JPH11125582A - 眼科レンズメータ - Google Patents
眼科レンズメータInfo
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- JPH11125582A JPH11125582A JP28895497A JP28895497A JPH11125582A JP H11125582 A JPH11125582 A JP H11125582A JP 28895497 A JP28895497 A JP 28895497A JP 28895497 A JP28895497 A JP 28895497A JP H11125582 A JPH11125582 A JP H11125582A
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Abstract
側から入射させ、該被検眼科レンズを通過した後の光束
の状態をスクリーンまたは受光素子で観測することによ
り、上記被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈
折力を求める眼科レンズメータにおいて、無限遠から有
限距離までの物点に対する眼科レンズの性能評価ができ
る眼科レンズメータを得る。 【構成】 被検眼科レンズとスクリーンまたは受光素子
との間に位置する光学系に、該光学系が作るスクリーン
または受光素子の共役点の被検眼科レンズからの距離L
を、少なくとも、 L=∞ L=200〜1000[mm]内のいずれかの距離 の2通りに切り換える共役点位置切換手段を設けた眼科
レンズメータ。
Description
タクトレンズを含む))の性能評価に用いる眼科レンズ
メータの改良に関する。
する装置としてレンズメータが一般的に用いられてい
る。このレンズメータは、原理的には、被検眼科レンズ
に無限遠から光束を入射させたときの集光位置(バック
フォーカスや偏位)を測定または演算することにより被
検眼科レンズの光学中心近傍での頂点屈折力やプリズム
屈折力を測定するように意図されている。眼科レンズが
球面レンズからなる場合には、この従来の評価方法で特
別な問題はなかった。一方、近年、眼科レンズの高機能
化に伴い、レンズの中心近傍だけでなく周辺における装
用時の性能も評価したいというニーズが現れてきた。例
えば、非球面レンズや累進多焦点レンズの性能評価であ
る。しかしながら従来のレンズメータは無限遠にある物
点に対する性能を測定するような構成をとっているた
め、有限距離で使用するときの眼科レンズの性能評価に
用いるには適切でなかった。
れている典型的な望遠式あるいは投影式レンズメータの
光学系(従来例1)の説明図である。この光学系では、
図の左方から順に、光軸方向に移動可能なターゲット1
1、正レンズ(またはレンズ群:以下同様に単にレンズ
と言った場合にもレンズ群も含んだ意味とする)12、
正レンズ12のほぼ後側焦点位置に位置する被検レンズ
受け台13、正レンズ14、正レンズ14の後側焦点位
置にスクリーン15が配置されている。ターゲット11
は、図の左側から図示されていない光源により照明され
ている。望遠式の場合にはスクリーン15を図示されて
いない接眼光学系を介して、投影式の場合には拡散性を
持ったスクリーン15を直接観察して合焦状態を確認す
る。このレンズメータでは、被検眼科レンズ(以下単に
被検レンズという)10が入っていない状態でスクリー
ン15上にターゲット11の鮮明な像ができるとき(破
線)の該ターゲット11の位置を基準点とし、この基準
点と、被検レンズ10を挿入したときにスクリーン15
上にターゲット11の鮮明な像ができるとき(実線)の
該ターゲット11の位置との距離により被検レンズの頂
点屈折力を求めることができる。
れているオートレンズメータの光学系(従来例2)の説
明図である。この光学系は、図の左方から順に、レンズ
27のほぼ前側焦点面内で光軸から離れた位置に位置す
る複数個の点光源26、正レンズ27、正レンズ27の
ほぼ後側焦点位置でかつ正レンズ22のほぼ前側焦点位
置に位置するターゲット21、正レンズ22、正レンズ
22のほぼ後側焦点位置に位置する被検レンズ受け台2
3、正レンズ24、正レンズ24の後側焦点位置に位置
する受光素子25が配置されている。本例では受光素子
25は1次元ラインセンサを用いている。図中の光線は
点光源26から発した光束の主光線を示している。この
レンズメータでは、被検レンズ20が入っていない状態
(破線)では受光素子25の中心にターゲット21の像
ができる。被検レンズ20が挿入された状態(実線)で
はターゲットの像は若干ぼけながら受光素子25の中心
からずれる。このずれの量より被検レンズの頂点屈折力
等を求めることができる。あるいは、ターゲット21を
移動することでターゲットの像を受光素子25の中央に
戻し、そのときのターゲットの移動量から被検レンズの
頂点屈折力を求めることもできる。
されているオートレンズメータの光学系(従来例3)の
説明図である。この光学系は、図の左方から順に、正レ
ンズ34の前側焦点に位置する点光源35、正レンズ3
4、被検レンズ受け台33、マスク板36、受光素子3
1が配置されている。このレンズメータでは、被検レン
ズ30が挿入されていない状態(破線)と挿入された状
態(実線)の受光素子31上のマスク板36の投影パタ
ーンの差から被検レンズ30の頂点屈折力等を求めるこ
とができる。この原理の変形として、被検レンズ受け台
33とマスク板36の間にレンズを配置する光学系(同
特開昭32−225920号)、マスク板36を置く代
わりに光源側で光束を分割する光学系(特開昭33−1
31012号)なども知られている。さらにそれぞれの
レンズメータにおいて幅のある光束を用いる代わりに細
いビームを走査し、受光素子上でのビームの軌跡や、時
間変調より頂点屈折力を求める方法もある。
からの光束を被検眼科レンズに入射させ、該被検眼科レ
ンズを通過した後の光束の状態をスクリーンまたは受光
素子で観測するレンズメータであって、光源、スクリー
ンまたは受光素子の共役点を、各レンズによって被検眼
科レンズからの無限遠に作った状態で、被検眼科レンズ
の頂点屈折力またはプリズム屈折力を求める装置である
点で共通する。より具体的には、従来例1、2は、被検
レンズ10、20の内面側(眼側)から光束を入射させ
るレンズメータにおいて、被検レンズ10、20の外面
側に位置する光学系によって、スクリーン15または受
光素子25の共役点(スクリーン15のレンズ14によ
る共役点、受光素子25の正レンズ24による共役点)
を、被検レンズ10、20から無限遠の位置に作ってい
る。また従来例3は、被検レンズ30の外面側から光束
を入射させるレンズメータにおいて、被検レンズ30の
外面側に位置する光学系によって光源35の共役点(光
源35の正レンズ34による共役点)を、被検レンズ3
0から無限遠の位置に作っている。
被検レンズ保持機構の例を示している。被検レンズQ
は、図示しないレンズ押さえによって被検レンズ受け台
3にその内面が当て付くようになっており、測定光束は
レンズ内面を垂直に通過する。この被検レンズ保持機構
と従来例1のレンズメータを用いて、SPH−4.00
の回転対称非球面レンズを評価した例を図10に示す。
図の縦軸Hは光軸からの距離[mm]、横軸の△APは
像面湾曲[Diopter]、△ASは非点収差[Di
opter]である。しかし、先に述べたように、従来
のレンズメータの原理により測定できるものは無限遠物
点に対する被検レンズの性能のみであり、一応の結果は
得られるものの、後で示すように、レンズを装用した状
態での評価結果とはほど遠く、ほとんど無意味な結果で
しかない。
を眼に装用した場合には、光束は眼球回旋点Eを通過す
るように被検レンズを通過する。決してレンズ内面に垂
直に通過しているわけではない。従って図9の状態で測
定されたものが装用状態の性能を表さないのは当然の結
果である。光束のレンズ面通過角度を装用状態と同じよ
うにする目的で、想定される眼球回旋点を中心に被検レ
ンズを回旋できるようなレンズ保持機構を用いたレンズ
評価方法が「木戸仁之:眼の回旋を考慮した累進多焦点
レンズの収差測定,視覚の科学Vol.15,No.2
(1994)pp.124−131」に報告されてい
る。
合の被検レンズの動きおよび光束の通り方を図12に示
す。被検レンズQは眼球回旋想定点8を中心に動き、装
用状態とほぼ同じ角度でレンズ面に測定光束を通すこと
が可能となる。レンズメータとレンズ回旋保持機構の組
み合わせで装用状態での被検レンズの光学性能評価が可
能となった。
と従来例2のレンズメータを用いて、SPH−4.00
の回転対称非球面レンズを評価した例を示している。図
の縦軸VAは被検レンズの回旋角(視角)[degre
e]、横軸の△APは像面湾曲[Diopter]、△
ASは非点収差[Diopter]である。
D2.00の累進多焦点レンズを評価した例を図14に
示す。図14の左は平均屈折力分布、右は非点収差を表
し、それぞれの等高線は0.25[Diopter]
毎、実線が1[Diopter]毎となっている。図中
の点線の格子は回旋角(視角)10[degree]毎
のメッシュである。
ズ回旋保持機構を用いたものであっても、従来のレンズ
メータとの組み合わせで評価されるものであるから、い
ずれも無限遠の物点に対する眼科レンズの評価である。
眼科レンズを通して観察される実際の物体は無限遠から
眼前20cm程度までの様々な距離に存在し、眼科レン
ズの光学性能は物体距離によって変化するので、無限遠
物点だけの性能評価では不十分である。とくに累進多焦
点レンズの近用部は、近距離物点を観察する部分である
から、その評価を無限遠物点で行うことはほとんど意味
がない。
Lens)は、ISOにおいては、"ISO 08980-2:1996(E)
Opthalmic optics-Uncut finished spectacle lenses-P
art 2: Specification for progressive power lenses"
に制定され、そのAnnex B (informative) には、累進
多焦点レンズの装用状態での性能の評価方法が記載され
ているが、評価に用いる物体距離は無限遠である(For p
rogressiveaddition lens charactgeristics a measure
ment with infinity distance has been chosen.) 。す
なわち、ISOにおいても本発明が提起しているような
問題点は認識されていない。
ズメータを用いた眼鏡レンズの性能評価方法の問題点に
鑑み、無限遠から有限距離までの物点に対する眼鏡レン
ズの性能評価が可能となる眼科レンズメータを提供する
ことを目的とする。
第一の態様によると、光源からの光束を被検眼科レンズ
にその内面側から入射させ、該被検眼科レンズを通過し
た後の光束の状態をスクリーンまたは受光素子で観測す
ることにより、被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリ
ズム屈折力を求める眼科レンズメータにおいて、被検眼
科レンズとスクリーンまたは受光素子との間に位置する
光学系に、該光学系が作るスクリーンまたは受光素子の
共役点の被検眼科レンズからの距離Lを、少なくとも、 L=∞ L=200〜1000[mm]内のいずれかの距離 の2通りに切り換える共役点位置切換手段を設けたこと
を特徴としている。
くとも、被検眼科レンズの外面側に位置する光学系と、
スクリーンまたは受光素子との少なくとも一方を光軸方
向に移動させる素子移動手段、被検眼科レンズとスクリ
ーンまたは受光素子との間に、アタッチメントレンズを
挿脱するアタッチメントレンズ挿脱手段、あるいは被検
眼科レンズとスクリーンまたは受光素子との間に位置す
る光学系を少なくとも2群のレンズから構成した上で、
該2群のレンズの間隔を変化させるレンズ間隔変化手段
から構成することができる。
態様によると、光源からの光束を被検眼科レンズにその
外面側から入射させ、該被検眼科レンズを通過した後の
光束の状態をスクリーンまたは受光素子で観測すること
により、被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズム屈
折力を求める眼科レンズメータにおいて、被検眼科レン
ズと外面側と光源との間に位置する光学系に、該光学系
が作る光源の共役点の被検眼科レンズからの距離Lを、
少なくとも、 L=−∞ L=−200〜−1000[mm]内のいずれかの距離 の2通りに切り換える共役点位置切換手段を設けたこと
を特徴としている。
くとも、被検眼科レンズの外面側に位置する光学系と、
光源との少なくとも一方を光軸方向に移動させる素子移
動手段、被検眼科レンズと光源との間に、アタッチメン
トレンズを挿脱するアタッチメントレンズ挿脱手段、あ
るいは被検眼科レンズと光源との間に位置する光学系を
少なくとも2群のレンズから構成した上で、該2群のレ
ンズの間隔を変化させるレンズ間隔変化手段から構成す
ることができる。
する収差をできるだけ小さくするために、被検眼科レン
ズ側に凹のメニスカス形状とすることが好ましい。
力の測定値SPH[Diopter]、または等価球面
屈折力AP[Diopter]を、共役点の被検眼科レ
ンズからの距離L[mm]で補正する。
1の眼科レンズメータの改良であり、スクリーン15を
光軸方向に移動可能としたものである。スクリーン15
を光軸方向に移動可能にする手段は、例えば、スクリー
ン15に固定した光軸と平行なラック15aと、このラ
ック15aに螺合するピニオン15bによって構成でき
る。
ーン15を正レンズ14の後側焦点位置に置けば、スク
リーン15の正レンズ14による共役点は無限遠にでき
る。これは従来と変わらない。一方、正レンズ14の焦
点距離をf[mm]、被検レンズ受け台13の開口部か
ら正レンズ14の前側主点までの距離をd[mm]、ス
クリーン15を正レンズ14の後側焦点位置を基準とし
て正レンズ14側にZ[mm]だけ移動させることによ
り、スクリーン15の共役点は被検レンズ受け台13の
開口部から、 Z0 =d−f−f2 /Z[mm] の位置にできる。d=f=30[mm]とすれば、表1
のようにZに応じて無限遠から有限距離まで任意の物体
距離に対する被検眼科レンズの性能評価が可能となる。
の距離Lは、Z0 から被検眼科レンズの厚さを引いたも
のであるが、通常被検眼科レンズの厚さは最大でも数ミ
リなので、L≒Z0 と考えて差し支えない。以上の第1
の実施例においては、スクリーン15を移動させる代わ
りに、正レンズ14を移動させて、スクリーン15と正
レンズ14の間隔を変化させてもよい。
例2は従来例2の眼科レンズメータの改良であり、被検
眼科レンズ20と正レンズ24の間に、負の屈折力を持
つアタッチメントレンズ29を挿脱する手段を設けたも
のである。このアタッチメントレンズ29が入っていな
い状態で受光素子25の正レンズ24による共役点が無
限遠にできることは従来と変わらない。一方、アタッチ
メントレンズ29を挿入した場合には、アタッチメント
レンズ29の屈折力をD[Diopter]、アタッチ
メントレンズ29の被検レンズ受け台23の開口部から
の距離をs[mm]とすると、受光素子25の共役点
は、被検レンズ受け台23の開口部から、 Z0 =s−1000/D[mm] の位置にできる。s=25[mm]としてアタッチメン
トレンズを複数個用意すれば、表2のようにアタッチメ
ントレンズの屈折力に応じた物体距離に対する被検眼科
レンズの評価が可能となる。なおアタッチメントレンズ
29は、これを挿入したことによる収差の発生をできる
だけ少なくするために、被検眼科レンズ側に凹のメニス
カス形状であることが望ましい。
12に示したレンズ回旋保持機構の組み合わせにより、
SPH−4.00の回転対称非球面レンズを評価した例
を示している。図の縦軸VAは被検眼科レンズの回旋角
(視角)[degree]、横軸の△APは像面湾曲
[Diopter]、△ASは非点収差[Diopte
r]であり、図4の(A)、(B)、(C)はそれぞ
れ、物体距離∞、1000[mm]、300[mm]に
対するものである。
旋保持機構の組み合わせにより、SPH+4.00、A
DD2.00の累進多焦点レンズを評価した例を図5に
示す。図5の左は平均屈折力分布、右は非点収差を表
し、それぞれの等高線は0.25[Diopter]
毎、実線が1[Diopter]毎となっている。図中
の点線の格子は視角10[degree]毎のメッシュ
である。累進多焦点レンズの遠用部評価においてはアタ
ッチメントレンズ無し、近用部評価では−3.64[D
iopter]のアタッチメントレンズ、中間部ではレ
ンズが想定している物体距離に応じた屈折力のアタッチ
メントレンズに逐次交換しながら測定した。これらの評
価結果は、実際の被検レンズの使用状態での性能シミュ
レーションとよく一致していた。
は、被検眼科レンズの屈折力と測定光束の集束発散状態
の情報の両方を含んだ値となっている。従って、被検眼
科レンズによる屈折効果のみを求めるには測定値を補正
することが必要となる。眼科レンズメータによる球面屈
折力測定値をSPH[Diopter]、円柱屈折力測
定値をCYL[Diopter]、上記共役点の上記被
検眼科レンズからの距離をL[mm]とすると、補正さ
れた球面屈折力は、 SPH’=SPH−1000/|L| となる。また、補正された等価球面屈折力は AP’=SPH’+CYL/2 となる。図5はこのような補正処理を施した値をプロッ
トしたものである。
例3は従来例3の眼科レンズメータの改良であり、光源
35と被検レンズ30の間のレンズを、負の屈折力を持
つレンズ39と正の屈折力を持つレンズ34の2群で構
成し、その一方の正レンズ34を光軸方向に移動可能と
したものである。正レンズ34を光軸方向に移動可能に
する手段は、例えば、正レンズ34に固定した光軸と平
行なラック34aと、このラック34aに螺合するピニ
オン34bによって構成できる。このレンズ間隔変化手
段で正レンズ34と負レンズ39の間隔を変化させるこ
とにより、光源35の共役点の位置を可変にでき、無限
遠から有限距離まで任意の物体距離に対する被検眼科レ
ンズの性能評価が可能となる。
側主点までの距離をd0[mm]、負レンズ39の後側
主点から正レンズ34の前側主点までの距離をd1[m
m]、正レンズ34の後側主点から被検レンズ受け台3
6の開口部までの距離をd2[mm]とすると、光源3
5の共役点は被検レンズ受け台13の開口部から、Z0
=1/(1/f2+1/(1/(1/f1−1/d0)
−d1))−d2[mm]の位置にできる。f1=−4
0[mm]、f2=25[mm]、d0=20[m
m]、d1+d2=30[mm]として、正レンズ34
を移動すると、表3にようにd1に応じて無限遠から有
限距離まで任意の物体距離に対する被検眼科レンズの性
能評価が可能となる。
を、図1の眼科レンズメータではスクリーン15と正レ
ンズ14の間隔を変化させる素子移動手段、第2の眼科
レンズメータではアタッチメントレンズ19を挿脱する
アタッチメントレンズ挿脱手段、第3の眼科レンズメー
タでは2群のレンズ34、39の間隔を変化させるレン
ズ間隔変化手段によって構成したが、これらの素子移動
手段、アタッチメントレンズ挿脱手段、レンズ間隔変化
手段は、図1ないし図3の眼鏡レンズメータにそれぞれ
適用可能である。すなわち、図1の例では、スクリーン
15(または正レンズ14)の移動機構の代わりに、負
のアタッチメントレンズ19の挿脱機構またはレンズ間
隔変化機構を用い、図2の例では、アタッチメントレン
ズ29の挿脱機構の代わりに、受光素子25(または正
レンズ24)の移動機構またはアタッチメントレンズ2
9と正レンズ24のレンズ間隔変化機構を用い、図3の
例では、レンズ34と39の間隔変化機構の代わりに、
光源35(または正レンズ34)の移動機構またはアタ
ッチメントレンズ39の挿脱機構を用いても、同様の共
役点位置切換手段を構成することができる。
レンズの正確な位置決めの為にはレンズ回旋保持機構と
ともに用いるのが好ましいが、レンズヘの光束の通過角
度が装用状態と同じようにできれは他の手段によってレ
ンズを保持しても良い。また、プリズムコンペンセータ
などの光学素子を含んでいても良い。
て、無限遠から有限距離までの物点に対する眼鏡レンズ
の性能評価が可能となった。
示す説明図である。
を示す説明図である。
施形態を示す説明図である。
の評価結果を示す図である。
る。
る。
である。
説明図である。
説明図である。
ズの評価結果を示す図である。
である。
ズの評価結果を示す図である。
レンズの評価結果を示す図である。
D2.00の累進多焦点レンズを評価した例を図14に
示す。図14の右は平均屈折力分布、左は非点収差を表
し、それぞれの等高線は0.25[Diopter]
毎、実線が1[Diopter]毎となっている。図中
の点線の格子は回旋角(視覚)10[degree]毎
のメッシュである。
旋保持機構の組み合わせにより、SPH+4.00、A
DD2.00の累進多焦点レンズを評価した例を図5に
示す。図5の右は平均屈折力分布、左は非点収差を表
し、それぞれの等高線は0.25[Diopter]
毎、実線が1[Diopter]毎となっている。図中
の点線の格子は視角10[degree]毎のメッシュ
である。累進多焦点レンズの遠用部評価においてはアタ
ッチメントレンズ無し、近用部評価では−3.64[D
iopter]のアタッチメントレンズ、中間部ではレ
ンズが想定している物体距離に応じた屈折力のアタッチ
メントレンズに逐次交換しながら測定した。これらの評
価結果は、実際の被検レンズの使用状態での性能シュミ
レーションとよく一致していた。
Claims (12)
- 【請求項1】 光源からの光束を被検眼科レンズにその
内面側から入射させ、該被検眼科レンズを通過した後の
光束の状態をスクリーンまたは受光素子で観測すること
により、上記被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズ
ム屈折力を求める眼科レンズメータにおいて、 上記被検眼科レンズとスクリーンまたは受光素子との間
に位置する光学系に、該光学系が作る上記スクリーンま
たは受光素子の共役点の上記被検眼科レンズからの距離
Lを、少なくとも、 L=∞ L=200〜1000[mm]内のいずれかの距離 の2通りに切り換える共役点位置切換手段を設けたこと
を特徴とする眼科レンズメータ。 - 【請求項2】 請求項1記載の眼科レンズメータにおい
て、上記共役点切換手段は、被検眼科レンズの外面側に
位置する光学系と、上記スクリーンまたは上記受光素子
との少なくとも一方を光軸方向に移動させる素子移動手
段である眼科レンズメータ。 - 【請求項3】 請求項1記載の眼科レンズメータにおい
て、上記共役点位置切換手段は、上記被検眼科レンズと
スクリーンまたは受光素子との間に、アタッチメントレ
ンズを挿脱するアタッチメントレンズ挿脱手段である眼
科レンズメータ。 - 【請求項4】 請求項3記載の眼科レンズメータにおい
て、上記アタッチメントレンズは、被検眼科レンズ側に
凹のメニスカス形状である眼科レンズメータ。 - 【請求項5】 請求項1記載の眼科レンズメータにおい
て、上記被検眼科レンズとスクリーンまたは受光素子と
の間に位置する光学系は、少なくとも2群のレンズから
なり、上記共役点位置切換手段は、該2群のレンズの間
隔を変化させるレンズ間隔変化手段である眼科レンズメ
ータ。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項記載の
眼科レンズメータにおいて、球面屈折力の測定値SPH
[Diopter]、または等価球面屈折力AP[Di
opter]を、上記共役点の上記被検眼科レンズから
の距離L[mm]で補正する補正手段を有する眼科レン
ズメータ。 - 【請求項7】 光源からの光束を被検眼科レンズにその
外面側から入射させ、該被検眼科レンズを通過した後の
光束の状態をスクリーンまたは受光素子で観測すること
により、上記被検眼科レンズの頂点屈折力またはプリズ
ム屈折力を求める眼科レンズメータにおいて、 上記被検眼科レンズと外面側と光源との間に位置する光
学系に、該光学系が作る上記光源の共役点の上記被検眼
科レンズからの距離Lを、少なくとも、 L=−∞ L=−200〜−1000[mm]内のいずれかの距離 の2通りに切り換える共役点位置切換手段を設けたこと
を特徴とする眼科レンズメータ。 - 【請求項8】 請求項7記載の眼科レンズメータにおい
て、上記共役点位置切換手段は、被検眼科レンズの外面
側に位置する光学系と、上記光源との少なくとも一方を
光軸方向に移動させる素子移動手段である眼科レンズメ
ータ。 - 【請求項9】 請求項7記載の眼科レンズメータにおい
て、上記共役点位置切換手段は、上記被検眼科レンズと
光源との間に、アタッチメントレンズを挿脱するアタッ
チメントレンズ挿脱手段である眼科レンズメータ。 - 【請求項10】 請求項9記載の眼科レンズメータにお
いて、上記アタッチメントレンズは、被検眼科レンズ側
に凹のメニスカス形状である眼科レンズメータ。 - 【請求項11】 請求項7記載の眼科レンズメータにお
いて、上記被検眼科レンズと光源との間に位置する光学
系は、少なくとも2群のレンズからなり、上記共役点位
置切換手段は、該2群のレンズの間隔を変化させるレン
ズ間隔変化手段である眼科レンズメータ。 - 【請求項12】 請求項7ないし11のいずれか1項記
載の眼科レンズメータにおいて、球面屈折力の測定値S
PH[Diopter]、または等価球面屈折力AP
[Diopter]を、上記共役点の上記被検眼科レン
ズからの距離L[mm]で補正することを特徴とする眼
科レンズメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28895497A JPH11125582A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 眼科レンズメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28895497A JPH11125582A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 眼科レンズメータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11125582A true JPH11125582A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17736961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28895497A Withdrawn JPH11125582A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 眼科レンズメータ |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH11125582A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003042905A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Pentax Corp | 眼鏡レンズの評価方法および評価装置 |
JP2019060850A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | 株式会社トプコン | レンズ特性測定装置及びレンズ特性測定装置の作動方法 |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP28895497A patent/JPH11125582A/ja not_active Withdrawn
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JP2003042905A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Pentax Corp | 眼鏡レンズの評価方法および評価装置 |
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