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JPH11130614A - 粉末化粧料 - Google Patents

粉末化粧料

Info

Publication number
JPH11130614A
JPH11130614A JP31270297A JP31270297A JPH11130614A JP H11130614 A JPH11130614 A JP H11130614A JP 31270297 A JP31270297 A JP 31270297A JP 31270297 A JP31270297 A JP 31270297A JP H11130614 A JPH11130614 A JP H11130614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
perfluoropolyether
treated
feeling
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31270297A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Onaki
稔 小名木
Yumiko Yakuta
由美子 役田
Yoichiro Tanaka
洋一郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP31270297A priority Critical patent/JPH11130614A/ja
Publication of JPH11130614A publication Critical patent/JPH11130614A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】粉末形態の化粧料でありながら、使用時これを
塗擦すると液化してリキッド様の特性が生じ、粉っぽさ
の無さやエモリエント感等の良好な使用感及び仕上り感
を有し、且つ使用時のきしみ感が無い優れた粉末化粧料
を提供する。 【解決手段】表面積80m2/g以上の疎水化無水ケイ酸
0.1〜7 重量%、パーフルオロポリエーテルアルキ
ルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキ
ル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル
カルボン酸及びその塩から選択される、分子量が300
以上であるパーフルオロポリエーテル基を有する化合物
で処理した粉体1〜50粉体、水性成分30〜90重量
%を含有し、塗擦により液化することを特徴とする粉末
化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉末形態の化粧料であり
ながら、使用時これを塗擦すると液化してリキッド様の
特性が生じ、粉っぽさの無さやエモリエント感等の良好
な使用感及び仕上り感を有し、且つ使用時のきしみ感が
無い粉末化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
粉末形態の化粧料として、白粉、美白パウダー等が知ら
れているが、使用中に粉が飛散する、仕上りが粉っぽ
い、肌が乾燥する等の問題があった。また、薬剤の肌へ
の浸透促進、水分、油分、保湿性、エモリエント性の付
与等を目的として、粉末化粧料を水、油、液状化粧料等
と混合して使用する方法も行われているが、使用性など
の点で問題があった。
【0003】この様な問題点を解消する技術として、特
開平5−65212号公報、特開平6−166611号
公報、特開平6−211620号公報に開示されるが如
く、特定の表面積を有する疎水化無水ケイ酸とパーフル
オロアルキルリン酸エステル等の特定のフツ素化合物で
被覆処理した化粧料用粉体、油性成分及び水を特定量組
み合わせて、塗擦により液化する粉末化粧料が開発され
ている。しかしながら、これら粉末化粧料は、上記問題
点を解決するものであったが、粉っぽさの無さとエモリ
エント感及び使用時のきしみ感において、必ずしも満足
できる水準では無かった。
【0004】このため、粉末形態でありながら使用性に
優れ、リキッド様の特性と粉っぽさの無さやエモリエン
ト感等の良好な使用感及び仕上り感を有し、且つ使用時
のきしみ感が無い粉末化粧料が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の疎水化無水ケ
イ酸及び特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化
合物処理粉体及び水性成分を粉末化して用いれば、粉末
形態の化粧料でありながら、使用中に清涼感与え、肌へ
の親和性、水分等を付与できる等のリキッド様の特性を
有し、粉っぽさの無さやエモリエント感等の使用感及び
仕上がり感に優れ、しかも使用時のきしみ感が無い粉末
化粧料が得られることを見出し本発明を完成した。更に
は、上記成分に加えて油性成分を配合すれば、エモリエ
ント感やきしみ感の無さ等の使用感がより向上すること
を見出した。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(a)〜
(c): (a)表面積80m2/g以上の疎水化無水ケイ酸 0.1〜7 重量% (以下、単に「%」と略す )(b)パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロポ リエーテルアルキル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボ ン酸及びその塩から選択される、分子量が300以上であるパーフルオロポリエ ーテル基を有する化合物で処理した粉体 1〜50% (c)水性成分 30〜90% を含有し、更には、上記(a)〜(c)成分に加えて、
(d)油性成分を0.5〜40%含有する、塗擦により
液化することを特徴とする粉末化粧料を提供するもので
ある。
【0006】本発明に用いられる(a)成分の疎水化無
水ケイ酸は、微粒子無水ケイ酸の表面がオルガノシラン
系化合物、シリコーン化合物、フッ素化合物等で覆われ
ているものであり、例えばトリメチルシロキシル化無水
ケイ酸(キャボット社製、キャボジルTS−530、表
面積325m2/g)、ジメチルシロキシル化無水ケイ酸
(デグッサ社製、エロジールR−972、表面積110
±20m2/g)、オクチルシロキシル化無水ケイ酸(デ
グッサ社製、エロジールR−805、表面積150±2
5m2/g)、シリコーンオイル処理無水ケイ酸(デグッ
サ社製、エロジールR−202、表面積100±20m2
/g)、後記特定のパーフルオロポリエーテル化合物
(1)又は(2)で処理された無水ケイ酸等が挙げられ
る。これら疎水化無水ケイ酸はBET法による表面積が
80m2/g以上であることが必要であり、表面積がこれ
より少ないと、水性成分の表面に多量に配向することが
できず、水性成分を安定に粉末化することができなくな
る。
【0007】本発明に使用される(b)成分は、特定の
パーフルオロポリエーテル基を有する化合物で基材粉体
を処理したもので、特開平8−133928号公報等に
記載されているものが例示される。処理粉体を構成する
パーフルオロポリエーテル基を有する化合物とは、パー
フルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩、パー
フルオロポリエーテルアルキル硫酸及びその塩、パーフ
ルオロポリエーテルアルキルカルボン酸及びその塩から
選択される。これらの化合物はパーフルオロポリエーテ
ル基を含有し、かつ粉体表面と親和性を持つためのリン
酸基及び硫酸基及びカルボキシル基から選択される極性
基を有するものである。また、パーフルオロポリエーテ
ル基とは、パーフルオロアルキレン又はパーフルオロア
ルキルと結合しているエーテル酸素が少なくとも2以上
有する基をいうこととする。従って、本発明に係るパー
フルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩には、
特開平5−39209号公報及び特開平5−58841
号公報に記載のようなエーテル酸素を一つしか持たない
パーフルオロオキシアルキル基を含有する化合物は含ま
れない。パーフルオロポリエーテル基の分子量は300
以上であり、好ましくは500以上であり、好ましい上
限は概ね7000程度である。300未満では、撥水・
撥油性の付与を十分に行うことができない。
【0008】パーフルオロポリエーテル部分を構成する
好ましいパーフルオロオキシアルキレン基には、例えば
パーフルオロオキシメチレン基、パーフルオロオキシエ
チレン基、パーフルオロオキシイソプロピレン基、パー
フルオロオキシn−プロピレン基などが挙げられる。こ
れらから少なくとも1以上が選択され且つ重合してパー
フルオロポリエーテル基を構成する。この中で、特に好
ましくはパーフルオロオキシイソプロピレン基及びパー
フルオロオキシメチレン基を含有する基であり、最も好
ましいパーフルオロポリエーテル基は下記一般式で表わ
される基である。 Ca2a+1O(CF2CF(CF3)O)m(CF2O)nCF(X)− Ca2a+1O(CF2CF2CF2O)m(CF2O)nCF(X)− (但し、分子量は300以上であり、より好ましくは5
00以上であり、m/n=1〜100を表わし、より好
ましくは20〜40を表わし、aは1〜10を表わし、
XはF又はCF3を表わす。) 尚、パーフルオロポリエーテル基が2種以上のパーフル
オロオキシアルキレン基を含有する場合において、それ
ぞれ同種のものが連続重合している場合に限られず、ラ
ンダム重合或いはブロック重合でも構わない。
【0009】更に、本発明に係るパーフルオロポリエー
テル基を有する化合物と基材粉体との固着力の観点か
ら、前記化合物から粉体との親和性を有する極性基が容
易に離脱しないことが必要であり、そのために前記化合
物には、少なくとも1以上のオキシアルキレン基を含む
ことが好ましい。より好ましくは、1〜2である。3以
上のオキシアルキレン基が存在すると前記化合物の撥水
・撥油性が劣ったものとなるからである。同様に固着力
の点で、オキシアルキレン基に加え更に、アルキレン基
を含ませてもよい。アルキレン基の好ましい炭素数は2
以下である。
【0010】上記のパーフルオロポリエーテル基を有す
る化合物は、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸
及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及
びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン
酸及びその塩が挙げられるが、中でも好ましくはパーフ
ルオロポリエーテルアルキルリン酸又はその塩であっ
て、より好ましくは下記一般式で表わされる化合物及び
そのジエタノールアミン塩であり、特に好ましくは、下
記一般式及びモノエステルのジエタノールアミン塩であ
る。
【0011】 [Ca2a+1O(C36O)m(CF2O)nCF(X)(CH2d− −(OCH2CH2rqOP(=O)(OH)3-q (但し、パーフルオロポリエーテル基の分子量は300
以上であり、より好ましくは500以上であり、m/n
=1〜100を表わし、より好ましくは20〜40を表
わし、aは1〜10を表わし、dは0〜2を表わし、q
は1又は2を表わし、rは1〜2を表わし、XはF又は
CF3を表わす。)
【0012】本発明の(b)成分の特定のパーフルオロ
ポリエーテル基を有する化合物の被覆処理を施す粉体と
しては、化粧品一般に使用される粉体として用いられて
いる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧
状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒
子構造、等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性
粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類、等が挙
げられる。具体的には、酸化チタン、コンジョウ、群
青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化珪素、酸化マグネシウ
ム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、
ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アル
ミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリ
サイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫
酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等
の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化
鉄コーティング雲母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料処理
雲母チタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、
ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレート、アクリ
ロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニ
リデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリスチレ
ン、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、オ
ルガノポリシロキサンエラストマーパウダー、ポリメチ
ルシルセスキオキサンパウダー、ポリテトラフルオロエ
チレンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、カ
ルバミン酸エチルパウダー、結晶セルロース、ステアリ
ン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジ
ン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレー
キ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタ
ン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆
雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有
二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これらを一種
又は二種以上組み合わせて用いることができる。
【0013】粉体を特定のパーフルオロポリエーテル基
を有する化合物で表面処理する方法は、特に制限され
ず、通常の粉体表面被覆処理方法を適用することができ
る。例えば、パーフルオロポリエーテル基を有する化合
物を溶剤(有機媒体あるいは極性溶媒)に溶解または分
散し、粉体と混合し、その後溶剤を除去、乾燥すること
によって容易に処理粉体を得ることができる。尚、上記
処理後、粉体にパーフルオロポリエーテル基を有する化
合物をより強く吸着させるために、高温で焼き付けても
良い。また、表面処理にあっては粉体を同時に2種以上
混合して処理することもできる。
【0014】更に、本発明の効果を損なわない範囲で、
その他のフッ素系化合物、シリコーン、レシチン、水素
添加レシチン、コラーゲン、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、エステル、ワックスなどの公知のコーティング剤で
同時に又は重ねて処理してもよい。
【0015】パーフルオロポリエーテル基を有する化合
物による処理量は、その種類によって異なるが、粉体の
0.1〜50%、特に1〜20%が好ましい。少なすぎ
ると十分な効果が得られず、多すぎると顔料本来の特性
が失われてしまう恐れがあるからである。
【0016】本発明の(c)成分である水性成分として
は、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の
他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、ジプリピレングリコール、ポリエチレン
グリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリ
ン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、
ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラ
ベンダー、ローズ等の植物抽出液、グアーガム、コンド
ロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガ
ム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、メチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アルキル付
加カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の
水溶性高分子、塩類等が挙げられ、これらを一種又は二
種以上組み合わせて用いることができる。
【0017】本発明の(d)成分の油性成分としては、
化粧品一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起
源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状
を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エ
ステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン
油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤
類、親油性界面活性剤類、油溶性紫外線吸収剤類等が挙
げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、
ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィン
ワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、モクロウ、モンタンワックス、フィッシュトロ
プスワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、
ホホバ油、ミンク油マカデミアンナッツ油等の油脂類、
ミツロウ、ラノリン、カルナウバワックス、キャンデリ
ラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネ
ート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ
ロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン
酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ト
リイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセ
リル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタ
ン酸ネオペンチルグリコール、コレスレロール脂肪酸エ
ステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレス
テリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル
類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニ
ン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ロジン酸、12
−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルア
ルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オ
レイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニ
ルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチル
ポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポ
リエーテル変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシ
ロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パ
ーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフ
ルオロオクタン等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラ
ノリンラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコー
ル等のラノリン誘導体、セスキオレイン酸ソルビタン等
の親油性界面活性剤類、デキストリン脂肪酸エステル、
蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−
ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カ
ルシウム等の油性ゲル化剤類、グリセリンモノステアレ
ート、ソルビタントリステアレート等の親油性界面活性
剤類、パラアミノ安息香酸エチル、p−メトキシケイ皮
酸−2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル−4’
−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等の油
溶性紫外線吸収剤類、等が挙げられる。
【0018】これら、油性成分は1種又は2種以上を組
合わせて用いることができ、また、、合成炭化水素ワッ
クス等の高融点ワックスを微粉末化したものや、炭酸マ
グネシウム等の多孔質粉体やアクリレートコポリマー等
の高凝集性ポリマー等に油性成分を担持吸収させ、粉末
化したもの、ポリメチルメタクリレート等で油性成分を
カプセル化したもの等を用いることもできる。
【0019】本発明における(a)〜(c)成分の全組
成に対する配合割合は次のとおりである。(a)成分の
配合量は0.1〜7%、好ましくは2〜4%であり、
0.1%未満では充分に水性成分を粉末化できず、意図
する粉末形態を得ることができなくなる。また、7%を
超えると多量の(c)成分を粉末化することができるよ
うにはなるが、使用時塗擦しても液化せずリキッド的な
感触を有さない。(b)成分の配合量は1〜50%であ
り、50%を超えると使用時にリキッド様の特性が得ら
れなくなる。(c)成分の水性成分の配合量は、(a)
及び(b)成分の組成比及び配合量によって異なるが、
30〜90%であり、30%より少ないと塗擦した時に
液化せず、また90%を超えるとこれを粉末化できなく
なり、官能上好ましくない。各成分が上記の範囲である
と、塗擦すると液化してリキッド様の特性が生じ、粉っ
ぽさの無さやエモリエント感等の良好な使用感及び仕上
り感を有し、且つ使用時のきしみ感が無い等の本発明の
効果を有する粉末化粧料が実現できる。更には、上記
(a)〜(c)成分に加えて、(d)成分を0.5〜4
0%配合すると、エモリエント感がより向上し、また使
用時のきしみ感がより無くなるため好ましい。
【0020】本発明の粉末化粧料には、上記必須成分以
外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、界面活
性剤、水溶性紫外線吸収剤、被膜形成剤、リパーゼやプ
ロテアーゼ等の酵素類、水溶性アスコルビン酸誘導体、
レゾルシンやイオウ等の薬剤、保湿剤、酸化防止剤、美
容成分、防腐剤、香料酸化防止剤、等を本発明の効果を
妨げない範囲で配合することもできる。
【0021】本発明の粉末化粧料は、(a)成分に
(c)成分が吸着した状態で存在するものであり、塗擦
により力を加えると、この吸着状態が破壊され、粉末化
されていた(c)成分がにじみ出して液化するものであ
る。
【0022】本発明の粉末化粧料は、例えば(a)成分
と(b)成分を混合して、これに(c)成分を混合する
方法や、(b)成分と(d)成分を混合して粉末化し、
これに(a)成分を混合した後(C)成分を混合して粉
末化する方法等により製造される。
【0023】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0024】製造例1:処理マイカ ビーカーに水500mlを入れ、撹拌しながらマイカ1
00gを入れ、室温で十分撹拌した。このマイカ分散液
に、撹拌しながら下記に示すパーフルオロポリエーテル
アルキルリン酸ジエタノールアミン塩の20%水溶液2
5gを徐々に添加し、添加後1時間半撹拌を行った。酸
で中和した後、吸引瀘過を行い、乾燥してパーフルオロ
ポリエーテル化合物処理マイカを得た。
【0025】 CF3O(CF2CF(CF3)O)m(CF2O)nCF2CH2− −(OCH2CH21.9OP(=O)[ONH2(CH2CH2OH)22 (式中、m/n=24.1、パーフルオロポリエーテル
アルキルリン酸ジエタノールアミン塩の平均分子量は1
195であり、パーフルオロポリエーテル基の平均分子
量は791である。)
【0026】製造例2〜7:製造例1のにおいてマイカ
をタルク、酸化チタン、ベンガラ、黄酸化鉄、雲母チタ
ン、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー(ト
レフィルE506、東レ・ダウ・コーニングシリコーン
社製)に各々代える以外は同様の方法で処理して、パー
フルオロポリエーテル化合物処理タルク(製造例2:処
理タルク)、パーフルオロポリエーテル化合物処理酸化
チタン(製造例3:処理酸化チタン)、パーフルオロポ
リエーテル化合物処理ベンガラ(製造例4:処理ベンガ
ラ)、パーフルオロポリエーテル化合物処理黄酸化鉄
(製造例5:処理黄酸化鉄)、パーフルオロポリエーテ
ル化合物処理雲母チタン(製造例6:処理雲母チタ
ン)、パーフルオロポリエーテル化合物処理オルガノポ
リシロキサンエラストマーパウダー(製造例7:処理オ
ルガノポリシロキサンエラストマーパウダー)を得た。
【0027】製造例8:処理セリサイトビーカーにセリ
サイト150gを入れ、混合しながら60℃まで加熱す
る。これに下記に示すパーフルオロポリエーテルアルキ
ルリン酸13gをイソプロピルアルコール1500gに
溶解加温しておいたものを加え、60℃で4時間混合す
る。その後、イソプロピルアルコールを減圧蒸留し、乾
燥してパーフルオロポリエーテル化合物処理セリサイト
を得た。
【0028】 CF3O(CF2CF(CF3)O)m(CF2O)nCF2CH2− −(OCH2CH2rOP(=O)(OH)2 (式中、m/n=20〜40であり、rは1〜2を表わ
し、平均分子量は998であり、パーフルオロポリエー
テル基の平均分子量は791である。)
【0029】製造比較例1:処理マイカビーカーに水5
00mlを入れ、撹拌しながらマイカ100gを入れ、
室温で十分撹拌した。このマイカ分散液に、撹拌しなが
ら下記に示すパーフルオロアルキルリン酸ジエタノール
アミン塩の20%水溶液25gを徐々に添加し、添加後
1時間半撹拌を行った。酸で中和した後、吸引瀘過を行
い、乾燥してパーフルオロアルキル化合物処理マイカを
得た。 (Cm2mCH2CH2O)nP(=O)[ONH2(CH2CH2OH)23-n (式中、m、nはそれぞれm=6〜18、2≧n≧1を
表わし、平均分子量は954であり、パーフルオロアル
キル基の平均分子量は619である。)
【0030】製造比較例2〜5:製造比較例1のマイカ
をタルク、酸化チタン、ベンガラ、黄酸化鉄、に各々代
える以外は同様の方法で処理して、パーフルオロアルキ
ル化合物処理タルク(製造比較例2:処理タルク)、パ
ーフルオロアルキル化合物処理酸化チタン(製造比較例
3:処理酸化チタン)、パーフルオロアルキル化合物処
理ベンガラ(製造比較例4:処理ベンガラ)、パーフル
オロアルキル化合物処理黄酸化鉄(製造比較例5:処理
黄酸化鉄)を得た。
【0031】実施例1〜6、比較例1〜5:粉白粉 表1に示す組成の粉白粉を製造した。
【0032】
【表1】 注1:キャボジルTS−530、比表面積325m2
g〔キャボット社製〕 注2:アエロジルR−972、比表面積110m2/g
〔日本アエロジル社製〕 注3:アエロジル300、比
表面積300m2/g〔日本アエロジル社製〕 注4:融点120℃のフィッシュトプシュワックスの微
粉末〔平均粒径3μ〕 注5:ポリトラップQ5−6603(アクリレートコポ
リマー:ジメチルポリシロキサン=1:3)〔ダウ・コ
ーニング社製〕 注6:マツモトマイクロスフェア〔松本油脂製薬社製〕
【0033】(製法) A:4〜18を混合粉砕する。 B:19〜22を加熱溶解しAと混合し、23〜25を
加えて混合撹拌する。 C:Bと1〜3を混合撹拌する。 D:Cに26〜27を混合し、容器に充填して粉白粉と
する。
【0034】(評価方法)実施例1〜6及び比較例1〜
5の粉白粉を試料とし、化粧歴10年以上の女性40人
をパネルに用いて、粉末化状態及び使用時の液化状態、
清涼感、粉っぽさのなさ、エモリエント感、きしみ感の
無さの各項目について、良いと感じた人数により、以下
の基準に従って評価し、結果を表2に示した。
【0035】(評価基準) 良いとした人数 31〜40名:◎ 21〜30名:○ 11〜20名:△ 10名以下 :×
【0036】表2の結果から明かなように、本発明品の
実施例1〜6の粉白粉は、比較例1〜5の粉白粉と比較
して、全ての項目で優れたものであった。
【0037】 実施例7 美白パウダー (成分) (%) 1.トリメチルシロキシル化無水ケイ酸(注1) 5.0 2.リン酸L−アスコルビルマグネシウム 1.0 3.クエン酸ソーダ 1.0 4.1,3−ブチレングリコール 5.0 5.グリセリン 5.0 6.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 7.精製水 66.8 8.製造例1の処理マイカ 5.0 9.製造例2の処理タルク 5.0 10.製造例6の処理オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー 3.0 11.部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(注7) 1.0 12.ジメチルポリシロキサン(100CS) 2.0 注7:KSG16〔信越化学工業社製〕
【0038】(製法) A.8〜10を混合、粉砕する。 B.11〜12を混合してAに加え、1と混合する。 C.2〜7を混合、溶解する。 D.BとCを混合し、容器に充填する。
【0039】実施例7の美白パウダーは、粉末でありな
がら塗擦によってスムーズに液化し、使用中に清涼感与
え、肌への親和性、水分等を付与できる等のリキッド様
の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエント感等の使
用感及び仕上がり感が良好で、しかも使用時のきしみ感
が無く、また、リン酸L−アスコルビルマグネシウムの
経時安定性も良好であった。
【0040】 実施例8 粉末状ファンデーション (成分) (%) 1.オクチルシロキシル化無水ケイ酸(注8) 3.0 2.製造例3の酸化チタン 8.0 3.製造例1の処理マイカ 10.0 4.製造例2の処理タルク 10.0 5.製造例5のパーフルオロポリエーテル化合物処理雲母チタン 5.0 6.メチルハイドロジェンポリシロキサン1.5%処理ベンガラ 0.5 7.メチルハイドロジェンポリシロキサン1.5%処理黄酸化鉄 1.0 8.メチルハイドロジェンポリシロキサン1.5%処理黒酸化鉄 0.1 9.ワセリン 3.0 10.オクチルメトキシシンナメート 1.0 12.有機変性ベントナイト 0.5 13.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 14.ポリエチレングリコール(分子量2万) 3.0 15.ジグリセリン 2.0 16.1,3−ブチレングリコール 7.0 17.精製水 45.7 注8:エロジールR−805、比表面積150m2/g〔日本エアロジル社製 〕
【0041】(製法) A.2〜8を混合、粉砕する。 B.9〜12を混合してAに加え、1を混合する。 C.13〜17を混合、溶解する。 D.BとCを混合し、容器に充填する。
【0042】実施例8の粉末状ファンデーションは、粉
末でありながら塗擦によってスムーズに液化し、使用中
に清涼感与え、肌への親和性、水分等を付与できる等の
リキッド様の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエン
ト感等の使用感及び仕上がり感が良好で、しかも使用時
のきしみ感が無い、優れたものであった。
【0043】
【発明の効果】本発明の粉末化粧料は粉末形態の化粧料
でありながら使用時塗擦によって液化し、使用中に清涼
感与え、肌への親和性、水分等を付与できる等のリキッ
ド様の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエント感等
の使用感及び仕上がり感が良好で、しかも使用時のきし
み感が無い優れたものである。
【表2】
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 粉末化粧料 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(a)〜
(c): (a)表面積80m/g以上の疎水化無水ケイ酸
0.1〜7重量%(以下、単に「%」と略す) (b)パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びそ
の塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及びその
塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン酸及び
その塩から選択される、分子量が300以上であるパー
フルオロポリエーテル基を有する化合物で処理した粉体
1〜50重量% (c)水性成分 30〜90% を含有し、更には、上記(a)〜(c)成分に加えて、
(d)油性成分を0.5〜40%含有する、塗擦により
液化することを特徴とする粉末化粧料を提供するもので
ある。本発明に用いられる(a)成分の疎水化無水ケイ
酸は、微粒子無水ケイ酸の表面がオルガノシラン系化合
物、シリコーン化合物、フッ素化合物等で覆われている
ものであり、例えばトリメチルシロキシル化無水ケイ酸
(キャボット社製、キャボジルTS−530、表面積3
25m/g)、ジメチルシロキシル化無水ケイ酸(デ
グッサ社製、エロジールR−972、表面積110±2
0m/g)、オクチルシロキシル化無水ケイ酸(デグ
ッサ社製、エロジールR−805、表面積150±25
/g)、シリコーンオイル処理無水ケイ酸(デグッ
サ社製、エロジールR−202、表面積100±20m
/g)等が挙げられる。これら疎水化無水ケイ酸はB
ET法による表面積が80m/g以上であることが必
要であり、表面積がこれより少ないと、水性成分の表面
に多量に配向することができず、水性成分を安定に粉末
化することができなくなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本発明における(a)〜(c)成分の全組
成に対する配合割合は次のとおりである。(a)成分の
配合量は0.1〜7%、好ましくは2〜4%であり、
0.1%未満では充分に水性成分を粉末化できず、意図
する粉末形態を得ることができなくなる。また、7%を
超えると多量の(c)成分を粉末化することができるよ
うにはなるが、使用時塗擦しても液化せずリキッド的な
感触を有さない。(b)成分の配合量は1〜50%であ
り、50%を超えると使用時にリキッド様の特性が得ら
れなくなる。(c)成分の水性成分の配合量は、(a)
及び(b)成分の組成比及び配合量によって異なるが、
30〜90%であり、30%より少ないと塗擦した時に
液化せず、また90%を超えると粉末化できなくなり、
官能上好ましくない。各成分が上記の範囲であると、塗
擦すると液化してリキッド様の特性が生じ、粉っぽさの
無さやエモリエント感等の良好な使用感及び仕上り感を
有し、且つ使用時のきしみ感が無い等の本発明の効果を
有する粉末化粧料が実現できる。更には、上記(a)〜
(c)成分に加えて、(d)成分を0.5〜40%配合
すると、エモリエント感がより向上し、また使用時のき
しみ感がより無くなるため好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】実施例1〜、比較例1〜:粉白粉 表1に示す組成の粉白粉を製造した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】(評価方法)実施例1〜及び比較例1〜
の粉白粉を試料とし、化粧歴10年以上の女性40人
をパネルに用いて、粉末化状態及び使用時の液化状態、
清涼感、粉っぽさのなさ、エモリエント感、きしみ感の
無さ、化粧持続性の各項目について、良いと感じた人数
により、以下の基準に従って評価し、結果を表2に示し
た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】表2の結果から明らかなように、本発明品
の実施例1〜の粉白粉は、比較例1〜の粉白粉と比
較して、全ての項目で優れたものであった。なお、比較
例3〜4は粉末化できなかったため、使用時の評価はで
きなかった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】 実施例 美白パウダー (成分) (%) 1.トリメチルシロキシル化無水ケイ酸(注1) 5.0 2.リン酸L−アスコルビルマグネシウム 1.0 3.クエン酸ソーダ 1.0 4.1,3−ブチレングリコール 5.0 5.グリセリン 5.0 6.パラオキシ安息香酸メチル 0.2 7.精製水 66.8 8.製造例1の処理マイカ 5.0 9.製造例2の処理タルク 5.0 10.製造例の処理オルガノポリシロキサンエラスト 3.0 マーパウダー 11.部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(注7) 1.0 12.ジメチルポリシロキサン(100cs) 2.0 注7:KSG16[信越化学工業社製]
【提出日】平成10年5月26日
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】実施例の美白パウダーは、粉末でありな
がら塗擦によってスムーズに液化し、使用中に清涼感
与え、肌への親和性、水分等を付与できる等のリキッド
様の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエント感等の
使用感及び仕上り感が良好で、しかも使用時のきしみ感
が無く、また、リン酸L−アスコルビルマグネシウムの
経時安定性も良好であった。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】 実施例 粉末状ファンデーション (成分) (%) 1.オクチルシロキシル化無水ケイ酸(注8) 3.0 2.製造例3の処理酸化チタン 8.0 3.製造例1の処理マイカ 10.0 4.製造例2の処理タルク 10.0 5.製造例のパーフルオロポリエーテル化合物 5.0 処理雲母チタン 6.メチルハイドロジェンポリシロキサン1.5% 0.5 処理ベンガラ 7.メチルハイドロジェンポリシロキサン1.5% 1.0 処理黄酸化鉄 8.メチルハイドロジェンポリシロキサン1.5% 0.1 処理黒酸化鉄 9.ワセリン 3.0 10.オクチルメトキシシンナメート 1.011 .有機変性ベントナイト 0.512 .パラオキシ安息香酸メチル 0.213 .ポリエチレングリコール(分子量2万) 3.014 .ジグリセリン 2.015 .1,3−ブチレングリコール 7.016 .精製水 45.7 注8:エロジールR−805、比表面積150m/g[日本エアロジル社製 ]
【提出日】平成10年5月26日
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】(製法) A.2〜8を混合、粉砕する。 B.9〜11を混合してAに加え、1を混合する。 C.1216を混合、溶解する。 D.BとCを混合し、容器に充填する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】実施例の粉末状ファンデーションは、粉
末でありながら塗擦によってスムーズに液化し、使用中
に清涼感与え、肌への親和性、水分等を付与できる等
のリキッド様の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエ
ント感等の使用感及び仕上り感が良好で、しかも使用時
のきしみ感が無い、優れたものであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(c): (a)表面積80m2/g以上の疎水化無水ケイ酸 0.1〜7 重量% (b)パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロポリ エーテルアルキル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン 酸及びその塩から選択される、分子量が300以上であるパーフルオロポリエー テル基を有する化合物で処理した粉体 1〜50重量%(c )水性成分 30〜90重量%を含 有し、塗擦により液化することを特徴とする粉末化粧料。
  2. 【請求項2】 更に(d)成分として油性成分を0.5
    〜40重量%含有することを特徴とする請求項1記載の
    粉末化粧料。
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