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JPH1066664A - 縦型電気掃除機 - Google Patents

縦型電気掃除機

Info

Publication number
JPH1066664A
JPH1066664A JP22673796A JP22673796A JPH1066664A JP H1066664 A JPH1066664 A JP H1066664A JP 22673796 A JP22673796 A JP 22673796A JP 22673796 A JP22673796 A JP 22673796A JP H1066664 A JPH1066664 A JP H1066664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum cleaner
cover
engaging
chamber cover
dust collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22673796A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Morita
明宏 森田
Kazumasa Kamatani
和将 鎌谷
Sadao Fukushima
定男 福島
Shuzo Ueyama
修三 植山
Shuichi Higuchi
秀一 樋口
Kazuhiro Fujii
一広 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP22673796A priority Critical patent/JPH1066664A/ja
Publication of JPH1066664A publication Critical patent/JPH1066664A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electric Suction Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が集塵室カバーを所定箇所に取り付け
る際の取付不良を防止することのできる縦型電気掃除機
を提供する。 【解決手段】 縦型電気掃除機P1 は、主として縦位置
に置かれる掃除機本体1と、その前方に間隙9を介して
上下回動可能に設けられたブラシ部2とを備えてなる。
掃除機本体1は、集塵室4、電動送風機室5、前上ケー
ス10、着脱可能な集塵室カバー11、前下ケース1
2、後ケース13を具備してなる。前上ケース10には
係合用リブ10aが設けられている。カバー11はリブ
10aに弾性係合することのできる爪部11aを有して
いるとともに係合用凸部11bを有している。凸部11
bは1つの略長方形の張出部11cと、その各端に連な
り略直交状に後方へ張り出した略半円形の一対のリブ1
1dとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縦型電気掃除機に関
するものであり、さらに詳しくは、内部に集塵室及び電
動送風機室を有する掃除機本体と、この掃除機本体の下
方に掃除機本体に対して回動可能に枢支されたブラシ部
とを備えてなる縦型電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の縦型電気掃除機は、図6
に示すように、掃除機本体100が、縦位置に置かれた
ときにその前壁中央部を構成し集塵室110を前方から
覆う着脱可能な集塵室カバー101と、前壁下部を構成
し電動送風機室111を前方から覆う固定状の前下ケー
ス102と、前壁上部を構成する固定状の前上ケース1
03と、後壁を構成し集塵室110及び電動送風機室1
11を後方から覆う固定状の後ケース104とを備えて
なる。
【0003】前下ケース102の前方には、回転ブラシ
105を有するブラシ部115が間隙106を介して上
下回動可能に設けられている。ブラシ部115と掃除機
本体100の集塵室110とは、外部に配された吸気用
ホース112によって互いに連通している。集塵室11
0には、ホース取付具113の室内開口部113aに集
塵袋(図示略)が着脱可能に取り付けられている。
【0004】電動送風機室111は、前下ケース102
と、後ケース104と、これら両ケース102・104
に渡るように集塵室110側に設けられた隔壁114と
で区画されている。電動送風機室111には電動送風機
107が収納されている。
【0005】このように構成された縦型電気掃除機にお
ける、吸気から排気までの空気の流れは次のとおりであ
る。
【0006】すなわち、ブラシ部115の回転ブラシ1
05が電動送風機107によりベルト(図示略)を介し
て回転駆動されると、部屋の床面やカーペットの表面な
どの被掃除面から塵埃が遊離して、電動送風機107の
負圧によって、空気とともに前記ホース112を通って
集塵室110の集塵袋に導かれる。
【0007】集塵袋に導かれた空気はその後、集塵袋を
出て、前記隔壁114に設けられた通気口を通り電動送
風機室111に流入する。電動送風機室111に流入し
た空気は、図7に拡大して示すように、前下ケース10
2の前部上方に設けられた通気口102bを経て集塵室
カバー101の下部に設けられた排気口101bから外
部へ排出される。
【0008】図6に示すように、このような縦型電気掃
除機において使用者が集塵室カバー101を取り付ける
には、同カバー101の下縁に下方へ張り出し状に設け
られた板状の係合用凸部101aを前下ケース102に
設けられた係合用凹部102aに挿入した後に同カバー
101の上部に設けられた係合用爪部101bを前上ケ
ース103の対応係合用箇所103bに係合させること
により行っている。
【0009】このとき使用者は、集塵室カバー101の
係合用凸部101aを、前下ケース102の係合用凹部
102aではなく、掃除機本体100の前下ケース10
2とブラシ部105との間に設けられた間隙106に誤
って挿入したまま同カバー101の係合用爪部101b
を前上ケース103の対応係合用箇所103bに係合さ
せてしまうことがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような状態で電気
掃除機の電動送風機107を作動させると、図7に示す
ように、集塵室カバー101の係合用凸部101aと前
下ケース102の係合用凹部102aとの間に隙間10
8が生じているため、外気がこの隙間108から掃除機
本体100の内部に吸い込まれることで吸込特性が悪く
なるおそれがある。
【0011】また、集塵室カバー101と後ケース10
4とを接合すべき箇所にも接合部隙間109が生じてい
るため、電動送風機107から吹き出た空気は、矢印の
ように、前下ケース102の通気口102bを経て集塵
室カバー101の排気口101bから外部へ排出するだ
けでなく接合部隙間109から集塵室110へも流入す
ることになる。
【0012】このようにして集塵室110に流入した空
気は、集塵室110に配された集塵袋を通過して電動送
風機室111に入り再び前下ケース102の通気口10
2b及び接合部隙間109から集塵室110に流入す
る。このような空気の循環の結果、電動送風機室111
の温度が上昇して、前下ケース102、後ケース104
及び集塵室カバー101などが熱変形したり熱破壊した
りする不都合を引き起こすおそれがある。
【0013】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたものであり、その主要課題は、使用者が集塵室カバ
ーを所定箇所に取り付ける際の取付不良を防止してその
取付不良に起因する熱変形などの不都合を未然に防ぐこ
とのできる縦型電気掃除機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内部に
集塵室及び電動送風機室を有する掃除機本体と、この掃
除機本体の下方に掃除機本体に対して回動可能に枢支さ
れたブラシ部とを備え、前記集塵室を開閉自在に閉塞す
る集塵室カバーを設け、この集塵室カバーに、掃除機本
体下部に形成された係合用凹部に係合する係合用凸部
と、掃除機本体上部に解除可能に係合する係合用爪部と
を形成するとともに、係合用凸部に、掃除機本体とブラ
シ部との間隙にその係合用凸部が挿入された状態で係合
用爪部の掃除機本体上部への係合を阻止する阻止部を形
成したことを特徴とする縦型電気掃除機が提供される。
【0015】この明細書において、「前」とは縦型電気
掃除機におけるブラシ部が設けられた方向を、「後」と
は掃除機本体が設けられた方向をいい、「左」または
「右」とはそれぞれ、掃除機本体を「後」から見て左ま
たは右の方向をいい、「上」または「下」とはそれぞ
れ、掃除機本体を縦位置に置いたときの上または下の方
向をいう。
【0016】本発明に係る縦型電気掃除機は掃除機本体
とブラシ部とを備えてなる。掃除機本体は主として縦位
置に置かれ、普通、内部上方や内部中央に集塵室が内部
下方に電動送風機室が設けられる。電動送風機室には電
動送風機が配される。ブラシ部は、回転ブラシを内蔵し
ており、掃除機本体の下側前方に間隙を介して上下回動
可能に設けられる。
【0017】掃除機本体は例えば、固定状の前上ケース
と、着脱可能な集塵室カバーと、固定状の前下ケース
と、固定状の後ケースとを具備してなる。前上ケース
は、掃除機本体が縦位置に置かれたときにその前壁上部
を構成する。集塵室カバーは、同じく前壁中央部を構成
し集塵室を前方から覆う。前下ケースは、同じく前壁下
部を構成し電動送風機室を前方から覆う。後ケースは、
後壁を構成し集塵室及び電動送風機室を後方から覆う。
【0018】集塵室カバーはその上部に係合用爪部を有
している。この爪部は例えば、同カバーの上縁に連なっ
て内方へ突出する、横断面L字形の1つまたは複数のも
のとして設けられる。この爪部は、前上ケースの下壁部
などに下方突出状に設けられた対応個数の係合用リブや
前上ケースの下壁部などに設けられた対応個数の係合用
溝部などに解除可能に係合することができる。
【0019】集塵室カバーはその下部に係合用凸部を有
している。この係合用凸部には、掃除機本体とブラシ部
との間隙にその係合用凸部が挿入された状態で係合用爪
部の掃除機本体上部への係合を阻止する阻止部が形成さ
れている。
【0020】ここで、係合用凸部が間隙に挿入された状
態で係合用爪部の掃除機本体上部への係合を阻止する阻
止部の阻止態様としては、例えば次の2つのものがあ
る。その1つは、集塵室カバーの係合用凸部が該間隙に
入り込んだときの同カバーの最下縁から前上ケースの前
壁最下縁までの直線距離を従来のそれよりも短くするこ
とで、同カバーの爪部を対応係合用箇所まで押し込むこ
とができなくなるような態様である。もう1つは、集塵
室カバーの係合用凸部が該間隙に入り込んだときの同カ
バーの最下縁から前上ケースにおける前記爪部の対応係
合用箇所までの直線距離を従来のそれよりも長くするこ
とで、同カバーの前記爪部と対応係合用箇所との間に余
分な距離が生じるような態様である。
【0021】集塵室カバーの係合用凸部にこのような阻
止部が設けられていることにより、集塵室カバーを取り
付ける際にその係合用凸部を誤って前記間隙に入れてし
まったことがわかる。したがって、改めてその係合用凸
部を正しい係合箇所である前記凹部に係合させること
で、集塵室カバーの取付不良を防止することができる。
【0022】このような集塵室カバーの係合用凸部とし
ては例えば、集塵室カバーの下縁に沿って下方へ張り出
した略方形の板状張出部と、この張出部の各端に連なり
略直交状に後方へ張り出した阻止部を構成する略半円形
の板状リブとからなっているものなどが好ましい。ま
た、阻止部の変形例としては、集塵室カバーの下縁に連
なって後方へ隆起した状態に設けられた隆起リブからな
っているものなどがある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の2つの実施の形態
を図面に基づいて詳しく説明する。なお、これらによっ
て本発明が限定されるものではない。
【0024】図1は本発明の実施の形態1に係る縦型電
気掃除機P1 を斜め上方から見た外部構成を示す。図2
はこの電気掃除機P1 における集塵室カバーの取り付け
が不可能になった状態を切り欠いて左側面から見た内部
構成を示す。図3はこの電気掃除機P1 における集塵室
カバーの取り付けが正しく行われた状態を切り欠いて左
側面から見た内部構成を示す。図4は図3の下部を拡大
して示す。図5は本発明の実施の形態2に係る縦型電気
掃除機P2 における集塵室カバーの取り付けが不可能に
なった状態を切り欠いて左側面から見た内部構成を示
す。
【0025】実施の形態1 図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態1に係
る縦型電気掃除機P1は、掃除機本体1とブラシ部2と
吸気用ホース3とを備えてなる。この掃除機本体1は、
主として縦位置に置かれ、内部中央に集塵室4が内部下
方に電動送風機室5が設けられている。
【0026】集塵室4には、ホース取付具6の室内開口
部6aに集塵袋(図示略)が着脱可能に取り付けられて
いる。電動送風機室5には電動送風機7が配されてい
る。電動送風機7のモータシャフト7aは左右方向へ略
水平に延びている。
【0027】ブラシ部2は回転ブラシ8を内蔵してい
る。回転ブラシ8は、そのシャフト8aが左右方向へ略
水平に延びるように配されており、そのシャフト8aと
電動送風機7のモータシャフト7aとに掛け渡されたゴ
ムベルト(図示略)を介して、電動送風機7により回転
駆動される。
【0028】ブラシ部2は、掃除機本体1の前方に間隙
9を介して上下回動可能に設けられている。ブラシ部2
が回動最上位置をとったとき、掃除機本体1は部屋の床
面やカーペットの表面などの被掃除面に対して垂直にな
る縦位置−電気掃除機P1 を立てて収納するときのスタ
ンド収納位置−をとることができる。ブラシ部2が回動
最下位置をとったとき、掃除機本体1は被掃除面に対し
て略平行になる横位置−ベッドや棚の下などの特殊な場
所を掃除するための特殊掃除位置−をとることができ
る。ブラシ部2が回動最上位置と回動最下位置との間の
任意の位置をとったとき、掃除機本体1は被掃除面に対
して傾斜した縦位置−部屋の中央などの、障害物のない
普通の場所を掃除するための通常掃除位置−をとること
ができる。そして、空間9は、掃除機本体1がスタンド
収納位置をとるときに最も狭くなり、特殊掃除位置をと
るときに最も広くなる。
【0029】掃除機本体は、固定状の前上ケース10
と、着脱可能な集塵室カバー11と、固定状の前下ケー
ス12と、固定状の後ケース13とを具備してなる。前
上ケース10は、掃除機本体1が縦位置に置かれたとき
にその前壁上部を構成する。集塵室カバー11は、同じ
く前壁中央部を構成し集塵室4を前方から覆う。前下ケ
ース12は、同じく前壁下部を構成し電動送風機室5を
前方から覆う。後ケース13は、後壁を構成し集塵室4
及び電動送風機室5を後方から覆う。後ケース13の下
部後方には左右一対の移動用キャスタ14が取り付けら
れている。
【0030】前上ケース10は、掃除機本体1の前壁上
部を構成する前壁部と、この前壁部に対して下縁に鈍角
状に連なる下壁部とを備えている。この下壁部の中央後
部寄り箇所には、1つの係合用リブ10aが下方突出状
に設けられている。
【0031】集塵室カバー11の上部中央には1つの操
作部11eが設けられている。この操作部11eは、同
カバー11の着脱操作のために使用者が指先を入れて押
し付けまたは引き出すための部分である。
【0032】集塵室カバー11は操作部11eの奥に1
つの係合用爪部11aを有している。この爪部11a
は、操作部11eのの後縁中央部に連なって後方へ突出
する状態に設けられ先端が上方へ鉤状に曲がっている横
断面L字形のものである。この爪部11aはその先端
で、前上ケース10のリブ10aに解除可能に弾性係合
することができる。
【0033】集塵室カバー11はその下部中央に1つの
係合用凸部11bを有している。この凸部11bは、同
カバー11の下縁中央に沿って下方へ張り出した略長方
形の1つの板状張出部11cと、この張出部11cの各
端に連なり略直交状に後方へ張り出した阻止部としての
略半円形の一対の板状リブ11dとからなる。
【0034】図2に示すように、凸部11bの最大前後
幅、すなわち張出部11cの厚さ+リブ11dの最大前
後幅は、間隙9が最も狭くなるときに−掃除機本体1が
スタンド収納位置をとるときに−ブラシ部2の後壁中央
部2aと前下ケース12の前壁上部12aとの間隔より
も大きくなるような寸法にされている。換言すれば、同
カバー11の凸部11bの最大前後幅は、間隙9が最も
狭くなるときにリブ11dの最大前後幅部分の含まれな
い凸部11bの略下半部が後壁中央部2aと前壁上部1
2aとで挟まれた間隙9の上部に入り込むことができる
ものの、リブ11dの最大前後幅部分の含まれる凸部1
1bの略上半部が同間隙9に入り込むことができないよ
うな寸法にされている。
【0035】そして、集塵室カバー11の凸部11bの
略上半部が同間隙9に入り込むことのできない状態で
は、同カバー11の係合用爪部11aの先端が前上ケー
ス10の前壁下縁に当接しているため、同カバー11の
上部を上ケース10の内側へそれ以上押し込むことがで
きない。
【0036】前下ケース12の前壁上部12aの後方上
部には、集塵室カバー11の凸部11bがゆるく嵌まり
込んで係合することのできる1つの係合用凹部12bが
設けられている。
【0037】集塵室カバー11及び前下ケース12が前
記のように構成されているので、使用者が掃除機本体1
のスタンド収納位置において同カバー11を取り付ける
ときに、図2に示すように、誤って同カバー11の凸部
11bを間隙9に挿入した状態で係合用爪部11aを前
上ケース10の係合用リブ10aに係合させようとして
も、同カバー11は上ケース10の内側へそれ以上押し
込むことができない。これにより、使用者は同カバー1
1の取り付けが誤っていたことを理解する。
【0038】そして使用者は、図3に示すように、同カ
バー11の凸部11bを正しい係合箇所である前下ケー
ス12の凹部12bに係合させた後に爪部11aを前上
ケース10のリブ10aに係合させることができる。
【0039】このように集塵室カバー11を正しく取り
付けた状態で電気掃除機P1 の電動送風機7を作動させ
ると、図4に示すように、同カバー11の凸部11bと
前下ケース12の凹部12bとは気密に係合しているた
め、外気がこれらの係合部から掃除機本体1の内部に吸
い込まれることがなく、所定の吸込特性を確保すること
ができる。
【0040】また、同カバー11と後ケース13との接
合箇所にも従来のような接合部隙間を生じることがない
ので、電動送風機7から吹き出た空気は、図4の矢印の
ように、前下ケース12の通気口12cを経て同カバー
11の排気口11fからだけ外部へ排出する。
【0041】この縦型電気掃除機P1 にあっては、集塵
室カバー11に前記のような構成の係合用凸部11bが
設けられていることにより、使用者が同カバー11を取
り付ける際にその凸部11bを誤って間隙9に入れてし
まったことがわかる。したがって、使用者は改めてその
凸部11bを正しい係合箇所である前下ケース12の係
合用凹部12bに係合させることで、同カバー11の取
付不良を防止してその取付不良に起因する熱変形などの
不都合を未然に防ぐことができる。
【0042】実施の形態2 図5に示すように、本発明の実施の形態2に係る縦型電
気掃除機P2 の集塵室カバー21はその下部中央に係合
用凸部における阻止部としての1つの隆起リブ21bを
有している。この隆起リブ21bは、集塵室カバー21
の下縁中央に連なって後方へ隆起した状態に設けられか
つ略円弧状の断面形状を有している。この電気掃除機P
2 における他の部分の構成は実施の形態1に係る電気掃
除機P1のそれらと同様である。
【0043】隆起リブ21bの最大前後幅は、間隙9が
最も狭くなるときに−掃除機本体1がスタンド収納位置
をとるときに−ブラシ部2の後壁中央部2aと前下ケー
ス12の前壁上部12aとの間隔よりも大きく、隆起リ
ブ21bが後壁上部2bと前壁上部12aとで挟まれた
間隙9には入り込むことができるものの後壁中央部2a
と前壁上部12aとで挟まれた間隙9に入り込むことが
できないような寸法にされている。
【0044】そして、集塵室カバー21の隆起リブ21
bが後壁上部2bと前壁上部12aとで挟まれた間隙9
には入り込むことができるものの後壁中央部2aと前壁
上部12aとで挟まれた間隙9に入り込むことのできな
い状態では、同カバー21の最下縁から前上ケース10
の係合用リブ10aまでの直線距離が従来のそれよりも
長くなっている。これにより、同カバー21の前記爪部
11aとリブ10aとの間に余分な距離が生じているた
め、同爪部11aとリブ10aとを係合させることがで
きない。
【0045】この縦型電気掃除機P2 にあっては、集塵
室カバー21に前記のような構成の係合用凸部における
阻止部としての隆起リブ21bが設けられていることに
より、使用者が同カバー21を取り付ける際にその隆起
リブ21bを誤って間隙9の最上部に入れてしまったこ
とがわかる。したがって、使用者は改めてその隆起リブ
21bを正しい係合箇所である前下ケース12の係合用
凹部12bに係合させることで、同カバー21の取付不
良を防止してその取付不良に起因する熱変形などの不都
合を未然に防ぐことができる。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の縦型電気掃除機
によれば、掃除機本体の集塵室を開閉自在に閉塞する集
塵室カバーに、掃除機本体下部に形成された係合用凹部
に係合する係合用凸部と、掃除機本体上部に解除可能に
係合する係合用爪部とを形成するとともに、係合用凸部
に、掃除機本体とブラシ部との間隙にその係合用凸部が
挿入された状態で係合用爪部の掃除機本体上部への係合
を阻止する阻止部を形成したので、集塵室カバーを取り
付ける際にその凸部を誤って前記間隙に入れてしまった
ことがわかる。したがって、改めてその凸部を正しい係
合箇所である前記凹部に係合させることで、集塵室カバ
ーの取付不良を防止してその取付不良に起因する熱変形
などの不都合を未然に防ぐことができる。
【0047】本発明の請求項2記載の縦型電気掃除機に
よれば、係合用凸部が、集塵室カバーの下縁に沿って下
方へ張り出した略方形の板状張出部と、この張出部の各
端に連なり略直交状に後方へ張り出した阻止部を構成す
る略半円形の板状リブとからなっているので、請求項1
記載の縦型電気掃除機が奏する前記効果を板状張出部と
板状リブとからなる簡単な構成の係合用凸部で確実に確
保することができる。
【0048】本発明の請求項3記載の縦型電気掃除機に
よれば、阻止部が、集塵室カバーの下縁に連なって後方
へ隆起した状態に設けられた隆起リブからなっているの
で、請求項1記載の縦型電気掃除機が奏する前記効果を
隆起リブからなる簡単な構成の阻止部で確実に確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る縦型電気掃除機を
斜め上方から見た外部構成説明図である。
【図2】図1の縦型電気掃除機における集塵室カバーの
取り付けが不可能になった状態を切り欠いて左側面から
見た内部構成説明図である。
【図3】図1の縦型電気掃除機における集塵室カバーの
取り付けが正しく行われた状態を切り欠いて左側面から
見た内部構成説明図である。
【図4】図3の下部を拡大して示す構成説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る縦型電気掃除機P
2 における集塵室カバーの取り付けが不可能になった状
態を切り欠いて左側面から見た内部構成説明図である。
【図6】従来の縦型電気掃除機における集塵室カバーの
取り付けが不良になった状態を切り欠いて左側面から見
た内部構成説明図である。
【図7】図6の下部を拡大して示す構成説明図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 ブラシ部 4 集塵室 5 電動送風機室 7 電動送風機 8 回転ブラシ 9 間隙 10 前上ケース 10a 係合用リブ 11 集塵室カバー 11a 係合用爪部 11b 係合用凸部 11c 板状張出部 11d 板状リブ(阻止部) 12 前下ケース 12b 係合用凹部 13 後ケース 21 集塵室カバー 21b 隆起リブ(阻止部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植山 修三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 樋口 秀一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤井 一広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に集塵室及び電動送風機室を有する
    掃除機本体と、この掃除機本体の下方に掃除機本体に対
    して回動可能に枢支されたブラシ部とを備え、前記集塵
    室を開閉自在に閉塞する集塵室カバーを設け、この集塵
    室カバーに、掃除機本体下部に形成された係合用凹部に
    係合する係合用凸部と、掃除機本体上部に解除可能に係
    合する係合用爪部とを形成するとともに、係合用凸部
    に、掃除機本体とブラシ部との間隙にその係合用凸部が
    挿入された状態で係合用爪部の掃除機本体上部への係合
    を阻止する阻止部を形成したことを特徴とする縦型電気
    掃除機。
  2. 【請求項2】 係合用凸部が、集塵室カバーの下縁に沿
    って下方へ張り出した略方形の板状張出部と、この張出
    部の各端に連なり略直交状に後方へ張り出した阻止部を
    構成する略半円形の板状リブとからなっている請求項1
    記載の縦型電気掃除機。
  3. 【請求項3】 阻止部が、集塵室カバーの下縁に連なっ
    て後方へ隆起した状態に設けられた隆起リブからなって
    いる請求項1記載の縦型電気掃除機。
JP22673796A 1996-08-28 1996-08-28 縦型電気掃除機 Pending JPH1066664A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2385264A (en) * 2002-01-31 2003-08-20 Samsung Kwangju Electronics Co Ribbed/fluted dust bag chamber in a vacuum cleaner

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2385264A (en) * 2002-01-31 2003-08-20 Samsung Kwangju Electronics Co Ribbed/fluted dust bag chamber in a vacuum cleaner
GB2385264B (en) * 2002-01-31 2004-03-24 Samsung Kwangju Electronics Co Air flow structure for an upright-type vacuum cleaner
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