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JPH11103540A - 無停電電源システム - Google Patents

無停電電源システム

Info

Publication number
JPH11103540A
JPH11103540A JP9263176A JP26317697A JPH11103540A JP H11103540 A JPH11103540 A JP H11103540A JP 9263176 A JP9263176 A JP 9263176A JP 26317697 A JP26317697 A JP 26317697A JP H11103540 A JPH11103540 A JP H11103540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
load
inverter
supply system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9263176A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Fujikura
政信 藤倉
Kazuhisa Manabe
和久 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP9263176A priority Critical patent/JPH11103540A/ja
Publication of JPH11103540A publication Critical patent/JPH11103540A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】2系統の交流電源より受電し無停電給電を要す
る2組の交直両負荷群に給電する無停電電源システムの
高機能化と小形低廉化とを図る。 【解決手段】2系統の交流電源IとIIより受電する同
一構成同一機能の2組の常用給電系1と2と、その給電
路切り替えにより前記両常用給電系の何れをも代替し得
る給電路連絡部3とを設け、例えば、常用給電系1で
は、交流スイッチ11を介して電源Iからの交流電力を
交流負荷15に直送すると共に、この直送電力を受ける
交直電力間双方向変換形のインバータ13を介してバッ
テリ14を充電し、電源I停電時或いは交流スイッチ1
1の故障時等には、バッテリ14を電源としてインバー
タ13の交流変換出力を交流負荷15に給電し、インバ
ータ13の故障時等には、交流スイッチ31を閉路制御
し常用給電系2から交流負荷15への給電を無瞬断で継
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2系統の交流電
源より受電し、バッテリを含む直流負荷と無停電給電を
必要とする交流負荷とを夫々有する2組の負荷群に対し
安定した電力供給を図る無停電電源システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の無停電電源システムとし
ては、図4の主回路結線図にその構成を例示するものが
知られている。図4は、電源Iと電源IIの2系統の交
流電源より受電し、常用給電系の5と6或いは予備給電
系7の何れかを介し、バッテリ14と直流負荷16と無
停電給電を要する交流負荷15より成る第1の負荷群
と、バッテリ24と直流負荷26と無停電給電を要する
交流負荷25より成る第2の負荷群とに夫々給電する無
停電電源システムの主回路構成を例示するものである。
【0003】図4において、変圧器Tr1を介し電源I
より受電する常用給電系5に関し、51と52とはSC
R等の半導体制御素子を互いに逆並列に接続して構成し
交流電路の無接点開閉を行う交流スイッチ、53は直流
から交流への電力変換を行うインバータ、54は整流器
である。また、CB51〜CB53は遮断器の接点、MC51
〜MC53は電磁接触器の接点であり、何れもその動作コ
イル励磁時に閉路するa接点の無励磁時の開路状態で図
示されている。
【0004】また、変圧器Tr2を介し電源IIより受
電する常用給電系6はその回路構成と回路機能とが常用
給電系5と全く同一であり、同一機能の構成要素の表示
番号はその10の桁を常用給電系5における5に代えて
6として図示している。なお、CB81は前記両常用給電
系の交流側給電母線を相互接続し、常用給電系5の電源
IIからの受電或いは常用給電系6の電源Iからの受電
を図る交流側給電母線連絡用遮断器の接点である。
【0005】また、予備給電系7に関し、71と72と
は前記51と同様の交流スイッチ、73は前記53と同
様のインバータ、MC71とMC72とは前記の各MCと同
様の電磁接触器の接点である。なお、MC73は前記両常
用給電系の直流側給電母線を相互接続し、常用給電系5
のインバータ53に対する常用給電系6の整流器64の
直流出力の給電、或いは、常用給電系6のインバータ6
3に対する常用給電系5の整流器54の直流出力の給電
を図る直流側給電母線連絡用電磁接触器の接点である。
【0006】前記両給電系においては、その定常動作時
に、母線連絡用のCB81とMC73とMC71或いはMC72
の何れかを除き、図示各CBとMCの接点は閉路され、
また、夫々の制御素子に対するオン或いはオフ制御によ
り交流スイッチの51と61とは閉路し他は全て開路と
なされている。上記状態で、例えば常用給電系5におい
ては、Tr1を介して電源Iより受電した交流電力は整
流器54にて直流電力に変換されバッテリ14と直流負
荷16とに給電されると共にインバータ53に対する直
流入力として給電され、更に、このインバータの交流変
換出力はオン状態にある交流スイッチ51を経由し交流
負荷15に給電される。
【0007】なお、常用給電系6における負荷給電動作
は常用給電系5における給電動作と全く同様である。ま
た、予備給電系7においては、交流スイッチ71と72
とが開路されているが、インバータ73はMC71或いは
MC72を介し常用給電系の5或いは6により直流給電さ
れて同期動作状態で待機している。
【0008】なお、前記各インバータは、通常は商用電
源等の同一電源からの分岐電源である前記電源Iと電源
IIの何れかに対して電源同期運転されている。前記の
如き主回路構成をなす無停電電源システムにおいて何ら
かの異状が発生した場合の交流負荷給電の安定性につい
てみれば、常用給電系5と交流負荷15とを対象として
下記の如くなる。
【0009】1)整流器54の故障時、交流スイッチ5
1の開路と同52の閉路とを行って整流器54とインバ
ータ53とに対する交流バイパス給電系を形成するか、
インバータ53に対しバッテリ14を直流電源としその
充電状態に対応した限定時間内の交流変換動作を行わす
か、或いは、MC73の閉路により常用給電系6のバッテ
リ24或いは整流器64からインバータ53に直流給電
しこれに交流変換動作を行わすか、の何れかの選択によ
り交流負荷15への交流給電を継続する。
【0010】2)インバータ53の故障時、交流スイッ
チの51の開路と同52の閉路とを行い整流器54とイ
ンバータ53とに対する交流バイパス給電系を形成する
か、或いは、交流スイッチ71とMC71とを閉路すると
共にインバータ53に代えてインバータ73を動作さ
せ、交流負荷15に対する交流給電を継続する。 3)電源Iの瞬時停電時、インバータ53はバッテリ1
4からの直流給電を受けて交流負荷15に対する交流給
電を継続する。
【0011】4)電源Iのみの連続停電発生時、前記
1)の整流器54故障時と同様の処置により交流負荷1
5に対する交流給電を継続する。 5)電源I及び電源II同時の連続停電発生時、交流負
荷15に対し、バッテリ14の充電状態に対応した限定
時間内の交流給電を行う。上記の如く、図4にその主回
路構成を例示する従来の無停電電源システムにおいて
は、前記電源I及び電源II同時の連続停電発生時にお
ける限定期間内の給電を含め、無停電給電を要する交流
負荷に対する給電の安定性は可成り高いものとなる。な
お、常用給電系6における異状発生時の対処は前記の常
用給電系5におけるものと同様である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】無停電給電を必要とす
る交直両負荷に対し安定した電力供給を図る無停電電源
システムの従来例として例示した図4の主回路構成は、
2組の負荷群に対し2組の常用給電系とその予備給電系
とを設け、また、交流電源の2系統化とバッテリの併用
とを行うと共に前記両常用給電系間相互の交直両電力の
融通を図ることにより、負荷給電に対する高い安定性を
有するものとなっていた。
【0013】しかしながら、上記の如き構成の従来の無
停電電源システムは2組の整流器と3組のインバータと
を以て構成されることに依ってその規模が大となり、所
要の機器設置面積の増大、各機器からの放熱に対処する
冷却装置の大形化等を来し、システム全体としての高価
格化を招いていた。上記に鑑みこの発明は、無停電給電
を必要とする交直両負荷に対して安定した電力供給を行
い、且つ、システム全体としての一層の多機能化と共に
小形低廉化を図った無停電電源システムの提供を目的と
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の無停電電源システムにおいて、 1)請求項1の発明は、2系統の交流電源より受電しバ
ッテリを含む直流負荷と無停電給電を要する交流負荷と
を夫々有する2組の負荷群に対して給電する無停電電源
システムであって、半導体素子より成る交流スイッチ
と,交直両電力間の双方向変換を行うインバータとを基
本要素とし,前記交流スイッチを経由した交流電源から
の交流電力を交流負荷に給電すると共に前記インバータ
の入力となし,このインバータの直流変換出力をバッテ
リを含む直流負荷に給電し,或いは逆に,このバッテリ
をその直流電源として前記インバータを機能させてその
交流変換出力を前記交流負荷に給電する如く回路構成さ
れた2組の常用給電系と、これら両常用給電系による前
記2組の交流負荷への相互給電用に設けられた前記両常
用給電系間の接続電路を開閉する半導体素子より成る交
流スイッチを基本要素として回路構成された給電路連絡
部と、前記の2組の常用給電系が前記2系統の交流電源
の何れからも給電可能の如くなす給電経路の形成と,バ
ッテリを含む各負荷への給電経路の開閉等を行う電路開
閉手段と、を備えて成るものとする。
【0015】2)請求項2の発明は、請求項1記載の無
停電電源システムにおいて、前記両常用給電系における
インバータは、前記バッテリをその直流電源として前記
交流負荷の負荷電流とその基本波電流との波形偏差と逆
極性の波形を有する補償電流を前記波形偏差の検出点に
おいて給電するアクティブフィルタの機能を有するもの
とする。
【0016】3)請求項3の発明は、請求項1記載の無
停電電源システムにおいて、前記両常用給電系における
インバータは、前記バッテリをその直流電源としてその
充電状態と前記交流電源からの受電状態とに応じた交流
変換電力を前記交流負荷への給電点において給電し、負
荷所要電力の一部或いは全部を代替して系統受電電力の
適度の軽減を図るピークカット運転機能を有するものと
する。
【0017】上記の如くこの発明は、半導体構成の交流
スイッチを介して無停電給電を要する交流負荷に交流電
源からの電力直送を行うと共に、この直送された交流電
力を交直両電力間の双方向変換を行うインバータの入力
としその直流変換出力によりバッテリの充電と他の直流
負荷への給電を行う交直両給電系を基本として無停電電
源システムを構成したものであり、このシステム構成に
より前記従来の無停電電源システムにおけるインバータ
と異なり、直流/交流電力変換のみを行うインバータの
前段整流器が不要となる。即ち、従来のシステムにおけ
るインバータと整流器の組合せ機能は交直両電力間の双
方向変換を行う1組のインバータにより代替されるもの
となる。
【0018】また、この発明においては、従来の無停電
電源システムにおけるインバータと異なり、前記の電力
双方向変換を行うインバータは前記交流電源と常時並列
状態にて運転されるものとなり、従って、前記のバッテ
リをその直流電源とする前記インバータの直流/交流電
力変換動作による前記交流負荷への交流給電、或いは、
所要の交流変換により形成されたアクティブフィルタ用
補償電流或いはピークカット制御用補償電力の交流電源
側への給電等の多機能制御が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例を図1ない
し図3の各主回路結線図に従い説明する。なお、上記の
各図においては、従来例を示す図4と共に、同一機能の
構成要素に対しては同一の表示符号を付している。先
ず、図1は無停電電源システムの主回路結線図であって
請求項1に従うこの発明の第1の実施例を示すものであ
り、従来技術の実施例を示す前記図4の場合と同じく、
電源Iと電源IIの2系統の交流電源より受電し常用給
電系の1と2の何れかを介し、バッテリ14と直流負荷
16と無停電給電を要する交流負荷15とから成る第1
の負荷群と、バッテリ24と直流負荷26と無停電給電
を要する交流負荷25とから成る第2の負荷群とに夫々
給電する無停電電源システムの主回路構成を例示するも
のである。
【0020】図1において、変圧器Tr1を介して電源
Iより受電する常用給電系1に関し、11は前記と同様
の半導体構成の交流スイッチ、13は交直両電力間の双
方向変換を行うインバータ、CB11〜CB13は遮断器の
接点、MC11は電磁接触器の接点であり、何れもa接点
で無励磁時の開路状態で図示されている。また、変圧器
Tr2を介して電源IIより受電する常用給電系2はそ
の回路構成と回路機能とが常用給電系1と全く同一であ
り、同一機能の構成要素の表示番号はその10の桁を常
用給電系1における1に代えて2として図示している。
【0021】また、給電路連絡部3に関し、31は前記
11と同様の交流スイッチ、CB31とCB32とは前記の
CB12と同様に遮断器の接点、MC31は前記のMC11と
同様に電磁電磁接触器の接点である。前記両給電系にお
いては、その定常動作時に、母線連絡用のCB41とバイ
パス形成用のMC11とMC21とを除き、図示の各CBと
MCの接点は閉路され、また、夫々の制御素子に対する
オン或いはオフ制御により交流スイッチの11と21と
は閉路,31は開路となされている。
【0022】上記状態で、例えば常用給電系1において
は、Tr1を介して電源Iより受電した交流電力は交流
スイッチ11を経由して交流負荷15に直接給電される
と共に、インバータ13に入力されその直流変換出力が
直流負荷16に給電されると共にバッテリ14の充電に
供される。なお、常用給電系2における負荷給電動作は
常用給電系1における給電動作と全く同様である。
【0023】また、給電路連絡部3においては、交流ス
イッチ31は通常は開路されているが、そのオン/オフ
位相制御において電源直送の交流入力或いは前記両常用
給電系インバータの交流出力の印加/喪失時点の電圧位
相と同期制御され、交流負荷15或いは25に対する無
瞬断の給電を行う如く機能するものとなる。なお、電源
Iと電源IIとは通常同一交流系統より分岐されたもの
であり、図1の回路構成において電源Iと電源IIとに
夫々並列運転しているインバータ13と23とは同期制
御されることになり、従って、前記の如き交流スイッチ
31に対するオン/オフ位相同期制御が可能となる。
【0024】前記の如き主回路構成をなす無停電電源シ
ステムにおいて何らかの異状が発生した場合の交流負荷
給電の安定性についてみれば、常用給電系1と交流負荷
15とを対象として下記の如くなる。 1)交流スイッチ11の故障時、インバータ13はバッ
テリ14から直流給電を受けて交流負荷15に対する交
流給電を無瞬断にて継続するか、バイパス接点MC11の
閉路動作とインバータ13の電源Iに対する同期閉入に
要する短時間の停電時間を経てインバータ13による交
流給電を再開するか、交流スイッチ11の故障点検に関
連し、交流スイッチ31を閉路して電源II系統から交
流負荷15に対して交流給電を無瞬断にて継続するか、
の何れかの選択により交流負荷15への給電を継続す
る。
【0025】2)インバータ13の故障時、交流スイッ
チ11を経由する交流負荷15に対する交流給電を継続
するか、インバータ13の故障点検に関連し、交流スイ
ッチ11とCB13との開路と交流スイッチ31の閉路と
を行って電源II系統から交流負荷15への交流給電を
継続するか、の何れかの選択によって交流負荷15への
給電を継続する。
【0026】3)電源Iの瞬時停電時、交流スイッチ1
1の開路と共にバッテリ14をその直流電源とするイン
バータ13による交流負荷15への交流給電を継続す
る。 4)電源Iと電源IIに共に連続停電発生時、前記3)
の電源瞬時停電発生時と同様の処置を両常用給電系にお
いて行い、交流負荷15と25夫々に対する交流給電を
各電源バッテリの充電状態に応じた限定期間内において
継続する。
【0027】上記の如く、図1にその主回路構成を示す
無停電電源システムは、前記電源I及び電源II同時の
連続停電発生時における限定期間内の給電を含め、無停
電給電を要する交流負荷に対する給電の安定性は可成り
高いものとなる。なお、常用給電系2における交流負荷
への給電の安定性については、前記常用給電系1の場合
と同様である。
【0028】次に、図2はアクティブフィルタとしての
機能を有する無停電電源システムの主回路結線図であっ
て請求項2に従うこの発明の第2の実施例を示すもので
あり、前記の両常用給電系における電力双方向変換形イ
ンバータが夫々の交流電源と常時並列状態にて運転され
ていることから、前記両インバータが夫々の充電負荷を
なす前記バッテリを逆にその直流電源として直流/交流
の電力変換を行い交流負荷電流中の高調波電流に対する
補償電流を交流負荷給電路に供給する如く制御し、前記
両インバータを夫々の交流電源からの受電電流中の高調
波の低減を行うアクティブフィルタとして機能させるも
のである。
【0029】ここに、図2は前記図1においてその常用
給電系1にアクティブフィルタ制御装置17を設けたも
のである。なお、常用給電系2は常用給電系1と同一構
成をなすものとして図2にはその記載を省略している。
図2に示す如く、交流電源Iからの受電点R1 における
受電電流Is と、インバータ13の出力点R2 における
電流即ちインバータによる高調波補償電流Icと、交流
負荷15への給電点R3 における負荷電流IL と、の夫
々の検出信号はアクティブフィルタ制御装置17に入力
され、ここで式(1)に従う高調波補償電流Ic の制御
指令が形成される。
【0030】 ΣIsn=Ic +ΣILn=0 (n=2,3,‥‥) ──(1) 式(1)に従い、高調波補償電流Ic は、負荷電流IL
とその基本波電流IL1(n=1)との電流偏差と逆極性
の波形電流として得られる。ここに、ΣIsnとΣILn
(n=2,3,‥‥)は受電電流Is と負荷電流IL中
の高調波電流の和を示すものである。
【0031】前記高調波補償電流Ic の形成指令信号S
aはインバータ13へ印加される。次に、図3はピーク
カット運転機能を有する無停電電源システムの主回路結
線図であって請求項3に従うこの発明の第3の実施例を
示すものであり、前記両常用給電系における電力双方向
変換形インバータが夫々の交流電源と常時並列状態にて
運転されていることから、前記両インバータが夫々の充
電負荷をなす前記のバッテリを逆にその直流電源として
直流/交流の電力変換を行い、前記バッテリの充電状態
と前記常用給電系の前記交流電源からの受電状態に応じ
た交流変換電力を前記交流負荷への給電点において給電
し、負荷所要電力の一部或いは全部を代替して系統受電
電力の適度の軽減を図るピークカット運転を行うもので
ある。
【0032】ここに、図3は前記の図1においてその常
用給電系1にピークカット制御装置18を設けたもので
ある。なお、常用給電系2は常用給電系1と同一構成を
なすものとして図3にはその記載を省略している。図3
に示す如く、交流電源Iからの受電点R1 における受電
電力Ps と、インバータ13の出力点R2 における電力
即ちインバータによる受電電力補償用電力Pc と、交流
負荷15への給電点R3 における給電電力PL との夫々
の検出信号はピークカット制御装置18に入力され、こ
こで式(2)に従う受電電力補償用電力Pc の制御指令
が形成される。
【0033】Pc =PL −Ps ─────(2) なお、受電電力Ps は電源系統側の条件等によって決定
される規制値であり、また、補償電力Pc もインバータ
13の電源をなす前記バッテリの充電状態により制約さ
れるために、交流負荷15の所要電力PL の値如何によ
っては式(2)を完全に満たす電力補償が出来ない場合
もある。
【0034】前記の受電電力補償用電力Pc の形成指令
信号Spはインバータ13へ印加される。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、2系統の交流電源よ
り受電しバッテリを含む直流負荷と無停電給電を要する
交流負荷とを夫々有する2組の負荷群に対して給電する
無停電電源システムに関して、 1)請求項1の発明による如く、半導体交流スイッチ
と,交直電力間の双方向変換を行うインバータとを基本
要素とし,前記交流スイッチを経由した交流電源からの
直送電力を交流負荷に給電すると共に前記インバータの
入力となし,このインバータの直流変換出力をバッテリ
を含む直流負荷に給電し,或いは逆に,このバッテリを
その直流電源として前記インバータを機能させその交流
変換出力を前記交流負荷に給電する如く回路構成された
2組の常用給電系と、これら両常用給電系による前記2
組の交流負荷への相互給電用に設けられた前記両常用給
電系間の接続電路を開閉する半導体素子より成る交流ス
イッチを基本要素として回路構成された給電路連絡部
と、各種給電電路の形成と切替え等を行う電路開閉手段
とを以て無停電電源システムを構成することにより、従
来の無停電電源システムにおける直流から交流への一方
向の電力変換のみを行うインバータとその前段の整流器
との組合せ機能は交直両電力間の双方向変換を行う1組
のインバータにより代替されるものとなり、無停電給電
を要する交流負荷に対する給電の安定性を高く維持しな
がら、無停電電源システムとしての所要機器設置面積の
縮小と機器放熱に対処する冷却装置の小形化等が可能と
なり、システム全体としての低廉化を図ることができ
る。
【0036】2)請求項2の発明による如く、請求項1
に従う無停電電源システムにおいてその交流電源と常時
並列状態にて運転される前記の両常用給電系インバータ
に対してアクティブフィルタの機能を与え、前記交流負
荷を発生源とする高調波電流の消滅或いは低減を図って
その系統側への高調波流出を回避することか出来る等、
前記各インバータの多機能化を図ることが出来る。
【0037】3)請求項3の発明による如く、請求項1
に従う無停電電源システムにおいてその交流電源と常時
並列状態にて運転される前記両常用給電系インバータに
対し前記バッテリをその直流電源とするピークカット運
転機能を与え、前記バッテリの充電状態と常用給電系の
前記交流電源からの受電規制値等に対応し、負荷所要電
力の一部或いはその全部を代替して系統受電電力の適度
の軽減を図り負荷給電の安定性の向上を図ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す無停電電源シス
テムの主回路結線図
【図2】この発明の第2の実施例を示す無停電電源シス
テムの主回路結線図
【図3】この発明の第3の実施例を示す無停電電源シス
テムの主回路結線図
【図4】従来技術の実施例を示す無停電電源システムの
主回路結線図
【符号の説明】
1,2 常用給電系 3 給電路連絡部 5,6 常用給電系 7 予備給電系 11,21 (半導体)交流スイッチ 13,23 インバータ(双方向変換形) 14,24 バッテリ 15,25 交流負荷 16,26 直流負荷 17 アクティブフィルタ制御装置 18 ピークカット制御装置 31 (半導体)交流スイッチ 51,52 (半導体)交流スイッチ 53,63 インバータ(一方向変換形) 54,64 整流器 61,62 (半導体)交流スイッチ 71,72 (半導体)交流スイッチ 73 インバータ(一方向変換形) CB 遮断器(接点) MC 電磁接触器(接点) Tr 変圧器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2系統の交流電源より受電しバッテリを含
    む直流負荷と無停電給電を要する交流負荷とを夫々有す
    る2組の負荷群に対して給電する無停電電源システムで
    あって、半導体素子より成る交流スイッチと,交直両電
    力間の双方向変換を行うインバータとを基本要素とし,
    前記交流スイッチを経由した交流電源からの交流電力を
    交流負荷に給電すると共に前記インバータの入力とな
    し,このインバータの直流変換出力をバッテリを含む直
    流負荷に給電し,或いは逆に,このバッテリをその直流
    電源として前記インバータを機能させその交流変換出力
    を前記交流負荷に給電する如く回路構成された2組の常
    用給電系と、これら両常用給電系による前記2組の交流
    負荷への相互給電用に設けられた前記両常用給電系間の
    接続電路を開閉する半導体素子より成る交流スイッチを
    基本要素として回路構成された給電路連絡部と、前記2
    組の常用給電系が前記2系統の交流電源の何れからも給
    電可能の如くなす給電経路の形成と,バッテリを含む各
    負荷への給電経路の開閉等を行う電路開閉手段と、を備
    えて成ることを特徴とする無停電電源システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無停電電源システムにおい
    て、前記両常用給電系におけるインバータは、前記バッ
    テリをその直流電源として、前記交流負荷の負荷電流と
    その基本波電流との波形偏差と逆極性の波形を有する補
    償電流を前記波形偏差の検出点において給電するアクテ
    ィブフィルタの機能を有するものであることを特徴とす
    る無停電電源システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の無停電電源システムにおい
    て、前記両常用給電系におけるインバータは、前記バッ
    テリをその直流電源として、その充電状態と前記交流電
    源からの受電状態とに応じた交流変換電力を前記交流負
    荷への給電点において給電し、負荷所要電力の一部或い
    は全部を代替して系統受電電力の適度の軽減を図るピー
    クカット運転機能を有するものであることを特徴とする
    無停電電源システム。
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