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JPH11144113A - 紙葉類真偽判別装置 - Google Patents

紙葉類真偽判別装置

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Publication number
JPH11144113A
JPH11144113A JP9307651A JP30765197A JPH11144113A JP H11144113 A JPH11144113 A JP H11144113A JP 9307651 A JP9307651 A JP 9307651A JP 30765197 A JP30765197 A JP 30765197A JP H11144113 A JPH11144113 A JP H11144113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper sheet
moiré
moiré fringe
fringe
fringes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9307651A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Nagase
光洋 永瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Laurel Bank Machine Co Ltd filed Critical Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority to JP9307651A priority Critical patent/JPH11144113A/ja
Publication of JPH11144113A publication Critical patent/JPH11144113A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙葉類の真偽をより正確に判別することがで
きる紙葉類真偽判別装置を提供する。 【解決手段】 搬送されてくる紙葉類1に光を照射する
光源14と、紙葉類1にラスター模様がある場合にモア
レ縞を発生させるモアレ縞発生手段16と、該モアレ縞
発生手段16により発生させたモアレ縞を検知するモア
レ縞検知手段15と、該モアレ縞検知手段15によるモ
アレ縞の検知の有無により紙葉類の真偽を判別する判別
手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類の真偽を判
別する紙葉類真偽判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉類の真偽を判別する紙葉類真偽判別
装置として、例えば実開平5−79675号公報に開示
されたものがある。この紙葉類真偽判別装置は、紙葉類
に光を照射しその紙葉類からの反射光を、520±5n
mの帯域を濾過するフィルタ、570±5nmの帯域を
濾過するフィルタおよび950±5nmの帯域を濾過す
るフィルタのそれぞれにかけて通過した光を受光する。
そして、反射光の中の520nm近傍の波長の光の強度
と950nm近傍の波長の光の強度との差と、570n
m近傍の波長の光の強度と950nm近傍の波長の光の
強度との差とを比較する。その比較した結果から前者の
強度差が後者の強度差より大きい場合はカラーコピーに
よる偽券であると判別するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように特定の波長の光の強度を比較するのでは、特定の
波長の光の強度はカラーコピーを行うカラーコピー機の
個々の特性により変化することになることから、使用し
たカラーコピー機の種類によっては上記の波長の光の比
較では、カラーコピーされた偽券を真券と判断してしま
うことがあった。したがって、本発明の目的は、紙葉類
の真偽をより正確に判別することができる紙葉類真偽判
別装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の紙葉類真偽判別装置は、搬
送されてくる紙葉類に光を照射する光源と、前記紙葉類
にラスター模様がある場合にモアレ縞を発生させるモア
レ縞発生手段と、該モアレ縞発生手段により発生させた
モアレ縞を検知するモアレ縞検知手段と、該モアレ縞検
知手段によるモアレ縞の検知の有無により紙葉類の真偽
を判別する判別手段と、を具備することを特徴としてい
る。これにより、紙葉類にラスター模様がある場合にモ
アレ縞発生手段がモアレ縞を発生させ、この発生させた
モアレ縞をモアレ縞検知手段が検知し、判別手段がモア
レ縞の検知有りと判定して紙葉類が偽券であると判定す
る。他方、紙葉類にラスター模様がない場合にモアレ縞
発生手段がモアレ縞を発生させることがなくモアレ縞検
知手段がモアレ縞を検知することもないため、判別手段
がモアレ縞の検知なしと判定して紙葉類が真券であると
判定する。
【0005】本発明の請求項2記載の紙葉類真偽判別装
置は、請求項1記載のものに関し、前記判別手段は、モ
アレ縞検知手段で検知されたデータを空間周波数分析し
モアレ縞の有無を検知することを特徴としている。これ
により、紙葉類にラスター模様がある場合にモアレ縞発
生手段がモアレ縞を発生させ、この発生させたモアレ縞
をモアレ縞検知手段が検知し、判別手段がモアレ縞検知
手段で検知されたデータを空間周波数分析しモアレ縞の
検知有りと判定して紙葉類が偽券であると判定する。他
方、紙葉類にラスター模様がない場合にモアレ縞発生手
段がモアレ縞を発生させることがなくモアレ縞検知手段
がモアレ縞を検知することもないため、判別手段がモア
レ縞検知手段で検知されたデータを空間周波数分析しモ
アレ縞の検知なしと判定して紙葉類が真券であると判定
する。
【0006】本発明の請求項3記載の紙葉類真偽判別装
置は、請求項1または2記載のものに関し、前記モアレ
縞発生手段を前記光源と搬送されてくる紙葉類との間に
配置したことを特徴としている。これにより、紙葉類に
ラスター模様がある場合に、光源と搬送されてくる紙葉
類との間に配置されたモアレ縞発生手段がモアレ縞を発
生させ、この発生させたモアレ縞をモアレ縞検知手段が
検知し、判別手段がモアレ縞の検知有りと判定して紙葉
類が偽券であると判定する。他方、紙葉類にラスター模
様がない場合に、光源と搬送されてくる紙葉類との間に
配置されたモアレ縞発生手段がモアレ縞を発生させるこ
とがなくモアレ縞検知手段がモアレ縞を検知することも
ないため、判別手段がモアレ縞の検知なしと判定して紙
葉類が真券であると判定する。
【0007】本発明の請求項4記載の紙葉類真偽判別装
置は、請求項1または2記載のものに関し、前記モアレ
縞発生手段を搬送されてくる紙葉類とモアレ縞検知手段
との間に配置したことを特徴としている。これにより、
紙葉類にラスター模様がある場合に、搬送されてくる紙
葉類とモアレ縞検知手段との間に配置されたモアレ縞発
生手段がモアレ縞を発生させ、この発生させたモアレ縞
をモアレ縞検知手段が検知し、判別手段がモアレ縞の検
知有りと判定して紙葉類が偽券であると判定する。他
方、紙葉類にラスター模様がない場合に、搬送されてく
る紙葉類とモアレ縞検知手段との間に配置されたモアレ
縞発生手段がモアレ縞を発生させることがなくモアレ縞
検知手段がモアレ縞を検知することもないため、判別手
段がモアレ縞の検知なしと判定して紙葉類が真券である
と判定する。
【0008】本発明の請求項5記載の紙葉類真偽判別装
置は、請求項1乃至4のいずれか一項記載のものに関
し、前記モアレ縞発生手段は格子が形成され光を透過さ
せる格子板からなることを特徴としている。これによ
り、紙葉類にラスター模様がある場合に、格子が形成さ
れ光を透過させる格子板からなるモアレ縞発生手段がモ
アレ縞を発生させ、この発生させたモアレ縞をモアレ縞
検知手段が検知し、判別手段がモアレ縞の検知有りと判
定して紙葉類が偽券であると判定する。他方、紙葉類に
ラスター模様がない場合に、格子が形成され光を透過さ
せる格子板からなるモアレ縞発生手段がモアレ縞を発生
させることがなくモアレ縞検知手段がモアレ縞を検知す
ることもないため、判別手段がモアレ縞の検知なしと判
定して紙葉類が真券であると判定する。
【0009】本発明の請求項6記載の紙葉類真偽判別装
置は、請求項1乃至5のいずれか一項記載のものに関
し、前記モアレ縞検知手段はエリアセンサからなること
を特徴としている。これにより、紙葉類にラスター模様
がある場合に、モアレ縞発生手段がモアレ縞を発生さ
せ、この発生させたモアレ縞をエリアセンサからなるモ
アレ縞検知手段が検知し、判別手段がモアレ縞の検知有
りと判定して紙葉類が偽券であると判定する。他方、紙
葉類にラスター模様がない場合に、モアレ縞発生手段が
モアレ縞を発生させることがなくエリアセンサからなる
モアレ縞検知手段がモアレ縞を検知することもないた
め、判別手段がモアレ縞の検知なしと判定して紙葉類が
真券であると判定する。
【0010】本発明の請求項7記載の紙葉類真偽判別装
置は、請求項1乃至6のいずれか一項記載のものに関
し、搬送されてくる紙葉類と前記モアレ縞検知手段との
間に、モアレ縞発生手段により発生させたモアレ縞の像
を前記モアレ縞検知手段に導く光学系手段が配置された
ことを特徴としている。これにより、紙葉類にラスター
模様がある場合にモアレ縞発生手段がモアレ縞を発生さ
せ、この発生させたモアレ縞の像を光学系手段がモアレ
縞検知手段に導いてモアレ縞検知手段で検知させ、判別
手段がモアレ縞の検知有りと判定して紙葉類が偽券であ
ると判定する。他方、紙葉類にラスター模様がない場合
にモアレ縞発生手段がモアレ縞を発生させることがなく
モアレ縞検知手段がモアレ縞を検知することもないた
め、判別手段がモアレ縞の検知なしと判定して紙葉類が
真券であると判定する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の紙葉類真偽判別装置の一
の実施の形態を図面を参照して以下に説明する。なお、
この実施の形態では紙葉類として紙幣を用いることとす
る。図1において符号11で示すものは、上側の搬送ベ
ルト11a,11bおよび下側の案内路11cで挟持し
つつ紙幣1をその長さ方向を搬送方向に略直交させて直
線状に搬送する搬送手段であり、紙葉類真偽判別装置1
0は、図1において右側から左側に向かって搬送中にお
いて、搬送ベルト11a,11b間で受け渡される際に
紙幣1を判別可能に配置されている。
【0012】紙葉類真偽判別装置10は、搬送中におい
て搬送ベルト11a,11b間に位置する紙幣1に一側
(この場合上側)から斜め方向に光を照射する光源14
を有しており、紙幣1に対し光源14と同側には、搬送
されてくる紙幣と平行をなすとともに光源14から照射
された光の紙幣1からの反射光を受光するCCDエリア
センサ(モアレ縞検知手段)15が配置されている。ま
た、搬送されてくる紙幣1とCCDエリアセンサ15と
の光路上の間位置には、紙幣1と平行をなして透明な格
子板(モアレ縞発生手段)16が配置されており、格子
板16とCCDエリアセンサ15との光路上の間位置に
は拡大レンズ(光学系手段)17が配置されている。な
お、格子板16を光源14と紙幣1との光路上の間位置
に配置してもよい。
【0013】格子板16は、格子が印刷されたもので、
光源14により光が照射された紙幣1にラスター模様
(カラーコピーあるいはカラープリンタ等のカラー印刷
を行った際に発生する走査線の模様)がある場合にモア
レ縞(2つの周期的な強度分布をもつ模様を重ね合わせ
たとき生じるそれらの交点を結ぶ間隔の粗い模様)を発
生させるものである。すなわち、紙幣1がカラーコピー
等により印刷された偽券である場合、カラーコピーされ
た紙幣1は、RGBもしくはCMYを基本とする3色以
上の色が使用されるが、カラーコピーに使用されている
色のラスター模様によりモアレ縞が発生しないように各
々の色毎に角度が付けられている。このカラーコピーに
使用されている任意の色のラスター模様に格子板16で
格子を重ねてモアレ縞を発生させる。なお、紙幣1が真
券である場合、ラスター模様はないため格子板16で格
子を重ねてもモアレ縞を発生させることはない。
【0014】具体的には、光源14より常に光を照射し
ておき、搬送手段11によりカラーコピーされた紙幣1
が搬送されてくると、光源14より照射した光は紙幣1
により反射され、格子板16を通過する。このとき、紙
幣1に使用されているRGBもしくはCMYの基本の3
色の内、任意の色のラスター模様(例えば図3のa方向
に平行で均一の線)が格子板16に印刷された格子の像
(例えば図3のb方向に平行で均一間隔の線)に重ねら
れる。格子板16と紙幣1は上下方向に離間している
が、紙幣1に光が照射され、紙幣1からの反射光(ラス
ター模様の入った像)が所定間隔の格子が印刷された格
子板16を透過しているので、格子板16上で紙幣1の
ラスター模様と格子板16に印刷された格子の像が重な
る。ラスター模様と格子とが重なることにより、図3に
示すようにモアレ縞(図3のc方向に平行で均一間隔の
線)が発生する。
【0015】拡大レンズ17は、搬送されてくる紙幣1
とCCDエリアセンサ15との間に設けられており、紙
幣1に対し格子板16によりモアレ縞の像が発生させら
れた場合にこの像をCCDエリアセンサ15に拡大しつ
つ導くとともに、紙幣1に対し格子板16によりモアレ
縞の像が発生させられなかった場合にもモアレ縞のない
像をCCDエリアセンサ15に拡大しつつ導くものであ
る。
【0016】CCDエリアセンサ15は、格子板16お
よび拡大レンズ17を通過した光を検知するものであ
り、その結果、格子板16によりモアレ縞の像が発生さ
せられた場合にこのモアレ縞の像を検知し、格子板16
によりモアレ縞の像が発生させられない場合にもモアレ
縞のない像を検知する。
【0017】次に、CCDエリアセンサ15によるモア
レ縞の検知の有無により紙幣1の真偽を判別する紙葉類
真偽判別装置の制御系の構成について図2を参照して以
下に説明する。紙葉類真偽判別装置の制御系は、紙幣1
に光を照射する上記した光源14と、紙幣1からの反射
光を検知する上記したCCDエリアセンサ15と、CC
Dエリアセンサ15により検知されたデータより各位置
における光の強度を検知処理する画像処理部21と、該
画像処理部21により処理されたデータを高速フーリエ
変換するFFTアナライザ22と、このFFTアナライ
ザ22からの出力信号より空間周波数(画像を構成する
周期構造の細かさを表す量で、普通1mmあたりに含ま
れる正弦波状の強度分布をもつ格子模様の周期の数で表
わされる。単位はmm-1)と強度を検知するコンパレー
タ(判別手段)23と、データの記憶を行うRAM24
と、紙幣真偽判別のための基準データが記憶されている
ROM25と、これらを制御するCPU26とを有して
いる。
【0018】次に、この実施の形態の紙葉類真偽判別装
置10の動作について説明する。光源14より常に光を
照射しておき、搬送手段11により紙幣1が搬送されて
くると、光源14より照射した光は紙幣1により反射さ
れ、格子板16を通過する。このように格子板16を通
過することにより格子板16の格子の像が重ねられた反
射光が拡大レンズ17で導かれCCDエリアセンサ15
にて受光される。なお、このとき、紙幣1がカラーコピ
ーされたものでラスター模様を有する場合、上述したよ
うに、このラスター模様と格子板16に印刷された格子
の像が重なりモアレ縞が発生することになる。
【0019】CCDエリアセンサ15で受光された光の
データは画像処理部21に導入され、該画像処理部21
では各位置における光の強度を検知処理する画像処理を
行って、図4に示すような画像濃淡のプロファイルを測
定する。続いて、画像処理部21で画像処理が行われた
データは、FFTアナライザ22に導入され、該FFT
アナライザ22で高速フーリエ変換される。なお、この
とき、紙幣1がカラーコピーされたものでラスター模様
によりモアレ縞が発生していた場合、発生したモアレ縞
の等強度曲線間の距離Tは、図3に示すように、ラスタ
ー模様の縞間隔と格子間隔とが同じ場合、ラスター模様
の縞間隔と格子間隔とを共にdとし、これらの間の角度
をθとすると、T=d/2sin(θ/2)と表され
る。
【0020】FFTアナライザ22により高速フーリエ
変換で図5に示すようなモアレ縞の周期成分を取り出
し、このFFTアナライザ22の出力がコンパレータ2
3に送られる。コンパレータ23では、モアレ縞の濃淡
周期の細かさを示す空間周波数と強度とにより検知した
紙幣1にモアレ縞があるか否かを判定し、モアレ縞があ
る場合は偽券であると判定し、モアレ縞がない場合は真
券であると判定する。
【0021】ここで、真偽判別の方法としては、予め設
定された空間周波数における強度に対し予めしきい値を
設定しておき、該設定空間周波数に対しコンパレータ2
3にて検知された強度の値がしきい値以上である場合に
モアレ縞があって偽券であると判定する。他方、紙幣1
が真券である場合は、ラスター模様がなくモアレ縞を発
生させることがないため、前記設定空間周波数に対しコ
ンパレータ23にて検知された強度の値がしきい値より
小さくなり、この場合にモアレ縞がなく真券であると判
定する。もしくは、予め設定された強度における空間周
波数に対し予めしきい値を設定しておき、該設定強度に
対しコンパレータ23にて検知された空間周波数の値が
しきい値以上の場合にモアレ縞があって偽券であると判
定し、前記設定強度に対しコンパレータ23にて検知さ
れた空間周波数の値がしきい値より小さい場合にモアレ
縞がなく真券であると判定する。なお、コンパレータ2
3で検知した紙幣が偽券であると判定した場合、CPU
26は、この紙葉類真偽判別装置が組み込まれる紙葉類
処理機の動作を停止させる。なお、これに合わせて図示
せぬアラームで報知してもよい。
【0022】以上のように、カラーコピー機の個々の特
性により変化することがなくカラーコピー機で作成され
たものが全て有するラスター模様を利用し、該ラスター
模様からモアレ縞を発生させて紙幣1の真偽を判別する
ため、紙幣1の真偽をより正確に判別することができ
る。
【0023】以上においては、格子板16を一枚のみ使
用して紙幣1がラスター模様を有する場合にモアレ縞を
発生させたが、一枚のみの格子板16では格子板16の
格子とラスター模様とが平行になった場合等にはモアレ
縞が発生しないため、互いに角度の異なる格子が印刷さ
れた複数(例えば二枚)の格子板を使用してもよい。た
だし、この場合、格子板16は複数を同時に重ねて使用
するのではなく、格子板16を一枚ずつ別々に使用して
格子板16の枚数分の検知を繰り返し、一の格子板16
でモアレ縞が発生しなくても他の格子板16でモアレ縞
が発生した場合に、検知した紙幣1が偽券であると判定
し、全格子板16でモアレ縞が発生しなかった場合に、
検知した紙幣が真券であると判定する。このようにすれ
ば、モアレ縞を確実に発生させることができ、真偽をよ
り確実に判別することができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
紙葉類にラスター模様がある場合にモアレ縞発生手段が
モアレ縞を発生させ、この発生させたモアレ縞をモアレ
縞検知手段が検知し、判別手段がモアレ縞の検知有りと
判定して紙葉類が偽券であると判定する。他方、紙葉類
にラスター模様がない場合にモアレ縞発生手段がモアレ
縞を発生させることがなくモアレ縞検知手段がモアレ縞
を検知することもないため、判別手段がモアレ縞の検知
なしと判定して紙葉類が真券であると判定する。このよ
うに、カラーコピー機の個々の特性により変化すること
がなくカラーコピー機で作成されたものが全て有するラ
スター模様を利用し、該ラスター模様からモアレ縞を発
生させて真偽を判別するため、紙葉類の真偽をより正確
に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の紙葉類真偽判別装置の一の実施の形
態を概略的に示す側面図である。
【図2】 本発明の紙葉類真偽判別装置の一の実施の形
態の制御系を示すブロック図である。
【図3】 ラスター模様と格子板に印刷された格子の像
とモアレ縞との関係を示す図である。
【図4】 画像濃淡のプロファイルの測定結果の一例を
示す特性線図である。
【図5】 図4のデータをFFTアナライザにより高速
フーリエ変換しモアレ縞の周期成分を取り出した結果を
示す特性線図である。
【符号の説明】
1 紙幣 10 紙葉類真偽判別装置 14 光源 15 CCDエリアセンサ(モアレ縞検知手段) 16 格子板(モアレ縞発生手段) 17 拡大レンズ(光学系手段) 23 コンパレータ(判別手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくる紙葉類に光を照射する光
    源と、 前記紙葉類にラスター模様がある場合にモアレ縞を発生
    させるモアレ縞発生手段と、 該モアレ縞発生手段により発生させたモアレ縞を検知す
    るモアレ縞検知手段と、 該モアレ縞検知手段によるモアレ縞の検知の有無により
    紙葉類の真偽を判別する判別手段と、を具備する紙葉類
    真偽判別装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、モアレ縞検知手段で検
    知されたデータを空間周波数分析しモアレ縞の有無を検
    知することを特徴とする請求項1記載の紙葉類真偽判別
    装置。
  3. 【請求項3】 前記モアレ縞発生手段を前記光源と搬送
    されてくる紙葉類との間に配置したことを特徴とする請
    求項1または2記載の紙葉類真偽判別装置。
  4. 【請求項4】 前記モアレ縞発生手段を搬送されてくる
    紙葉類とモアレ縞検知手段との間に配置したことを特徴
    とする請求項1または2記載の紙葉類真偽判別装置。
  5. 【請求項5】 前記モアレ縞発生手段は格子が形成され
    光を透過させる格子板からなることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか一項記載の紙葉類真偽判別装置。
  6. 【請求項6】 前記モアレ縞検知手段はエリアセンサか
    らなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項
    記載の紙葉類真偽判別装置。
  7. 【請求項7】 搬送されてくる紙葉類と前記モアレ縞検
    知手段との間に、モアレ縞発生手段により発生させたモ
    アレ縞の像を前記モアレ縞検知手段に導く光学系手段が
    配置されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    一項記載の紙葉類真偽判別装置。
JP9307651A 1997-11-10 1997-11-10 紙葉類真偽判別装置 Pending JPH11144113A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004158010A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Star News Network Co Ltd 図形の真偽識別システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004158010A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Star News Network Co Ltd 図形の真偽識別システム

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