JPH1112268A - α−トコフェロールの製造 - Google Patents
α−トコフェロールの製造Info
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- JPH1112268A JPH1112268A JP10155849A JP15584998A JPH1112268A JP H1112268 A JPH1112268 A JP H1112268A JP 10155849 A JP10155849 A JP 10155849A JP 15584998 A JP15584998 A JP 15584998A JP H1112268 A JPH1112268 A JP H1112268A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D311/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
- C07D311/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D311/04—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
- C07D311/58—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
- C07D311/70—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4 with two hydrocarbon radicals attached in position 2 and elements other than carbon and hydrogen in position 6
- C07D311/72—3,4-Dihydro derivatives having in position 2 at least one methyl radical and in position 6 one oxygen atom, e.g. tocopherols
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の方法よりも多くの面で経済的に優れ
た、非α−トコフェロール類をα−トコフェロールへ変
換する方法を提供する。 【解決手段】 触媒ペルメチル化による、非α−トコフ
ェロール類のα−トコフェロールへの変換方法であっ
て、メチル化剤として、近臨界又は超臨界の圧力及び温
度領域のメタノール、又はメタノールと同等な、水素と
一酸化炭素及び/若しくは二酸化炭素とからなる混合物
を使用し、そして触媒として、ハイドロタルク石類から
生成される、少なくとも酸化銅及び酸化マグネシウム、
並びに少なくとも1つの三価の金属の酸化物を含む混合
酸化物触媒を使用することを含む方法。
た、非α−トコフェロール類をα−トコフェロールへ変
換する方法を提供する。 【解決手段】 触媒ペルメチル化による、非α−トコフ
ェロール類のα−トコフェロールへの変換方法であっ
て、メチル化剤として、近臨界又は超臨界の圧力及び温
度領域のメタノール、又はメタノールと同等な、水素と
一酸化炭素及び/若しくは二酸化炭素とからなる混合物
を使用し、そして触媒として、ハイドロタルク石類から
生成される、少なくとも酸化銅及び酸化マグネシウム、
並びに少なくとも1つの三価の金属の酸化物を含む混合
酸化物触媒を使用することを含む方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近臨界又は超臨界
条件下のメタノール又は同等な気体混合物を使用し、そ
して特定の触媒を使用する、いわゆる「非α−トコフェ
ロール類」のα−トコフェロールへのペルメチル化方法
に関する。
条件下のメタノール又は同等な気体混合物を使用し、そ
して特定の触媒を使用する、いわゆる「非α−トコフェ
ロール類」のα−トコフェロールへのペルメチル化方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】知られているように、天然の非α−トコ
フェロール類であるβ−、γ−及びδ−トコフェロール
は、α−トコフェロール(最も高いビタミンE活性を有
しており、このため生物学的に最も有用なトコフェロー
ルである)とは、分子のクロマン部分の5−及び/又は
7−位に1つ又は2つのメチル基を有さないことで異な
っている。したがって、このような非α−トコフェロー
ル類をα−トコフェロールに化学的に変換するニーズが
存在するが、ここで主な問題は、置換クロマニル基のベ
ンゼン環を効率的にそれぞれモノ−又はジメチル化する
ことにある。
フェロール類であるβ−、γ−及びδ−トコフェロール
は、α−トコフェロール(最も高いビタミンE活性を有
しており、このため生物学的に最も有用なトコフェロー
ルである)とは、分子のクロマン部分の5−及び/又は
7−位に1つ又は2つのメチル基を有さないことで異な
っている。したがって、このような非α−トコフェロー
ル類をα−トコフェロールに化学的に変換するニーズが
存在するが、ここで主な問題は、置換クロマニル基のベ
ンゼン環を効率的にそれぞれモノ−又はジメチル化する
ことにある。
【0003】天然と同一なα−トコフェロールの製造の
ための合成プロセスは、不経済であることが従来認めら
れているため、そして、トコフェロール類の天然(特に
植物)資源は、通常比較的低含量のα−トコフェロール
に加えて圧倒的に多量の非α−トコフェロール類を含有
する(このことが、このような天然物質(原材料)から
のα−トコフェロールの単離も不経済である理由であ
る)ため、本発明の目的は、適切な原材料中に存在する
か、又はこれらから得ることができる、非α−トコフェ
ロール類を、α−トコフェロールへ変換する方法を提供
することであり、この方法は、この目的の従来の方法よ
りも多くの異なる面で経済的に優れている。
ための合成プロセスは、不経済であることが従来認めら
れているため、そして、トコフェロール類の天然(特に
植物)資源は、通常比較的低含量のα−トコフェロール
に加えて圧倒的に多量の非α−トコフェロール類を含有
する(このことが、このような天然物質(原材料)から
のα−トコフェロールの単離も不経済である理由であ
る)ため、本発明の目的は、適切な原材料中に存在する
か、又はこれらから得ることができる、非α−トコフェ
ロール類を、α−トコフェロールへ変換する方法を提供
することであり、この方法は、この目的の従来の方法よ
りも多くの異なる面で経済的に優れている。
【0004】本発明のこの目的と関連して、非α−トコ
フェロール類のα−トコフェロールへの幾つかの変換方
法は、技術水準から既に知られている。例えば、ヨーロ
ッパ特許公報(EP)176,690号(ヘンケル社
(Henkel Corporation))は、気/液相で、金属酸化物
触媒の存在下で、メチル化剤を使用して非α−トコフェ
ロール類をメチル化する方法を開示している;これは、
クロマン環の直接1段階メチル化であり、完全なトコフ
ェロールメチル化、即ち、ペルメチル化として考えるべ
きである。
フェロール類のα−トコフェロールへの幾つかの変換方
法は、技術水準から既に知られている。例えば、ヨーロ
ッパ特許公報(EP)176,690号(ヘンケル社
(Henkel Corporation))は、気/液相で、金属酸化物
触媒の存在下で、メチル化剤を使用して非α−トコフェ
ロール類をメチル化する方法を開示している;これは、
クロマン環の直接1段階メチル化であり、完全なトコフ
ェロールメチル化、即ち、ペルメチル化として考えるべ
きである。
【0005】この目的のために使用される触媒は、アル
キル化反応を誘導することができる任意の触媒を使用す
ることができるという意味で、EP 176,690号
では「機能的に」定義されている;典型的には、これ
は、金属原子が周期表のIIA、IIB、IIIA、IVA、IVB、V
B、VIB、VIIB及びVIII族から選択される、金属酸化物又
は幾つかの金属酸化物の混合物であってよい。Be、M
g、Ca、Ti、Zr、V、Mo、Cr、Mn、Tc、
Fe、Co、Ni、Zn、Cd、In、Sn、Si、A
l、La、Ce、Pr及びNdの酸化物は、好適な金属
酸化物であると示されている。このような触媒は、それ
自体(「ニート(neat)」)で又は不活性担体物質上で
使用することができ、任意の適切な方法で、その場で
(in situ)でも生成することができる。In situ生成法
の場合には、例えば、金属塩を反応器に導入し、次に反
応又は分解により対応する金属酸化物にする。メチル化
は、副生成物や未反応反応物の除去後に行うことができ
る。このような触媒の「外部」生成の一例では、無水水
酸化スズをシュウ酸水溶液中のバナジン酸アンモニウム
の溶液に加えて、同様に活性化型で加えられる部分重合
水酸化ケイ素の溶液で処理して、沈殿物を得る。これを
乾燥し、か焼して圧縮により成形する。EP176,6
90号の更に別の実施例では、固体二酸化チタンをバナ
ジン酸アンモニウムとシュウ酸との水性混合物に加え
て、この新しい混合物を加熱し、乾燥し、次にか焼して
圧縮により成形する。両方の場合に、酸化物の混合物が
得られるが、これらは結晶学的には混合酸化物とは呼べ
ない;これらはむしろ、それぞれ、酸化スズ/二酸化ケ
イ素又は二酸化チタン担体上の酸化バナジウムである。
EP 176,690号では、金属酸化物又は混合酸化
物触媒を生成することができる、可能性のある金属含有
物質として、ハイドロタルク石類又はハイドロタルク石
様金属ヒドロキシ炭酸塩に関する教示はなく、酸化銅を
含有する触媒にも言及していない(銅は周期表のIb族に
属する)。
キル化反応を誘導することができる任意の触媒を使用す
ることができるという意味で、EP 176,690号
では「機能的に」定義されている;典型的には、これ
は、金属原子が周期表のIIA、IIB、IIIA、IVA、IVB、V
B、VIB、VIIB及びVIII族から選択される、金属酸化物又
は幾つかの金属酸化物の混合物であってよい。Be、M
g、Ca、Ti、Zr、V、Mo、Cr、Mn、Tc、
Fe、Co、Ni、Zn、Cd、In、Sn、Si、A
l、La、Ce、Pr及びNdの酸化物は、好適な金属
酸化物であると示されている。このような触媒は、それ
自体(「ニート(neat)」)で又は不活性担体物質上で
使用することができ、任意の適切な方法で、その場で
(in situ)でも生成することができる。In situ生成法
の場合には、例えば、金属塩を反応器に導入し、次に反
応又は分解により対応する金属酸化物にする。メチル化
は、副生成物や未反応反応物の除去後に行うことができ
る。このような触媒の「外部」生成の一例では、無水水
酸化スズをシュウ酸水溶液中のバナジン酸アンモニウム
の溶液に加えて、同様に活性化型で加えられる部分重合
水酸化ケイ素の溶液で処理して、沈殿物を得る。これを
乾燥し、か焼して圧縮により成形する。EP176,6
90号の更に別の実施例では、固体二酸化チタンをバナ
ジン酸アンモニウムとシュウ酸との水性混合物に加え
て、この新しい混合物を加熱し、乾燥し、次にか焼して
圧縮により成形する。両方の場合に、酸化物の混合物が
得られるが、これらは結晶学的には混合酸化物とは呼べ
ない;これらはむしろ、それぞれ、酸化スズ/二酸化ケ
イ素又は二酸化チタン担体上の酸化バナジウムである。
EP 176,690号では、金属酸化物又は混合酸化
物触媒を生成することができる、可能性のある金属含有
物質として、ハイドロタルク石類又はハイドロタルク石
様金属ヒドロキシ炭酸塩に関する教示はなく、酸化銅を
含有する触媒にも言及していない(銅は周期表のIb族に
属する)。
【0006】更に、EP 176,690号では、約3
90〜約470℃の温度範囲が、特に好ましい温度範囲
として言及されており、周囲圧(常圧)が、最も好適な
圧力として言及されている。更には、過剰なメチル化剤
又は不活性担体ガス(例えば、窒素)の使用は予測して
いるが、(追加の)溶媒の使用は予測していない。
90〜約470℃の温度範囲が、特に好ましい温度範囲
として言及されており、周囲圧(常圧)が、最も好適な
圧力として言及されている。更には、過剰なメチル化剤
又は不活性担体ガス(例えば、窒素)の使用は予測して
いるが、(追加の)溶媒の使用は予測していない。
【0007】
【発明の実施の形態】今や驚くべきことに、ヘンケル社
(Henkel Corporation)のこの既知の方法が、触媒及び
他の反応条件を特定して選択することにより、決定的に
改善しうることが見い出された。本発明の目的は、メチ
ル化剤として、近臨界又は超臨界の圧力及び温度範囲の
メタノール、又はメタノールと同等な、水素と一酸化炭
素及び/若しくは二酸化炭素とからなる混合物を使用
し、そして触媒としてハイドロタルク石(hydrotalcit
e)類から生成される、少なくとも酸化銅及び酸化マグ
ネシウム、並びに少なくとも1つの三価の金属の酸化物
を含む混合酸化物触媒を使用することを特徴とする、メ
チル化剤を用いた少なくとも1つの非α−トコフェロー
ルの触媒ペルメチル化による、非α−トコフェロール類
のα−トコフェロールへの変換方法である。
(Henkel Corporation)のこの既知の方法が、触媒及び
他の反応条件を特定して選択することにより、決定的に
改善しうることが見い出された。本発明の目的は、メチ
ル化剤として、近臨界又は超臨界の圧力及び温度範囲の
メタノール、又はメタノールと同等な、水素と一酸化炭
素及び/若しくは二酸化炭素とからなる混合物を使用
し、そして触媒としてハイドロタルク石(hydrotalcit
e)類から生成される、少なくとも酸化銅及び酸化マグ
ネシウム、並びに少なくとも1つの三価の金属の酸化物
を含む混合酸化物触媒を使用することを特徴とする、メ
チル化剤を用いた少なくとも1つの非α−トコフェロー
ルの触媒ペルメチル化による、非α−トコフェロール類
のα−トコフェロールへの変換方法である。
【0008】上に示されるように、本発明の方法に使用
される抽出物は、原則として、少なくとも1つの非α−
トコフェロール(例えば、β−、γ−又はδ−トコフェ
ロール)を含有する原材料、又はこのような原材料から
生成若しくは獲得される、同様に少なくとも1つの非α
−トコフェロールを含有するトコフェロール混合物であ
ってよい。トコフェロール混合物は、長年知られてきた
方法により生成又は獲得される。知られているように、
例えば、ダイズ油、ナタネ油、綿実油、落花生油、コム
ギ胚芽油、トウモロコシ油、オオムギ油、ライムギ油、
アザミ油などのような、植物油及び植物脂肪は、トコフ
ェロール類(特に、α−及び非α−トコフェロール類)
の有用な天然資源であり、このような油、又は好ましく
は、トコフェロールの含量が高く、不要な他の成分(例
えば、ステロール類、遊離及びエステル化脂肪酸、ロウ
及びグリセリド)をあまり含有しない、その留出物、濃
縮物及び他の製品を、本発明の方法において抽出物とし
て使用することができる。しかし、ステロール類や他に
挙げられた成分の存在により、本発明の方法が著しく損
なわれることはない。アザミ油及びダイズ油は、特にト
コフェロール類、とりわけα−トコフェロール及び本発
明によりこれに変換すべき非α−トコフェロール類の有
用な供給源であることが認められている。α−トコフェ
ロールは、非α−トコフェロール類のα−トコフェロー
ルへの変換を妨害せず、それ自体本方法の生成物中に未
反応で残るため、当然ながら、特にα−トコフェロール
自体が抽出物中に存在するかどうかは問題ではない。
される抽出物は、原則として、少なくとも1つの非α−
トコフェロール(例えば、β−、γ−又はδ−トコフェ
ロール)を含有する原材料、又はこのような原材料から
生成若しくは獲得される、同様に少なくとも1つの非α
−トコフェロールを含有するトコフェロール混合物であ
ってよい。トコフェロール混合物は、長年知られてきた
方法により生成又は獲得される。知られているように、
例えば、ダイズ油、ナタネ油、綿実油、落花生油、コム
ギ胚芽油、トウモロコシ油、オオムギ油、ライムギ油、
アザミ油などのような、植物油及び植物脂肪は、トコフ
ェロール類(特に、α−及び非α−トコフェロール類)
の有用な天然資源であり、このような油、又は好ましく
は、トコフェロールの含量が高く、不要な他の成分(例
えば、ステロール類、遊離及びエステル化脂肪酸、ロウ
及びグリセリド)をあまり含有しない、その留出物、濃
縮物及び他の製品を、本発明の方法において抽出物とし
て使用することができる。しかし、ステロール類や他に
挙げられた成分の存在により、本発明の方法が著しく損
なわれることはない。アザミ油及びダイズ油は、特にト
コフェロール類、とりわけα−トコフェロール及び本発
明によりこれに変換すべき非α−トコフェロール類の有
用な供給源であることが認められている。α−トコフェ
ロールは、非α−トコフェロール類のα−トコフェロー
ルへの変換を妨害せず、それ自体本方法の生成物中に未
反応で残るため、当然ながら、特にα−トコフェロール
自体が抽出物中に存在するかどうかは問題ではない。
【0009】本発明の方法に使用する、近臨界又は超臨
界領域のメタノールは、加熱し、加圧したメタノール、
即ち、少なくとも約50bar(5MPa)の圧力及び少なく
とも約240℃の温度を有するメタノールである。この
最低温度の場合に、超臨界範囲は、約77.5bar
(7.75MPa)の圧力で開始する。当然ながら、これ
らの物理データもまた、全体として本発明の方法を行う
圧力と温度に同時に対応する(「近臨界又は超臨界条
件」下)。メタノールへの水約20体積%までの添加に
より、メチル化の選択性を上昇させることができるが、
その速度は遅くなる。
界領域のメタノールは、加熱し、加圧したメタノール、
即ち、少なくとも約50bar(5MPa)の圧力及び少なく
とも約240℃の温度を有するメタノールである。この
最低温度の場合に、超臨界範囲は、約77.5bar
(7.75MPa)の圧力で開始する。当然ながら、これ
らの物理データもまた、全体として本発明の方法を行う
圧力と温度に同時に対応する(「近臨界又は超臨界条
件」下)。メタノールへの水約20体積%までの添加に
より、メチル化の選択性を上昇させることができるが、
その速度は遅くなる。
【0010】近臨界又は超臨界状態のメタノールの代替
として、本発明の方法では、メタノールと同等な、水素
と一酸化炭素との混合物、又は水素と二酸化炭素との同
等な混合物を使用することができる。最初に挙げた混合
物は、便利には元来メタノールの合成に適切な混合物で
ある。したがってこの混合物は、約2:1又はそれ以上
のモル比で水素と一酸化炭素を含有する;これは、メタ
ノールと同じ圧力と温度下で使用される。第2に挙げた
「同等な混合物」もまた、便利には元来メタノールの合
成に適切な混合物である。この場合に、水素:二酸化炭
素のモル比は、約3:1又はそれ以上であり、この混合
物もまた、メタノールと同じ圧力と温度下で使用され
る。このような「同等な混合物」からのメタノールの合
成に関しては、例えば、Catalysis Today, Vol. 11, N
o. 2, p.173-291,特にp.230-235 (1991)を参照のこと。
として、本発明の方法では、メタノールと同等な、水素
と一酸化炭素との混合物、又は水素と二酸化炭素との同
等な混合物を使用することができる。最初に挙げた混合
物は、便利には元来メタノールの合成に適切な混合物で
ある。したがってこの混合物は、約2:1又はそれ以上
のモル比で水素と一酸化炭素を含有する;これは、メタ
ノールと同じ圧力と温度下で使用される。第2に挙げた
「同等な混合物」もまた、便利には元来メタノールの合
成に適切な混合物である。この場合に、水素:二酸化炭
素のモル比は、約3:1又はそれ以上であり、この混合
物もまた、メタノールと同じ圧力と温度下で使用され
る。このような「同等な混合物」からのメタノールの合
成に関しては、例えば、Catalysis Today, Vol. 11, N
o. 2, p.173-291,特にp.230-235 (1991)を参照のこと。
【0011】特に適切な同等な混合物は、一酸化炭素と
二酸化炭素の両方を含有し、そのため、上述のガス混合
物の両方の組合せと考えることのできる混合物である。
二酸化炭素の両方を含有し、そのため、上述のガス混合
物の両方の組合せと考えることのできる混合物である。
【0012】本発明に使用される混合酸化物触媒が生成
される、いわゆるハイドロタルク石類は、天然に発生
し、各場合に異なる金属(例えば、マグネシウムとアル
ミニウム、又はマグネシウムと鉄)の混合ヒドロキシ炭
酸塩である、既知の種類の同形鉱物である。「ハイドロ
タルク石」自体は、化学式:Mg6Al2(OH)1 6CO
3・4H2Oを有し、そしてショグレン石及びパイロオー
ライトのような、同様な構造を有する他の鉱物は、天然
に存在するか、又は合成される。後者の鉱物は、典型的
なハイドロタルク石様化合物である;本発明の範囲にお
いて、認識される一般式:〔M(II)1 - xM(III)
x(OH)2〕x +(An - x / n)・mH2O(式中、M(I
I)及びM(III)は、それぞれ、二価及び三価の金属イ
オンを意味し、An -は、交換可能なアニオンを意味し、
そしてxは、0.1〜0.33を意味する)の、ハイド
ロタルク石及びハイドロタルク石様化合物は、全て略語
「ハイドロタルク石類」の下に理解されたい。ハイドロ
タルク石類、及び主に共沈によるその生成法、並びに一
部はそのまま又はか焼して混合金属酸化物にした後の、
触媒としてのこれらの用途に関する該当する文献は、特
に、Catalysis Today, Vol. 11, No. 2, p. 173-291 (1
991)、及びそこで引用されている文献であるAppl.Catal
ysis A: General 119, 241-252 (1994)及び同文献, 14
5, 141-153及び225-230 (1996)を参照のこと。
される、いわゆるハイドロタルク石類は、天然に発生
し、各場合に異なる金属(例えば、マグネシウムとアル
ミニウム、又はマグネシウムと鉄)の混合ヒドロキシ炭
酸塩である、既知の種類の同形鉱物である。「ハイドロ
タルク石」自体は、化学式:Mg6Al2(OH)1 6CO
3・4H2Oを有し、そしてショグレン石及びパイロオー
ライトのような、同様な構造を有する他の鉱物は、天然
に存在するか、又は合成される。後者の鉱物は、典型的
なハイドロタルク石様化合物である;本発明の範囲にお
いて、認識される一般式:〔M(II)1 - xM(III)
x(OH)2〕x +(An - x / n)・mH2O(式中、M(I
I)及びM(III)は、それぞれ、二価及び三価の金属イ
オンを意味し、An -は、交換可能なアニオンを意味し、
そしてxは、0.1〜0.33を意味する)の、ハイド
ロタルク石及びハイドロタルク石様化合物は、全て略語
「ハイドロタルク石類」の下に理解されたい。ハイドロ
タルク石類、及び主に共沈によるその生成法、並びに一
部はそのまま又はか焼して混合金属酸化物にした後の、
触媒としてのこれらの用途に関する該当する文献は、特
に、Catalysis Today, Vol. 11, No. 2, p. 173-291 (1
991)、及びそこで引用されている文献であるAppl.Catal
ysis A: General 119, 241-252 (1994)及び同文献, 14
5, 141-153及び225-230 (1996)を参照のこと。
【0013】ハイドロタルク石類から生成され、本発明
に使用される、混合酸化物触媒は、少なくとも酸化銅及
び酸化マグネシウム(銅とマグネシウムは両方とも二価
の金属である)、並びに少なくとも1つの三価の金属の
酸化物〔本明細書では以降「金属(III)酸化物」と称
する〕を含有する。それぞれの金属(III)酸化物は、
好ましくは、アルミニウム及び鉄(III)の酸化物であ
る。しかし、他の二価及び/又は三価の金属の酸化物も
存在することができる。他の二価(II)及び三価(II
I)金属の例としては、ベリリウム(II)、カルシウム
(II)、バナジウム(III)、クロム(III)、マンガン
(II)、鉄(II)、コバルト(II)、ニッケル(II)、
亜鉛(II)、ガリウム(III)及びカドミウム(II)が
ある。好ましくは、混合酸化物触媒は、酸化銅及び酸化
マグネシウムに加えて、酸化アルミニウム及び酸化鉄
(III)のみを含有する。
に使用される、混合酸化物触媒は、少なくとも酸化銅及
び酸化マグネシウム(銅とマグネシウムは両方とも二価
の金属である)、並びに少なくとも1つの三価の金属の
酸化物〔本明細書では以降「金属(III)酸化物」と称
する〕を含有する。それぞれの金属(III)酸化物は、
好ましくは、アルミニウム及び鉄(III)の酸化物であ
る。しかし、他の二価及び/又は三価の金属の酸化物も
存在することができる。他の二価(II)及び三価(II
I)金属の例としては、ベリリウム(II)、カルシウム
(II)、バナジウム(III)、クロム(III)、マンガン
(II)、鉄(II)、コバルト(II)、ニッケル(II)、
亜鉛(II)、ガリウム(III)及びカドミウム(II)が
ある。好ましくは、混合酸化物触媒は、酸化銅及び酸化
マグネシウムに加えて、酸化アルミニウム及び酸化鉄
(III)のみを含有する。
【0014】ハイドロタルク石類から生成され、本発明
に使用される、混合酸化物触媒において、三価金属(又
は幾つかの金属(III)酸化物が存在する場合には、全
三価金属)に対する(全)二価金属の原子比は、好都合
には、約2:1〜約10:1、好ましくは約3:1〜約
4:1である。存在する二価金属(特に本質的には銅と
マグネシウム)の間の原子比に関して、マグネシウムに
対する銅の、又はマグネシウムと存在する他の二価金属
に対する銅の原子比は、好都合には、約5:95〜約6
0:40、好ましくは約25:75〜約50:50であ
る。好ましくは存在するアルミニウムと、同様に好まし
くは存在する鉄又は他の三価金属全体との間の原子比
〔Al:他の金属(III)〕は、好ましくは、約2:1
〜約1:2、特に約2:1である。
に使用される、混合酸化物触媒において、三価金属(又
は幾つかの金属(III)酸化物が存在する場合には、全
三価金属)に対する(全)二価金属の原子比は、好都合
には、約2:1〜約10:1、好ましくは約3:1〜約
4:1である。存在する二価金属(特に本質的には銅と
マグネシウム)の間の原子比に関して、マグネシウムに
対する銅の、又はマグネシウムと存在する他の二価金属
に対する銅の原子比は、好都合には、約5:95〜約6
0:40、好ましくは約25:75〜約50:50であ
る。好ましくは存在するアルミニウムと、同様に好まし
くは存在する鉄又は他の三価金属全体との間の原子比
〔Al:他の金属(III)〕は、好ましくは、約2:1
〜約1:2、特に約2:1である。
【0015】本質的に存在する酸化銅、酸化マグネシウ
ム及び金属(III)酸化物に加えて、本発明に使用され
る混合酸化物触媒には、特にリチウム、ナトリウム及び
/又はカリウムの酸化物が、好都合には混合酸化物触媒
の全重量の約2%まで、存在してもよい。これらのアル
カリ金属は、混合酸化物触媒の生成又は処理のためにア
ルカリ金属塩基が必要であり、そしてこれらを完全に洗
浄しきれないために、通常存在する。
ム及び金属(III)酸化物に加えて、本発明に使用され
る混合酸化物触媒には、特にリチウム、ナトリウム及び
/又はカリウムの酸化物が、好都合には混合酸化物触媒
の全重量の約2%まで、存在してもよい。これらのアル
カリ金属は、混合酸化物触媒の生成又は処理のためにア
ルカリ金属塩基が必要であり、そしてこれらを完全に洗
浄しきれないために、通常存在する。
【0016】原則として、本発明の方法は、非α−トコ
フェロール、幾つかの非α−トコフェロール類の混合物
又は少なくとも1つの非α−トコフェロールを含有する
原材料を、各場合に場合により不活性溶媒に溶解して、
近臨界又は超臨界条件(圧力と温度に関して)下の、メ
タノール又は更に詳細に上で説明した同等な混合物と共
に、混合酸化物触媒を充填した反応器(例えば、触媒を
充填した熱試験管)を通して処理することにより行われ
る。次に反応器から流出する粗生成物は、例えば、蒸留
により、メチル化を引き起こすガス(主として水素及び
一酸化炭素)から、更には過剰のメタノール及び使用さ
れた不活性溶媒の残りから、単に分離すればよい。メチ
ル化、及びガス、過剰のメタノール、溶媒などの分離
後、α−トコフェロールを多く含む生成物は、必要であ
れば、繰り返し本発明のプロセスに付して、意図する使
用目的にこれが必要ならば、各回α−トコフェロールを
更に多く含む生成物を得ることができる、即ち、必要な
程度のα−トコフェロールへの変換を達成することがで
きる。触媒プロセスの性質は、触媒との、非α−トコフ
ェロール又はこれを含有する混合物若しくは原材料との
接触時間を延長し、反応器内の触媒の量を増加させ、あ
るいは反応器内で使用される非α−トコフェロール、混
合物又は原材料の流速を低下させることにより変換の程
度を目的どおりとすることができるといったものであ
る。反応中、トコフェロール類の顕著な分解は通常起こ
らない。
フェロール、幾つかの非α−トコフェロール類の混合物
又は少なくとも1つの非α−トコフェロールを含有する
原材料を、各場合に場合により不活性溶媒に溶解して、
近臨界又は超臨界条件(圧力と温度に関して)下の、メ
タノール又は更に詳細に上で説明した同等な混合物と共
に、混合酸化物触媒を充填した反応器(例えば、触媒を
充填した熱試験管)を通して処理することにより行われ
る。次に反応器から流出する粗生成物は、例えば、蒸留
により、メチル化を引き起こすガス(主として水素及び
一酸化炭素)から、更には過剰のメタノール及び使用さ
れた不活性溶媒の残りから、単に分離すればよい。メチ
ル化、及びガス、過剰のメタノール、溶媒などの分離
後、α−トコフェロールを多く含む生成物は、必要であ
れば、繰り返し本発明のプロセスに付して、意図する使
用目的にこれが必要ならば、各回α−トコフェロールを
更に多く含む生成物を得ることができる、即ち、必要な
程度のα−トコフェロールへの変換を達成することがで
きる。触媒プロセスの性質は、触媒との、非α−トコフ
ェロール又はこれを含有する混合物若しくは原材料との
接触時間を延長し、反応器内の触媒の量を増加させ、あ
るいは反応器内で使用される非α−トコフェロール、混
合物又は原材料の流速を低下させることにより変換の程
度を目的どおりとすることができるといったものであ
る。反応中、トコフェロール類の顕著な分解は通常起こ
らない。
【0017】上述の不活性溶媒として、好都合には、非
極性有機溶媒、好ましくは中程度の分子量のアルカン、
主としてC5 - 1 0−アルカン(例えば、ペンタン、ヘキサ
ン又はヘプタン)、若しくはその混合物(例えば、約4
0〜約120℃の間の沸点範囲の石油エーテル);環状
アルカン(例えば、シクロヘキサン);又は芳香族炭化
水素(例えば、トルエン)を考慮することができる。
極性有機溶媒、好ましくは中程度の分子量のアルカン、
主としてC5 - 1 0−アルカン(例えば、ペンタン、ヘキサ
ン又はヘプタン)、若しくはその混合物(例えば、約4
0〜約120℃の間の沸点範囲の石油エーテル);環状
アルカン(例えば、シクロヘキサン);又は芳香族炭化
水素(例えば、トルエン)を考慮することができる。
【0018】メチル化すべき、非α−トコフェロール、
幾つかの非α−トコフェロール類の混合物又は少なくと
も1つの非α−トコフェロールを含有する原材料を、不
活性溶媒に溶解し、そしてそのため希釈する場合、非α
−トコフェロールの濃度、溶媒中の非α−トコフェロー
ル類又は非α−トコフェロール含量は、好都合には、約
10g/l〜約500g/l、好ましくは約100g/l〜約5
00g/lである。
幾つかの非α−トコフェロール類の混合物又は少なくと
も1つの非α−トコフェロールを含有する原材料を、不
活性溶媒に溶解し、そしてそのため希釈する場合、非α
−トコフェロールの濃度、溶媒中の非α−トコフェロー
ル類又は非α−トコフェロール含量は、好都合には、約
10g/l〜約500g/l、好ましくは約100g/l〜約5
00g/lである。
【0019】非α−トコフェロール(類)に対するメチ
ル化剤として使用するメタノールの量は、一般に、非α
−トコフェロール(混合物)の(推定)メチル化可能位
置の少なくとも1当量、好都合には約10〜約1000
当量、好ましくは約25〜約250当量に対応する。
ル化剤として使用するメタノールの量は、一般に、非α
−トコフェロール(混合物)の(推定)メチル化可能位
置の少なくとも1当量、好都合には約10〜約1000
当量、好ましくは約25〜約250当量に対応する。
【0020】水素と一酸化炭素及び/又は二酸化炭素と
の等量混合物を、メタノールの代わりにメチル化剤とし
て使用する場合、一酸化炭素及び/又は二酸化炭素の量
は、同様に、非α−トコフェロール(混合物)の(推
定)メチル化可能位置の少なくとも1当量に対応する。
また、この場合に、量は、好都合には約10〜約100
0当量、好ましくは約25〜約250当量である。
の等量混合物を、メタノールの代わりにメチル化剤とし
て使用する場合、一酸化炭素及び/又は二酸化炭素の量
は、同様に、非α−トコフェロール(混合物)の(推
定)メチル化可能位置の少なくとも1当量に対応する。
また、この場合に、量は、好都合には約10〜約100
0当量、好ましくは約25〜約250当量である。
【0021】場合により希釈された非α−トコフェロー
ル、非α−トコフェロール混合物又は少なくとも1つの
非α−トコフェロールを含有する原材料が、混合酸化物
触媒を通過する速度、及び更にメチル化剤の対応する流
速は、相互に、触媒の量に、触媒活性に、反応温度に、
そして反応圧に関して、メチル化が、変換量及び反応時
間に関して可能な限り効率的に進行するように、調整し
て相関させることができる。この場合、最適な接触時間
は、約1〜約100分の範囲である。
ル、非α−トコフェロール混合物又は少なくとも1つの
非α−トコフェロールを含有する原材料が、混合酸化物
触媒を通過する速度、及び更にメチル化剤の対応する流
速は、相互に、触媒の量に、触媒活性に、反応温度に、
そして反応圧に関して、メチル化が、変換量及び反応時
間に関して可能な限り効率的に進行するように、調整し
て相関させることができる。この場合、最適な接触時間
は、約1〜約100分の範囲である。
【0022】既に数回言及しているように、本発明の方
法は、メタノール又は同等なメチル化剤に関して近臨界
又は超臨界条件下で行う。臨界圧自体は、約77.5ba
r(約7.75MPa)であり、臨界反応温度は、約240
℃である。ペルメチル化は、好都合には、約50〜約1
20bar(約5〜約12MPa)の間の圧力、好ましくは約
70〜約90bar(約7〜約9MPa)、特に約80〜85
bar(8〜8.5MPa)の間の圧力で行う(約77.5ba
r未満の圧力、即ち、「近臨界範囲」では、更に迅速な
反応が起こるが、粗生成物に含まれる暗色の不純物が、
反応器から分離されずに、触媒の活性に悪影響を及ぼす
ことがある)。更に、非常に高い反応速度は、例えば、
約50bar(5MPa)で達成されるが、触媒の安定性は損
なわれる。約120bar(12MPa)を超える圧力では、
反応速度が低下し、高価な装置の使用が必要となるだけ
で、それを補う利点はない。
法は、メタノール又は同等なメチル化剤に関して近臨界
又は超臨界条件下で行う。臨界圧自体は、約77.5ba
r(約7.75MPa)であり、臨界反応温度は、約240
℃である。ペルメチル化は、好都合には、約50〜約1
20bar(約5〜約12MPa)の間の圧力、好ましくは約
70〜約90bar(約7〜約9MPa)、特に約80〜85
bar(8〜8.5MPa)の間の圧力で行う(約77.5ba
r未満の圧力、即ち、「近臨界範囲」では、更に迅速な
反応が起こるが、粗生成物に含まれる暗色の不純物が、
反応器から分離されずに、触媒の活性に悪影響を及ぼす
ことがある)。更に、非常に高い反応速度は、例えば、
約50bar(5MPa)で達成されるが、触媒の安定性は損
なわれる。約120bar(12MPa)を超える圧力では、
反応速度が低下し、高価な装置の使用が必要となるだけ
で、それを補う利点はない。
【0023】反応温度は、好都合には、約240〜約3
50℃の範囲、好ましくは約280〜約320℃の範囲
である。
50℃の範囲、好ましくは約280〜約320℃の範囲
である。
【0024】本発明の方法の利点は、ペルメチル化すべ
き非α−トコフェロール類の光学活性中心のラセミ化が
認識可能なほどには起こらないことである。天然資源か
らのトコフェロール混合物を抽出物として使用する場
合、典型的には、少なくとも99.5%の光学純度を有
するRRR−α−トコフェロールが生成物として得られ
る。また、ペルメチル化中に、注目するに足る抽出物又
は生成物の他の分解も起こらない。
き非α−トコフェロール類の光学活性中心のラセミ化が
認識可能なほどには起こらないことである。天然資源か
らのトコフェロール混合物を抽出物として使用する場
合、典型的には、少なくとも99.5%の光学純度を有
するRRR−α−トコフェロールが生成物として得られ
る。また、ペルメチル化中に、注目するに足る抽出物又
は生成物の他の分解も起こらない。
【0025】更なる利点は、触媒を多数回使用すること
ができ、そのため、例えば、メチル化が予想外に低い場
合に、得られた生成物を再度その触媒を使用して反応さ
せることができ、繰り返し使用する触媒の活性が顕著に
低下することがないという事実にある。この意味で、一
般に大量の非α−トコフェロール(類)を、触媒の顕著
な不活化を起こすことなく、1つの触媒でメチル化する
ことができる。
ができ、そのため、例えば、メチル化が予想外に低い場
合に、得られた生成物を再度その触媒を使用して反応さ
せることができ、繰り返し使用する触媒の活性が顕著に
低下することがないという事実にある。この意味で、一
般に大量の非α−トコフェロール(類)を、触媒の顕著
な不活化を起こすことなく、1つの触媒でメチル化する
ことができる。
【0026】本方法及び処理の簡単さ、更には達成する
ことができる選択性の高さにより、本発明の方法は、α
−トコフェロールの大規模製造に特に適している。
ことができる選択性の高さにより、本発明の方法は、α
−トコフェロールの大規模製造に特に適している。
【0027】
【実施例】本発明は、以下の実施例により例示される:
【0028】実施例1 本発明に使用する典型的な触媒の生成、及び典型的な反
応器(実験室規模) 生成: 硝酸アルミニウム8g(20mmol)、硝酸鉄(II
I)4g(10mmol)、硝酸銅(II)14g(60mmo
l)及び硝酸マグネシウム15g(60mmol)(全て水
和物として、即ち、それぞれ、硝酸塩・9H2O、・9
H2O、・3H2O及び・6H2Oとして)を水240ml
に溶解した。生じた溶液を90℃で30分間撹拌して、
水240ml中の重炭酸ナトリウム30g(360mmol)
の溶液中に入れた。混合物を90℃で更に2時間撹拌し
た。沈殿物を濾過して、濾液が中性に反応するまで水で
洗浄した。このパルプ様沈殿物を約120℃で直接乾燥
したか、又はその前に手動シリンジを使用して直径約
1.5mmの「ロープ様押出物」に形成した。乾燥した触
媒前駆体(断片又は「ロープ様押出物」として)を25
0〜400℃で約4時間空気と接触させてか焼した。断
片は、乳鉢で粉砕したが、「ロープ様押出物」は、長さ
2〜5mmの細片に砕いた。こうして生成した触媒を反応
器に充填した。
応器(実験室規模) 生成: 硝酸アルミニウム8g(20mmol)、硝酸鉄(II
I)4g(10mmol)、硝酸銅(II)14g(60mmo
l)及び硝酸マグネシウム15g(60mmol)(全て水
和物として、即ち、それぞれ、硝酸塩・9H2O、・9
H2O、・3H2O及び・6H2Oとして)を水240ml
に溶解した。生じた溶液を90℃で30分間撹拌して、
水240ml中の重炭酸ナトリウム30g(360mmol)
の溶液中に入れた。混合物を90℃で更に2時間撹拌し
た。沈殿物を濾過して、濾液が中性に反応するまで水で
洗浄した。このパルプ様沈殿物を約120℃で直接乾燥
したか、又はその前に手動シリンジを使用して直径約
1.5mmの「ロープ様押出物」に形成した。乾燥した触
媒前駆体(断片又は「ロープ様押出物」として)を25
0〜400℃で約4時間空気と接触させてか焼した。断
片は、乳鉢で粉砕したが、「ロープ様押出物」は、長さ
2〜5mmの細片に砕いた。こうして生成した触媒を反応
器に充填した。
【0029】反応器:反応器は、サーモスタットで制御
される油加熱ジャケットにより加熱された直立高圧管か
らなっていた。この管は、7.8mmの内径、25cmの加
熱部長さ及び約40cmの全長を有するものとした。
される油加熱ジャケットにより加熱された直立高圧管か
らなっていた。この管は、7.8mmの内径、25cmの加
熱部長さ及び約40cmの全長を有するものとした。
【0030】一方で閉じた3.2mmの外径を有する管を
反応器内に全長にわたって存在させて、全反応器の縦軸
の温度を測定することができる熱電対のためのハウジン
グとした。
反応器内に全長にわたって存在させて、全反応器の縦軸
の温度を測定することができる熱電対のためのハウジン
グとした。
【0031】フィルターで覆われた流出口は、反応器の
下部末端に配置した。フィルターと加熱ゾーンの開始位
置との間の空間は、海砂で充填した。触媒は、量とバル
ク密度により異なる触媒床深度を与えて、この上に入れ
た。触媒床の上の空間はからにした。
下部末端に配置した。フィルターと加熱ゾーンの開始位
置との間の空間は、海砂で充填した。触媒は、量とバル
ク密度により異なる触媒床深度を与えて、この上に入れ
た。触媒床の上の空間はからにした。
【0032】圧力モニター、ブレーカブルディスク(br
eakable disk)及び抽出物の流入口は、反応器の上部末
端に配置した。2つの高圧ポンプにより、メタノール及
び追加の溶媒(例えば、トルエン、ヘキサン又は追加の
メタノール)を反応器に供給した。1つの液体流(通常
大きな方)は、前もって加熱した。非α−トコフェロー
ルは抽出物として非加熱流に混合して、純粋な溶媒から
抽出物溶液まで調整できるようにした。
eakable disk)及び抽出物の流入口は、反応器の上部末
端に配置した。2つの高圧ポンプにより、メタノール及
び追加の溶媒(例えば、トルエン、ヘキサン又は追加の
メタノール)を反応器に供給した。1つの液体流(通常
大きな方)は、前もって加熱した。非α−トコフェロー
ルは抽出物として非加熱流に混合して、純粋な溶媒から
抽出物溶液まで調整できるようにした。
【0033】流出口は、反応器内の圧力を調整できる気
密バルブに連結した。ここから生成物溶液を受け器に導
いた。
密バルブに連結した。ここから生成物溶液を受け器に導
いた。
【0034】実施例2 350℃でか焼し、なお約0.5%ナトリウムを含有す
る触媒粉末を、鉄(III)(10mmol)、アルミニウム
(20mmol)、マグネシウム(60mmol)及び銅(II)
(60mmol)の硝酸塩の溶液から調製した。この触媒
1.8g(3.5ml)を反応器に充填した。320℃
で、第1のポンプで前もって加熱したヘキサン1.25
ml/分、及び第2のポンプでメタノール0.625ml/分
を反応器中に注入した。圧力を100bar(10MPa)に
調整した。
る触媒粉末を、鉄(III)(10mmol)、アルミニウム
(20mmol)、マグネシウム(60mmol)及び銅(II)
(60mmol)の硝酸塩の溶液から調製した。この触媒
1.8g(3.5ml)を反応器に充填した。320℃
で、第1のポンプで前もって加熱したヘキサン1.25
ml/分、及び第2のポンプでメタノール0.625ml/分
を反応器中に注入した。圧力を100bar(10MPa)に
調整した。
【0035】次に、メタノールの代わりにRRR−γ−
トコフェロール1gを含有するメタノール溶液3mlを第
2のポンプで注入した。次いで、40分間で更にメタノ
ールを注入して、反応器から生成物を流し出した。全生
成物溶液を受け器に回収し、溶媒を留去して、ガスクロ
マトグラフィー(GC)により分析した。蒸発残渣は、
α−トコフェロール86.0 GC面積%及びγ−トコ
フェロール3.9 GC面積%を含有していた。更なる
検討により、抽出物の光学活性が保持され、2S−異性
体の多くとも1重量%が得られたことが判った。
トコフェロール1gを含有するメタノール溶液3mlを第
2のポンプで注入した。次いで、40分間で更にメタノ
ールを注入して、反応器から生成物を流し出した。全生
成物溶液を受け器に回収し、溶媒を留去して、ガスクロ
マトグラフィー(GC)により分析した。蒸発残渣は、
α−トコフェロール86.0 GC面積%及びγ−トコ
フェロール3.9 GC面積%を含有していた。更なる
検討により、抽出物の光学活性が保持され、2S−異性
体の多くとも1重量%が得られたことが判った。
【0036】上と同じ条件(温度、圧力及び流速)を使
用した同じ触媒のパッキングでの更に別の実験におい
て、RRR−δ−トコフェロール1gを含有するメタノ
ール溶液3mlを注入した。溶媒を留去した生成物溶液
は、α−トコフェロール53.85 GC面積%及びβ
/γ−トコフェロール21.94 GC面積%を含有し
ていた。
用した同じ触媒のパッキングでの更に別の実験におい
て、RRR−δ−トコフェロール1gを含有するメタノ
ール溶液3mlを注入した。溶媒を留去した生成物溶液
は、α−トコフェロール53.85 GC面積%及びβ
/γ−トコフェロール21.94 GC面積%を含有し
ていた。
【0037】実施例3 350℃でか焼した「ロープ様押出物」は、鉄(III)
(10mmol)、アルミニウム(20mmol)、マグネシウ
ム(60mmol)及び銅(II)(60mmol)の硝酸塩の溶
液から触媒として生成した。
(10mmol)、アルミニウム(20mmol)、マグネシウ
ム(60mmol)及び銅(II)(60mmol)の硝酸塩の溶
液から触媒として生成した。
【0038】この触媒3.0g(6ml)を反応器に充填
した。300℃で、第1のポンプでヘキサン2.25ml
/分、及び第2のポンプで前もって加熱したメタノール
/水(9/1 v/v)0.75ml/分を反応器中に注入し
た。圧力を90bar(9MPa)に調整した。次に、RRR
−δ−トコフェロール1gを含有するヘキサン溶液9ml
をヘキサンの代わりに第1のポンプで注入した。次い
で、約60分間でヘキサンを再度注入して、反応器から
生成物を流し出した。全生成物溶液を受け器に回収し、
溶媒を留去してGCにより分析した。
した。300℃で、第1のポンプでヘキサン2.25ml
/分、及び第2のポンプで前もって加熱したメタノール
/水(9/1 v/v)0.75ml/分を反応器中に注入し
た。圧力を90bar(9MPa)に調整した。次に、RRR
−δ−トコフェロール1gを含有するヘキサン溶液9ml
をヘキサンの代わりに第1のポンプで注入した。次い
で、約60分間でヘキサンを再度注入して、反応器から
生成物を流し出した。全生成物溶液を受け器に回収し、
溶媒を留去してGCにより分析した。
【0039】蒸発残渣を再度ヘキサンで9mlにして、上
記のように、反応器を通過させて分析した。
記のように、反応器を通過させて分析した。
【0040】こうしてトコフェロールを全部で11回反
応器を通過させた。個々のメチル化工程の分析結果は、
下記表1にまとめた。
応器を通過させた。個々のメチル化工程の分析結果は、
下記表1にまとめた。
【0041】
【表1】
【0042】実施例4 350℃でか焼した「ロープ様押出物」は、鉄(III)
(10mmol)、アルミニウム(20mmol)、マグネシウ
ム(90mmol)及び銅(II)(30mmol)の硝酸塩の溶
液から触媒として生成した。
(10mmol)、アルミニウム(20mmol)、マグネシウ
ム(90mmol)及び銅(II)(30mmol)の硝酸塩の溶
液から触媒として生成した。
【0043】この触媒3.0g(7ml)を反応器に充填
した。300℃で、第1のポンプでヘキサン3ml/分、
及び第2のポンプで前もって加熱したメタノール/水
(8/2 v/v)0.75ml/分を反応器中に注入した。
圧力を90bar(9MPa)に調整した。
した。300℃で、第1のポンプでヘキサン3ml/分、
及び第2のポンプで前もって加熱したメタノール/水
(8/2 v/v)0.75ml/分を反応器中に注入した。
圧力を90bar(9MPa)に調整した。
【0044】次に、RRR−δ−トコフェロール1gを
含有するヘキサン溶液9mlをヘキサンの代わりに第1の
ポンプで注入した。次いで、60分間で更にヘキサンを
注入して、反応器から生成物を流し出した。全生成物溶
液を受け器に回収し、溶媒を留去してGCにより分析し
た。
含有するヘキサン溶液9mlをヘキサンの代わりに第1の
ポンプで注入した。次いで、60分間で更にヘキサンを
注入して、反応器から生成物を流し出した。全生成物溶
液を受け器に回収し、溶媒を留去してGCにより分析し
た。
【0045】蒸発残渣を再度ヘキサンで9mlにして、上
記のように、反応器を通過させて分析した。
記のように、反応器を通過させて分析した。
【0046】こうしてトコフェロールを全部で6回反応
器を通過させた。個々のメチル化工程の分析結果は、下
記表2にまとめた。
器を通過させた。個々のメチル化工程の分析結果は、下
記表2にまとめた。
【0047】
【表2】
【0048】実施例5 400℃でか焼した触媒粉末は、鉄(III)(10mmo
l)、アルミニウム(20mmol)、マグネシウム(60m
mol)及び銅(II)(60mmol)の硝酸塩の溶液から生
成した。
l)、アルミニウム(20mmol)、マグネシウム(60m
mol)及び銅(II)(60mmol)の硝酸塩の溶液から生
成した。
【0049】この触媒3.95g(9ml)を反応器に充
填した。320℃で、第1のポンプで前もって加熱した
ヘキサン9ml/分、及び第2のポンプでメタノール2.
8ml/分を反応器中に注入した。圧力を90bar(9MP
a)に調整した。
填した。320℃で、第1のポンプで前もって加熱した
ヘキサン9ml/分、及び第2のポンプでメタノール2.
8ml/分を反応器中に注入した。圧力を90bar(9MP
a)に調整した。
【0050】次に、わずか約半分がトコフェロール類か
らなる非α−トコフェロール濃縮物(抽出物)2.5g
を含有するメタノール溶液10mlをメタノールの代わり
に第2のポンプで注入した。次いで、約60分間で第2
のポンプで更にメタノールを注入して、反応器から生成
物を流し出した。回収した生成物溶液から溶媒を留去し
て、GCにより分析した(生成物1)。
らなる非α−トコフェロール濃縮物(抽出物)2.5g
を含有するメタノール溶液10mlをメタノールの代わり
に第2のポンプで注入した。次いで、約60分間で第2
のポンプで更にメタノールを注入して、反応器から生成
物を流し出した。回収した生成物溶液から溶媒を留去し
て、GCにより分析した(生成物1)。
【0051】第2の実験(上記と同様)において、上述
の非α−トコフェロール濃縮物(抽出物)1gを含有す
るメタノール溶液10mlをメタノールの代わりに第2の
ポンプで注入した。次いで、約60分間で第2のポンプ
で更にメタノールを注入して、反応器から生成物を流し
出した。回収した生成物溶液から溶媒を留去して、GC
により分析した(生成物2)。結果を下記表3にまとめ
た。
の非α−トコフェロール濃縮物(抽出物)1gを含有す
るメタノール溶液10mlをメタノールの代わりに第2の
ポンプで注入した。次いで、約60分間で第2のポンプ
で更にメタノールを注入して、反応器から生成物を流し
出した。回収した生成物溶液から溶媒を留去して、GC
により分析した(生成物2)。結果を下記表3にまとめ
た。
【0052】
【表3】
【0053】この触媒の別の実験では、前もって加熱し
たヘキサン5ml/分を320℃で第1のポンプで反応器
中に注入し、第2のポンプでメタノール2ml/分を注入
した。圧力を90bar(9MPa)に調整した。
たヘキサン5ml/分を320℃で第1のポンプで反応器
中に注入し、第2のポンプでメタノール2ml/分を注入
した。圧力を90bar(9MPa)に調整した。
【0054】次に、δ−トコフェロール1gを含有する
メタノール溶液100mlをメタノールの代わりに第2の
ポンプで注入した。生成物溶液を、6.5分毎(抽出物
溶液12.5mlに対応する)に別々に回収し、溶媒を留
去してGCにより分析した。結果は下記表4にまとめ
た:
メタノール溶液100mlをメタノールの代わりに第2の
ポンプで注入した。生成物溶液を、6.5分毎(抽出物
溶液12.5mlに対応する)に別々に回収し、溶媒を留
去してGCにより分析した。結果は下記表4にまとめ
た:
【0055】
【表4】
【0056】実施例6 350℃でか焼した「ロープ様押出物」は、鉄(III)
(10mmol)、アルミニウム(20mmol)、マグネシウ
ム(60mmol)及び銅(II)(60mmol)の硝酸塩の溶
液から触媒として生成した。
(10mmol)、アルミニウム(20mmol)、マグネシウ
ム(60mmol)及び銅(II)(60mmol)の硝酸塩の溶
液から触媒として生成した。
【0057】この触媒3.0g(7ml)を反応器に充填
した。300℃で、第1のポンプでヘキサン1ml/分、
及び第2のポンプで前もって加熱したメタノール/水
(9/1 v/v)3ml/分を反応器中に注入した。圧力を
85bar(8.5MPa)に調整した。
した。300℃で、第1のポンプでヘキサン1ml/分、
及び第2のポンプで前もって加熱したメタノール/水
(9/1 v/v)3ml/分を反応器中に注入した。圧力を
85bar(8.5MPa)に調整した。
【0058】次に、RRR−δ−トコフェロール(抽出
物)0.5gを含有するヘキサン溶液3mlをヘキサンの
代わりに第1のポンプで注入した。次いで、約60分間
で更にヘキサンを注入して、反応器から生成物を流し出
した。全生成物溶液を受け器に回収し、溶媒を留去して
GCにより分析した(面積%法)。
物)0.5gを含有するヘキサン溶液3mlをヘキサンの
代わりに第1のポンプで注入した。次いで、約60分間
で更にヘキサンを注入して、反応器から生成物を流し出
した。全生成物溶液を受け器に回収し、溶媒を留去して
GCにより分析した(面積%法)。
【0059】蒸発残渣を再度ヘキサンで3mlにして、上
記のように、反応器を通過させて分析した。
記のように、反応器を通過させて分析した。
【0060】こうしてトコフェロールを全部で11回反
応器を通過させた。11回の分析用試料各5〜10mgを
反応混合物から取り出す必要があったため、最後の反応
器通過後、生成物0.4gがなお存在していた。個々の
メチル化工程の分析結果は、下記表5にまとめた:
応器を通過させた。11回の分析用試料各5〜10mgを
反応混合物から取り出す必要があったため、最後の反応
器通過後、生成物0.4gがなお存在していた。個々の
メチル化工程の分析結果は、下記表5にまとめた:
【0061】
【表5】
【0062】この触媒の更に別の実験では、前もって加
熱したメタノール/トルエン混合物(4/1 v/v)2.
5ml/分を320℃で第1のポンプで反応器中に注入
し、第2のポンプでトルエン0.5ml/分を注入した。
圧力を85bar(8.5MPa)に調整した。
熱したメタノール/トルエン混合物(4/1 v/v)2.
5ml/分を320℃で第1のポンプで反応器中に注入
し、第2のポンプでトルエン0.5ml/分を注入した。
圧力を85bar(8.5MPa)に調整した。
【0063】次に、非α−トコフェロール濃縮物7.0
89gを含有するトルエン溶液210mlをトルエンの代
わりに第2のポンプで注入した。この抽出物溶液を注入
後、約1時間で再度トルエンに置換して、生成物を反応
器から完全に流し出した。回収した生成物溶液から溶媒
を留去した。
89gを含有するトルエン溶液210mlをトルエンの代
わりに第2のポンプで注入した。この抽出物溶液を注入
後、約1時間で再度トルエンに置換して、生成物を反応
器から完全に流し出した。回収した生成物溶液から溶媒
を留去した。
【0064】抽出物及び生成物は、正確に秤量して分析
した。以下のまとめ(表6)により、事実上全てのトコ
フェロールが、いかなる顕著な分解を示すこともなく、
RRR−α−トコフェロールに変換したことを確認し
た。
した。以下のまとめ(表6)により、事実上全てのトコ
フェロールが、いかなる顕著な分解を示すこともなく、
RRR−α−トコフェロールに変換したことを確認し
た。
【0065】
【表6】
【0066】上記触媒の更に別のパッキング3g(6m
l)を反応器に充填した。270℃で、トルエン1ml/分
を反応器中に第1のポンプで注入して、第2のポンプで
前もって加熱したメタノール2ml/分を注入した。圧力
を85bar(8.5MPa)に調整した。
l)を反応器に充填した。270℃で、トルエン1ml/分
を反応器中に第1のポンプで注入して、第2のポンプで
前もって加熱したメタノール2ml/分を注入した。圧力
を85bar(8.5MPa)に調整した。
【0067】次に、非α−トコフェロール濃縮物それぞ
れ0.5〜8g(表を参照のこと)をトルエン中に含有
する5つの溶液各30mlを、連続して、トルエンの代わ
りに第1のポンプで注入した。トコフェロール溶液の間
に更にトルエンを約30分間で注入して、反応器から生
成物を流し出した。個々のトコフェロール溶液を注入
後、生成物試料を取り出してGCにより分析した(面積
%法)。下記表7に記載した結果は、反応器への充填、
及びそのため滞留時間に依存した、α−トコフェロール
への明らかな変換を示した。
れ0.5〜8g(表を参照のこと)をトルエン中に含有
する5つの溶液各30mlを、連続して、トルエンの代わ
りに第1のポンプで注入した。トコフェロール溶液の間
に更にトルエンを約30分間で注入して、反応器から生
成物を流し出した。個々のトコフェロール溶液を注入
後、生成物試料を取り出してGCにより分析した(面積
%法)。下記表7に記載した結果は、反応器への充填、
及びそのため滞留時間に依存した、α−トコフェロール
への明らかな変換を示した。
【0068】
【表7】
【0069】更に別のシリーズの実験において、トルエ
ン1ml/分を300℃で第1のポンプで反応器中に注入
し、前もって加熱したメタノール2ml/分を第2のポン
プで注入した。圧力を再度85bar(8.5MPa)に調整
した。
ン1ml/分を300℃で第1のポンプで反応器中に注入
し、前もって加熱したメタノール2ml/分を第2のポン
プで注入した。圧力を再度85bar(8.5MPa)に調整
した。
【0070】次に、非α−トコフェロール濃縮物それぞ
れ0.5〜8g(表を参照のこと)をトルエン中に含有
する更に5つの溶液各30mlを、トルエンの代わりに第
1のポンプで注入した。トコフェロール溶液の間に更に
トルエンを約30分間で注入して、反応器から生成物を
流し出した。個々のトコフェロール溶液を注入後、生成
物試料を取り出してGCにより分析した(面積%法)。
下記表8に記載した結果は、反応器への充填、及びその
ため滞留時間に依存した、α−トコフェロールへの明ら
かな変換を示している。また、このシリーズでは、上の
シリーズに比べて高温で(他は同等な条件で)、より大
量の変換が起こることが示された。
れ0.5〜8g(表を参照のこと)をトルエン中に含有
する更に5つの溶液各30mlを、トルエンの代わりに第
1のポンプで注入した。トコフェロール溶液の間に更に
トルエンを約30分間で注入して、反応器から生成物を
流し出した。個々のトコフェロール溶液を注入後、生成
物試料を取り出してGCにより分析した(面積%法)。
下記表8に記載した結果は、反応器への充填、及びその
ため滞留時間に依存した、α−トコフェロールへの明ら
かな変換を示している。また、このシリーズでは、上の
シリーズに比べて高温で(他は同等な条件で)、より大
量の変換が起こることが示された。
【0071】
【表8】
【0072】本発明の実施態様は、以下のとおりであ
る。 1. メチル化剤を用いた少なくとも1つの非α−トコ
フェロールの触媒ペルメチル化による、非α−トコフェ
ロール類のα−トコフェロールへの変換方法であって、
メチル化剤として、近臨界又は超臨界の圧力及び温度領
域のメタノール、又はメタノールと同等な、水素と一酸
化炭素及び/若しくは二酸化炭素とからなる混合物を使
用し、そして触媒として、ハイドロタルク石類から生成
される、少なくとも酸化銅及び酸化マグネシウム、並び
に少なくとも1つの三価の金属の酸化物を含む混合酸化
物触媒を使用することを含む方法。
る。 1. メチル化剤を用いた少なくとも1つの非α−トコ
フェロールの触媒ペルメチル化による、非α−トコフェ
ロール類のα−トコフェロールへの変換方法であって、
メチル化剤として、近臨界又は超臨界の圧力及び温度領
域のメタノール、又はメタノールと同等な、水素と一酸
化炭素及び/若しくは二酸化炭素とからなる混合物を使
用し、そして触媒として、ハイドロタルク石類から生成
される、少なくとも酸化銅及び酸化マグネシウム、並び
に少なくとも1つの三価の金属の酸化物を含む混合酸化
物触媒を使用することを含む方法。
【0073】2. 三価金属の酸化物として、酸化アル
ミニウム、酸化鉄(III)、酸化バナジウム、酸化クロ
ム、及び/又は酸化ガリウム、好ましくは酸化アルミニ
ウム及び/又は酸化鉄(III)を使用する、上記1の方
法。
ミニウム、酸化鉄(III)、酸化バナジウム、酸化クロ
ム、及び/又は酸化ガリウム、好ましくは酸化アルミニ
ウム及び/又は酸化鉄(III)を使用する、上記1の方
法。
【0074】3. 混合酸化物触媒において、全三価金
属に対する全二価金属の原子比が、約2:1〜約10:
1、好ましくは約3:1〜約4:1であり、マグネシウ
ムに対する銅の、又はマグネシウムと存在する他の二価
金属に対する銅の原子比が、約5:95〜約60:4
0、好ましくは約25:75〜約50:50である、上
記1又は2の方法。
属に対する全二価金属の原子比が、約2:1〜約10:
1、好ましくは約3:1〜約4:1であり、マグネシウ
ムに対する銅の、又はマグネシウムと存在する他の二価
金属に対する銅の原子比が、約5:95〜約60:4
0、好ましくは約25:75〜約50:50である、上
記1又は2の方法。
【0075】4. 酸化アルミニウム、酸化鉄、及び場
合により他の三価金属の酸化物が混合酸化物触媒に存在
し、アルミニウムと鉄、又はアルミニウムと他の全三価
金属との間の原子比が、約2:1〜約1:2、特に約
2:1である、上記1〜3のいずれかの方法。
合により他の三価金属の酸化物が混合酸化物触媒に存在
し、アルミニウムと鉄、又はアルミニウムと他の全三価
金属との間の原子比が、約2:1〜約1:2、特に約
2:1である、上記1〜3のいずれかの方法。
【0076】5. 場合により原材料中に存在する、α
−トコフェロールに変換する非α−トコフェロール類を
不活性溶媒(これは、中程度の分子量のアルカン、好ま
しくはC5 - 1 0アルカン(例えばペンタン、ヘキサン、又
はヘプタン)、C5 - 1 0アルカン混合物(例えば、約40
〜約120℃の間の沸点領域を有する石油エーテル);
環状アルカン(例えば、シクロヘキサン);又は芳香族
炭化水素(例えば、トルエン)である)に溶解する、上
記1〜4のいずれかの方法。
−トコフェロールに変換する非α−トコフェロール類を
不活性溶媒(これは、中程度の分子量のアルカン、好ま
しくはC5 - 1 0アルカン(例えばペンタン、ヘキサン、又
はヘプタン)、C5 - 1 0アルカン混合物(例えば、約40
〜約120℃の間の沸点領域を有する石油エーテル);
環状アルカン(例えば、シクロヘキサン);又は芳香族
炭化水素(例えば、トルエン)である)に溶解する、上
記1〜4のいずれかの方法。
【0077】6. メチル化剤として使用する、メタノ
ールの、又はメタノールと同等な、水素と一酸化炭素及
び/若しくは二酸化炭素の混合物中の一酸化炭素及び/
若しくは二酸化炭素の、非α−トコフェロール類に対す
る量が、非α−トコフェロール(混合物)のメチル化可
能位置の約10〜約1000当量、好ましくは約25〜
約250当量に対応する、上記1〜5のいずれかの方
法。
ールの、又はメタノールと同等な、水素と一酸化炭素及
び/若しくは二酸化炭素の混合物中の一酸化炭素及び/
若しくは二酸化炭素の、非α−トコフェロール類に対す
る量が、非α−トコフェロール(混合物)のメチル化可
能位置の約10〜約1000当量、好ましくは約25〜
約250当量に対応する、上記1〜5のいずれかの方
法。
【0078】7. ペルメチル化を、約50〜約120
bar(約5〜約12MPa)の間、好ましくは約70〜約9
0bar(約7〜約9MPa)の間、特に約80〜85bar
(約8〜8.5MPa)の圧力下、約240〜約350℃
の範囲、好ましくは約280〜約320℃の範囲の反応
温度で行う、上記1〜6のいずれかの方法。
bar(約5〜約12MPa)の間、好ましくは約70〜約9
0bar(約7〜約9MPa)の間、特に約80〜85bar
(約8〜8.5MPa)の圧力下、約240〜約350℃
の範囲、好ましくは約280〜約320℃の範囲の反応
温度で行う、上記1〜6のいずれかの方法。
Claims (1)
- 【請求項1】 メチル化剤を用いた少なくとも1つの非
α−トコフェロールの触媒ペルメチル化による、非α−
トコフェロール類のα−トコフェロールへの変換方法で
あって、メチル化剤として、近臨界又は超臨界の圧力及
び温度領域のメタノール、又はメタノールと同等な、水
素と一酸化炭素及び/若しくは二酸化炭素とからなる混
合物を使用し、そして触媒として、ハイドロタルク石類
から生成される、少なくとも酸化銅及び酸化マグネシウ
ム、並びに少なくとも1つの三価の金属の酸化物を含む
混合酸化物触媒を使用することを含む方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP97109174.9 | 1997-06-06 | ||
EP97109174 | 1997-06-06 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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AU (1) | AU731156B2 (ja) |
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DK (1) | DK0882722T3 (ja) |
ES (1) | ES2172838T3 (ja) |
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CN102584771A (zh) * | 2012-01-04 | 2012-07-18 | 江南大学 | 一种生育酚浓缩液的胺甲基化方法 |
CN107001209B (zh) | 2014-12-17 | 2021-02-19 | 帝斯曼知识产权资产管理有限公司 | 在金(i)络合物存在的情况下基于炔烃与二甲基呋喃的分子间反应形成色满 |
US10745371B2 (en) | 2015-12-16 | 2020-08-18 | Ptc Therapeutics, Inc. | Methods for enriching alpha-tocotrienol from mixed tocol compositions |
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US2519863A (en) * | 1949-05-14 | 1950-08-22 | Eastman Kodak Co | Conversion of beta-, gamma-, and delta-tocopherol to alpha-tocopherol by aminoalkylation and reduction |
US3819657A (en) * | 1972-10-20 | 1974-06-25 | Gen Mills Chem Inc | Methylation of tocopherols |
EP0176690A1 (en) * | 1984-09-18 | 1986-04-09 | HENKEL CORPORATION (a Delaware corp.) | Vapor/liquid phase methylation of non-alpha-tocopherol |
EP0178400A1 (en) * | 1984-09-25 | 1986-04-23 | HENKEL CORPORATION (a Delaware corp.) | Methylation of non-alpha-tocopherol compounds |
DE3813624A1 (de) * | 1988-04-22 | 1989-11-02 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von d-(alpha)-tocopherol aus natuerlichen vorprodukten |
ES2187603T3 (es) * | 1995-10-18 | 2003-06-16 | Hoffmann La Roche | Hidroximetilacion de tocoferoles. |
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