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JPH1077445A - ヒドロキサム酸含有側鎖を含むポリ(アミノ酸)ポリマーを含む組成物 - Google Patents

ヒドロキサム酸含有側鎖を含むポリ(アミノ酸)ポリマーを含む組成物

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Publication number
JPH1077445A
JPH1077445A JP9176804A JP17680497A JPH1077445A JP H1077445 A JPH1077445 A JP H1077445A JP 9176804 A JP9176804 A JP 9176804A JP 17680497 A JP17680497 A JP 17680497A JP H1077445 A JPH1077445 A JP H1077445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ranges
group
metal ion
range
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9176804A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiansheng Tang
タン ジャンシェン
Raymond T Cunningham
ティー.カニンガム レイモンド
Bo Yang
ヤン ボー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ChampionX LLC
Original Assignee
Nalco Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nalco Chemical Co filed Critical Nalco Chemical Co
Publication of JPH1077445A publication Critical patent/JPH1077445A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
    • C23F11/08Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
    • C23F11/10Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
    • C23F11/173Macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F5/00Softening water; Preventing scale; Adding scale preventatives or scale removers to water, e.g. adding sequestering agents
    • C02F5/08Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents
    • C02F5/10Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents using organic substances
    • C02F5/12Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents using organic substances containing nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/02Polyamines
    • C08G73/0233Polyamines derived from (poly)oxazolines, (poly)oxazines or having pendant acyl groups

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属表面での腐食、スケール及び沈積物の発
生及び沈積を抑制又は防止する生分解性組成物を提供す
ること。 【解決手段】 金属表面での腐蝕を抑制する組成物であ
って、ヒドロキサム酸含有側鎖を含むポリ(アミノ酸)
ポリマーを含む組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野及び従来の技術】本発明は、一
般に、腐食、スケール生成及び他の沈積物の沈積から金
属表面を保護することに関する。より詳細には、本発明
は、腐食抑制剤及びスケール抑制剤組成物、分散剤、並
びにその使用方法に関する。
【0002】金属が酸化されてそれらの対応するイオン
及び/又は不溶性塩になる場合に腐食が起こる。例え
ば、金属鉄の腐食は、+2若しくは+3の酸化状態にあ
る可溶性イオン又は不溶性酸化鉄若しくは水酸化鉄への
転化を伴う。また、腐食は、(1)金属表面の一部が脱
離するという点、及び(2)不溶性塩の生成がスケール
及び沈積物の沈積の一因となるという点の2つの特徴を
有する。
【0003】第1に、表面での金属の損失は最終的に
は、当該系又は構造物の構造団結性の低下の原因とな
る。ついには、水系とプロセス流れの間で漏れが起こり
うる。従って、工業用水と接触する鉄及び合金鋼の腐食
の抑制は重要である。腐食障害は、莫大な維持費がかか
る原因となり、装置の破壊の結果として費用がかかり、
工業用水中に存在する腐食性因子との接触が抑えられな
い又は妨げられない場合に合金材料を使用する結果、費
用がかかる。
【0004】第2に、沈積物の沈積により熱伝導が阻害
される。特に、熱交換管の内側表面のような金属表面か
ら液状媒体、例えば水に、又はその逆で熱を効率的に伝
えるために、金属の表面は可能なかぎり清浄であり、且
つ、金属の表面にはスケール及び沈積物が存在しないこ
とが必要である。スケールが沈積した金属表面では、そ
の金属表面と水若しくは他の液状媒体との間の熱伝導率
が減少するため、スケール生成は系の効率を低下させ
る。更に、スケール生成及び沈積物は、金属表面上の沈
積物下での腐食の原因となり、装置の有効寿命を短縮す
る。そのようなスケール及び沈積物には、炭酸カルシウ
ム、ヒドロキシアパタイト、水酸化カリシウム、水酸化
マグネシウム、酸化鉄又は水酸化鉄、及びクレー粒子な
どが含まれる。
【0005】水系での腐食、スケール生成及び沈積物の
沈積に対抗する最も一般的な方法は、腐食抑制剤及びス
ケール抑制剤並びに分散剤を給水又は溶液に添加するこ
とである。腐食を抑制するために、クロム酸塩又は亜鉛
塩のような無機物成分により水が処理されている。しか
しながら、クロム酸塩及び亜鉛塩は環境に対して有害で
あり、それゆえこれらの処理法は望ましくない。腐食及
び/又はスケール生成を抑制するために、無機リン酸又
は有機ホスホン酸により水が処理されている、しかしな
がら、リン酸及びホスホン酸の使用も環境問題を引き起
こす原因となる。現在、スケール抑制剤及び分散剤とし
て有機ポリマーが主に使用されている。しかしながら、
有機ポリマーは一般的に非生分解性であり、そのため、
浄水装置から放出されることによって、そのようなポリ
マーの許容度を超えて環境中に蓄積する。
【0006】ある小さな分子、例えば、グルコン酸、サ
ッカリン酸、クエン酸、酒石酸、及びラクトビオン酸は
生分解性であるが、それらの腐食抑制活性度は低く、そ
のためそれらは往々にして他の無機腐食抑制剤、例えば
ホスフェート又は亜鉛と配合され、有効な腐食抑制剤を
提供する。非誘導体化ポリアスパラギン酸は、生分解性
であることが知られており、若干のスケール抑制活性を
有することも知られているが、殆ど又は全く腐食抑制活
性を有しない。実際には、非誘導体化ポリアスパラギン
酸は、一般的な工業用水の条件において腐食を促進す
る。
【0007】従って、金属表面での腐食及びスケールの
沈積の双方を抑制することができる生分解性組成物が必
要とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属表面で
の腐食、スケール及び沈積物の発生及び沈積を抑制又は
防止する一群の組成物及び金属表面での腐食、スケール
及び沈積物の発生及び沈積を抑制する方法を提供する。
本発明により提供される一群の組成物には、ヒドロキサ
ム酸含有ポリ(アミノ酸)を含むポリマーが含まれる。
本発明の腐食及びスケール抑制組成物は、ヒドロキサム
酸含有側鎖を含むポリ(アミノ酸)ポリマーを含む。よ
り詳細には、本発明の組成物は、下記一般式(I):
【化16】 (式中、WはCO2 M(式中、Mは金属イオンである)
及びCONHOHから成る群より選ばれるものであり;
YはCH2 CONHOH及びCH2 CO2 M(Mは金属
イオンである)から成る群より選ばれるものであり;M
1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及びアルミニウ
ムから成る群より選ばれるものであり;(a+b)/
(a+b+c+d)×100%は、約0.1%〜約10
0%、好ましくは5%〜70%、より好ましくは10%
〜50%の範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+
d)×100%は0%〜99.9%の範囲にわたり;a
/(a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
り;b/(a+b)×100%は0%〜100%の範囲
にわたり;c/(c+d)×100%は0%〜100%
の範囲にわたり;及び、d/(c+d)×100%は0
%〜100%の範囲にわたる)により表されるポリマー
であって、約300〜約200,000の範囲にわたる
分子量を有するポリマーを含む。
【0009】下記式(II):
【化17】 (式中、nは1又は2であり;mは0〜4の範囲にわた
り;M1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及びアル
ミニウムから成る群より選ばれるものであり;Xは、
H、CH3 、CH(CH3 2 、CH(CH3 )CH2
CH3 、OH、p−HOC6 4 、SH、CH2 SCH
3 、CH2 OH、CH(OH)CH3 、NH 2 、HNC
(:NH)NH2 、C(O)NH2
【化18】 OPO3 2 、OSO3 M、p−M2 3 POC
6 4 、p−MO3 SOC6 4 、SPO2 2 、CH
2 OPO3 2 、CH2 OSO3 M、CH(OPO3
2 )CH3 、並びにCH(OSO3 M)CH3 から成る
群より選ばれるものであって、Mが金属イオンであるも
のであり;WはCO2 M又はC(O)NR1 OHであ
り;Yは、(CH2 o C(O)NR1 OH、(C
2 O CO2 M、(CH2 O C(O)NR2 3
は(CH2 m Xであって、Mが金属イオンであり、X
及びmが上記定義の通りであり、oが1〜2の範囲にわ
たるものであり;R1 、R2 及びR3 は、H、アルキ
ル、アルケニル、アリール、カルボキシル、スルホニ
ル、OH、又はハロゲン置換されたアルキル基、アルケ
ニル基若しくはアリール基であり;R1 はOR4 (R4
はアルキル又はアリールである)であってもよく;(a
+b)/(a+b+c+d)×100%は約0.1〜約
100%、好ましくは5%〜70%、より好ましくは1
0%〜50%の範囲にわたり;(c+d)/(a+b+
c+d)×100%は、0%〜99.9%、好ましくは
30%〜95%、より好ましくは50%〜90%の範囲
にわたり;(e+f)/(a+b+c+d+e+f+
g)×100%は約0%〜約50%、好ましくは0%〜
40%、より好ましくは0%〜30%の範囲にわたり;
g/(a+b+c+d+e+f+g)×100%は、約
0%〜約50%、好ましくは0%〜40%、より好まし
くは0%〜30%の範囲にわたり;(a+b+c+d)
/(a+b+c+d+e+f+g)×100%は約50
%〜約100%、好ましくは60%〜100%、より好
ましくは70%〜100%の範囲にわたり;a/(a+
b)×100%は0%〜100%の範囲にわたり;b/
(a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
り;c/(c+d)×100%は0〜100%の範囲に
わたり;d/(c+d)×100%は0%〜100%の
範囲にわたり;e/(e+f)×100%は0%〜10
0%の範囲にわたり;及び、f/(e+f)×100%
は0%〜100%の範囲にわたる)により表され、約3
00〜約200,000の分子量を有する他のヒドロキ
サム酸含有ポリ(アミノ酸)も本発明の範囲に含まれ
る。上式(I)及び(II)により表されるD、L及び
DL−光学異性体も使用することができる。投与量は、
0.1〜1000ppm、より好ましくは1〜500p
pm、更に好ましくは5〜50ppmの範囲にわたる。
本発明の組成物の分子量は、約300〜約200,00
0、より好ましくは300〜30,000、更に好まし
くは300〜10,000の範囲にわたる。
【0010】本発明のポリマーは生分解性であって、非
常に有効な腐食抑制剤である。更に、本発明のポリマー
は、炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウムの有効なスケ
ール抑制剤である。上記コポリマーもスケール及びクレ
ー並びに他のスケールの沈積を抑制するのに有効であ
る。これらの生分解性コポリマーは非常にカルシウム耐
性が高い。本発明のポリマーは、未改質ポリアスパラギ
ン酸ポリマーのような未改質ポリアミノ酸よりも腐食抑
制剤、分散剤及びスケール抑制剤として有効且つ効率的
である。更に、本発明のポリマーは、グルコン酸、D−
サッカリン酸、クエン酸、酒石酸などのようなα−ヒド
ロキシカルボン酸より腐食抑制剤、分散剤及びスケール
抑制剤として有効且つ効率的である。
【0011】本発明の利点は、生分解性であり、且つ、
有効な腐食抑制剤、スケール抑制剤及び分散剤である新
規の一群の水溶性ポリマーを提供することである。本発
明の他の利点は、ヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ酸)
を使用して高性能腐食抑制を達成することである。
【0012】本発明の更に別の利点は、ヒドロキサム酸
含有ポリ(アミノ酸)を使用して高性能スケール抑制を
達成することである。本発明の更に別の利点は、ヒドロ
キサム酸含有ポリ(アミノ酸)を使用して高性能分散剤
を提供することである。
【0013】本発明の別の利点は、水系、特に工業用水
系において粒状物質を分散させると同時に腐食を抑制す
る一群の生分解性ポリマーを提供することである。本発
明の他の利点は、水系、特に工業用水系において粒状物
質を分散させると同時に多くの種類のスケールの沈積を
抑制する生分解性ポリマーを提供することである。
【0014】本発明の他の利点は、水系、特に工業用水
系において腐食を抑制すると同時にスケールの沈積を抑
制する一群の生分解性ポリマーを提供することである。
本発明の他の利点は、ヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ
酸)を使用して高性能腐食抑制又はスラリー化を達成す
る方法を提供することである。
【0015】本発明の更に別の利点は、ヒドロキサム酸
含有ポリ(アミノ酸)を使用して高性能スケール抑制を
達成する方法を提供することである。本発明の更に別の
利点は、ヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ酸)を使用し
て溶液中の粒状物質を分散させる方法を提供することで
ある。
【0016】本発明の別の利点は、水系、特に工業用水
系において粒状物質を分散させると同時に腐食を抑制す
る一群の生分解性ポリマーを提供することである。本発
明の別の利点は、水系、特に工業用水系において粒状物
質を分散させると同時にスケールを抑制する一群の生分
解性ポリマーを提供することである。
【0017】本発明の他の利点は、水系、特に工業用水
系において腐食を抑制すると同時にスケールの沈積を抑
制する一群の生分解性ポリマーを提供することである。
本発明の更に別の利点は、溶液又はスラリー中の固体粒
子を効率的に処理する方法及び一群の生分解性ポリマー
を提供することである。
【0018】本発明の更に別の利点は、環境上許容可能
な改良された腐食、スケール及び沈積抑制組成物を提供
することである。本発明の更に別の利点は、ヒドロキサ
ム酸含有ポリ(アミノ酸)の新規使用方法を提供するこ
とである。
【0019】本発明の更なる利点は、水性及び非水性用
途を有する改良されたスケール抑制組成物を提供するこ
とである。更なる態様及び利点を以下で説明する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、環境上許容可
能な改良されたスケール及び沈積物抑制組成物を提供す
る。好ましい態様において、この腐食及びスケール抑制
剤組成物は、ヒドロキサム酸を含有する1種以上のアミ
ノ酸ポリマー又はヒドロキサム酸含有側鎖を含むポリ
(アミノ酸)ポリマーである。本発明により提供される
一群のポリマーは、下記式(I)及び(II)により表
されものであって、式(I)は下記の通りである:
【化19】 (式中、WはCO2 M(式中、Mは金属イオンである)
又はCONHOHであり;YはCH2 CONHOH又は
CH2 CO2 M(式中、Mは金属イオンである)であ
り;M1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアル
ミニウムであり;(a+b)/(a+b+c+d)×1
00%は、約0.1%〜約100%、好ましくは5%〜
70%、より好ましくは10%〜50%の範囲にわた
り;(c+d)/(a+b+c+d)×100%は0%
〜99.9%の範囲にわたり;a/(a+b)×100
%は0%〜100%の範囲にわたり;b/(a+b)×
100%は0%〜100%の範囲にわたり;c/(c+
d)×100%は0%〜100%の範囲にわたり;及
び、d/(c+d)×100%は0%〜100%の範囲
にわたる)。上式(I)により表されるポリマーの分子
量は約300〜約200,000の範囲にわたる。
【0021】下記一般式(II):
【化20】 (式中、nは1又は2であり;mは0〜4の範囲にわた
り;M1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアル
ミニウムであり;Xは、H、CH3 、CH(C
3 2 、CH(CH3 )CH2 CH3 、OH、p−H
OC6 4 、SH、CH2SCH3 、CH2 OH、CH
(OH)CH3 、NH2 、HNC(:NH)NH2、C
(O)NH2
【化21】 OPO3 2 、OSO3 M、p−M2 3 POC
6 4 、p−MO3 SOC6 4 、SPO2 2 、CH
2 OPO3 2 、CH2 OSO3 M、CH(OPO3
2 )CH3 、又はCH(OSO3 M)CH3 であって、
Mが金属イオンであるものであり;WはCO2 M(式
中、Mは金属イオンである)又はC(O)NR1 OHで
あり;Yは、(CH2 o C(O)NR1 OH、(CH
2 O CO2 M、(CH2 O C(O)NR2 3 又は
(CH2 m Xであって、Mが金属イオンであり、X及
びmが上記定義の通りであり、oが1〜2の範囲にわた
るものであり;R1 、R2 及びR3 は、H、アルキル、
アルケニル、アリール、カルボキシル、スルホニル、O
H、又はハロゲン置換されたアルキル基、アルケニル基
若しくはアリール基であり;R1 はOR4 (式中、R4
はアルキル又はアリールである)であってもよく;(a
+b)/(a+b+c+d)×100%は約0.1%〜
約100%、好ましくは5%〜70%、より好ましくは
10%〜50%の範囲にわたり;(c+d)/(a+b
+c+d)×100%は、0%〜99.9%、好ましく
は30%〜95%、より好ましくは50%〜90%の範
囲にわたり;(e+f)/(a+b+c+d+e+f+
g)×100%は、約0%〜約50%、好ましくは0〜
40%、より好ましくは0%〜30%の範囲にわたり;
g/(a+b+c+d+e+f+g)×100%は、約
0%〜約50%、好ましくは0%〜40%、より好まし
くは0%〜30%の範囲にわたり;(a+b+c+d)
/(a+b+c+d+e+f+g)×100%は、約5
0%〜約100%、好ましくは60%〜100%、より
好ましくは70%〜100%の範囲にわたり;a/(a
+b)×100%は0%〜100%の範囲にわたり;b
/(a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
り;c/(c+d)×100%は0〜100%の範囲に
わたり;d/(c+d)×100%は0%〜100%の
範囲にわたり;e/(e+f)×100%は0%〜10
0%の範囲にわたり;及び、f/(e+f)×100%
は0%〜100%の範囲にわたる)により表され、約3
00〜約200,000の分子量を有する他のヒドロキ
サム酸含有ポリ(アミノ酸)も本発明の範囲に含まれ
る。
【0022】一般式(I)及び(II)により表される
D、L及びDL−光学異性体も使用することができる。
投与量は、0.1〜1000ppm、より好ましくは1
〜500ppm、更に好ましくは5〜50ppmの範囲
にわたる。本発明の組成物の分子量は、約300〜約2
00,000、より好ましくは300〜30,000、
更に好ましくは300〜10,000の範囲にわたる。
例示として、及び非限定のために、本発明の実施例を以
下に示す。
【0023】
【実施例】
腐食抑制試験 予備研磨したカーボン鋼(C1010)円筒管(長さ
0.5インチ、外径0.5インチ、表面積5cm2 )か
ら成るものであって、MICROSTOP STOP−
OFFTMラッカーによりシールされた作用電極を用意
し、松材ターンテーブル上に据え付けた。前記電極を6
00グリットのSiCサンドペーパーを用いて研磨し、
アセトン及び脱イオン水を用いて洗浄し、次いでラッカ
ーを塗布する前に1枚の清浄なKimwipesTMを用
いて拭き取った。次いで、電極を空気中に約15分間放
置してラッカーを乾燥させた。電極を0.5MのH2
4 溶液中で30秒間を要してエッチングし、そして浸
漬直前に再び脱イオン水を用いて洗浄した。電極表面の
調整工程を用い、最少量の表面酸化物及び有機汚染物を
有する再生可能な表面を得た。対電極は、2本の高密度
グラファイトから成っていた。参照電極として飽和カロ
メル電極を使用した。溶液の抵抗降下は、作用電極表面
から約1〜2mm離れた位置に小さなルギン管開口部を
配置することにより最低に抑えた。交流インピーダンス
実験によって、低腐食速度条件(例えば、Rp >300
0Ωcm2 又は<7〜9mpy)下での抵抗降下は測定
された全分極抵抗(Rp )の10%よりも大きくなかっ
た。
【0024】700mlの溶液を含むグリーンセル(Gr
eene Cell)を試験に使用した。脱イオン水、
特級試薬及び本発明の方法に従って合成した化学物質か
ら試験溶液を調製した。溶液に通気し、そして作用電極
を浸す前に熱的及び化学的定常状態になるよう放置した
(典型的には約0.5時間)。セルの全ての開口部をゴ
ム栓又はSaran WrapTMのいずれかで塞ぎ、蒸
発による溶液の減損を最低限に抑えた。蒸発による減損
は、24時間で通常10%であった。全ての卓上試験を
100±0.5°Fで実施した。
【0025】EG&G Princeton Appl
ied Research Model 273ポテン
シオスタット及びEG&Gソフトウェア(M352及び
ヘッドスタート)の制御下で動作するDell 386
SX計算機を使用して電気化学測定を実施した。20〜
24時間浸漬後、作用電極に僅かな過電圧(±15mV
対Ecorr)をかけ、その結果、定常状態で得られた電流
を測定することにより電極の分極抵抗を決定した。分極
抵抗を測定した直後に準定常状態でのポテンシオダイナ
ミック(potentiodynamic)カソード及
びアノード走査(例えば、0.2mV/秒)を実施し
た。これらの測定は腐食電圧で開始し、そしてカソード
又はアノード方向に200mVまで分極させた。カソー
ド分岐線を最初に記録した。カソード走査が完了して約
0.5時間後にアノード走査を実施した。腐食速度は、
分極曲線の直線状log(i)対電位のアノード分岐線
又はカソード分岐線のいずれかの腐食曲線への外挿か
ら、又はStern−Geary式を用いることにより
分極抵抗から決定した。測定された分極抵抗から腐食速
度を計算するために、準定常状態でのポテンシオダイナ
ミック走査から決定したTafel傾斜を用いた。腐食
速度は、分極抵抗率、アノードのTafel外挿率及び
カソードのTafel外挿率の平均値として計算した。
溶液のデータ:360ppmのCaCl2 +200pp
mのMgSO4 +200ppm又は100ppmのNa
HCO3 (CaCO3 として);20〜24時間の浸
漬;通気;100°F;200rpm;研磨及び酸エッ
チングされたC1010電極。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】このデータは、ヒドロキサム酸含有ポリ
(アミノ酸)ポリマーが、グルコン酸、D−サッカリン
酸、クエン酸、酒石酸などの公知のα−ヒドロキシカル
ボン酸よりも優れた軟鋼腐食抑制剤であることを示して
いる。更に、このデータは、ポリ(アスパラギン酸)は
腐食抑制剤でないことも示している。更に、このデータ
は、ポリマーII及びPBTCのみがわずかな腐食抑制
を示し、これらが主にCaCO3 スケール抑制剤として
作用することも示している。
【0029】パイロット冷却塔試験 2組目の試験において、典型的な工業用開放形再循環冷
却塔及び付随する熱交換器の全ての基本的な特徴を備え
たパイロット冷却塔(PCT)装置を使用した。これは
開放形再循環冷却水系における基本的プロセスをシミュ
レートするために作られたものである。PCTは、動的
条件下での水中に含まれる化学物質、流速、温度、熱流
束、滞留時間インデックス及び金属等の関数として冷却
水処理プログラム性能を評価することを可能にするもの
である(例えば、上記パラメーターは、実際の工業用冷
却水系におけるようにある程度の連続的変化を示し得
る)。
【0030】再循環ポンプは溜めます(basin)か
ら冷却水を揚げ、水を加熱する熱交換管に水を送り出
す。加熱された水は塔内に噴霧され、そこで蒸発により
冷却され、次いで溜めますに戻る。熱交換管を各試験の
前後で清浄にし、計量する。目視評価ができるように試
験時に各管の周囲を透明PyrexTMガラスで取り囲
む。試験片及びCorrater(商標)も腐食に関す
る情報を与える。伝導度、pH、溜めます温度、戻り温
度、及びCorrater(商標)の示度を連続的にモ
ニターし、そして計算機に記録する。以下の条件でPC
T試験を実施した:(1)溜めます/戻り温度100/
110°F;(2)系の溶液容量50リットル;(3)
流速2gpm、又は再循環速度126.2ml/秒;
(4)滞留時間インデックス約25時間;(5)濃度
比:1(開始)、3.5(保全);及び(6)伝熱金属
片を通る流速0.792m/秒(2.6フィート/秒)
(金属管の外径:1.27cm(0.5インチ)、ガラ
ス管の外径:2.54cm(1インチ)、流路断面積:
1.58cm2 、管の長さ:47.2cm(18.6イ
ンチ))。
【0031】5000〜12400BTU/ft2 ・時
間の範囲にわたる熱流束を有する水流内で幾つかの伝熱
軟鋼(C1010)及びステンレス鋼(SS34)管を
直列に配置した。軟鋼試験片及び軟鋼Corrater
(商標)も、最後の伝熱管と溜めますの間の水流中に配
置した。
【0032】定速ぜん動ブローダウンポンプを断続的に
作動させることにより濃度比を調節した。同時に、融合
ポンプ内のシリンジを用いてブローダウンポンプとして
化学処理剤フィードポンプを作動させた。シリンジの大
きさ及びプランジャの選択は、ブローダウンポンプによ
り系から排出される化学物質の置き換え量に基づいて計
算した。ブローダウンポンプ及び化学処理剤フィードポ
ンプの作動は、伝熱調節器により達成した。塔内のファ
ンは、温度調節器により作動/停止させた。蒸発又はブ
ローダウンにより損失した水は、液面調節器を有する補
給水管により補充した。
【0033】定速ぜん動ポンプを使用して塔の溜めます
に家庭用漂白剤の溶液を連続的に供給することにより塩
素濃度を保った。分析した塩素残留物に基づいて漂白剤
の送り量の割合を調節することによって、所望の残留レ
ベル(OCl- として約0.2〜約0.4ppm)を得
た。
【0034】系をモニターするため及び生成物量を確認
するために各作動日において水の分析を行った。PCT
試験の最後(例えば、14日目)に、試験片の増量及び
減量について種々の試料(金属管及び試験片)を分析
し、腐食及び沈積物の制御に対して選択したプログラム
投与量の性能を決定した。
【0035】PCT試験を実施してベンチトップ結果を
確認した。この試験において、50ppmの活性ヒドロ
キサム酸含有ポリアスパラギン酸(表4に示したポリマ
ー番号第3993−169と同じ)、5ppmのPBT
C、3ppmのTT、10ppmのポリマーII活性物
及び2.66ppmのポリマーI活性物を保全レベルで
使用し、3〜3.4サイクルのミシガン湖の水(例え
ば、CaCl2 305ppm、MgSO4 170pp
m、NaHCO3 200ppm、全てCaCO3 とし
て)で腐食及びスケールを制御した。稀H2 SO4 を供
給することによりpHを8.7に調節した。殺生剤とし
て漂白剤を使用した。試験期間は14日間であった。
【0036】質量測定により得られた軟鋼及びステンレ
ス鋼についての結果を表2に示す。
【表3】 CorraterTM示度から得た軟鋼に対する平均腐食
速度は1.9mpyであり、損失重量測定から得た値と
良く一致した。
【0037】本発明は、水系で軟鋼腐食抑制及びスケー
ル抑制が望ましい工業、例えば冷却塔等を使用する工業
に応用可能である。0.1〜1000ppmの範囲にわ
たる量でヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ酸)を単独
で、又はポリアクリレート、ポリメチルアクリレート、
アクリル酸とメタクリル酸のコポリマー、アクリル酸と
アクリルアミドのコポリマー、ポリ無水マレイン酸、ア
クリル酸とマレイン酸のコポリマー、ポリオールエステ
ル、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸、2−ホスホノ−ブタン−1,2,4−トリカルボン
酸(PBTC)、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、
アクリル酸/アクリルアミド/アミノメタンスルホネー
トターポリマー、ポリアスパラギン酸、及びこれらの混
合物から成る群より選ばれる1種以上のスケール抑制剤
との組合せで使用することができる。そのような組み合
わされた組成物は、腐食抑制性、スケール抑制性及び分
散性の点で相乗効果を発揮しうる。
【0038】0.1〜1000ppmの範囲にわたる量
でヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ酸)は、単独で、又
は、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、メルカ
プトベンゾチアゾール及び他のアゾール化合物から成る
群より選ばれる1種以上の四六黄銅腐食抑制剤との組合
せで使用されてよい。そのような組合せは、腐食抑制の
点で相乗効果を発揮しうる。
【0039】0.1〜1000ppmの範囲にわたる量
でヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ酸)は、単独で、又
は、ホスフェート、ピロホスフェート及びポリホスフェ
ートのようなリン含有無機化学物質、グルコン酸及びグ
ルカル酸のようなヒドロキシカルボン酸又はそれらの
塩、Zn2+、Ce2+、MoO4 2- 、VO3 2- 、並びにW
4 2- から成る群より選ばれる1種以上の化学物質との
組合せで使用されてもよい。そのような組合せは、腐食
抑制の点で相乗効果を発揮しうる。
【0040】0.1〜1000ppmの範囲にわたる量
でヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ酸)は、単独で、又
は、酸化殺生剤のような殺生剤、例えばCl2 、NaO
Cl、NaOBr、若しくは非酸化殺生剤、例えば、グ
ルタルアルデヒド、イソチアゾリノン(すなわち、5−
クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン又
は2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン)若しく
はKathon WT(商標)、スルファミド酸により
安定化された漂白剤並びにスルファミド酸により安定化
された臭素から成る群より選ばれる1種以上の化学物質
との組合せで使用されてもよい。そのような組合せは、
腐食抑制、スケール抑制及びバクテリア制御の点で相乗
効果を発揮しうる。
【0041】更に、0.1〜1000ppmの範囲にわ
たる量でヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ酸)は、単独
で、又は、スケール抑制剤、四六黄銅腐食抑制剤、殺生
剤及び他の化学添加剤との組合せで使用されてもよい。
そのような組合せは、腐食抑制、スケール抑制及びバク
テリア制御の点で相乗効果を発揮しうる。
【0042】攪拌及び沈降試験方法及び結果 カルシウムイオンと炭酸イオンの飽和溶液からの炭酸カ
ルシウム結晶の形成は吸熱過程であり、このことは、こ
の過程が高温で非常に促進され、また炭酸カルシウム沈
積物が高温で最も形成されやすいことを示している。こ
の試験において、関心のある高温での炭酸カルシウム沈
積物の形成に対する抑制剤の傾向を調べた。そのような
沈殿は、非常に小さな粒子同士の付着又は非常に小さな
粒子の表面への付着により形成されるように観察され
た。スケール抑制剤は、これらの小さな粒子の凝集及び
付着を抑え、それによって冷却塔系の熱交換管又は他の
工業用水処理系、例えばボイラーの金属表面状に形成さ
れる炭酸カルシウム沈積物の量を減少させる。
【0043】攪拌及び沈降試験において、カルシウム及
び炭酸水素塩を添加し、各々500ppmの初期濃度
(CaCO3 として)とした。抑制剤濃度を表3に示
す。試験溶液の温度を50℃(122°F)に保った。
稀NaOHを使用し、pHを徐々に9.0まで上昇さ
せ、そして2時間の試験の間維持した。各試験の最後
に、0.45μmのフィルターを使用して各溶液を濾過
し、最終的な溶存カルシウム濃度を原子吸光分析により
決定した。最終カルシウム濃度を初期カルシウム濃度で
割ることにより抑制率(%)を計算した。代わりに、初
期溶存カルシウム濃度と最終溶存カルシウム濃度の差を
用いて、熱交換器表面上にCaCO3 を形成するであろ
うカルシウムの量を求めた。この方法を使用して種々の
ヒドロキサム酸含有ポリアスパラギン酸試料を試験し
た。その結果を表3に示す。
【0044】冷却水クレー分散試験方法及び結果 この試験によって、粒状物質に対する所定のポリマーの
有効性を調べた。分散性を高めるポリマーはクレー粒子
の沈降速度を低下させる仮定を用いた。分散したクレー
は、高い濁り度の原因となる。粒子(クレー)の標準懸
濁液は、300ppmの可溶性カルシウム(CaCO 3
として)の水溶液により調製した。この溶液1リットル
をwaringブレンダー内に入れた。100mlのチ
ャイナクレーをこの懸濁液に加えた。低設定で60秒間
を要してクレーを分散させ、次いで即座に4つの250
mlメスシリンダーに等量づつ分取した。1つのシリン
ダーはブランクであり、残りの3つは抑制剤で処理し
た。ブランクをブレンダーに戻し、そして低設定で20
秒間を要して再分散させた。この懸濁液をそのメスシリ
ンダーに戻した。100mlの目盛りから試料を採取
し、そして濁り度を濁り計(Hach 2100A)に
より決定した。これをブランク又は未処理溶液の初期示
度とした。懸濁液をメスシリンダーに戻し、2時間沈降
させた。処理シリンダーは、残りの懸濁液をブレンダー
に戻し、次いで5ppmの抑制剤を添加し、低設定で2
0秒間を要して再分散させることにより調製した。2時
間後、100mlの目盛りから試料を採取し、そして濁
り度の示度を読み取った。下記式1を用いてクレーの分
散率(%)を決定し、その結果を表3に示した。
【数1】
【0045】カオリンクレースラリー分散試験方法 分散剤を含む水の中に61.3%のカオリンを含む懸濁
液スラリーをスチールケージ形櫂形攪拌機を使用して2
分間混合し、次いで懸濁液のブルックフィールド粘度を
室温及び約7のpHで測定した。好ましい分散剤は、カ
オリンが分散した低粘度のスラリーを与えた。試験結果
を表3に示す。本発明は、カオリンスラリーの分散体が
望ましい産業において応用できる。例えば、本発明にお
けるポリマーは、製紙工場に送られる選別されたカオリ
ンクレーに対する分散剤として添加することができる。
分散したカオリンクレーは、非常に高いポンプ輸送能を
有する。
【0046】
【表4】
【0047】ヒドロキサム酸含有ポリ(アミノ酸)の合
成 下記表4中で3909−139A、3909−139
C、3993−38A、3993−49A、3993−
53A及び3993−169と番号付けされているポリ
マーの調製において、以下の手順で1当量以上のヒドロ
キシルアミンを装入した。脱イオン水(20g)中に溶
けたヒドロキシルアミン塩酸塩(1.95g、0.02
85モル、1.14モル当量)に50%NaOH(2.
22g、0.0279モル)を1〜2分間にわたって加
え、pH7.84の透明溶液を得た。この溶液を、脱イ
オン水(20.8g)中に溶けたポリ(アスパラギン酸
スクシンイミド)(2.46g、0.025モル)の懸
濁液に加えた。得られた懸濁液を室温で34時間電磁攪
拌した。後の別の実験で確認された固形物は15時間以
内に消失した。pHを5.9〜9.0に調節した後、溶
液を更に2.3時間攪拌した。最終的にpHを8.7〜
7.7に調節して粗生成物3909−139Aを得た。
48時間を要して脱イオン水に対して粗生成物を透析し
(膜MWCO1000)、未反応のヒドロキシルアミン
を除去して純粋な生成物3909−139Cを得た。G
PCにより決定された生成物の分子量及び13C−NMR
により決定されたヒドロキサム酸含有率を表4にまとめ
た。表4中の3909−38A、3993−49A、3
993−53A及び3993−169と番号付けされて
いる生成物を同様に合成した。生成物の分子量及び組成
を下記表4にまとめた。
【0048】1当量未満のヒドロキシルアミンを装入す
る第2の手順を実施し、表4中で4049−68A、4
049−68B、4049−68C、3909−15
5、3909−154及び3993−1と番号付けされ
ている生成物を得た。脱イオン水(50.0g)中に溶
けたポリ(アスパラギン酸スクシンイミド)(20.2
g、0.206モル)の機械的に攪拌した懸濁液を調製
した。この機械的に攪拌した溶液にN2 雰囲気下、ヒド
ロキシルアミン塩酸塩(8.50g、0.124モル、
0.60当量)、脱イオン水(18.0g)、及び50
%NaOH(10.3g、0.129モル)から調製し
たヒドロキシルアミンの溶液を滴下添加した。N2 雰囲
気下の室温で懸濁液を更に21時間攪拌した。この攪拌
した懸濁液に、pH9.5でNaOH(9.86g、
0.123モル、0.60当量)及び脱イオン水(1
6.1g)から調製したNaOH溶液を滴下添加した。
得られた褐色溶液を更に1時間20分攪拌した。稀HC
lを用いてpHを8.9〜7.3に調節した。溶液を減
圧濾過して未溶解粒子を除去し、ヒドロキサム酸ポリ
(アスパラギン酸)4049−68A(122.39
g)を得た。4049−68Aの一部を透析してヒドロ
キサム酸−ポリ(アスパラギン酸)4049−68Bを
得た。4049−68Aの他の一部をI2 により処理し
た。I2 (1.52g、0.00589モル)を初期p
H7.3で粗製4049−68A(45.4g、0.0
758モル)に加えた。pHが4.2に低下するまで混
合物を室温で攪拌し、次いで静置(30時間)した。こ
れによって、赤色溶液4049−68Cを得た(依然と
して若干のI2 が残存していた)。4049−68Aに
対するのと同様の手順を用いて3909−155、39
93−154及び3993−1と番号付けした生成物を
合成した。生成物の分子量及び組成を表4にまとめた。
【0049】
【表5】
【0050】酸化/安定化方法 ヒドロキシルアミン残留物を酸化させるため及び/又は
3993−164Aと番号付けしたヒドロキサム酸含有
ポリ(アスパラギン酸)を安定化させるために以下の手
順を用いた。ヒドロキシルアミン塩酸塩(3.52g、
0.050モル、1.0当量)、脱イオン水(5.5
g)及び50%NaOH(3.97g)から調製したヒ
ドロキシルアミン溶液を、脱イオン水(25.0g)中
に溶けたポリ(スクシンイミド)(5.0g、0.05
0モル)の攪拌した懸濁液に加えた。これは初期pHが
7.44であった。懸濁液を室温で14.5時間攪拌し
た。pHを5.8〜7.1に調節した後、溶液を25時
間攪拌した。再びpHを9.0に調節し、次いで溶液を
4.5時間攪拌した。最終的にpHを7.2に調節し
た。溶液を遠心分離して未溶解粒子を除去し、表5中の
粗製ヒドロキサム酸含有ポリ(アスパラギン酸)399
3−164A(71g)を得た。
【0051】表5において3993−164Bと番号付
けされている生成物に対し、ヒドロキシルアミン残留物
をプロトン化させるために、稀HClを用いて12.5
gの3993−164AをpH3.5に酸性化した。表
5において3993−164Cと番号付けされている生
成物に対し、12.0gの3993−164AをpH
2.3に酸性化し、次いでI2 と3時間攪拌した。pH
は1.63まで低下した(依然として若干のI2 が存在
していた)。表5において3993−164Dと番号付
けされている生成物に対し、10.4gの3993−1
64Aを乾燥するまで蒸発させ、1.52gの固形物を
得た。3993−164Eと番号付けされている生成物
に対し、12.0gの3993−164A(pH7.
2)をI2 (1.08g)と共に攪拌した。1分間以内
にpHは7.2から2.9に低下し、10分間以内に
2.27に低下した。これらのポリマー試料の分子量
は、GPCにより処理から2日後において決定し、次い
でそれらを冷蔵庫内で1.5カ月間貯蔵した後に再び決
定した。その結果を表5にまとめた。
【0052】
【表6】 ヒドロキシルアミン又はその塩に対して反応性の他の分
子を使用して残留ヒドロキシルアミン又はその塩と反応
させることができる。そのような反応により残留ヒドロ
キシルアミン又はその塩が消費される場合、生成物であ
るポリマーは安定である。例えば、エステル、好ましく
は水溶液エステル、例えば、グリコールホルメート、グ
リコールアセテート、塩化アシル、及びアミドを使用し
て残留ヒドロキシルアミン又はその塩と反応させ、ポリ
マー主鎖に対して無反応性であるヒドロキサム酸を形成
させることができる。
【0053】本明細書に記載した好ましい態様に対する
種々の変更及び改良が当業者に明らかであろうことは理
解されるべきである。そのような変更及び改良は、本発
明の真意及び範囲から逸脱することなく及び本発明に伴
う利点を損なうことなく成すことができる。そのような
変更及び改良が特許請求の範囲に含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイモンド ティー.カニンガム アメリカ合衆国,バージニア 23111,メ カニクスビル,アルディンガム プレイス 9079 (72)発明者 ボー ヤン アメリカ合衆国,イリノイ 60563,ネイ パービル,ヒンターロング レーン 1661

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属表面の腐蝕を抑制するための組成物
    であって、ヒドロキサム酸含有側鎖を含むポリ(アミノ
    酸)ポリマーを含む組成物。
  2. 【請求項2】 金属表面でのスケールの沈積も抑制する
    請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 溶液又はスラリー中の粒子を効果的に分
    散させる請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリマーが、下記式: 【化1】 (式中、WはCO2 M(式中、Mは金属イオンである)
    及びCONHOHから成る群より選ばれるものであり;
    YはCH2 CONHOH及びCH2 CO2 M(式中、M
    は金属イオンである)から成る群より選ばれるものであ
    り;M1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及びアル
    ミニウムから成る群より選ばれるものであり;(a+
    b)/(a+b+c+d)×100%は0.1%〜10
    0%の範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+d)
    ×100%は0%〜99.9%の範囲にわたり;a/
    (a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
    り;b/(a+b)×100%は0%〜100%の範囲
    にわたり;c/(c+d)×100%は0%〜100%
    の範囲にわたり;及び、d/(c+d)×100%は0
    %〜100%の範囲にわたる)により表される請求項1
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリマーの分子量が300〜200,0
    00の範囲にわたる請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ポリマーが、下記式: 【化2】 (式中、nは1及び2から成る群より選ばれ;mは0〜
    4の範囲にわたり;M1は、アルカリ金属、アルカリ土
    類金属及びアルミニウムから成る群より選ばれるもので
    あり;Xは、H、CH3 、CH(CH3 2 、CH(C
    3 )CH2 CH 3 、OH、p−HOC6 4 、SH、
    CH2 SCH3 、CH2 OH、CH(OH)CH3 、N
    2 、HNC(:NH)NH2 、C(O)NH2 、 【化3】 OPO3 2 、OSO3 M、p−M2 3 POC
    6 4 、p−MO3 SOC6 4 、SPO2 2 、CH
    2 OPO3 2 、CH2 OSO3 M、CH(OPO3
    2 )CH3 、並びにCH(OSO3 M)CH3 から成る
    群より選ばれるものであって、Mが金属イオンであるも
    のであり;WはCO2 M(式中、Mは金属イオンであ
    る)及びC(O)NR1 OHから成る群より選ばれるも
    のであり;Yは、(CH2 o C(O)NR1 OH、
    (CH2 O CO2 M、(CH2 O C(O)NR2
    3 及び(CH2 m Xから成る群より選ばれるものであ
    って、Mが金属イオンであり、oが1〜2の範囲にわた
    るものであり;R1 は、H、アルキル、アルケニル、ア
    リール、カルボキシル、スルホニル、OH、及びハロゲ
    ン置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリール
    基、並びにOR4 (式中、R4 はアルキル及びアリール
    から成る群より選ばれる)から成る群より選ばれるもの
    であり;R2 及びR3 は、H、アルキル、アルケニル、
    アリール、カルボキシル、スルホニル、OH、並びにハ
    ロゲン置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリー
    ル基から成る群より選ばれるものであり;(a+b)/
    (a+b+c+d)×100%は0.15〜100%に
    わたり;(c+d)/(a+b+c+d)×100%は
    0%〜99.9%にわたり;(e+f)/(a+b+c
    +d+e+f+g)×100%は0%〜50%の範囲に
    わたり;g/(a+b+c+d+e+f+g)×100
    %は0%〜50%の範囲にわたり;(a+b+c+d)
    /(a+b+c+d+e+f+g)×100%は50%
    〜100%の範囲にわたり;a/(a+b)×100%
    は0%〜100%の範囲にわたり;b/(a+b)×1
    00%は0%〜100%の範囲にわたり;c/(c+
    d)×100%は0〜100%の範囲にわたり;及び、
    d/(c+d)×100%は0%〜100%の範囲にわ
    たる)により表される請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 分子量が300〜200,000の範囲
    にわたる請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】 硬度成分及び腐食性因子、並びにヒドロ
    キサム酸含有側鎖を含むポリ(アミノ酸)ポリマーを含
    む工業用プロセス水。
  9. 【請求項9】 ポリマーが0.1ppm〜1000pp
    mの範囲にわたる濃度で存在する請求項8記載の工業用
    プロセス水。
  10. 【請求項10】 ポリマーが、下記式: 【化4】 (式中、WはCO2 M(式中、Mは金属イオンである)
    及びCONHOHから成る群より選ばれるものであり;
    YはCH2 CONHOH及びCH2 CO2 M(式中、M
    は金属イオンである)から成る群より選ばれるものであ
    り;M1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及びアル
    ミニウムから成る群より選ばれるものであり;(a+
    b)/(a+b+c+d)×100%は0.1%〜10
    0%の範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+d)
    ×100%は0%〜99.9%の範囲にわたり;a/
    (a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
    り;b/(a+b)×100%は0%〜100%の範囲
    にわたり;c/(c+d)×100%は0%〜100%
    の範囲にわたり;及び、d/(c+d)×100%は0
    %〜100%の範囲にわたる)により表される請求項8
    記載の工業用プロセス水。
  11. 【請求項11】 ポリマーの分子量が300〜200,
    000である請求項10記載の工業用プロセス水。
  12. 【請求項12】 ポリマーが、下記式: 【化5】 (式中、nは1及び2から成る群より選ばれ;mは0〜
    4の範囲にわたり;M1は、アルカリ金属、アルカリ土
    類金属及びアルミニウムから成る群より選ばれるもので
    あり;Xは、H、CH3 、CH(CH3 2 、CH(C
    3 )CH2 CH 3 、OH、p−HOC6 4 、SH、
    CH2 SCH3 、CH2 OH、CH(OH)CH3 、N
    2 、HNC(:NH)NH2 、C(O)NH2 、 【化6】 OPO3 2 、OSO3 M、p−M2 3 POC
    6 4 、p−MO3 SOC6 4 、SPO2 2 、CH
    2 OPO3 2 、CH2 OSO3 M、CH(OPO3
    2 )CH3 、並びにCH(OSO3 M)CH3 から成る
    群より選ばれるものであって、Mが金属イオンであるも
    のであり;WはCO2 M(式中、Mは金属イオンであ
    る)及びC(O)NR1 OHから成る群より選ばれるも
    のであり;Yは、(CH2 o C(O)NR1 OH、
    (CH2 O CO2 M、(CH2 O C(O)NR2
    3 及び(CH2 m Xから成る群より選ばれるものであ
    って、Mが金属イオンであり、oが1〜2の範囲にわた
    るものであり;R1 は、H、アルキル、アルケニル、ア
    リール、カルボキシル、スルホニル、OH、並びにハロ
    ゲン置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリール
    基、並びにOR4 (式中、R4 はアルキル及びアリール
    から成る群より選ばれる)から成る群より選ばれるもの
    であり;R2 及びR3 は、H、アルキル、アルケニル、
    アリール、カルボキシル、スルホニル、OH、並びにハ
    ロゲン置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリー
    ル基から成る群より選ばれるものであり;(a+b)/
    (a+b+c+d)×100%は0.15〜100%の
    範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+d)×10
    0%は0%〜99.9%の範囲にわたり;(e+f)/
    (a+b+c+d+e+f+g)×100%は0%〜5
    0%の範囲にわたり;g/(a+b+c+d+e+f+
    g)×100%は0%〜50%の範囲にわたり;(a+
    b+c+d)/(a+b+c+d+e+f+g)×10
    0%は50%〜100%の範囲にわたり;a/(a+
    b)×100%は0%〜100%の範囲にわたり;b/
    (a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
    り;c/(c+d)×100%は0〜100%の範囲に
    わたり;及び、d/(c+d)×100%は0%〜10
    0%の範囲にわたる)により表される請求項8記載の工
    業用プロセス水。
  13. 【請求項13】 ポリマーの分子量が300〜200,
    000の範囲にわたる請求項12記載の工業用プロセス
    水。
  14. 【請求項14】 リン酸アルカリ土類金属塩、硫酸アル
    カリ土類金属塩、炭酸アルカリ土類金属塩、酸化鉄及び
    水酸化鉄、水酸化亜鉛、酸化マンガン、酸化アルミニウ
    ム及び水酸化アルミニウム、クレー並びにシリケートか
    ら成る群より選ばれる無機物を更に含む請求項8記載の
    工業用プロセス水。
  15. 【請求項15】 ポリアクリレート、ポリメチルアクリ
    レート、アクリル酸とメタクリル酸のコポリマー、アク
    リル酸とアクリルアミドのコポリマー、ポリ無水マレイ
    ン酸、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー、ポリオー
    ルエステル、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
    スホン酸、2−ホスホノ−ブタン−1,2,4−トリカ
    ルボン酸(PBTC)、アミノトリ(メチレンホスホン
    酸)、アクリル酸/アクリルアミド/アミノメタンスル
    ホネートターポリマー、ポリアスパラギン酸、及びこれ
    らの混合物から成る群より選ばれる少なくとも1種のス
    ケール抑制剤を更に含む請求項8記載の工業用プロセス
    水。
  16. 【請求項16】 ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾ
    ール、メルカプトベンゾチアゾール及び他のアゾール化
    合物から成る群より選ばれる少なくとも1種の四六黄銅
    腐食抑制剤を更に含む請求項8記載の工業用プロセス
    水。
  17. 【請求項17】 リン含有無機化学物質、ヒドロキシカ
    ルボン酸及びそれらの塩、Zn2+、Ce2+、Mo
    4 2- 、VO3 2- 並びにWO4 2- から成る群より選ばれ
    る少なくとも1種の添加剤を更に含む請求項8記載の工
    業用プロセス水。
  18. 【請求項18】 リン含有無機化学物質が、ホスフェー
    ト、ピロホスフェート、及びポリホスフェートから成る
    群より選ばれる、請求項17記載の工業用プロセス水。
  19. 【請求項19】 ヒドロキシカルボン酸がグルコン酸及
    びグルカル酸から成る群より選ばれる請求項17記載の
    工業用プロセス水。
  20. 【請求項20】 Cl2 、NaOCl、NaOBr、グ
    ルタルアルデヒド、イソチアゾリノン、Kathon
    WT(商標)、スルファミド酸により安定化された漂白
    剤及びスルファミド酸により安定化された臭素から成る
    群より選ばれる少なくとも1種の殺生剤を更に含む請求
    項8記載の工業用プロセス水。
  21. 【請求項21】 水により引き起こされる金属表面の腐
    食を抑制する方法であって、ヒドロキサム酸含有側鎖を
    含むポリ(アミノ酸)ポリマーを含む腐食抑制剤組成物
    を水に添加することを含む方法。
  22. 【請求項22】 ポリマーが、下記式: 【化7】 (式中、WはCO2 M(式中、Mは金属イオンである)
    及びCONHOHから成る群より選ばれるものであり;
    YはCH2 CONHOH及びCH2 CO2 M(式中、M
    は金属イオンである)から成る群より選ばれるものであ
    り;M1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及びアル
    ミニウムから成る群より選ばれるものであり;(a+
    b)/(a+b+c+d)×100%は0.1%〜10
    0%の範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+d)
    ×100%は0%〜99.9%の範囲にわたり;a/
    (a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
    り;b/(a+b)×100%は0%〜100%の範囲
    にわたり;c/(c+d)×100%は0%〜100%
    の範囲にわたり;及び、d/(c+d)×100%は0
    %〜100%の範囲にわたる)により表される請求項2
    1記載の方法。
  23. 【請求項23】 ポリマーが、下記式: 【化8】 (式中、nは1及び2から成る群より選ばれ;mは0〜
    4の範囲にわたり;M1は、アルカリ金属、アルカリ土
    類金属及びアルミニウムから成る群より選ばれるもので
    あり;Xは、H、CH3 、CH(CH3 2 、CH(C
    3 )CH2 CH 3 、OH、p−HOC6 4 、SH、
    CH2 SCH3 、CH2 OH、CH(OH)CH3 、N
    2 、HNC(:NH)NH2 、C(O)NH2 、 【化9】 OPO3 2 、OSO3 M、p−M2 3 POC
    6 4 、p−MO3 SOC6 4 、SPO2 2 、CH
    2 OPO3 2 、CH2 OSO3 M、CH(OPO3
    2 )CH3 、並びにCH(OSO3 M)CH3 から成る
    群より選ばれるものであって、Mが金属イオンであるも
    のであり;WはCO2 M(式中、Mは金属イオンであ
    る)及びC(O)NR1 OHから成る群より選ばれるも
    のであり;Yは、(CH2 o C(O)NR1 OH、
    (CH2 O CO2 M、(CH2 O C(O)NR2
    3 及び(CH2 m Xから成る群より選ばれるものであ
    って、Mが金属イオンであり、oが1〜2の範囲にわた
    るものであり;R1 は、H、アルキル、アルケニル、ア
    リール、カルボキシル、スルホニル、OH、及びハロゲ
    ン置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリール
    基、並びにOR4 (式中、R4 はアルキル及びアリール
    から成る群より選ばれる)から成る群より選ばれるもの
    であり;R2 及びR3 は、H、アルキル、アルケニル、
    アリール、カルボキシル、スルホニル、OH、並びにハ
    ロゲン置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリー
    ル基から成る群より選ばれるものであり;(a+b)/
    (a+b+c+d)×100%は0.15〜100%の
    範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+d)×10
    0%は0%〜99.9%の範囲にわたり;(e+f)/
    (a+b+c+d+e+f+g)×100%は0%〜5
    0%の範囲にわたり;g/(a+b+c+d+e+f+
    g)×100%は0%〜50%の範囲にわたり;(a+
    b+c+d)/(a+b+c+d+e+f+g)×10
    0%は50%〜100%の範囲にわたり;a/(a+
    b)×100%は0%〜100%の範囲にわたり;b/
    (a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
    り;c/(c+d)×100%は0〜100%の範囲に
    わたり;及び、d/(c+d)×100%は0%〜10
    0%の範囲にわたる)により表される請求項21記載の
    方法。
  24. 【請求項24】 水により引き起こされる金属表面のス
    ケール沈積を抑制する方法であって、ヒドロキサム酸含
    有側鎖を含むポリ(アミノ酸)ポリマーを含むスケール
    抑制剤組成物を水に添加することを含む方法。
  25. 【請求項25】 ポリマーが、下記式: 【化10】 (式中、WはCO2 M(式中、Mは金属イオンである)
    及びCONHOHから成る群より選ばれるものであり;
    YはCH2 CONHOH及びCH2 CO2 M(式中、M
    は金属イオンである)から成る群より選ばれるものであ
    り;M1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及びアル
    ミニウムから成る群より選ばれるものであり;(a+
    b)/(a+b+c+d)×100%は0.1%〜10
    0%の範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+d)
    ×100%は0%〜99.9%の範囲にわたり;a/
    (a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
    り;b/(a+b)×100%は0%〜100%の範囲
    にわたり;c/(c+d)×100%は0%〜100%
    の範囲にわたり;及び、d/(c+d)×100%は0
    %〜100%の範囲にわたる)により表される請求項2
    4記載の方法。
  26. 【請求項26】 ポリマーが、下記式: 【化11】 (式中、nは1及び2から成る群より選ばれ;mは0〜
    4の範囲にわたり;M1は、アルカリ金属、アルカリ土
    類金属及びアルミニウムから成る群より選ばれるもので
    あり;Xは、H、CH3 、CH(CH3 2 、CH(C
    3 )CH2 CH 3 、OH、p−HOC6 4 、SH、
    CH2 SCH3 、CH2 OH、CH(OH)CH3 、N
    2 、HNC(:NH)NH2 、C(O)NH2 、 【化12】 OPO3 2 、OSO3 M、p−M2 3 POC
    6 4 、p−MO3 SOC6 4 、SPO2 2 、CH
    2 OPO3 2 、CH2 OSO3 M、CH(OPO3
    2 )CH3 、並びにCH(OSO3 M)CH3 から成る
    群より選ばれるものであって、Mが金属イオンであるも
    のであり;WはCO2 M(式中、Mは金属イオンであ
    る)及びC(O)NR1 OHから成る群より選ばれるも
    のであり;Yは、(CH2 o C(O)NR1 OH、
    (CH2 O CO2 M、(CH2 O C(O)NR2
    3 及び(CH2 m Xから成る群より選ばれるものであ
    って、Mが金属イオンであり、oが1〜2の範囲にわた
    るものであり;R1 は、H、アルキル、アルケニル、ア
    リール、カルボキシル、スルホニル、OH、及びハロゲ
    ン置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリール
    基、並びにOR4 (式中、R4 はアルキル及びアリール
    から成る群より選ばれる)から成る群より選ばれるもの
    であり;R2 及びR3 は、H、アルキル、アルケニル、
    アリール、カルボキシル、スルホニル、OH、並びにハ
    ロゲン置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリー
    ル基から成る群より選ばれるものであり;(a+b)/
    (a+b+c+d)×100%は0.15〜100%の
    範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+d)×10
    0%は0%〜99.9%の範囲にわたり;(e+f)/
    (a+b+c+d+e+f+g)×100%は0%〜5
    0%の範囲にわたり;g/(a+b+c+d+e+f+
    g)×100%は0%〜50%の範囲にわたり;(a+
    b+c+d)/(a+b+c+d+e+f+g)×10
    0%は50%〜100%の範囲にわたり;a/(a+
    b)×100%は0%〜100%の範囲にわたり;b/
    (a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
    り;c/(c+d)×100%は0〜100%の範囲に
    わたり;及び、d/(c+d)×100%は0%〜10
    0%の範囲にわたる)により表される請求項24記載の
    方法。
  27. 【請求項27】 固体粒子を含む溶液又はスラリー中の
    固体粒子を分散させる方法であって、ヒドロキサム酸含
    有側鎖を含むポリ(アミノ酸)ポリマーを含む分散剤組
    成物を固体粒子を含む前記溶液又はスラリーに添加する
    ことを含む方法。
  28. 【請求項28】 固体粒子がクレーである請求項27記
    載の方法。
  29. 【請求項29】 ポリマーが、下記式: 【化13】 (式中、WはCO2 M(式中、Mは金属イオンである)
    及びCONHOHから成る群より選ばれるものであり;
    YはCH2 CONHOH及びCH2 CO2 M(式中、M
    は金属イオンである)から成る群より選ばれるものであ
    り;M1 は、アルカリ金属、アルカリ土類金属及びアル
    ミニウムから成る群より選ばれるものであり;(a+
    b)/(a+b+c+d)×100%は0.1%〜10
    0%の範囲にわたり;(c+d)/(a+b+c+d)
    ×100%は0%〜99.9%の範囲にわたり;a/
    (a+b)×100%は0%〜100%の範囲にわた
    り;b/(a+b)×100%は0%〜100%の範囲
    にわたり;c/(c+d)×100%は0%〜100%
    の範囲にわたり;及び、d/(c+d)×100%は0
    %〜100%の範囲にわたる)により表される請求項2
    7記載の方法。
  30. 【請求項30】 ポリマーが、下記式: 【化14】 (式中、nは1及び2から成る群より選ばれ;mは0〜
    4の範囲にわたり;M1は、アルカリ金属、アルカリ土
    類金属及びアルミニウムから成る群より選ばれるもので
    あり;Xは、H、CH3 、CH(CH3 2 、CH(C
    3 )CH2 CH 3 、OH、p−HOC6 4 、SH、
    CH2 SCH3 、CH2 OH、CH(OH)CH3 、N
    2 、HNC(:NH)NH2 、C(O)NH2 、 【化15】 OPO3 2 、OSO3 M、p−M2 3 POC
    6 4 、p−MO3 SOC6 4 、SPO2 2 、CH
    2 OPO3 2 、CH2 OSO3 M、CH(OPO3
    2 )CH3 、並びにCH(OSO3 M)CH3 から成る
    群より選ばれるものであって、Mが金属イオンであるも
    のであり;WはCO2 M(式中、Mは金属イオンであ
    る)及びC(O)NR1 OHから成る群より選ばれるも
    のであり;Yは、(CH2 o C(O)NR1 OH、
    (CH2 O CO2 M、(CH2 O C(O)NR2
    3 及び(CH2 m Xから成る群より選ばれるものであ
    って、Mが金属イオンであり、oが1〜2の範囲にわた
    るものであり;R1 は、H、アルキル、アルケニル、ア
    リール、カルボキシル、スルホニル、OH及びハロゲン
    置換されたアルキル基、アルケニル基及びアリール基、
    並びにOR4 (R4 はアルキル及びアリールから成る群
    より選ばれる)から成る群より選ばれるものであり;R
    2及びR3 は、H、アルキル、アルケニル、アリール、
    カルボキシル、スルホニル、OH、及びハロゲン置換さ
    れたアルキル基、アルケニル基及びアリール基から成る
    群より選ばれるものであり;(a+b)/(a+b+c
    +d)×100%は0.15〜100%の範囲にわた
    り;(c+d)/(a+b+c+d)×100%は0%
    〜99.9%の範囲にわたり;(e+f)/(a+b+
    c+d+e+f+g)×100%は0%〜50%の範囲
    にわたり;g/(a+b+c+d+e+f+g)×10
    0%は0%〜50%の範囲にわたり;(a+b+c+
    d)/(a+b+c+d+e+f+g)×100%は5
    0%〜100%の範囲にわたり;a/(a+b)×10
    0%は0%〜100%の範囲にわたり;b/(a+b)
    ×100%は0%〜100%の範囲にわたり;c/(c
    +d)×100%は0〜100%の範囲にわたり;及
    び、d/(c+d)×100%は0%〜100%の範囲
    にわたる)により表される請求項27記載の方法。
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