読み出されて各色
毎の露光ユニット12にそれぞれ電気信号として入力さ
れる。
【0018】露光素子としては、その他FL(蛍光体発
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電),LED(発光ダイオード)等の複数の発光
素子をアレイ状に並べた線状のものが用いられる。この
実施形態で使用される発光素子の発光波長は、通常Y,
M,Cのトナーの透過性の高い680〜900nmの範
囲のものが良好であるが、裏面から像露光を行うことか
らカラートナーに透明性を十分に有しないこれより短い
波長でもよい。
【0019】第1、第2のカラー画像形成ユニット30
0a,300bに設けられる各色毎の現像手段であるカ
ラー現像器ユニット13は、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)および黒色(K)の一成分あるい
は二成分の現像剤をそれぞれ収容し、それぞれ感光体ド
ラム10の周面に対し所定の間隙を保って、現像位置に
おいて感光体ドラム10の回転方向と同方向に回転す
る、例えば厚み0.5mm〜1mm、外径15〜25m
mの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形
成された現像スリーブ131を備えている。図4に示す
ように、固定磁石132は、現像スリーブ131に内包
され、NおよびSの磁極を交互に配し、現像スリーブ1
31と同心に固定されていて、非磁性のスリーブ周面に
磁力を作用させる。薄層形成部材としての薄層形成棒1
33は、現像スリーブ131の周面上の二成分現像剤の
層厚を規制する部材であって、直径3〜10mmの磁性
体の円形断面の金属材から成り、現像スリーブ131の
周面に所定の荷重をもって均等に圧接される。現像スリ
ーブ131上より二成分現像剤を除去するための除去手
段であるスクレーパ134は、帯状の長辺の一端を現像
スリーブ131に平行に圧接して設けられた、例えばS
US、ウレタンゴム等の板状の弾性部材よりなる。攪拌
スクリュウ136及び137は、互いに相反する方向に
等速で回転し、カラー現像器ユニット13内のトナーと
キャリアとを攪拌、混合し、所定のトナー成分を均等に
含有する二成分現像剤とする。更に、供給ローラ135
により二成分現像剤を攪拌部へ供給したり、攪拌部から
現像スリーブ131に搬送、供給される。
【0020】カラー現像器ユニット13が不図示の突き
当てコロにより感光体ドラム10と所定の値の間隙、例
えば100μm〜1000μmをあけて非接触に保た
れ、各色毎のカラー現像器ユニット13による現像作用
に際しては、現像スリーブ131に対し直流電圧あるい
はさらに交流電圧ACを加えた現像バイアスが印加さ
れ、カラー現像器ユニットの収容する一成分或いは二成
分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明な導
電層を接地する負荷電の感光体ドラム10に対してトナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直
流バイアスを印加して、露光部にトナーを付着させる非
接触の反転現像が行われる。この時の現像間隔精度は画
像ムラを防ぐために20μm程度以下が必要である。
【0021】上記の各色毎のカラー現像器ユニット13
は、前述したスコロトロン帯電器11による帯電と露光
ユニット12とによる像露光によって形成される感光体
ドラム10上の静電潜像を現像バイアス電圧の電圧印加
による非接触現像法により非接触の状態で帯電極性と同
極性のトナー(本実施形態においては感光体ドラムは負
帯電であり、マイナス極性のトナー)により反転現像す
る。
【0022】第1、第2のカラー画像形成ユニット30
0a,300bに設けられるセンサユニット100は、
図4に示すように、支軸105を中心として回転可能な
センサ取付部材104に取付けられた電位センサ101
とY,M,C用の赤外光を用いた反射濃度センサ102
及びK用の反射濃度センサ103とで構成され、また、
図1に示すように、第1のカラー画像形成ユニット30
0aにおいてはトナー像形成順に配置された複数の現像
手段であるY,M,C,Kのカラー現像器ユニット13
の、感光体ドラム10の回転方向最下流位置のKのカラ
ー現像器ユニット13の下流に、また第2のカラー画像
形成ユニット300bにおいてはトナー像形成順に配置
された複数の現像手段であるK,C,M,Yのカラー現
像器ユニット13の、感光体ドラム10の回転方向最下
流位置のYのカラー現像器ユニット13の下流に配置さ
れる。
【0023】赤外光を用いるのは、Y,M,Cのトナー
は赤外領域で共に高い分光反射率を有することから、共
通使用できることによる。また、Kのトナーはカーボン
系の色材を用いると、赤外領域で低い反射率を有してい
ることから、共通化していない。むろん、赤外に高い分
光反射率を有する色材でKのトナーを作れば共通化する
ことができる。
【0024】センサユニット100は、上記のカラー画
像形成中は電位センサ101とY,M,C用の反射濃度
センサ102及びK用の反射濃度センサ103とが、感
光体ドラム10の面と対向しない、退避した状態で配置
される。
【0025】以下第2のカラー画像形成ユニット300
bによる裏面画像の形成工程について説明する。
【0026】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により駆動用の歯車G1を通して感光
体ドラム10の後フランジ10bに設けられた歯車10
Gが回動され感光体ドラム10を図1の矢印で示す時計
方向へ回転し、同時にKのスコロトロン帯電器11の帯
電作用により感光体ドラム10に電位の付与が開始され
る。
【0027】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Kの露光ユニット12において第1の色信号すなわ
ちKの画像データに対応する電気信号による露光が開始
されドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿
画像のKの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0028】前記の潜像はKのカラー現像器ユニット1
3により現像スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転
現像され感光体ドラム10の回転に応じ黒色(K)のト
ナー像が形成される。
【0029】次いで感光体ドラム10は前記黒色(K)
のトナー像の上に、さらにシアン(C)のスコロトロン
帯電器11の帯電作用により電位が付与され、Cの露光
ユニット12の第2の色信号すなわちCの画像データに
対応する電気信号による露光が行われ、Cのカラー現像
器ユニット13による非接触の反転現像によって前記の
黒色(K)のトナー像の上にシアン(C)のトナー像が
順次重ね合わせて形成される。
【0030】同様のプロセスによりマゼンタ(M)のス
コロトロン帯電器11、Mの露光ユニット12およびM
のカラー現像器ユニット13によってさらに第3の色信
号に対応するマゼンタ(M)のトナー像が、またイエロ
ー(Y)のスコロトロン帯電器11、露光ユニット12
およびカラー現像器ユニット13によって第4の色信号
に対応するイエロー(Y)のトナー像が順次重ね合わせ
て形成され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面
上にカラーのトナー像が形成される。
【0031】これ等K,C,M及びYの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2,第3および第4の色信号に対応する画
像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。なお各露
光光学系12の発熱による感光体ドラム10内の温度の
安定化及び温度上昇の防止は、前記保持部材20に熱伝
導性の良好な材料を用い、低温の場合はヒータ201を
用い、高温の場合はヒートパイプ202を介して外部に
放熱する等の措置を講ずることにより支障のない程度迄
抑制することができる。
【0032】上記の画像形成プロセスによって第2のカ
ラー画像形成ユニット300bに設けられた像担持体と
しての感光体ドラム10上に裏面画像となる重ね合わせ
カラートナー像が形成され、第2のカラー画像形成ユニ
ット300bの感光体ドラム10上の裏面画像の重ね合
わせカラートナー像が第2のカラー画像形成ユニット3
00bの転写域T2において、トナーと反対極性(本実
施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される転写
器14cにより、駆動ローラ14d、従動ローラ14e
及びテンションローラ14iに張架され、第1、第2の
カラー画像形成ユニット300a,300bのそれぞれ
の感光体ドラム10に近接あるいは接触して設けられた
中間転写体である中間転写ベルト14a上に一括して転
写される。この際、良好な転写がなされるように、例え
ば発光ダイオードを用いた転写同時露光器12dによる
一様露光が行われる。
【0033】転写後の第2のカラー画像形成ユニット3
00bの感光体ドラム10の周面上に残ったトナーは像
担持体AC除電器16により除電を受けた後、像担持体
のクリーニング手段であるクリーニング装置19にいた
り、感光体ドラム10に当接したゴム材から成るクリー
ニングブレード19aによってクリーニング装置19内
に掻き落とされ、スクリュウ19bによって図示せぬ排
トナー容器に回収される。更に、前プリントまでの感光
体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを用い
た帯電前の一様露光器12cによる露光による感光体周
面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除去された
後、Kのスコロトロン帯電器11によって帯電を受け引
き続き次の裏面画像のカラー画像形成が行われる。
【0034】上記の如くして、第2のカラー画像形成ユ
ニット300bによるカラー画像形成が行われる。
【0035】中間転写ベルト14a上に形成されている
第2のカラー画像形成ユニット300bによる裏面画像
と、第1のカラー画像形成ユニット300aの転写域T
1における同期がとられ、帯電、露光、現像の順を前記
裏面画像のカラー画像形成の際の黒のトナー及びカラー
トナーにより形成されるK,C,M及びYの順と全て逆
の順とし、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)および黒色(K)(Y、M、C及びK)の順で上
記のカラー画像形成プロセスと同様にして、各色毎の4
組のスコロトロン帯電器11、露光ユニット12及びカ
ラー現像器ユニット13により表面画像のY、M、C及
びKの重ね合わせカラートナー像が第1のカラー画像形
成ユニット300aの感光体ドラム10上に形成され
る。この時に形成される第1のカラー画像形成ユニット
300aによる表面画像は、第1のカラー画像形成ユニ
ット300aの感光体ドラム10上では第2のカラー画
像形成ユニット300bの感光体ドラム10上の裏面画
像形成とは、互いに鏡像になる様に画像データを変更す
る必要がある。
【0036】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、給送ローラ15bにより給送されて第1
のカラー画像形成ユニット300aと第2のカラー画像
形成ユニット300bとの間に位置するタイミングロー
ラ15cへ搬送される。
【0037】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって、第1のカラー画像形成ユニット300aの
感光体ドラム10上に担持された表面画像のカラートナ
ー像と、中間転写ベルト14aに担持されている裏面画
像のカラートナー像との同期がとられて第1のカラー画
像形成ユニット300aの転写域T1へ給送される。こ
の際、記録紙Pは、紙帯電器14fによりトナーと同極
性に紙帯電され、中間転写ベルト14aに吸着されて転
写域T1へ給送される。トナーと同極性に紙帯電を行う
ことにより、中間転写ベルト14a上の裏面画像のトナ
ー像や第1のカラー画像形成ユニット300aの感光体
ドラム10上の表面画像のトナー像と引き合うことを防
止して、トナー像の乱れを防止している。
【0038】トナーと反対極性(本実施形態においては
プラス極性)の電圧が印加される表面転写器14bによ
り第1のカラー画像形成ユニット300aの感光体ドラ
ム10の周面上の表面画像が一括して記録紙Pの上面側
に転写される。この際、中間転写ベルト14aの周面上
の裏面画像は記録紙Pに転写されないで中間転写ベルト
14aに存在する。次に、トナーと反対極性(本実施形
態においてはプラス極性)の電圧を印加した裏面転写器
14gにより中間転写ベルト14aの平面上の裏面画像
を一括して記録紙Pの下面側に転写する。表面転写器1
4bによる転写の際、良好な転写がなされるように、表
面転写器14bと対向して第1のカラー画像形成ユニッ
ト300aの感光体ドラム10の内部に設けられた、例
えば発光ダイオードを用いた転写同時露光器12dによ
る一様露光が行われる。
【0039】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、中間転写ベルト14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、第2のカラー画像形成ユニット300bの感
光体ドラム10上に形成したカラートナー像をコロナ帯
電により極性反転を行う両面画像形成では、下層のトナ
ーが同極性に十分帯電されないことから、転写が不良と
なるので好ましくない。
【0040】第2のカラー画像形成ユニット300b上
で反転現像をし、重ね合わせて形成した同極性のカラー
トナー像を極性を変えずに中間転写ベルト14aに一括
転写し、次に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写する
ことが、裏面画像形成の転写性の向上に寄与するので好
ましい。表面画像形成に対しても、第1のカラー画像形
成ユニット300a上に反転現像をし、重ね合わせて形
成した同極性のカラートナー像を極性を変えずに記録紙
Pに一括転写することが、表面画像形成の転写性の向上
に寄与するので好ましい。
【0041】以上のことからカラー画像形成において
は、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、表面転写
器14bを動作させて転写材の表面にカラートナー像を
形成し、次に、裏面転写器14gを動作させて転写材の
裏面にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ま
しく採用される。
【0042】中間転写ベルト14aは厚さ0.5〜2.
0mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウ
レタンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半
導電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング
防止層として厚さ5μm〜50μmのフッ素コーティン
グを行った2層構成とされる。この層も同様な半導電性
が好ましい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜
0.5mmの半導電性のポリエステルやポリスチレン、
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用す
ることもできる。
【0043】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14hに
より除電され、中間転写ベルト14aから分離され、記
録紙P上の裏面画像のトナー像の擦れを防止する拍車1
62を介して、両方のローラの内部にヒータを有する2
本のローラで構成される定着手段としての定着装置17
へと搬送される。定着ローラ17aと、圧着ローラ17
bとの間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P
上の表裏の付着トナーが定着され、両面画像記録がなさ
れた記録紙Pが表裏を反転されて排紙ローラ18に送ら
れ、装置外部のトレイへ排出される。
【0044】転写後の中間転写ベルト14aの周面上に
残ったトナーは中間転写体クリーニング装置14jによ
りクリーニングされる。また、転写後の第1のカラー画
像形成ユニット300aの感光体ドラム10の周面上に
残ったトナーは像担持体AC除電器16により除電を受
けた後、クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム
10に当接したゴム材から成るクリーニングブレード1
9aによってクリーニング装置19内に掻き落とされ、
スクリュウ19bによって図示せぬ排トナー容器に回収
される。クリーニング装置19により残留トナーを除去
された第1のカラー画像形成ユニット300aの感光体
ドラム10はYのスコロトロン帯電器11によって一様
帯電を受け、次の表面画像の画像形成サイクルにはい
る。
【0045】上記にて説明したカラープリンタにおける
カラー画像形成は、図4に示すように、裏面画像ではS
1〜SB12、表面画像ではS1〜SA12によるディ
ジタル画像処理部の画像データ処理条件の制御と、裏面
画像では第2のカラー画像形成ユニット300b、表面
画像では第1のカラー画像形成ユニット300aでの裏
面画像或いは表面画像とに応じた帯電手段、像露光手
段、現像手段等の画像形成のプロセス条件の制御とによ
って行われる。
【0046】裏面画像は像担持体から中間転写体への転
写及び中間転写体から記録紙Pへの転写の際に各々10
%程トナー付着量が低下することから、像担持体から記
録紙Pへの転写のみを行う表面画像に比べ裏面画像は画
像濃度が低かったり、トナー像が2回の転写により散り
(網点が広がり一般にγが高くなる)により階調性が変
化する。またカラー画像ではトナー像の重ね合わせ順が
記録紙P上で同じとして色調の変化を少なくしている
が、このために色調が変化する。このために画像形成の
際に裏面画像の付着量を多くしたり、色調を整えるため
に、表面画像と裏面画像形成時に応じて電位センサでの
測定による帯電電位変更や像露光光や現像条件等のプロ
セス条件の変更による第1、第2のカラー画像形成ユニ
ット300a,300b側のそれぞれに応じた対応処理
を行う。
【0047】原稿画像として本装置とは別体の画像読取
装置の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コン
ピュータで編集された画像が、K,C,M及びYの各色
別の画像データとして圧縮して一旦メモリに記憶し格納
される。
【0048】画像処理部での画像信号の処理系として
は、CCDセンサ、A/D変換器及びシェーディング補
正回路で構成される画像読み取り部S1からの画像信号
はBGR信号系画像データからYMC系画像データに濃
度変換される(S2)。全ての画像データはデータ圧縮
後(S3)、画像メモリS4に蓄えられる。次に、出力
命令に従って、順次画像メモリS4から読み出された画
像データはデータ復元処理された後、セレクタS6によ
って、第2のカラー画像形成ユニット300bで形成す
べき画像データ、即ち裏面画像の画像データと第1のカ
ラー画像形成ユニット300aで形成すべき画像デー
タ、即ち表面画像の画像データに振り分けられる。表面
画像の画像データはそのままフレームメモリSA8に蓄
えられるが、裏面画像の画像データは画像の左右を反転
する鏡像処理された後(S7)フレームメモリSB8に
蓄えられる。各フレームメモリSA8,SB8は各々2
画面分のメモリを有しており、1画面のメモリは上記画
像データの展開用として、他の1画面のメモリは画像デ
ータの出力用として交互に使用される。
【0049】フレームメモリSA8からの画像データは
マスキング処理部SA9にて示した色補正用のパラメー
タの設定、γ変換(SA10)、フィルタリング(SA
11)及び多値化(SA12)等の表面画像に応じた画
像処理を経て第1のカラー画像形成ユニット300aに
入力されるとともに、フレームメモリSB8からの画像
データは、マスキング処理部SB9にて示した色補正用
のパラメータの設定、γ変換(SB10)、MTF補正
等のフィルタリング(SB11)及び多値化(SB1
2)等の裏面画像に応じた画像処理を経て、第2のカラ
ー画像形成ユニット300bに入力される。
【0050】以下の説明で行う一実施の形態において、
電位センサはY,M,C及びK(裏面画像の場合はK,
C,M及びY)の複数の帯電手段と、対応する像露光手
段とにより作製された複数の電位パターンを1カ所にて
順次測定し、Y,M,C及びKの帯電電位と像露光光の
光量とを(裏面画像の場合はK,C,M及びYの帯電電
位と像露光光の光量とを)制御するものであり、反射濃
度センサは、電位センサによるY,M,C及びK(裏面
画像の場合はK,C,M及びY)の帯電手段の帯電電位
や像露光手段の像露光光の光量調整の後、調整された後
のY,M,C及びK(裏面画像の場合はK,C,M及び
Y)の電位パターンに対し、対応するY,M,C及びK
(裏面画像の場合はK,C,M及びY)の現像手段を作
動させY,M,C及びK(裏面画像の場合はK,C,M
及びY)のトナー像パターンを作り、1つの反射濃度セ
ンサを用いて、Y,M,C及びK(裏面画像の場合は
K,C,M及びY)のトナー像パターンの反射濃度を順
次に測定して各色毎のγ補正テーブルを作成し、各色毎
のγ補正テーブルを用いて、各色毎の画像データのγ補
正を行ったり、Y,M,C(裏面画像の場合はC,M及
びY)のトナー像パターンの反射濃度を順次に測定して
各色毎の色補正用のパラメータの設定を行うものであ
る。
【0051】まず、表面画像に対応した補正を示す。
【0052】まず、電位センサによる帯電電位と像露光
光の光量の補正について、図5、図6及び図3を用いて
説明する。図5は、電位パターンを示す図であり、図6
は、電位パターンの補正を示す図である。
【0053】上記の画像形成プロセスにて説明したごと
く、スコロトロン帯電器11により一様帯電が行われ
る。続いて、感光体ドラム10の内部に設けられた露光
ユニット12の発光素子としてのLED121により、
不図示の制御部のメモリに格納されているテストパター
ンに基づき、パルス幅変調によりLED121出力の0
%〜100%(LEDの最大出力)の露光が、例えば1
0%刻みで段階的に連続して行われ、図5に示すよう
に、段階的で連続的な電位パターンEPが感光体ドラム
10上に形成される。各色毎のスコロトロン帯電器11
と露光ユニット12とにより、Y,M,C及びK(K不
図示)の各色毎の電位パターンEPが感光体ドラム10
上に形成される。
【0054】この時、電位パターンを形成した次の工程
からのスコロトロン帯電器11は動作させない。即ち、
M色の電位パターンを作る場合は、動作させるスコロト
ロン帯電器11はY,M色用のものであり、C,K色用
のものは動作させない。こうしないと、形成された電位
パターンが消去されてしまうからである。
【0055】この際に、トナー像形成順に配置された複
数の現像手段であるY,M,C及びKのカラー現像器ユ
ニット13の、感光体ドラム10の回転方向最下流位置
のKのカラー現像器ユニット13の下流に配置されたセ
ンサユニット100のセンサ取付部材104に設けられ
た電位センサ101が支軸105を中心として感光体ド
ラム10面と相対する位置に回転される。
【0056】感光体ドラム10上に形成されたY,M,
C及びKの各色毎の段階状の電位パターンEPの帯電電
位が電位センサ101により順次に測定される。電位パ
ターンEPの形成時及び電位センサ101による電位パ
ターンEPの帯電電位の測定時は、各色毎のカラー現像
器ユニット13による現像は停止されている。
【0057】図6に示すように、電位センサ101によ
り測定された段階的な帯電電位の最大帯電電位VSを、
制御グリッド115に印加されるグリッド電圧を調整
し、例えば−900Vに、また、LED121の最大露
光量により決められる最小帯電電位VLを、LED12
1の電流値を調整し、例えば−200Vに設定して、感
光体ドラム10に対する電位減衰特性の調整が行われ
る。
【0058】最小帯電電位VLを設定するLED121
の最大露光量は、LED121の最大出力の、例えば8
0%とか、60%とかの値で調整される。制御グリッド
115によるグリッド電圧調整とLED121の電流値
調整とによる電位減衰特性の設定が各色毎になされる。
【0059】上記の説明において、帯電電位と露光量と
による調整に替えてカラー現像器ユニット13に印加さ
れる現像バイアス或いは現像スリーブの回転数の調整に
より行うことも可能である。
【0060】次に、画像データ出力時に使用されるγ補
正テーブルの作成について図7〜図9を用いて説明す
る。図7は、図1の要部拡大図で反射濃度測定時の状態
を示す図であり、図8は、トナー像パターンを示す図で
あり、図9は、γ補正を説明する図である。
【0061】上記の帯電電位調整により、LED121
の最大出力の、例えば80%に設定された最大露光量
を、例えば10分割したパルス幅変調出力を用いて、ス
コロトロン帯電器11により一様帯電された感光体ドラ
ム10上に、段階的で連続した補正された電位パターン
(グレイスケールパターン)を形成する。続いて、カラ
ー現像器ユニット13を作動状態とし、グレイスケール
パターンを現像し、トナー像パターンDPを作製する。
各色毎のスコロトロン帯電器11、露光ユニット12と
カラー現像器ユニット13とにより、図8に示すY,
M,C及びK(K不図示)の各色毎のトナー像パターン
DPが感光体ドラム10上に形成される。このトナー像
パターン形成プロセスは潜像形成パターンを変えただけ
で、通常のカラー画像形成プロセスと同じである。
【0062】この際に、トナー像形成順に配置された複
数の現像手段であるY,M,C及びKのカラー現像器ユ
ニット13の、感光体ドラム10の回転方向最下流位置
のKのカラー現像器ユニット13の下流に配置されたセ
ンサユニット100のセンサ取付部材104に設けられ
た反射濃度センサ102が支軸105を中心として感光
体ドラム10面と相対する位置に回転される。こうする
ことにより、電位センサ101がトナーによって汚れる
ことを防ぐことができる。
【0063】感光体ドラム10上に形成されたY,M,
C及びKの各色毎の段階状のトナー像パターンDPの濃
度データが反射濃度センサ102により順次に測定され
る。10分割のパルス幅変調露光光によるグレイスケー
ルパターンの濃度(露光量)と反射濃度センサで得られ
た濃度データとの関係が図9の黒丸で示され、黒丸を結
んだ点線にて示す曲線aがトナー像パターンの濃度デー
タのγ特性を示す。γ特性が一点鎖線で示す直線c、即
ちγ=1となるように曲線aに対する補正値(丸印)を
求め補正曲線としたものが、曲線bで示すγ補正曲線で
ある。γ補正曲線に基づき、例えば丸印で示された複数
の点のグレイスケールパターンの濃度(露光量)と濃度
データとの値がγ補正テーブルとして不図示の制御部の
メモリに格納される。Y,M,C及びKの各色毎のγ補
正テーブルが作成されメモリに格納される。現実とし
て、γは1よりやや高め(画像としては硬め)に設定さ
れる。
【0064】反射濃度センサ103を用い、反射濃度セ
ンサ103を感光体ドラム10に面する作動状態とし
て、黒色(K)のトナー濃度パターンのみを個別に測定
し、Kのγ補正テーブルを作成してもよい。
【0065】図1にて説明した如く、カラー画像形成装
置とは別体の画像読取装置の撮像素子により読み取られ
た画像あるいは、コンピュータで編集された画像は、
Y,M,CおよびKの各色別の画像データとして一旦メ
モリに記憶し格納されるが、格納された画像データは、
画像記録に際してY,M,C及びK毎の画像データの濃
度データの値に従って、対応するY,M,C及びKのγ
補正テーブルにより、濃度データに対応する露光量(グ
レイスケールパターンの濃度)を設定し、該露光量で露
光素子としてのアレイ状に配列されたLED121を、
個々にパルス幅変調出力により点灯させる。
【0066】以上表面画像の補正について説明したが、
裏面画像の場合は感光体ドラム10の回転方向に対し
K,C,M及びYのカラー現像器ユニット13を配置す
るので、感光体ドラム10の回転方向最下流位置のYの
カラー現像器ユニット13の下流に配置されたセンサユ
ニット100により、表面画像にて調整したと同様にプ
ロセス条件(帯電電位や露光量)や画像データの補正を
行う。補正法としては表面画像調整と同様にして個別に
裏面画像用の調整を行う。この時の補正はトナー像受像
体に対向して反射濃度センサを設け、トナー像受像体上
に形成されたトナー像を検知して補正を行うことにより
精度の高い補正を行うことができる。或いは、他の補正
法として、表面画像のプロセス条件(帯電電位や露光
量)や画像データの補正条件に、予め求められた実験デ
ータから推測して裏面画像のプロセス条件(帯電電位や
露光量)や画像データの補正を決める方法がとられる。
例えば、表面画像形成に対し2度の補正を行うことか
ら、記録紙P上に同じ量のトナーを付着させるには、感
光体ドラム10上に予め10%程度多めにトナー像を形
成する必要があり、裏面画像形成時は最大帯電電位VS
を10%アップしたり、最大露光量を10%アップした
り、2度の転写により網点がくずれてγが硬くなること
から、予めねかせたγ補正曲線を用いたり、2度の転写
により文字はトナー散りにより解像力が低下するので、
予めMTFフィルタによる補正を強くしたフィルタ補正
値を用いる等の調整条件を予め決めておき、記録紙P上
で表面画像と裏面画像が同じくなるように調整が行われ
る。
【0067】更に、転写材の表裏に形成される重ね合わ
せカラートナー像を図10に示すが、図10に示すよう
に、表裏の重ね合わせカラートナー像は共に記録紙Pに
対して黒色(K)を下にしてC,M,Yと順次重ね合わ
さて形成されるが(表裏ともに記録紙Pの面よりK,
C,M,Yの順での重ね合わせカラートナー像が形成さ
れるが)、転写率がそれぞれのトナーにより変わるの
で、各々の濃度データの補正に加えて図4のSA9,S
B9にて示した色補正のためのマスキング用のパラメー
タの設定変更がカラー画像の場合には必要である。
【0068】図11は、UCRを示す図であり、Y,
M,C3色のみの再現より、一般にUCR値が30〜1
00%として3色トナー及び黒トナーの4色により再現
する。このUCR値も表面画像と裏面画像とでマスキン
グパラメータの変更と併せて適度に変更する。
【0069】上記の色補正を行うマスキング部は、マス
キング・墨入れ、UCR等の色処理を含んで行われる。
マスキングとしては一般に行われる線形マスキング或い
は高度な色補正を行う際には非線形マスキングやルック
アップテーブルを用いたマスキングが用いられる。
【0070】この様に、カラー画像形成装置によるモノ
クロ或いはカラーの画像形成の際に、上記にて設定され
たプロセス条件と画像データ処理条件が用いられて画像
形成が行われ、画像濃度や色味(色調)が整った両面画
像の形成が行われる。
【0071】また、この変形として、一方のみの条件変
更により、裏面画像形成を行ってもよい。特に、モノク
ロ画像の時は色補正は不要であるし、黒の最大濃度が飽
和画像濃度であれば、階調補正程度でも十分なレベルの
画像を再現することができる。
【0072】実施形態2 本発明の両面画像形成装置の第2の実施形態を図12に
示す。図12は、本発明の両面画像形成装置の第2の実
施形態を示すカラー画像形成装置としてのカラープリン
タの断面構成図である。第1の実施形態と同様の機能、
構造を有する部材には同一の符号を付す。
【0073】第2の本実施形態は前記実施形態におけ
る、第1、第2のカラー画像形成ユニット300a,3
00bの代わりに、図12に示すように裏面画像のカラ
ートナー像形成用の第2のカラープロセスユニット群3
10bと、表面画像のカラートナー像形成用の第1のカ
ラープロセスユニット群310aを用いて表裏それぞれ
の重ね合わせカラートナー像を形成する。
【0074】駆動ローラ14d、従動ローラ14e及び
テンションローラ14iにより、平面状に張架される中
間転写体である中間転写ベルト14aに対向し、中間転
写ベルト14aの移動方向上流側に配置される裏面画像
形成用の第2のカラープロセスユニット群310bは、
像担持体である感光体ドラム10、該感光体ドラム10
の外周辺に帯電手段であるスコロトロン帯電器11、像
露光手段である露光ユニット12、現像手段である現像
器230及び像担持体のクリーニング手段であるクリー
ニング装置19とを有するイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)および黒色(K)の各色毎のカラ
ープロセスユニット200より構成され、それぞれ中間
転写ベルト14aに対向して配設される。それぞれのカ
ラープロセスユニット200には、電位センサとカラー
プロセスユニット200の色に対応した各色別の反射濃
度センサとを有するセンサユニット100aが設けられ
る。第2のカラープロセスユニット群310bの各カラ
ープロセスユニット200は、中間転写ベルト14aの
移動方向上流側よりY、M、C及びKの順に各色毎のカ
ラープロセスユニット200が配設される。
【0075】また、平面状に張架される中間転写体であ
る中間転写ベルト14aに対向し、中間転写ベルト14
aの移動方向下流側に配置される表面画像形成用の第1
のカラープロセスユニット群310aは、像担持体であ
る感光体ドラム10、該感光体ドラム10の外周辺に帯
電手段であるスコロトロン帯電器11、像露光手段であ
る露光ユニット12、現像手段である現像器230及び
像担持体のクリーニング手段であるクリーニング装置1
9とを有する黒色(K),シアン(C),マゼンタ
(M)およびイエロー(Y)の各色毎のカラープロセス
ユニット200より構成され、それぞれ中間転写ベルト
14aに対向して配設される。それぞれのカラープロセ
スユニット200には、電位センサとカラープロセスユ
ニット200の色に対応した各色別の反射濃度センサと
を有するセンサユニット100aが設けられる。第1の
カラープロセスユニット群310aの各カラープロセス
ユニット200は、第2のカラープロセスユニット群3
10bの各カラープロセスユニット200の配列順
(Y、M、C及びKの順)と全て逆の順とし、中間転写
ベルト14aの移動方向上流側よりK,C,M及びYの
順に各色毎のカラープロセスユニット200が配設され
る。
【0076】第2のカラープロセスユニット群310b
に設けられるY、M、C及びKのカラープロセスユニッ
ト200により形成される各色毎の裏面画像のトナー像
が転写器214cによりY、M、C及びKの各の順に順
次中間転写ベルト14a上に転写され、第2のカラープ
ロセスユニット群310bにより中間転写ベルト14a
に裏面画像の重ね合わせカラートナー像が形成される。
【0077】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、給送ローラ15bにより給送されて第1
のカラープロセスユニット群310aと第2のカラープ
ロセスユニット群310bとの間に位置するタイミング
ローラ15cへ搬送される。
【0078】記録紙Pは、中間転写ベルト14a上に形
成されている第2のカラープロセスユニット群310b
による裏面画像と同期されるタイミングローラ15cの
駆動によって送られ、紙帯電器14fによりトナーと同
極性に紙帯電され、中間転写ベルト14aに吸着されて
第1のカラープロセスユニット群310aへと給送され
る。
【0079】給送される記録紙Pの裏面画像のカラート
ナー像と同期を合わせ、第1のカラープロセスユニット
群310aに設けられるカラープロセスユニット200
により表面画像のトナー像が形成される。黒のトナー及
びカラートナーにより形成されるトナー像が、K,C,
M及びYの順に前記裏面画像のカラー画像形成の際の
Y、M、C及びKの順と全て逆の順とし、記録紙P上に
表面転写器214bにより順次転写され、第1のカラー
プロセスユニット群310aにより記録紙Pに表面画像
の重ね合わせカラートナー像が形成される。この時に形
成される第1のカラープロセスユニット群310aの各
カラープロセスユニット200による表面画像は、感光
体ドラム10上では第2のカラープロセスユニット群3
10bの各カラープロセスユニット200の感光体ドラ
ム10上の裏面画像形成とは、互いに鏡像になる様に画
像データを変更する必要がある。
【0080】トナーと反対極性(本実施形態においては
プラス極性)の電圧が印加される表面転写器14bによ
り第1のカラープロセスユニット群310aに設けられ
るカラープロセスユニット200の感光体ドラム10の
周面上の表面画像が順次記録紙Pの上面側に転写される
が、この際、中間転写ベルト14aの周面上の裏面画像
は記録紙Pに転写されないで中間転写ベルト14aに存
在する。次に、トナーと反対極性(本実施形態において
はプラス極性)の電圧を印加した裏面転写器14gによ
り中間転写ベルト14aの平面上の裏面画像を一括して
記録紙Pの下面側に転写する。
【0081】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14hに
より除電され、中間転写ベルト14aから分離され、記
録紙P上の裏面画像のトナー像の擦れを防止する拍車1
62を介して、両方のローラの内部にヒータを有する2
本のローラで構成される定着手段としての定着装置17
へと搬送される。定着ローラ17aと、圧着ローラ17
bとの間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P
上の表裏の付着トナーが定着され、両面画像記録がなさ
れた記録紙Pが表裏を反転されて排紙ローラ18に送ら
れ、装置外部のトレイへ排出される。
【0082】上記の第2のカラープロセスユニット群3
10bに設けられるY、M、C及びKの順のカラープロ
セスユニット200での裏面画像のトナー像形成の際
や、第1のカラープロセスユニット群310aに設けら
れるK,C,M及びYの順のカラープロセスユニット2
00での表面画像のトナー像形成の際には、前記第1の
実施形態にて説明したと同様に、それぞれの各カラープ
ロセスユニット200に設けられる電位センサと反射濃
度センサとを有するセンサユニット100aを用いて、
図4にて説明した裏面画像或いは表面画像でのそれぞれ
の画像データ処理条件の制御と、裏面画像では第2のカ
ラープロセスユニット群310bの各カラープロセスユ
ニット200、表面画像では第1のカラープロセスユニ
ット群310aの各カラープロセスユニット200での
裏面画像或いは表面画像とに応じた帯電手段、像露光手
段、現像手段等の画像形成のプロセス条件の制御とがそ
れぞれのカラープロセスユニット200毎に行われる。
【0083】即ち、図5及び図6と同様なY、M、C及
びK別、表裏別での電位センサによる帯電電位と像露光
光の光量の補正や、図7〜図9と同様なY、M、C及び
K別、表裏別でのγ補正や、図11と同様な表裏別での
マスキング補正がなされ、図10にて示したと同様な、
表裏ともに記録紙Pの面よりみて同じK,C,M,Yの
順での重ね合わせカラートナー像が形成される。或い
は、他の補正法として、表面画像のプロセス条件(帯電
電位や露光量)や画像データの補正条件に、予め求めら
れた実験データから推測して裏面画像のプロセス条件
(帯電電位や露光量)や画像データの補正を決める方法
がとられる。例えば、表面画像形成に対し2度の補正を
行うことから、記録紙P上に同じ量のトナーを付着させ
るには、感光体ドラム10上に予め10%程度多めにト
ナー像を形成する必要があり、裏面画像形成時は最大帯
電電位VSを10%アップしたり、最大露光量を10%
アップしたり、2度の転写により網点がくずれてγが硬
くなることから、予めねかせたγ補正曲線を用いたり、
2度の転写により文字はトナー散りにより解像力が低下
するので、予めMTFフィルタによる補正を強くしたフ
ィルタ補正値を用いる等の調整条件を予め決めておき、
記録紙P上で表面画像と裏面画像が同じくなるように調
整が行われる。
【0084】更に、図10にて説明したように、表裏の
重ね合わせカラートナー像は共に記録紙Pに対して黒色
(K)を下にしてC,M,Yと順次重ね合わさて形成さ
れるが(表裏ともに記録紙Pの面よりK,C,M,Yの
順での重ね合わせカラートナー像が形成されるが)、転
写率がそれぞれのトナーにより変わるので、各々の濃度
データの補正に加えて図4のSA9,SB9にて示した
色補正のためのマスキング用のパラメータの設定変更が
カラー画像の場合には必要である。
【0085】また図11にて説明したと同様にUCR補
正では、Y,M,C3色のみの再現より、一般にUCR
値が30〜100%として3色トナー及び黒トナーの4
色により再現する。このUCR値も表面画像と裏面画像
とでマスキングパラメータの変更と併せて適度に変更す
る。
【0086】上記の色補正を行うマスキング部は、マス
キング・墨入れ、UCR等の色処理を含んで行われる。
マスキングとしては一般に行われる線形マスキング或い
は高度な色補正を行う際には非線形マスキングやルック
アップテーブルを用いたマスキングが用いられる。
【0087】上記の様に、第2の実施形態においても上
記のカラー画像形成装置によるモノクロ或いはカラーの
画像形成の際に、上記にて設定されたプロセス条件と画
像データ処理条件が用いられて画像形成が行われ、画像
濃度や色味(色調)が整った両面画像の形成が行われ
る。
【0088】また、この変形として、一方のみの条件変
更により、裏面画像形成を行ってもよい。特に、モノク
ロ画像の時は色補正は不要であるし、黒の最大濃度が飽
和画像濃度であれば、階調補正程度でも十分なレベルの
画像を再現することができる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、転写材の両面に対し、
画像濃度や色味が整った両面画像の形成が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面画像形成装置の第1の実施形態を
示すカラー画像形成装置としてのカラープリンタの断面
構成図である。
【図2】図1の像担持体の側断面図である。
【図3】図1の要部拡大図で電位測定時の状態を示す図
である。
【図4】色再現のためのディジタル画像処理系の一例を
示す図である。
【図5】電位パターンを示す図である。
【図6】電位パターンの補正を示す図である。
【図7】図1の要部拡大図で反射濃度測定時の状態を示
す図である。
【図8】トナー像パターンを示す図である。
【図9】γ補正を説明する図である。
【図10】転写材の表裏に形成される重ね合わせカラー
トナー像を示す図である。
【図11】UCRを示す図である。
【図12】本発明の両面画像形成装置の第2の実施形態
を示すカラー画像形成装置としてのカラープリンタの断
面構成図である。
【図13】カラートナー像の問題点を示す図である。
【符号の説明】 10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 カラー現像器ユニット 14a 中間転写ベルト 100,100a センサユニット 200 カラープロセスユニット 230 現像器 300a 第1のカラー画像形成ユニット 300b 第2のカラー画像形成ユニット 310a 第1のカラープロセスユニット群 310b 第2のカラープロセスユニット群 P 記録紙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と前記像担持体の外周縁に複数
    のカラー現像器ユニットとを有する第1及び第2のカラ
    ー画像形成ユニットの間にベルト状の中間転写体を張架
    し、 前記中間転写体の移動方向下流側に前記第1のカラー画
    像形成ユニットを、上流側に第2のカラー画像形成ユニ
    ットを並列配置すると共に、前記第1のカラー画像形成
    ユニットと前記第2のカラー画像形成ユニットとの間を
    通して前記中間転写体上に転写材を搬送し、 前記第2のカラー画像形成ユニットにより形成されるト
    ナー像を前記中間転写体を介して前記転写材の一方の面
    に転写し、 前記第1のカラー画像形成ユニットにより形成されるト
    ナー像を前記転写材の他方の面に直接転写する両面カラ
    ー画像形成装置において、 前記第1及び第2のカラー画像形成ユニットにより形成
    される黒のトナー及びカラートナーによるカラー画像形
    成順が全て逆に設定されていることを特徴とする両面カ
    ラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写材の一方の面と他方の面とに転
    写するトナー像の画像形成条件またはプロセス条件を変
    更することを特徴とする請求項1に記載の両面カラー画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成条件が帯電、露光、現像等
    のプロセス条件であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の両面カラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成条件がγ補正、色補正等の
    画像データ処理条件であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の両面カラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体と現像器とを設けた複数のカラ
    ープロセスユニットよりなる第1及び第2のカラープロ
    セスユニット群を平面状に張架される中間転写体上に設
    け、 前記中間転写体の移動方向下流側に前記第1のカラープ
    ロセスユニット群を、上流側に第2のカラープロセスユ
    ニット群をそれぞれ並列配置すると共に、前記第1のカ
    ラープロセスユニット群と前記第2のカラープロセスユ
    ニット群との間を通して前記中間転写体上に転写材を搬
    送し、 前記第2のカラープロセスユニット群により形成される
    トナー像を前記中間転写体を介して前記転写材の一方の
    面に転写し、 前記第1のカラープロセスユニット群により形成される
    トナー像を前記転写材の他方の面に直接転写する両面カ
    ラー画像形成装置において、 前記第1及び第2のカラープロセスユニット群により形
    成される黒のトナー及びカラートナーによるカラー画像
    形成順が全て逆に設定されていることを特徴とする両面
    カラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写材の一方の面と他方の面とに転
    写するトナー像の画像形成条件またはプロセス条件を変
    更することを特徴とする請求項5に記載の両面カラー画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成条件が帯電、露光、現像等
    のプロセス条件であることを特徴とする請求項5または
    6に記載の両面カラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成条件がγ補正、色補正等の
    画像データ処理条件であることを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の両面カラー画像形成装置。
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