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JPH1065194A - 太陽電池モジュールのロール式製造方法および製造装置 - Google Patents

太陽電池モジュールのロール式製造方法および製造装置

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Publication number
JPH1065194A
JPH1065194A JP8217668A JP21766896A JPH1065194A JP H1065194 A JPH1065194 A JP H1065194A JP 8217668 A JP8217668 A JP 8217668A JP 21766896 A JP21766896 A JP 21766896A JP H1065194 A JPH1065194 A JP H1065194A
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JP
Japan
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film
roll
solar cell
sealing
cell module
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JP8217668A
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Shinji Kato
進二 加藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】封止フィルムや支持フィルムの搬送が滑らか
に、安定に行われるロール方式の太陽電池モジュールの
製造方法および製造装置を提供する。 【解決手段】フレキシブルな基体フィルムに光電変換素
子が形成されてなる複数個の太陽電池ユニット1uを、
前記ユニット間を接続する配線部材2、3と共に、2枚
の長尺の熱接着性で絶縁性の封止フィルム41、42に
挟み込み封止してなる太陽電池モジュールMを製造する
ために、前記封止フィルムと離型性支持フィルム61、
62とを熱接着したベースフィルムをロールにより搬送
しながら、前記部材の供給、接着および封止を行う太陽
電池モジュールの製造方法において、前記封止フィルム
の表面に凹凸付与装置100により凹凸加工を施した後
に、前記部材の供給、接着および封止を行うこととす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルな太
陽電池ユニットを2枚の長尺の封止フィルム間にに封止
するロール式太陽電池モジュールの製造方法および製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキシブルな基体フィルム上に光電変
換素子が形成されてなる太陽電池ユニットを2枚の長尺
の封止フィルム間に封止してなる太陽電池モジュール
は、量産性が高く低コストであり、施工性が良い、ま
た、フレキシブルなため曲面にも設置できるのでデザイ
ン性も高いなどの特長をもっている。図6は太陽電池モ
ジュールの1例の一部を示し、(a)は平面図であり、
(b)は(a)におけるXX断面図である。太陽電池ユ
ニット1uは1枚のフレキシブルな基体フィルム1s上
に電極層1a、光電変換層1pおよび電極層1bからな
る太陽電池素子が形成されてなっている。通常、複数の
太陽電池素子は接続されているが、簡明のため1素子と
してある。電力取り出し用の電極は太陽電池ユニットの
両端の電極1eである。この例では取り出し電極が太陽
電池素子とはフィルムの反対側面(裏面)にある場合で
あり、太陽電池素子の有効面積が大きい。電力取り出し
用の電極が太陽電池素子側の面にある太陽電池ユニット
を用いることもできる。太陽電池モジュールMはより高
い電圧あるいは電力を取り出すためにこの太陽電池ユニ
ットを主配線2と補助配線3により多数接続し、長尺の
封止フィルム41、42で挟み封止し耐候性を増加させ
たものである。さらに、太陽電池素子への水分の侵入の
防止、太陽電池素子への紫外線の遮断あるいは設置作業
時などの損傷防止のために保護フィルム51、52で被
覆してある。保護フィルムを用いない場合もある。
【0003】このようなフレキシブルで長尺な太陽電池
モジュールの製造方法には、太陽電池モジュールの構成
材料をロールに巻かれた状態で供給し、配線部材の供給
と接続、封止フィルムや保護フィルムの接着、封止など
を連続的に行ない、最後に太陽電池モジュールをロール
に巻き取るロールツーロール方式または、これらを一時
停止しながら行うステッピングロール方式が採用されて
いる。以下これらをロール方式と総称する。
【0004】封止フィルムとしては、熱接着性がよく、
耐候性も高いエチレンビニルアセテート(以下、略号E
VAを用いる)フィルムが広く用いられている。EVA
は熱可塑性であり、またホットメルト系の接着性のある
樹脂であり、その熱物性は次のような特徴を持ってい
る。軟化温度は60〜80℃である。60〜150℃の
間では粘度は徐々に高くなるが顕著には変わらない。E
VA中に架橋剤が添加されていれば、120℃以上で架
橋反応が起こり熱的に安定化する。一方、EVAの融着
性は、一定圧力の下では融着力は温度上昇と共に、また
時間経過と共に増加する。従って、EVAの熱圧着条件
としては、熱圧着と架橋を連続的に行う場合には60〜
120℃が適している。架橋条件としては、EVAのゲ
ル化を充分に進めるために、140〜150℃で、10
〜15分が適当である。
【0005】ロール方式においては、ロールに巻き取ら
れているEVAフィルムを、たわみや寸法変化が生じな
いように、張力を制御しながら一定速度で送りだす必要
がある。そのための1方式として、EVAフィルムを製
造工程の間だけ一時的に離型性(あるいは密着性の小さ
い)のある支持フィルムに固定させて搬送させる方式
(以下、支持搬送方式と呼ぶ)が知られており、EVA
フィルム同志またはEVAフィルムと保護フィルムの圧
着時にしわや気泡の発生はかなり抑制できるようになっ
た。
【0006】図7は従来の支持搬送方式の太陽電池モジ
ュールの製造装置の模式図である。ロール41iとロー
ル61iからそれぞれ送りだされた第1の封止フィルム
41と第1の支持フィルム61はロール10により熱圧
着され、ベースフィルム81とされる(工程1)。第1
の封止フィルム41にはロール2iから送りだされる主
配線2が供給され、(工程2)、太陽電池ユニット1u
が枚葉式で供給され所定の位置に配置される(工程3)
さらに補助配線3が供給され、所定の位置に配置される
(工程4)。そして、ロール42iとロール62iから
それぞれ送りだされた第2の封止フィルム42と第2の
支持フィルム62のベースフィルム82(工程1と同じ
工程による)が被せられ、ロール13により熱圧着され
る(工程5)。このように重ねられた各フィルムは加熱
装置14中で脱気加熱され封止が行われる(工程5)。
ロール15以降、第1、2の支持フィルム61、62は
剥離されそれぞれロール61e、62eに巻き取られ
る。残った太陽電池モジュールMはロールMeに巻き取
られて(工程7)製造工程は終了する。
【0007】支持フィルムが保護フィルムによって兼用
されることもあり、この場合は保護フィルムは剥離され
ない。また工程2〜4は工程順が変わる場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、EVAは上記
の物性を有しているために、支持搬送方式においては、
離型性の支持フィルムと封止フィルムの互いに接してい
ない方の表面が製造装置の圧着ロールや搬送ロールに粘
着したり、次に供給される封止フィルムと粘着したりす
ることがあり、搬送が不安定になるという問題があっ
た。特に封止フィルムが極めて平滑である場合には、粘
着性が高く搬送不良が起こりやすい。これを防止するた
めに、封止フィルムに予めエンボス加工またはマット加
工などにより凹凸を付しておいても、支持フィルムとの
熱圧着時に凹凸はつぶれてしまい、以降の工程では同じ
問題が生ずる。
【0009】本発明の目的は、封止フィルムや支持フィ
ルムがロールや次に供給される封止フィルムに粘着した
りせず、これらのフィルムの搬送が滑らかに、安定に行
われるロール方式の太陽電池モジュールの製造方法およ
び製造装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、フレキシブルな基体フィルムに光電変換素子が形
成されてなる複数個の太陽電池ユニットを、前記ユニッ
ト間を接続する配線部材と共に、2枚の長尺の熱接着性
で絶縁性の封止フィルムに挟み込み封止してなる太陽電
池モジュールを製造するために、前記封止フィルムと離
型性の支持フィルムとを熱接着したベースフィルムをロ
ールにより搬送しながら、前記部材の供給、接着および
封止を行う太陽電池モジュールの製造方法において、前
記封止フィルムの表面に凹凸加工を施した後に、前記部
材の供給、接着および封止を行うこととする。
【0011】前記封止フィルムへの凹凸加工は、表面に
凹凸加工を施された離型性の型部材を前記封止フィルム
に圧着または加熱圧着しながら前記型部材の凹凸を連続
的に前記封止フィルムの表面に転写すると良い。前記型
部材はロールまたはフィルムであると良い。前記型部材
の凹凸はエンボス加工、マット加工または化学エッチン
グによって形成されていると良い。
【0012】前記封止フィルムはエチレンビニルアセテ
ートからなると良い。前記型部材フィルムは、フッ素系
樹脂コーティングフィルム、シリコーン系樹脂コーティ
ングフィルム、表面処理を施したポリエチレン系樹脂フ
ィルム、ポリオレフィン系樹脂フィルム、金属箔または
紙であると良い。また、フレキシブルな基体フィルムに
光電変換素子が形成されてなる複数個の太陽電池ユニッ
トを、前記ユニット間を接続する配線と共に、2枚の長
尺の熱接着性で絶縁性の封止フィルムに挟み込み封止し
てなる太陽電池モジュールを製造するために、前記封止
フィルムと離型性の支持フィルムとを熱接着したベース
フィルムをロールにより搬送しながら、前記部材の供
給、接着および封止を行う太陽電池モジュールの製造装
置において、前記封止フィルムの表面に凹凸加工を施す
手段を有するものとする。
【0013】前記封止フィルムの表面に凹凸加工を施す
手段は表面に凹凸加工を施された離型性の型部材フィル
ムと、前記型部材フィルムの供給ロールと、前記型部材
フィルムと前記ベースフィルムを挟み込む熱圧着ロール
とからなり、前記型部材フィルムの凹凸面は前記封止フ
ィルムに面していると良い。前記封止フィルムの表面に
凹凸加工を施す手段は、前記封止ベースフィルムを挟み
込む熱圧着ロールからなり、少なくとも前記熱圧着ロー
ルの封止フィルムに面するロールは表面に凹凸加工を施
された型部材ロールであると良い。
【0014】前記封止フィルムに接触するロールの表面
はフッ素系樹脂であり、前記封止フィルムに対して離型
性を有していると良い。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る実施例の太陽
電池モジュールの支持搬送方式のロール式製造方法を示
す模式図である。従来の工程1が本発明に係る新規工程
1となっている他は従来の支持搬送方式のロール式製造
方法と同じであるので、従来の工程1に替わる新規工程
1のみを説明する。
【0016】新規工程1では、第1の封止フィルム41
と第1の支持フィルム61が供給された後、新たに設け
られた第1の封止フィルム41への凹凸加工手段100
により、封止フィルム41の少なくとも太陽電池ユニッ
ト1uが配置される側(第1の支持フィルム61に対向
する面とは反対側)の面が凹凸面とされる。同様に、第
2の封止フィルム42の少なくとも太陽電池ユニット1
uに対向する面も、凹凸付加手段100により、凹凸面
とされる。
【0017】支持フィルムとして保護フィルムを用いる
こともできる。本発明に係る凹凸付加手段は、第1は予
め凹凸加工を施された型フィルムの凹凸面を封止フィル
ムに対向させ両フィルムを挟む熱圧着ロールにより熱圧
着するときに、同時に行われる凹凸の転写であり、第2
に少なくとも封止フィルムに面する熱圧着ロールの表面
が凹凸加工されている圧着ロール間を通過させることに
よる凹凸の転写である。
【0018】封止フィルム側の面に凹凸を有する支持フ
ィルムを用いてもよい。支持フィルムおよび圧着ロール
への凹凸加工としてはエンボス加工、マット加工または
化学エッチングを適用することができる。あるいは、別
途表面が凹凸加工されているロールにより別途支持フィ
ルムまたは保護フィルムに凹凸を転写しておいてもよ
い。
【0019】支持フィルムと封止フィルムの熱圧着条件
は、封止フィルム中の架橋剤が消費されないように、E
VAの場合には120℃以下とする。図2は本発明に係
る新規工程1の後のベースフィルムの図1におけるAA
断面図であり、(a)は第1の支持フィルムが平滑面の
場合、(b)は第1の支持フィルムが凹凸面の場合であ
る。符号Fが凹凸面である。
【0020】凹凸の転写方法は上記のように2種類ある
ので、2枚の封止フィルムに対してそれぞれ異種の転写
方法を適用してもよい。離型性の支持フィルムおよび型
フィルムとしては封止フィルムに対して適度の接着性と
剥離性を有し、また、圧着または熱圧着ロールに対して
は接着性はなく、離型し易い(離型性の高い)材質のフ
ィルムを用いることが好ましく以下のフィルムを用いる
ことができる。フッ素系樹脂コーティングフィルム、シ
リコーン系樹脂コーティングフィルム、表面処理を施し
たポリエチレン系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂
フィルム、金属箔または紙。
【0021】保護フィルムとしては、太陽電池素子への
水分侵入の防止、紫外線の遮断、また太陽電池モジュー
ルの保管、輸送、施工時の外力からの保護、光入射面の
汚染防止、施工時の感電防止などの観点から、ポリフッ
化ビニル(PVF)、4フッ化エチレンパーフロロアル
キルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)等のフッ素
系樹脂フィルム、フッ素系樹脂、シリコーン、SiO2
のコーティングされているポリエチレン系樹脂またはポ
リオレフィン系樹脂のフィルムを用いると良い。
【0022】新規工程1を以降の工程とは独立して行う
こともできる。この場合は、ベースフィルムは一旦ロー
ルに巻き取られ、次工程の供給ロールとされる。 実施例1 図3は本発明に係る太陽電池モジュールの支持搬送方式
のロール式製造装置の模式断面図である。第1の封止フ
ィルム、第1の離型性の支持フィルムの供給から始ま
り、太陽電池ユニット、配線材料の供給、第2の封止フ
ィルム、第2の離型性の支持フィルムの供給、封止工程
を経て太陽電池モジュールの巻き取りまでの基本形態は
従来の支持搬送方式のロール式製造装置と同じであるの
で、説明を省略し、発明に関わる点のみ説明する。
【0023】第1の封止フィルム41と第1の支持フィ
ルム61が熱圧着されるロール10の間には新たに離型
性の第1の型フィルム71が送り込まれ、フィルム構成
は第1の支持フィルム61、第1の封止フィルム41お
よび第1の型フィルム71となる。第1の型フィルム7
1の封止フィルム41に対向する表面には凹凸加工を施
してある。第1の型フィルム71はロール71iから送
りだされ、ロール10により熱圧着され、通過後直ちに
剥離され、ロール71eに巻き取られる。熱圧着される
とき、第1の型フィルム71の凹凸が第1の封止フィル
ム41に転写される。
【0024】第2の封止フィルム42の供給の際も、同
様に、第1の型フィルム71と同じ凹凸を有する第2の
型フィルム72を用いて、第2の封止フィルム42に凹
凸を転写する。第2の型フィルム72はロール72iか
ら送りだされ、ロール72eに巻き取られる。型フィル
ムは搬送方向の両端を接続してエンドレスフィルムとし
てもよく、ロール71i、71eなどは張力調節用ロー
ルまたは搬送ロールに換えられる。
【0025】第1の型フィルム71が存在するために封
止フィルム41は直接ロール10に接触しないので、封
止フィルム41がロール101に粘着することはなくな
った。また、封止フィルム41には転写された凹凸があ
るので、以降の太陽電池ユニット、配線材料の搭載は気
泡が間に生じたりせず、また以降のロール11、12に
粘着することもなくなり、安定した搬送ができるように
なった。
【0026】また、第1の封止フィルム41と第2の封
止フィルム42の凹凸面が対向しているので2枚のフィ
ルムの間の空間は連続しており、フィルムから発生した
ガスまたは間に残留していた空気はこの空間を通り容易
に封止フィルム端部から外部へ発散することができ、減
圧による脱気は素早く行われるようになった。 実施例2 図4は本発明に係る他の実施例の太陽電池モジュールの
ロール式製造方法を示す模式断面図である。この実施例
では、型部材として、型フィルムの代わりに、表面が離
型性のフッ素系樹脂であり、さらに表面に凹凸を有する
熱圧着ロール101を用いた。第1の封止フィルム41
と第1の支持フィルム61を熱圧着ロール101の間を
通過させるとき、熱圧着と同時に熱圧着ロール101の
表面の凹凸は第1の封止フィルム41に転写される。
【0027】実施例1と同じ作用であり、同じ効果が得
られた。 実施例3 図5は本発明に係る別の実施例の太陽電池モジュールの
ロール式製造方法を示す模式断面図である。この実施例
では、実施例1における離型性の第2の支持フィルムと
して、保護フィルム52を用いた。この場合は、保護フ
ィルムは太陽電池モジュールの構成材料なので、型フィ
ルムの剥離工程は不要である。
【0028】実施例1と同じ効果が得られた。上記の他
に、2枚の封止フィルムのそれぞれ異なる凹凸付加手段
を適用してもゆく、その効果は実施例1と同じである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、フレキシブルな基体フ
ィルムに光電変換素子が形成されてなる複数個の太陽電
池ユニットを、前記ユニット間を接続する配線部材と共
に、2枚の長尺の熱接着性で絶縁性の封止フィルムに挟
み込み封止してなる太陽電池モジュールを製造するため
に、前記封止フィルムと離型性の支持フィルムとを熱接
着したベースフィルムをロールにより搬送しながら、前
記部材の供給、接着および封止を行う太陽電池モジュー
ルの製造方法において、前記封止フィルムの表面に凹凸
加工を施した後に、前記部材の供給、接着および封止を
行うこととしたため、封止フィルムには転写された凹凸
があるので、以降の太陽電池ユニット、配線材料の搭載
時には気泡が間に生じたりせず、また以降の搬送や熱圧
着ロールに粘着することもなくなり、安定した搬送がで
きるようになり、工程監視等が不要となる。また、2枚
の封止フィルムの凹凸面が対向しているので2枚のフィ
ルムの間の空間は連続しており、フィルムから発生した
ガスまたは間に残留していた空気はこの空間を通り容易
に封止フィルム端部から外部へ発散することができ、減
圧による脱気は素早く行われるようになった。そのた
め、太陽電池モジュールの封止のばらつきはなくなり、
信頼性は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の太陽電池モジュールの支
持搬送方式のロール式製造方法を示す模式図
【図2】本発明に係る新規工程1の後のベースフィルム
の図1におけるAA断面図であり、(a)は第1の支持
フィルムが平滑面の場合、(b)は第1の支持フィルム
がが凹凸面の場合
【図3】本発明に係る太陽電池モジュールの支持搬送方
式のロール式製造装置の模式断面図
【図4】本発明に係る他の実施例の太陽電池モジュール
のロール式製造方法を示す模式断面図
【図5】本発明に係る別の実施例の太陽電池モジュール
のロール式製造方法を示す模式断面図
【図6】太陽電池モジュールの1例の一部を示し、
(a)は平面図、(b)は(a)におけるXX断面図
【図7】従来の支持搬送方式の太陽電池モジュールの製
造方法の模式図
【符号の説明】
1s 基体フィルム 1a 第1の電極 1b 第2の電極 1p 光電変換層 1e 裏面電極 1u 太陽電池ユニット 2 主配線 3 補助配線 41 第1の封止フィルム 42 第2の封止フィルム 51 第1の保護フィルム 52 第2の保護フィルム 61 第1の支持フィルム 62 第2の支持フィルム 8 ベースフィルム 71 第1の型フィルム 72 第2の型フィルム 2i 送り出しロール 41i 送り出しロール 52i 送り出しロール 61i 送り出しロール 62i 送り出しロール 71i 送り出しロール 72i 送り出しロール 61e 巻き取りロール 62e 巻き取りロール 71e 巻き取りロール 72e 巻き取りロール M 太陽電池モジュール Me 巻き取りロール 10 熱圧着ロール 11 熱圧着ロール 12 熱圧着ロール 13 熱圧着ロール 14 熱圧着ロール 15 ロール 101 凹凸表面ロール 16 架橋反応装置 100 凹凸付与装置 F 凹凸面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブルな基体フィルムに光電変換素
    子が形成されてなる複数個の太陽電池ユニットを、前記
    ユニット間を接続する配線部材と共に、2枚の長尺の熱
    接着性で絶縁性の封止フィルムに挟み込み封止してなる
    太陽電池モジュールを製造するために、前記封止フィル
    ムと離型性の支持フィルムとを熱接着したベースフィル
    ムをロールにより搬送しながら、前記部材の供給、接着
    および封止を行う太陽電池モジュールの製造方法におい
    て、前記封止フィルムの表面に凹凸加工を施した後に、
    前記部材の供給、接着および封止を行うことを特徴とす
    る太陽電池モジュールのロール式製造方法。
  2. 【請求項2】前記封止フィルムへの凹凸加工は、表面に
    凹凸加工を施された離型性の型部材を前記封止フィルム
    に圧着または加熱圧着しながら前記型部材の凹凸を連続
    的に前記封止フィルムの表面に転写することを特徴とす
    る請求項1に記載の太陽電池モジュールのロール式製造
    方法。
  3. 【請求項3】前記型部材はロールまたはフィルムである
    ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール
    のロール式製造方法。
  4. 【請求項4】前記型部材の凹凸はエンボス加工、マット
    加工または化学エッチングによって形成されていること
    を特徴とする請求項2または3に記載の太陽電池モジュ
    ールのロール式製造方法。
  5. 【請求項5】前記封止フィルムはエチレンビニルアセテ
    ートからなることを特徴とする請求項1ないし4に記載
    の太陽電池モジュールのロール式製造方法。
  6. 【請求項6】前記型部材フィルムは、フッ素系樹脂コー
    ティングフィルム、シリコーン系樹脂コーティングフィ
    ルム、表面処理を施したポリエチレン系樹脂フィルム、
    ポリオレフィン系樹脂フィルム、金属箔または紙である
    ことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール
    のロール式製造方法。
  7. 【請求項7】フレキシブルな基体フィルムに光電変換素
    子が形成されてなる複数個の太陽電池ユニットを、前記
    ユニット間を接続する配線と共に、2枚の長尺の熱接着
    性で絶縁性の封止フィルムに挟み込み封止してなる太陽
    電池モジュールを製造するために、前記封止フィルムと
    離型性の支持フィルムとを熱接着したベースフィルムを
    ロールにより搬送しながら、前記部材の供給、接着およ
    び封止を行う太陽電池モジュールの製造装置において、
    前記封止フィルムの表面に凹凸加工を施す手段を有する
    ことを特徴とする太陽電池モジュールのロール式製造装
    置。
  8. 【請求項8】前記封止フィルムの表面に凹凸加工を施す
    手段は表面に凹凸加工を施された離型性の型部材フィル
    ムと、前記型部材フィルムの供給ロールと、前記型部材
    フィルムと前記ベースフィルムを挟み込む熱圧着ロール
    とからなり、前記型部材フィルムの凹凸面は前記封止フ
    ィルムに面していることを特徴とする請求項7に記載の
    太陽電池モジュールのロール式製造装置。
  9. 【請求項9】前記封止フィルムの表面に凹凸加工を施す
    手段は、前記封止ベースフィルムを挟み込む熱圧着ロー
    ルからなり、少なくとも前記熱圧着ロールの封止フィル
    ムに面するロールは表面に凹凸加工を施された型部材ロ
    ールであることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池
    モジュールのロール式製造装置。
  10. 【請求項10】前記封止フィルムに接触するロールの表
    面はフッ素系樹脂であり、前記封止フィルムに対して離
    型性を有していることを特徴とする請求項7ないし9に
    記載の太陽電池モジュールのロール式製造装置。
JP21766896A 1996-08-20 1996-08-20 太陽電池モジュールのロール式製造方法および製造装置 Expired - Fee Related JP3564889B2 (ja)

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