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JPH11122862A - モータ - Google Patents

モータ

Info

Publication number
JPH11122862A
JPH11122862A JP29955897A JP29955897A JPH11122862A JP H11122862 A JPH11122862 A JP H11122862A JP 29955897 A JP29955897 A JP 29955897A JP 29955897 A JP29955897 A JP 29955897A JP H11122862 A JPH11122862 A JP H11122862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
casing
thrust
right end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29955897A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Sumiya
通夫 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Material Corp
Original Assignee
Higashifuji Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Higashifuji Mfg Co Ltd filed Critical Higashifuji Mfg Co Ltd
Priority to JP29955897A priority Critical patent/JPH11122862A/ja
Publication of JPH11122862A publication Critical patent/JPH11122862A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの小型軽量化を図りつつ、かつスラス
ト力に起因するシャフトの軸線方向への有害な動きを確
実に抑えることができるモータを得る。 【解決手段】 ケーシング3の内部に回転自在に軸支さ
れ、かつ一端部1Aがケーシング3の外部に延出するシ
ャフト1の他端部1Bを、ケーシング3に設けた軸受
け、好ましくは焼結含油軸受け8によってラジアル方向
およびスラスト方向に軸支した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ケーシングの外
部に延出したシャフトにスラスト力が作用する場合に用
いて好適な小型のモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、タイマー、弁の開閉装置、エ
アーコンディショナのルーバの開閉装置等の各種の電気
部品における駆動源として、様々な形式の小型モータが
使用されている。図4は、従来のこの種のモータのう
ち、シャフトの回転運動を往復運動として変換する駆動
部材に連結された小型のステッピングモータ10を示す
ものである。このステッピングモータ10は、励磁コイ
ル11が励磁されることによってロータマグネット12
が回転駆動され、その回転力がシャフト13を介して外
部に出力されるものであり、ケーシング14は、ステー
タカップ14Aと、その左右の両端に結合されるプレー
ト14B、14Cとの複合構造とされている。ここで、
図中右側に位置するプレート14Bには、シャフト13
の右端側を回動自在に軸支するラジアル軸受け15が取
り付けられ、また図中左側に位置するプレート14Cに
は、シャフト13の図中左側端部に圧接する板ばね16
が取り付けられている。そして、この板ばね16によっ
て、シャフト13の左方向への位置が規制されている。
【0003】そして、上記従来のモータ10は、このモ
ータ10のシャフト13の回転運動を、移動体21の左
右方向への運動に変換する駆動部材20に取り付けられ
ている。すなわち、モータ10は、そのプレート14B
が、駆動部材20のブラケット22の図中左側に取り付
けられている。そして、シャフト13の右端部側には、
移動体21の挿通部に形成された雌ねじと螺合するリー
ドスクリュー13Aが形成されており、シャフト13の
回転に応じて移動体21が左右方向に移動するようにな
っている。また、ブラケット22の図中右側には、樹脂
ベアリング23が取り付けられており、この樹脂ベアリ
ング23には、鋼球24を介してシャフト13の一端部
が軸支されている。そして、これらの剛球24および樹
脂ベアリング23によって、シャフト13の右方向の位
置が規制されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のモータ10においては、シャフト13が回転する
ことにより、リードスクリュー13Aを介して移動体2
1が図中左右方向に変移動するために、駆動時に移動体
21とリードスクリュー13Aとの互いのネジ山と直交
する方向に生じる反力の分力によって、当該シャフト1
3にスラスト力が作用する。しかしながら、上記従来の
モータ10においては、シャフト13の左方向の位置を
規制する部材として単純な板ばね16を用いているた
め、シャフト13に軸線方向の外力が加わった際に、上
記板ばね16が撓んでしまい、よってその変位を確実に
抑えることができない。この結果、移動体21の移動調
整時にシャフト13が軸線方向に変位してしまい、よっ
て移動体21の位置を正確に制御することができないと
いう問題点があった。
【0005】そこで、上記板ばね16に加えて、シャフ
ト13のリードスクリュー13Aの基端部にフランジ部
を形成するとともに、プレート14Bにラジアル軸受け
15と別途スラスト軸受けとを組込み、このスラスト軸
受けによってシャフト13に形成した上記フランジ部を
スラスト方向に軸支することも考えられるが、モータ1
0自体が大型化するとともに、部品点数が増加して製造
単価の高騰化を招くという問題が生じてしまう。
【0006】本発明は、上記従来のモータが有する課題
を有効に解決すべくなされたもので、モータの小型軽量
化を図りつつ、かつスラスト力に起因するシャフトの軸
線方向への有害な動きを確実に抑えることができるモー
タを提供するを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係るモータは、ケーシングの内部に回転自在に軸支さ
れかつ一端が上記ケーシングの外部に延出するシャフト
が、ケーシング内に固定された励磁コイルによって回転
駆動されるモータにおいて、上記シャフトの他端部を、
ケーシングに設けた軸受けによって、ラジアル方向およ
びスラスト方向の両方向に軸支したことを特徴とするも
のであり、さらに請求項2に記載の発明は、上記軸受け
が、焼結含油軸受けであることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項1または2に記載のモータにあって
は、シャフトの他端部が、ケーシングに設けた軸受けに
よってラジアル方向およびスラスト方向の両方向に軸支
されているために、使用上シャフトにスラスト力が作用
した場合においても、上記軸受けによって当該シャフト
に有害な軸線方向の変位を生じることを阻止することが
できる。特に、上記軸受けとして、請求項2に記載の発
明のように、焼結含油軸受けを用いれた場合には、当該
軸受けを容易に極めて高い精度で製作することができる
ため、このモータが取り付けられる駆動部材における正
確な移動調整が可能となる。しかも、この含油軸受けが
単一構造の含油軸受けであるため、モータの小型軽量化
をも図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、この発明に係るモ
ータを小型のステッピングモータに適用した一実施形態
を示すものである。図1において、符号1は、ロータマ
グネット2が取り付けられたシャフトであり、その図中
左端部(一端部)にはリードスクリュー1Aが形成され
ている。また、ロータマグネット2は、その周方向に沿
って交互に異極となるように着磁されている。さらに、
符号3はケーシングを示すものであり、このケーシング
3は、ケーシング本体3Aの左側開口部に取付板3Bが
結合された構成となっている。このケーシング3の内部
には、2つの励磁コイル4およびフィールドプレート5
が組込まれている。フィールドプレート5には、磁極を
成すステータポールが形成され、その磁極は、所定のエ
アギャップをおいてロータマグネット2の外周面と対向
するようになっている。なお、符号6は、励磁コイル4
の接続端子である。
【0010】そして、取付板3Bには、シャフト1を回
転自在に軸支するラジアル軸受け7が取り付けられてお
り、この軸受け7としては含油軸受けが用いられてい
る。また、ケーシング本体3Aの図中右側には、シャフ
ト1の右端部(他端部)を回転自在に軸支する焼結含油
軸受け8が取り付けられており、この含油軸受け8によ
って、当該シャフト1の右端部はラジアル方向およびス
ラスト方向の両方向に軸支されている。ここで、含油軸
受け8は、粉末金属の焼結体に潤滑油を含浸させた軸受
けであり、所定の機械的強度を有するとともに、そのま
まで充分な潤滑性を有するものである。なお、符号9
は、例えばナイロン(商標名)等の合成樹脂製によって
形成され、ラジアル軸受け7とロータマグネット2との
間に介在された位置決め緩衝用のワッシャーである。
【0011】図2および図3は、上記含油軸受け8の形
状を示すもので、この含油軸受け8には、図1のケーシ
ング本体3Aの開口部3A−1にはまり合う筒状部8A
と、この筒状部8Aの右端内部に位置する底部8Bと、
筒状部8Aの左端外周部に位置する外フランジ8Cが一
体に形成されている。そして、この筒状部8Aの内部に
シャフト1の右端部が回転自在にはまり合って、その底
部8Bの内面にシャフト1の略半円球状の右端頭部1B
が当接するようになっている。そして、以上の構成から
なるモータは、例えば、前述した図3の従来のモータ1
0と同様に、移動体21を左右方向に移動調整するため
の駆動部材20のブラケット22に、その取付板3Bを
介して取り付けられている。なおこの場合に、シャフト
1の先端は、前述した図4のシャフト13と同様に、鋼
球24と樹脂ベアリング23によってブラケット22に
軸支してもよい。
【0012】次に、以上の構成からなるモータの作用に
ついて説明する。このモータにおいても、図3に示した
ものと同様に、シャフト1のリードスクリュー1Aに移
動体21が螺合させることにより、このシャフト1の回
転に応じて移動体21を移動させることができる。この
際に、シャフト1の図中右端部は、含油軸受け8によっ
て高精度にラジアル方向およびスラスト方向に軸支され
ており、その底部8Bは、シャフト1の右端頭部1Bに
当接して、このシャフト1の図1中右方向の位置を確実
に規制することになる。
【0013】このため、例えば、移動体21の移動抵抗
などによって、シャフト1に図中右方向へのスラスト力
が作用した場合においても、その変位を確実に抑えるこ
とができる。また、図中左方向に作用するスラスト力に
対しては、駆動部材20側の樹脂ベアリング23によっ
て軸支されることになるが、上記駆動部材20側にスラ
スト軸受けが無い場合においても、位置決め緩衝用のワ
ッシャー9によって過度の移動が阻止される。この結
果、移動体21の移動調整時にシャフト1にスラスト力
が作用しても、当該シャフト1に有害な軸線方向の変位
を生じることが無い。加えて、含油軸受け8は、容易に
極めて高い精度で製作することができるため、以上によ
り移動体21の正確な移動調整が可能となる。しかも、
この含油軸受け8が単一構造の含油軸受けであるため、
モータの小型軽量化をも図ることができる。
【0014】なお、ケーシング3の内部または外部にス
プリングなどの付勢手段を備え、この付勢手段によっ
て、シャフト1を図1中の右方に付勢するようにしても
よい。この場合には、より一層、シャフト1の軸線方向
への変位の発生を抑えることができる。さらに、このよ
うな付勢手段を備えた上、含油軸受け8の底部8Bの内
面に円錐状の孔を形成して、この孔にシャフト1の右端
頭部1Bを圧接させることにより、シャフト1を自動調
芯させることもできる。
【0015】また、このような付勢手段を備える代わり
に、モータの使用形態において、シャフト1に図1中右
方への負荷が掛かるようにしてもよく、さらにこの付勢
手段としての機能を、ワッシャー9によって発揮させる
ように構成してもよい。さらに、上記実施形態において
は、最も好適な形態として焼結含油軸受け8によって、
シャフト1の右端頭部1Bをラジアル方向およびスラス
ト方向の両方向に軸支した場合についてのみ説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば上記焼結含
油軸受け8に代えて、合成樹脂性の軸受けを用いること
も可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
に記載の発明は、一端部がケーシングの外部に延出する
シャフトの他端部を、軸受け、好ましくは焼結含油軸受
けによってラジアル方向およびスラスト方向の両方向に
軸支しているので、モータの小型軽量化を図りつつ、か
つシャフトにスラスト力が作用した場合においても、当
該シャフトの軸線方向への有害な変位を確実に抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の縦断面図である。
【図2】図1の含油軸受けの拡大断面図である。
【図3】図2のIII矢視図である。
【図4】従来のモータの一例を説明するための縦断面図
である。
【符号の説明】 1 シャフト 1A リードスクリュー 1B 右端頭部 2 ロータマグネット 3 ケーシング 4 励磁コイル 5 フィールドプレート 6 接続端子 7 ラジアル軸受け 8 焼結含油軸受け(軸受け)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に回転自在に軸支さ
    れ、かつ一端部が上記ケーシングの外部に延出するシャ
    フトが、上記ケーシング内に固定された励磁コイルによ
    って回転駆動されるモータにおいて、 上記シャフトの他端部を、上記ケーシングに設けた軸受
    けによって、ラジアル方向およびスラスト方向の両方向
    に軸支したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 上記軸受けは、焼結含油軸受けであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のモータ。
JP29955897A 1997-10-16 1997-10-16 モータ Pending JPH11122862A (ja)

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JP29955897A JPH11122862A (ja) 1997-10-16 1997-10-16 モータ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20060411

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Effective date: 20060801