JPH1098816A - ケーブル架渉台車 - Google Patents
ケーブル架渉台車Info
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- JPH1098816A JPH1098816A JP26940496A JP26940496A JPH1098816A JP H1098816 A JPH1098816 A JP H1098816A JP 26940496 A JP26940496 A JP 26940496A JP 26940496 A JP26940496 A JP 26940496A JP H1098816 A JPH1098816 A JP H1098816A
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- JP
- Japan
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- wheel
- rotation
- turntable
- rotation transmission
- cable
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 46
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims abstract description 27
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 24
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002783 friction material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Cable Installation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 架渉ルートに沿ってケーブルを移動させなが
ら行う架渉作業を、ケーブルに撚りが入らないようにし
つつ簡便に行うケーブル架渉台車とする。 【解決手段】 台車面にケーブル束を載置可能なターン
テーブル18を取り付る。このターンテーブルに外接す
る回転伝達輪20を設け、台車の車輪16に転接する回
転抽出輪22を設けておく。前記回転伝達輪と回転抽出
輪とを回転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構は
ターンテーブルと回転伝達輪との転接周速度、および台
車の車輪と回転抽出輪との転接周速度を一致させる回転
比となるよう設定する。台車の車輪からターンテーブル
に至る回転伝達経路を断続可能なクラッチ手段を設け
る。
ら行う架渉作業を、ケーブルに撚りが入らないようにし
つつ簡便に行うケーブル架渉台車とする。 【解決手段】 台車面にケーブル束を載置可能なターン
テーブル18を取り付る。このターンテーブルに外接す
る回転伝達輪20を設け、台車の車輪16に転接する回
転抽出輪22を設けておく。前記回転伝達輪と回転抽出
輪とを回転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構は
ターンテーブルと回転伝達輪との転接周速度、および台
車の車輪と回転抽出輪との転接周速度を一致させる回転
比となるよう設定する。台車の車輪からターンテーブル
に至る回転伝達経路を断続可能なクラッチ手段を設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル架渉台車に
係り、特にケーブル架渉作業において、ループ状に巻い
たケーブル束を架渉ルートに沿って繰り出すためのケー
ブル架渉台車に関する。
係り、特にケーブル架渉作業において、ループ状に巻い
たケーブル束を架渉ルートに沿って繰り出すためのケー
ブル架渉台車に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブル架渉作業において、ループ状に
巻いたケーブル束を移動させながら架渉する方法があ
る。この作業では、ケーブル束をただ移動させながら繰
り出すとケーブルに撚りが入ってしまうため、従来から
作業者はケーブル束に手を通し、ケーブルの1ループ分
を数回繰り出した後、ケーブル束の反対面側から手を通
して持ち替え、同じ回数分繰り出すようにし、ケーブル
に撚りが入ることを防止していた。
巻いたケーブル束を移動させながら架渉する方法があ
る。この作業では、ケーブル束をただ移動させながら繰
り出すとケーブルに撚りが入ってしまうため、従来から
作業者はケーブル束に手を通し、ケーブルの1ループ分
を数回繰り出した後、ケーブル束の反対面側から手を通
して持ち替え、同じ回数分繰り出すようにし、ケーブル
に撚りが入ることを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法で
は、作業者の手持ち作業であるため、肉体的疲労を伴う
困難な作業となっており、複数人の作業者を交替で従事
させなければならない問題があった。
は、作業者の手持ち作業であるため、肉体的疲労を伴う
困難な作業となっており、複数人の作業者を交替で従事
させなければならない問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に着目し、架
渉ルートに沿ってケーブルを移動させながら架渉する際
に、ケーブルに撚りが入らないようにしつつ単独の作業
者のみで簡便に架渉作業を行うことができるようにした
ケーブル架渉台車を提供することを目的とする。
渉ルートに沿ってケーブルを移動させながら架渉する際
に、ケーブルに撚りが入らないようにしつつ単独の作業
者のみで簡便に架渉作業を行うことができるようにした
ケーブル架渉台車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るケーブル架渉台車は、台車面にケーブ
ル束を支持する回転体を取り付け、この回転体と台車の
車輪とを回転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構
は台車の車輪の周速度と前記回転体の周速度とを略一致
させる回転比となるよう設定されてなり、かつ台車の車
輪から回転体に至る回転伝達経路にクラッチ手段を設け
た構成とした。
に、本発明に係るケーブル架渉台車は、台車面にケーブ
ル束を支持する回転体を取り付け、この回転体と台車の
車輪とを回転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構
は台車の車輪の周速度と前記回転体の周速度とを略一致
させる回転比となるよう設定されてなり、かつ台車の車
輪から回転体に至る回転伝達経路にクラッチ手段を設け
た構成とした。
【0006】また、台車面にケーブル束を載置可能なタ
ーンテーブルを取り付け、このターンテーブルと台車の
車輪とを回転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構
は台車の車輪の周速度とターンテーブルの周速度とを略
一致させる回転比となるよう設定されてなり、かつ台車
の車輪からターンテーブルに至る回転伝達経路を断続可
能なクラッチ手段を設けた構成とした。
ーンテーブルを取り付け、このターンテーブルと台車の
車輪とを回転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構
は台車の車輪の周速度とターンテーブルの周速度とを略
一致させる回転比となるよう設定されてなり、かつ台車
の車輪からターンテーブルに至る回転伝達経路を断続可
能なクラッチ手段を設けた構成とした。
【0007】より具体的には、台車面にケーブル束を載
置可能なターンテーブルを取り付け、このターンテーブ
ルに外接する回転伝達輪を設け、台車の車輪に転接する
回転抽出輪を設け、前記回転伝達輪と回転抽出輪とを回
転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構はターンテ
ーブルと回転伝達輪との転接周速度、および台車の車輪
と回転抽出輪との転接周速度を一致させる回転比となる
よう設定されてなり、かつ台車の車輪からターンテーブ
ルに至る回転伝達経路を断続可能なクラッチ手段を設け
た構成とすればよい。この場合において、前記クラッチ
手段は回転抽出輪を台車の車輪に対して接離させる構成
とすればよい。
置可能なターンテーブルを取り付け、このターンテーブ
ルに外接する回転伝達輪を設け、台車の車輪に転接する
回転抽出輪を設け、前記回転伝達輪と回転抽出輪とを回
転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構はターンテ
ーブルと回転伝達輪との転接周速度、および台車の車輪
と回転抽出輪との転接周速度を一致させる回転比となる
よう設定されてなり、かつ台車の車輪からターンテーブ
ルに至る回転伝達経路を断続可能なクラッチ手段を設け
た構成とすればよい。この場合において、前記クラッチ
手段は回転抽出輪を台車の車輪に対して接離させる構成
とすればよい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ループ状に巻いたケーブル
束をターンテーブル上に載置し、作業者が台車を架渉ル
ートに沿って牽引すると、台車の車輪とターンテーブル
の周速度が同一となるようにターンテーブルが回転する
ため、台車の移動距離と同じ長さのケーブル長が繰り出
される。ケーブルがターンテーブル上で外周側から順次
繰り出されるので、ケーブルに撚りが入ることはない。
ケーブル束の平均直径がターンテーブルと必ずしも一致
しないため、ケーブルに撚りが入るような場合にはクラ
ッチを作動して回転伝達を遮断して台車の移動を行えば
よい。これにより単独作業者だけでケーブルを架渉する
ことができ、しかもケーブルに撚りが入ることを防止で
きる。ターンテーブルに代えて水平回転体を設け、これ
をケーブル束の中央に差込むように支持させ、回転体を
車輪に同期して回転させてもよい。
束をターンテーブル上に載置し、作業者が台車を架渉ル
ートに沿って牽引すると、台車の車輪とターンテーブル
の周速度が同一となるようにターンテーブルが回転する
ため、台車の移動距離と同じ長さのケーブル長が繰り出
される。ケーブルがターンテーブル上で外周側から順次
繰り出されるので、ケーブルに撚りが入ることはない。
ケーブル束の平均直径がターンテーブルと必ずしも一致
しないため、ケーブルに撚りが入るような場合にはクラ
ッチを作動して回転伝達を遮断して台車の移動を行えば
よい。これにより単独作業者だけでケーブルを架渉する
ことができ、しかもケーブルに撚りが入ることを防止で
きる。ターンテーブルに代えて水平回転体を設け、これ
をケーブル束の中央に差込むように支持させ、回転体を
車輪に同期して回転させてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るケーブル架
渉台車の具体的実施形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は実施形態に係るケーブル架渉台車の側面図お
よび平面図であり、図2、図3は回転伝達機構部の側面
図および平面図である。
渉台車の具体的実施形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は実施形態に係るケーブル架渉台車の側面図お
よび平面図であり、図2、図3は回転伝達機構部の側面
図および平面図である。
【0010】図示のように、このケーブル架渉台車10
は矩形平面をなす台車板12を有し、台車板12の一方
の短辺側に逆U字上の取っ手14を備え、また台車板1
2の下面部の四隅部分に車輪16を備えたもので、作業
者の押し引き操作により移動できるようになっている。
は矩形平面をなす台車板12を有し、台車板12の一方
の短辺側に逆U字上の取っ手14を備え、また台車板1
2の下面部の四隅部分に車輪16を備えたもので、作業
者の押し引き操作により移動できるようになっている。
【0011】前記台車板12の上面部にターンテーブル
18が配置されており、台車板12の定位置で回転でき
るように台車板12に据え付けられている。この実施形
態ではターンテーブル18は円形リングとして構成さ
れ、上面にループ状に巻かれたケーブル束(図示せず)
を載置できるようにしている。ターンテーブル18はリ
ング構造とすることなく円盤形状とすることも可能であ
る。
18が配置されており、台車板12の定位置で回転でき
るように台車板12に据え付けられている。この実施形
態ではターンテーブル18は円形リングとして構成さ
れ、上面にループ状に巻かれたケーブル束(図示せず)
を載置できるようにしている。ターンテーブル18はリ
ング構造とすることなく円盤形状とすることも可能であ
る。
【0012】このようなターンテーブル18に外接する
小径の回転伝達輪20がやはり台車板12に取り付けら
れており、回転伝達輪20の回転によりターンテーブル
18が摩擦接触により回転されるようになっている。両
者の間に滑りが生じないように、ターンテーブル18の
外周面をローレット面とし、あるいは高摩擦材を張り付
け、一方回転伝達輪20の外周面には多数の溝を形成し
たものとしている。
小径の回転伝達輪20がやはり台車板12に取り付けら
れており、回転伝達輪20の回転によりターンテーブル
18が摩擦接触により回転されるようになっている。両
者の間に滑りが生じないように、ターンテーブル18の
外周面をローレット面とし、あるいは高摩擦材を張り付
け、一方回転伝達輪20の外周面には多数の溝を形成し
たものとしている。
【0013】一方、台車10の下面に設けられている1
つの車輪16には前記回転伝達輪20と同径の回転抽出
輪22が外接している。回転抽出輪22は車輪16との
転がり接触により車輪16の回転に伴って回転可能とさ
れている。回転抽出輪22の外周面にも多数の溝が形成
されており、ゴム製車輪16との間で滑りが生じないよ
うにしている。また、両者の転接を確実に行わせるた
め、回転抽出輪22を台車車輪16に転圧させるスプリ
ング24が設けられている。このスプリング24は実施
形態では一端を台車板12に連結し、台車車輪16の車
軸部分を経由して回転抽出輪22の輪軸22A部分に多
端を連結することにより、両者が転圧接触するようにし
ている。もちろん車輪16の車軸部分に直接連結する構
造とすることも可能である。
つの車輪16には前記回転伝達輪20と同径の回転抽出
輪22が外接している。回転抽出輪22は車輪16との
転がり接触により車輪16の回転に伴って回転可能とさ
れている。回転抽出輪22の外周面にも多数の溝が形成
されており、ゴム製車輪16との間で滑りが生じないよ
うにしている。また、両者の転接を確実に行わせるた
め、回転抽出輪22を台車車輪16に転圧させるスプリ
ング24が設けられている。このスプリング24は実施
形態では一端を台車板12に連結し、台車車輪16の車
軸部分を経由して回転抽出輪22の輪軸22A部分に多
端を連結することにより、両者が転圧接触するようにし
ている。もちろん車輪16の車軸部分に直接連結する構
造とすることも可能である。
【0014】上記回転抽出輪22の輪軸22Aと前記回
転伝達輪20の輪軸20Aとは、台車板12の下面に設
置したギヤボックス26に挿通され、図3に示している
ように、ボックス内で各車軸22A、20Aに取り付け
たスキューギヤ28、30の噛み合いにより回転伝達可
能になっている。この場合、ギヤ比は1:1とされ、回
転抽出輪22の回転と回転伝達輪20の回転が同一とな
るようにしている。これにより、台車車輪16の回転周
速度とターンテーブル18の回転周速度とが同一となる
ようにして、台車10の移動距離とターンテーブル18
の周回距離が一致するものとし、ターンテーブル18上
に載置したケーブル束からの繰り出しケーブル長が台車
10の移動距離に略一致するようにしているのである。
転伝達輪20の輪軸20Aとは、台車板12の下面に設
置したギヤボックス26に挿通され、図3に示している
ように、ボックス内で各車軸22A、20Aに取り付け
たスキューギヤ28、30の噛み合いにより回転伝達可
能になっている。この場合、ギヤ比は1:1とされ、回
転抽出輪22の回転と回転伝達輪20の回転が同一とな
るようにしている。これにより、台車車輪16の回転周
速度とターンテーブル18の回転周速度とが同一となる
ようにして、台車10の移動距離とターンテーブル18
の周回距離が一致するものとし、ターンテーブル18上
に載置したケーブル束からの繰り出しケーブル長が台車
10の移動距離に略一致するようにしているのである。
【0015】ここで、前記回転抽出輪22から回転伝達
輪20に至る回転伝達経路を断続し得るようにクラッチ
手段が設けられている。これは実施形態では回転抽出輪
22を台車車輪16から離反させる構造とされている。
すなわち、回転抽出輪22の輪軸22Aはギヤボックス
26から突出された片持ち状態とされ、その突端側に回
転抽出輪22を固定した構造となっており、輪軸22A
の先端部を車輪16から離反するように牽引することで
回転抽出輪22と車輪16との転接を解除するように構
成されている。このため、ギヤボックス26から突出す
る輪軸22Aは回転抽出輪22の外面側から更に突出さ
せ、ここにクラッチプレート32を取り付け、当該クラ
ッチプレート32に前述した転圧用スプリング24を取
り付けるとともに、そのスプリング取り付け端と反対端
にクラッチワイヤ34を連結している。クラッチワイヤ
34は前述した台車取っ手14に取り付けたクラッチレ
バー36に連結され、レバー操作によってクラッチプレ
ート32が固定されている輪軸22Aを強制的に撓ま
せ、回転抽出軸22を車輪16から離反させて回転伝達
を遮断できるようにしている。なお、クラッチプレート
32に隣接して台車板12にはブラケット38が取り付
けられ、ここにワイヤ張力を調整するためのアジャスタ
40を設けている。
輪20に至る回転伝達経路を断続し得るようにクラッチ
手段が設けられている。これは実施形態では回転抽出輪
22を台車車輪16から離反させる構造とされている。
すなわち、回転抽出輪22の輪軸22Aはギヤボックス
26から突出された片持ち状態とされ、その突端側に回
転抽出輪22を固定した構造となっており、輪軸22A
の先端部を車輪16から離反するように牽引することで
回転抽出輪22と車輪16との転接を解除するように構
成されている。このため、ギヤボックス26から突出す
る輪軸22Aは回転抽出輪22の外面側から更に突出さ
せ、ここにクラッチプレート32を取り付け、当該クラ
ッチプレート32に前述した転圧用スプリング24を取
り付けるとともに、そのスプリング取り付け端と反対端
にクラッチワイヤ34を連結している。クラッチワイヤ
34は前述した台車取っ手14に取り付けたクラッチレ
バー36に連結され、レバー操作によってクラッチプレ
ート32が固定されている輪軸22Aを強制的に撓ま
せ、回転抽出軸22を車輪16から離反させて回転伝達
を遮断できるようにしている。なお、クラッチプレート
32に隣接して台車板12にはブラケット38が取り付
けられ、ここにワイヤ張力を調整するためのアジャスタ
40を設けている。
【0016】このように構成されたケーブル架渉台車1
0を用いてケーブルを架渉する場合、ターンテーブル1
8上にループ状に巻かれたケーブル束を載せ、台車10
を移動させればよい。台車10の移動に伴って、台車1
0の移動距離と同じ長さのケーブル長が繰り出されるよ
うにターンテーブル18が回転するとともに、ケーブル
はケーブル束の外周側から順次繰り出されるため、架渉
ケーブルには撚りが入ることがないのである。ケーブル
束の外径はケーブル繰り出しに伴って減少するため、タ
ーンテーブル18の外径とは一致しなくなるため、台車
10の移動とともにケーブル繰り出し長さは台車移動距
離に一致しなくなるが、この場合にはクラッチレバー3
6を操作し、ターンテーブル18の回転を止めた状態で
台車10の移動をなすことにより、適宜の調整ができ
る。
0を用いてケーブルを架渉する場合、ターンテーブル1
8上にループ状に巻かれたケーブル束を載せ、台車10
を移動させればよい。台車10の移動に伴って、台車1
0の移動距離と同じ長さのケーブル長が繰り出されるよ
うにターンテーブル18が回転するとともに、ケーブル
はケーブル束の外周側から順次繰り出されるため、架渉
ケーブルには撚りが入ることがないのである。ケーブル
束の外径はケーブル繰り出しに伴って減少するため、タ
ーンテーブル18の外径とは一致しなくなるため、台車
10の移動とともにケーブル繰り出し長さは台車移動距
離に一致しなくなるが、この場合にはクラッチレバー3
6を操作し、ターンテーブル18の回転を止めた状態で
台車10の移動をなすことにより、適宜の調整ができ
る。
【0017】なお、上記実施形態では台車板12にター
ンテーブル18を設置した例を説明したが、ターンテー
ブル18に代えてケーブル束の中央部に差込まれる水平
ドラムのような水平軸回りに回転する回転体を設けて、
同様に台車車輪16からの回転を伝達して回転させるこ
とにより、同じ作用が得られる。この場合、水平ドラム
の周速度を台車車輪16の周速度に一致させればよい。
ンテーブル18を設置した例を説明したが、ターンテー
ブル18に代えてケーブル束の中央部に差込まれる水平
ドラムのような水平軸回りに回転する回転体を設けて、
同様に台車車輪16からの回転を伝達して回転させるこ
とにより、同じ作用が得られる。この場合、水平ドラム
の周速度を台車車輪16の周速度に一致させればよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
台車面にケーブル束を支持する回転体を取り付け、この
回転体と台車の車輪とを回転伝達機構により連係し、前
記回転伝達機構を台車の車輪の周速度と前記回転体の周
速度とを略一致させる回転比となるよう設定し、かつ台
車の車輪から回転体に至る回転伝達経路にクラッチ手段
を設けた構成としたので、ケーブル架渉作業を簡易迅速
に行うことができるとともに、架渉作業に際してケーブ
ルへ撚りが入ることを防止でき、ケーブル繰り出し長さ
が台車移動距離と異なってきても、クラッチ操作により
調整することができ、ケーブル束を手で抱え持ち、撚り
が入らないように持ち替えていた作業を不要にできると
いう優れた効果が得られる。
台車面にケーブル束を支持する回転体を取り付け、この
回転体と台車の車輪とを回転伝達機構により連係し、前
記回転伝達機構を台車の車輪の周速度と前記回転体の周
速度とを略一致させる回転比となるよう設定し、かつ台
車の車輪から回転体に至る回転伝達経路にクラッチ手段
を設けた構成としたので、ケーブル架渉作業を簡易迅速
に行うことができるとともに、架渉作業に際してケーブ
ルへ撚りが入ることを防止でき、ケーブル繰り出し長さ
が台車移動距離と異なってきても、クラッチ操作により
調整することができ、ケーブル束を手で抱え持ち、撚り
が入らないように持ち替えていた作業を不要にできると
いう優れた効果が得られる。
【図1】実施形態に係るケーブル架渉台車のの側面図お
よび平面図である。
よび平面図である。
【図2】同台車の回転伝達機構部の側面図である。
【図3】同台車の回転伝達機構部の平面図である。
【符号の説明】 10 ケーブル架渉台車 12 台車板 14 取っ手 16 車輪 18 ターンテーブル 20 回転伝達輪 20A 輪軸 22 回転抽出輪 22A 輪軸 24 スプリング 26 ギヤボックス 28、30 スキューギヤ 32 クラッチプレート 34 クラッチワイヤ 36 クラッチレバー 38 ブラケット 40 アジャスタ
Claims (4)
- 【請求項1】 台車面にケーブル束を支持する回転体を
取り付け、この回転体と台車の車輪とを回転伝達機構に
より連係し、前記回転伝達機構は台車の車輪の周速度と
前記回転体の周速度とを略一致させる回転比となるよう
設定されてなり、かつ台車の車輪から回転体に至る回転
伝達経路にクラッチ手段を設けたことを特徴とするケー
ブル架渉台車。 - 【請求項2】 台車面にケーブル束を載置可能なターン
テーブルを取り付け、このターンテーブルと台車の車輪
とを回転伝達機構により連係し、前記回転伝達機構は台
車の車輪の周速度とターンテーブルの周速度とを略一致
させる回転比となるよう設定されてなり、かつ台車の車
輪からターンテーブルに至る回転伝達経路を断続可能な
クラッチ手段を設けたことを特徴とするケーブル架渉台
車。 - 【請求項3】 台車面にケーブル束を載置可能なターン
テーブルを取り付け、このターンテーブルに外接する回
転伝達輪を設け、台車の車輪に転接する回転抽出輪を設
け、前記回転伝達輪と回転抽出輪とを回転伝達機構によ
り連係し、前記回転伝達機構はターンテーブルと回転伝
達輪との転接周速度、および台車の車輪と回転抽出輪と
の転接周速度を一致させる回転比となるよう設定されて
なり、かつ台車の車輪からターンテーブルに至る回転伝
達経路を断続可能なクラッチ手段を設けたことを特徴と
するケーブル架渉台車。 - 【請求項4】 前記クラッチ手段は回転抽出輪を台車の
車輪に対して接離させる構成となっていることを特徴と
する請求項3に記載のケーブル架渉台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26940496A JPH1098816A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | ケーブル架渉台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26940496A JPH1098816A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | ケーブル架渉台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1098816A true JPH1098816A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17471949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26940496A Pending JPH1098816A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | ケーブル架渉台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1098816A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6974987B2 (en) * | 2002-02-14 | 2005-12-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device |
JP2008503395A (ja) * | 2004-06-23 | 2008-02-07 | スミス,アマンダ | 動物運搬用ロードバー |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP26940496A patent/JPH1098816A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6974987B2 (en) * | 2002-02-14 | 2005-12-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device |
JP2008503395A (ja) * | 2004-06-23 | 2008-02-07 | スミス,アマンダ | 動物運搬用ロードバー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040206 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040322 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040607 |