JPH11122798A - ケーブル接続用クロージャ - Google Patents
ケーブル接続用クロージャInfo
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- JPH11122798A JPH11122798A JP9296434A JP29643497A JPH11122798A JP H11122798 A JPH11122798 A JP H11122798A JP 9296434 A JP9296434 A JP 9296434A JP 29643497 A JP29643497 A JP 29643497A JP H11122798 A JPH11122798 A JP H11122798A
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Abstract
状のスリーブ内に、ケーブルを嵌挿する把持スペーサ3
3を設けたケーブル把持金具と、ケーブル把持金具に固
定したケーブルから導出されるケーブル心線の心線接続
部及び心線接続部に連なる心線余長の収納部を備えた心
線ケースとを連結金具に固着したケーブル接続用クロー
ジャであって、ケーブル把持金具本体のケーブル挿通凹
部と、これに対向配備される弯曲保持片とにそれぞれ嵌
合面を介して把持スペーサ33が着脱自在に備えられる
と共に、把持スペーサは二つ以上の異なるケーブル外周
に沿った円弧状周面C1 ,C2 ,C3 によって分割自在
とした複数の把持スペーサ331 ,332 ,333 の嵌
合組み合わせからなり、この把持スペーサ331 ,33
2 ,333 の加徐によって異なる径のケーブルの外周に
対応する構成とした。
Description
通信ケーブルの接続部を保護するためのクロージャ、特
に光ケーブル接続用クロージャの改良に関するものであ
る。
ケーブル接続部の両側のケーブルを挿通して取付けられ
た端面板と、前記接続部をかぶせて収容する筒状スリー
ブとからなり、両端面板間に装架したスリーブの互いに
対向した分割突き合わせ部分をボルトまたはバンドなど
の固定手段で連結して一体化して、ケーブル接続部を気
密に保護する構造のものが多用されている。
部を保護する収容体のスリーブは、支持線若しくは架空
配線や基線のケーブルはクロージャ内部でケーブル把持
金具で固着されるが、このケーブル把持金具ではあらか
じめ準備された嵌挿孔(適用ケーブルの最大径)に細径
ケーブルを取り付ける場合には嵌挿孔とケーブル間の隙
間をスペーサ、乃至ブッシュ、又は一定厚さのテープを
巻回して固着性を確保させて使用しているタイプであ
り、ケーブル径に対応し現地にて外径調整して固定する
方法がとられていた。
と、ケーブルの把持固定化にはケーブルと把持部の嵌挿
孔との間を埋めて固着するためにケーブル外周に合致す
るように、スペーサを取替えたりテープを巻回するなど
しているが、その作業が煩雑であり、ケーブルの増設、
保守時には特にテープ類ではその除去交換等がやっかい
であり、しかもケーブル径のバラツキが大きいためにテ
ープ等の交換が必要となって、そのための作業時間や補
修費のロスが生じ問題であったし、またスペーサやブッ
シュを用いる場合、ケーブル外径に合わせたケーブル挿
通孔を持ったスペーサブッシュを多数持ち合わせていて
選んで用いなくてはならず異径のケーブルに対応したス
ペーサブッシュを各種保管しなければならないのできわ
めて取扱いが煩しい欠点があった。本発明は、これら従
来の欠点を排除しようとするもので、異径の各種ケーブ
ルに対応して安全に適用でき、ケーブルの固着、組立、
解体作業時間も大幅に短縮化し、しかもケーブルの増
設、保守時にも部品等の交換も少なく、ケーブル固定組
立作業性を大幅に向上できるケーブル接続用クロージャ
を構成簡単で安価な形態で提供することを目的とするも
のである。
端からケーブルを導入する筒状のスリーブ内に、ケーブ
ルを嵌挿する把持スペーサを設けたケーブル把持金具
と、該ケーブル把持金具に固定したケーブルから導出さ
れるケーブル心線の心線接続部及び該心線接続部に連な
る心線余長の収納部を備えた心線ケースとを連結金具に
固着したケーブル接続用クロージャにおいて、該ケーブ
ル把持金具本体のケーブル挿通凹部と、これに対向配備
される弯曲保持片とにそれぞれ嵌合面を介して把持スペ
ーサが着脱自在に備えられると共に、該把持スペーサは
二つ以上の異なるケーブル外周に沿った円弧状周面によ
って分割自在とした複数の把持スペーサの嵌合組み合わ
せならなり、この把持スペーサの加徐によって異なる径
のケーブルの外周に対応する構成としたものである。ま
た、本発明は、ケーブル把持金具本体のケーブル挿通凹
部に対向配備される弯曲保持片を枢支部により着脱かつ
回動自在に備えて、該弯曲保持片の自由端を取付部材で
締着連結し、このケーブル挿通凹部と弯曲保持片とにそ
れぞれ嵌合面を介して分割把持スペーサを着脱自在に対
向配備すると共に、該把持スペーサをケーブル外周に沿
う少なくとも一つの円弧周面で分割結合自在の分割把持
スペーサとして配備したものである。
内のケーブル把持金具にケーブルを固着する際に、ケー
ブル把持金具本体のケーブル挿通凹部に対向配備された
弯曲保持片を開いてから、嵌合面を介して備えられる把
持スペーサの一部をケーブル把持金具本体と弯曲保持片
とから外してケーブル外周に沿う円弧周面位置に合わせ
る。即ち、挿入固着されるケーブル径と同等寸法径とな
るように、分割把持スペーサの一部を取り除き、或いは
円弧周面をケーブル外周に沿わせた状態に組み替えて用
い、把持ケーブルの状態にそれぞれに合った内径を持っ
た把持スリーブのあるケーブル把持金具とすることがで
き、各種のケーブル径に応じた巾広い範囲に対応して適
確に固着でき、締結性も大巾に高めて安全に用いられる
ものであり、各異径のケーブルの出し入れ対応も簡単に
でき、調整用テープ類は不要であるため大幅な組立、解
体作業時間が短縮化が図れ、増設、保守時に於ても部品
等の交換不要でコストの大幅な低減も図れることにな
る。
ブ1と上スリーブ2とからなる円筒状のスリーブと、ス
リーブの側面嵌合部31 に嵌装された端面板3とを備え
たクロージャの例で説明すると、端面板3,3に、ケー
ブルが貫通されてケーブル把持金具4で固定され、か
つ、該ケーブルのテンションメンバがテンションメンバ
把持金具5に接続連結されて用いられる。前記スリーブ
1,2は、円筒状のハウジングで、軸方向に沿って両側
が分離接合面で上下に分割できるようにしたもので、合
成樹脂、例えばPP樹脂或いはガラス繊維を充填した難
燃性のFRPP或いは熱可塑性エラストマーなどから構
成され、軸方向に縦割りに二分割する突き合わせ接合面
と、該スリーブ1,2の両端に、嵌装される端面板3、
例えば耐候性、耐オゾン性等の諸特性に優れたEPDM
などのゴム板材とを備えてあり、この端面板3の対面す
る接合面を含み、下スリーブ1の分割接合面に形成した
凹溝6にガスケット7を嵌合挾持して備えると共に、該
端面板3に対設されるケーブル把持金具4と、テンショ
ンメンバ把持金具5及び心線ケースの心線収納トレイ1
5とを設けた連結金具8を固定装備してある。
び図10のようにケーブル把持金具本体のケーブル挿通
凹部16と、これに対向配備される弯曲保持片17とに
それぞれ嵌合面を介して把持スペーサ33が着脱自在に
備えられると共に、該把持スペーサ33は二つ以上の異
なるケーブル外周に沿った円弧状内周面C1 ,C 2,C
3 によって分割自在とした複数の把持スペーサ331 ,
332 ,333 の嵌合組み合わせからなり、この把持ス
ペーサ331 ,332 ,333 の加徐によって異なる径
のケーブル10の外周に対応する構成としたものであ
る。この把持スペーサ33としては、中空円筒状体の一
部をなし、その外周と内周に同心円の円弧状円周面
C1 ,C2 ,C3 を弯曲して備えたものを順次内外周で
重合組合せたもので、ケーブル外周に沿う円弧内周面C
1 ,C2 ,C3 にケーブル軸線に直交するシールリブ3
1を間隔をあけて複数突設し、さらに前記把持スペーサ
33の両サイドに大径のフランジ部32を有し、該フラ
ンジ部32の一部を嵌合する凹部35と、該凹部35に
連なる係止凹凸部とを各把持スペーサ33の嵌合対応面
部に備えている。(図3乃至図6)
把持スペーサの外周で両フランジ部32,32間に、前
記ケーブル把持金具本体のケーブル挿通凹部16と、こ
れに対向配備される弯曲保持片17とに形成された嵌挿
孔に嵌入する連結用ボス34を備えている。図7乃至図
9に示すように、前記把持スペーサ33の他の実施例で
は、ケーブルの外周径が大きいものの適用例で、複数か
らなる把持スペーサ331 ,332,333 の同心円の
円弧状円周面C1 ,C2 ,C3 を大径に弯曲し嵌合組み
合わせたもので、各把持スペーサ331 ,332 ,33
3 の厚みを適宜選ぶか、図9の如く組み合わせ数を増や
した形態とすることで、異なる径のケーブルの外周に対
応する構成としたものである。この場合、各把持スペー
サの嵌着用ノブ341を突設するのがよい。
ては、前記分割把持スペーサ33を嵌合する嵌合凹面の
ケーブル挿通凹部16を持ち、該分割把持スペーサ33
の両フランジ32間に嵌入する湾曲保持片17を備え、
弯曲保持片17を取付部材のネジ19で固着しケーブル
を挾持固定化するようにしてケーブル把持が簡便にでき
るようにしてある。即ち、ケーブル挿通凹部16を複数
設けた本体と、該ケーブル挿通凹部16に対応する弯曲
保持片17が、分割把持スペーサ33を嵌装して、ケー
ブル外周に沿ったチャツキングができるようになってい
る。
図3に示すようにケーブル把持金具本体4と、テンショ
ンメンバ把持金具5とを両側に一体に形成し、中央部に
心線収納トレイ15を載置固定できる載置台となってい
て、この載置台に取付ネジによって心線収納トレイ15
を載置固定する。
なる円筒状のスリーブの側面嵌合部31 に嵌装された端
面板3で組み立てられるが、分割スリーブ1,2の接合
面を突き合わせて、該スリーブの外周一側にある脱着ヒ
ンジ部60で掛け止め、かつ他側を締結部70をロック
レバー75で締め付け、必要に応じバンドを巻回して締
め付けて固定するもので、順次所定間隔ごとに締結部7
0の締め付けを繰り返してスリーブ1,2の全長にわた
って気密維持を強固にし信頼性の高い密封構造にするこ
とができる。(図1乃至図3)一方、前記スリーブ1,
2の締結状態を解除するときには、脱着ヒンジ60の締
結を解除して端面板3からスリット開き止め用の接続片
24を端面板3から外してから、スリーブ1,2の接合
面を離間して分割すれば、ケーブル10の交換も容易に
することができる。
合面間には凹溝6にあるスリーブガスケット7が径方向
に圧縮されていることで、比較的小さい挾持力で高い気
密性を保持することができ、また端面板3とケーブル1
0との間にはスペーサ43が、ケーブル長さ方向に介在
されてシール機能を果たし、スリーブ1、2の姿勢が安
定すると共に、組立てを容易にして気密性を著しく向上
できる。このスリーブガスケット7は、断面形状を長方
形として角部に丸味をつけて、上下面に凹溝を形成して
リップ効果を持たせるようにし、組立性・気密性の向上
を図ることが考慮されている。さらに、この端面板3を
通過するケーブル10の外周にシールテープを巻き付け
てシール性を高めて使用することも選んでできる。
に示すように、ケーブル挿通凹部16を複数設けた本体
と、該ケーブル挿通凹部16に対応する弯曲保持片17
を備えたものからなり、即ち前記ケーブル把持金具4の
ケーブル挿通凹部16に対向配備される弯曲保持片17
を枢支用ピン18により着脱かつ回動自在に備えて、該
湾曲保持片17の自由端171 をネジ19で締着連結
し、このケーブル挿通凹部16と湾曲保持片17とには
それぞれ分割スペーサ33を着脱自在に対向配備してあ
る。この場合、該弯曲保持片17はその一端に枢支用ピ
ン18を突設し、他端の自由端171 にネジ19の嵌挿
孔172 を形成したアーム状片であって、該枢支用ピン
18が、ケーブル把持金具4に抜け防止構造、例えば狭
隘開口形成された係止凹部181 に着脱自在に挿入され
回動自在に支持される。また、前記弯曲保持片17を締
着する取付部のネジ19は、ケーブル把持金具4に螺合
されるネジ杆であって、該ネジ19の頭部192 を弯曲
保持片17の自由端171 に係止させ、さらにケーブル
挿通凹部16の内面と、弯曲保持片17の内面には山形
状の突起が複数間隔を開けて設けてあり、ケーブル外被
に圧接される分割把持スペーサ33で密接されるように
してある。
外周に沿う少なくとも一つの円弧周面で分割され結合自
在の把持スペーサ331 ,332 ,333 として配備
し、この把持スペーサ331 ,332 ,333 の加徐に
よって異なる径のケーブル10の外周に対応する構成と
してある。また、前記分割把持スペーサ33は、最外周
の把持スペーサの外周で両フランジ部32,32間に、
前記ケーブル把持金具本体のケーブル挿通凹部16と、
これに対向配備される弯曲保持片13とに形成された嵌
挿孔に嵌入する連結用ボス34を備えていて、把持スペ
ーサ33の差し換えやすくすることが配慮される。
す如く、ケーブル挿通孔20を少なくとも一つ形成し、
該ケーブル挿通孔20に孔を覆い切離しうる薄肉キャッ
プ部21を一体に備えると共に、ケーブル挿通孔20に
連通する切除可能のスリット22を設けて、スリット2
2で切開された端末を拡開しうるように構成すると共
に、スリット22及びケーブル挿通孔20に剛性保持部
材25およびシール部材251 を着脱自在に嵌装してあ
る。さらにこの端面板3は、小判形或いは楕円形、円形
などのゴム弾性体からなり、複数のケーブル挿通孔20
にそれぞれ薄肉キャップ部21及び剛性保持部材25を
有し、該剛性保持部材25を取外したのち薄肉キャップ
部21を選択的に切除開口して貫通孔として用いるよう
になっていて、ケーブルを嵌挿しやすく水平面に対して
平行なスリット22を有するケーブル挿通孔とし、該ス
リット22を挟んで両側に跨がる開き止め接続片24を
嵌合保持する凹面部23、即ち開き止め接続片24に突
設した突部242 が嵌合される取付孔241 のある凹面
部23を一側面に備え、他側面にケーブル挿通孔20,
20間で中央部位に、前記ケーブル把持金具4に突設さ
れるボス40が嵌入する狭隘部30を形成する一対の突
起31を備えていて、スリット22を切開後はケーブル
を通してから戻したスリット22にシール部材を当てが
って、必要に応じ接着剤で連結し、さらに接続片24に
より締結される構成となっていて、ケーブル挿通孔20
をクロージャの内外に貫通するようにしてある。
保持部材25とシール部材251 とは、前記端面板外側
面に形成した凹部に嵌合されるが、対向面に凹凸係合部
を備えていて嵌着維持を確実にし脱落防止構造とするの
がよい。また、前記端面板3としては、ゴムまたは樹脂
スペーサで等経または異径の2穴又はそれ以上のケーブ
ル挿通孔20があって、穴ごとにスリット22があり、
その端末を開けることで、ケーブルを挿入嵌合できる形
態となっていて、ケーブル挿通孔20の穴径とケーブル
径の変化対応は、端面板3を介して行うようにするのが
よく、前記スリット22の中間部にプラスチックで両面
に山溝を設けた合わせ目スペーサのシール部材が、挿入
可能となる構造としてあり、斜めのスリット22は、ケ
ーブルが挿入されない時は端面板3の片面と外周面が薄
肉で塞がれてあり、ケーブル挿入時に挿入孔のキャップ
部21を切除して開くことができ、作業性の向上と気密
信頼性の向上をはかっている。
には、ケーブル挿入後、再度閉じる工程時に切除された
外周部の開く作用やズレを防止するために開き止め金具
としての接続片24が凹面部23に付設される。さら
に、端面板3の最外周面は、全周にわたって複数の山溝
26を設けてあり、スリーブ内面との圧縮力が得られて
気密性を保つと共に、内部へ伝達される圧縮力によりケ
ーブルとの気密性が得られるようにしてある。即ち、ス
リーブ1の嵌合部31 と、端面板3との気密保持機構
は、端面板3の外周に山溝26を設け、バンドの締め付
け力をスリーブ1が受け山溝26に伝わって気密を保持
できるようにし、端面板ガスケットを不要として組立解
体作業性を向上できるようにしてある。なお、前記ケー
ブル挿通孔20、20で形成される貫通孔またはケーブ
ル導出孔に挿通するケーブル外周には、ゴム製などでの
スペーサ、或いはエアタイトテープを巻き付けてケーブ
ルの外周面を密着できるようにすることが配慮されてい
る。
形態として端面板3間にシール材を介在させて、前記ス
リーブガスケット7と共に、クロージャ内の気密性を維
持できるようにしてあり、互いに対向した接合面を固定
手段で連結一体化できるようにしてある。即ち、前記分
割スリーブ1,2を締結するのに、一方の下スリーブ1
から他方の上スリーブ2に着脱自在に掛止されるループ
状リングからなるヒンジ部60と締結部70とで連結一
体化するものであり、締結部70には締め付けロック片
75で定着を確実にできるようにしてある。
て、外径の異なるケーブルが挿入される場合、同一径の
挿入孔で対応可能とするために、外径は挿入孔と同一と
し内径はケーブル外径に対応したケーブルスペーサにて
その内径、外径に山溝を設けて、ケーブルにセットする
ことで気密性を確保出来る構造とするのがよい。
スリーブ1に固着した連結金具8上の両端にケーブル把
持金具4、4を取付ネジで、またテンションメンバを把
持金具5に固定ネジで順次取付け、中央部に収納用取付
金具、例えば収納トレイ15を設け、芯線を分配ガイド
して接続できるように、テンションメンバ接続具9を配
備するのがよい。(図1乃至図4)
合、各ケーブル10にスペーサを挿入し、或いはケーブ
ルシール材を巻き付け、ケーブルの端部の外被をケーブ
ル把持金具4により把持スペーサ33を介して固定した
のち、端面板3の接合面にシール材及びスリーブ1の接
合面にガスケット7を介して分割スリーブ1,2の接合
面を突き合わせて、該スリーブの外周にあるヒンジ部6
0で掛け止め、かつ締結部70を締め付け、必要に応じ
バンドを巻回して締め付けて固定するもので、順次所定
間隔ごとに締結部70の締め付けを繰り返してスリーブ
1,2の全長にわたって気密維持を強固にし信頼性の高
い密封構造にすることができる。なお、この組立状態に
おいて、縦割りの接合面間にはスリーブガスケット7が
径方向に圧縮されていることで、比較的小さい挾持力で
高い気密性を保持することができ、また端面板3とケー
ブルとの間にはスペーサが、ケーブル長さ方向に介在さ
れシール材があって、スリーブ1,2の姿勢が安定する
と共に、組立てを容易にするし、気密性を著しく向上で
きる。このスリーブガスケット7は、断面形状を長方形
として角部に丸味をつけて、上下面に凹溝を形成してリ
ップ効果を持たせるようにし、組立性・気密性の向上を
図ることが考慮されている。
除するときには、脱着ヒンジ60の締結を解除して端面
板3からスリット開き止め用の接続片24を外し、スリ
ーブ1,2の接合面を離間して分割すれば、ケーブルの
交換も容易にすることができる。
定化には、スリーブの分割縁部の長手方向の片側を脱着
ヒンジ60とし、他側を回動自在の締結部にて締め付け
可能にすることで、作業性の向上を図り、また、ヒンジ
側のスリーブ凹溝6に設置したスリーブガスケット7
が、ヒンジを支点として上スリーブ2を閉じる方向に回
転することにより、自動的に上下スリーブ1,2の凹溝
6に収まるようにすることもできる。なおヒンジ機構と
しては、上下スリーブ1,2に固着したり、脱着するこ
とが選べる。
結は一側縁側のみで操作でき、他側縁側に作業空間が十
分確保できない場合、例えばマンホール内のように狭い
場所においても、作業者側(一側縁側)に作業空間があ
れば容易にクロージャの取付作業が行えるようにしたも
ので、2つの分割スリーブ1,2をヒンジ部60と、で
連結し、スリーブ1,2を開いた状態とした場合、ヒン
ジ部60に設けた斜面によって、両分割スリーブの開放
角度が一定角度で制限される。即ち、両分割スリーブを
開く方向への回転が一定角度で止まるようにしたもの
で、一方の分割スリーブを接続部に係合させた場合に、
他方の分割スリーブが必要以上に開き、反作業側に他方
の分割スリーブが回転して、作業側から遠くに位置して
しまい作業性を悪化させる不都合を防ぐことができる。
さらに、2つの分割スリーブ1,2の分割スリーブ本体
を同一形状としているので、両分割スリーブ本体を連結
するための締結部用連結部材とヒンジ用連結部材をそれ
ぞれヒンジ部60に取り付ける際に、2つの分割スリー
ブ本体を区別することなく取付作業ができ、また、これ
ら分割スリーブ本体を同一の金型によって製作できるよ
うにしてある。
テープ毎に固定方式として5〜20テープ/1トレイの
実装ができるようにし、この収納トレイを多段に重積し
ヒンジ部で連結して必要とされるトレイの位置が開放で
き作業性を向上できるようにしてある。
を導入する筒状のスリーブ内に、ケーブルを嵌挿する把
持スペーサを設けたケーブル把持金具と、該ケーブル把
持金具に固定したケーブルから導出されるケーブル心線
の心線接続部及び該心線接続部に連なる心線余長の収納
部を備えた心線ケースとを連結金具に固着したケーブル
接続用クロージャにおいて、該ケーブル把持金具本体の
ケーブル挿通凹部と、これに対向配備される弯曲保持片
とにそれぞれ嵌合面を介して把持スペーサが着脱自在に
備えられると共に、該把持スペーサは二つ以上の異なる
ケーブル外周に沿った円弧状周面によって分割自在とし
た複数の把持スペーサの嵌合組み合わせならなり、この
把持スペーサの加徐によって異なる径のケーブルの外周
に対応する構成としたことにより、ケーブル接続固定も
楽に安全に行えてケーブル接続部の被覆収容作業を異径
の各種ケーブルに対応して迅速に適用でき、各種ケーブ
ルの固着、組立、解体作業時間も大幅に短縮化し、しか
もケーブルの増設、保守時にも部品等の交換も少なく、
保管取扱いも楽で、異径の各種ケーブルに対応して適確
に固着でき固定、組立作業性を大幅に向上できると共
に、構成も簡単で、安価な形態にすることができる。
て内部を表した使用状態の斜視図である。
ースの分離状態の正面図、(b)は一部切断側面図であ
る。
し、(a)は組立状態の正面図(b)はその分離状態の
正面図、(c)は分離状態の斜視図てにる。
いられるものを示し、(a)は平面図は平面図、(b)
はその底面図、(c)はその側面図、(d)は縦断面図
である。
いられるものを示し、(a)は平面図は平面図、(b)
はその底面図、(c)はその側面図、(d)は縦断面図
である。
いられるものを示し、(a)は平面図は平面図、(b)
はその底面図、(c)はその側面図、(d)は縦断面図
である。
を示し、(a)は組立状態の正面図、(b)はその分離
状態の正面図である。
ーサを示し、(a)は組立状態の正面図、(b)はその
分離状態の正面図である。
持スペーサを示す分離状態の正面図である。
状態を示し、(a)はその正面図(b)は湾曲保持片を
閉じた状態の平面図である。
その正面図、(b)はその背面図(c)は平面図であ
る。
のD−D線における分離状態の切断側面図、(b)は図
11のE−E線における分離状態の切断側面図、(c)
は図11のF−F線における分離状態の切断側面図であ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】スリーブの両端からケーブルを導入する筒
状のスリーブ内に、ケーブルを嵌挿する把持スペーサを
設けたケーブル把持金具と、該ケーブル把持金具に固定
したケーブルから導出されるケーブル心線の心線接続部
及び該心線接続部に連なる心線余長の収納部を備えた心
線ケースとを連結金具に固着したケーブル接続用クロー
ジャにおいて、該ケーブル把持金具本体のケーブル挿通
凹部と、これに対向配備される弯曲保持片とにそれぞれ
嵌合面を介して把持スペーサが着脱自在に備えられると
共に、該把持スペーサは二つ以上の異なるケーブル外周
に沿った円弧状周面によって分割自在とした複数の把持
スペーサの嵌合組み合わせからなり、この把持スペーサ
の加徐によって異なる径のケーブルの外周に対応する構
成としたことを特徴とするケーブル接続用クロージャ。 - 【請求項2】 スリーブの両端にケーブル接続部に接続
されるケーブルを挿通するケーブル挿通孔が複数形成さ
れる端面板と、該端面板に対設され、かつケーブルを嵌
挿する把持スペーサを設けたケーブル把持金具とを備え
たクロージャにおいて、該ケーブル把持金具本体のケー
ブル挿通凹部に対向配備される弯曲保持片を枢支部によ
り着脱かつ回動自在に備えて、該弯曲保持片の自由端を
取付部材で締着連結し、このケーブル挿通凹部と弯曲保
持片とにそれぞれ嵌合面を介して分割把持スペーサを着
脱自在に対向配備すると共に、該把持スペーサをケーブ
ル外周に沿う少なくとも一つの円弧周面で分割結合自在
の分割把持スペーサとして配備したことを特徴とするケ
ーブル接続用クロージャ。 - 【請求項3】 前記把持スペーサが、ケーブル外周に沿
う円弧内周面にケーブル軸線に直交するシールリブを間
隔をあけて複数突設したことを特徴とする請求項1また
は2記載のクロージャ。 - 【請求項4】 前記把持スペーサが、中空円筒状体の一
部をなし、その外周と内周に同心円の円周面を弯曲して
備えたものを順次内外周で重合組合せたことを特徴とす
る請求項1または2記載のクロージャ。 - 【請求項5】 前記把持スペーサが、両サイドに大径の
フランジ部を有し、該フランジ部の一部を嵌合する凹部
と、該凹部に連なる係止凹凸部とを各把持スペーサの嵌
合対応面部に備えている請求項3または4記載のクロー
ジャ。 - 【請求項6】 前記把持スペーサが、最外周の把持スペ
ーサの外周で両フランジ部間に、前記ケーブル把持金具
本体のケーブル挿通凹部と、これに対向配備される弯曲
保持片とに形成された嵌挿孔に嵌入する連結用ボスを備
えたことを特徴とする請求項5記載のクロージャ。 - 【請求項7】 前記ケーブル把持金具本体が、前記ケー
ブル挿通凹部に対向配備される弯曲保持片を枢支部によ
り着脱かつ回動自在に備えて、該湾曲保持片の自由端を
取付部材で締着連結し、このケーブル挿通凹部と湾曲保
持片とにそれぞれ分割スペーサを着脱自在に対向配備し
たことを特徴とする請求項5または6記載のクロージ
ャ。 - 【請求項8】 前記ケーブル把持金具本体の弯曲保持片
が、その一端に枢支用ピンを突設し、他端の自由端に取
付部材の嵌挿孔を形成したアーム状片であって、該枢支
用ピンがケーブル把持金具に形成された係止凹部に着脱
自在に挿入されていることを特徴とする請求項7記載の
クロージャ。
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---|---|---|---|
JP29643497A JP3914309B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | ケーブル接続用クロージャ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29643497A JP3914309B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | ケーブル接続用クロージャ |
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JPH11122798A true JPH11122798A (ja) | 1999-04-30 |
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JP (1) | JP3914309B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011112703A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Nippon Tsushin Denzai Kk | ケーブル接続用クロージャのシール構造 |
CN105990812A (zh) * | 2015-02-02 | 2016-10-05 | 海洋王照明科技股份有限公司 | 电缆线引入装置、开盖装置以及防爆照度传感器 |
CN110553059A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-10 | 宁波卓尔液压技术有限公司 | 一种挖机电磁阀 |
CN115000900A (zh) * | 2022-05-30 | 2022-09-02 | 伊斯特密封科技(江苏)有限公司 | 一种垂直电缆夹持变径卡套及垂直电缆保护框架 |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP29643497A patent/JP3914309B2/ja not_active Expired - Lifetime
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