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JPH11123941A - エンジンの動力伝達装置 - Google Patents

エンジンの動力伝達装置

Info

Publication number
JPH11123941A
JPH11123941A JP11185998A JP11185998A JPH11123941A JP H11123941 A JPH11123941 A JP H11123941A JP 11185998 A JP11185998 A JP 11185998A JP 11185998 A JP11185998 A JP 11185998A JP H11123941 A JPH11123941 A JP H11123941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
crankshaft
shaft
bearing
centrifugal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11185998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4062562B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Izumi
和彦 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP11185998A priority Critical patent/JP4062562B2/ja
Publication of JPH11123941A publication Critical patent/JPH11123941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4062562B2 publication Critical patent/JP4062562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 遠心ウェイトシューとクラッチハウジングと
の間の間隔を一定に保って遠心クラッチによる動力の伝
達を確実に行い、しかも遠心ウェイトシューの交換が容
易に整備性が向上する。 【解決手段】 遠心ウェイトシュー245の両側に位置
して、クランク軸207をクランクケース201に軸支
する第1軸受209と、クランク軸207の一端をクラ
ッチハウジング243またはプライマリ軸251に軸支
する第2軸受241とを設け、遠心クラッチAを収容す
るクラッチ室232とVベルト無段変速機Bの駆動側2
50を収容する変速機室233とを仕切るとともに、ク
ラッチハウジング243もしくはプライマリ軸251が
貫通する仕切り壁231を設け、クラッチハウジング2
43を仕切り壁231に軸支する第3軸受242を設
け、さらにプライマリ軸251の他端を、Vベルト無段
変速機Bを覆う変速機カバー230に軸支する第4軸受
252を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば不整地を
走行するバギー車等の四輪車両に備えられるエンジンの
動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば不整地を走行するバギー車等の四
輪車両には、遠心クラッチとVベルト無段変速機を有す
る動力伝達装置が備えられ、エンジンの動力を駆動部へ
伝達して走行するものがある。この動力伝達装置は、左
右割りのクランクケース内に収容されたクランク軸と、
このクランク軸と同軸的に延びるVベルト無段変速機の
駆動側のプライマリ軸と、クランク軸の一端とプライマ
リ軸の一端との間に遠心クラッチを介装し、この遠心ク
ラッチは、クランク軸の一端部に担持した遠心ウェイト
シューと、この遠心ウェイトシューに外被されるともに
プライマリ軸と一体に回転するクラッチハウジングを有
するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、クランク
軸の軸上にVベルト無段変速機の駆動側と、遠心クラッ
チを配置するものでは、クランク軸の一端にピストンか
らの応力が加わったり、Vベルト無段変速機のプライマ
リ軸を介して遠心クラッチのクラッチハウジングにVベ
ルトからの応力が加わったりする。このため、遠心ウェ
イトシューとクラッチハウジングとの間の間隔が変化し
て遠心クラッチによる動力の伝達を確実に行うことがで
きないことがある。
【0004】また、クランク軸及びこれと同軸的に延び
るプライマリ軸に、Vベルト無段変速機の駆動側と遠心
クラッチとが組み付けられるが、特に遠心クラッチの遠
心ウェイトシューは摩耗するため、交換する必要がある
が、遠心クラッチはクランクケースに支持されるため、
左右割りの一方のクランクケースを取り外して遠心ウェ
イトシューの交換をする必要があり、整備性が悪い、こ
の発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、遠心ウェ
イトシューとクラッチハウジングとの間の間隔を一定に
保って遠心クラッチによる動力の伝達を確実に行うこと
ができ、しかも遠心ウェイトシューの交換が容易に整備
性が向上するエンジンの動力伝達装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1記載の発明は、『クランクケース
内に収容されたクランク軸と、このクランク軸と同軸的
に延びるVベルト無段変速機の駆動側のプライマリ軸と
を有し、前記クランク軸の一端と前記プライマリ軸の一
端との間に遠心クラッチを介装し、この遠心クラッチ
は、前記クランク軸の一端部に担持した遠心ウェイトシ
ューと、この遠心ウェイトシューに外被されるとともに
前記プライマリ軸と一体に回転するクラッチハウジング
を有するエンジンの動力伝達装置において、前記遠心ウ
ェイトシューの両側に位置して、前記クランク軸を前記
クランクケースに軸支する第1軸受と、前記クランク軸
の一端を前記クラッチハウジングまたは前記プライマリ
軸に軸支する第2軸受とを設け、前記遠心クラッチを収
容するクラッチ室と前記Vベルト無段変速機の駆動側を
収容する変速機室とを仕切るとともに、前記クラッチハ
ウジングもしくは前記プライマリ軸が貫通する仕切り壁
を設け、前記クラッチハウジングを仕切り壁に軸支する
第3軸受を設け、さらに前記プライマリ軸の他端を、前
記Vベルト無段変速機を覆う変速機カバーに軸支する第
4軸受を設けることを特徴とするエンジンの動力伝達装
置。』である。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、遠心ウ
エイトシューの両側に位置して、クランク軸をクランク
ケースに軸支する第1軸受と、クランク軸の一端をクラ
ッチハウジングに軸支する第2軸受とを設ける一方、ク
ラッチハウジングを仕切り壁に軸支する第3軸受と、プ
ライマリ軸の他端を変速機カバーに軸支する第4軸受を
設けたので、クランク軸の一端にピストンからの応力が
加わったり、プライマリ軸を介してクラッチハウジング
にVベルト無段変速機からの応力が加わったりしても、
遠心ウェイトシューとクラッチハウジングとの間の間隔
を一定に保って遠心クラッチによる動力の伝達を確実に
行うことができる。また、遠心クラッチを収容するクラ
ッチ室とVベルト無段変速機を収容する変速機室とを仕
切るとともにクラッチハウジングもしくはプライマリ軸
が貫通する仕切り壁をクランクケースに対して着脱自在
に取り付け、この仕切り壁に第3軸受を介してクラッチ
ハウジングを軸支したので、左右のクランクケースを分
離することなく仕切り壁をクランクケースから取り外す
だけで遠心ウェイトシューの交換が容易にできるので整
備性が向上する。
【0008】なお、クランク軸の一端はクラッチハウジ
ングに直接軸支してもよいし、クランク軸の一端を、ク
ランク軸に外嵌したボス部材等を介して間接的にクラッ
チハウジングに軸支してもよい。また、クラッチハウジ
ングを仕切り壁に直接軸支する場合はもちろん、クラッ
チハウジングを固定したクラッチ入力軸あるいはプライ
マリ軸を介して間接的に仕切り壁に軸支してもよい。
【0009】請求項2記載の発明は、『前記仕切り壁
を、前記クランクケースに形成した開口部を覆うととも
に、クランクケースに対して着脱自在に取り付ける一
方、前記開口部を、前記クラッチハウジングが通過可能
な大きさとしたことを特徴とする請求項1記載のエンジ
ンの動力伝達装置。』である。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、仕切り
壁を、クランクケースに形成した開口部を覆うととも
に、クランクケースに対して着脱自在に取り付ける一
方、開口部を、クラッチハウジングが通過可能な大きさ
としたので、遠心ウェイトシューの交換は、仕切り壁を
クランクケースから取り外し、開口部を通してクラッチ
ハウジングを取り外すことによって行えばよい。したが
って、クランクケースを分解することなく仕切り壁をク
ランクケースから取り外すだけで遠心ウエイトシューの
交換が容易にでき整備性が向上する。
【0011】請求項3記載の発明は、『前記エンジンの
シリンダを挟んで前記遠心クラッチと反対側のクランク
軸端部上に、発電機とリコイルスタータとを設けたこと
を特徴とする請求項1記載のエンジンの動力伝達装
置。』である。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、シリン
ダを挟んで遠心クラッチと反対側のクランク軸端部上
に、発電機とリコイルスタータとを設けたので、重量物
であるVベルト無段変速機の駆動側および遠心クラッチ
と、発電機およびリコイルスタータとがシリンダの左右
に振り分けて配置されるので、エンジンの左右の重量バ
ランスが良好になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明のエンジンの動
力伝達装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明す
る。図1はエンジンの動力伝達装置を搭載した四輪駆動
式の四輪車両の側面図、図2は四輪駆動式の四輪車両の
駆動系の構成を示す平面図、図3はエンジンの動力伝達
装置の各軸の配置を示す図、図4は図3のIV-IV線に沿
う断面図、図5は遠心クラッチ及びVベルト無段変速機
の駆動側の縦断面図、図6は図5のVI-VI線に沿う断面
図である。
【0014】この実施の形態の四輪車両1は、不整地を
走行するバギー車であって、その車体は前部が左右一対
の前輪2によって、後部が同じく左右一対の後輪3によ
って走行自在に支持されている。この四輪車両1の車体
フレーム4はパイプ枠構造に構成され、これは側面視略
矩形を成す左右一対のアッパーチューブ4aとダウンチ
ュープ4bを有し、両チューブ4a,4b間には補強フ
レーム4c,4dが架設されている。
【0015】また、車体前部であって、車体フレーム4
の車体中心線L1上にはステアリングパイプ5が後方に
向かって斜め上方に立設されており、このステアリング
パイプ5内にはステアリング軸100が回動自在に挿通
している。ステアリング軸100の上端にはバーハンド
ル6が設けられている。
【0016】バーハンドル6のステアリング操作によっ
て左右一対の前輪2が操向操作されるが、前輪2はフロ
ントホイール軸7によって回動自在に軸支されるととも
に、フロントクッション8によって車体フレーム4に上
下動自在に懸架されている。前輪2は、樹脂にて一体成
形されたフロントフェンダ9によって被われている。
【0017】他方、車体の中央上部であって、ステアリ
ングパイプ5の後方には燃料タンク10が配置されてお
り、この燃料タンク10の後方にはシート11が配置さ
れている。シート11は、アッパーチューブ4aから車
体後方へ延出するシートレールフレーム4eによって支
持されている。また、車体の中央部であって、燃料タン
ク10の下方には4サイクル単気筒エンジン12が配設
されている。このエンジン12は、クランク軸207が
車体幅方向に延びるように車体フレーム4にマウントさ
れている。エンジン12は補強フレーム4cに固定され
た左右一対のブラケット13と、アッパーチューブ4a
に固定された左右一対のブラケット14を介してその4
点を車体フレーム4にマウント支持されている。エンジ
ン12の中心、即ちシリンダの中心L2が車体中心線L
1に対して左側にaだけオフセットされている。
【0018】エンジン12の吸気系を構成するエアクリ
ーナ15は、シート11の下方に配設されており、エア
クリーナ15に接続された吸気ダクト16はシート11
下方において燃料タンク10の後方に開口している。エ
アクリーナ15はキャブレタ17を介してエンジン12
の吸気側に接続されている。
【0019】また、エンジン12の排気側から前方に向
かって導出する排気管18は、車体右側、即ちエンジン
12がオフセットされる側とは反対側に向かって折り返
された後、エンジン12の側方を通って車体後方に延出
し、一方(右側)のダウンチューブ4bの内側を通って
マフラー19に繋がっている。
【0020】一方、エンジン12の後方であって、車体
フレーム4のアッパーチューブ4aとダウンチューブ4
bとの連結部に固定された左右一対のリヤアームブラケ
ット20には、リヤアーム21の前端がピボット軸22
によって上下揺動自在に枢着されている。リヤアーム2
1の後端部には、左右一対の後輪3がリヤホイール軸2
3によって回転自在に支承されている。リヤアーム21
は、リヤクッション24によって車体フレーム4に懸架
されている。
【0021】リヤアーム21は、ギヤボックス25に連
結され、四輪車両1は駆動方式として所謂シャフトドラ
イブ方式を採用するものであって、エンジン12の後部
から車体後方に向かって延出する駆動軸26は、リヤア
ーム21内に挿通されたドライブシャフト101の一端
にユニバーサルジョイント102を介して連結されてい
る。ドライブシャフト101の他端はギヤボックス25
内に収納された不図示のベベルギヤ機構に連結されてい
る。
【0022】エンジン12が駆動されると、その駆動軸
26の回転はリヤアーム21内のドライブシャフト10
1に伝達され、このドライブシャフト101の回転はギ
ヤボックス25内のベベルギヤ機構によってその方向を
90°変換されてリヤホイール軸23に伝達され、この
リヤホイール軸23の回転によって後輪3が回転駆動さ
れ、これによって四輪車両1が走行せしめられる。
【0023】一方、リヤクッション24は、車体フレー
ム4のクロスパイプ4fに固定された一対のブラケット
27に軸28によってその上端が支持されており、その
下端はリヤアーム21のギヤボックス25に固定された
ブラケット29に軸30によって支持されている。後輪
3は、樹脂にて一体成形されたリヤフェンダ900によ
って被われている。
【0024】リヤクッション24は車体中心線L1に対
して左側にbだけオフセットされている。リヤクッショ
ン24を車体中心線L1に対してbだけオフセットする
ことにより、車体中心線L1に対してリヤクッション2
4と同じ側にaだけオフセットされるエンジン12とリ
ヤクッション24とが同側に配され、リヤアーム21及
び車体フレーム4の幅寸法を縮小することができるとと
もに、エンジン12の幅寸法を小さく抑えることができ
る。
【0025】エンジン12の前方の車体中心線L1上に
はフロントデフ(前側差動装置)32が配置されてお
り、フロントデフ32からは入力軸31が車体中心線L
1上を後方に向かって延出されている。この入力軸31
とエンジン12の前部から車体前方に向かって延出する
ドライブシャフト33の前端はユニバーサルジョイント
103によって連結されている。ドライブシャフト33
は、さらにユニバーサルジョイント34を介して駆動軸
293に連結されている。フロントデフ32の左右から
は前輪2に駆動力を伝達する一対の駆動軸36が外側方
に向かって延出しており、各前輪2は駆動軸36を挟ん
でこれの上下に配されるアッパーアーム37とロアーア
ーム38及びフロントクッション8によって車体側に上
下動自在に懸架されている。
【0026】エンジン12が駆動されると、その回転は
後輪3に伝達される同時に、ドライブシャフト33、フ
ロントデフ32及び駆動軸36を経て前輪2に伝達さ
れ、前輪2と後輪3が同時に駆動される。このように、
エンジン12の動力を駆動部である前輪2と後輪3へ伝
達することで、四輪車両1が走行せしめられる。
【0027】次に、四輪駆動式の四輪車両1に搭載され
るエンジン12の動力伝達装置について説明する。図4
はVベルト無段変速機の駆動側250及び従動側270
を示し、駆動側250を示す断面は高速状態を示し、従
動側270を示す断面は下の半断面は高速状態を示し、
上の半断面は低速状態を示している。図5のVベルト無
段変速機の駆動側250を示す断面は、低速状態を示し
ている。
【0028】エンジン12の左右割のクランクケース2
01上には、シリンダブロック202が載置され、さら
にシリンダブロック202上にはシリンダヘッド203
が載置され、さらにヘッドカバー200が設けられてい
る。左右割のクランクケース201の割り面は、図4に
示すようにシリンダ中心L2上に位置している。
【0029】シリンダブロック202に往復動可能に設
けられたピストン204と、シリンダヘッド203との
間に燃焼室205が形成される。ピストン204は、コ
ンロッド206によりクランク軸207と連結され、こ
のクランク軸207は左右割のクランクケース201に
カム室側の軸受208と、クラッチ室側の第1軸受20
9を介して回動可能に軸支されている。
【0030】クランク軸207の一端部には、カム軸駆
動ギア210、発電機211及びリコイルスタータ99
0が設けられている。カム軸駆動ギア210と、吸気側
及び排気側のカム軸212のスプロケット213との間
には、カムチェーン214が巻き掛けられ、カム軸駆動
ギア210に連動してカム軸212が回転する。カム軸
212は、シリンダヘッド203とヘッドカバー200
に軸支され、カム軸212の回転により不図示の吸気弁
及び排気弁を所定のタイミングで開閉して燃焼室205
にキャブレタ17から混合気が供給され、この混合気を
燃焼させて排気管18へ排出する。
【0031】クランク軸207の他端部には、バランサ
駆動ギア215、遠心クラッチA及びVベルト無段変速
機Bの駆動側250が配置されている。220はクラン
クケース201に軸支されたバランサ軸であり、バラン
サ駆動ギア215にバランサ軸220のバランサギア2
21が噛み合い、バランサ駆動ギア215に連動してバ
ランサ軸220が回転する。
【0032】左右割の一方のクランクケース201に
は、変速機カバー230が着脱自在に設けられ、変速機
カバー230の内側は仕切り壁231によりクラッチ室
232と変速機室233が区画され、仕切り壁231
は、左右割の一方のクランクケース201に締付ボルト
234により着脱自在に締付固定されている。クランク
ケース201には、クラッチ室232とクランク室99
8とを連通するオイル通路997が形成され、オイルが
クラッチ室232からクランク室998に流れる。
【0033】変速機カバー230には、遮音カバー96
0がビス961により着脱自在に締付固定されている。
クラッチ室232には、遠心クラッチAが配置され、変
速機室233には、Vベルト無段変速機Bの駆動側25
0が配置されている。
【0034】この実施の形態では、シリンダを挟んで遠
心クラッチAと反対側のクランク軸端部上に、発電機2
11とリコイルスタータ990とを設けたので、重量物
であるVベルト無段変速機Bの駆動側および遠心クラッ
チAと、発電機211およびリコイルスタータ990と
がシリンダの左右に振り分けて配置されるので、エンジ
ンの左右の重量バランスが良好になる。
【0035】遠心クラッチAは、クラッチ出力軸240
の内側が第2軸受241を介してクランク軸207に軸
支され、またクラッチ出力軸240の外側が第3軸受2
42を介して仕切り壁231に軸支されている。第2軸
受241はサークリップ970によりクラッチ出力軸2
40に支持されている。また、第3軸受242はサーク
リップ971によりクラッチ出力軸240に支持される
と共に、押えプレート972により仕切り壁231に支
持されている。
【0036】クラッチ出力軸240には、クラッチハウ
ジング243がリベット244で固定され、クラッチハ
ウジング243の内側に遠心ウエイトシュー245が配
置されている。遠心ウエイトシュー245の一端部24
5aは、支持ピン246を支点に回動可能に支持され、
この支持ピン246はインナープレート247に設けら
れ、インナープレート247はクラッチ入力軸248に
固定され、このクラッチ入力軸248はクランク軸20
7に一体回転可能に係合されている。
【0037】遠心ウエイトシュー245は、クランク軸
207、クラッチ入力軸248、インナープレート24
7の回転が一定以上になると、一端部245aが支持ピ
ン246を支点にして外方へ回動し、他端部245bが
遠心力で外方へ開いてクラッチハウジング243の内側
に摺接してクラッチハウジング243へ回転力を伝達
し、これによりクラッチ出力軸240がクランク軸20
7と一体回転する。クラッチ入力軸248とクラッチ出
力軸240との間には、エンジンブレーキ用のワンウェ
イクラッチ249が配置されている。
【0038】ワンウェイクラッチ249は、図6に示す
ように、インナケース249aと、アウタケース249
bと、このインナケース249aとアウタケース249
bとの間に配置されたクラッチ駒249cとから構成さ
れている。インナケース249aは、クラッチ入力軸2
48に固定され、クランク軸207に対して着脱自在に
嵌合している。また、アウタケース249bはクラッチ
出力軸240に固定され、クラッチ入力軸248に対し
て着脱自在に嵌合されている。クラッチ出力軸240の
通常の回転方向はイ方向であって、クランク軸207が
ウ方向に回転する通常走行時でフリーであり、エンジン
ブレーキ時の回転方向は、ロ方向でロックされてエンジ
ンブレーキがかかる。
【0039】クラッチ出力軸240は、Vベルト無段変
速機Bの駆動側250のプライマリ軸251に一体回転
可能に連結されている。プライマリ軸251の先端部2
51aは、第4軸受252を介して変速機カバー230
に設けた支持部230eに軸支されている。支持部23
0eには、シール253、抜け止めプレート254が設
けられ、第4軸受252をシールしている。
【0040】プライマリ軸251のスプライン部251
bには、固定シーブ255がスプライン係合され、さら
にカラー256、カムプレート257を装着し、ナット
258により、これらがプライマリ軸251に対して締
付固定され、固定シーブ255はプライマリ軸251と
一体回転可能になっている。固定シーブ255は盤状
で、円錐面255aと反対側面に冷却風導入用のフィン
255bが複数個一体形成され、回転によって外部の空
気を変速機室233の内部に吸入するようになってい
る。
【0041】カラー256には可動シーブ259がブッ
シュ260を介してプライマリ軸251の軸方向に摺動
可能に遊合され、可動シーブ259の円錐面259aは
固定シーブ255の円錐面255aと対向して、この間
にVベルト261を挟持させるようになっている。可動
シーブ259の円錐面259aと反対側の開口部には内
方に突出するガイド部259bが一体形成され、カムプ
レート257の外周がスライダ262を介して係合され
ている。
【0042】可動シーブ259にはカム部259cが形
成され、またカムプレート257には傾斜部257aが
対向して形成されており、カム部259cと傾斜部25
7aの間には遠心ウエイト263が設けられている。遠
心ウエイト263はプライマリ軸251の回転による遠
心力に応じて、可動シーブ259のカム部259cと、
カムプレート257の傾斜部257aにガイドされて、
半径方向へ移動して可動シーブ259を軸方向へ移動さ
せ、可動シーブ259と固定シーブ255の円錐面25
9a,255a間の間隔を変化させて変速する。
【0043】このように、左右割のクランクケース20
1内に収容されたクランク軸207と、このクランク軸
207と同軸的に延びるVベルト無段変速機Bの駆動側
250のプライマリ軸251と、クランク軸207の一
端とプライマリ軸251の一端との間に遠心クラッチA
を介装し、この遠心クラッチAは、クランク軸207の
一端部に担持した遠心ウェイトシュー245と、この遠
心ウェイトシュー245に外被されるとともにプライマ
リ軸251と一体に回転するクラッチハウジング243
を有している。
【0044】遠心ウェイトシュー245の両側に位置し
て、クランク軸207をクランクケース201に軸支す
る第1軸受209と、クランク軸207の一端をクラッ
チハウジング243に軸支する第2軸受241とを設け
ているが、このクランク軸207の一端はクラッチハウ
ジング243に直接軸支してもよいし、クランク軸20
7の一端を、クランク軸207に外嵌したボス部材等を
介して間接的にクラッチハウジング243に軸支しても
よい。
【0045】また、プライマリ軸251の中心部に中空
部を形成する一方この中空部にクランク軸207の一端
を挿入し、クランク軸207の外周面とプライマリ軸2
51の内周面との間に第2軸受241を配置してもよ
い。
【0046】さらに、遠心クラッチAを収容するクラッ
チ室232とVベルト無段変速機Bの駆動側を収容する
変速機室233とを仕切るとともに、プライマリ軸25
1が貫通する仕切り壁231をクランクケース201に
対して着脱自在に取り付けているが、クラッチハウジン
グ243あるいはクラッチハウジング243に固定して
クラッチ入力軸240が仕切り壁231を貫通するよう
にしてもよい。クラッチハウジング243を仕切り壁2
31に軸支する第3軸受242を設けているが、クラッ
チハウジング243を仕切り壁231に直接軸支する場
合はもちろん、クラッチハウジング243を固定したク
ラッチ入力軸240あるいはプライマリ軸251を介し
て間接的に仕切り壁231に軸支してもよい。さらに、
プライマリ軸251の他端を、Vベルト無段変速機Bを
覆う変速機カバー230に軸支する第4軸受252を設
けている。
【0047】遠心クラッチAの遠心ウェイトシュー24
5の交換は、変速機カバー230、Vベルト無段変速機
BのVベルト261、可動シーブ259及び固定シーブ
255を取り外し、その後に締付ボルト234を外し
て、仕切り壁231、プライマリ軸251、第2軸受2
41、第3軸受242、クラッチ入力軸240及びクラ
ッチハウジング243をアッシィーで外し、その後に遠
心ウェイトシュー245を取り外して行う。
【0048】このように、この実施の形態では、遠心ウ
エイトシュー245の両側に位置して、クランク軸20
7をクランクケース201に軸支する第1軸受209
と、クランク軸207の一端をクラッチハウジング24
3に軸支する第2軸受241とを設ける一方、クラッチ
ハウジング243を仕切り壁231に軸支する第3軸受
242と、プライマリ軸251の他端を変速機カバー2
30に軸支する第4軸受252を設けたので、クランク
軸207の一端にピストン204からの応力が加わった
り、プライマリ軸251を介してクラッチハウジング2
43にVベルト無段変速機Bからの応力が加わったりし
ても、遠心ウェイトシュー245とクラッチハウジング
243との間の間隔を一定に保って遠心クラッチAによ
る動力の伝達を確実に行うことができる。また、遠心ク
ラッチAを収容するクラッチ室232とVベルト無段変
速機Bを収容する変速機室233とを仕切るとともにク
ラッチハウジングもしくはプライマリ軸251が貫通す
る仕切り壁231をクランクケース201に対して着脱
自在に取り付け、この仕切り壁231に第3軸受242
を介してクラッチハウジング243を軸支したので、左
右のクランクケース201を分離することなく仕切り壁
231をクランクケース201から取り外すだけで遠心
ウェイトシュー245の交換が容易にできるので整備性
が向上する。
【0049】また、仕切り壁231を、クランクケース
201に形成した開口部999を覆うとともに、クラン
クケース201に対して着脱自在に取り付ける一方、開
口部999を、クラッチハウジング243が通過可能な
大きさとしたので、遠心ウェイトシュー245の交換
は、仕切り壁231をクランクケース201から取り外
し、開口部999を通してクラッチハウジング243を
取り外すことによって行えばよい。したがって、クラン
クケース201を分解することなく仕切り壁231をク
ランクケース201から取り外すだけで遠心ウエイトシ
ュー245の交換が容易にでき整備性が向上する。
【0050】メイン軸271には支持筒272、固定プ
レート273が締付ナット274によって固定され、メ
イン軸271と一体回転可能になっている。固定プレー
ト273には、固定シーブ275がリベット276によ
り固定されている。支持筒272にはスライド筒277
が軸方向に移動可能に設けられ、このスライド筒277
には可動シーブ278が固定されている。スライド筒2
77のフランジ部277aとメイン軸271に固定した
スプリング受部材279との間には、スプリング280
が設けられ、このスプリング280により可動シーブ2
78が常に固定シーブ275側に付勢されている。
【0051】このエンジン12の動力伝達装置では、図
3に示すように、エンジン12のクランク軸207の軸
心O1を通る水平面L3の上側にメイン軸271を配置
し、水平面L3の下側にドライブ軸281と出力軸28
2を上下に配置し、クランク軸207、メイン軸27
1、ドライブ軸281及び出力軸282は、全て左右割
のクランクケース201に軸支されている。
【0052】メイン軸271は軸受300,301を介
して左右割のクランクケース201に軸支され、メイン
軸271のギア271a,271bは、ドライブ軸28
1に回動可能に設けられたギア283,284に噛み合
っている。ギア283とギア284との間には、ドッグ
クラッチ285が軸方向に移動可能に設けられ、ドッグ
クラッチ285がギア283及びギア284のいずれと
も係合していないときが中立位置であり、ギア283に
係合されると減速比が小さくなり(減速の程度が少なく
なる)、ギア284に係合すると減速比が大きくなる
(減速の程度が大きくなる)。ドライブ軸281に固定
したギア281aは出力軸282のギア286に噛み合
い、ドライブ軸281の回転力が出力軸282に伝達さ
れる。
【0053】ドライブ軸281は、軸受302,303
を介してクランクケース201に軸支され、メイン軸2
71のギア271cは、カウンタ軸287のギア288
aに噛み合い、ギア288bは、ドライブ軸281上を
遊転するギア289に噛み合っている。ギア288a,
288bはカウンタ軸287上で一体的に遊転し、ドラ
イブ軸281と一体回転するドッグクラッチ290がギ
ア289に係合可能になっている。従って、後進時に
は、ドッグクラッチ285が中立位置になると共にドッ
グクラッチ290がギア289に係合し、メイン軸27
1の回転がギア271cからカウンタ軸287のギア2
88a,288bを介してドライブ軸281のギア28
9に伝達され、ドライブ軸281が後進方向へ回転す
る。
【0054】出力軸282は、軸受304,305を介
して左右割のクランクケース201に軸支され、出力軸
282に固定されたベベルギア291は、クランクケー
ス201に軸支された駆動軸26のベベルギア294
と、駆動軸293のベベルギア292とに噛み合ってい
る。これにより出力軸282の回転力は、ベベルギア2
91からベベルギア294、駆動軸26に伝達されると
共に、ベベルギア292、駆動軸293に伝達される。
【0055】このように、クランク軸207の軸心O1
を通る水平面L3の上側にメイン軸271を配置し、下
側にドライブ軸281と出力軸282を上下に配置する
ことで、エンジン12の上下方向及び前後方向(車両前
後方向)においてエンジン12をコンパクトにすること
ができる。また、メイン軸271の軸心O2を通る鉛直
面L4が、ドライブ軸281のギア283,284,2
81a,289と出力軸282上のギア286と交錯す
るため、エンジン12のエンジン12の前後方向(車両
前後方向)においてエンジン12をコンパクトにするこ
とができる。
【0056】また、クランク軸207とメイン軸271
の間であって、クランク軸方向視においてクランク軸2
07とメイン軸271の間に巻き掛けられたVベルト無
段変速機BのVベルト261の内側にバランサ軸220
を配置している。クランク軸207とメイン軸271の
間にはVベルト261が巻き掛けられるために両軸が互
いに離れることになるが、そのスペースを利用してバラ
ンサ軸220を配置したので、エンジン12の前後方向
(車両前後方向)においてエンジン12のコンパクト化
を図ることができる。
【0057】また、メイン軸271上のギア271cと
噛み合い、ドライブ軸281上のギア289に選択的に
噛み合うギア288a,288bを有したカウンタ軸2
87を配置し、このカウンタ軸287の軸心O3を、ク
ランク軸方向視において、クランク軸207の軸心O1
とメイン軸271の軸心O2とドライブ軸281の軸心
O4とを繋いで形成した三角形Kの内側に配置してい
る。このように、クランク軸207とメイン軸271と
ドライブ軸281とで形成した三角形Kの内側のスペー
スを利用してカウンタ軸287を配置したので、エンジ
ン12のコンパクト化を一層図ることができる。
【0058】また、カウンタ軸287の軸心O3を、ク
ランク軸方向視においてクランク軸207とメイン軸2
71の間に巻き掛けられたVベルト無段変速機BのVベ
ルト261の内側に配置している。クランク軸207と
メイン軸271の間にはVベルト261が巻き掛けられ
るために両軸が互いに離れることになるが、そのスペー
スを利用してカウンタ軸287を配置したので、エンジ
ン12のコンパクト化を一層図ることができる。
【0059】変速機室233に連通して空気ダクト40
0と排気ダクト401,402が設けられ、空気ダクト
400から外気を変速機室233に導きVベルト無段変
速機Bを冷却し、排気ダクト401,402から排気す
ることで冷却性を向上させることができる。また、排気
ダクト401,402を途中で集合させ、集合ダクト4
03とすることで排気ダクトの取り回しが容易であり、
かつ気筒430の冷却性を向上させることができる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、請求項1記
載の発明では、遠心ウエイトシューの両側に位置して、
クランク軸をクランクケースに軸支する第1軸受と、ク
ランク軸の一端をクラッチハウジングに軸支する第2軸
受とを設ける一方、クラッチハウジングを仕切り壁に軸
支する第3軸受と、プライマリ軸の他端を変速機カバー
に軸支する第4軸受を設けたので、クランク軸の一端に
ピストンからの応力が加わったり、プライマリ軸を介し
てクラッチハウジングにVベルト無段変速機からの応力
が加わったりしても、遠心ウェイトシューとクラッチハ
ウジングとの間の間隔を一定に保って遠心クラッチによ
る動力の伝達を確実に行うことができる。
【0061】また、遠心クラッチを収容するクラッチ室
とVベルト無段変速機を収容する変速機室とを仕切ると
ともにクラッチハウジングもしくはプライマリ軸が貫通
する仕切り壁をクランクケースに対して着脱自在に取り
付け、この仕切り壁に第3軸受を介してクラッチハウジ
ングを軸支したので、左右のクランクケースを分離する
ことなく仕切り壁をクランクケースから取り外すだけで
遠心ウェイトシューの交換が容易にできるので整備性が
向上する。
【0062】請求項2記載の発明では、仕切り壁を、ク
ランクケースに形成した開口部を覆うとともに、クラン
クケースに対して着脱自在に取り付ける一方、開口部
を、クラッチハウジングが通過可能な大きさとしたの
で、遠心ウェイトシューの交換は、仕切り壁をクランク
ケースから取り外し、開口部を通してクラッチハウジン
グを取り外すことによって行えばよい。したがって、ク
ランクケースを分解することなく仕切り壁をクランクケ
ースから取り外すだけで遠心ウエイトシューの交換が容
易にでき整備性が向上する。
【0063】請求項3記載の発明では、シリンダを挟ん
で遠心クラッチと反対側のクランク軸端部上に、発電機
とリコイルスタータとを設けたので、重量物であるVベ
ルト無段変速機の駆動側および遠心クラッチと、発電機
およびリコイルスタータとがシリンダの左右に振り分け
て配置されるので、エンジンの左右の重量バランスが良
好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの動力伝達装置を搭載した四輪駆動式
の四輪車両の側面図である。
【図2】四輪駆動式の四輪車両の駆動系の構成を示す平
面図である。
【図3】エンジンの動力伝達装置の各軸の配置を示す図
である。
【図4】図3のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】遠心クラッチ及びVベルト無段変速機の駆動側
の縦断面図である。
【図6】図5のVI-VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
12 エンジン 201 クランクケース 207 クランク軸 209 第1軸受 230変速機カバー 231 仕切り壁 232 クラッチ室 233 変速機室 241 第2軸受 242 第3軸受 243 クラッチハウジング 245 遠心ウェイトシュー 250 Vベルト無段変速機Bの駆動側 251 プライマリ軸 252 第4軸受 A遠心クラッチ BVベルト無段変速機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクケース内に収容されたクランク軸
    と、このクランク軸と同軸的に延びるVベルト無段変速
    機の駆動側のプライマリ軸とを有し、前記クランク軸の
    一端と前記プライマリ軸の一端との間に遠心クラッチを
    介装し、この遠心クラッチは、前記クランク軸の一端部
    に担持した遠心ウェイトシューと、この遠心ウェイトシ
    ューに外被されるとともに前記プライマリ軸と一体に回
    転するクラッチハウジングを有するエンジンの動力伝達
    装置において、前記遠心ウェイトシューの両側に位置し
    て、前記クランク軸を前記クランクケースに軸支する第
    1軸受と、前記クランク軸の一端を前記クラッチハウジ
    ングまたは前記プライマリ軸に軸支する第2軸受とを設
    け、前記遠心クラッチを収容するクラッチ室と前記Vベ
    ルト無段変速機の駆動側を収容する変速機室とを仕切る
    とともに、前記クラッチハウジングもしくは前記プライ
    マリ軸が貫通する仕切り壁を設け、前記クラッチハウジ
    ングを仕切り壁に軸支する第3軸受を設け、さらに前記
    プライマリ軸の他端を、前記Vベルト無段変速機を覆う
    変速機カバーに軸支する第4軸受を設けることを特徴と
    するエンジンの動力伝達装置。
  2. 【請求項2】前記仕切り壁を、前記クランクケースに形
    成した開口部を覆うとともに、クランクケースに対して
    着脱自在に取り付ける一方、前記開口部を、前記クラッ
    チハウジングが通過可能な大きさとしたことを特徴とす
    る請求項1記載のエンジンの動力伝達装置。
  3. 【請求項3】前記エンジンのシリンダを挟んで前記遠心
    クラッチと反対側のクランク軸端部上に、発電機とリコ
    イルスタータとを設けたことを特徴とする請求項1記載
    のエンジンの動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6398683B1 (en) * 1998-04-27 2002-06-04 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Transmission cover and supporting arrangement for all terrain vehicle
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JP2010223273A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Honda Motor Co Ltd 遊星ギヤ機構を備える車両用自動変速機

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