[go: up one dir, main page]

JPH11126444A - 磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置

Info

Publication number
JPH11126444A
JPH11126444A JP9287325A JP28732597A JPH11126444A JP H11126444 A JPH11126444 A JP H11126444A JP 9287325 A JP9287325 A JP 9287325A JP 28732597 A JP28732597 A JP 28732597A JP H11126444 A JPH11126444 A JP H11126444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic disk
frequency component
magnetic head
control
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9287325A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Ueno
隆久 上野
Kazuhiko Takaishi
和彦 高石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9287325A priority Critical patent/JPH11126444A/ja
Priority to US09/067,168 priority patent/US6166875A/en
Priority to DE19821486A priority patent/DE19821486A1/de
Priority to KR1019980020542A priority patent/KR100272194B1/ko
Priority to CN98121382A priority patent/CN1107951C/zh
Publication of JPH11126444A publication Critical patent/JPH11126444A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59627Aligning for runout, eccentricity or offset compensation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following
    • G11B21/106Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following on disks

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスクの回転中心を中心にした回転円
に沿って磁気ヘッドを位置決めする磁気ヘッド位置決め
方法及び磁気ディスク装置に関し、磁気ディスクの偏心
を補正しつつ、磁気ヘッドの振動を防止する。 【解決手段】 サーボ情報を有し、回転中心を中心とし
て回転する磁気ディスク14と、磁気ディスク14の情
報を読み取る磁気ヘッド13と、磁気ヘッド13を磁気
ディスク14の半径方向に位置決めする位置決め手段1
0と、サーボ情報に従って、位置決め手段10を制御す
る制御手段7とを備える。ヘッド位置制御方法は、磁気
ディスク14の回転周波数成分R0と、回転周波数より
高い周波数の高次周波数成分R1とを分離して測定する
ステップと、回転周波数成分R0に追従し、高次周波数
成分R1を排除するように、位置決め手段10を制御す
るステップとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドを磁気
ディスクのトラックに位置決めする磁気ヘッド位置制御
方法及び磁気ディスク装置に関し、特に、磁気ディスク
の回転中心を中心にした回転円に沿って磁気ヘッドを位
置決めする磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装
置に関する。
【0002】磁気ディスク装置に対して、記憶容量の増
大が求められている。記憶容量の増大のために、磁気デ
ィスクのトラックピッチを小さくする必要がある。トラ
ックピッチを小さくするには、サーボ情報を有するトラ
ック(サーボトラック)を正確な位置に書き込むことが
必要となる。この正確なサーボトラックを有する磁気デ
ィスク装置を安価に提供することが求められている。
【0003】
【従来の技術】図13は、磁気ディスクの偏心動作の説
明図、図14は、従来技術の説明図、図15は、従来技
術の構成図である。
【0004】サーボトラックを正確な位置に書き込むに
は、従来、個々の磁気ディスク装置に、サーボトラック
を正確な位置に書き込む機能を付与する必要があった。
しかし、個々の磁気ディスク装置に、係る機能を付与す
ると、個々の磁気ディスク装置の価格が高くなる。
【0005】このため、サーボトラックライターによ
り、磁気ディスクに、サーボトラックを書き込んだ後、
個々の装置に、サーボトラックが書き込まれた磁気ディ
スクを搭載することが検討されている。
【0006】即ち、高い位置決め精度を有するサーボト
ラックライターにより、磁気ディスクにサーボトラック
を書き込む。そして、個々の磁気ディスク装置には、サ
ーボトラックを書き込まれた磁気ディスクを取り付け
る。このようにすると、個々の磁気ディスク装置に、高
い位置決め精度でサーボトラックを書き込む機能を付与
する必要がないため、トラックピッチの狭いサーボトラ
ックを有する磁気ディスク装置を、安価に提供できる。
【0007】このように、サーボトラックを書き込んだ
磁気ディスクを、個々の装置に搭載する場合には、図1
3に示すように、磁気ディスク14のサーボ情報が記録
されたトラック円軌跡(サーボ円軌跡という)14−1
は、磁気ディスク14の回転中心を中心とする回転円軌
跡14−2と一致しない場合がある。即ち、サーボトラ
ックを書き込まれた磁気ディスク14を、装置に取り付
けるため、微小な取り付け誤差があっても、サーボ円軌
跡14ー1は、磁気ディスク14の回転円軌跡14ー2
と一致しない。
【0008】この磁気ディスク14の取り付け位置誤差
により、磁気ディスクの偏心が生じる。図13に示すよ
うに、アーム17に取り付けられた磁気ヘッド13は、
磁気ディスク14の半径方向に移動する。磁気ディスク
14の回転円軌跡14ー2に沿って位置する磁気ヘッド
13は、サーボトラック14ー1のサーボ情報により制
御され、サーボトラック14ー1に沿って位置付けされ
る。
【0009】このため、図14に示すように、トラック
偏心を含むトラック偏差が発生する。トラック偏差は、
トラック偏心成分を含むため、磁気ヘッド13の位置誤
差は、大きくなる。このため、磁気ヘッド13は、振動
し易くなる。
【0010】これを防止するため、偏心制御法を適用す
る試みがある。図15に示すように、磁気ディスク装置
12は、磁気ディスク14と、磁気ディスク14を回転
するスピンドルモータ15とを有する。磁気ヘッド13
は、アーム17の先端に設けられている。アーム17
は、ロータリアクチュエータ(VCMという)10によ
り、移動され、磁気ヘッド13は、磁気ディスク14の
半径方向の位置に位置付けされる。
【0011】ヘッド位置検出部20は、磁気ヘッド13
の読み取り信号からヘッド位置を検出する。制御演算部
25は、位置誤差に制御演算(PID演算等)を行い、
制御電流を算出する。制御電流は、アンプ23で増幅さ
れ、VCM10を駆動する。
【0012】この制御系において、アーム17を固定し
た状態で、磁気ヘッド13により、サーボ情報を読み取
り、位置誤差を測定する。磁気ディスク14の1周分の
位置誤差(トラック偏差)を読み取り、メモリ22に記
憶する。このトラック偏差は、図14に示している。通
常の制御時は、メモリ22のトラック偏差を、磁気ヘッ
ド13からの位置誤差に加算して、VCM10を制御す
る。
【0013】このように、偏心成分(トラック偏差)を
測定し、フィードフォワード制御する。このため、磁気
ヘッド13は、回転円軌跡に沿って位置付けられる。従
って、位置誤差を少なくすることができる。
【0014】このように、従来は、トラック偏差を測定
して、測定したトラック偏差をフィードフォワード制御
して、回転円軌跡に沿った位置付けを行っていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図16は、従来技術の
問題点説明図(その1)、図17は、従来技術の問題点
(その2)である。
【0016】トラックピッチを小さくした場合に、磁気
ヘッドのコア幅の大きさが、復調出力に影響を与える。
磁気ヘッドのコア幅を小さくするには、限界がある。こ
のため、磁気ヘッドの検出部位の感度のバラツキが生じ
る。
【0017】これにより、図16に示すように、磁気ヘ
ッドの変位に対し、復調変位は、線型特性を示さない。
即ち、磁気ヘッドがトラック境界に位置した時に、サー
ボ復調変位は、不連続となる。これは、トラックピッチ
を小さくした場合に、磁気ヘッドの検出部位の感度のバ
ラツキが生じるためである。
【0018】特に、MRヘッド等の分離されたリード・
ライトヘッドを用いて、ライトヘッドとリードヘッドの
コア位置ずれを補正するため、位置オフセットする場合
がある。この場合には、磁気ヘッドがトラック境界に位
置し易い。このサーボ復調変位の不連続部分は、高い周
波数成分の位置誤差を示す。又、トラック偏心によりフ
ィードフォワード制御する時に、図17に示すように、
偏心成分は補償されるが、高周波数成分は、強調され
る。従って、図17に示すように、トラック中心に対
し、磁気ヘッドは、振動する。これにより、磁気ヘッド
が過振動し、位置決め精度を低下する原因となってい
た。
【0019】本発明の目的は、磁気ディスクの偏心を補
正しつつ、位置決め精度を向上するための磁気ヘッド位
置制御方法及び磁気ディスク装置を提供することにあ
る。
【0020】本発明の他の目的は、磁気ディスクの偏心
を補正しつつ、磁気ヘッドの振動を防止するための磁気
ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置を提供するこ
とにある。
【0021】本発明の更に他の目的は、磁気ディスクの
偏心を補正しつつ、位置誤差の高次周波数成分を除去す
るための磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置
を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的の達成のため、
本発明は、サーボ情報を有し、回転中心を中心として回
転する磁気ディスクと、磁気ディスクの情報を読み取る
磁気ヘッドと、磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方
向に位置決めする位置決め手段と、サーボ情報に従っ
て、位置決め手段を制御する制御手段とを備える。
【0023】そして、ヘッド位置制御方法は、磁気ディ
スクの回転周波数成分と、回転周波数より高い周波数の
高次周波数成分とを分離して測定するステップと、回転
周波数成分に追従し、高次周波数成分を排除するよう
に、位置決め手段を制御するステップとを有する。
【0024】又、磁気ディスク装置は、制御手段が、磁
気ディスクの回転周波数成分と、回転周波数より高い周
波数の高次周波数成分とを分離して測定した後、回転周
波数成分に追従し、高次周波数成分を排除するように、
位置決め手段を制御する。
【0025】本発明は、回転周波数成分に追従して制御
するため、磁気ディスクの偏心を正確に補正できる。
又、サーボ復調変位の不連続部分等で生じる高次周波数
成分を排除して制御するため、トラック境界における磁
気ヘッドの振動を防止することができる。
【0026】しかも、回転周波数成分と高次周波数成分
とを分離して測定するため、回転周波数成分に、正確に
追従し、高次周波数成分を正確に排除することができ
る。このため、位置決め精度を向上した偏心制御が可能
となる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態の
磁気ディスク装置の構成図、図2は、図1のサーボ回路
の制御ブロック図、図3は、本発明の一実施の形態の動
作フロー図、図4は、図2の構成の制御動作の説明図、
図5は、図2の構成の高次偏心補償動作の説明図であ
る。
【0028】図1に示すように、磁気ディスク装置12
は、磁気ディスク14と、磁気ディスク14を回転する
スピンドルモータ15とを有する。スピンドルモータ1
5に、複数枚の磁気ディスク14が搭載されている。図
4に示すように、この磁気ディスク14には、予めサー
ボトラックYが、書き込まれている。
【0029】このトラックYは、複数(例えば、12
8)のセクターに分割されている。各セクターは、サー
ボ情報を書き込まれたサーボ領域と、データを書き込む
ためのデータ領域とを有する。この磁気ディスク14
は、サーボ情報が書き込まれた後に、スピンドルモータ
15に取り付けられる。磁気ディスク14の偏心のた
め、図4に示すように、サーボトラックYの円軌跡は、
磁気ディスク14の回転中心Bを中心とする回転円軌跡
Zと異なる。
【0030】図1に戻り、磁気ヘッド13は、アーム1
7の先端に設けられている。アーム17は、ロータリア
クチュエータ(VCMという)10により、移動され、
磁気ヘッド13は、磁気ディスク14の半径方向の位置
に位置付けされる。
【0031】リード/ライトチャンネル3は、磁気ヘッ
ド13の検出信号を読み取り信号に変換し、且つ書き込
みデータを磁気ヘッド13の書き込み信号に変換する。
ハードディスクコントローラ4は、ホストとのデータ転
送を制御する。RAM5は、ハードディスクコントロー
ラ4が使用するメモリである。
【0032】マイクロプロセッサ(MPU)6は、磁気
ディスク装置全体の制御を行うものである。サーボ回路
7は、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)と周
辺回路を有する。サーボ回路7は、磁気ヘッド13から
の位置信号に応じて、VCM10をサーボ制御する。サ
ーボ回路7は、スピンドルモータ15を回転制御する。
【0033】メモリ8は、磁気ディスク14の1周にお
ける各時刻の偏心データを記憶する。メモリ8の偏心デ
ータは、サーボ回路7に与えられる。
【0034】図2に示すように、位置信号検出部20
は、磁気ヘッド13の読み取り信号からヘッド位置を検
出する。アンプ23は、DSP7からの制御電流を増幅
して、VCM10を駆動する。
【0035】メモリ8は、偏心成分R0と、高周波偏差
成分R1とを記憶する。偏心成分は、磁気ディスクの半
径方向の回転周波数成分であり、メモリ8の第1の領域
81に格納される。高周波偏差成分は、磁気ディスクの
回転周波数より高い周波数の高次周波数成分であり、メ
モリ8の第2の領域82に格納される。
【0036】DSP7においては、第1の演算部70
は、目標位置から検出位置を差引き、位置誤差を演算す
る。第2の演算部71は、位置誤差からメモリ8の高周
波偏差成分R1を差し引く。これにより、高周波偏差成
分は、制御系から排除される。制御演算部72は、高周
波偏差成分が除去された位置誤差に制御演算(PID演
算)を行い、制御電流を算出する。第3の演算部73
は、制御電流に、メモリ8の偏心成分R0を加算する。
これにより、偏心成分R0に追従するように、偏心制御
される。
【0037】測定部74は、後述するように、制御電流
から偏心成分R0を測定し、メモリ8の第1の領域81
に格納する。又、測定部74は、位置誤差と制御電流か
ら高周波偏差成分R1を測定し、メモリ8の第2の領域
82に格納する。
【0038】尚、各演算部70、71、73、制御演算
部72、測定部74は、DSP7が行う処理をブロック
で示したものである。
【0039】図3に従い、その動作を説明する。
【0040】(S1)測定部74は、制御電流から偏心
成分R0を測定し、メモリ8の第1の領域81に格納す
る。
【0041】(S2)測定部74は、位置誤差と制御電
流から高周波偏差成分R1を測定し、メモリ8の第2の
領域82に格納する。
【0042】(S3)DSP7は、偏心成分に追従し、
高周波偏差成分を排除して、サーボ制御を行う。即ち、
第1の演算部70は、目標位置から検出位置を差引き、
位置誤差を演算する。第2の演算部71は、位置誤差か
らメモリ8の高周波偏差成分R1を差し引く。これによ
り、高周波偏差成分は、制御系から排除される。制御演
算部72は、高周波偏差成分が除去された位置誤差に制
御演算(PID演算)を行い、制御電流を算出する。第
3の演算部73は、制御電流に、メモリ8の偏心成分R
0を加算する。偏心成分R0を加算された制御電流は、
アンプ23に与えられ、VCM10を駆動する。
【0043】このように、偏心成分R0に追従制御する
ため、図4に示すように、磁気ヘッド13は、回転円軌
跡Zに沿って位置制御される。従って、磁気ディスクが
偏心していても、位置誤差を少なくすることができる。
これにより、磁気ヘッドの位置制御を安定に保つことが
できる。
【0044】又、トラック境界での復調変位は、不連続
であり、高次周波数成分を生じる。この高次周波数成分
である高周波偏差成分を排除するため、高次周波数によ
る過渡応答を防止することができる。又、高周波偏差成
分を排除するため、制御系の高域強調を防止できる。こ
のため、図5に示すように、磁気ヘッド13の軌跡の振
動を防止できる。
【0045】この例では、制御電流に偏心成分を加えて
いる。偏心成分を、位置誤差に加える方法も有る。しか
し、位置誤差は、制御演算部72の制御演算により、圧
縮されてしまう。このため、偏心成分に正確に追従でき
ない。この例では、圧縮後の制御電流に偏心成分を加え
ているため、偏心成分に直接追従させることができる。
又、偏心成分が大きくても、偏心成分に追従制御するこ
とができる。
【0046】又、測定した偏心成分に追従した状態で、
高周波偏差成分を測定する。このため、偏心成分を除去
された位置誤差から高周波偏差成分を測定するため、正
確に高周波偏差成分を測定できる。
【0047】更に、位置誤差から高周波偏差成分を除去
している。不要な高周波偏差成分を制御系の入力段階で
排除するため、高周波偏差成分による制御系への悪影響
を防止することができる。
【0048】図6は、偏心測定時のブロック図、図7
は、図6の逆ノッチフィルターの特性図、図8は、高周
波偏差測定時の制御ブロック図である。
【0049】図6及び図7により、偏心成分の測定処理
を説明する。
【0050】図6に示すように、制御演算部72に直列
に、逆ノッチフィルタ74ー1を設ける。逆ノッチフィ
ルタ74ー1の開ループ特性は、図7に示すように、磁
気ディスクの回転周波数(基本波周波数)f1で、高い
ゲインgを有する。位置誤差の基本波周波数の成分のみ
のゲインが高いため、制御系は、偏心に追従する。
【0051】DSP7の平均化部74ー2は、制御演算
部72の出力である駆動電流を平均化する。これによ
り、駆動電流の偏心成分が検出される。次に、DSP7
のフーリエ変換部74ー3は、駆動電流のフーリエ変換
を行う。離散時間関数X(x)の離散フーリエ変換値を
Y(x)とすると、離散フーリエ変換値は、下記(1)
式で示される。
【0052】
【数1】
【0053】尚、Re(Yk)は、離散フーリエ変換の
実部、Im(Yk)は、離散フーリエ変換の虚部であ
る。
【0054】基本波抽出部74ー5は、離散フーリエ変
換から基本波成分を取り出す。この時、制御系のサンプ
ル周波数をFsとし、基本波の周波数をF1とし、Nを
セクタ数とすると、離散フーリエ変換Ykの周波数Fk
は、下記(2)式で示される。
【0055】 Fk=Fs・k/N=k・F1 (2) (2)式によれば、Fkは、基本波又は高調波を示して
いる。即ち、測定周期を、磁気ディスクの一回転に設定
し、サンプル数をセクタ数として、フーリエ変換を行う
と、各フーリエ係数の周波数は、基本波又は高調波とな
る。従って、基本波周波数F1のフーリエ係数Y1(Y
(1))を用いることにより、基本波成分を抽出するこ
とができる。
【0056】次に、逆フーリエ変換部74ー6は、基本
波成分を用いて逆フーリエ変換して、偏心成分(駆動電
流)を再生する。逆フーリエ変換は、下記(3)式によ
り示される。
【0057】
【数2】
【0058】尚、Re(Xk)は、実部、Im(Xk)
は、虚部である。
【0059】各サンプル毎の逆フーリエ変換値は、メモ
リ8の第1の領域81に格納される。ここで、逆ノッチ
フィルタ74ー1、平均化部74ー2、フーリエ変換部
74ー3、基本波抽出部74ー5、逆フーリエ変換部7
4ー6は、DSP7が行う処理をブロックにしたもので
ある。
【0060】このようにして、フーリエ変換により、駆
動電流から偏心成分を抽出する。フーリエ変換により基
本波の抽出を行うので、逆ノッチフィルタに、急峻な特
性は要求されない。
【0061】次に、高周波偏差成分の測定処理を、図8
により説明する。
【0062】制御演算部72の伝達関数を「C」とし、
VCM10の伝達関数を「P」とすると、制御系の外乱
圧縮特性の逆特性は、(1+CP)である。従って、偏
心成分Aは、下記(4)式で示される。
【0063】 A=(1+CP)×位置誤差 (4) (4)式において、(C×位置誤差)は、駆動電流であ
るので、(4)式を変形して、(5)式を得る。
【0064】 A=位置誤差+P×駆動電流 (5) (5)式で演算すると、(4)式に比し、計算量が減少
し、桁落ちによる計算誤差も少ない。
【0065】図8に示すように、制御系は、第1の演算
部70と、制御演算部72と、第3の演算部73とから
なる。即ち、第1の演算部70で、位置誤差を演算す
る。制御演算部72では、位置誤差から駆動電流を演算
する。第3の演算部73は、駆動電流に、偏心成分R0
を加算する。従って、VCM10は、偏心成分に追従す
る。
【0066】この状態で、DSP7の平均化部75ー1
は、制御演算部72の出力である駆動電流を平均化す
る。DSP7の平均化部75ー2は、第1の演算部70
の出力である位置誤差を平均化する。次に、DSP7の
フーリエ変換部75ー3は、駆動電流のフーリエ変換を
行う。DSP7のフーリエ変換部75ー4は、位置誤差
のフーリエ変換を行う。
【0067】DSP7のフーリエ変換部75ー6は、V
CM10の伝達関数(フィルタ関数)Pをフーリエ変換
する。DSP7の乗算部75ー7は、駆動電流のフーリ
エ変換値に、伝達関数のフーリエ変換値を乗算する。D
SP7の加算部75ー8は、位置誤差のフーリエ変換値
と乗算結果とを加算する。次に、逆フーリエ変換部75
ー9、加算結果を逆フーリエ変換して、高周波偏差成分
(位置誤差)R1を再生する。
【0068】各サンプル毎の逆フーリエ変換値は、メモ
リ8の第2の領域82に格納される。ここで、平均化部
75ー1、75ー2、フーリエ変換部75ー3、75ー
4、75ー6、乗算部75ー7、加算部75ー8、逆フ
ーリエ変換部75ー9は、DSP7が行う処理をブロッ
クにしたものである。
【0069】このようにして、フーリエ変換により、駆
動電流と位置誤差とから高周波偏差成分を抽出する。偏
心に追従制御しながら、高次偏差成分を測定するので、
偏心の影響を受けずに、高次偏差成分を測定できる。
又、制御系の逆モデルを用いて、高次偏差成分を測定す
るので、計算により高次偏差成分を抽出することができ
る。
【0070】更に、フーリエ変換しているので、初期値
を必要としない。フーリエ変換しているので、過渡応答
の影響が少ない。このため、正確に高次偏差成分を測定
できる。
【0071】この例では、前述の(5)式から高次偏差
成分を測定しているが、前述の(4)式を用いても良
い。
【0072】図9(A)及び図9(B)は、本発明の他
の態様の制御ブロック図である。
【0073】図9(A)に示すように、メモリ8には、
偏心成分R0から高次偏差成分R1を差し引いた位置フ
ィードフォワード値を格納する。そして、第2の演算部
71は、第1の演算部70の位置誤差に、メモリ8の位
置フィードフォワード値を加算する。制御演算部72
は、この補正位置誤差を駆動電流に変換する。
【0074】又、図9(B)に示すように、メモリ8に
は、偏心成分R0から高次偏差成分R1を差し引いた電
流フィードフォワード値を格納する。そして、第3の演
算部73は、制御演算部72の駆動電流に、メモリ8の
電流フィードフォワード値を加算する。
【0075】このように制御系を構成しても、偏心成分
に追従し、且つ高次偏差成分を排除した位置制御が可能
となる。
【0076】次に、このDSPでは、制御系の周波数特
性の測定が可能である。図10(A)及び図10(B)
は、周波数測定の制御ブロック図、図11は、周波数測
定のための処理フロー図、図12は、周波数測定動作の
説明図である。
【0077】図10(A)及び図10(B)において、
制御演算部72の伝達関数を「C」、VCM10の伝達
関数(メカ特性)を「P」とする。制御演算部72とV
CM(制御対象)10とで制御系を構成する。制御演算
部72は、位置誤差Pesを駆動電流Curに変換す
る。VCM10の位置誤差Pesは、制御演算部72に
入力する。
【0078】測定用ノイズRは、制御系に加算される。
図10(A)では、測定用ノイズRを位置に加算してい
る。図10(B)では、測定用ノイズRを電流に加算し
ている。
【0079】測定方法は、制御系に測定用ノイズを加算
する。その時の波形を取り込む。測定波形をフーリエ変
換して、複素形フーリエ係数を計算し、周波数特性を求
める。
【0080】メカ特性P、開ループ特性Z1、閉ループ
特性Z2、外乱圧縮特性Z3は、各波形R,X,Y,P
es、Curから以下の式により求められる。
【0081】P=Pes/Cur Z1=Y/X Z2=Y/R Z3=X/R この時、一次偏心と高次偏差があると、偏心及び偏差成
分も測定結果に含まれ、測定精度を低下する。測定精度
を上げるためには、偏心及び偏差成分を測定結果から除
去する必要がある。図11は、偏心成分を簡単に除去す
るための処理フロー図である。
【0082】(S10)測定周波数を初期化する。即
ち、パラメータNをセクタ数とし、周波数パラメータk
を「1」とする。
【0083】(S11)n番目の測定用ノイズ波形Sn
を、下記式により計算する。ノイズ波形は、図12
(A)に示すように、サイン波である。
【0084】Sn=1/N ・G ・sin(-2πn/N) ここで、G は、制御系への加算振幅である。
【0085】次に、平均化用積算変数PesSUMn 、CurSUM
n を「0」に初期化する。更に、測定用ノイズの位相シ
フト量P1を「0」に初期化する。
【0086】(S12)測定用ノイズの位相をシフトし
て、制御系に加算する。即ち、加算されるn番目のノイ
ズ波形Nnは、m番目のノイズ波形Smである。尚、m=
n−P1である。
【0087】(S13)1周期分の測定波形を取り込
む。即ち、位置PESnと、駆動電流CURnを取り込む。
【0088】(S14)測定波形の位相を戻して積算す
る。即ち、n番目の位置積算変数PesSUMn に、m番目の
測定位置PESnを加算して、n番目の位置積算変数PesSUM
n を更新する。又、n番目の電流積算変数CurSUMn に、
m番目の測定電流CURnを加算して、n番目の電流積算変
数CurSUMn を更新する。
【0089】(S15)測定用ノイズの位相シフト量P
1を、1セクタ分シフトする。即ち、位相シフト量P1
を(P1+1)に更新する。
【0090】(S16)位相シフト量P1が、セクタ数
Nより小さいかを判定する。位相シフト量P1が、セク
タ数Nより小さい場合には、ステップS12に戻る。
【0091】(S17)位相シフト量P1が、セクタ数
N以上のときには、その周波数において、全ての位相シ
フト量での測定を終了したことになる。このため、測定
波形を平均化する。即ち、平均測定位置PesRROn を、Pe
sSUMn/N により求める。平均測定電流CurRROn を、CurS
UMn/N により求める。
【0092】(S18)測定波形をフーリエ変換する。
即ち、平均測定位置PesRROn から測定位置のフーリエ係
数の実部Re(PesDFTk) と、虚部Im(PesDFTk) を求める。
同様に、平均測定電流CurRROn から測定電流のフーリエ
係数の実部Re(CurDFTk) と、虚部Im(CurDFTk) を求め
る。ここで、求めるフーリエ変換は、測定周波数のみと
する。
【0093】(S19)周波数特性を複素形式で求め
る。即ち、メカ特性Pは、位置のフーリエ係数PesDFTk
を、電流のフーリエ係数CurDFTk で割った値で得られ
る。その時の測定周波数Fkは、K/N ・Fsにより得られ
る。尚、Fsはサンプル周波数である。
【0094】(S20)測定周波数変数kを変更する。
即ち、測定周波数変数kを(k+1)に更新する。
【0095】(S21)測定周波数変数kとセクタ数N
とを比較する。測定周波数変数kが、セクタ数Nより小
さいと、ステップS11に戻る。測定周波数変数kがセ
クタ数以上であると、全ての周波数の測定は終了したこ
とになる。このため、測定を終了する。
【0096】このように、図12(A)に示すように、
測定ノイズ波として、サイン波を用いる。位相を順次シ
フトしたサイン波をノイズとして印加する。これらサイ
ン波を印加した時の測定波形は、図12(B)の如くで
ある。これらを重ね合わせると、サイン波の成分、即
ち、ディスクの偏心(及び偏差)成分は除去される。即
ち、測定ノイズ波を順次シフトして与えた後、測定波形
をシフトする前の元の位相の測定波形に加算する。これ
により、ディスクの偏心(及び偏差)成分を除去した周
波数特性の測定が可能となる。
【0097】上述の実施の態様の他に、本発明は、次の
ような変形が可能である。
【0098】(1) 偏心成分と高次偏差成分とを分離して
測定する方法を、実施の態様で示すもので説明したが、
他の方法を用いることができる。
【0099】(2) 又、偏心成分の測定方法として、図6
の構成のもので説明したが、図8の構成のものも適用で
きる。
【0100】以上、本発明の実施の形態により説明した
が、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。
【0102】(1) 回転周波数成分に追従して制御するた
め、磁気ディスクの偏心を正確に補正できる。又、サー
ボ復調変位の不連続部分で生じる高次周波数成分を排除
して制御するため、トラック境界における磁気ヘッドの
振動を防止することができる。
【0103】(2) 回転周波数成分と高次周波数成分とを
分離して測定するため、回転周波数成分に、正確に追従
し、高次周波数成分を正確に排除することができる。こ
のため、位置決め精度を向上した偏心制御が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の磁気ディスク装置の構
成図である。
【図2】図1の構成の制御ブロック図である。
【図3】図2の構成の動作フロー図である。
【図4】図2の構成の制御動作の説明図である。
【図5】図2の構成の高次偏差補償動作の説明図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態の偏心測定時のブロック
図である。
【図7】図6の逆ノッチフィルタの特性図である。
【図8】本発明の一実施の形態の高次偏差測定時の制御
ブロック図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の制御ブロック図であ
る。
【図10】本発明による周波数測定の制御ブロック図で
ある。
【図11】本発明による周波数測定の処理フロー図であ
る。
【図12】図11の処理の動作説明図である。
【図13】偏心動作の説明図である。
【図14】従来技術の説明図である。
【図15】従来技術の構成図である。
【図16】従来技術の問題点説明図(その1)である。
【図17】従来技術の問題点説明図(その2)である。
【符号の説明】
3 リード/ライトチャンネル 4 ハードディスクコントローラ 7 サーボ回路 8 メモリ 10 ボイスコイルモータ 13 磁気ヘッド 14 磁気ディスク 15 スピンドルモータ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ情報を有し、回転中心を中心とし
    て回転する磁気ディスクと、 前記磁気ディスクの情報を読み取る磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に位置決
    めする位置決め手段と、 前記サーボ情報に従って、前記位置決め手段を制御する
    制御手段とを備える磁気ディスク装置の磁気ヘッド位置
    制御方法において、 前記磁気ディスクの回転周波数成分と、前記回転周波数
    より高い周波数の高次周波数成分とを分離して測定する
    ステップと、 前記回転周波数成分に追従し、前記高次周波数成分を排
    除するように、前記位置決め手段を制御するステップと
    を有することを特徴とする磁気ヘッド位置制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の磁気ヘッド位置制御方法にお
    いて、 前記測定ステップは、 前記磁気ディスクの回転周波数成分を、前記磁気ヘッド
    の読み取り信号に基づいて、測定する第1の測定ステッ
    プと、 前記高次周波数成分を、前記磁気ヘッドの読み取り信号
    に基づいて、測定する第2の測定ステップとを有するこ
    とを特徴とする磁気ヘッド位置制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の磁気ヘッド位置制御方法にお
    いて、 前記第2の測定ステップは、 前記第1のステップで測定された前記回転周波数成分に
    追従するように、前記位置決め手段を制御しながら、前
    記高次周波数成分を測定するステップを含むことを特徴
    とする磁気ヘッド位置制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項2の磁気ヘッド位置制御方法にお
    いて、 前記第1の測定ステップは、 前記制御手段の制御電流から、前記回転周波数成分を測
    定するステップからなることを特徴とする磁気ヘッド位
    置制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4の磁気ヘッド位置制御方法にお
    いて、 前記第1の測定ステップは、 逆ノッチフィルタにより、位置誤差から前記回転周波数
    成分を抽出する抽出ステップと、 抽出された回転周波数成分を前記制御手段により制御電
    流に圧縮した後、前記制御電流から、前記回転周波数成
    分を測定する測定ステップとを含むことを特徴とする磁
    気ヘッド位置制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5の磁気ヘッド位置制御方法にお
    いて、 前記測定ステップは、 前記制御電流を離散フーリエ変換するステップと、 前記離散フーリエ変換値から前記回転周波数成分を対象
    とした逆フーリエ変換を行うステップとを含むことを特
    徴とする磁気ヘッド位置制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項3の磁気ヘッド位置制御方法にお
    いて、 前記第2の測定ステップは、 位置誤差に制御系の逆モデルを掛けて、前記高次周波数
    成分を測定するステップであることを特徴とする磁気ヘ
    ッド位置制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7の磁気ヘッド位置制御方法にお
    いて、 前記第2の測定ステップは、 前記位置誤差と、前記制御電流とから前記高次周波数成
    分を測定するステップであることを特徴とする磁気ヘッ
    ド位置制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の磁気ヘッド位置制御方法にお
    いて、 前記第2の測定ステップは、 前記制御電流に前記位置決め手段の伝達関数を乗算した
    値に、 前記位置誤差の値を加算して前記高次周波数成分を測定
    するステップであることを特徴とする磁気ヘッド位置制
    御方法。
  10. 【請求項10】 請求項8の磁気ヘッド位置制御方法に
    おいて、 前記第2の測定ステップは、 前記位置誤差と前記制御電流とをフーリエ変換するステ
    ップと、 前記フーリエ変換値を加算するステップと、 前記加算値を逆フーリエ変換するステップとを有するこ
    とを特徴とする磁気ヘッド位置制御方法。
  11. 【請求項11】 サーボ情報を有し、回転中心を中心と
    して回転する磁気ディスクと、 前記磁気ディスクの情報を読み取る磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの半径方向に位置決
    めする位置決め手段と、 前記サーボ情報に従って、前記位置決め手段を制御する
    制御手段とを有し、 前記制御手段は、 前記磁気ディスクの回転周波数成分と、前記回転周波数
    より高い周波数の高次周波数成分とを分離して測定した
    後、前記回転周波数成分に追従し、前記高次周波数成分
    を排除するように、前記位置決め手段を制御することを
    特徴とする磁気ディスク装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の磁気ディスク装置におい
    て、 前記制御手段は、 前記磁気ディスクの回転周波数成分を、前記磁気ヘッド
    の読み取り信号に基づいて、測定した後、前記高次周波
    数成分を、前記磁気ヘッドの読み取り信号に基づいて、
    測定することを特徴とする磁気ディスク装置。
  13. 【請求項13】 請求項12の磁気ディスク装置におい
    て、 前記制御手段は、 前記測定された前記回転周波数成分に追従するように、
    前記位置決め手段を制御しながら、前記高次周波数成分
    を測定することを特徴とする磁気ディスク装置。
  14. 【請求項14】 請求項12の磁気ディスク装置におい
    て、 前記制御手段は、 制御電流から、前記回転周波数成分を測定することを特
    徴とする磁気ディスク装置。
  15. 【請求項15】 請求項14の磁気ディスク装置におい
    て、 前記制御手段は、 逆ノッチフィルタにより、位置誤差から前記回転周波数
    成分を抽出した後、抽出された回転周波数成分を圧縮し
    た前記制御電流から、前記回転周波数成分を測定するこ
    とを特徴とする磁気ディスク装置。
  16. 【請求項16】 請求項15の磁気ディスク装置におい
    て、 前記制御手段は、 前記制御電流を離散フーリエ変換した後、前記離散フー
    リエ変換値から前記回転周波数成分を対象とした逆フー
    リエ変換を行うことを特徴とする磁気ディスク装置。
  17. 【請求項17】 請求項13の磁気ディスク装置におい
    て、 前記制御手段は、 位置誤差に制御系の逆モデルを掛けて、前記高次周波数
    成分を測定することを特徴とする磁気ディスク装置。
  18. 【請求項18】 請求項17の磁気ディスク装置におい
    て、 前記制御手段は、 前記位置誤差と、前記制御電流とから前記高次周波数成
    分を測定することを特徴とする磁気ディスク装置。
  19. 【請求項19】 請求項18の磁気ディスク装置におい
    て、 前記制御手段は、前記位置誤差と前記制御電流とをフー
    リエ変換した後、 前記フーリエ変換値を加算し、それ
    から前記加算値を逆フーリエ変換することを特徴とする
    磁気ディスク装置。
JP9287325A 1997-10-20 1997-10-20 磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置 Withdrawn JPH11126444A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287325A JPH11126444A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置
US09/067,168 US6166875A (en) 1997-10-20 1998-04-27 Method of positionally controlling a recording/reproducing head so as to follow a rotational frequency component of a disk while eliminating a high order frequency component
DE19821486A DE19821486A1 (de) 1997-10-20 1998-05-14 Verfahren zur Positionssteuerung eines Aufzeichnungs-/Wiedergabekopfes und Plattenvorrichtung
KR1019980020542A KR100272194B1 (ko) 1997-10-20 1998-06-03 자기 헤드 위치 제어 방법 및 자기 디스크 장치
CN98121382A CN1107951C (zh) 1997-10-20 1998-10-20 对记录/重放头进行位置控制的方法及其盘装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287325A JPH11126444A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004257506A Division JP3696227B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 磁気ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11126444A true JPH11126444A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17715910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9287325A Withdrawn JPH11126444A (ja) 1997-10-20 1997-10-20 磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6166875A (ja)
JP (1) JPH11126444A (ja)
KR (1) KR100272194B1 (ja)
CN (1) CN1107951C (ja)
DE (1) DE19821486A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393061B1 (ko) * 2000-12-29 2003-07-31 삼성전자주식회사 디스크 드라이브 시스템의 액튜에이터 주파수 응답 특성을이용한 편심 보정 장치
KR100393207B1 (ko) * 1999-12-15 2003-07-31 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브 서보 메카니즘을 위한 일반 푸리에시크 궤적에 대한 최적화 방법 및 장치
US7057844B2 (en) 2004-01-29 2006-06-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for head positioning control in a disk drive
US7193808B2 (en) 2004-09-10 2007-03-20 Fujitsu Limited Correction table creation method for head position control, head position control method and disk device
WO2009001745A1 (ja) * 2007-06-22 2008-12-31 International Manufacturing And Engineering Services Co., Ltd. ディスクリートトラックメディアの偏芯検出方法
US7508620B2 (en) 2006-03-02 2009-03-24 Fujitsu Limited Disk apparatus, information processing system, and information providing apparatus
US7787200B2 (en) 2006-02-17 2010-08-31 Toshiba Storage Device Corporation Disk-device correcting system, information managing device, master-disk producing device, and master-disk producing method
US7826168B2 (en) 2004-11-09 2010-11-02 Toshiba Storage Device Corporation Method of creating correction table for head position control, head position control method, and disk device
US7872829B2 (en) 2007-12-27 2011-01-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for offset control in a disk drive

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2965062B2 (ja) * 1996-06-10 1999-10-18 富士通株式会社 ディスク装置及びディスク装置のヘッド位置制御方法
JP3036633B2 (ja) * 1998-09-18 2000-04-24 日本電気株式会社 媒体交換型ディスク装置
JP3586125B2 (ja) * 1998-12-24 2004-11-10 株式会社東芝 磁気ディスク装置及び同装置に適用するヘッド位置決め制御システム
US6952320B1 (en) * 1999-12-16 2005-10-04 Seagate Technology Llc Virtual tracks for repeatable runout compensation
JP2001195820A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク装置の製造方法とディスク装置
JP2001195851A (ja) * 2000-01-17 2001-07-19 Internatl Business Mach Corp <Ibm> サーボ情報検知タイミングの制御方法、ディスク回転速度の制御方法、およびディスク装置
JP3693881B2 (ja) * 2000-03-30 2005-09-14 富士通株式会社 ディスク装置のヘッド位置制御方法及び制御装置
KR100677097B1 (ko) * 2000-08-26 2007-02-05 삼성전자주식회사 광 기록/재생 장치에서 학습 제어를 이용한 외란 보상장치 및 방법과, 그를 이용한 광 기록 매체 드라이브 서보시스템
JP4189119B2 (ja) * 2000-09-21 2008-12-03 株式会社東芝 ヘッド位置決め制御システム及び同システムを備えた磁気ディスク装置
US6975480B1 (en) * 2002-04-17 2005-12-13 Western Digital Technologies, Inc. Method for determining repeatable runout cancellation values in a magnetic disk drive using filtering
JP4184190B2 (ja) * 2003-08-21 2008-11-19 富士通株式会社 ヘッド制御方法および記録装置
KR100574994B1 (ko) * 2004-11-19 2006-05-02 삼성전자주식회사 디스크 드라이브에서 충격에 따른 리드/라이트 성능 저하여부 판정 방법, 충격에 따라 게인을 조정하는 트랙 추종제어 방법 및 그 장치
US7196864B1 (en) 2005-06-15 2007-03-27 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive having a servo control system optimized for faster determination of repeatable runout correction values and related method
US7907482B2 (en) * 2005-07-15 2011-03-15 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and system for correction of errors
JP2008176865A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd 記憶装置、制御装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4764860A (en) * 1985-06-26 1988-08-16 Nippon Gakki Seizo Kabushiki Kaisha Servo circuit for an information recording and/or reproducing apparatus
DE3853061T2 (de) * 1987-12-24 1995-10-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Datenwandler-Positionssteuerungssystem für Plattenspeicher-Antriebssystem.
US5305159A (en) * 1990-08-08 1994-04-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic disk apparatus
US5402400A (en) * 1992-09-04 1995-03-28 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for eliminating external disturbances in a disk drive device
US5550685A (en) * 1993-10-22 1996-08-27 Syquest Technology, Inc. Applying an adaptive feed-forward algorithm as a frequency selective filter in a closed loop disk drive servo system in order to compensate for periodic perturbations which otherwise appear in the servo system position error signal
JPH0942948A (ja) * 1995-08-01 1997-02-14 Sony Corp ディスク状記録媒体の偏心量測定装置及び偏心量測定方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393207B1 (ko) * 1999-12-15 2003-07-31 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브 서보 메카니즘을 위한 일반 푸리에시크 궤적에 대한 최적화 방법 및 장치
KR100393061B1 (ko) * 2000-12-29 2003-07-31 삼성전자주식회사 디스크 드라이브 시스템의 액튜에이터 주파수 응답 특성을이용한 편심 보정 장치
US7079461B2 (en) 2000-12-29 2006-07-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Eccentricity compensation apparatus based on frequency response characteristics of an actuator of a disk drive servo system
US7057844B2 (en) 2004-01-29 2006-06-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for head positioning control in a disk drive
US7193808B2 (en) 2004-09-10 2007-03-20 Fujitsu Limited Correction table creation method for head position control, head position control method and disk device
US7372658B2 (en) 2004-09-10 2008-05-13 Fujitsu Limited Correction table creation method for head position control, head position control method and disk device
US7826168B2 (en) 2004-11-09 2010-11-02 Toshiba Storage Device Corporation Method of creating correction table for head position control, head position control method, and disk device
US7869156B2 (en) 2004-11-09 2011-01-11 Toshiba Storage Device Corporation Method of creating correction table for head position control, head position control method, and disk device
US7787200B2 (en) 2006-02-17 2010-08-31 Toshiba Storage Device Corporation Disk-device correcting system, information managing device, master-disk producing device, and master-disk producing method
US7508620B2 (en) 2006-03-02 2009-03-24 Fujitsu Limited Disk apparatus, information processing system, and information providing apparatus
WO2009001745A1 (ja) * 2007-06-22 2008-12-31 International Manufacturing And Engineering Services Co., Ltd. ディスクリートトラックメディアの偏芯検出方法
US7872829B2 (en) 2007-12-27 2011-01-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for offset control in a disk drive

Also Published As

Publication number Publication date
CN1215208A (zh) 1999-04-28
DE19821486A1 (de) 1999-04-22
KR19990036516A (ko) 1999-05-25
US6166875A (en) 2000-12-26
KR100272194B1 (ko) 2000-11-15
CN1107951C (zh) 2003-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11126444A (ja) 磁気ヘッド位置制御方法及び磁気ディスク装置
JP2965062B2 (ja) ディスク装置及びディスク装置のヘッド位置制御方法
JP4783248B2 (ja) 外乱抑圧機能を持つ位置制御方法、位置制御装置および媒体記憶装置
JP2671780B2 (ja) 記録再生分離型磁気ディスク装置用サーボ装置並びにディスク装置におけるアクチュエータ力定数推定方法及び補償方法
JP4150032B2 (ja) ヘッド位置制御方法、ヘッド位置制御装置およびディスク装置
JP3787762B2 (ja) 磁気ディスク装置および回転同期振動の制御方法
JP4594898B2 (ja) ヘッド位置制御装置およびディスク装置
JP4411428B2 (ja) ヘッド位置制御方法、ヘッド位置制御装置およびディスク装置
JP4769141B2 (ja) ヘッド位置制御方法、ヘッド位置制御装置およびディスク装置
KR100705374B1 (ko) 헤드 위치 제어용 보정 테이블 작성 방법, 헤드 위치 제어방법 및 디스크 장치
KR100540094B1 (ko) 디스크 장치
JP3696227B2 (ja) 磁気ディスク装置
US6606215B1 (en) Compensation for repeatable runout error
JP3431531B2 (ja) サーボループ利得を校正するハードディスクドライブ及びヘッド制御方法
JPH0798948A (ja) 磁気ディスク装置
JP3355918B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2978891B1 (ja) 磁気ディスク装置におけるヘッド位置決め制御方式
JP3092593B2 (ja) 磁気ヘッド位置決め制御装置
JPH10312656A (ja) 磁気ディスクのサーボ制御方法
JP4595038B2 (ja) ディスク装置、ヘッド位置制御装置およびヘッド位置制御方法
JPH06243618A (ja) 磁気ディスク装置
JP2002237153A (ja) 磁気ディスク装置
JPH03108167A (ja) データ面サーボ制御方式のディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050530