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JPH11139922A - ゲル状カラミンローション - Google Patents

ゲル状カラミンローション

Info

Publication number
JPH11139922A
JPH11139922A JP30579397A JP30579397A JPH11139922A JP H11139922 A JPH11139922 A JP H11139922A JP 30579397 A JP30579397 A JP 30579397A JP 30579397 A JP30579397 A JP 30579397A JP H11139922 A JPH11139922 A JP H11139922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
calamine lotion
component
montmorillonite
inorganic powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP30579397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Naito
昌勝 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MERVEILLE KK
Original Assignee
MERVEILLE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MERVEILLE KK filed Critical MERVEILLE KK
Priority to JP30579397A priority Critical patent/JPH11139922A/ja
Publication of JPH11139922A publication Critical patent/JPH11139922A/ja
Ceased legal-status Critical Current

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲル状カラミンローションを提供する。 【解決手段】 ケイ酸ナトリウム・マグネシウムを主成
分とするモンモリロナイト系無機粉末を含むことを特徴
とするゲル状カラミンローション。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲル状カラミンロー
ションの技術分野に属する。より詳しくは、ケイ酸ナト
リウム・マグネシウムを主成分とするモンモリロナイト
系無機粉末を配合することにより粘度を高めたゲル状カ
ラミンローションの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、日焼けした肌のほてりや炎症を抑えるためにカラ
ミンローションが使用されている。しかしながらカラミ
ンローションは液状であったため、塗布しても垂れ流れ
たりするなどして、好ましくない部位へ付着したり所望
する部位へ塗布できないこともあった。
【0003】かかる問題点を解消するべく、カラミンロ
ーションをゲル化することが考えられた。しかしなが
ら、通常水溶媒系の液体をゲル化するのにはカルボキシ
ビニルポリマー、アルギン酸ナトリウムおよびポリビニ
ルアルコールなどが使われるが、カラミンローションの
ばあい、成分として含まれる酸化亜鉛中の遊離多価金属
イオンにより、これらのゲル化剤では、ゲルネットワー
クが乱れ、液状化を招き、良好なゲル状のカラミンロー
ションがえられなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこでゲル化剤として、
ケイ酸ナトリウム・マグネシウムを主成分とするモンモ
リロナイト系無機粉末をカラミンローションに配合した
ばあい、驚くべきことに均一なゲル状のカラミンローシ
ョンがえられた。
【0005】すなわち本発明は、ケイ酸ナトリウム・マ
グネシウムを主成分とするモンモリロナイト系無機粉末
を含むことを特徴とするゲル状カラミンローション、お
よびケイ酸ナトリウム・マグネシウムを主成分とするモ
ンモリロナイト系無機粉末が[Mg16/3Li2/3Si8
20(OH)4]Na 2/3の組成式を有するものである前
記ゲル状カラミンローションに関する。
【0006】本発明のゲル状カラミンローションは、日
光皮膚炎、日焼けなどの発赤・腫脹・ほてり感などの改
善に使用するもので、緩和な収斂作用と炎症保護作用を
有し、乾燥、冷却、保護の機能を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いる、ケイ酸ナトリウ
ム・マグネシウムを主成分とするモンモリロナイト系無
機粉末(以下、モンモリロナイト系無機粉末という)
は、天然ヘクトライトに類似した構造を有する高純度合
成物質である。ヘクトライトは、天然クレー鉱物に属
し、結晶三重構造で膨脹格子を有する無制限層膨脹型ト
リオクタヘドラルに属する鉱物である。
【0008】モンモリロナイトは、シリカ、アルミナ、
少量のマグネシウムを主成分とする層状構造の粘度鉱物
で、Mg0.67Al3.33Si820(OH)40.67・mH
2Oの構造をもつ高い陽イオン交換能および高い水和力
をもった無機コロイド粒子である。
【0009】前記モンモリロナイト系無機粉末は、微小
円板状の一次粒子からなる凝集体である。Mg++が荷
数の少ないLiで置換されているために、完全に解離
したときの一次粒子の荷電が不足し、その不足した荷電
を補うためのNaカチオンが一次粒子の円板の表面上
下に存在している。このことにより一次粒子は層状に重
なって凝集体となっている。
【0010】これを水に懸濁させると、凝集している一
次粒子の層と層とのあいだに水が侵入し、Naが水和
することにより一次粒子の層間が広がる。するとNa
が板面から解離するため、一次粒子は負に帯電し、相互
に反発しあって水中に分散する。さらに、この一次粒子
の平板の面の部分が負に帯電しているので、分子構造上
端の部分は正に帯電し、面の部分と端の部分は吸引しあ
って水中で構造体を形成する。こうして水分散液が粘度
を有するゲル状のものとなる。
【0011】したがって微小円板状の粒子が水中で帯電
しているため、たとえ酸化亜鉛が存在していても好適に
ゲル化することができるのである。
【0012】前記したモンモリロナイト系無機粉末の性
質により、水分散液は水平方向の応力に強く、垂直方向
の応力に弱いものとなる。
【0013】また、このモンモリロナイト系無機粉末の
水分散液は無色透明であるので、本発明のゲル状カラミ
ンローションは普通のカラミンローションの色(白色〜
淡紅色)を呈しており、モンモリロナイト系無機粉末に
より色が異なることはない。
【0014】前記モンモリロナイト系無機粉末において
は、主成分としてケイ酸ナトリウム・マグネシウムを8
2.5〜91.1%含有しており、そのほかに、リチュ
ウム0.8〜1.4%、フッ素0〜5.6%を含有して
いる。
【0015】前記モンモリロナイト系無機粉末の粒子
は、好ましくは直径20〜40nm、厚さ1nmの微小
円板状の粒子で、より好ましくは、直径は20〜30n
mである。
【0016】本発明に用いる前記モンモリロナイト系無
機粉末の例としては、[Mg16/3Li2/3Si820(O
H)4]Na 2/3の組成式を有するものなどがあげられ
る。
【0017】前記[Mg16/3Li2/3Si820(OH)
4]Na 2/3の組成式を有するものの具体例としては、
たとえばラポナイトRD、ラポナイトRDS、ラポナイ
トXLGおよびラポナイトXLS(いずれも商品名、製
造元:ラポルテ・インダストリーズ・リミテッド(Lapo
rte Industries Ltd.)社(英国)、販売元:日本シリ
カ工業(株))などがあげられる。また、前記組成式中
のOHの一部がFで置換されたものも同様に本発明のゲ
ル状カラミンローションの製造に用いることができる。
これらの具体例としては、ラポナイトBおよびラポナイ
トS(いずれも商品名、製造元:ラポルテ・インダスト
リーズ・リミテッド社(英国)、販売元:日本シリカ工
業(株))などがあげられる。前記ラポナイトのそれぞ
れの物性は表1に示すとおりである。なおラポナイト
(LAPONITE)はラポルテ・インダストリーズ・リミテッ
ド社の登録商標である。
【0018】
【表1】
【0019】前記モンモリロナイト系無機粉末は、えら
れるゲル状カラミンローション全量の0.5〜10%
(重量%、以下同様)、好ましくは2〜5%で配合され
る。配合量が前記範囲より少ないばあい、ゲル上に遊離
水が多くなり、分離したように見えることから、商品価
値的に好ましくなく、前記範囲より多いばあい、できた
製品は軟膏状の固いゲルとなり、使用上好ましくない。
【0020】前記モンモリロナイト系無機粉末の溶媒
は、好ましくは水であり、有機溶剤を含有する水であっ
てもよいが、前記モンモリロナイト系無機粉末の分散が
さまたげられるので、有機溶剤の含有率は少ない方がよ
い。
【0021】本発明のゲル状カラミンローションの製造
に用いる水は、本発明の使用目的が医薬品、医薬部外品
および化粧品であることから、塩類やイオンなどの不純
物を含まない精製水が好ましい。
【0022】カラミンとは少量の酸化第二鉄Fe23
含む酸化亜鉛の粉末である。本発明ではそれぞれ所望す
る量の酸化第二鉄および酸化亜鉛を添加すればよい。酸
化第二鉄はゲル状カラミンローションの0.01〜1.
0%、酸化亜鉛は0.5〜10.0%、より好ましくは
0.5〜7.0%配合する。酸化亜鉛の配合量が多いほ
ど、えられるゲル状カラミンローションの収斂効果は高
くなる。本発明に用いられる酸化第二鉄の平均粒子径は
2〜5μm、酸化亜鉛の平均粒子径は1〜5μmが好ま
しい。
【0023】さらに本発明のゲル状カラミンローション
には、カンフルが、えられるゲル状カラミンローション
の全量の0.01〜0.15%で配合される。配合量が
多いほど、収斂効果は高くなる。
【0024】本発明のゲル状カラミンローションには、
前記酸化亜鉛、酸化第二鉄、カンフルのほかにも、従来
のカラミンローションに配合されうる成分が配合され
る。たとえば、エタノールおよびイソプロパノールなど
の清涼感剤;グリセリン、プロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリ
ウムおよびポリエチレングリコールなどの保湿剤;カオ
リン、タルク、ベントナイトおよびマイカなどの体質顔
料;カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、ト
ラガントガム、ペクチン、アルギン酸塩およびヒアルロ
ン酸ナトリウムなどの増粘剤;香木、香油、天然香料、
合成香料および調合香料などの香料;タール色素、染
料、顔料および天然色素などの色素;および柔軟剤・エ
モリエント剤(エステル油、高級アルコールなど)、角
質軟化剤(炭酸カリウム、水酸化カリウムなど)、可溶
化剤(ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどのHL
Bの高い界面活性剤など)、防腐剤・殺菌剤(パラベ
ン、フェノキシエタノールなど)、褪色防止剤(金属イ
オン封鎖剤、紫外線吸収剤など)、緩衝剤(クエン酸
塩、リン酸塩など)、栄養剤(ビタミン、アミノ酸など
およびその誘導体)などが配合される。これら各成分の
配合量は通常カラミンローションに配合される量でよ
い。
【0025】さらに、薬草エキス、消炎剤などの薬剤を
本発明のゲル状カラミンローションに配合することもで
きる。
【0026】つぎに本発明のゲル状カラミンローション
の製造法について一例をあげて説明する。
【0027】まずモンモリロナイト系無機粉末を、20
〜50℃で1000〜8000rpmの剪断力下にて全
体の55〜85%の水に分散させる。分散に用いる機器
としては、ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、ホ
モミキサーおよびサンドミルなどがあげられる。モンモ
リロナイト系無機粉末は、大量の水を前記分散機で高速
撹拌しながらできるだけダマを作らないように少量ずつ
加え、均一なスラリーとする。えられた分散液に、カン
フルおよびエタノール溶解性薬剤をエタノールに溶解し
たものを加え、よく撹拌する。
【0028】残りの水にグリセリン、増粘剤および水溶
性薬剤を溶解させ、この水溶液に酸化第二鉄、酸化亜
鉛、カオリンを20〜50℃で1000〜8000rp
mの剪断力の条件下で均一に分散させる。えられた水分
散液を約20メッシュの濾布やステンレスメッシュで濾
過する。えられた濾液を前記溶液に加えて混合し、必要
に応じて香料や色素を加える。
【0029】また、要すれば、クエン酸、酒石酸、酢
酸、リンゴ酸などの有機酸や塩酸や硫酸などの無機酸な
どのpH調整剤を用いてカラミンローションのpHを
6.0〜8.0に調整してもよい。
【0030】また、本発明のゲル状カラミンローション
は、従来のカラミンローションに前記モンモリロナイト
系無機粉末を前記した量で添加し、1000〜8000
rpmの剪断力で撹拌分散することによって製造するこ
ともできる。
【0031】えられた本発明のゲル状カラミンローショ
ンは、つぎのような特性を有する。
【0032】新版高分子辞典(高分子学会編)でゲル
は、あらゆる溶媒に不溶の三次元網目構造を持つ高分子
およびその膨潤体と定義され、ゲルの形態の多様性は、
線状あるいは分岐高分子を良溶媒中に入れると次第に溶
媒を吸収して膨潤し、ついには個々の高分子が完全に溶
媒中に分散した溶液状態に達するのに対し、三次元網目
構造を持つ架橋高分子では、溶媒との相互作用によって
ある程度までは膨潤するものの、架橋構造を持つため
に、有限の膨潤性を示す。多量の溶媒を吸収した膨潤ゲ
ルは固体と液体の中間の物質形態であり、その化学組成
や種々の要因によって粘性の液体からかなり硬い固体に
まで変化する。
【0033】一般の医薬品、医薬部外品および化粧品に
使用されるゲル化剤は非常に限定される。これらのゲル
化剤は鉄、銅、亜鉛、カルシウムのような多価の金属イ
オンが溶媒中に多く存在すると、ゲル化剤が分子内に橋
架け構造を持つ、ミクロゲルが生じる。ミクロゲルの生
じた高分子は少量の溶媒しか吸収できず、このような液
は結果的にゾル状の性状を示し、液状化が生じる。
【0034】カラミンローションの主剤は酸化亜鉛と酸
化鉄であり、溶液中に遊離亜鉛および鉄を含むので、通
常のゲル化剤では、ミクロゲルが生じ、製品が液状化を
示し、結果的にゲル状を示さない。
【0035】モンモリロナイト系無機粉末を水中に分散
させると、置換可能なナトリウムイオンが水和されて水
中に拡散し、粒子プレート面が負に帯電する。このこと
により粒子間の反発が起こって一次粒子に分散し透明な
コロイドとなる。このとき粒子プレートの端部はこれら
小板の持つ陽イオン吸着特性により、正電荷を帯びる。
モンモリロナイト系無機粉末の濃度が増加すると、表面
負電荷は溶液中のイオンとの会合が増すため、負電荷が
弱くなる。そのことによって反発が弱まり、小板粒子が
互いに近づける状態となって表面負帯電部分と端部正帯
電部分が吸引されて連続した結合となり、カードハウス
を形成し、ゲル状態となる。
【0036】モンモリロナイト系無機粉末の電気的結合
状態でゲル化が生じるので、溶媒中にイオンが存在して
も、本剤はゲルを呈する。一方、通常の有機系ゲル化剤
は溶媒中のミクロゲル化が生じ、製品の液状化(ゾル
化)を示す。したがって、モンモリロナイト系無機粉末
を用いることにより、ゲル状カラミンローションを作り
えたのである。
【0037】本発明のゲル状カラミンローションのpH
は6.0〜8.0である。
【0038】温度によってこのゲルはあまり、状態に変
化を受けない。
【0039】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、以下に示す%はすべて重量%のことである。
【0040】 実施例1 [A成分] (重量部) ラポナイトXLG(直径20〜30nm、厚さ1nm) 3.0 精製水 60.0 [B成分] dl−カンフル 0.1 エタノール 14.0 [C成分] グリセリン 4.3 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 3.5 1%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 1.0 アロエ抽出液 1.0 精製水 適量 [D成分] 酸化第二鉄(平均粒子径2〜5μm) 0.01 酸化亜鉛(平均粒子径1〜5μm) 5.0 カオリン 1.0 [E成分] 10%クエン酸水溶液 適量 (合計 100) (製造法)A成分を分散機ホモミキサーMARKII
((株)特殊機械工業製)を用いて40℃で6000r
pmで撹拌し、均一に分散させた。この分散液にB成分
からなる溶液を加え、同じホモミキサーで同一条件下で
撹拌混合した(F成分)。
【0041】C成分を撹拌溶解させ、この溶液をD成分
に加え、前記ホモミキサーを用いて40℃、6000r
pmで均一に分散させた。えられた分散液をステンレス
製メッシュ(20メッシュ)で濾過したのち、濾液を前
記F成分に加えてよく混合した。さらにE成分を加えて
pHを7.2に調整することにより淡紅色の本発明のゲ
ル状カラミンローションをえた。皮膚に塗布しても異常
はなかった。
【0042】えられたカラミンローションのゲルの物性
は、通常の架橋構造でなく、電気的ゲルを形成するの
で、応力に対しては粘着性を示さず水のような流動性を
示すが、静置すると流動性のないゲルを形成する。
【0043】 実施例2 [A成分] (重量部) ラポナイトXLG 1.5 ラポナイトXLS 1.5 精製水 60.0 [B成分] dl−カンフル 0.1 エタノール 14.0 [C成分] グリセリン 4.3 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 3.5 1%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 1.0 アロエ抽出液 1.0 精製水 適量 [D成分] 酸化第二鉄(平均粒子径2〜5μm) 0.01 酸化亜鉛(平均粒子径1〜5μm) 5.0 カオリン 1.0 [E成分] 10%クエン酸水溶液 適量 (合計 100) (製造法)A成分を分散機ホモミキサーMARKII
((株)特殊機械工業製)を用いて40℃で6000r
pmで撹拌し、均一に分散させた。この分散液にB成分
からなる溶液を加え、同じホモミキサーで同一条件下で
撹拌混合した(F成分)。
【0044】C成分を撹拌溶解させ、この溶液をD成分
に加え、前記ホモミキサーを用いて40℃、6000r
pmで均一に分散させた。えられた分散液をステンレス
製メッシュ(20メッシュ)で濾過したのち、濾液を前
記F成分に加えてよく混合した。さらにE成分を加えて
pHを7.2に調整することにより淡紅色の本発明のゲ
ル状カラミンローションをえた。皮膚に塗布しても異常
はなかった。
【0045】 実施例3 [A成分] (重量部) ラポナイトXLG 2.7 キサンタンガム 0.3 精製水 60.0 [B成分] dl−カンフル 0.1 エタノール 14.0 [C成分] グリセリン 4.3 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 3.5 1%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 1.0 アロエ抽出液 1.0 精製水 適量 [D成分] 酸化第二鉄(平均粒子径2〜5μm) 0.01 酸化亜鉛(平均粒子径1〜5μm) 5.0 カオリン 1.0 [E成分] 10%クエン酸水溶液 適量 (合計 100) (製造法)A成分を分散機ホモミキサーMARKII
((株)特殊機械工業製)を用いて40℃で6000r
pmで撹拌し、均一に分散させた。この分散液にB成分
からなる溶液を加え、同じホモミキサーで同一条件下で
撹拌混合した(F成分)。
【0046】C成分を撹拌溶解させ、この溶液をD成分
に加え、前記ホモミキサーを用いて40℃、6000r
pmで均一に分散させた。えられた分散液をステンレス
製メッシュ(20メッシュ)で濾過したのち、濾液を前
記F成分に加えてよく混合した。さらにE成分を加えて
pHを7.2に調整することにより淡紅色の本発明のゲ
ル状カラミンローションをえた。皮膚に塗布しても異常
はなかった。
【0047】
【発明の効果】本発明のゲル状カラミンローションは、
適度な粘度を有することから、手のひらにとって、また
は指先にとって塗布することができ、また塗布する際は
液体に近い状態で塗布することができる。したがって、
本発明のゲル状カラミンローションを用いれば、垂れ流
れることなく所望する部位へ塗布することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケイ酸ナトリウム・マグネシウムを主成
    分とするモンモリロナイト系無機粉末を含むことを特徴
    とするゲル状カラミンローション。
  2. 【請求項2】 ケイ酸ナトリウム・マグネシウムを主成
    分とするモンモリロナイト系無機粉末が、[Mg16/3
    2/3Si820(OH)4]Na 2/3の組成式を有する
    ものである請求項1記載のゲル状カラミンローション。
JP30579397A 1997-11-07 1997-11-07 ゲル状カラミンローション Ceased JPH11139922A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020199271A (ja) * 2014-12-17 2020-12-17 エム.モワー モートン 創傷治癒を改善するための方法及び装置
CN115969740A (zh) * 2023-02-07 2023-04-18 珠海朗祺生物科技有限公司 一种含有炉甘石的防护隔离霜及其制备方法

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