JPH11125199A - 空気圧縮機ディスクの冷却によるクリアランス制御方法 - Google Patents
空気圧縮機ディスクの冷却によるクリアランス制御方法Info
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Abstract
ス制御方法に関し、起動時のクリアランスと定常時のク
リアランスを小さくし、圧縮機性能を向上する。 【解決手段】 圧縮機1のディスク2の後段にはキャビ
ティ11〜13が軸方向に配列し、それぞれ穴21〜3
3で連通している。圧縮機1の吐出する圧縮空気の一部
は図示省略のクーラにより冷却し、冷却空気30として
ディスク2に導く。冷却空気30は穴21〜33を通
り、ディスク2後段内を流し、外側の熱を内側に運び、
冷却後の空気はガスタービンに導き、ガスタービンの静
翼5−1,動翼5−2間のシール用、動翼5−2の冷却
用に供給する。ディスク2を空気で換気し、冷却するこ
とによりケーシングと動翼間の初期のクリアランスと定
常時のクリアランスを小さくし、圧縮機の性能を向上さ
せる。
Description
の冷却によるクリアランス制御方法に関し、ディスクに
空気を流すことにより換気を行い、起動時と定常運転時
のクリアランスを小さくすると共に、ディスク外周側と
内周側との温度差を小さくし、熱応力を低減するもので
ある。
からの空気を燃焼器に導き、燃料と共に燃焼させて発生
した高温燃焼ガスをガスタービンに導き、ガスタービン
を駆動すると共に、空気の一部を抽気してガスタービン
の静翼と動翼に導き、これらを冷却している。図8はこ
のような圧縮機とガスタービンとの接続部の一般的な断
面図であり、圧縮機1には固定側のケーシング8に固定
された静翼1−1と、ロータ側のディスク2に取付けら
れた動翼1−2がそれぞれ円周方向に取付けられると共
に、軸方向に交互に配置され、ロータが回転することに
より圧縮空気40を吐出する。
示省略)に導かれ、燃焼に供され、燃焼ガスはガスター
ビンの静翼5−1と動翼5−2間に流れて膨張すること
によりロータを回転させ、その一部の空気41はエアセ
パレータ7からガスタービン側に導かれ、静翼5−1,
動翼5−2間のシール用空気として供給され、更に動翼
5−2にも導かれ、動翼5−2を冷却し、冷却後の空気
は燃焼ガス通路へ放出される。
起動時には動翼1−2とケーシング8とのクリアランス
は接触を避けるために所定の間隙を保っており、運転の
過程において動翼1−2とケーシング8との熱伸びによ
り、クリアランスも変化し、途中で最小クリアランスに
達し、定常運転時にはクリアランスが徐々に拡大する。
この定常運転時のクリアランスがあまり大きくなると圧
縮機の性能低下につながる。
エンジンの起動時において動翼とケーシングとのクリア
ランスを小さくし、クリアランスが大きいときに生ずる
サージングを防止するようにした構造を採用しており、
図9(a)はその断面図、図9(b)は(a)における
X−X断面図である。図において、50はケーシング、
51は動翼であり、ケーシング50との間にクリアラン
スdを有している。52はディスク、53はロータであ
り、ディスク52には円周方向に均等に複数の穴54,
55,56をそれぞれキャビティ57−1,58−1,
59−1に貫通して設け、又各キャビティ57−1〜5
9−1と57−2〜59−2とはそれぞれ連通させてい
る。
適切な温度の空気60を矢印の通り穴54,55,56
を通してそれぞれキャビティ57−1,57−2,58
−1,58−2,59−1,59−2に通してディスク
52の後段部を暖気し、スタート時の動翼51とケーシ
ング50とのクリアランスを小さく保ち、起動時のエン
ジンの性能を維持している。
スタービンの圧縮機においては、比較的低圧力比であ
り、圧縮機後方段は温度が比較的低いため、現状では強
制的に冷却する構造は特に採用していないが、最近は高
圧力比化の傾向があるため、結果的に高強度材料を採用
し、高コストとなると共に、強度上長寿命設計が難しく
なりつつある。
の性能を確保するために、ディスクに空気を流して暖気
を行い、起動時のクリアランスを小さく保つようにして
いる例があるが、起動時から定常運転時にかけてクリア
ランスを制御し、起動時にもクリアランスを小さくし、
途中での最小クリアランス時での接触を避け、定常運転
時にはできるだけ小さなクリアランスで運転できるよう
な圧縮機のクリアランス制御方法は未だ一般的には適用
されていないのが現状である。
においては、冷却構造を採用してないので、冷却による
熱応力の低減による長寿命設計を行うと圧縮機の性能が
ガスタービンプラント全体の効率に影響してくるので、
圧縮機の起動時から定常運転時にかけてクリアランスを
小さく保って運転し、圧縮機の性能を向上させることが
強く望まれている。
スクに冷却空気を流すことにより圧縮機の動翼側を冷却
し、またこの空気温度を制御することにより起動時から
定常運転時にかけてクリアランスを小さくするように運
転し、このディスクを冷却した後の空気はガスタービン
の静翼と動翼に供給してシール用と冷却用に活用する空
気圧縮機ディスクの冷却によるクリアランス制御方法を
提供することを課題としている。
決するために次の(1)乃至(3)の手段を提供する。
クーラに導き、所定温度に冷却した後同圧縮機のロータ
ディスク後段部のキャビティ内に流通させてディスクを
冷却し、ディスク外周の動翼先端とケーシングとのクリ
アランスを制御し、ディスク冷却後の空気は同圧縮機と
ガスタービンとを連結する中間軸を介してガスタービン
に導き、シール用と動翼冷却用空気として供給すること
を特徴とする空気圧縮機ディスクの冷却によるクリアラ
ンス制御方法。
ーラによる空気の冷却は起動開始時から所定の時間だけ
行うことを特徴とする空気圧縮機ディスクの冷却による
クリアランス制御方法。
ーシングと動翼とのクリアランスは起動後に生ずる最小
クリアランスの許容値以内となるように予めつめて設定
しておき、起動時にはディスクを冷却することにより前
記最小クリアランスの許容値を保つと共に、定常運転時
のクリアランスも所定の値に保つことを特徴とする空気
圧縮機ディスクの冷却によるクリアランス制御方法。
出する空気の温度が450〜500℃以上と高温にな
り、起動時にはディスク外周側が急激に加熱されてディ
スク外周側と内周側とでは温度差が大きく熱応力が大き
くなり、高強度材料を用いる必要がある。又、起動時の
ケーシングと動翼とのクリアランスも大きく設定し、熱
伸びによる最小クリアランス時の接触を回避し、そのた
めに定常運転時のクリアランスも大きくとる必要があ
る。本発明の(1)では空気をクーラにより冷却し、こ
の冷却した空気を圧縮機ディスクに流して換気すること
によりディスク後段部を冷却する。このためにディスク
の外周側の熱を内周側に運び、ディスクを冷却するので
ディスクの外周側と内周側との温度差が小さくなり、そ
のために熱応力が低減する。熱応力が低減すれば高強度
材料を使用しなくて良いのでコスト低減につながる。
することにより、ディスク後段部の熱伸びを抑え、起動
時から定常運転時に至る間に最小クリアランスが生じる
が、特に(2)の発明のようにこの間にクーラにより冷
却した空気を流してディスク後段部を冷却することによ
り、最小クリアランスを大きくし、接触を避けると共
に、ディスクの定常時までの伸びの応答を早くして、非
定常時において効率良く、かつ安全な運転ができるよう
になる。
気によりディスク後段部を冷却するとディスクの熱伸び
が抑えられるが、特に最小クリアランスが生じる起動初
期にはクーラの冷却能力を上げて熱伸びを少くするよう
にし、この熱伸びの減少した分だけケーシング側とのク
リアランスを予めつめて小さく設定することができる。
このように初期のクリアランスを小さく設定しても最小
クリアランス時における接触を避けることができると共
に定常運転時にもクリアランスを小さく維持することが
できる。
はガスタービン側に送り、ガスタービンのシール用空気
と動翼冷却用の空気として用いることができるので圧縮
機を冷却した空気を有効利用することができる。
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の空
気圧縮機ディスクの冷却によるクリアランス制御方法を
適用したガスタービンの系統図である。図において、1
は圧縮機であり、2は圧縮機1のディスクである。3は
燃焼器であり、圧縮機からの空気と燃料を燃焼させて高
温燃焼ガスを発生させる。4はガスタービンであり、内
部に静翼・動翼5を有し、燃焼器3で発生した高温燃焼
ガスを導き、ロータを回転させて発電機を回し、発電を
行う。6はクーラであり、圧縮機1からの吐出する空気
を一部抽気して所定の温度に冷却し、圧縮機1の後段側
に送り、ディスクの換気を行い、これを冷却する。
制御方法を適用する圧縮機ディスクの断面図である。図
において、圧縮機1のディスク2にはキャビティ11が
2ヶ所、12が3ヶ所、13が3ヶ所、それぞれ軸方向
に配列して設けられており、キャビティ11には穴2
2,23が設けられ、軸方向2ヶ所のキャビティ11を
連通している。キャビティ12には穴21,27,28
が設けられ、軸方向に連通すると共に、キャビティ11
とは穴24,25,26で互いに連通している。又、キ
ャビティ13も同様に穴29,30,31でキャビティ
12に連通すると共に、軸方向に穴32,33で連通し
ている。
却された空気の一部は圧縮機1に入り、後段の動翼、静
翼間に流出し、高温の圧縮空気に対してシール用として
供給されると共に、穴22,23に流入し、キャビティ
11に入り、穴24,25,26からキャビティ12に
入る。キャビティ12には穴21からも空気が流入し、
キャビティ13に流れ、これらを流れる過程でディスク
2の後段部を冷却して穴33,32を通り、ディスク外
周側の熱を内周側へ運び、中間軸部34へ流出する。
り、ガスタービン側へ流れ、静翼5−1と動翼5−2間
のシール用の空気及び動翼5−2の冷却用の空気として
供給される。動翼5−2にはエアセパレータ7より圧縮
機1からの空気の一部が流入し、冷却用として供給され
ているが、この冷却用空気に圧縮機1のディスク2後段
部を冷却した空気が一緒になり、動翼5−2へ供給され
る。
を示す図で、(a)がその断面図、(b)はディスク2
の外側と内側との温度差を示した図である。(a)にお
いて、外側をAとし、内側Bとすると、外側Aの方が温
度が高く、内側Bは熱伝達率が小さいので温度が低い。
この状態を(b)に示しており、AとBとの間にはBへ
の熱伝達率が小さいのでAとの間に温度差が生じてい
る。
示す図であり、(a)がディスクの断面図、(b)はデ
ィスク2の外側と内側との温度差を示す図である。
(a)において冷却空気30をディスクに設けた穴を通
して換気して冷却することにより、ディスク外周側の熱
を内側に熱交換させるとともに、熱伝達率が向上するの
で、ディスクの外側A’と内側B’との間には温度差が
図3に示す従来のディスクより小さくなる。この状態を
(b)に示しており、A’とB’の温度差は図3の
(b)と比べると接近するようになる。
却するクーラ6の特性を示す図で、圧縮機吐出側の空気
温度は約450〜500℃程度となるが、この空気を定
常時において約200〜250℃位になるように冷却す
る。冷却の過程において冷却の初期で圧縮機運転中にケ
ーシングと動翼とのクリアランスが最小となるまでの時
間帯Tの間はクーラの能力を最大にして温度を低くする
ように制御し、定常時において、200〜250℃とな
るように冷却能力を制御する。
作動させた時の動翼先端の半径方向の伸びを示す図であ
り、実線がケーシングの伸びの特性、一点鎖線が冷却空
気を流さない時の動翼先端の伸びの特性、点線が冷却空
気を流した場合の動翼先端の伸びの特性である。冷却し
ない場合(一点鎖線)の特性では運転初期には遠心力の
作用により伸びが大きくなり、ケーシングとのクリアラ
ンスを大きくしておかないと接触する恐れがある。この
時期にクーラをONにして冷却し、図5に示す特性に従
って冷却空気を送り、ディスク2を換気することにより
でディスクを冷却すると、点線で示すような特性とな
る。従って、ケーシングと動翼先端とのクリアランスが
厳しい期間に動翼先端の伸びを抑え、結果として最小ク
リアランス(MCL)を保つことができる。
によりロータ部分の伸びが大きくなる間にクーラをON
にして冷却した空気を流し、この間の伸びを抑え、その
後OFFとしてロータ側を定常な伸び状態とする方法
と、クーラを遠心力が作用して伸びが大きい間を強と
し、その後所定期間弱として空気を冷却し、その後OF
Fとして徐々に定常状態にする方法があるが、いずれか
適した方法を採用する。
グと動翼先端とのクリアランスを制御した場合の効果を
示す図で、(a)はケーシングと動翼先端の半径方向の
伸びの関係を、(b)はクリアランスの制御による効果
を、それぞれ示している。(a)において、動翼冷却無
しの場合には、動翼先端の伸びの特性は起動後に遠心力
の作用によりケーシングとディスクの間に最小クリアラ
ンスMCLに達し、その後定常状態ではクリアランスは
徐々に大きくなり、ケーシングとの間にクリアランスC
L1 となり安定する。
たような冷却を行うと、動翼先端の伸びは点線で示すよ
うな特性となり、定常状態までの応答が早くなり、最小
クリアランスがδ1 だけ広がって、MCL+δ1 とな
り、定常時にも伸びがδ2 だけ広がり、定常運転時のク
リアランスはCL1 +δ2 となり、やや広くなる。但
し、この時の冷却特性はδ1 >δ2 となるように制御す
る。
の初期の設定値をδ1 だけつめて二点鎖線で示すように
設定すると、ケーシングと動翼先端とのクリアランスの
関係は図中二点鎖線と点線の関係となる。このような関
係では冷却しない状態での最小クリアランスの発生する
時点では隙間を接触しない最小の点にするまでつめるこ
とができ、最小クリアランスはMCL’のように移動
し、定常時のクリアランスはCL1 からCL2 に変化す
る。
から(−δ1 +δ2 )だけ小さくなることになり、結果
として、クーラ6により圧縮機1からの空気を抽気して
冷却し、圧縮機ディスク2の後段に流して換気を行い、
この部分を冷却することにより、起動初期のクリアラン
スをδ1 だけつめることができ、更に、定常運転時のク
リアランスを冷却を行わない時と比べて(−δ1 +
δ2 )だけ小さくすることができる。
起動時と定常時のクリアランスを従来よりも小さくする
ことができるので効率が上がる。更に、起動時のディス
ク2の外周と内周との温度差が小さくなるので熱応力が
低減できるとともに、低級の材料が適用できてコストを
低減することが可能となるり、長寿命設計が可能とな
る。
るクリアランス制御方法は、圧縮機の吐出空気の一部を
抽気してクーラに導き、所定温度に冷却した後同圧縮機
のロータディスク後段部のキャビティ内に流通させてデ
ィスクを冷却し、ディスク外周の動翼先端とケーシング
とのクリアランスを制御し、ディスク冷却後の空気は同
圧縮機とガスタービンとを連結する中間軸を介してガス
タービンに導き、シール用と動翼冷却用空気として供給
することを特徴としている。又、(2)の発明では、前
記クーラによる空気の冷却は起動時から所定の時間だけ
行うことを特徴としている。このような方法により、デ
ィスク外周側の熱を内側に運び、ディスクのメタル温度
を均一にさせ、ディスクの熱応力を低減できるので高強
度材料を使用しないで設計ができ、コスト低減となる。
記ケーシングと動翼とのクリアランスは起動後に生ずる
最小クリアランスの許容値以内となるように予めつめて
設定しておき、起動時にはディスクを冷却することによ
り前記最小クリアランスの許容値を保つと共に、定常運
転時のクリアランスも所定の値に保つことを特徴として
いる。
空気でディスクの熱応力を低減すると共に、特に最小ク
リアランスが生じる起動初期にはクーラの冷却能力を上
げて熱伸びを少くするようにし、この熱伸びの減少した
分だけケーシング側とのクリアランスを予めつめて小さ
く設定することができる。このように初期のクリアラン
スを小さく設定しても最小クリアランス時における接触
を避けることができると共に定常運転時にもクリアラン
スを小さく維持することができる。
した空気はガスタービン側に送り、ガスタービンのシー
ル用空気と動翼冷却用の空気として用いることができる
ので圧縮機を冷却した空気を有効利用することができ
る。
クの冷却によるクリアランス制御方法を適用した系統図
である。
クの冷却によるクリアランス制御方法を適用する圧縮機
の断面図である。
し、(a)はディスクの断面図、(b)はディスク外側
と内側の温度状態を示す図である。
し、(a)はディスクの断面図、(b)はディスク外側
と内側の温度状態を示す図である。
クの冷却によるクリアランス制御方法におけるクーラの
冷却特性を示す図である。
クの冷却によるクリアランス制御方法におけるケーシン
グと動翼との関係を示す図である。
クの冷却によるクリアランス制御方法を適用した特性を
示し、(a)はケーシングと動翼冷却無、動翼冷却有、
の場合のクリアランスの状態を示す図、(b)はケーシ
ングの起動前のクリアランスをつめた時の特性図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機の吐出空気の一部を抽気してクー
ラに導き、所定温度に冷却した後同圧縮機のロータディ
スク後段部のキャビティ内に流通させてディスクを冷却
し、ディスク外周の動翼先端とケーシングとのクリアラ
ンスを制御し、ディスク冷却後の空気は同圧縮機とガス
タービンとを連結する中間軸を介してガスタービンに導
き、シール用と動翼冷却用空気として供給することを特
徴とする空気圧縮機ディスクの冷却によるクリアランス
制御方法。 - 【請求項2】 前記クーラによる空気の冷却は起動開始
時から所定の時間だけ行うことを特徴とする請求項1記
載の空気圧縮機ディスクの冷却によるクリアランス制御
方法。 - 【請求項3】 前記ケーシングと動翼とのクリアランス
は起動後に生ずる最小クリアランスが許容値以内となる
ように予めつめて設定しておき、起動時にはディスクを
冷却することにより前記最小クリアランスの許容値を保
つと共に、定常運転時のクリアランスも所定の値に保つ
ことを特徴とする請求項1記載の空気圧縮機ディスクの
冷却によるクリアランス制御方法。
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