JPH11128100A - 浴槽及びシステムバス - Google Patents
浴槽及びシステムバスInfo
- Publication number
- JPH11128100A JPH11128100A JP9245652A JP24565297A JPH11128100A JP H11128100 A JPH11128100 A JP H11128100A JP 9245652 A JP9245652 A JP 9245652A JP 24565297 A JP24565297 A JP 24565297A JP H11128100 A JPH11128100 A JP H11128100A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- closing plate
- notch
- peripheral wall
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 59
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 28
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims description 26
- 238000003287 bathing Methods 0.000 claims description 12
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 64
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 24
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000005587 bubbling Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 239000000344 soap Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K3/00—Baths; Douches; Appurtenances therefor
- A47K3/006—Doors to get in and out of baths more easily
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高齢者等でも容易に入浴できるとともに、入
浴中の湯の流出が少なく、たっぷりとした湯に浸かるこ
とができ、しかも衛生的な浴槽及びシステムバスを提供
する。 【解決手段】 浴槽本体の周壁の少なくとも一箇所に跨
ぐ高さを低くする切り欠き部を設け、前記切り欠き部を
閉塞する閉塞板を着脱自在に設けてなるので、閉塞板を
外せば、切り欠き部から入出浴が容易にでき、閉塞板を
取り付ければ、入浴中の湯の流出が少なくなる。
浴中の湯の流出が少なく、たっぷりとした湯に浸かるこ
とができ、しかも衛生的な浴槽及びシステムバスを提供
する。 【解決手段】 浴槽本体の周壁の少なくとも一箇所に跨
ぐ高さを低くする切り欠き部を設け、前記切り欠き部を
閉塞する閉塞板を着脱自在に設けてなるので、閉塞板を
外せば、切り欠き部から入出浴が容易にでき、閉塞板を
取り付ければ、入浴中の湯の流出が少なくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽に関し、特に
高齢者や身体障害者でも安心して容易に入浴することが
でき、しかも衛生的な福祉用の浴槽に関するものであ
る。
高齢者や身体障害者でも安心して容易に入浴することが
でき、しかも衛生的な福祉用の浴槽に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の浴槽は、通常その上面の洗い場床
面からの高さが30cm乃至60cmあり、健常者には
適した高さであるが、高齢者や身体障害者あるいは幼児
(以下「高齢者等」という)のなかには、この高さの浴
槽の側壁又は周壁を跨いで浴槽に入り、同様に跨いで浴
槽から洗い場に出るのが困難な人が多い。また、介護者
が入れてあげる場合も、抱え上げて入れなければならな
いため、大きな力が必要であり、体力のない介護者では
介添えできない。
面からの高さが30cm乃至60cmあり、健常者には
適した高さであるが、高齢者や身体障害者あるいは幼児
(以下「高齢者等」という)のなかには、この高さの浴
槽の側壁又は周壁を跨いで浴槽に入り、同様に跨いで浴
槽から洗い場に出るのが困難な人が多い。また、介護者
が入れてあげる場合も、抱え上げて入れなければならな
いため、大きな力が必要であり、体力のない介護者では
介添えできない。
【0003】また、浴槽の側壁又は周壁上面をこの洗い
場床面から僅かに出ている程度のものにし、浴槽本体の
底面を洗い場の床面よりも低くすることによって、浴槽
の深さを確保したものもある。このものは、浴槽に入る
のには容易であるが、洗い場で体にかけた湯や水が浴槽
内に入り込み、浴槽内の湯を汚すことになるので非衛生
的である。
場床面から僅かに出ている程度のものにし、浴槽本体の
底面を洗い場の床面よりも低くすることによって、浴槽
の深さを確保したものもある。このものは、浴槽に入る
のには容易であるが、洗い場で体にかけた湯や水が浴槽
内に入り込み、浴槽内の湯を汚すことになるので非衛生
的である。
【0004】さらに、欧米においては、浴槽内いっぱい
にシャボンを泡立て、体を洗ったのちシャワーで洗い流
すという使い方が一般であり、そのため浅い浴槽が使わ
れている。このものは、浴槽が浅いため高齢者等でも入
りやすいという点は良いが、日本人のようにたっぷりと
した湯に浸かりたい人にはものたりないという問題があ
る。
にシャボンを泡立て、体を洗ったのちシャワーで洗い流
すという使い方が一般であり、そのため浅い浴槽が使わ
れている。このものは、浴槽が浅いため高齢者等でも入
りやすいという点は良いが、日本人のようにたっぷりと
した湯に浸かりたい人にはものたりないという問題があ
る。
【0005】さらに、浴槽本体の一つの側壁に引戸を設
け、入浴者が浴槽内に入った後引戸を閉め、隣接する貯
湯槽から送湯装置を操作して湯を浴槽へ移し、入浴が終
わると浴槽の湯を貯湯槽へ返送した後、引き戸を開け、
車椅子の入浴者が浴槽から出るようにしたものが提案さ
れている(特開平7−308357号)。
け、入浴者が浴槽内に入った後引戸を閉め、隣接する貯
湯槽から送湯装置を操作して湯を浴槽へ移し、入浴が終
わると浴槽の湯を貯湯槽へ返送した後、引き戸を開け、
車椅子の入浴者が浴槽から出るようにしたものが提案さ
れている(特開平7−308357号)。
【0006】上記特開平7−308357号に開示され
た浴槽は、車椅子に乗った状態で入浴できるという利点
があるが、引戸や貯湯槽などの設備を別に設ける必要が
あり、高価なものとなり、浴槽内へ裸になって入ってか
ら湯を入れるので浴槽に湯が満たされるまで待たねばな
らず、浴室内をよく温めておかないと待っている間に寒
い思いをしなければならないなどの問題がある。また、
入浴後も貯湯槽に湯を回収した後でなければ、外へ出ら
れないという問題があり、車椅子を使用しなくても入浴
可能な程度の障害者や高齢者にとっては、却って不便で
ある。また、湯を捨てずに回収して使えるのでその面で
は経済的であるが、最近24時間風呂などで衛生上の問
題点が指摘されているように、湯を繰り返し使用し又は
還流して使用することは衛生上好ましくない。
た浴槽は、車椅子に乗った状態で入浴できるという利点
があるが、引戸や貯湯槽などの設備を別に設ける必要が
あり、高価なものとなり、浴槽内へ裸になって入ってか
ら湯を入れるので浴槽に湯が満たされるまで待たねばな
らず、浴室内をよく温めておかないと待っている間に寒
い思いをしなければならないなどの問題がある。また、
入浴後も貯湯槽に湯を回収した後でなければ、外へ出ら
れないという問題があり、車椅子を使用しなくても入浴
可能な程度の障害者や高齢者にとっては、却って不便で
ある。また、湯を捨てずに回収して使えるのでその面で
は経済的であるが、最近24時間風呂などで衛生上の問
題点が指摘されているように、湯を繰り返し使用し又は
還流して使用することは衛生上好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明のう
ち、請求項1記載の発明は、高齢者等でも容易に入出浴
でき、しかも衛生的な浴槽を安価に提供することを課題
とする。
ち、請求項1記載の発明は、高齢者等でも容易に入出浴
でき、しかも衛生的な浴槽を安価に提供することを課題
とする。
【0008】請求項2乃至5に記載の発明は、高齢者等
でも容易に入浴できるとともに、入浴中の湯の流出が少
なく、たっぷりとした湯に浸かることができ、しかも衛
生的な浴槽の提供を課題とする。
でも容易に入浴できるとともに、入浴中の湯の流出が少
なく、たっぷりとした湯に浸かることができ、しかも衛
生的な浴槽の提供を課題とする。
【0009】請求項6乃び7に記載の発明は、請求項2
乃至5に記載の発明の課題に加えて、より容易に且つ安
全に入出浴できる浴槽の提供を課題とする。
乃至5に記載の発明の課題に加えて、より容易に且つ安
全に入出浴できる浴槽の提供を課題とする。
【0010】請求項8記載の発明は、請求項6及び7に
記載の発明の課題に加えて、閉塞板支持部の溝に閉塞板
を水密に固定しうる浴槽の提供を課題とする。
記載の発明の課題に加えて、閉塞板支持部の溝に閉塞板
を水密に固定しうる浴槽の提供を課題とする。
【0011】請求項9乃至11に記載の発明は、請求項
2乃至8に記載の発明の課題に加えて、切り欠き部を閉
塞しないとき、閉塞板を容易に収納できる浴槽の提供を
課題とする。
2乃至8に記載の発明の課題に加えて、切り欠き部を閉
塞しないとき、閉塞板を容易に収納できる浴槽の提供を
課題とする。
【0012】請求項12及び13記載の発明は、請求項
1乃至11に記載の発明の課題に加え、高齢者等でもさ
らに容易に入出浴できる浴槽の提供を課題とする。
1乃至11に記載の発明の課題に加え、高齢者等でもさ
らに容易に入出浴できる浴槽の提供を課題とする。
【0013】請求項14及び15記載の発明は、請求項
2乃至13記載の発明の課題に加えて、製造が容易なシ
ステムバスの提供を課題とする。
2乃至13記載の発明の課題に加えて、製造が容易なシ
ステムバスの提供を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、浴槽本体の周壁の少なくとも一
つの側壁の長手方向片端に跨ぐ高さを低くする切り欠き
部を設けてなることを特徴とする。
め、請求項1の発明は、浴槽本体の周壁の少なくとも一
つの側壁の長手方向片端に跨ぐ高さを低くする切り欠き
部を設けてなることを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、浴槽本体の周壁の
少なくとも一箇所に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を設
け、前記切り欠き部を閉塞する閉塞板を着脱自在に設け
てなることを特徴とする。
少なくとも一箇所に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を設
け、前記切り欠き部を閉塞する閉塞板を着脱自在に設け
てなることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の浴
槽において、前記閉塞板は、幅が一定又は下方になるに
つれて狭まる板状体であり、前記切り欠き部周縁に前記
閉塞板を嵌入できる溝を有する閉塞板支持部を設けたこ
とを特徴とする。
槽において、前記閉塞板は、幅が一定又は下方になるに
つれて狭まる板状体であり、前記切り欠き部周縁に前記
閉塞板を嵌入できる溝を有する閉塞板支持部を設けたこ
とを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の浴槽において、前記切り欠き部の最低
部の洗い場床面からの高さが3cm乃至10cm、前記
8り欠き部の最低部から浴槽本体の底面までの深さが3
0cm乃至50cmであり、前記切り欠き部の上部の幅
が40cm乃至70cmであることを特徴とする。
いずれかに記載の浴槽において、前記切り欠き部の最低
部の洗い場床面からの高さが3cm乃至10cm、前記
8り欠き部の最低部から浴槽本体の底面までの深さが3
0cm乃至50cmであり、前記切り欠き部の上部の幅
が40cm乃至70cmであることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3又は4に
記載の浴槽において、前記閉塞板支持部は、前記切り欠
き部周縁を前記周壁よりも外方に厚く形成し、この厚壁
部に前記閉塞板を嵌入できる溝を形成してなることを特
徴とする。
記載の浴槽において、前記閉塞板支持部は、前記切り欠
き部周縁を前記周壁よりも外方に厚く形成し、この厚壁
部に前記閉塞板を嵌入できる溝を形成してなることを特
徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3乃至5の
いずれかに記載の浴槽において、前記閉塞板支持部上面
の前記切り欠き部側端付近に把持部を設けて成ることを
特徴とする。
いずれかに記載の浴槽において、前記閉塞板支持部上面
の前記切り欠き部側端付近に把持部を設けて成ることを
特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項6記載の浴
槽において、前記把持部は、掌で把持しやすい大きさの
椀状の把持部であり、表面に指先がかかる程度の複数の
窪みを有することを特徴とする。
槽において、前記把持部は、掌で把持しやすい大きさの
椀状の把持部であり、表面に指先がかかる程度の複数の
窪みを有することを特徴とする。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の浴槽において、前記把持部は、前記閉塞板支持部に
回動可能に軸支され、その周縁に少なくとも一つのスリ
ットを有し、前記把持部を回転させて前記スリットを前
記閉塞板支持部の溝に一致させたとき前記閉塞板が前記
溝に着脱可能となり、前記閉塞板を嵌入したのち前記把
持部を回転させると、前記閉塞板が前記把持部の非スリ
ット部により固定されることを特徴とする。
載の浴槽において、前記把持部は、前記閉塞板支持部に
回動可能に軸支され、その周縁に少なくとも一つのスリ
ットを有し、前記把持部を回転させて前記スリットを前
記閉塞板支持部の溝に一致させたとき前記閉塞板が前記
溝に着脱可能となり、前記閉塞板を嵌入したのち前記把
持部を回転させると、前記閉塞板が前記把持部の非スリ
ット部により固定されることを特徴とする。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項2乃至8の
いずれかに記載の浴槽において、前記浴槽周壁の前記切
り欠き部以外の部分に、前記閉塞板を収納する収納部を
設けてなることを特徴とする。
いずれかに記載の浴槽において、前記浴槽周壁の前記切
り欠き部以外の部分に、前記閉塞板を収納する収納部を
設けてなることを特徴とする。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
浴槽のおいて、前記切り欠き部及び前記収納部を近くに
設け、前記周壁の両者を含む部分を他の部分よりも外方
に厚く形成してなることを特徴とする。
浴槽のおいて、前記切り欠き部及び前記収納部を近くに
設け、前記周壁の両者を含む部分を他の部分よりも外方
に厚く形成してなることを特徴とする。
【0024】請求項11記載の発明は、請求項9又は1
0記載の浴槽において、前記収納部を前記切り欠き部に
連通させ、前記連通する切り欠き部及び収納部間を前記
閉塞板が移動自在に形成してなることを特徴とする。
0記載の浴槽において、前記収納部を前記切り欠き部に
連通させ、前記連通する切り欠き部及び収納部間を前記
閉塞板が移動自在に形成してなることを特徴とする。
【0025】請求項12記載の発明は、請求項1乃至1
1のいずれかに記載の浴槽において、前記周壁内面の前
記切り欠き部の最低部より低い位置に、入出浴時にいっ
たん足をかけることのできる踏み台部を設けてなること
を特徴とする。
1のいずれかに記載の浴槽において、前記周壁内面の前
記切り欠き部の最低部より低い位置に、入出浴時にいっ
たん足をかけることのできる踏み台部を設けてなること
を特徴とする。
【0026】浴槽項13記載の発明は、浴槽本体の周壁
の少なくとも一箇所に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を
設け、前記切り欠き部を閉塞する閉塞板を備えた浴槽に
おいて、前記閉塞板は、切り欠き部を閉塞する閉塞板本
体とこれにほぼ直角に連設される連設板とからなり、前
記閉塞板は、その閉塞板本体が閉塞位置から周壁内面ま
で回動自在に設けられ、前記閉塞板本体を周壁内面に接
するように回動させたとき、前記連設板が前記踏み台部
を形成することを特徴とする。
の少なくとも一箇所に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を
設け、前記切り欠き部を閉塞する閉塞板を備えた浴槽に
おいて、前記閉塞板は、切り欠き部を閉塞する閉塞板本
体とこれにほぼ直角に連設される連設板とからなり、前
記閉塞板は、その閉塞板本体が閉塞位置から周壁内面ま
で回動自在に設けられ、前記閉塞板本体を周壁内面に接
するように回動させたとき、前記連設板が前記踏み台部
を形成することを特徴とする。
【0027】請求項14記載の発明は、請求項1乃至1
3のいずれかに記載の浴槽を形成するシステムバスであ
って、前記浴槽を、前記浴槽本体と、前記浴槽本体の周
壁の一部又は全部を覆う外壁体とで形成することを特徴
とする。
3のいずれかに記載の浴槽を形成するシステムバスであ
って、前記浴槽を、前記浴槽本体と、前記浴槽本体の周
壁の一部又は全部を覆う外壁体とで形成することを特徴
とする。
【0028】請求項15記載に発明は、請求項14記載
のシステムバスにおいて、前記浴槽本体周壁の前記閉塞
板支持部を有する側壁側を覆う外壁体は、洗い場を形成
する床面体と連設してなることを特徴とする。
のシステムバスにおいて、前記浴槽本体周壁の前記閉塞
板支持部を有する側壁側を覆う外壁体は、洗い場を形成
する床面体と連設してなることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の浴槽の一例を洗
い場とともに示した浴室の図である。図1において、浴
槽1は、浴槽本体10とその閉塞板支持部15を除いて
その側壁11を覆う外壁体7とからなる。2は洗い場、
3は給湯口、4は排水孔、6は浴室の入口のドア、T
は、入浴者が浴槽ないで立ち上がるときなどに利用され
る把手である。浴槽本体10の一つの側壁11にはその
側壁の長さ方向片端に跨ぐ高さを低くする切り欠き部1
2が設けられている。切り欠き部12は、この例では、
側壁面において逆台形状をなしており、切り欠き部周縁
には、この例では閉塞板支持部15が設けられている。
外壁体7は、浴槽本体の閉塞板支持部15を除いてその
周壁を覆うように組み合わされる。
に基づいて説明する。図1は、本発明の浴槽の一例を洗
い場とともに示した浴室の図である。図1において、浴
槽1は、浴槽本体10とその閉塞板支持部15を除いて
その側壁11を覆う外壁体7とからなる。2は洗い場、
3は給湯口、4は排水孔、6は浴室の入口のドア、T
は、入浴者が浴槽ないで立ち上がるときなどに利用され
る把手である。浴槽本体10の一つの側壁11にはその
側壁の長さ方向片端に跨ぐ高さを低くする切り欠き部1
2が設けられている。切り欠き部12は、この例では、
側壁面において逆台形状をなしており、切り欠き部周縁
には、この例では閉塞板支持部15が設けられている。
外壁体7は、浴槽本体の閉塞板支持部15を除いてその
周壁を覆うように組み合わされる。
【0030】このように、切り欠き部12から浴槽1内
に出入りするようにすると、高齢者等でも容易に出入り
することができる。介護者が入れて上げる場合も、この
切り欠き部から入れて上げるようにすれば、抱え上げる
必要がないので体力のない人でも介添えして入れること
ができる。しかも、切り欠き部12だけが低くなってい
るので、洗い場で体を洗った湯などが浴槽の中へ入る可
能性は小さく、衛生的である。本発明者は、切り欠き部
12を浴槽本体の周壁の少なくとも一つの側壁の中央部
に設けたものを先に提案したが、側壁の片端、特に給湯
口3が設けられた側と反対側の端部に設けると、入って
直ぐのところにしゃがみ込み脚をのばすだけでお湯に浸
かることができるので、動作が簡単であり、出るときも
腰が切り欠き部のすぐ側にあるので簡単に出ることがで
きる。
に出入りするようにすると、高齢者等でも容易に出入り
することができる。介護者が入れて上げる場合も、この
切り欠き部から入れて上げるようにすれば、抱え上げる
必要がないので体力のない人でも介添えして入れること
ができる。しかも、切り欠き部12だけが低くなってい
るので、洗い場で体を洗った湯などが浴槽の中へ入る可
能性は小さく、衛生的である。本発明者は、切り欠き部
12を浴槽本体の周壁の少なくとも一つの側壁の中央部
に設けたものを先に提案したが、側壁の片端、特に給湯
口3が設けられた側と反対側の端部に設けると、入って
直ぐのところにしゃがみ込み脚をのばすだけでお湯に浸
かることができるので、動作が簡単であり、出るときも
腰が切り欠き部のすぐ側にあるので簡単に出ることがで
きる。
【0031】また、この浴槽1に入るときは、通常の浴
槽と同様予め給湯口3から適温の湯を切り欠き部底面付
近まで満たしておいてから入浴できるので、給湯の間寒
い思いをすることはない。しかも、洗い場2からの浴槽
1内への出入りは、切り欠き部両側を把持しながら、切
り欠き部12を通って行われるので、高齢者等でも容易
に且つ安心して出入りできる。さらに、湯面に浮く入浴
による湯垢は、入浴の度に切り欠き部12から流出し、
排水孔4によって排出されるので、湯は絶えず清浄に保
たれる。なお、切り欠き部側面12A、底面12B等の
両縁は安全上特に丸みを持たせておくのが好ましい。
槽と同様予め給湯口3から適温の湯を切り欠き部底面付
近まで満たしておいてから入浴できるので、給湯の間寒
い思いをすることはない。しかも、洗い場2からの浴槽
1内への出入りは、切り欠き部両側を把持しながら、切
り欠き部12を通って行われるので、高齢者等でも容易
に且つ安心して出入りできる。さらに、湯面に浮く入浴
による湯垢は、入浴の度に切り欠き部12から流出し、
排水孔4によって排出されるので、湯は絶えず清浄に保
たれる。なお、切り欠き部側面12A、底面12B等の
両縁は安全上特に丸みを持たせておくのが好ましい。
【0032】図2は、図1の浴槽の切り欠き部12を着
脱自在に閉塞する閉塞板14を設けた例である。閉塞板
14は、逆台形状の板状体であり、切り欠き部12の周
縁に設けた前記閉塞板14を嵌入できる溝を有する閉塞
板支持部15に嵌入されている。閉塞板14の幅は下方
になるほど狭まる逆台形状の板状体であるから、着脱が
容易である。また、閉塞板14の上縁付近には、把持孔
14Aが設けられているので、上縁が把持部14Bとな
り、この把持部14Bを握ることによって、着脱は一層
容易になる。
脱自在に閉塞する閉塞板14を設けた例である。閉塞板
14は、逆台形状の板状体であり、切り欠き部12の周
縁に設けた前記閉塞板14を嵌入できる溝を有する閉塞
板支持部15に嵌入されている。閉塞板14の幅は下方
になるほど狭まる逆台形状の板状体であるから、着脱が
容易である。また、閉塞板14の上縁付近には、把持孔
14Aが設けられているので、上縁が把持部14Bとな
り、この把持部14Bを握ることによって、着脱は一層
容易になる。
【0033】この浴槽1に入るときは、先ず図2の閉塞
板14の把持部14Bを持って上方へ引くと、閉塞板1
4を閉塞板支持部15から取り外すことができ、この閉
塞板14を取り外しておけば、高齢者等でも容易に入出
浴することができる。また、浴槽内に脚を入れた後、閉
塞板14を閉めると、湯面は閉塞板14の把持孔14A
の下面まで上昇可能となり、たっぷりとした湯に浸るこ
とができる。また、欧米等でもシャンプーのあと、たっ
ぷりとしたお湯に浸かりたい人は、この閉塞板14を用
いればよい。入出浴の際、取り外した閉塞板14を入れ
ておく閉塞板収納部を後述する外壁体の適宜の箇所に設
けておくとよい。
板14の把持部14Bを持って上方へ引くと、閉塞板1
4を閉塞板支持部15から取り外すことができ、この閉
塞板14を取り外しておけば、高齢者等でも容易に入出
浴することができる。また、浴槽内に脚を入れた後、閉
塞板14を閉めると、湯面は閉塞板14の把持孔14A
の下面まで上昇可能となり、たっぷりとした湯に浸るこ
とができる。また、欧米等でもシャンプーのあと、たっ
ぷりとしたお湯に浸かりたい人は、この閉塞板14を用
いればよい。入出浴の際、取り外した閉塞板14を入れ
ておく閉塞板収納部を後述する外壁体の適宜の箇所に設
けておくとよい。
【0034】閉塞板支持部15の溝15Bに適宜のシー
ル材をコーティングしておけば、この水密部材によって
シールされるので、湯の流出は防止できる。浴槽外に出
るときは、閉塞板支持部15の両端を把持して立ち上が
り、湯面が少し下がったところで閉塞板14を開けて出
ると、切り欠き部の底面12Bより上の湯垢の浮いてい
る部分だけが流出するので、湯がきれいになる。
ル材をコーティングしておけば、この水密部材によって
シールされるので、湯の流出は防止できる。浴槽外に出
るときは、閉塞板支持部15の両端を把持して立ち上が
り、湯面が少し下がったところで閉塞板14を開けて出
ると、切り欠き部の底面12Bより上の湯垢の浮いてい
る部分だけが流出するので、湯がきれいになる。
【0035】図5及び図6は、切り欠き部12の形状の
異なる浴槽の図であり、切り欠き部12、閉塞板支持部
15及び閉塞板14以外は図1及び図2と同様である。
この場合も閉塞板の幅が下方になるにつれて狭くなって
おり、閉塞板14の着脱が容易であり、その取り扱い方
も、同様である。また、切り欠き部12の形状はこれら
に限定されるものではなく、幅が一定又は下方になるに
つれて狭まるものであればよい。
異なる浴槽の図であり、切り欠き部12、閉塞板支持部
15及び閉塞板14以外は図1及び図2と同様である。
この場合も閉塞板の幅が下方になるにつれて狭くなって
おり、閉塞板14の着脱が容易であり、その取り扱い方
も、同様である。また、切り欠き部12の形状はこれら
に限定されるものではなく、幅が一定又は下方になるに
つれて狭まるものであればよい。
【0036】図3は、上記図1及び図2の浴槽1の浴槽
本体10の図であり、図3(a)はその側面図、図3
(b)は、そのA−A断面図である。この切り欠き部底
面12Bの洗い場床面30からの高さHK は、3cm乃
至10cmとするのが好ましい。切り欠き部底面12B
の高さHK が3cm未満であると、洗い場2で、体にか
けた湯や水が浴槽内に入り込み、浴槽内の湯を汚すこと
になるので非衛生的である。一方、高さHK が10cm
を超えると、高齢者等にとっては跨ぎにくくなるので好
ましくない。
本体10の図であり、図3(a)はその側面図、図3
(b)は、そのA−A断面図である。この切り欠き部底
面12Bの洗い場床面30からの高さHK は、3cm乃
至10cmとするのが好ましい。切り欠き部底面12B
の高さHK が3cm未満であると、洗い場2で、体にか
けた湯や水が浴槽内に入り込み、浴槽内の湯を汚すこと
になるので非衛生的である。一方、高さHK が10cm
を超えると、高齢者等にとっては跨ぎにくくなるので好
ましくない。
【0037】また、切り欠き部底面12Bから浴槽本体
10の底面までの深さHB は30cm乃至50cmとす
るのが好ましい。30cm未満であると、体を浸す湯の
深さが浅すぎて体全体を温めることができない。また、
浴槽本体10から出るときは、湯による浮力が働くの
で、入るときより高くても跨ぎやすいが、それでも50
cmを超えると、跨ぎにくくなるので好ましくない。ま
た、切り欠き部上部の幅Wk は40cm乃至70cmと
するのが好ましい。その理由は、40cm未満では入り
にくく、70cmを超えると、閉塞板をしない場合、洗
い場2で体を洗った湯などが浴槽の中へ入る可能性は大
きく、非衛生的である。また、閉塞板14を設ける場合
は、閉塞板14が大きくなり、着脱に不便である。
10の底面までの深さHB は30cm乃至50cmとす
るのが好ましい。30cm未満であると、体を浸す湯の
深さが浅すぎて体全体を温めることができない。また、
浴槽本体10から出るときは、湯による浮力が働くの
で、入るときより高くても跨ぎやすいが、それでも50
cmを超えると、跨ぎにくくなるので好ましくない。ま
た、切り欠き部上部の幅Wk は40cm乃至70cmと
するのが好ましい。その理由は、40cm未満では入り
にくく、70cmを超えると、閉塞板をしない場合、洗
い場2で体を洗った湯などが浴槽の中へ入る可能性は大
きく、非衛生的である。また、閉塞板14を設ける場合
は、閉塞板14が大きくなり、着脱に不便である。
【0038】いま、浴槽の平面形状が矩形で浴槽内面の
長さを60cm×110cmとし、切り欠き部底面12
Bから浴槽本体10の底面までの深さHB が35cmの
場合を考えると、この最低部12Bまでの容積V1 は、 V1 =35×60×110cm3 =231l 人間の体積を湯量50l〜70lに相当するものとする
と、閉塞板14を閉めて入浴したときの湯面の上昇高さ
HU は、 HU =(50l〜70l)/(60cm×110cm) =7.6cm〜10.6cm したがって、湯に浸かったときの湯面の高さは、35c
mにこの上昇高さを加えたものとなる。快適な入浴水位
は45〜60cmであるから、補充すべき湯の量は0〜
100lということになり、水消費を節約したい人は、
補充しなくても不満足ではない。しかし、よりたっぷり
とした湯に浸かりたい人は100リットル注ぐことによ
り、湯面が60cmまで上昇し、大きい満足感が得られ
る。湯に浸かった状態で、閉塞板14を開けると、この
100リットルの湯は流れ出ることになるが、その費用
はせいぜい12円までであり、流出させることにより、
湯面に浮かんだ湯垢を除去し、清浄な湯に戻すことがで
きるという利点がある。また、水消費を節約したい人
は、浴槽内で立ち上がり、湯面を下げてから閉塞板を外
せば、流出量は少なくなる。
長さを60cm×110cmとし、切り欠き部底面12
Bから浴槽本体10の底面までの深さHB が35cmの
場合を考えると、この最低部12Bまでの容積V1 は、 V1 =35×60×110cm3 =231l 人間の体積を湯量50l〜70lに相当するものとする
と、閉塞板14を閉めて入浴したときの湯面の上昇高さ
HU は、 HU =(50l〜70l)/(60cm×110cm) =7.6cm〜10.6cm したがって、湯に浸かったときの湯面の高さは、35c
mにこの上昇高さを加えたものとなる。快適な入浴水位
は45〜60cmであるから、補充すべき湯の量は0〜
100lということになり、水消費を節約したい人は、
補充しなくても不満足ではない。しかし、よりたっぷり
とした湯に浸かりたい人は100リットル注ぐことによ
り、湯面が60cmまで上昇し、大きい満足感が得られ
る。湯に浸かった状態で、閉塞板14を開けると、この
100リットルの湯は流れ出ることになるが、その費用
はせいぜい12円までであり、流出させることにより、
湯面に浮かんだ湯垢を除去し、清浄な湯に戻すことがで
きるという利点がある。また、水消費を節約したい人
は、浴槽内で立ち上がり、湯面を下げてから閉塞板を外
せば、流出量は少なくなる。
【0039】この例では、閉塞板支持部15は、切り欠
き部12の周縁を側壁11よりも外方に厚く形成し、こ
の厚壁部15Aに閉塞板14を嵌入できる溝15Bを形
成してある。この閉塞板支持部15は壁厚が厚いので、
溝15Bを形成しても丈夫である。
き部12の周縁を側壁11よりも外方に厚く形成し、こ
の厚壁部15Aに閉塞板14を嵌入できる溝15Bを形
成してある。この閉塞板支持部15は壁厚が厚いので、
溝15Bを形成しても丈夫である。
【0040】図5及び図6のように、切り欠き部12が
下方に湾曲する滑らかな湾曲線状の場合は、その最低部
12Bの床面30からの高さHK は、3cm乃至10c
mとするのが好ましい。また、前記最低部12Bから浴
槽本体10の底面までの深さHB は30cm乃至50c
mとするのが好ましい。さらに切り欠き部上部の幅は、
逆台形の場合と同様、40cm乃至70cmとするのが
好ましい。理由はいずれも、図1及び図2の例の場合と
同様である。
下方に湾曲する滑らかな湾曲線状の場合は、その最低部
12Bの床面30からの高さHK は、3cm乃至10c
mとするのが好ましい。また、前記最低部12Bから浴
槽本体10の底面までの深さHB は30cm乃至50c
mとするのが好ましい。さらに切り欠き部上部の幅は、
逆台形の場合と同様、40cm乃至70cmとするのが
好ましい。理由はいずれも、図1及び図2の例の場合と
同様である。
【0041】図7は、閉塞板支持部15上面の切り欠き
部側端付近に把持部23を設けた例の図であり、図7
(a)は、閉塞板14を嵌入しない状態の部分拡大図、
図7(b)は、閉塞板14を嵌入した状態の部分拡大図
である。図7において、把持部23は、掌で把持しやす
い大きさの椀状の把持部であり、表面に指先がかかる程
度の複数の窪み23aが設けられている。入出浴の際、
この把持部23を把持することにより、入出浴がいっそ
う容易になり、且つ洗い場で足が滑ったときなどの支え
ともなって安全である。
部側端付近に把持部23を設けた例の図であり、図7
(a)は、閉塞板14を嵌入しない状態の部分拡大図、
図7(b)は、閉塞板14を嵌入した状態の部分拡大図
である。図7において、把持部23は、掌で把持しやす
い大きさの椀状の把持部であり、表面に指先がかかる程
度の複数の窪み23aが設けられている。入出浴の際、
この把持部23を把持することにより、入出浴がいっそ
う容易になり、且つ洗い場で足が滑ったときなどの支え
ともなって安全である。
【0042】把持部23は、回転軸23bによって、閉
塞板支持部15に回動可能に軸支され、その周縁にスリ
ット23cが設けられている。把持部23を回転させて
前記スリット23cを閉塞板支持部の溝15Bに一致さ
せたとき、閉塞板14が溝15Cに着脱可能となり、閉
塞板14を嵌入したのち把持部14Bを回転させると、
スリットのない非スリット部により固定される。把持部
23を複数の窪み23aを有するものとし、この窪みの
少なくとも一つを椀状の把持部23の周縁に設けること
により、それがスリットを兼ねるようにしたものも本発
明に含まれる。スリットの数は一つに限らず、複数個あ
ってもよい。また、回転軸23bは、例えばネジにより
螺入されるようにすると、閉塞板14が把持部23によ
り押圧され、溝15Cに圧接される。したがって、閉塞
板14が溝15に当接する部分からお湯が漏れるの防止
できる。把持部23を設けた点以外は、図3の例で説明
したとおりである。
塞板支持部15に回動可能に軸支され、その周縁にスリ
ット23cが設けられている。把持部23を回転させて
前記スリット23cを閉塞板支持部の溝15Bに一致さ
せたとき、閉塞板14が溝15Cに着脱可能となり、閉
塞板14を嵌入したのち把持部14Bを回転させると、
スリットのない非スリット部により固定される。把持部
23を複数の窪み23aを有するものとし、この窪みの
少なくとも一つを椀状の把持部23の周縁に設けること
により、それがスリットを兼ねるようにしたものも本発
明に含まれる。スリットの数は一つに限らず、複数個あ
ってもよい。また、回転軸23bは、例えばネジにより
螺入されるようにすると、閉塞板14が把持部23によ
り押圧され、溝15Cに圧接される。したがって、閉塞
板14が溝15に当接する部分からお湯が漏れるの防止
できる。把持部23を設けた点以外は、図3の例で説明
したとおりである。
【0043】図8は、閉塞板14を外したとき、これを
収納する収納する収納部16を設けた例の説明図であ
り、図8(a)は平面図、同図(b)は側面図である。
収納部16は、浴槽周壁の切り欠き部12以外の部分に
設けられている。収納部16は、閉塞板14のが収納で
きる程度の凹部であり、閉塞板14を収納したとき上縁
が周壁上面から突出しない程度の深さを有するものにし
ておけば安全である。また、この例では、閉塞板14は
把持孔14Aに指を入れ、把持部14Bを掴んで取り出
すようになっているので、周壁にこらが隠れてしまわな
いよう閉塞板14が取り出しできる程度の切り欠き16
Aを設けてある。
収納する収納する収納部16を設けた例の説明図であ
り、図8(a)は平面図、同図(b)は側面図である。
収納部16は、浴槽周壁の切り欠き部12以外の部分に
設けられている。収納部16は、閉塞板14のが収納で
きる程度の凹部であり、閉塞板14を収納したとき上縁
が周壁上面から突出しない程度の深さを有するものにし
ておけば安全である。また、この例では、閉塞板14は
把持孔14Aに指を入れ、把持部14Bを掴んで取り出
すようになっているので、周壁にこらが隠れてしまわな
いよう閉塞板14が取り出しできる程度の切り欠き16
Aを設けてある。
【0044】図9は、収納部を切り欠き部に連通させた
設けた例の説明図であり、図9(a)は、平面図、同図
(b)は側面図、同図(c)は、そのA−A断面図であ
る。図9(a)及び(b)に示されるように、切り欠部
42と収納部56は連通しており、閉塞板支持部58の
溝58B及び収納部56の底面56Bは同じ水準とし、
閉塞板55が両者間を矢印I方向に移動しやすいように
するため、同図(c)に示すように潤滑性のプラスチッ
ク57などをコーティングしておくとよい。また、閉塞
板54の移動には、把手55を設けてあり、これを持っ
て動かすようにすれば、閉塞板をいちいち持ち上げる必
要がないので高齢者等でも扱いが容易である。周壁の切
り欠き部42及び収納部56をを含む部分は、外方に厚
く形成してあるので、中央部に溝53Bや収納部56を
設けても、周壁の強度は十分である。また、入出浴時は
閉塞板14を収納部56の方へ移動し、把持部53を把
持しながら、切り欠き部の最低部42Bを跨ぐようにす
れば安全である。この例では、把持部53は、門形の把
持部としているが、先に述べたお椀形のものでもよく、
これらに限定されるものではない。さらに、閉塞板54
に把手55を設けず、図示しない牽引ロープと電動機構
により水平移動させるようにしてもよい。
設けた例の説明図であり、図9(a)は、平面図、同図
(b)は側面図、同図(c)は、そのA−A断面図であ
る。図9(a)及び(b)に示されるように、切り欠部
42と収納部56は連通しており、閉塞板支持部58の
溝58B及び収納部56の底面56Bは同じ水準とし、
閉塞板55が両者間を矢印I方向に移動しやすいように
するため、同図(c)に示すように潤滑性のプラスチッ
ク57などをコーティングしておくとよい。また、閉塞
板54の移動には、把手55を設けてあり、これを持っ
て動かすようにすれば、閉塞板をいちいち持ち上げる必
要がないので高齢者等でも扱いが容易である。周壁の切
り欠き部42及び収納部56をを含む部分は、外方に厚
く形成してあるので、中央部に溝53Bや収納部56を
設けても、周壁の強度は十分である。また、入出浴時は
閉塞板14を収納部56の方へ移動し、把持部53を把
持しながら、切り欠き部の最低部42Bを跨ぐようにす
れば安全である。この例では、把持部53は、門形の把
持部としているが、先に述べたお椀形のものでもよく、
これらに限定されるものではない。さらに、閉塞板54
に把手55を設けず、図示しない牽引ロープと電動機構
により水平移動させるようにしてもよい。
【0045】図10は、周壁内面の切り欠き部の最低部
42Bより低い位置に、入出浴時にいったん足をかける
ことにできる踏み台部を設けた例の切り欠き部の垂直断
面図であり、踏み台部を設けた以外はほぼ図3に示す例
と同様である。図10(a)の例では、踏み台部50を
浴槽の周壁11の内面に固定的に形成している。踏み台
部50は、切り欠き部の下方だけでなく、その側壁の全
長に設けてもよい。その場合、切り欠き部以外のところ
から入る場合にも利用できるとともに、幼児などが浴槽
のなかで腰掛けるのにも便利である。この浴槽に入出浴
するときは、切り欠き部12の最低部12Bを跨いでい
ったん踏み台部50に片足をかけたのちもういっぽうの
足を浴槽内に運ぶようにすることができるので、切り欠
き部の最低部12Bから浴槽本体底面までの深さHBが
深くても踏み台部50の水平面までの深さHBB1及び踏
み台部50の水平面から浴槽本体の底面までの深さHB2
を適度に選択すれば、両足のレベルの差があまり大きく
なることがないので、バランスを崩すことがない。
42Bより低い位置に、入出浴時にいったん足をかける
ことにできる踏み台部を設けた例の切り欠き部の垂直断
面図であり、踏み台部を設けた以外はほぼ図3に示す例
と同様である。図10(a)の例では、踏み台部50を
浴槽の周壁11の内面に固定的に形成している。踏み台
部50は、切り欠き部の下方だけでなく、その側壁の全
長に設けてもよい。その場合、切り欠き部以外のところ
から入る場合にも利用できるとともに、幼児などが浴槽
のなかで腰掛けるのにも便利である。この浴槽に入出浴
するときは、切り欠き部12の最低部12Bを跨いでい
ったん踏み台部50に片足をかけたのちもういっぽうの
足を浴槽内に運ぶようにすることができるので、切り欠
き部の最低部12Bから浴槽本体底面までの深さHBが
深くても踏み台部50の水平面までの深さHBB1及び踏
み台部50の水平面から浴槽本体の底面までの深さHB2
を適度に選択すれば、両足のレベルの差があまり大きく
なることがないので、バランスを崩すことがない。
【0046】図10(b)は、閉塞板が、切り欠き部を
閉塞する閉塞板本体64Aとこれにほぼ直角に連設され
る連設板64Bとからなり、その閉塞板本体64Aが点
線でしめす閉塞位置から周壁内面まで、回転軸65の周
りにJ方向に回動自在に設けられ、閉塞板本体64Aを
周壁内面に接するように回動させたとき、連設板64B
が踏み台部を形成する。この連設板64Bを踏み台部と
して用いれば、高齢者等でも容易に入出浴することがき
る。また、入浴中は閉塞板を点線の位置に回動させ、図
示を省略した閉塞板支持部の機構により、開閉自在にイ
ンターロックされるようにしておけば、湯の流出を防ぐ
のでたっぷりとした湯に浸かることができるだけでな
く、踏み台部により浴槽内の有効面積を減らされること
がないのでゆったりとお湯に浸かることができる。
閉塞する閉塞板本体64Aとこれにほぼ直角に連設され
る連設板64Bとからなり、その閉塞板本体64Aが点
線でしめす閉塞位置から周壁内面まで、回転軸65の周
りにJ方向に回動自在に設けられ、閉塞板本体64Aを
周壁内面に接するように回動させたとき、連設板64B
が踏み台部を形成する。この連設板64Bを踏み台部と
して用いれば、高齢者等でも容易に入出浴することがき
る。また、入浴中は閉塞板を点線の位置に回動させ、図
示を省略した閉塞板支持部の機構により、開閉自在にイ
ンターロックされるようにしておけば、湯の流出を防ぐ
のでたっぷりとした湯に浸かることができるだけでな
く、踏み台部により浴槽内の有効面積を減らされること
がないのでゆったりとお湯に浸かることができる。
【0047】図1、図2及び図5、図6の浴槽1は、い
ずれも図3のような浴槽本体10と、浴槽本体10の閉
塞板支持部15を除いた部分の周壁を覆う外壁体7とで
形成されている。それぞれを別個に作って現場で組み立
てるシステムバスである。したがって、製造も組み立て
も容易であり、組み合わせを変えることにより安価に多
様なニーズに応えることができる。材料も任意に選択で
きるが、耐熱性のプラスチックが一般的である。なお、
浴槽本体10と外壁体7を一体に形成した浴槽も当然本
発明に含まれる。
ずれも図3のような浴槽本体10と、浴槽本体10の閉
塞板支持部15を除いた部分の周壁を覆う外壁体7とで
形成されている。それぞれを別個に作って現場で組み立
てるシステムバスである。したがって、製造も組み立て
も容易であり、組み合わせを変えることにより安価に多
様なニーズに応えることができる。材料も任意に選択で
きるが、耐熱性のプラスチックが一般的である。なお、
浴槽本体10と外壁体7を一体に形成した浴槽も当然本
発明に含まれる。
【0048】図4は、このシステムバスをさらに拡張
し、洗い場と連設させたシステムバスの図3(a)のA
−A断面に対応する断面図である。図4において、浴槽
本体10は既に説明した図3と同様であり、足部Fを設
置面Gに固定する。外壁体7の上部は、この図では閉塞
板支持部15の影に隠れており、その下部が洗い場30
に連設され、浴室壁Wまで広がっている。また、排水溝
31,32が設けられており、全体を、支柱P2 ,P3
で支えている。浴槽本体10の反対側の面は浴室壁の化
粧板33に連設され、化粧板33は支柱P1によって支
持されている。
し、洗い場と連設させたシステムバスの図3(a)のA
−A断面に対応する断面図である。図4において、浴槽
本体10は既に説明した図3と同様であり、足部Fを設
置面Gに固定する。外壁体7の上部は、この図では閉塞
板支持部15の影に隠れており、その下部が洗い場30
に連設され、浴室壁Wまで広がっている。また、排水溝
31,32が設けられており、全体を、支柱P2 ,P3
で支えている。浴槽本体10の反対側の面は浴室壁の化
粧板33に連設され、化粧板33は支柱P1によって支
持されている。
【0049】上記の例では、浴槽本体10の四つの側壁
のうち三つは浴室の壁面に当接して設置するようにし、
正面の側壁に切り欠き部12を設けているが、浴室の壁
面に当接しないように設置し、二つ以上の側壁に切り欠
き部を設けてそれぞの側から入出浴できるようにしたも
のも本発明に含まれる。また、浴槽の平面形状は、矩形
状や正方形のものに限らず、三角形、多角形のものも含
まれる。さらに、円形や楕円形などの滑らかな曲線から
なるものも含まれる。滑らかな曲線からなる場合は、周
壁の少なくとも一部に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を
設けることにより、同様の効果が得られる。
のうち三つは浴室の壁面に当接して設置するようにし、
正面の側壁に切り欠き部12を設けているが、浴室の壁
面に当接しないように設置し、二つ以上の側壁に切り欠
き部を設けてそれぞの側から入出浴できるようにしたも
のも本発明に含まれる。また、浴槽の平面形状は、矩形
状や正方形のものに限らず、三角形、多角形のものも含
まれる。さらに、円形や楕円形などの滑らかな曲線から
なるものも含まれる。滑らかな曲線からなる場合は、周
壁の少なくとも一部に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を
設けることにより、同様の効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、浴槽本体の周壁の少
なくとも一つの側壁の長手方向片端に跨ぐ高さを低くす
る切り欠き部を設けてあるので、高齢者等でも容易に入
出浴でき、しかも衛生的な浴槽を安価に提供し得るとい
う効果を奏する。
なくとも一つの側壁の長手方向片端に跨ぐ高さを低くす
る切り欠き部を設けてあるので、高齢者等でも容易に入
出浴でき、しかも衛生的な浴槽を安価に提供し得るとい
う効果を奏する。
【0051】請求項2記載の発明は、浴槽本体の周壁の
少なくとも一箇所に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を設
け、前記切り欠き部を閉塞する閉塞板を着脱自在に設け
てあるので、入出浴するときには、閉塞板を取り外し、
切り欠き部から入出浴することにより、入出浴が容易に
なり、浴槽内に入ったときは閉塞板を閉めて湯量を増や
せば、たっぷり満たされた湯に浸ることができるという
効果を奏する。
少なくとも一箇所に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を設
け、前記切り欠き部を閉塞する閉塞板を着脱自在に設け
てあるので、入出浴するときには、閉塞板を取り外し、
切り欠き部から入出浴することにより、入出浴が容易に
なり、浴槽内に入ったときは閉塞板を閉めて湯量を増や
せば、たっぷり満たされた湯に浸ることができるという
効果を奏する。
【0052】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、閉塞板は、その幅が一定又は下方に
なるにつれて狭まる板状体であり、切り欠き部周縁に前
記閉塞板を嵌入できる溝を有する閉塞板支持部を設けて
あるので、閉塞板の着脱が極めて容易であるという効果
を奏する。
明の効果に加えて、閉塞板は、その幅が一定又は下方に
なるにつれて狭まる板状体であり、切り欠き部周縁に前
記閉塞板を嵌入できる溝を有する閉塞板支持部を設けて
あるので、閉塞板の着脱が極めて容易であるという効果
を奏する。
【0053】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、切り欠き部の最
低部の洗い場床面からの高さが3cm乃至10cm、前
記切り欠き部の最低部から浴槽本体の底面までの深さが
30cm乃至50cmであり、前記切り欠き部上部の幅
が40cm乃至70cmであり、切り欠き部が跨ぎやす
い大きさと安全な形状を有するので、高齢者等が安心し
て入出浴できるという効果を奏する。
いずれかに記載の発明の効果に加えて、切り欠き部の最
低部の洗い場床面からの高さが3cm乃至10cm、前
記切り欠き部の最低部から浴槽本体の底面までの深さが
30cm乃至50cmであり、前記切り欠き部上部の幅
が40cm乃至70cmであり、切り欠き部が跨ぎやす
い大きさと安全な形状を有するので、高齢者等が安心し
て入出浴できるという効果を奏する。
【0054】請求項5記載の発明は、請求項3又は4に
記載の発明の効果に加え、閉塞板支持部は、切り欠き部
周縁を周壁よりも外方に厚く形成し、この厚壁部に前記
閉塞板を嵌入できる溝を形成してあるので、閉塞板支持
部が上部であるという効果を奏する。
記載の発明の効果に加え、閉塞板支持部は、切り欠き部
周縁を周壁よりも外方に厚く形成し、この厚壁部に前記
閉塞板を嵌入できる溝を形成してあるので、閉塞板支持
部が上部であるという効果を奏する。
【0055】請求項6記載の発明は、請求項3乃至5の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、閉塞板支持部上
面の切り欠き部側端付近に把持部を設けてあるので、把
持部を両手又は片手で把持し、体を浮かすようにして、
浴槽内へ又は浴槽外へ運ぶことができるので、より容易
に且つ安全に入出浴できるという効果を奏する。
いずれかに記載の発明の効果に加えて、閉塞板支持部上
面の切り欠き部側端付近に把持部を設けてあるので、把
持部を両手又は片手で把持し、体を浮かすようにして、
浴槽内へ又は浴槽外へ運ぶことができるので、より容易
に且つ安全に入出浴できるという効果を奏する。
【0056】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明の効果に加えて、把持部は、掌で把持しやすい大きさ
の椀状の把持部であり、表面に指先がかかる程度の複数
の窪みを有するので、窪みに指が引っ掛かるようにして
把持すれば、手が滑るおそれがなく、また把持する方向
が限定されないので、さらに把持しやすいという効果を
奏する。
明の効果に加えて、把持部は、掌で把持しやすい大きさ
の椀状の把持部であり、表面に指先がかかる程度の複数
の窪みを有するので、窪みに指が引っ掛かるようにして
把持すれば、手が滑るおそれがなく、また把持する方向
が限定されないので、さらに把持しやすいという効果を
奏する。
【0057】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の発明の効果に加えて、把持部は、前記閉塞板支持部
に回動可能に軸支され、その周縁に少なくとも一つのス
リットを有し、前記把持部を回転させて前記スリットを
前記閉塞板支持部の溝に一致させたとき前記閉塞板が前
記溝に着脱可能となり、前記閉塞板を嵌入したのち前記
把持部を回転させると、前記閉塞板が前記把持部の非ス
リット部により固定されるので、閉塞板が閉塞板支持部
の溝により強い圧力で圧接するので、お湯が漏れるおそ
れがないという効果を奏する。
載の発明の効果に加えて、把持部は、前記閉塞板支持部
に回動可能に軸支され、その周縁に少なくとも一つのス
リットを有し、前記把持部を回転させて前記スリットを
前記閉塞板支持部の溝に一致させたとき前記閉塞板が前
記溝に着脱可能となり、前記閉塞板を嵌入したのち前記
把持部を回転させると、前記閉塞板が前記把持部の非ス
リット部により固定されるので、閉塞板が閉塞板支持部
の溝により強い圧力で圧接するので、お湯が漏れるおそ
れがないという効果を奏する。
【0058】請求項9記載の発明は、請求項2乃至8の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、浴槽周壁の切り
欠き部以外の部分に、閉塞板を収納する収納部を設けて
なるので、切り欠き部から閉塞板を外したとき、その閉
塞板を収納部に容易に収納できるという効果を奏する。
いずれかに記載の発明の効果に加えて、浴槽周壁の切り
欠き部以外の部分に、閉塞板を収納する収納部を設けて
なるので、切り欠き部から閉塞板を外したとき、その閉
塞板を収納部に容易に収納できるという効果を奏する。
【0059】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明の効果に加えて、切り欠き部及び収納部を近くに設
け、前記周壁の両者を含む部分を他の部分よりも外方に
厚く形成してなるので、閉塞板の収納がいっそう容易で
あるという効果を奏する。
発明の効果に加えて、切り欠き部及び収納部を近くに設
け、前記周壁の両者を含む部分を他の部分よりも外方に
厚く形成してなるので、閉塞板の収納がいっそう容易で
あるという効果を奏する。
【0060】請求項11記載の発明は、請求項9又は1
0記載の発明の効果に加えて、収納部を切り欠き部に連
通させ、連通する切り欠き部及び収納部間を閉塞板が自
在に移動できるよう形成したので、閉塞板をいちいち持
ち上げる必要がないので高齢者等でも扱いが容易である
という効果を奏する。
0記載の発明の効果に加えて、収納部を切り欠き部に連
通させ、連通する切り欠き部及び収納部間を閉塞板が自
在に移動できるよう形成したので、閉塞板をいちいち持
ち上げる必要がないので高齢者等でも扱いが容易である
という効果を奏する。
【0061】請求項12記載の発明は、請求項1乃至1
1のいずれかに記載の発明の効果に加えて、周壁内面の
切り欠き部の最低部より低い位置に、入出浴時にいった
ん足をかけることのできる踏み台部を設けてなるので、
高齢者等でも入出浴がいっそう容易であるという効果を
奏する。
1のいずれかに記載の発明の効果に加えて、周壁内面の
切り欠き部の最低部より低い位置に、入出浴時にいった
ん足をかけることのできる踏み台部を設けてなるので、
高齢者等でも入出浴がいっそう容易であるという効果を
奏する。
【0062】請求項13記載の発明は、閉塞板が、切り
欠き部を閉塞する閉塞板本体とこれにほぼ直角に連設さ
れる連設板とからなり、その閉塞板本体が閉塞位置から
周壁内面まで回動自在に設けられ、閉塞板本体を周壁内
面に接するように回動させたとき、連設板が踏み台部を
形成するので、連設板を踏み台部として用いれば、高齢
者等でも容易に入出浴することがき、また、入浴中は閉
塞板本体が湯の流出を防ぐのでたっぷりとした湯に浸か
ることができるだけでなく、踏み台部により浴槽内の有
効面積を減らされることがないのでゆったりとお湯に浸
かることができるという効果を奏する。
欠き部を閉塞する閉塞板本体とこれにほぼ直角に連設さ
れる連設板とからなり、その閉塞板本体が閉塞位置から
周壁内面まで回動自在に設けられ、閉塞板本体を周壁内
面に接するように回動させたとき、連設板が踏み台部を
形成するので、連設板を踏み台部として用いれば、高齢
者等でも容易に入出浴することがき、また、入浴中は閉
塞板本体が湯の流出を防ぐのでたっぷりとした湯に浸か
ることができるだけでなく、踏み台部により浴槽内の有
効面積を減らされることがないのでゆったりとお湯に浸
かることができるという効果を奏する。
【0063】請求項14記載の発明は、請求項1乃至1
3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、浴槽を、浴
槽本体と、浴槽本体の周壁の一部又は全部を覆う外壁体
とで形成するので、製造も組み立ても容易であり、多様
なニーズに応えることができるという効果を奏する。
3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、浴槽を、浴
槽本体と、浴槽本体の周壁の一部又は全部を覆う外壁体
とで形成するので、製造も組み立ても容易であり、多様
なニーズに応えることができるという効果を奏する。
【0064】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の発明の効果に加えて、浴槽本体周壁の閉塞板支持部を
有する側壁側を覆う外壁体は、洗い場を形成する床面体
と連設してなるので、浴槽とともに洗い場も組み合わせ
で形成することができるという効果を奏する。
の発明の効果に加えて、浴槽本体周壁の閉塞板支持部を
有する側壁側を覆う外壁体は、洗い場を形成する床面体
と連設してなるので、浴槽とともに洗い場も組み合わせ
で形成することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の浴槽の一例の説明図である。
【図2】本発明の浴槽の図1の例に閉塞板を設けた例の
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明の浴槽の浴槽本体の説明図である。
【図4】本発明のシステムバスの断面図である。
【図5】本発明の浴槽の切り欠き部の形状を変えた例の
説明図である。
説明図である。
【図6】本発明の浴槽の図5の例に閉塞板を設けた例の
説明図である。
説明図である。
【図7】本発明の浴槽のさらに別の例の説明図である。
【図8】本発明の浴槽の浴槽本体に閉塞板を収納する収
納部を設けた例の説明図である。
納部を設けた例の説明図である。
【図9】本発明の浴槽の浴槽本体の切り欠き部と収納部
を連設した例の説明図である。
を連設した例の説明図である。
【図10】本発明の浴槽の周壁内面に踏み台部を設けた
例の説明図である。
例の説明図である。
1 浴槽 2 洗い場 3 給湯口 4 排水孔 10 浴槽本体 11 浴槽本体の側壁 12,42 切り欠き部 14,54,64 閉塞板 15,58 閉塞板支持部 16,56 収納部 23,53 把持部 30 洗い場の床面 50,64B 踏み台部
Claims (15)
- 【請求項1】 浴槽本体の周壁の少なくとも一つの側壁
の長手方向片端に跨ぐ高さを低くする切り欠き部を設け
てなることを特徴とする浴槽。 - 【請求項2】 浴槽本体の周壁の少なくとも一箇所に跨
ぐ高さを低くする切り欠き部を設け、 前記切り欠き部を閉塞する閉塞板を着脱自在に設けてな
ることを特徴とする浴槽。 - 【請求項3】 請求項2記載の浴槽において、 前記閉塞板は、幅が一定又は下方になるにつれて狭まる
板状体であり、前記切り欠き部周縁に前記閉塞板を嵌入
できる溝を有する閉塞板支持部を設けたことを特徴とす
る浴槽。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の浴槽
において、 前記切り欠き部の最低部の洗い場床面からの高さが3c
m乃至10cm、前記切り欠き部の最低部から浴槽本体
の底面までの深さが30cm乃至50cmであり、前記
切り欠き部上部の幅が40cm乃至70cmであること
を特徴とする浴槽。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載の浴槽において、 前記閉塞板支持部は、前記切り欠き部周縁を前記周壁よ
りも外方に厚く形成し、この厚壁部に前記閉塞板を嵌入
できる溝を形成してなることを特徴とする浴槽。 - 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の浴槽
において、 前記閉塞板支持部上面の前記切り欠き部側端付近に把持
部を設けて成ることを特徴とする浴槽。 - 【請求項7】 請求項6記載の浴槽において、 前記把持部は、掌で把持しやすい大きさの椀状の把持部
であり、表面に指先がかかる程度の複数の窪みを有する
ことを特徴とする浴槽。 - 【請求項8】 請求項6又は7記載の浴槽において、 前記把持部は、前記閉塞板支持部に回動可能に軸支さ
れ、その周縁に少なくとも一つのスリットを有し、前記
把持部を回転させて前記スリットを前記閉塞板支持部の
溝に一致させたとき前記閉塞板が前記溝に着脱可能とな
り、前記閉塞板を嵌入したのち前記把持部を回転させる
と、前記閉塞板が前記把持部の非スリット部により固定
されることを特徴とする浴槽。 - 【請求項9】 請求項2乃至8のいずれかに記載の浴槽
において、 前記浴槽周壁の前記切り欠き部以外の部分に、前記閉塞
板を収納する収納部を設けてなることを特徴とする浴
槽。 - 【請求項10】 請求項9記載の浴槽のおいて、 前記切り欠き部及び前記収納部を近くに設け、前記周壁
の両者を含む部分を他の部分よりも外方に厚く形成して
なることを特徴とする浴槽。 - 【請求項11】 請求項9又は10記載の浴槽におい
て、 前記収納部を前記切り欠き部に連通させ、前記連通する
切り欠き部及び収納部間を前記閉塞板が移動自在に形成
してなることを特徴とする浴槽。 - 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかに記載の
浴槽において、 前記周壁内面の前記切り欠き部の最低部より低い位置
に、入出浴時にいったん足をかけることのできる踏み台
部を設けてなることを特徴とする浴槽。 - 【請求項13】 浴槽本体の周壁の少なくとも一箇所に
跨ぐ高さを低くする切り欠き部を設け、前記切り欠き部
を閉塞する閉塞板を備えた浴槽において、 前記閉塞板は、切り欠き部を閉塞する閉塞板本体とこれ
にほぼ直角に連設される連設板とからなり、 前記閉塞板は、その閉塞板本体が閉塞位置から周壁内面
まで回動自在に設けられ、 前記閉塞板本体を周壁内面に接するように回動させたと
き、前記連設板が前記踏み台部を形成することを特徴と
する浴槽。 - 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれかに記載の
浴槽を形成するシステムバスであって、 前記浴槽を、前記浴槽本体と、前記浴槽本体の周壁の一
部又は全部を覆う外壁体とで形成することを特徴とする
システムバス。 - 【請求項15】 請求項14記載のシステムバスにおい
て、 前記浴槽本体周壁の前記閉塞板支持部を有する側壁側を
覆う外壁体は、洗い場を形成する床面体と連設してなる
ことを特徴とするシステムバス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9245652A JPH11128100A (ja) | 1997-08-28 | 1997-09-10 | 浴槽及びシステムバス |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-232532 | 1997-08-28 | ||
JP23253297 | 1997-08-28 | ||
JP9245652A JPH11128100A (ja) | 1997-08-28 | 1997-09-10 | 浴槽及びシステムバス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11128100A true JPH11128100A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=26530513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9245652A Pending JPH11128100A (ja) | 1997-08-28 | 1997-09-10 | 浴槽及びシステムバス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11128100A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1609401A3 (de) * | 2004-06-24 | 2008-11-12 | Altura Leiden Holding B.V. | Wanne mit einer Tür |
JP4883461B1 (ja) * | 2010-12-07 | 2012-02-22 | 木戸商会株式会社 | 介護浴槽 |
CN102630148A (zh) * | 2009-10-21 | 2012-08-08 | 科勒公司 | 壁入式浴缸 |
EP2225982A3 (de) * | 2009-03-07 | 2014-02-19 | Altura Leiden Holding B.V. | Wanne mit einer Tür |
CN107960927A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-04-27 | 重庆远为科技有限责任公司 | 环保控温防滑浴池 |
JP2018079270A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 太陽都市開発株式会社 | 浴槽 |
CN109567646A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-05 | 重庆市永川区佳悦家政服务有限公司 | 家政服务用婴儿澡盆 |
-
1997
- 1997-09-10 JP JP9245652A patent/JPH11128100A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1609401A3 (de) * | 2004-06-24 | 2008-11-12 | Altura Leiden Holding B.V. | Wanne mit einer Tür |
EP2225982A3 (de) * | 2009-03-07 | 2014-02-19 | Altura Leiden Holding B.V. | Wanne mit einer Tür |
CN102630148A (zh) * | 2009-10-21 | 2012-08-08 | 科勒公司 | 壁入式浴缸 |
JP4883461B1 (ja) * | 2010-12-07 | 2012-02-22 | 木戸商会株式会社 | 介護浴槽 |
JP2018079270A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 太陽都市開発株式会社 | 浴槽 |
CN107960927A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-04-27 | 重庆远为科技有限责任公司 | 环保控温防滑浴池 |
CN109567646A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-05 | 重庆市永川区佳悦家政服务有限公司 | 家政服务用婴儿澡盆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4034424A (en) | Auxiliary bathtub for invalids | |
JPH11128100A (ja) | 浴槽及びシステムバス | |
US3648296A (en) | Sitz bath | |
GB2322296A (en) | Bathtub mounting | |
US3971080A (en) | Recessed bathtub | |
KR20070038705A (ko) | 욕조가 달린 침대 | |
JP3041099U (ja) | 浴 槽 | |
JPH01170457A (ja) | 身体障害者用浴槽及び身体障害者用入浴システム | |
JP3250169U (ja) | 足湯器 | |
JP2001120608A (ja) | ケアー・カート | |
JP3047856U (ja) | 入浴装置 | |
JP3741988B2 (ja) | 介護用浴槽装置 | |
CA1054752A (en) | Auxiliary bathtub for invalids | |
JP4299359B1 (ja) | 入浴装置 | |
JPH10234605A (ja) | 浴 槽 | |
JPH07275144A (ja) | 浴室構造 | |
JPH0751050Y2 (ja) | 入浴装置 | |
JPH1080456A (ja) | 簡易浴槽 | |
JPH11216076A (ja) | 浴槽及び浴室 | |
JP2547289Y2 (ja) | 二つの浴槽を備えた浴室ユニット | |
JPH08254030A (ja) | 病院用ユニットルーム | |
JPH11192278A (ja) | 移動・置き式簡易浴槽 | |
JPH08275896A (ja) | 入浴装置 | |
JP2570040Y2 (ja) | 要介護者用ユニットバス | |
JPH10113371A (ja) | 介護用浴槽 |