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JPH11152153A - 注出用口部材付パウチ - Google Patents

注出用口部材付パウチ

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Publication number
JPH11152153A
JPH11152153A JP25391498A JP25391498A JPH11152153A JP H11152153 A JPH11152153 A JP H11152153A JP 25391498 A JP25391498 A JP 25391498A JP 25391498 A JP25391498 A JP 25391498A JP H11152153 A JPH11152153 A JP H11152153A
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JP
Japan
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spout
pouch
fitting
hinges
port member
Prior art date
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Granted
Application number
JP25391498A
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English (en)
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JP3740859B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Suzuki
利幸 鈴木
Kenji Sakae
賢治 栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP25391498A priority Critical patent/JP3740859B2/ja
Publication of JPH11152153A publication Critical patent/JPH11152153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3740859B2 publication Critical patent/JP3740859B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注出口部がパウチ本体と同様に平坦で、流通及
び保管時に、パウチの集積効率が良好であり、内容物注
出時には、ワンタッチで注出口部を注出し易い立体構造
にできる注出用口部材付パウチを提供する。 【解決手段】使用時に先端を切断して注出口を開口す
る、突出状に設けられた注出口部210 をもつ合成樹脂フ
ィルムからなる柔軟なパウチ200 において、注出口部の
注出口に、平板状で剛性をもつ合成樹脂製であって、折
り曲げ可能でかつ折り曲げ状態を維持する嵌合機構を有
する注出用口部材100 を挿着し、この注出用口部材を折
り曲げ状態にすることで注出口部の注出口を筒状に開口
維持可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果汁飲料、調味
料、洗剤及び化粧品などの詰替え用パウチの注出口部に
挿着する注出用口部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保全や省資源の立場から、各
種の液体内容物に詰替え用容器が広く使用されるように
なってきた。この詰替え用容器としては、使用時に注出
口部の先端を切断して開口し、内容物を注出する合成樹
脂フィルムからなる柔軟な注出口部付パウチがあるが、
他の容器へ内容物を詰め替えるときに、注出口部の内容
物の注出のし易さを改善するために、例えば、特開平8
−2538号公報に記載されいる注出口部の注出口を中
空円筒状又は中空半円筒状に成形したものや、特開平9
−24956号公報に記載されている注出口部の注出口
に半硬質ないし硬質パイプを埋没したものなどが知られ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の内容物の注出性を改善した注出口部付パウチ
は、内容物を充填する前に、パウチ本体は平坦であるが
注出口部が立体構造になっているため、流通及び保管時
の集積効率が悪く、また、内容物充填時に、充填機内で
の包装袋の搬送上のトラブルが発生し易く、このため、
特殊な搬送装置などを必要とすることがあった。
【0004】本発明は、上述の従来の注出口部付パウチ
の問題を解決したものであり、注出口部がパウチ本体と
同様に平坦で、流通及び保管時に、パウチの集積効率が
良好であり、内容物注出時には、ワンタッチで注出口部
を注出し易い立体構造にできる注出用口部材付パウチを
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
図1(a)に示すように、使用時に先端を切断して注出
口を開口する、突出状に設けられた注出口部(210)
をもつ合成樹脂フィルムからなる柔軟なパウチ(20
0)において、図1(b)又は(c)に示すように、前
記注出口部の注出口に、平板状で剛性をもつ合成樹脂製
であって、折り曲げ可能でかつ折り曲げ状態を維持する
嵌合機構を有する注出用口部材(100)を挿着し、該
注出用口部材を折り曲げ状態にすることで前記注出口部
の注出口を筒状に開口維持可能としたことを特徴とする
注出用口部材付パウチ(200)である。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、図1(a)
乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(100)
が、上端から下端にわたる直線状のヒンジ(110)を
左右方向のほぼ中央位置に形成し、前記ヒンジを折り曲
げて断面く字状の立体構造にしたときに、折り曲げ側面
の嵌合凸部(140)とヒンジを介して嵌合し合う嵌合
凹部(150)とを、一組又は上下方向に複数組設けた
ことを特徴とする第1の発明に記載の注出用口部材付パ
ウチ(200)である。
【0007】次に、本発明の第3の発明は、図2(a)
乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(100)
が、上端から下端にわたる直線状の2本のヒンジ(11
0)を平行させて形成し、前記2本のヒンジ間にわたる
左右方向の嵌合凸部(140)を折り曲げ側面に一個又
は上下方向に複数個形成し、前記2本のヒンジを折り曲
げて断面コ字状の立体構造にしたときに、前記嵌合凸部
の両端と嵌合し合う嵌合凹部(150)をヒンジを介し
て外側にそれぞれ設けたことを特徴とする第1の発明に
記載の注出用口部材付パウチ(200)である。
【0008】次に、本発明の第4の発明は、図3(a)
乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(100)
が、上端から下端にわたる直線状の2本のヒンジ(11
0)を平行させて形成し、前記2本のヒンジを折り曲げ
て三角筒状の立体構造にしたときに、嵌合し合う嵌合凸
部(140)と嵌合凹部(150)とを、それぞれ対応
する左端と右端に一組又は上下方向に複数組設けたこと
を特徴とする第1の発明に記載の注出用口部材付パウチ
(200)である。
【0009】次に、本発明の第5の発明は、図4(a)
乃至(d)に示すように、前記注出用口部材(100)
が、上端から下端にわたる左右の直線状の2本のヒンジ
(110)と中央の矩形状のヒンジ(120)とを平行
させて形成し、前記中央のヒンジを折り曲げて平板状に
して注出口部(210)に挿着し、前記中央のヒンジを
開き前記左右の2本のヒンジを折り曲げて四角筒状の立
体構造にしたときに、嵌合し合う嵌合凸部(140)と
嵌合凹部(150)とを、それぞれ対応する左端と右端
に一組又は上下方向に複数組設けたことを特徴とする第
1の発明に1記載の注出用口部材付パウチ(200)で
ある。
【0010】次に、本発明の第6の発明は、図5(a)
乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(100)
が、左端と右端の下方位置から内側へそれぞれ対応させ
て2本のスリット(130)を形成し、上端から前記2
本のスリットの内側上端にわたる直線状の2本のヒンジ
(110)を形成し、この2本のヒンジ間にわたる左右
方向の嵌合凸部(140)を折り曲げ側面に一個又は上
下方向に複数個形成し、前記2本のヒンジを折り曲げて
断面コ字状の立体構造にしたときに、前記嵌合凸部の両
端と嵌合し合う嵌合凹部(150)をヒンジを介して外
側にそれぞれ設けたことを特徴とする第1の発明に記載
の注出用口部材付パウチ(200)である。
【0011】次に、本発明の第7の発明は、図7(a)
乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(100)
が、左端と右端の上方位置及び下方位置から内側へそれ
ぞれ対応させて2本ずつのスリット(130)を形成
し、前記上方位置の2本のスリットの内側下端から下方
位置の2本のスリットの内側上端にわたる直線状の2本
のヒンジ(130)を形成し、この2本のヒンジ間にわ
たる左右方向の嵌合凸部(140)を折り曲げ側面に一
個又は上下方向に複数個形成し、前記2本のヒンジを折
り曲げて断面コ字状の立体構造にしたときに、前記嵌合
凸部の両端と嵌合し合う嵌合凹部(150)をヒンジを
介して外側にそれぞれ設けたことを特徴とする第1の発
明に記載の注出用口部材付パウチ(200)である。
【0012】次に、本発明の第8の発明は、図8(a)
乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(100)
が、上方位置及び下方位置に上下方向に平行な2本づつ
の直線状のヒンジ(110)を形成し、前記上方位置の
2本のヒンジの下端と前記下方位置の2本のヒンジの上
端とに、前記2本のヒンジ間より幅広で相似形状の2本
のスリット(130)をそれぞれ接続し、前記上方位置
及び下方位置の2本のヒンジ間にわたる左右方向の嵌合
凸部(140)を折り曲げ側面に一個又は上下方向に複
数個形成し、前記上方位置及び下方位置の2本のヒンジ
を折り曲げて樋状の立体構造にしたときに、前記嵌合凸
部の両端と嵌合し合う嵌合凹部(150)をヒンジを介
して外側にそれぞれ設けたことを特徴とする第1の発明
に記載の注出用口部材付パウチ(200)である。
【0013】次に、本発明の第9の発明は、図9(a)
乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(100)
が、下方位置の左端部と中央部と右端部に左右方向の直
線状に並ぶ3本のスリット(130)を設け、上端の左
右方向の中央位置から前記中央部のスリットにわたる直
線状のヒンジ(110)を形成し、折り曲げ側面のどち
らか一方の端縁部に嵌合凸部(140)を一個又は上下
方向に複数個形成し、前記ヒンジを折り曲げて倒立T字
状の立体構造にしたときに、前記嵌合凸部と嵌合し合う
嵌合凹部(150)を他方の端縁部に設けたことを特徴
とする第1の発明に記載の注出用口部材付パウチ(20
0)である。
【0014】次に、本発明の第10の発明は、図10
(a)乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(1
00)が、上方部をねじ曲げ可能に左端及び右端からど
ちらか一方に嵌合部(160)を設けて2本のスリット
(130)を形成し、上方部をスリットによりねじ曲げ
て上下が交差状の立体構造にしたときに、前記嵌合部が
乗り越えて嵌合する嵌合凸部(140)を、ねじ曲げ側
面のスリット近傍に設けたことを特徴とする第1の発明
に記載の注出用口部材付パウチ(200)である。
【0015】次に、本発明の第11の発明は、図11
(a)乃至(c)に示すように、前記注出用口部材(1
00)が、上方及び下方の二本の左右方向のスリット
(130)を上下方向のほぼ中央位置に対応さて形成
し、この二本のスリット間の左端、中央及び右端に上下
方向の平行な3本の直線状のヒンジ(170)を裏面よ
り凹溝を設けて形成し、上端から前記上方のスリットに
わたる及び下端から前記下方のスリットにわたる上方及
び下方の二本の直線状のヒンジ(110)を左右方向の
ほぼ中央位置に表面より凹溝を設けて形成し、前記ヒン
ジを折り曲げて上方及び下方の断面をく字状に中央を角
柱状の立体構造にしたときに、折り曲げ側面の嵌合凸部
(140)とヒンジを介して嵌合し合う嵌合凹部(15
0)とを、前記上方のヒンジと前記下方のヒンジに又は
どちらか一方のヒンジに一組又は上下方向に複数組設け
たことを特徴とする第1の発明に記載の注出用口部材付
パウチ(200)である。
【0016】次に、本発明の第12の発明は、前記注出
用部材の折り曲げ部分の外側縁部又は全体を、折り曲げ
方向へ所定の角度だけ傾斜させたことを特徴とする第1
乃至第11の発明に記載の注出用口部材付パウチであ
る。
【0017】そして、本発明の第13の発明は、前記注
出口部の表裏の合成樹脂フィルムの少なくとも片側を透
明又は半透明にして、挿着した前記注出用部材をパウチ
外側から目視可能にしたことを特徴とする第1乃至第1
2の発明に記載の注出用口部材付パウチである。
【0018】
【作用】本発明の注出用口部材付パウチは、内容物を充
填されるまでは、注出用口部材を挿着する注出口部もパ
ウチ本体と同様に平坦であるため、流通及び保管時の集
積効率が良く、内容物充填機上でのパウチの搬送上のト
ラブルがなく、搬送のための特殊な装置を必要としな
い。
【0019】また、本発明のパウチの注出口部に挿着さ
れた注出用口部には、パウチの外側から指で折り曲げる
ためのヒンジやスリット又はねじ曲げるためのスリット
が形成されており、また、形成された立体構造を維持す
るための嵌合凸部、嵌合凹部又は嵌合部が設けられてお
り、内容物の注出するときに、立体構造になった剛性を
もつ合成樹脂製の注出用口部が、柔軟な合成樹脂フィル
ムから形成される注出口部を内側から筒状の開口状態に
維持して内容物の流路を確保するため、パウチの注出口
部からの内容物の注出が良好となる。
【0020】また、注出口部の注出孔に挿着する注出用
口部材の折り曲げ部分の外側縁部又は全体を、折り曲げ
方向へ所定の角度だけ傾斜させた本発明の注出用口部材
付パウチは、パウチの外側から注出用口部を指でつま
み、中心方向へ力を加えるだけで、注出用口部が始から
折り曲げ方向へ所定の角度だけ傾斜しているため、自然
に、所定方向へ折り曲がる。
【0021】また、注出口部の表裏の合成樹脂フィルム
の少なくとも片側を透明又は半透明にした本発明の注出
用口部材付パウチは、注出口部の透明又は半透明側のパ
ウチ外側から、注出孔に挿着する注出用口部材を目視で
きるため、注出用口部材の組み立て状況を確認しながら
組み立てができ、注出用口部材の組み立てを確実にする
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の注出用口部材付パウチ
(100)は、図1(a)に示すように、突出状に設け
られた注出口部(210)内に、平板状で剛性をもつ合
成樹脂製の注出用口部材(100)を挿着したものであ
り、内容物を注出するときに、パウチの外側から指で注
出用口部材を折り曲げるか又はねじ曲げて組み立てて立
体構造にし、開口された注出口を筒状に開口維持するも
のである。この注出用口部材は、使用目的に適応した剛
性をもつポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性
樹脂を用いて、射出成形法により作製するものであり、
パウチの注出口部の内面に、部分的又は全面を接着剤で
接着するか又は熱融着して、パウチの注出口部内に挿着
するものである。
【0023】そして、本発明の注出用口部材(100)
の一実施形態例は、例えば、図1(a)及び(b)に示
すように、上端から下端にわたる直線状のヒンジ(11
0)を左右方向のほぼ中央位置に形成し、ヒンジを折り
曲げて立体構造にしたときに、折り曲げ側面の嵌合凸部
(140)とヒンジを介して嵌合し合う嵌合凹部(15
0)とを、一組又は上下方向に複数組設けたものであ
る。そして、図12(a)に示すように、パウチの注出
口部(210)の内面に裏面を部分的に接着して挿着
し、内容物を注出するときには、図12(b)に示すよ
うに、断面く字状の立体構造にして、内容物の流路(2
11)を維持するものである。
【0024】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、例えば、図2(a)及び(b)に示すよう
に、上端から下端にわたる直線状の2本のヒンジ(11
0)を平行させて形成し、この2本のヒンジ間にわたる
左右方向の嵌合凸部(140)を折り曲げ側面に一個又
は上下方向に複数個形成し、2本のヒンジを折り曲げて
立体構造にしたときに、嵌合凸部の両端と嵌合し合う嵌
合凹部(150)をヒンジを介して外側にそれぞれ設け
たものである。そして、注出用口部材(100)は、図
13(a)に示すように、パウチの注出口部(210)
の内面に裏面を部分的に接着して挿着し、内容物を注出
するときには、図13(b)に示すように、断面コ字状
の立体構造にして、内容物の流路(211)を維持する
もんである。
【0025】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、例えば、図3(a)及び(b)に示すよう
に、上端から下端にわたる直線状の2本のヒンジを平行
させて形成し、この2本のヒンジを折り曲げて三角筒状
の立体構造にしたときに、嵌合し合う嵌合凸部(14
0)と嵌合凹部(150)とを、それぞれ対応する左端
と右端に一組又は上下方向に複数組設けたものである。
そして、注出用口部材(100)は、図14(a)に示
すように、パウチの注出口部(210)の内面に裏面を
部分的に接着して挿着し、内容物を注出するときには、
図14(b)に示すように、三角柱状の立体構造にし
て、内容物の流路(211)を維持するものである。
【0026】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、図4(a)乃至(c)に示すように、上端か
ら下端にわたる左右の直線状の2本のヒンジ(110)
と中央の矩形状のヒンジ(120)とを平行させて形成
し、中央のヒンジを折り曲げて平板状にして注出口部に
挿着し、中央のヒンジを開き左右の2本のヒンジを折り
曲げて四角筒状の立体構造にしたときに、嵌合し合う嵌
合凸部(140)と嵌合凹部(150)とを、それぞれ
対応する左端と右端に一組又は上下方向に複数組設けた
ものである。そして、注出用口部材(100)は、図1
5(a)に示すように、パウチの注出口部(210)の
内面に裏面を部分的に接着して挿着し、内容物を注出す
るときには、図15(b)に示すように、四角柱状の立
体構造にして、内容物の流路(211)を維持するもの
である。
【0027】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、図5(a)及び(b)に示すように、左端と
右端の下方位置から内側へそれぞれ対応させて2本のス
リット(130)を形成し、上端から2本のスリットの
内側上端にわたる直線状の2本のヒンジ(110)を形
成し、この2本のヒンジ間にわたる左右方向の嵌合凸部
(140)を折り曲げ側面に一個又は上下方向に複数個
形成し、2本のヒンジを折り曲げて立体構造にしたとき
に、嵌合凸部の両端と嵌合し合う嵌合凹部(150)を
ヒンジを介して外側にそれぞれ設けたものである。そし
て、注出用口部材(100)は、図16(a)に示すよ
うに、パウチの注出口部(210)の内面に裏面を部分
的に接着して挿着し、内容物を注出するときには、図1
6(b)に示すように、断面コ字状の立体構造にして、
内容物の流路を維持するものである。なお、この構造
は、図6(a)及び(b)に示すように、ヒンジの折り
曲げ方向を逆にしてもよい。この場合も同様に、図17
(a)に示すように、パウチの注出口部(210)の内
面に裏面を部分的に接着して挿着し、内容物を注出する
ときには、図17(b)に示すように、断面コ字状の立
体構造にして、内容物の流路(211)を維持する。
【0028】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、図7(a)及び(b)に示すように、左端と
右端の上方位置及び下方位置から内側へそれぞれ対応さ
せて2本ずつのスリット(130)を形成し、上方位置
の2本のスリットの内側下端から下方位置の2本のスリ
ットの内側上端にわたる直線状の2本のヒンジ(11
0)を形成し、この2本のヒンジ間にわたる左右方向の
嵌合凸部(140)を折り曲げ側面に一個又は上下方向
に複数個形成し、2本のヒンジを折り曲げて立体構造に
したときに、嵌合凸部(140)の両端と嵌合し合う嵌
合凹部(150)をヒンジを介して外側にそれぞれ設け
たものである。そして、注出用口部材(100)は、図
18(a)に示すように、パウチの注出口部(210)
の内面に裏面を部分的に接着して挿着し、内容物を注出
するときには、図18(b)に示すように、断面コ字状
の立体構造にして、内容物の流路(211)を維持する
ものである。
【0029】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、図8(a)及び(b)に示すように、上方位
置及び下方位置に上下方向に平行な2本づつの直線状の
ヒンジ(110)を形成し、上方位置の2本のヒンジの
下端と前記下方位置の2本のヒンジの上端とに、2本の
ヒンジ間より幅広で相似形状の2本のスリット(13
0)をそれぞれ接続し、上方位置及び下方位置の2本の
ヒンジ間にわたる左右方向の嵌合凸部(140)を折り
曲げ側面に一個又は上下方向に複数個形成し、上方位置
及び下方位置の2本のヒンジを折り曲げて立体構造にし
たときに、嵌合凸部(140)の両端と嵌合し合う嵌合
凹部(150)をヒンジを介して外側にそれぞれ設けた
ものである。そして、注出用口部材(100)は、図1
9(a)に示すように、パウチの注出口部(210)の
内面に裏面を部分的に接着して挿着し、内容物を注出す
るときには、図19(b)に示すように、樋状の立体構
造にして、内容物の流路(211)を維持するものであ
る。
【0030】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、図9(a)及び(b)に示すように、下方位
置の左端部と中央部と右端部に左右方向の直線状に並ぶ
の3本のスリット(130)を設け、上端の左右方向の
中央位置から中央部のスリットにわたる直線状のヒンジ
(110)を形成し、折り曲げ側面のどちらか一方の端
縁部に嵌合凸部(140)を一個又は上下方向に複数個
形成し、ヒンジを折り曲げて立体構造にしたときに、嵌
合凸部(140)と嵌合し合う嵌合凹部(150)を他
方の端縁部に設けたものである。そして、注出用口部材
(100)は、図20(a)に示すように、パウチの注
出口部(210)の内面に裏面を部分的に接着して挿着
し、内容物を注出するときには、図20(b)に示すよ
うに、倒立T字状の立体構造にして、内容物の流路(2
11)を維持するものである。
【0031】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、図10(a)及び(b)に示すように、上方
部をねじ曲げ可能に左端及び右端からどちらか一方に嵌
合部(160)を設けて2本のスリット(130)を形
成し、上方部をスリットによりねじ曲げて立体構造にし
たときに、前記嵌合部が乗り越えて嵌合する嵌合凸部
(140)を、ねじ曲げ側面のスリット近傍に設けるも
のである。そして、注出用口部材(100)は、図21
(a)に示すように、パウチの注出口部(210)の内
面に裏面を部分的に接着して挿着し、内容物を注出する
ときには、図21(b)に示すように、上下交差状の立
体構造にして、内容物の流路(211)を維持するもの
である。
【0032】また、他の実施形態例の注出用口部材(1
00)は、図11(a)及び(b)に示すように、上方
及び下方の二本の左右方向のスリット(130)を上下
方向のほぼ中央位置に対応さて形成し、この二本のスリ
ット間の左端、中央及び右端に上下方向の平行な3本の
直線状のヒンジ(170)を裏面より凹溝を設けて形成
し、上端から前記上方のスリットにわたる及び下端から
前記下方のスリットにわたる上方及び下方の二本の直線
状のヒンジ(110)を左右方向のほぼ中央位置に表面
より凹溝を設けて形成し、前記ヒンジを折り曲げて上方
及び下方の断面をく字状に中央を角柱状の立体構造にし
たときに、折り曲げ側面の嵌合凸部(140)とヒンジ
を介して嵌合し合う嵌合凹部(150)とを、前記上方
のヒンジと前記下方のヒンジに又はどちらか一方のヒン
ジに一組又は上下方向に複数組設けたものである。そし
て、注出用口部材(100)は、図22(a)に示すよ
うに、パウチの注出口部(210)の内面に裏面を部分
的に接着して挿着し、内容物を注出するときには、図2
1(b)に示すように、上方及び下方の断面をく字状に
中央を角柱状の立体構造にして、内容物の流路(21
1)を維持するものである。なお、上述したヒンジは、
片側面にV字状又は台形状などの凹溝を設けて薄肉に
し、折り曲げ可能に形成したものである。
【0033】また、本発明のパウチ(200)は、通常
では、延伸ポリエステルフィルム層/ポリエチレン層構
成、延伸ポリエステルフィルム層/無延伸ポリプロピレ
ンフィルム層構成、ナイロンフィルム層/ポリエチレン
層構成、ナイロンフィルム層/無延伸ポリプロピレンフ
ィルム層構成、ナイロンフィルム層/アルミニウム箔層
/ポリエチレン層構成、ナイロンフィルム層/アルミニ
ウム箔層/無延伸ポリプロピレンフィルム層構成、延伸
ポリエステルフィルム層/延伸ナイロンフィルム層/ポ
リエチレン層構成、延伸ポリエステルフィルム層/延伸
ナイロンフィルム層/無延伸ポリプロピレンフィルム
層、ポリエチレンテレフタレートフィルム層(蒸着層)
/延伸ナイロンフィルム層/線状低密度ポリエチレンフ
ィルム層構成などの透明又は不透明の積層フィルムを表
裏重ね合わせて、その周縁部に、図1乃至図11の
(a)に示すように、ヒートシール法などの熱融着法に
よりシール部(201)を設けて作製するものである。
上述の蒸着層とは、アルミニウムなどの金属蒸着層、酸
化ケイ素、アルミナなどの無機化合物蒸着層である。ま
た、使用目的によっては、積層フィルムに限ることなく
単層フィルムを使用してもよい。なお、注出口部(21
0)には、通常、開封のためのノッチ(212)を形成
するものであり、パウチの形態は、通常周知の自立しな
い平パウチでも、底部に底部材を設けて自立するスタン
ディングパウチでもよい。
【0034】次に、本発明の注出用口部材付パウチから
内容物を注出する操作を、一実施形態例の図1(a)、
図1(c)及び図12(b)を用いて説明する。まず、
図1(a)に示す注出口部(210)の先端シール部を
ノッチ(212)から指で引き裂くか、鋏などで切断し
て除去して注出口を開口する。次に注出口部(210)
の左右のシール部分(201)を指でつまみ注出用部材
(100)を、図12(b)に示すように、ヒンジ(1
10)を介して断面く字状に折り曲げる。この操作によ
り注出用口部材の注出口に接着されていない側面が立ち
上がり、注出口部の他面のフィルムを押し上げ、注出口
が開口する。そして、折り曲げ操作をさらに進めると、
図1(c)に示すように、注出用口部材(100)の嵌
合凸部(140)と嵌合凹部(150)とが嵌合して、
注出用口部材(100)が断面く字状になった状態で折
り曲げ作業は完了する。上述の嵌合凸部(140)と嵌
合凹部(150)との嵌合により、図12(b)に示す
ように、注出用口部材(100)は組立状態が維持さ
れ、このことにより注出口の開口状態も流路(211)
をもって維持される。この開口状態の注出口から内容物
が注出する。
【0035】また、他の実施形態例についても、図13
(b)乃至図22(b)に示すように、同様に注出用口
部材(100)を折り曲げて、嵌合凸部と嵌合凹部、嵌
合凸部と嵌合凸部、嵌合部と嵌合凸部を嵌合させて注出
用口部材の組立状態を維持することで、流路(211)
をもって注出口を開口させ、かつこの開口状態を維持さ
せることで内容物を良好に取り出すことができる。
【0036】また、パウチの注出口部に挿着する注出用
部材の折り曲げ部分の外側縁部又は全体を、使用時に所
定方向へ折り曲げ易くするために、折り曲げ方向へ所定
の角度だけ傾斜させてもよい。
【0037】また、パウチの注出口部に挿着する注出用
口部材を立体構造にするときに、パウチの外側から注出
用口部材の状態を目視するために、注出口部の表裏の合
成樹脂フィルムの少なくとも片側を透明又は半透明にし
てもよい。なお、パウチにガスバリア性などを必要とす
る場合には、基材の積層フィルムの構成層中に、アル
ミ、シリカなどの透明又は半透明の無機化合物の蒸着層
を設けてることができるが、不透明なアルミニウム箔
層、アルミニウム蒸着層などは設けられない。また、通
常、パウチの注出口部の全体又は開封維持部材の全体又
は一部分に相当する部分には、印刷層を設けてはならな
い。
【0038】なお、上述の実施形態例の注出用口部材を
注出口部に挿着した本発明の注出用口部材付パウチは、
流通及び保管時の集積効率が良く、内容物充填機上での
パウチの搬送に係わるトラブルの発生がなく充填効率が
良好であった。また、内容物を充填したパウチの注出口
部の先端を切断して開封し、パウチの外側から注出用口
部材を指で、ヒンジを折り曲げて嵌合凸部を嵌合凹部に
又は嵌合凸部を嵌合凸部に嵌合させるか、上方部をスリ
ットによりねじ曲げて嵌合部を嵌合凸部に嵌合させて、
注出用口部材を立体構造にし内容物を注出してみたが、
口部材の立体構造化が容易であり、また高粘度の内容物
でも内容物の注出状態が良好であった。
【0039】また、本発明は上述した実施形態例に限定
されるものではなく、注出用口部材の構成も、平板状で
剛性をもつ合成樹脂であって、折り曲げ可能でかつ折り
曲げ状態を維持する嵌合機能をもち、パウチの注出口部
内に挿着可能な構造であれば良い。また、その寸法は、
巾については注出口部に応じて自由に設定することがで
き、高さについては注出口部の寸法範囲内とすることも
できるし、注出口部の寸法を越えた長さとして、パウチ
の注出口部に挿着したときにパウチ本体内に、注出用口
部材の下部が入り込むようにすることもできる。さら
に、注出用口部材に設ける折り曲げ手段として前記実施
例ではヒンジ又はスリットをあげたが、この他に、ミシ
ン線、半切れ線などの手段を採用でき、注出用口部材の
材質、厚みなどを選定することで特別な構造をこうじる
ことなく、折り曲げ手段とすることもできる。ここで、
上述の実施形態例の図面ではヒンジを形成する凹溝の位
置(表面側か裏面側)は、図面の位置に限定されること
なく任意に設定できるものである。
【0040】また、パウチに形成する注出口部も上述の
実施形態例のようなパウチの角部に斜め方向に突出する
形態のほかに、パウチの上部角部又は上部中央部に上方
向に突出する形態、パウチの側部角部、側部中央部、側
部下部に横方向に突出する形態とすることもできる。
【0041】さらに、パウチの注出口部に注出用口部材
を収容するパウチの表面方向へ膨らむ窪みを形成するこ
ともできる。この窪みは、パウチの表裏フィルムの一方
若しくは両方(好ましくは本発明のパウチを製造する際
に注出用口部材を置く側のフィルム)に、注出用部材の
外周形状と等しいか大であり、この注出用口部材を収容
可能な大きさで、その深さは注出用口部材の厚み相当
か、それ以上かそれ以下にして設けるものである。
【0042】
【発明の効果】本発明の注出用口部材付パウチは、注出
用口部材を挿着した注出口部も包装袋本体と同様に平坦
であるため、流通及び保管時の集積効率が良く、内容物
充填機上でのパウチの搬送上のトラブルがない。
【0043】また、内容物を充填した本発明の注出用口
部材付パウチは、内容物を注出するときに、注出用口部
材を外側から指で容易に立体構造にすることができ、こ
の立体構造の注出用口部材が注出口部を開口状態に維持
するため、内容物の注出性が良好であり、高粘度の内容
物でも注出し易い。
【0044】また、注出用口部材の折り曲げ部分の外側
縁部又は全体を傾斜させて、注出口部に挿着する注出用
口部材を所定方向へ曲げ易くすることもでき、さらに
は、注出口部に挿着する注出用口部材をパウチの外側か
ら目視可能にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態の注出用口部材
を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図であ
る。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視図で
あり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示す斜視
図である。
【図2】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用口
部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図
である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視
図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示す
斜視図である。
【図3】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用口
部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図
である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視
図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示す
斜視図である。
【図4】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用口
部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図
である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視
図であり、(c)は、パウチの注出口部に挿着するとき
の状態を示す斜視図であり、(d)は、立体構造にした
ときの状態を示す斜視図である。
【図5】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用口
部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図
である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視
図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示す
斜視図である。
【図6】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用口
部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図
である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視
図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示す
斜視図である。
【図7】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用口
部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図
である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視
図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示す
斜視図である。
【図8】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用口
部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図
である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視
図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示す
斜視図である。
【図9】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用口
部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明図
である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜視
図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示す
斜視図である。
【図10】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用
口部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明
図である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜
視図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示
す斜視図である。
【図11】(a)は、本発明の他の一実施形態の注出用
口部材を、パウチの注出口部に挿着した状態を示す説明
図である。(b)は、その注出用口部材の要部を示す斜
視図であり、(c)は、立体構造にしたときの状態を示
す斜視図である。
【図12】(a)は、図1(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図13】(a)は、図2(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図14】(a)は、図3(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図15】(a)は、図4(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図16】(a)は、図5(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図17】(a)は、図6(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図18】(a)は、図7(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図19】(a)は、図8(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図20】(a)は、図9(a)に示す注出用口部材を
挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図21】(a)は、図10(a)に示す注出用口部材
を挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【図22】(a)は、図11(a)に示す注出用口部材
を挿着した注出口部の状態を示す説明図であり、(b)
は、その注出用口部材を立体構造にしたときの状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
100……注出用口部材 110,120,170……ヒンジ 130……スリット 140……嵌合凸部 150……嵌合凹部 160……嵌合部 200……パウチ 201……シール部 210……注出口部 211……流路 212……ノッチ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用時に先端を切断して注出口を開口す
    る、突出状に設けられた注出口部をもつ合成樹脂フィル
    ムからなる柔軟なパウチにおいて、前記注出口部の注出
    口に、平板状で剛性をもつ合成樹脂製であって、折り曲
    げ可能でかつ折り曲げ状態を維持する嵌合機構を有する
    注出用口部材を挿着し、該注出用口部材を折り曲げ状態
    にすることで前記注出口部の注出口を筒状に開口維持可
    能としたことを特徴とする注出用口部材付パウチ。
  2. 【請求項2】前記注出用口部材が、上端から下端にわた
    る直線状のヒンジを左右方向のほぼ中央位置に形成し、
    前記ヒンジを折り曲げて断面く字状の立体構造にしたと
    きに、折り曲げ側面の嵌合凸部とヒンジを介して嵌合し
    合う嵌合凹部とを、一組又は上下方向に複数組設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の注出用口部材付パウチ。
  3. 【請求項3】前記注出用口部材が、上端から下端にわた
    る直線状の2本のヒンジを平行させて形成し、前記2本
    のヒンジ間にわたる左右方向の嵌合凸部を折り曲げ側面
    に一個又は上下方向に複数個形成し、前記2本のヒンジ
    を折り曲げて断面コ字状の立体構造にしたときに、前記
    嵌合凸部の両端と嵌合し合う嵌合凹部をヒンジを介して
    外側にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の
    注出用口部材付パウチ。
  4. 【請求項4】前記注出用口部材が、上端から下端にわた
    る直線状の2本のヒンジを平行させて形成し、前記2本
    のヒンジを折り曲げて三角筒状の立体構造にしたとき
    に、嵌合し合う嵌合凸部と嵌合凹部とを、それぞれ対応
    する左端と右端に一組又は上下方向に複数組設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の注出用口部材付パウチ。
  5. 【請求項5】前記注出用口部材が、上端から下端にわた
    る左右の直線状の2本のヒンジと中央の矩形状のヒンジ
    とを平行させて形成し、前記中央のヒンジを折り曲げて
    平板状にして注出口部に挿着し、前記中央のヒンジを開
    き前記左右の2本のヒンジを折り曲げて四角筒状の立体
    構造にしたときに、嵌合し合う嵌合凸部と嵌合凹部と
    を、それぞれ対応する左端と右端に一組又は上下方向に
    複数組設けたことを特徴とする請求項1記載の注出用口
    部材付パウチ。
  6. 【請求項6】前記注出用口部材が、左端と右端の下方位
    置から内側へそれぞれ対応させて2本のスリットを形成
    し、上端から前記2本のスリットの内側上端にわたる直
    線状の2本のヒンジを形成し、該2本のヒンジ間にわた
    る左右方向の嵌合凸部を折り曲げ側面に一個又は上下方
    向に複数個形成し、前記2本のヒンジを折り曲げて断面
    コ字状の立体構造にしたときに、前記嵌合凸部の両端と
    嵌合し合う嵌合凹部をヒンジを介して外側にそれぞれ設
    けたことを特徴とする請求項1記載の注出用口部材付パ
    ウチ。
  7. 【請求項7】前記注出用口部材が、左端と右端の上方位
    置及び下方位置から内側へそれぞれ対応させて2本ずつ
    のスリットを形成し、前記上方位置の2本のスリットの
    内側下端から下方位置の2本のスリットの内側上端にわ
    たる直線状の2本のヒンジを形成し、該2本のヒンジ間
    にわたる左右方向の嵌合凸部を折り曲げ側面に一個又は
    上下方向に複数個形成し、前記2本のヒンジを折り曲げ
    て断面コ字状の立体構造にしたときに、前記嵌合凸部の
    両端と嵌合し合う嵌合凹部をヒンジを介して外側にそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の注出用口部
    材付パウチ。
  8. 【請求項8】前記注出用口部材が、上方位置及び下方位
    置に上下方向に平行な2本づつの直線状のヒンジを形成
    し、前記上方位置の2本のヒンジの下端と前記下方位置
    の2本のヒンジの上端とに、前記2本のヒンジ間より幅
    広で相似形状の2本のスリットをそれぞれ接続し、前記
    上方位置及び下方位置の2本のヒンジ間にわたる左右方
    向の嵌合凸部を折り曲げ側面に一個又は上下方向に複数
    個形成し、前記上方位置及び下方位置の2本のヒンジを
    折り曲げて樋状の立体構造にしたときに、前記嵌合凸部
    の両端と嵌合し合う嵌合凹部をヒンジを介して外側にそ
    れぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の注出用口
    部材付パウチ。
  9. 【請求項9】前記注出用口部材が、下方位置の左端部と
    中央部と右端部に左右方向の直線状に並ぶ3本のスリッ
    トを設け、上端の左右方向の中央位置から前記中央部の
    スリットにわたる直線状のヒンジを形成し、折り曲げ側
    面のどちらか一方の端縁部に嵌合凸部を一個又は上下方
    向に複数個形成し、前記ヒンジを折り曲げて倒立T字状
    の立体構造にしたときに、前記嵌合凸部と嵌合し合う嵌
    合凹部を他方の端縁部に設けたことを特徴とする請求項
    1記載の注出用口部材付パウチ。
  10. 【請求項10】前記注出用口部材が、上方部をねじ曲げ
    可能に左端及び右端からどちらか一方に嵌合部を設けて
    2本のスリットを形成し、上方部をスリットによりねじ
    曲げて上下交差状の立体構造にしたときに、前記嵌合部
    が乗り越えて嵌合する嵌合凸部を、ねじ曲げ側面のスリ
    ット近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載の注出
    用口部材付パウチ。
  11. 【請求項11】前記注出用口部材が、上方及び下方の二
    本の左右方向のスリットを上下方向のほぼ中央位置に対
    応さて形成し、該二本のスリット間の左端、中央及び右
    端に上下方向の平行な3本の直線状のヒンジを裏面より
    凹溝を設けて形成し、上端から前記上方のスリットにわ
    たる及び下端から前記下方のスリットにわたる上方及び
    下方の二本の直線状のヒンジを左右方向のほぼ中央位置
    に表面より凹溝を設けて形成し、前記ヒンジを折り曲げ
    て上方及び下方の断面をく字状に中央を角柱状の立体構
    造にしたときに、折り曲げ側面の嵌合凸部とヒンジを介
    して嵌合し合う嵌合凹部とを、前記上方のヒンジと前記
    下方のヒンジに又はどちらか一方のヒンジに一組又は上
    下方向に複数組設けたことを特徴とする請求項1記載の
    注出用口部材付パウチ。
  12. 【請求項12】前記注出用部材の折り曲げ部分の外側縁
    部又は全体を、折り曲げ方向へ所定の角度だけ傾斜させ
    たことを特徴とする請求項1乃至11記載の注出用口部
    材付パウチ。
  13. 【請求項13】前記注出口部の表裏の合成樹脂フィルム
    の少なくとも片側を透明又は半透明にして、挿着した前
    記注出用部材をパウチ外側から目視可能にしたことを特
    徴とする請求項1乃至12記載の注出用口部材付パウ
    チ。
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