JPH11113742A - 食品加熱用リテーナ - Google Patents
食品加熱用リテーナInfo
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- JPH11113742A JPH11113742A JP9276152A JP27615297A JPH11113742A JP H11113742 A JPH11113742 A JP H11113742A JP 9276152 A JP9276152 A JP 9276152A JP 27615297 A JP27615297 A JP 27615297A JP H11113742 A JPH11113742 A JP H11113742A
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Links
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Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 様々な大きさの具材を加熱して調理及び又は
殺菌する場合に、過剰加熱による食品品質の低下を阻止
し、固形物を確実に加熱することができるリテーナを提
供する。 【解決手段】 リテーナ140は第1区画部分140a
と、第2区画部分140bと、第3区画部分140cと
を備えている。複数の貫通孔140hがリテーナ140
の側壁、底壁及び隔壁に設けられている。大きい方の具
材を第1区画部分140aに入れ、その他小さい方の具
材を第2区画部分140bに入れる。第1の緩衝部分1
40sが、第1区画部分140aと第2区画部分140
bとの間、及び、第1区画部分140aと第3区画部分
140sとの間に設けられる。第2の緩衝部分140t
が、第2区画部分140bと第3区画部分140sとの
間に設けられる。
殺菌する場合に、過剰加熱による食品品質の低下を阻止
し、固形物を確実に加熱することができるリテーナを提
供する。 【解決手段】 リテーナ140は第1区画部分140a
と、第2区画部分140bと、第3区画部分140cと
を備えている。複数の貫通孔140hがリテーナ140
の側壁、底壁及び隔壁に設けられている。大きい方の具
材を第1区画部分140aに入れ、その他小さい方の具
材を第2区画部分140bに入れる。第1の緩衝部分1
40sが、第1区画部分140aと第2区画部分140
bとの間、及び、第1区画部分140aと第3区画部分
140sとの間に設けられる。第2の緩衝部分140t
が、第2区画部分140bと第3区画部分140sとの
間に設けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホール又はカット
処理した大きさが異なる複数の固形食品を収容し、この
固形食品を水蒸気により加熱して調理及び又は殺菌する
食品加熱用リテーナに関するものであり、特に、リテー
ナに収容した大きさが異なる複数の固形食品を効率的に
水蒸気を用いて加熱し、この固形食品を調理及び又は殺
菌することができる食品加熱用リテーナに関する。
処理した大きさが異なる複数の固形食品を収容し、この
固形食品を水蒸気により加熱して調理及び又は殺菌する
食品加熱用リテーナに関するものであり、特に、リテー
ナに収容した大きさが異なる複数の固形食品を効率的に
水蒸気を用いて加熱し、この固形食品を調理及び又は殺
菌することができる食品加熱用リテーナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固形食品の加熱殺菌方法及びこれ
に関連した食品充填方法においては、固形物と液体をそ
れぞれ別個に殺菌し、殺菌した固形物及び液体を無菌室
において容器に充填密封する食品の殺菌方法及び食品充
填方法が知られている。このような従来の食品の殺菌方
法及び食品充填方法においては、固形物、例えば、たま
ねぎ、にんじん、じゃがいも、肉類、魚介類等を、上方
に開口部を設けたリテーナにまとめて収容し、このリテ
ーナを加圧蒸気雰囲気下に入れて殺菌処理を行ってい
た。この場合に、すべての固形物を確実に殺菌するため
に、リテーナ内で最も伝熱時間がかかる箇所を決定し、
その箇所にある固形物が確実に殺菌されるような殺菌条
件を設定して、すべての固形物を同時に殺菌していた。
すなわち、リテーナに収容される固形物全体を1つの大
きな固形物とみなし、かかる固形物を確実に加熱殺菌す
ることができる条件を設定していた。
に関連した食品充填方法においては、固形物と液体をそ
れぞれ別個に殺菌し、殺菌した固形物及び液体を無菌室
において容器に充填密封する食品の殺菌方法及び食品充
填方法が知られている。このような従来の食品の殺菌方
法及び食品充填方法においては、固形物、例えば、たま
ねぎ、にんじん、じゃがいも、肉類、魚介類等を、上方
に開口部を設けたリテーナにまとめて収容し、このリテ
ーナを加圧蒸気雰囲気下に入れて殺菌処理を行ってい
た。この場合に、すべての固形物を確実に殺菌するため
に、リテーナ内で最も伝熱時間がかかる箇所を決定し、
その箇所にある固形物が確実に殺菌されるような殺菌条
件を設定して、すべての固形物を同時に殺菌していた。
すなわち、リテーナに収容される固形物全体を1つの大
きな固形物とみなし、かかる固形物を確実に加熱殺菌す
ることができる条件を設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来の食品
の殺菌方法及び食品充填方法では、ほとんどすべての固
形物が、各固形物の殺菌条件よりも過酷な条件で殺菌さ
れ、固形物の中で比較的小さい具材は過剰加熱され、こ
れにより、具材の変色、組織の軟化、香りの喪失が生
じ、最終製品の品質が低下するという課題があった。そ
こで、本発明の目的は、従来のこのような課題を解決す
るため、様々な大きさの食品の具材を水蒸気を用いて加
熱して、これらの食品の具材を調理及び又は殺菌する場
合において、過剰加熱による食品の品質の低下を阻止
し、すべての固形物を確実に殺菌することができる食品
加熱用リテーナを提供することにある。
の殺菌方法及び食品充填方法では、ほとんどすべての固
形物が、各固形物の殺菌条件よりも過酷な条件で殺菌さ
れ、固形物の中で比較的小さい具材は過剰加熱され、こ
れにより、具材の変色、組織の軟化、香りの喪失が生
じ、最終製品の品質が低下するという課題があった。そ
こで、本発明の目的は、従来のこのような課題を解決す
るため、様々な大きさの食品の具材を水蒸気を用いて加
熱して、これらの食品の具材を調理及び又は殺菌する場
合において、過剰加熱による食品の品質の低下を阻止
し、すべての固形物を確実に殺菌することができる食品
加熱用リテーナを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ホール又はカット処理した大きさが異な
る複数の固形食品を収容し、この固形食品を水蒸気によ
り加熱して調理及び又は殺菌する食品加熱用リテーナで
あって、最も大きい外形形状を有する第1固形物を1個
以上収容するための第1区画部分と、この第1区画部分
に収容した第1固形物の外形形状より小さい外形形状を
有する第1固形物以外の固形物が入るような寸法形状に
形成された第2区画部分とを有する構成とした。本発明
のリテーナを用いる場合には、殺菌するのに長い時間を
必要とする最も大きい外形形状を有する具材を、単体
で、或いはほぼ一列に並べて、大型固形物収容部分即ち
第1区画部分に入れる。そして、この大型固形物収容部
分に収容した大型固形物の殺菌条件を決定し、この殺菌
条件に適合するように区画の寸法形状を定めた第2区画
部分に、小さい外形形状を有する固形物を入れる。この
殺菌条件の適合は、第2区画部分の内部寸法を変えるこ
とによって達成する。
に、本発明は、ホール又はカット処理した大きさが異な
る複数の固形食品を収容し、この固形食品を水蒸気によ
り加熱して調理及び又は殺菌する食品加熱用リテーナで
あって、最も大きい外形形状を有する第1固形物を1個
以上収容するための第1区画部分と、この第1区画部分
に収容した第1固形物の外形形状より小さい外形形状を
有する第1固形物以外の固形物が入るような寸法形状に
形成された第2区画部分とを有する構成とした。本発明
のリテーナを用いる場合には、殺菌するのに長い時間を
必要とする最も大きい外形形状を有する具材を、単体
で、或いはほぼ一列に並べて、大型固形物収容部分即ち
第1区画部分に入れる。そして、この大型固形物収容部
分に収容した大型固形物の殺菌条件を決定し、この殺菌
条件に適合するように区画の寸法形状を定めた第2区画
部分に、小さい外形形状を有する固形物を入れる。この
殺菌条件の適合は、第2区画部分の内部寸法を変えるこ
とによって達成する。
【0005】本発明のリテーナを用いることにより、外
形形状が大きい固形物を最短時間で殺菌することができ
る。また、同じ殺菌時間で、他の外形形状が小さい固形
物も過剰加熱とならずに、確実に殺菌することができ
る。また、本発明は、ホール又はカット処理した大きさ
が異なる複数の固形食品を収容し、この固形食品を水蒸
気により加熱して調理及び又は殺菌する食品加熱用リテ
ーナであって、最も大きい外形形状を有する第1固形物
を1個以上収容するための第1区画部分と、この第1区
画部分に収容した第1固形物の外形形状より小さい外形
形状を有する第1固形物以外の固形物が入るような寸法
形状に形成された第2区画部分と、前記第1区画部分の
中に収容された第1固形物の最遅速点への伝熱時間と、
前記第2区画部分の中に収容された第2固形物の最遅速
点への伝熱時間とをほぼ一致させるための仕切り部分、
もしくは、第2固形物の最遅速点への伝熱時間を、第1
固形物の最遅速点への伝熱時間よりも短くするための仕
切り部分とを有する構成とした。
形形状が大きい固形物を最短時間で殺菌することができ
る。また、同じ殺菌時間で、他の外形形状が小さい固形
物も過剰加熱とならずに、確実に殺菌することができ
る。また、本発明は、ホール又はカット処理した大きさ
が異なる複数の固形食品を収容し、この固形食品を水蒸
気により加熱して調理及び又は殺菌する食品加熱用リテ
ーナであって、最も大きい外形形状を有する第1固形物
を1個以上収容するための第1区画部分と、この第1区
画部分に収容した第1固形物の外形形状より小さい外形
形状を有する第1固形物以外の固形物が入るような寸法
形状に形成された第2区画部分と、前記第1区画部分の
中に収容された第1固形物の最遅速点への伝熱時間と、
前記第2区画部分の中に収容された第2固形物の最遅速
点への伝熱時間とをほぼ一致させるための仕切り部分、
もしくは、第2固形物の最遅速点への伝熱時間を、第1
固形物の最遅速点への伝熱時間よりも短くするための仕
切り部分とを有する構成とした。
【0006】更に、本発明は、ホール又はカット処理し
た大きさが異なる複数の固形食品を収容し、この固形食
品を水蒸気により加熱して調理及び又は殺菌する食品加
熱用リテーナであって、固形物を1個以上収容するため
の区画部分を複数個備え、複数の区画部分のうちの少な
くとも1つの区画部分は、最も大きい外形形状を有する
第1固形物を1個以上収容するための区画部分を構成
し、前記第1固形物の最遅速点への伝熱時間と、他の区
画部分に収容された他の固形物の最遅速点への伝熱時間
とをほぼ一致させるための仕切り部分、もしくは、他の
区画部分に収容された他の固形物の最遅速点への伝熱時
間を、前記第1固形物の最遅速点への伝熱時間よりも短
くするための仕切り部分を、前記複数の区画部分に対応
して隣接した関係で備えている構成とした。
た大きさが異なる複数の固形食品を収容し、この固形食
品を水蒸気により加熱して調理及び又は殺菌する食品加
熱用リテーナであって、固形物を1個以上収容するため
の区画部分を複数個備え、複数の区画部分のうちの少な
くとも1つの区画部分は、最も大きい外形形状を有する
第1固形物を1個以上収容するための区画部分を構成
し、前記第1固形物の最遅速点への伝熱時間と、他の区
画部分に収容された他の固形物の最遅速点への伝熱時間
とをほぼ一致させるための仕切り部分、もしくは、他の
区画部分に収容された他の固形物の最遅速点への伝熱時
間を、前記第1固形物の最遅速点への伝熱時間よりも短
くするための仕切り部分を、前記複数の区画部分に対応
して隣接した関係で備えている構成とした。
【0007】本発明のこのリテーナの使用に際しては、
大きい方の外形形状を持った第1の具材を第1区画部分
の中に入れ、その他小さい方の外形形状を持った第1の
具材以外の第2の具材を第2区画部分の中にまとめて入
れる。第1区画部分と第2区画部分との間には、第1の
具材の伝熱時間と第2の具材の伝熱時間とをほぼ一致さ
せることができるように構成された仕切り部分、もしく
は、第2区画部分に収容された第2の具材が第1区画部
分に収容された第1の具材よりも短い時間で伝熱するこ
とができるように構成された仕切り部分を設ける。この
ように構成することにより、寸法が大きい固形物を最短
時間で殺菌することができる。また、同じ殺菌時間で、
他の固形物も実質的に過剰加熱とならずに、確実に所定
の殺菌処理を行うことができる。
大きい方の外形形状を持った第1の具材を第1区画部分
の中に入れ、その他小さい方の外形形状を持った第1の
具材以外の第2の具材を第2区画部分の中にまとめて入
れる。第1区画部分と第2区画部分との間には、第1の
具材の伝熱時間と第2の具材の伝熱時間とをほぼ一致さ
せることができるように構成された仕切り部分、もしく
は、第2区画部分に収容された第2の具材が第1区画部
分に収容された第1の具材よりも短い時間で伝熱するこ
とができるように構成された仕切り部分を設ける。この
ように構成することにより、寸法が大きい固形物を最短
時間で殺菌することができる。また、同じ殺菌時間で、
他の固形物も実質的に過剰加熱とならずに、確実に所定
の殺菌処理を行うことができる。
【0008】そして、本発明のリテーナの仕切り部分
に、水蒸気通路を設けるのが好ましい。このように構成
することにより、水蒸気がこの水蒸気通路を流通するの
で、寸法が大きい固形物と他の固形物が互いに熱的に影
響を及ぼすことを回避することができる。
に、水蒸気通路を設けるのが好ましい。このように構成
することにより、水蒸気がこの水蒸気通路を流通するの
で、寸法が大きい固形物と他の固形物が互いに熱的に影
響を及ぼすことを回避することができる。
【0009】
(1)本発明の食品殺菌装置の構成 以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2を参照すると、本発明の食品加熱用の
リテーナを用いる食品殺菌装置100では、複数の殺菌
釜110がほぼ鉛直方向に配列されている。殺菌釜11
0の直径は約25センチメートルであり、その長さは約
4メートルである。鉛直方向に、例えば、18段配列さ
れた殺菌釜110の組は、殺菌釜組立体120を構成す
る。殺菌釜組立体120の高さは約9メートルである。
図示する例では、殺菌釜組立体120は5個設けられて
おり、殺菌釜の総数は90個である。5個の殺菌釜組立
体120は、図1に示すように、ほぼ放射状に配列され
ている。複数の殺菌釜組立体をほぼ平行に配列してもよ
い。殺菌釜組立体の総数は、5個に限定されることはな
い。
る。図1及び図2を参照すると、本発明の食品加熱用の
リテーナを用いる食品殺菌装置100では、複数の殺菌
釜110がほぼ鉛直方向に配列されている。殺菌釜11
0の直径は約25センチメートルであり、その長さは約
4メートルである。鉛直方向に、例えば、18段配列さ
れた殺菌釜110の組は、殺菌釜組立体120を構成す
る。殺菌釜組立体120の高さは約9メートルである。
図示する例では、殺菌釜組立体120は5個設けられて
おり、殺菌釜の総数は90個である。5個の殺菌釜組立
体120は、図1に示すように、ほぼ放射状に配列され
ている。複数の殺菌釜組立体をほぼ平行に配列してもよ
い。殺菌釜組立体の総数は、5個に限定されることはな
い。
【0010】殺菌釜組立体120は、図2に示す矢印1
22及び124の方向に、鉛直方向に移動可能に構成さ
れている。殺菌釜組立体120の移動は、殺菌釜組立体
駆動装置170を用いて行う。図3を参照すると、ワイ
ヤー172は、一端が殺菌釜組立体120に取付けら
れ、他端にはカウンターウェイト176が取付けられ
る。ワイヤー172は案内プーリ174に案内される。
殺菌釜組立体120はガイド178によって案内されて
おり、ワイヤー172をモータ(図示せず)により巻き
上げることにより上昇し、ワイヤー172を巻き戻すこ
とにより下降する。水蒸気配管180が、バルブ182
を介して各々の殺菌釜110に連結されている。バルブ
182は、例えば、ボール弁で構成する。
22及び124の方向に、鉛直方向に移動可能に構成さ
れている。殺菌釜組立体120の移動は、殺菌釜組立体
駆動装置170を用いて行う。図3を参照すると、ワイ
ヤー172は、一端が殺菌釜組立体120に取付けら
れ、他端にはカウンターウェイト176が取付けられ
る。ワイヤー172は案内プーリ174に案内される。
殺菌釜組立体120はガイド178によって案内されて
おり、ワイヤー172をモータ(図示せず)により巻き
上げることにより上昇し、ワイヤー172を巻き戻すこ
とにより下降する。水蒸気配管180が、バルブ182
を介して各々の殺菌釜110に連結されている。バルブ
182は、例えば、ボール弁で構成する。
【0011】水蒸気供給用フレキシブルホース184が
水蒸気配管180に連結されている。水蒸気供給口18
8から水蒸気が水蒸気供給用フレキシブルホース184
に供給される。水蒸気は、バルブ182を制御すること
により、各々の殺菌釜110に供給される。殺菌釜11
0は、上流側に設けられたリテーナ入口部110aと、
下流側に設けられたリテーナ出口部110bとを有す
る。殺菌釜110のリテーナ入口部110aにリテーナ
140を供給するためのリテーナ供給装置150が、殺
菌釜組立体120に対応して殺菌釜110の上流側に設
けられる。リテーナ供給装置150は、リテーナ移送用
台車142を殺菌釜110の中に供給することができる
ように、殺菌釜110に連結することができる。リテー
ナ供給装置150は、図2に示す矢印152及び154
の方向に、鉛直方向に移動可能に構成されている。
水蒸気配管180に連結されている。水蒸気供給口18
8から水蒸気が水蒸気供給用フレキシブルホース184
に供給される。水蒸気は、バルブ182を制御すること
により、各々の殺菌釜110に供給される。殺菌釜11
0は、上流側に設けられたリテーナ入口部110aと、
下流側に設けられたリテーナ出口部110bとを有す
る。殺菌釜110のリテーナ入口部110aにリテーナ
140を供給するためのリテーナ供給装置150が、殺
菌釜組立体120に対応して殺菌釜110の上流側に設
けられる。リテーナ供給装置150は、リテーナ移送用
台車142を殺菌釜110の中に供給することができる
ように、殺菌釜110に連結することができる。リテー
ナ供給装置150は、図2に示す矢印152及び154
の方向に、鉛直方向に移動可能に構成されている。
【0012】リテーナ供給装置150の移動には、殺菌
釜組立体駆動装置170と同様な構成のリテーナ供給駆
動装置(図示せず)を用いる。圧力遮断機構を構成する
ボール弁130aがリテーナ排出装置160の出口部に
設けられている。圧力遮断機構を構成するボール弁13
0b及び130cが殺菌釜110のリテーナ入口部11
0aに近い方の側に設けられ、ボール弁130dが殺菌
釜110のリテーナ出口部110bに近い方の側に設け
られている。ボール弁130a、130b、130c及
び130dを作動させるためのバルブアクチュエータ1
32がボール弁130a、130b、130c及び13
0dにそれぞれ連結されている。
釜組立体駆動装置170と同様な構成のリテーナ供給駆
動装置(図示せず)を用いる。圧力遮断機構を構成する
ボール弁130aがリテーナ排出装置160の出口部に
設けられている。圧力遮断機構を構成するボール弁13
0b及び130cが殺菌釜110のリテーナ入口部11
0aに近い方の側に設けられ、ボール弁130dが殺菌
釜110のリテーナ出口部110bに近い方の側に設け
られている。ボール弁130a、130b、130c及
び130dを作動させるためのバルブアクチュエータ1
32がボール弁130a、130b、130c及び13
0dにそれぞれ連結されている。
【0013】リテーナ供給装置150を、殺菌釜組立体
120のそれぞれに対応して1つずつ設けてもよいし、
リテーナ供給装置150を、殺菌釜組立体120のそれ
ぞれに対応して複数個設けてもよい。リテーナ供給装置
150は、リテーナ移動用シリンダ162を備えてい
る。図8を参照すると、リテーナ移送用台車142は細
長い箱状部材であり、複数のリテーナ140がリテーナ
移送用台車142に収容されている。1つのリテーナ移
送用台車142に収容されるリテーナ140の数は、例
えば、60個である。図9を参照すると、リテーナ14
0は箱状部材であり、6つの外面のうちの1面が開いて
いる。リテーナ140は3つのリテーナ区画部分、すな
わち、第1区画部分140a、第2区画部分140b、
第3区画部分140cに仕切られている。
120のそれぞれに対応して1つずつ設けてもよいし、
リテーナ供給装置150を、殺菌釜組立体120のそれ
ぞれに対応して複数個設けてもよい。リテーナ供給装置
150は、リテーナ移動用シリンダ162を備えてい
る。図8を参照すると、リテーナ移送用台車142は細
長い箱状部材であり、複数のリテーナ140がリテーナ
移送用台車142に収容されている。1つのリテーナ移
送用台車142に収容されるリテーナ140の数は、例
えば、60個である。図9を参照すると、リテーナ14
0は箱状部材であり、6つの外面のうちの1面が開いて
いる。リテーナ140は3つのリテーナ区画部分、すな
わち、第1区画部分140a、第2区画部分140b、
第3区画部分140cに仕切られている。
【0014】第1区画部分140aに入っている食品の
具材が第2区画部分140b及び第3区画部分140c
に入っている食品の具材に熱的な影響を及ぼすことを阻
止するために、水蒸気を流通させるための第1の緩衝部
分140sが、第1区画部分140aと第2区画部分1
40bとの間、及び、第1区画部分140aと第3区画
部分140cとの間に設けられている。第2区画部分1
40bに入っている食品の具材が第3区画部分140c
に入っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止する
ために、水蒸気を流通させるための第2の緩衝部分14
0tが、第2区画部分140bと第3区画部分140c
との間に設けられている。複数の貫通孔140hがリテ
ーナ140の5つの外壁と、リテーナ区画部分と緩衝部
分のとの間の隔壁とに設けられている。リテーナ140
の大きさは、例えば、幅150ミリメートル、奥行き4
5ミリメートル、高さ120ミリメートルである。
具材が第2区画部分140b及び第3区画部分140c
に入っている食品の具材に熱的な影響を及ぼすことを阻
止するために、水蒸気を流通させるための第1の緩衝部
分140sが、第1区画部分140aと第2区画部分1
40bとの間、及び、第1区画部分140aと第3区画
部分140cとの間に設けられている。第2区画部分1
40bに入っている食品の具材が第3区画部分140c
に入っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止する
ために、水蒸気を流通させるための第2の緩衝部分14
0tが、第2区画部分140bと第3区画部分140c
との間に設けられている。複数の貫通孔140hがリテ
ーナ140の5つの外壁と、リテーナ区画部分と緩衝部
分のとの間の隔壁とに設けられている。リテーナ140
の大きさは、例えば、幅150ミリメートル、奥行き4
5ミリメートル、高さ120ミリメートルである。
【0015】使用に際しては、複数の食品の具材(図示
せず)をリテーナ区画部分140a、140b、140
cに入れる。例えば、大きい方の外形形状を持った第1
の食品の具材を第1区画部分140aの中に縦一列に入
れ、小さい方の外形形状を持った第2の食品の具材を第
2区画部分140bの中に入れ、第3の区画部分140
cには、第2の食品の具材よりも伝熱時間が若干かかる
第3の食品の具材を入れる。このように食品の具材を準
備することにより、第1の食品の具材、第2の食品及び
第3の食品の具材を、区画の無いリテーナ内に一緒に収
容して殺菌する場合よりも短時間で確実に殺菌すること
ができる。無菌搬送装置200が殺菌釜110の各々の
リテーナ出口部110bと連結可能に殺菌釜110の下
流側に配置されている。図2に示す矢印122及び12
4の方向に殺菌釜組立体120を移動させることによ
り、各殺菌釜110を無菌搬送装置200と連結させる
ことができる。無菌搬送装置200の内部は、水蒸気無
菌空間になっている。
せず)をリテーナ区画部分140a、140b、140
cに入れる。例えば、大きい方の外形形状を持った第1
の食品の具材を第1区画部分140aの中に縦一列に入
れ、小さい方の外形形状を持った第2の食品の具材を第
2区画部分140bの中に入れ、第3の区画部分140
cには、第2の食品の具材よりも伝熱時間が若干かかる
第3の食品の具材を入れる。このように食品の具材を準
備することにより、第1の食品の具材、第2の食品及び
第3の食品の具材を、区画の無いリテーナ内に一緒に収
容して殺菌する場合よりも短時間で確実に殺菌すること
ができる。無菌搬送装置200が殺菌釜110の各々の
リテーナ出口部110bと連結可能に殺菌釜110の下
流側に配置されている。図2に示す矢印122及び12
4の方向に殺菌釜組立体120を移動させることによ
り、各殺菌釜110を無菌搬送装置200と連結させる
ことができる。無菌搬送装置200の内部は、水蒸気無
菌空間になっている。
【0016】ボール弁130eが無菌搬送装置200の
入口部200aに近い方の側に設けられている。ボール
弁130eを作動させるためのバルブアクチュエータ1
32が130eに連結されている。殺菌釜110とリテ
ーナ供給装置150の連結の作動、及び、殺菌釜110
と無菌搬送装置200の連結の作動は、リテーナの供給
と食品の具材の殺菌の時間を考慮して制御されている。
殺菌釜110のリテーナ出口部110bと無菌搬送装置
200の入口部200aの連結は、回転リングを用いて
行う。図4及び図5を参照すると、4つの殺菌釜連結用
フランジ110tが殺菌釜110のリテーナ出口部11
0bに設けられている。殺菌釜連結用フランジ110t
は、リテーナ出口部110bの外周にわたって、等間隔
に90°のピッチで設けられ、それぞれがほぼ40°の
開角で、外方向かってに突出している。
入口部200aに近い方の側に設けられている。ボール
弁130eを作動させるためのバルブアクチュエータ1
32が130eに連結されている。殺菌釜110とリテ
ーナ供給装置150の連結の作動、及び、殺菌釜110
と無菌搬送装置200の連結の作動は、リテーナの供給
と食品の具材の殺菌の時間を考慮して制御されている。
殺菌釜110のリテーナ出口部110bと無菌搬送装置
200の入口部200aの連結は、回転リングを用いて
行う。図4及び図5を参照すると、4つの殺菌釜連結用
フランジ110tが殺菌釜110のリテーナ出口部11
0bに設けられている。殺菌釜連結用フランジ110t
は、リテーナ出口部110bの外周にわたって、等間隔
に90°のピッチで設けられ、それぞれがほぼ40°の
開角で、外方向かってに突出している。
【0017】4つの無菌搬送装置連結用フランジ200
tが無菌搬送装置200の入口部200aに設けられて
いる。無菌搬送装置連結用フランジ200tは、入口部
200aの外周にわたって、等間隔に90°のピッチで
設けられ、それぞれがほぼ40°の開角で、外方に向か
って突出している。殺菌釜110のリテーナ出口部11
0bと無菌搬送装置200の入口部200aを整列させ
た状態で、これらの連結用フランジ110tと200t
はその外形がほぼ一致するように形成されている。殺菌
釜110のリテーナ出口部110bと無菌搬送装置20
0の入口部200aを整列させ、両者の間にパッキン1
94を配置し、リテーナ出口部110bと入口部200
aを密接させる。この状態では、連結用フランジ110
tと200tの外形がほぼ合う。
tが無菌搬送装置200の入口部200aに設けられて
いる。無菌搬送装置連結用フランジ200tは、入口部
200aの外周にわたって、等間隔に90°のピッチで
設けられ、それぞれがほぼ40°の開角で、外方に向か
って突出している。殺菌釜110のリテーナ出口部11
0bと無菌搬送装置200の入口部200aを整列させ
た状態で、これらの連結用フランジ110tと200t
はその外形がほぼ一致するように形成されている。殺菌
釜110のリテーナ出口部110bと無菌搬送装置20
0の入口部200aを整列させ、両者の間にパッキン1
94を配置し、リテーナ出口部110bと入口部200
aを密接させる。この状態では、連結用フランジ110
tと200tの外形がほぼ合う。
【0018】回転リング190が無菌搬送装置200の
入口部200aの外周部に、軸線方向に摺動可能であ
り、かつ、軸線を中心に回転可能なように設けられる。
回転リング190は、回転リング移動装置192によ
り、図4の矢印198の方向に移動することができるよ
うに設けられている。4つの固定用フランジ部190t
が回転リング190に設けられる。固定用フランジ部1
90tは、回転リング190の内周にわたって、等間隔
に90°のピッチで設けられ、それぞれがほぼ40°の
開角で、内方に向かって突出している。固定用フランジ
部190tは、軸線方向に移動したときに、連結用フラ
ンジ110tと200tと接触しないような形状に構成
されている。殺菌釜110のリテーナ出口部110bと
無菌搬送装置200の入口部200aを整列させて、パ
ッキン194を介して密接させる。次に、回転リング1
90を殺菌釜110の方に向かって移動させる。次に、
回転リング190を約45°回転させる。
入口部200aの外周部に、軸線方向に摺動可能であ
り、かつ、軸線を中心に回転可能なように設けられる。
回転リング190は、回転リング移動装置192によ
り、図4の矢印198の方向に移動することができるよ
うに設けられている。4つの固定用フランジ部190t
が回転リング190に設けられる。固定用フランジ部1
90tは、回転リング190の内周にわたって、等間隔
に90°のピッチで設けられ、それぞれがほぼ40°の
開角で、内方に向かって突出している。固定用フランジ
部190tは、軸線方向に移動したときに、連結用フラ
ンジ110tと200tと接触しないような形状に構成
されている。殺菌釜110のリテーナ出口部110bと
無菌搬送装置200の入口部200aを整列させて、パ
ッキン194を介して密接させる。次に、回転リング1
90を殺菌釜110の方に向かって移動させる。次に、
回転リング190を約45°回転させる。
【0019】その結果、図6及び図7に示すように、固
定用フランジ部190tは連結用フランジ110tと、
軸線方向で見て重なる。従って、殺菌釜110のリテー
ナ出口部110bと無菌搬送装置200の入口部200
aを、密着状態で連結することができる。パッキン19
4が殺菌釜110のリテーナ出口部110bと無菌搬送
装置200の入口部200aとの間に設けられる。この
パッキン194により、殺菌釜110のリテーナ出口部
110bと無菌搬送装置200の入口部200aとの間
を、密閉状態で保持する。殺菌釜110のリテーナ入口
部110aとリテーナ排出装置160の出口部との連結
も、同様な構造で形成されており、リテーナ入口部11
0aとリテーナ排出装置160の出口部をパッキン(図
示せず)を介して、密閉状態で保持することができる。
定用フランジ部190tは連結用フランジ110tと、
軸線方向で見て重なる。従って、殺菌釜110のリテー
ナ出口部110bと無菌搬送装置200の入口部200
aを、密着状態で連結することができる。パッキン19
4が殺菌釜110のリテーナ出口部110bと無菌搬送
装置200の入口部200aとの間に設けられる。この
パッキン194により、殺菌釜110のリテーナ出口部
110bと無菌搬送装置200の入口部200aとの間
を、密閉状態で保持する。殺菌釜110のリテーナ入口
部110aとリテーナ排出装置160の出口部との連結
も、同様な構造で形成されており、リテーナ入口部11
0aとリテーナ排出装置160の出口部をパッキン(図
示せず)を介して、密閉状態で保持することができる。
【0020】リテーナ140を搬送させるためのリテー
ナ用コンベヤ210が無菌搬送装置200内に設けられ
ている。リテーナ移送用台車142から取り出されたリ
テーナ140は、図1及び図2に指示する矢印212の
方向に移動することができる。リテーナ140をリテー
ナ移送用台車142から取り出すためのストッパ220
が無菌搬送装置200に設けられる。ストッパ220を
作動させることにより、リテーナ140が上流側に向か
う移動を阻止し、リテーナ排出装置160のリテーナ排
出用シリンダ161を用いてリテーナ移送用台車142
だけを殺菌釜110に戻すことができる。無菌充填機2
40が無菌搬送装置200の下流側に連結されている。
ナ用コンベヤ210が無菌搬送装置200内に設けられ
ている。リテーナ移送用台車142から取り出されたリ
テーナ140は、図1及び図2に指示する矢印212の
方向に移動することができる。リテーナ140をリテー
ナ移送用台車142から取り出すためのストッパ220
が無菌搬送装置200に設けられる。ストッパ220を
作動させることにより、リテーナ140が上流側に向か
う移動を阻止し、リテーナ排出装置160のリテーナ排
出用シリンダ161を用いてリテーナ移送用台車142
だけを殺菌釜110に戻すことができる。無菌充填機2
40が無菌搬送装置200の下流側に連結されている。
【0021】本発明の食品加熱用リテーナを用いる食品
殺菌装置100は、90個の殺菌釜110を、横方向に
5列、高さ方向に18段に配置した構成になっていて、
装置全体の大きさは、おおよそ縦10メートル、横5メ
ートル、高さ18メートルである。 (2)食品殺菌装置の作動 次に、本発明の食品加熱用リテーナを用いる食品殺菌装
置100の作動について説明する。再び図1及び図2を
参照すると、殺菌釜110を殺菌するときに用いる装置
殺菌用キャップ230が、リテーナ出口部110bに取
付けることができるように配置されている。装置殺菌用
キャップ230をリテーナ出口部110bに固定して、
殺菌釜110の中を密閉状態にする。
殺菌装置100は、90個の殺菌釜110を、横方向に
5列、高さ方向に18段に配置した構成になっていて、
装置全体の大きさは、おおよそ縦10メートル、横5メ
ートル、高さ18メートルである。 (2)食品殺菌装置の作動 次に、本発明の食品加熱用リテーナを用いる食品殺菌装
置100の作動について説明する。再び図1及び図2を
参照すると、殺菌釜110を殺菌するときに用いる装置
殺菌用キャップ230が、リテーナ出口部110bに取
付けることができるように配置されている。装置殺菌用
キャップ230をリテーナ出口部110bに固定して、
殺菌釜110の中を密閉状態にする。
【0022】次に、ボール弁130bを閉じて、殺菌釜
110の中に水蒸気を導入する。このときに、ボール弁
130c、130dを開閉させて、これらのボール弁1
30c及び130dと、それらのパッキンとを殺菌す
る。この工程により、殺菌釜110の中を殺菌し、同時
に、ボール弁130c及び130dを殺菌することがで
きる。次に、ボール弁130dを閉じ、装置殺菌用キャ
ップ230を殺菌釜110の出口部110bから取り外
す。次に、食品を収容したリテーナ140を60個、一
列に並べてリテーナ移送用台車142に配列させる。次
に、リテーナ140を収容したリテーナ移送用台車14
2を、リテーナ供給装置150内に置く。次に、リテー
ナ供給装置150を上昇又は下降させて、所定の殺菌釜
110のリテーナ入口部110aと連結させる。
110の中に水蒸気を導入する。このときに、ボール弁
130c、130dを開閉させて、これらのボール弁1
30c及び130dと、それらのパッキンとを殺菌す
る。この工程により、殺菌釜110の中を殺菌し、同時
に、ボール弁130c及び130dを殺菌することがで
きる。次に、ボール弁130dを閉じ、装置殺菌用キャ
ップ230を殺菌釜110の出口部110bから取り外
す。次に、食品を収容したリテーナ140を60個、一
列に並べてリテーナ移送用台車142に配列させる。次
に、リテーナ140を収容したリテーナ移送用台車14
2を、リテーナ供給装置150内に置く。次に、リテー
ナ供給装置150を上昇又は下降させて、所定の殺菌釜
110のリテーナ入口部110aと連結させる。
【0023】次に、ボール弁130b及び130cを開
く。次に、リテーナ移動用シリンダ162を作動させ
て、リテーナ140を収容したリテーナ移送用台車14
2をリテーナ入口部110aから殺菌釜110の中へ導
入する。リテーナ移送用台車142を殺菌釜110の内
に導入した後、ボール弁130bを閉じて殺菌釜110
の中を密閉状態にする。次に、殺菌釜110の内部を真
空ポンプ(図示せず)等で減圧して脱気を行う。次に、
殺菌釜110の内部に水蒸気を導入する。そして、、殺
菌釜110の内部で必要な食品を予備加熱した後、食品
を加圧加熱殺菌し、食品を減圧冷却する。この工程によ
り、食品を殺菌するのと同時にボール弁130cを開閉
させ、ボール弁130c及びそのパッキンを殺菌するこ
とができる。
く。次に、リテーナ移動用シリンダ162を作動させ
て、リテーナ140を収容したリテーナ移送用台車14
2をリテーナ入口部110aから殺菌釜110の中へ導
入する。リテーナ移送用台車142を殺菌釜110の内
に導入した後、ボール弁130bを閉じて殺菌釜110
の中を密閉状態にする。次に、殺菌釜110の内部を真
空ポンプ(図示せず)等で減圧して脱気を行う。次に、
殺菌釜110の内部に水蒸気を導入する。そして、、殺
菌釜110の内部で必要な食品を予備加熱した後、食品
を加圧加熱殺菌し、食品を減圧冷却する。この工程によ
り、食品を殺菌するのと同時にボール弁130cを開閉
させ、ボール弁130c及びそのパッキンを殺菌するこ
とができる。
【0024】食品の冷却の終了後に、殺菌釜組立体12
0を上下方向に(鉛直方向に)移動させ、食品の殺菌が
終了した殺菌釜110のリテーナ出口部110bに無菌
搬送装置200の入口部200aを連結する。それと同
時に、殺菌釜110のリテーナ入口部110aとリテー
ナ排出装置160の出口部を連結する。次に、第1の連
結部分殺菌工程として、リテーナ排出装置160の出口
部及び殺菌釜110のリテーナ入口部110aを殺菌す
る。このときには、ボール弁130a及び130cを閉
じ、ボール弁130bを開閉させながら、リテーナ排出
装置160の出口部と殺菌釜110のリテーナ入口部1
10aとの間の部分に配管136から水蒸気を供給す
る。この第1の連結部分殺菌工程は、例えば、約150
°Cの高温の水蒸気を約10秒間のような短い時間、配
管136から供給して行うのが好ましい。
0を上下方向に(鉛直方向に)移動させ、食品の殺菌が
終了した殺菌釜110のリテーナ出口部110bに無菌
搬送装置200の入口部200aを連結する。それと同
時に、殺菌釜110のリテーナ入口部110aとリテー
ナ排出装置160の出口部を連結する。次に、第1の連
結部分殺菌工程として、リテーナ排出装置160の出口
部及び殺菌釜110のリテーナ入口部110aを殺菌す
る。このときには、ボール弁130a及び130cを閉
じ、ボール弁130bを開閉させながら、リテーナ排出
装置160の出口部と殺菌釜110のリテーナ入口部1
10aとの間の部分に配管136から水蒸気を供給す
る。この第1の連結部分殺菌工程は、例えば、約150
°Cの高温の水蒸気を約10秒間のような短い時間、配
管136から供給して行うのが好ましい。
【0025】この第1の連結部分殺菌工程により、リテ
ーナ排出装置160の出口部、殺菌釜110のリテーナ
入口部110a、ボール弁130b及びそのパッキンを
同時に殺菌することができる。次に、第2の連結部分殺
菌工程として、殺菌釜110のリテーナ出口部110b
及び無菌搬送装置200の入口部200aを殺菌する。
このときには、ボール弁130d、130eを閉じ、殺
菌釜110のリテーナ出口部110bと無菌搬送装置2
00の入口部200aとの間の部分に配管138から水
蒸気を供給する。この第2の連結部分殺菌工程は、例え
ば、約150°Cの高温の水蒸気を約10秒間のような
短い時間、配管138から供給して行うのが好ましい。
この第2の連結部分殺菌工程により、殺菌釜110のリ
テーナ出口部110b及び無菌搬送装置200の入口部
200aを同時に殺菌することができる。
ーナ排出装置160の出口部、殺菌釜110のリテーナ
入口部110a、ボール弁130b及びそのパッキンを
同時に殺菌することができる。次に、第2の連結部分殺
菌工程として、殺菌釜110のリテーナ出口部110b
及び無菌搬送装置200の入口部200aを殺菌する。
このときには、ボール弁130d、130eを閉じ、殺
菌釜110のリテーナ出口部110bと無菌搬送装置2
00の入口部200aとの間の部分に配管138から水
蒸気を供給する。この第2の連結部分殺菌工程は、例え
ば、約150°Cの高温の水蒸気を約10秒間のような
短い時間、配管138から供給して行うのが好ましい。
この第2の連結部分殺菌工程により、殺菌釜110のリ
テーナ出口部110b及び無菌搬送装置200の入口部
200aを同時に殺菌することができる。
【0026】以上説明した第1の連結部分殺菌工程と第
2の連結部分殺菌工程を行う順序は、どちらの工程を先
に行ってもよいし、或いは、両方の工程を同時に行って
もよいし、一方の工程を行っている間に他方の工程を開
始するようにして行ってもよい。次に、殺菌釜110の
リテーナ出口部110bに設けられたボール弁130d
と、無菌搬送装置200の入口部200aに設けられた
ボール弁130eとを開き、さらに、ボール弁130
a、130b、130cを開いて、シリンダを備えた滅
菌済みのリテーナ排出装置を用いて、リテーナ140を
収容したリテーナ移送用台車142を無菌搬送装置20
0の中に導入する。ストッパ220が無菌搬送装置20
0の上流側に設けられている。リテーナ140を収容し
たリテーナ移送用台車142を無菌搬送装置200の中
に入ると、ストッパ220が無菌搬送装置200の中に
出てくるように作動する。このストッパ220の作動に
より、リテーナ140の上流側に向かう移動を阻止し、
リテーナ排出装置160のリテーナ排出用シリンダ16
1を用いてリテーナ移送用台車142だけを殺菌釜11
0に戻すことができる。
2の連結部分殺菌工程を行う順序は、どちらの工程を先
に行ってもよいし、或いは、両方の工程を同時に行って
もよいし、一方の工程を行っている間に他方の工程を開
始するようにして行ってもよい。次に、殺菌釜110の
リテーナ出口部110bに設けられたボール弁130d
と、無菌搬送装置200の入口部200aに設けられた
ボール弁130eとを開き、さらに、ボール弁130
a、130b、130cを開いて、シリンダを備えた滅
菌済みのリテーナ排出装置を用いて、リテーナ140を
収容したリテーナ移送用台車142を無菌搬送装置20
0の中に導入する。ストッパ220が無菌搬送装置20
0の上流側に設けられている。リテーナ140を収容し
たリテーナ移送用台車142を無菌搬送装置200の中
に入ると、ストッパ220が無菌搬送装置200の中に
出てくるように作動する。このストッパ220の作動に
より、リテーナ140の上流側に向かう移動を阻止し、
リテーナ排出装置160のリテーナ排出用シリンダ16
1を用いてリテーナ移送用台車142だけを殺菌釜11
0に戻すことができる。
【0027】リテーナ移送用台車142から取り出され
たリテーナ140は、無菌充填機に供給される。次に、
本発明のリテーナを用いる食品の加熱の工程について説
明する。リテーナ140を反転させ、殺菌されている製
品用の容器に具材を充填する。次に、具材を充填してあ
る製品用容器にソースを充填する。具材及びソースを充
填してある製品用容器に、殺菌してある蓋材を蒸気下で
シールする。上記の工程、すなわち、リテーナを殺菌釜
から取り出し、製品用容器をシールするまでの工程は、
水蒸気雰囲気内で行う。以上の説明は、本発明の食品加
熱用リテーナを食品の具材の加熱殺菌に用いる場合につ
いて行っているが、本発明のリテーナを用いて、食品の
具材を加熱して調理することもできる。この場合には、
上記の説明における殺菌釜の代わりに、加熱調理器を用
いる。
たリテーナ140は、無菌充填機に供給される。次に、
本発明のリテーナを用いる食品の加熱の工程について説
明する。リテーナ140を反転させ、殺菌されている製
品用の容器に具材を充填する。次に、具材を充填してあ
る製品用容器にソースを充填する。具材及びソースを充
填してある製品用容器に、殺菌してある蓋材を蒸気下で
シールする。上記の工程、すなわち、リテーナを殺菌釜
から取り出し、製品用容器をシールするまでの工程は、
水蒸気雰囲気内で行う。以上の説明は、本発明の食品加
熱用リテーナを食品の具材の加熱殺菌に用いる場合につ
いて行っているが、本発明のリテーナを用いて、食品の
具材を加熱して調理することもできる。この場合には、
上記の説明における殺菌釜の代わりに、加熱調理器を用
いる。
【0028】更に、本発明のリテーナを用いて、食品の
具材を加熱して調理し、更に、調理済具材を殺菌するこ
ともできる。 (3)本発明のリテーナの他の実施の形態 図10を参照すると、本発明の他の実施の形態のリテー
ナ246は、大きい具材を収容する第1区画部分246
aと、その他小さい具材を収容する第2区画部分246
bとを備えている。第1区画部分246aに入っている
食品の具材が第2区画部分246bに入っている食品の
具材に影響を及ぼすことを阻止するために、水蒸気を流
通させるための緩衝部分246tが、第1区画部分24
6aと第2区画部分246bとの間に設けられている。
この構成においては、第2区画部分246bの内部幅
は、第1区画部分246aの内部幅より小さいので、第
2区画部分246bは、第1区画部分246aが収容す
る具材より小さい寸法の具材を、ほぼ整列した状態で下
から上に向かって積み重ねた面状態で収容することがで
きる。
具材を加熱して調理し、更に、調理済具材を殺菌するこ
ともできる。 (3)本発明のリテーナの他の実施の形態 図10を参照すると、本発明の他の実施の形態のリテー
ナ246は、大きい具材を収容する第1区画部分246
aと、その他小さい具材を収容する第2区画部分246
bとを備えている。第1区画部分246aに入っている
食品の具材が第2区画部分246bに入っている食品の
具材に影響を及ぼすことを阻止するために、水蒸気を流
通させるための緩衝部分246tが、第1区画部分24
6aと第2区画部分246bとの間に設けられている。
この構成においては、第2区画部分246bの内部幅
は、第1区画部分246aの内部幅より小さいので、第
2区画部分246bは、第1区画部分246aが収容す
る具材より小さい寸法の具材を、ほぼ整列した状態で下
から上に向かって積み重ねた面状態で収容することがで
きる。
【0029】複数の貫通孔246hがリテーナ246の
すべての外壁(側壁及び底壁)と、リテーナ区画部分の
間のすべての隔壁とに設けられている。貫通孔246h
は、例えば、直径が約3ミリメートルで、孔の中心間ピ
ッチは約7ミリメートルである。本発明のリテーナ24
6の使用に際しては、大きい方の外形形状を持った第1
の食品の具材を第1区画部分246aに入れ、その他小
さい方の外形形状を持った第2の食品の具材を第2区画
部分246bに入れる。この状態で水蒸気を用いてリテ
ーナ246を加熱すると、水蒸気が第1の食品の具材及
び第2の食品の具材を同時に加熱し、更に、水蒸気は緩
衝部分246tを通る。すなわち、緩衝部分246t
は、第1区画部分に収容した具材と第2区画部分に収容
した具材のうちの互いに隣接した具材同士が互いに熱的
に影響を及ぼすことを回避している。また、緩衝部分2
46tは、第1の食品の具材の伝熱時間と第2の食品の
具材の伝熱時間とをほぼ一致させた仕切り部分を構成す
る。
すべての外壁(側壁及び底壁)と、リテーナ区画部分の
間のすべての隔壁とに設けられている。貫通孔246h
は、例えば、直径が約3ミリメートルで、孔の中心間ピ
ッチは約7ミリメートルである。本発明のリテーナ24
6の使用に際しては、大きい方の外形形状を持った第1
の食品の具材を第1区画部分246aに入れ、その他小
さい方の外形形状を持った第2の食品の具材を第2区画
部分246bに入れる。この状態で水蒸気を用いてリテ
ーナ246を加熱すると、水蒸気が第1の食品の具材及
び第2の食品の具材を同時に加熱し、更に、水蒸気は緩
衝部分246tを通る。すなわち、緩衝部分246t
は、第1区画部分に収容した具材と第2区画部分に収容
した具材のうちの互いに隣接した具材同士が互いに熱的
に影響を及ぼすことを回避している。また、緩衝部分2
46tは、第1の食品の具材の伝熱時間と第2の食品の
具材の伝熱時間とをほぼ一致させた仕切り部分を構成す
る。
【0030】上記のように複数の具材をそれぞれの区画
部分に収容することにより、大きさの異なる食品の具材
はリテーナ246の各区画部分に収容される。最も大き
い具材をリテーナ246の第1区画部分246aに1個
収容してもよいし、或いは、複数個収容してもよい。こ
の構成においては、かかる第1区画部分に収容した具材
の寸法は、リテーナ246の区画部分246aの内部幅
の1/2以上であるのが好ましい。食品の具材の寸法を
このように構成することにより、食品の具材がリテーナ
246の区画部分246a内に二重に並ぶことなしにほ
ぼ整列した状態で収容される。これにより、かかる具材
の最短殺菌時間をたやすく設定することができる。そし
て、かかる殺菌時間に適合するように予め形成された第
2区画部分には、最も大きな具材以外のその他の具材が
収容される。
部分に収容することにより、大きさの異なる食品の具材
はリテーナ246の各区画部分に収容される。最も大き
い具材をリテーナ246の第1区画部分246aに1個
収容してもよいし、或いは、複数個収容してもよい。こ
の構成においては、かかる第1区画部分に収容した具材
の寸法は、リテーナ246の区画部分246aの内部幅
の1/2以上であるのが好ましい。食品の具材の寸法を
このように構成することにより、食品の具材がリテーナ
246の区画部分246a内に二重に並ぶことなしにほ
ぼ整列した状態で収容される。これにより、かかる具材
の最短殺菌時間をたやすく設定することができる。そし
て、かかる殺菌時間に適合するように予め形成された第
2区画部分には、最も大きな具材以外のその他の具材が
収容される。
【0031】従って、このように食品の具材をリテーナ
246の各区画部分内に収容したときには、大きさの異
なる食品の具材の伝熱時間はほぼ一致するため、すべて
の具材が過剰加熱されることなく、具材を適切に加熱す
ることができる。このような、各区画部分の寸法と、各
具材の大きさの関係は、あらかじめ実験を行うことによ
り適当に求めることができる。本発明のリテーナは、上
述したように、最も大きい具材を各区画部分内に1個又
は複数をほぼ整列した状態で一列に並べることができ
る。しかも、リテーナの各区画部分には、その区画部分
の寸法より大きい具材が収容されることはなく、具材が
各区画部分内で予め定めた数を超えて重なることもない
ため、それぞれの具材内における伝熱の遅れを発生させ
ることがない。
246の各区画部分内に収容したときには、大きさの異
なる食品の具材の伝熱時間はほぼ一致するため、すべて
の具材が過剰加熱されることなく、具材を適切に加熱す
ることができる。このような、各区画部分の寸法と、各
具材の大きさの関係は、あらかじめ実験を行うことによ
り適当に求めることができる。本発明のリテーナは、上
述したように、最も大きい具材を各区画部分内に1個又
は複数をほぼ整列した状態で一列に並べることができ
る。しかも、リテーナの各区画部分には、その区画部分
の寸法より大きい具材が収容されることはなく、具材が
各区画部分内で予め定めた数を超えて重なることもない
ため、それぞれの具材内における伝熱の遅れを発生させ
ることがない。
【0032】従って、具材内部の昇温速度を上げること
ができ、その結果、最も大きい具材を最適な殺菌条件で
殺菌することができる。図11を参照すると、本発明の
他の実施の形態のリテーナ250は、大きい具材を収容
する第1区画部分250aと、その他小さい具材を収容
する第2区画部分250bとを備えている。第1区画部
分250aの高さは第2区画部分250bの高さより大
きくなるように形成されている。第1区画部分250a
に入っている食品の具材が第2区画部分250bに入っ
ている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止するため
に、水蒸気を流通させるための緩衝部分250tが、第
1区画部分250aと第2区画部分250bとの間に設
けられている。
ができ、その結果、最も大きい具材を最適な殺菌条件で
殺菌することができる。図11を参照すると、本発明の
他の実施の形態のリテーナ250は、大きい具材を収容
する第1区画部分250aと、その他小さい具材を収容
する第2区画部分250bとを備えている。第1区画部
分250aの高さは第2区画部分250bの高さより大
きくなるように形成されている。第1区画部分250a
に入っている食品の具材が第2区画部分250bに入っ
ている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止するため
に、水蒸気を流通させるための緩衝部分250tが、第
1区画部分250aと第2区画部分250bとの間に設
けられている。
【0033】この構成においては、第2区画部分250
bの高さは、第1区画部分250aの高さより小さいの
で、第2区画部分250bは、第1区画部分250aが
収容する具材より小さい寸法の具材を、ほぼ平面状に整
列させて並べた状態で収容することができる。これに対
して、第1区画部分250aは、第2区画部分250b
が収容する具材より大きい寸法の具材を、ほぼ整列した
状態で下から上に向かって積み重ねた状態で収容するこ
とができる。複数の貫通孔250hがリテーナ250の
すべての外壁(側壁及び底壁)と、リテーナ区画部分の
間のすべての隔壁とに設けられている。貫通孔250h
は、例えば、直径が約3ミリメートルで、孔の中心間ピ
ッチは約7ミリメートルである。
bの高さは、第1区画部分250aの高さより小さいの
で、第2区画部分250bは、第1区画部分250aが
収容する具材より小さい寸法の具材を、ほぼ平面状に整
列させて並べた状態で収容することができる。これに対
して、第1区画部分250aは、第2区画部分250b
が収容する具材より大きい寸法の具材を、ほぼ整列した
状態で下から上に向かって積み重ねた状態で収容するこ
とができる。複数の貫通孔250hがリテーナ250の
すべての外壁(側壁及び底壁)と、リテーナ区画部分の
間のすべての隔壁とに設けられている。貫通孔250h
は、例えば、直径が約3ミリメートルで、孔の中心間ピ
ッチは約7ミリメートルである。
【0034】本発明のリテーナ250の使用に際して
は、大きい方の外形形状を持った第1の食品の具材を第
1区画部分250aに入れ、その他小さい方の外形形状
を持った第2の食品の具材を第2区画部分250bに入
れる。この状態で水蒸気を用いてリテーナ250を加熱
すると、水蒸気が第1の食品の具材及び第2の食品の具
材を同時に加熱し、更に、水蒸気は緩衝部分250tを
通る。上記緩衝部分250tは、第1の食品の具材の伝
熱時間と第2の食品の具材の伝熱時間とをほぼ一致させ
るための仕切り部分を構成している。図12を参照する
と、本発明の他の実施の形態のリテーナ260は、最も
大きい具材を収容する第1区画部分260aと、中間の
大きさの具材を収容する第2区画部分260bと、最も
小さい具材を収容する第3区画部分260cとを備えて
いる。第1区画部分260aの深さは第2区画部分26
0bの深さより深く、第2区画部分260bの深さは第
3区画部分260cの深さより深くなるように形成され
ている。
は、大きい方の外形形状を持った第1の食品の具材を第
1区画部分250aに入れ、その他小さい方の外形形状
を持った第2の食品の具材を第2区画部分250bに入
れる。この状態で水蒸気を用いてリテーナ250を加熱
すると、水蒸気が第1の食品の具材及び第2の食品の具
材を同時に加熱し、更に、水蒸気は緩衝部分250tを
通る。上記緩衝部分250tは、第1の食品の具材の伝
熱時間と第2の食品の具材の伝熱時間とをほぼ一致させ
るための仕切り部分を構成している。図12を参照する
と、本発明の他の実施の形態のリテーナ260は、最も
大きい具材を収容する第1区画部分260aと、中間の
大きさの具材を収容する第2区画部分260bと、最も
小さい具材を収容する第3区画部分260cとを備えて
いる。第1区画部分260aの深さは第2区画部分26
0bの深さより深く、第2区画部分260bの深さは第
3区画部分260cの深さより深くなるように形成され
ている。
【0035】第1区画部分260aは8つの小区画部分
260a1〜260a8に分割されており、それぞれの
小区画部分の中に収容された食品の具材が他の小区画部
分に入っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止す
るために、水蒸気を流通させるための第1緩衝部分26
0tが、各小区画部分260a1〜260a8の間に設
けられている。第1区画部分260aに入っている食品
の具材が第2区画部分260bに入っている食品の具材
に影響を及ぼすことを阻止するために、水蒸気を流通さ
せるための第2緩衝部分260sが、第1区画部分26
0aと第2区画部分260bとの間に設けられている。
第2区画部分260bに入っている食品の具材が第3区
画部分260cに入っている食品の具材に影響を及ぼす
ことを阻止するために、水蒸気を流通させるための第3
緩衝部分260rが、第2区画部分260bと第3区画
部分260cとの間に設けられている。
260a1〜260a8に分割されており、それぞれの
小区画部分の中に収容された食品の具材が他の小区画部
分に入っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止す
るために、水蒸気を流通させるための第1緩衝部分26
0tが、各小区画部分260a1〜260a8の間に設
けられている。第1区画部分260aに入っている食品
の具材が第2区画部分260bに入っている食品の具材
に影響を及ぼすことを阻止するために、水蒸気を流通さ
せるための第2緩衝部分260sが、第1区画部分26
0aと第2区画部分260bとの間に設けられている。
第2区画部分260bに入っている食品の具材が第3区
画部分260cに入っている食品の具材に影響を及ぼす
ことを阻止するために、水蒸気を流通させるための第3
緩衝部分260rが、第2区画部分260bと第3区画
部分260cとの間に設けられている。
【0036】この構成においては、第2区画部分260
bの深さは、第1区画部分260aの深さより小さく、
第2区画部分260bは、第1区画部分260aが収容
する具材の寸法より小さい寸法を持った具材を、例え
ば、横一列状態で収容する。これに対して、第3区画部
分260cは、第2区画部分260bが収容する具材よ
り小さい寸法の具材を、ほぼ平面状に並べた状態で収容
する。複数の貫通孔260hがリテーナ260のすべて
の外壁(側壁及び底壁)と、リテーナ区画部分の間のす
べての隔壁とに設けられている。貫通孔260hは、例
えば、直径が約3ミリメートルで、孔の中心間ピッチは
約7ミリメートルである。本発明のリテーナ260の使
用に際しては、最も大きい外形形状を持った第1の食品
の具材を第1区画部分260aに入れ、中間の大きさの
外形形状を持った第2の食品の具材を第2区画部分26
0bに入れ、最も小さい外形形状を持った第3の食品の
具材を第3区画部分260cに入れる。第1区画部分2
60aの各小区画部分260a1〜260a8には、最
も大きい外形形状の複数の食品の具材をそれぞれ1つず
つ収容することができる。従って、この構成では、最短
の殺菌時間を設定することができる。
bの深さは、第1区画部分260aの深さより小さく、
第2区画部分260bは、第1区画部分260aが収容
する具材の寸法より小さい寸法を持った具材を、例え
ば、横一列状態で収容する。これに対して、第3区画部
分260cは、第2区画部分260bが収容する具材よ
り小さい寸法の具材を、ほぼ平面状に並べた状態で収容
する。複数の貫通孔260hがリテーナ260のすべて
の外壁(側壁及び底壁)と、リテーナ区画部分の間のす
べての隔壁とに設けられている。貫通孔260hは、例
えば、直径が約3ミリメートルで、孔の中心間ピッチは
約7ミリメートルである。本発明のリテーナ260の使
用に際しては、最も大きい外形形状を持った第1の食品
の具材を第1区画部分260aに入れ、中間の大きさの
外形形状を持った第2の食品の具材を第2区画部分26
0bに入れ、最も小さい外形形状を持った第3の食品の
具材を第3区画部分260cに入れる。第1区画部分2
60aの各小区画部分260a1〜260a8には、最
も大きい外形形状の複数の食品の具材をそれぞれ1つず
つ収容することができる。従って、この構成では、最短
の殺菌時間を設定することができる。
【0037】また、小区画部分を第2区画部分260b
及び又は第3区画部分260cに設けることもできる。
この状態で水蒸気を用いてリテーナ260を加熱する
と、水蒸気が第1の食品の具材、第2の食品の具材及び
第3の食品の具材を同時に加熱し、更に、水蒸気は緩衝
部分250t、250s及び250rを通る。上記緩衝
部分250tは、第1の食品の具材のそれぞれの伝熱時
間をほぼ一致させるための仕切り部分を構成し、緩衝部
分250sは、第1の食品の具材の伝熱時間と第2の食
品の具材の伝熱時間とをほぼ一致させるための仕切り部
分を構成し、緩衝部分250rは、第2の食品の具材の
伝熱時間と第3の食品の具材の伝熱時間とをほぼ一致さ
せるための仕切り部分を構成している。
及び又は第3区画部分260cに設けることもできる。
この状態で水蒸気を用いてリテーナ260を加熱する
と、水蒸気が第1の食品の具材、第2の食品の具材及び
第3の食品の具材を同時に加熱し、更に、水蒸気は緩衝
部分250t、250s及び250rを通る。上記緩衝
部分250tは、第1の食品の具材のそれぞれの伝熱時
間をほぼ一致させるための仕切り部分を構成し、緩衝部
分250sは、第1の食品の具材の伝熱時間と第2の食
品の具材の伝熱時間とをほぼ一致させるための仕切り部
分を構成し、緩衝部分250rは、第2の食品の具材の
伝熱時間と第3の食品の具材の伝熱時間とをほぼ一致さ
せるための仕切り部分を構成している。
【0038】図13を参照すると、本発明の他の実施の
形態のリテーナ270はほぼ円形の外形形状を有し、中
心に設けられ、大きい具材を収容する第1区画部分27
0aと、外周に設けられ、その他の小さい具材を収容す
る第2区画部分270bとを備えている。第1区画部分
270aの高さは第2区画部分270bの高さより大き
くなるように形成されている。第1区画部分270aに
入っている食品の具材が第2区画部分270bに入って
いる食品の具材に影響を及ぼすことを阻止するために、
水蒸気を流通させるための緩衝部分270tが、第1区
画部分270aと第2区画部分270bとの間に設けら
れている。この構成においては、第2区画部分270b
の高さは、第1区画部分270aの高さより小さいの
で、第2区画部分270bは、第1区画部分270aが
収容する具材より小さい寸法の具材を、円周方向にほぼ
平面状に整列させて並べた状態で収容することができ
る。これに対して、第1区画部分270aは、第2区画
部分270bが収容する具材より大きい寸法の具材を、
ほぼ整列した状態で下から上に向かって積み重ねた状態
で収容することができる。
形態のリテーナ270はほぼ円形の外形形状を有し、中
心に設けられ、大きい具材を収容する第1区画部分27
0aと、外周に設けられ、その他の小さい具材を収容す
る第2区画部分270bとを備えている。第1区画部分
270aの高さは第2区画部分270bの高さより大き
くなるように形成されている。第1区画部分270aに
入っている食品の具材が第2区画部分270bに入って
いる食品の具材に影響を及ぼすことを阻止するために、
水蒸気を流通させるための緩衝部分270tが、第1区
画部分270aと第2区画部分270bとの間に設けら
れている。この構成においては、第2区画部分270b
の高さは、第1区画部分270aの高さより小さいの
で、第2区画部分270bは、第1区画部分270aが
収容する具材より小さい寸法の具材を、円周方向にほぼ
平面状に整列させて並べた状態で収容することができ
る。これに対して、第1区画部分270aは、第2区画
部分270bが収容する具材より大きい寸法の具材を、
ほぼ整列した状態で下から上に向かって積み重ねた状態
で収容することができる。
【0039】複数の貫通孔270hがリテーナ270の
すべての外壁(側壁及び底壁)と、リテーナ区画部分の
間のすべての隔壁とに設けられている。本発明のリテー
ナ270の使用に際しては、大きい方の外形形状を持っ
た第1の食品の具材を第1区画部分270aに入れ、そ
の他小さい方の外形形状を持った第2の食品の具材を第
2区画部分270bに入れる。この状態で水蒸気を用い
てリテーナ270を加熱すると、水蒸気が第1の食品の
具材及び第2の食品の具材を同時に加熱し、更に、水蒸
気は緩衝部分270tを通る。上記緩衝部分270t
は、第1の食品の具材の伝熱時間と第2の食品の具材の
伝熱時間とをほぼ一致させるための仕切り部分を構成し
ている。図14を参照すると、本発明の他の実施の形態
のリテーナ300はほぼ長方形の外形形状を有し、4つ
の側壁300e、300f、300g、300jを有す
る。複数の第1仕切り板案内部300kが側壁300e
及び300gに設けられ、複数の第2仕切り板案内部3
00mが側壁300f及び300jに設けられている。
すべての外壁(側壁及び底壁)と、リテーナ区画部分の
間のすべての隔壁とに設けられている。本発明のリテー
ナ270の使用に際しては、大きい方の外形形状を持っ
た第1の食品の具材を第1区画部分270aに入れ、そ
の他小さい方の外形形状を持った第2の食品の具材を第
2区画部分270bに入れる。この状態で水蒸気を用い
てリテーナ270を加熱すると、水蒸気が第1の食品の
具材及び第2の食品の具材を同時に加熱し、更に、水蒸
気は緩衝部分270tを通る。上記緩衝部分270t
は、第1の食品の具材の伝熱時間と第2の食品の具材の
伝熱時間とをほぼ一致させるための仕切り部分を構成し
ている。図14を参照すると、本発明の他の実施の形態
のリテーナ300はほぼ長方形の外形形状を有し、4つ
の側壁300e、300f、300g、300jを有す
る。複数の第1仕切り板案内部300kが側壁300e
及び300gに設けられ、複数の第2仕切り板案内部3
00mが側壁300f及び300jに設けられている。
【0040】第1仕切り板302が側壁300fの第2
仕切り板案内部300mに案内されて取付けられてい
る。大きい具材を収容する第1区画部分300aが、側
壁300eと第1仕切り板302との間に形成される。
複数の第3仕切り板案内部302kが第1仕切り板30
2に設けられている。第1仕切り板302は、その両面
にリテーナ300の深さ方向に延びた複数の帯状凸部3
02bを有する。第2仕切り板304が側壁300gの
第1仕切り板案内部300kと、第1仕切り板302の
第3仕切り板案内部302kに案内されて取付けられて
いる。小さい具材を収容する第2区画部分300bが、
側壁300fと第2仕切り板304との間に形成され
る。具材を収容しない空間部分300cが側壁300j
と第2仕切り板304との間に形成される。
仕切り板案内部300mに案内されて取付けられてい
る。大きい具材を収容する第1区画部分300aが、側
壁300eと第1仕切り板302との間に形成される。
複数の第3仕切り板案内部302kが第1仕切り板30
2に設けられている。第1仕切り板302は、その両面
にリテーナ300の深さ方向に延びた複数の帯状凸部3
02bを有する。第2仕切り板304が側壁300gの
第1仕切り板案内部300kと、第1仕切り板302の
第3仕切り板案内部302kに案内されて取付けられて
いる。小さい具材を収容する第2区画部分300bが、
側壁300fと第2仕切り板304との間に形成され
る。具材を収容しない空間部分300cが側壁300j
と第2仕切り板304との間に形成される。
【0041】複数の帯状凸部302bにより、第1区画
部分300aに入っている食品の具材が第2区画部分3
00bに入っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻
止するために、水蒸気を流通させるための緩衝部分を形
成する。複数の貫通孔302hが、帯状凸部302bの
間に設けられた溝部302dに設けられている。複数の
貫通孔300hがリテーナ300のすべての外壁(側壁
及び底壁)と、第2仕切り板304とに設けられてい
る。本発明のリテーナ300の使用に際しては、大きい
方の外形形状を持った第1の食品の具材を第1区画部分
300aに入れ、その他小さい方の外形形状を持った第
2の食品の具材を第2区画部分300bに入れ、空間部
分300cには何も入れない。この状態で水蒸気を用い
てリテーナ300を加熱すると、水蒸気が第1の食品の
具材及び第2の食品の具材を同時に加熱し、更に、水蒸
気は複数の帯状凸部302bの間に設けられた溝部30
2dに沿って流通し、また、溝部302dに設けられた
複数の貫通孔302hを通って流通する。
部分300aに入っている食品の具材が第2区画部分3
00bに入っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻
止するために、水蒸気を流通させるための緩衝部分を形
成する。複数の貫通孔302hが、帯状凸部302bの
間に設けられた溝部302dに設けられている。複数の
貫通孔300hがリテーナ300のすべての外壁(側壁
及び底壁)と、第2仕切り板304とに設けられてい
る。本発明のリテーナ300の使用に際しては、大きい
方の外形形状を持った第1の食品の具材を第1区画部分
300aに入れ、その他小さい方の外形形状を持った第
2の食品の具材を第2区画部分300bに入れ、空間部
分300cには何も入れない。この状態で水蒸気を用い
てリテーナ300を加熱すると、水蒸気が第1の食品の
具材及び第2の食品の具材を同時に加熱し、更に、水蒸
気は複数の帯状凸部302bの間に設けられた溝部30
2dに沿って流通し、また、溝部302dに設けられた
複数の貫通孔302hを通って流通する。
【0042】上記第1仕切り板302は、第1の食品の
具材の伝熱時間と第2の食品の具材の伝熱時間とをほぼ
一致させるための仕切り部分を構成する。本発明のこの
ような構成においては、第1仕切り板302を組み込む
位置を変えることにより、第1区画部分300aの大き
さを変えることができる。また、第2仕切り板304の
大きさを変え、及び又は、第2仕切り板304を組み込
む位置を変えることにより、第2区画部分300bの大
きさを変えることができる。従って、本発明により、大
きさが異なる食品の具材を含む各種製品に利用可能な汎
用性のあるリテーナを提供することができる。図15を
参照すると、本発明の他の実施の形態のリテーナ320
はほぼ円形の外形形状を有し、円筒側壁320eと、中
心筒部320fとを有する。複数の仕切り板案内部32
0kが円筒側壁320eに設けられ、複数の仕切り板案
内部320mが中心筒部320fに設けられている。
具材の伝熱時間と第2の食品の具材の伝熱時間とをほぼ
一致させるための仕切り部分を構成する。本発明のこの
ような構成においては、第1仕切り板302を組み込む
位置を変えることにより、第1区画部分300aの大き
さを変えることができる。また、第2仕切り板304の
大きさを変え、及び又は、第2仕切り板304を組み込
む位置を変えることにより、第2区画部分300bの大
きさを変えることができる。従って、本発明により、大
きさが異なる食品の具材を含む各種製品に利用可能な汎
用性のあるリテーナを提供することができる。図15を
参照すると、本発明の他の実施の形態のリテーナ320
はほぼ円形の外形形状を有し、円筒側壁320eと、中
心筒部320fとを有する。複数の仕切り板案内部32
0kが円筒側壁320eに設けられ、複数の仕切り板案
内部320mが中心筒部320fに設けられている。
【0043】第1仕切り板322が円筒側壁320eの
仕切り板案内部320kと、中心筒部320fの仕切り
板案内部320mとに案内されて取付けられている。第
2仕切り板324が円筒側壁320eの仕切り板案内部
320kと、中心筒部320fの仕切り板案内部320
mとに案内されて取付けられている。さらに、第3仕切
り板325が円筒側壁320eの仕切り板案内部320
kと、中心筒部320fの仕切り板案内部320mとに
案内されて取付けられている。大きい具材を収容する第
1区画部分320bが、第1仕切り板322と第2仕切
り板324との間に形成されている。その他小さい具材
を収容する第2区画部分320cが、第2仕切り板32
4と第3仕切り板325との間に形成され、この第2区
画部分320cの開角度は、上記第1区画部分320b
の開角度とほぼ等しい角度になるように構成されてい
る。
仕切り板案内部320kと、中心筒部320fの仕切り
板案内部320mとに案内されて取付けられている。第
2仕切り板324が円筒側壁320eの仕切り板案内部
320kと、中心筒部320fの仕切り板案内部320
mとに案内されて取付けられている。さらに、第3仕切
り板325が円筒側壁320eの仕切り板案内部320
kと、中心筒部320fの仕切り板案内部320mとに
案内されて取付けられている。大きい具材を収容する第
1区画部分320bが、第1仕切り板322と第2仕切
り板324との間に形成されている。その他小さい具材
を収容する第2区画部分320cが、第2仕切り板32
4と第3仕切り板325との間に形成され、この第2区
画部分320cの開角度は、上記第1区画部分320b
の開角度とほぼ等しい角度になるように構成されてい
る。
【0044】第3区画部分320aが、第1仕切り板3
22と第3仕切り板325との間に形成されている。こ
の第3区画部分320aは、具材を収容しない空間スペ
ースを構成する。この第3区画部分320aの開角度
は、上記第1区画部分320bの開角度及び上記第2区
画部分320cの開角度とほぼ等しい角度になるように
構成されている。ここで、第1仕切り板322、第2仕
切り板324、第3仕切り板325を取付ける角度は、
図15に示す実施の形態では、それぞれほぼ120°お
きの等間隔であるが、これらの角度は食品の具材の大き
さに対応して種々の角度に変えることができる。また、
仕切り板の数は、図15に示す実施の形態では、3個で
あるが、収容すべき食品の具材の種類及び具材の大きさ
に応じて、仕切り板の数を2個としてもよいし、或い
は、4個以上としてもよい。
22と第3仕切り板325との間に形成されている。こ
の第3区画部分320aは、具材を収容しない空間スペ
ースを構成する。この第3区画部分320aの開角度
は、上記第1区画部分320bの開角度及び上記第2区
画部分320cの開角度とほぼ等しい角度になるように
構成されている。ここで、第1仕切り板322、第2仕
切り板324、第3仕切り板325を取付ける角度は、
図15に示す実施の形態では、それぞれほぼ120°お
きの等間隔であるが、これらの角度は食品の具材の大き
さに対応して種々の角度に変えることができる。また、
仕切り板の数は、図15に示す実施の形態では、3個で
あるが、収容すべき食品の具材の種類及び具材の大きさ
に応じて、仕切り板の数を2個としてもよいし、或い
は、4個以上としてもよい。
【0045】この構成においては、第1仕切り板32
2、第2仕切り板324及び第3仕切り板325は同じ
形状の部材であるのが好ましく、各々がその両面にリテ
ーナ320の深さ方向に延びた複数の帯状凸部322
b、324b、325bを有する。複数の帯状凸部32
2b、324b、325bにより、第1区画部分320
aに入っている食品の具材が第2区画部分320bに入
っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止するため
に、水蒸気を流通させるための緩衝部分を形成する。複
数の貫通孔322hが、帯状凸部322bの間に設けら
れた溝部322dに設けられ、複数の貫通孔324h
が、帯状凸部324bの間に設けられた溝部324dに
設けられ、複数の貫通孔325hが、帯状凸部325b
の間に設けられた溝部325dに設けられている。
2、第2仕切り板324及び第3仕切り板325は同じ
形状の部材であるのが好ましく、各々がその両面にリテ
ーナ320の深さ方向に延びた複数の帯状凸部322
b、324b、325bを有する。複数の帯状凸部32
2b、324b、325bにより、第1区画部分320
aに入っている食品の具材が第2区画部分320bに入
っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止するため
に、水蒸気を流通させるための緩衝部分を形成する。複
数の貫通孔322hが、帯状凸部322bの間に設けら
れた溝部322dに設けられ、複数の貫通孔324h
が、帯状凸部324bの間に設けられた溝部324dに
設けられ、複数の貫通孔325hが、帯状凸部325b
の間に設けられた溝部325dに設けられている。
【0046】複数の貫通孔320hがリテーナ320の
円筒側壁320e及び底壁に設けられている。本発明の
リテーナ320の使用に際しては、大きい方の外形形状
を持った第1の食品の具材を第1区画部分320bに入
れ、その他小さい方の外形形状を持った第2の食品の具
材を第2区画部分320bに入れる。この状態で水蒸気
を用いてリテーナ300を加熱すると、水蒸気が第1の
食品の具材及び第2の食品の具材を同時に加熱する。更
に、水蒸気は溝部322d、324d、325dに沿っ
て流通し、また、複数の貫通孔322h、324h、3
25hを通って流通する。上記第2仕切り板324は、
第1の食品の具材の伝熱時間と第2の食品の具材の伝熱
時間とをほぼ一致させるための仕切り部分を構成してい
る。
円筒側壁320e及び底壁に設けられている。本発明の
リテーナ320の使用に際しては、大きい方の外形形状
を持った第1の食品の具材を第1区画部分320bに入
れ、その他小さい方の外形形状を持った第2の食品の具
材を第2区画部分320bに入れる。この状態で水蒸気
を用いてリテーナ300を加熱すると、水蒸気が第1の
食品の具材及び第2の食品の具材を同時に加熱する。更
に、水蒸気は溝部322d、324d、325dに沿っ
て流通し、また、複数の貫通孔322h、324h、3
25hを通って流通する。上記第2仕切り板324は、
第1の食品の具材の伝熱時間と第2の食品の具材の伝熱
時間とをほぼ一致させるための仕切り部分を構成してい
る。
【0047】この構成においては、第1仕切り板32
2、第2仕切り板324及び第3仕切り板325を組み
込む位置を変えることにより、第1区画部分320b及
び第2区画部分320cの大きさを変えることができ
る。従って、本発明により、大きさが異なる食品の具材
を含む各種製品に利用可能な汎用性のあるリテーナを提
供することができる。
2、第2仕切り板324及び第3仕切り板325を組み
込む位置を変えることにより、第1区画部分320b及
び第2区画部分320cの大きさを変えることができ
る。従って、本発明により、大きさが異なる食品の具材
を含む各種製品に利用可能な汎用性のあるリテーナを提
供することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、食品加
熱用リテーナにおいて、上記のような構成としたので、
以下に記載する効果を有する。 (1)大きさが異なる複数の具材を短時間で確実に調理
し及び又は殺菌することができる。 (2)大きさが異なる複数の具材を同時に加熱するとき
に、その具材のうちの一部の過剰加熱を抑止することが
できる。 (3)大きさが異なる食品の具材を含む各種製品に利用
可能な汎用性のあるリテーナを提供することができる。
熱用リテーナにおいて、上記のような構成としたので、
以下に記載する効果を有する。 (1)大きさが異なる複数の具材を短時間で確実に調理
し及び又は殺菌することができる。 (2)大きさが異なる複数の具材を同時に加熱するとき
に、その具材のうちの一部の過剰加熱を抑止することが
できる。 (3)大きさが異なる食品の具材を含む各種製品に利用
可能な汎用性のあるリテーナを提供することができる。
【図1】本発明のリテーナを用いる食品殺菌装置の概略
構造を示す平面図である。
構造を示す平面図である。
【図2】本発明のリテーナを用いる食品殺菌装置の概略
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図3】本発明のリテーナを用いる食品殺菌装置の殺菌
釜組立体駆動装置の概略構造を示す断面図である。
釜組立体駆動装置の概略構造を示す断面図である。
【図4】図5の4A−4Aにおける、回転リングを締め
つける前の状態における、本発明のリテーナを用いる食
品殺菌装置の殺菌釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示
す縦断面図である。
つける前の状態における、本発明のリテーナを用いる食
品殺菌装置の殺菌釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示
す縦断面図である。
【図5】図4の5A−5Aにおける、回転リングを締め
つける前の状態における、本発明のリテーナを用いる食
品殺菌装置の殺菌釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示
す横断面図である。
つける前の状態における、本発明のリテーナを用いる食
品殺菌装置の殺菌釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示
す横断面図である。
【図6】図7の6A−6Aにおける、回転リングを締め
つけた後の状態における、本発明のリテーナを用いる食
品殺菌装置の殺菌釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示
す縦断面図である。
つけた後の状態における、本発明のリテーナを用いる食
品殺菌装置の殺菌釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示
す縦断面図である。
【図7】図6の7A−7Aにおける、回転リングを締め
つけた後の状態における、本発明のリテーナを用いる食
品殺菌装置の殺菌釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示
す横断面図である。
つけた後の状態における、本発明のリテーナを用いる食
品殺菌装置の殺菌釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示
す横断面図である。
【図8】本発明のリテーナを収容したリテーナ移送用台
車を示す斜視図である。
車を示す斜視図である。
【図9】本発明のリテーナの実施の形態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図10】本発明のリテーナの他の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図11】本発明のリテーナの他の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図12】本発明のリテーナの他の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図13】本発明のリテーナの他の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図14】本発明のリテーナの他の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図15】本発明のリテーナの他の実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
100 食品殺菌装置 110 殺菌釜 110a リテーナ入口部 110b リテーナ出口部 120 殺菌釜組立体 130a〜130e ボール弁 132 バルブアクチュエータ 140 リテーナ 140a 第1区画部分 140b 第2区画部分 140c 第3区画部分 140h 貫通孔 140s 第1の緩衝部分 140t 第2の緩衝部分 142 リテーナ移送用台車 150 リテーナ供給装置 160 リテーナ排出装置 161 リテーナ排出用シリンダ 162 リテーナ移動用シリンダ 170 殺菌釜組立体駆動装置 172 ワイヤー 174 案内プーリ 176 カウンターウェイト 178 ガイド 180 水蒸気配管 182 バルブ 184 水蒸気供給用フレキシブルホース 188 水蒸気供給口 190 回転リング 200 無菌搬送装置 200a 無菌搬送装置の入口部 210 リテーナ用コンベヤ 220 ストッパ 230 装置殺菌用キャップ 240 無菌充填機 246 リテーナ 246a 第1区画部分 246b 第2区画部分 246h 貫通孔 246t 緩衝部分 250 リテーナ 250a 第1区画部分 250b 第2区画部分 250h 貫通孔 250t 緩衝部分 260 リテーナ 260a 第1区画部分 260b 第2区画部分 260c 第3区画部分 260r 第3緩衝部分 260s 第2緩衝部分 260t 第1緩衝部分 270 リテーナ 270a 第1区画部分 270b 第2区画部分 270h 貫通孔 270t 緩衝部分 300 リテーナ 300a 第1区画部分 300b 第2区画部分 300c 空間部分 300h 貫通孔 302 第1仕切り板 302b 帯状凸部 302d 溝部 304 第2仕切り板 320 リテーナ 320a 第3区画部分 320b 第1区画部分 320c 第2区画部分 320h 貫通孔 322 第1仕切り板 322b 帯状凸部 322d 溝部 322h 貫通孔 324 第2仕切り板 324b 帯状凸部 324d 溝部 324h 貫通孔 325 第2仕切り板 325b 帯状凸部 325d 溝部 325h 貫通孔
Claims (4)
- 【請求項1】 ホール又はカット処理した大きさが異
なる複数の固形食品を収容し、この固形食品を水蒸気に
より加熱して調理及び又は殺菌する食品加熱用リテーナ
であって、 最も大きい外形形状を有する第1固形物を1個以上収容
するための第1区画部分と、 前記第1区画部分に収容した第1固形物の外形形状より
小さい外形形状を有する前記第1固形物以外の固形物が
入るような寸法形状に形成された第2区画部分と、を有
することを特徴とする食品加熱用リテーナ。 - 【請求項2】 ホール又はカット処理した大きさが異
なる複数の固形食品を収容し、この固形食品を水蒸気に
より加熱して調理及び又は殺菌する食品加熱用リテーナ
であって、 最も大きい外形形状を有する第1固形物を1個以上収容
するための第1区画部分と、 前記第1区画部分に収容した第1固形物の外形形状より
小さい外形形状を有する前記第1固形物以外の固形物が
入るような寸法形状に形成された第2区画部分と、 前記第1区画部分の中に収容された第1固形物の最遅速
点への伝熱時間と、前記第2区画部分の中に収容された
第2固形物の最遅速点への伝熱時間とをほぼ一致させる
ための仕切り部分、もしくは、第2固形物の最遅速点へ
の伝熱時間を、第1固形物の最遅速点への伝熱時間より
も短くするための仕切り部分と、を有することを特徴と
する食品加熱用リテーナ。 - 【請求項3】 ホール又はカット処理した大きさが異
なる複数の固形食品を収容し、この固形食品を水蒸気に
より加熱して調理及び又は殺菌する食品加熱用リテーナ
であって、 固形物を1個以上収容するための区画部分を複数個備
え、 前記複数の区画部分のうちの少なくとも1つの区画部分
は、最も大きい外形形状を有する第1固形物を1個以上
収容するための区画部分を構成し、 前記第1固形物の最遅速点への伝熱時間と、他の区画部
分に収容された他の固形物の最遅速点への伝熱時間とを
ほぼ一致させるための仕切り部分、もしくは、他の区画
部分に収容された他の固形物の最遅速点への伝熱時間
を、前記第1固形物の最遅速点への伝熱時間よりも短く
するための仕切り部分を、前記複数の区画部分に対応し
て隣接した関係で備えている、ことを特徴とする食品加
熱用リテーナ。 - 【請求項4】 前記仕切り部分に、水蒸気通路を設け
たことを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の食
品加熱用リテーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9276152A JPH11113742A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 食品加熱用リテーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9276152A JPH11113742A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 食品加熱用リテーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113742A true JPH11113742A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17565492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9276152A Pending JPH11113742A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 食品加熱用リテーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11113742A (ja) |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP9276152A patent/JPH11113742A/ja active Pending
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