JPH107871A - 永久帯電防止性スチレン系難燃樹脂組成物 - Google Patents
永久帯電防止性スチレン系難燃樹脂組成物Info
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- JPH107871A JPH107871A JP16766296A JP16766296A JPH107871A JP H107871 A JPH107871 A JP H107871A JP 16766296 A JP16766296 A JP 16766296A JP 16766296 A JP16766296 A JP 16766296A JP H107871 A JPH107871 A JP H107871A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観と機械的特性のバランスに優れた永久帯
電防止性スチレン系難燃樹脂組成物を得る。 【解決手段】 ゴム変性スチレン系樹脂のゴム含有量 R
C値(重量%)およびゴム変性スチレン系樹脂をジメチル
ホルムアミド溶液(DMF)に溶解して得られる懸濁液
中に含まれる粒子の重量平均粒子径Dw値(μm)との
関係を式F=RC×Dw によって表したときのF値が3
<F<40の範囲のゴム変性スチレン系樹脂に、難燃剤
およびエチレンオキシド共重合体を特定の割合で配合す
る。
電防止性スチレン系難燃樹脂組成物を得る。 【解決手段】 ゴム変性スチレン系樹脂のゴム含有量 R
C値(重量%)およびゴム変性スチレン系樹脂をジメチル
ホルムアミド溶液(DMF)に溶解して得られる懸濁液
中に含まれる粒子の重量平均粒子径Dw値(μm)との
関係を式F=RC×Dw によって表したときのF値が3
<F<40の範囲のゴム変性スチレン系樹脂に、難燃剤
およびエチレンオキシド共重合体を特定の割合で配合す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観と機械的特性
のバランスに優れた永久帯電防止性スチレン系難燃樹脂
組成物に関するものである。
のバランスに優れた永久帯電防止性スチレン系難燃樹脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】難燃性スチレン系樹脂やその組成物は、
家電機器やOA機器等の外装部品やその機構部品等を始
めとして広く使用されている。しかしながら、テレビや
OA機器の周辺では静電気が発生しやすいために、電気
的抵抗が高いスチレン系樹脂をベースとした難燃性スチ
レン系樹脂組成物からなる成形品は、容易に帯電してホ
コリが付着しやすいという欠点を有していた。このよう
な、ホコリの付着は、成形品の外観を損ねるばかりでな
く、電気・電子部品等の静電破損を引き起こす要因にも
なり得るため、難燃性スチレン系樹脂の帯電防止性を改
良することが望まれていた。
家電機器やOA機器等の外装部品やその機構部品等を始
めとして広く使用されている。しかしながら、テレビや
OA機器の周辺では静電気が発生しやすいために、電気
的抵抗が高いスチレン系樹脂をベースとした難燃性スチ
レン系樹脂組成物からなる成形品は、容易に帯電してホ
コリが付着しやすいという欠点を有していた。このよう
な、ホコリの付着は、成形品の外観を損ねるばかりでな
く、電気・電子部品等の静電破損を引き起こす要因にも
なり得るため、難燃性スチレン系樹脂の帯電防止性を改
良することが望まれていた。
【0003】スチレン系樹脂の帯電防止性を高める手段
としては、界面活性剤型の帯電防止剤を添加する方法
(例えば、特開平4-332669号)が汎用的であるが、この
場合、射出成形後の短期間内の帯電防止性には比較的優
れるものの、その後の長期的な帯電防止性の維持が難し
く、また、雑巾等での拭き取り後や、水洗洗浄後では、
その帯電防止性が急激に低下するという問題を有する。
としては、界面活性剤型の帯電防止剤を添加する方法
(例えば、特開平4-332669号)が汎用的であるが、この
場合、射出成形後の短期間内の帯電防止性には比較的優
れるものの、その後の長期的な帯電防止性の維持が難し
く、また、雑巾等での拭き取り後や、水洗洗浄後では、
その帯電防止性が急激に低下するという問題を有する。
【0004】そこで、上記のような現象を改善し、帯電
防止性の永久化を目指す研究が試みられており、例え
ば、ポリアミドエラストマーの導電特性を応用した、ポ
リエーテルアミドエラストマーと変性ビニル系重合体を
用いる方法(特開昭62−232450号)や、ポリアルキレン
オキサイドの導電特性を応用した数平均分子量5万〜1
00万のポリエチレンオキサイドとスルホン酸塩を用い
る方法(特開平4−198250号)や、分子量5000以上
のポリエチレングリコールとスルホン酸塩を用いる方法
(特開平4−23846号)等が開示されている。
防止性の永久化を目指す研究が試みられており、例え
ば、ポリアミドエラストマーの導電特性を応用した、ポ
リエーテルアミドエラストマーと変性ビニル系重合体を
用いる方法(特開昭62−232450号)や、ポリアルキレン
オキサイドの導電特性を応用した数平均分子量5万〜1
00万のポリエチレンオキサイドとスルホン酸塩を用い
る方法(特開平4−198250号)や、分子量5000以上
のポリエチレングリコールとスルホン酸塩を用いる方法
(特開平4−23846号)等が開示されている。
【0005】しかしながら、ポリアミドエラストマーや
ポリエチレンオキサイドを用いて静電気の発生およびそ
れに伴うホコリの付着を防ぐには、これらの樹脂を大量
に添加しないと効果が現れないため、スチレン系樹脂の
各種の特性の大きな低下が生ずると共に、材料価格が高
くなったり、難燃化が困難になるという問題があった。
また、ポリアミドエラストマーやポリエチレンオキサイ
ドによる帯電防止発現の機構は、これらの樹脂の吸湿速
度に支配されるため、成形直後からの帯電防止効果が発
現し難いという問題もあった。
ポリエチレンオキサイドを用いて静電気の発生およびそ
れに伴うホコリの付着を防ぐには、これらの樹脂を大量
に添加しないと効果が現れないため、スチレン系樹脂の
各種の特性の大きな低下が生ずると共に、材料価格が高
くなったり、難燃化が困難になるという問題があった。
また、ポリアミドエラストマーやポリエチレンオキサイ
ドによる帯電防止発現の機構は、これらの樹脂の吸湿速
度に支配されるため、成形直後からの帯電防止効果が発
現し難いという問題もあった。
【0006】スチレン系樹脂組成物からなる成形品の多
くが、テレビやOA機器のハウジング材料等、静電気が
発生しやすい箇所に幅広く用いられることを考えれば、
難燃性を有し、外観や機械的特性のバランスを損なうこ
となく、かつ、安価な価格を維持したままで永久帯電防
止性を向上させることが、重要な課題となる。しかしな
がら、このような課題をすべて満足したスチレン系樹脂
よりなる難燃性および永久帯電防止性に優れる射出成形
用材料は、これまで得られていないのが現状であった。
くが、テレビやOA機器のハウジング材料等、静電気が
発生しやすい箇所に幅広く用いられることを考えれば、
難燃性を有し、外観や機械的特性のバランスを損なうこ
となく、かつ、安価な価格を維持したままで永久帯電防
止性を向上させることが、重要な課題となる。しかしな
がら、このような課題をすべて満足したスチレン系樹脂
よりなる難燃性および永久帯電防止性に優れる射出成形
用材料は、これまで得られていないのが現状であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑み、安価でかつ外観や機械的特性のバランスを
損なうことなく、永久帯電防止性が付与された難燃性ス
チレン系樹脂組成物を得ることを目的とする。
現状に鑑み、安価でかつ外観や機械的特性のバランスを
損なうことなく、永久帯電防止性が付与された難燃性ス
チレン系樹脂組成物を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく鋭
意検討した結果、本発明者等は、ゴム変性スチレン系樹
脂のゴム含有量RC値(重量%)およびゴム変性スチレ
ン系樹脂をジメチルホルムアミド溶液(DMF)に溶解
して得られる懸濁液中に含まれる粒子の重量平均粒子径
Dw値(μm)との関係を式F=RC×Dwによって表
したときのF値が3<F<40の範囲にあるゴム変性ス
チレン系樹脂に、難燃剤、難燃助剤、およびエチレンオ
キシド共重合体を特定割合で配合したものが上記課題を
解決できることを見い出し本発明を完成するに至った。
意検討した結果、本発明者等は、ゴム変性スチレン系樹
脂のゴム含有量RC値(重量%)およびゴム変性スチレ
ン系樹脂をジメチルホルムアミド溶液(DMF)に溶解
して得られる懸濁液中に含まれる粒子の重量平均粒子径
Dw値(μm)との関係を式F=RC×Dwによって表
したときのF値が3<F<40の範囲にあるゴム変性ス
チレン系樹脂に、難燃剤、難燃助剤、およびエチレンオ
キシド共重合体を特定割合で配合したものが上記課題を
解決できることを見い出し本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、(イ)ゴム変性スチ
レン系樹脂45〜98重量%、(ロ)臭素含有量40重
量%以上で、かつ5%熱重量減少温度が310℃以上で
ある臭素系難燃剤1〜30重量%、(ハ)難燃助剤0〜
15重量%、(ニ)エチレンオキシド系共重合体1〜3
0重量%からなるスチレン系樹脂組成物において、前記
ゴム変性スチレン系樹脂のゴム含有量RC値(重量
%)、および前記ゴム変性スチレン系樹脂をジメチルホ
ルムアミド溶液(DMF)に溶解して得られる懸濁液中
に含まれる粒子の重量平均粒子径Dw値(μm)との関
係を式F=RC×Dwによって表したときのF値が3<
F<40の範囲にあり、さらに、難燃剤の重量A(重量
%)、難燃助剤の重量B(重量%)およびエチレンオキ
シド共重合体の重量C(重量%)との関係を式P=A/
[(B+1)×C]によって表したときの、P値が0.
2<P<4の範囲にあることを特徴とする永久帯電防止
性スチレン系難燃樹脂組成物に関するものである。
レン系樹脂45〜98重量%、(ロ)臭素含有量40重
量%以上で、かつ5%熱重量減少温度が310℃以上で
ある臭素系難燃剤1〜30重量%、(ハ)難燃助剤0〜
15重量%、(ニ)エチレンオキシド系共重合体1〜3
0重量%からなるスチレン系樹脂組成物において、前記
ゴム変性スチレン系樹脂のゴム含有量RC値(重量
%)、および前記ゴム変性スチレン系樹脂をジメチルホ
ルムアミド溶液(DMF)に溶解して得られる懸濁液中
に含まれる粒子の重量平均粒子径Dw値(μm)との関
係を式F=RC×Dwによって表したときのF値が3<
F<40の範囲にあり、さらに、難燃剤の重量A(重量
%)、難燃助剤の重量B(重量%)およびエチレンオキ
シド共重合体の重量C(重量%)との関係を式P=A/
[(B+1)×C]によって表したときの、P値が0.
2<P<4の範囲にあることを特徴とする永久帯電防止
性スチレン系難燃樹脂組成物に関するものである。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
(イ)成分のゴム変性スチレン系樹脂とは、スチレン系
樹脂のマトリックス相にゴム状重合体が粒子状に分散し
たもので、一般的にはゴム状重合体の存在下、スチレン
系単量体および必要に応じてこれと共重合可能なその他
のビニル系単量体を重合して得られるものである。ここ
で、スチレン系単量体には、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレンを、ま
た、共重合可能なビニル系単量体には、アクリロニトリ
ル、メチルメタクリレート等を例示することができる。
(イ)成分のゴム変性スチレン系樹脂とは、スチレン系
樹脂のマトリックス相にゴム状重合体が粒子状に分散し
たもので、一般的にはゴム状重合体の存在下、スチレン
系単量体および必要に応じてこれと共重合可能なその他
のビニル系単量体を重合して得られるものである。ここ
で、スチレン系単量体には、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレンを、ま
た、共重合可能なビニル系単量体には、アクリロニトリ
ル、メチルメタクリレート等を例示することができる。
【0011】また、本発明で使用するゴム状重合体の種
類は、特に限定されるものでなく、ポリブタジエン、ス
チレン−ブタジエン共重合体、30重量%までの(メ
タ)アクリル酸低級アルキルエステルを含有するスチレ
ン−ブタジエン共重合体、ポリイソプレン、ポリクロロ
プレン等のジエン系ゴムが好ましいものとして挙げられ
る。ゴム粒子の構造も特に限定されるものでなく、サラ
ミ構造を有するものや単一オクルジョン構造を有するも
のなどが代表的である。また、ゴムの平均粒子径分布
が、小粒子部分と大粒子部分との2つ以上の山からなる
粒子径分布を有するものであってもよい。
類は、特に限定されるものでなく、ポリブタジエン、ス
チレン−ブタジエン共重合体、30重量%までの(メ
タ)アクリル酸低級アルキルエステルを含有するスチレ
ン−ブタジエン共重合体、ポリイソプレン、ポリクロロ
プレン等のジエン系ゴムが好ましいものとして挙げられ
る。ゴム粒子の構造も特に限定されるものでなく、サラ
ミ構造を有するものや単一オクルジョン構造を有するも
のなどが代表的である。また、ゴムの平均粒子径分布
が、小粒子部分と大粒子部分との2つ以上の山からなる
粒子径分布を有するものであってもよい。
【0012】さらに、これらのゴム状重合体に対してマ
トリックス樹脂部と相溶性に優れる樹脂がグラフト共重
合されていることが好ましいが、マトリックス樹脂部と
ゴム状重合体のドライブレンド物を、ヘンシェルミキサ
ーやバンバリーミキサー、単軸押出機、2軸押出機等の
公知の混練機によって混練したものでもよい。
トリックス樹脂部と相溶性に優れる樹脂がグラフト共重
合されていることが好ましいが、マトリックス樹脂部と
ゴム状重合体のドライブレンド物を、ヘンシェルミキサ
ーやバンバリーミキサー、単軸押出機、2軸押出機等の
公知の混練機によって混練したものでもよい。
【0013】(イ)成分のゴム変性スチレン系樹脂の好
ましいものを例示すると、ハイインパクトポリスチレン
(HI−PS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体(ABS)、メタクリル酸メチル−ブタジエン−ス
チレン共重合体(MBS)等が汎用的で安価であることか
ら好ましい。
ましいものを例示すると、ハイインパクトポリスチレン
(HI−PS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体(ABS)、メタクリル酸メチル−ブタジエン−ス
チレン共重合体(MBS)等が汎用的で安価であることか
ら好ましい。
【0014】本発明に用いられるゴム変性スチレン系樹
脂は、ゴム変性スチレン系樹脂のゴム含有量RC値(重
量%)および、ゴム変性スチレン系樹脂をジメチルホル
ムアミド溶液(DMF)に溶解して得られる懸濁液中に
含まれる粒子の重量平均粒子径Dw値(μm)との関係
をF=RC×Dwにより表したときのF値が、3<F<
40の範囲にあることが必要で、5<F<30の範囲に
あることがより好ましい。F値が3未満になると、ゴム
変性スチレン系樹脂の耐衝撃性が低下するばかりでな
く、エチレンオキシド共重合体の分散不良により帯電防
止性が著しく悪化するので好ましくない。また、F値が
40を越える場合には、ゴム変性スチレン系樹脂の弾性
率や強度の低下が生じ、良好な物性バランスが得られな
い。
脂は、ゴム変性スチレン系樹脂のゴム含有量RC値(重
量%)および、ゴム変性スチレン系樹脂をジメチルホル
ムアミド溶液(DMF)に溶解して得られる懸濁液中に
含まれる粒子の重量平均粒子径Dw値(μm)との関係
をF=RC×Dwにより表したときのF値が、3<F<
40の範囲にあることが必要で、5<F<30の範囲に
あることがより好ましい。F値が3未満になると、ゴム
変性スチレン系樹脂の耐衝撃性が低下するばかりでな
く、エチレンオキシド共重合体の分散不良により帯電防
止性が著しく悪化するので好ましくない。また、F値が
40を越える場合には、ゴム変性スチレン系樹脂の弾性
率や強度の低下が生じ、良好な物性バランスが得られな
い。
【0015】なお、ゴム変性スチレン系樹脂のゴム含有
量RC値は、一塩化ヨウ素法(日本分析化学会編、朝倉
書店発行、高分子分析分析化学ハンドブック、P26
7)に準じた二重結合の定量化によるジエン量の換算に
より求められる。測定は、ゴム変性スチレン系樹脂ペレ
ットをクロロホルム溶液に溶解せしめた後、一塩化ヨウ
素を溶解した四塩化炭素溶液を加えて保管し、その後、
水とエタノールの混合溶液に溶解したヨウ化カリウム溶
液を加えて、チオ硫酸ナトリウム水溶液により滴定して
行う。
量RC値は、一塩化ヨウ素法(日本分析化学会編、朝倉
書店発行、高分子分析分析化学ハンドブック、P26
7)に準じた二重結合の定量化によるジエン量の換算に
より求められる。測定は、ゴム変性スチレン系樹脂ペレ
ットをクロロホルム溶液に溶解せしめた後、一塩化ヨウ
素を溶解した四塩化炭素溶液を加えて保管し、その後、
水とエタノールの混合溶液に溶解したヨウ化カリウム溶
液を加えて、チオ硫酸ナトリウム水溶液により滴定して
行う。
【0016】また、本発明でいう粒子の重量平均粒子径
Dw値は、コールターカウンター(コールター・マルチ
サイザーII型)法 (T.O.Craig et ai.,J.Polym.Sci.Pol
ym.Chem.Ed.,Vol.15,p441,1977 年)により測定するこ
とができる。測定は、ゴム変性スチレン系樹脂のペレッ
トを、MEK/アセトンの50/50容量%の混合溶液
を用いて、マトリックスを形成するスチレン系樹脂部分
のみを溶解せしめた後、遠心分離機において未溶解のゴ
ム粒子部分と分離し、その後、DMF溶液に分散して行
う。
Dw値は、コールターカウンター(コールター・マルチ
サイザーII型)法 (T.O.Craig et ai.,J.Polym.Sci.Pol
ym.Chem.Ed.,Vol.15,p441,1977 年)により測定するこ
とができる。測定は、ゴム変性スチレン系樹脂のペレッ
トを、MEK/アセトンの50/50容量%の混合溶液
を用いて、マトリックスを形成するスチレン系樹脂部分
のみを溶解せしめた後、遠心分離機において未溶解のゴ
ム粒子部分と分離し、その後、DMF溶液に分散して行
う。
【0017】本発明において使用する(イ)ゴム変性ス
チレン系樹脂は、特に限定されるものではないが、マト
リックス樹脂相の分子量範囲を特定することによって更
に物性バランスの優れた樹脂組成物を得ることが可能と
なる。特に、ハイインパクトポリスチレン(HIPS)
を使用する場合、マトリックスであるポリスチレン樹脂
の分子量は、重量平均分子量 100,000〜500,000 のもの
が好ましく、200,000〜400,000 のものがより好まし
く、さらには 220,000〜300,000 であることが特に好ま
しい。HIPS樹脂の重量平均分子量が 100,000 未満
となると機械的な性質が低下し、また、重量平均分子量
が 500,000 を越えると、粘度が低下し射出成形が困難
となる。
チレン系樹脂は、特に限定されるものではないが、マト
リックス樹脂相の分子量範囲を特定することによって更
に物性バランスの優れた樹脂組成物を得ることが可能と
なる。特に、ハイインパクトポリスチレン(HIPS)
を使用する場合、マトリックスであるポリスチレン樹脂
の分子量は、重量平均分子量 100,000〜500,000 のもの
が好ましく、200,000〜400,000 のものがより好まし
く、さらには 220,000〜300,000 であることが特に好ま
しい。HIPS樹脂の重量平均分子量が 100,000 未満
となると機械的な性質が低下し、また、重量平均分子量
が 500,000 を越えると、粘度が低下し射出成形が困難
となる。
【0018】また、ABS樹脂を使用する場合、マトリ
ックスであるアクリロニトリル−スチレン(AS)樹脂
の分子量は、重量平均分子量が 50,000〜300,000、好ま
しくは 70,000〜250,000、さらには 80,000〜200,000
であることが好ましい。ABS樹脂の重量平均分子量が
50,000 未満となると機械的な性質が急激に低下し、ま
た、重量平均分子量が 200,000 を越えると、成形品外
観等が低下し、好ましくない。
ックスであるアクリロニトリル−スチレン(AS)樹脂
の分子量は、重量平均分子量が 50,000〜300,000、好ま
しくは 70,000〜250,000、さらには 80,000〜200,000
であることが好ましい。ABS樹脂の重量平均分子量が
50,000 未満となると機械的な性質が急激に低下し、ま
た、重量平均分子量が 200,000 を越えると、成形品外
観等が低下し、好ましくない。
【0019】なお、上記HIPS樹脂の重量平均分子量
とは、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラム(GPC)
で測定したHIPS樹脂中のマトリックスであるポリス
チレン樹脂の重量平均分子量であり、また、ABS樹脂
の重量平均分子量とは、GPCで測定したABS樹脂の
マトリックスであるアクリロニトリル−スチレン(A
S)樹脂の重量平均分子量である。本発明においては、
F値が本発明の範囲内であれば、HIPS樹脂またはA
BS樹脂にその他のスチレン系樹脂、例えば、ゴム非強
化汎用ポリスチレン(GPPS)やアクリロニトリル−
スチレン共重合体(AS)、メタクリル酸メチル−スチ
レン共重合体(MS)をブレンドしても本発明の意義は
達成できる。
とは、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラム(GPC)
で測定したHIPS樹脂中のマトリックスであるポリス
チレン樹脂の重量平均分子量であり、また、ABS樹脂
の重量平均分子量とは、GPCで測定したABS樹脂の
マトリックスであるアクリロニトリル−スチレン(A
S)樹脂の重量平均分子量である。本発明においては、
F値が本発明の範囲内であれば、HIPS樹脂またはA
BS樹脂にその他のスチレン系樹脂、例えば、ゴム非強
化汎用ポリスチレン(GPPS)やアクリロニトリル−
スチレン共重合体(AS)、メタクリル酸メチル−スチ
レン共重合体(MS)をブレンドしても本発明の意義は
達成できる。
【0020】本発明でいう(ロ)成分の臭素系難燃剤
は、臭素含有量40重量%以上であって、5%熱重量減
少温度が310℃以上である臭素系難燃剤であることが
必要である。臭素含有量が40重量%未満の臭素系難燃
剤を用いた場合、難燃効果を発現するために難燃剤の添
加量を増大させなければならず、各種の機械的性質が急
激に低下し、また材料価格が高くなるために好ましくな
い。また、5%熱重量減少温度が310℃未満の難燃剤
を用いた場合、成形時に分解等による着色が生じ好まし
くない。ここで、5%熱重量減少温度は、熱重量減測定
装置(パーキン・エルマー社製TGA7)を用い、窒素
雰囲気中、昇温速度10℃/minで測定され、25℃
における重量を100%としたときに、そこから重量が
5%減少した温度を測定したものである。
は、臭素含有量40重量%以上であって、5%熱重量減
少温度が310℃以上である臭素系難燃剤であることが
必要である。臭素含有量が40重量%未満の臭素系難燃
剤を用いた場合、難燃効果を発現するために難燃剤の添
加量を増大させなければならず、各種の機械的性質が急
激に低下し、また材料価格が高くなるために好ましくな
い。また、5%熱重量減少温度が310℃未満の難燃剤
を用いた場合、成形時に分解等による着色が生じ好まし
くない。ここで、5%熱重量減少温度は、熱重量減測定
装置(パーキン・エルマー社製TGA7)を用い、窒素
雰囲気中、昇温速度10℃/minで測定され、25℃
における重量を100%としたときに、そこから重量が
5%減少した温度を測定したものである。
【0021】臭素系難燃剤の具体例としては、トリス
(トリブロモフェノキシ)Sトリアジン、デカブロモビ
フェニル、デカブロモジフェニルエーテル、オクタブロ
モジフェニルエーテル、ヘキサブロモジフェニルエーテ
ル、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレ
ート、デカブロモジフェニルエタン、ビス(トリブロモ
フェノキシ)エタン、ビス(ペンタブロモフェノキシ)
エタン、エチレンビス(テトラブロモフタルイミド)、
核臭素置換1〜5の臭素化ポリスチレン、ポリ(ジブロ
モフェニレンエーテル)、テトラブロモビスフェノール
Aのカーボネートオリゴマー、テトラブロモビスフェノ
ールAとビスフェノールAの共重合カーボネートオリゴ
マー等が挙げられる。
(トリブロモフェノキシ)Sトリアジン、デカブロモビ
フェニル、デカブロモジフェニルエーテル、オクタブロ
モジフェニルエーテル、ヘキサブロモジフェニルエーテ
ル、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレ
ート、デカブロモジフェニルエタン、ビス(トリブロモ
フェノキシ)エタン、ビス(ペンタブロモフェノキシ)
エタン、エチレンビス(テトラブロモフタルイミド)、
核臭素置換1〜5の臭素化ポリスチレン、ポリ(ジブロ
モフェニレンエーテル)、テトラブロモビスフェノール
Aのカーボネートオリゴマー、テトラブロモビスフェノ
ールAとビスフェノールAの共重合カーボネートオリゴ
マー等が挙げられる。
【0022】更にテトラブロモビスフェノールA・ビス
(2−ヒドロキシエチルエーテル)、テトラブロモビス
フェノールA・ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテ
ル)、テトラブロモビスフェノールA・ビス(2ブロモ
エチルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA・ジ
グリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノールA型
エポキシ樹脂オリゴマーおよびそのフェノール、アルキ
ル置換フェノール、臭素化フェノール等による末端封鎖
物または末端水酸化物、テトラブロモビスフェノールA
・ジグリシジルエーテルとトリブロモフェノール付加
物、ポリ(ペンタブロモベンジルアクリレート)等も挙
げられる。これらは1種のみならず2種以上併用して使
用しても良い。
(2−ヒドロキシエチルエーテル)、テトラブロモビス
フェノールA・ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテ
ル)、テトラブロモビスフェノールA・ビス(2ブロモ
エチルエーテル)、テトラブロモビスフェノールA・ジ
グリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノールA型
エポキシ樹脂オリゴマーおよびそのフェノール、アルキ
ル置換フェノール、臭素化フェノール等による末端封鎖
物または末端水酸化物、テトラブロモビスフェノールA
・ジグリシジルエーテルとトリブロモフェノール付加
物、ポリ(ペンタブロモベンジルアクリレート)等も挙
げられる。これらは1種のみならず2種以上併用して使
用しても良い。
【0023】本発明のスチレン系樹脂組成物における
(ロ)成分の臭素系難燃剤の含有量は1〜30重量%で
あり、好ましくは5〜20重量%である。臭素系難燃剤
の含有量が1重量%よりも少なくなると難燃性が低下
し、一方、30重量%を越える範囲では、各種の機械的
性質が低下するためにいずれも好ましくない。
(ロ)成分の臭素系難燃剤の含有量は1〜30重量%で
あり、好ましくは5〜20重量%である。臭素系難燃剤
の含有量が1重量%よりも少なくなると難燃性が低下
し、一方、30重量%を越える範囲では、各種の機械的
性質が低下するためにいずれも好ましくない。
【0024】本発明でいう(ハ)成分の難燃助剤は、特
に限定はされるものではないが、アンチモン含有化合物
が汎用的に用いられる。アンチモン含有化合物の中で
も、三酸化アンチモンがより好ましく、上記記載の難燃
剤と併用することにより樹脂組成物の難燃効果が向上す
る。難燃助剤の含有量は樹脂組成中0〜15%であこと
が必要で、8重量%以下であることが好ましい。含有量
が15重量%を越えると、各種の機械的性質が低下する
ために好ましくない。
に限定はされるものではないが、アンチモン含有化合物
が汎用的に用いられる。アンチモン含有化合物の中で
も、三酸化アンチモンがより好ましく、上記記載の難燃
剤と併用することにより樹脂組成物の難燃効果が向上す
る。難燃助剤の含有量は樹脂組成中0〜15%であこと
が必要で、8重量%以下であることが好ましい。含有量
が15重量%を越えると、各種の機械的性質が低下する
ために好ましくない。
【0025】本発明でいう(ニ)成分のエチレンオキシ
ド系共重合体は、エチレンオキシド構造単位50〜97
重量%と、共単量体単位50〜3重量%との共重合体で
あることが好ましく、特に、エチレンオキシドの共重合
単位が65〜95重量%であることがより好ましい。エ
チレンオキシドの共重合単位が上記範囲内にあることに
よって、良好な帯電防止性を有するエチレンオキシド共
重合体を得ることができる。エチレンオキシドの共重合
単位が97重量%を越えると、共重合体が結晶化して帯
電防止性が損なわれ、50重量%未満であると、やはり
良好な帯電防止性能が得られない。
ド系共重合体は、エチレンオキシド構造単位50〜97
重量%と、共単量体単位50〜3重量%との共重合体で
あることが好ましく、特に、エチレンオキシドの共重合
単位が65〜95重量%であることがより好ましい。エ
チレンオキシドの共重合単位が上記範囲内にあることに
よって、良好な帯電防止性を有するエチレンオキシド共
重合体を得ることができる。エチレンオキシドの共重合
単位が97重量%を越えると、共重合体が結晶化して帯
電防止性が損なわれ、50重量%未満であると、やはり
良好な帯電防止性能が得られない。
【0026】さらに詳しくは、エチレンオキシド共重合
体は、特開昭 64−26674 号に開示されている環状エー
テル、環状アセタールおよび環状エステルなどの環状単
量体が使用されうる。共単量体の具体例としては、プロ
ピレンオキシド、1,2−エポキシブタン、2,3−エ
ポキシブタン、1,2−エポキシペンタン、2,3−エ
ポキシペンタン、1,2−エポキシヘキサン、2,3−
エポキシヘキサン、シクロヘキセンオキシド等のアルキ
レンオキシド(環状エーテル)、トリオキサン、1,3
−ジオキソランなどの環状アセタール、β−バレロラク
トン、ε−カプロラクトン等の環状エステルなどを挙げ
ることができる。
体は、特開昭 64−26674 号に開示されている環状エー
テル、環状アセタールおよび環状エステルなどの環状単
量体が使用されうる。共単量体の具体例としては、プロ
ピレンオキシド、1,2−エポキシブタン、2,3−エ
ポキシブタン、1,2−エポキシペンタン、2,3−エ
ポキシペンタン、1,2−エポキシヘキサン、2,3−
エポキシヘキサン、シクロヘキセンオキシド等のアルキ
レンオキシド(環状エーテル)、トリオキサン、1,3
−ジオキソランなどの環状アセタール、β−バレロラク
トン、ε−カプロラクトン等の環状エステルなどを挙げ
ることができる。
【0027】前記共重合体の代表的なものとしては、エ
チレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体を好まし
く挙げることができる。エチレンオキシド共重合体は、
濃度0.25g/dlのトルエン溶液で測定した還元粘
度が、0.25以上であることが好ましい。エチレンオ
キシド系共重合体は、それぞれ単独でも、あるいは2種
以上を組み合わせて使用してもよい。樹脂組成物中のエ
チレンオキシド系共重合体の含有量は、1〜30重量%
の範囲であることが必要で、特に、2〜10重量%の範
囲がであることが好ましい。この配合割合が過小である
と帯電防止効果が小さく、逆に過大であると樹脂組成物
の難燃性が劣る。
チレンオキシド−プロピレンオキシド共重合体を好まし
く挙げることができる。エチレンオキシド共重合体は、
濃度0.25g/dlのトルエン溶液で測定した還元粘
度が、0.25以上であることが好ましい。エチレンオ
キシド系共重合体は、それぞれ単独でも、あるいは2種
以上を組み合わせて使用してもよい。樹脂組成物中のエ
チレンオキシド系共重合体の含有量は、1〜30重量%
の範囲であることが必要で、特に、2〜10重量%の範
囲がであることが好ましい。この配合割合が過小である
と帯電防止効果が小さく、逆に過大であると樹脂組成物
の難燃性が劣る。
【0028】さらに、本発明のスチレン系樹脂組成物に
おいては、難燃剤の重量A(重量%)、難燃助剤の重量
B(重量%)およびエチレンオキシド共重合体の重量C
(重量%)との関係を式P=A/[(B+1)×C]に
よって表したときの、P値が0.2<P<4の範囲にあ
ることが必要であり、望ましくは、0.5<P<2であ
ることがより好ましい。P値が0.2より小さい範囲で
は、樹脂組成物の難燃性が急激に低下し、また、逆に、
P値が4を越える範囲では、樹脂組成物の表面抵抗率が
急激に増加し、永久帯電防止効果が得られない。
おいては、難燃剤の重量A(重量%)、難燃助剤の重量
B(重量%)およびエチレンオキシド共重合体の重量C
(重量%)との関係を式P=A/[(B+1)×C]に
よって表したときの、P値が0.2<P<4の範囲にあ
ることが必要であり、望ましくは、0.5<P<2であ
ることがより好ましい。P値が0.2より小さい範囲で
は、樹脂組成物の難燃性が急激に低下し、また、逆に、
P値が4を越える範囲では、樹脂組成物の表面抵抗率が
急激に増加し、永久帯電防止効果が得られない。
【0029】本発明のスチレン系樹脂組成物において
は、本発明の目的を阻害しない範囲で、ガラス繊維、炭
素繊維、セラミックファイバ−、マイカ、タルク、硫酸
カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸バリ
ウム等の無機フィラ−充填剤を添加することができる。
また、この他に、必要に応じて、可塑剤、離型剤、耐候
剤、酸化防止剤、着色剤、安定剤等を添加してもよい。
は、本発明の目的を阻害しない範囲で、ガラス繊維、炭
素繊維、セラミックファイバ−、マイカ、タルク、硫酸
カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸バリ
ウム等の無機フィラ−充填剤を添加することができる。
また、この他に、必要に応じて、可塑剤、離型剤、耐候
剤、酸化防止剤、着色剤、安定剤等を添加してもよい。
【0030】本発明のスチレン系樹脂組成物の製造方法
は特に制限されず、一般に知られる汎用の単軸押出機や
2軸押出機で、混練溶融して製造することができる。ま
た、本発明の樹脂組成物は射出成形、押出成形、ブロー
成形等の各種の成型法で成形することが可能である。こ
れらの中でも射出成形が好ましい方法として挙げられ
る。
は特に制限されず、一般に知られる汎用の単軸押出機や
2軸押出機で、混練溶融して製造することができる。ま
た、本発明の樹脂組成物は射出成形、押出成形、ブロー
成形等の各種の成型法で成形することが可能である。こ
れらの中でも射出成形が好ましい方法として挙げられ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、実施
例に基づいて説明する。なお下記実施例で用いた各種の
物性値は次の評価方法に基づいて評価した。 (a)表面抵抗率Aの測定 表面抵抗率の測定は、射出成形により作成した100m
m×100mm×3mmの平板を、23℃、50RH%
(相対湿度)条件下に約1日放置した後、(株)東亜電
波工業製の超絶縁計(SM−8203型)にて、印加電
圧1000V、帯電時間10秒の条件で測定した。
例に基づいて説明する。なお下記実施例で用いた各種の
物性値は次の評価方法に基づいて評価した。 (a)表面抵抗率Aの測定 表面抵抗率の測定は、射出成形により作成した100m
m×100mm×3mmの平板を、23℃、50RH%
(相対湿度)条件下に約1日放置した後、(株)東亜電
波工業製の超絶縁計(SM−8203型)にて、印加電
圧1000V、帯電時間10秒の条件で測定した。
【0032】(b)表面抵抗率Bの評価 表面抵抗率Bの測定は、射出成形により作成した100
mm×100mm×3mmの平板を、23℃、50RH
%(相対湿度)条件下に約1日放置した後、水道水にて
水洗し、次に表面の水分を拭き取ってから、さらに室温
下で1時間乾燥させた後、(株)東亜電波工業製の超絶
縁計(SM−8203型)にて、印加電圧1000V、
帯電時間10秒の条件で測定した。
mm×100mm×3mmの平板を、23℃、50RH
%(相対湿度)条件下に約1日放置した後、水道水にて
水洗し、次に表面の水分を拭き取ってから、さらに室温
下で1時間乾燥させた後、(株)東亜電波工業製の超絶
縁計(SM−8203型)にて、印加電圧1000V、
帯電時間10秒の条件で測定した。
【0033】(c)表面抵抗率Cの評価 表面抵抗率Cの測定は、射出成形により作成した100
mm×100mm×3mmの平板を、23℃、50RH
%(相対湿度)条件下に6ヵ月放置した後、(株)東亜
電波工業製の超絶縁計(SM−8203型)にて、印加
電圧1000V、帯電時間10秒の条件で測定した。
mm×100mm×3mmの平板を、23℃、50RH
%(相対湿度)条件下に6ヵ月放置した後、(株)東亜
電波工業製の超絶縁計(SM−8203型)にて、印加
電圧1000V、帯電時間10秒の条件で測定した。
【0034】(d)難燃性の評価 難燃性の評価は、UL規格の垂直燃焼試験で行った。 (e)機械的物性の評価 機械的物性は、樹脂組成物の曲げ弾性率およびアイゾッ
ト衝撃強度を測定して評価した。曲げ弾性率はASTM
D756規格、アイゾット(Iz)衝撃強度はASTM
D256に準じて測定を行った。
ト衝撃強度を測定して評価した。曲げ弾性率はASTM
D756規格、アイゾット(Iz)衝撃強度はASTM
D256に準じて測定を行った。
【0035】(f)外観の評価 外観の評価は、射出成形により作成した100mm×1
00mm×3mmの平板を目視で観察し、パール調光
沢、変色、フローマーク等外観不良の全く無かったもの
を○、外観不良を若干確認したものを△、外観不良を確
認したものを×と評価した。
00mm×3mmの平板を目視で観察し、パール調光
沢、変色、フローマーク等外観不良の全く無かったもの
を○、外観不良を若干確認したものを△、外観不良を確
認したものを×と評価した。
【0036】(g)熱安定性の評価 熱安定性の評価は、射出成型時に240℃で10分間シ
リンダー内で滞留させた後に成形を行い、シルバースト
リーク等が発生しなかったものを○、シルバーストリー
クが発生したものを×、分解により成形できなかったも
のを××と評価した。
リンダー内で滞留させた後に成形を行い、シルバースト
リーク等が発生しなかったものを○、シルバーストリー
クが発生したものを×、分解により成形できなかったも
のを××と評価した。
【0037】
【実施例】以下、各実施例および比較例に基づいて本発
明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例およ
び比較例に限定されるものではない。
明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例およ
び比較例に限定されるものではない。
【0038】実施例1〜3、比較例1、2 F値(RC値およびDw値)の異なる各種HIPS樹脂
に対して、下記に示す難燃剤、難燃助剤および、エチレ
ンオキシド共重合体を、下記に示す一定の割合(P値;
0.476一定)にドライブレンドした後、(株)池貝製の
30mmφ−2軸押出機を用いて、シリンダ−温度21
0℃の条件で混練し、目的のスチレン系樹脂組成物のペ
レットを得た。
に対して、下記に示す難燃剤、難燃助剤および、エチレ
ンオキシド共重合体を、下記に示す一定の割合(P値;
0.476一定)にドライブレンドした後、(株)池貝製の
30mmφ−2軸押出機を用いて、シリンダ−温度21
0℃の条件で混練し、目的のスチレン系樹脂組成物のペ
レットを得た。
【0039】*HIPS系樹脂組成物の配合割合 (1)HIPS樹脂(重量平均分子量 240,000);81
重量%、 (2)難燃剤(トリス(トリブロモフェノキシ)Sトリ
アジン;10重量% (臭素含有量67.4重量%、5%熱重量減少温度35
0℃) (3)難燃助剤(三酸化アンチモン);2重量%、 (4)エチレンオキシド共重合体(エチレンオキシド−
プロピレンオキシド90/10モル%共重合体、濃度
0.25g/dlのトルエン溶液で測定した還元粘度が
6.0のもの);7重量% 得られたペレットを予備乾燥した後、(株)日本製鋼所
製の100tの射出成形機を用いてテストピ−スを作成
し、上記方法による機械的物性の測定、表面抵抗値およ
び垂直燃焼試験を各々行なった。結果を表1に示す。
重量%、 (2)難燃剤(トリス(トリブロモフェノキシ)Sトリ
アジン;10重量% (臭素含有量67.4重量%、5%熱重量減少温度35
0℃) (3)難燃助剤(三酸化アンチモン);2重量%、 (4)エチレンオキシド共重合体(エチレンオキシド−
プロピレンオキシド90/10モル%共重合体、濃度
0.25g/dlのトルエン溶液で測定した還元粘度が
6.0のもの);7重量% 得られたペレットを予備乾燥した後、(株)日本製鋼所
製の100tの射出成形機を用いてテストピ−スを作成
し、上記方法による機械的物性の測定、表面抵抗値およ
び垂直燃焼試験を各々行なった。結果を表1に示す。
【0040】実施例4〜5、比較例3 F値(RC値およびDW 値)の異なる各種ABS樹脂に
対して、下記に示す難燃剤、難燃助剤および、エチレン
オキシド共重合体を、下記に示す一定の割合(P値;0.
667一定)でドライブレンドした後、(株)池貝製の3
0mmφ−2軸押出機を用いて、シリンダ−温度230
℃の条件で混練し、目的のスチレン系樹脂組成物のペレ
ットを得た。
対して、下記に示す難燃剤、難燃助剤および、エチレン
オキシド共重合体を、下記に示す一定の割合(P値;0.
667一定)でドライブレンドした後、(株)池貝製の3
0mmφ−2軸押出機を用いて、シリンダ−温度230
℃の条件で混練し、目的のスチレン系樹脂組成物のペレ
ットを得た。
【0041】*ABS系樹脂組成物の配合割合 (1)ABS樹脂(重量平均分子量 240,000);70重
量%、 (2)難燃剤(テトラブロモビスフェノールA・ジグリ
シジルエーテルとトリブロモフェノール付加物;20重
量%、(臭素含有量57重量%、5%熱重量減少温度3
00℃) (3)難燃助剤(三酸化アンチモン)5重量%、 (4)実施例1で使用したと同じエチレンオキシド共重
合体;5重量%。 得られたペレットを予備乾燥した後、(株)日本製鋼所
製の100tの射出成形機を用いてテストピ−スを作成
し、上記方法による機械的物性の測定、表面抵抗値およ
び垂直燃焼試験を各々行なった。結果を表1に示す。
量%、 (2)難燃剤(テトラブロモビスフェノールA・ジグリ
シジルエーテルとトリブロモフェノール付加物;20重
量%、(臭素含有量57重量%、5%熱重量減少温度3
00℃) (3)難燃助剤(三酸化アンチモン)5重量%、 (4)実施例1で使用したと同じエチレンオキシド共重
合体;5重量%。 得られたペレットを予備乾燥した後、(株)日本製鋼所
製の100tの射出成形機を用いてテストピ−スを作成
し、上記方法による機械的物性の測定、表面抵抗値およ
び垂直燃焼試験を各々行なった。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1より、F値が、3未満及び40より大
きい範囲では、表面抵抗値が高いことがわかる。また、
曲げ弾性率とIz衝撃値の物性バランスが悪く、好まし
い物性を有する材料とは言えない。これに対して、F値
が本発明の範囲内では、表面抵抗値が低く、かつタバコ
の灰付着も生じない良好な帯電防止性を実現できること
がわかる。また、曲げ弾性率及びIz衝撃値のバランス
にも優れ、良好な機械的物性を実現できることがわか
る。以上のことから、本発明の方法に従って、特定の範
囲内のF値を有するHIPS樹脂およびABS樹脂を用
い、難燃剤およびエチレンオキシド共重合体を、特定の
P値を満足するように添加した材料では、良好な帯電防
止性、難燃性および機械的物性を同時に満足することが
わかる。
きい範囲では、表面抵抗値が高いことがわかる。また、
曲げ弾性率とIz衝撃値の物性バランスが悪く、好まし
い物性を有する材料とは言えない。これに対して、F値
が本発明の範囲内では、表面抵抗値が低く、かつタバコ
の灰付着も生じない良好な帯電防止性を実現できること
がわかる。また、曲げ弾性率及びIz衝撃値のバランス
にも優れ、良好な機械的物性を実現できることがわか
る。以上のことから、本発明の方法に従って、特定の範
囲内のF値を有するHIPS樹脂およびABS樹脂を用
い、難燃剤およびエチレンオキシド共重合体を、特定の
P値を満足するように添加した材料では、良好な帯電防
止性、難燃性および機械的物性を同時に満足することが
わかる。
【0044】実施例6〜12、比較例4〜9 実施例1で使用したHIPS樹脂(F値;10.4)、実施例
4で使用したABS樹脂(F値;4.5)、難燃助剤および
エチレンオキシド共重合体と、下記の各種難燃剤を用い
て、表2に示す各種のP値を有するスチレン系樹脂組成
物を実施例1と同様にして作成した。 ・難燃剤−a ;デカブロモジフェニルエタン(5%熱重
量減少温度 380℃) ・難燃剤−b ;トリス(トリブロモフェノキシ)Sトリ
アジン(5%熱重量減少温度 350℃) ・難燃剤−c ;テトラブロモビスフェノールA(5%熱重
量減少温度 300℃) ・難燃剤−d ;ヘキサブロモシクロドデカン(5%熱重量
減少温度 250℃) 得られた組成物について実施例1と同様の方法で各種物
性の測定を行った。結果を表2に示す。
4で使用したABS樹脂(F値;4.5)、難燃助剤および
エチレンオキシド共重合体と、下記の各種難燃剤を用い
て、表2に示す各種のP値を有するスチレン系樹脂組成
物を実施例1と同様にして作成した。 ・難燃剤−a ;デカブロモジフェニルエタン(5%熱重
量減少温度 380℃) ・難燃剤−b ;トリス(トリブロモフェノキシ)Sトリ
アジン(5%熱重量減少温度 350℃) ・難燃剤−c ;テトラブロモビスフェノールA(5%熱重
量減少温度 300℃) ・難燃剤−d ;ヘキサブロモシクロドデカン(5%熱重量
減少温度 250℃) 得られた組成物について実施例1と同様の方法で各種物
性の測定を行った。結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】表2より、P値が0.2よりも小さくなる
と、スチレン系樹脂組成物の難燃性が低下し、また、逆
に、P値が4よりも大きくなると、難燃性には問題ない
ものの、表面抵抗値は急激に増加し、帯電防止効果をほ
とんど示さなくなることがわかる。また、難燃剤に5%
熱重量減少温度が310℃未満のテトラブロモビスフェ
ノールA、ヘキサブロモシクロドデカンを用いた場合、
成形品外観、熱安定性が劣る。
と、スチレン系樹脂組成物の難燃性が低下し、また、逆
に、P値が4よりも大きくなると、難燃性には問題ない
ものの、表面抵抗値は急激に増加し、帯電防止効果をほ
とんど示さなくなることがわかる。また、難燃剤に5%
熱重量減少温度が310℃未満のテトラブロモビスフェ
ノールA、ヘキサブロモシクロドデカンを用いた場合、
成形品外観、熱安定性が劣る。
【0047】これに対して、P値を本発明の方法に従っ
て適切に選び、5%熱重量減少温度が310℃以上の難
燃剤を選べば、難燃性を維持したまま、表面抵抗値が低
くて良好な帯電防止性を有し、かつ、曲げ弾性率及びI
z値のバランスにも優れた良好な物性バランスと有する
材料を得ることができる。以上のことから、難燃剤およ
びエチレンオキシド共重合体の配合量により決定される
P値を、本発明の方法に従って適切に選べば、難燃性を
保持し、かつ、良好な帯電防止性と機械的物性バランス
を有するスチレン系樹脂組成物が得られることがわか
る。
て適切に選び、5%熱重量減少温度が310℃以上の難
燃剤を選べば、難燃性を維持したまま、表面抵抗値が低
くて良好な帯電防止性を有し、かつ、曲げ弾性率及びI
z値のバランスにも優れた良好な物性バランスと有する
材料を得ることができる。以上のことから、難燃剤およ
びエチレンオキシド共重合体の配合量により決定される
P値を、本発明の方法に従って適切に選べば、難燃性を
保持し、かつ、良好な帯電防止性と機械的物性バランス
を有するスチレン系樹脂組成物が得られることがわか
る。
【0048】
【発明の効果】本発明の方法によれば、難燃性を有しな
がら、かつ、永久帯電防止性に優れ、さらには、曲げ弾
性率やIz値等の機械的物性においても優れた特性を有
するスチレン系樹脂組成物よりなる射出成形用材料を提
供することができる。このため、本発明品のポリスチレ
ン系樹脂組成物よりなる射出成形用材料は、特に、家電
製品や自動車内装部品に使用されるプラスチック材料と
して極めて有用なもである。
がら、かつ、永久帯電防止性に優れ、さらには、曲げ弾
性率やIz値等の機械的物性においても優れた特性を有
するスチレン系樹脂組成物よりなる射出成形用材料を提
供することができる。このため、本発明品のポリスチレ
ン系樹脂組成物よりなる射出成形用材料は、特に、家電
製品や自動車内装部品に使用されるプラスチック材料と
して極めて有用なもである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71:02)
Claims (2)
- 【請求項1】 (イ)ゴム変性スチレン系樹脂45〜9
8重量%、(ロ)臭素含有量40重量%以上で、かつ5
%熱重量減少温度が310℃以上である臭素系難燃剤1
〜30重量%、(ハ)難燃助剤0〜15重量%、(ニ)
エチレンオキシド系共重合体1〜30重量%からなるス
チレン系樹脂組成物において、前記ゴム変性スチレン系
樹脂のゴム含有量RC値(重量%)および、前記ゴム変
性スチレン系樹脂をジメチルホルムアミド溶液(DM
F)に溶解して得られる懸濁液中に含まれる粒子の重量
平均粒子径Dw値(μm)との関係を式F=RC×Dw
によって表したときのF値が3<F<40の範囲にあ
り、さらに、難燃剤の重量A(重量%)、難燃助剤の重
量B(重量%)およびエチレンオキシド共重合体の重量
C(重量%)との関係を式P=A/[(B+1)×C]
によって表したときの、P値が0.2<P<4の範囲に
あることを特徴とする永久帯電防止性スチレン系難燃樹
脂組成物。 - 【請求項2】 エチレンオキシド共重合体が、エチレン
オキシド構造単位50〜97重量%と、共単量体単位3
〜50重量%との共重合体である請求項1記載の永久帯
電防止性スチレン系難燃樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16766296A JPH107871A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 永久帯電防止性スチレン系難燃樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16766296A JPH107871A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 永久帯電防止性スチレン系難燃樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107871A true JPH107871A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15853910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16766296A Withdrawn JPH107871A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 永久帯電防止性スチレン系難燃樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH107871A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018031870A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 凸版印刷株式会社 | 調光フィルム、調光装置およびスクリーン |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP16766296A patent/JPH107871A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018031870A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 凸版印刷株式会社 | 調光フィルム、調光装置およびスクリーン |
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Legal Events
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