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JPH11149552A - 読取装置 - Google Patents

読取装置

Info

Publication number
JPH11149552A
JPH11149552A JP32971997A JP32971997A JPH11149552A JP H11149552 A JPH11149552 A JP H11149552A JP 32971997 A JP32971997 A JP 32971997A JP 32971997 A JP32971997 A JP 32971997A JP H11149552 A JPH11149552 A JP H11149552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical element
detecting optical
unevenness detecting
photosensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32971997A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Fujiwara
実 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP32971997A priority Critical patent/JPH11149552A/ja
Publication of JPH11149552A publication Critical patent/JPH11149552A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指紋等を読み取る読取装置において、装置全
体を小型化する。 【解決手段】 2次元フォトセンサ12は透過部を有す
る構造であるので、面光源11、2次元フォトセンサ1
2及び凹凸検出光学素子13をこの順で左右方向に一列
に配置しても、指紋等を読み取ることができる。また、
凹凸検出光学素子13は複数の光ファイバを密集したも
のの所定の外周面に光吸収シート17を貼り付けた構造
であるので、それ自体に、面光源11からランダムに出
射された光をほぼ平行な光とする機能を有する。そし
て、凹凸検出光学素子13の傾斜面13aに接触された
指31の指紋の凹部に対応する部分においては、当該ほ
ぼ平行な光は全反射され、この反射光は光吸収シート1
7に吸収される。一方、指31の指紋の凸部に対応する
部分においては、当該ほぼ平行な光は散乱され、この散
乱光の一部は2次元フォトセンサ12側に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、指紋等の微細な
凹部及び凸部を有する被読取体を読み取るための読取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指紋等の微細な凹部及び凸部を有
する被読取体を読み取るための読取装置として、図6に
示すように、水平に配置された面光源1の上側に直角プ
リズム2が設けられ、直角プリズム2の後側につまり図
6において右側に結像光学系3及びCCDセンサ4が設
けられた構造のものがある。この場合、直角プリズム2
は、下面2aを水平面とされ、右側面2bを垂直面とさ
れ、傾斜面2cを水平面に対して45°で傾斜する傾斜
面とされた状態で配置されている。
【0003】この読取装置では、直角プリズム2の傾斜
面2cに指5が接触されていない場合には、図6におい
て矢印で示すように、面光源1の上面から出射された光
が直角プリズム2の下面2aに入射され、この入射光が
傾斜面2cで全反射され、この反射光が直角プリズム2
の右側面2bから出射され、この出射光が結像光学系3
による結像作用を受けてCCDセンサ4に入射される。
したがって、この場合には、傾斜面2cで全反射された
光のすべてがCCDセンサ4に入射され、白表示とな
る。一方、直角プリズム2の傾斜面2cに指5が接触さ
れている場合には、傾斜面2cに接触された指5の指紋
の凹部(降線)に対応する部分で全反射が生じ、指5の
指紋の凸部(隆線)に対応する部分で光が吸収され、こ
れにより指5の指紋の凹凸に応じて光学的に明暗の強調
された画像が得られ、指5の指紋が読み取られることに
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような読取装置では、CCDセンサ4が遮光構造で
ある関係から、直角プリズム2の下側に面光源1を設
け、直角プリズム2の右側にCCDセンサ4を設けてい
るので、装置全体の上下方向のサイズが大きくなり、ま
た面光源1から光がランダムに出射される関係から、直
角プリズム2とCCDセンサ4との間に結像光学系3を
設けているので、装置全体の左右方向のサイズも大きく
なり、したがって装置全体が大型化してしまうという問
題があった。この発明の課題は、装置全体を小型化する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
凹部及び凸部を有する被読取体を読み取る読取装置であ
って、光源と、該光源からの光を透過する透光ベース層
上に複数のセンサ部が形成されたフォトセンサと、入出
射面及び該入出射面に対して傾斜する傾斜面を有する凹
凸検出光学素子とを具備し、前記傾斜面に接触する被読
取体の凸部に対応して光が散乱して前記入出射面側から
前記フォトセンサのセンサ部に入射するようにしたもの
である。この請求項1記載の発明によれば、フォトセン
サとして透光ベース層を有するものを用いているので、
光源、フォトセンサ及び凹凸検出光学素子をこの順で一
列に配置しても、凹凸検出光学素子の傾斜面に接触する
被読取体を読み取ることができ、したがって各部品の配
列方向に対して直交する方向のサイズを小さくすること
ができ、ひいては装置全体を小型化することができる。
請求項4記載の発明は、前記凹凸検出光学素子として入
射光をほぼ平行な光とする機能を有するものを用いたも
のである。この請求項4記載の発明によれば、凹凸検出
光学素子として入射光をほぼ平行な光とする機能を有す
るものを用いているので、光源から光がランダムに出射
されても、この光をほぼ平行な光とすることができ、こ
のため従来のような結像光学系が不要となり、したがっ
て装置全体をさらに小型化することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
ける読取装置の要部の概略断面図を示したものである。
なお、この読取装置は、微細な凹部及び凸部を有する被
読取体を読み取ることができるものであるが、以下の実
施形態では指紋を読み取るための指紋読取装置として説
明する。この指紋読取装置は、垂直に配置された面光源
11の左側に2次元フォトセンサ12が設けられ、2次
元フォトセンサ12の左側に凹凸検出光学素子13が設
けられた構造となっている。このうち面光源11は、エ
レクトロルミネセンスパネルや液晶表示装置で用いられ
ているエッジライト方式のバックライト等からなってい
る。エッジライト方式のバックライトの場合には、図示
していないが、典型的には、垂直に配置された導光板の
右面に反射板を設け、導光板の所定の一端面近傍に発光
ダイオード等からなる点光源を1個設け、この点光源を
反射シートで被った構造とする。
【0007】次に、凹凸検出光学素子13の構造につい
て、その製造方法と併せ説明する。まず、図2(A)に
示すように、直方体形状の光ファイバブロック14を用
意する。この光ファイバブロック14は、コアをクラッ
ドで被覆してなる光ファイバ(線状導光部材)15を複
数密集させて接合してなるものからなっている。この光
ファイバブロック14の形成方法としては、一例とし
て、複数の光ファイバ15を束にしてロッド状とし、こ
の光ファイバロッドを型枠内に複数密集させて収納し、
加圧加熱することにより、直方体形状の光ファイバブロ
ック14を形成する方法がある。そして、このようにし
て形成された光ファイバブロック14を、図2(A)に
おいて一点鎖線で示すように、側面台形形状に切断する
と、つまり光ファイバ15の切断面が45°の傾斜角度
を持つように切断すると、図2(B)に示す側面台形形
状の凹凸検出光学素子形成体16が2つ得られる。次
に、凹凸検出光学素子形成体16の切断面を研磨する。
次に、図1に示すように、凹凸検出光学素子形成体16
の光ファイバ15の両端面を除く外周面に黒い光吸収シ
ート(光吸収層)17を貼り付ける。これにより、凹凸
検出光学素子13が得られる。このようにして得られた
凹凸検出光学素子13では、切断研磨面が傾斜面13a
となり、その反対側の面が入出射面13bとなってい
る。この場合、傾斜面13aの水平面に対する傾斜角度
θ(図2(B)参照)は45°となっているが、45°
以下であればよい。ただし、この傾斜角度θを小さくし
すぎると、凹凸検出光学素子13の左右方向のサイズが
大きくなるので、あまり小さくすることは好ましくな
い。
【0008】次に、2次元フォトセンサ12について、
図3を参照して説明する。2次元フォトセンサ12は、
複数のセンサ部20がマトリックス状に配列されたもの
からなり、アクリル樹脂やガラス等からなる透明基板
(透光ベース層)21を備えている。透明基板21の左
面には、各センサ部20ごとに、クロムやアルミニウム
等の遮光性電極からなるボトムゲート電極22が設けら
れ、その左面全体には窒化シリコンからなるボトムゲー
ト絶縁膜(透光絶縁膜)23が設けられている。ボトム
ゲート絶縁膜23の左面においてボトムゲート電極22
に対応する部分にはアモルファスシリコンからなる半導
体層24が設けられている。半導体層24の左面両側に
はn+シリコン層25、25が設けられている。n+シリ
コン層25、25の左面及びその近傍のボトムゲート絶
縁膜23の左面にはクロムやアルミニウム等の遮光性電
極からなるソース電極26及びドレイン電極27が設け
られ、その左面全体には窒化シリコンからなるトップゲ
ート絶縁膜(透光絶縁膜)28が設けられている。トッ
プゲート絶縁膜28の左面において半導体層24に対応
する部分にはITO等の透明電極(透光性電極)からな
るトップゲート電極29が設けられ、その左面全体には
窒化シリコンからなるオーバーコート膜(透光絶縁膜)
30が設けられている。そして、この2次元フォトセン
サ12では、その右面側から光がランダムに入射される
と、この光は、遮光性電極からなるボトムゲート電極2
2、ソース電極26及びドレイン電極27の部分以外か
らなる透過部を透過するとともに、ボトムゲート電極2
2によって遮光されて半導体層24に直接入射しないよ
うになっている。
【0009】この指紋読取装置では、凹凸検出光学素子
13の傾斜面13aに指31が接触されていない場合に
は、図1において例えば符合A1、A2、A3の矢印で示
すように、面光源11の左面からランダムに出射された
光が2次元フォトセンサ12の透過部を透過し、この透
過光が凹凸検出光学素子13の入出射面13bに入射さ
れる。この入射光は凹凸検出光学素子13の光ファイバ
15のコア内を全反射を繰り返しながら進行する。すな
わち、面光源11の左面からランダムに出射された光
は、凹凸検出光学素子13の光ファイバ15のコア内を
全反射を繰り返しながら進行することにより、ほぼ平行
な光とされる。そして、このほぼ平行な光は凹凸検出光
学素子13の傾斜面13aで全反射され、この反射光が
光ファイバ15をその径方向に透過した後に光吸収シー
ト17に吸収される。したがって、この場合には、2次
元フォトセンサ12側に戻る光は全く無く、黒表示とな
る。
【0010】一方、凹凸検出光学素子13の傾斜面13
aに指31が接触されている場合には、傾斜面13aに
接触された指31の指紋の凹部に対応する部分で全反射
が生じ、指31の指紋の凸部に対応する部分で光が散乱
される。すなわち、傾斜面13aに接触された指31の
指紋の凹部に対応する部分においては、図1において例
えば符合A2の矢印で示すように、傾斜面13aで全反
射されて光吸収シート17に吸収される。一方、傾斜面
13aに接触された指31の指紋の凸部に対応する部分
においては、図1において例えば符合B1、B2の矢印で
示すように、傾斜面13aで散乱される。そして、この
散乱光の一部は、図1において例えば符合C1、C2の矢
印で示すように、凹凸検出光学素子13の光ファイバ1
5のコア内を全反射を繰り返しながら逆方向に進行して
入出射面13bから出射される。この出射光は、図3を
参照して説明すると、2次元フォトセンサ12の透明電
極からなるトップゲート電極29を透過してその右側の
半導体層24のソース電極26及びドレイン電極27間
の入射面より入射される。そして、後でも説明するが、
半導体層24に入射される光量が予め設定された光量
(しきい値)以上である場合には、当該センサ部20に
よる光検出状態を明状態とし、それ未満である場合に
は、当該センサ部20による光検出状態を暗状態とす
る。これにより、指31の指紋の凹凸に応じた光学的に
明暗の強調された画像が得られ、指31の指紋が読み取
られることになる。
【0011】このように、この指紋読取装置では、2次
元フォトセンサ12として透光部を有するものを用いて
いるので、面光源11、2次元フォトセンサ12及び凹
凸検出光学素子13をこの順で左右方向に一列に設ける
ことができ、したがって装置全体の上下方向のサイズを
小さくすることができる。また、凹凸検出光学素子13
として複数の光ファイバ15が密集されてなるものつま
り入射光をほぼ平行な光とする機能を有するものを用い
ているので、面光源11から光がランダムに出射されて
も、この光をほぼ平行な光とすることができ、このため
従来のような結像光学系が不要となる。以上の結果、装
置全体を小型化することができる。
【0012】ここで、2次元フォトセンサ12の動作に
ついて説明する。2次元フォトセンサ12の1つのセン
サ部20では、ボトムゲート電極(BG)22、半導体
層24、ソース電極(S)26及びドレイン電極(D)
27等によってボトムゲート型トランジスタが構成さ
れ、トップゲート電極(TG)29、半導体層24、ソ
ース電極(S)26及びドレイン電極(D)27等によ
ってトップゲート型トランジスタが構成されている。す
なわち、センサ部20は、半導体層24の下側及び上側
にそれぞれボトムゲート電極(BG)22及びトップゲ
ート電極(TG)29が配置された光電変換トランジス
タによって構成され、その等価回路は図4のように示す
ことができる。
【0013】さて、まず、ソース電極(S)−ドレイン
電極(D)間に正電圧(例えば+5V)が印加された状
態において、ボトムゲート電極(BG)に正電圧(例え
ば+10V)が印加されると、半導体層24にチャネル
が形成され、ドレイン電流IDSが流れる。この状態で、
トップゲート電極(TG)にボトムゲート電極(BG)
の電界によるチャネルを消滅させるレベルの負電圧(例
えば−20V)が印加されると、トップゲート電極(T
G)からの電界がボトムゲート電極(BG)の電界によ
るチャネル形成に対してそれを妨げる方向に働き、チャ
ネルがピンチオフされる。このとき、トップゲート電極
(TG)側から半導体層24に光が照射されると、半導
体層24のトップゲート電極(TG)側に電子−正孔対
が誘起される。この電子−正孔対は半導体層24のチャ
ネル領域に蓄積され、トップゲート電極(TG)の電界
を打ち消す。このため、半導体層24にチャネルが形成
され、ドレイン電流IDSが流れる。このドレイン電流I
DSは半導体層24への入射光量に応じて変化する。
【0014】このように、この2次元フォトセンサ12
では、トップゲート電極(TG)からの電界がボトムゲ
ート電極(BG)の電界によるチャネル形成に対してそ
れを妨げる方向に働き、チャネルをピンチオフするもの
であるので、光無入射時に流れるドレイン電流IDSを極
めて小さくすることができ、例えば10-14A程度にす
ることができる。このため、光入射時と光無入射時とで
流れるドレイン電流IDSの差を十分大きくすることがで
きる。この結果、上述したように、半導体層24に入射
される光量が予め設定された光量(しきい値)以上であ
る場合には、大きなドレイン電流IDSが流れ、当該セン
サ部20による光検出状態を明状態とし、それ未満であ
る場合には、小さなドレイン電流IDSが流れ、当該セン
サ部20による光検出状態を暗状態とすることができ
る。これにより、指31の指紋の凹凸に応じた光学的に
明暗の強調された画像が得られ、指31の指紋が読み取
られることになる。
【0015】ところで、この2次元フォトセンサ12で
は、1つのセンサ部20にセンサ機能と選択トランジス
タ機能とを兼用させることができる。次に、これらの機
能について簡単に説明する(詳細は特開平6−1325
60号公報参照)。ボトムゲート電極(BG)に正電圧
(+10V)が印加された状態において、トップゲート
電極(TG)を例えば0Vにすると、半導体層24とト
ップゲート絶縁膜19との間のトラップ準位から正孔を
吐き出させてリフレッシュ、つまりリセットすることが
できる。すなわち、連続して使用されると、半導体層2
4とトップゲート絶縁膜19との間のトラップ準位が光
照射により発生する正孔とドレイン電極(D)から注入
される正孔とによって埋められていき、光無入射状態で
のチャネル抵抗が小さくなり、光無入射時にドレイン電
流IDSが増加する。そこで、トップゲート電極(TG)
を0Vとし、この正孔を吐き出させてリセットする。
【0016】また、ボトムゲート電極(BG)に正電圧
が印加されていない場合には、ボトムトランジスタにチ
ャネルが形成されず、光入射が行われても、ドレイン電
流IDSが流れず、非選択状態とすることができる。すな
わち、ボトムゲート電極(BG)に印加する電圧を制御
することにより、選択状態と非選択状態とを制御するこ
とができる。また、非選択状態において、トップゲート
電極(TG)に0Vを印加すると、上記同様に、半導体
層24とトップゲート絶縁膜19との間のトラップ準位
から正孔を吐き出させてリセットすることができる。
【0017】以上の結果、例えば図5に示すように、ト
ップゲート電圧VTGを0Vと−20Vとに制御すること
により、センス状態とリセット状態とを制御することが
できる。また、ボトムゲート電圧VBGを0Vと+10V
とに制御することにより、選択状態と非選択状態とを制
御することができる。すなわち、トップゲート電圧VTG
及びボトムゲート電圧VBGを制御することにより、2次
元フォトセンサ12の1つのセンサ部20にフォトセン
サとしての機能と選択トランジスタとしての機能とを兼
ね備えさせることができる。
【0018】なお、図1では、面光源11、2次元フォ
トセンサ12及び凹凸検出光学素子13を所定の間隔を
おいて配置しているが、これらを密接させて配置するよ
うにしてもよい。また、図1では、凹凸検出光学素子1
3の右側に2次元フォトセンサ12及び面光源11を配
置しているが、図1に示す凹凸検出光学素子13を同図
において時計方向に90°回転させ、その下側に2次元
フォトセンサ12及び面光源11を配置するようにして
もよい。また、上記実施形態では、凹凸検出光学素子1
3の主要部を複数の光ファイバ15を密接させてなるも
のによって構成した場合について説明したが、これに限
らず、アクリル系樹脂等からなる高屈折率の板材とフッ
素系樹脂等からなる低屈折率の層材とを交互に積層して
なるものつまり複数の板状導光部材を積層(密接)して
なるものによって構成するようにしてもよい。さらに、
上記実施形態では、この発明を2次元フォトセンサ12
を備えた読取装置に適用した場合について説明したが、
これに限らず、1次元フォトセンサを備えた読取装置に
も適用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、フォトセンサとして透光ベース層を有する
ものを用いているので、光源、フォトセンサ及び凹凸検
出光学素子をこの順で一列に配置することができ、した
がって各部品の配列方向に対して直交する方向のサイズ
を小さくすることができ、ひいては装置全体を小型化す
ることができる。また、請求項4記載の発明によれば、
凹凸検出光学素子として入射光をほぼ平行な光とする機
能を有するものを用いているので、光源から光がランダ
ムに出射されても、この光をほぼ平行な光とすることが
でき、このため従来のような結像光学系が不要となり、
したがって装置全体をさらに小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における読取装置の要部
の概略断面図。
【図2】(A)、(B)は図1に示す凹凸検出光学素子
の製造方法の一例を説明するために示す斜視図。
【図3】図1に示す2次元フォトセンサの一部の断面
図。
【図4】図3に示すセンサ部の等価回路図。
【図5】(A)〜(D)はそれぞれ図4に示すセンサ部
の各電極に印加する電圧とその状態の変化を説明するた
めに示す図。
【図6】従来の読取装置の一例の概略断面図。
【符号の説明】
11 面光源 12 2次元フォトセンサ 13 凹凸検出光学素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部及び凸部を有する被読取体を読み取
    る読取装置であって、光源と、該光源からの光を透過す
    る透光ベース層上に複数のセンサ部が形成されたフォト
    センサと、入出射面及び該入出射面に対して傾斜する傾
    斜面を有する凹凸検出光学素子とを具備し、前記傾斜面
    に接触する被読取体の凸部に対応して光が散乱して前記
    入出射面側から前記フォトセンサのセンサ部に入射する
    ことを特徴とする読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記フォ
    トセンサは、センサ部が2次元状に配列された2次元フ
    ォトセンサからなることを特徴とする読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の発明において、
    前記フォトセンサの各センサ部は、前記光源側に遮光性
    を有する材料からなる第1ゲート電極が配置され、前記
    凹凸検出光学素子側に透光性を有する材料からなる第2
    ゲート電極が配置された光電変換トランジスタによって
    構成されていることを特徴とする読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記凹凸検出光学素子は入射光をほぼ平行な光
    とする機能を有するものからなることを特徴とする読取
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発明において、前記凹凸
    検出光学素子は複数の線状または板状の導光部材が密接
    されたものからなることを特徴とする読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の発明において、前記凹凸
    検出光学素子の前記導光部材の両端面を除く外周面には
    光吸収層が設けられていることを特徴とする読取装置。
JP32971997A 1997-11-14 1997-11-14 読取装置 Pending JPH11149552A (ja)

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