JPH1061800A - 排水式逆止弁 - Google Patents
排水式逆止弁Info
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- JPH1061800A JPH1061800A JP21445396A JP21445396A JPH1061800A JP H1061800 A JPH1061800 A JP H1061800A JP 21445396 A JP21445396 A JP 21445396A JP 21445396 A JP21445396 A JP 21445396A JP H1061800 A JPH1061800 A JP H1061800A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】逆止弁以降の配管の縦長さが大きくても、本管
側に逆流することの無い、排水式逆止弁を提供すること
を目的とする。 【解決手段】逆止弁座と、バイパス路へ水の流れ出るバ
イパス口間にシリンダを介在させ、バイパス口の近傍に
もうける排水弁座を上記シリンダより小径に形成し、上
記排水弁座を閉塞する排水弁と、排水時には上記シリン
ダに嵌合して、シリンダと排水弁座の径差に基づく開方
向の移動力を排水弁に与える補助弁を弁箱内に収容し、
上記排水弁、補助弁のいずれかに、上記逆止弁座を閉塞
する逆止パッキンを装着してなる。
側に逆流することの無い、排水式逆止弁を提供すること
を目的とする。 【解決手段】逆止弁座と、バイパス路へ水の流れ出るバ
イパス口間にシリンダを介在させ、バイパス口の近傍に
もうける排水弁座を上記シリンダより小径に形成し、上
記排水弁座を閉塞する排水弁と、排水時には上記シリン
ダに嵌合して、シリンダと排水弁座の径差に基づく開方
向の移動力を排水弁に与える補助弁を弁箱内に収容し、
上記排水弁、補助弁のいずれかに、上記逆止弁座を閉塞
する逆止パッキンを装着してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に寒冷地で使用
される排水式逆止弁に関し、特に同一出願人による実願
昭63ー14391号の改良に関する。
される排水式逆止弁に関し、特に同一出願人による実願
昭63ー14391号の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寒冷地用の逆止弁は排水時に逆流
防止機能の解除が必要なため、それを不必要とした逆止
弁が望まれており、そのために提案されたのが上記引用
例のものであり、逆止弁解除のための操作を必要とせ
ず、逆止弁以降の管内の水または湯を水抜装置側に排出
しないという特徴を有していた。
防止機能の解除が必要なため、それを不必要とした逆止
弁が望まれており、そのために提案されたのが上記引用
例のものであり、逆止弁解除のための操作を必要とせ
ず、逆止弁以降の管内の水または湯を水抜装置側に排出
しないという特徴を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述のものにお
いては、逆止弁以降の配管の縦長さ(ヘッド)が大きい
とき、排水弁に作用する閉方向の水圧力(ヘッド圧)も
それだけ大きくなり、排水時に一定のヘッド圧になるま
で排水弁が浮上せず、逆流を許してしまう、という問題
があり、そのため、ヘッドを制限しなければならず、実
際の使用時にあっては、非常に不便なものになってい
た。この事は、通常の逆止弁に比してより安全性が高い
として寒冷地以外で使用される排水式逆止弁にも言える
ことであり、いずれにしても、早期な解決が望まれてい
た。
いては、逆止弁以降の配管の縦長さ(ヘッド)が大きい
とき、排水弁に作用する閉方向の水圧力(ヘッド圧)も
それだけ大きくなり、排水時に一定のヘッド圧になるま
で排水弁が浮上せず、逆流を許してしまう、という問題
があり、そのため、ヘッドを制限しなければならず、実
際の使用時にあっては、非常に不便なものになってい
た。この事は、通常の逆止弁に比してより安全性が高い
として寒冷地以外で使用される排水式逆止弁にも言える
ことであり、いずれにしても、早期な解決が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、逆止弁座とバイパス
路へ水の流れ出るバイパス口間にシリンダを介在させ、
バイパス口の近傍にもうける排水弁座を上記シリンダよ
り小径に形成し、上記排水弁座を閉塞する排水弁と、排
水時には上記シリンダに嵌合して、シリンダと排水弁座
の径差に基づく移動力を排水弁に与える補助弁を弁箱内
に収容し、上記排水弁、補助弁のいずれかに、上記逆止
弁座を閉塞する逆止パッキンを装着してなるものであ
り、そのためヘッドに関係なく、初期の目的を達成でき
るようにしたものである。
するために提案されたものであり、逆止弁座とバイパス
路へ水の流れ出るバイパス口間にシリンダを介在させ、
バイパス口の近傍にもうける排水弁座を上記シリンダよ
り小径に形成し、上記排水弁座を閉塞する排水弁と、排
水時には上記シリンダに嵌合して、シリンダと排水弁座
の径差に基づく移動力を排水弁に与える補助弁を弁箱内
に収容し、上記排水弁、補助弁のいずれかに、上記逆止
弁座を閉塞する逆止パッキンを装着してなるものであ
り、そのためヘッドに関係なく、初期の目的を達成でき
るようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1、図2には寒冷地の設置例の
ほとんどを占める垂直配管に即した実施例を示している
が、水平配管にも兼用させたいときは、引用例のように
流入口、流出口に対してほぼ45度の角度に弁を位置さ
せればよい。補助弁は通水時にはシリンダから離脱して
流路を確保しているが、排水時や負圧発生時にはばね、
浮力あるいは水の流れにより移動してシリンダに嵌合
し、流出側配管内の大部分の水の流入側への逆流を防止
することにより、排水弁座との面積差を利用して係止し
た排水弁を移動させ、流出側配管内の水を排水口から排
出するようにしている。
ほとんどを占める垂直配管に即した実施例を示している
が、水平配管にも兼用させたいときは、引用例のように
流入口、流出口に対してほぼ45度の角度に弁を位置さ
せればよい。補助弁は通水時にはシリンダから離脱して
流路を確保しているが、排水時や負圧発生時にはばね、
浮力あるいは水の流れにより移動してシリンダに嵌合
し、流出側配管内の大部分の水の流入側への逆流を防止
することにより、排水弁座との面積差を利用して係止し
た排水弁を移動させ、流出側配管内の水を排水口から排
出するようにしている。
【0006】図1のように、Oリングを排水弁座として
も良く、また逆に排水弁にパッキンを装着しても良い。
図3のように排水弁座をシリンダ状にすることもでき
る。流入口の上流側に不凍給水栓等の水抜き装置が設置
される場合は、流入口と逆止弁座間に吸気弁をもうけて
流入口側配管内の水がスムーズに水抜き装置から排出で
きるようにしているが、寒冷地以外の上流側に水抜き装
置がない場合には、吸気弁をもうけないのが普通であ
る。
も良く、また逆に排水弁にパッキンを装着しても良い。
図3のように排水弁座をシリンダ状にすることもでき
る。流入口の上流側に不凍給水栓等の水抜き装置が設置
される場合は、流入口と逆止弁座間に吸気弁をもうけて
流入口側配管内の水がスムーズに水抜き装置から排出で
きるようにしているが、寒冷地以外の上流側に水抜き装
置がない場合には、吸気弁をもうけないのが普通であ
る。
【0007】排水終了後は補助弁はシリンダから離脱し
ていないと、凍結により再通水時、水が出ない事態が生
じるので、自重あるいは自重が望めない場合はばねの力
によりシリンダから完全に離脱、あるいは少なくとも主
たる通水路は離脱させておく必要がある。逆止弁の上流
側に不凍給水栓等の排水装置をもうけず、逆止弁自体は
凍結しない雰囲気に設置される場合は勿論その必要はな
い。
ていないと、凍結により再通水時、水が出ない事態が生
じるので、自重あるいは自重が望めない場合はばねの力
によりシリンダから完全に離脱、あるいは少なくとも主
たる通水路は離脱させておく必要がある。逆止弁の上流
側に不凍給水栓等の排水装置をもうけず、逆止弁自体は
凍結しない雰囲気に設置される場合は勿論その必要はな
い。
【0008】排水弁は常態においては排水弁座に密着し
たままなので、経年変化により固着して排水しない恐れ
が生じるため、排水弁か排水弁座のいずれかを4フッ化
エチレン樹脂(以下テフロンと呼称する)を使用し、そ
の優れた非粘着性を利用して固着防止を図ることが望ま
しいが、必ずしもそれに拘るものではない。
たままなので、経年変化により固着して排水しない恐れ
が生じるため、排水弁か排水弁座のいずれかを4フッ化
エチレン樹脂(以下テフロンと呼称する)を使用し、そ
の優れた非粘着性を利用して固着防止を図ることが望ま
しいが、必ずしもそれに拘るものではない。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、1は弁箱であり、流入口2、流出口3を
同一軸心上にもうけ、流れの上流側から下流側に向かっ
て下向きの逆止弁座4、シリンダ5、バイパス口6、バ
イパス路7をそれぞれもうけている。バイパス口6の下
方にシリンダ5と同径のガイドシリンダ8をもうけ、さ
らにその下方に排水プラグ9を接続する。排水プラグ9
は下端に排水口10をもうけ、上端にOリングを装着し
て排水弁座11を形成する。
図1において、1は弁箱であり、流入口2、流出口3を
同一軸心上にもうけ、流れの上流側から下流側に向かっ
て下向きの逆止弁座4、シリンダ5、バイパス口6、バ
イパス路7をそれぞれもうけている。バイパス口6の下
方にシリンダ5と同径のガイドシリンダ8をもうけ、さ
らにその下方に排水プラグ9を接続する。排水プラグ9
は下端に排水口10をもうけ、上端にOリングを装着し
て排水弁座11を形成する。
【0010】12はポリエチレン、ポリプロピレン等の
比重が1より小さい樹脂で形成された補助弁であり、上
端に逆止弁座4に密着する逆止パッキン13を装着し、
逆止作用も行わせるようにしている。内部に、上端が閉
じられた収容室14を穿ち、側方に横穴15と下端に段
部16をもうけている。
比重が1より小さい樹脂で形成された補助弁であり、上
端に逆止弁座4に密着する逆止パッキン13を装着し、
逆止作用も行わせるようにしている。内部に、上端が閉
じられた収容室14を穿ち、側方に横穴15と下端に段
部16をもうけている。
【0011】17はテフロン製の排水弁であり、上端に
突起部18、割り部19をもうけ、その部分ですぼめる
ようにして収容室14に離脱しないよう連結する。下端
にガイド部20をもうけ、ガイド部20の先端を円錐状
のばね21が上向きに押圧するようにしている。なお、
22は上方45度方向に設置された吸気弁である。
突起部18、割り部19をもうけ、その部分ですぼめる
ようにして収容室14に離脱しないよう連結する。下端
にガイド部20をもうけ、ガイド部20の先端を円錐状
のばね21が上向きに押圧するようにしている。なお、
22は上方45度方向に設置された吸気弁である。
【0012】図は配管末端の蛇口を閉じて水を流してい
ない状態、すなわち停水状態をを示しているが、蛇口を
開いたときは流入口1からの水は逆止弁座4を通って補
助弁11を押し下げ、バイパス口6、バイパス路7を通
って流出口3から下流側配管内へと流れ出る。この時に
は水圧力により、排水弁17がばね21の押圧力に打ち
勝って排水弁座11に密着しており、排水口10からの
漏水はない。
ない状態、すなわち停水状態をを示しているが、蛇口を
開いたときは流入口1からの水は逆止弁座4を通って補
助弁11を押し下げ、バイパス口6、バイパス路7を通
って流出口3から下流側配管内へと流れ出る。この時に
は水圧力により、排水弁17がばね21の押圧力に打ち
勝って排水弁座11に密着しており、排水口10からの
漏水はない。
【0013】この状態で不凍給水栓を操作して水を抜い
たときには、補助弁12は浮力及び水の流れにより直ち
に上昇してシリンダ5に嵌合し、図1の状態になる。こ
の時、流出口3側の水の逆止弁座4側への流れは大部分
遮断され、しかもシリンダ5は排水弁座11より大径を
有しているため、その面積差に二次側配管のヘッド圧を
乗じた力を受けて補助弁12および段部16に突起部1
8が係止された排水弁17も共に上昇し、逆止パッキン
13が逆止弁座4に密着して流出側配管内の水が流入口
1側に逆流するのを防止するとともに、流出側配管内の
水は排水口10から排出されることになる。なお、補助
弁12の上昇中、ガイドシリンダ8から離脱する前に、
シリンダ5に嵌合するため、補助弁12は軸心に沿って
スムーズに上昇できることになる。
たときには、補助弁12は浮力及び水の流れにより直ち
に上昇してシリンダ5に嵌合し、図1の状態になる。こ
の時、流出口3側の水の逆止弁座4側への流れは大部分
遮断され、しかもシリンダ5は排水弁座11より大径を
有しているため、その面積差に二次側配管のヘッド圧を
乗じた力を受けて補助弁12および段部16に突起部1
8が係止された排水弁17も共に上昇し、逆止パッキン
13が逆止弁座4に密着して流出側配管内の水が流入口
1側に逆流するのを防止するとともに、流出側配管内の
水は排水口10から排出されることになる。なお、補助
弁12の上昇中、ガイドシリンダ8から離脱する前に、
シリンダ5に嵌合するため、補助弁12は軸心に沿って
スムーズに上昇できることになる。
【0014】すなわち、排水弁17に作用する下向きの
水圧力より補助弁12に作用する上向きの水圧力の方が
大きいため、引用例のもののように、ヘッドが高くなっ
た場合は一定の水位に低下するまで排水口10から排出
せず流入口側に逆流してしまうという事故は生じない。
水位がさらに低下して補助弁12が浮力で上昇を維持で
きなくなったときには自重で排水プラグ9に当接するま
で落下するが、ばね21により排水弁17は排水弁座1
1に密着せず、水は横穴15から補助弁12と排水弁1
7の間隙を通って全て排水口10から排出されることに
なる。
水圧力より補助弁12に作用する上向きの水圧力の方が
大きいため、引用例のもののように、ヘッドが高くなっ
た場合は一定の水位に低下するまで排水口10から排出
せず流入口側に逆流してしまうという事故は生じない。
水位がさらに低下して補助弁12が浮力で上昇を維持で
きなくなったときには自重で排水プラグ9に当接するま
で落下するが、ばね21により排水弁17は排水弁座1
1に密着せず、水は横穴15から補助弁12と排水弁1
7の間隙を通って全て排水口10から排出されることに
なる。
【0015】排水終了後、補助弁12は完全にシリンダ
5から離脱しているため、再通水時、凍結により通路が
閉塞して水が流れないという事故は生じない。なお、流
入口側配管内の水は、吸気弁22から吸気しながら不凍
給水栓の排水口から地中に排出される。
5から離脱しているため、再通水時、凍結により通路が
閉塞して水が流れないという事故は生じない。なお、流
入口側配管内の水は、吸気弁22から吸気しながら不凍
給水栓の排水口から地中に排出される。
【0016】以上は不凍給水栓を操作して水抜きをした
場合を説明したが、通水中に本管等の断水により流入口
側に負圧が発生した時も、全く同様に流出側配管内の水
の逆流は防止され、排水口10から排出されることにな
る。
場合を説明したが、通水中に本管等の断水により流入口
側に負圧が発生した時も、全く同様に流出側配管内の水
の逆流は防止され、排水口10から排出されることにな
る。
【0017】図2に本発明の他の実施例を示している
が、本図においては、補助弁12に逆止パッキン13を
取り付ける代わりに排水弁17の上端部にもうけてお
り、下端部にはOリング23を装着し、排水プラグ9に
より固定されたテフロン製の排水弁座11に着座させる
ようにしている。ガイド部20に横穴15、縦穴24穿
っており、ガイド部20を充分長くしてしっかり案内さ
せるようにしているため、補助弁12が上下動する際の
図1に於けるガイドシリンダ8を省略して、排水弁17
をガイドとして上下動するようにしている。補助弁12
を1より比重の小さい樹脂で形成し、ばね21で排水弁
17を上向きに押圧する点では図1のものと同様であ
る。
が、本図においては、補助弁12に逆止パッキン13を
取り付ける代わりに排水弁17の上端部にもうけてお
り、下端部にはOリング23を装着し、排水プラグ9に
より固定されたテフロン製の排水弁座11に着座させる
ようにしている。ガイド部20に横穴15、縦穴24穿
っており、ガイド部20を充分長くしてしっかり案内さ
せるようにしているため、補助弁12が上下動する際の
図1に於けるガイドシリンダ8を省略して、排水弁17
をガイドとして上下動するようにしている。補助弁12
を1より比重の小さい樹脂で形成し、ばね21で排水弁
17を上向きに押圧する点では図1のものと同様であ
る。
【0018】排水プラグ9の下端部に、排水口10を中
心に穿設する止水弁25をもうけ、上端部に止水Oリン
グ26を装着し、万一、排水弁17から漏水が生じたよ
うな場合に止水できるようにしている。27はストッパ
ーOリングであり、止水弁25をねじ込んだ後で装着す
るようにしている。
心に穿設する止水弁25をもうけ、上端部に止水Oリン
グ26を装着し、万一、排水弁17から漏水が生じたよ
うな場合に止水できるようにしている。27はストッパ
ーOリングであり、止水弁25をねじ込んだ後で装着す
るようにしている。
【0019】図は排水終了後の状態を示しており、ばね
21に押圧されて排水弁17は排水弁座11から離脱し
ているが、補助弁12は浮力を受けないため、自重で排
水弁座11に着座している。停水時には、排水弁17に
もうけた突起部18に補助弁12の上端が当接した状態
で、図1のように補助弁12をシリンダ5に嵌合させて
いる。
21に押圧されて排水弁17は排水弁座11から離脱し
ているが、補助弁12は浮力を受けないため、自重で排
水弁座11に着座している。停水時には、排水弁17に
もうけた突起部18に補助弁12の上端が当接した状態
で、図1のように補助弁12をシリンダ5に嵌合させて
いる。
【0020】図3は、逆止弁を凍結しない箇所に設置す
る場合の本発明の1実施例であり、流入口2、流入口部
分にねじ接続された逆止弁座体28端部のテーパー状の
逆止弁座4、シリンダ5、シリンダ5より小径のシリン
ダ状排水弁座11、流出口3を同一軸心上にもうけてい
るので、損失抵抗をその分少なくすることができる。な
お、バイパス路7は紙面と直角方向に2箇所もうけても
良く、一層損失抵抗を減少させ得る。
る場合の本発明の1実施例であり、流入口2、流入口部
分にねじ接続された逆止弁座体28端部のテーパー状の
逆止弁座4、シリンダ5、シリンダ5より小径のシリン
ダ状排水弁座11、流出口3を同一軸心上にもうけてい
るので、損失抵抗をその分少なくすることができる。な
お、バイパス路7は紙面と直角方向に2箇所もうけても
良く、一層損失抵抗を減少させ得る。
【0021】補助弁12にはOリング状の逆止パッキン
13を装着し、その下流側に数カ所の案内羽根29をも
うけ、シリンダ5から離脱しないようにしている。ばね
21を介して突起部18により補助弁12に係止された
排水弁17には排水弁座11を閉塞する一方向密封性の
Yパッキン30を装着し、摺動抵抗をできるだけ小さく
するようにしている。
13を装着し、その下流側に数カ所の案内羽根29をも
うけ、シリンダ5から離脱しないようにしている。ばね
21を介して突起部18により補助弁12に係止された
排水弁17には排水弁座11を閉塞する一方向密封性の
Yパッキン30を装着し、摺動抵抗をできるだけ小さく
するようにしている。
【0022】図は負圧発生時の状態を示しているが、逆
止パッキン13が逆止弁座4に当接して逆流を防止し、
排水弁17が排水弁座11から離脱して、流出側配管内
の水は排水口10から排出される。通水状態で負圧が発
生したときは、ばね21に押圧されて案内羽根29下流
の円筒部分がシリンダ5に嵌合し、シリンダ5と逆止弁
座11の面積差により、排水弁17を排水弁座11から
離脱させるようにしているが、ばね21を省略して、水
の流れにより補助弁12を移動させるようにすることも
でき、特に、垂直配管に使用される場合は、自重で落下
するのでばね21を省略しても良い。
止パッキン13が逆止弁座4に当接して逆流を防止し、
排水弁17が排水弁座11から離脱して、流出側配管内
の水は排水口10から排出される。通水状態で負圧が発
生したときは、ばね21に押圧されて案内羽根29下流
の円筒部分がシリンダ5に嵌合し、シリンダ5と逆止弁
座11の面積差により、排水弁17を排水弁座11から
離脱させるようにしているが、ばね21を省略して、水
の流れにより補助弁12を移動させるようにすることも
でき、特に、垂直配管に使用される場合は、自重で落下
するのでばね21を省略しても良い。
【0023】図3の実施例を、図1、図2の実施例と同
様、凍結雰囲気中に設置する場合は、ばね21を省略し
て、そのかわり逆止弁座体28と補助弁12間に圧縮ば
ねを装着し、排水終了後、そのばねにより補助弁12を
下流側に移動させる様にすればよい。
様、凍結雰囲気中に設置する場合は、ばね21を省略し
て、そのかわり逆止弁座体28と補助弁12間に圧縮ば
ねを装着し、排水終了後、そのばねにより補助弁12を
下流側に移動させる様にすればよい。
【0024】
【発明の効果】上述したように本発明においては、逆止
弁以降の配管のヘッドが大きくなった場合に、その水が
排水口から排出せず、本管側に逆流してしまうという事
故を未然に防止できる排水式逆止弁を提供できるもので
あり、流出側配管内の水は逆止弁から排出されるので、
通常の逆止弁に比して、本管への汚水混入という点に関
してはより安全であり、逆止弁下流側配管の高所に設置
されるバキュームブレーカーと組み合わせて使用すれ
ば、一層その効果が期待できるものである。
弁以降の配管のヘッドが大きくなった場合に、その水が
排水口から排出せず、本管側に逆流してしまうという事
故を未然に防止できる排水式逆止弁を提供できるもので
あり、流出側配管内の水は逆止弁から排出されるので、
通常の逆止弁に比して、本管への汚水混入という点に関
してはより安全であり、逆止弁下流側配管の高所に設置
されるバキュームブレーカーと組み合わせて使用すれ
ば、一層その効果が期待できるものである。
【図1】本発明の1実施例を示す、停水状態に於ける縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す、排水終了状態にお
ける要部縦断面図である。
ける要部縦断面図である。
【図3】本発明のもう一つの実施例を示す、負圧発生時
に於ける縦断面図である。
に於ける縦断面図である。
1 弁箱 2 流入口 3 流出口 4 逆止弁座 5 シリンダ 6 バイパス口 7 バイパス路 10 排水口 11 排水弁座 12 補助弁 13 逆止パッキン 17 排水弁 21 ばね 22 吸気弁
Claims (1)
- 【請求項1】流れの上流側から下流側に向かって順に、
流入口、逆止弁座、シリンダ、バイパス口、バイパス
路、流出口をもうけるとともに、上記バイパス口近傍に
上記シリンダより小径の排水弁座をもうける弁箱内に、
上記排水弁座を密封する排水弁と、排水時には上記シリ
ンダに嵌合してシリンダと排水弁座の径差に基づく開方
向の移動力を排水弁に与える補助弁を収容し、上記排水
弁、補助弁のいずれかに、上記逆止弁座を閉塞する逆止
パッキンを装着してなる排水式逆止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21445396A JPH1061800A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 排水式逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21445396A JPH1061800A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 排水式逆止弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061800A true JPH1061800A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16656013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21445396A Withdrawn JPH1061800A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 排水式逆止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1061800A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-08-14 JP JP21445396A patent/JPH1061800A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |