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JPH11127418A - 誤り訂正符号の符号化復号化方法 - Google Patents

誤り訂正符号の符号化復号化方法

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Publication number
JPH11127418A
JPH11127418A JP29121797A JP29121797A JPH11127418A JP H11127418 A JPH11127418 A JP H11127418A JP 29121797 A JP29121797 A JP 29121797A JP 29121797 A JP29121797 A JP 29121797A JP H11127418 A JPH11127418 A JP H11127418A
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JP29121797A
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Takashi Onaka
隆司 大仲
Shigekazu Minechika
重和 峯近
Masahiko Tomikawa
昌彦 富川
Hiroshi Murashima
弘嗣 村島
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、スタッフィングデータのような
非有効な情報にエラーが発生したことに起因して、有効
な情報のエラーを訂正できなくなるといったことが回避
できる誤り訂正符号の符号化復号化方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 所定量の情報に対してパリティが付加さ
れる誤り訂正符号の符号化復号化方法において、有効な
情報が上記所定量に満たない場合には、上記所定量に満
たない量の既知のダミー情報を有効な情報に加えた後の
所定量の情報に対して、パリティを生成して誤り訂正符
号化を行い、誤り訂正復号化時には、ダミー情報部分の
全部あるいは一部を、上記既知のダミー情報に置き換え
てから誤り訂正符号の復号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、誤り訂正符号の
符号化復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号をディジタルデータとし
て記録再生する、ディジタルVCR(DVCR)が開発
されている。このDVCRは、画像圧縮方法の国際基準
であるMPEGに基づいた映像信号を記録することがで
きる。
【0003】まず、DVCRの簡単なフォーマットの説
明を行う。
【0004】図4は、DVCRに用いられる磁気テープ
上の記録フォーマットを示している。磁気テープには毎
秒300トラック分のデータが記録される。各トラック
は記録される順に、ITI(Insert and Track Informat
ion)エリア、音声(AUDIO) エリア、映像(VIDEO) エリ
ア、サブコードエリアで構成される。
【0005】図5は、映像エリア内のフォーマットを示
している。データは77バイト×138バイト(映像デ
ータ135+AUXデータ3バイト)のブロックで構成
される。まず、138バイトの方向に誤り訂正用のEC
C2パリティ(11バイト)が付加され、次に77バイ
トの方向にECC1パリティ(8バイト)が付加され
る。そしてシンクブロックの単位で計149シンクブロ
ックのデータが順々に記録される。
【0006】シンクブロックは図6に示すように、デー
タ(77バイト)とECC1パリティ(8バイト)の前
に、シンクパターン(2バイト)とデータの属性を示す
ID(3バイト)とを付加した計90バイトで構成さ
れ、シンクパターンから順に記録される。
【0007】DVCRの誤り訂正符号には、2重符号化
リードソロモン符号が用いられており、ECC2パリテ
ィの11バイトは135バイトのデータから生成(EC
C2の符号化)され、ECC1パリティの8バイトは7
7バイトのデータから生成(ECC1の符号化)され
る。
【0008】再生時には、まずECC1パリティを用い
てデータ77バイト+ECC1パリティ8バイト中の4
バイトまでの誤り訂正と5バイト以上の誤りの存在を検
出する(ECC1パリティに基づく復号化)。また、E
CC1パリティに基づく復号化結果とECC2パリティ
に基づくイレージャー訂正を行って、データ135バイ
ト+ECC2パリティ11バイト中最大11バイトの誤
りを訂正する(ECC2パリティにに基づく復号化)。
【0009】ECC1パリティに基づく復号化処理は、
1個のシンクブロックが再生される毎に実行される。E
CC2パリティに基づく復号化処理は、映像データエリ
アの全ての信号が再生されてから実行される。
【0010】MPEG信号は、DVCRフォーマットの
映像データエリアのみに記録される。映像データエリア
には135個のシンクブロックの領域があり、図7のよ
うに通常再生用データエリア(NPデータエリア)と高
速再生などの特殊再生用データエリア(TPデータエリ
ア)とオプションであるMPEG信号記録時の誤り訂正
符号用エリア(ECC3エリア)に分けられ、さらにT
Pデータエリアはその、再生速度からTPHデータエリ
アとTPLデータエリアに分けられている。
【0011】DVCRに入力されたMPEG信号は、M
PEGのトランスポートパケット2つが5つのシンクロ
ブロックにマッピングされる。その際、DVCRにMP
EGデータが入力された時と同じタイミングでMPEG
データを出力できるように、また、MPEGデータの中
で時間的な矛盾が起こらないようにするため、MPEG
トランスポートパケットがDVCRに到着した時の時間
がタイムスタンプとして付加される。
【0012】そして、1トラック分のデータ(125シ
ンクブロック)が揃えば、オプションのECC3パリテ
ィを10シンクブロック分付加し、更にDVCRのフォ
ーマットに沿ったECC2パリティ、ECC1パリティ
を付加して記録する。
【0013】ECC3の符号化は、トラック間にまたが
った125バイトのデータから、10バイトのパリティ
を生成する。
【0014】以上のフォーマットに基づくDVCRに記
録可能なMPEGデータのレートは22.56Mbps
である。MPEGデータのレートがこのレート以下のと
きは、図8に示すように、NPデータエリアの余ったシ
ンクブロックにスタッフィングデータを詰めてレートの
調整を行う。例えば、MPEG信号のレートが12Mb
psであれば、NPデータエリアの約半分がスタッフィ
ングデータとなる。
【0015】通常再生モード時には、ECC1パリティ
およびECC2パリティに基づく復号化を行った後、さ
らにECC3に対応していればECC3パリティに基づ
く復号化を行い、各パリティとTPデータとNPデータ
エリア内のスタッフィングデータとを破棄して残ったM
PEGのトランスポートストリームを、記録時に付加し
たタイムスタンプに応じた時刻に出力する。
【0016】特殊再生モード時は、トラック内のデータ
が一部だけしか再生されないので、ECC2パリティと
ECC3パリティに基づく復号化は行わない。ECC1
パリティに基づく復号化を行ってエラーが訂正された信
頼性の高いシンクブロックの中から、TPデータを抽出
して集めて、特殊再生用のMPEGビットストリームを
作成して出力する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MPEG信
号のレートがDVCRの記録可能なレートよりも小さい
時にNPデータエリアに詰められるスタッフィングデー
タは、再生の際には捨て去られてしまい、何ら有効には
利用されない。しかしながら、スタッフィングデータ部
分にエラーが発生すると、NPデータ部分に発生したエ
ラーが誤り訂正符号の訂正能力内であっても、全体とし
て誤り訂正符号の訂正能力を超えてしまうことがあり、
そうすると再生時にNPデータ部分に発生したエラーを
訂正できなくなってしまう。
【0018】また、TPデータは特殊再生モード時には
利用されるが通常再生モード時には利用されず、特殊再
生モード時においては誤り訂正が行われない。しかしな
がら、通常再生モード時において、TPデータ部分にエ
ラーが発生すると、NPデータ部分に発生したエラーが
誤り訂正符号の訂正能力内であっても、全体として誤り
訂正符号の訂正能力を超えてしまうことがあり、そうす
ると通常再生モード時にNPデータ部分に発生したエラ
ーを訂正できなくなってしまう。
【0019】この発明は、スタッフィングデータのよう
な非有効な情報にエラーが発生したことに起因して、有
効な情報のエラーを訂正できなくなるといったことが回
避できる誤り訂正符号の符号化復号化方法を提供するこ
とを目的とする。
【0020】また、この発明は、TPデータのような特
殊再生モード時には利用されるが通常再生モード時には
利用されず、特殊再生モード時においては誤り訂正が行
われない情報にエラーが発生したことに起因して、通常
再生モード時において有効な情報のエラーを訂正できな
くなるといったことが回避できる誤り訂正符号の符号化
復号化方法を提供することを目的とする。
【0021】
【問題を解決するための手段】この発明による第1の誤
り訂正符号の符号化復号化方法は、所定量の情報に対し
てパリティが付加される誤り訂正符号の符号化復号化方
法において、有効な情報が上記所定量に満たない場合に
は、上記所定量に満たない量の既知のダミー情報を有効
な情報に加えた後の所定量の情報に対して、パリティを
生成して誤り訂正符号化を行い、誤り訂正復号化時に
は、ダミー情報部分の全部あるいは一部を、上記既知の
ダミー情報に置き換えてから誤り訂正符号の復号化を行
うことを特徴とする。
【0022】上記有効な情報は、たとえば、MPEG信
号を記録するVCRにおけるNPおよびTPデータであ
り、上記既知のダミー情報は、たとえば、MPEG信号
を記録するVCRにおけるスタッフィングデータであ
る。
【0023】誤り訂正符号の復号化時にダミー情報に置
換えた部分に誤りが発生していると判定された場合に
は、誤り訂正符号の訂正能力以上の誤りが発生している
ものとして処理することが好ましい。
【0024】この発明による第2の誤り訂正符号の符号
化復号化方法は、所定量の情報に対してパリティが付加
される誤り訂正符号の符号化復号化方法において、上記
所定量の情報の中に、特殊再生モード時には利用される
が通常再生モード時には利用されずかつ特殊再生モード
時において誤り訂正が行われない特殊再生用情報が含ま
れている場合には、上記所定量の情報のうちの特殊再生
用情報を既知のダミー情報に置き換えた後の所定量の情
報に対してパリティを生成して誤り訂正符号化を行い、
この後、上記ダミー情報部分を上記特殊再生用情報に戻
して記録手段に供給し、再生手段によって通常再生モー
ドによる再生が行われる際には、上記特殊再生用情報部
分を上記既知のダミー情報に置換えてから誤り訂正符号
の復号化を行うことを特徴とする。
【0025】特殊再生用情報は、たとえば、MPEG信
号を記録するVCRにおけるTPデータである。
【0026】誤り訂正符号の復号化時にダミー情報に置
換えた部分に誤りが発生していると判定された場合に
は、誤り訂正符号の訂正能力以上の誤りが発生している
ものとして処理することが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、MPEG信号を
記録再生するDVCRに適用した場合の実施の形態につ
いて説明する。
【0028】〔1〕第1の実施の形態の説明 図1は、DCVRの構成を示している。
【0029】〔1−1〕記録時の動作の説明 DVCRに入力されたMPEG信号aは、NPデータ
(通常再生用の信号)生成回路111と、TPデータ
(特殊再生用の信号)生成回路112と、データ量制御
回路113とに送られる。
【0030】NPデータ生成回路111は、入力された
MPEG信号aに基づいてNPデータbを生成する。T
Pデータ生成回路112は、入力されたMPEG信号a
に基づいてTPデータcを生成する。
【0031】データ量制御回路113は、入力されたM
PEG信号aに基づいてMPEG信号のレートを判断す
る。スタッフィングデータ生成回路114は、データ量
制御回路113で判断されたMPEG信号のレートに基
づいて、DVCRの記録レートに合致するようにスタッ
フィングデータdを出力する。MPEG信号のレートが
低ければスタッフィングデータ生成回路114から出力
されるスタッフィングデータの量は多くなり、MPEG
信号のレートが高ければスタッフィングデータ生成回路
114から出力されるスタッフィングデータの量は少な
くなる。
【0032】NPデータb、TPデータcおよびスタッ
フィングデータdは、合成回路115でDVCRの記録
フォーマット(図8)に並べられて出力される(信号
e)。合成回路115から出力される信号eに、ECC
3パリティ生成回路116、ECC2パリティ生成回路
117およびECC1パリティ生成回路118によって
ECC3パリティ、ECC2パリティおよびECC1パ
リティが付加される。そして、この信号fがテープ10
0に記録される。
【0033】〔1−2〕再生時の動作の説明 以下、通常再生モード時の動作について説明する。テー
プ100から再生された信号gは、ECC1復号化回路
121およびスタッフィングデータ部検出部122に送
られる。ECC1復号化回路121では、ECC1パリ
ティに基づく復号化処理(誤り検出・訂正処理)が行わ
れる。
【0034】ECC1パリティに基づく復号化処理後の
信号hは、置き換え回路123に送られる。置き換え回
路123では、ECC1パリティに基づく復号化処理後
の信号hのうちのスタッフィングデータの部分が、記録
時のスタッフィングデータ生成回路114で生成された
スタッフィングデータに置き換えられる。これにより、
置き換え回路123から出力される信号iの中のスタッ
フィングデータ部分には誤りが存在しなくなる。
【0035】スタッフィングデータ部分であることの検
出は、再生信号や再生信号の再生時刻などに基づいてス
タッフィング部検出回路122で行われる。例えば、ビ
デオAUX等にスタッフィングデータの量と場所を入れ
ておいて検出する方法や、スタッフィングデータ部のス
タッフィングデータであることを示すフラグを利用して
検出する方法、あるいはスタッフィングデータを挿入す
る場所を決めて(例えば、トラックの後半にまとめるな
ど)おいてAUXやフラグと併用して検出するといった
方法も考えられる。
【0036】また、確実にスタッフィングデータである
と判断できなければ、ECC1パリティに基づく復号化
後の信号hをそのままECC2復号化回路に入力し、確
実にスタッフィングデータと判断できる部分だけを、ス
タッフィングデータ生成回路114からのスタッフィン
グデータに置き換えれば良い。
【0037】置き換え回路123から出力された信号i
は、ECC2復号化回路124に送られる。ECC2復
号化回路124では、ECC2パリティに基づく復号化
処理が行なわれる。ECC2パリティに基づく復号化処
理後の信号は、ECC3復号化回路125に送られる。
ECC3復号化回路125では、ECC3パリティに基
づく復号化処理が行なわれる。
【0038】ECC2復号化回路124またはECC3
復号化回路125に基づく復号化処理時に、誤りのない
はずのスタッフィングデータに誤りが発生していると判
定されることが起こりうる。このような場合には、誤り
訂正能力を超えた数の誤りが発生していると判断し、誤
り訂正処理は行わずに、補間やエラーフラグを立てるな
どの処理を行うことが好ましい。
【0039】ECC3復号化回路125から出力された
信号jは、NPデータ抽出回路126に送られる。NP
データ抽出回路126では、信号jからTPデータとス
タッフィングデータを破棄してNPデータのみを抽出し
て、MPEG信号kを出力する。
【0040】上記第1の実施の形態では、再生時におい
て置き換え回路123によってスタッフィングデータに
置き換えられた部分は100%エラーの無い信号とする
ことができ、これをECC2復号化回路124に入力す
ることで、NPデータ部(及びTPデータ部)のエラー
をECC2パリティ及びECC3パリティに基づいて訂
正できる可能性を高めることができる。
【0041】ECC2パリティに基づく復号化処理を例
に説明すると、ECC2パリティに基づく復号化処理で
は135バイト中に11バイトの誤りが訂正できるが、
図2の信号hに示すように13バイトの誤りがあると訂
正できない。しかし、上記実施の形態のように、信号h
中のスタッフィングデータ部分を、図2の信号iのよう
に既知のパターンに置き換えればこの部分の誤りはなく
なるので、誤りの量は8バイトになり、NPデータをE
CC2パリティに基づいて訂正することができるように
なる。
【0042】さらに、従来の方法ではNPデータ部にエ
ラーが無くても、スタッフィングデータ部に集中してエ
ラーが発生(テープの傷などによって)するとECC2
パリティまたはECC3パリティに基づく復号化処理で
は訂正できないということが起こりうる。そうすると、
エラーの無いNPデータも信頼できなくなってしまう。
しかし、上記実施の形態では、再生時に、スタッフィン
グデータ部を元の信号に置き換えるので、こういった事
態(必要の無い部分に発生したエラーのために、エラー
の発生していない必要な部分が利用できなくなる)を避
けることができる。
【0043】〔2〕第2の実施の形態の説明 図3は、DVCRの構成を示している。
【0044】〔2−1〕 記録時の動作の説明 NPデータ生成回路111、TPデータ生成回路112
およびスタッフィングデータ生成回路114によって、
DVCRに入力されたMPEG信号aから、NPデータ
b、TPデータcおよびスタッフィングデータdが生成
されることは上記第1の実施の形態と同様である。
【0045】第2の実施の形態では、TPデータcは、
ECC2パリティを付加した後で合成される。ECC3
パリティとECC2パリティが付加される信号eのTP
データ領域には、ヌルTPデータ生成回路212で生成
されたダミーのTPデータc’が挿入されている。つま
り、NPデータ生成回路111で生成されたNPデータ
b、ヌルTPデータ生成回路212で生成されたダミー
のTPデータc’およびスタッフィングデータ生成回路
114によって生成されたスタッフィングデータdが、
合成回路115によって合成される。
【0046】合成回路115によって得られた信号eに
は、ECC3パリティ生成回路116によって生成され
たECC3パリティおよびECC2パリティ生成回路1
17によって生成されたECC2パリティが付加され
る。ECC3パリティとECC2パリティが付加された
信号mは、置き換え回路219に送られる。
【0047】置き換え回路219では、信号mのうちの
TPデータ領域(ダミーのTPデータc’が挿入されて
いる領域)が、TPデータ生成回路112によって生成
された本来のTPデータcに置き換えられる。置き換え
回路219から出力された信号nに、ECC1パリティ
生成回路118によって生成されたECC1パリティが
付加される。このようにして得られた信号fがテープ1
00に記録される。
【0048】〔2−2〕 再生時の動作の説明 以下、通常再生モード時の動作について説明する。テー
プ100から再生された信号gは、ECC1復号化回路
121およびスタッフィングデータ部検出部122に送
られる。ECC1復号化回路121では、ECC1パリ
ティに基づく復号化処理(誤り検出・訂正処理)が行わ
れる。
【0049】ECC1パリティに基づく復号化処理後の
信号hは、置き換え回路123に送られる。置き換え回
路123では、ECC1パリティに基づく復号化処理後
の信号hのうちのスタッフィングデータの部分がスタッ
フィングデータ生成回路114で生成されたスタッフィ
ングデータに置き換えられるとともに、信号hのうちの
TPデータの部分がヌルTPデータ生成回路212で発
生したヌルTP信号c’に置き換えられる。TPデータ
の領域は固定されているため、TPデータ部であるか否
かは容易に判定することができる。
【0050】従って、置き換え回路123から出力され
る信号iのうちのTPデータ部は、記録時においてEC
C3パリティとECC2パリティとを生成したときのT
Pデータ領域の内容と同一となり、この部分に誤りは存
在しなくなる。また、信号iのうちのスタッフィングデ
ータ部にも誤りは存在しなくなる。
【0051】置き換え回路123から出力された信号i
は、ECC2復号化回路124に送られる。ECC2復
号化回路124では、ECC2パリティに基づく復号化
処理が行なわれる。得られた信号は、ECC3復号化回
路125に送られる。ECC3復号化回路125では、
ECC3パリティに基づく復号化処理が行なわれる。
【0052】ECC2復号化回路124またはECC3
復号化回路125に基づく復号化処理時に、誤りのない
はずのTPデータ領域またはスタッフィングデータに誤
りが発生していると判定されることが起こりうる。この
ような場合には、誤り訂正能力を超えた数の誤りが発生
していると判断し、誤り訂正処理は行わずに、補間やエ
ラーフラグを立てるなどの処理を行うことが好ましい。
【0053】ECC3復号化回路125から出力された
信号jは、NPデータ抽出回路126に送られる。NP
データ抽出回路126では、信号jからTPデータとス
タッフィングデータを破棄してNPデータのみを抽出し
て、MPEG信号kを出力する。
【0054】上記第2の実施の形態によれば、スタッフ
ィングデータのみならずTPデータ部分にも100%エ
ラーの無い信号をECC2復号化回路に入力することが
できるようになり、NPデータ部のエラーをECC2パ
リティ及びECC3パリティで訂正できる可能性を更に
高めることができる。
【0055】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、スタッフィ
ングデータのような非有効な情報にエラーが発生したこ
とに起因して、有効な情報のエラーを訂正できなくなる
といったことが回避できるようになる。
【0056】本願の第2の発明によれば、TPデータの
ような特殊再生モード時には利用されるが通常再生モー
ド時には利用されず、特殊再生モード時においては誤り
訂正が行われない情報にエラーが発生したことに起因し
て、通常再生モード時において有効な情報のエラーを訂
正できなくなるといったことが回避できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態であるDVCRの構成の一部
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態によってNPデータの誤り訂
正機能が向上することを説明するための説明図である。
【図3】第2の実施の形態であるDVCRの構成の一部
を示すブロック図である。
【図4】DVCRの磁気テープ上の記録フォーマットを
示す模式図である。
【図5】映像エリア内のフォーマットを示す模式図であ
る。
【図6】シンクブロックの構造を示す模式図である。
【図7】MPEG信号のDVCRへの記録フォーマット
を示す模式図である。
【図8】NPデータエリアにスタッフィングデータが詰
められた状態を示す模式図である。
【符号の説明】
111 NPデータ生成回路 112 TPデータ生成回路 113 データ量制御回路 114 スタッフィングデータ生成回路 115 合成回路 116 ECC3パリティ生成回路 117 ECC2パリティ生成回路 118 ECC1パリティ生成回路 121 ECC1復号化回路 122 スタッフィングデータ部検出回路 123 置き換え回路 124 ECC2復号化回路 125 ECC3復号化回路 126 NPデータ抽出回路 212 ヌルTPデータ生成回路 219 置き換え回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/24 H04N 7/13 A (72)発明者 村島 弘嗣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の情報に対してパリティが付加さ
    れる誤り訂正符号の符号化復号化方法において、 有効な情報が上記所定量に満たない場合には、上記所定
    量に満たない量の既知のダミー情報を有効な情報に加え
    た後の所定量の情報に対して、パリティを生成して誤り
    訂正符号化を行い、 誤り訂正復号化時には、ダミー情報部分の全部あるいは
    一部を、上記既知のダミー情報に置き換えてから誤り訂
    正符号の復号化を行うことを特徴とする誤り訂正符号の
    符号化復号化方法。
  2. 【請求項2】 有効な情報はMPEG信号を記録するV
    CRにおけるNPおよびTPデータであり、既知のダミ
    ー情報はMPEG信号を記録するVCRにおけるスタッ
    フィングデータであることを特徴とする請求項1に記載
    の誤り訂正符号の符号化復号化方法。
  3. 【請求項3】 誤り訂正符号の復号化時にダミー情報に
    置換えた部分に誤りが発生していると判定された場合に
    は、誤り訂正符号の訂正能力以上の誤りが発生している
    ものとして処理することを特徴とする請求項1および2
    のいずれかに記載の誤り訂正符号の符号化復号化方法。
  4. 【請求項4】 所定量の情報に対してパリティが付加さ
    れる誤り訂正符号の符号化復号化方法において、 上記所定量の情報の中に、特殊再生モード時には利用さ
    れるが通常再生モード時には利用されずかつ特殊再生モ
    ード時において誤り訂正が行われない特殊再生用情報が
    含まれている場合には、上記所定量の情報のうちの特殊
    再生用情報を既知のダミー情報に置き換えた後の所定量
    の情報に対してパリティを生成して誤り訂正符号化を行
    い、この後、上記ダミー情報部分を上記特殊再生用情報
    に戻して記録手段に供給し、 再生手段によって通常再生モードによる再生が行われる
    際には、上記特殊再生用情報部分を上記既知のダミー情
    報に置換えてから誤り訂正符号の復号化を行うことを特
    徴とする誤り訂正符号の符号化復号化方法。
  5. 【請求項5】 特殊再生用情報は、MPEG信号を記録
    するVCRにおけるTPデータであることを特徴とする
    請求項4に記載の誤り訂正符号の符号化復号化方法。
  6. 【請求項6】 誤り訂正符号の復号化時にダミー情報に
    置換えた部分に誤りが発生していると判定された場合に
    は、誤り訂正符号の訂正能力以上の誤りが発生している
    ものとして処理することを特徴とする請求項4および5
    のいずれかに記載の誤り訂正符号の符号化復号化方法。
JP29121797A 1997-10-23 1997-10-23 誤り訂正符号の符号化復号化方法 Expired - Fee Related JP3167663B2 (ja)

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