JPH11125109A - ディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置 - Google Patents
ディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置Info
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- JPH11125109A JPH11125109A JP9306355A JP30635597A JPH11125109A JP H11125109 A JPH11125109 A JP H11125109A JP 9306355 A JP9306355 A JP 9306355A JP 30635597 A JP30635597 A JP 30635597A JP H11125109 A JPH11125109 A JP H11125109A
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Abstract
レートを除去することができるディーゼルパティキュレ
ートフィルタの再生装置を提供する。 【解決手段】 フィルタ5が排気ガス中のパティキュレ
ートで目詰まりを起こすと,切換弁4が切り換えられ
て,排気ガスは排気管10から分岐管12及びフィルタ
9へと導入され,フィルタ5への排気ガスの流入は遮断
される。フィルタ5の再生は,フィルタ5内の加熱装置
22を加熱した後に,開閉弁24を開いて,分岐管12
から連通管23を通して排気ガスをフィルタ5へ導入
し,フィルタ5に捕集されたパティキュレートを加熱焼
却することによって行われる。開閉弁24が開いた時に
流量制御弁25にパティキュレートが付着するが,エア
配管33から供給される車両側の高圧エアを所定の時間
間隔で流量制御弁25に向けて供給することにより,付
着したパティキュレートは吹き飛ばされ,除去される。
Description
ジンから排出される排気ガスに含まれる排気微粒子即ち
パティキュレートをフィルタで捕集し,捕集されたパテ
ィキュレートを加熱焼却してフィルタを再生するディー
ゼルパティキュレートフィルタの再生装置に関する。
ルタ(DPF)として,ディーゼルエンジンから排出さ
れる排気ガスに含まれる排気微粒子即ちパティキュレー
トを捕集するため,排気ガス通路に一対のフィルタを並
列に配置し,一方のフィルタでパティキュレートを捕集
し,捕集したパティキュレートが所定量以上になると,
排気ガスの流れを切り換えて他方のフィルタで排気ガス
中に含まれるパティキュレートを捕集すると共に,一方
のフィルタに捕集されたパティキュレートを加熱焼却し
て該一方のフィルタを再生するものが知られている(例
えば,特開平7−279646号公報,特開平8−31
2329号公報参照)。
生装置は,例えば,図7に示すようなものが考えられ
る。該ディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置
は,ディーゼルエンジンの排気マニホールドに連通した
排気管10,該排気管10から分岐する一対の排気ガス
通路(分岐管11,12),それぞれの排気ガス通路1
1,12に取り付けられ,排気ガスに含まれるパティキ
ュレートを捕集するフィルタ5,9,排気ガスを排気ガ
ス通路11,12の両方又は一方に流すように作動する
切換弁4,切換弁4とフィルタ5,9との間で両排気ガ
ス通路11,12同士を連通する連通管23,及び再生
時にのみ開く開閉弁24と排気ガスの流量を制御する流
量制御弁25とからなる連通管23に設けられた再生用
制御弁26を有するものである。
えて,一方の排気ガス通路11に排気ガスを導入し,他
方の排気ガス通路12への排気ガスの流入を遮断する
と,排気ガスに含まれるパティキュレートは一方の排気
ガス通路11に設けられたフィルタ5で捕集される。フ
ィルタ5の圧力損失が所定の大きさよりも大きくなる
と,コントローラ7は,目詰まり判定用圧力センサ(図
示せず)からの出力を受けてフィルタ5が目詰まりを起
こしていると判断し,アクチュエータ17に信号を送
り,これにより,切換弁4は図7において実線で示す位
置に切り換わる。即ち,他方の排気ガス通路12へ排気
ガスを導入し,一方の排気ガス通路11への排気ガスの
流入を遮断する。フィルタ5の内部に設けられた電気ヒ
ータ(図示せず)が電極端子20を通じて通電される。
電気ヒータの通電時間が所定の時間になり,電気ヒータ
の温度がパティキュレートの燃焼可能な温度以上に達す
ると,開閉弁24が開いて連通管23の通路を開放し,
他方の排気ガス通路12から連通管23を通して排気ガ
スをフィルタ5に導く。排気ガスは酸素を含んでいるの
で,排気ガスがフィルタ5に導入されると,フィルタ5
に捕集されたパティキュレートは加熱焼却される。
詰まりを起こすと,切換弁4が切り換わり,排気ガスは
一方の排気ガス通路11へ導入され,他方の排気ガス通
路12への排気ガスの流入は遮断されるとともに,フィ
ルタ9の内部に設けられた電気ヒータ(図示せず)が電
極端子20を通じて通電される。電気ヒータの通電時間
が所定の時間になり,電気ヒータの温度がパティキュレ
ートの燃焼可能な温度以上に達すると,開閉弁24が開
いて連通管23の通路が開放され,排気ガスが一方の排
気ガス通路11から連通管23を通してフィルタ9へ導
入される。その結果,フィルタ9に捕集されたパティキ
ュレートは加熱焼却される。
なディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置で
は,並列に配置されたフィルタに対して排気ガスの流れ
を切換弁で切り換え,いずれか一方のフィルタで排気ガ
ス中に含まれるパティキュレートを捕集している間に,
他方のフィルタ即ち再生側フィルタに捕集されたパティ
キュレートを加熱焼却して再生側フィルタを再生する。
その際,再生側フィルタに捕集されたパティキュレート
を焼却するために,排気ガスが連通管を介して再生側フ
ィルタへ導入される。それ故に,連通管に配置されてい
る再生用制御弁特に流量制御弁に,排気ガス中のパティ
キュレートが付着して堆積し,開口面積が減少するとい
う問題が生じる。即ち,流量制御弁の開口面積が減少す
ることによって再生側フィルタに供給される排気ガスの
量が減少し,これにより,フィルタの再生が十分に行わ
れず,再生不良が生じ,フィルタの捕集時間が短くなる
という問題が発生する。それ故,この種の再生装置につ
いては,再生用制御弁,特に流量制御弁に付着したパテ
ィキュレートを如何にして除去するかが課題となってい
る。
の課題を解決することであり,分岐管を連通する連通管
に設けた再生用制御弁に付着したパティキュレートを高
圧エアで吹き飛ばして除去することにより,再生用制御
弁の開口面積の減少を防止し,再生側フィルタに供給す
る排気ガス量の減少を防止し,フィルタの再生をスムー
スに且つ確実に再生し,フィルタの捕集時間の長期化を
図ったディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置
を提供することである。
から分岐する一対の分岐管,前記分岐管にそれぞれ設け
られた排気ガスに含まれるパティキュレートを捕集する
フィルタ,前記フィルタに捕集されたパティキュレート
を加熱焼却するため前記フィルタにそれぞれ設けられた
加熱装置,前記分岐管のいずれか一方に前記排気管から
排気ガスを流すため切り換えられる前記排気管に設けら
れた切換弁,前記切換弁と前記フィルタとの間の前記分
岐管を連通し且つ再生側の前記フィルタに再生用排気ガ
スを供給する連通管,前記連通管に設けられた前記フィ
ルタの再生のための排気ガス流量を制御する再生用制御
弁,及び前記再生用制御弁へ予め設定された所定の時間
間隔で前記制御弁に高圧エアを供給するエア配管に設け
られたエア供給制御弁,から構成されているディーゼル
パティキュレートフィルタの再生装置に関する。
の再生装置において,前記高圧エアの供給は前記フィル
タの再生中には行わないことから成る。また,前記高圧
エアは,前記連通管に設けられた吐出口,前記再生用制
御弁内に設けられた吐出口及び/又は前記制御弁のハウ
ジングに設けられた吐出口から供給されることから成
る。更に,前記高圧エアの供給は,車両ブレーキ用の圧
力制御装置の排気口から行うことができる。
トフィルタの再生装置は,上記のように構成したので,
切換弁を切り換えて,例えば排気管から排気ガスを一方
の分岐管及びフィルタに導入すれば,排気ガスに含まれ
るパティキュレートはフィルタで捕集され,フィルタが
捕集側フィルタとして機能する。一方のフィルタがパテ
ィキュレートで目詰まりを起こすと,切換弁が切り換え
られて,排気ガスは排気管から他方の分岐管及びフィル
タへと導入され,該フィルタが捕集側フィルタとして機
能するようになる。目詰まりを起こしている一方のフィ
ルタ即ち再生側フィルタは,加熱装置で加熱され,加熱
装置の温度がパティキュレートの燃焼可能な温度以上に
達すると,再生用制御弁が開いて連通管の通路が開放さ
れ,排気ガスは他方の分岐管から連通管を通して一方の
フィルタへ導入される。排気ガスは酸素を含んでいるの
で,排気ガスが導入されると,再生用のフィルタに捕集
されたパティキュレートはすぐに加熱焼却されて再生さ
れる。
能させていると,やがて今度は他方のフィルタが目詰ま
りを起こすので,自動的に切換弁が切り換わって再び一
方のフィルタが捕集側フィルタとなる。そして,目詰ま
りを起こした他方のフィルタが今度は上記と同様にして
再生される。このようにして,両フィルタは,交互に捕
集側フィルタとしての機能を果たし,その間に他方のフ
ィルタが再生側フィルタとなって再生される。
開くことによって,排気ガスを再生側フィルタへ導入で
きるように構成されたものであるから,排気ガスに含ま
れるパティキュレートが再生用制御弁特に流量制御弁に
付着することは避けられないが,車両側の高圧エアが所
定の時間間隔で流量制御弁に向けて供給されるので,流
量制御弁に付着したパティキュレートは高圧エアによっ
て吹き飛ばされ,除去される。このため,流量制御弁の
開口面積の減少を防止することができ,再生側フィルタ
に供給される排気ガス量の減少が防止されるので,フィ
ルタに捕集されたパティキュレートを十分に加熱焼却す
ることができ,フィルタの捕集時間の長期化を図ること
ができる。
によるディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置
の実施例を説明する。図1はこの発明によるディーゼル
パティキュレートフィルタの再生装置の一実施例を示す
概略説明図,図2は図1の再生装置における再生用制御
弁の構造を示す断面図,図3は図2のA−A断面図,及
び図4は図1に組み込まれるフィルタの構造の一例を示
す説明図である。
の再生装置は,ディーゼルエンジン1の排気マニホルド
15に接続された排気管10から分岐した一対の排気ガ
ス通路(分岐管11,12)の途中にそれぞれフィルタ
5,9が並列に配設されている。ディーゼルエンジン1
は,EGR装置を備えている。EGR通路21は,排気
マニホルド15と吸気マニホルド14に接続された吸気
管13とを接続する。EGR通路21には,EGR弁2
が設置されている。EGR弁2の開閉作動は,エンジン
コントローラ8の指令で制御される。ディーゼルエンジ
ン1のエンジン回転,負荷等の運転状態は,エンジンコ
ントローラ8に入力される。エンジンコントローラ8
は,ディーゼルエンジン1の運転状態及びディーゼルパ
ティキュレートフィルタ用コントローラ7の情報を受け
てEGR弁2の開閉を制御し,排気ガスの一部を吸気管
13へ送り込む制御を行なう。
の再生装置は,フィルタ5,9を交互に通過する排気ガ
スに含まれるカーボン,煤,HC等のパティキュレート
を捕集し,フィルタ5,9に捕集されたパティキュレー
トを加熱装置(電気ヒータ22)を作動して加熱焼却
し,フィルタ5,9を再生する。フィルタ5,9は,図
4に示すように,排気ガス通路11,12に配設された
ハウジング18内に組み込まれたセラミックス不織布か
ら作製された円筒状及び/又はプリーツ状の筒状フィル
タ16と,筒状フィルタ16の表面に配置された金網等
から成る加熱装置22から構成されている。筒状フィル
タ16の両端には封止プレート19,19が取り付けら
れ,加熱装置22は筒状フィルタ16の外周に配置さ
れ,排気ガスは図4に矢印で示すように筒状フィルタ1
6の外側から内側へ向かって流れる。筒状フィルタ16
を構成する材料は,上記のように,耐熱性で耐酸化性に
富んだSiC,Al2 O3 等から成るセラミックス不織
布を使用できるが,セラミックス不織布の均等物とし
て,セラミックス繊維,セラミックス織布,セラミック
スフェルト等の繊維材料を使用することができる。
の再生装置では,加熱装置22は筒状フィルタ16の排
気ガス流れの上流側に位置し,周方向に通電可能に構成
することができる。加熱装置22には,通電のため周方
向の両端に電極端子20が設けられている。加熱装置2
2を構成する通電金網は,筒状フィルタ16の排気ガス
流れの上流側に位置し,軸方向全領域において均一なピ
ッチ即ちメッシュ数に構成したものが使用される。加熱
装置22は,コントローラ7からの指令によって作動さ
れる。
の再生装置では,フィルタ5,9の上流側の排気管10
に排気ガス圧を検出するための入口圧力センサ3が設け
られ,また,フィルタ5,9の下流側の排気管10に排
気ガス圧を検出するための出口圧力センサ6が設けられ
ている。入口圧力センサ3及び出口圧力センサ6による
排気ガス圧の検出値はコントローラ7に入力される。排
気管10から一対の排気ガス通路11,12に分岐する
分岐点には,コントローラ7の指令で電磁式又は油圧式
のアクチュエータ17によって作動される切換弁4が配
設されている。切換弁4は,アクチュエータ17によっ
て排気ガスをいずれか一方或いは両方の排気ガス通路1
1,12に流すように作動される。コントローラ7は,
入口圧力センサ3及び出口圧力センサ6からの排気ガス
圧の検出信号を受けて切換弁4の切り換え作動を行なう
と共に,再生するフィルタ5又は9の加熱装置22を作
動する。
ガス通路11と排気ガス通路12は連通管23によって
連通されている。連通管23には開閉弁24と流量制御
弁25とからなる再生用制御弁26が介装されている。
開閉弁24は通常は閉じており,再生側フィルタ5又は
9の加熱装置22を作動させている再生時にのみ短時間
だけ開くものである。また,流量制御弁25は連通管2
3内を通過する排気ガスの流量を絞り,再生側フィルタ
5又は9が過度に温度上昇するのを防止するために設け
られたものである。なお,排気管10から分岐する導管
28は再生用アクチュエータ29に接続されている。
の圧力に応じて流量制御弁25の開度を調節するための
ものである。即ち,再生用アクチュエータ29は,排気
管10の圧力が低いときには流量制御弁25の開度を絞
り,排気管10の圧力が高いときには流量制御弁25の
開度を大きくして,連通管23を通じて排気ガス通路1
1からフィルタ9へ,あるいは排気ガス通路12からフ
ィルタ5へ導入される排気ガスの流量が常に一定になる
ように調節するためのものである。
うに,円筒状の弁体30の上下に枢支軸31を有すると
ともに,弁体30の中央部には枢支軸31に直交する方
向に貫通孔32が形成されたものであり,弁体30は枢
支軸31によってハウジング27に対して回動可能に枢
支されたものである。連通管23の軸線と貫通孔32の
軸線とのなす角度の大きさに応じて,連通管23を流れ
る排気ガスの流量が調節される。
車両側エア供給源,例えば,車両ブレーキ用の圧力制御
装置の排気口から高圧エアを導くためのエア配管33が
エア供給制御弁の電磁弁34を介して接続されている。
エア配管33は末端で複数に分岐し,そのうちの一本の
分岐管35は枢支軸31に接続されている。枢支軸31
には高圧エアを導く通路36が形成され,通路36先端
の吐出口38は弁体30の貫通孔32に開口している。
このため,流量制御弁25の貫通孔32内に付着したパ
ティキュレートを高圧エアの噴射によって吹き飛ばすこ
とができる。また,エア配管33の別の分岐管37は再
生用制御弁26のハウジング27の側面に接続されてお
り,高圧エアはハウジング27に形成された吐出口40
から流量制御弁25の弁体30の外周面に向けて噴射さ
れ,弁体30の開閉弁24側の外周面に付着したパティ
キュレートは高圧エアによって吹き飛ばされる。エア配
管33のさらに別の分岐管39は,弁体30の反対側の
外周面(開閉弁24とは反対側の弁体の外周面)に向け
て高圧エアを噴射できるように吐出口41が形成されて
いる。電磁弁34を開いたときに,エア配管33の各分
岐管35,37,39から高圧エアが同時に流量制御弁
25に向けて噴射され,流量制御弁25の清掃が行われ
る。なお,高圧エアは必ずしも各分岐管35,37,3
9の吐出口38,40,41から同時に噴射させる必要
はなく,少なくとも一つの分岐管の吐出口から噴射させ
るようにしてもよい。例えば吐出口38,40,41か
ら順番に噴射できるように構成してもよいし,あるいは
二つの吐出口38,41から同時に噴射させ,次に残り
の噴出口40から噴射させ,これを交互に繰り返すよう
にしてもよい。
の再生装置は,上記のように構成されているので,次の
ように作動する。ディーゼルエンジン1の運転によっ
て,例えば,まず切換弁4は排気ガス通路11を開放
し,排気ガス通路12を閉鎖する。ディーゼルエンジン
1からの排気ガスは排気マニホルド15から排気管10
を通って排気ガス通路11に流れ込み,フィルタ5によ
って排気ガス中に含まれるパティキュレートが捕集され
る。圧力センサ3,6からの排気ガス圧力の信号はコン
トローラ7に入力され,コントローラ7はフィルタ5の
上流側と下流側との排気ガス圧力の圧力比を演算する。
フィルタ5が目詰まりを起こすと,即ちフィルタ5に堆
積されたパティキュレートが所定量に達すると,フィル
タ5の上流側と下流側との排気ガス圧力の圧力比が所定
値に達する。該圧力比が所定値に達したとき,コントロ
ーラ7の指令によってアクチュエータ17が作動して切
換弁4が切り換えられ,ディーゼルエンジン1からの排
気ガスは排気マニホルド15から排気管10を通って排
気ガス通路12に流れ込むようになる。
いる間は,排気ガス通路11には排気ガスの流入が遮断
されているので,その間に排気ガス通路11のフィルタ
5の再生が行われる。即ち,フィルタ5の加熱装置22
が通電され,加熱装置22の通電時間が所定の時間にな
り,加熱装置22の温度がパティキュレートの燃焼可能
な温度以上に達すると,開閉弁24が開いて連通管23
の通路を開放し,排気ガスが排気ガス通路12から連通
管23を介してフィルタ5に導かれる。排気ガスは酸素
を含んでいるので,排気ガスが導入されると,フィルタ
5に捕集されたパティキュレートは加熱焼却され,フィ
ルタ5は再生される。
9への流入が続くと,やがてフィルタ9が目詰まりを起
こす。即ちフィルタ9に堆積されたパティキュレートが
所定量に達し,フィルタ9の上流側と下流側との排気ガ
ス圧力の圧力比が所定値に達する。圧力比が所定値に達
したとき,コントローラ7の指令によってアクチュエー
タ17が作動して切換弁4が切り換えられ,ディーゼル
エンジン1からの排気ガスは排気マニホルド15から排
気管10を通って再び排気ガス通路11に流れ込むよう
になる。
いる間は,排気ガス通路12には排気ガスの流入が遮断
されているので,その間に排気ガス通路12のフィルタ
9の再生が行われる。即ち,フィルタ9の加熱装置22
が通電され,加熱装置22の通電時間が所定の時間にな
り,加熱装置22の温度がパティキュレートの燃焼可能
な温度以上に達すると,開閉弁24が開いて連通管23
の通路を開放し,排気ガスが排気ガス通路11から連通
管23を介してフィルタ9に導かれる。そして,排気ガ
スが導入されると,フィルタ9に捕集されたパティキュ
レートは加熱焼却され,フィルタ9は再生される。
通路11又は12から排気ガスが連通管23に流れ込む
ので,流量制御弁25に排気ガスに含まれるパティキュ
レートが付着する。その付着したパティキュレートは高
圧エアによって吹き飛ばされて除去される。ここで,流
量制御弁25に付着したパティキュレートを除去する時
の処理手順について,図5のフローチャートを参照して
説明する。まず最初にタイマをリセットし(ステップS
1),時間tの計測を開始する(ステップS2)。タイ
マは時間tが30分経過するまではステップS2に戻っ
て時間tの計測を続け,30分を経過すると信号をコン
トローラ7へ送信する(ステップS3)。コントローラ
7はタイマからの信号を受けて,ディーゼルパティキュ
レートフィルタのヒータリレー信号を測定する(ステッ
プS4)。ヒータリレー信号が入力されているときは,
加熱装置22がONのときであるから,加熱装置22が
OFFになるまで待機する(ステップS5)。加熱装置
22がOFFになったときに電磁弁34を開き,高圧エ
アを供給する(ステップS6)。即ち,フィルタ5,9
の再生中でないときに,高圧エアを流量制御弁25へ供
給する。そのとき,0.5秒間,高圧エアが流量制御弁
25に向けて噴射され,流量制御弁25に付着したパテ
ィキュレートは高圧エアによって吹き飛ばされて,フィ
ルタ5,9に捕集される。このようにして,流量制御弁
25は30分に一回の間隔で清掃される。なお,車両側
のエア供給源として,プレッシャーレギュレーターの排
気側に接続した場合には,レギュレーター開放時の騒音
を低減することができるという副次的な効果も得られ
る。
パティキュレートフィルタの再生装置は流量制御弁25
に付着したパティキュレートを高圧エアによって除去す
ることができるように構成されているので,再生側のフ
ィルタ5又は9に十分な量の排気ガスを供給することが
でき,フィルタ5,9に付着したパティキュレートを十
分に加熱焼却することができる。このため,フィルタ
5,9は十分に再生されるので,フィルタ5,9の捕集
時間が従来のものに比べて増加するという効果が得られ
る。この効果について示したものが図6である。図6は
フィルタの経時劣化を示すグラフで,この発明の再生装
置と従来の再生装置とを比較したものである。つまり,
図6はフィルタの経時劣化について,この発明の再生装
置を作動させた場合と作動させなかった場合とを比較し
たものである。この図6からも分かるように,この発明
の再生装置を作動させなかった場合には,走行距離が長
くなるに従って,一回の再生で走行できる距離が徐々に
低下してくるのに対して,この発明の再生装置を作動さ
せた場合には,走行距離が長くなっても,一回の再生で
走行できる距離はあまり変化せず,フィルタの経時劣化
が非常に小さいという優れた効果が得られることがわか
る。
ートフィルタの再生装置は,上記のように,再生用制御
弁特に流量制御弁に付着したパティキュレートを高圧エ
アで吹き飛ばして除去するように構成したので,流量制
御弁の開口面積の減少を防止することができる。このた
め,時間の経過に伴って再生側フィルタに供給される排
気ガス量が減少するという問題が解決されるので,フィ
ルタに捕集されたパティキュレートを十分に加熱焼却す
ることができ,フィルタの捕集時間の長期化を図ること
ができる。
ィルタの再生装置の一実施例を示す概略説明図である。
示す断面図である。
説明図である。
ィルタの再生装置の再生用制御弁に付着したパティキュ
レートを除去する時の処理手順を示すフローチャートで
ある。
動させなかった場合についてフィルタの経時劣化を比較
したグラフである。
再生装置の一例を示す概略説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ディーゼルエンジンの排気管から分岐す
る一対の分岐管,前記分岐管にそれぞれ設けられた排気
ガスに含まれるパティキュレートを捕集するフィルタ,
前記フィルタに捕集されたパティキュレートを加熱焼却
するため前記フィルタにそれぞれ設けられた加熱装置,
前記分岐管のいずれか一方に前記排気管から排気ガスを
流すため切り換えられる前記排気管に設けられた切換
弁,前記切換弁と前記フィルタとの間の前記分岐管を連
通し且つ再生側の前記フィルタに再生用排気ガスを供給
する連通管,前記連通管に設けられた前記フィルタの再
生のための排気ガス流量を制御する再生用制御弁,及び
前記再生用制御弁へ予め設定された所定の時間間隔で前
記制御弁に高圧エアを供給するエア配管に設けられたエ
ア供給制御弁,から構成されているディーゼルパティキ
ュレートフィルタの再生装置。 - 【請求項2】 前記高圧エアの供給は前記フィルタの再
生中には行わないことから成る請求項1に記載のディー
ゼルパティキュレートフィルタの再生装置。 - 【請求項3】 前記高圧エアは,前記連通管に設けられ
た吐出口,前記再生用制御弁内に設けられた吐出口及び
/又は前記制御弁のハウジングに設けられた吐出口から
供給されることから成る請求項1に記載のディーゼルパ
ティキュレートフィルタの再生装置。 - 【請求項4】 前記高圧エアの供給は車両ブレーキ用の
圧力制御装置の排気口から行うことから成る請求項1に
記載のディーゼルパティキュレートフィルタの再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30635597A JP3713923B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | ディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30635597A JP3713923B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | ディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11125109A true JPH11125109A (ja) | 1999-05-11 |
JP3713923B2 JP3713923B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=17956082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30635597A Expired - Fee Related JP3713923B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | ディーゼルパティキュレートフィルタの再生装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3713923B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019074089A (ja) * | 2017-10-18 | 2019-05-16 | マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー | 排ガス後処理システムおよび排ガス後処理のための方法 |
US10920695B1 (en) * | 2019-09-05 | 2021-02-16 | Ford Global Technologies, Llc | Methods and systems for regeneration of an exhaust aftertreatment device |
CN115726864A (zh) * | 2022-10-18 | 2023-03-03 | 黄山天之都环境科技发展有限公司 | 一种可拆卸式柴油尾气净化处理cdpf再生装置 |
-
1997
- 1997-10-22 JP JP30635597A patent/JP3713923B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US20210071606A1 (en) * | 2019-09-05 | 2021-03-11 | Ford Global Technologies, Llc | Methods and systems for regeneration of an exhaust aftertreatment device |
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