JPH1079843A - 多機能画像処理装置 - Google Patents
多機能画像処理装置Info
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- JPH1079843A JPH1079843A JP8234798A JP23479896A JPH1079843A JP H1079843 A JPH1079843 A JP H1079843A JP 8234798 A JP8234798 A JP 8234798A JP 23479896 A JP23479896 A JP 23479896A JP H1079843 A JPH1079843 A JP H1079843A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 56
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 23
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 16
- 230000006870 function Effects 0.000 description 55
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 12
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
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- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Storing Facsimile Image Data (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像メモリの容量の多少に拘らずブックモー
ドやADFモードにおけるマルチコピーを可能にする。 【解決手段】 ブックモードにおけるマルチコピーに関
しては、同一原稿は原稿読取手段による読取位置に残っ
ており原稿読取手段による読取動作を繰返し得る点に着
目し、画像メモリの容量を判定し(S2)、その容量の
多少に応じて画像メモリに原稿1枚分の画像データを一
旦格納するように原稿画像の読取りを行うか(S3)、
画像メモリをシフトレジスタとして使用することで1ラ
イン読み取る毎に印字手段側に出力させるように原稿画
像の読取りを行うか(S4)、読取方式を切り換えるだ
けで解像度を低下させずに高画質のマルチコピーが実行
されるようにした。
ドやADFモードにおけるマルチコピーを可能にする。 【解決手段】 ブックモードにおけるマルチコピーに関
しては、同一原稿は原稿読取手段による読取位置に残っ
ており原稿読取手段による読取動作を繰返し得る点に着
目し、画像メモリの容量を判定し(S2)、その容量の
多少に応じて画像メモリに原稿1枚分の画像データを一
旦格納するように原稿画像の読取りを行うか(S3)、
画像メモリをシフトレジスタとして使用することで1ラ
イン読み取る毎に印字手段側に出力させるように原稿画
像の読取りを行うか(S4)、読取方式を切り換えるだ
けで解像度を低下させずに高画質のマルチコピーが実行
されるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、パーソナ
ルコンピュータ(パソコン)に接続されて使用されるM
FP(Multi‐Function Peripheral=ファクシミリ
・スキャナ・コピー機能等を備えた多機能画像処理周辺
機器)に代表されるような多機能画像処理装置に関す
る。
ルコンピュータ(パソコン)に接続されて使用されるM
FP(Multi‐Function Peripheral=ファクシミリ
・スキャナ・コピー機能等を備えた多機能画像処理周辺
機器)に代表されるような多機能画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンの周辺機器としては、単
なるプリンタやスキャナといった単一的な機能の専用機
ではなく、それらの機能を併せ持つMFPのような機器
を用いるケースが増えている。これによれば、パソコン
にMFPを接続しておくだけで、パソコン側の情報をM
FPのファクシミリ機能を利用して直接的にファクミリ
送信したり、プリンタ部により印字出力したり、ファク
シミリ受信した情報やスキャナ部により読み取った情報
をパソコン側に取り込んだりする、等の種々の画像処理
が可能となる。MFP自身でもコピーが可能である。こ
のため、MFPは種々の場面で画像データを蓄積する画
像メモリを必ず備えている。
なるプリンタやスキャナといった単一的な機能の専用機
ではなく、それらの機能を併せ持つMFPのような機器
を用いるケースが増えている。これによれば、パソコン
にMFPを接続しておくだけで、パソコン側の情報をM
FPのファクシミリ機能を利用して直接的にファクミリ
送信したり、プリンタ部により印字出力したり、ファク
シミリ受信した情報やスキャナ部により読み取った情報
をパソコン側に取り込んだりする、等の種々の画像処理
が可能となる。MFP自身でもコピーが可能である。こ
のため、MFPは種々の場面で画像データを蓄積する画
像メモリを必ず備えている。
【0003】このようなMFPにおいて、同一原稿につ
いて複数部数分のコピー(マルチコピー)をしようとす
る場合、原稿画像をスキャナ部により読み取った後、一
旦、その原稿1枚分の画像データを画像メモリに格納
し、後はこの画像メモリに格納された画像データをプリ
ンタ部に出力することにより複数部数分の印字を連続的
に高速で行うように機能させるのが通常である。
いて複数部数分のコピー(マルチコピー)をしようとす
る場合、原稿画像をスキャナ部により読み取った後、一
旦、その原稿1枚分の画像データを画像メモリに格納
し、後はこの画像メモリに格納された画像データをプリ
ンタ部に出力することにより複数部数分の印字を連続的
に高速で行うように機能させるのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像データ
の残容量はMFPの利用状況によって変化する要素を持
ち、例えば、ファクシミリ機能に使用されて画像メモリ
の残容量が少ないケースもある。また、MFPによって
は例えば2Mバイトの1つの画像メモリのみを備えて容
量が不足しがちな場合や、増設メモリを有して全体の画
像メモリの容量が2×2Mバイトで十分な場合もあり、
まちまちである。よって、ある時点での画像メモリの使
用可能な容量が十分であるか否かによって上記のような
通常通りの処理制御を採れるとは限らず、容量不足によ
り画像データの一部が欠落してしまう等の不都合を生ず
るので、画像メモリの容量に応じた画像処理方式の制御
が必要といえる。また、MFPのスキャナ部は、通常、
密着型等倍センサ、CCDラインセンサ等の光電変換デ
バイスにより光電変換して読み取るように構成される
が、ファクシミリ対応の所謂シートスキャナの機能と搬
送に適さない原稿についての読み取りも可能にするため
の所謂ブックスキャナの機能とを併せ持つように構成さ
れることが多い。即ち、原稿固定・光学系移動方式によ
る読み取るブックスキャナと原稿移動・光学系固定方式
により読み取るシートスキャナとの併存であり、シート
スキャナは原稿読取位置に原稿を自動搬送するADF
(原稿自動搬送手段)を含んで構成される。また、光電
変換デバイスは別個でもよいが、通常は、兼用する形で
用いられ、ブックスキャナにあっては密着型等倍センサ
がコンタクトガラス下面をスキャニングするように構成
され、シートスキャナにあってはこの密着型等倍センサ
がシートスキャナ用の読取位置に移動して位置固定さ
れ、ADFによって搬送される原稿を読み取るように構
成される。このようなスキャナ部に関してADFが使用
されるか否かはまちまちであり、これによっても条件が
異なるので、ADF利用の有無に応じた画像処理方式の
制御も必要といえる。さらには、近年では、画像メモリ
を利用することで、複数枚の原稿に関してスキャナ部で
読み取った順番とプリンタ部で印字出力する頁順とを入
れ替える所謂電子ソート機能を持たせたものもあるが、
この電子ソート機能に関しても画像メモリの使用可能な
容量の影響を受けるので、画像メモリの容量に応じた電
子ソート機能による画像処理方式の制御が必要といえ
る。
の残容量はMFPの利用状況によって変化する要素を持
ち、例えば、ファクシミリ機能に使用されて画像メモリ
の残容量が少ないケースもある。また、MFPによって
は例えば2Mバイトの1つの画像メモリのみを備えて容
量が不足しがちな場合や、増設メモリを有して全体の画
像メモリの容量が2×2Mバイトで十分な場合もあり、
まちまちである。よって、ある時点での画像メモリの使
用可能な容量が十分であるか否かによって上記のような
通常通りの処理制御を採れるとは限らず、容量不足によ
り画像データの一部が欠落してしまう等の不都合を生ず
るので、画像メモリの容量に応じた画像処理方式の制御
が必要といえる。また、MFPのスキャナ部は、通常、
密着型等倍センサ、CCDラインセンサ等の光電変換デ
バイスにより光電変換して読み取るように構成される
が、ファクシミリ対応の所謂シートスキャナの機能と搬
送に適さない原稿についての読み取りも可能にするため
の所謂ブックスキャナの機能とを併せ持つように構成さ
れることが多い。即ち、原稿固定・光学系移動方式によ
る読み取るブックスキャナと原稿移動・光学系固定方式
により読み取るシートスキャナとの併存であり、シート
スキャナは原稿読取位置に原稿を自動搬送するADF
(原稿自動搬送手段)を含んで構成される。また、光電
変換デバイスは別個でもよいが、通常は、兼用する形で
用いられ、ブックスキャナにあっては密着型等倍センサ
がコンタクトガラス下面をスキャニングするように構成
され、シートスキャナにあってはこの密着型等倍センサ
がシートスキャナ用の読取位置に移動して位置固定さ
れ、ADFによって搬送される原稿を読み取るように構
成される。このようなスキャナ部に関してADFが使用
されるか否かはまちまちであり、これによっても条件が
異なるので、ADF利用の有無に応じた画像処理方式の
制御も必要といえる。さらには、近年では、画像メモリ
を利用することで、複数枚の原稿に関してスキャナ部で
読み取った順番とプリンタ部で印字出力する頁順とを入
れ替える所謂電子ソート機能を持たせたものもあるが、
この電子ソート機能に関しても画像メモリの使用可能な
容量の影響を受けるので、画像メモリの容量に応じた電
子ソート機能による画像処理方式の制御が必要といえ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも、光電変換デバイスを含み原稿画像を原稿固
定・光学系移動方式により読み取る原稿読取手段と、前
記光電変換デバイスにより読み取られてデジタル化され
た多値データをテキストモード或いは写真モードに基づ
き複数の解像度の2値データに変換する画像処理手段
と、この画像処理手段により変換処理された画像データ
を蓄積するとともにシフトレジスタとしても使用可能な
画像メモリと、2値化された画像データに基づき用紙に
印字出力する印字手段とを備えた多機能画像処理装置に
おいて、前記画像メモリをシフトレジスタとして使用し
て印字出力1枚毎に前記原稿読取手段による原稿画像の
読み取りと前記印字手段による印字出力とを1ライン毎
に並列的に行う処理を指定された複数部数分繰り返す読
み書き並列処理手段と、前記原稿読取手段により原稿画
像の読み取りを1枚分行ってその全ての画像データを一
旦前記画像メモリに格納しこの画像メモリに格納された
画像データを用いて前記印字手段により印字出力する処
理を指定された複数部数分繰り返す読み書き順次処理手
段と、同一原稿について複数部数分の印字出力が指定さ
れた場合に前記画像メモリの容量を判定しその容量が少
ない時には前記読み書き並列処理手段による処理を選択
し容量が多い時には前記読み書き順次処理手段による処
理を選択する判定選択手段とを備えている。
少なくとも、光電変換デバイスを含み原稿画像を原稿固
定・光学系移動方式により読み取る原稿読取手段と、前
記光電変換デバイスにより読み取られてデジタル化され
た多値データをテキストモード或いは写真モードに基づ
き複数の解像度の2値データに変換する画像処理手段
と、この画像処理手段により変換処理された画像データ
を蓄積するとともにシフトレジスタとしても使用可能な
画像メモリと、2値化された画像データに基づき用紙に
印字出力する印字手段とを備えた多機能画像処理装置に
おいて、前記画像メモリをシフトレジスタとして使用し
て印字出力1枚毎に前記原稿読取手段による原稿画像の
読み取りと前記印字手段による印字出力とを1ライン毎
に並列的に行う処理を指定された複数部数分繰り返す読
み書き並列処理手段と、前記原稿読取手段により原稿画
像の読み取りを1枚分行ってその全ての画像データを一
旦前記画像メモリに格納しこの画像メモリに格納された
画像データを用いて前記印字手段により印字出力する処
理を指定された複数部数分繰り返す読み書き順次処理手
段と、同一原稿について複数部数分の印字出力が指定さ
れた場合に前記画像メモリの容量を判定しその容量が少
ない時には前記読み書き並列処理手段による処理を選択
し容量が多い時には前記読み書き順次処理手段による処
理を選択する判定選択手段とを備えている。
【0006】従って、複数部数分のコピーに際して、画
像メモリの容量が多いと判定された場合には、読み書き
順次処理手段による処理が選択され、原稿読取手段によ
る原稿画像の読取処理が1回のみ行われ、後は画像メモ
リに格納された画像データを用いることにより印字手段
による複数部数分の印字出力が連続的に行われ、全体と
して高速処理されることになる。一方、複数部数分のコ
ピーに際して、画像メモリの容量が少ないと判定された
場合には、読み書き並列処理手段による処理が選択さ
れ、画像メモリをシフトレジスタとして使用して印字出
力1枚毎に原稿読取手段による原稿画像の読み取りと印
字手段による印字出力とを1ライン毎に並列的に行う処
理が複数部数分繰り返される。即ち、画像メモリの容量
が不足し得る状況であるので、画像メモリの使用量を最
小限に抑えるように原稿画像の読取方式が切り換えられ
る。この場合、読み取るべき原稿はそのまま残っている
ので、原稿読取手段による読取動作を繰り返す上で支障
はない。よって、画像メモリの容量が多くても少なくて
も、解像度等の画質を低下させることなく、設定された
複数部数分のコピーを得ることができる。
像メモリの容量が多いと判定された場合には、読み書き
順次処理手段による処理が選択され、原稿読取手段によ
る原稿画像の読取処理が1回のみ行われ、後は画像メモ
リに格納された画像データを用いることにより印字手段
による複数部数分の印字出力が連続的に行われ、全体と
して高速処理されることになる。一方、複数部数分のコ
ピーに際して、画像メモリの容量が少ないと判定された
場合には、読み書き並列処理手段による処理が選択さ
れ、画像メモリをシフトレジスタとして使用して印字出
力1枚毎に原稿読取手段による原稿画像の読み取りと印
字手段による印字出力とを1ライン毎に並列的に行う処
理が複数部数分繰り返される。即ち、画像メモリの容量
が不足し得る状況であるので、画像メモリの使用量を最
小限に抑えるように原稿画像の読取方式が切り換えられ
る。この場合、読み取るべき原稿はそのまま残っている
ので、原稿読取手段による読取動作を繰り返す上で支障
はない。よって、画像メモリの容量が多くても少なくて
も、解像度等の画質を低下させることなく、設定された
複数部数分のコピーを得ることができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の多
機能画像処理装置において、読み書き順次処理手段の処
理は、原稿読取手段により原稿画像の読み取りを1枚分
行ってその全ての画像データを一旦画像メモリに格納す
る処理と並行して、最初の印字出力分に関して前記画像
メモリの一部をシフトレジスタとして使用して前記原稿
読取手段による原稿画像の読み取りと印字手段による印
字出力とを1ライン毎に並列的に行う処理を含んでい
る。
機能画像処理装置において、読み書き順次処理手段の処
理は、原稿読取手段により原稿画像の読み取りを1枚分
行ってその全ての画像データを一旦画像メモリに格納す
る処理と並行して、最初の印字出力分に関して前記画像
メモリの一部をシフトレジスタとして使用して前記原稿
読取手段による原稿画像の読み取りと印字手段による印
字出力とを1ライン毎に並列的に行う処理を含んでい
る。
【0008】従って、読み書き順次処理手段による処理
に関して、複数部数分の印字出力中の最初の1枚分は原
稿画像の読み取りと並列的な処理により出力されるの
で、より一層高速処理できる。
に関して、複数部数分の印字出力中の最初の1枚分は原
稿画像の読み取りと並列的な処理により出力されるの
で、より一層高速処理できる。
【0009】請求項3記載の発明は、少なくとも、シー
ト状の原稿を自動搬送する原稿自動搬送手段及び光電変
換デバイスを含み原稿画像を原稿移動・光学系固定方式
により読み取る原稿読取手段と、前記光電変換デバイス
により読み取られてデジタル化された多値データをテキ
ストモード或いは写真モードに基づき複数の解像度の2
値データに変換する解像度可変の画像処理手段と、この
画像処理手段により変換処理された画像データを蓄積す
る画像メモリと、2値化された画像データに基づき用紙
に印字出力する印字手段とを備えた多機能画像処理装置
において、前記原稿読取手段により原稿画像を読み取り
前記画像処理手段により低い解像度の2値データに変換
した1枚分全ての画像データを一旦前記画像メモリに格
納しこの画像メモリに格納された画像データを用いて前
記印字手段により印字出力する処理を指定された複数部
数分繰り返す低解像度処理手段と、前記原稿読取手段に
より原稿画像を読み取り前記画像処理手段により高い解
像度の2値データに変換した1枚分全ての画像データを
一旦前記画像メモリに格納しこの画像メモリに格納され
た画像データを用いて前記印字手段により印字出力する
処理を指定された複数部数分繰り返す高解像度処理手段
と、同一原稿について複数部数分の印字出力が指定され
た場合に前記画像メモリの容量を判定しその容量が少な
い時には前記低解像度処理手段による処理を選択し容量
が多い時には前記高解像度処理手段による処理を選択す
る判定選択手段とを備えている。
ト状の原稿を自動搬送する原稿自動搬送手段及び光電変
換デバイスを含み原稿画像を原稿移動・光学系固定方式
により読み取る原稿読取手段と、前記光電変換デバイス
により読み取られてデジタル化された多値データをテキ
ストモード或いは写真モードに基づき複数の解像度の2
値データに変換する解像度可変の画像処理手段と、この
画像処理手段により変換処理された画像データを蓄積す
る画像メモリと、2値化された画像データに基づき用紙
に印字出力する印字手段とを備えた多機能画像処理装置
において、前記原稿読取手段により原稿画像を読み取り
前記画像処理手段により低い解像度の2値データに変換
した1枚分全ての画像データを一旦前記画像メモリに格
納しこの画像メモリに格納された画像データを用いて前
記印字手段により印字出力する処理を指定された複数部
数分繰り返す低解像度処理手段と、前記原稿読取手段に
より原稿画像を読み取り前記画像処理手段により高い解
像度の2値データに変換した1枚分全ての画像データを
一旦前記画像メモリに格納しこの画像メモリに格納され
た画像データを用いて前記印字手段により印字出力する
処理を指定された複数部数分繰り返す高解像度処理手段
と、同一原稿について複数部数分の印字出力が指定され
た場合に前記画像メモリの容量を判定しその容量が少な
い時には前記低解像度処理手段による処理を選択し容量
が多い時には前記高解像度処理手段による処理を選択す
る判定選択手段とを備えている。
【0010】従って、複数部数分のコピーに際して、画
像メモリの容量が多いと判定された場合には、高解像度
処理手段による処理が選択され、原稿読取手段及び画像
処理手段による原稿画像の読取処理が高解像度で1回の
み行われ、後は画像メモリに格納された画像データを用
いることにより印字手段による複数部数分の印字出力が
連続的に行われ、全体として高速処理されることにな
る。一方、複数部数分のコピーに際して、画像メモリの
容量が少ないと判定された場合には、低解像度処理手段
による処理が選択され、原稿読取手段及び画像処理手段
による原稿画像の読取処理が低解像度で1回のみ行わ
れ、後は画像メモリに格納された画像データを用いるこ
とにより印字手段による複数部数分の印字出力が連続的
に行われ、全体として高速処理されることになる。即
ち、画像メモリの容量が不足し得る状況であるが、原稿
自動搬送装置を利用しているため、読取後には同一原稿
が読取位置に残らないので原稿読取手段による読取動作
を1回だけで済ませる必要があるため、必要とするメモ
リ容量が少なくて済むように解像度が切り換えられる。
よって、画像メモリの容量が多くても少なくても、処理
速度を低下させることなく、設定された複数部数分のコ
ピーを得ることができる。
像メモリの容量が多いと判定された場合には、高解像度
処理手段による処理が選択され、原稿読取手段及び画像
処理手段による原稿画像の読取処理が高解像度で1回の
み行われ、後は画像メモリに格納された画像データを用
いることにより印字手段による複数部数分の印字出力が
連続的に行われ、全体として高速処理されることにな
る。一方、複数部数分のコピーに際して、画像メモリの
容量が少ないと判定された場合には、低解像度処理手段
による処理が選択され、原稿読取手段及び画像処理手段
による原稿画像の読取処理が低解像度で1回のみ行わ
れ、後は画像メモリに格納された画像データを用いるこ
とにより印字手段による複数部数分の印字出力が連続的
に行われ、全体として高速処理されることになる。即
ち、画像メモリの容量が不足し得る状況であるが、原稿
自動搬送装置を利用しているため、読取後には同一原稿
が読取位置に残らないので原稿読取手段による読取動作
を1回だけで済ませる必要があるため、必要とするメモ
リ容量が少なくて済むように解像度が切り換えられる。
よって、画像メモリの容量が多くても少なくても、処理
速度を低下させることなく、設定された複数部数分のコ
ピーを得ることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、少なくとも、光電
変換デバイスを含み原稿画像を原稿固定・光学系移動方
式により読み取る第1の原稿読取手段と、シート状の原
稿を自動搬送する原稿自動搬送手段及び光電変換デバイ
スを含み原稿画像を原稿移動・光学系固定方式により読
み取る第2の原稿読取手段と、前記光電変換デバイスに
より読み取られてデジタル化された多値データをテキス
トモード或いは写真モードに基づき複数の解像度の2値
データに変換する解像度可変の画像処理手段と、この画
像処理手段により変換処理された画像データを蓄積する
とともにシフトレジスタとしても使用可能な画像メモリ
と、2値化された画像データに基づき用紙に印字出力す
る印字手段とを備えた多機能画像処理装置において、前
記画像メモリをシフトレジスタとして使用して印字出力
1枚毎に前記第1の原稿読取手段による原稿画像の読み
取りと前記印字手段による印字出力とを1ライン毎に並
列的に行う処理を指定された複数部数分繰り返す読み書
き並列処理手段と、前記第1の原稿読取手段により原稿
画像の読み取りを1枚分行ってその全ての画像データを
一旦前記画像メモリに格納しこの画像メモリに格納され
た画像データを用いて前記印字手段により印字出力する
処理を指定された複数部数分繰り返す読み書き順次処理
手段と、前記第2の原稿読取手段により原稿画像を読み
取り前記画像処理手段により低い解像度の2値データに
変換した1枚分全ての画像データを一旦前記画像メモリ
に格納しこの画像メモリに格納された画像データを用い
て前記印字手段により印字出力する処理を指定された複
数部数分繰り返す低解像度処理手段と、前記第2の原稿
読取手段により原稿画像を読み取り前記画像処理手段に
より高い解像度の2値データに変換した1枚分全ての画
像データを一旦前記画像メモリに格納しこの画像メモリ
に格納された画像データを用いて前記印字手段により印
字出力する処理を指定された複数部数分繰り返す高解像
度処理手段と、前記原稿自動搬送手段の使用の有無を判
定する判定手段と、同一原稿について複数部数分の印字
出力が指定された場合に前記画像メモリの容量を判定
し、その容量が少ない時には前記原稿自動搬送手段を使
用しないモードであれば前記読み書き並列処理手段によ
る処理を選択し前記原稿自動搬送手段を使用するモード
であれば前記低解像度処理手段による処理を選択し、容
量が多い時には前記原稿自動搬送手段を使用しないモー
ドであれば前記読み書き順次処理手段による処理を選択
し、前記原稿自動搬送手段を使用するモードであれば前
記高解像度処理手段による処理を選択する判定選択手段
とを備えている。
変換デバイスを含み原稿画像を原稿固定・光学系移動方
式により読み取る第1の原稿読取手段と、シート状の原
稿を自動搬送する原稿自動搬送手段及び光電変換デバイ
スを含み原稿画像を原稿移動・光学系固定方式により読
み取る第2の原稿読取手段と、前記光電変換デバイスに
より読み取られてデジタル化された多値データをテキス
トモード或いは写真モードに基づき複数の解像度の2値
データに変換する解像度可変の画像処理手段と、この画
像処理手段により変換処理された画像データを蓄積する
とともにシフトレジスタとしても使用可能な画像メモリ
と、2値化された画像データに基づき用紙に印字出力す
る印字手段とを備えた多機能画像処理装置において、前
記画像メモリをシフトレジスタとして使用して印字出力
1枚毎に前記第1の原稿読取手段による原稿画像の読み
取りと前記印字手段による印字出力とを1ライン毎に並
列的に行う処理を指定された複数部数分繰り返す読み書
き並列処理手段と、前記第1の原稿読取手段により原稿
画像の読み取りを1枚分行ってその全ての画像データを
一旦前記画像メモリに格納しこの画像メモリに格納され
た画像データを用いて前記印字手段により印字出力する
処理を指定された複数部数分繰り返す読み書き順次処理
手段と、前記第2の原稿読取手段により原稿画像を読み
取り前記画像処理手段により低い解像度の2値データに
変換した1枚分全ての画像データを一旦前記画像メモリ
に格納しこの画像メモリに格納された画像データを用い
て前記印字手段により印字出力する処理を指定された複
数部数分繰り返す低解像度処理手段と、前記第2の原稿
読取手段により原稿画像を読み取り前記画像処理手段に
より高い解像度の2値データに変換した1枚分全ての画
像データを一旦前記画像メモリに格納しこの画像メモリ
に格納された画像データを用いて前記印字手段により印
字出力する処理を指定された複数部数分繰り返す高解像
度処理手段と、前記原稿自動搬送手段の使用の有無を判
定する判定手段と、同一原稿について複数部数分の印字
出力が指定された場合に前記画像メモリの容量を判定
し、その容量が少ない時には前記原稿自動搬送手段を使
用しないモードであれば前記読み書き並列処理手段によ
る処理を選択し前記原稿自動搬送手段を使用するモード
であれば前記低解像度処理手段による処理を選択し、容
量が多い時には前記原稿自動搬送手段を使用しないモー
ドであれば前記読み書き順次処理手段による処理を選択
し、前記原稿自動搬送手段を使用するモードであれば前
記高解像度処理手段による処理を選択する判定選択手段
とを備えている。
【0012】従って、請求項1及び3記載の発明による
利点を併せ持つ多機能画像処理装置となる。
利点を併せ持つ多機能画像処理装置となる。
【0013】請求項5記載の発明は、少なくとも、シー
ト状の原稿を自動搬送する原稿自動搬送手段及び光電変
換デバイスを含み原稿画像を原稿移動・光学系固定方式
により読み取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段の前
記光電変換デバイスにより読み取られてデジタル化され
た多値データをテキストモード或いは写真モードに基づ
き複数の解像度の2値データに変換する解像度可変の画
像処理手段と、この画像処理手段により変換処理された
画像データを蓄積する画像メモリと、2値化された画像
データに基づき用紙に印字出力する印字手段と、前記画
像メモリに複数枚の原稿分の画像データを読取順に順次
蓄積してその頁順を逆にして出力する電子ソート手段と
を備えた多機能画像処理装置において、前記原稿読取手
段により原稿画像を読み取り前記画像処理手段により低
い解像度の2値データに変換した複数枚分の全ての画像
データを読取順に前記画像メモリに格納しこの画像メモ
リに格納された画像データを前記電子ソート手段により
頁順を逆にして出力し前記印字手段により印字出力させ
る低解像度電子ソート処理手段と、前記原稿読取手段に
より原稿画像を読み取り前記画像処理手段により高い解
像度の2値データに変換した複数枚分の全ての画像デー
タを読取順に前記画像メモリに格納しこの画像メモリに
格納された画像データを前記電子ソート手段により頁順
を逆にして出力し前記印字手段により印字出力させる高
解像度電子ソート処理手段と、電子ソートモードが指定
された場合に前記画像メモリの容量を判定しその容量が
少ない時には前記低解像度電子ソート処理手段による処
理を選択し容量が多い時には前記高解像度電子ソート処
理手段による処理を選択する判定選択手段とを備えてい
る。
ト状の原稿を自動搬送する原稿自動搬送手段及び光電変
換デバイスを含み原稿画像を原稿移動・光学系固定方式
により読み取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段の前
記光電変換デバイスにより読み取られてデジタル化され
た多値データをテキストモード或いは写真モードに基づ
き複数の解像度の2値データに変換する解像度可変の画
像処理手段と、この画像処理手段により変換処理された
画像データを蓄積する画像メモリと、2値化された画像
データに基づき用紙に印字出力する印字手段と、前記画
像メモリに複数枚の原稿分の画像データを読取順に順次
蓄積してその頁順を逆にして出力する電子ソート手段と
を備えた多機能画像処理装置において、前記原稿読取手
段により原稿画像を読み取り前記画像処理手段により低
い解像度の2値データに変換した複数枚分の全ての画像
データを読取順に前記画像メモリに格納しこの画像メモ
リに格納された画像データを前記電子ソート手段により
頁順を逆にして出力し前記印字手段により印字出力させ
る低解像度電子ソート処理手段と、前記原稿読取手段に
より原稿画像を読み取り前記画像処理手段により高い解
像度の2値データに変換した複数枚分の全ての画像デー
タを読取順に前記画像メモリに格納しこの画像メモリに
格納された画像データを前記電子ソート手段により頁順
を逆にして出力し前記印字手段により印字出力させる高
解像度電子ソート処理手段と、電子ソートモードが指定
された場合に前記画像メモリの容量を判定しその容量が
少ない時には前記低解像度電子ソート処理手段による処
理を選択し容量が多い時には前記高解像度電子ソート処
理手段による処理を選択する判定選択手段とを備えてい
る。
【0014】従って、電子ソートモード指定によるコピ
ーに際して、画像メモリの容量が多いと判定された場合
には、高解像度電子ソート処理手段による処理が選択さ
れ、原稿読取手段及び画像処理手段により原稿画像の読
み取りを高い解像度で複数枚分行ってその全ての画像デ
ータを読取順に画像メモリに格納しこの画像メモリに格
納された画像データを電子ソート手段により頁順を逆に
して出力し印字手段により印字出力させることにより、
電子ソート機能が実行される。一方、電子ソートモード
指定によるコピーに際して、画像メモリの容量が少ない
と判定された場合には、低解像度電子ソート処理手段に
よる処理が選択され、原稿読取手段及び画像処理手段に
より原稿画像の読み取りを低い解像度で複数枚分行って
その全ての画像データを読取順に画像メモリに格納しこ
の画像メモリに格納された画像データを電子ソート手段
により頁順を逆にして出力し印字手段により印字出力さ
せることにより、電子ソート機能が実行される。即ち、
電子ソート機能を実行させるためには、対象となる複数
枚の原稿について全て読み取りを行ってそれらの画像デ
ータを画像メモリに格納することが必要であるのに対し
て、画像メモリの容量が不足し得る状況では、必要とす
るメモリ容量が少なくて済むように解像度を下げて全て
の原稿の画像データを画像メモリに格納しているので、
画像メモリの容量が多くても少なくても、電子ソート機
能を実現できる。
ーに際して、画像メモリの容量が多いと判定された場合
には、高解像度電子ソート処理手段による処理が選択さ
れ、原稿読取手段及び画像処理手段により原稿画像の読
み取りを高い解像度で複数枚分行ってその全ての画像デ
ータを読取順に画像メモリに格納しこの画像メモリに格
納された画像データを電子ソート手段により頁順を逆に
して出力し印字手段により印字出力させることにより、
電子ソート機能が実行される。一方、電子ソートモード
指定によるコピーに際して、画像メモリの容量が少ない
と判定された場合には、低解像度電子ソート処理手段に
よる処理が選択され、原稿読取手段及び画像処理手段に
より原稿画像の読み取りを低い解像度で複数枚分行って
その全ての画像データを読取順に画像メモリに格納しこ
の画像メモリに格納された画像データを電子ソート手段
により頁順を逆にして出力し印字手段により印字出力さ
せることにより、電子ソート機能が実行される。即ち、
電子ソート機能を実行させるためには、対象となる複数
枚の原稿について全て読み取りを行ってそれらの画像デ
ータを画像メモリに格納することが必要であるのに対し
て、画像メモリの容量が不足し得る状況では、必要とす
るメモリ容量が少なくて済むように解像度を下げて全て
の原稿の画像データを画像メモリに格納しているので、
画像メモリの容量が多くても少なくても、電子ソート機
能を実現できる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項5記載の多
機能画像処理装置において、判定選択手段による処理
は、画像メモリ容量の少ない状態で電子ソートモードが
指定された場合には写真モードの選択を不可とする処理
を含んでいる。
機能画像処理装置において、判定選択手段による処理
は、画像メモリ容量の少ない状態で電子ソートモードが
指定された場合には写真モードの選択を不可とする処理
を含んでいる。
【0016】従って、写真モードについて低解像度処理
を行うと満足できる品質の印字出力とならないが、画像
メモリ容量の少ない状態では電子ソートモードにおける
写真モードの選択が不可とされ、写真モードに関しては
低解像度電子ソート処理手段による処理が実行されない
ので、不本意な結果となる電子ソートモードの実行が未
然に防止される。
を行うと満足できる品質の印字出力とならないが、画像
メモリ容量の少ない状態では電子ソートモードにおける
写真モードの選択が不可とされ、写真モードに関しては
低解像度電子ソート処理手段による処理が実行されない
ので、不本意な結果となる電子ソートモードの実行が未
然に防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。本実施の形態の多機能
画像処理装置は、MFPに適用されている。このMFP
に関して、その機構的な構成については図示を省略する
が、図1に示すように、スキャナ1とプリンタ2とを備
えた構成とされている。また、前記スキャナ1で読み取
られた画像情報をデジタル化した多値データに変換する
A/D変換器3と、画像データを格納する画像メモリ4
と、これらのプリンタ2とA/D変換器3と画像メモリ
4との間に接続されて各種画像処理、その他の処理、制
御を行う画像処理部5とが設けられている。
ないし図3に基づいて説明する。本実施の形態の多機能
画像処理装置は、MFPに適用されている。このMFP
に関して、その機構的な構成については図示を省略する
が、図1に示すように、スキャナ1とプリンタ2とを備
えた構成とされている。また、前記スキャナ1で読み取
られた画像情報をデジタル化した多値データに変換する
A/D変換器3と、画像データを格納する画像メモリ4
と、これらのプリンタ2とA/D変換器3と画像メモリ
4との間に接続されて各種画像処理、その他の処理、制
御を行う画像処理部5とが設けられている。
【0018】前記画像処理部5は、例えば、図2中に示
すCPU6、メモリ7、ファクシミリ用のNCU8及び
モデム9等を含んで構成され、バスライン10によって
前記スキャナ1等と接続されている。また、MFPには
PCインタフェース11を介してパソコン(図示せず)
が接続されている。さらに、各種モード、コピー枚数等
を設定・指示するための操作部12も設けられている。
すCPU6、メモリ7、ファクシミリ用のNCU8及び
モデム9等を含んで構成され、バスライン10によって
前記スキャナ1等と接続されている。また、MFPには
PCインタフェース11を介してパソコン(図示せず)
が接続されている。さらに、各種モード、コピー枚数等
を設定・指示するための操作部12も設けられている。
【0019】前記スキャナ1は原稿読取手段として機能
するもので、コンタクトガラス(図示せず)上にセット
された原稿を光学系がスキャニングすることにより読み
取る原稿固定・光学系移動方式(所謂、ブックスキャ
ナ)とされている。その光学系の結像部分には密着型イ
メージセンサ等の光電変換デバイス(図示せず)が用い
られ、原稿画像を電気的な信号として読み取るように構
成されている。
するもので、コンタクトガラス(図示せず)上にセット
された原稿を光学系がスキャニングすることにより読み
取る原稿固定・光学系移動方式(所謂、ブックスキャ
ナ)とされている。その光学系の結像部分には密着型イ
メージセンサ等の光電変換デバイス(図示せず)が用い
られ、原稿画像を電気的な信号として読み取るように構
成されている。
【0020】前記プリンタ2は2値化された画像データ
に基づき用紙に印字出力する印字手段として機能するも
ので、レーザ書込光学系及び電子写真装置を含むレーザ
プリンタとして構成されている。
に基づき用紙に印字出力する印字手段として機能するも
ので、レーザ書込光学系及び電子写真装置を含むレーザ
プリンタとして構成されている。
【0021】前記画像メモリ4は画像データを蓄積する
もので、A/D変換された原稿の画像データを1頁分全
て蓄積し得る以上の容量(例えば、2Mバイト)を有す
るとともに、メモリ容量の使用量が最小限となるシフト
レジスタなるFIFO(First‐In First‐Out)
としても使用可能に構成されている。また、この画像メ
モリ4は増設自在とされている。
もので、A/D変換された原稿の画像データを1頁分全
て蓄積し得る以上の容量(例えば、2Mバイト)を有す
るとともに、メモリ容量の使用量が最小限となるシフト
レジスタなるFIFO(First‐In First‐Out)
としても使用可能に構成されている。また、この画像メ
モリ4は増設自在とされている。
【0022】前記メモリ7は、プログラム等のデータを
固定的に格納したROMや、各種情報を書き換え自在に
格納するRAM等からなり、前記CPU6は前記ROM
に格納されたプログラムデータに従い各種の処理・制御
を実行する。このCPU6により実行される所定の処理
・制御なる機能として、本実施の形態では、画像処理手
段、読み書き並列処理手段、読み書き順次処理手段及び
判定選択手段の機能を備えている。前記画像処理手段
は、前記スキャナ1中のCCDラインセンサにより読み
取られてA/D変換器3によりデジタル化された多値デ
ータをテキストモード或いは写真モードに基づき複数の
解像度の2値データに変換する機能を意味する。前記読
み書き並列処理手段は、前記画像メモリ4をFIFOメ
モリとして使用して印字出力1枚毎に前記スキャナ1に
よる原稿画像の読み取りと前記プリンタ2による印字出
力とを1ライン毎に並列的に行う処理を指定された複数
部数分繰り返す機能を意味する。前記読み書き順次処理
手段は、前記スキャナ1により原稿画像の読み取りを1
枚分行ってその全ての画像データを一旦前記画像メモリ
4に格納しこの画像メモリ4に格納された画像データを
用いて前記プリンタ2により印字出力する処理を指定さ
れた複数部数分繰り返す機能を意味する。前記判定選択
手段は、前記操作部12により同一原稿について複数部
数分の印字出力(マルチコピーモード)が指定された場
合に前記画像メモリ4の容量を判定しその容量が少ない
時には前記読み書き並列処理手段による処理を選択し容
量が多い時には前記読み書き順次処理手段による処理を
選択する機能を意味する。ここに、本実施の形態では、
前記判定選択手段による画像メモリ4の容量の多少の判
定は、増設メモリを有するか否か(画像メモリ搭載量)
を閾値として行い、増設メモリを有する場合には容量が
多いと判定し、増設メモリを有しない場合には容量が少
ないと判定するように設定されている。
固定的に格納したROMや、各種情報を書き換え自在に
格納するRAM等からなり、前記CPU6は前記ROM
に格納されたプログラムデータに従い各種の処理・制御
を実行する。このCPU6により実行される所定の処理
・制御なる機能として、本実施の形態では、画像処理手
段、読み書き並列処理手段、読み書き順次処理手段及び
判定選択手段の機能を備えている。前記画像処理手段
は、前記スキャナ1中のCCDラインセンサにより読み
取られてA/D変換器3によりデジタル化された多値デ
ータをテキストモード或いは写真モードに基づき複数の
解像度の2値データに変換する機能を意味する。前記読
み書き並列処理手段は、前記画像メモリ4をFIFOメ
モリとして使用して印字出力1枚毎に前記スキャナ1に
よる原稿画像の読み取りと前記プリンタ2による印字出
力とを1ライン毎に並列的に行う処理を指定された複数
部数分繰り返す機能を意味する。前記読み書き順次処理
手段は、前記スキャナ1により原稿画像の読み取りを1
枚分行ってその全ての画像データを一旦前記画像メモリ
4に格納しこの画像メモリ4に格納された画像データを
用いて前記プリンタ2により印字出力する処理を指定さ
れた複数部数分繰り返す機能を意味する。前記判定選択
手段は、前記操作部12により同一原稿について複数部
数分の印字出力(マルチコピーモード)が指定された場
合に前記画像メモリ4の容量を判定しその容量が少ない
時には前記読み書き並列処理手段による処理を選択し容
量が多い時には前記読み書き順次処理手段による処理を
選択する機能を意味する。ここに、本実施の形態では、
前記判定選択手段による画像メモリ4の容量の多少の判
定は、増設メモリを有するか否か(画像メモリ搭載量)
を閾値として行い、増設メモリを有する場合には容量が
多いと判定し、増設メモリを有しない場合には容量が少
ないと判定するように設定されている。
【0023】このような構成において、MFPを用いて
コピー処理を実行する場合を考える。本実施の形態で
は、コンタクトガラス上に手差しセットされた原稿の画
像をスキャナ1で読み取ってプリンタ2により印字出力
するブックモードを想定している。操作部12によりブ
ックモードが指定された場合、図3に示すフローチャー
トが起動され、最初に、マルチコピーモードであるか否
かをチェックする(ステップS1)。1部のみコピーす
るシングルコピーモードの場合の処理制御は、特に支障
ないので、省略する。マルチコピーが指定された場合に
は(S1のY)、画像メモリ4の容量が多いか否かをチ
ェックする(S2)。増設メモリを有して容量が多いと
判定された場合には(S2のY)、コンタクトガラス上
にセットされた原稿1頁分の読み取りをスキャナ1によ
り行い、その1頁分の全ての画像データを一旦画像メモ
リ4に格納した後、この画像メモリ4に格納された画像
データを用いてプリンタ2により印字出力する処理を指
定された複数部数分連続して繰り返す処理が実行される
(S3)。一方、増設メモリを有さず容量が少ないと判
定された場合には(S2のN)、コンタクトガラス上に
セットされた原稿の読み取りをスキャナ1により1ライ
ンずつ行い、その1ライン分ずつの画像データを画像メ
モリ4をFIFOメモリとして使用することで即座にプ
リンタ2側に出力して読取動作と並列的に印字する処理
を、指定された複数部数分繰り返す処理が実行される
(S4)。読取動作を“R”、印字動作を“W”、並列
処理を“/”で示すものとして、5部のコピーを取る場
合を考えると、ステップS3の処理は、“R”“W”
“W”“W”“W”“W”の如く行われ、ステップS4
の処理は、“R/W”“R/W”“R/W”“R/W”
“R/W”の如く行われることになる。
コピー処理を実行する場合を考える。本実施の形態で
は、コンタクトガラス上に手差しセットされた原稿の画
像をスキャナ1で読み取ってプリンタ2により印字出力
するブックモードを想定している。操作部12によりブ
ックモードが指定された場合、図3に示すフローチャー
トが起動され、最初に、マルチコピーモードであるか否
かをチェックする(ステップS1)。1部のみコピーす
るシングルコピーモードの場合の処理制御は、特に支障
ないので、省略する。マルチコピーが指定された場合に
は(S1のY)、画像メモリ4の容量が多いか否かをチ
ェックする(S2)。増設メモリを有して容量が多いと
判定された場合には(S2のY)、コンタクトガラス上
にセットされた原稿1頁分の読み取りをスキャナ1によ
り行い、その1頁分の全ての画像データを一旦画像メモ
リ4に格納した後、この画像メモリ4に格納された画像
データを用いてプリンタ2により印字出力する処理を指
定された複数部数分連続して繰り返す処理が実行される
(S3)。一方、増設メモリを有さず容量が少ないと判
定された場合には(S2のN)、コンタクトガラス上に
セットされた原稿の読み取りをスキャナ1により1ライ
ンずつ行い、その1ライン分ずつの画像データを画像メ
モリ4をFIFOメモリとして使用することで即座にプ
リンタ2側に出力して読取動作と並列的に印字する処理
を、指定された複数部数分繰り返す処理が実行される
(S4)。読取動作を“R”、印字動作を“W”、並列
処理を“/”で示すものとして、5部のコピーを取る場
合を考えると、ステップS3の処理は、“R”“W”
“W”“W”“W”“W”の如く行われ、ステップS4
の処理は、“R/W”“R/W”“R/W”“R/W”
“R/W”の如く行われることになる。
【0024】即ち、ステップS3の処理が読み書き順次
処理手段の機能として実行され、ステップS4の処理が
読み書き並列処理手段の機能として実行され、判定選択
手段の機能として実行されるステップS2の処理により
何れかが選択される。
処理手段の機能として実行され、ステップS4の処理が
読み書き並列処理手段の機能として実行され、判定選択
手段の機能として実行されるステップS2の処理により
何れかが選択される。
【0025】従って、本実施の形態によれば、マルチコ
ピーに際して、画像メモリ4の容量が多いと判定された
場合には、読み書き順次処理手段による処理が選択さ
れ、スキャナ1による原稿画像の読取処理が1回のみ行
われ、後は画像メモリ4に格納された画像データを用い
ることによりプリンタ2による複数部数分の印字出力が
連続的に行われるので、全体として高速処理されること
になる。一方、マルチコピーに際して、画像メモリ4の
容量が少ないと判定された場合には、読み書き並列処理
手段による処理が選択され、画像メモリ4をFIFOメ
モリとして使用して印字出力1枚毎にスキャナ1による
原稿画像の読み取りとプリンタ2による印字出力とを1
ライン毎に並列的に行う処理が複数部数分繰り返され
る。即ち、画像メモリ4の容量が不足し得る状況である
ので、画像メモリ4の使用量を最小限に抑えるように原
稿画像の読取方式が切り換えられる。この場合、ブック
モードであり読み取るべき原稿はコンタクトガラス上に
そのまま残っているので、スキャナ1による読取動作を
繰り返す上で支障はない。よって、画像メモリ4の容量
が多くても少なくても、解像度等の画質を低下させるこ
となく、マルチコピーを実行させることができる。
ピーに際して、画像メモリ4の容量が多いと判定された
場合には、読み書き順次処理手段による処理が選択さ
れ、スキャナ1による原稿画像の読取処理が1回のみ行
われ、後は画像メモリ4に格納された画像データを用い
ることによりプリンタ2による複数部数分の印字出力が
連続的に行われるので、全体として高速処理されること
になる。一方、マルチコピーに際して、画像メモリ4の
容量が少ないと判定された場合には、読み書き並列処理
手段による処理が選択され、画像メモリ4をFIFOメ
モリとして使用して印字出力1枚毎にスキャナ1による
原稿画像の読み取りとプリンタ2による印字出力とを1
ライン毎に並列的に行う処理が複数部数分繰り返され
る。即ち、画像メモリ4の容量が不足し得る状況である
ので、画像メモリ4の使用量を最小限に抑えるように原
稿画像の読取方式が切り換えられる。この場合、ブック
モードであり読み取るべき原稿はコンタクトガラス上に
そのまま残っているので、スキャナ1による読取動作を
繰り返す上で支障はない。よって、画像メモリ4の容量
が多くても少なくても、解像度等の画質を低下させるこ
となく、マルチコピーを実行させることができる。
【0026】なお、本実施の形態では、ステップS3に
例示した読み書き順次処理手段の処理では、読み取った
画像データを一旦画像メモリ4に格納した後で、プリン
タ2による印字出力を開始させるようにしたが、1枚目
の印字出力に関しては、スキャナ1により原稿画像を読
み取って画像メモリ4に格納する処理を行いながら、こ
の画像メモリ4の一部をFIFOメモリとして利用する
ことで原稿画像を1ラインずつ読み取ってFIFOメモ
リを通じてプリンタ2に出力して印字するように制御し
てもよい。即ち、上例を参照すると、“R/W”“W”
“W”“W”“W”となり、マルチコピーの処理速度が
一層向上する。
例示した読み書き順次処理手段の処理では、読み取った
画像データを一旦画像メモリ4に格納した後で、プリン
タ2による印字出力を開始させるようにしたが、1枚目
の印字出力に関しては、スキャナ1により原稿画像を読
み取って画像メモリ4に格納する処理を行いながら、こ
の画像メモリ4の一部をFIFOメモリとして利用する
ことで原稿画像を1ラインずつ読み取ってFIFOメモ
リを通じてプリンタ2に出力して印字するように制御し
てもよい。即ち、上例を参照すると、“R/W”“W”
“W”“W”“W”となり、マルチコピーの処理速度が
一層向上する。
【0027】つづいて、本発明の実施の第二の形態を図
4に基づいて説明する。図1及び図2で示した部分と同
一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以下
の実施の形態でも同様とする)。本実施の形態の多機能
画像処理装置は、スキャナ1におけるコンタクトガラス
上の一部にADF(自動原稿搬送手段)(図示せず)が
搭載されることによりシートスキャナ部分も構成された
MFPに適用されている。このシートスキャナは、周知
のように、ADFによってコンタクトガラス上の読取位
置に自動搬送されたシート状の原稿の画像を、読取位置
に移動固定させた光電変換デバイスによって順次読み取
り、読み取り後にはADFによって排紙トレイに自動排
紙させるものである。このようなADFを用いてコピー
するモードをADFモードとする。
4に基づいて説明する。図1及び図2で示した部分と同
一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以下
の実施の形態でも同様とする)。本実施の形態の多機能
画像処理装置は、スキャナ1におけるコンタクトガラス
上の一部にADF(自動原稿搬送手段)(図示せず)が
搭載されることによりシートスキャナ部分も構成された
MFPに適用されている。このシートスキャナは、周知
のように、ADFによってコンタクトガラス上の読取位
置に自動搬送されたシート状の原稿の画像を、読取位置
に移動固定させた光電変換デバイスによって順次読み取
り、読み取り後にはADFによって排紙トレイに自動排
紙させるものである。このようなADFを用いてコピー
するモードをADFモードとする。
【0028】また、本実施の形態では、CPU6により
実行される所定の処理・制御なる機能として、画像処理
手段、低解像度処理手段、高解像度処理手段及び判定選
択手段の機能を備えている。前記画像処理手段は、前述
した場合と同様に、スキャナ1中のCCDラインセンサ
により読み取られてA/D変換器3によりデジタル化さ
れた多値データをテキストモード或いは写真モードに基
づき複数の解像度の2値データに変換する機能を意味す
るが、その解像度を低解像度と高解像度とに切換え得る
機能を併せ持つ。前記低解像度処理手段は、スキャナ1
により原稿画像の読み取り画像処理手段により低い解像
度の2値データに変換した1枚分全ての画像データを一
旦画像メモリ4に格納しこの画像メモリ4に格納された
画像データを用いてプリンタ2により印字出力する処理
を指定された複数部数分繰り返す機能を意味する。前記
高解像度処理手段は、スキャナ1により原稿画像の読み
取り画像処理手段により高い解像度の2値データに変換
した1枚分全ての画像データを一旦画像メモリ4に格納
しこの画像メモリ4に格納された画像データを用いてプ
リンタ2により印字出力する処理を指定された複数部数
分繰り返す機能を意味する。前記判定選択手段は、同一
原稿についてマルチコピーが指定された場合に画像メモ
リ4の容量を判定しその容量が少ない時には低解像度処
理手段による処理を選択し容量が多い時には前記高解像
度処理手段による処理を選択する機能を意味する。この
場合の判定基準も、増設メモリを有するか否か(画像メ
モリ搭載量)を閾値として行い、増設メモリを有する場
合には容量が多いと判定し、増設メモリを有しない場合
には容量が少ないと判定するように設定されている。
実行される所定の処理・制御なる機能として、画像処理
手段、低解像度処理手段、高解像度処理手段及び判定選
択手段の機能を備えている。前記画像処理手段は、前述
した場合と同様に、スキャナ1中のCCDラインセンサ
により読み取られてA/D変換器3によりデジタル化さ
れた多値データをテキストモード或いは写真モードに基
づき複数の解像度の2値データに変換する機能を意味す
るが、その解像度を低解像度と高解像度とに切換え得る
機能を併せ持つ。前記低解像度処理手段は、スキャナ1
により原稿画像の読み取り画像処理手段により低い解像
度の2値データに変換した1枚分全ての画像データを一
旦画像メモリ4に格納しこの画像メモリ4に格納された
画像データを用いてプリンタ2により印字出力する処理
を指定された複数部数分繰り返す機能を意味する。前記
高解像度処理手段は、スキャナ1により原稿画像の読み
取り画像処理手段により高い解像度の2値データに変換
した1枚分全ての画像データを一旦画像メモリ4に格納
しこの画像メモリ4に格納された画像データを用いてプ
リンタ2により印字出力する処理を指定された複数部数
分繰り返す機能を意味する。前記判定選択手段は、同一
原稿についてマルチコピーが指定された場合に画像メモ
リ4の容量を判定しその容量が少ない時には低解像度処
理手段による処理を選択し容量が多い時には前記高解像
度処理手段による処理を選択する機能を意味する。この
場合の判定基準も、増設メモリを有するか否か(画像メ
モリ搭載量)を閾値として行い、増設メモリを有する場
合には容量が多いと判定し、増設メモリを有しない場合
には容量が少ないと判定するように設定されている。
【0029】このような構成において、MFPを用いて
コピー処理を実行する場合を考える。本実施の形態で
は、ADFを利用してコピーするADFモードを想定し
ている。操作部12により或いはADFへの原稿セット
によりADFモードが指定された場合、図4に示すフロ
ーチャートが起動され、最初に、マルチコピーモードで
あるか否かをチェックする(ステップS6)。1部のみ
コピーするシングルコピーモードの場合の処理制御は、
特に支障ないので、省略する。マルチコピーが指定され
た場合には(S6のY)、画像メモリ4の容量が多いか
否かをチェックする(S7)。増設メモリを有して容量
が多いと判定された場合には(S7のY)、ADFによ
り自動搬送されてコンタクトガラス上にセットされた原
稿1頁分の読み取りをスキャナ1及び画像処理手段によ
り高解像度で行い、その1頁分の全ての画像データを一
旦画像メモリ4に格納した後(原稿は排紙トレイに排紙
される)、この画像メモリ4に格納された画像データを
用いてプリンタ2により印字出力する処理を指定された
複数部数分連続して繰り返す処理が実行される(S
8)。一方、増設メモリを有さず容量が少ないと判定さ
れた場合には(S6のN)、ADFにより自動搬送され
てコンタクトガラス上にセットされた原稿1頁分の読み
取りをスキャナ1及び画像処理手段により低解像度で行
い、その1頁分の全ての画像データを一旦画像メモリ4
に格納した後(原稿は排紙トレイに排紙される)、この
画像メモリ4に格納された画像データを用いてプリンタ
2により印字出力する処理を指定された複数部数分連続
して繰り返す処理が実行される(S9)。上例のように
5部のコピーを取る場合を考えると、ステップS8,9
の何れの処理でも、“R”“W”“W”“W”“W”
“W”の如く高速で行われるが、解像度が異なる状態で
行われる。
コピー処理を実行する場合を考える。本実施の形態で
は、ADFを利用してコピーするADFモードを想定し
ている。操作部12により或いはADFへの原稿セット
によりADFモードが指定された場合、図4に示すフロ
ーチャートが起動され、最初に、マルチコピーモードで
あるか否かをチェックする(ステップS6)。1部のみ
コピーするシングルコピーモードの場合の処理制御は、
特に支障ないので、省略する。マルチコピーが指定され
た場合には(S6のY)、画像メモリ4の容量が多いか
否かをチェックする(S7)。増設メモリを有して容量
が多いと判定された場合には(S7のY)、ADFによ
り自動搬送されてコンタクトガラス上にセットされた原
稿1頁分の読み取りをスキャナ1及び画像処理手段によ
り高解像度で行い、その1頁分の全ての画像データを一
旦画像メモリ4に格納した後(原稿は排紙トレイに排紙
される)、この画像メモリ4に格納された画像データを
用いてプリンタ2により印字出力する処理を指定された
複数部数分連続して繰り返す処理が実行される(S
8)。一方、増設メモリを有さず容量が少ないと判定さ
れた場合には(S6のN)、ADFにより自動搬送され
てコンタクトガラス上にセットされた原稿1頁分の読み
取りをスキャナ1及び画像処理手段により低解像度で行
い、その1頁分の全ての画像データを一旦画像メモリ4
に格納した後(原稿は排紙トレイに排紙される)、この
画像メモリ4に格納された画像データを用いてプリンタ
2により印字出力する処理を指定された複数部数分連続
して繰り返す処理が実行される(S9)。上例のように
5部のコピーを取る場合を考えると、ステップS8,9
の何れの処理でも、“R”“W”“W”“W”“W”
“W”の如く高速で行われるが、解像度が異なる状態で
行われる。
【0030】即ち、ステップS8の処理が高解像度処理
手段の機能として実行され、ステップS9の処理が低解
像度処理手段の機能として実行され、判定選択手段の機
能として実行されるステップS7の処理により何れかが
選択される。
手段の機能として実行され、ステップS9の処理が低解
像度処理手段の機能として実行され、判定選択手段の機
能として実行されるステップS7の処理により何れかが
選択される。
【0031】従って、ADFモード時におけるマルチコ
ピーに際して、画像メモリ4の容量が多いと判定された
場合には、高解像度処理手段による処理が選択され、ス
キャナ1及び画像処理手段による原稿画像の読取処理が
高解像度で1回のみ行われ、後は画像メモリ4に格納さ
れた画像データを用いることによりプリンタ2による複
数部数分の印字出力が連続的に行われ、全体として高速
処理されることになる。一方、ADFモード時における
マルチコピーに際して、画像メモリ4の容量が少ないと
判定された場合には、低解像度処理手段による処理が選
択され、スキャナ1及び画像処理手段による原稿画像の
読取処理が低解像度で1回のみ行われ、後は画像メモリ
4に格納された画像データを用いることによりプリンタ
2による複数部数分の印字出力が連続的に行われ、全体
として高速処理されることになる。即ち、画像メモリ4
の容量が不足し得る状況であるが、ADFを利用してい
るため、読取後には同一原稿がコンタクトガラス上に残
らないのでスキャナ1による読取動作を1回だけで済ま
せる必要があるため、必要とするメモリ容量が少なくて
済むように解像度が切り換えられる。よって、画像メモ
リ4の容量が多くても少なくても、処理速度を低下させ
ることなく、マルチコピーを実行させることができる。
ピーに際して、画像メモリ4の容量が多いと判定された
場合には、高解像度処理手段による処理が選択され、ス
キャナ1及び画像処理手段による原稿画像の読取処理が
高解像度で1回のみ行われ、後は画像メモリ4に格納さ
れた画像データを用いることによりプリンタ2による複
数部数分の印字出力が連続的に行われ、全体として高速
処理されることになる。一方、ADFモード時における
マルチコピーに際して、画像メモリ4の容量が少ないと
判定された場合には、低解像度処理手段による処理が選
択され、スキャナ1及び画像処理手段による原稿画像の
読取処理が低解像度で1回のみ行われ、後は画像メモリ
4に格納された画像データを用いることによりプリンタ
2による複数部数分の印字出力が連続的に行われ、全体
として高速処理されることになる。即ち、画像メモリ4
の容量が不足し得る状況であるが、ADFを利用してい
るため、読取後には同一原稿がコンタクトガラス上に残
らないのでスキャナ1による読取動作を1回だけで済ま
せる必要があるため、必要とするメモリ容量が少なくて
済むように解像度が切り換えられる。よって、画像メモ
リ4の容量が多くても少なくても、処理速度を低下させ
ることなく、マルチコピーを実行させることができる。
【0032】本発明の実施の第三の形態を図5に基づい
て説明する。本実施の形態の多機能画像処理装置も、ス
キャナ1がブックスキャナ(第1の原稿読取手段)とシ
ートスキャナ(第2の原稿読取手段)とを併存させた形
式のMFPに適用されており、ADFモードでコピーす
るかが選択自在とされている。また、CPU6により実
行される所定の処理・制御なる機能として、前述した実
施の第一,二の形態を組み合わせてなる、画像処理手
段、読み書き並列処理手段、読み書き順次処理手段、低
解像度処理手段、高解像度処理手段及び判定選択手段の
機能を備えている。この他、判定手段の機能を備えてい
る。この判定手段は、ADFの使用の有無、即ち、AD
Fモードに設定されているか否かを判定する機能を意味
する。
て説明する。本実施の形態の多機能画像処理装置も、ス
キャナ1がブックスキャナ(第1の原稿読取手段)とシ
ートスキャナ(第2の原稿読取手段)とを併存させた形
式のMFPに適用されており、ADFモードでコピーす
るかが選択自在とされている。また、CPU6により実
行される所定の処理・制御なる機能として、前述した実
施の第一,二の形態を組み合わせてなる、画像処理手
段、読み書き並列処理手段、読み書き順次処理手段、低
解像度処理手段、高解像度処理手段及び判定選択手段の
機能を備えている。この他、判定手段の機能を備えてい
る。この判定手段は、ADFの使用の有無、即ち、AD
Fモードに設定されているか否かを判定する機能を意味
する。
【0033】このような構成において、MFPを用いて
コピー処理を実行する場合を考える。まず、コピーモー
ドとしてブックモードであるかADFモードであるかが
チェックされる(S10)。ブックモードであれば、図
3で説明した場合の処理制御に移行し、画像メモリ4の
多少に応じてステップS3又はS4、従って、読み書き
順次処理手段又は読み書き並列処理手段が選択されてマ
ルチコピーが実行される。一方、ADFモードであれ
ば、図4で説明した場合の処理制御に移行し、画像メモ
リ4の多少に応じてステップS8又はS9、従って、高
解像度処理手段又は低解像度処理手段が選択されてマル
チコピーが実行される。本実施の形態においては、ステ
ップS10の処理が判定手段の機能として実行され、ス
テップS2,S7の処理が判定選択手段の機能として実
行される。
コピー処理を実行する場合を考える。まず、コピーモー
ドとしてブックモードであるかADFモードであるかが
チェックされる(S10)。ブックモードであれば、図
3で説明した場合の処理制御に移行し、画像メモリ4の
多少に応じてステップS3又はS4、従って、読み書き
順次処理手段又は読み書き並列処理手段が選択されてマ
ルチコピーが実行される。一方、ADFモードであれ
ば、図4で説明した場合の処理制御に移行し、画像メモ
リ4の多少に応じてステップS8又はS9、従って、高
解像度処理手段又は低解像度処理手段が選択されてマル
チコピーが実行される。本実施の形態においては、ステ
ップS10の処理が判定手段の機能として実行され、ス
テップS2,S7の処理が判定選択手段の機能として実
行される。
【0034】従って、本実施の形態によれば、ブックモ
ード/ADFモード、画像メモリ4の容量の多少に応じ
て、MFPの機能を最大限に発揮し得る画像処理方式で
マルチコピーを実行させることができる。
ード/ADFモード、画像メモリ4の容量の多少に応じ
て、MFPの機能を最大限に発揮し得る画像処理方式で
マルチコピーを実行させることができる。
【0035】本発明の実施の第四の形態を図6に基づい
て説明する。本実施の形態のMFPでは、CPU6によ
り実行される所定の処理・制御なる機能として、前述し
た第二の形態で説明した画像処理手段の他に、電子ソー
ト手段、低解像度電子ソート処理手段、高解像度電子ソ
ート処理手段及び判定選択手段の機能を備えている。前
記電子ソート手段は、画像メモリ4に複数枚の原稿分の
画像データを読取順に順次蓄積してその頁順を逆にして
プリンタ2側に出力する機能を意味する。前記低解像度
電子ソート処理手段は、スキャナ1及び画像処理手段に
より原稿画像の読み取りを低い解像度で複数枚分行って
その全ての画像データを読取順に画像メモリ4に格納し
この画像メモリ4に格納された画像データを前記電子ソ
ート手段により頁順を逆にして出力しプリンタ2により
印字出力させる機能を意味する。前記高解像度電子ソー
ト処理手段は、スキャナ1及び画像処理手段により原稿
画像の読み取りを高い解像度で複数枚分行ってその全て
の画像データを読取順に画像メモリ4に格納しこの画像
メモリ4に格納された画像データを前記電子ソート手段
により頁順を逆にして出力し前記プリンタ2により印字
出力させる機能を意味する。前記判定選択手段は、操作
部12により電子ソートモードが指定された場合に前記
画像メモリ4の容量を判定しその容量が少ない時には前
記低解像度電子ソート処理手段による処理を選択し容量
が多い時には前記高解像度電子ソート処理手段による処
理を選択する機能を意味する。この場合の判定基準も、
増設メモリを有するか否か(画像メモリ搭載量)を閾値
として行い、増設メモリを有する場合には容量が多いと
判定し、増設メモリを有しない場合には容量が少ないと
判定するように設定されている。
て説明する。本実施の形態のMFPでは、CPU6によ
り実行される所定の処理・制御なる機能として、前述し
た第二の形態で説明した画像処理手段の他に、電子ソー
ト手段、低解像度電子ソート処理手段、高解像度電子ソ
ート処理手段及び判定選択手段の機能を備えている。前
記電子ソート手段は、画像メモリ4に複数枚の原稿分の
画像データを読取順に順次蓄積してその頁順を逆にして
プリンタ2側に出力する機能を意味する。前記低解像度
電子ソート処理手段は、スキャナ1及び画像処理手段に
より原稿画像の読み取りを低い解像度で複数枚分行って
その全ての画像データを読取順に画像メモリ4に格納し
この画像メモリ4に格納された画像データを前記電子ソ
ート手段により頁順を逆にして出力しプリンタ2により
印字出力させる機能を意味する。前記高解像度電子ソー
ト処理手段は、スキャナ1及び画像処理手段により原稿
画像の読み取りを高い解像度で複数枚分行ってその全て
の画像データを読取順に画像メモリ4に格納しこの画像
メモリ4に格納された画像データを前記電子ソート手段
により頁順を逆にして出力し前記プリンタ2により印字
出力させる機能を意味する。前記判定選択手段は、操作
部12により電子ソートモードが指定された場合に前記
画像メモリ4の容量を判定しその容量が少ない時には前
記低解像度電子ソート処理手段による処理を選択し容量
が多い時には前記高解像度電子ソート処理手段による処
理を選択する機能を意味する。この場合の判定基準も、
増設メモリを有するか否か(画像メモリ搭載量)を閾値
として行い、増設メモリを有する場合には容量が多いと
判定し、増設メモリを有しない場合には容量が少ないと
判定するように設定されている。
【0036】このような構成において、MFPを用いて
電子ソートモードによるコピー処理を実行する場合を考
える。本実施の形態では、必要な原稿がADFにセット
され、操作部12により電子ソートモードが指定された
場合に、図6に示すフローチャートが起動される。この
モードにおいて、最初に画像メモリ4の容量が多いか否
かをチェックする(S11)。増設メモリを有して容量
が多いと判定された場合には(S11のY)、ADFに
よって順次コンタクトガラス上に自動搬送される原稿に
ついてスキャナ1及び画像処理手段による読取動作を高
解像度のまま連続的に行い、その読取順に全ての頁の画
像データを画像メモリ4に格納し、全ての原稿について
の読み取りが終わった後で、今度は頁順を逆にしてその
画像データを画像メモリ4からプリンタ2側に送出する
ことで用紙に印字出力する処理が原稿枚数分だけ連続し
て実行される(S12)。即ち、読取順と逆頁順で印字
出力される。一方、増設メモリを有さず容量が少ないと
判定された場合には(S11のN)、写真モードが指定
されているか否かを判定し(S13)、写真モードが指
定されている場合にはそのモードでの処理を禁止する
(S14)。写真モードが指定されていない場合には
(通常であれば、テキストモード)、ステップS12の
場合と同様の処理を実行するが、スキャナ1及び画像処
理手段による読取動作の解像度が低解像度に切り換えら
れて実行される(S15)。前述したように“R”
“W”を用いて4枚の原稿について電子ソートモードで
コビーする場合を模式的に説明すると、ステップS1
2,S15の何れの場合も“R1”“R2”“R3”
“R4”“W4”“W3”“W2”“W1”(数字は頁
を示す)の如く処理されるが、その解像度が異なる状態
で処理される。
電子ソートモードによるコピー処理を実行する場合を考
える。本実施の形態では、必要な原稿がADFにセット
され、操作部12により電子ソートモードが指定された
場合に、図6に示すフローチャートが起動される。この
モードにおいて、最初に画像メモリ4の容量が多いか否
かをチェックする(S11)。増設メモリを有して容量
が多いと判定された場合には(S11のY)、ADFに
よって順次コンタクトガラス上に自動搬送される原稿に
ついてスキャナ1及び画像処理手段による読取動作を高
解像度のまま連続的に行い、その読取順に全ての頁の画
像データを画像メモリ4に格納し、全ての原稿について
の読み取りが終わった後で、今度は頁順を逆にしてその
画像データを画像メモリ4からプリンタ2側に送出する
ことで用紙に印字出力する処理が原稿枚数分だけ連続し
て実行される(S12)。即ち、読取順と逆頁順で印字
出力される。一方、増設メモリを有さず容量が少ないと
判定された場合には(S11のN)、写真モードが指定
されているか否かを判定し(S13)、写真モードが指
定されている場合にはそのモードでの処理を禁止する
(S14)。写真モードが指定されていない場合には
(通常であれば、テキストモード)、ステップS12の
場合と同様の処理を実行するが、スキャナ1及び画像処
理手段による読取動作の解像度が低解像度に切り換えら
れて実行される(S15)。前述したように“R”
“W”を用いて4枚の原稿について電子ソートモードで
コビーする場合を模式的に説明すると、ステップS1
2,S15の何れの場合も“R1”“R2”“R3”
“R4”“W4”“W3”“W2”“W1”(数字は頁
を示す)の如く処理されるが、その解像度が異なる状態
で処理される。
【0037】即ち、ステップS12の処理が高解像度電
子ソート処理手段の機能として実行され、ステップS1
5の処理が低い解像度電子ソート処理手段の機能として
実行され、判定選択手段の機能として実行されるステッ
プS11の処理により何れかが選択される。また、本実
施の形態の判定選択手段の機能には、ステップS13,
S14の処理も含まれ、写真モードに関しては画質が低
下するのでステップS15による処理は実行されないよ
うに制御される。即ち、写真モードに関しては画像メモ
リ4の容量が十分であり、ステップS12による処理が
可能な場合のみ電子ソートモードが実行可能とされてい
る。
子ソート処理手段の機能として実行され、ステップS1
5の処理が低い解像度電子ソート処理手段の機能として
実行され、判定選択手段の機能として実行されるステッ
プS11の処理により何れかが選択される。また、本実
施の形態の判定選択手段の機能には、ステップS13,
S14の処理も含まれ、写真モードに関しては画質が低
下するのでステップS15による処理は実行されないよ
うに制御される。即ち、写真モードに関しては画像メモ
リ4の容量が十分であり、ステップS12による処理が
可能な場合のみ電子ソートモードが実行可能とされてい
る。
【0038】従って、本実施の形態によれば、電子ソー
ト機能を実行させるためには、対象となる複数枚の原稿
について全て読み取りを行ってそれらの画像データを画
像メモリ4に格納することが必要である点を考慮し、画
像メモリ4の容量が不足し得る状況では、必要とするメ
モリ容量が少なくて済むように解像度を下げて全ての原
稿の画像データを画像メモリ4に格納しているので、画
像メモリ4の容量が多くても少なくても、電子ソート機
能を実現できる。また、写真モードについて低解像度処
理を行うと満足できる品質の印字出力とならないが、画
像メモリ4の容量の少ない状態では電子ソートモードに
おける写真モードの選択が不可とされ、写真モードに関
しては低解像度電子ソート処理手段による処理が実行さ
れないので、不本意な結果となる電子ソートモードの実
行を未然に防止できる。
ト機能を実行させるためには、対象となる複数枚の原稿
について全て読み取りを行ってそれらの画像データを画
像メモリ4に格納することが必要である点を考慮し、画
像メモリ4の容量が不足し得る状況では、必要とするメ
モリ容量が少なくて済むように解像度を下げて全ての原
稿の画像データを画像メモリ4に格納しているので、画
像メモリ4の容量が多くても少なくても、電子ソート機
能を実現できる。また、写真モードについて低解像度処
理を行うと満足できる品質の印字出力とならないが、画
像メモリ4の容量の少ない状態では電子ソートモードに
おける写真モードの選択が不可とされ、写真モードに関
しては低解像度電子ソート処理手段による処理が実行さ
れないので、不本意な結果となる電子ソートモードの実
行を未然に防止できる。
【0039】なお、前述した実施の形態において、画像
処理方式の切換えを全て自動的に行う例で説明したが、
現実的には、画像処理方式の切換えに際して操作部12
等を通じてユーザに問合せる形態とするのが好ましい。
これは、解像度=コピー品質の低下を伴う場合もあり、
最終的な判断は個々のユーザに委せるのが妥当だからで
ある。即ち、画像メモリ4の容量等に応じて画像処理方
式を切り換える場合、ユーザとしては前回のコピー時と
全く同じ操作をしても違う結果(解像度の低いコピー)
が得られることは不都合となることがあるためである。
特に、電子ソートモードの利用に関しては、解像度を低
下させてまで電子ソートモードを利用したくないケース
も多々あるので、ユーザの判断に委せるのがよい。
処理方式の切換えを全て自動的に行う例で説明したが、
現実的には、画像処理方式の切換えに際して操作部12
等を通じてユーザに問合せる形態とするのが好ましい。
これは、解像度=コピー品質の低下を伴う場合もあり、
最終的な判断は個々のユーザに委せるのが妥当だからで
ある。即ち、画像メモリ4の容量等に応じて画像処理方
式を切り換える場合、ユーザとしては前回のコピー時と
全く同じ操作をしても違う結果(解像度の低いコピー)
が得られることは不都合となることがあるためである。
特に、電子ソートモードの利用に関しては、解像度を低
下させてまで電子ソートモードを利用したくないケース
も多々あるので、ユーザの判断に委せるのがよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、所謂ブッ
クモードにおけるマルチコピーの場合に、同一原稿は原
稿読取手段による読取位置に残っている点に着目し、画
像メモリの容量が少ない場合には読み書き並列処理手段
を機能させることにより画像メモリをシフトレジスタと
して使用し原稿読取手段による読み取りと印字手段によ
る印字とを同時的に行わせる処理をコピー枚数分繰り返
させ、画像メモリの容量が十分な場合には読み書き順序
処理手段を機能させることにより原稿1枚分を読み取っ
てその画像データを一旦画像メモリに格納した後必要な
コピー枚数分を印字手段によって連続的に印字させるよ
うにしたので、画像メモリの容量の多少に応じて読取方
式を切り換えるだけで解像度を低下させることのない高
画質のマルチコピーを実行させることができる。
クモードにおけるマルチコピーの場合に、同一原稿は原
稿読取手段による読取位置に残っている点に着目し、画
像メモリの容量が少ない場合には読み書き並列処理手段
を機能させることにより画像メモリをシフトレジスタと
して使用し原稿読取手段による読み取りと印字手段によ
る印字とを同時的に行わせる処理をコピー枚数分繰り返
させ、画像メモリの容量が十分な場合には読み書き順序
処理手段を機能させることにより原稿1枚分を読み取っ
てその画像データを一旦画像メモリに格納した後必要な
コピー枚数分を印字手段によって連続的に印字させるよ
うにしたので、画像メモリの容量の多少に応じて読取方
式を切り換えるだけで解像度を低下させることのない高
画質のマルチコピーを実行させることができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、読み書き順
次処理手段による処理に関して、複数部数分の印字出力
中の最初の1枚分は原稿画像の読み取りと並列的な処理
により出力させるようにしたので、より一層高速に処理
させることができる。
次処理手段による処理に関して、複数部数分の印字出力
中の最初の1枚分は原稿画像の読み取りと並列的な処理
により出力させるようにしたので、より一層高速に処理
させることができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、所謂ADF
モードにおけるマルチコピーの場合に、読取後には同一
原稿が読取位置に残らないので原稿読取手段による読取
動作を1回だけで済ませる必要がある点を考慮し、画像
メモリの容量を判定しその容量が少ない場合には、必要
とするメモリ容量が少なくて済むように解像度を切り換
えることで1回だけの原稿読取りで済ませているので、
画像メモリの容量が多くても少なくても、処理速度を低
下させることなく、マルチコピーを実行させることがで
きる。
モードにおけるマルチコピーの場合に、読取後には同一
原稿が読取位置に残らないので原稿読取手段による読取
動作を1回だけで済ませる必要がある点を考慮し、画像
メモリの容量を判定しその容量が少ない場合には、必要
とするメモリ容量が少なくて済むように解像度を切り換
えることで1回だけの原稿読取りで済ませているので、
画像メモリの容量が多くても少なくても、処理速度を低
下させることなく、マルチコピーを実行させることがで
きる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、請求項1及
び3記載の発明を組み合わせているので、所謂ブックモ
ード/ADFモード、画像メモリの容量の多少に応じ
て、多機能画像処理装置の機能を最大限に発揮し得る画
像処理方式でマルチコピーを実行させることができる。
び3記載の発明を組み合わせているので、所謂ブックモ
ード/ADFモード、画像メモリの容量の多少に応じ
て、多機能画像処理装置の機能を最大限に発揮し得る画
像処理方式でマルチコピーを実行させることができる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、所謂電子ソ
ート機能を持つものにおいて、この電子ソート機能を実
行させるためには、対象となる複数枚の原稿について全
て読み取りを行ってそれらの画像データを画像メモリに
格納することが必要である点に着目し、画像メモリの容
量が不足し得る状況では、必要とするメモリ容量が少な
くて済むように解像度を下げて全ての原稿の画像データ
を画像メモリに格納させるようにしたので、画像メモリ
の容量が多くても少なくても、電子ソート機能を実行さ
せることができる。
ート機能を持つものにおいて、この電子ソート機能を実
行させるためには、対象となる複数枚の原稿について全
て読み取りを行ってそれらの画像データを画像メモリに
格納することが必要である点に着目し、画像メモリの容
量が不足し得る状況では、必要とするメモリ容量が少な
くて済むように解像度を下げて全ての原稿の画像データ
を画像メモリに格納させるようにしたので、画像メモリ
の容量が多くても少なくても、電子ソート機能を実行さ
せることができる。
【0045】請求項6記載の発明によれば、写真モード
については低解像度処理を行うと満足できる品質の印字
出力とならない点に着目し、画像メモリ容量の少ない状
態では電子ソートモードにおける写真モードの選択を不
可とし、写真モードに関しては低解像度電子ソート処理
手段による処理が実行されないようにしたので、不本意
な結果となる電子ソートモードの実行を未然に防止する
ことができる。
については低解像度処理を行うと満足できる品質の印字
出力とならない点に着目し、画像メモリ容量の少ない状
態では電子ソートモードにおける写真モードの選択を不
可とし、写真モードに関しては低解像度電子ソート処理
手段による処理が実行されないようにしたので、不本意
な結果となる電子ソートモードの実行を未然に防止する
ことができる。
【図1】本発明の実施の第一の形態を示すブロック構成
図である。
図である。
【図2】制御系を主体として示すブロック図である。
【図3】ブックモード時の処理制御を示す概略フローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】本発明の実施の第二の形態としてADFモード
時の処理制御を示す概略フローチャートである。
時の処理制御を示す概略フローチャートである。
【図5】本発明の実施の第三の形態の処理制御を示す概
略フローチャートである。
略フローチャートである。
【図6】本発明の実施の第四の形態として電子ソートモ
ード時の処理制御を示す概略フローチャートである。
ード時の処理制御を示す概略フローチャートである。
1 原稿読取手段 2 印字手段 4 画像メモリ
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも、光電変換デバイスを含み原
稿画像を原稿固定・光学系移動方式により読み取る原稿
読取手段と、前記光電変換デバイスにより読み取られて
デジタル化された多値データをテキストモード或いは写
真モードに基づき複数の解像度の2値データに変換する
画像処理手段と、この画像処理手段により変換処理され
た画像データを蓄積するとともにシフトレジスタとして
も使用可能な画像メモリと、2値化された画像データに
基づき用紙に印字出力する印字手段とを備えた多機能画
像処理装置において、 前記画像メモリをシフトレジスタとして使用して印字出
力1枚毎に前記原稿読取手段による原稿画像の読み取り
と前記印字手段による印字出力とを1ライン毎に並列的
に行う処理を指定された複数部数分繰り返す読み書き並
列処理手段と、 前記原稿読取手段により原稿画像の読み取りを1枚分行
ってその全ての画像データを一旦前記画像メモリに格納
しこの画像メモリに格納された画像データを用いて前記
印字手段により印字出力する処理を指定された複数部数
分繰り返す読み書き順次処理手段と、 同一原稿について複数部数分の印字出力が指定された場
合に前記画像メモリの容量を判定しその容量が少ない時
には前記読み書き並列処理手段による処理を選択し容量
が多い時には前記読み書き順次処理手段による処理を選
択する判定選択手段と、を備えたことを特徴とする多機
能画像処理装置。 - 【請求項2】 読み書き順次処理手段の処理は、原稿読
取手段により原稿画像の読み取りを1枚分行ってその全
ての画像データを一旦画像メモリに格納する処理と並行
して、最初の印字出力分に関して前記画像メモリの一部
をシフトレジスタとして使用して前記原稿読取手段によ
る原稿画像の読み取りと印字手段による印字出力とを1
ライン毎に並列的に行う処理を含んでいることを特徴と
する請求項1記載の多機能画像処理装置。 - 【請求項3】 少なくとも、シート状の原稿を自動搬送
する原稿自動搬送手段及び光電変換デバイスを含み原稿
画像を原稿移動・光学系固定方式により読み取る原稿読
取手段と、前記光電変換デバイスにより読み取られてデ
ジタル化された多値データをテキストモード或いは写真
モードに基づき複数の解像度の2値データに変換する解
像度可変の画像処理手段と、この画像処理手段により変
換処理された画像データを蓄積する画像メモリと、2値
化された画像データに基づき用紙に印字出力する印字手
段とを備えた多機能画像処理装置において、 前記原稿読取手段により原稿画像を読み取り前記画像処
理手段により低い解像度の2値データに変換した1枚分
全ての画像データを一旦前記画像メモリに格納しこの画
像メモリに格納された画像データを用いて前記印字手段
により印字出力する処理を指定された複数部数分繰り返
す低解像度処理手段と、 前記原稿読取手段により原稿画像を読み取り前記画像処
理手段により高い解像度の2値データに変換した1枚分
全ての画像データを一旦前記画像メモリに格納しこの画
像メモリに格納された画像データを用いて前記印字手段
により印字出力する処理を指定された複数部数分繰り返
す高解像度処理手段と、 同一原稿について複数部数分の印字出力が指定された場
合に前記画像メモリの容量を判定しその容量が少ない時
には前記低解像度処理手段による処理を選択し容量が多
い時には前記高解像度処理手段による処理を選択する判
定選択手段と、を備えたことを特徴とする多機能画像処
理装置。 - 【請求項4】 少なくとも、光電変換デバイスを含み原
稿画像を原稿固定・光学系移動方式により読み取る第1
の原稿読取手段と、シート状の原稿を自動搬送する原稿
自動搬送手段及び光電変換デバイスを含み原稿画像を原
稿移動・光学系固定方式により読み取る第2の原稿読取
手段と、前記光電変換デバイスにより読み取られてデジ
タル化された多値データをテキストモード或いは写真モ
ードに基づき複数の解像度の2値データに変換する解像
度可変の画像処理手段と、この画像処理手段により変換
処理された画像データを蓄積するとともにシフトレジス
タとしても使用可能な画像メモリと、2値化された画像
データに基づき用紙に印字出力する印字手段とを備えた
多機能画像処理装置において、 前記画像メモリをシフトレジスタとして使用して印字出
力1枚毎に前記第1の原稿読取手段による原稿画像の読
み取りと前記印字手段による印字出力とを1ライン毎に
並列的に行う処理を指定された複数部数分繰り返す読み
書き並列処理手段と、 前記第1の原稿読取手段により原稿画像の読み取りを1
枚分行ってその全ての画像データを一旦前記画像メモリ
に格納しこの画像メモリに格納された画像データを用い
て前記印字手段により印字出力する処理を指定された複
数部数分繰り返す読み書き順次処理手段と、 前記第2の原稿読取手段により原稿画像を読み取り前記
画像処理手段により低い解像度の2値データに変換した
1枚分全ての画像データを一旦前記画像メモリに格納し
この画像メモリに格納された画像データを用いて前記印
字手段により印字出力する処理を指定された複数部数分
繰り返す低解像度処理手段と、 前記第2の原稿読取手段により原稿画像を読み取り前記
画像処理手段により高い解像度の2値データに変換した
1枚分全ての画像データを一旦前記画像メモリに格納し
この画像メモリに格納された画像データを用いて前記印
字手段により印字出力する処理を指定された複数部数分
繰り返す高解像度処理手段と、 前記原稿自動搬送手段の使用の有無を判定する判定手段
と、 同一原稿について複数部数分の印字出力が指定された場
合に前記画像メモリの容量を判定し、その容量が少ない
時には前記原稿自動搬送手段を使用しないモードであれ
ば前記読み書き並列処理手段による処理を選択し前記原
稿自動搬送手段を使用するモードであれば前記低解像度
処理手段による処理を選択し、容量が多い時には前記原
稿自動搬送手段を使用しないモードであれば前記読み書
き順次処理手段による処理を選択し、前記原稿自動搬送
手段を使用するモードであれば前記高解像度処理手段に
よる処理を選択する判定選択手段と、を備えたことを特
徴とする多機能画像処理装置。 - 【請求項5】 少なくとも、シート状の原稿を自動搬送
する原稿自動搬送手段及び光電変換デバイスを含み原稿
画像を原稿移動・光学系固定方式により読み取る原稿読
取手段と、前記原稿読取手段の前記光電変換デバイスに
より読み取られてデジタル化された多値データをテキス
トモード或いは写真モードに基づき複数の解像度の2値
データに変換する解像度可変の画像処理手段と、この画
像処理手段により変換処理された画像データを蓄積する
画像メモリと、2値化された画像データに基づき用紙に
印字出力する印字手段と、前記画像メモリに複数枚の原
稿分の画像データを読取順に順次蓄積してその頁順を逆
にして出力する電子ソート手段とを備えた多機能画像処
理装置において、 前記原稿読取手段により原稿画像を読み取り前記画像処
理手段により低い解像度の2値データに変換した複数枚
分の全ての画像データを読取順に前記画像メモリに格納
しこの画像メモリに格納された画像データを前記電子ソ
ート手段により頁順を逆にして出力し前記印字手段によ
り印字出力させる低解像度電子ソート処理手段と、 前記原稿読取手段により原稿画像を読み取り前記画像処
理手段により高い解像度の2値データに変換した複数枚
分の全ての画像データを読取順に前記画像メモリに格納
しこの画像メモリに格納された画像データを前記電子ソ
ート手段により頁順を逆にして出力し前記印字手段によ
り印字出力させる高解像度電子ソート処理手段と、 電子ソートモードが指定された場合に前記画像メモリの
容量を判定しその容量が少ない時には前記低解像度電子
ソート処理手段による処理を選択し容量が多い時には前
記高解像度電子ソート処理手段による処理を選択する判
定選択手段と、を備えたことを特徴とする多機能画像処
理装置。 - 【請求項6】 判定選択手段による処理は、画像メモリ
容量の少ない状態で電子ソートモードが指定された場合
には写真モードの選択を不可とする処理を含むことを特
徴とする請求項5記載の多機能画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8234798A JPH1079843A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 多機能画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8234798A JPH1079843A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 多機能画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1079843A true JPH1079843A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16976564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8234798A Pending JPH1079843A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 多機能画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1079843A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7532350B2 (en) * | 2002-10-02 | 2009-05-12 | Seiko Epson Corporation | Printing method and printing apparatus |
US7710613B2 (en) * | 2004-03-15 | 2010-05-04 | Ricoh Company, Ltd. | Image information apparatus |
JP2012085075A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Ricoh Co Ltd | 画像読み取り装置、画像読み取り装置の制御方法およびプログラム、ならびに、画像形成装置 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP8234798A patent/JPH1079843A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7532350B2 (en) * | 2002-10-02 | 2009-05-12 | Seiko Epson Corporation | Printing method and printing apparatus |
US7710613B2 (en) * | 2004-03-15 | 2010-05-04 | Ricoh Company, Ltd. | Image information apparatus |
JP2012085075A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Ricoh Co Ltd | 画像読み取り装置、画像読み取り装置の制御方法およびプログラム、ならびに、画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050202 |