JPH11122886A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JPH11122886A JPH11122886A JP9283232A JP28323297A JPH11122886A JP H11122886 A JPH11122886 A JP H11122886A JP 9283232 A JP9283232 A JP 9283232A JP 28323297 A JP28323297 A JP 28323297A JP H11122886 A JPH11122886 A JP H11122886A
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- JP
- Japan
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- yoke
- rotating shaft
- moving member
- stator
- electric machine
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K21/00—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
- H02K21/02—Details
- H02K21/021—Means for mechanical adjustment of the excitation flux
- H02K21/028—Means for mechanical adjustment of the excitation flux by modifying the magnetic circuit within the field or the armature, e.g. by using shunts, by adjusting the magnets position, by vectorial combination of field or armature sections
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】回転軸と、永久磁石を有して該回転軸に結合さ
れるヨークと、該ヨークを囲繞するステータとを備える
回転電機において、回転軸の回転に応じてヨークの磁気
特性を可変とした上で、回転軸の慣性マスを比較的小さ
くして低回転時のトルク特性を良好とするとともに、小
型化および軽量化を図る。 【解決手段】回転軸6の回転数増大に応じてヨーク8に
近接移動する移動部材16を有する遠心ガバナ9が回転
軸6に設けられ、移動部材16のヨーク8への近接移動
に応じてヨーク8の磁気抵抗を減少させるとともに移動
部材16のヨーク8からの離反移動に応じてヨーク8の
磁気抵抗を増大させる補助ヨーク21が、移動部材16
に連結される。
れるヨークと、該ヨークを囲繞するステータとを備える
回転電機において、回転軸の回転に応じてヨークの磁気
特性を可変とした上で、回転軸の慣性マスを比較的小さ
くして低回転時のトルク特性を良好とするとともに、小
型化および軽量化を図る。 【解決手段】回転軸6の回転数増大に応じてヨーク8に
近接移動する移動部材16を有する遠心ガバナ9が回転
軸6に設けられ、移動部材16のヨーク8への近接移動
に応じてヨーク8の磁気抵抗を減少させるとともに移動
部材16のヨーク8からの離反移動に応じてヨーク8の
磁気抵抗を増大させる補助ヨーク21が、移動部材16
に連結される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸と、永久磁
石を有して該回転軸に結合されるヨークと、該ヨークを
囲繞するステータとを備える回転電機に関し、特に、回
転軸の回転に応じてヨークの磁気特性を可変とした回転
電機に関する。
石を有して該回転軸に結合されるヨークと、該ヨークを
囲繞するステータとを備える回転電機に関し、特に、回
転軸の回転に応じてヨークの磁気特性を可変とした回転
電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる回転電機として、実開昭6
0−162977号公報で開示されたものが知られてお
り、このものでは、永久磁石を有して回転軸に固定され
る固定ヨークと、該固定ヨークと共働してヨークロータ
を構成する可動ヨークとがステータを挟むように配置さ
れ、回転軸に設けられた遠心ガバナが可動ヨークに連結
れており、回転軸の回転数増大に応じた遠心ガバナの作
動により、ステータとの間のエアギャップを拡げる方向
に可動ヨークを動かすようにしている。
0−162977号公報で開示されたものが知られてお
り、このものでは、永久磁石を有して回転軸に固定され
る固定ヨークと、該固定ヨークと共働してヨークロータ
を構成する可動ヨークとがステータを挟むように配置さ
れ、回転軸に設けられた遠心ガバナが可動ヨークに連結
れており、回転軸の回転数増大に応じた遠心ガバナの作
動により、ステータとの間のエアギャップを拡げる方向
に可動ヨークを動かすようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、ヨークロータおよびステータ間に形成される
磁気回路の磁力に打勝って可動ヨークを動かす必要があ
り、遠心ガバナの作動力を比較的大きく設定する必要が
あるので、ガバナウエイトを比較的大きくかつ重いもの
とせざるを得ず、回転軸の慣性マスが増大し、回転電機
全体の重量増大および大型化を招いてしまうだけでな
く、遠心ガバナの強度確保も必要となる。
ものでは、ヨークロータおよびステータ間に形成される
磁気回路の磁力に打勝って可動ヨークを動かす必要があ
り、遠心ガバナの作動力を比較的大きく設定する必要が
あるので、ガバナウエイトを比較的大きくかつ重いもの
とせざるを得ず、回転軸の慣性マスが増大し、回転電機
全体の重量増大および大型化を招いてしまうだけでな
く、遠心ガバナの強度確保も必要となる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、回転軸の回転に応じてヨークの磁気特性を可
変とした上で、回転軸の慣性マスを比較的小さくして低
回転時のトルク特性を良好とするとともに、小型化およ
び軽量化を図った回転電機を提供することを目的とす
る。
のであり、回転軸の回転に応じてヨークの磁気特性を可
変とした上で、回転軸の慣性マスを比較的小さくして低
回転時のトルク特性を良好とするとともに、小型化およ
び軽量化を図った回転電機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に従う回転電機は、回転軸と、永久磁石を有
して該回転軸に結合されるヨークと、該ヨークを囲繞す
るステータとを備える回転電機において、前記回転軸の
回転数増大に応じて前記ヨークに近接移動する移動部材
を有して前記回転軸に設けられる遠心ガバナと、前記移
動部材のヨークへの近接移動に応じてヨークの磁気抵抗
を減少させるとともに前記移動部材のヨークからの離反
移動に応じてヨークの磁気抵抗を増大させることを可能
として前記移動部材に連結される補助ヨークとを含むこ
とを特徴とする。
に、本発明に従う回転電機は、回転軸と、永久磁石を有
して該回転軸に結合されるヨークと、該ヨークを囲繞す
るステータとを備える回転電機において、前記回転軸の
回転数増大に応じて前記ヨークに近接移動する移動部材
を有して前記回転軸に設けられる遠心ガバナと、前記移
動部材のヨークへの近接移動に応じてヨークの磁気抵抗
を減少させるとともに前記移動部材のヨークからの離反
移動に応じてヨークの磁気抵抗を増大させることを可能
として前記移動部材に連結される補助ヨークとを含むこ
とを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、回転軸の回転数
増大に応じてヨークの磁気抵抗が減少するので、回転軸
の回転に応じてヨークの磁気特性を可変とすることがで
きる。しかも補助ヨークが連結される移動部材は、回転
軸の回転数増大に応じてヨークに近接移動するものであ
り、補助ヨークにはヨークからの吸引力が作用すること
になるので、遠心ガバナで必要とされる作動力が比較的
小さくてすみ、ガバナウエイトを比較的小さくかつ軽量
のものとすることができ、回転軸の慣性マスが小さくな
ることにより低回転時のトルク特性を良好とすることが
可能となるだけでなく、回転電機全体の軽量化および小
型化を図ることができ、遠心ガバナで必要とされる強度
も比較的小さなものですむ。
増大に応じてヨークの磁気抵抗が減少するので、回転軸
の回転に応じてヨークの磁気特性を可変とすることがで
きる。しかも補助ヨークが連結される移動部材は、回転
軸の回転数増大に応じてヨークに近接移動するものであ
り、補助ヨークにはヨークからの吸引力が作用すること
になるので、遠心ガバナで必要とされる作動力が比較的
小さくてすみ、ガバナウエイトを比較的小さくかつ軽量
のものとすることができ、回転軸の慣性マスが小さくな
ることにより低回転時のトルク特性を良好とすることが
可能となるだけでなく、回転電機全体の軽量化および小
型化を図ることができ、遠心ガバナで必要とされる強度
も比較的小さなものですむ。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図4は本発明をモータに適用し
たときの一実施例を示すものであり、図1はモータの縦
断面図であって図2の1−1線に沿う断面図、図2は図
1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図、図
4は磁気抵抗変化に伴なうトルクおよび回転数の変化を
示す特性図である。
たときの一実施例を示すものであり、図1はモータの縦
断面図であって図2の1−1線に沿う断面図、図2は図
1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図、図
4は磁気抵抗変化に伴なうトルクおよび回転数の変化を
示す特性図である。
【0009】先ず図1において、このモータは、固定の
ケーシング5内に同軸に収納されて該ケーシング5に回
転自在に支持される回転軸6と、ケーシング5の内面に
固定されるステータ7と、該ステータ7で囲繞されるよ
うにして回転軸5に固定されるヨーク8と、ヨーク7の
軸方向一端面に対向するようにして回転軸5の端部に設
けられる遠心ガバナ9とを備える。
ケーシング5内に同軸に収納されて該ケーシング5に回
転自在に支持される回転軸6と、ケーシング5の内面に
固定されるステータ7と、該ステータ7で囲繞されるよ
うにして回転軸5に固定されるヨーク8と、ヨーク7の
軸方向一端面に対向するようにして回転軸5の端部に設
けられる遠心ガバナ9とを備える。
【0010】図2を併せて参照して、ステータ7は、複
数たとえば12個の突極10a,10a…を内周の周方
向に等間隔をあけた位置に有してケーシング5の内面に
固定されるステータコア10と、前記各突極10a,1
0a…にボビン11を介してそれぞれ巻装されるコイル
12,12…とから成る。
数たとえば12個の突極10a,10a…を内周の周方
向に等間隔をあけた位置に有してケーシング5の内面に
固定されるステータコア10と、前記各突極10a,1
0a…にボビン11を介してそれぞれ巻装されるコイル
12,12…とから成る。
【0011】ヨーク8には、回転軸6の周方向に等間隔
をあけた複数箇所たとえば4箇所で、回転軸6の軸線と
平行な方向に延びる永久磁石13,13…が設けられ、
回転軸6の周方向に沿って各永久磁石13,13…相互
間に対応する位置で、ヨーク8には、回転軸6の軸線方
向と平行な方向に延びる4つの収容孔14,14…が、
ヨーク8の軸方向両端間にわたって設けられ、各収容孔
14,14…は、たとえば扇形の横断面形状を有するよ
うに形成される。
をあけた複数箇所たとえば4箇所で、回転軸6の軸線と
平行な方向に延びる永久磁石13,13…が設けられ、
回転軸6の周方向に沿って各永久磁石13,13…相互
間に対応する位置で、ヨーク8には、回転軸6の軸線方
向と平行な方向に延びる4つの収容孔14,14…が、
ヨーク8の軸方向両端間にわたって設けられ、各収容孔
14,14…は、たとえば扇形の横断面形状を有するよ
うに形成される。
【0012】図3を併せて参照して、遠心ガバナ9は、
回転軸6の端部に同軸に締結されるウエイト案内部材1
5と、該ウエイト部材15に対向する移動部材16と、
ウエイト案内部材15および移動部材16間に挟まれる
複数たとえば4個のガバナウエイト17と、移動部材1
6をウエイト案内部材15に近接させる側に付勢するば
ね力を発揮してヨーク8および移動部材16間に設けら
れるばね18とを備える。
回転軸6の端部に同軸に締結されるウエイト案内部材1
5と、該ウエイト部材15に対向する移動部材16と、
ウエイト案内部材15および移動部材16間に挟まれる
複数たとえば4個のガバナウエイト17と、移動部材1
6をウエイト案内部材15に近接させる側に付勢するば
ね力を発揮してヨーク8および移動部材16間に設けら
れるばね18とを備える。
【0013】ウエイト案内部材15は、回転軸6から離
れるにつれてヨーク8およびステータ7側に傾斜して回
転軸6の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば4箇
所に配置されるガイド板部15a…と、回転軸6の軸線
と直交する方向でヨーク8およびステータ7側に延びて
各ガイド板部15a…の両側にそれぞれ連設される規制
板部15b,15b…と、回転軸6の軸線に直交する平
面内で各規制板部15b,15b…のヨーク8およびス
テータ7側の端部を相互に連結する連結板部15c…
と、各ガイド板部15a…のヨーク8およびステータ7
側の端部および各連結板部15c…に共通に連なる円筒
部15dと、回転軸6の軸線に直交する平面内で各ガイ
ド板部15a…の前記ヨーク8およびステータ7とは反
対側の端部に共通に連設される支持板部15eとを備え
るものであり、回転軸6の端部に同軸に設けられて前記
支持板部15eの中心部を貫通するねじ軸19にナット
20が螺合されることにより、ウエイト案内部材15が
回転軸6の端部に固定される。
れるにつれてヨーク8およびステータ7側に傾斜して回
転軸6の周方向に等間隔をあけた複数箇所たとえば4箇
所に配置されるガイド板部15a…と、回転軸6の軸線
と直交する方向でヨーク8およびステータ7側に延びて
各ガイド板部15a…の両側にそれぞれ連設される規制
板部15b,15b…と、回転軸6の軸線に直交する平
面内で各規制板部15b,15b…のヨーク8およびス
テータ7側の端部を相互に連結する連結板部15c…
と、各ガイド板部15a…のヨーク8およびステータ7
側の端部および各連結板部15c…に共通に連なる円筒
部15dと、回転軸6の軸線に直交する平面内で各ガイ
ド板部15a…の前記ヨーク8およびステータ7とは反
対側の端部に共通に連設される支持板部15eとを備え
るものであり、回転軸6の端部に同軸に設けられて前記
支持板部15eの中心部を貫通するねじ軸19にナット
20が螺合されることにより、ウエイト案内部材15が
回転軸6の端部に固定される。
【0014】移動部材16は、磁性金属から成るもので
あり、回転軸6を相対摺動可能に嵌合せしめる円筒状の
移動筒部16aと、該移動筒部16aの中間部から半径
方向外方に張出す鍔部16bとを備える、前記鍔部16
bがウエイト案内部材15のガイド板部15a…に対向
するようにウエイト案内部材15の円筒部15d内に挿
入される。
あり、回転軸6を相対摺動可能に嵌合せしめる円筒状の
移動筒部16aと、該移動筒部16aの中間部から半径
方向外方に張出す鍔部16bとを備える、前記鍔部16
bがウエイト案内部材15のガイド板部15a…に対向
するようにウエイト案内部材15の円筒部15d内に挿
入される。
【0015】各ガバナウエイト17…は、ローラ状に形
成されており、回転軸6の周方向に沿う移動を規制板部
15b,15b…で規制されるようにしてガイド板部1
5a…および鍔部16b間に配置される。またばね18
は、回転軸6を囲繞するコイルばねであり、ヨーク8と
移動部材16の鍔部16bとの間に設けられ、各ガバナ
ウエイト17…をガイド板部15a…および鍔部16b
間に挟むように移動部材16を付勢するばね力を発揮す
る。
成されており、回転軸6の周方向に沿う移動を規制板部
15b,15b…で規制されるようにしてガイド板部1
5a…および鍔部16b間に配置される。またばね18
は、回転軸6を囲繞するコイルばねであり、ヨーク8と
移動部材16の鍔部16bとの間に設けられ、各ガバナ
ウエイト17…をガイド板部15a…および鍔部16b
間に挟むように移動部材16を付勢するばね力を発揮す
る。
【0016】このような遠心ガバナ9によれば、回転軸
6の回転に応じて作用する遠心力によって各ガバナウエ
イト17…はガイド板部15aおよび鍔部16b間で回
転軸6の半径方向外方側に転動しようとし、回転軸6の
半径方向外方側に向うにつれてステータ7およびヨーク
8側に傾斜したガイド板部15aが回転軸6に固定され
ているので、各ガバナウエイト17…は、ばね18のば
ね力に抗して鍔部16bすなわち移動部材16をステー
タ7およびヨーク8側に移動させることになる。
6の回転に応じて作用する遠心力によって各ガバナウエ
イト17…はガイド板部15aおよび鍔部16b間で回
転軸6の半径方向外方側に転動しようとし、回転軸6の
半径方向外方側に向うにつれてステータ7およびヨーク
8側に傾斜したガイド板部15aが回転軸6に固定され
ているので、各ガバナウエイト17…は、ばね18のば
ね力に抗して鍔部16bすなわち移動部材16をステー
タ7およびヨーク8側に移動させることになる。
【0017】移動部材16の鍔部16bには、回転軸6
の軸線と平行な方向に延びる4つの補助ヨーク21…の
一端が一体に連設されており、各補助ヨーク21…の他
端部は、ヨーク8に設けられている各収容孔14…にそ
れぞれ摺動可能に嵌合せしめられる。したがって移動部
材16のヨーク8との相対角変位は阻止されており、移
動部材16は回転軸6およびヨーク8とともに回転す
る。
の軸線と平行な方向に延びる4つの補助ヨーク21…の
一端が一体に連設されており、各補助ヨーク21…の他
端部は、ヨーク8に設けられている各収容孔14…にそ
れぞれ摺動可能に嵌合せしめられる。したがって移動部
材16のヨーク8との相対角変位は阻止されており、移
動部材16は回転軸6およびヨーク8とともに回転す
る。
【0018】しかも移動部材16がヨーク8から離反し
ている位置(図1で示す位置)ではヨーク8の各収容孔
14…の一部にしか補助ヨーク21…が嵌合されておら
ず、ヨーク8において各永久磁石13…相互間に比較的
大きな空隙が生じている状態となっているのでヨーク8
の磁気抵抗が比較的大きいのに対し、移動部材16がヨ
ーク8に近接移動すると、ヨーク8の各収容孔14…の
大部分に補助ヨーク21…が嵌合されることになり、ヨ
ーク8において各永久磁石13…相互間に空隙が殆ど生
じなくなってヨーク8の磁気抵抗が減少することにな
る。
ている位置(図1で示す位置)ではヨーク8の各収容孔
14…の一部にしか補助ヨーク21…が嵌合されておら
ず、ヨーク8において各永久磁石13…相互間に比較的
大きな空隙が生じている状態となっているのでヨーク8
の磁気抵抗が比較的大きいのに対し、移動部材16がヨ
ーク8に近接移動すると、ヨーク8の各収容孔14…の
大部分に補助ヨーク21…が嵌合されることになり、ヨ
ーク8において各永久磁石13…相互間に空隙が殆ど生
じなくなってヨーク8の磁気抵抗が減少することにな
る。
【0019】次にこの実施例の作用について説明する
と、回転軸6の回転数増大に応じた遠心ガバナ9の働き
により、補助ヨーク21…がヨーク8の収容孔14…へ
の嵌合長さを増大する方向に移動するので、ヨーク8の
磁気抵抗が減少し、回転軸6の回転に応じてヨーク8の
磁気特性を可変とすることができる。
と、回転軸6の回転数増大に応じた遠心ガバナ9の働き
により、補助ヨーク21…がヨーク8の収容孔14…へ
の嵌合長さを増大する方向に移動するので、ヨーク8の
磁気抵抗が減少し、回転軸6の回転に応じてヨーク8の
磁気特性を可変とすることができる。
【0020】ここで、収容孔14…の一部を空隙として
ヨーク8の磁気抵抗を増大したときの回転数およびトル
クはステータ7の各コイル12…への励磁電流に応じて
図4の実線で示すように変化するものであるのに対し、
収容孔14…の大部分を補助ヨーク21…で埋めてヨー
ク8の磁気抵抗を減少したときの回転数およびトルクは
ステータ7の各コイル12…への励磁電流に応じて図4
の破線で示すように変化するものであり、ヨーク8の磁
気抵抗の変化に応じてモータの出力特性を変化させるこ
とができる。
ヨーク8の磁気抵抗を増大したときの回転数およびトル
クはステータ7の各コイル12…への励磁電流に応じて
図4の実線で示すように変化するものであるのに対し、
収容孔14…の大部分を補助ヨーク21…で埋めてヨー
ク8の磁気抵抗を減少したときの回転数およびトルクは
ステータ7の各コイル12…への励磁電流に応じて図4
の破線で示すように変化するものであり、ヨーク8の磁
気抵抗の変化に応じてモータの出力特性を変化させるこ
とができる。
【0021】しかも補助ヨーク21…が連結される移動
部材16は、回転軸21の回転数増大に応じてヨーク8
に近接移動するものであり、補助ヨーク21…にはヨー
ク8からの吸引力が作用することになるので、遠心ガバ
ナ9で必要とされる作動力が比較的小さくてすむ。した
がってガバナウエイト17…を比較的小さくかつ軽量の
ものとすることができ、回転軸6の慣性マスが小さくな
ることにより低回転時のトルク特性を良好とすることが
可能となるだけでなく、モータ全体の軽量化および小型
化を図ることができ、遠心ガバナ9で必要とされる強度
も比較的小さなものですむことになる。
部材16は、回転軸21の回転数増大に応じてヨーク8
に近接移動するものであり、補助ヨーク21…にはヨー
ク8からの吸引力が作用することになるので、遠心ガバ
ナ9で必要とされる作動力が比較的小さくてすむ。した
がってガバナウエイト17…を比較的小さくかつ軽量の
ものとすることができ、回転軸6の慣性マスが小さくな
ることにより低回転時のトルク特性を良好とすることが
可能となるだけでなく、モータ全体の軽量化および小型
化を図ることができ、遠心ガバナ9で必要とされる強度
も比較的小さなものですむことになる。
【0022】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0023】たとえば、本発明は、モータだけでなく発
電機にも適用可能である。また上記実施例では、回転軸
6の回転数が低い状態でも補助ヨーク21…の一部が収
容孔14…に嵌合されていたが、移動部材16が回転軸
6に相対回転不能に装着される構成とすれば、回転軸6
の回転数が低い状態で補助ヨーク21…全体が収容孔1
4…から離脱するようにしてもよく、収容孔14が遠心
ガバナ9と反対側を閉じた有底のものであってもよい。
さらに収容孔14の横断面形状は扇形に限定されるもの
ではない。
電機にも適用可能である。また上記実施例では、回転軸
6の回転数が低い状態でも補助ヨーク21…の一部が収
容孔14…に嵌合されていたが、移動部材16が回転軸
6に相対回転不能に装着される構成とすれば、回転軸6
の回転数が低い状態で補助ヨーク21…全体が収容孔1
4…から離脱するようにしてもよく、収容孔14が遠心
ガバナ9と反対側を閉じた有底のものであってもよい。
さらに収容孔14の横断面形状は扇形に限定されるもの
ではない。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転軸の
回転に応じてヨークの磁気特性を可変とするようにした
上で、遠心ガバナで必要とされる作動力を比較的小さく
することを可能とし、低回転時のトルク特性を良好とす
ることが可能となるだけでなく、回転電機全体の軽量化
および小型化を図ることができ、しかも遠心ガバナで必
要とされる強度も比較的小さなものとすることができ
る。
回転に応じてヨークの磁気特性を可変とするようにした
上で、遠心ガバナで必要とされる作動力を比較的小さく
することを可能とし、低回転時のトルク特性を良好とす
ることが可能となるだけでなく、回転電機全体の軽量化
および小型化を図ることができ、しかも遠心ガバナで必
要とされる強度も比較的小さなものとすることができ
る。
【図1】モータの縦断面図であって図2の1−1線に沿
う断面図である。
う断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】磁気抵抗変化に伴なうトルクおよび回転数の変
化を示す特性図である。
化を示す特性図である。
6・・・回転軸 7・・・ステータ 8・・・ヨーク 9・・・遠心ガバナ 13・・・永久磁石 16・・・移動部材 21・・・補助ヨーク
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸(6)と、永久磁石(13)を有
して該回転軸(6)に結合されるヨーク(8)と、該ヨ
ーク(8)を囲繞するステータ(7)とを備える回転電
機において、前記回転軸(6)の回転数増大に応じて前
記ヨーク(8)に近接移動する移動部材(16)を有し
て前記回転軸(6)に設けられる遠心ガバナ(9)と、
前記移動部材(16)のヨーク(8)への近接移動に応
じてヨーク(8)の磁気抵抗を減少させるとともに前記
移動部材(16)のヨーク(8)からの離反移動に応じ
てヨーク(8)の磁気抵抗を増大させることを可能とし
て前記移動部材(16)に連結される補助ヨーク(2
1)とを含むことを特徴とする回転電機。
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JPH11122886A true JPH11122886A (ja) | 1999-04-30 |
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Family Applications (1)
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