JPH11130992A - 放光性塗料組成物、放光性塗膜形成方法及び放光性塗装物 - Google Patents
放光性塗料組成物、放光性塗膜形成方法及び放光性塗装物Info
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- JPH11130992A JPH11130992A JP29443497A JP29443497A JPH11130992A JP H11130992 A JPH11130992 A JP H11130992A JP 29443497 A JP29443497 A JP 29443497A JP 29443497 A JP29443497 A JP 29443497A JP H11130992 A JPH11130992 A JP H11130992A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 夜間、被塗物の視認を一段と高めた塗膜を提
供する。 【解決手段】 塗料中に、MAl2O4(式中、Mは、少
なくともCa,Sr,Baのいずれかである)で表され
る化合物を主成分とする放光剤と、必要に応じて反射剤
と、を含有し、形成される塗膜明度が4以上である放光
性塗料組成物である。
供する。 【解決手段】 塗料中に、MAl2O4(式中、Mは、少
なくともCa,Sr,Baのいずれかである)で表され
る化合物を主成分とする放光剤と、必要に応じて反射剤
と、を含有し、形成される塗膜明度が4以上である放光
性塗料組成物である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放光性塗料組成物、
放光性塗膜形成方法及び放光性塗装物、特に、夜間、被
塗物の視認を容易にする放光性塗料組成物、放光性塗膜
形成方法及び放光性塗装物に関する。
放光性塗膜形成方法及び放光性塗装物、特に、夜間、被
塗物の視認を容易にする放光性塗料組成物、放光性塗膜
形成方法及び放光性塗装物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、蓄光顔料(長残光性燐光体)
としては、ZnS:Cu、(Ca,Sr)S:Biなど
が知られており、夜光塗料には、ZnS:Cu燐光体が
広く使用されている。このような蓄光顔料は、太陽光や
蛍光灯などの光を吸収して励起(蓄光)し、暗所で発光
する性質を持っている。そして、蓄光顔料は、光吸収−
蓄光−発光を何度でも繰り返し行うことができるので、
防災、安全などの標識や標示、自動車室内や建物内の各
所案内標示、タイピン、ペンダント等のアクセサリー
類、時計用文字盤、浮き、ルアー等の釣り具など、広範
な用途に広く利用されている。
としては、ZnS:Cu、(Ca,Sr)S:Biなど
が知られており、夜光塗料には、ZnS:Cu燐光体が
広く使用されている。このような蓄光顔料は、太陽光や
蛍光灯などの光を吸収して励起(蓄光)し、暗所で発光
する性質を持っている。そして、蓄光顔料は、光吸収−
蓄光−発光を何度でも繰り返し行うことができるので、
防災、安全などの標識や標示、自動車室内や建物内の各
所案内標示、タイピン、ペンダント等のアクセサリー
類、時計用文字盤、浮き、ルアー等の釣り具など、広範
な用途に広く利用されている。
【0003】なお、ZnS:Cu又はZnS/Cuとい
う表記は、母体結晶がZnS(硫化亜鉛)で、付活剤が
Cu(銅)であることを示す。以下、同様である。ま
た、付活剤は、母体結晶中に発光中心を形成する。ここ
で、発光中心とは、結晶中で励起エネルギーが最終的に
光に変換される局所的な場所を意味する。
う表記は、母体結晶がZnS(硫化亜鉛)で、付活剤が
Cu(銅)であることを示す。以下、同様である。ま
た、付活剤は、母体結晶中に発光中心を形成する。ここ
で、発光中心とは、結晶中で励起エネルギーが最終的に
光に変換される局所的な場所を意味する。
【0004】例えば、特開昭61−40382号公報の
「発光性スプレー塗料」には、蓄光性顔料、合成樹脂、
光可透性粉末、および有機溶剤を配合した発光性スプレ
ー塗料が提案されている。ここで、蓄光性顔料として、
亜鉛、カドミウム、アルカリ土類稀金属等の硫化物が例
示され、光可透性粉末としては、ガラス、マイカ、シリ
カ等の無機質粉末、プラスチック、セルローズ、澱粉等
の有機質粉末が例示されている。また、光可透性粉末
は、蓄光性顔料100重量に対して1〜50重量部添加
することが開示されいている。
「発光性スプレー塗料」には、蓄光性顔料、合成樹脂、
光可透性粉末、および有機溶剤を配合した発光性スプレ
ー塗料が提案されている。ここで、蓄光性顔料として、
亜鉛、カドミウム、アルカリ土類稀金属等の硫化物が例
示され、光可透性粉末としては、ガラス、マイカ、シリ
カ等の無機質粉末、プラスチック、セルローズ、澱粉等
の有機質粉末が例示されている。また、光可透性粉末
は、蓄光性顔料100重量に対して1〜50重量部添加
することが開示されいている。
【0005】また、特開平1−301767号公報の
「蛍光塗料」には、昼光蛍光顔料を含む蛍光塗料におい
て、中空状ガラス粉末を含有させた蛍光塗料が提案され
ている。
「蛍光塗料」には、昼光蛍光顔料を含む蛍光塗料におい
て、中空状ガラス粉末を含有させた蛍光塗料が提案され
ている。
【0006】ここで、蛍光顔料として、Rhodamine B 、
Rhodamine 6G、Rhodamine S 、Eosine、Basic yellow H
G 、Brilliantsulfoflavine FF、Thioflavine 、Fluore
scein等の蛍光染料が例示され、中空状ガラス粉末とし
て、平均粒径20〜50μm程度、肉厚数μm程度のも
のが例示されている。また、中空状ガラス粉末は、蛍光
塗料中に5〜20重量%程度添加されていることが、上
記公報に記載されている。
Rhodamine 6G、Rhodamine S 、Eosine、Basic yellow H
G 、Brilliantsulfoflavine FF、Thioflavine 、Fluore
scein等の蛍光染料が例示され、中空状ガラス粉末とし
て、平均粒径20〜50μm程度、肉厚数μm程度のも
のが例示されている。また、中空状ガラス粉末は、蛍光
塗料中に5〜20重量%程度添加されていることが、上
記公報に記載されている。
【0007】また、特開平3−180605号公報の
「複合材」には、透光性を備えた樹脂中に、セラミック
の粒子と無機系発光体の粒子とが混入されてなる複合材
が開示されている。ここで、セラミックの粒子として、
ガラス系、アルミナ系のものが例示され、無機系発光体
の粒子としては、トリチウムやプロメチウム、その他硫
化物に微量の放射性物質を混入されたものが例示されて
いる。
「複合材」には、透光性を備えた樹脂中に、セラミック
の粒子と無機系発光体の粒子とが混入されてなる複合材
が開示されている。ここで、セラミックの粒子として、
ガラス系、アルミナ系のものが例示され、無機系発光体
の粒子としては、トリチウムやプロメチウム、その他硫
化物に微量の放射性物質を混入されたものが例示されて
いる。
【0008】また、特開平3−126772号公報の
「蛍光塗料の塗装方法」には、下塗り塗膜あるいは中塗
り塗膜上に蛍光顔料を含有する第1ベース塗膜を形成
し、この第1ベース塗膜上に少なくとも雲母片からなる
乱反射材を含有する第2ベース塗膜を形成し、この第2
ベース塗膜上にクリヤ塗膜を形成する塗装方法法が開示
されいている。ここで、蛍光顔料として、硫化カルシウ
ム/ビスマス(CaS/Bi)、硫化亜鉛カドミウム/
銅((Zn,Cd)S/Cu)などが例示されており、
乱反射材として、雲母片、アルミニウム片が挙げられて
いる。
「蛍光塗料の塗装方法」には、下塗り塗膜あるいは中塗
り塗膜上に蛍光顔料を含有する第1ベース塗膜を形成
し、この第1ベース塗膜上に少なくとも雲母片からなる
乱反射材を含有する第2ベース塗膜を形成し、この第2
ベース塗膜上にクリヤ塗膜を形成する塗装方法法が開示
されいている。ここで、蛍光顔料として、硫化カルシウ
ム/ビスマス(CaS/Bi)、硫化亜鉛カドミウム/
銅((Zn,Cd)S/Cu)などが例示されており、
乱反射材として、雲母片、アルミニウム片が挙げられて
いる。
【0009】また、特開平5−1247号公報の「夜光
塗料」には、夜光塗料中にガラス粉を混合したものが提
案されている。
塗料」には、夜光塗料中にガラス粉を混合したものが提
案されている。
【0010】しかしながら、上述のZnS:Cu等の蓄
光顔料や蛍光顔料、蛍光塗料、無機系発光体の発光は、
残光輝度が極めて低く、その残光の減衰も急激であり、
更に一晩中視認できるほどの輝度がなかった。また、特
開平3−180605号公報に提案されているように、
放射性物質を加え、その放射線によって蓄光顔料等を励
起させて、長時間発光させる方法もあるが、放射性物質
は、厳しい安全管理基準のもので取り扱わなければなら
ず、人体に触れる蓄光体においては、処理面積等に制限
があり、しかも廃棄物の処理にも多額の費用がかかると
いう問題があった。
光顔料や蛍光顔料、蛍光塗料、無機系発光体の発光は、
残光輝度が極めて低く、その残光の減衰も急激であり、
更に一晩中視認できるほどの輝度がなかった。また、特
開平3−180605号公報に提案されているように、
放射性物質を加え、その放射線によって蓄光顔料等を励
起させて、長時間発光させる方法もあるが、放射性物質
は、厳しい安全管理基準のもので取り扱わなければなら
ず、人体に触れる蓄光体においては、処理面積等に制限
があり、しかも廃棄物の処理にも多額の費用がかかると
いう問題があった。
【0011】近年、SrAl2O4燐光体(蓄光顔料)が
開発され(特開平7−11250号公報)、ストロンチ
ウムアルミネート(SrAl2O4)を母体結晶とし、稀
土類元素ユーロピウム(Eu)とデスプロシウム(D
y)等を付活剤とする蛍光体(SrAl2O4:Eu2+:
Dy3+)「N夜光ルミノーバ」(根元特殊化学 (株)
社製)が注目されている。
開発され(特開平7−11250号公報)、ストロンチ
ウムアルミネート(SrAl2O4)を母体結晶とし、稀
土類元素ユーロピウム(Eu)とデスプロシウム(D
y)等を付活剤とする蛍光体(SrAl2O4:Eu2+:
Dy3+)「N夜光ルミノーバ」(根元特殊化学 (株)
社製)が注目されている。
【0012】上記SrAl2O4蓄光顔料は、原材料粉末
として、SrCO3(純度99.2%)、Al2O3(純
度99.9%)及びフラックスの所定量に、Eu等の付
活剤を添加、混合し、1200℃以上の高温下、還元雰
囲気中で3時間焼成することにより合成される。
として、SrCO3(純度99.2%)、Al2O3(純
度99.9%)及びフラックスの所定量に、Eu等の付
活剤を添加、混合し、1200℃以上の高温下、還元雰
囲気中で3時間焼成することにより合成される。
【0013】上記蓄光顔料SrAl2O4は、人間の視感
度のスペクトルに近似した発光スペクトルを示し(発光
ピーク波長520nm)、また短波長領域の紫外線にた
いしても励起効率の高いブロードな励起スペクトル(発
光ピーク波長約365nm)を示し、蓄光顔料として優
れた基本性能を有すると共に、残光輝度は、従来広く使
用されているZnS:Cu(約0.4cd/m2)に比
べて約5〜10倍以上(2.0cd/m2)と極めて高
く、またその残光の減衰も緩やかである(従来のZn
S:Cuの約200分に比べて約5〜10倍以上(約2
000分以上)である)という優れた性能を有する。
度のスペクトルに近似した発光スペクトルを示し(発光
ピーク波長520nm)、また短波長領域の紫外線にた
いしても励起効率の高いブロードな励起スペクトル(発
光ピーク波長約365nm)を示し、蓄光顔料として優
れた基本性能を有すると共に、残光輝度は、従来広く使
用されているZnS:Cu(約0.4cd/m2)に比
べて約5〜10倍以上(2.0cd/m2)と極めて高
く、またその残光の減衰も緩やかである(従来のZn
S:Cuの約200分に比べて約5〜10倍以上(約2
000分以上)である)という優れた性能を有する。
【0014】ここで、残光時間とは、常用光源D65を用
い、1000 L×の照度で5分間照射した後、残光輝
度が0.3mcd/m2まで減衰する時間をいい、残光
輝度とは、常用光源D65を用い、1000 L×の照度
で5分間照射した後、1分経過後の残光輝度をいう。
い、1000 L×の照度で5分間照射した後、残光輝
度が0.3mcd/m2まで減衰する時間をいい、残光
輝度とは、常用光源D65を用い、1000 L×の照度
で5分間照射した後、1分経過後の残光輝度をいう。
【0015】上述の蓄光顔料SrAl2O4を使用した製
品がいくつか提案されている。
品がいくつか提案されている。
【0016】例えば、特開平7−48532号公報の
「夜光塗料付き装飾部材」には、外表面に酸化アルミニ
ウムストロンチウムを発光基体とした蓄光性夜光塗料を
形成した、例えば時計文字盤等の装飾部材が提案されて
いる。
「夜光塗料付き装飾部材」には、外表面に酸化アルミニ
ウムストロンチウムを発光基体とした蓄光性夜光塗料を
形成した、例えば時計文字盤等の装飾部材が提案されて
いる。
【0017】また、特開平7−313036号公報の
「誘虫方法及び装置」には、少なくともSrAl2O4を
含んで形成した蛍光物質を用いて誘虫する方法が提案さ
れている。
「誘虫方法及び装置」には、少なくともSrAl2O4を
含んで形成した蛍光物質を用いて誘虫する方法が提案さ
れている。
【0018】また、特開平8−207194号公報の
「蓄光体」には、表面は反射性を有する基材層上に第1
透明樹脂層、蓄光層及び第2透明層が順次積層されてな
り、上記蓄光層の蓄光顔料がSrAl2O4であり、該蓄
光層が第1及び第2透明樹脂層により密封状態に被覆さ
れてなる蓄光体が提案されている。
「蓄光体」には、表面は反射性を有する基材層上に第1
透明樹脂層、蓄光層及び第2透明層が順次積層されてな
り、上記蓄光層の蓄光顔料がSrAl2O4であり、該蓄
光層が第1及び第2透明樹脂層により密封状態に被覆さ
れてなる蓄光体が提案されている。
【0019】また、特開平8−127937号公報の
「蓄光性蛍光を有する繊維製品」には、蓄光性蛍光体を
熱可塑性樹脂に配合して形成した蓄光性蛍光を有する繊
維製品であって、蓄光性蛍光体として、M1-XAl2O
4-Xで表される組成の化合物で、Mは、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少なく
とも1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶にした
ものを用い、更にXが−0.33≦X≦0.60の範囲
にあるものを用いた繊維製品が提案されている。
「蓄光性蛍光を有する繊維製品」には、蓄光性蛍光体を
熱可塑性樹脂に配合して形成した蓄光性蛍光を有する繊
維製品であって、蓄光性蛍光体として、M1-XAl2O
4-Xで表される組成の化合物で、Mは、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウムからなる群から選ばれる少なく
とも1つ以上の金属元素からなる化合物を母結晶にした
ものを用い、更にXが−0.33≦X≦0.60の範囲
にあるものを用いた繊維製品が提案されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】近年、蓄光性(又は放
光性)の強い塗料組成物の要請が高まっているが、上述
の従来の蓄光性の塗料組成物及び反射剤を含有する夜光
塗料又は蛍光塗料は、その要請を十分に満たすものでは
なかった。
光性)の強い塗料組成物の要請が高まっているが、上述
の従来の蓄光性の塗料組成物及び反射剤を含有する夜光
塗料又は蛍光塗料は、その要請を十分に満たすものでは
なかった。
【0021】本発明は上記従来の課題に鑑みたものであ
り、その目的は、夜間、被塗物の視認を容易にする塗膜
を提供する放光性塗料組成物、放光性塗膜形成方法を提
供することである。
り、その目的は、夜間、被塗物の視認を容易にする塗膜
を提供する放光性塗料組成物、放光性塗膜形成方法を提
供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の放光性塗料組成物は、MAl2O4(式
中、Mは、少なくともCa,Sr,Baのいずれかであ
る)で表される化合物を主成分とする放光剤を含有し、
該塗料により形成される塗膜明度が4以上であることを
特徴とする。
ために、本発明の放光性塗料組成物は、MAl2O4(式
中、Mは、少なくともCa,Sr,Baのいずれかであ
る)で表される化合物を主成分とする放光剤を含有し、
該塗料により形成される塗膜明度が4以上であることを
特徴とする。
【0023】従って、本発明の放光性塗料組成物によれ
ば、暗くなれば自動的に塗膜が光を放つので、視認性が
向上する。また、一旦光を吸収すると、しばらく放光す
るので、電気代を節約することができ省エネルギー化が
図れる。更に、上記MAl2O4は、従来の硫化亜鉛等に
比べて安全性が高い。また、残光輝度が従来の硫化亜鉛
等に比べ極めて高く、またその残光の減衰も緩やかで長
時間残光のある放光性塗膜を得ることができる。これに
より、夜間視認性の高い塗装物を得ることができる。
ば、暗くなれば自動的に塗膜が光を放つので、視認性が
向上する。また、一旦光を吸収すると、しばらく放光す
るので、電気代を節約することができ省エネルギー化が
図れる。更に、上記MAl2O4は、従来の硫化亜鉛等に
比べて安全性が高い。また、残光輝度が従来の硫化亜鉛
等に比べ極めて高く、またその残光の減衰も緩やかで長
時間残光のある放光性塗膜を得ることができる。これに
より、夜間視認性の高い塗装物を得ることができる。
【0024】また、本発明の放光性塗料組成物は、塗料
中に、MAl2O4(式中、Mは、少なくともCa,S
r,Baのいずれかである)で表される化合物を主成分
とする放光剤と、反射剤と、を含有し、該塗料により形
成される塗膜明度が4以上であることを特徴とする。
中に、MAl2O4(式中、Mは、少なくともCa,S
r,Baのいずれかである)で表される化合物を主成分
とする放光剤と、反射剤と、を含有し、該塗料により形
成される塗膜明度が4以上であることを特徴とする。
【0025】放光剤に加え、反射剤を含有することによ
り、残光輝度が一段と高くなり、また残光時間が更に長
い放光性塗膜を得ることができる。特に、塗膜明度を4
以上にしたことにより、放光剤の放光性能は損なわれる
ことがない。
り、残光輝度が一段と高くなり、また残光時間が更に長
い放光性塗膜を得ることができる。特に、塗膜明度を4
以上にしたことにより、放光剤の放光性能は損なわれる
ことがない。
【0026】また、本発明の放光性塗料組成物におい
て、前記反射剤は、ガラス粒子、樹脂ビーズより選ばれ
る少なくとも1種である。
て、前記反射剤は、ガラス粒子、樹脂ビーズより選ばれ
る少なくとも1種である。
【0027】上記反射剤は、特に粒子表面の反射性が高
いために、更に本発明の放光性塗料組成物により形成さ
れた塗膜は、一段と残光輝度が高く、残光時間も長くな
る。また、本発明の放光性塗料組成物中に、前記放光剤
と反射剤とが、それぞれ塗料固形分100重量部に対し
て2〜80重量部含有され、更に、含有される前記放光
剤/反射剤の固形分重量比が、9/1〜6/4である。
いために、更に本発明の放光性塗料組成物により形成さ
れた塗膜は、一段と残光輝度が高く、残光時間も長くな
る。また、本発明の放光性塗料組成物中に、前記放光剤
と反射剤とが、それぞれ塗料固形分100重量部に対し
て2〜80重量部含有され、更に、含有される前記放光
剤/反射剤の固形分重量比が、9/1〜6/4である。
【0028】また、本発明の放光性塗膜形成方法は、被
塗物に、MAl2O4(式中、Mは、少なくともCa,S
r,Baのいずれかである)で表される化合物を主成分
とする放光剤、又は前記放光剤及び反射剤を含有する塗
料により、明度4以上の光輝性又は着色塗膜形成後、必
要により、クリヤー塗膜を形成することを特徴とする。
塗物に、MAl2O4(式中、Mは、少なくともCa,S
r,Baのいずれかである)で表される化合物を主成分
とする放光剤、又は前記放光剤及び反射剤を含有する塗
料により、明度4以上の光輝性又は着色塗膜形成後、必
要により、クリヤー塗膜を形成することを特徴とする。
【0029】従って、放光剤単独又は放光剤と反射剤の
両方を含有した光輝性又は着色塗膜が形成されるので、
この光輝性又は着色塗膜自体が放光し、夜間でも視認可
能な塗装物を得ることができる。
両方を含有した光輝性又は着色塗膜が形成されるので、
この光輝性又は着色塗膜自体が放光し、夜間でも視認可
能な塗装物を得ることができる。
【0030】また、本発明の放光性塗膜形成方法は、被
塗物に、MAl2O4(式中、Mは、少なくともCa,S
r,Baのいずれかである)で表される化合物を主成分
とする放光剤又は反射剤を少なくとも1種含有する塗料
により、明度4以上の光輝性又は着色放光性塗膜を形成
後、前記放光剤又は反射剤の少なくとも1種を含有する
クリヤー塗膜を形成し、少なくとも前記光輝性又は着色
放光性塗膜、クリヤー塗膜のいずれかに前記放光剤を含
有するこを特徴とする。
塗物に、MAl2O4(式中、Mは、少なくともCa,S
r,Baのいずれかである)で表される化合物を主成分
とする放光剤又は反射剤を少なくとも1種含有する塗料
により、明度4以上の光輝性又は着色放光性塗膜を形成
後、前記放光剤又は反射剤の少なくとも1種を含有する
クリヤー塗膜を形成し、少なくとも前記光輝性又は着色
放光性塗膜、クリヤー塗膜のいずれかに前記放光剤を含
有するこを特徴とする。
【0031】従って、上記光輝性又は着色塗膜に上記放
光剤及び/又は反射剤が含有され、更に放光剤及び/又
は反射剤を含有した放光性クリヤー塗膜を形成され、特
に少なくとも上記いずれかの塗膜内には、放光剤が含有
されるので、一段と残光輝度の高い、かつ残光時間の長
い、夜間視認容易な塗膜を得ることができる。
光剤及び/又は反射剤が含有され、更に放光剤及び/又
は反射剤を含有した放光性クリヤー塗膜を形成され、特
に少なくとも上記いずれかの塗膜内には、放光剤が含有
されるので、一段と残光輝度の高い、かつ残光時間の長
い、夜間視認容易な塗膜を得ることができる。
【0032】また、本発明の放光性塗装物は、上記いず
れかに記載の放光性塗膜形成方法により塗膜が形成され
た塗装物である。
れかに記載の放光性塗膜形成方法により塗膜が形成され
た塗装物である。
【0033】
【発明の実施の形態】 <放光性塗料組成物>以下に、本発明の放光性塗料組成
物について、具体的に説明する。
物について、具体的に説明する。
【0034】(A)放光剤:放光剤は、MAl2O4で表
される化合物(式中、Mは少なくともCa、Sr、Ba
のいずれかである)を主成分(母体結晶)とし、具体的
には、CaAl2O4、SrAl2O4、BaAl2O4の少
なくとも1種である。付活剤としては、ユーロピウム
(Eu)、デスプロニウム(Dy)等が挙げられ、例え
ばEu、Dyは母体結晶に対してそれぞれ0.5mol
含有されている。
される化合物(式中、Mは少なくともCa、Sr、Ba
のいずれかである)を主成分(母体結晶)とし、具体的
には、CaAl2O4、SrAl2O4、BaAl2O4の少
なくとも1種である。付活剤としては、ユーロピウム
(Eu)、デスプロニウム(Dy)等が挙げられ、例え
ばEu、Dyは母体結晶に対してそれぞれ0.5mol
含有されている。
【0035】また、放光剤は、粒子状であり、原料時の
平均粒子径は、50〜60μmである。この粒子をサン
ドグラインドミル等により粉砕・分散し、平均粒子径5
〜25μmとすることが好ましい。放光剤として、例え
ば「N夜光ルミノーバ」(根元特殊化学(株)社製)を
原料として用いることができる。また、MAl2O4の製
造方法は、上述したSrAl2O4の製造方法に準じる。
平均粒子径は、50〜60μmである。この粒子をサン
ドグラインドミル等により粉砕・分散し、平均粒子径5
〜25μmとすることが好ましい。放光剤として、例え
ば「N夜光ルミノーバ」(根元特殊化学(株)社製)を
原料として用いることができる。また、MAl2O4の製
造方法は、上述したSrAl2O4の製造方法に準じる。
【0036】放光剤の平均粒子径が5μm未満の場合に
は、自然発光性、放光反射性が低下するという不都合が
生じ、一方平均粒子径が25μmを超えても上記不都合
が生じる。
は、自然発光性、放光反射性が低下するという不都合が
生じ、一方平均粒子径が25μmを超えても上記不都合
が生じる。
【0037】また、放光剤は、放光性塗料組成物の塗料
固形分100重量部に対して2〜80重量部含有されて
いる。放光剤の含有量が2重量部未満の場合には、自然
発光性、放光反射性が低下するという不都合が生じ、一
方80重量部を超えると、上記不都合及びプレコート塗
膜として密着性が低下するという不都合が生じる。
固形分100重量部に対して2〜80重量部含有されて
いる。放光剤の含有量が2重量部未満の場合には、自然
発光性、放光反射性が低下するという不都合が生じ、一
方80重量部を超えると、上記不都合及びプレコート塗
膜として密着性が低下するという不都合が生じる。
【0038】(B)反射剤:反射剤は、ガラス粒子、樹
脂ビーズより選ばれる少なくとも1種であることが好ま
しく、透明であることが好ましい。
脂ビーズより選ばれる少なくとも1種であることが好ま
しく、透明であることが好ましい。
【0039】また、反射剤は、真球状が好ましく、平均
粒子径は、好ましくは5〜100μmある。また、反射
剤の屈折率は、1.5〜2.0が好ましい。
粒子径は、好ましくは5〜100μmある。また、反射
剤の屈折率は、1.5〜2.0が好ましい。
【0040】上記反射剤の平均粒子径が5μm未満の場
合には、反射効果が十分に得られず視認性が低下すると
いう不都合が生じ、一方平均粒子径が100μmを超え
ると、塗膜への固着性が低下するという不都合が生じ
る。
合には、反射効果が十分に得られず視認性が低下すると
いう不都合が生じ、一方平均粒子径が100μmを超え
ると、塗膜への固着性が低下するという不都合が生じ
る。
【0041】また、反射剤の屈折率が1.5未満の場合
には、光反射性が低下するという不都合が生じ、一方屈
折率が2.0を超えても同様の不都合が生じる。
には、光反射性が低下するという不都合が生じ、一方屈
折率が2.0を超えても同様の不都合が生じる。
【0042】また、反射剤は、放光性塗料組成物の塗料
固形分100重量部に対して2〜80重量部含有されて
いる。反射剤の含有量が2重量部未満の場合には、反射
効果が十分に得られず視認性が低下するという不都合が
生じ、一方80重量部を超えると、塗膜としての性能が
低下するという不都合が生じる。
固形分100重量部に対して2〜80重量部含有されて
いる。反射剤の含有量が2重量部未満の場合には、反射
効果が十分に得られず視認性が低下するという不都合が
生じ、一方80重量部を超えると、塗膜としての性能が
低下するという不都合が生じる。
【0043】上記放光剤/反射剤の固形分重量比が、9
/1〜6/4であることが好ましく、固形分重量比が9
/1を超えると、反射機能が十分に得られず視認性が低
下するという不都合が生じ、一方6/4未満の場合に
は、放光機能が十分に得られず、視認性が低下するとい
う不都合が生じる。
/1〜6/4であることが好ましく、固形分重量比が9
/1を超えると、反射機能が十分に得られず視認性が低
下するという不都合が生じ、一方6/4未満の場合に
は、放光機能が十分に得られず、視認性が低下するとい
う不都合が生じる。
【0044】(C)ビヒクル及び硬化剤:本発明におい
て、ビヒクルとして熱硬化性樹脂及び硬化剤が使用され
るが、熱硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、シリコン
変性アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン変性ポ
リエステル樹脂、フッ素樹脂等のベースレジンを挙げる
ことができる。また、硬化剤としてはメラミン樹脂やグ
アナミン樹脂等のアミノ樹脂、イソシアネート又はブロ
ックイソシアネート化合物等の少なくとも1種を用い
る。硬化剤としては、好ましくはメラミン樹脂及びブロ
ックポリイソシアネート化合物である。
て、ビヒクルとして熱硬化性樹脂及び硬化剤が使用され
るが、熱硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、シリコン
変性アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン変性ポ
リエステル樹脂、フッ素樹脂等のベースレジンを挙げる
ことができる。また、硬化剤としてはメラミン樹脂やグ
アナミン樹脂等のアミノ樹脂、イソシアネート又はブロ
ックイソシアネート化合物等の少なくとも1種を用い
る。硬化剤としては、好ましくはメラミン樹脂及びブロ
ックポリイソシアネート化合物である。
【0045】上記熱硬化性樹脂の配合量は、塗料固形分
100重量部に対して5〜30重量部、好ましくは8〜
25重量部、より好ましくは10〜20重量部である。
また、硬化剤の配合量は、1〜50重量部、好ましくは
3〜18重量部、より好ましくは5〜15重量部であ
る。
100重量部に対して5〜30重量部、好ましくは8〜
25重量部、より好ましくは10〜20重量部である。
また、硬化剤の配合量は、1〜50重量部、好ましくは
3〜18重量部、より好ましくは5〜15重量部であ
る。
【0046】一方、本発明におけるビヒクルとして、熱
可塑性樹脂を用いることもできる。塗料分野で通常用い
ることができる塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン等の塩素化オレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル、塩化ビニリデン及びこれらを共重合したビニ
ル樹脂、セルロース系樹脂、アセタール樹脂、アルキド
樹脂、塩化ゴム系樹脂等を挙げることができる。
可塑性樹脂を用いることもできる。塗料分野で通常用い
ることができる塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン等の塩素化オレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル、塩化ビニリデン及びこれらを共重合したビニ
ル樹脂、セルロース系樹脂、アセタール樹脂、アルキド
樹脂、塩化ゴム系樹脂等を挙げることができる。
【0047】本発明の塗料組成物は、上記樹脂の選択に
より常温(自然)乾燥、強制乾燥、焼付等によって硬化
させることが可能である。
より常温(自然)乾燥、強制乾燥、焼付等によって硬化
させることが可能である。
【0048】その他の添加剤:本発明において、上記成
分に、更に光輝性顔料、着色顔料、体質顔料、防錆顔料
等の各種顔料を添加することができる。但し、形成され
る塗膜の明度がJISZ8721の明度スケール(V)
で4以上であることが必須であり、以下の光輝性顔料及
び/又は着色顔料を選択することにより、明度を調整す
る。
分に、更に光輝性顔料、着色顔料、体質顔料、防錆顔料
等の各種顔料を添加することができる。但し、形成され
る塗膜の明度がJISZ8721の明度スケール(V)
で4以上であることが必須であり、以下の光輝性顔料及
び/又は着色顔料を選択することにより、明度を調整す
る。
【0049】顔料として、(1)光輝性顔料としては、
例えば粒径が10〜45μmのアルミニウム箔、マイカ
箔、ブロンズ箔、錫箔、金箔、銅箔、金属チタン箔、ス
テンレススチール箔、ニッケル箔、クロム箔、及び上述
した金属の合金箔、プラスチックで被覆された金属箔、
箔状フタロシアニンブルー等や硫化コバルト、硫化マン
ガン、硫化チタニウム等が挙げられる。
例えば粒径が10〜45μmのアルミニウム箔、マイカ
箔、ブロンズ箔、錫箔、金箔、銅箔、金属チタン箔、ス
テンレススチール箔、ニッケル箔、クロム箔、及び上述
した金属の合金箔、プラスチックで被覆された金属箔、
箔状フタロシアニンブルー等や硫化コバルト、硫化マン
ガン、硫化チタニウム等が挙げられる。
【0050】また、(2)着色顔料としては、例えば有
機系のアゾレーキ系顔料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ
系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、ペリ
ノン系顔料、ペリレン系顔料、ジオキサジン系顔料、キ
ナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体
顔料など、無機系の黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カー
ボンブラック、二酸化チタンなどが挙げられる。
機系のアゾレーキ系顔料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ
系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、ペリ
ノン系顔料、ペリレン系顔料、ジオキサジン系顔料、キ
ナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体
顔料など、無機系の黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カー
ボンブラック、二酸化チタンなどが挙げられる。
【0051】(3)体質顔料として、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、クレー、タルクなどを用いることができ
る。
硫酸バリウム、クレー、タルクなどを用いることができ
る。
【0052】(4)塗料用に使われる各種防錆顔料を目
的に応じて用いることができる。
的に応じて用いることができる。
【0053】顔料の添加量は、熱硬化性樹脂及び硬化剤
の固形成分の合計を100重量部として100重量部以
下とするのが好ましい。
の固形成分の合計を100重量部として100重量部以
下とするのが好ましい。
【0054】更に、ドデシルベンゼンスルホン酸ブチル
錫ラウレート等の硬化触媒、ベンゾフェノール系の紫外
線吸収剤、フェノール系やスルフィド系等の酸化防止
剤、シリコーンや有機高分子等の表面調整剤、タレ止め
剤、増粘剤、ヒュームドシリカ等の防錆剤等の添加剤を
使用することができる。これらの添加剤は、熱硬化性樹
脂及び硬化剤の固形成分の合計を100重量部として、
5重量部以下の量で配合することができる。
錫ラウレート等の硬化触媒、ベンゾフェノール系の紫外
線吸収剤、フェノール系やスルフィド系等の酸化防止
剤、シリコーンや有機高分子等の表面調整剤、タレ止め
剤、増粘剤、ヒュームドシリカ等の防錆剤等の添加剤を
使用することができる。これらの添加剤は、熱硬化性樹
脂及び硬化剤の固形成分の合計を100重量部として、
5重量部以下の量で配合することができる。
【0055】また、塗料の粘度を調整するために、ベン
ゼン、トルエン、エチルベンゼン、クロロベンゼン等の
芳香族炭化水素、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサ
ン、ペルクロロエチレン等の脂肪族炭化水素、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル類、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン、イソホロン、ジアセトアルコール等
のケトン類、酢酸カービトール、ブチルカービトール等
のエーテル類や、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ニトロプロパン、スチレン、ミネ
ラルスピリット、水等の塗料分野で通常用いる溶剤を、
適宜選択して単独で又は混合して用いることができる。
塗装時の固形分は30〜80%とすることが好ましい。
ゼン、トルエン、エチルベンゼン、クロロベンゼン等の
芳香族炭化水素、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサ
ン、ペルクロロエチレン等の脂肪族炭化水素、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル類、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン、イソホロン、ジアセトアルコール等
のケトン類、酢酸カービトール、ブチルカービトール等
のエーテル類や、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ニトロプロパン、スチレン、ミネ
ラルスピリット、水等の塗料分野で通常用いる溶剤を、
適宜選択して単独で又は混合して用いることができる。
塗装時の固形分は30〜80%とすることが好ましい。
【0056】上記各成分の分散は、通常、塗料製造に用
いられているペイントシェーカー、ディゾルバー、ボー
ルミル、サンドグラインドミル、ニーダ等の装置を用い
ることができる。
いられているペイントシェーカー、ディゾルバー、ボー
ルミル、サンドグラインドミル、ニーダ等の装置を用い
ることができる。
【0057】<放光性塗膜形成方法>本発明の放光性塗
料組成物を用いて塗装を実施することができる基材とし
ては、鉄、亜鉛−鉄、亜鉛−アルミニウム、亜鉛−マン
ガン、亜鉛−コバルト、亜鉛−ニッケル−クロム、亜鉛
−ニッケル−コバルト、亜鉛−ニッケル等の合金、アル
ミニウム、銅もしくは各種合金を含む金属類を始めとし
て、ガラス、セメント、コンクリートなどの無機材料、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリアミド、ポリアクリル、ポリエステル、
エチレン−ポリビニルアルコール共重合体、塩化ビニル
樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート、ポリウ
レタン等の樹脂成形品及び各種FRPなどのプラスチッ
ク材料、木材、繊維材料などが挙げられる。被塗基材に
予め適宜な清浄化処理、化成処理、アンダーコート処理
を行うことは任意である。被塗基材には、放光剤及び/
又は反射剤含有ベース塗膜形成工程、及び放光剤及び/
又は反射剤含有クリヤー塗膜形成工程が順次に施され
る。但し、ベース塗膜、クリヤー塗膜のいずれかに必ず
放光剤が含有されている。なお、塗装は、被塗基材に直
接行うこともできるが、エポキシ系、ポリエステル系、
エポキシポリエステル系のプライマーを施しておくこと
が、防錆性の視点からは好ましい。また、自動車単体の
塗装等においては、通常、表面化成処理後に電着塗料な
どによる下塗り後、中塗り(ポリエステル/メラミン
系)塗装を施し、塗膜が硬化した後に塗装することが好
ましい。特に、自動車バンパー等のプラスチック部材
は、プライマーを施しておくことが、密着性の観点より
好ましい。
料組成物を用いて塗装を実施することができる基材とし
ては、鉄、亜鉛−鉄、亜鉛−アルミニウム、亜鉛−マン
ガン、亜鉛−コバルト、亜鉛−ニッケル−クロム、亜鉛
−ニッケル−コバルト、亜鉛−ニッケル等の合金、アル
ミニウム、銅もしくは各種合金を含む金属類を始めとし
て、ガラス、セメント、コンクリートなどの無機材料、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリアミド、ポリアクリル、ポリエステル、
エチレン−ポリビニルアルコール共重合体、塩化ビニル
樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート、ポリウ
レタン等の樹脂成形品及び各種FRPなどのプラスチッ
ク材料、木材、繊維材料などが挙げられる。被塗基材に
予め適宜な清浄化処理、化成処理、アンダーコート処理
を行うことは任意である。被塗基材には、放光剤及び/
又は反射剤含有ベース塗膜形成工程、及び放光剤及び/
又は反射剤含有クリヤー塗膜形成工程が順次に施され
る。但し、ベース塗膜、クリヤー塗膜のいずれかに必ず
放光剤が含有されている。なお、塗装は、被塗基材に直
接行うこともできるが、エポキシ系、ポリエステル系、
エポキシポリエステル系のプライマーを施しておくこと
が、防錆性の視点からは好ましい。また、自動車単体の
塗装等においては、通常、表面化成処理後に電着塗料な
どによる下塗り後、中塗り(ポリエステル/メラミン
系)塗装を施し、塗膜が硬化した後に塗装することが好
ましい。特に、自動車バンパー等のプラスチック部材
は、プライマーを施しておくことが、密着性の観点より
好ましい。
【0058】塗膜の膜厚は、目的に応じて適宜に選択す
ることができる。なお、多層塗膜の形式は、2コート1
ベーク方式、2コート2ベーク方式、3コート1ベーク
方式、3コート2ベーク方式、3コート3ベーク方式等
で行うことができる。
ることができる。なお、多層塗膜の形式は、2コート1
ベーク方式、2コート2ベーク方式、3コート1ベーク
方式、3コート2ベーク方式、3コート3ベーク方式等
で行うことができる。
【0059】上述した放光剤を含む本発明の放光性塗料
組成物は、塗料として被塗物となる各種の基材面に単層
もしくは多層の塗膜に形成される。塗装方法は、特に限
定されず、エアスプレー塗装、エアレズ塗装、静電塗
装、ロールコート塗装、カーテンコート塗装、押し出し
塗装など常用の塗装手段を用いることができる。
組成物は、塗料として被塗物となる各種の基材面に単層
もしくは多層の塗膜に形成される。塗装方法は、特に限
定されず、エアスプレー塗装、エアレズ塗装、静電塗
装、ロールコート塗装、カーテンコート塗装、押し出し
塗装など常用の塗装手段を用いることができる。
【0060】次の、本発明の放光性塗膜形成方法におい
て、上述の放光剤、反射剤は、表1に示すような組み合
わせで塗膜に含有される。
て、上述の放光剤、反射剤は、表1に示すような組み合
わせで塗膜に含有される。
【0061】
【表1】 <放光性塗装物板>本発明に係る放光性に優れた塗装物
は、ベース塗膜、クリヤー塗膜のいずれかに放光剤が含
有され、放光剤及び/又は反射剤含有ベース塗膜形成
後、放光剤及び/又は反射剤含有クリヤー塗膜が形成さ
れたものである。
は、ベース塗膜、クリヤー塗膜のいずれかに放光剤が含
有され、放光剤及び/又は反射剤含有ベース塗膜形成
後、放光剤及び/又は反射剤含有クリヤー塗膜が形成さ
れたものである。
【0062】塗膜の焼付条件は、炉温130〜200
℃、3〜30分程度とすることが好ましい。樹脂タイプ
によっては、常温での乾燥によって塗膜形成が可能であ
る。
℃、3〜30分程度とすることが好ましい。樹脂タイプ
によっては、常温での乾燥によって塗膜形成が可能であ
る。
【0063】焼付温度が上記範囲より低い場合には、塗
膜が十分硬化しないため、造膜が不十分となり、塗膜と
しての性能が出ず、塗膜としての耐食性も低下する。一
方、焼付温度が上記範囲より高い場合には、塗膜がいわ
ゆるオーバーベークの状態となり、塗膜の黄変、密着性
の低下をきたす。
膜が十分硬化しないため、造膜が不十分となり、塗膜と
しての性能が出ず、塗膜としての耐食性も低下する。一
方、焼付温度が上記範囲より高い場合には、塗膜がいわ
ゆるオーバーベークの状態となり、塗膜の黄変、密着性
の低下をきたす。
【0064】本発明の放光性塗装物は、出入り口用パネ
ル、階段の縁、配電盤、ハンドレール、ハンドル、鍵
穴、スイッチ、誘導表示板、バンパー、ガイドレール、
非常用器具、避難用器具、自動車ボディーとその部品
(特にバンパー)等に利用することができる。
ル、階段の縁、配電盤、ハンドレール、ハンドル、鍵
穴、スイッチ、誘導表示板、バンパー、ガイドレール、
非常用器具、避難用器具、自動車ボディーとその部品
(特にバンパー)等に利用することができる。
【0065】次に、本発明の好ましい他の実施態様を以
下に示す。
下に示す。
【0066】1.本発明の塗料組成物において、ビヒク
ルは、[熱硬化性樹脂及び硬化剤]又は[熱可塑性樹
脂]のいずれか1種を用いることができる。
ルは、[熱硬化性樹脂及び硬化剤]又は[熱可塑性樹
脂]のいずれか1種を用いることができる。
【0067】2.上記「1.」において、上記熱硬化性
樹脂としては、アクリル樹脂、シリコン変性アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、シリコン変性ポリエステル樹
脂、フッ素樹脂の少なくとも1種である。
樹脂としては、アクリル樹脂、シリコン変性アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、シリコン変性ポリエステル樹
脂、フッ素樹脂の少なくとも1種である。
【0068】3.上記「1.」において、上記熱可塑性
樹脂としては、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン等の塩素化オレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル、塩化ビニリデン及びこれらの共重合したビニ
ル樹脂、セルロース系樹脂、アセタール樹脂、アルキド
樹脂、塩化ゴム系樹脂の少なくとも1種である。
樹脂としては、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン等の塩素化オレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル、塩化ビニリデン及びこれらの共重合したビニ
ル樹脂、セルロース系樹脂、アセタール樹脂、アルキド
樹脂、塩化ゴム系樹脂の少なくとも1種である。
【0069】4.放光剤は、CaAl2O4、SrAl2
O4、BaAl2O4の少なくとも1種を(母体結晶)と
し、付活剤として、ユーロピウム(Eu)、デスプロニ
ウム(Dy)を含有する。
O4、BaAl2O4の少なくとも1種を(母体結晶)と
し、付活剤として、ユーロピウム(Eu)、デスプロニ
ウム(Dy)を含有する。
【0070】5.放光剤の平均粒子径は5〜25μmと
することが好ましい。
することが好ましい。
【0071】6.反射剤は、真球状が好ましい。
【0072】7.反射剤は、平均粒子径が、5〜100
μmであることが好ましい。
μmであることが好ましい。
【0073】8.反射剤の屈折率は、1.5〜2.0が
好ましい。
好ましい。
【0074】9.本発明の放光性塗料組成物は、更に光
輝性顔料、着色顔料、体質顔料のいずれか1種の顔料が
添加される。
輝性顔料、着色顔料、体質顔料のいずれか1種の顔料が
添加される。
【0075】10.本発明の放光性塗料組成物は、更
に、ドデシルベンゼンスルホン酸、ブチル錫ラウレート
等の硬化触媒、ベンゾフェノール系の紫外線吸収剤、フ
ェノール系やスルフィド系等の酸化防止剤、シリコーン
や有機高分子等の表面調整剤、タレ止め剤、増粘剤、ヒ
ュームドシリカ等の防錆剤等の添加剤が添加される。
に、ドデシルベンゼンスルホン酸、ブチル錫ラウレート
等の硬化触媒、ベンゾフェノール系の紫外線吸収剤、フ
ェノール系やスルフィド系等の酸化防止剤、シリコーン
や有機高分子等の表面調整剤、タレ止め剤、増粘剤、ヒ
ュームドシリカ等の防錆剤等の添加剤が添加される。
【0076】11.本発明の放光性塗料組成物は、更
に、塗料の粘度を調整するために、ベンゼン、トルエ
ン、エチルベンゼン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水
素、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ペルクロ
ロエチレン等の脂肪族炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチル等のエステル類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ノン、イソホロン、ジアセトアルコール等のケトン類、
酢酸カービトール、ブチルカービトール等のエーテル類
や、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルム
アミド、ニトロプロパン、スチレン、ミネラルスピリッ
ト、水等の塗料分野で通常用いる溶剤を、適宜選択して
単独で又は混合して用いる。
に、塗料の粘度を調整するために、ベンゼン、トルエ
ン、エチルベンゼン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水
素、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ペルクロ
ロエチレン等の脂肪族炭化水素、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチル等のエステル類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ノン、イソホロン、ジアセトアルコール等のケトン類、
酢酸カービトール、ブチルカービトール等のエーテル類
や、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルム
アミド、ニトロプロパン、スチレン、ミネラルスピリッ
ト、水等の塗料分野で通常用いる溶剤を、適宜選択して
単独で又は混合して用いる。
【0077】12.本発明のプレコート用放光性塗料組
成物は、上記各成分をペイントシェーカー、ディゾルバ
ー、ボールミル、サンドグラインドミル、ニーダのいず
れかの装置で分散させて得られる。
成物は、上記各成分をペイントシェーカー、ディゾルバ
ー、ボールミル、サンドグラインドミル、ニーダのいず
れかの装置で分散させて得られる。
【0078】13.本発明の放光性塗料組成物を用いて
塗装を実施することができる基材は、鉄、亜鉛−鉄、亜
鉛−アルミニウム、亜鉛−マンガン、亜鉛−コバルト、
亜鉛−ニッケル−クロム、亜鉛−ニッケル−コバルト、
亜鉛−ニッケル等の合金、アルミニウム、銅もしくは各
種合金を含む金属類を始めとして、ガラス、セメント、
コンクリートなどの無機材料、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、
ポリアクリル、ポリエステル、エチレン−ポリビニルア
ルコール共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、ポリカーボネート、ポリウレタン等の樹脂成形品及
び各種FRPなどのプラスチック材料、木材、繊維材料
のいずれかである。
塗装を実施することができる基材は、鉄、亜鉛−鉄、亜
鉛−アルミニウム、亜鉛−マンガン、亜鉛−コバルト、
亜鉛−ニッケル−クロム、亜鉛−ニッケル−コバルト、
亜鉛−ニッケル等の合金、アルミニウム、銅もしくは各
種合金を含む金属類を始めとして、ガラス、セメント、
コンクリートなどの無機材料、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、
ポリアクリル、ポリエステル、エチレン−ポリビニルア
ルコール共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹
脂、ポリカーボネート、ポリウレタン等の樹脂成形品及
び各種FRPなどのプラスチック材料、木材、繊維材料
のいずれかである。
【0079】14.本発明の放光性塗膜形成方法におい
て、多層塗膜の形式として、2コート1ベーク方式、2
コート2ベーク方式、3コート1ベーク方式、3コート
2ベーク方式、3コート3ベーク方式のいずれかの方式
を採用する。
て、多層塗膜の形式として、2コート1ベーク方式、2
コート2ベーク方式、3コート1ベーク方式、3コート
2ベーク方式、3コート3ベーク方式のいずれかの方式
を採用する。
【0080】15.本発明の放光性塗膜形成方法におい
て、塗装方法は、エアスプレー塗装、エアレズ塗装、静
電塗装、ロールコート塗装、カーテンコート塗装、押し
出し塗装のいずれかである。
て、塗装方法は、エアスプレー塗装、エアレズ塗装、静
電塗装、ロールコート塗装、カーテンコート塗装、押し
出し塗装のいずれかである。
【0081】16.ポストコートの場合、炉温130〜
200℃、3〜30分程度とすることが好ましい。
200℃、3〜30分程度とすることが好ましい。
【0082】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0083】実施例1〜29及び比較例1〜3 (1)試験板の作成; 実施例1〜19、比較例1〜3;冷延鋼板をリン酸亜鉛
処理した後に、下記表2に示すA又はBの光輝性又は着
色塗料、必要に応じてクリヤー塗膜を、表5、6、8に
示す条件で形成した。
処理した後に、下記表2に示すA又はBの光輝性又は着
色塗料、必要に応じてクリヤー塗膜を、表5、6、8に
示す条件で形成した。
【0084】実施例20〜24:自動車用 冷延鋼板をリン酸亜鉛処理した後、下塗り塗料「パワー
トップU−600」(カチオン電着塗料、日本ペイント
(株)社製)を電着させた後、170℃×20分、乾燥
膜厚20μmとなるように焼き付け、中塗り塗料「オル
ガOP−41」(ポリエステル/メラミン系中塗塗料、
日本ペイント(株)社製)を塗布し、140℃×20
分、乾燥膜厚35μmとなるように焼き付け、更に、下
記表2に示すCの光輝性又は着色塗料、必要に応じてク
リヤー塗膜を、表7に示す条件で形成した。
トップU−600」(カチオン電着塗料、日本ペイント
(株)社製)を電着させた後、170℃×20分、乾燥
膜厚20μmとなるように焼き付け、中塗り塗料「オル
ガOP−41」(ポリエステル/メラミン系中塗塗料、
日本ペイント(株)社製)を塗布し、140℃×20
分、乾燥膜厚35μmとなるように焼き付け、更に、下
記表2に示すCの光輝性又は着色塗料、必要に応じてク
リヤー塗膜を、表7に示す条件で形成した。
【0085】
【表2】 実施例25〜29:自動車バンパー用 ポリフェニレンエーテル樹脂とポリアミド樹脂から成形
された部材をイソプロピルアルコールで脱脂した後、下
記<バンパー用プライマー>をエアスプレー塗装後、1
40℃×20分、乾燥膜厚30μmとなるように焼き付
け、更に、上記表2に示すCの光輝性又は着色塗料、必
要に応じてクリヤー塗膜を、表7に示す条件で形成し
た。
された部材をイソプロピルアルコールで脱脂した後、下
記<バンパー用プライマー>をエアスプレー塗装後、1
40℃×20分、乾燥膜厚30μmとなるように焼き付
け、更に、上記表2に示すCの光輝性又は着色塗料、必
要に応じてクリヤー塗膜を、表7に示す条件で形成し
た。
【0086】<バンパー用プライマー>下記表3に示す
種類のポリエステル樹脂成分(成分(A))、硬化剤
(成分(B))、顔料(成分(C))及びその他の添加
物(成分(D))を表3に示す割合で配合し、更に成分
(A)と成分(B)との合計100重量部に対して、表
3に示すS配合料に多官能性シアネート化合物と多官能
性マレイミド化合物との混合物(成分(E))、「BT
−200」(三菱瓦斯化学(株)社製)を加え、これら
をサンドグラインドミルに入れ、均一に攪拌混合して塗
料を調製した。
種類のポリエステル樹脂成分(成分(A))、硬化剤
(成分(B))、顔料(成分(C))及びその他の添加
物(成分(D))を表3に示す割合で配合し、更に成分
(A)と成分(B)との合計100重量部に対して、表
3に示すS配合料に多官能性シアネート化合物と多官能
性マレイミド化合物との混合物(成分(E))、「BT
−200」(三菱瓦斯化学(株)社製)を加え、これら
をサンドグラインドミルに入れ、均一に攪拌混合して塗
料を調製した。
【0087】
【表3】 註) (1):成分(A−1);ポリエステル樹脂 上記ポリエステル樹脂の合成方法;下記表4に示す混合
物を210〜230℃で攪拌して、酸価が10になるま
で脱水反応を行い、反応混合物を冷却後、「ソルベッソ
100」(エクソンケミカル(株)社製)340重量部
で希釈して、数平均分子量800、不揮発分70.0
%、粘度T(ガードナ−ホルト気泡粘度計)のポリエス
テル樹脂(A−1)を得た。
物を210〜230℃で攪拌して、酸価が10になるま
で脱水反応を行い、反応混合物を冷却後、「ソルベッソ
100」(エクソンケミカル(株)社製)340重量部
で希釈して、数平均分子量800、不揮発分70.0
%、粘度T(ガードナ−ホルト気泡粘度計)のポリエス
テル樹脂(A−1)を得た。
【0088】
【表4】 (2):成分(A−2);ウレタン変性ポリエステル樹脂 上記ウレタン変性ポリエステル樹脂の合成方法;反応容
器に、「エステルジオール204」(ユニオン・カーバ
イド社製)720gと、トリメチロールプロパン216
gと、ジブチルスズオキサイド2gと、アジピン酸50
4gを仕込み、温度を149℃に昇温して、酸価が10
に低下するまで熟成させた。次いで、キシレン150g
を添加し、温度を177℃に昇温して酸価が2になるま
で熟成させた。反応混合物を93℃に冷却した後、「デ
スモズールW」(モベイ・ケミカル社製)を1時間かけ
て滴下した。滴下終了後93℃に反応を続け、IRスペ
クトルでイソシアネート基がなくなったことを確認し
た。次いで、この反応混合物をメチルアルミケトンで希
釈して、不揮発分70.0%、粘度Z1(ガードナ−ホ
ルト気泡粘度計)のポリエステル樹脂(A−2)を得
た。
器に、「エステルジオール204」(ユニオン・カーバ
イド社製)720gと、トリメチロールプロパン216
gと、ジブチルスズオキサイド2gと、アジピン酸50
4gを仕込み、温度を149℃に昇温して、酸価が10
に低下するまで熟成させた。次いで、キシレン150g
を添加し、温度を177℃に昇温して酸価が2になるま
で熟成させた。反応混合物を93℃に冷却した後、「デ
スモズールW」(モベイ・ケミカル社製)を1時間かけ
て滴下した。滴下終了後93℃に反応を続け、IRスペ
クトルでイソシアネート基がなくなったことを確認し
た。次いで、この反応混合物をメチルアルミケトンで希
釈して、不揮発分70.0%、粘度Z1(ガードナ−ホ
ルト気泡粘度計)のポリエステル樹脂(A−2)を得
た。
【0089】(3):不揮発分80.0%のメチル/ブチ
ル混合アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂
(「サイメル202」三井サイアナミッド(株)社
製)。
ル混合アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂
(「サイメル202」三井サイアナミッド(株)社
製)。
【0090】(4):「エピコート1001」(油化シェ
ルエポキシ(株)社製)。
ルエポキシ(株)社製)。
【0091】(5):酢酸ブチル/キシレン=1/4(重
量比)。
量比)。
【0092】(6):多官能性シアネート化合物と多官能
性マレイミド化合物との混合物(BT−200 三菱瓦
斯化学(株)製)。成分(A)と成分(B)との合計1
00重量部に対する配合量。
性マレイミド化合物との混合物(BT−200 三菱瓦
斯化学(株)製)。成分(A)と成分(B)との合計1
00重量部に対する配合量。
【0093】(7):N−(p−メチルベンジル)−N,
N’−ジメチルアニリニウム−P−ドデシルベンゼンス
ルホネート。成分(A)と成分(B)と成分(E)との
合計100重量部に対する配合量。
N’−ジメチルアニリニウム−P−ドデシルベンゼンス
ルホネート。成分(A)と成分(B)と成分(E)との
合計100重量部に対する配合量。
【0094】(2)評価方法;以下の項目により評価し
た結果を表5、表6、表7及び表8に示す。
た結果を表5、表6、表7及び表8に示す。
【0095】(i)自然発光性: ・光源 : D65常用光源(照度:400 L×(ルッ
クス)) ・照射時間 : 20分間 上記条件により照射し、焼付後の発光性を目視で観察し
た。
クス)) ・照射時間 : 20分間 上記条件により照射し、焼付後の発光性を目視で観察し
た。
【0096】<評価基準>塗膜が光っていることを目視
で確認し、評価した。
で確認し、評価した。
【0097】 ◎ : 十分に光を放っている感あり ○ : 光を放っている感あり △ : 弱いが光を放っており、認識は可能である × : 光を放っていない (ii)放光反射性: ・光源 : 自動車用60Wハロゲンヘッドランプ 上記光源を用いて光の反射性を目視で観察した。
【0098】<評価基準>塗膜が光っていることを目視
で確認し、評価した。
で確認し、評価した。
【0099】 ◎ : 十分に光を放っている感あり ○ : 光を放っている感あり △ : 弱いが光を放っており、認識は可能である × : 光を放っていない
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】 註)表5、表6、表7及び表8において、 [塗膜形成方法]上記表1に記載の方法である。
【0100】[放光剤] ア:SrAl2O4 イ:CaAl2O4 ウ:BaAl2O4 エ:SrAl2O4と付活剤としてEu−Dy(Eu:0.5mo
l 、Dy:0.5mol )蛍光体 オ:SrAl2O4と、付活剤としてEu(Eu:0.5mol )
蛍光体 カ:「GGS」(根本特殊化学(株)社製、硫化亜鉛燐
光体) [反射剤] a:ガラス粒子 b:アクリル樹脂ビーズ c:ウレタン樹脂ビーズ。
l 、Dy:0.5mol )蛍光体 オ:SrAl2O4と、付活剤としてEu(Eu:0.5mol )
蛍光体 カ:「GGS」(根本特殊化学(株)社製、硫化亜鉛燐
光体) [反射剤] a:ガラス粒子 b:アクリル樹脂ビーズ c:ウレタン樹脂ビーズ。
【0101】平均粒子径の位:μm これらの結果から、本発明の放光性塗料組成物及び放光
性塗膜形成方法によれば、従来に比べ、自然発光性、放
光反射性に優れた塗膜を提供できることが判明した。
性塗膜形成方法によれば、従来に比べ、自然発光性、放
光反射性に優れた塗膜を提供できることが判明した。
【0102】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る本発明の放
光性塗料組成物及び放光性塗膜形成方法によれば、暗く
なれば自動的に塗膜が光を放つので、視認性が向上す
る。また、一旦光を吸収すると、しばらく放光するの
で、電気代を節約することができ省エネルギー化が図れ
る。更に、上記MAl2O4は、従来の硫化亜鉛等に比べ
て安全性が高い。また、残光輝度が従来の硫化亜鉛等に
比べ極めて高く、またその残光の減衰も緩やかで長時間
残光のある放光性塗膜を得ることができる。これによ
り、夜間視認性の高い塗装物を得ることができる。
光性塗料組成物及び放光性塗膜形成方法によれば、暗く
なれば自動的に塗膜が光を放つので、視認性が向上す
る。また、一旦光を吸収すると、しばらく放光するの
で、電気代を節約することができ省エネルギー化が図れ
る。更に、上記MAl2O4は、従来の硫化亜鉛等に比べ
て安全性が高い。また、残光輝度が従来の硫化亜鉛等に
比べ極めて高く、またその残光の減衰も緩やかで長時間
残光のある放光性塗膜を得ることができる。これによ
り、夜間視認性の高い塗装物を得ることができる。
【0103】更に、放光剤に加え、反射剤を含有するこ
とにより、残光輝度が一段と高くなり、また残光時間が
更に長い放光性塗膜を得ることができる。特に、塗膜明
度を4以上にしたことにより、放光剤の放光性能は損な
われることがない。
とにより、残光輝度が一段と高くなり、また残光時間が
更に長い放光性塗膜を得ることができる。特に、塗膜明
度を4以上にしたことにより、放光剤の放光性能は損な
われることがない。
Claims (7)
- 【請求項1】 MAl2O4(式中、Mは、少なくともC
a,Sr,Baのいずれかである)で表される化合物を
主成分とする放光剤を含有し、該塗料により形成される
塗膜明度が4以上であることを特徴とする放光性塗料組
成物。 - 【請求項2】 塗料中に、MAl2O4(式中、Mは、少
なくともCa,Sr,Baのいずれかである)で表され
る化合物を主成分とする放光剤と、反射剤と、を含有
し、該塗料により形成される塗膜明度が4以上であるこ
とを特徴とする放光性塗料組成物。 - 【請求項3】 請求項2に記載の放光性塗料組成物にお
いて、 前記反射剤は、ガラス粒子、樹脂ビーズより選ばれる少
なくとも1種であることを特徴とする放光性塗料組成
物。 - 【請求項4】 請求項3又は請求項4に記載の放光性塗
料組成物において、前記放光剤と反射剤とが、それぞれ
塗料固形分100重量部に対して2〜80重量部含有さ
れ、 更に、含有される前記放光剤/反射剤の固形分重量比
が、9/1〜6/4であることを特徴とする放光性塗料
組成物。 - 【請求項5】 被塗物に、MAl2O4(式中、Mは、少
なくともCa,Sr,Baのいずれかである)で表され
る化合物を主成分とする放光剤、又は前記放光剤及び反
射剤を含有する塗料により、明度4以上の光輝性又は着
色塗膜形成後、必要により、クリヤー塗膜を形成するこ
とを特徴とする放光性塗膜形成方法。 - 【請求項6】 被塗物に、MAl2O4(式中、Mは、少
なくともCa,Sr,Baのいずれかである)で表され
る化合物を主成分とする放光剤又は反射剤を少なくとも
1種含有する塗料により、明度4以上の光輝性又は着色
放光性塗膜を形成後、前記放光剤又は反射剤の少なくと
も1種を含有するクリヤー塗膜を形成し、 少なくとも前記光輝性又は着色放光性塗膜、クリヤー塗
膜のいずれかに前記放光剤を含有することを特徴とする
放光性塗膜形成方法。 - 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の放光性塗
膜形成方法により塗装されたことを特徴とする放光性塗
装物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29443497A JPH11130992A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 放光性塗料組成物、放光性塗膜形成方法及び放光性塗装物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29443497A JPH11130992A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 放光性塗料組成物、放光性塗膜形成方法及び放光性塗装物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11130992A true JPH11130992A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17807729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29443497A Pending JPH11130992A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 放光性塗料組成物、放光性塗膜形成方法及び放光性塗装物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11130992A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000256586A (ja) * | 1999-03-08 | 2000-09-19 | Kansai Paint Co Ltd | 蓄光性複層塗膜形成法 |
JP2003041245A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Tokyo Shiryo Insho Kk | 液状化カラー発光発色蓄光材及びその製造方法 |
JP2003292905A (ja) * | 2003-04-25 | 2003-10-15 | Kansai Paint Co Ltd | 蓄光性複層塗膜形成法 |
JP2006097443A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-04-13 | Otsuka Ohmi Ceramics Co Ltd | 蓄光性蛍光板及びその製造方法 |
JP2006117786A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Nec Tokin Corp | 変色する塗料組成物又はインキ組成物及び変色する塗料又はインキの使用方法 |
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KR102609940B1 (ko) * | 2023-04-27 | 2023-12-06 | 송현엘앤씨 주식회사 | 난연 축형광 도료 조성물 및 이의 제조 방법 |
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-
1997
- 1997-10-27 JP JP29443497A patent/JPH11130992A/ja active Pending
Cited By (15)
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