JPH11122375A - 携帯電話機 - Google Patents
携帯電話機Info
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- JPH11122375A JPH11122375A JP9277105A JP27710597A JPH11122375A JP H11122375 A JPH11122375 A JP H11122375A JP 9277105 A JP9277105 A JP 9277105A JP 27710597 A JP27710597 A JP 27710597A JP H11122375 A JPH11122375 A JP H11122375A
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- Japan
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- wired
- communication
- telephone
- mobile phone
- connection function
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- Pending
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の携帯用電話機では、発信時には電話帳
機能など発信を簡素化する機能が設けられているので、
有線電話が完備されている市街地においても有線電話の
使用が面倒になり、この結果、通信費のコストアップを
生じていた。 【解決手段】 本発明により、携帯電話機1には有線通
信に対する直結手段による有線接続機能4が設けられ、
必要に応じる無線通信に対する無線接続機能3と有線通
信に対する有線接続機能4との切り替えが可能とされて
いる携帯電話機1としたことで、利用者に対し電話帳機
能などの利便性を失うことなく、送信時には有線電話の
安価な通話コストで通信を可能として課題を解決するも
のである。
機能など発信を簡素化する機能が設けられているので、
有線電話が完備されている市街地においても有線電話の
使用が面倒になり、この結果、通信費のコストアップを
生じていた。 【解決手段】 本発明により、携帯電話機1には有線通
信に対する直結手段による有線接続機能4が設けられ、
必要に応じる無線通信に対する無線接続機能3と有線通
信に対する有線接続機能4との切り替えが可能とされて
いる携帯電話機1としたことで、利用者に対し電話帳機
能などの利便性を失うことなく、送信時には有線電話の
安価な通話コストで通信を可能として課題を解決するも
のである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機、簡易携
帯電話機(PHS)などと称され、無線通信手段により
回線接続を行うことで、電話機の設置位置を自在とし携
帯、移動を可能とした電話機に関するものである。
帯電話機(PHS)などと称され、無線通信手段により
回線接続を行うことで、電話機の設置位置を自在とし携
帯、移動を可能とした電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機90の構成の例を示す
ものが図4であり、この携帯電話機90は基本的には音
声信号などを処理する通話機能91と、回線接続を行わ
せるための無線接続機能92とから構成されている。そ
して、通話機能91内にはマイクロホン、スピーカなど
を含む音声処理部91a、ダイヤル操作あるいは受信し
た無線信号中の情報に従い呼出音の発生など適宜動作を
行う信号処理部91bが設けられ、無線接続機能92は
前記信号処理部91bからの信号に従い基地局との接続
を行う。
ものが図4であり、この携帯電話機90は基本的には音
声信号などを処理する通話機能91と、回線接続を行わ
せるための無線接続機能92とから構成されている。そ
して、通話機能91内にはマイクロホン、スピーカなど
を含む音声処理部91a、ダイヤル操作あるいは受信し
た無線信号中の情報に従い呼出音の発生など適宜動作を
行う信号処理部91bが設けられ、無線接続機能92は
前記信号処理部91bからの信号に従い基地局との接続
を行う。
【0003】また、図5は前記携帯電話機90による接
続の状態を示すものであり、それぞれの携帯電話機9
0、例えば携帯電話機90(A)が基地局93(C)の
通信受け持ちエリア内に存在し、携帯電話機90(B)
が基地局93(A)の通信受け持ちエリア内に存在して
いることは、携帯電話機90(A)と基地局93
(C)、および、携帯電話機90(B)と基地局93
(A)との自動交信などにより、交換機94には携帯電
話機90(A)、携帯電話機90(B)の現在位置が予
めに認識されている。
続の状態を示すものであり、それぞれの携帯電話機9
0、例えば携帯電話機90(A)が基地局93(C)の
通信受け持ちエリア内に存在し、携帯電話機90(B)
が基地局93(A)の通信受け持ちエリア内に存在して
いることは、携帯電話機90(A)と基地局93
(C)、および、携帯電話機90(B)と基地局93
(A)との自動交信などにより、交換機94には携帯電
話機90(A)、携帯電話機90(B)の現在位置が予
めに認識されている。
【0004】このとき、例えば携帯電話機90(A)か
ら通話を行うべく携帯電話機90(B)の電話番号がダ
イヤルに入力されると、交換機94は基地局93(A)
から無線信号を送信させ、携帯電話機90(B)はこの
無線信号中に含まれる情報を信号処理部91bで解読し
接続を行う。また、携帯電話機90(A)にダイヤル入
力された電話番号が公衆回線に接続された有線電話機8
0(A)のものであった場合には、交換機94は有線交
換機81に接続を行い、有線交換機81が有線電話機8
0(A)の呼び出しを行う。
ら通話を行うべく携帯電話機90(B)の電話番号がダ
イヤルに入力されると、交換機94は基地局93(A)
から無線信号を送信させ、携帯電話機90(B)はこの
無線信号中に含まれる情報を信号処理部91bで解読し
接続を行う。また、携帯電話機90(A)にダイヤル入
力された電話番号が公衆回線に接続された有線電話機8
0(A)のものであった場合には、交換機94は有線交
換機81に接続を行い、有線交換機81が有線電話機8
0(A)の呼び出しを行う。
【0005】また、有線電話機80(A)側から、呼び
出しを行うべく携帯電話機90(A)の電話番号がダイ
ヤル入力されると、有線交換機81は交換機94に接続
し、交換機94は基地局93(C)の通信受け持ちエリ
ア内に存在している携帯電話機90(A)を呼び出す。
従って、携帯電話機90(A)は何れの場所にあるとき
でも発信と受信とが可能となる。
出しを行うべく携帯電話機90(A)の電話番号がダイ
ヤル入力されると、有線交換機81は交換機94に接続
し、交換機94は基地局93(C)の通信受け持ちエリ
ア内に存在している携帯電話機90(A)を呼び出す。
従って、携帯電話機90(A)は何れの場所にあるとき
でも発信と受信とが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記携
帯電話機90においては、特に利便性を生じるのは移動
中の受信時であり、送信時には移動中と言えども有線通
信(公衆回線)による公衆電話などが完備されている市
街地などにおいては、それ程の利便性を生じることはな
く、また、通信コストも有線通信に比較して高価であ
る。
帯電話機90においては、特に利便性を生じるのは移動
中の受信時であり、送信時には移動中と言えども有線通
信(公衆回線)による公衆電話などが完備されている市
街地などにおいては、それ程の利便性を生じることはな
く、また、通信コストも有線通信に比較して高価であ
る。
【0007】更には、携帯電話90の基地局93の設置
は、有線電話に比較して歴史が浅いこともあり人口集中
地区に重点的に設置されているのが現状であり、市街地
を外れると通話不能となる地域が未だに多く存在し、折
角に電話帳機能など有用な機能を持つ携帯電話90を所
持していても、例えば公衆電話からダイヤル操作など手
動で送信を行わざるを得ないものとなるなど、機動性と
利便性を失うものとなる問題点を生じていた。
は、有線電話に比較して歴史が浅いこともあり人口集中
地区に重点的に設置されているのが現状であり、市街地
を外れると通話不能となる地域が未だに多く存在し、折
角に電話帳機能など有用な機能を持つ携帯電話90を所
持していても、例えば公衆電話からダイヤル操作など手
動で送信を行わざるを得ないものとなるなど、機動性と
利便性を失うものとなる問題点を生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、無線通信に
対する無線接続機能と、通話機能とが設けられて成る携
帯電話機において、前記携帯電話機には有線通信に対す
る直結手段による有線接続機能が設けられ、必要に応じ
る前記無線通信に対する無線接続機能と有線通信に対す
る有線接続機能との切り替えが可能とされていることを
特徴とする携帯電話機を提供することで課題を解決する
ものである。
課題を解決するための具体的な手段として、無線通信に
対する無線接続機能と、通話機能とが設けられて成る携
帯電話機において、前記携帯電話機には有線通信に対す
る直結手段による有線接続機能が設けられ、必要に応じ
る前記無線通信に対する無線接続機能と有線通信に対す
る有線接続機能との切り替えが可能とされていることを
特徴とする携帯電話機を提供することで課題を解決する
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る携帯電話機であり、この携帯電話機1も
基本的には従来の携帯用電話機と同様に音声、ダイヤル
操作などを処理する通話機能2と、基地局などに対する
無線接続機能3とから構成されている。
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る携帯電話機であり、この携帯電話機1も
基本的には従来の携帯用電話機と同様に音声、ダイヤル
操作などを処理する通話機能2と、基地局などに対する
無線接続機能3とから構成されている。
【0010】ここで、本発明の携帯電話機1では、上記
の構成に加えて有線通信に対する接続機能、即ち、有線
接続機能4を設けるものであり、この有線接続機能4は
例えばマイクロホン21a、スピーカ21bなどを付属
させる音声処理部21と、ダイヤルボタン22aの操作
に従い例えばダイヤルパルス信号、トーンダイヤル信号
の発生など適宜動作を行う信号処理部22とからなる通
話機能2で処理された信号を公衆回線10に接続を可能
とするものであり、これに備えて、前記有線接続機能4
には公衆回線10に標準端子として設けられているモジ
ュラジャックへの接続を可能とするコネクタ4aが設け
られている。
の構成に加えて有線通信に対する接続機能、即ち、有線
接続機能4を設けるものであり、この有線接続機能4は
例えばマイクロホン21a、スピーカ21bなどを付属
させる音声処理部21と、ダイヤルボタン22aの操作
に従い例えばダイヤルパルス信号、トーンダイヤル信号
の発生など適宜動作を行う信号処理部22とからなる通
話機能2で処理された信号を公衆回線10に接続を可能
とするものであり、これに備えて、前記有線接続機能4
には公衆回線10に標準端子として設けられているモジ
ュラジャックへの接続を可能とするコネクタ4aが設け
られている。
【0011】このときに、前記有線接続機能4は、モデ
ム(モジュレータ/デモジュレータ)と称され、パーソ
ナルコンピュータなどを公衆回線10に接続するときに
デジタル信号をアナログ信号に変換するために用いられ
ている機器とほヾ同様な構成のものとすれば良い。
ム(モジュレータ/デモジュレータ)と称され、パーソ
ナルコンピュータなどを公衆回線10に接続するときに
デジタル信号をアナログ信号に変換するために用いられ
ている機器とほヾ同様な構成のものとすれば良い。
【0012】また、本発明においては、無線接続機能3
と有線接続機能4とは、例えばスイッチなどにより何れ
か一方が選択される切り替え式とされていて、双方の接
続機能3、4が同時に動作、或いは、同時に休止するこ
とのないものとされている。尚、上記の切り替えは、例
えばコネクタ4aのモジュラジャックへの着脱により自
動的に無線接続機能3と有線接続機能4との切り替えが
行われるものとしても良い。
と有線接続機能4とは、例えばスイッチなどにより何れ
か一方が選択される切り替え式とされていて、双方の接
続機能3、4が同時に動作、或いは、同時に休止するこ
とのないものとされている。尚、上記の切り替えは、例
えばコネクタ4aのモジュラジャックへの着脱により自
動的に無線接続機能3と有線接続機能4との切り替えが
行われるものとしても良い。
【0013】次いで、上記の構成とした本発明の携帯電
話機1の作用および効果について説明する。先ず、本発
明の携帯電話機1においても、無線接続機能3の側を選
択している場合には従来通りの動作を行うものであるこ
とは言うまでもなく、例えば出先において着信、発信を
行えるものとなる。
話機1の作用および効果について説明する。先ず、本発
明の携帯電話機1においても、無線接続機能3の側を選
択している場合には従来通りの動作を行うものであるこ
とは言うまでもなく、例えば出先において着信、発信を
行えるものとなる。
【0014】また、有線通信のモジュラジャック11a
が存在している場所であれば、有線接続機能4を選択
し、モジュラジャック11aにコネクタ4aを接続する
ことで、有線通信である公衆回線10の端末機器(電話
機)として使用できるものとなり、有線通信としての利
用が可能となる。
が存在している場所であれば、有線接続機能4を選択
し、モジュラジャック11aにコネクタ4aを接続する
ことで、有線通信である公衆回線10の端末機器(電話
機)として使用できるものとなり、有線通信としての利
用が可能となる。
【0015】ここで、無線回線を利用する携帯電話機1
と、公衆回線10を利用する電話機との課金システムの
相違について検討してみると、携帯電話機1では、この
携帯電話機に電話番号が付与され、何れの位置から発信
しても携帯電話機1の使用者に課金が可能となる。
と、公衆回線10を利用する電話機との課金システムの
相違について検討してみると、携帯電話機1では、この
携帯電話機に電話番号が付与され、何れの位置から発信
しても携帯電話機1の使用者に課金が可能となる。
【0016】しかしながら、公衆回線10においては、
回線に電話番号が付与されているので、任意のモジュラ
ジャック11aにコネクタ4aを接続し通信を行うとき
には、その接続された公衆回線10に対しての課金が行
われるものとなり、携帯電話機1の使用者に対する課金
は行えないものとなる。
回線に電話番号が付与されているので、任意のモジュラ
ジャック11aにコネクタ4aを接続し通信を行うとき
には、その接続された公衆回線10に対しての課金が行
われるものとなり、携帯電話機1の使用者に対する課金
は行えないものとなる。
【0017】そこで、上記課金に対する一つの解決方法
が公衆電話の利用であり、現状では公衆回線10におい
てもISDN(Integrated Services Digital Network)
回線と称されるデジタル回線10Dが普及し、これに伴
いモジュラジャック11aが付随されている公衆電話用
の電話機11が市中に数多く設置されているのが、特に
大都市部における現況である。
が公衆電話の利用であり、現状では公衆回線10におい
てもISDN(Integrated Services Digital Network)
回線と称されるデジタル回線10Dが普及し、これに伴
いモジュラジャック11aが付随されている公衆電話用
の電話機11が市中に数多く設置されているのが、特に
大都市部における現況である。
【0018】よって、このような公衆電話機11のモジ
ュラジャック11aに本発明の携帯電話機1のコネクタ
4aを接続すれば、出先においても極めて容易に有線通
信の端末機器として使用可能となるものであり、通話コ
ストは現金或いはテレホンカードなどの使用で支払いが
可能であり、即ち、公衆回線10の通話コストで良いも
のとなる。また、このときに携帯電話機1内にある電話
帳機能なども使用可能となり、携帯電話機1としての利
便性を損なうことはない。
ュラジャック11aに本発明の携帯電話機1のコネクタ
4aを接続すれば、出先においても極めて容易に有線通
信の端末機器として使用可能となるものであり、通話コ
ストは現金或いはテレホンカードなどの使用で支払いが
可能であり、即ち、公衆回線10の通話コストで良いも
のとなる。また、このときに携帯電話機1内にある電話
帳機能なども使用可能となり、携帯電話機1としての利
便性を損なうことはない。
【0019】また、特にアナログ式の携帯電話機1にお
いては、無線で交信を行っているときの盗聴を受ける可
能性が高いと言われているので、重要な内容の交信を行
う際には有線機能を使用することで機密保持性の向上が
図れる。また、データー通信などを行う際には同様に有
線機能を使用することで送受信時共に通信品質の向上が
図れるものとなる。
いては、無線で交信を行っているときの盗聴を受ける可
能性が高いと言われているので、重要な内容の交信を行
う際には有線機能を使用することで機密保持性の向上が
図れる。また、データー通信などを行う際には同様に有
線機能を使用することで送受信時共に通信品質の向上が
図れるものとなる。
【0020】ここで、公衆回線10においてはデジタル
回線10Dといえども、上記にも説明したように前記モ
ジュラジャック11aが設けられている公衆電話機11
の回線に対し固有の電話番号が設定されるものであり、
よって、モジュラジャック11aに接続される携帯電話
機1に対しては電話番号を特定するものではない、従っ
て、着信を行うことは不可能であるが、本来、通話コス
トは発信に対して課金されるものであるので、通話コス
ト低減の目的を損なうものとはならない。
回線10Dといえども、上記にも説明したように前記モ
ジュラジャック11aが設けられている公衆電話機11
の回線に対し固有の電話番号が設定されるものであり、
よって、モジュラジャック11aに接続される携帯電話
機1に対しては電話番号を特定するものではない、従っ
て、着信を行うことは不可能であるが、本来、通話コス
トは発信に対して課金されるものであるので、通話コス
ト低減の目的を損なうものとはならない。
【0021】尚、現状ではモジュラジャック11aが設
けられる公衆電話機11はデジタル回線10D用のもの
のみであるので、その例で説明したが、アナログ回線1
0Aに接続される公衆電話機11であっても、回線の接
続がコインの投入、テレホンカードの挿入で行われる公
衆電話機11であればモジュラジャック11aを設ける
ことで同様に課金ができ使用することが可能となること
は言うまでもない。
けられる公衆電話機11はデジタル回線10D用のもの
のみであるので、その例で説明したが、アナログ回線1
0Aに接続される公衆電話機11であっても、回線の接
続がコインの投入、テレホンカードの挿入で行われる公
衆電話機11であればモジュラジャック11aを設ける
ことで同様に課金ができ使用することが可能となること
は言うまでもない。
【0022】図2は、本発明の別の実施形態を示すもの
であり、この実施形態では公衆回線10(アナログ回線
10Aでもデジタル回線10Dでも良い)にはモジュラ
ジャック11aのみが設けられている。従って、このモ
ジュラジャック11aに携帯電話機1をコネクタ4aを
接続した場合、有線交換機12は、通常にはこの公衆回
線10に割り当てられた電話番号が使用されようとして
いることを認識するものとなる。
であり、この実施形態では公衆回線10(アナログ回線
10Aでもデジタル回線10Dでも良い)にはモジュラ
ジャック11aのみが設けられている。従って、このモ
ジュラジャック11aに携帯電話機1をコネクタ4aを
接続した場合、有線交換機12は、通常にはこの公衆回
線10に割り当てられた電話番号が使用されようとして
いることを認識するものとなる。
【0023】そこで、この実施形態では有線交換機12
に、例えば“*”、“#”、或いは、携帯電話機1を特
定する数字列など予めに定めたダイヤル信号を認識でき
るものとしておき、このダイヤル信号を最初に受信した
ときには、無線交換機13との接続を行うと共に公衆回
線10に対する課金を中止する。
に、例えば“*”、“#”、或いは、携帯電話機1を特
定する数字列など予めに定めたダイヤル信号を認識でき
るものとしておき、このダイヤル信号を最初に受信した
ときには、無線交換機13との接続を行うと共に公衆回
線10に対する課金を中止する。
【0024】一方、接続が行われた無線交換機13の側
では、携帯電話機1から送られてくる信号から、その携
帯電話機1の電話番号を読み取り、続くダイヤル信号で
回線接続を行えば良く、よって、何れの場所にあるモジ
ュラジャック11aに接続されたときにも携帯電話機1
に対する課金が可能となるので、公衆回線10に対する
使用料は上記の課金中から有線通信事業者に対して支払
えば良い。
では、携帯電話機1から送られてくる信号から、その携
帯電話機1の電話番号を読み取り、続くダイヤル信号で
回線接続を行えば良く、よって、何れの場所にあるモジ
ュラジャック11aに接続されたときにも携帯電話機1
に対する課金が可能となるので、公衆回線10に対する
使用料は上記の課金中から有線通信事業者に対して支払
えば良い。
【0025】このようにすることで、携帯電話機1を運
営する無線通信事業者においては、例えばそれ程に利用
効率の高くない地域まで基地局を設置する必要はなく経
営効率の向上が見込めるものとなる。一方、公衆回線1
0を運営する有線通信事業者においては、上記したよう
な僻地においてはモジュラジャック11aのみを設置し
ておけば良いので、公衆電話機11などに対する設備投
資、或いは、それに伴う料金の回収など管理費の増加な
どを生じることなく回線の使用効率が向上するものとな
る。
営する無線通信事業者においては、例えばそれ程に利用
効率の高くない地域まで基地局を設置する必要はなく経
営効率の向上が見込めるものとなる。一方、公衆回線1
0を運営する有線通信事業者においては、上記したよう
な僻地においてはモジュラジャック11aのみを設置し
ておけば良いので、公衆電話機11などに対する設備投
資、或いは、それに伴う料金の回収など管理費の増加な
どを生じることなく回線の使用効率が向上するものとな
る。
【0026】尚、現状以上に携帯電話機1の普及率が向
上し、例えば殆どの各個人が所持するような状態に到れ
ば、上記したような僻地以外であっても公衆電話機11
を設置する必要はなくなり、モジュラジャック11aの
みを設置すれば良く、低コストで対応できるものとな
り、現在以上の設置箇所の増設が可能となるなど、相乗
的な効果も生じる。
上し、例えば殆どの各個人が所持するような状態に到れ
ば、上記したような僻地以外であっても公衆電話機11
を設置する必要はなくなり、モジュラジャック11aの
みを設置すれば良く、低コストで対応できるものとな
り、現在以上の設置箇所の増設が可能となるなど、相乗
的な効果も生じる。
【0027】また、有線通信事業者においては、課金は
無線通信事業者側で行うので、例えば公衆電話機11に
対するメンテナンスのための巡回、現金の回収、テレホ
ンカードの販売、それに対する偽造問題などからも開放
され、この点でも経営効率が向上するものとなる。
無線通信事業者側で行うので、例えば公衆電話機11に
対するメンテナンスのための巡回、現金の回収、テレホ
ンカードの販売、それに対する偽造問題などからも開放
され、この点でも経営効率が向上するものとなる。
【0028】図3は本発明の更に別の実施形態であり、
前の実施形態では、携帯電話機1に設けられる有線接続
機能4は広域にわたり設置されている、いわゆる公衆回
線10に対応するものとして設けられていたが、この実
施形態では、例えばCATV(ケーブルテレビ)のネッ
トワークなど地域を限定されたネットワーク、即ちロー
カルエリアネットワーク30に対しての有線接続機能5
が設けられ、この有線接続機能5にはコネクタ5aが付
属されている。
前の実施形態では、携帯電話機1に設けられる有線接続
機能4は広域にわたり設置されている、いわゆる公衆回
線10に対応するものとして設けられていたが、この実
施形態では、例えばCATV(ケーブルテレビ)のネッ
トワークなど地域を限定されたネットワーク、即ちロー
カルエリアネットワーク30に対しての有線接続機能5
が設けられ、この有線接続機能5にはコネクタ5aが付
属されている。
【0029】ここで、前記したローカルエリアネットワ
ーク30がCATVのネットワークである場合、回線の
敷設範囲は大略1行政区画以上をカバーするものである
ことが多く大部分の通話はこの範囲内で行われているこ
とが多い。また、回線としては同軸ケーブル、光ファイ
バーなど前の実施形態で述べたツイストペアの電線によ
る公衆回線10よりも大容量の回線が採用されているの
で、ローカルエリアネットワーク30に接続された例え
ばコンピュータ32などで携帯電話機1に内蔵された固
有の電話番号などを読み取ることも容易である。
ーク30がCATVのネットワークである場合、回線の
敷設範囲は大略1行政区画以上をカバーするものである
ことが多く大部分の通話はこの範囲内で行われているこ
とが多い。また、回線としては同軸ケーブル、光ファイ
バーなど前の実施形態で述べたツイストペアの電線によ
る公衆回線10よりも大容量の回線が採用されているの
で、ローカルエリアネットワーク30に接続された例え
ばコンピュータ32などで携帯電話機1に内蔵された固
有の電話番号などを読み取ることも容易である。
【0030】従って、ローカルエリアネットワーク30
に付属するモジュラジャック31であれば、何れの場所
のモジュラジャック31を使用した場合でも利用者が特
定できるものとなり、回線運営者側において課金が行え
るものとなるので、施設者側としてはモジュラジャック
付き公衆電話機などを用意する必要なく、この場合にも
単にモジュラジャック31のみ設ければ良いものとな
り、本発明の実施に当たり施設費を低減することができ
る。
に付属するモジュラジャック31であれば、何れの場所
のモジュラジャック31を使用した場合でも利用者が特
定できるものとなり、回線運営者側において課金が行え
るものとなるので、施設者側としてはモジュラジャック
付き公衆電話機などを用意する必要なく、この場合にも
単にモジュラジャック31のみ設ければ良いものとな
り、本発明の実施に当たり施設費を低減することができ
る。
【0031】よって、モジュラジャック31は、例えば
鉄道、バスなど交通機関の駅、公共施設、繁華街などロ
ーカルエリアネットワーク30が敷設されている地域内
に多数を簡便に設置できるものとなり、利用者の側にお
いても利便性は向上する。尚、ローカルエリアネットワ
ーク30が敷設された範囲外への地域への通話の要望が
あったときには、ローカルエリアネットワーク30の回
線を公衆回線10に接続することで容易に行うことが可
能である。
鉄道、バスなど交通機関の駅、公共施設、繁華街などロ
ーカルエリアネットワーク30が敷設されている地域内
に多数を簡便に設置できるものとなり、利用者の側にお
いても利便性は向上する。尚、ローカルエリアネットワ
ーク30が敷設された範囲外への地域への通話の要望が
あったときには、ローカルエリアネットワーク30の回
線を公衆回線10に接続することで容易に行うことが可
能である。
【0032】以上のようにすることでローカルエリアネ
ットワーク30を運営する通信事業者は、従来の画像の
配信に加えてその地域における電話通信の大部分を引き
受けられるものとなり、単に視聴料に過ぎなかった事業
内容を拡大することが可能となり、例えば衛星通信によ
る放送業者に対抗できるものとなる。
ットワーク30を運営する通信事業者は、従来の画像の
配信に加えてその地域における電話通信の大部分を引き
受けられるものとなり、単に視聴料に過ぎなかった事業
内容を拡大することが可能となり、例えば衛星通信によ
る放送業者に対抗できるものとなる。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、携
帯電話機には有線通信に対する直結手段による有線接続
機能が設けられ、必要に応じる無線通信に対する無線接
続機能と有線通信に対する有線接続機能との切り替えが
可能とされている携帯電話機としたことで、利用者が何
れの位置に存在するときにも着信が可能となる携帯電話
機の優位性を失うことなく、送信時には有線電話の安価
な通話コストで通信が可能で、かつ、電話帳機能など携
帯電話機に備えられた利便性を失うことなく使用できる
ものとして、利用者の経済的負担を低減させる極めて優
れた効果を奏するものである。
帯電話機には有線通信に対する直結手段による有線接続
機能が設けられ、必要に応じる無線通信に対する無線接
続機能と有線通信に対する有線接続機能との切り替えが
可能とされている携帯電話機としたことで、利用者が何
れの位置に存在するときにも着信が可能となる携帯電話
機の優位性を失うことなく、送信時には有線電話の安価
な通話コストで通信が可能で、かつ、電話帳機能など携
帯電話機に備えられた利便性を失うことなく使用できる
ものとして、利用者の経済的負担を低減させる極めて優
れた効果を奏するものである。
【0034】また、通信事業者側では、携帯電話業者に
おいてはそれ程に利用が見込めない僻地においては有線
回線を使用できるものとして基地局設置などの経費が低
減できるものであり、有線通信事業者においても僻地な
どでは公衆電話を設置することなくコネクタを設けるの
みで回線の使用効率の向上が見込め、料金回収、電話機
のメンテナンス、或いは、偽造テレホンカードの使用な
どの問題点も回避できる。更にローカルエリアネットワ
ーク業者においては多角経営が可能となり事業チャンス
が増加するなどの効果がある。
おいてはそれ程に利用が見込めない僻地においては有線
回線を使用できるものとして基地局設置などの経費が低
減できるものであり、有線通信事業者においても僻地な
どでは公衆電話を設置することなくコネクタを設けるの
みで回線の使用効率の向上が見込め、料金回収、電話機
のメンテナンス、或いは、偽造テレホンカードの使用な
どの問題点も回避できる。更にローカルエリアネットワ
ーク業者においては多角経営が可能となり事業チャンス
が増加するなどの効果がある。
【図1】 本発明に係る携帯用電話機の実施形態を示す
説明図である。
説明図である。
【図2】 同じく本発明に係る携帯用電話機の別の実施
形態を示す説明図である。
形態を示す説明図である。
【図3】 同じく本発明に係る携帯用電話機の更に別の
実施形態を示す説明図である。
実施形態を示す説明図である。
【図4】 従来例の構成を示す説明図である。
【図5】 従来例の回線接続の状態を示す説明図であ
る。
る。
1……携帯電話機 2……通話機能 21……音声処理部 22……信号処理部 3……無線接続機能 4、5……有線接続機能 4a、5a……コネクタ 10……公衆回線 10A……アナログ回線 10D……デジタル回線 11……公衆電話機 11a……モジュラジャック 12……有線交換機 13……無線交換機 30……ローカルエリアネットワーク 31……モジュラジャック
Claims (2)
- 【請求項1】 無線通信に対する無線接続機能と、通話
機能とが設けられて成る携帯電話機において、前記携帯
電話機には有線通信に対する直結手段による有線接続機
能が設けられ、必要に応じる前記無線通信に対する無線
接続機能と有線通信に対する有線接続機能との切り替え
が可能とされていることを特徴とする携帯電話機。 - 【請求項2】 前記有線通信がローカルエリアネットワ
ークであり、前記有線接続機能が前記ローカルエリアネ
ットワークに対応する有線接続機能であることを特徴と
する請求項1記載の携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277105A JPH11122375A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277105A JPH11122375A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11122375A true JPH11122375A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17578857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9277105A Pending JPH11122375A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 携帯電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11122375A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6751587B2 (en) | 2002-01-04 | 2004-06-15 | Broadcom Corporation | Efficient excitation quantization in noise feedback coding with general noise shaping |
US7085589B1 (en) | 1999-11-09 | 2006-08-01 | Nec Infrontia Corporation | Multifunction telephone and multifunction telephone switching system using the same |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP9277105A patent/JPH11122375A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7085589B1 (en) | 1999-11-09 | 2006-08-01 | Nec Infrontia Corporation | Multifunction telephone and multifunction telephone switching system using the same |
US6751587B2 (en) | 2002-01-04 | 2004-06-15 | Broadcom Corporation | Efficient excitation quantization in noise feedback coding with general noise shaping |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061107 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |