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JPH11117706A - ターボ機械の静翼及びその組立方法 - Google Patents

ターボ機械の静翼及びその組立方法

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Publication number
JPH11117706A
JPH11117706A JP27834997A JP27834997A JPH11117706A JP H11117706 A JPH11117706 A JP H11117706A JP 27834997 A JP27834997 A JP 27834997A JP 27834997 A JP27834997 A JP 27834997A JP H11117706 A JPH11117706 A JP H11117706A
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JP
Japan
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ring plate
blade
inner ring
outer ring
airfoil
Prior art date
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Application number
JP27834997A
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English (en)
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Inventor
Kazuo Kimura
和男 木村
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP27834997A priority Critical patent/JP3559152B2/ja
Publication of JPH11117706A publication Critical patent/JPH11117706A/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ターボ機械の静翼における羽根の固定構造及
びその組立方法に関し、その製作を容易にして、加工コ
ストを低減する。 【解決手段】 内側リング板2の外側に外側リング板3
と、複数の断面翼型の羽根8とを備え、各羽根の内端側
を内側リング板に固定するとともに外端側を外側リング
板に固定して、各羽根を円周状に配列してなるターボ機
械の静翼において、外側リング板に円周方向に沿って翼
型孔部9を複数個形成し、羽根の外端側を外側リング板
の翼型孔部に貫通させ、外側リング板の翼型孔部周縁と
羽根の周縁をろう付により固定する。各羽根の内端面を
内側リング板の外周面に当接させ、内側リング板の羽根
との当接面に貫通孔5を設け、内側リング板の貫通孔の
を内側において溶接により各羽根の内側リング板に対す
る仮付けを行い、さらに各羽根の内端面周縁と内側リン
グ板の当接面12の周縁はろう付により固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ,コンプレ
ッサ,ファン,タービン等のターボ機械の静翼における
羽根の固定構造及びその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポンプ,コンプレッサ,ファ
ン,タービン等のターボ機械は、静翼と動翼を交互に軸
方向に沿って複数段配置して構成されている。かかる静
翼は、外側リング板と内側リング板の間に円周状に配列
された複数の羽根を有する円環状の構造体として構成さ
れ、分解可能なものかまたは一体型なものが採用されて
いる。
【0003】分解可能な静翼は、羽根を外側リング板,
内側リング板にボルト等を用いて分解可能に組み付けて
構成されている。一体型の静翼は、羽根をろう付接合に
より外側リング板,内側リング板に分解不可能に組み付
けて構成されている。この後者の一体型の静翼におい
て、羽根の組付け精度を確保しつつ安価なものが要求さ
れている。
【0004】ここでは、図8ないし図13により、従来
の3段式ターボ機械の一体型の静翼について説明する。
図8,図9において、軸流式タービン101は、回転軸
102と、回転軸102の回りに配置されケーシング1
03に固定された静翼104と、静翼104と交互に配
置され回転軸102に固定された動翼105とを備えた
ものとなっている。
【0005】静翼104は、内側リング板106と、外
側リング板107と、内側リング板106から外側リン
グ板107にかけて円周状に配列した複数の横断面翼型
の羽根108とで構成されている。内側リング板106
は回転軸102の回りに配置され、回転軸102の軸線
に同心状になっている。内側リング板106の材料は燃
焼ガス等の作動流体の物性,温度により選定され、例え
ば、ステンレス鋼,特殊耐熱鋼が用いられる。
【0006】内側リング板106の外側に外側リング板
107が配置され、外側リング板107は回転軸102
の軸線に同心状になっている。外側リング板107の材
料は作動流体の物性,温度により選定され、例えば、ス
テンレス鋼,特殊耐熱鋼が用いられる。内側リング板1
06,外側リング板107のそれぞれには、羽根108
の内端側108B及び外端側108Aにおける翼型断面
形状と同じ形状の翼型孔部106A,107Aがそれぞ
れ形成されている。羽根108の材料は作動流体の物
性,温度により選定され、例えば、ステンレス鋼,特殊
耐熱鋼が用いられる。
【0007】各羽根108は、内側リング板106の翼
型孔部106A,外側リング板107の翼型孔部107
Aを貫通しており、羽根108の外端側108A及び内
端側108Bが翼型孔部106A,107Aに内嵌され
ている。翼型孔部106A,107Aの図10上の上側
の周縁部と羽根108の外周面は、それぞれ隅肉ろう付
部R7,R8にてろう付で気密に接合されている。これ
により、各羽根108はろう付により内端側108Bを
内側リング板106に固定されるとともに外端側108
Aを外側リング板107に一体に固定され、作動中の漏
れが防止されるようになっている。
【0008】次に、静翼104の組立方法について説明
する。先ず、外側リング板107の外方あるいは内方か
ら各羽根108を外側リング板107の翼型孔部107
Aに貫通させてから、内側リング板106の翼型孔部1
06Aに貫通させることにより、各羽根108が内側リ
ング板106,外側リング板107に装着される。この
時、羽根108は、外側リング板107の翼型孔部10
7A,内側リング板106の翼型孔部106Aにより回
転軸102の軸線方向及び周方向が位置決めされ、ま
た、径方向が治具(図示せず)により位置決めされる。
【0009】この状態で、図10に示すようにTIG溶
接により、内側リング板106の翼型孔部106Aの前
後端縁と羽根108の内端側108Bの前後端縁は点溶
接箇所W4,W5にて点状に仮付けされるとともに、外
側リング板107の107Aの前後端縁と羽根108の
外端側108A前後端縁は点溶接箇所W6,W7にて点
状に仮付けされる。
【0010】次に、治具を外し、静翼104は無酸化炉
または高温状態の真空炉に入れられ、翼型孔部106
A,107Aの図10上の上側の周縁部と羽根108の
外周面はろう付で接合され、各羽根108が内側リング
板106,外側リング板107に固定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、羽根108
は、その内端側108Bが内側リング板106からその
内方に突出する部分109が必要になり、材料費が嵩
み、重量が増すとともに、内側リング板106の内側の
スペースが狭くなっていた。
【0012】また、外側リング板107から羽根108
の外端側108Aの外方に突出する部分110が必要に
なり、羽根108の材料費が嵩み、外側リング板107
の外側のスペースが狭くなっていた。さらに、羽根10
8の外端側108A及び内端側108Bにおける横断面
形状は、流線形状をしていることから、放電加工,レー
ザ加工等による曲面加工が必要となり、また、加工時間
が長くなることにより、生産効率が悪くなり、加工コス
トが高価になっていた。
【0013】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、羽根の内側リング板また
は外側リング板から突出する部分を不要にし、羽根の材
料を節約するとともに、内側リング板または外側リング
板の放電加工,レーザ加工等による翼型孔部の曲面加工
を少なくし、製作が容易にでき、加工コストを低減する
ことができるターボ機械を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
内側リング板の外側にその軸線に同心状に配置された外
側リング板と、複数の断面翼型の羽根とを備え、ろう付
により各羽根の内端側を内側リング板に固定するととも
に外端側を外側リング板に固定して、各羽根を円周状に
配列してなるターボ機械の静翼において、外側リング板
に円周方向に沿って翼型孔部が複数個形成され、羽根の
外端側が外側リング板の翼型孔部に貫通されており、外
側リング板の翼型孔部周縁と該翼型孔部に接する羽根の
周縁はろう付により固定され、各羽根の内端面が内側リ
ング板の外周面に当接され、内側リング板の羽根との当
接面には貫通孔が設けられ、内側リング板の貫通孔の内
側において内側リング板と各羽根の内端面を溶接するこ
とにより各羽根の内側リング板に対する仮付けがされ、
各羽根の内端面周縁と内側リング板の当接面の周縁はろ
う付により固定されていることを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、複数の羽根を円周
方向に沿って翼型孔部が複数個形成された外側リング板
の前記翼型孔部に、外側リング板の径方向に向けて貫通
させて該羽根を円周状に配置し、内側リング板を外側リ
ング板の軸線に沿って外側リング板の内側に移動させる
ことにより内側リング板の外側に外側リング板を同心状
に配置して、各羽根の内端面を内側リング板の外周の当
接面に当接させ、内側リング板の前記当接面に対応して
設けられた貫通孔と各羽根の内端面を溶接することによ
り各羽根を内側リング板に仮付けし、続いて、ろう付に
より羽根の内端面周縁を内側リング板の外周面上に固定
するとともに外端側を外側リング板の各翼型孔部周縁に
固定することを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、内側リング板の外
側にその軸線に同心状に配置された外側リング板と、複
数の断面翼型の羽根とを備え、ろう付により各羽根の内
端側を内側リング板に固定するとともに外端側を外側リ
ング板に固定して、各羽根を円周状に配列してなるター
ボ機械の静翼において、内側リング板に円周方向に沿っ
て翼型孔部が複数個形成され、羽根の内端側が内側リン
グ板の翼型孔部に貫通されており、内側リング板の翼型
孔部周縁と該翼型孔部に接する羽根の周縁はろう付によ
り固定され、各羽根の外端面が外側リング板の内周面に
当接され、外側リング板の羽根との当接面には貫通孔が
設けられ、外側リング板の貫通孔の内側において外側リ
ング板と羽根の外端面を溶接することにより各羽根の外
側リング板に対する仮付けがされ、各羽根の外端面周縁
と外側リング板の当接面の周縁がろう付により固定され
ていることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、複数の羽根を円周
方向に沿って翼型孔部が複数個形成された内側リング板
の前記翼型孔部に、内側リング板の径方向に向けて貫通
させて該羽根を円周状に配置し、外側リング板を内側リ
ング板の軸線に沿って内側リング板の外側に移動させる
ことにより内側リング板の外側に外側リング板を同心状
に配置して、各羽根の外端面を外側リング板の内周の当
接面に当接させ、外側リング板の前記当接面に対応して
設けられた貫通孔と各羽根の外端面を溶接することによ
り各羽根を外側リング板に仮付けし、続いて、ろう付に
より羽根の外端面周縁を外側リング板の内周面上に固定
するとともに内端側を内側リング板の各翼型孔部周縁に
固定することを特徴とする。
【0018】(作用)請求項1記載の発明においては、
各羽根の内端面が内側リング板の外周面に当接された状
態となっているから、従来における内側リング板の翼型
孔部の曲面加工がなくなり、また、内側リング板から羽
根の内端側の内方に突出する部分が不要になる。
【0019】請求項2記載の発明においては、複数の羽
根は外側リング板に径方向に貫通されて円周状に配置さ
れる。内側リング板を内側リング板の軸線に沿って外側
リング板の内側に移動させることにより内側リング板の
外側に外側リング板に同心状に配置して、各羽根の内端
面が内側リング板の外周当接面に当接される。
【0020】内側リング板の貫通孔からの溶接により、
内側リング板と各羽根の内端面が溶接され、各羽根が内
側リング板に仮付けされる。続いて、ろう付により羽根
の内端側が内側リング板の外周面上に固定するとともに
外端側を外側リング板の各翼型孔部周縁に固定される。
請求項3記載の発明においては、各羽根の外端面が外側
リング板の内周面に当接された状態となっているから、
従来における外側リング板の翼型孔部の曲面加工がなく
なり、また、外側リング板から羽根の外端側の外方に突
出する部分が不要になる。
【0021】請求項4記載の発明においては、各羽根は
内側リング板に径方向に貫通されて円周状に配置され
る。外側リング板を外側リング板の軸線に沿って内側リ
ング板の外側に移動させることにより内側リング板の外
側に外側リング板を同心状に配置して、羽根の外端面が
外側リング板の内周の当接面に当接される。
【0022】外側リング板の当接面に設けられた貫通孔
からの溶接により、外側リング板と羽根の外端面が溶接
され、各羽根が外側リング板に仮付けされる。続いて、
ろう付により羽根の外端側が外側リング板の内周面上に
固定されるとともに内端側が内側リング板の各翼型孔部
周縁に固定される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。
【0024】図1ないし図4により、請求項1の発明の
実施の形態に係わるターボ機械の静翼、及び、請求項2
記載の発明の実施の形態に係わるターボ機械の組立方法
について、ターボ機械として軸流式ガスタービンを例に
挙げて説明する。なお、本発明の実施の形態においては
ターボ機械の全体構造は従来例と基本的に共通であり、
同一構成部分については同一符号を付して要旨部分につ
いてのみ説明する。
【0025】図1ないし図3において、静翼1は、内側
リング板2と、外側リング板3と、内側リング板2と外
側リング板3と一体に接合して固定された羽根8とで構
成されている。従来の図8に示す従来静翼と同様に、内
側リング板2は回転軸102の軸線に同心状に配置され
ている。内側リング板2の材料は燃焼ガス等の作動流体
の物性,温度により選定され、例えば、ステンレス鋼,
特殊耐熱鋼が用いられる。
【0026】内側リング板2の外側に外側リング板3が
配置されている。外側リング板3は、回転軸102の軸
線に同心状になっており、内側リング板2に平行な短筒
状体6と、短筒状体6の前端に連続して立設されたフラ
ンジ部7とで構成されている。そのフランジ部7はケー
シング103にボルト等で固定されている。外側リング
板3の材料は作動流体の物性,温度により選定され、例
えば、ステンレス鋼,特殊耐熱鋼が用いられる。
【0027】外側リング板3に、静翼1の羽根8の外端
側8Aにおける横断面翼型形状と同じ形状の翼型孔部が
形成されている。図8に示す従来の静翼と同様に複数の
羽根8(図には1枚のみ図示)が円周状に配列されてい
る。図2に示すように、羽根8は、横断面翼型に形成さ
れてガスを受ける羽根本体部10と、羽根本体部10の
一端に連続する外端側接合部11とで構成されている。
羽根8の材料は燃焼ガス等の作動流体の物性,温度によ
り選定され、例えば、ステンレス鋼,特殊耐熱鋼が用い
られる。
【0028】羽根8の外端側接合部11は、翼型孔部9
に貫通している。また、羽根8の羽根本体部10の平坦
な内端面10Aは、内側リング板2の外周面2Aに当接
している。この時、羽根8の外端は、外側リング板3の
外周面より外側にわずかに突出した状態にされている。
内側リング板2の羽根8との当接面12には、複数個の
貫通孔5が所定の間隔で円周方向に沿って配列されてい
る。
【0029】貫通孔5は、羽根8の内端面10Aの厚さ
より小径にて、ドリル等で円孔に加工されている。貫通
孔5は、円孔に限定されるものではなく、任意の形状で
差し支えない。また、貫通孔5は各羽根8に対して1個
だけ設けるのではなく、必要に応じて羽根の幅方向に沿
って複数個設けることもできる。羽根8の羽根本体部1
0の内端面10Aの周縁と内側リング板2の当接面12
の周縁は隅肉ろう付部R1にて気密に接合して固定され
ている。
【0030】また、外側リング板3の翼型孔部9の図1
上の上側の周縁と該翼型孔部9に接する羽根8の外端側
接合部11の周縁は隅肉ろう付部R2にて気密に接合し
て固定されている。これにより、各羽根8はろう付によ
り内端面10Aを内側リング板2の外周面2Aに固定す
るとともに外端側8Aを外側リング板3の各翼型孔部9
の周縁に固定され、羽根8と内側リング板2,外側リン
グ板3との接合部は気密になり、作動流体の漏れが防止
されている。
【0031】次に、静翼1の組立方法について説明す
る。先ず、図示しない翼取付治具が準備される。円周方
向に沿って翼型孔部9が複数個形成された外側リング板
3は、その軸線を鉛直になるように翼取付治具上に配置
される。外側リング板3の外方あるいは内方から各翼型
孔部9に、図2に示す羽根8がそれぞれ外側リング板3
の径方向に向けて挿入し、複数の羽根8の外端が外側リ
ング板3の外周面よりわずかに突出した状態で円周状に
配置される。
【0032】続いて、内側リング板2を外側リング板3
の内側に移動させることにより外側リング板3の内側に
内側リング板2が同心状に配置され、各羽根8の内端側
の内端面10Aが内側リング板2の外周面2Aの当接面
12に当接される。この状態で、治具の位置決め具によ
り、内側リング板2には、その軸線が外側リング板3の
軸線に一致され、且つ、外側リング板3に対する軸線方
向及び周方向の位置決めが正確になされる。
【0033】次に、図1に示すように、内側リング板2
の当接面12に設けられた貫通孔5からの手動のTIG
溶接により、内側リング板2の貫通孔5の内側において
内側リング板2と各羽根8の内端側の内端面10Aが点
溶接箇所W1にて点状に仮付け溶接されるとともに、外
側リング板3の翼型孔部9の前後端縁と羽根8の外端側
接合部11の前後端縁は点溶接箇所W2,W3(従来と
同じ箇所)にて点状に仮付けされる。これにより、各羽
根8が内側リング板2と外側リング板3に対して要求さ
れる寸法精度をもって所定状態に固定される。
【0034】そして、内側リング板2,外側リング板
3,複数の羽根8を点状に仮付けした仮組立静翼から、
翼取付治具が取り外される。続いて、仮組立静翼の全体
が無酸化炉(或いは不活性ガス雰囲気を用いた炉,真空
炉)の中に設置され、高温でろう付が行なわれる。すな
わち、ろう付により羽根8の内端側8Bが内側リング板
2の当接面12の周縁に接合されるとともに外端側8A
が外側リング板3の翼型孔部9の周縁に気密に接合して
固定される。
【0035】ここで、TIG溶接により、内側リング板
2,外側リング板3,複数の羽根8を仮付けした仮組立
静翼が無酸化炉等でろう付されることから、仮組立静翼
と一緒に翼取付治具を無酸化炉等に設置して使用する必
要がなくなる。以上の如き構成によれば、従来における
図10の、羽根108における内側リング板106から
羽根108の内端側108Bの内方に突出する部分10
9が不要になり、材料を節約し、内側リング板2内のス
ペースを拡大し、部品の配置の自由度を確保できる。
【0036】また、内側リング板2に翼型孔部を設けな
いで放電加工,レーザ加工等による翼型孔部の曲面加工
を施す必要がなく、静翼の重量を軽減し、加工コストを
低減することができる。さらに、貫通孔5は、ドリル等
により、円形に加工されているので、加工が容易であ
る。
【0037】なお、本実施の形態においては、ターボ機
械として、ガスタービンを例に挙げて説明したが、これ
に限定されることなく、例えば、ポンプ,コンプレッ
サ,ファン等に適用することができる。また、本実施の
形態においては、軸流式ガスタービンを例に挙げて説明
したが、これに限定されることなく、軸流式タービンと
半径流式タービンを組み合せた混合式タービンに適用す
ることもできる。
【0038】さらに、本実施の形態においては、外側リ
ング板3の翼型孔部9の図1の上側の周縁と羽根8の外
端側8Aは隅肉ろう付部R2にてろう付されているが、
外側リング板3の翼型孔部9の図1上の下側の周縁と羽
根8の外端側8Aをろう付することもできる。この場合
には、羽根8の外側リング板3の外周面より外側に突出
した突出部を無くすことができ、一層、静翼の重量の軽
減と材料の節約をすることができる。
【0039】そして、本実施の形態においては、羽根8
は、前後端縁で図1に示すように互いに平行な直線状に
なって、横断面一定の形状になっているが、図4に示す
ように、羽根8Eの前後端縁を、外側リング板3の翼型
孔部9より膨んだ形状の断面翼型に構成することもでき
る。この場合、外側リング板3の内方から各翼型孔部9
に、図4に示す該翼型孔部9より膨んだ形状の断面翼型
の羽根8Eがそれぞれ挿入されて複数の羽根8Eが円周
状に配置される。内側リング板2を外側リング板3の軸
線に沿って外側リング板3の内側に移動させることによ
り外側リング板3の内側に内側リング板2が同心状に配
置され、各羽根8Eの内端側の内端面10Aが内側リン
グ板2の外周面2Aに当接される。羽根8Eは膨んだ形
状の断面翼型になっているので、断面積が増加し、回転
軸102に与える駆動力を増加させることができる。
【0040】次に、図5,図6に基づき、請求項3,請
求項4記載の発明の実施の形態に係わるターボ機械の静
翼及びその組立方法について説明する。請求項1,請求
項2記載の発明の実施の形態に係わるターボ機械の静翼
及びその組立方法と基本的には同様であるが、相違する
部分のみを説明する。内側リング板2に円周方向に沿っ
て翼型孔部23が複数個形成されている。羽根8の内端
側8Bが内側リング板2の翼型孔部23に貫通されてお
り、翼型孔部23の図面上の下側の周縁と該翼型孔部2
3に接する羽根8の周縁は隅肉ろう付部R3にてろう付
により気密に接合して固定されている。
【0041】各羽根8の外端面8Cが外側リング板3の
内周面3Aに当接されている。外側リング板3の羽根8
との当接面25には、複数個の貫通孔26が所定の間隔
で円周方向に沿って配列されている。外側リング板3の
貫通孔26と各羽根8の外端面8Cは、回転軸102の
軸線方向及び円周方向が翼取付治具(図示せず)により
正確に位置決めされた後で溶接により仮付けされている
ので、各羽根8の外側リング板3に対して要求される寸
法精度に固定されている。
【0042】また、羽根8の外端面8Cの周縁と外側リ
ング板3の当接面25の周縁は隅肉ろう付部R4にて気
密に接合して固定されている。このように、各羽根8は
ろう付により外端面8Cを外側リング板3の内周面3A
に固定するとともに内端側8Bを内側リング板2に固定
している。次に、静翼1の組立方法について説明する。
【0043】先ず、図示しない翼取付治具が準備され
る。円周方向に沿って翼型孔部23が複数個形成された
内側リング板2は、その軸線を鉛直になるように翼取付
治具上に配置される。内側リング板2の外方あるいは内
方から各翼型孔部23に、複数の羽根8をそれぞれ内側
リング板2の径方向に向けて挿入し複数の羽根8の内端
が内側リング板2の内周面よりわずかに突出した状態で
円周状に配置される。
【0044】続いて、外側リング板3を内側リング板2
の外側に移動させることにより内側リング板2の外側に
外側リング板3が同心状に配置されて、各羽根8の外端
面8Cが外側リング板3の内周面3Aの当接面25に当
接される。この状態で、治具の位置決め具により、外側
リング板3には、その軸線が内側リング板2の軸線に一
致され、且つ、内側リング板2に対する軸線方向及び周
方向の位置決めが正確になされる。
【0045】次に、図5に示すように、外側リング板3
の当接面25に設けられた貫通孔26からの手動のTI
G溶接により、外側リング板3の内側において外側リン
グ板3の貫通孔26と各羽根8の外端面8Cが点溶接箇
所W4にて点状に仮付け溶接されるとともに、内側リン
グ板2の翼型孔部23の前後端縁と羽根8の前後端縁は
点溶接箇所W5,W6(従来と同じ箇所)にて点状に仮
付けされる。これにより、各羽根8が内側リング板2と
外側リング板3に対して要求される寸法精度をもって所
定状態に固定される。
【0046】そして、内側リング板2,外側リング板
3,複数の羽根8を点状に仮付けした仮組立静翼から、
翼取付治具が取り外される。続いて、仮組立静翼の全体
が無酸化炉(或いは不活性ガス雰囲気を用いた炉,真空
炉)の中に設置され、高温でろう付が行なわれる。すな
わち、ろう付により、羽根8の、外端側8Aが外側リン
グ板3の当接面25の周縁に接合されるとともに内端側
8Bが内側リング板2の周縁に気密に接合してに固定さ
れる。
【0047】本実施の形態によれば、請求項1,請求項
2記載の発明の実施の形態に係わるターボ機械の静翼及
びその組立方法と同様の作用,効果を生じる。なお、本
実施の形態においては、内側リング板2の翼型孔部23
の図5上の下側の周縁と羽根8の内端側8Bは隅肉ろう
付部R3にてろう付されているが、内側リング板2の翼
型孔部23の図5上の上側の周縁と羽根8の内端側8B
をろう付することもできる。
【0048】また、本実施の形態においては、羽根8
は、前後端縁で図5に示すように互いに平行な直線状に
なって、横断面一定の形状になっているが、図6に示す
ように、羽根8Fの前後端縁を、外側リング板3の翼型
孔部9より膨んだ形状の横断面翼型に構成することもで
きる。この場合、内側リング板2の外方から各翼型孔部
23に、図6に示す該翼型孔部23より膨んだ形状の断
面翼型の羽根8Fがそれぞれ挿入されて複数の羽根8F
が円周状に配置される。外側リング板3を、内側リング
板2の軸線に沿って内側リング板2の外側に移動させる
ことにより内側リング板2の外側に外側リング板3が同
心状に配置され、各羽根8Fの外端面8Cが外側リング
板3の内周面3Aに当接される。膨んだ形状の断面翼型
の羽根8Fは、断面積を増加させ、回転軸102に与え
る駆動力を増加させることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来にお
ける内側リング板から羽根の内端側の内方に突出する部
分を不要にし、羽根の材料を節約し、静翼の重量の軽減
できるとともに内側リング板の内側のスペースを確保で
きる。また、内側リング板に放電加工,レーザ加工等に
よる翼型孔部の曲面加工が必要がなく、製作を容易に行
なえ、加工コストを低減することができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様な効果を奏する。また、外側リング板と
内側リング板の間に、膨んだ形状の断面翼型の羽根を配
置させることができる。請求項3記載の発明によれば、
従来における外側リング板から羽根の外端側の外方に突
出する部分を不要にし、請求項1記載の発明と同様の効
果を奏する。
【0051】また、外側リング板に放電加工,レーザ加
工等による翼型孔部の曲面加工を施す必要がなく、製作
を容易に行なえ、加工コストを低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同
様な効果を奏する。また、外側リング板と内側リング板
の間に、膨んだ形状の断面翼型の羽根を配置させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施の形態に係わるター
ボ機械の静翼の要部断面図である。
【図2】図1の羽根の側面図である。
【図3】同ターボ機械の静翼の要部斜視図である。
【図4】同ターボ機械の静翼の変形例を示す要部断面図
である。
【図5】請求項3記載の発明の実施の形態に係わるター
ボ機械の静翼の要部断面図である。
【図6】同ターボ機械の静翼の変形例を示す要部断面図
である。
【図7】従来における軸流式タービンの静翼を示す正面
図である。
【図8】同軸流式タービンの静翼を示す側面図である。
【図9】羽根の配列の説明図である。
【図10】従来の静翼における羽根の溶接の箇所を示す
断面説明図である。
【符号の説明】
1 静翼 2 内側リング板 3 外側リング板 5 貫通孔 8 羽根 8A 外端側 8B 内端側 9 翼型孔部 10A 内端面 12 当接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F04D 29/54 F04D 29/54 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側リング板の外側にその軸線に同心状
    に配置された外側リング板と、 複数の断面翼型の羽根とを備え、 ろう付により各羽根の内端側を内側リング板に固定する
    とともに外端側を外側リング板に固定して、各羽根を円
    周状に配列してなるターボ機械の静翼において、 外側リング板に円周方向に沿って翼型孔部が複数個形成
    され、 羽根の外端側が外側リング板の翼型孔部に貫通されてお
    り、 外側リング板の翼型孔部周縁と該翼型孔部に接する羽根
    の周縁はろう付により固定され、 各羽根の内端面が内側リング板の外周面に当接され、 内側リング板の羽根との当接面には貫通孔が設けられ、 内側リング板の貫通孔の内側において内側リング板と各
    羽根の内端面を溶接することにより各羽根の内側リング
    板に対する仮付けがされ、 各羽根の内端面周縁と内側リング板の当接面の周縁はろ
    う付により固定されていることを特徴とするターボ機械
    の静翼。
  2. 【請求項2】 複数の羽根を円周方向に沿って翼型孔部
    が複数個形成された外側リング板の前記翼型孔部に、外
    側リング板の径方向に向けて貫通させて該羽根を円周状
    に配置し、 内側リング板を外側リング板の軸線に沿って外側リング
    板の内側に移動させることにより内側リング板の外側に
    外側リング板を同心状に配置して、各羽根の内端面を内
    側リング板の外周の当接面に当接させ、 内側リング板の前記当接面に対応して設けられた貫通孔
    と各羽根の内端面を溶接することにより各羽根を内側リ
    ング板に仮付けし、 続いて、ろう付により羽根の内端面周縁を内側リング板
    の外周面上に固定するとともに外端側を外側リング板の
    各翼型孔部周縁に固定することを特徴とするターボ機械
    の静翼の組立方法。
  3. 【請求項3】 内側リング板の外側にその軸線に同心状
    に配置された外側リング板と、 複数の断面翼型の羽根とを備え、 ろう付により各羽根の内端側を内側リング板に固定する
    とともに外端側を外側リング板に固定して、各羽根を円
    周状に配列してなるターボ機械の静翼において、 内側リング板に円周方向に沿って翼型孔部が複数個形成
    され、 羽根の内端側が内側リング板の翼型孔部に貫通されてお
    り、 内側リング板の翼型孔部周縁と該翼型孔部に接する羽根
    の周縁はろう付により固定され、 各羽根の外端面が外側リング板の内周面に当接され、 外側リング板の羽根との当接面には貫通孔が設けられ、 外側リング板の貫通孔の内側において外側リング板と羽
    根の外端面を溶接することにより各羽根の外側リング板
    に対する仮付けがされ、 各羽根の外端面周縁と外側リング板の当接面の周縁がろ
    う付により固定されていることを特徴とするターボ機械
    の静翼。
  4. 【請求項4】 複数の羽根を円周方向に沿って翼型孔部
    が複数個形成された内側リング板の前記翼型孔部に、内
    側リング板の径方向に向けて貫通させて該羽根を円周状
    に配置し、 外側リング板を内側リング板の軸線に沿って内側リング
    板の外側に移動させることにより内側リング板の外側に
    外側リング板を同心状に配置して、各羽根の外端面を外
    側リング板の内周の当接面に当接させ、 外側リング板の前記当接面に対応して設けられた貫通孔
    と各羽根の外端面を溶接することにより各羽根を外側リ
    ング板に仮付けし、 続いて、ろう付により羽根の外端面周縁を外側リング板
    の内周面上に固定するとともに内端側を内側リング板の
    各翼型孔部周縁に固定することを特徴とするターボ機械
    の静翼の組立方法。
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