JPH11103602A - ロ−タリ耕耘爪の取付装置 - Google Patents
ロ−タリ耕耘爪の取付装置Info
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- JPH11103602A JPH11103602A JP28606797A JP28606797A JPH11103602A JP H11103602 A JPH11103602 A JP H11103602A JP 28606797 A JP28606797 A JP 28606797A JP 28606797 A JP28606797 A JP 28606797A JP H11103602 A JPH11103602 A JP H11103602A
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims abstract description 56
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 92
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
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- Soil Working Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シンプルな構造でコスト的にも優れるものであ
りながら、爪の取り付け、取り外しを簡単に短時間で行
うことができる耕耘爪の取付構造を提供することを目的
とする。 【解決手段】爪軸2に固設した爪取付ホルダ−3に耕耘
爪4の基端側を挿入して固定ピン6で仮止めし、互いに
対向する装着片7aと押圧片7bとを有する保持具7を
爪軸2の回転方向に対向する方向からホルダ−3に弾着
し、固定ピン6は軸部6aと軸部の一端側に形成したフ
ランジ部6bと該フランジ部のさらに外側に形成した段
部6cとからなり、押圧片7bには段部6cを受け入れ
る溝部7fが形成されており、装着片7aがホルダ−3
に圧接すると共に、押圧片7bは溝部7fに段部6cを
受け入れた状態でフランジ部6cを押圧する。
りながら、爪の取り付け、取り外しを簡単に短時間で行
うことができる耕耘爪の取付構造を提供することを目的
とする。 【解決手段】爪軸2に固設した爪取付ホルダ−3に耕耘
爪4の基端側を挿入して固定ピン6で仮止めし、互いに
対向する装着片7aと押圧片7bとを有する保持具7を
爪軸2の回転方向に対向する方向からホルダ−3に弾着
し、固定ピン6は軸部6aと軸部の一端側に形成したフ
ランジ部6bと該フランジ部のさらに外側に形成した段
部6cとからなり、押圧片7bには段部6cを受け入れ
る溝部7fが形成されており、装着片7aがホルダ−3
に圧接すると共に、押圧片7bは溝部7fに段部6cを
受け入れた状態でフランジ部6cを押圧する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロ−タリ耕耘機等
に使用される耕耘爪の取付装置に関するものである。
に使用される耕耘爪の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、耕耘爪の取付はボルトとナット
で締め付け固定していたが、耕耘爪の取付け、あるいは
取り外しに時間を要するだけでなく、所要の力が必要で
あるため高齢者や女子にとってはきつい作業となってい
た。また、爪の取付け部が楔状になったワンタッチ取付
構造のものもあるが、この方式のものは爪の固定状態と
遊び状態では爪の回転直径が異なるためロ−タリカバ−
との隙間を確保するため、爪の回転直径を小さくしなけ
ればならず、このことは耕耘性能に悪影響を及ぼし、か
つ特殊な爪軸を必要とするためコストが高かった。
で締め付け固定していたが、耕耘爪の取付け、あるいは
取り外しに時間を要するだけでなく、所要の力が必要で
あるため高齢者や女子にとってはきつい作業となってい
た。また、爪の取付け部が楔状になったワンタッチ取付
構造のものもあるが、この方式のものは爪の固定状態と
遊び状態では爪の回転直径が異なるためロ−タリカバ−
との隙間を確保するため、爪の回転直径を小さくしなけ
ればならず、このことは耕耘性能に悪影響を及ぼし、か
つ特殊な爪軸を必要とするためコストが高かった。
【0003】実用新案登録第2509720号には、爪
取付ブラケットの対向壁間に耕耘爪の基部を挿入し、こ
れら対向壁及び耕耘爪の基部に、頭部を有する取付軸を
その先端部が一方の対向壁から突出するように挿通し、
固定具を前記取付軸に係合し、固定具の係合部が取付軸
の先端部に設けた係止部と一方の対向壁との間に係合し
てその弾性力によって係止部を一方の対向壁から離反す
る方向に付勢し、かつ、固定具の押圧部が取付軸の頭部
に弾性的に当接して、耕耘爪の基部は取付軸の頭部と一
方の対向壁とで挾持状とされ、前記係合部と押圧部との
弾性力とによて強固に固定されるものが開示されてい
る。しかしながら、このものは、固定具の装着時には、
かなりの力で強く叩かないと、押圧部が取付軸の頭部に
乗り上げないものである。
取付ブラケットの対向壁間に耕耘爪の基部を挿入し、こ
れら対向壁及び耕耘爪の基部に、頭部を有する取付軸を
その先端部が一方の対向壁から突出するように挿通し、
固定具を前記取付軸に係合し、固定具の係合部が取付軸
の先端部に設けた係止部と一方の対向壁との間に係合し
てその弾性力によって係止部を一方の対向壁から離反す
る方向に付勢し、かつ、固定具の押圧部が取付軸の頭部
に弾性的に当接して、耕耘爪の基部は取付軸の頭部と一
方の対向壁とで挾持状とされ、前記係合部と押圧部との
弾性力とによて強固に固定されるものが開示されてい
る。しかしながら、このものは、固定具の装着時には、
かなりの力で強く叩かないと、押圧部が取付軸の頭部に
乗り上げないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述したよ
うな従来の耕耘爪の取付構造に鑑みて創案されたもので
あって、シンプルな構造でコスト的にも優れるものであ
りながら、爪の取り付け、取り外しを簡単に短時間で行
うことができる耕耘爪の取付構造を提供することを目的
とするものである。
うな従来の耕耘爪の取付構造に鑑みて創案されたもので
あって、シンプルな構造でコスト的にも優れるものであ
りながら、爪の取り付け、取り外しを簡単に短時間で行
うことができる耕耘爪の取付構造を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用した技術手段は、爪軸に固設した爪取付
ホルダ−に耕耘爪の基端側を挿入し、該ホルダ−および
該耕耘爪にそれぞれ設けた挿通孔に固定ピンを挿通さ
せ、互いに対向する装着片と押圧片とを有する保持具を
該爪軸の回転方向に対向する方向から該ホルダ−に着脱
自在に弾着するに、該固定ピンは軸部と軸部の一端側に
形成したフランジ部と該フランジ部のさらに外側に形成
した段部とからなり、該押圧片には該段部を受け入れる
溝部が形成されており、該装着片が該ホルダ−に圧接す
ると共に、該押圧片は該溝部に該段部を受け入れた状態
でフランジ部を押圧するようにしたことを特徴とするも
のである。
に本発明が採用した技術手段は、爪軸に固設した爪取付
ホルダ−に耕耘爪の基端側を挿入し、該ホルダ−および
該耕耘爪にそれぞれ設けた挿通孔に固定ピンを挿通さ
せ、互いに対向する装着片と押圧片とを有する保持具を
該爪軸の回転方向に対向する方向から該ホルダ−に着脱
自在に弾着するに、該固定ピンは軸部と軸部の一端側に
形成したフランジ部と該フランジ部のさらに外側に形成
した段部とからなり、該押圧片には該段部を受け入れる
溝部が形成されており、該装着片が該ホルダ−に圧接す
ると共に、該押圧片は該溝部に該段部を受け入れた状態
でフランジ部を押圧するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0006】好ましくは、前記押圧片の所定部位を切り
欠いて、該押圧片をホルダ−挾持部と固定ピン押さえ部
とに分割したことを特徴とする。例えば、具体的には、
押圧片に略Y字状の切欠部が形成することで、該押圧片
の基端側かつ中央部位にホルダ−挾持部を形成し、該切
欠部の押圧片先端側の端縁を段部を受け入れる溝部に兼
用する。
欠いて、該押圧片をホルダ−挾持部と固定ピン押さえ部
とに分割したことを特徴とする。例えば、具体的には、
押圧片に略Y字状の切欠部が形成することで、該押圧片
の基端側かつ中央部位にホルダ−挾持部を形成し、該切
欠部の押圧片先端側の端縁を段部を受け入れる溝部に兼
用する。
【0007】好ましくは、前記保持具には、爪軸に装着
された爪に対向して立上り状に延出する爪押圧片を設
け、該保持具をホルダ−に装着した際に、該爪押圧片が
該爪を爪軸の回転方向とは反対方向に弾力的に押圧する
ようにしたことを特徴とする。
された爪に対向して立上り状に延出する爪押圧片を設
け、該保持具をホルダ−に装着した際に、該爪押圧片が
該爪を爪軸の回転方向とは反対方向に弾力的に押圧する
ようにしたことを特徴とする。
【0008】好ましくは、該装着片と該押圧片は平面状
であり、該押圧片の先端は該装着片より離隔する方向に
外側に向かって折曲してなるのがよい。こうすれば、折
曲端部を介して押圧片を容易に拡開することができて、
簡単に段部と溝部との係止を解除することができ、ま
た、保持具の取外し時には、保持具が平行に移動するた
めスム−ズに外せる。
であり、該押圧片の先端は該装着片より離隔する方向に
外側に向かって折曲してなるのがよい。こうすれば、折
曲端部を介して押圧片を容易に拡開することができて、
簡単に段部と溝部との係止を解除することができ、ま
た、保持具の取外し時には、保持具が平行に移動するた
めスム−ズに外せる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて詳細に説明する。図1はトラクタ−の後
方に装着したロ−タリ耕耘機の側面図であって、ロ−タ
リ耕耘機1を構成する回転自在の爪軸2には、爪軸2の
長さ方向に所定間隔を存して複数の爪取付ホルダ−3が
爪軸2の周面より立上り状に固設されており、このよう
な構成は公知である。以下、本発明に係るロ−タリ耕耘
爪の取付装置について図2乃至図6を参照しながら説明
する。
て図面に基いて詳細に説明する。図1はトラクタ−の後
方に装着したロ−タリ耕耘機の側面図であって、ロ−タ
リ耕耘機1を構成する回転自在の爪軸2には、爪軸2の
長さ方向に所定間隔を存して複数の爪取付ホルダ−3が
爪軸2の周面より立上り状に固設されており、このよう
な構成は公知である。以下、本発明に係るロ−タリ耕耘
爪の取付装置について図2乃至図6を参照しながら説明
する。
【0010】爪取付ホルダ−3には、耕耘爪4の取付孔
5が設けてあり、爪4の基端側を受け入れるようになっ
ている。図示のものでは、断面長方形状の取付孔5を示
しているが、取付孔5の形状はこれに限定されるもので
はなく、要は、爪4の基端側の断面形状に対応した形状
を有することで爪を良好に受け入れるものであればよ
い。また、図示のものではホルダ−3は二部材を溶接し
て構成しているが、もちろん一部材から構成してもよ
い。
5が設けてあり、爪4の基端側を受け入れるようになっ
ている。図示のものでは、断面長方形状の取付孔5を示
しているが、取付孔5の形状はこれに限定されるもので
はなく、要は、爪4の基端側の断面形状に対応した形状
を有することで爪を良好に受け入れるものであればよ
い。また、図示のものではホルダ−3は二部材を溶接し
て構成しているが、もちろん一部材から構成してもよ
い。
【0011】爪4は平板状の長尺材からなり、基端側に
は円形状の穿孔4aが設けてあり、固定ピン6の軸部6
aを受け入れるようにしている。爪取付ホルダ−3は取
付孔5を決定する対向壁3a、3bを有し、一の対向壁
3aには六角形状の穿孔3cが、他の対向壁3bには円
形状の穿孔3dが対向状に設けてあり、穿孔3c、3d
は、爪4を取付孔5に受け入れた時に、爪4に設けた穿
孔4aに対応する位置に形成されている。
は円形状の穿孔4aが設けてあり、固定ピン6の軸部6
aを受け入れるようにしている。爪取付ホルダ−3は取
付孔5を決定する対向壁3a、3bを有し、一の対向壁
3aには六角形状の穿孔3cが、他の対向壁3bには円
形状の穿孔3dが対向状に設けてあり、穿孔3c、3d
は、爪4を取付孔5に受け入れた時に、爪4に設けた穿
孔4aに対応する位置に形成されている。
【0012】固定ピン6は、丸軸状の軸部6aと、軸部
6aの一端側に設けられ、外側をテ−パ状に形成してな
るフランジ部6bと、フランジ部6bの外側に突設した
断面円形状の段部6cとから構成されており、爪4を受
け入れてなる爪取付ホルダ−3に、穿孔3c、4a、3
dを介して、固定ピン6を側方から挿入させて、一の対
向壁3aから他の対向壁3bへ貫通させることで爪4の
抜け止めを行うようにしている。
6aの一端側に設けられ、外側をテ−パ状に形成してな
るフランジ部6bと、フランジ部6bの外側に突設した
断面円形状の段部6cとから構成されており、爪4を受
け入れてなる爪取付ホルダ−3に、穿孔3c、4a、3
dを介して、固定ピン6を側方から挿入させて、一の対
向壁3aから他の対向壁3bへ貫通させることで爪4の
抜け止めを行うようにしている。
【0013】さらに、爪取付ホルダ−3には、爪軸2の
回転方向Aに対向する方向から保持具7がホルダ−3を
抱持するように装着される。保持具7は板バネ材であっ
て、平面状の装着片7aと、平面状の装着片7aに対向
する押圧片7bと、対向する両片7a、7bを連結する
連結片7cとから略コ字状を有している。
回転方向Aに対向する方向から保持具7がホルダ−3を
抱持するように装着される。保持具7は板バネ材であっ
て、平面状の装着片7aと、平面状の装着片7aに対向
する押圧片7bと、対向する両片7a、7bを連結する
連結片7cとから略コ字状を有している。
【0014】押圧片7bには、連結片7cとの会合部か
ら押圧片7bの中央部位に向かって略Y字状の切欠部7
dが形成されており、押圧片7bの連結片側中央に位置
して押圧片7bとは分離された挾持片7eが形成されて
いる。押圧片7bの先端側は装着片7aより離隔する方
向に外側に折曲されて折曲端部7hが形成されている。
切欠部7dの折曲端部側の端縁は半円状に形成されてお
り、固定ピン6の段部6cを受け入れる溝部7fを形成
している。
ら押圧片7bの中央部位に向かって略Y字状の切欠部7
dが形成されており、押圧片7bの連結片側中央に位置
して押圧片7bとは分離された挾持片7eが形成されて
いる。押圧片7bの先端側は装着片7aより離隔する方
向に外側に折曲されて折曲端部7hが形成されている。
切欠部7dの折曲端部側の端縁は半円状に形成されてお
り、固定ピン6の段部6cを受け入れる溝部7fを形成
している。
【0015】対向する装着片7aと押圧片7bとの間隔
は、ホルダ−3の幅と略同じ寸法を有しており、保持具
7は側方からホルダ−3に弾力的に装着されるようにな
っている。固定ピン6の長さはホルダ−3の幅よりも若
干大きい寸法を有し、固定ピン6を爪4を受け入れたホ
ルダ−3に挿入した際に、固定ピン6の軸部6aの端部
が他の対向壁3bの穿孔3d内に位置し、固定ピン6の
フランジ部6bが一の対向壁3aの穿孔3a内に位置
し、フランジ部6bのテ−パ−部と段部6cは一の対向
壁3aの外方の面部より突出している。
は、ホルダ−3の幅と略同じ寸法を有しており、保持具
7は側方からホルダ−3に弾力的に装着されるようにな
っている。固定ピン6の長さはホルダ−3の幅よりも若
干大きい寸法を有し、固定ピン6を爪4を受け入れたホ
ルダ−3に挿入した際に、固定ピン6の軸部6aの端部
が他の対向壁3bの穿孔3d内に位置し、固定ピン6の
フランジ部6bが一の対向壁3aの穿孔3a内に位置
し、フランジ部6bのテ−パ−部と段部6cは一の対向
壁3aの外方の面部より突出している。
【0016】保持具7をホルダ−3に装着した際には、
保持具7の押圧片7bが固定ピン6のフランジ部6bの
テ−パ−部を押さえてフランジ部6bを爪4に圧接する
と共に、円形状の周縁を有する溝部7fに固定ピン6の
円形状の段部6cをひっかけるようになっている(図5
参照)。
保持具7の押圧片7bが固定ピン6のフランジ部6bの
テ−パ−部を押さえてフランジ部6bを爪4に圧接する
と共に、円形状の周縁を有する溝部7fに固定ピン6の
円形状の段部6cをひっかけるようになっている(図5
参照)。
【0017】さらに、連結片7cの一端側には爪軸2の
回転方向に対向するように爪押圧片7gが延出形成され
ており、保持具7を爪取付ホルダ−3に装着した際に、
爪押圧片7gの先端縁が爪4の側部に当接するようにな
っている。爪押圧片7gの先端縁は好ましくは、図6に
示す他の実施の形態に係る爪押圧片7´gのように若干
凹部状に形成するのがよく、こうすることで良好に爪4
を回転方向に対向して押圧することができる。
回転方向に対向するように爪押圧片7gが延出形成され
ており、保持具7を爪取付ホルダ−3に装着した際に、
爪押圧片7gの先端縁が爪4の側部に当接するようにな
っている。爪押圧片7gの先端縁は好ましくは、図6に
示す他の実施の形態に係る爪押圧片7´gのように若干
凹部状に形成するのがよく、こうすることで良好に爪4
を回転方向に対向して押圧することができる。
【0018】このように構成された、爪取付ホルダ−
3、固定ピン6、保持具7を用いた爪4の取付方法およ
び作用について説明する。まず、耕耘爪4を取付ける時
には、耕耘爪4の基端側を爪取付ホルダ−3の取付孔5
に差し込んで、固定ピン6を側方から挿入する。次い
で、板ばね材である保持具7を爪軸2の回転方向に対向
するように爪取付ホルダ−3に弾力的に装着すること
で、爪4が固定される。すなわち、保持具7の装着片7
aと挾持片7eとが爪ホルダ−3を挾持すると共に、固
定ピン押圧片7bが固定ピン6のフランジ部6bのテ−
パ部に当接することで固定ピン6の抜けを防止し、同時
に溝部7f内に臨む固定ピン6の段部6cが溝部7fの
端縁(すなわちY字状の切欠部の折曲端部側の端縁)に
当接係止する。さらには、爪押圧片7gの先端縁が爪4
の側部に押圧当接する。
3、固定ピン6、保持具7を用いた爪4の取付方法およ
び作用について説明する。まず、耕耘爪4を取付ける時
には、耕耘爪4の基端側を爪取付ホルダ−3の取付孔5
に差し込んで、固定ピン6を側方から挿入する。次い
で、板ばね材である保持具7を爪軸2の回転方向に対向
するように爪取付ホルダ−3に弾力的に装着すること
で、爪4が固定される。すなわち、保持具7の装着片7
aと挾持片7eとが爪ホルダ−3を挾持すると共に、固
定ピン押圧片7bが固定ピン6のフランジ部6bのテ−
パ部に当接することで固定ピン6の抜けを防止し、同時
に溝部7f内に臨む固定ピン6の段部6cが溝部7fの
端縁(すなわちY字状の切欠部の折曲端部側の端縁)に
当接係止する。さらには、爪押圧片7gの先端縁が爪4
の側部に押圧当接する。
【0019】この状態において、爪4の上下方向の動き
は固定ピン6によって規制され、固定ピン6の抜けは保
持具7によって規制され、さらに爪4の爪軸回転方向へ
の動きは保持具7より延出形成された爪押圧片7gによ
って規制される。すなわち、耕耘作業時において、爪4
は固定ピン6により弾性的に固定されていると共に、爪
押圧片7gが爪4の回転方向に対向するように爪4に当
接されているので、爪軸2が高速で回転しても耕耘爪4
がガタツイたり、不快な騒音を発生させることがなく、
爪の回転直径も変化することがない。
は固定ピン6によって規制され、固定ピン6の抜けは保
持具7によって規制され、さらに爪4の爪軸回転方向へ
の動きは保持具7より延出形成された爪押圧片7gによ
って規制される。すなわち、耕耘作業時において、爪4
は固定ピン6により弾性的に固定されていると共に、爪
押圧片7gが爪4の回転方向に対向するように爪4に当
接されているので、爪軸2が高速で回転しても耕耘爪4
がガタツイたり、不快な騒音を発生させることがなく、
爪の回転直径も変化することがない。
【0020】耕耘爪4を取り外したい時には、図3に示
すように例示するドライバ−8等で押圧片7bの先端側
の折曲端部7hを少し拡開すれば、固定ピン6の段部6
cと溝部7fの係止が解除され、保持具7が容易に取り
外しできる。押圧片7bを切り欠いて挾持片7eを設け
たことで、押圧片7bの基端側は二つの細片となってお
り、押圧片7bの拡開が容易である。またこの時、挾持
片7eは押圧片7bの拡開に影響を受けずに装着片7a
に対して平行状であり、保持具7の取り外しを円滑に行
うことができる。保持具7を取り外した後に、固定ピン
6を取り外して、耕耘爪4を取付ホルダ−3から抜けば
よい。
すように例示するドライバ−8等で押圧片7bの先端側
の折曲端部7hを少し拡開すれば、固定ピン6の段部6
cと溝部7fの係止が解除され、保持具7が容易に取り
外しできる。押圧片7bを切り欠いて挾持片7eを設け
たことで、押圧片7bの基端側は二つの細片となってお
り、押圧片7bの拡開が容易である。またこの時、挾持
片7eは押圧片7bの拡開に影響を受けずに装着片7a
に対して平行状であり、保持具7の取り外しを円滑に行
うことができる。保持具7を取り外した後に、固定ピン
6を取り外して、耕耘爪4を取付ホルダ−3から抜けば
よい。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載したものによると、爪軸
の回転方向に対向する方向から爪取付ホルダ−を装着す
る際に、押圧片に設けた溝部が固定ピンのフランジ部の
外側に設けた段部を受け入れることで、該押圧片がフラ
ンジ部を介して固定ピンを爪に押圧すると共に、該溝部
が段部を受け入れることで保持具の抜け落ちを防止す
る。また、固定ピンの軸部の端部はホルダ−から突出す
ることがないので、保持具を装着する際に、軸部の端部
が邪魔になるようなことがない。したがって、本発明に
よれば、爪の取り付け、取り外しを簡単に短時間で行う
ことができる。また、本発明に係る爪や爪取付ホルダ−
は、従来のボルト・ナット締め付け用の標準寸法のもの
を使用でき、また特殊な爪軸を必要とすることがないの
で、既存の部品に対応することもできる。
の回転方向に対向する方向から爪取付ホルダ−を装着す
る際に、押圧片に設けた溝部が固定ピンのフランジ部の
外側に設けた段部を受け入れることで、該押圧片がフラ
ンジ部を介して固定ピンを爪に押圧すると共に、該溝部
が段部を受け入れることで保持具の抜け落ちを防止す
る。また、固定ピンの軸部の端部はホルダ−から突出す
ることがないので、保持具を装着する際に、軸部の端部
が邪魔になるようなことがない。したがって、本発明に
よれば、爪の取り付け、取り外しを簡単に短時間で行う
ことができる。また、本発明に係る爪や爪取付ホルダ−
は、従来のボルト・ナット締め付け用の標準寸法のもの
を使用でき、また特殊な爪軸を必要とすることがないの
で、既存の部品に対応することもできる。
【0022】請求項2に記載したものによると、保持具
を構成する一方の片について、ホルダ−の挾持と固定ピ
ンの押さえを別個に行うことができるので、それぞれが
互いに影響を受けることがなく、より強固にかつ良好に
爪の固定ができる。
を構成する一方の片について、ホルダ−の挾持と固定ピ
ンの押さえを別個に行うことができるので、それぞれが
互いに影響を受けることがなく、より強固にかつ良好に
爪の固定ができる。
【0023】請求項3に記載したものによると、爪押圧
片が該爪を爪軸の回転方向とは反対方向に弾力的に押圧
するようにしたので、より良好に爪の固定ができて、爪
軸が回転する際のガタツキ騒音が生じることがない。し
かも、爪押圧片は保持具に一体的に形成されているの
で、部品点数が増加することもなく、低コストで提供さ
れる。
片が該爪を爪軸の回転方向とは反対方向に弾力的に押圧
するようにしたので、より良好に爪の固定ができて、爪
軸が回転する際のガタツキ騒音が生じることがない。し
かも、爪押圧片は保持具に一体的に形成されているの
で、部品点数が増加することもなく、低コストで提供さ
れる。
【図1】ロ−タリ耕耘機の概略側面図である。
【図2】耕耘爪が爪取付ホルダ−、固定ピン、保持具に
よって固定されているところを示す断面図である。
よって固定されているところを示す断面図である。
【図3】図2において、耕耘爪を取り外そうとしている
ところを示している。
ところを示している。
【図4】保持具の側面図および耕耘爪を受け入れた状態
の爪取付ホルダ−の側面図を示している。
の爪取付ホルダ−の側面図を示している。
【図5】耕耘爪が爪取付ホルダ−、固定ピン、保持具に
よって固定されているところを示す側面図である。
よって固定されているところを示す側面図である。
【図6】本発明に係るロ−タリ耕耘爪の取付装置の分解
斜視図である。
斜視図である。
2 爪軸 3 爪取付ホルダ− 4 耕耘爪 6 固定ピン 6a 軸部 6b フランジ部 6c 段部 7 保持具 7a 装着片 7b 押圧片 7e 挾持片 7f 溝部 7g 爪押圧片 A 爪軸の回転方向
Claims (3)
- 【請求項1】爪軸に固設した爪取付ホルダ−に耕耘爪の
基端側を挿入し、該ホルダ−および該耕耘爪にそれぞれ
設けた挿通孔に固定ピンを挿通させ、互いに対向する装
着片と押圧片とを有する保持具を該爪軸の回転方向に対
向する方向から該ホルダ−に着脱自在に弾着するに、該
固定ピンは軸部と軸部の一端側に形成したフランジ部と
該フランジ部のさらに外側に形成した段部とからなり、
該押圧片には該段部を受け入れる溝部が形成されてお
り、該装着片が該ホルダ−に圧接すると共に、該押圧片
は該溝部に該段部を受け入れた状態で該フランジ部を押
圧するようにしたことを特徴とするロ−タリ耕耘爪の取
付装置。 - 【請求項2】前記押圧片の所定部位を切り欠いて、該押
圧片をホルダ−挾持部と固定ピン押さえ部とに分割した
ことを特徴とする請求項1に記載のロ−タリ耕耘爪の取
付装置。 - 【請求項3】前記保持具には、爪軸に装着された爪に対
向して立上り状に延出する爪押圧片を設け、該保持具を
ホルダ−に装着した際に、該爪押圧片が該爪を爪軸の回
転方向とは反対方向に弾力的に押圧するようにしたこと
を特徴とする請求項2、3いずれかに記載のロ−タリ耕
耘爪の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28606797A JPH11103602A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | ロ−タリ耕耘爪の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28606797A JPH11103602A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | ロ−タリ耕耘爪の取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11103602A true JPH11103602A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17699533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28606797A Pending JPH11103602A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | ロ−タリ耕耘爪の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11103602A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1147698A1 (fr) * | 2000-04-20 | 2001-10-24 | Kuhn S.A. | Machine de travail du sol |
-
1997
- 1997-10-02 JP JP28606797A patent/JPH11103602A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1147698A1 (fr) * | 2000-04-20 | 2001-10-24 | Kuhn S.A. | Machine de travail du sol |
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