JPH1072897A - スチールハウス向け断熱パネル及びその取付構造 - Google Patents
スチールハウス向け断熱パネル及びその取付構造Info
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- JPH1072897A JPH1072897A JP24875596A JP24875596A JPH1072897A JP H1072897 A JPH1072897 A JP H1072897A JP 24875596 A JP24875596 A JP 24875596A JP 24875596 A JP24875596 A JP 24875596A JP H1072897 A JPH1072897 A JP H1072897A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ドリリングタッピングネジ等のネジ部材の頭
部を断熱し、室内側端部における結露発生及び構造部材
における発錆を防止する。 【解決手段】 発泡樹脂の芯材11の一側に外壁側面材
12を、他側に内壁側面材13をそれぞれ接合してな
り、外壁側面材及び芯材にドリリングタッピングネジ等
のネジ部材2を挿入できる貫通部14を一連に貫設した
スチールハウス向け断熱パネル。鋼板等よりなる構造部
材1の外側に、内壁側面材13、発泡樹脂の芯材11及
び外壁側面材12を順に接合してなる断熱パネル10が
配置され、外壁側面材12及び芯材11に一連に貫設し
た貫通部14から挿入されたドリリングタッピングネジ
等のネジ部材2が内壁側面材13を貫通して構造部材1
にネジ込まれていると共に、貫通部14には発泡樹脂の
蓋部材3が嵌合されているスチールハウス向け断熱パネ
ルの取付構造。
部を断熱し、室内側端部における結露発生及び構造部材
における発錆を防止する。 【解決手段】 発泡樹脂の芯材11の一側に外壁側面材
12を、他側に内壁側面材13をそれぞれ接合してな
り、外壁側面材及び芯材にドリリングタッピングネジ等
のネジ部材2を挿入できる貫通部14を一連に貫設した
スチールハウス向け断熱パネル。鋼板等よりなる構造部
材1の外側に、内壁側面材13、発泡樹脂の芯材11及
び外壁側面材12を順に接合してなる断熱パネル10が
配置され、外壁側面材12及び芯材11に一連に貫設し
た貫通部14から挿入されたドリリングタッピングネジ
等のネジ部材2が内壁側面材13を貫通して構造部材1
にネジ込まれていると共に、貫通部14には発泡樹脂の
蓋部材3が嵌合されているスチールハウス向け断熱パネ
ルの取付構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスチールハウスの壁
部、床部、屋根部等に使用される断熱パネル及びその取
付構造に関する。
部、床部、屋根部等に使用される断熱パネル及びその取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護、工期の短縮、及び建築
コストの低減といったニーズに応える住宅として、北米
を中心にスチールハウスの着工数が大きく伸びている。
このスチールハウスは2×4工法のランバーを、厚さ1
〜2mmの亜鉛メッキ鋼板等から成形された構造部材に
置き換えた工法であり、寸法の狂いが少ないために壁
部、屋根部等のパネル化を促進でき、しかもこのパネル
をドリリングタッピングネジ等のような切り込み刃付き
のネジ又はビスにより構造部材に止めるという簡便な施
工で済むという特長を有している。また上記パネルとし
て、断熱特性を持たせた、いわゆる断熱パネルを採用す
ることにより、高気密・高断熱住宅とすることができ
る。
コストの低減といったニーズに応える住宅として、北米
を中心にスチールハウスの着工数が大きく伸びている。
このスチールハウスは2×4工法のランバーを、厚さ1
〜2mmの亜鉛メッキ鋼板等から成形された構造部材に
置き換えた工法であり、寸法の狂いが少ないために壁
部、屋根部等のパネル化を促進でき、しかもこのパネル
をドリリングタッピングネジ等のような切り込み刃付き
のネジ又はビスにより構造部材に止めるという簡便な施
工で済むという特長を有している。また上記パネルとし
て、断熱特性を持たせた、いわゆる断熱パネルを採用す
ることにより、高気密・高断熱住宅とすることができ
る。
【0003】このようなスチールハウス向け断熱パネル
として、図7に示すように発泡樹脂の芯材51の両側に
合板よりなる外壁側面材52及び内壁側面材53を接合
してなるものが知られている。この断熱パネルの取り付
けは、ドリリングタッピングネジ54を外壁側面材5
2、芯材51及び内壁側面材53に貫通させて構造部材
55にネジ込むことにより行われている。
として、図7に示すように発泡樹脂の芯材51の両側に
合板よりなる外壁側面材52及び内壁側面材53を接合
してなるものが知られている。この断熱パネルの取り付
けは、ドリリングタッピングネジ54を外壁側面材5
2、芯材51及び内壁側面材53に貫通させて構造部材
55にネジ込むことにより行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のでは、芯材等は断熱性を発揮するが、これを貫通する
ドリリングタッピングネジ54がその良好な熱伝導性に
よりヒートブリッジとして機能するので、寒冷時には外
気により室外側端部54aから冷やされたドリリングタ
ッピングネジ54の室内側端部54bの付近に結露が発
生し、そのために構造部材55が発錆するといった問題
を有していた。
のでは、芯材等は断熱性を発揮するが、これを貫通する
ドリリングタッピングネジ54がその良好な熱伝導性に
よりヒートブリッジとして機能するので、寒冷時には外
気により室外側端部54aから冷やされたドリリングタ
ッピングネジ54の室内側端部54bの付近に結露が発
生し、そのために構造部材55が発錆するといった問題
を有していた。
【0005】本発明は上記従来の欠点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、このド
リリングタッピングネジ等のネジ部材の頭部を発泡樹脂
により外気から断熱することにより、施工が簡便であり
高気密・高断熱住宅を実現できるなどの特長をそのまま
生かしながら、ネジ部材が冷却されないようにして、そ
の室内側端部における結露発生及び構造部材における発
錆を防止することにあり、そのための断熱パネル及びそ
の取付構造を提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、このド
リリングタッピングネジ等のネジ部材の頭部を発泡樹脂
により外気から断熱することにより、施工が簡便であり
高気密・高断熱住宅を実現できるなどの特長をそのまま
生かしながら、ネジ部材が冷却されないようにして、そ
の室内側端部における結露発生及び構造部材における発
錆を防止することにあり、そのための断熱パネル及びそ
の取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のスチールハウス向け断熱パネルは、発泡
樹脂の芯材の一側に外壁側面材を、他側に内壁側面材を
それぞれ接合してなり、上記外壁側面材及び芯材にドリ
リングタッピングネジ等のネジ部材を挿入できる貫通部
を一連に貫設したことを特徴としている。ここでいうネ
ジ部材には、ドリリングタッピングネジの他に、スクリ
ュウネジ、セルフドリルビス、セルフタッピングビスな
どの汎用のネジを有する部材が含まれる。従って、この
ネジ部材は切り込み刃を備えたネジ及びビス等を全て含
む概念である。
め、請求項1のスチールハウス向け断熱パネルは、発泡
樹脂の芯材の一側に外壁側面材を、他側に内壁側面材を
それぞれ接合してなり、上記外壁側面材及び芯材にドリ
リングタッピングネジ等のネジ部材を挿入できる貫通部
を一連に貫設したことを特徴としている。ここでいうネ
ジ部材には、ドリリングタッピングネジの他に、スクリ
ュウネジ、セルフドリルビス、セルフタッピングビスな
どの汎用のネジを有する部材が含まれる。従って、この
ネジ部材は切り込み刃を備えたネジ及びビス等を全て含
む概念である。
【0007】この断熱パネルでは、貫通部からネジ部材
を挿入し、これを上記内壁側面材に貫通させて構造部材
にネジ込めば、断熱パネルが構造部材に取り付けられ
る。そして、上記貫通部に発泡樹脂を嵌合又は充填すれ
ば、この発泡樹脂によりネジ部材が外気から断熱される
から、ネジ部材の室内側端部付近に結露が発生しない。
を挿入し、これを上記内壁側面材に貫通させて構造部材
にネジ込めば、断熱パネルが構造部材に取り付けられ
る。そして、上記貫通部に発泡樹脂を嵌合又は充填すれ
ば、この発泡樹脂によりネジ部材が外気から断熱される
から、ネジ部材の室内側端部付近に結露が発生しない。
【0008】請求項2の断熱パネルは、上記外壁側面材
及び内壁側面材のうち、少なくとも一方が合板であるこ
とを特徴としている。
及び内壁側面材のうち、少なくとも一方が合板であるこ
とを特徴としている。
【0009】この断熱パネルでは、合板により高度な面
内剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許容耐力、最
大耐力及び変形能力が発揮される。
内剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許容耐力、最
大耐力及び変形能力が発揮される。
【0010】請求項3のスチールハウス向け断熱パネル
の取付構造は、鋼板等よりなる構造部材の外側に、内壁
側面材、発泡樹脂の芯材及び外壁側面材を順に接合して
なる断熱パネルが配置され、外壁側面材及び芯材に一連
に貫設した貫通部から挿入されたドリリングタッピング
ネジ等のネジ部材が上記内壁側面材を貫通して上記構造
部材にネジ込まれていると共に、上記貫通部には発泡樹
脂の蓋部材が嵌合されていることを特徴としている。
の取付構造は、鋼板等よりなる構造部材の外側に、内壁
側面材、発泡樹脂の芯材及び外壁側面材を順に接合して
なる断熱パネルが配置され、外壁側面材及び芯材に一連
に貫設した貫通部から挿入されたドリリングタッピング
ネジ等のネジ部材が上記内壁側面材を貫通して上記構造
部材にネジ込まれていると共に、上記貫通部には発泡樹
脂の蓋部材が嵌合されていることを特徴としている。
【0011】この断熱パネルの取付構造では、貫通部に
嵌合された蓋部材によりネジ部材が外気から断熱される
から、ネジ部材の室内側端部付近に結露が発生しない。
嵌合された蓋部材によりネジ部材が外気から断熱される
から、ネジ部材の室内側端部付近に結露が発生しない。
【0012】請求項4の断熱パネルの取付構造は、上記
蓋部材が、貫通部内で発泡した発泡ポリウレタンにより
形成されていることを特徴としている。
蓋部材が、貫通部内で発泡した発泡ポリウレタンにより
形成されていることを特徴としている。
【0013】この断熱パネルの取付構造では、発泡ポリ
ウレタンが貫通部の隅々まで隙間なく充填されて蓋部材
を形成するから、ネジ部材に対して優れた断熱性が発揮
される。
ウレタンが貫通部の隅々まで隙間なく充填されて蓋部材
を形成するから、ネジ部材に対して優れた断熱性が発揮
される。
【0014】請求項5の断熱パネルの取付構造は、上記
蓋部材が、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、硬質
ウレタンフォーム、発泡フェノール樹脂のうちいずれか
一つの材料により成形されていることを特徴としてい
る。
蓋部材が、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、硬質
ウレタンフォーム、発泡フェノール樹脂のうちいずれか
一つの材料により成形されていることを特徴としてい
る。
【0015】この断熱パネルの取付構造では、比較的入
手し易く、また成形し易い発泡樹脂により蓋部材が成形
されるから、コスト低減に寄与する。
手し易く、また成形し易い発泡樹脂により蓋部材が成形
されるから、コスト低減に寄与する。
【0016】請求項6の断熱パネルの取付構造は、上記
外壁側面材及び内壁側面材のうち、少なくとも一方が合
板であることを特徴としている。
外壁側面材及び内壁側面材のうち、少なくとも一方が合
板であることを特徴としている。
【0017】この断熱パネルの取付構造では、合板によ
り高度な面内剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許
容耐力、最大耐力及び変形能力が発揮される。
り高度な面内剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許
容耐力、最大耐力及び変形能力が発揮される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施形態に係る断熱パネル
1を用いて構築されたスチールハウスの壁部を一部抽出
して示した図である。
に基づいて説明する。図1は実施形態に係る断熱パネル
1を用いて構築されたスチールハウスの壁部を一部抽出
して示した図である。
【0019】同図において、1は厚さ1〜2mmの亜鉛
メッキ鋼板等を断面コ字形に成形した構造部材であっ
て、この構造部材1の外側(図1では手前側)に断熱パ
ネル10が固定されている。ここで構造部材1の材料及
び形状は例示に過ぎず、これに限定されるものではな
い。
メッキ鋼板等を断面コ字形に成形した構造部材であっ
て、この構造部材1の外側(図1では手前側)に断熱パ
ネル10が固定されている。ここで構造部材1の材料及
び形状は例示に過ぎず、これに限定されるものではな
い。
【0020】図2に示すように、上記断熱パネル10
は、発泡樹脂の芯材11の一側に合板よりなる外壁側面
材12を、他側に合板よりなる内壁側面材13をそれぞ
れ接合してなり、上記外壁側面材12及び芯材11には
ドリリングタッピングネジ2を挿入できる貫通部14を
一連に貫設している。この貫通部14は必要に応じて複
数が貫設されている。
は、発泡樹脂の芯材11の一側に合板よりなる外壁側面
材12を、他側に合板よりなる内壁側面材13をそれぞ
れ接合してなり、上記外壁側面材12及び芯材11には
ドリリングタッピングネジ2を挿入できる貫通部14を
一連に貫設している。この貫通部14は必要に応じて複
数が貫設されている。
【0021】上記貫通部14にはドリリングタッピング
ネジ2が挿入され、これが上記内壁側面材13を貫通し
て上記構造部材1にネジ込まれている。そして、上記貫
通部14には発泡樹脂の蓋部材3が嵌合している。この
ドリリングタッピングネジ2は、先端に切り込み刃が形
成されたネジである。
ネジ2が挿入され、これが上記内壁側面材13を貫通し
て上記構造部材1にネジ込まれている。そして、上記貫
通部14には発泡樹脂の蓋部材3が嵌合している。この
ドリリングタッピングネジ2は、先端に切り込み刃が形
成されたネジである。
【0022】従って、この実施形態では、発泡樹脂の蓋
部材3によりドリリングタッピングネジ2が外気から断
熱されるから、従来のようにドリリングタッピングネジ
2の室内側端部付近に結露が発生するということがな
い。また施工作業としては、貫通部14からドリリング
タッピングネジ2を挿入し、これを上記内壁側面材13
に貫通させて上記構造部材にネジ込むという作業のつぎ
に図3に示すように蓋部材3を嵌入する作業を行えばよ
く、さほど煩雑な作業は要しない。
部材3によりドリリングタッピングネジ2が外気から断
熱されるから、従来のようにドリリングタッピングネジ
2の室内側端部付近に結露が発生するということがな
い。また施工作業としては、貫通部14からドリリング
タッピングネジ2を挿入し、これを上記内壁側面材13
に貫通させて上記構造部材にネジ込むという作業のつぎ
に図3に示すように蓋部材3を嵌入する作業を行えばよ
く、さほど煩雑な作業は要しない。
【0023】芯材11はどのような発泡樹脂で構成して
もよいが、入手容易性及び成形性からすれば発泡ポリス
チレン、硬質ポリウレタン、発泡ポリエチレンなどが例
示される。また押出し法で製造されたものでもビーズ法
で製造されたものでもよい。
もよいが、入手容易性及び成形性からすれば発泡ポリス
チレン、硬質ポリウレタン、発泡ポリエチレンなどが例
示される。また押出し法で製造されたものでもビーズ法
で製造されたものでもよい。
【0024】上記実施形態では外壁側面材12及び内壁
側面材13を合板としたが、いずれか一方のみを合板と
してもよい。他の材料で面材を構成する場合には、面内
剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許容耐力、最大
耐力及び変形能力の点でスチールハウスの壁面を形成す
るものとして適正のものであればよい。例えば、外壁側
面材としてプレキャストコンクリート板、パルプ混入石
綿セメント板等の外装材を直接貼り合わせてもよい。そ
の場合には、嵌合された蓋部材3の上に同種同厚みの外
装材など必要な耐火性能等を有する材料を貼り付けても
よい。
側面材13を合板としたが、いずれか一方のみを合板と
してもよい。他の材料で面材を構成する場合には、面内
剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許容耐力、最大
耐力及び変形能力の点でスチールハウスの壁面を形成す
るものとして適正のものであればよい。例えば、外壁側
面材としてプレキャストコンクリート板、パルプ混入石
綿セメント板等の外装材を直接貼り合わせてもよい。そ
の場合には、嵌合された蓋部材3の上に同種同厚みの外
装材など必要な耐火性能等を有する材料を貼り付けても
よい。
【0025】芯材11、外壁側面材12及び内壁側面材
13を接合するには、例えば接着剤が用いられる。接着
剤としては酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤、エポ
キシ系接着剤、ウレタン系接着剤等などが例示される。
溶剤ゴム系でもよいが、発泡樹脂を侵さない程度に少量
に留めるのが望ましい。また、芯材11、外壁側面材1
2及び内壁側面材13の間をステープラーの針材等で連
結することにより接合してもよい。
13を接合するには、例えば接着剤が用いられる。接着
剤としては酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤、エポ
キシ系接着剤、ウレタン系接着剤等などが例示される。
溶剤ゴム系でもよいが、発泡樹脂を侵さない程度に少量
に留めるのが望ましい。また、芯材11、外壁側面材1
2及び内壁側面材13の間をステープラーの針材等で連
結することにより接合してもよい。
【0026】上記蓋部材3はどのような発泡樹脂で構成
してもよいが、例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリエチ
レン、硬質ウレタンフォーム、発泡フェノール樹脂を貫
通部14に合うように成形すればよく、そうすれば比較
的入手し易く、また成形し易い発泡樹脂により蓋部材3
が構成されるから、コスト低減に寄与する。また、図4
に示すように、蓋部材3を、貫通部内で発泡した発泡ポ
リウレタンにより形成してもよい。これは、いわゆる現
場発泡による方法であり、例えば貫通部14に適切な発
泡剤、硬化剤を混合した未硬化のウレタン樹脂を吹き込
み、常温硬化させることで発泡させることにより蓋部材
3を形成するものである。こうすれば発泡ポリウレタン
が貫通部14の隅々まで隙間なく充填されるから、ドリ
リングタッピングネジ2に対して優れた断熱性が発揮さ
れる。さらに、蓋部材3を接着剤により貫通部14に固
定してもよい。接着剤としては酢酸ビニル樹脂エマルジ
ョン系接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤等
などが例示される。溶剤ゴム系でもよいが、発泡樹脂を
侵さない程度に少量に留めるのが望ましい。その塗布量
は0.05〜0.01g/cm2が例示される。蓋部材
3にはスリットの形成又はテーパ加工等を施さない方が
好ましい。また、蓋部材3の嵌合後に、蓋部材3の外端
(貫通部の入口側)に外壁側面材12と同一又は類似の
被覆材を取り付けて仕上げるようにしてもよい。
してもよいが、例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリエチ
レン、硬質ウレタンフォーム、発泡フェノール樹脂を貫
通部14に合うように成形すればよく、そうすれば比較
的入手し易く、また成形し易い発泡樹脂により蓋部材3
が構成されるから、コスト低減に寄与する。また、図4
に示すように、蓋部材3を、貫通部内で発泡した発泡ポ
リウレタンにより形成してもよい。これは、いわゆる現
場発泡による方法であり、例えば貫通部14に適切な発
泡剤、硬化剤を混合した未硬化のウレタン樹脂を吹き込
み、常温硬化させることで発泡させることにより蓋部材
3を形成するものである。こうすれば発泡ポリウレタン
が貫通部14の隅々まで隙間なく充填されるから、ドリ
リングタッピングネジ2に対して優れた断熱性が発揮さ
れる。さらに、蓋部材3を接着剤により貫通部14に固
定してもよい。接着剤としては酢酸ビニル樹脂エマルジ
ョン系接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤等
などが例示される。溶剤ゴム系でもよいが、発泡樹脂を
侵さない程度に少量に留めるのが望ましい。その塗布量
は0.05〜0.01g/cm2が例示される。蓋部材
3にはスリットの形成又はテーパ加工等を施さない方が
好ましい。また、蓋部材3の嵌合後に、蓋部材3の外端
(貫通部の入口側)に外壁側面材12と同一又は類似の
被覆材を取り付けて仕上げるようにしてもよい。
【0027】貫通部14の直径は小さい方が好ましく、
例えば20mm以下が例示されるが、断熱性向上の観点
から例えば10mm前後が好ましい。
例えば20mm以下が例示されるが、断熱性向上の観点
から例えば10mm前後が好ましい。
【0028】ドリリングタッピングネジとしては種々の
寸法があるが、耐熱性向上の観点から例えば直径10m
m前後が好ましい。実施形態ではドリリングタッピング
ネジを使用したが、他にスクリュウネジ、セルフドリル
ビス、セルフタッピングビスなどのように、切り込み刃
を備えた汎用のネジ又はビス等を用いてもよい。
寸法があるが、耐熱性向上の観点から例えば直径10m
m前後が好ましい。実施形態ではドリリングタッピング
ネジを使用したが、他にスクリュウネジ、セルフドリル
ビス、セルフタッピングビスなどのように、切り込み刃
を備えた汎用のネジ又はビス等を用いてもよい。
【0029】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。
る。
【0030】<実施例1>図2及び図3で示した実施形
態に含まれる実施例である。910mm×1820mm
で厚さ12mmのJAS1類2級構造用合板の片面に酢
酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を200g/m2の
厚さで塗布し、910mm×1820mmで厚さ30m
mの押出し法により製造された発泡ポリスチレン3種b
と貼り合わせ、2t/cm2の荷重を24時間載荷する
ことで中間パネルを作成した。この中間パネルの任意の
点に303mmピッチで縦横に直径10mmの孔を貫設
した。次いで910mm×1820mmで厚さ12mm
のJAS1類2級構造用合板の片面に酢酸ビニル樹脂エ
マルジョン系接着剤を200g/m2の厚さで塗布し、
上記中間パネルの発泡ポリスチレン側に貼り合わせ、2
t/cm2の荷重を24時間載荷することで断熱パネル
を作成した。
態に含まれる実施例である。910mm×1820mm
で厚さ12mmのJAS1類2級構造用合板の片面に酢
酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を200g/m2の
厚さで塗布し、910mm×1820mmで厚さ30m
mの押出し法により製造された発泡ポリスチレン3種b
と貼り合わせ、2t/cm2の荷重を24時間載荷する
ことで中間パネルを作成した。この中間パネルの任意の
点に303mmピッチで縦横に直径10mmの孔を貫設
した。次いで910mm×1820mmで厚さ12mm
のJAS1類2級構造用合板の片面に酢酸ビニル樹脂エ
マルジョン系接着剤を200g/m2の厚さで塗布し、
上記中間パネルの発泡ポリスチレン側に貼り合わせ、2
t/cm2の荷重を24時間載荷することで断熱パネル
を作成した。
【0031】この断熱パネルの貫通部に直径4mmで長
さ19mmのドリリングタッピングネジを挿入して合板
に貫通させ、C−100×50×20×2.3の冷延鋼
板から成形された構造部材にネジ込んだ。次いで、上記
貫通部に直径10mm、長さ42mmの押出し法により
製造された発泡ポリスチレン3種bから成形した蓋部材
を嵌合した。
さ19mmのドリリングタッピングネジを挿入して合板
に貫通させ、C−100×50×20×2.3の冷延鋼
板から成形された構造部材にネジ込んだ。次いで、上記
貫通部に直径10mm、長さ42mmの押出し法により
製造された発泡ポリスチレン3種bから成形した蓋部材
を嵌合した。
【0032】<実施例2>図4で示した別の実施形態に
含まれる実施例である。断熱パネルの構成、取り付く先
の冷延鋼板及びドリリングタッピングネジはいずれも上
記実施例1と同一であるが、蓋部材が異なる。この実施
例では貫通部内で発泡した発泡ポリウレタンにより蓋部
材を形成した。
含まれる実施例である。断熱パネルの構成、取り付く先
の冷延鋼板及びドリリングタッピングネジはいずれも上
記実施例1と同一であるが、蓋部材が異なる。この実施
例では貫通部内で発泡した発泡ポリウレタンにより蓋部
材を形成した。
【0033】<比較例1>図5に示す構成である。91
0mm×1820mmで厚さ12mmのJAS1類2級
構造用合板22に303mmのピッチで縦横に直径10
mmの孔を貫設した。この片面に酢酸ビニル樹脂エマル
ジョン系接着剤を200g/m2の厚さで塗布し、91
0mm×1820mmで厚さ30mmの押出し法により
製造された発泡ポリスチレン3種b(21)と貼り合わ
せ、2t/cm2の荷重を24時間載荷することで中間
パネルを作成した。次いで910mm×1820mmで
厚さ12mmのJAS1類2級構造用合板23の片面に
酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を200g/m2
の厚さで塗布し、上記中間パネルの発泡ポリスチレン側
に貼り合わせ、2t/cm2の荷重を24時間載荷する
ことで断熱パネル20を作成した。
0mm×1820mmで厚さ12mmのJAS1類2級
構造用合板22に303mmのピッチで縦横に直径10
mmの孔を貫設した。この片面に酢酸ビニル樹脂エマル
ジョン系接着剤を200g/m2の厚さで塗布し、91
0mm×1820mmで厚さ30mmの押出し法により
製造された発泡ポリスチレン3種b(21)と貼り合わ
せ、2t/cm2の荷重を24時間載荷することで中間
パネルを作成した。次いで910mm×1820mmで
厚さ12mmのJAS1類2級構造用合板23の片面に
酢酸ビニル樹脂エマルジョン系接着剤を200g/m2
の厚さで塗布し、上記中間パネルの発泡ポリスチレン側
に貼り合わせ、2t/cm2の荷重を24時間載荷する
ことで断熱パネル20を作成した。
【0034】図5に示すように、この断熱パネル20の
貫通部24に直径4mmで長さ75mmのドリリングタ
ッピングネジ25を挿入して合板23に貫通させ、C−
100×50×20×2.3の冷延鋼板から成形された
構造部材26にネジ込んだ。次いで、上記貫通部24
に、これに合うよう直径10mm、長さ12mmに成形
されたJAS1類2級構造用合板27を嵌合した。
貫通部24に直径4mmで長さ75mmのドリリングタ
ッピングネジ25を挿入して合板23に貫通させ、C−
100×50×20×2.3の冷延鋼板から成形された
構造部材26にネジ込んだ。次いで、上記貫通部24
に、これに合うよう直径10mm、長さ12mmに成形
されたJAS1類2級構造用合板27を嵌合した。
【0035】<比較例2>図6に示す構成である。91
0mm×1820mmで厚さ12mmのJAS1類2級
構造用合板32の片面に酢酸ビニル樹脂エマルジョン系
接着剤を200g/m2の厚さで塗布し、910mm×
1820mmで厚さ30mmの押出し法により製造され
た発泡ポリスチレン3種b(31)と貼り合わせ、2t
/cm2の荷重を24時間載荷することで中間パネルを
作成した。次いで910mm×1820mmで厚さ12
mmのJAS1類2級構造用合板33の片面に酢酸ビニ
ル樹脂エマルジョン系接着剤を200g/m2の厚さで
塗布し、上記中間パネルの発泡ポリスチレン側に貼り合
わせ、2t/cm2の荷重を24時間載荷することで断
熱パネル30を作成した。
0mm×1820mmで厚さ12mmのJAS1類2級
構造用合板32の片面に酢酸ビニル樹脂エマルジョン系
接着剤を200g/m2の厚さで塗布し、910mm×
1820mmで厚さ30mmの押出し法により製造され
た発泡ポリスチレン3種b(31)と貼り合わせ、2t
/cm2の荷重を24時間載荷することで中間パネルを
作成した。次いで910mm×1820mmで厚さ12
mmのJAS1類2級構造用合板33の片面に酢酸ビニ
ル樹脂エマルジョン系接着剤を200g/m2の厚さで
塗布し、上記中間パネルの発泡ポリスチレン側に貼り合
わせ、2t/cm2の荷重を24時間載荷することで断
熱パネル30を作成した。
【0036】図6に示すように、この断熱パネル30の
貫通部34に直径4mmで長さ75mmのドリリングタ
ッピングネジ35を挿入して合板に貫通させ、C−10
0×50×20×2.3の冷延鋼板から成形された構造
部材36にネジ込んだ。
貫通部34に直径4mmで長さ75mmのドリリングタ
ッピングネジ35を挿入して合板に貫通させ、C−10
0×50×20×2.3の冷延鋼板から成形された構造
部材36にネジ込んだ。
【0037】以上の各断熱パネルの取付構造について、
室外側を10℃でRH(相対湿度)を30%に、室内側
を60℃でRH50%にそれぞれ設定して48時間放置
し、結露発生の状況を調べた。その結果、比較例1及び
比較例2ではドリリングタッピングネジの室内側端部付
近に結露が発生したのに対して、実施例1及び実施例2
では結露が全く発生していないことが確認できた。
室外側を10℃でRH(相対湿度)を30%に、室内側
を60℃でRH50%にそれぞれ設定して48時間放置
し、結露発生の状況を調べた。その結果、比較例1及び
比較例2ではドリリングタッピングネジの室内側端部付
近に結露が発生したのに対して、実施例1及び実施例2
では結露が全く発生していないことが確認できた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のスチー
ルハウス向け断熱パネルは、これをドリリングタッピン
グネジ等のネジ部材により構造部材に取り付け、貫通部
に発泡樹脂を嵌合又は充填すれば、施工が簡便であり高
気密・高断熱住宅を実現できるなどの従来の特長をその
まま生かしながら、上記嵌合又は充填された発泡樹脂に
よりネジ部材が外気から断熱されてその室内側端部付近
に結露が発生せず、構造部材が発錆することを有効に防
止することができる。
ルハウス向け断熱パネルは、これをドリリングタッピン
グネジ等のネジ部材により構造部材に取り付け、貫通部
に発泡樹脂を嵌合又は充填すれば、施工が簡便であり高
気密・高断熱住宅を実現できるなどの従来の特長をその
まま生かしながら、上記嵌合又は充填された発泡樹脂に
よりネジ部材が外気から断熱されてその室内側端部付近
に結露が発生せず、構造部材が発錆することを有効に防
止することができる。
【0039】請求項2のようにすれば、合板により高度
な面内剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許容耐
力、最大耐力及び変形能力が発揮されるから、スチール
ハウス向け断熱パネルとして好適なものになる。
な面内剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許容耐
力、最大耐力及び変形能力が発揮されるから、スチール
ハウス向け断熱パネルとして好適なものになる。
【0040】請求項3のスチールハウス向け断熱パネル
の取付構造によれば、発泡樹脂の蓋部材によりドリリン
グタッピングネジ等のネジ部材が外気から断熱されてそ
の室内側端部付近に結露が発生せず、構造部材が発錆す
ることを有効に防止することができる。
の取付構造によれば、発泡樹脂の蓋部材によりドリリン
グタッピングネジ等のネジ部材が外気から断熱されてそ
の室内側端部付近に結露が発生せず、構造部材が発錆す
ることを有効に防止することができる。
【0041】請求項4のようにすれば、発泡ポリウレタ
ンが貫通部の隅々まで隙間なく充填されて蓋部材を形成
するから、ドリリングタッピングネジ等のネジ部材に対
して優れた断熱性が発揮され、ネジ部材の結露発生、そ
して構造部材の発錆を更に有効に防止することができ
る。
ンが貫通部の隅々まで隙間なく充填されて蓋部材を形成
するから、ドリリングタッピングネジ等のネジ部材に対
して優れた断熱性が発揮され、ネジ部材の結露発生、そ
して構造部材の発錆を更に有効に防止することができ
る。
【0042】請求項5のようにすれば、比較的入手し易
く、また成形し易い発泡樹脂で蓋部材が構成されるか
ら、施工コスト低減に寄与する。
く、また成形し易い発泡樹脂で蓋部材が構成されるか
ら、施工コスト低減に寄与する。
【0043】請求項6のようにすれば、合板により高度
な面内剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許容耐
力、最大耐力及び変形能力が発揮されるから、スチール
ハウス向け断熱パネルの取付構造として好適なものにな
る。
な面内剛性、弾性限耐力、長期許容耐力、短期許容耐
力、最大耐力及び変形能力が発揮されるから、スチール
ハウス向け断熱パネルの取付構造として好適なものにな
る。
【図1】実施形態の断熱パネルの取付構造を示す斜視
図、
図、
【図2】上記実施形態の拡大縦断面図、
【図3】蓋部材を嵌入する状態を示す上記実施形態の図
2相当図、
2相当図、
【図4】蓋部材を発泡させる状態を示す別の実施形態の
図2相当図、
図2相当図、
【図5】比較例1を示す図2相当図、
【図6】比較例2を示す図2相当図、
【図7】従来例を示す縦断面図である。
1 構造部材 2 ドリリングタッピングネジ(ネジ部材) 3 蓋部材 10 断熱パネル 11 芯材 12 外壁側面材 13 内壁側面材 14 貫通部
Claims (6)
- 【請求項1】 発泡樹脂の芯材の一側に外壁側面材を、
他側に内壁側面材をそれぞれ接合してなり、上記外壁側
面材及び芯材にドリリングタッピングネジ等のネジ部材
を挿入できる貫通部を一連に貫設したことを特徴とする
スチールハウス向け断熱パネル。 - 【請求項2】 外壁側面材及び内壁側面材のうち、少な
くとも一方が合板である請求項1記載のスチールハウス
向け断熱パネル。 - 【請求項3】 鋼板等よりなる構造部材の外側に、内壁
側面材、発泡樹脂の芯材及び外壁側面材を順に接合して
なる断熱パネルが配置され、外壁側面材及び芯材に一連
に貫設した貫通部から挿入されたドリリングタッピング
ネジ等のネジ部材が上記内壁側面材を貫通して上記構造
部材にネジ込まれていると共に、上記貫通部には発泡樹
脂の蓋部材が嵌合されていることを特徴とするスチール
ハウス向け断熱パネルの取付構造。 - 【請求項4】 蓋部材が、貫通部内で発泡した発泡ポリ
ウレタンにより形成されている請求項3記載のスチール
ハウス向け断熱パネルの取付構造。 - 【請求項5】 蓋部材が、発泡ポリスチレン、発泡ポリ
エチレン、硬質ウレタンフォーム、発泡フェノール樹脂
のうちいずれか一つの材料により成形されている請求項
3記載のスチールハウス向け断熱パネルの取付構造。 - 【請求項6】 外壁側面材及び内壁側面材のうち、少な
くとも一方が合板である請求項3〜5のうちいずれか1
項に記載のスチールハウス向け断熱パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24875596A JPH1072897A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | スチールハウス向け断熱パネル及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24875596A JPH1072897A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | スチールハウス向け断熱パネル及びその取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1072897A true JPH1072897A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=17182902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24875596A Pending JPH1072897A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | スチールハウス向け断熱パネル及びその取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1072897A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012533870A (ja) * | 2009-07-17 | 2012-12-27 | ストーン トロイハンド アーゲー | 建築物用の壁構造体 |
JP2023045235A (ja) * | 2021-09-21 | 2023-04-03 | 大和ハウス工業株式会社 | 内装構造および内装工法 |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP24875596A patent/JPH1072897A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012533870A (ja) * | 2009-07-17 | 2012-12-27 | ストーン トロイハンド アーゲー | 建築物用の壁構造体 |
US8683765B2 (en) | 2009-07-17 | 2014-04-01 | Stone Treuhand Ag | Wall structure for a building |
JP2023045235A (ja) * | 2021-09-21 | 2023-04-03 | 大和ハウス工業株式会社 | 内装構造および内装工法 |
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