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JPH11141658A - プーリ及びその製造方法 - Google Patents

プーリ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11141658A
JPH11141658A JP30306997A JP30306997A JPH11141658A JP H11141658 A JPH11141658 A JP H11141658A JP 30306997 A JP30306997 A JP 30306997A JP 30306997 A JP30306997 A JP 30306997A JP H11141658 A JPH11141658 A JP H11141658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
boss
hub
sheet metal
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30306997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Takei
健一郎 竹井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyasu Industries Co Ltd
Original Assignee
Maruyasu Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruyasu Industries Co Ltd filed Critical Maruyasu Industries Co Ltd
Priority to JP30306997A priority Critical patent/JPH11141658A/ja
Publication of JPH11141658A publication Critical patent/JPH11141658A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボス部の強度を大きく保った上でプーリの軽
量化かつ低コスト化を図る。 【解決手段】 中心部に貫通孔11を有する環状の板金
を中心軸回りに回転させた状態で、同板金の表面の径方
向所定位置から中心に向かってローラを押しつけながら
移動させることにより同表面部の肉を中央部に寄せて肉
盛りする。これにより、ボス部13及びウェブ部14か
らなるハブ10を板金から成形するとともに、貫通孔1
1の外側にボス底部13aを残した状態で、ボス底部1
3aの外側にハブ10の側面に対して垂直に起立させた
円筒状突起部13bが形成される。このようなプーリに
おいては、ボス底部13aをクランク軸の端面に当接さ
せるとともにボルトを貫通孔11を介してクランク軸の
端面に進入させて、クランク軸の端面とボルトとの間に
ボス部13aを挟んでクランク軸の端部に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸に組み付け
られて回転力を伝達するプーリ及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、軽量化、コストダウンのために、
この種のプーリのハブを板金で構成するようにすること
が試みられてきている。この場合、ハブの中央部にてハ
ブ側面に対して垂直に起立されて回転軸にプーリを固定
するための円筒状のボス部は、プレス加工により形成さ
れるのが通常であった。(例えば特開平8−26716
2号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボス部をプレ
ス加工によって形成すると、プレス加工による減肉のた
めにボス部の肉厚が薄くなり、ボス部の強度が低下する
という問題があった。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記問題に対処するためになさ
れたもので、その目的は、ボス部の強度を大きく保つこ
とができるとともに軽量かつ低コストのプーリ及びその
製造方法を提供することにある。
【0005】本発明の特徴は、ハブを板金で構成したプ
ーリにおいて、ハブ一側面の肉を中央部に寄せて肉盛り
し、同肉盛りによって回転軸に固定されるボス部をハブ
中央部に形成してなることにある。そして、このような
プーリを製造するには、中心部に貫通孔を有する環状の
板金を中心軸回りに回転させた状態で、同板金の表面の
径方向所定位置から中心に向かってローラを押しつけな
がら移動させることにより同表面部の肉を中央部に寄せ
て肉盛りし、同肉盛りによって前記貫通孔の外側に回転
軸に固定されるボス部を形成するようにするとよい。
【0006】これによれば、ボス部はハブ一側面(環状
の板金の表面部)の肉を寄せて成形されるために、ボス
部の減肉を避けることができるとともに、ハブの金属組
織に径方向に一連の流れをもたせることができ、ボス部
を含むハブの強度を大きくすることができる。また、ハ
ブの強度を増加させる前記肉寄せがプーリの軽量化をも
たらすハブの薄肉化を実現することになるとともに、前
記大きな強度のために必要に応じてハブに打ち抜き窓を
設けたりすることもできるので、必要な強度を保ったう
えでプーリを軽量に構成できる。
【0007】また、前記のようなボス部は、具体的に
は、その中心に設けた貫通孔の外側に設けられてハブ側
面に平行な所定幅の環状面を有するボス底部と、前記ボ
ス底部の外側に前記肉盛りによってハブ側面に対して垂
直に起立させた円筒状突起部とで構成される。そして、
このようなボス部の形成においては、環状の板金の貫通
孔の内周から径方向外側に同板金表面と平行に保った所
定幅の環状面を残して、同環状面の外側に前記肉盛りに
よって前記板金表面に対して垂直に円筒状突起部を形成
し、前記環状面を前記ボス底部とするとよい。
【0008】このようなプーリの製造方法によれば、貫
通孔の周囲に環状面を有するボス底部を容易に形成する
ことができるとともに、このボス底部の形成により、同
ボス底部を回転軸の端面に当接させてボルトなどによる
締め付けにより、プーリを回転軸に容易に固定すること
ができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は、同実施形態に係り、車両の
エンジンからクランク軸を介してエアコンディショナ用
コンプレッサ、パワーステアリング用ポンプ、ウォータ
ポンプなどに回転力を伝達するためのプーリの正面図で
ある。図2は、同プーリをA−A線に沿って見た断面図
である。
【0010】このプーリは、中心部に貫通孔11を有し
板金で環状に形成されたハブ10と、同ハブ10に一体
的に板金で形成されて同ハブ10の全円周端から垂直に
起立した環状のリム20とを備えている。ハブ10の径
方向中間位置には段差12が設けられており、同段差1
2の内側の環状部分をボス部13とし、同段差12の外
側の環状部分をウェブ部14としている。
【0011】ボス部13は、貫通孔11の外側にウェブ
部14の表面(ハブ10の側面)に平行な所定幅の環状
面からなるボス底部13aと、ボス底部13aの外側に
同ボス底部13aに対して垂直にリム20の延設方向側
に起立した円筒状突起部13bとを有している。また、
ボス底部13aには、周方向の所定位置に小さな径の位
置決め孔13cが貫通して形成されている。
【0012】ウェブ部14は、図3に拡大して示してあ
るように、リム20の近傍位置から径方向内側に向かう
に従って肉厚が若干量ΔT(例えば、もとの板金の板厚
5.00mmの17%に相当する0.85mm程度)だけ徐々に薄くな
るように成形されるとともに、周方向に沿って複数の打
ち抜き窓14aが設けられている。また、ウェブ部14
のリム20近傍には周方向の適宜位置にてプーリ全体の
バランス調整のために一つもしくは複数の有底の小穴1
4bが適宜形成される。
【0013】リム20の外周面上には、緩衝材としての
ゴムなどの環状弾性体30が組み付けられている。環状
弾性体30の外周面上には、環状に形成したイナーシャ
マス40が組み付けられている。イナーシャマス40の
外周面上には、2本のベルトを掛けるための2系列のベ
ルト係合部41,42が設けられ、各係合部41,42
には複数のV溝がそれぞれ設けられている。また、イナ
ーシャマス40の一側端の周方向所定位置には位置決め
用の切欠き43が形成されている。
【0014】上記のように構成したプーリを実際に組み
付けた例を説明すると、図4は同プーリを回転軸として
のクランク軸51に組み付けた状態を部分破断図により
示している。クランク軸51には、その端面から軸方向
に雌ねじ孔51aが形成されているとともに、同端面の
雌ねじ孔51aの外側には位置決め用のピン孔51bが
設けられている。なお、クランク軸51の外径は、ボス
部13の円筒状突起部13bの内径に等しい。まず、ピ
ン孔51bにピン52を刺した状態で、クランク軸51
の軸心とプーリの中心位置が一致するとともにボス部1
3の位置決め孔13cにピン52が進入できる位置にプ
ーリを位置決めし、クランク軸51の端面がボス部13
のボス底部13aに当接するまで、同クランク軸51の
端部をボス部13の円筒状突起部13b内に押し込む。
そして、ワッシャ付きボルト53を貫通孔11を介して
クランク軸51の雌ねじ孔51aに進入させるととも
に、同ボルト53の雄ねじ部53aを同クランク軸51
の雌ねじ孔51aに螺合させ、ワッシャ付きボルト53
のワッシャ53bとクランク軸51の端面との間にボス
底部13aを挟み込んでプーリをクランク軸51に固定
する。
【0015】次に、上記のような構成のプーリの製造方
法について説明しておく。まず、プレス加工により、中
心に貫通孔11を有する環状の板金10Aを成形する。
【0016】この成形された板金10Aを、図5(A)に
示すように、スピニング加工機60に組み込まれて上部
を円柱状に形成されたメインスピンドル側金型61上に
載せる。メインスピンドル側金型61の中央部には前述
した貫通孔11と同径の穴61aが設けられているとと
もに、同金型61の径方向所定位置には環状の段部61
bが設けられていて、同段部61bを境に外側上面は内
側上面より若干低くなっている。この状態で、ラム側金
型62を下降させて、板金10Aをメインスピンドル側
金型61の上面に押えつける。ラム側金型62の下部は
2段の段付き円柱状に形成されていて、1段目及び2段
目の平坦に形成された第1及び第2環状部62a,62
bの各径方向幅は前記プーリのボス部13の円筒状突起
部13b及びボス底部13aの径方向幅にそれぞれ等し
く、先端部の円柱状突起部62cの径は前記プーリの貫
通孔11の径にほぼ等しい。前記ラム側金型62による
押さえつけにおいては、円柱状突起部62cを貫通孔1
1を貫通してメインスピンドル側金型61の穴61a内
に進入させ、第2環状部62bを板金10Aに当接させ
る。この後、板金10Aの周縁部をワーク押さえ63で
メインスピンドル側金型61に固定する。
【0017】この状態で、メインスピンドル側金型61
を軸心L1回りに回転させると、同金型61とともに板
金10A、ラム側金型62及びワーク押さえ63も一体
的に回転する。この状態で、ローラ64の下部先端を板
金10Aの表面上の径方向所定位置(メインスピンドル
側金型61の段部61bより外側位置)に当接させた
後、ゆっくりと径方向内側に移動させる。ローラ64
は、断面台形状の円盤型に形成されていて中心軸L2回
りに回転可能に組み付けられているもので、前記径方向
内側への移動中、その側面64aは常にメインスピンド
ル側金型61の上面に対して垂直かつラム側金型62の
外側面に平行に保たれる。前記板金10Aに対する当接
及び内側方向への移動により、ローラ64は、回転しな
がら、板金10Aの表面部の肉を内側に徐々に寄せて板
金10Aの表面上の中央部に肉盛りしていく(図5(B)
参照)。
【0018】このローラ64の径方向の移動についてを
厳密に述べると、板金10Aの当接時点から段部61b
の若干外側位置までは前記内側への移動と同時にローラ
64をわずかずつ下方へ移動させる。その後、ローラ6
4を段部61bに沿って斜め上方に移動し、段部61b
を通過後水平に移動させる。このようなローラ64の移
動により、前記肉盛りと同時に板金10Aはメインスピ
ンドル側金型61の上面に押し付けられるので、プーリ
のウェブ部14及び段差12が形成され、特にウェブ部
14が内側に向かうに従って若干薄肉に形成される。
【0019】そして、ローラ64の側面64aがラム側
金型62の第1段部62aの上方の外側面に当接する位
置に達した時点で、同ローラ64の径方向の移動を止め
て、上下に往復動させる(図5(C)参照)。これによ
り、前記ローラ64の移動によって寄せられた肉によ
り、第1段部62aと第2段部62bの間に位置するラ
ム側金型62の外周面上に板金10Aの表面に対して垂
直に起立した円筒状突起が形成される。この円筒状突起
がプーリの円筒状突起部13bに対応するもので、同突
起の内側には第2段目の環状部62bとメインスピンド
ル側金型61の上面との間に挟まれた板金10Aの環状
部分がそのまま残されてプーリのボス底部13aとな
り、これらによりプーリのボス部13が形成される。
【0020】次に、板金10Aの周縁部にリム20を形
成する行程について説明する。前述のようにしてハブ1
0を形成した板金10Aをスピニング加工機60から取
り外した後、図6に示すような前記とは異なるメインス
ピンドル側金型65及びラム側金型66を前記スピニン
グ加工機60にセットして前記取り外した板金10Aを
同加工機60に再度載置するか、前記金型65,66の
セットされた別のスピニング加工機60に前記取り外し
た板金10Aを載置する。
【0021】メインスピンドル側金型65は、円筒状に
形成されてその上端面周縁にて水平な環状部65aを残
して円錐台状の窪み65bを有し、同窪み65bにはエ
ジェクタロッド67が挿入されている。エジェクタロッ
ド67は、下部にて円柱状に形成されているとともに上
部を円錐台状に形成されており、その上端面には板金1
0A上に形成した円筒状突起部13b及びラム側金型6
6の中心位置にて下方に突出した円柱状突起66aが進
入する凹部67a,67bがそれぞれ形成されている。
前記板金10Aの載置においては、円筒状突起部13b
を凹部67a内に進入させるとともに、板金10A上に
形成したウェブ部14の周縁部を環状部65a上に支持
させる。その後、ラム側金型66を下降させて、その円
柱状突起66aを貫通孔11を介して凹部67b内に進
入させて、ラム側金型66により板金10Aをメインス
ピンドル側金型65上に押しつける。ラム側金型66の
下面は、前述の行程で作成されたハブ10の裏面の形状
に成形されている。
【0022】この状態でメインスピンドル側金型65を
回転させることにより、ラム側金型66,エジェクタロ
ッド67及び板金10Aを軸線L3回りに回転させる。
そして、円筒状の曲げローラ68Aをメインスピンドル
側金型65の外側に張り出している板金10Aの周縁部
に当接させ、ゆっくりと内側に移動させる。ローラ68
Aの外側面68aの軸線方向中央位置には円弧状の溝が
全周にわたって形成されており、軸線L4回りに回転し
ながら板金10Aの周縁部を押圧するので、同周縁部は
外側に凸な円弧状に下方に曲げられる(図6(A)参
照)。
【0023】次に、この曲げローラ68Aに代えて押し
ローラ68Bを用いて、同ローラ68Bを前記曲げ加工
を施した板金10Aの周縁部に外側から内側に向けて押
し当てる。この押しローラ68Bの外側面68bは、両
端から直線的になだらかな傾斜で中央を突出させてい
る。この行程により、前記曲げられた板金10Aの周縁
部は垂直下方に変形されるとともに増肉される(図6
(B)参照)。
【0024】次に、この押しローラ68Bに代えて成形
ローラ68Cを用いて、同ローラ68Cを前記曲げ加工
を施した板金10Aの周縁部に外側から内側に向けて押
し当てる。この成形ローラ68Cの外側面68cは、一
端部に段差が設けられており、同段差の下側部分はプー
リのリム20の外周面の形状に成形されており、またメ
インスピンドル側金型65の上端部外周面はプーリのリ
ム20の内周面の形状に成形されている。したがって、
この行程により、板金10Aの周縁部がプーリのリム2
0に加工され、ハブ10及びリム20からなるプーリ本
体が成形される。
【0025】そして、この成形されたプーリ本体のウェ
ブ部14にプレス機を用いて周方向に沿って扇型の複数
の打ち抜き窓14aを形成するとともに、ボス底部13
aの所定位置に位置決め用のピン穴13cを形成する。
その後、このプーリ本体と別途用意されたイナーシャマ
ス40とを同軸的に配置して、リム20とイナーシャマ
ス40との環状の隙間に環状弾性体30を圧入固定す
る。この環状弾性体30の圧入後に、プーリのバランス
測定を行い、ウェブ部14の周縁部の適宜箇所に一つ又
は複数の有底の小穴14bを形成してプーリ全体のバラ
ンスを調整し、プーリが完成する。
【0026】上記説明からも理解できるとおり、上記実
施形態によれば、ボス部13はハブ10の一側面(板金
10Aの表面部)の肉を寄せて成形されるために、ボス
部13の減肉を避けることができるとともに、ハブ10
の金属組織に径方向の一連の流れをもたせることがで
き、ボス部13を含むハブ10全体の強度を大きくする
ことができる。また、ハブ10の強度を増加させる前記
肉寄せがプーリの軽量化をもたらすウェブ部14の薄肉
化を実現することになるとともに、前記大きな強度のた
めにウェブ部14に打ち抜き窓14aを設けることもで
きるので、必要な強度を保ったうえでプーリを軽量に構
成できる。また、ボス部13はボス底部13aと円筒状
突起部13bで構成され、クランク軸51の端面をボス
底部13aに当接させるとともにワッシャ付きボルト5
3を貫通孔11を介してクランク軸51の端面から軸方
向に進入させて螺合させるとともに締め付け、クランク
軸51の端面とワッシャ付きボルト53との間にボス底
部13aを挟み込むようにしたので、プーリはクランク
軸51の端部に簡単かつ堅固に組み付けられる。さら
に、このプーリの固定のために利用されるボス底部13
aは、前述した板金10Aからプーリ本体を製造する方
法において、前述したハブ10(ウェブ部14)の一側
面の肉を寄せて円筒状突起部13bを形成するスピニン
グ加工により容易に実現されるものである。
【0027】なお、上記実施形態においては、リム20
の外周面上に環状弾性体30及びイナーシャマス40を
組み付けてプーリを構成するようにしたが、これらの環
状弾性体30及びイナーシャマス40が不要な場合に
は、リム30の外周面上にベルト係合部を直接設けるよ
うにしてプーリを構成してもよい。
【0028】また、上記実施形態においては、本発明を
車両のクランク軸51に固定するためのプーリに適用し
た例について説明したが、本発明は、車両の他の部分に
用いるためのプーリに適用したり、車両以外の種々の機
械装置に用いるためのプーリにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るプーリの正面図で
ある。
【図2】 前記プーリをA−A線に沿って見た断面図で
ある。
【図3】 図2のB部を拡大した断面図である。
【図4】 前記プーリのクランク軸に対する組み付け状
態を説明するための部分破断図である。
【図5】 (A)〜(C)は前記プーリのボス部の製造工程
を説明するための概略図である。
【図6】 (A)〜(C)は前記プーリのリムの製造工程を
説明するための概略図である。
【符号の説明】
10A…板金、10…ハブ、11…貫通孔、12…段
差、13…ボス部、13a…ボス底部、13b…円筒状
突起部、14…ウェブ部、14a…打ち抜き窓、20…
リム、30…環状弾性体、40…イナーシャマス、51
…クランク軸、53…ワッシャ付きボルト、60…スピ
ニング加工機、61,65…メインスピンドル側金型、
62,66…ラム側金型、63…ワーク押さえ、64,
68A,68B,68C…ローラ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブを板金で構成したプーリにおいて、ハ
    ブ一側面の肉を中央部に寄せて肉盛りし、同肉盛りによ
    って回転軸に固定されるボス部をハブ中央部に形成して
    なることを特徴とするプーリ。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載のボス部を、その中心
    に設けた貫通孔の外側に設けられてハブ側面に平行な所
    定幅の環状面を有するボス底部と、前記ボス底部の外側
    に前記肉盛りによってハブ側面に対して垂直に起立させ
    た円筒状突起部とで構成したことを特徴とするプーリ。
  3. 【請求項3】ハブを板金で構成したプーリの製造方法に
    おいて、中心部に貫通孔を有する環状の板金を中心軸回
    りに回転させた状態で、同板金の表面の径方向所定位置
    から中心に向かってローラを押しつけながら移動させる
    ことにより同表面部の肉を中央部に寄せて肉盛りし、同
    肉盛りによって前記貫通孔の外側に回転軸に固定される
    ボス部を形成するようにしたことを特徴とするプーリの
    製造方法。
  4. 【請求項4】前記請求項3に記載のプーリの製造方法に
    おいて、前記貫通孔の内周から径方向外側に前記板金表
    面と平行に保った所定幅の環状面を残して、同環状面の
    外側に前記肉盛りによって前記板金表面に対して垂直に
    円筒状突起部を形成し、前記環状面をボス底部として同
    ボス底部と前記円筒状突起部とにより前記ボス部を形成
    するようにしたことを特徴とするプーリの製造方法。
JP30306997A 1997-11-05 1997-11-05 プーリ及びその製造方法 Pending JPH11141658A (ja)

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JP (1) JPH11141658A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019536A (ja) * 2001-07-02 2003-01-21 Nihon Isued Corp 金属製円板における軸受ボスの成形方法
JP2003225728A (ja) * 2002-01-31 2003-08-12 Kanemitsu:Kk ボス部を有する板金製回転部材のスプラインとキー溝の形成方法
EP1356878A3 (en) * 2002-04-25 2005-10-19 Halla Climate Control Corporation Method and device for forming pulley
KR100963932B1 (ko) * 2008-08-05 2010-06-17 학교법인 두원학원 압축기용 클러치리스 풀리-허브 조립체

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