[go: up one dir, main page]

JPH11138052A - サイクロン集塵装置 - Google Patents

サイクロン集塵装置

Info

Publication number
JPH11138052A
JPH11138052A JP30397697A JP30397697A JPH11138052A JP H11138052 A JPH11138052 A JP H11138052A JP 30397697 A JP30397697 A JP 30397697A JP 30397697 A JP30397697 A JP 30397697A JP H11138052 A JPH11138052 A JP H11138052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outlet pipe
air
cyclone
dust
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30397697A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Fuwa
光徳 不破
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose KK
Original Assignee
Hirose KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose KK filed Critical Hirose KK
Priority to JP30397697A priority Critical patent/JPH11138052A/ja
Publication of JPH11138052A publication Critical patent/JPH11138052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cyclones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コスト、ランニングコストの低減を図る
ことのできるサイクロン集塵装置を提供する。 【解決手段】 サイクロン本体10内に、外部へ連通す
る出口管14を配置し、この出口管14を二重構造とし
て、出口管14の回りに送風路22を形成し、送風路2
2に、送風機16からエアを供給して、出口管14を冷
却するとともに、送風路22を通過したエアを出口管1
4内に吹き出させ、誘引用空気の一部として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイクロン集塵装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼却炉等の含塵ガスに含まれる粉塵を除
去するサイクロン集塵装置は、粉塵を含む含塵ガスを、
サイクロン本体内に導入して旋回運動を与え、粉塵に作
用する遠心力によって、ガス中の粉塵を分離集塵するよ
うになっている。
【0003】図4は、従来のサイクロン集塵装置の要部
を示す図である。同図に示すように、垂直の下向円錐状
をなすサイクロン本体(60)の下部には、分離した粉塵を
捕集する集塵室(61)が設けられている。サイクロン本体
(60)の上部には、焼却炉等における排気管と接続され
て、含塵ガスをサイクロン本体(60)内に導入する導入口
(62)が設けられている。
【0004】サイクロン本体(60)の上部中央には、出口
管(内筒)(63)がサイクロン本体(60)の蓋(60a)を貫通
して配置され、出口管(63)の下端は、開口部(63a)とな
っている。
【0005】出口管(63)の上端には、筒状のエダクタ誘
引装置(64)が形成され、このエダクタ誘引装置(64)の中
心部には、送風機(65)の吐出管(65a)が上向きに開口し
ている。送風機(65)は、吐出管(65a)を介してエダクタ
誘引装置(64)にエアを供給し、粉塵除去後の排ガスを、
エダクタ誘引装置(64)の上方へ導いて、外部へ排出す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導入口
(62)からサイクロン本体(60)内に導入される焼却炉等の
含塵ガスは、非常に高温であり、外気に触れない出口管
(63)は、その金属温度が含塵ガスの温度まで上昇する。
そのため、出口管(63)が熱変形を起こす可能性がある。
【0007】このため、従来は、含塵ガスを冷却するた
めに、導入口(62)付近に、大量の外気を取り入れる等の
手段を設けている。従って、サイクロン本体が必要な風
量は大幅に増大し、送風機並びに設備全体は大型化し、
必然的に、設備費、電力使用量が増大し、コストの上昇
をもたらしている。
【0008】本発明は、従来の技術が有する上述のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、送風機等の設備を大
型化する必要がなく、設備コスト、電力使用量等のラン
ニングコストの低減を図ることができるようにしたサイ
クロン集塵装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のようにし
て上記課題を解決している。 (1)サイクロン本体内に導入した含塵ガスを、サイクロ
ン本体内で粉塵とガスとに分離した後、このガスを、サ
イクロン本体に接続した出口管から排出させるようにし
たサイクロン集塵装置において、送風機と前記出口管と
を接続するダクトによる誘引用空気を出口管内に供給し
て、サイクロン本体内のガスを出口管から外部へ誘引す
るとともに、出口管を二重構造として、出口管冷却用の
送風路を形成し、この送風路の一端側を、前記送風機と
接続した冷却空気取り入れ口とするとともに、同じく他
端側を、出口管内に空気を吹き出して、前記出口管から
ガスの排出を誘引する誘引用空気の吹き出し口としてあ
る。
【0010】(2)サイクロン本体内に導入した含塵ガス
を、サイクロン本体内で粉塵とガスとに分離した後、こ
のガスを、サイクロン本体に接続した出口管から排出さ
せるようにしたサイクロン集塵装置において、前記出口
管を二重構造として出口管冷却用の送風路を出口管に形
成し、この送風路の一端側を、送風機と接続した空気取
り入れ口とするとともに、同じく他端側を、出口管内に
空気を吹き出して、前記出口管からガスの排出を誘引す
る誘引用空気の吹き出し口としてある。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るサイクロン集
塵装置の実施の形態を、添付図面を参照しながら説明す
る。
【0012】図1は、一実施形態のサイクロン集塵装置
を示す。
【0013】サイクロン本体(10)は、垂直下向の円錐筒
状をなし、その上部側面には、ガス導入口(20)が横方向
に向けて配設されている。ガス導入口(20)は、図示しな
い焼却炉等の排気管と接続されている。
【0014】集塵室(12)は、サイクロン本体(10)のテー
パ状に形成された下部に、延設されており、サイクロン
本体(10)内で、含塵ガスから分離されて落下してくる粉
塵を捕集するようになっている。サイクロン本体(10)の
上部の蓋板(10a)には、上方を向く出口管(14)が貫挿さ
れている。
【0015】図2は、出口管(14)の内部構造を示す。出
口管(14)は、上端が開口し、かつ、下端部から中間部に
かけて、外周壁(14a)と内周壁(14b)とからなる二重構造
となっている。これらの外周壁(14a)及び内周壁(14b)に
よって囲まれた円形の隙間空間は、出口管(14)を冷却す
る空気の送風路(22)となっている。
【0016】送風路(22)は、管路(24)を介して送風機(1
6)と接続され、送風路(22)内に、出口管(14)を冷却する
ための冷却エアが供給されるようになっている。即ち、
送風路(22)の上端側は、送風機(16)と接続された冷却空
気取り入れ口(22a)であり、下端側は、出口管(14)内に
エアを吹き出す空気吹き出し口(22b)となっている。
【0017】出口管(14)内には、送風路(22)からのエア
が供給される。また、出口管(14)内には、送風機(16)に
接続されて、直接誘引用空気を供給するダクト(26)が配
管されており、送風機(16)からダクト(26)を介して、誘
引用空気が出口管(14)内に吹き込まれるようになってい
る。出口管(14)の上端には、エダクタ誘引装置(18)が取
り付けられており、出口管(14)内のガスの排気を促進す
る。
【0018】次に、上記のように構成した本実施形態の
サイクロン集塵装置の作用について説明する。
【0019】図1において、ガス導入口(20)からサイク
ロン本体(10)内に、焼却炉等の高温の含塵ガスを導入す
ると、このガスは、サイクロン本体(10)内で螺旋状の旋
回運動を行う。この旋回運動による遠心力によって、含
塵ガス中の粉塵が分離され、分離された粉塵は、集塵室
(12)内に落下して捕集される。
【0020】粉塵除去後のガスは、送風機(16)からダク
ト(26)を介して、出口管(14)内に供給される誘引用空気
により、出口管(14)の上方に導かれ、エダクタ誘引装置
(28)内を上昇する。
【0021】一方、図2に示すように、出口管(14)の送
風路(22)には、その冷却空気取り入れ口(22a)から管路
(24)内に、送風機(16)から冷却用のエアが供給され、出
口管(14)を冷却した後、空気吹き出し口(22b)から出口
管(14)内にエアを吹き出す。出口管(14)内に吹き出され
たエアは、誘引用空気の一部として利用され、前述した
ダクト(26)から供給される誘引用空気とあいまって、上
昇流を出口管(14)内で生じさせ、粉塵除去後のガスを、
効率的に外部へ排出する。
【0022】このように、本実施形態のサイクロン集塵
装置によれば、出口管(14)を二重構造として、送風路(2
2)を形成し、この送風路(22)に冷却用のエアを供給して
強制的に出口管(14)を冷却するようにしている。そのた
め、高温のガスにさらされる出口管(14)の熱変形を防止
することができ、集塵装置の耐久性を向上させることが
できる。
【0023】また、送風路(22)を通過したエアを、出口
管(14)内に吹き出させて、誘引用空気の一部として用い
るようにしているために、送風機(16)の容量は、比較的
小で足り、設備コスト、電力使用量等のランニングコス
トの低減を図ることができる。
【0024】前述した実施の形態では、送風機(16)か
ら、ダクト(26)を介して誘引用空気を出口管(14)内に供
給するようにしているが、図3に示すように、ダクト(2
6)を設けることなく、送風路(22)と接続された管路(30)
の口径を太くして、送風路(22)に供給されるエアの風量
を増大し、送風路(22)を通過したエアだけを、誘引用空
気として利用することも可能である。このようにすれ
ば、構成が簡単化され、更なるコストダウンを図ること
ができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a)請求項1の発明によると、送風機等の設備を大型化
することなく、出口管を冷却して、出口管の熱変形を防
止することができるので、サイクロン集塵装置の耐久性
の向上に寄与するとともに、設備コスト、ランニングコ
ストの低減を図ることができる。
【0026】(b)請求項2の発明によると、誘引用空気
を出口管内に供給するダクトが不要となり、構成が簡単
化され、更なるコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサイクロン集塵装置の一実施形態
の概略を示す縦断正面図である。
【図2】同じく、図1のサイクロン集塵装置の要部拡大
図である。
【図3】サイクロン集塵装置の変形例の概略を示す縦断
正面図である。
【図4】従来のサイクロン集塵装置の概略を示す縦断正
面図である。
【符号の説明】
(10)サイクロン本体 (10a)蓋板 (12)集塵室 (14)出口管 (14a)外周壁 (14b)内周壁 (16)送風機 (18)エダクタ誘引装置 (20)ガス導入口 (22)送風路 (22a)冷却空気取り入れ口 (22b)空気吹き出し口 (24)管路 (26)ダクト (30)管路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイクロン本体内に導入した含塵ガス
    を、サイクロン本体内で粉塵とガスとに分離した後、こ
    のガスを、サイクロン本体に接続した出口管から排出さ
    せるようにしたサイクロン集塵装置において、 送風機と前記出口管とを接続するダクトによる誘引用空
    気を出口管内に供給して、サイクロン本体内のガスを出
    口管から外部へ誘引するとともに、出口管を二重構造と
    して、出口管冷却用の送風路を形成し、この送風路の一
    端側を、前記送風機と接続した冷却空気取り入れ口とす
    るとともに、同じく他端側を、出口管内に空気を吹き出
    して、前記出口管からガスの排出を誘引する誘引用空気
    の吹き出し口としたことを特徴とするサイクロン集塵装
    置。
  2. 【請求項2】 サイクロン本体内に導入した含塵ガス
    を、サイクロン本体内で粉塵とガスとに分離した後、こ
    のガスを、サイクロン本体に接続した出口管から排出さ
    せるようにしたサイクロン集塵装置において、 前記出口管を二重構造として出口管冷却用の送風路を出
    口管に形成し、この送風路の一端側を、送風機と接続し
    た空気取り入れ口とするとともに、同じく他端側を、出
    口管内に空気を吹き出して、前記出口管からガスの排出
    を誘引する誘引用空気の吹き出し口としたことを特徴と
    するサイクロン集塵装置。
JP30397697A 1997-11-06 1997-11-06 サイクロン集塵装置 Pending JPH11138052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30397697A JPH11138052A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 サイクロン集塵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30397697A JPH11138052A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 サイクロン集塵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11138052A true JPH11138052A (ja) 1999-05-25

Family

ID=17927553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30397697A Pending JPH11138052A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 サイクロン集塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11138052A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2843898A1 (fr) * 2002-08-30 2004-03-05 Renault Sa Dispositif de recuperation de liquide dans un fluide diphasique et pile a combustible comportant un tel dispositif
KR100510644B1 (ko) * 2000-02-17 2005-08-31 엘지전자 주식회사 사이클론 집진장치
JP2013095892A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp 窯口集塵装置
WO2019081890A1 (en) * 2017-10-27 2019-05-02 Dyson Technology Limited CYCLONIC SEPARATOR
CN111431068A (zh) * 2020-04-17 2020-07-17 国网山东省电力公司嘉祥县供电公司 一种具有散热除尘效果的配电柜
CN112450796A (zh) * 2019-09-09 2021-03-09 追觅科技(天津)有限公司 除螨仪的导流结构及除螨仪

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100510644B1 (ko) * 2000-02-17 2005-08-31 엘지전자 주식회사 사이클론 집진장치
FR2843898A1 (fr) * 2002-08-30 2004-03-05 Renault Sa Dispositif de recuperation de liquide dans un fluide diphasique et pile a combustible comportant un tel dispositif
WO2004020106A1 (fr) * 2002-08-30 2004-03-11 Renault S.A.S. Dispositif de recuperation de liquide dans un fluide diphasique et pile a combustible comportant un tel dispositif
JP2013095892A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp 窯口集塵装置
WO2019081890A1 (en) * 2017-10-27 2019-05-02 Dyson Technology Limited CYCLONIC SEPARATOR
CN111278339A (zh) * 2017-10-27 2020-06-12 戴森技术有限公司 旋风分离器
JP2021500176A (ja) * 2017-10-27 2021-01-07 ダイソン・テクノロジー・リミテッド サイクロン式分離器
CN111278339B (zh) * 2017-10-27 2021-09-07 戴森技术有限公司 旋风分离器
CN112450796A (zh) * 2019-09-09 2021-03-09 追觅科技(天津)有限公司 除螨仪的导流结构及除螨仪
CN111431068A (zh) * 2020-04-17 2020-07-17 国网山东省电力公司嘉祥县供电公司 一种具有散热除尘效果的配电柜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW539828B (en) Cooling method and apparatus of emission gas with high temperature, and burning handling apparatus
JP2003116753A (ja) 真空掃除機の集塵ユニット及びそれを備えた真空掃除機の本体
US4657487A (en) Vacuum generating apparatus including liquid ring pump, pre-separator, two heat exchangers and fine separator
JPH11138052A (ja) サイクロン集塵装置
CN108811453A (zh) 一种具有除尘散热功能的通信箱
JP2002345705A (ja) 電気掃除機
CA2355024A1 (en) Air blast duct for cleaning axial separator
JPH10185273A (ja) 集塵装置
JP3530297B2 (ja) 加湿器
CN206026226U (zh) 手持式吸尘器
JPH0216085Y2 (ja)
JP2010234247A (ja) サイクロン型集塵装置
JPH09150636A (ja) エンジンの冷却風吸入ダクト
JPH04126517A (ja) 圧縮空気除湿装置
CN218247080U (zh) 一种用于负压清洁设备的尘桶及负压清洁设备
CN212575252U (zh) 一种生产加工中药饮片的煅药炉
CN210036192U (zh) 一种多级分离干燥装置
KR200176629Y1 (ko) 트림종이 처리장치의 세퍼레이터
JPH11207119A (ja) ロースターにおける排ガス浄化装置
CN2219429Y (zh) 方形下排气热交换分离器
JPH07232025A (ja) 除塵装置
JPS5925311Y2 (ja) 焼肉グリルテ−ブル
CN1315229A (zh) 带部分下抽气的高温旋风气固分离器
JPH0122444Y2 (ja)
JPS592848Y2 (ja) 粉体分離機