JPH1098982A - 酪農管理装置 - Google Patents
酪農管理装置Info
- Publication number
- JPH1098982A JPH1098982A JP8259044A JP25904496A JPH1098982A JP H1098982 A JPH1098982 A JP H1098982A JP 8259044 A JP8259044 A JP 8259044A JP 25904496 A JP25904496 A JP 25904496A JP H1098982 A JPH1098982 A JP H1098982A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- dairy
- milking
- management information
- management
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- Pending
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- Housing For Livestock And Birds (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 乳牛の異常の有無の判別を簡単に行えるよう
にするとともに、乳牛を管理する管理精度を向上する。 【解決手段】 乳牛を管理するための管理情報を個体識
別情報に対応させて入力する管理情報入力手段I2,I
3,I4,I5と、その管理情報入力手段I2,I3,
I4,I5から入力された管理情報を個体識別情報に対
応付けて出力する出力手段Oが設けられた酪農管理装置
であって、管理情報入力手段I2,I3,I4,I5
が、管理情報を時間間隔を隔てて複数回にわたって入力
するように構成され、管理情報入力手段I2,I3,I
4,I5からの入力情報を記憶する記憶手段4と、その
記憶手段4の記憶情報に基づいて、管理情報が正常であ
るか否かを判別するとともに、その判別結果を個体識別
情報に対応付けて時系列的に出力手段Oに出力させる制
御手段3が設けられている。
にするとともに、乳牛を管理する管理精度を向上する。 【解決手段】 乳牛を管理するための管理情報を個体識
別情報に対応させて入力する管理情報入力手段I2,I
3,I4,I5と、その管理情報入力手段I2,I3,
I4,I5から入力された管理情報を個体識別情報に対
応付けて出力する出力手段Oが設けられた酪農管理装置
であって、管理情報入力手段I2,I3,I4,I5
が、管理情報を時間間隔を隔てて複数回にわたって入力
するように構成され、管理情報入力手段I2,I3,I
4,I5からの入力情報を記憶する記憶手段4と、その
記憶手段4の記憶情報に基づいて、管理情報が正常であ
るか否かを判別するとともに、その判別結果を個体識別
情報に対応付けて時系列的に出力手段Oに出力させる制
御手段3が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳牛を管理するた
めの管理情報を個体識別情報に対応させて入力する管理
情報入力手段と、その管理情報入力手段から入力された
管理情報を個体識別情報に対応付けて出力する出力手段
が設けられた酪農管理装置に関する。
めの管理情報を個体識別情報に対応させて入力する管理
情報入力手段と、その管理情報入力手段から入力された
管理情報を個体識別情報に対応付けて出力する出力手段
が設けられた酪農管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる酪農管理装置において、従来は、
最近に入力された管理情報等、1回分の管理情報を個体
識別情報に対応付けて出力手段に出力させ、その1回分
の管理情報に基づいて、作業者が、健康面等において乳
牛に異常がないかを個体別に判別して、乳牛を個体別に
管理するようにしていた。尚、乳牛の管理には、乳牛の
健康の管理、給餌の管理等が含まれる。
最近に入力された管理情報等、1回分の管理情報を個体
識別情報に対応付けて出力手段に出力させ、その1回分
の管理情報に基づいて、作業者が、健康面等において乳
牛に異常がないかを個体別に判別して、乳牛を個体別に
管理するようにしていた。尚、乳牛の管理には、乳牛の
健康の管理、給餌の管理等が含まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、作業者が、管理情報そのものに基づいて乳牛の異常
の有無を判別するものであるから、例えば、出力手段に
出力された管理情報を、乳牛の異常の有無を判別するた
めの管理情報の基準値と比較する必要があり、その作業
が煩雑なものとなっていた。又、1回分の管理情報に基
づいて判別するものであるから、例えば、管理情報入力
手段から誤った管理情報が入力されたりすると、乳牛の
異常の有無の判別を誤る虞があり、乳牛を管理する管理
精度が悪いという問題があった。
は、作業者が、管理情報そのものに基づいて乳牛の異常
の有無を判別するものであるから、例えば、出力手段に
出力された管理情報を、乳牛の異常の有無を判別するた
めの管理情報の基準値と比較する必要があり、その作業
が煩雑なものとなっていた。又、1回分の管理情報に基
づいて判別するものであるから、例えば、管理情報入力
手段から誤った管理情報が入力されたりすると、乳牛の
異常の有無の判別を誤る虞があり、乳牛を管理する管理
精度が悪いという問題があった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、乳牛の異常の有無の判別を簡単
に行えるようにするとともに、乳牛を管理する管理精度
を向上することにある。
のであり、その目的は、乳牛の異常の有無の判別を簡単
に行えるようにするとともに、乳牛を管理する管理精度
を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、制御手段によって、管理情報が正常である
か否か判別するために予め設定された判別基準に基づい
て、時間間隔を隔てて複数回にわたって得られた管理情
報が、各回毎に正常であるか否かが自動的に判別され、
出力手段には、その判別結果が、個体識別情報に対応付
けて時系列的に出力される。従って、出力手段に出力さ
れる判別結果に基づいて、直ちに、乳牛の異常の有無が
分かるので、乳牛の異常の有無の判別を簡単に行えるよ
うになった。
成によれば、制御手段によって、管理情報が正常である
か否か判別するために予め設定された判別基準に基づい
て、時間間隔を隔てて複数回にわたって得られた管理情
報が、各回毎に正常であるか否かが自動的に判別され、
出力手段には、その判別結果が、個体識別情報に対応付
けて時系列的に出力される。従って、出力手段に出力さ
れる判別結果に基づいて、直ちに、乳牛の異常の有無が
分かるので、乳牛の異常の有無の判別を簡単に行えるよ
うになった。
【0006】又、時間間隔を隔てた複数回の管理情報に
基づいて、各回毎の判別結果が時系列的に出力されるの
で、異常と判別された判別結果(以下、異常判別結果と
略記する場合がある)が連続しない場合は、例えば、管
理情報入力手段から誤った管理情報が入力されたとし
て、乳牛に異常がないと判別し、異常判別結果が連続す
る場合は、乳牛に異常があると判別することができる。
従って、乳牛を管理する管理精度を向上することができ
るようになった。
基づいて、各回毎の判別結果が時系列的に出力されるの
で、異常と判別された判別結果(以下、異常判別結果と
略記する場合がある)が連続しない場合は、例えば、管
理情報入力手段から誤った管理情報が入力されたとし
て、乳牛に異常がないと判別し、異常判別結果が連続す
る場合は、乳牛に異常があると判別することができる。
従って、乳牛を管理する管理精度を向上することができ
るようになった。
【0007】請求項2に記載の特徴構成によれば、最近
のもの及びそれよりも以前のものを含んだ設定回数分の
管理情報に関する判別結果が時系列的に出力手段に出力
され、最近の管理情報の判別結果が正常で、その直前の
管理情報の判別結果が異常であるときは、以前の異常で
あることの出力が停止される。つまり、乳牛に異常があ
ると判別すべき、異常判別結果が連続する回数を前記設
定回数として予め設定しておき(例えば、3回)、最近
のものとそれよりも以前のものを含めて、前記設定回数
分の管理情報に関する判別結果を時系列的に出力するよ
うにする。すると、最近の管理情報の判別結果が正常
で、その直前の管理情報の判別結果が異常であるとき
は、以前の異常であることの出力が停止されるので、異
常判別結果が前記設定回数にわたって連続する場合の
み、乳牛に異常があると判別することができる。従っ
て、乳牛の異常の有無の判別を一層簡単に行うことがで
きるようになった。
のもの及びそれよりも以前のものを含んだ設定回数分の
管理情報に関する判別結果が時系列的に出力手段に出力
され、最近の管理情報の判別結果が正常で、その直前の
管理情報の判別結果が異常であるときは、以前の異常で
あることの出力が停止される。つまり、乳牛に異常があ
ると判別すべき、異常判別結果が連続する回数を前記設
定回数として予め設定しておき(例えば、3回)、最近
のものとそれよりも以前のものを含めて、前記設定回数
分の管理情報に関する判別結果を時系列的に出力するよ
うにする。すると、最近の管理情報の判別結果が正常
で、その直前の管理情報の判別結果が異常であるとき
は、以前の異常であることの出力が停止されるので、異
常判別結果が前記設定回数にわたって連続する場合の
み、乳牛に異常があると判別することができる。従っ
て、乳牛の異常の有無の判別を一層簡単に行うことがで
きるようになった。
【0008】請求項3に記載の特徴構成によれば、出力
手段には、管理情報の判別結果が、正常であるか異常で
あるかが識別可能なマークにて出力されるので、乳牛の
異常の有無の判別を一層容易に行うことができるように
なった。
手段には、管理情報の判別結果が、正常であるか異常で
あるかが識別可能なマークにて出力されるので、乳牛の
異常の有無の判別を一層容易に行うことができるように
なった。
【0009】請求項4に記載の特徴構成によれば、管理
情報に搾乳情報が含まれ、その搾乳情報に基づいて、搾
乳量が直前の値よりも減少したときに異常であると判別
するようになっている。つまり、搾乳作業毎に搾乳情報
を得て、搾乳量の減少の有無を判別し、搾乳量の減少が
1回のみの場合や、連続するにしてもその回数が少い
(例えば、2回程度)場合は、例えば、得た搾乳情報が
間違っていたり、たまたま搾乳量が少なかった場合で、
乳牛の健康に異常がないと考えられ、搾乳量の減少が多
数回(例えば、3回以上)にわたって連続する場合は、
乳牛が健康を損なっている虞があると考えられる。従っ
て、搾乳情報に基づいて乳牛の管理を行う場合におい
て、本発明を実施すると好適である。
情報に搾乳情報が含まれ、その搾乳情報に基づいて、搾
乳量が直前の値よりも減少したときに異常であると判別
するようになっている。つまり、搾乳作業毎に搾乳情報
を得て、搾乳量の減少の有無を判別し、搾乳量の減少が
1回のみの場合や、連続するにしてもその回数が少い
(例えば、2回程度)場合は、例えば、得た搾乳情報が
間違っていたり、たまたま搾乳量が少なかった場合で、
乳牛の健康に異常がないと考えられ、搾乳量の減少が多
数回(例えば、3回以上)にわたって連続する場合は、
乳牛が健康を損なっている虞があると考えられる。従っ
て、搾乳情報に基づいて乳牛の管理を行う場合におい
て、本発明を実施すると好適である。
【0010】請求項5に記載の特徴構成によれば、管理
情報に乳牛の体重情報が含まれ、体重が直前の値よりも
減少したときに異常であると判別するようになってい
る。つまり、間隔を開けて乳牛の体重を計測して、体重
の減少の有無を判別し、体重の減少が1回のみの場合
や、連続するにしてもその回数が少い(例えば、2回程
度)場合は、例えば、体重情報が間違っていたり、その
乳牛の飼料の摂取量がたまたま少なかった場合で、乳牛
の健康に異常がないと考えられ、体重の減少が多数回
(例えば、3回以上)にわたって連続する場合は、乳牛
が健康を損なっている虞があると考えられる。従って、
体重情報に基づいて乳牛の管理を行う場合において、本
発明を実施すると好適である。
情報に乳牛の体重情報が含まれ、体重が直前の値よりも
減少したときに異常であると判別するようになってい
る。つまり、間隔を開けて乳牛の体重を計測して、体重
の減少の有無を判別し、体重の減少が1回のみの場合
や、連続するにしてもその回数が少い(例えば、2回程
度)場合は、例えば、体重情報が間違っていたり、その
乳牛の飼料の摂取量がたまたま少なかった場合で、乳牛
の健康に異常がないと考えられ、体重の減少が多数回
(例えば、3回以上)にわたって連続する場合は、乳牛
が健康を損なっている虞があると考えられる。従って、
体重情報に基づいて乳牛の管理を行う場合において、本
発明を実施すると好適である。
【0011】請求項6に記載の特徴構成によれば、管理
情報に、乳牛に対して所定の処置を施す処置場所に乳牛
が来る順位情報が含まれ、前記処置場所に乳牛が来る順
位が直前の値よりも遅れたときに異常であると判別する
ようになっている。つまり、所定の群れ単位で乳牛を管
理するようになっているが、乳牛には習慣性があるの
で、群れ内においては、前記処置場所に乳牛が来る順位
は大体決まっている。そこで、所定の処置を施す度に、
前記処置場所に来る順位を判別して、その順位が前回と
遅れていないか判別する。そして、順位の遅れが1回の
みの場合や、連続するにしてもその回数が少い(例え
ば、2回程度)場合は、例えば、順位情報が間違ってい
たり、たまたま遅れた場合で、乳牛の健康に異常がない
と考えられ、順位の遅れが多数回(例えば、3回以上)
にわたって連続する場合は、乳牛が健康を損なっている
虞があると考えられる。従って、順位情報に基づいて乳
牛の管理を行う場合において、本発明を実施すると好適
である。
情報に、乳牛に対して所定の処置を施す処置場所に乳牛
が来る順位情報が含まれ、前記処置場所に乳牛が来る順
位が直前の値よりも遅れたときに異常であると判別する
ようになっている。つまり、所定の群れ単位で乳牛を管
理するようになっているが、乳牛には習慣性があるの
で、群れ内においては、前記処置場所に乳牛が来る順位
は大体決まっている。そこで、所定の処置を施す度に、
前記処置場所に来る順位を判別して、その順位が前回と
遅れていないか判別する。そして、順位の遅れが1回の
みの場合や、連続するにしてもその回数が少い(例え
ば、2回程度)場合は、例えば、順位情報が間違ってい
たり、たまたま遅れた場合で、乳牛の健康に異常がない
と考えられ、順位の遅れが多数回(例えば、3回以上)
にわたって連続する場合は、乳牛が健康を損なっている
虞があると考えられる。従って、順位情報に基づいて乳
牛の管理を行う場合において、本発明を実施すると好適
である。
【0012】請求項7に記載の特徴構成によれば、管理
情報に、乳牛が乳房炎に罹患しているか否かを判別する
ための乳房炎情報が含まれる。つまり、間隔を開けて乳
房炎情報を得て、乳牛が乳房炎に罹患しているか否かを
判別し、乳房炎に罹患しているという判別結果が1回の
みの場合や、連続するにしてもその回数が少い(例え
ば、2回程度)場合は、例えば、乳房炎情報が間違って
いる場合で、乳牛の健康に異常がないと考えられ、乳房
炎に罹患しているという判別結果が多数回(例えば、3
回以上)にわたって連続する場合は、乳牛が実際に乳房
炎に罹患している虞があると考えられる。従って、乳房
炎情報に基づいて乳牛の管理を行う場合において、本発
明を実施すると好適である。
情報に、乳牛が乳房炎に罹患しているか否かを判別する
ための乳房炎情報が含まれる。つまり、間隔を開けて乳
房炎情報を得て、乳牛が乳房炎に罹患しているか否かを
判別し、乳房炎に罹患しているという判別結果が1回の
みの場合や、連続するにしてもその回数が少い(例え
ば、2回程度)場合は、例えば、乳房炎情報が間違って
いる場合で、乳牛の健康に異常がないと考えられ、乳房
炎に罹患しているという判別結果が多数回(例えば、3
回以上)にわたって連続する場合は、乳牛が実際に乳房
炎に罹患している虞があると考えられる。従って、乳房
炎情報に基づいて乳牛の管理を行う場合において、本発
明を実施すると好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本発明による酪農管理
装置を設置した酪農設備の概略平面図であり、この酪農
設備には、搾乳設備を備えるとともに、牛舎R1、搾乳
室R2、乳牛の体重を計測する秤量室R3、管理室R
4、機械室R5を備えてある。
実施の形態を説明する。図1は、本発明による酪農管理
装置を設置した酪農設備の概略平面図であり、この酪農
設備には、搾乳設備を備えるとともに、牛舎R1、搾乳
室R2、乳牛の体重を計測する秤量室R3、管理室R
4、機械室R5を備えてある。
【0014】図2に示すように、酪農管理装置は、乳牛
を管理するための管理情報を家畜番号(個体識別情報に
相当する)に対応させて入力する管理情報入力手段I
2,I3,I4,I5と、その管理情報入力手段I2,
I3,I4,I5からの入力情報を記憶する記憶手段4
と、各種情報を出力する出力手段Oと、マイクロコンピ
ュータにて構成されて酪農管理装置の制御を司る制御手
段3を主な構成要素として備えて構成してある。
を管理するための管理情報を家畜番号(個体識別情報に
相当する)に対応させて入力する管理情報入力手段I
2,I3,I4,I5と、その管理情報入力手段I2,
I3,I4,I5からの入力情報を記憶する記憶手段4
と、各種情報を出力する出力手段Oと、マイクロコンピ
ュータにて構成されて酪農管理装置の制御を司る制御手
段3を主な構成要素として備えて構成してある。
【0015】管理情報入力手段I2,I3,I4,I5
は、管理情報を時間間隔を隔てて複数回にわたって入力
するように構成してある。図5に示すように、制御手段
3は、記憶手段4の記憶情報に基づいて、管理情報が正
常であるか否かを判別するとともに、その判別結果を家
畜番号に対応付けて時系列的に、出力手段Oを構成する
ディスプレイ7の表示画面の「チェック」欄に対応する
箇所に表示出力する。制御手段3は、最近のもの及びそ
れよりも以前のものを含んだ設定回数分(本実施形態で
は3回分)の管理情報に関する判別結果をディスプレイ
7に表示させるように、並びに、最近の管理情報の判別
結果が正常で、その直前の管理情報の判別結果が異常で
あるときは、以前の異常であることの出力を停止するよ
うに構成してある。更に、制御手段3は、正常であるか
異常であるかが識別可能なマークmにて判別結果をディ
スプレイ7に出力させるように構成してある。尚、図5
に示す表示例では、異常のときは「L」の如きマークm
を表示し、正常のときは何も表示しないようになってい
る。
は、管理情報を時間間隔を隔てて複数回にわたって入力
するように構成してある。図5に示すように、制御手段
3は、記憶手段4の記憶情報に基づいて、管理情報が正
常であるか否かを判別するとともに、その判別結果を家
畜番号に対応付けて時系列的に、出力手段Oを構成する
ディスプレイ7の表示画面の「チェック」欄に対応する
箇所に表示出力する。制御手段3は、最近のもの及びそ
れよりも以前のものを含んだ設定回数分(本実施形態で
は3回分)の管理情報に関する判別結果をディスプレイ
7に表示させるように、並びに、最近の管理情報の判別
結果が正常で、その直前の管理情報の判別結果が異常で
あるときは、以前の異常であることの出力を停止するよ
うに構成してある。更に、制御手段3は、正常であるか
異常であるかが識別可能なマークmにて判別結果をディ
スプレイ7に出力させるように構成してある。尚、図5
に示す表示例では、異常のときは「L」の如きマークm
を表示し、正常のときは何も表示しないようになってい
る。
【0016】管理情報入力手段I2,I3,I4,I5
は、乳牛の搾乳情報を家畜番号に対応させて入力する搾
乳情報入力手段I2と、乳牛の体重を家畜番号に対応さ
せて入力する体重情報入力手段I3と、乳牛が乳房炎に
罹患しているか否かを判別するための乳房炎情報を家畜
番号に対応付けて入力する乳房炎情報入力手段I4と、
所定の処置を施す処置場所に乳牛が来る順位を家畜番号
に対応付けて入力する順位情報入力手段I5から構成し
てある。つまり、管理情報に、搾乳情報、体重情報、乳
房炎情報及び順位情報を含むようにしてある。そして、
制御手段3は、搾乳量が直前の値よりも減少したとき、
体重が直前の値よりも減少したとき、前記処置場所に乳
牛が来る順位が直前の値よりも遅れたときに、夫々異常
であると判別するように構成してある。
は、乳牛の搾乳情報を家畜番号に対応させて入力する搾
乳情報入力手段I2と、乳牛の体重を家畜番号に対応さ
せて入力する体重情報入力手段I3と、乳牛が乳房炎に
罹患しているか否かを判別するための乳房炎情報を家畜
番号に対応付けて入力する乳房炎情報入力手段I4と、
所定の処置を施す処置場所に乳牛が来る順位を家畜番号
に対応付けて入力する順位情報入力手段I5から構成し
てある。つまり、管理情報に、搾乳情報、体重情報、乳
房炎情報及び順位情報を含むようにしてある。そして、
制御手段3は、搾乳量が直前の値よりも減少したとき、
体重が直前の値よりも減少したとき、前記処置場所に乳
牛が来る順位が直前の値よりも遅れたときに、夫々異常
であると判別するように構成してある。
【0017】尚、詳細は後述するが、図5中、表示区画
A1には家畜番号が、表示区画A2には繁殖情報が、表
示区画A3には搾乳量及び搾乳量の異常の有無の判別結
果が、表示区画A4には体重及び体重の異常の有無の判
別結果が、表示区画A5には乳房炎判別結果が、表示区
画A6には順位の異常の有無の判別結果が夫々表示され
る。尚、ディスプレイ7の表示情報は必要に応じて、出
力手段Oを構成するプリンタ8に印字出力できるように
なっている。
A1には家畜番号が、表示区画A2には繁殖情報が、表
示区画A3には搾乳量及び搾乳量の異常の有無の判別結
果が、表示区画A4には体重及び体重の異常の有無の判
別結果が、表示区画A5には乳房炎判別結果が、表示区
画A6には順位の異常の有無の判別結果が夫々表示され
る。尚、ディスプレイ7の表示情報は必要に応じて、出
力手段Oを構成するプリンタ8に印字出力できるように
なっている。
【0018】先ず、図1に基づいて、酪農設備の全体構
成について説明する。搾乳室R2には、複数の乳牛(本
実施形態では4頭)を搾乳のために収容する搾乳区画M
を並設するとともに、搾乳区画Mに隣接して搾乳作業場
Pを設けてある。搾乳区画Mと搾乳作業場Pとの境界箇
所には、乳牛から搾乳する搾乳ユニットUを配置してあ
り、搾乳作業場Pにおいて、作業者が全ての搾乳ユニッ
トUの操作が可能なようになっている。
成について説明する。搾乳室R2には、複数の乳牛(本
実施形態では4頭)を搾乳のために収容する搾乳区画M
を並設するとともに、搾乳区画Mに隣接して搾乳作業場
Pを設けてある。搾乳区画Mと搾乳作業場Pとの境界箇
所には、乳牛から搾乳する搾乳ユニットUを配置してあ
り、搾乳作業場Pにおいて、作業者が全ての搾乳ユニッ
トUの操作が可能なようになっている。
【0019】秤量室R3には、秤量用通路Tを区画する
とともに、その秤量用通路Tを一頭ずつ通過する乳牛の
体重を計測する秤量装置Wを設けてある。秤量装置W
は、秤量用通路Tの一部を構成する秤量台1を、4個の
ロードセル等の荷重センサ2にて支持して構成してあ
り、4個の荷重センサ2の検出値を加算して乳牛の体重
を計測するようになっている。
とともに、その秤量用通路Tを一頭ずつ通過する乳牛の
体重を計測する秤量装置Wを設けてある。秤量装置W
は、秤量用通路Tの一部を構成する秤量台1を、4個の
ロードセル等の荷重センサ2にて支持して構成してあ
り、4個の荷重センサ2の検出値を加算して乳牛の体重
を計測するようになっている。
【0020】管理室R4には、制御手段3及び記憶手段
4を備えた装置本体Cと、制御手段3に各種の情報を入
力するキーボード5及びマウス6と、ディスプレイ7
と、プリンタ8等を設けてある。機械室R5には、各搾
乳ユニットUにて搾乳された乳汁を貯留する乳汁タンク
10等を設けてある。
4を備えた装置本体Cと、制御手段3に各種の情報を入
力するキーボード5及びマウス6と、ディスプレイ7
と、プリンタ8等を設けてある。機械室R5には、各搾
乳ユニットUにて搾乳された乳汁を貯留する乳汁タンク
10等を設けてある。
【0021】牛舎R1から搾乳室R2に対して乳牛を一
頭ずつ順次導入するように、搾乳室導入用ゲートG1を
設けてある。搾乳室R2から秤量室R3に対して、乳牛
を一頭ずつ順次導入するように、秤量室導入用ゲートG
2を設けてある。乳牛を一頭ずつ分離して順次秤量用通
路Mを通過させるように、秤量用通路導入用ゲートG3
及び排出用ゲートG4を夫々設けてある。秤量用通路T
を通過した乳牛が牛舎R1に進入可能なように、牛舎戻
し用ゲートG5を設けてある。搾乳室導入用ゲートG1
は、詳述はしないが、一回に4頭の乳牛を一頭ずつ順次
通過させるように開閉制御するように構成してある。秤
量室導入用ゲートG2は、搾乳室R2から秤量室R3側
へのみ押し開き可能で、閉じ状態に復帰付勢されてい
る。秤量用通路導入用ゲートG3は、詳述はしないが、
乳牛が一頭だけ秤量用通路Tに進入すると、開状態から
閉状態に切り換えられ、乳牛が秤量用通路Tから退出す
ると閉状態から開状態に切り換えるように開閉制御する
ように構成してある。排出用ゲートG4は、秤量用通路
Tの外方側にのみ押し開き可能で、閉じ状態に復帰付勢
されている。
頭ずつ順次導入するように、搾乳室導入用ゲートG1を
設けてある。搾乳室R2から秤量室R3に対して、乳牛
を一頭ずつ順次導入するように、秤量室導入用ゲートG
2を設けてある。乳牛を一頭ずつ分離して順次秤量用通
路Mを通過させるように、秤量用通路導入用ゲートG3
及び排出用ゲートG4を夫々設けてある。秤量用通路T
を通過した乳牛が牛舎R1に進入可能なように、牛舎戻
し用ゲートG5を設けてある。搾乳室導入用ゲートG1
は、詳述はしないが、一回に4頭の乳牛を一頭ずつ順次
通過させるように開閉制御するように構成してある。秤
量室導入用ゲートG2は、搾乳室R2から秤量室R3側
へのみ押し開き可能で、閉じ状態に復帰付勢されてい
る。秤量用通路導入用ゲートG3は、詳述はしないが、
乳牛が一頭だけ秤量用通路Tに進入すると、開状態から
閉状態に切り換えられ、乳牛が秤量用通路Tから退出す
ると閉状態から開状態に切り換えるように開閉制御する
ように構成してある。排出用ゲートG4は、秤量用通路
Tの外方側にのみ押し開き可能で、閉じ状態に復帰付勢
されている。
【0022】各乳牛の足首等に、各乳牛の家畜番号を発
信する発信装置22を取り付けてあり、搾乳室R2の搾
乳室導入用ゲートG1付近には、搾乳室R2に進入する
乳牛に取り付けた発信装置22から発信される家畜番号
を受信する搾乳牛識別用アンテナ23を、秤量用通路M
の秤量用通路導入用ゲートG3付近には、秤量用通路M
に進入する乳牛に取り付けた発信装置22から発信され
る家畜番号を受信する秤量牛識別用アンテナ24を、夫
々、床材中に埋設状態で設けてある。
信する発信装置22を取り付けてあり、搾乳室R2の搾
乳室導入用ゲートG1付近には、搾乳室R2に進入する
乳牛に取り付けた発信装置22から発信される家畜番号
を受信する搾乳牛識別用アンテナ23を、秤量用通路M
の秤量用通路導入用ゲートG3付近には、秤量用通路M
に進入する乳牛に取り付けた発信装置22から発信され
る家畜番号を受信する秤量牛識別用アンテナ24を、夫
々、床材中に埋設状態で設けてある。
【0023】次に、図3に基づいて、搾乳設備について
説明を加える。搾乳設備は、搾乳区画Mに設置した4台
の搾乳ユニットUと、その搾乳ユニットUを構成するテ
ィートカップ12に対して吸引作用する真空ポンプ9
と、各搾乳ユニットUにて搾乳した乳汁を貯留する乳汁
タンク10と、各搾乳ユニットUにて搾乳した乳汁を乳
汁タンク10へ送る送乳ポンプ11等を備えている。真
空ポンプ9、送乳ポンプ11及び乳汁タンク10は、機
械室R5に設けてある。
説明を加える。搾乳設備は、搾乳区画Mに設置した4台
の搾乳ユニットUと、その搾乳ユニットUを構成するテ
ィートカップ12に対して吸引作用する真空ポンプ9
と、各搾乳ユニットUにて搾乳した乳汁を貯留する乳汁
タンク10と、各搾乳ユニットUにて搾乳した乳汁を乳
汁タンク10へ送る送乳ポンプ11等を備えている。真
空ポンプ9、送乳ポンプ11及び乳汁タンク10は、機
械室R5に設けてある。
【0024】図3に基づいて、搾乳ユニットUについて
説明を加える。搾乳ユニットUには、乳牛の4個の乳房
に各別に装着される4個のティートカップ12と、4個
のティートカップ12からの乳汁を集めるクロー13
と、クロー13からの乳汁を一時貯留するバッファタン
ク14を備えてあり、ティートカップ12夫々とクロー
13とを乳汁用短管15にて接続し、クロー13とバッ
ファタンク14の気相部とを乳汁用長管16にて接続し
てある。更に、搾乳ユニットUには、乳牛が乳房炎に罹
患しているか否かを判別するための乳房炎情報を検出す
る乳房炎センサ17と、乳牛の搾乳量を検出する搾乳量
センサ18を備えてある。
説明を加える。搾乳ユニットUには、乳牛の4個の乳房
に各別に装着される4個のティートカップ12と、4個
のティートカップ12からの乳汁を集めるクロー13
と、クロー13からの乳汁を一時貯留するバッファタン
ク14を備えてあり、ティートカップ12夫々とクロー
13とを乳汁用短管15にて接続し、クロー13とバッ
ファタンク14の気相部とを乳汁用長管16にて接続し
てある。更に、搾乳ユニットUには、乳牛が乳房炎に罹
患しているか否かを判別するための乳房炎情報を検出す
る乳房炎センサ17と、乳牛の搾乳量を検出する搾乳量
センサ18を備えてある。
【0025】乳房炎センサ17について説明を加える。
乳房炎に罹っている乳房から泌乳される乳汁は電気伝導
度が高くなること利用して、乳房炎センサ17を乳房炎
情報としての電気伝導度を検出するように構成してあ
り、更に、電気伝導度を乳房別に検出できるように、乳
房炎センサ17を、乳汁用短管15夫々に設けてある。
乳房炎に罹っている乳房から泌乳される乳汁は電気伝導
度が高くなること利用して、乳房炎センサ17を乳房炎
情報としての電気伝導度を検出するように構成してあ
り、更に、電気伝導度を乳房別に検出できるように、乳
房炎センサ17を、乳汁用短管15夫々に設けてある。
【0026】搾乳量センサ18について説明を加える。
搾乳量センサ18は、ロードセルにてバッファタンク1
4に貯留される乳汁の重量を計測するように構成してあ
る。
搾乳量センサ18は、ロードセルにてバッファタンク1
4に貯留される乳汁の重量を計測するように構成してあ
る。
【0027】各搾乳ユニットUのバッファタンク14の
液相部に、開閉弁19を介装した送乳支管20を接続
し、各送乳支管20を、乳汁タンク10に接続し且つ送
乳ポンプ11を介装した送乳路21に接続してある。真
空ポンプ9は、各バッファタンク14に対して、その気
相部に吸引作用するように接続してある。
液相部に、開閉弁19を介装した送乳支管20を接続
し、各送乳支管20を、乳汁タンク10に接続し且つ送
乳ポンプ11を介装した送乳路21に接続してある。真
空ポンプ9は、各バッファタンク14に対して、その気
相部に吸引作用するように接続してある。
【0028】上記のように構成した搾乳設備の作用につ
いて説明する。搾乳区画Mに収容された乳牛の各乳房に
ティートカップ12を装着すると、真空ポンプ9の作用
によって搾乳され、搾乳された乳汁は、乳汁用短管1
5、クロー13、乳汁用長管16を流れて、バッファタ
ンク14に流入して貯留される。一頭の乳牛の搾乳が終
了すると、開閉弁19が開かれて、送乳ポンプ11の作
用によって、バッファタンク14の乳汁が乳汁タンク1
0に送られて貯留される。
いて説明する。搾乳区画Mに収容された乳牛の各乳房に
ティートカップ12を装着すると、真空ポンプ9の作用
によって搾乳され、搾乳された乳汁は、乳汁用短管1
5、クロー13、乳汁用長管16を流れて、バッファタ
ンク14に流入して貯留される。一頭の乳牛の搾乳が終
了すると、開閉弁19が開かれて、送乳ポンプ11の作
用によって、バッファタンク14の乳汁が乳汁タンク1
0に送られて貯留される。
【0029】次に、搾乳作業の手順について説明する。
搾乳室導入用ゲートG1を通過して、搾乳室R2に進入
した乳牛は、搾乳区画Mに奥から順に収容される。そし
て、4台の搾乳ユニットUを用いて同時に4頭の乳牛か
ら搾乳するようになっている。乳牛が搾乳牛識別用アン
テナ23上を通過する際に、その乳牛の発信装置22か
ら発信される家畜番号が搾乳牛識別用アンテナ23によ
って受信され、その家畜番号は装置本体Cに入力され
る。
搾乳室導入用ゲートG1を通過して、搾乳室R2に進入
した乳牛は、搾乳区画Mに奥から順に収容される。そし
て、4台の搾乳ユニットUを用いて同時に4頭の乳牛か
ら搾乳するようになっている。乳牛が搾乳牛識別用アン
テナ23上を通過する際に、その乳牛の発信装置22か
ら発信される家畜番号が搾乳牛識別用アンテナ23によ
って受信され、その家畜番号は装置本体Cに入力され
る。
【0030】一頭の乳牛の搾乳が終了する毎に、搾乳量
センサ18にて搾乳量が計測され、その搾乳量が搾乳牛
識別用アンテナ23によって受信された家畜番号に対応
付けられた状態で、装置本体Cに入力されるとともに、
記憶手段4に記憶されるようになっている。又、乳房炎
センサ17にて検出された乳房炎情報も、搾乳牛識別用
アンテナ23によって受信された家畜番号に対応付けら
れた状態で、装置本体Cに入力されるとともに、記憶手
段4に記憶されるようになっている。従って、搾乳情報
入力手段I2を、搾乳量センサ18と搾乳牛識別用アン
テナ23にて構成し、乳房炎情報入力手段I4を乳房炎
センサ17と搾乳牛識別用アンテナ23にて構成してあ
る。
センサ18にて搾乳量が計測され、その搾乳量が搾乳牛
識別用アンテナ23によって受信された家畜番号に対応
付けられた状態で、装置本体Cに入力されるとともに、
記憶手段4に記憶されるようになっている。又、乳房炎
センサ17にて検出された乳房炎情報も、搾乳牛識別用
アンテナ23によって受信された家畜番号に対応付けら
れた状態で、装置本体Cに入力されるとともに、記憶手
段4に記憶されるようになっている。従って、搾乳情報
入力手段I2を、搾乳量センサ18と搾乳牛識別用アン
テナ23にて構成し、乳房炎情報入力手段I4を乳房炎
センサ17と搾乳牛識別用アンテナ23にて構成してあ
る。
【0031】尚、一頭の乳牛の搾乳が終了したことの判
別は、例えば、搾乳量センサ18の検出値の変化率が設
定値以下になる状態が設定時間にわたって継続すること
により、判別することができる。あるいは、乳汁用長管
16を流れる乳汁の流量を検出する流量センサを(図示
せず)を設けて、その検出情報に基づいて判別すること
ができる。
別は、例えば、搾乳量センサ18の検出値の変化率が設
定値以下になる状態が設定時間にわたって継続すること
により、判別することができる。あるいは、乳汁用長管
16を流れる乳汁の流量を検出する流量センサを(図示
せず)を設けて、その検出情報に基づいて判別すること
ができる。
【0032】搾乳が終了すると、4頭の乳牛を同時に、
搾乳区画Mでの収容状態から開放するようにしてある。
搾乳区画Mへの収容状態から開放された乳牛は、一頭ず
つ順次、秤量室導入用ゲートG2を通過して、秤量室R
3に進入し、更に、一頭ずつ分離される状態で、秤量用
通路Mを通過し、更に、牛舎戻し用ゲートG5を通過し
て、牛舎R1に戻る。
搾乳区画Mでの収容状態から開放するようにしてある。
搾乳区画Mへの収容状態から開放された乳牛は、一頭ず
つ順次、秤量室導入用ゲートG2を通過して、秤量室R
3に進入し、更に、一頭ずつ分離される状態で、秤量用
通路Mを通過し、更に、牛舎戻し用ゲートG5を通過し
て、牛舎R1に戻る。
【0033】乳牛が、秤量用通路Mを通過する際に、そ
の乳牛の発信装置22から発信される家畜番号が秤量牛
識別用アンテナ24によって受信されるとともに、その
乳牛の体重が荷重センサ2にて計測される。秤量牛識別
用アンテナ24によって受信された家畜番号、及び、荷
重センサ2にて計測された体重が、装置本体Cに入力さ
れるとともに、体重が家畜番号に対応付けた状態で、記
憶手段4に記憶される。従って、体重情報入力手段I3
を、荷重センサ2及び秤量牛識別用アンテナ24にて構
成してある。
の乳牛の発信装置22から発信される家畜番号が秤量牛
識別用アンテナ24によって受信されるとともに、その
乳牛の体重が荷重センサ2にて計測される。秤量牛識別
用アンテナ24によって受信された家畜番号、及び、荷
重センサ2にて計測された体重が、装置本体Cに入力さ
れるとともに、体重が家畜番号に対応付けた状態で、記
憶手段4に記憶される。従って、体重情報入力手段I3
を、荷重センサ2及び秤量牛識別用アンテナ24にて構
成してある。
【0034】上述の処理が、搾乳対象の全ての乳牛に対
して繰り返し実施されると、1回の搾乳作業が終了する
ことになり、この搾乳作業を1日に2回ないし3回実施
する。尚、記憶手段4には、1回の搾乳作業毎に、搾乳
牛識別用アンテナ23の受信情報に基づいて、家畜番号
を受信順に順位付けて記憶するように構成してある。つ
まり、搾乳室R2に入った乳牛の順位を記憶するように
してある。従って、順位情報入力手段I5を、搾乳牛識
別用アンテナ23にて構成してある。
して繰り返し実施されると、1回の搾乳作業が終了する
ことになり、この搾乳作業を1日に2回ないし3回実施
する。尚、記憶手段4には、1回の搾乳作業毎に、搾乳
牛識別用アンテナ23の受信情報に基づいて、家畜番号
を受信順に順位付けて記憶するように構成してある。つ
まり、搾乳室R2に入った乳牛の順位を記憶するように
してある。従って、順位情報入力手段I5を、搾乳牛識
別用アンテナ23にて構成してある。
【0035】又、記憶手段4には、各搾乳作業毎に検出
される搾乳情報、体重情報、乳房炎情報、及び、順位情
報夫々を、搾乳作業が行われた順に順位づけて記憶する
ように構成してある。
される搾乳情報、体重情報、乳房炎情報、及び、順位情
報夫々を、搾乳作業が行われた順に順位づけて記憶する
ように構成してある。
【0036】次に、図2に基づいて、酪農管理装置につ
いて説明を加える。制御手段3に、インターフェース2
5を介して、搾乳牛識別用アンテナ23、秤量牛識別用
アンテナ24、搾乳量センサ18、乳房炎センサ17、
荷重センサ2を接続して、夫々からの検出情報が制御手
段3に入力されるように構成してある。又、制御手段3
に、インターフェース25を介して、開閉弁19を接続
して、制御手段3にてその開閉制御を行うように構成し
てある。
いて説明を加える。制御手段3に、インターフェース2
5を介して、搾乳牛識別用アンテナ23、秤量牛識別用
アンテナ24、搾乳量センサ18、乳房炎センサ17、
荷重センサ2を接続して、夫々からの検出情報が制御手
段3に入力されるように構成してある。又、制御手段3
に、インターフェース25を介して、開閉弁19を接続
して、制御手段3にてその開閉制御を行うように構成し
てある。
【0037】次に、制御手段3の制御作動について説明
する。図4に示すようにディスプレイ7に表示される入
力画面に基づいて、キーボード5にて、家畜番号ととも
に、分娩を行った分娩日、発情を確認した発情日、授精
を行った授精日、妊鑑を行った妊鑑日、乾乳を行った乾
乳日等の実際に各処置を行った処置日を繁殖情報として
入力する。尚、妊鑑とは、乳牛が受胎したことを確認す
ることを意味し、乾乳とは、泌乳を続けていた乳牛の搾
乳を停止することを意味する。制御手段3は、それらの
入力情報を家畜番号に対応付けて記憶手段4に記憶させ
る。更に、前記入力情報に基づいて、次に各処置を行う
繁殖予定日を算出する。そして、その繁殖予定日を繁殖
情報として家畜番号に対応付けて記憶手段4に記憶させ
るとともに、繁殖予定日を繁殖情報として、図5に示す
デフォルト画面において、表示区画A1に表示される家
畜番号に対応付けて、表示区画A2に表示させる。尚、
分娩日の45日後を発情予定日として、発情日の21日
後を発情予定日として算出する。又、授精日の21日後
を発情予定日として、60日後を妊鑑予定日として、2
20日後を乾乳予定日として、280日後を分娩予定日
として夫々算出する。
する。図4に示すようにディスプレイ7に表示される入
力画面に基づいて、キーボード5にて、家畜番号ととも
に、分娩を行った分娩日、発情を確認した発情日、授精
を行った授精日、妊鑑を行った妊鑑日、乾乳を行った乾
乳日等の実際に各処置を行った処置日を繁殖情報として
入力する。尚、妊鑑とは、乳牛が受胎したことを確認す
ることを意味し、乾乳とは、泌乳を続けていた乳牛の搾
乳を停止することを意味する。制御手段3は、それらの
入力情報を家畜番号に対応付けて記憶手段4に記憶させ
る。更に、前記入力情報に基づいて、次に各処置を行う
繁殖予定日を算出する。そして、その繁殖予定日を繁殖
情報として家畜番号に対応付けて記憶手段4に記憶させ
るとともに、繁殖予定日を繁殖情報として、図5に示す
デフォルト画面において、表示区画A1に表示される家
畜番号に対応付けて、表示区画A2に表示させる。尚、
分娩日の45日後を発情予定日として、発情日の21日
後を発情予定日として算出する。又、授精日の21日後
を発情予定日として、60日後を妊鑑予定日として、2
20日後を乾乳予定日として、280日後を分娩予定日
として夫々算出する。
【0038】そして、制御手段3は、図5に示すような
デフォルト画面において、記憶手段4の記憶情報に基づ
いて、表示区画A1に表示される家畜番号に対応付け
て、表示区画A2に表示させる繁殖情報とともに、表示
区画A3に搾乳量及び搾乳量の異常の有無の判別結果
を、表示区画A4に体重及び体重の異常の有無の判別結
果を、表示区画A5に乳房炎判別結果を、及び、表示区
画A6に順位の異常の有無の判別結果を、夫々表示させ
る。
デフォルト画面において、記憶手段4の記憶情報に基づ
いて、表示区画A1に表示される家畜番号に対応付け
て、表示区画A2に表示させる繁殖情報とともに、表示
区画A3に搾乳量及び搾乳量の異常の有無の判別結果
を、表示区画A4に体重及び体重の異常の有無の判別結
果を、表示区画A5に乳房炎判別結果を、及び、表示区
画A6に順位の異常の有無の判別結果を、夫々表示させ
る。
【0039】表示区画A3に表示させる搾乳量として
は、最近の搾乳量、即ち、当日に行った各搾乳作業にお
ける搾乳量の合計を表示させる。
は、最近の搾乳量、即ち、当日に行った各搾乳作業にお
ける搾乳量の合計を表示させる。
【0040】又、搾乳量の異常の有無の判別は、直前の
計測値に対する減少量が設定値以上のときを異常と判別
することにより行う。そして、その判別結果を時系列的
に表示させるとともに、判別結果を正常であるか異常で
あるかを識別可能なマークmにて表示させる。例えば、
図5において、「L」の表示は、当日の搾乳量が前日の
搾乳量に対して設定値以上減少したときの表示であり、
「LL」の表示は、当日の搾乳量が前日の搾乳量に対し
て設定値以上減少し、且つ、前日の搾乳量が前前日の搾
乳量に対して設定値以上減少したときの表示であり、
「LLL」のように最大で3回の判別結果まで表示させ
る。尚、最近の判別結果が正常で、その直前の判別結果
が異常であるときは、以前の異常であることの表示を停
止するようになっている。
計測値に対する減少量が設定値以上のときを異常と判別
することにより行う。そして、その判別結果を時系列的
に表示させるとともに、判別結果を正常であるか異常で
あるかを識別可能なマークmにて表示させる。例えば、
図5において、「L」の表示は、当日の搾乳量が前日の
搾乳量に対して設定値以上減少したときの表示であり、
「LL」の表示は、当日の搾乳量が前日の搾乳量に対し
て設定値以上減少し、且つ、前日の搾乳量が前前日の搾
乳量に対して設定値以上減少したときの表示であり、
「LLL」のように最大で3回の判別結果まで表示させ
る。尚、最近の判別結果が正常で、その直前の判別結果
が異常であるときは、以前の異常であることの表示を停
止するようになっている。
【0041】表示区画A4に表示させる体重としては、
最近の体重、即ち、当日各搾乳作業毎に計測した計測値
の平均値を表示させる。体重の異常の有無の判別は、直
前の計測値に対する減少量が設定値以上のときを異常と
判別して、搾乳量の判別結果と同様に、時系列的に、マ
ークmにて表示させる。
最近の体重、即ち、当日各搾乳作業毎に計測した計測値
の平均値を表示させる。体重の異常の有無の判別は、直
前の計測値に対する減少量が設定値以上のときを異常と
判別して、搾乳量の判別結果と同様に、時系列的に、マ
ークmにて表示させる。
【0042】乳房炎に罹患しているか否かの判別は、各
乳牛の4個の乳房夫々の乳房炎情報(電気伝導度)に基
づいて、最小値と最大値との差が設定値以上のときを、
乳房炎に罹患していると判別するように構成してある。
これは、乳房炎に罹患していないときの電気伝導度の値
が、乳牛によって異なるためである。乳房炎に罹患して
いるか否かの判別結果は、時系列的に表示させるととも
に、判別結果を正常であるか異常であるかを識別可能な
マークmにて表示させる。例えば、図5において、
「L」の表示は、当日の判別結果が異常であったときの
表示であり、「LL」の表示は、当日及び前日の判別結
果が異常であったときの表示であり、「LLL」のよう
に最大で3回の判別結果まで表示させる。尚、最近の判
別結果が正常で、その直前の判別結果が異常であるとき
は、以前の異常であることの表示を停止するようになっ
ている。
乳牛の4個の乳房夫々の乳房炎情報(電気伝導度)に基
づいて、最小値と最大値との差が設定値以上のときを、
乳房炎に罹患していると判別するように構成してある。
これは、乳房炎に罹患していないときの電気伝導度の値
が、乳牛によって異なるためである。乳房炎に罹患して
いるか否かの判別結果は、時系列的に表示させるととも
に、判別結果を正常であるか異常であるかを識別可能な
マークmにて表示させる。例えば、図5において、
「L」の表示は、当日の判別結果が異常であったときの
表示であり、「LL」の表示は、当日及び前日の判別結
果が異常であったときの表示であり、「LLL」のよう
に最大で3回の判別結果まで表示させる。尚、最近の判
別結果が正常で、その直前の判別結果が異常であるとき
は、以前の異常であることの表示を停止するようになっ
ている。
【0043】順位の異常の有無の判別は、各乳牛につい
て、順位が設定値以上、下がっているときを異常と判別
し、その判別結果を、乳房炎の判別結果と同様に、時系
列的に、マークmにて表示させる。
て、順位が設定値以上、下がっているときを異常と判別
し、その判別結果を、乳房炎の判別結果と同様に、時系
列的に、マークmにて表示させる。
【0044】図5に示すデフォルト画面において、クリ
ック箇所c1,c2をマウス6でクリックすると(キー
ボード5で指令してもよい。以下、同様)、表示区画A
1の家畜番号がスクロールされ、それに応じて、表示区
画A3の搾乳情報、表示区画A4の体重情報、表示区画
A5の乳房炎症判別結果、及び、表示区画A6の順位判
別結果も、夫々スクロールされる。
ック箇所c1,c2をマウス6でクリックすると(キー
ボード5で指令してもよい。以下、同様)、表示区画A
1の家畜番号がスクロールされ、それに応じて、表示区
画A3の搾乳情報、表示区画A4の体重情報、表示区画
A5の乳房炎症判別結果、及び、表示区画A6の順位判
別結果も、夫々スクロールされる。
【0045】制御手段3は、図5に示すデフォルト画面
において、各出力情報項目に応じて設定されたクリック
箇所c3,c4,c5がクリックされると、記憶手段4
の記憶情報に基づいて、クリックされたクリック箇所に
対応する出力情報項目に関する詳細な情報をディスプレ
イ7に表示させる。
において、各出力情報項目に応じて設定されたクリック
箇所c3,c4,c5がクリックされると、記憶手段4
の記憶情報に基づいて、クリックされたクリック箇所に
対応する出力情報項目に関する詳細な情報をディスプレ
イ7に表示させる。
【0046】図5に示すデフォルト画面において、搾乳
情報に対応するクリック箇所c3がクリックされると、
図6に示すように、当日の各搾乳作業時の搾乳量、及
び、それらの合計と、前日の各搾乳作業時の搾乳量、及
び、それらの合計と、前1週間の平均搾乳量を表示させ
る。図5に示すデフォルト画面において、体重情報に対
応するクリック箇所c4がクリックされると、図7に示
すように、当日の各搾乳作業時に計測された体重、及
び、それらの平均値と、前日の各搾乳作業時に計測され
た体重、及び、それらの平均値と、前1週間の平均体重
を表示させる。図5に示すデフォルト画面において、乳
房炎情報に対応するクリック箇所c5がクリックされる
と、図8に示すように、4個の乳房について、乳房毎に
電気伝導度を表示させる。
情報に対応するクリック箇所c3がクリックされると、
図6に示すように、当日の各搾乳作業時の搾乳量、及
び、それらの合計と、前日の各搾乳作業時の搾乳量、及
び、それらの合計と、前1週間の平均搾乳量を表示させ
る。図5に示すデフォルト画面において、体重情報に対
応するクリック箇所c4がクリックされると、図7に示
すように、当日の各搾乳作業時に計測された体重、及
び、それらの平均値と、前日の各搾乳作業時に計測され
た体重、及び、それらの平均値と、前1週間の平均体重
を表示させる。図5に示すデフォルト画面において、乳
房炎情報に対応するクリック箇所c5がクリックされる
と、図8に示すように、4個の乳房について、乳房毎に
電気伝導度を表示させる。
【0047】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 各管理情報に関する判別結果を時系列的に出力
する場合、出力する判別結果の数(前記設定回数に相当
する)は、上記の実施形態においては3回に設定した
が、2回でもよく、あるいは、4回以上でもよい。
る。 (イ) 各管理情報に関する判別結果を時系列的に出力
する場合、出力する判別結果の数(前記設定回数に相当
する)は、上記の実施形態においては3回に設定した
が、2回でもよく、あるいは、4回以上でもよい。
【0048】(ロ) 上記の実施形態では、最近の管理
情報の判別結果が正常で、その直前の管理情報の判別結
果が異常であるときは、以前の全ての異常であることの
出力を停止させる場合について例示した。これに代え
て、最近の管理情報の判別結果が正常のときに、それ以
前において、異常判別結果の連続回数が異常出力抹消用
設定回数以下のときは、以前の異常であることの出力を
停止させ、且つ、異常判別結果の連続回数が前記異常出
力抹消用設定回数を越えるときは、以前の異常であるこ
との出力を継続するようにしてもよい。前記異常出力抹
消用設定回数は適宜設定することができるが、例えば、
上記の実施形態のように、前記設定回数が3回のときは
1回に設定し、前記設定回数が4回以上のときは2回に
設定することができる。
情報の判別結果が正常で、その直前の管理情報の判別結
果が異常であるときは、以前の全ての異常であることの
出力を停止させる場合について例示した。これに代え
て、最近の管理情報の判別結果が正常のときに、それ以
前において、異常判別結果の連続回数が異常出力抹消用
設定回数以下のときは、以前の異常であることの出力を
停止させ、且つ、異常判別結果の連続回数が前記異常出
力抹消用設定回数を越えるときは、以前の異常であるこ
との出力を継続するようにしてもよい。前記異常出力抹
消用設定回数は適宜設定することができるが、例えば、
上記の実施形態のように、前記設定回数が3回のときは
1回に設定し、前記設定回数が4回以上のときは2回に
設定することができる。
【0049】あるいは、最近の管理情報の判別結果が正
常で、その直前の管理情報の判別結果が異常であって
も、以前の異常であることの出力を継続するようにして
もよい。この場合、異常判別結果が断続する状態で出力
される場合は、該当する乳牛を実際に観察したりするこ
とによって、例えば、発生初期段階の異常を判別したり
することができる。
常で、その直前の管理情報の判別結果が異常であって
も、以前の異常であることの出力を継続するようにして
もよい。この場合、異常判別結果が断続する状態で出力
される場合は、該当する乳牛を実際に観察したりするこ
とによって、例えば、発生初期段階の異常を判別したり
することができる。
【0050】(ハ) 判別結果として出力するマークm
は、上記の実施形態において例示した「L」に限定され
るものではなく、種々のものを使用することができる。
は、上記の実施形態において例示した「L」に限定され
るものではなく、種々のものを使用することができる。
【0051】(ニ) 上記の実施形態では、判別結果を
正常であるか異常であるかが識別可能なマークmにて出
力する場合について例示したが、これに代えて、判別結
果を正常であるか異常であるかを表す言葉や文章で出力
してもよい。
正常であるか異常であるかが識別可能なマークmにて出
力する場合について例示したが、これに代えて、判別結
果を正常であるか異常であるかを表す言葉や文章で出力
してもよい。
【0052】(ホ) 管理情報に含まれる情報として
は、上記の実施形態において例示した搾乳情報、体重情
報、乳房炎情報及び順位情報に限定されるものではな
い。例えば、搾乳情報、体重情報、乳房炎情報及び順位
情報のうちから適当なものを選択してもよい。又、飼料
の摂取量等、他の情報を追加してもよい。
は、上記の実施形態において例示した搾乳情報、体重情
報、乳房炎情報及び順位情報に限定されるものではな
い。例えば、搾乳情報、体重情報、乳房炎情報及び順位
情報のうちから適当なものを選択してもよい。又、飼料
の摂取量等、他の情報を追加してもよい。
【0053】(ヘ) 乳牛が来る順位を判別するための
前記処置場所の具体例として、上記の実施形態では、搾
乳室R2を適用する場合について例示したが、この他に
も種々の場所が適用可能である。例えば、上記の実施形
態において、秤量用通路Mを適用してもよい。この場
合、順位情報入力手段I5は、秤量用通路導入用ゲート
G3にて構成する。
前記処置場所の具体例として、上記の実施形態では、搾
乳室R2を適用する場合について例示したが、この他に
も種々の場所が適用可能である。例えば、上記の実施形
態において、秤量用通路Mを適用してもよい。この場
合、順位情報入力手段I5は、秤量用通路導入用ゲート
G3にて構成する。
【0054】(ト) 上記の実施形態においては、管理
情報入力手段I2,I3,I4,I5を、管理情報が自
動的に入力されるように構成する場合について例示した
が、これに代えて、管理情報を人為的に入力するように
構成してもよい。
情報入力手段I2,I3,I4,I5を、管理情報が自
動的に入力されるように構成する場合について例示した
が、これに代えて、管理情報を人為的に入力するように
構成してもよい。
【0055】(チ) 上記の実施形態においては、搾乳
情報として搾乳量を適用する場合について例示したが、
これに代えて、搾乳時間を適用してもよい。即ち、搾乳
時間が長くなるほど搾乳量が多いと判別する。搾乳時間
を適用する場合は、制御手段3によって、搾乳開始から
搾乳終了までの時間を搾乳時間として計時するように構
成する。
情報として搾乳量を適用する場合について例示したが、
これに代えて、搾乳時間を適用してもよい。即ち、搾乳
時間が長くなるほど搾乳量が多いと判別する。搾乳時間
を適用する場合は、制御手段3によって、搾乳開始から
搾乳終了までの時間を搾乳時間として計時するように構
成する。
【0056】(リ) 記憶手段4の記憶情報に基づい
て、各種の統計処理を行い、その結果をグラフ表示させ
るように構成してもよい。例えば、飼育している全乳
牛、あるいは、所定の群れ内の乳牛について、頭数、総
搾乳量、平均搾乳量及び平均体重夫々における日単位、
月単位等の推移をグラフ表示させてもよい。又、飼育し
ている全乳牛、あるいは、所定の群れ内の乳牛につい
て、搾乳量、体重、搾乳時間夫々に関する階層分布をグ
ラフ表示させてもよい。
て、各種の統計処理を行い、その結果をグラフ表示させ
るように構成してもよい。例えば、飼育している全乳
牛、あるいは、所定の群れ内の乳牛について、頭数、総
搾乳量、平均搾乳量及び平均体重夫々における日単位、
月単位等の推移をグラフ表示させてもよい。又、飼育し
ている全乳牛、あるいは、所定の群れ内の乳牛につい
て、搾乳量、体重、搾乳時間夫々に関する階層分布をグ
ラフ表示させてもよい。
【0057】(ヌ) 図5に示すデフォルト画面におい
て、表示されている家畜番号のうちから一つを選択して
その箇所をクリックすると、その家畜番号の乳牛に関す
る詳細情報を別画面に表示させるように構成してもよ
い。詳細情報として、その乳牛の搾乳量及び体重夫々に
おける日単位、月単位等の推移をグラフ表示させてもよ
い。又、その乳牛の所定の期間における積算搾乳量、そ
の所定の期間における平均搾乳量(例えば、1日当た
り)等を表示させてもよい。
て、表示されている家畜番号のうちから一つを選択して
その箇所をクリックすると、その家畜番号の乳牛に関す
る詳細情報を別画面に表示させるように構成してもよ
い。詳細情報として、その乳牛の搾乳量及び体重夫々に
おける日単位、月単位等の推移をグラフ表示させてもよ
い。又、その乳牛の所定の期間における積算搾乳量、そ
の所定の期間における平均搾乳量(例えば、1日当た
り)等を表示させてもよい。
【0058】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明にかかる酪農管理装置を設置した酪農設
備の全体構成図
備の全体構成図
【図2】酪農管理装置の制御構成を示すブロック図
【図3】搾乳設備の全体構成図
【図4】ディスプレイにおける入力画面の表示例を示す
図
図
【図5】ディスプレイにおけるデフォルト画面の表示例
を示す図
を示す図
【図6】ディスプレイにおける搾乳情報の詳細情報の表
示例を示す図
示例を示す図
【図7】ディスプレイにおける体重情報の詳細情報の表
示例を示す図
示例を示す図
【図8】ディスプレイにおける乳房炎情報の詳細情報の
表示例を示す図
表示例を示す図
3 制御手段 4 記憶手段 I2,I3,I4,I5 管理情報入力手段 O 出力手段
Claims (7)
- 【請求項1】 乳牛を管理するための管理情報を個体識
別情報に対応させて入力する管理情報入力手段(I2,
I3,I4,I5)と、 その管理情報入力手段(I2,I3,I4,I5)から
入力された管理情報を個体識別情報に対応付けて出力す
る出力手段(O)が設けられた酪農管理装置であって、 前記管理情報入力手段(I2,I3,I4,I5)が、
管理情報を時間間隔を隔てて複数回にわたって入力する
ように構成され、 前記管理情報入力手段(I2,I3,I4,I5)から
の入力情報を記憶する記憶手段(4)と、 その記憶手段(4)の記憶情報に基づいて、管理情報が
正常であるか否かを判別するとともに、その判別結果を
個体識別情報に対応付けて時系列的に前記出力手段
(O)に出力させる制御手段(3)が設けられている酪
農管理装置。 - 【請求項2】 前記制御手段(3)は、最近のもの及び
それよりも以前のものを含んだ設定回数分の管理情報に
関する判別結果を前記出力手段(O)に出力させるよう
に、並びに、 最近の管理情報の判別結果が正常で、その直前の管理情
報の判別結果が異常であるときは、以前の異常であるこ
との出力を停止するように構成されている請求項1記載
の酪農管理装置。 - 【請求項3】 前記制御手段(3)は、正常であるか異
常であるかが識別可能なマークにて判別結果を前記出力
手段(O)に出力させるように構成されている請求項1
又は2記載の酪農管理装置。 - 【請求項4】 前記管理情報に搾乳情報が含まれ、 前記制御手段(3)は、搾乳量が直前の値よりも減少し
たときに異常であると判別するように構成されている請
求項1〜3のいずれか1項に記載の酪農管理装置。 - 【請求項5】 前記管理情報に乳牛の体重情報が含ま
れ、 前記制御手段(3)は、体重が直前の値よりも減少した
ときに異常であると判別するように構成されている請求
項1〜4のいずれか1項に記載の酪農管理装置。 - 【請求項6】 前記管理情報に、乳牛に対して所定の処
置を施す処置場所に乳牛が来る順位情報が含まれ、 前記制御手段(3)は、前記処置場所に乳牛が来る順位
が直前の値よりも遅れたときに異常であると判別するよ
うに構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載
の酪農管理装置。 - 【請求項7】 前記管理情報に、乳牛が乳房炎に罹患し
ているか否かを判別するための乳房炎情報が含まれる請
求項1〜6のいずれか1項に記載の酪農管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8259044A JPH1098982A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 酪農管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8259044A JPH1098982A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 酪農管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1098982A true JPH1098982A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17328559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8259044A Pending JPH1098982A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 酪農管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1098982A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009157881A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-16 | Orion Mach Co Ltd | 搾乳指導装置 |
JP2011244736A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Fujitsu Ltd | 家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システム |
CN106472399A (zh) * | 2015-08-25 | 2017-03-08 | 中创云牧科技咨询(北京)股份有限公司 | 一种牛只的育肥方法 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP8259044A patent/JPH1098982A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009157881A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-16 | Orion Mach Co Ltd | 搾乳指導装置 |
JP2011244736A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Fujitsu Ltd | 家畜監視装置、家畜監視プログラムおよび家畜監視システム |
CN106472399A (zh) * | 2015-08-25 | 2017-03-08 | 中创云牧科技咨询(北京)股份有限公司 | 一种牛只的育肥方法 |
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