JPH11107891A - 内燃機関の停止位置制御装置 - Google Patents
内燃機関の停止位置制御装置Info
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- JPH11107891A JPH11107891A JP9283170A JP28317097A JPH11107891A JP H11107891 A JPH11107891 A JP H11107891A JP 9283170 A JP9283170 A JP 9283170A JP 28317097 A JP28317097 A JP 28317097A JP H11107891 A JPH11107891 A JP H11107891A
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- engine
- motor
- crankshaft
- stop position
- internal combustion
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 始動性を損なうことなく機関始動時における
排気ガス特性の向上を図ることができる内燃機関の停止
位置制御装置を提供する。 【解決手段】 エンジン1が停止するとき(ステップS
302、S303)、スタータスイッチ16とセルモー
タ15を互いに非連動状態とし、ECU5がセルモータ
15をオンしてエンジン1の回転を継続させ(ステップ
S309、S310)、この処理を、クランク軸の回転
方向の今回位置が#2CYLの吸気行程上死点位置に達
するまで行う(ステップS308)。セルモータ15を
オフすると(ステップS313)、エンジン1は惰性で
回転した後、ほどなく停止し、クランク軸の初期位置が
一定化する。
排気ガス特性の向上を図ることができる内燃機関の停止
位置制御装置を提供する。 【解決手段】 エンジン1が停止するとき(ステップS
302、S303)、スタータスイッチ16とセルモー
タ15を互いに非連動状態とし、ECU5がセルモータ
15をオンしてエンジン1の回転を継続させ(ステップ
S309、S310)、この処理を、クランク軸の回転
方向の今回位置が#2CYLの吸気行程上死点位置に達
するまで行う(ステップS308)。セルモータ15を
オフすると(ステップS313)、エンジン1は惰性で
回転した後、ほどなく停止し、クランク軸の初期位置が
一定化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の停止位
置制御装置に関し、特に、機関始動時の燃料噴射制御を
適切化し、始動性及び排気ガス特性の向上を図った内燃
機関の停止位置制御装置に関する。
置制御装置に関し、特に、機関始動時の燃料噴射制御を
適切化し、始動性及び排気ガス特性の向上を図った内燃
機関の停止位置制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の作動停止は一般に、イグニッ
ションスイッチをオフにすることによりなされる。イグ
ニッションスイッチをオフにすると、機関への燃料供給
及び点火プラグの点火が停止され、機関のクランク軸は
惰性により回転した後、停止する。
ションスイッチをオフにすることによりなされる。イグ
ニッションスイッチをオフにすると、機関への燃料供給
及び点火プラグの点火が停止され、機関のクランク軸は
惰性により回転した後、停止する。
【0003】また、従来、次回の機関始動時には機関の
クランク軸がどのクランク角位置で停止しているか、す
なわち初期位置が通常は不明であるため、最初は全気筒
について燃料噴射を行い(斉時噴射)、クランク軸が2
回転して次に噴射すべき気筒がシリンダ信号パルス等に
よって判別された後は、正規の順次噴射に移行するよう
にした燃料噴射制御方法が知られている(例えば特公昭
63−14174号公報)。この手法によれば、始動時
におけるクランク軸の初期位置にかかわらず、機関の始
動性を確保することができる。
クランク軸がどのクランク角位置で停止しているか、す
なわち初期位置が通常は不明であるため、最初は全気筒
について燃料噴射を行い(斉時噴射)、クランク軸が2
回転して次に噴射すべき気筒がシリンダ信号パルス等に
よって判別された後は、正規の順次噴射に移行するよう
にした燃料噴射制御方法が知られている(例えば特公昭
63−14174号公報)。この手法によれば、始動時
におけるクランク軸の初期位置にかかわらず、機関の始
動性を確保することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の燃料噴射制御方法では、機関始動時には斉時噴射に
よって、各気筒がどの行程にあるかを問わず、各気筒に
対して一律に燃料が同時噴射されるため、全気筒につい
て最適な行程またはタイミングでの燃料噴射は不可能と
なる。そのため、順次噴射のように各気筒について最適
な行程またはタイミングで燃料噴射がされる場合に比
し、燃料の不燃焼等によって機関始動時におけるHC
(炭化水素)の排出量が増大するという問題があった。
来の燃料噴射制御方法では、機関始動時には斉時噴射に
よって、各気筒がどの行程にあるかを問わず、各気筒に
対して一律に燃料が同時噴射されるため、全気筒につい
て最適な行程またはタイミングでの燃料噴射は不可能と
なる。そのため、順次噴射のように各気筒について最適
な行程またはタイミングで燃料噴射がされる場合に比
し、燃料の不燃焼等によって機関始動時におけるHC
(炭化水素)の排出量が増大するという問題があった。
【0005】また、機関のアイドリング時間を短縮する
べく機関の運転を随時停止することもある。さらに、例
えばハイブリッド自動車で特にパラレル方式のもので
は、原動機として機関及びモータ(電動機)を用い、機
関のみ、モータのみ、あるいは機関及びモータの併用の
いずれによっても車両を駆動可能に構成しているため、
状況によっては、駆動力の切替えのために機関の運転停
止、始動が通常の車両の場合に比しより頻繁に行われる
傾向がある。このように、機関の運転停止、始動が頻繁
に行われる状況で機関始動の度に斉時噴射を行う場合
は、上記問題が特に大きい。
べく機関の運転を随時停止することもある。さらに、例
えばハイブリッド自動車で特にパラレル方式のもので
は、原動機として機関及びモータ(電動機)を用い、機
関のみ、モータのみ、あるいは機関及びモータの併用の
いずれによっても車両を駆動可能に構成しているため、
状況によっては、駆動力の切替えのために機関の運転停
止、始動が通常の車両の場合に比しより頻繁に行われる
傾向がある。このように、機関の運転停止、始動が頻繁
に行われる状況で機関始動の度に斉時噴射を行う場合
は、上記問題が特に大きい。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、始動性を損なう
ことなく機関始動時における排気ガス特性の向上を図る
ことができる内燃機関の停止位置制御装置を提供するこ
とにある。
めになされたものであり、その目的は、始動性を損なう
ことなく機関始動時における排気ガス特性の向上を図る
ことができる内燃機関の停止位置制御装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の内燃機関の停止位置制御装置は、
内燃機関と、該機関のクランク軸を回転可能なモータ手
段とを有する内燃機関の停止位置制御装置において、前
記機関の非運転時に、前記クランク軸が所定クランク角
位置で停止するように前記モータ手段を制御するモータ
制御手段を有することを特徴とする。
に本発明の請求項1の内燃機関の停止位置制御装置は、
内燃機関と、該機関のクランク軸を回転可能なモータ手
段とを有する内燃機関の停止位置制御装置において、前
記機関の非運転時に、前記クランク軸が所定クランク角
位置で停止するように前記モータ手段を制御するモータ
制御手段を有することを特徴とする。
【0008】この構成により、機関の非運転時に、モー
タ制御手段による制御によってモータ手段がクランク軸
を回転させ、これにより前記クランク軸が所定クランク
角位置で停止する。従って、始動時におけるクランク軸
の初期位置が一定化するので、始動時における燃料噴射
処理を順次噴射により適切に開始することができ、よっ
て、始動性を損なうことなく機関始動時におけるHCの
排出量の増大を防止して排気ガス特性の向上を図ること
ができる。
タ制御手段による制御によってモータ手段がクランク軸
を回転させ、これにより前記クランク軸が所定クランク
角位置で停止する。従って、始動時におけるクランク軸
の初期位置が一定化するので、始動時における燃料噴射
処理を順次噴射により適切に開始することができ、よっ
て、始動性を損なうことなく機関始動時におけるHCの
排出量の増大を防止して排気ガス特性の向上を図ること
ができる。
【0009】具体的には、前記所定クランク角位置は、
前記機関における特定の気筒が略吸気行程上死点にある
位置であるのが好ましい。
前記機関における特定の気筒が略吸気行程上死点にある
位置であるのが好ましい。
【0010】この構成により、始動時における初期位置
では、前記特定の気筒の次の次に噴射されるべき気筒は
吸気行程開始時点より十分に前の段階にあり、燃料噴射
に最適なタイミングが最初に訪れるので、当該次の次に
噴射されるべき気筒から順次噴射を直ちに開始すること
ができる。
では、前記特定の気筒の次の次に噴射されるべき気筒は
吸気行程開始時点より十分に前の段階にあり、燃料噴射
に最適なタイミングが最初に訪れるので、当該次の次に
噴射されるべき気筒から順次噴射を直ちに開始すること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係る内燃機関の停止位置制御装置の全体
構成を示す図である。同図中、1は直列4気筒の内燃機
関(以下、単に「エンジン」という)である。
の実施の形態に係る内燃機関の停止位置制御装置の全体
構成を示す図である。同図中、1は直列4気筒の内燃機
関(以下、単に「エンジン」という)である。
【0013】エンジン1の吸気管2の途中にはスロット
ルボディ3が設けられ、その内部にはスロットル弁3′
が配されている。また、スロットル弁3′にはスロット
ル弁開度(θTH)センサ4が連結されており、スロッ
トル弁3′の開度に応じた電気信号を出力して電子コン
トロールユニット(以下「ECU」という)5に供給す
る。
ルボディ3が設けられ、その内部にはスロットル弁3′
が配されている。また、スロットル弁3′にはスロット
ル弁開度(θTH)センサ4が連結されており、スロッ
トル弁3′の開度に応じた電気信号を出力して電子コン
トロールユニット(以下「ECU」という)5に供給す
る。
【0014】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3′との間且つ吸気管2の図示しない燃料ポンプに接続
されるとともにECU5に電気的に接続され、当該EC
U5からの信号により燃料噴射の開弁時間が制御され
る。
3′との間且つ吸気管2の図示しない燃料ポンプに接続
されるとともにECU5に電気的に接続され、当該EC
U5からの信号により燃料噴射の開弁時間が制御され
る。
【0015】また、吸気管2のスロットル弁3′の下流
側には分岐管7が設けられ、該分岐管7の先端には吸気
管内圧力(PB)センサ8が取付けられている。該PB
センサ8はECU5に電気的に接続されており、吸気管
2内の圧力PBは前記PBセンサ8により電気信号に変
換されてECU5に供給される。
側には分岐管7が設けられ、該分岐管7の先端には吸気
管内圧力(PB)センサ8が取付けられている。該PB
センサ8はECU5に電気的に接続されており、吸気管
2内の圧力PBは前記PBセンサ8により電気信号に変
換されてECU5に供給される。
【0016】また、分岐管7の下流側の吸気管2の管壁
には吸気温(TA)センサ9が装着され、該TAセンサ
9により検出された吸気温TAは電気信号に変換され、
ECU5に供給される。
には吸気温(TA)センサ9が装着され、該TAセンサ
9により検出された吸気温TAは電気信号に変換され、
ECU5に供給される。
【0017】エンジン1のシリンダブロックの冷却水が
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ10が挿着され、該TWセンサ10に
より検出されたエンジン冷却水温TWは電気信号に変換
されてECU5に供給される。
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ10が挿着され、該TWセンサ10に
より検出されたエンジン冷却水温TWは電気信号に変換
されてECU5に供給される。
【0018】また、エンジン1の図示しないカム軸周囲
又はクランク軸周囲の所定位置には気筒判別(CYL)
センサ11、TDCセンサ12、クランク角(CRK)
センサ13が夫々取付けられている。
又はクランク軸周囲の所定位置には気筒判別(CYL)
センサ11、TDCセンサ12、クランク角(CRK)
センサ13が夫々取付けられている。
【0019】CYLセンサ11は、クランク軸2回転毎
に特定の気筒の所定のクランク角度位置でパルス信号
(以下、「CYL信号パルス」という)を出力し、該C
YL信号パルスをECU5に供給する。
に特定の気筒の所定のクランク角度位置でパルス信号
(以下、「CYL信号パルス」という)を出力し、該C
YL信号パルスをECU5に供給する。
【0020】TDCセンサ12は、エンジン1の各気筒
の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クラン
ク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではク
ランク角180°毎に)信号パルス(以下、「TDC信
号パルス」という)を出力し、該TDC信号パルスをE
CU5に供給する。
の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クラン
ク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではク
ランク角180°毎に)信号パルス(以下、「TDC信
号パルス」という)を出力し、該TDC信号パルスをE
CU5に供給する。
【0021】CRKセンサ13は、TDC信号パルスの
周期、すなわち180°より短い一定のクランク角周期
(例えば、30°周期)でパルス信号(以下、「CRK
信号パルス」という)を出力し、該CRK信号パルスを
ECU5に供給する。
周期、すなわち180°より短い一定のクランク角周期
(例えば、30°周期)でパルス信号(以下、「CRK
信号パルス」という)を出力し、該CRK信号パルスを
ECU5に供給する。
【0022】エンジン1の各気筒の点火プラグ14は、
ECU5に電気的に接続され、ECU5により点火時期
が制御される。
ECU5に電気的に接続され、ECU5により点火時期
が制御される。
【0023】エンジン1には、始動時等にクランク軸を
回転させるためのセルモータ15(モータ手段)が取り
付けられている。セルモータ15は、スタータスイッチ
16によって作動するほか、後述するエンジン停止位置
制御処理ではECU5の制御によっても作動する。
回転させるためのセルモータ15(モータ手段)が取り
付けられている。セルモータ15は、スタータスイッチ
16によって作動するほか、後述するエンジン停止位置
制御処理ではECU5の制御によっても作動する。
【0024】また、エンジン1の排気管17の途中には
広域酸素濃度センサ(以下、「LAFセンサ」と称す
る)18が設けられており、該LAFセンサ18により
検出された排気ガス中の酸素濃度は電気信号に変換され
てECU5に供給される。
広域酸素濃度センサ(以下、「LAFセンサ」と称す
る)18が設けられており、該LAFセンサ18により
検出された排気ガス中の酸素濃度は電気信号に変換され
てECU5に供給される。
【0025】また、本停止位置制御装置には、ギアレン
ジ(ギア位置)を検出するギアレンジ検出手段、及びパ
ーキングブレーキのオン/オフ状態を検出するパーキン
グブレーキ検出手段が備えられ(いずれも不図示)、そ
れらの検出信号が電気信号に変換されてECU5に供給
される。
ジ(ギア位置)を検出するギアレンジ検出手段、及びパ
ーキングブレーキのオン/オフ状態を検出するパーキン
グブレーキ検出手段が備えられ(いずれも不図示)、そ
れらの検出信号が電気信号に変換されてECU5に供給
される。
【0026】ECU5は、上述の各種センサからの入力
信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、
アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を
有する入力回路5aと、中央演算処理回路(以下「CP
U」という)5bと、該CPU5bで実行される各種演
算プログラムや後述する各種マップ及び演算結果等を記
憶するROM及びRAMからなる記憶手段5cと、前記
燃料噴射弁6、点火プラグ14及びセルモータ15に駆
動信号を供給する出力回路5dとを備えている。ECU
5は、セルモータ15を作動させるモータ制御手段とし
て機能する。
信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、
アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を
有する入力回路5aと、中央演算処理回路(以下「CP
U」という)5bと、該CPU5bで実行される各種演
算プログラムや後述する各種マップ及び演算結果等を記
憶するROM及びRAMからなる記憶手段5cと、前記
燃料噴射弁6、点火プラグ14及びセルモータ15に駆
動信号を供給する出力回路5dとを備えている。ECU
5は、セルモータ15を作動させるモータ制御手段とし
て機能する。
【0027】ECU5はTDC信号パルスの発生間隔を
計測してエンジン回転数NE及びその逆数であるME値
を算出する。また、ECU5は、TDC信号パルス、C
RK信号パルスに基づき各気筒の基準クランク角度位置
からのクランク角度ステージSTG(以下、「ステー
ジ」という)を検出する。
計測してエンジン回転数NE及びその逆数であるME値
を算出する。また、ECU5は、TDC信号パルス、C
RK信号パルスに基づき各気筒の基準クランク角度位置
からのクランク角度ステージSTG(以下、「ステー
ジ」という)を検出する。
【0028】ECU5は、キャパシタまたはディレイタ
イマ等を備え、これらによって、イグニッションスイッ
チ(図示せず)をオフにした後も少なくとも5秒間作動
を継続することができるように構成されている。
イマ等を備え、これらによって、イグニッションスイッ
チ(図示せず)をオフにした後も少なくとも5秒間作動
を継続することができるように構成されている。
【0029】CPU5bは、上述の各種エンジンパラメ
ータ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じたフ
ィードバック制御運転領域やオープンループ制御運転領
域等の種々のエンジンの運転状態を判別すると共に、エ
ンジンの運転状態に応じ、基本モードの場合は下記数式
1に基づき、また始動モードの場合は下記数式2に基づ
きTDC信号パルスに同期する燃料噴射弁6の燃料噴射
時間TOUTを各気筒(#1〜#4CYL)毎に演算
し、その結果を記憶手段5c(RAM)に記憶する。
ータ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じたフ
ィードバック制御運転領域やオープンループ制御運転領
域等の種々のエンジンの運転状態を判別すると共に、エ
ンジンの運転状態に応じ、基本モードの場合は下記数式
1に基づき、また始動モードの場合は下記数式2に基づ
きTDC信号パルスに同期する燃料噴射弁6の燃料噴射
時間TOUTを各気筒(#1〜#4CYL)毎に演算
し、その結果を記憶手段5c(RAM)に記憶する。
【0030】
【数1】TOUT=TiM×KCMDM×KLAF×K
1+K2+TV
1+K2+TV
【0031】
【数2】TOUT=TiCR×K3+K4+TV ここに、TiMは基本モード時の基本燃料量、具体的に
はエンジン回転数NEと吸気管内圧力PBとに応じて設
定される基本燃料噴射時間であり、このTiM値を決定
するためのTiMマップが記憶手段5c(ROM)に記
憶されている。
はエンジン回転数NEと吸気管内圧力PBとに応じて設
定される基本燃料噴射時間であり、このTiM値を決定
するためのTiMマップが記憶手段5c(ROM)に記
憶されている。
【0032】TiCRは始動モード時の基本燃料量であ
って、TiM値と同様、エンジン回転数NEと吸気管内
圧力PBに応じて設定され、該TiCR値を決定するた
めのTiCRマップが記憶手段5c(ROM)に記憶さ
れている。
って、TiM値と同様、エンジン回転数NEと吸気管内
圧力PBに応じて設定され、該TiCR値を決定するた
めのTiCRマップが記憶手段5c(ROM)に記憶さ
れている。
【0033】KCMDMは、修正目標空燃比係数であ
り、エンジンの運転状態に応じて設定される。
り、エンジンの運転状態に応じて設定される。
【0034】KLAFは空燃比補正係数であり、空燃比
フィードバック制御中はLAFセンサ18によって検出
された空燃比が目標空燃比に一致するように設定され、
オープンループ制御中はエンジン運転状態に応じた所定
値に設定される。
フィードバック制御中はLAFセンサ18によって検出
された空燃比が目標空燃比に一致するように設定され、
オープンループ制御中はエンジン運転状態に応じた所定
値に設定される。
【0035】K1、K2、K3及びK4は夫々各種エン
ジンパラメータ信号に応じて演算される補正係数及び補
正変数であって、各気筒毎にエンジン運転状態に応じた
燃費特性や加速特性等の諸特性の最適化が図られるよう
な所定値に設定される。
ジンパラメータ信号に応じて演算される補正係数及び補
正変数であって、各気筒毎にエンジン運転状態に応じた
燃費特性や加速特性等の諸特性の最適化が図られるよう
な所定値に設定される。
【0036】TVは燃料噴射弁6の無効時間であって、
通電開始後から燃料噴射弁6が開弁するまでの遅延時間
を示す。
通電開始後から燃料噴射弁6が開弁するまでの遅延時間
を示す。
【0037】図2は、インジェクションステージタイミ
ングチャートを示す図である。同図(a)は各気筒(#
1〜#4CYL)の吸入行程のタイミング及びそれに対
応するインジェクタ番号(以下「INJ.NO」と称す
る)を示す。例えば第2気筒(#2CYL)が吸気行程
にあるときのINJ.NOは「3」である。時点tで
は、#2CYLが吸気行程上死点にある。
ングチャートを示す図である。同図(a)は各気筒(#
1〜#4CYL)の吸入行程のタイミング及びそれに対
応するインジェクタ番号(以下「INJ.NO」と称す
る)を示す。例えば第2気筒(#2CYL)が吸気行程
にあるときのINJ.NOは「3」である。時点tで
は、#2CYLが吸気行程上死点にある。
【0038】同図(b)〜(e)は各気筒における吸入
行程(A)、圧縮行程(B)、爆発行程(C)及び排気
行程(D)の各行程のタイミングを示す。同図(b)、
(c)、(d)及び(e)はそれぞれ第1気筒(#1C
YL)、第2気筒(#2CYL)、第3気筒(#3CY
L)及び第4気筒(#4CYL)について示す。通常時
における燃料の順次噴射では、CYL信号パルスにより
気筒が判別された後、噴射した燃料が各気筒の吸入行程
で気筒内に十分吸入されるように、例えば各吸気行程開
始時点(例えば#2CYLでは時点t)近傍のタイミン
グで燃料が噴射され、…、#1CYL、#3CYL、#
4CYL、#2CYL、#1CYL、…の順に燃料が噴
射される。
行程(A)、圧縮行程(B)、爆発行程(C)及び排気
行程(D)の各行程のタイミングを示す。同図(b)、
(c)、(d)及び(e)はそれぞれ第1気筒(#1C
YL)、第2気筒(#2CYL)、第3気筒(#3CY
L)及び第4気筒(#4CYL)について示す。通常時
における燃料の順次噴射では、CYL信号パルスにより
気筒が判別された後、噴射した燃料が各気筒の吸入行程
で気筒内に十分吸入されるように、例えば各吸気行程開
始時点(例えば#2CYLでは時点t)近傍のタイミン
グで燃料が噴射され、…、#1CYL、#3CYL、#
4CYL、#2CYL、#1CYL、…の順に燃料が噴
射される。
【0039】図3は、本第1の実施の形態におけるエン
ジン停止位置制御処理のフローチャートを示す図であ
り、本処理は、TDC信号パルスの発生毎に実行され
る。
ジン停止位置制御処理のフローチャートを示す図であ
り、本処理は、TDC信号パルスの発生毎に実行され
る。
【0040】まず、後述するステップS305でセット
されるダウンカウントタイマtmSSTOPのカウント
値が「0」に達したか否かを判別し(ステップS30
1)、その判別の結果、ダウンカウントタイマtmSS
TOPのカウント値が「0」に達したときは、今回のM
E値(エンジン回転数NEの逆数)がオーバーフロー
(例えば4気筒エンジンでは、1秒以上となること)し
たか否かを判別する(ステップS302)。その判別の
結果、今回のME値がオーバーフローしていないとき
は、次回の始動時における燃料噴射処理を#3CYLか
らの順次噴射により開始可能であることを「1」で示す
順次噴射可能フラグFSEQSTTを「0」に設定して
(ステップS303)、本処理を終了する一方、今回の
ME値がオーバーフローしたときは、前回のME値がオ
ーバーフローしていたか否かを判別する(ステップS3
04)。
されるダウンカウントタイマtmSSTOPのカウント
値が「0」に達したか否かを判別し(ステップS30
1)、その判別の結果、ダウンカウントタイマtmSS
TOPのカウント値が「0」に達したときは、今回のM
E値(エンジン回転数NEの逆数)がオーバーフロー
(例えば4気筒エンジンでは、1秒以上となること)し
たか否かを判別する(ステップS302)。その判別の
結果、今回のME値がオーバーフローしていないとき
は、次回の始動時における燃料噴射処理を#3CYLか
らの順次噴射により開始可能であることを「1」で示す
順次噴射可能フラグFSEQSTTを「0」に設定して
(ステップS303)、本処理を終了する一方、今回の
ME値がオーバーフローしたときは、前回のME値がオ
ーバーフローしていたか否かを判別する(ステップS3
04)。
【0041】その判別の結果、前回のME値がオーバー
フローしていたときは、今回はエンジン停止ではないと
判断して直ちに本処理を終了する一方、前回のME値が
オーバーフローしていなかったときは、今回はエンジン
停止であると判断して、ダウンカウントタイマtmSS
TOPに所定時間TMSSTOP(例えば4秒間)をセ
ットしてスタートさせ(ステップS305)、順次噴射
可能フラグFSEQSTTが「1」に設定されているか
否かを判別する(ステップS306)。
フローしていたときは、今回はエンジン停止ではないと
判断して直ちに本処理を終了する一方、前回のME値が
オーバーフローしていなかったときは、今回はエンジン
停止であると判断して、ダウンカウントタイマtmSS
TOPに所定時間TMSSTOP(例えば4秒間)をセ
ットしてスタートさせ(ステップS305)、順次噴射
可能フラグFSEQSTTが「1」に設定されているか
否かを判別する(ステップS306)。
【0042】その判別の結果、順次噴射可能フラグFS
EQSTTが「1」に設定されていないときは、TDC
信号パルス及びCYL信号パルスに基づき特定の気筒、
例えば#2CYLの吸気行程上死点(吸気TOP、図2
の時点t)を検出し(ステップS307)、クランク軸
の回転方向の今回位置が、所定クランク角位置、例えば
#2CYLが吸気行程上死点にある位置に達したか否か
を判別する(ステップS308)。
EQSTTが「1」に設定されていないときは、TDC
信号パルス及びCYL信号パルスに基づき特定の気筒、
例えば#2CYLの吸気行程上死点(吸気TOP、図2
の時点t)を検出し(ステップS307)、クランク軸
の回転方向の今回位置が、所定クランク角位置、例えば
#2CYLが吸気行程上死点にある位置に達したか否か
を判別する(ステップS308)。
【0043】その判別の結果、クランク軸の回転方向の
今回位置が、#2CYLが吸気行程上死点にある位置に
達していないときは、スタータスイッチ16とセルモー
タ15を互いに非連動状態とする(ステップS30
9)。この状態では、セルモータ15はドライバの意思
では作動せず、ECU5によりその作動が制御される。
次いで、セルモータ15をオンし(ステップS31
0)、順次噴射可能フラグFSEQSTTを「0」に設
定して(ステップS311)、本処理を終了する。ここ
で、ECU5の制御に基づくセルモータ15によるエン
ジン1の回転数は、セルモータ15をオフした後のクラ
ンク軸の惰性による回転が、1TDC(180度)より
十分小さい回転角度(例えば0.2TDC)以内で停止
するような値に設定され、例えば100rpmとされ
る。
今回位置が、#2CYLが吸気行程上死点にある位置に
達していないときは、スタータスイッチ16とセルモー
タ15を互いに非連動状態とする(ステップS30
9)。この状態では、セルモータ15はドライバの意思
では作動せず、ECU5によりその作動が制御される。
次いで、セルモータ15をオンし(ステップS31
0)、順次噴射可能フラグFSEQSTTを「0」に設
定して(ステップS311)、本処理を終了する。ここ
で、ECU5の制御に基づくセルモータ15によるエン
ジン1の回転数は、セルモータ15をオフした後のクラ
ンク軸の惰性による回転が、1TDC(180度)より
十分小さい回転角度(例えば0.2TDC)以内で停止
するような値に設定され、例えば100rpmとされ
る。
【0044】一方、前記ステップS306の判別の結
果、順次噴射可能フラグFSEQSTTが「1」に設定
されているとき、または前記ステップS308の判別の
結果、クランク軸の回転方向の今回位置が、#2CYL
が吸気行程上死点にある位置に達したときは、スタータ
スイッチ16とセルモータ15を互いに連動状態とし
(ステップS312)、セルモータ15をオフして(ス
テップS313)、順次噴射可能フラグFSEQSTT
を「1」に設定し(ステップS314)、本処理を終了
する。これにより、クランク軸の回転方向の位置が、#
2CYLの吸気行程上死点に達したときにセルモータ1
5がオフにされ、エンジン1は惰性で僅かに回転した
後、停止する。
果、順次噴射可能フラグFSEQSTTが「1」に設定
されているとき、または前記ステップS308の判別の
結果、クランク軸の回転方向の今回位置が、#2CYL
が吸気行程上死点にある位置に達したときは、スタータ
スイッチ16とセルモータ15を互いに連動状態とし
(ステップS312)、セルモータ15をオフして(ス
テップS313)、順次噴射可能フラグFSEQSTT
を「1」に設定し(ステップS314)、本処理を終了
する。これにより、クランク軸の回転方向の位置が、#
2CYLの吸気行程上死点に達したときにセルモータ1
5がオフにされ、エンジン1は惰性で僅かに回転した
後、停止する。
【0045】一方、前記ステップS301の判別の結
果、ダウンカウントタイマtmSSTOPのカウント値
が「0」に達していないときは、直ちに前記ステップS
306に進む。すなわちエンジン停止と判断された後所
定時間TMSSTOPの間は、エンジン停止の判断は行
われない。
果、ダウンカウントタイマtmSSTOPのカウント値
が「0」に達していないときは、直ちに前記ステップS
306に進む。すなわちエンジン停止と判断された後所
定時間TMSSTOPの間は、エンジン停止の判断は行
われない。
【0046】本処理によれば、エンジン停止の際に、ク
ランク軸の回転方向の今回位置が、#2CYLの吸気行
程上死点に達するまでECU5がセルモータ15を作動
させるので、エンジン1は、クランク軸が#2CYLの
吸気行程上死点をわずかに通過したクランク角位置で停
止する。従って、次回の始動時におけるクランク軸の初
期位置を一定化することができる。
ランク軸の回転方向の今回位置が、#2CYLの吸気行
程上死点に達するまでECU5がセルモータ15を作動
させるので、エンジン1は、クランク軸が#2CYLの
吸気行程上死点をわずかに通過したクランク角位置で停
止する。従って、次回の始動時におけるクランク軸の初
期位置を一定化することができる。
【0047】図4は、始動モードにおけるクランク処理
のフローチャートを示す図であり、本処理はイグニッシ
ョンスイッチ(不図示)のオン時に実行される。
のフローチャートを示す図であり、本処理はイグニッシ
ョンスイッチ(不図示)のオン時に実行される。
【0048】まず、順次噴射可能フラグFSEQSTT
が「1」に設定されているか否かを判別し(ステップS
401)、その判別の結果、順次噴射可能フラグFSE
QSTTが「1」に設定されているときは、#3CYL
からの順次噴射により燃料噴射処理を開始し(ステップ
S402)、本処理を終了する一方、順次噴射可能フラ
グFSEQSTTが「1」に設定されていないときは、
斉時噴射により燃料噴射処理を開始して(ステップS4
03)、本処理を終了する。
が「1」に設定されているか否かを判別し(ステップS
401)、その判別の結果、順次噴射可能フラグFSE
QSTTが「1」に設定されているときは、#3CYL
からの順次噴射により燃料噴射処理を開始し(ステップ
S402)、本処理を終了する一方、順次噴射可能フラ
グFSEQSTTが「1」に設定されていないときは、
斉時噴射により燃料噴射処理を開始して(ステップS4
03)、本処理を終了する。
【0049】本処理によれば、エンジン1のクランク軸
の初期位置が、#2CYLが吸気行程上死点にある位置
として判明しているときは、順次噴射を直ちに行うこと
ができ、しかも最適な行程にある気筒から順次噴射を行
える。従って、始動時に一律に斉時噴射を行う場合に比
し、HCの排出量を削減することができ、しかも始動性
を損なわない。
の初期位置が、#2CYLが吸気行程上死点にある位置
として判明しているときは、順次噴射を直ちに行うこと
ができ、しかも最適な行程にある気筒から順次噴射を行
える。従って、始動時に一律に斉時噴射を行う場合に比
し、HCの排出量を削減することができ、しかも始動性
を損なわない。
【0050】なお、図3のステップS308以下では、
セルモータ15によるエンジン1の回転数を100rp
mとし、#2CYLが吸気行程上死点位置に達したとき
にセルモータ15をオフするようにしたが、ギアレンジ
やエンジンの回転摩擦の相違等により、クランク軸の惰
性による回転量が変動することも考えられる。その場合
には、以下に述べるように、セルモータ15をオフした
後のクランク軸の惰性回転量を予め考慮し、それに応じ
たタイミングでセルモータ15をオフするようにすれば
よい。
セルモータ15によるエンジン1の回転数を100rp
mとし、#2CYLが吸気行程上死点位置に達したとき
にセルモータ15をオフするようにしたが、ギアレンジ
やエンジンの回転摩擦の相違等により、クランク軸の惰
性による回転量が変動することも考えられる。その場合
には、以下に述べるように、セルモータ15をオフした
後のクランク軸の惰性回転量を予め考慮し、それに応じ
たタイミングでセルモータ15をオフするようにすれば
よい。
【0051】図5は、ギアレンジが「N(ニュートラ
ル)レンジ」及び「D(ドライブ)レンジ」の場合につ
いて、横軸にエンジン回転数NEを、縦軸にセルモータ
15をオフした後のクランク軸の惰性による回転角度を
示した図である。
ル)レンジ」及び「D(ドライブ)レンジ」の場合につ
いて、横軸にエンジン回転数NEを、縦軸にセルモータ
15をオフした後のクランク軸の惰性による回転角度を
示した図である。
【0052】同図のような特性が予め判明していれば、
セルモータ15によるエンジン1の回転数及びセルモー
タ15をオフするタイミングを自由に設定することがで
きる。例えばギアレンジが「Nレンジ」の場合、セルモ
ータ15によりエンジン1を400rpmで回転させた
後、セルモータ15を停止させると、クランク軸は約1
80°(1TDC)回転することが判っているとする。
この場合は、クランク軸の所望の停止位置(#2CYL
の吸気行程上死点位置)よりも約180°(1TDC)
前のタイミングでセルモータ15をオフすればよい。
セルモータ15によるエンジン1の回転数及びセルモー
タ15をオフするタイミングを自由に設定することがで
きる。例えばギアレンジが「Nレンジ」の場合、セルモ
ータ15によりエンジン1を400rpmで回転させた
後、セルモータ15を停止させると、クランク軸は約1
80°(1TDC)回転することが判っているとする。
この場合は、クランク軸の所望の停止位置(#2CYL
の吸気行程上死点位置)よりも約180°(1TDC)
前のタイミングでセルモータ15をオフすればよい。
【0053】以上説明したように、本第1の実施の形態
によれば、エンジン1の非運転時のうち、エンジン1の
作動が停止するときに、クランク軸が所定クランク角位
置(#2CYLの吸気行程上死点位置)に達するまでセ
ルモータ15によりエンジン1が回転し、その後ほどな
くエンジン1が停止するので、次回の始動時におけるク
ランク軸の初期位置を一定化することができる。従っ
て、次回の始動時に順次噴射を適切に、直ちに行うこと
ができ、始動性を損なうことなく機関始動時におけるH
Cの排出量の増大を防止して排気ガス特性を向上するこ
とができる。
によれば、エンジン1の非運転時のうち、エンジン1の
作動が停止するときに、クランク軸が所定クランク角位
置(#2CYLの吸気行程上死点位置)に達するまでセ
ルモータ15によりエンジン1が回転し、その後ほどな
くエンジン1が停止するので、次回の始動時におけるク
ランク軸の初期位置を一定化することができる。従っ
て、次回の始動時に順次噴射を適切に、直ちに行うこと
ができ、始動性を損なうことなく機関始動時におけるH
Cの排出量の増大を防止して排気ガス特性を向上するこ
とができる。
【0054】(第2の実施の形態)以下に本発明の第2
の実施の形態を説明する。本第2の実施の形態では、エ
ンジン停止位置制御処理が第1の実施の形態のものと異
なる。
の実施の形態を説明する。本第2の実施の形態では、エ
ンジン停止位置制御処理が第1の実施の形態のものと異
なる。
【0055】図6は、本第2の実施の形態におけるエン
ジン停止位置制御処理のフローチャートを示す図であ
る。本処理は、例えばエンジン停止時に、ECU5に設
けたタイマに所定時間(例えば10分間)をセットする
ことにより、エンジン停止後上記所定時間経過後に実行
される。
ジン停止位置制御処理のフローチャートを示す図であ
る。本処理は、例えばエンジン停止時に、ECU5に設
けたタイマに所定時間(例えば10分間)をセットする
ことにより、エンジン停止後上記所定時間経過後に実行
される。
【0056】まず、不図示のイグニッションスイッチが
オンであるか否かを判別し(ステップS601)、その
判別の結果、イグニッションスイッチがオンでないとき
は、順次噴射可能フラグFSEQSTTが「1」に設定
されているか否かを判別し(ステップS602)、その
判別の結果、順次噴射可能フラグFSEQSTTが
「1」に設定されていないときは、ギアレンジが「P
(パーキング)」または「N(ニュートラル)」である
か否かを判別し(ステップS603)、その判別の結
果、ギアレンジが「P」または「N」であるときは、パ
ーキングブレーキがオン(かかっている)であるか否か
を判別する(ステップS604)。
オンであるか否かを判別し(ステップS601)、その
判別の結果、イグニッションスイッチがオンでないとき
は、順次噴射可能フラグFSEQSTTが「1」に設定
されているか否かを判別し(ステップS602)、その
判別の結果、順次噴射可能フラグFSEQSTTが
「1」に設定されていないときは、ギアレンジが「P
(パーキング)」または「N(ニュートラル)」である
か否かを判別し(ステップS603)、その判別の結
果、ギアレンジが「P」または「N」であるときは、パ
ーキングブレーキがオン(かかっている)であるか否か
を判別する(ステップS604)。
【0057】その結果、前記ステップS601でイグニ
ッションスイッチがオンであるとき、前記ステップS6
02で順次噴射可能フラグFSEQSTTが「1」に設
定されているとき、前記ステップS603でギアレンジ
が「P」または「N」でないとき、または前記ステップ
S604でパーキングブレーキがオンでないときは、エ
ンジン停止位置の制御が不能または不要であるので、い
ずれの場合もステップS609、S610で図3のステ
ップS313、S314と同様の処理を実行し、ECU
5の電源をオフにして(ステップS611)、本処理を
終了する。
ッションスイッチがオンであるとき、前記ステップS6
02で順次噴射可能フラグFSEQSTTが「1」に設
定されているとき、前記ステップS603でギアレンジ
が「P」または「N」でないとき、または前記ステップ
S604でパーキングブレーキがオンでないときは、エ
ンジン停止位置の制御が不能または不要であるので、い
ずれの場合もステップS609、S610で図3のステ
ップS313、S314と同様の処理を実行し、ECU
5の電源をオフにして(ステップS611)、本処理を
終了する。
【0058】一方、前記ステップS604の判別の結
果、パーキングブレーキがオンであるときは、ステップ
S605、S606で図3のステップS307、S30
8と同様の処理を実行する。そして、ステップS606
の判別の結果、クランク軸の回転方向の今回位置が、#
2CYLが吸気行程上死点にある位置に達しているとき
は、前記ステップS609に進む一方、クランク軸の回
転方向の今回位置が、#2CYLが吸気行程上死点にあ
る位置に達していないときは、ステップS607、S6
08で図3のステップS310、S311と同様の処理
を実行して、前記ステップS601に戻る。
果、パーキングブレーキがオンであるときは、ステップ
S605、S606で図3のステップS307、S30
8と同様の処理を実行する。そして、ステップS606
の判別の結果、クランク軸の回転方向の今回位置が、#
2CYLが吸気行程上死点にある位置に達しているとき
は、前記ステップS609に進む一方、クランク軸の回
転方向の今回位置が、#2CYLが吸気行程上死点にあ
る位置に達していないときは、ステップS607、S6
08で図3のステップS310、S311と同様の処理
を実行して、前記ステップS601に戻る。
【0059】本第2の実施の形態によれば、エンジン停
止後所定時間が経過し、エンジン停止位置の制御が必要
且つ可能な状態(すなわち、エンジン1の非運転時のう
ち、車両及びエンジン1の停止状態が継続していると
き、例えば通常の駐車時等)であるときに、クランク軸
が所定クランク角位置(#2CYLの吸気行程上死点位
置)に達するまでセルモータ15によりエンジン1が回
転し、その後ほどなくエンジン1が停止するので、第1
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
止後所定時間が経過し、エンジン停止位置の制御が必要
且つ可能な状態(すなわち、エンジン1の非運転時のう
ち、車両及びエンジン1の停止状態が継続していると
き、例えば通常の駐車時等)であるときに、クランク軸
が所定クランク角位置(#2CYLの吸気行程上死点位
置)に達するまでセルモータ15によりエンジン1が回
転し、その後ほどなくエンジン1が停止するので、第1
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】なお、図6の処理を一定時間継続しても、
クランク軸が所定クランク角位置に達しないときは、順
次噴射可能フラグFSEQSTTが「0」に設定された
まま当該処理を終了するようしてもよい。
クランク軸が所定クランク角位置に達しないときは、順
次噴射可能フラグFSEQSTTが「0」に設定された
まま当該処理を終了するようしてもよい。
【0061】なお、第1の実施の形態に本第2の実施の
形態を組み合わせる、すなわち図3の処理に加えて図6
の処理を実行するようにしてもよい。そのようにすれ
ば、エンジン1が停止するときにクランク軸が所定クラ
ンク角位置に達しなかった場合であっても、車両が通常
の駐車状態等にあるときにエンジン停止位置制御処理が
なされるので、次回の始動時におけるクランク軸の初期
位置をより確実に一定化することができる。
形態を組み合わせる、すなわち図3の処理に加えて図6
の処理を実行するようにしてもよい。そのようにすれ
ば、エンジン1が停止するときにクランク軸が所定クラ
ンク角位置に達しなかった場合であっても、車両が通常
の駐車状態等にあるときにエンジン停止位置制御処理が
なされるので、次回の始動時におけるクランク軸の初期
位置をより確実に一定化することができる。
【0062】なお、第1、第2の実施の形態では、エン
ジン停止の際にセルモータ15によりエンジン1の回転
を継続するようにしたが、これに限るものではない。例
えば、いわゆるハイブリッド自動車ではエンジンにアシ
スト力を作用させる電動機が備えられているが、この電
動機をモータ手段として用いることによって、エンジン
停止時、または停止中のエンジン回転を制御するように
してもよい。
ジン停止の際にセルモータ15によりエンジン1の回転
を継続するようにしたが、これに限るものではない。例
えば、いわゆるハイブリッド自動車ではエンジンにアシ
スト力を作用させる電動機が備えられているが、この電
動機をモータ手段として用いることによって、エンジン
停止時、または停止中のエンジン回転を制御するように
してもよい。
【0063】また、ハイブリッド自動車で特にパラレル
方式のものでは、車両走行中または停車中にエンジン運
転が停止される場合がある。例えば、車両の定速走行時
であって上記電動機に電力を供給する蓄電手段(バッテ
リ等)がフルチャージ(満充電)状態である場合は、上
記電動機によってのみ車両が駆動され、エンジン運転が
停止され得る。また、車両停止中であって上記蓄電手段
がフルチャージ状態で且つ電気的負荷が小さい場合もエ
ンジン運転が停止され得る。このような場合はエンジン
停止位置を制御することが望ましい。そのために、具体
的には次のように処理すればよい。
方式のものでは、車両走行中または停車中にエンジン運
転が停止される場合がある。例えば、車両の定速走行時
であって上記電動機に電力を供給する蓄電手段(バッテ
リ等)がフルチャージ(満充電)状態である場合は、上
記電動機によってのみ車両が駆動され、エンジン運転が
停止され得る。また、車両停止中であって上記蓄電手段
がフルチャージ状態で且つ電気的負荷が小さい場合もエ
ンジン運転が停止され得る。このような場合はエンジン
停止位置を制御することが望ましい。そのために、具体
的には次のように処理すればよい。
【0064】図7は、ハイブリッド自動車のエンジン非
運転時におけるエンジン停止位置制御処理のフローチャ
ートを示す図であり、本処理はタイマ処理によって所定
時間毎に実行される。
運転時におけるエンジン停止位置制御処理のフローチャ
ートを示す図であり、本処理はタイマ処理によって所定
時間毎に実行される。
【0065】まず、順次噴射可能フラグFSEQSTT
が「1」に設定されているか否かを判別し(ステップS
701)、その判別の結果、順次噴射可能フラグFSE
QSTTが「1」に設定されていないときは、エンジン
1が運転中であるか否かを判別する(ステップS70
2)。ここで、「エンジン1が運転中でないとき」に
は、上述したように上記電動機によってのみ車両が走行
しているときや停車中にエンジン1が停止しているとき
等が該当する。
が「1」に設定されているか否かを判別し(ステップS
701)、その判別の結果、順次噴射可能フラグFSE
QSTTが「1」に設定されていないときは、エンジン
1が運転中であるか否かを判別する(ステップS70
2)。ここで、「エンジン1が運転中でないとき」に
は、上述したように上記電動機によってのみ車両が走行
しているときや停車中にエンジン1が停止しているとき
等が該当する。
【0066】前記ステップS702の判別の結果、エン
ジン1が運転中でないときは、直ちに本処理を終了する
一方、エンジン1が運転中であるときは、ステップS7
03〜ステップS710で図3のステップS307〜ス
テップS314と同様の処理を実行して、本処理を終了
する。
ジン1が運転中でないときは、直ちに本処理を終了する
一方、エンジン1が運転中であるときは、ステップS7
03〜ステップS710で図3のステップS307〜ス
テップS314と同様の処理を実行して、本処理を終了
する。
【0067】前記ステップS701の判別の結果、順次
噴射可能フラグFSEQSTTが「1」に設定されてい
るときは、前記ステップS708に進む。
噴射可能フラグFSEQSTTが「1」に設定されてい
るときは、前記ステップS708に進む。
【0068】本処理によれば、ハイブリッド自動車にお
いて、エンジン非運転時に、クランク軸が所定クランク
角位置(#2CYLの吸気行程上死点位置)に達するま
でセルモータ15によりエンジン1が回転し、その後ほ
どなくエンジン1が停止するので、図3または図6の処
理の場合と同様の効果が得られる。ハイブリッド自動車
ではエンジン停止、始動の頻度が高いため、その効果が
大きい。
いて、エンジン非運転時に、クランク軸が所定クランク
角位置(#2CYLの吸気行程上死点位置)に達するま
でセルモータ15によりエンジン1が回転し、その後ほ
どなくエンジン1が停止するので、図3または図6の処
理の場合と同様の効果が得られる。ハイブリッド自動車
ではエンジン停止、始動の頻度が高いため、その効果が
大きい。
【0069】なお、ハイブリッド自動車においては、本
処理(図7)のみを採用するようにしてもよいが、第1
の実施の形態におけるエンジン停止位置制御処理(図
3)、または第2の実施の形態におけるエンジン停止位
置制御処理(図6)のいずれかまたは双方と本処理とを
組み合わせるようにしてもよい。そのようにすれば、次
回の始動時におけるクランク軸の初期位置をより確実に
一定化することができる。
処理(図7)のみを採用するようにしてもよいが、第1
の実施の形態におけるエンジン停止位置制御処理(図
3)、または第2の実施の形態におけるエンジン停止位
置制御処理(図6)のいずれかまたは双方と本処理とを
組み合わせるようにしてもよい。そのようにすれば、次
回の始動時におけるクランク軸の初期位置をより確実に
一定化することができる。
【0070】なお、ハイブリッド自動車の停車中に図7
の処理を実行する場合は、セルモータ15の代わりに電
動機をモータ手段として用いることによって、エンジン
回転を制御するようにしてもよい。
の処理を実行する場合は、セルモータ15の代わりに電
動機をモータ手段として用いることによって、エンジン
回転を制御するようにしてもよい。
【0071】なお、実施第1、第2の形態におけるエン
ジン停止位置制御処理(図3、図6)、及び上記ハイブ
リッド自動車におけるエンジン停止位置制御処理(図
7)では、セルモータ15をオフするタイミングをクラ
ンク軸のクランク角位置が#2CYLの吸気行程上死点
位置に達したときとしたが、これに限るものでない。ク
ランク軸が停止する位置が判れば十分であるので、例え
ばいずれかの気筒のいずれかのクランク角ステージの位
置でセルモータ15をオフするようにしてもよい。この
場合は、予測されるクランク軸の停止位置に応じて、次
回の始動時に最初に燃料を噴射する気筒を設定すればよ
い。
ジン停止位置制御処理(図3、図6)、及び上記ハイブ
リッド自動車におけるエンジン停止位置制御処理(図
7)では、セルモータ15をオフするタイミングをクラ
ンク軸のクランク角位置が#2CYLの吸気行程上死点
位置に達したときとしたが、これに限るものでない。ク
ランク軸が停止する位置が判れば十分であるので、例え
ばいずれかの気筒のいずれかのクランク角ステージの位
置でセルモータ15をオフするようにしてもよい。この
場合は、予測されるクランク軸の停止位置に応じて、次
回の始動時に最初に燃料を噴射する気筒を設定すればよ
い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る内燃機関の停止位置制御装置によれば、内燃機関
と、該機関のクランク軸を回転可能なモータ手段とを有
する内燃機関の停止位置制御装置において、前記機関の
非運転時に、前記クランク軸が所定クランク角位置で停
止するように前記モータ手段を制御するモータ制御手段
を有するので、始動時における燃料噴射処理を順次噴射
により適切に開始することができ、よって、始動性を損
なうことなく機関始動時における排気ガス特性の向上を
図ることができる。
に係る内燃機関の停止位置制御装置によれば、内燃機関
と、該機関のクランク軸を回転可能なモータ手段とを有
する内燃機関の停止位置制御装置において、前記機関の
非運転時に、前記クランク軸が所定クランク角位置で停
止するように前記モータ手段を制御するモータ制御手段
を有するので、始動時における燃料噴射処理を順次噴射
により適切に開始することができ、よって、始動性を損
なうことなく機関始動時における排気ガス特性の向上を
図ることができる。
【0073】請求項2の内燃機関の停止位置制御装置に
よれば、前記所定クランク角位置は、前記機関における
特定の気筒が略吸気行程上死点にある位置であるので、
前記特定の気筒の次の次に噴射されるべき気筒から順次
噴射を直ちに開始することができる。
よれば、前記所定クランク角位置は、前記機関における
特定の気筒が略吸気行程上死点にある位置であるので、
前記特定の気筒の次の次に噴射されるべき気筒から順次
噴射を直ちに開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内燃機関の停
止位置制御装置の全体構成を示す図である。
止位置制御装置の全体構成を示す図である。
【図2】同形態におけるインジェクションステージタイ
ミングチャートを示す図である。
ミングチャートを示す図である。
【図3】同形態におけるエンジン停止位置制御処理のフ
ローチャートを示す図である。
ローチャートを示す図である。
【図4】同形態における始動モードにおけるクランク処
理のフローチャートを示す図である。
理のフローチャートを示す図である。
【図5】同形態においてエンジン回転数NEとクランク
軸の惰性による回転角度との関係の一例を示す図であ
る。
軸の惰性による回転角度との関係の一例を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるエンジン停
止位置制御処理のフローチャートを示す図である。
止位置制御処理のフローチャートを示す図である。
【図7】ハイブリッド自動車のエンジン非運転時におけ
るエンジン停止位置制御処理のフローチャートを示す図
である。
るエンジン停止位置制御処理のフローチャートを示す図
である。
1 内燃機関 5 ECU(モータ制御手段) 6 燃料噴射弁 11 CYLセンサ 12 TDCセンサ 13 CRKセンサ 15 セルモータ(モータ手段) 16 スタータスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関と、該機関のクランク軸を回転
可能なモータ手段とを有する内燃機関の停止位置制御装
置において、 前記機関の非運転時に、前記クランク軸が所定クランク
角位置で停止するように前記モータ手段を制御するモー
タ制御手段を有することを特徴とする内燃機関の停止位
置制御装置。 - 【請求項2】 前記所定クランク角位置は、前記機関に
おける特定の気筒が略吸気行程上死点にある位置である
ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の停止位置制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9283170A JPH11107891A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 内燃機関の停止位置制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9283170A JPH11107891A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 内燃機関の停止位置制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11107891A true JPH11107891A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17662087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9283170A Pending JPH11107891A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 内燃機関の停止位置制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11107891A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7114484B2 (en) | 2003-09-29 | 2006-10-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Drive apparatus, control method thereof, and motor vehicle equipped with the apparatus and the method |
US7263959B2 (en) * | 2003-01-27 | 2007-09-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus of internal combustion engine |
-
1997
- 1997-10-01 JP JP9283170A patent/JPH11107891A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7263959B2 (en) * | 2003-01-27 | 2007-09-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus of internal combustion engine |
US7114484B2 (en) | 2003-09-29 | 2006-10-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Drive apparatus, control method thereof, and motor vehicle equipped with the apparatus and the method |
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